JP2022147468A - 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】トナーの残量を検出するコントローラが再起動されてから画像の形成処理を開始するまでの時間を短縮する。【解決手段】画像形成装置は、トナーを使用して画像を形成する画像形成部を制御する第1コントローラと、トナー容器内のトナーの量をトナー量情報として所定の頻度で出力するセンサと、所定数のトナー量情報を使用してトナーの残量を算出し、算出したトナーの残量が所定量以下の場合、トナーエンド情報を第1コントローラに出力する第2コントローラと、を有し、第1コントローラは、第2コントローラの異常を検出した場合、第2コントローラを再起動し、第2コントローラがトナーエンド情報を出力可能になるまでトナーエンド情報の受け付けをマスクし、第2コントローラは、再起動前にセンサから受信したトナー量情報と、再起動後にセンサから受信するトナー量情報とを使用して、トナーの残量を算出する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置および画像形成装置の制御方法に関する。
感光体に形成された静電潜像にトナーを付着させ、付着させたトナーを用紙等の記録媒体に転写する、いわゆる電子写真方式の画像形成装置が知られている。この種の画像形成装置は、トナー容器内のトナー検出部材により発生する静電容量に対応する検出値を積算し、積算した検出値を平均することで、トナーの残量を検出する(例えば、特許文献1参照)。
また、複数の機能部毎にCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが搭載される画像形成装置では、CPUのいずれかが暴走した場合、他のCPUのいずれかが、暴走したCPUによる処理の進行結果を取得して他のCPUに送信し、暴走したCPUを再起動する(例えば、特許文献2参照)。
例えば、トナー量の所定回数の検出値の平均によりトナーの残量を検出する検出用CPUが暴走し、他のCPUにより再起動された場合、検出用CPUは、所定回数の検出値を再度取得し、トナーの残量を検出する。例えば、トナーの残量がある場合に画像の形成処理を実施するCPUは、再起動された検出用CPUがトナーの残量を再検出するまで、画像の形成処理を開始することができない。このため、トナーの残量を再検出するまでの時間が長いほど、検出用CPUの再起動から画像の形成処理を開始するまでの時間が長くなる。
開示の技術は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、トナーの残量を検出するコントローラが再起動されてから画像の形成処理を開始するまでの時間を短縮することを目的とする。
上記技術的課題を解決するため、本発明の一形態の画像形成装置は、トナーが収納されるトナー容器と、前記トナー容器内のトナーを使用して画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部を制御する第1コントローラと、前記トナー容器内のトナーの量を検出し、トナー量情報として所定の頻度で出力するセンサと、所定数の前記トナー量情報を使用してトナーの残量を算出し、算出した前記トナーの残量が所定量以下の場合、トナーエンド情報を前記第1コントローラに出力する第2コントローラと、を有し、前記第1コントローラは、前記第2コントローラの異常を検出した場合、前記第2コントローラを再起動し、再起動した前記第2コントローラが前記トナーエンド情報を出力可能になるまで前記トナーエンド情報の受け付けをマスクし、再起動された前記第2コントローラは、再起動前に前記センサから受信した前記トナー量情報と、再起動後に前記センサから受信する前記トナー量情報とを使用して、前記トナーの残量を算出することを特徴とする。
トナーの残量を検出するコントローラが再起動されてから画像の形成処理を開始するまでの時間を短縮することができる。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の一例を示すブロック図である。 図1のトナーエンドセンサから出力されるトナー量信号の一例を示す波形図である。 図1のサブCPUの機能の一例を示すブロック図である。 図3のサブCPUの動作の概要を示す説明図である。 図1の画像形成装置の動作の一例を示すタイミング図である。 図1の画像形成装置の動作の別の例を示すタイミング図である。 他の画像形成装置の動作の一例を示すタイミング図である。
以下、図面を参照して実施の形態の説明を行う。以下では、信号等の情報が伝達される信号線には、信号名と同じ符号を使用する。なお、各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の一例を示すブロック図である。図1に示す画像形成装置100は、画像形成部10、複数のトナー容器20(20C、20M、20Y、20K)、複数のトナーエンドセンサ30(30C、30M、30Y、30K)、サブCPU40およびメインCPU50を有する。なお、画像形成装置100は、サブCPU40およびメインCPU50以外にもCPUを有してもよい。例えば、画像形成部10は、CPUを含む。
例えば、画像形成装置100は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、ファクス機能等を有するMFP(Multi-Function Peripheral)等の複合機である。画像形成装置100は、感光体に形成された静電潜像にトナーを付着させ、付着させたトナーを用紙等の記録媒体に転写する電子写真方式を採用している。なお、画像形成装置100は、少なくともプリンタ機能を有すればよい。
画像形成部10は、例えば、図示しない書き込みユニット、感光体ドラム、現像装置、搬送ベルトおよび定着装置等を有する。書き込みユニットは、図示しない画像処理部により処理された画像情報を光情報に変換する。感光体ドラムは、図示しない帯電器により一様に帯電された後、書き込みユニットにより変換された光情報を含むレーザ光により露光される。露光により、感光体ドラム上には静電潜像が形成される。
現像装置は、感光体ドラム上の静電潜像を現像し、感光体ドラム上にトナー像を形成する。感光体ドラム上のトナー像は、搬送ベルトにより搬送される用紙等の記録媒体上に転写される。定着装置は、トナー像を記録媒体上に定着させる。そして、画像が転写された記録媒体が画像形成装置100から排出される。なお、この実施形態は、4色のトナーを使用してフルカラーの画像を記録媒体に転写する。このため、画像形成部10は、シアン色、マゼンタ色、イエロー色、黒色毎に書き込みユニット、感光体ドラムおよび現像装置を有する。
トナー容器20Cには、シアン色のトナーが収納され、トナー容器20Mには、マゼンタ色のトナーが収納される。トナー容器20Yには、イエロー色のトナーが収納され、トナー容器20Kには、黒色のトナーが収納される。以下では、シアン色はC色とも称され、マゼンタ色はM色とも称される。イエロー色はY色とも称され、黒色はK色とも称される。
トナーエンドセンサ30Cは、トナー容器20C内に配置される。トナーエンドセンサ30Mは、トナー容器20M内に配置される。トナーエンドセンサ30Yは、トナー容器20Y内に配置される。トナーエンドセンサ30Kは、トナー容器20K内に配置される。
トナーエンドセンサ30Cは、トナー容器20C内のC色のトナーの量を検出し、検出したトナーの量を示すトナー量信号INFCをサブCPU40に出力する。トナーエンドセンサ30Mは、トナー容器20M内のM色のトナーの量を検出し、検出したトナーの量を示すトナー量信号INFMをサブCPU40に出力する。
トナーエンドセンサ30Yは、トナー容器20Y内のY色のトナーの量を検出し、検出したトナーの量を示すトナー量信号INFYをサブCPU40に出力する。トナーエンドセンサ30Kは、トナー容器20K内のK色のトナーの量を検出し、検出したトナーの量を示すトナー量信号INFKをサブCPU40に出力する。
各トナーエンドセンサ30は、各トナーの量を所定の頻度で検出し、トナー量信号INF(INFC、INFM、INFY、INFK)を所定の頻度でサブCPU40に出力する。トナー量信号INFは、各トナー容器内のトナーの量を示すトナー量情報の一例である。
サブCPU40は、トナーエンドセンサ30毎に所定数のトナー量信号INFを受信したことに基づいて、各トナー容器20内にトナーの残量を算出する。そして、サブCPU40は、トナー容器20毎に、トナーの残量が所定量以下であることを検出した場合、トナーが無くなったと判定し、トナーエンド信号TEND(TENDC、TENDM、TENDY、TENDK)をメインCPU50に出力する。
トナーエンド信号TENDCは、C色のトナーが無くなったと判定された場合に出力される。トナーエンド信号TENDMは、M色のトナーが無くなったと判定された場合に出力される。トナーエンド信号TENDYは、Y色のトナーが無くなったと判定された場合に出力される。トナーエンド信号TENDKは、K色のトナーが無くなったと判定された場合に出力される。サブCPU40は、各トナー容器20内にトナーが無くなったこと検出する第2コントローラの一例である。トナーエンド信号TENDは、トナーエンド情報の一例である。
なお、画像形成装置100がモノクロプリンタの場合、画像形成装置100は、トナー容器20C、20M、20Yを持たず、K色のトナー容器20Kを有する。そして、サブCPU40は、K色のトナーの残量を検出する。また、画像形成装置100で使用するトナーは、C色、M色、Y色、K色に限定されず、また、色も4色に限定されない。
メインCPU50は、画像形成装置100の全体の動作を制御するとともに、画像形成部10を制御して、画像形成部10に画像を形成させる。例えば、メインCPU50は、サブCPU40からトナーエンド信号TENDC、TENDM、TENDY、TENDKの少なくともいずれかを受信した場合、画像形成部10に画像の形成動作を停止させる。そして、メインCPU50は、トナーが無くなったことをトナーの色毎に、図示しない操作部の表示画面に表示させる。
メインCPU50の図示しないシリアルポートとサブCPU40の図示しないシリアルポートとは、例えば、シリアルバスSBUSを介して互いに接続される。メインCPU50は、シリアルバスSBUSを介してサブCPU40との間で通信を実施することで、サブCPU40の動作状態を監視可能である。
そして、メインCPU50は、サブCPU40の異常を検出した場合、サブCPU40を再起動させる。ここで、サブCPU40の異常とは、ノイズによるサブCPU40の誤動作、または、サブCPU40が実行するプログラムの暴走等である。メインCPU50は、再起動したサブCPU40がトナーエンド信号TENDを出力可能になるまでトナーエンド信号TENDの受け付けをマスクする。メインCPU50は、第1コントローラの一例である。
図2は、図1のトナーエンドセンサ30から出力されるトナー量信号INFの一例を示す波形図である。各トナーエンドセンサ30は、トナーの残量が多いほど周波数の高いトナー量信号INFをサブCPU40に出力し、トナーの残量が少ないほど周波数の低いトナー量信号INFをサブCPU40に出力する。これにより、トナー量信号INFを受信するサブCPU40は、信号の周波数を検出することで、各トナー容器20内のトナーの残量を検出することができる。周波数を検出する手法については、図3以降で説明される。
図3は、図1のサブCPU40の機能の一例を示すブロック図である。サブCPU40は、C色、M色、Y色およびK色にそれぞれ対応する4つのパルスカウント部42(42C、42M、42Y、42K)、RAM(Random Access Memory)44、平均値算出部46およびトナーエンド判定部48を有する。RAM44は、サブCPU40によりアクセス可能なメモリの一例である。なお、RAM44は、サブCPU40の外部に設けられてもよい平均値算出部46およびトナーエンド判定部48は、サブCPU40が実行する制御プログラムにより実現されてもよく、ハードウェアにより実現されてもよい。
パルスカウント部42Cは、C色に対応するトナー量信号INFCの所定時間当たりのパルス数をカウントする。パルスカウント部42Mは、M色に対応するトナー量信号INFMの所定時間当たりのパルス数をカウントする。パルスカウント部42Yは、Y色に対応するトナー量信号INFYの所定時間当たりのパルス数をカウントする。パルスカウント部42Kは、K色に対応するトナー量信号INFKの所定時間当たりのパルス数をカウントする。例えば、所定時間は5msである。
各パルスカウント部42は、所定時間毎にカウントしたカウント値をRAM44に順次格納する。例えば、各パルスカウント部42は、60個のカウント値CT(CT1~CT60)をRAM44に順次格納する動作を繰り返す。各パルスカウント部42からRAM44に60個のカウント値CTが格納されるまでに掛かる時間は300ms(5ms×60回)である。
トナー量信号INFの周波数は、トナーの残量が多いほど高く、トナーの残量が少ないほど低い。このため、各パルスカウント部42がカウントするカウント値CTは、トナーの残量が多いほど大きく、トナーの残量が少ないほど小さい。カウント値CTは、各トナー容器20内のトナーの量を示すトナー量情報の一例である。
平均値算出部46は、トナーの色毎に、RAM44に格納された60個のカウント値CTの平均値を算出する。平均値算出部46は、算出したトナーの色毎の平均値をトナーエンド判定部48に出力する。なお、平均値算出部46は、60個のカウント値CTの積算値を60で割った値を平均値CTAVとしてもよく、60個のカウント値CTの積算値そのものを平均値CTAVとしてもよい。
トナーエンド判定部48は、トナーの色毎に、平均値が所定の閾値以下の場合、対応するトナー容器20内のトナーが無くなったと判定し、トナーエンド信号TEND(TENDC、TENDM、TENDY、TENDKのいずれか)をメインCPU50に出力する。
図4は、図3のサブCPU40の動作の概要を示す説明図である。図3で説明した動作と同様の動作については、詳細な説明は省略する。説明を分かりやすくするため、図4では、C色のトナーの残量を算出する動作を説明する。M色、Y色、K色のトナーの残量の算出動作も図4と同様であり、C色のトナーの残量の算出動作と並列に実施される。
パルスカウント部42Cは、トナー量信号INFCのパルス数を5msカウントする動作を繰り返し、300msでカウントした60個のカウント値CT1~CT60をRAM44に順次格納する。平均値算出部46は、RAM44に格納された300ms間の60回分のカウント値CTの平均値CTAVを算出し、算出した平均値CTAVをトナーエンド判定部48に出力する。
トナーエンド判定部48は、平均値CTAVが、予め設定された閾値CVTより大きい場合、トナー容器20C内にトナーが有ると判定し、ハイレベルHのトナーエンド信号TENDCをメインCPU50に出力する。トナーエンド判定部48は、平均値CTAVが閾値CVT以下の場合、トナー容器20C内にトナーが無いと判定し、ロウレベルLのトナーエンド信号TENDCをメインCPU50に出力する。
図5は、図1の画像形成装置100の動作の一例を示すタイミング図である。図5は、画像形成装置100の制御方法の一例を示す。図5においても、説明を分かりやすくするため、C色のトナーの残量を算出する動作の例を示す。M色、Y色、K色のトナーの残量の算出動作も図5と同様であり、C色のトナーの残量の算出動作と並列に実施される。
図5では、サブCPU40は、300ms毎に、トナー量信号INFCのパルス数を5msカウントする動作を60回繰り返す。図5に示す動作の期間、サブCPU40は、暴走することなく正常に動作する。平均値算出部46は、300ms毎にカウント値CTの平均値CTAVを算出する演算を実施する。
トナーエンド判定部48は、300ms毎に、演算により得られた平均値CTAVを閾値CVTと比較し、比較結果に応じた論理値のトナーエンド信号TENDCを出力する。すなわち、平均値CTAVと閾値CVTとの比較結果に応じてトナーエンド信号TENDCを出力する頻度(トナーの残量の判定周期)は、300msである。図5に示す動作では、1回目および2回目の演算で得られた平均値CTAVは、閾値CVTより大きいため、トナーエンド判定部48は、ハイレベルのトナーエンド信号TENDCを出力する。
メインCPU50は、サブCPU40が正常に動作している間、トナーエンド信号TENDCの受け付けを許可する受け付け許可状態に設定する。図5では、メインCPU50で使用する内部の許可信号がハイレベルHに設定される。そして、メインCPU50は、画像形成部10を制御して、300ms毎に画像形成部10に作像動作を実施させる。
例えば、画像形成装置100において、画像形成部10が1つの画像を作像するために必要な作像動作期間は300msである。すなわち、トナーの残量の判定周期は、作像動作期間に対応して決定される。なお、判定周期は、作像動作期間より短い期間に設定されてもよい。但し、平均値CTAVの算出に使用するカウント値CTの数が多いほど、平均値CTAVの精度が向上し、正確になる。
このため、トナーエンド信号TENDCを出力する頻度である判定周期は、作像動作期間と同じ期間に設定されることが好ましい。なお、判定周期が作像動作期間より長く設定される場合、画像形成部10は、作像動作後、トナーの残量の判定を待ってから次の作像動作を開始しなくてはならず、動作効率が低下する。このため、判定周期は、作像動作期間以下に設定する必要がある。
なお、図5に示す例では、説明を分かりやすくするために、パルスカウント部42Cと平均値算出部46とが動作する300msの判定期間と、画像形成部10が作像動作を実施する300msの作像動作期間とが一致する例を示す。しかしながら、300msの判定期間と300msの作像動作期間とは、一致せずにずれていてもよい。この場合、作像動作期間の前に判定期間が設定され、トナーの残量の判定結果に基づいて作像動作を可能か否かが判定されることが好ましい。
図5に示す例では、3回目の演算で得られた平均値CTAVは、閾値CVT以下であるため、トナーエンド判定部48は、ロウレベルのトナーエンド信号TENDCを出力する。この場合にも、メインCPU50は、サブCPU40が正常に動作しているため、トナーエンド信号TENDCの受け付けを許可する許可状態に設定する。そして、メインCPU50は、ロウレベルのトナーエンド信号TENDCを受け付け、C色のトナー切れを検出し、画像形成部10に作像動作を停止させる。
図6は、図1の画像形成装置の動作の別の例を示すタイミング図である。図6は、画像形成装置100の制御方法の一例を示す。図5と同じ動作については、詳細な説明は省略する。図6においても、説明を分かりやすくするため、C色のトナーの残量を算出する動作の例を示す。
図6の最初の300ms間の動作は、図5と同じである。2回目の演算を実施するタイミングで、例えば、メインCPU50は、サブCPU40の暴走を検出する。そして、メインCPU50は、サブCPU40を再起動する。
再起動に掛かる再起動時間を含む300msは、トナーエンド信号TENDCの論理値が不定であるため、メインCPU50は、トナーエンド信号TENDCの受け付けを禁止する受け付けマスク状態に設定する。例えば、メインCPU50の内部で使用する許可信号がロウレベルに変化することで、受け付けマスク状態が設定される。メインCPU50は、トナーエンド信号TENDCの論理値が不定であり、トナーの残量が不明であるため、画像形成部10に作像動作を停止させる。
再起動されたサブCPU40は、トナーの残量の判定に必要な300msの判定期間のうち、再起動時間を除く期間に受信可能なトナー量信号INFCをトナーエンドセンサ30Cから受信し、受信したトナー量信号INFCを使用してカウント値CTを生成する。すなわち、サブCPU40は、作像動作期間と再起動時間との差の期間に受信可能なトナー量信号INFCをトナーエンドセンサ30Cから受信する。換言すれば、サブCPU40の再起動時間と、サブCPU40の再起動後にトナーエンドセンサ30から受信するトナー量信号INFCの受信期間との和は、画像形成部10により1つの画像を形成する作像動作期間以下である。
また、サブCPU40は、トナーエンドセンサ30Cからトナー量信号INFCを受信できずにカウント値CTを生成できない残りの回数分について、再起動前の300msにRAM44に格納されたカウント値CTを読み出す。そして、平均値算出部46は、再起動前にカウントしたカウント値CTと再起動後にカウントしたカウント値CT(合計60個)の平均値CTAVを算出する。
すなわち、再起動されたサブCPU40は、再起動前にトナーエンドセンサ30Cから受信したトナー量信号INFCと、再起動後にトナーエンドセンサ30C受信するトナー量信号INFCとを使用して、C色のトナーの残量を算出する。そして、図6に示す例では、トナーエンド判定部48は、トナー容器20C内にトナーが有ると判定し、ハイレベルのトナーエンド信号TENDCをメインCPU50に出力する。
これにより、サブCPU40が再起動される場合にも、作像動作の停止期間を、60個のカウント値CTの取得と平均値CTAVを算出に必要な判定期間である300msに短縮することができる。この結果、サブCPU40の暴走またはノイズの発生等に起因して画像形成部10が作像できない期間を最小限にすることができ、画像形成装置100の性能の低下を最小限にすることができる。
メインCPU50は、サブCPU40の再起動の開始から300ms後、トナーエンド信号TENDCの受け付けを許可する許可状態に設定する。そして、メインCPU50は、トナーの残量があることを示すハイレベルのトナーエンド信号TENDCを受信し、画像形成部10に作像動作を再開させる。
すなわち、サブCPU40は、トナーエンドセンサ30Cから受信するトナー量信号INFCをカウントして得られる60個のカウンタ値CTを使用してトナーエンド信号TENDCを生成する。これにより、トナーエンド信号TENDCを生成する300msの判定期間より前にRAM44に格納されたカウンタ値CTを使用する場合に比べて、トナーの残量の算出の精度を向上することができる。
なお、メインCPU50は、サブCPU40の異常を検出した場合、例えば、シリアルバスSBUSを介してサブCPU40の動作履歴等を取得し、異常の発生要因を判別する。そして、メインCPU50は、サブCPU40の異常の発生によりRAM44が書き換えられている可能性がある場合、RAM44に保持されたカウント値CTを使用しない使用禁止情報を、再起動後のサブCPU40に通知する。
使用禁止情報を受信したサブCPU40は、再起動前にRAM44に格納されたカウント値CTを使用せず、再起動後にトナーエンドセンサ30から受信するトナー量信号INFのパルス数をカウントしたカウント値CTのみを使用してトナーの残量を算出する。これにより、RAM44に保持された誤ったカウント値CTを使用して誤った平均値CTAVが算出されることを防止することができ、実際と異なるトナーの残量が判定されることを防止することができる。使用禁止情報を受信したサブCPU40の動作を含む画像形成装置100の動作の例は、後述する図7に示す動作と同じである。
図7は、他の画像形成装置の動作の一例を示すタイミング図である。図5および図6と同じ動作については、詳細な説明は省略する。図7においても、説明を分かりやすくするため、C色のトナーの残量を算出する動作の例を示す。
図7では、図6と同様に、メインCPU50は、サブCPU40の暴走を検出し、サブCPU40を再起動する。再起動されたサブCPU40は、再起動前にRAM44に格納されたカウント値CTを使用せず、再起動後にトナーエンドセンサ30から受信するトナー量信号INFのパルス数をカウントしたカウント値CTのみを使用してトナーの残量を算出する。この場合、再起動時間を含む判定期間は、再起動時間と300msとの和になる。したがって、画像形成部10による作像動作の再開は、再起動時間分遅れてしまう。
以上、第1の実施形態では、サブCPU40が再起動される場合、再起動時間に対応してカウント値CTを生成できない回数分のカウント値CTは、再起動前にRAM44に格納されたカウント値CTが使用される。これにより、300msの判定期間に再起動時間が含まれる場合にも、300msの判定期間内(すなわち、300msの作像動作期間)にカウント値CTの平均値CTAVを算出することができる。
したがって、サブCPU40が再起動される場合にも、300msの判定期間内にトナーエンド信号TENDを生成することができる。この結果、サブCPU40の暴走またはノイズの発生等に起因して画像形成部10が作像できない期間を最小限にすることができ、画像形成装置100の性能の低下を最小限にすることができる。すなわち、トナーの残量を検出するサブCPU40が再起動されてから画像の形成処理を開始するまでの時間を短縮することができる。
各色のトナー毎に60回分のカウント値CTを格納する領域が、サブCPU40によりアクセス可能なRAM44に割り当てられる。このため、パルスカウント部42によりカウントしたカウント値CTをRAM44に順次格納することができ、再起動前にカウントしたカウント値CTを、再起動後にRAM44から読み出して使用することができる。
サブCPU40の異常の発生によりRAM44が書き換えられている可能性がある場合、サブCPU40の再起動後に、再起動前にRAM44に格納されたカウント値CTを使用せずにトナーの残量を算出する。これにより、RAM44に保持された誤ったカウント値CTを使用して誤った平均値CTAVが算出されることを防止することができ、実際と異なるトナーの残量が判定されることを防止することができる。
再起動時間を含む判定期間より後の判定期間では、サブCPU40は、トナーエンドセンサ30から受信するトナー量信号INFをカウントして生成される60個のカウンタ値CTを使用してトナーエンド信号TENDを生成する。これにより、トナーエンド信号TENDを生成する300msの判定期間より前にRAM44に格納されたカウンタ値CTを使用する場合に比べて、トナーの残量の算出の精度を向上することができる。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
10 画像形成部
20(20C、20M、20Y、20K) トナー容器
30(30C、30M、30Y、30K) トナーエンドセンサ
40 サブCPU
50 メインCPU
42(42C、42M、42Y、42K) パルスカウント部
44 RAM
46 平均値算出部
48 トナーエンド判定部
100 画像形成装置
CT(CT1~CT60) カウント値
CTAV 平均値
CVT 閾値
INF(INFC、INFM、INFY、INFK) トナー量信号
SBUS シリアルバス
TEND(TENDC、TENDM、TENDY、TENDK) トナーエンド信号
特開2004-086173号公報 特開2013-054314号公報

Claims (6)

  1. トナーが収納されるトナー容器と、
    前記トナー容器内のトナーを使用して画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部を制御する第1コントローラと、
    前記トナー容器内のトナーの量を検出し、トナー量情報として所定の頻度で出力するセンサと、
    所定数の前記トナー量情報を使用してトナーの残量を算出し、算出した前記トナーの残量が所定量以下の場合、トナーエンド情報を前記第1コントローラに出力する第2コントローラと、
    を有し、
    前記第1コントローラは、前記第2コントローラの異常を検出した場合、前記第2コントローラを再起動し、再起動した前記第2コントローラが前記トナーエンド情報を出力可能になるまで前記トナーエンド情報の受け付けをマスクし、
    再起動された前記第2コントローラは、再起動前に前記センサから受信した前記トナー量情報と、再起動後に前記センサから受信する前記トナー量情報とを使用して、前記トナーの残量を算出すること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第2コントローラによる前記トナーの残量の判定周期は、前記画像形成部により1つの画像を形成する作像動作期間に対応し、
    前記第2コントローラの再起動時間と、再起動後に前記センサから受信する前記トナー量情報の受信期間との和は、前記画像形成部により1つの画像を形成する作像動作期間以下であること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2コントローラによりアクセス可能なメモリを有し、
    前記第2コントローラは、前記センサから受信する前記トナー量情報を前記メモリに格納し、
    再起動された前記第2コントローラは、
    前記作像動作期間と前記再起動時間との差の期間に受信可能な前記トナー量情報を前記センサから受信し、
    前記トナー量情報の算出に必要な残りの前記トナー量情報を前記メモリから読み出し、
    前記センサから受信した前記トナー量情報と前記メモリから読み出した前記トナー量情報とを使用して、前記トナーの残量を算出すること
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1コントローラは、前記第2コントローラの異常を検出した場合、異常の発生要因を判別し、異常の発生により前記メモリが書き換えられている可能性がある場合、前記メモリに保持されたトナー量情報を使用しない使用禁止情報を、再起動後の前記第2コントローラに通知し、
    使用禁止情報を受信した前記第2コントローラは、再起動後に前記センサから受信する前記トナー量情報のみを使用して前記トナーの残量を算出すること
    を特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 再起動後に前記トナーの残量を算出した前記第2コントローラは、その後、前記センサから受信する所定数の前記トナー量情報を使用して前記トナーの残量を算出すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. トナーが収納されるトナー容器と、前記トナー容器内のトナーを使用して画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部を制御する第1コントローラと、前記トナー容器内のトナーの量を検出し、トナー量情報として所定の頻度で出力するセンサと、所定数の前記トナー量情報を使用してトナーの残量を算出し、算出した前記トナーの残量が所定量以下の場合、トナーエンド情報を前記第1コントローラに出力する第2コントローラと、を有する画像形成装置の制御方法であって、
    前記第1コントローラは、前記第2コントローラの異常を検出した場合、前記第2コントローラを再起動し、再起動した前記第2コントローラが前記トナーエンド情報を出力可能になるまで前記トナーエンド情報の受け付けをマスクし、
    再起動された前記第2コントローラは、再起動前に前記センサから受信した前記トナー量情報と、再起動後に前記センサから受信する前記トナー量情報とを使用して、前記トナーの残量を算出すること
    を特徴とする画像形成装置の制御方法。
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