JP2022146689A - ショベル、ショベルの表示装置、ショベルの管理装置 - Google Patents

ショベル、ショベルの表示装置、ショベルの管理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】作業の状況に適した設定条件を把握させることを目的とする。【解決手段】ショベルの状態を示す状態情報に基づき特定された推奨設定条件を示す推奨設定条件情報を管理装置から受信する通信部と、前記推奨設定条件情報を表示装置に表示させる表示制御部と、を有するショベルである。【選択図】図1

Description

本発明は、ショベル、ショベルの表示装置、ショベルの管理装置に関する。
従来のショベルでは、オペレータにより、キャビン内の運転席に設けられたダイヤルを回すことで、エンジンの回転数が設定されることが知られている。
国際公開第2016/152700号
上述した従来の技術では、エンジンの回転数を含むショベルの設定条件は、オペレータによって設定されるため、作業の状況に適していない設定条件が設定される可能性がある。
そこで、上記事情に鑑み、作業の状況に適した設定条件を把握させることを目的とする。
本発明の実施形態に係るショベルは、ショベルの状態を示す状態情報に基づき特定された推奨設定条件を示す推奨設定条件情報を管理装置から受信する通信部と、前記推奨設定条件情報を表示装置に表示させる表示制御部と、を有するショベルである。
本発明の実施形態に係るショベルの表示装置は、ショベルの状態を示す状態情報に基づき特定された推奨設定条件を示す推奨設定条件情報を取得し、前記推奨設定条件情報を表示させる表示制御部と、を有する表示装置である。
本発明の実施形態に係るショベルの管理装置は、ショベルの状態を示す状態情報が示す前記ショベルの設定条件と稼働条件とを対比し、前記設定条件が適正でないと判定した場合に、前記稼働情報に対応する推奨設定条件を特定する推奨条件特定部と、前記特定した推奨設定条件を出力する出力部と、を有する管理装置である。
作業の状況に適した設定条件を把握させることができる。
ショベルの管理システムのシステム構成の一例を示す図である。 ショベルの駆動系の構成例を示すブロック図である。 管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 実施形態の管理装置の機能を説明する図である。 実施形態の管理装置の処理を説明するフローチャートである。 表示装置に表示されるメイン画面の一例を示す図である。 他の実施形態の管理装置の処理を説明するフローチャートである。 他の実施形態において表示装置に表示されるメイン画面の一例を示す第一の図である。 他の実施形態において表示装置に表示されるメイン画面の一例を示す第二の図である。 さらに別の実施形態の管理装置の機能を説明する図である。 さらに別の実施形態の管理装置の処理を説明するフローチャートである。 さらに別の実施形態において表示装置に表示されるメイン画面の一例を示す第一の図である。 さらに別の実施形態において表示装置に表示されるメイン画面の一例を示す第二の図である。 さらに別の実施形態の管理装置の機能構成について説明する図である。 さらに別の実施形態の管理装置の処理を説明するフローチャートである。 さらに別の実施形態において表示装置に表示されるメイン画面の一例を示す図である。
(実施形態)
以下に、図面を参照して実施形態について説明する。図1は、ショベルの管理システムのシステム構成の一例を示す図である。
本実施形態のショベルの管理システムSYSは、ショベル100と、管理装置200と、支援装置300とを含む。以下の説明では、ショベルの管理システムSYSを、単に管理システムSYSと表現する。
本実施形態の管理システムSYSにおいて、ショベル100と、管理装置200と、支援装置300とは、ネットワーク等を介して接続される。
本実施形態のショベル100は、自機に設定されている各種の値を含む設定条件等を含む状態情報等を、管理装置200に送信し、管理装置200から各種の情報を受信する。
管理装置200は、ショベル100から、ショベル100の状態を示す状態情報を受信し、ショベル100の作業の状況に応じた設定条件等を決定し、ショベル100に対して送信する。
支援装置300は、例えば、ショベル100を操作するオペレータを支援するものであり、管理装置200等から各種の情報を受信して、画面に表示させることで、オペレータに情報を提供する。
なお、図1の例では、支援装置300は、管理システムSYSに含まれるものとしたが、これに限定されない。支援装置300は、管理システムSYSに含まれなくても良い。
また、図1の例では、管理装置200は1台の情報処理装置により実現されるものとしたが、これに限定されない。管理装置200は、複数の情報処理装置により実現されてもよい。言い換えれば、管理装置200により実現される機能は、複数の情報処理装置により実現されてもよい。
以下に、本実施形態のショベル100について説明する。図1では、ショベル100の側面図を示す。
ショベル100は、下部走行体1、旋回機構2、上部旋回体3を有する。ショベル100において、下部走行体1には旋回機構2を介して上部旋回体3が旋回可能に搭載されている。上部旋回体3にはブーム4が取り付けられている。ブーム4の先端にはアーム5が取り付けられ、アーム5の先端にはエンドアタッチメントとしてのバケット6が取り付けられている。
ブーム4、アーム5、バケット6は、アタッチメントの一例としての掘削アタッチメントを構成している。そして、ブーム4は、ブームシリンダ7により駆動され、アーム5は、アームシリンダ8により駆動され、バケット6は、バケットシリンダ9により駆動される。ブーム4にはブーム角度センサS1が取り付けられ、アーム5にはアーム角度センサS2が取り付けられ、バケット6にはバケット角度センサS3が取り付けられている。
ブーム角度センサS1はブーム4の回動角度を検出するように構成されている。本実施形態では、ブーム角度センサS1は加速度センサであり、上部旋回体3に対するブーム4の回動角度(以下、「ブーム角度」とする。)を検出できる。ブーム角度は、例えば、ブーム4を最も下げたときに最小角度となり、ブーム4を上げるにつれて大きくなる。
アーム角度センサS2はアーム5の回動角度を検出するように構成されている。本実施形態では、アーム角度センサS2は加速度センサであり、ブーム4に対するアーム5の回動角度(以下、「アーム角度」とする。)を検出できる。アーム角度は、例えば、アーム5を最も閉じたときに最小角度となり、アーム5を開くにつれて大きくなる。
バケット角度センサS3はバケット6の回動角度を検出するように構成されている。本実施形態では、バケット角度センサS3は加速度センサであり、アーム5に対するバケット6の回動角度(以下、「バケット角度」とする。)を検出できる。バケット角度は、例えば、バケット6を最も閉じたときに最小角度となり、バケット6を開くにつれて大きくなる。
ブーム角度センサS1、アーム角度センサS2、及び、バケット角度センサS3はそれぞれ、可変抵抗器を利用したポテンショメータ、対応する油圧シリンダのストローク量を検出するストロークセンサ、連結ピン回りの回動角度を検出するロータリエンコーダ、ジャイロセンサ、又は、加速度センサとジャイロセンサの組み合わせ等であってもよい。
ブームシリンダ7にはブームロッド圧センサS7R及びブームボトム圧センサS7Bが取り付けられている。アームシリンダ8にはアームロッド圧センサS8R及びアームボトム圧センサS8Bが取り付けられている。バケットシリンダ9にはバケットロッド圧センサS9R及びバケットボトム圧センサS9Bが取り付けられている。ブームロッド圧センサS7R、ブームボトム圧センサS7B、アームロッド圧センサS8R、アームボトム圧センサS8B、バケットロッド圧センサS9R及びバケットボトム圧センサS9Bは、集合的に「シリンダ圧センサ」とも称される。
ブームロッド圧センサS7Rはブームシリンダ7のロッド側油室の圧力(以下、「ブームロッド圧」とする。)を検出し、ブームボトム圧センサS7Bはブームシリンダ7のボトム側油室の圧力(以下、「ブームボトム圧」とする。)を検出する。アームロッド圧センサS8Rはアームシリンダ8のロッド側油室の圧力(以下、「アームロッド圧」とする。)を検出し、アームボトム圧センサS8Bはアームシリンダ8のボトム側油室の圧力(以下、「アームボトム圧」とする。)を検出する。
バケットロッド圧センサS9Rはバケットシリンダ9のロッド側油室の圧力(以下、「バケットロッド圧」とする。)を検出し、バケットボトム圧センサS9Bはバケットシリンダ9のボトム側油室の圧力(以下、「バケットボトム圧」とする。)を検出する。
上部旋回体3には運転室であるキャビン10が設けられ且つエンジン11等の動力源が搭載されている。また、上部旋回体3には、コントローラ30、表示装置40、入力装置42、音声出力装置43、記憶装置47、測位装置P1、機体傾斜センサS4、旋回角速度センサS5、撮像装置S6及び通信装置T1が取り付けられている。上部旋回体3には、電力を供給する蓄電部、及び、エンジン11の回転駆動力を用いて発電する電動発電機等が搭載されていてもよい。蓄電部は、例えば、キャパシタ、又は、リチウムイオン電池等である。電動発電機は、電動機として機能して機械負荷を駆動してもよく、発電機として機能して電気負荷に電力を供給してもよい。
コントローラ30は、ショベル100の駆動制御を行う主制御部として機能する。本実施形態では、コントローラ30は、CPU、RAM及びROM等を含むコンピュータで構成されている。コントローラ30の各種機能は、例えば、ROMに格納されたプログラムをCPUが実行することで実現される。各種機能は、例えば、オペレータ(操作者)によるショベル100の手動操作をガイド(案内)するマシンガイダンス機能、及び、オペレータによるショベル100の手動操作を自動的に支援するマシンコントロール機能の少なくとも1つを含んでいてもよい。
表示装置40は、各種情報を表示するように構成されている。表示装置40は、CAN等の通信ネットワークを介してコントローラ30に接続されていてもよく、専用線を介してコントローラ30に接続されていてもよい。
入力装置42は、オペレータが各種情報をコントローラ30に入力できるように構成されている。入力装置42は、キャビン10内に設置されたタッチパネル、ノブスイッチ及びメンブレンスイッチ等の少なくとも1つを含む。
音声出力装置43は、音声を出力するように構成されている。音声出力装置43は、例えば、コントローラ30に接続される車載スピーカであってもよく、ブザー等の警報器であってもよい。本実施形態では、音声出力装置43は、コントローラ30からの音声出力指令に応じて各種情報を音声出力するように構成されている。
記憶装置47は、各種情報を記憶するように構成されている。記憶装置47は、例えば、半導体メモリ等の不揮発性記憶媒体である。記憶装置47は、ショベル100の動作中に各種機器が出力する情報を記憶してもよく、ショベル100の動作が開始される前に各種機器を介して取得する情報を記憶してもよい。記憶装置47は、例えば、通信装置T1等を介して取得される目標施工面に関するデータを記憶していてもよい。目標施工面は、ショベル100のオペレータが設定したものであってもよく、施工管理者等が設定したものであってもよい。
測位装置P1は、上部旋回体3の位置を測定するように構成されている。測位装置P1は、上部旋回体3の向きを測定できるように構成されていてもよい。本実施形態では、測位装置P1は、例えばGNSSコンパスであり、上部旋回体3の位置及び向きを検出し、検出値をコントローラ30に対して出力する。そのため、測位装置P1は、上部旋回体3の向きを検出する向き検出装置としても機能し得る。向き検出装置は、上部旋回体3に取り付けられた方位センサであってもよい。
機体傾斜センサS4は上部旋回体3の傾斜を検出するように構成されている。本実施形態では、機体傾斜センサS4は仮想水平面に対する上部旋回体3の前後軸回りの前後傾斜角及び左右軸回りの左右傾斜角を検出する加速度センサである。上部旋回体3の前後軸及び左右軸は、例えば、ショベル100の旋回軸上の一点であるショベル中心点で互いに直交する。
旋回角速度センサS5は、上部旋回体3の旋回角速度を検出するように構成されている。旋回角速度センサS5は、上部旋回体3の旋回角度を検出或いは算出するように構成されていてもよい。本実施形態では、旋回角速度センサS5は、ジャイロセンサである。旋回角速度センサS5は、レゾルバ、ロータリエンコーダ等であってもよい。
撮像装置S6は、空間認識装置の一例であり、ショベル100の周辺の画像を取得するように構成されている。本実施形態では、撮像装置S6は、ショベル100の前方の空間を撮像する前カメラS6F、ショベル100の左方の空間を撮像する左カメラS6L、ショベル100の右方の空間を撮像する右カメラS6R、及び、ショベル100の後方の空間を撮像する後カメラS6Bを含む。
撮像装置S6は、例えば、CCD又はCMOS等の撮像素子を有する単眼カメラであり、撮像した画像を表示装置40に出力する。撮像装置S6は、ステレオカメラ、距離画像カメラ等であってもよい。また、撮像装置S6は、3次元距離画像センサ、超音波センサ、ミリ波レーダ、LIDAR又は赤外線センサ等の他の空間認識装置で置き換えられてもよく、他の空間認識装置とカメラとの組み合わせで置き換えられてもよい。
前カメラS6Fは、例えば、キャビン10の天井、すなわちキャビン10の内部に取り付けられている。但し、前カメラS6Fは、キャビン10の屋根、ブーム4の側面等、キャビン10の外部に取り付けられていてもよい。左カメラS6Lは、上部旋回体3の上面左端に取り付けられ、右カメラS6Rは、上部旋回体3の上面右端に取り付けられ、後カメラS6Bは、上部旋回体3の上面後端に取り付けられている。
通信装置T1は、ショベル100の外部にある外部機器との通信を制御するように構成されている。本実施形態では、通信装置T1は、衛星通信網、携帯電話通信網又はインターネット網等を介した外部機器との通信を制御する。外部機器は、例えば、外部施設に設置されたサーバ等の管理装置200であってもよく、ショベル100の周囲の作業者が携帯しているスマートフォン等の支援装置300であってもよい。
外部機器は、例えば、1又は複数のショベル100に関する施工情報を管理できるように構成されている。施工情報は、例えば、ショベル100の稼動時間、燃費及び作業量等の少なくとも1つに関する情報を含む。作業量は、例えば、掘削した土砂の量、及び、ダンプトラックの荷台に積み込んだ土砂の量等である。
ショベル100は、通信装置T1を介し、所定の時間間隔でショベル100に関する施工情報を外部機器に送信するように構成されていてもよい。この構成により、ショベル100の外部にいる作業者又は管理者等は、管理装置200又は支援装置300に接続されているモニタ等の表示装置を通じて施工情報を含む各種情報を視認できる。
外部機器は、積載重量測定装置を備えたダンプトラックに搭載されている通信装置であってもよく、ダンプトラックの重量を測定する台貫に接続された通信装置であってもよい。この場合、ショベル100は、ダンプトラック又は台貫からの情報に基づき、ダンプトラックの荷台に積載された土砂等の重量を取得できる。
次に、図2を参照してショベル100の駆動系の構成について説明する。図2は、ショベルの駆動系の構成例を示すブロック図である。図2中、機械的動力系、高圧油圧ライン、パイロットライン、及び電気制御系をそれぞれ二重線、太実線、破線、及び点線で示している。
図2に示されるように、ショベル100の駆動系は、主に、エンジン11、レギュレータ13、メインポンプ14、パイロットポンプ15、コントロールバルブ17、操作装置26、吐出圧センサ28、操作圧センサ29、コントローラ30、比例弁31、作業モード選択ダイヤル32等を含む。
エンジン11は、ショベルの駆動源である。本実施形態では、エンジン11は、例えば所定の回転数を維持するように動作するディーゼルエンジンである。また、エンジン11の出力軸は、メインポンプ14及びパイロットポンプ15の入力軸に連結されている。
メインポンプ14は、高圧油圧ラインを介して作動油をコントロールバルブ17に供給する。本実施形態では、メインポンプ14は、斜板式可変容量型油圧ポンプである。
レギュレータ13は、メインポンプ14の吐出量を制御する。本実施形態では、レギュレータ13は、コントローラ30からの制御指令に応じてメインポンプ14の斜板傾転角を調節することによってメインポンプ14の吐出量を制御する。
パイロットポンプ15は、パイロットラインを介して操作装置26及び比例弁31を含む各種油圧制御機器に作動油を供給する。本実施形態では、パイロットポンプ15は、固定容量型油圧ポンプである。
コントロールバルブ17は、ショベルにおける油圧システムを制御する油圧制御装置である。コントロールバルブ17は、制御弁171~176、及びブリード弁177を含む。コントロールバルブ17は、制御弁171~176を通じ、メインポンプ14が吐出する作動油を1又は複数の油圧アクチュエータに選択的に供給できる。
制御弁171~176は、メインポンプ14から油圧アクチュエータに流れる作動油の流量、及び油圧アクチュエータから作動油タンクに流れる作動油の流量を制御する。油圧アクチュエータは、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、バケットシリンダ9、左側走行用油圧モータ1A、右側走行用油圧モータ1B、及び旋回用油圧モータ2Aを含む。
ブリード弁177は、メインポンプ14が吐出する作動油のうち、油圧アクチュエータを経由せずに作動油タンクに流れる作動油の流量(以下、「ブリード流量」とする。)を制御する。ブリード弁177は、コントロールバルブ17の外部に設置されていてもよい。
操作装置26は、オペレータ(オペレータ)が油圧アクチュエータの操作のために用いる装置である。本実施形態では、操作装置26は、パイロットラインを介して、パイロットポンプ15が吐出する作動油を油圧アクチュエータのそれぞれに対応する制御弁のパイロットポートに供給する。パイロットポートのそれぞれに供給される作動油の圧力(パイロット圧)は、油圧アクチュエータのそれぞれに対応する操作装置26のレバー又はペダル(図示せず。)の操作方向及び操作量に応じた圧力である。
吐出圧センサ28は、メインポンプ14の吐出圧を検出する。本実施形態では、吐出圧センサ28は、検出した値をコントローラ30に対して出力する。
操作圧センサ29は、操作装置26を用いたオペレータの操作内容を検出する。本実施形態では、操作圧センサ29は、油圧アクチュエータのそれぞれに対応する操作装置26のレバー又はペダルの操作方向及び操作量を圧力(操作圧)の形で検出し、検出した値をコントローラ30に対して出力する。操作装置26の操作内容は、操作圧センサ以外の他のセンサを用いて検出されてもよい。
コントローラ30は、ショベル100全体を制御する制御部である。本実施形態のコントローラ30の機能の詳細は後述する。
比例弁31は、コントローラ30が出力する制御指令に応じて動作する。本実施形態では、比例弁31は、コントローラ30が出力する電流指令に応じてパイロットポンプ15からコントロールバルブ17内のブリード弁177のパイロットポートに導入される二次圧を調整する電磁弁である。比例弁31は、例えば、電流指令が大きいほど、ブリード弁177のパイロットポートに導入される二次圧が大きくなるように動作する。
作業モード選択ダイヤル32は、オペレータが作業モードを選択するためのダイヤルであり、複数の異なる作業モードを切り替えできるようにする。また、作業モード選択ダイヤル32からは、作業モードに応じたエンジン回転数の設定状態や加減速特性の設定状態を示すデータがコントローラ30に常時送信されている。
作業モード選択ダイヤル32は、SPモード、Hモード、Aモード、及びIDLEモードを含む複数段階で作業モードを切り替えできるようにする。つまり、本実施形態の作業モード選択ダイヤル32は、ショベル100の設定条件を切り替えることができる。
なお、SPモードは第1のモードの一例であり、Hモードは第2のモードの一例である。また、図2は、作業モード選択ダイヤル32でSPモードが選択された状態を示す。
SPモードは、作業量を優先したい場合に選択される作業モードであり、最も高いエンジン回転数を利用し、且つ最も高い加減速特性を利用する。Hモードは、作業量と燃費を両立させたい場合に選択される作業モードであり、二番目に高いエンジン回転数を利用し、且つ二番目に高い加減速特性を利用する。
Aモードは、レバー操作に対応した油圧アクチュエータの加速特性や減速特性を緩やかにし、正確な操作性と安全性を向上させ、低騒音でショベルを稼働させたい場合に選択される作業モードであり、三番目に高いエンジン回転数を利用し、且つ三番目に高い加減速特性を利用する。IDLEモードは、エンジンをアイドリング状態にしたい場合に選択される作業モードであり、最も低いエンジン回転数を利用し、且つ最も低い加減速特性を利用する。
なお、上述した説明では、作業モードの各段階の名称をSPモード、Hモード、Aモード、及びIDLEモードとしたが、各段階の名称はこれに限定されない。例えば、SPモード、Hモード、Aモードの名称のそれぞれは、POWERモード、STDモード、ECOモード、及びIDLEモードとされてもよい。作業モードは本実施の形態に限定されず、5段階以上に設定できるようにしてもよい。
エンジン11は、作業モード選択ダイヤル32で設定された作業モードのエンジン回転数で一定に回転数制御される。また、ブリード弁177の開口は、作業モード選択ダイヤル32で設定された作業モードのブリード弁開口特性に基づいて開口制御される。ブリード弁開口特性については後述する。
本実施形態では、上述した各作業モードをショベル100の設定条件と表現し、設定条件を示す情報を設定条件情報と表現する場合がある。設定条件情報とは、指定された項目と、項目の値とが対応付けられた情報である。指定された項目とは、例えば、各作業モードと対応したエンジン回転数の状態を示す項目や、加減速特性の状態を示す項目である。したがって、本実施形態の設定条件情報には、各作業モードと対応したエンジン回転数の状態を示す項目と項目の値、加減速特性の状態を示す項目と項目の値とを含む。
図2の構成図では作業モード選択ダイヤル32により選択されるモードの一つにECOモードを設定したが、作業モード選択ダイヤル32とは別にECOモードスイッチを設けてもよい。この場合、作業モード選択ダイヤル32を用いて選択された各モードに対応したエンジン回転数の調整を行い、ECOモードスイッチをONされた場合に、作業モード選択ダイヤル32の各モードに対応した加減速特性を緩やかに変更してもよい。
また、作業モードの変更を音声入力によって実現してもよい。その場合、ショベルにはオペレータが発した音声をコントローラ30に入力する音声入力装置が設けられる。また、コントローラ30には、音声入力装置により入力される音声を識別する音声識別部が設けられる。
このように作業モードは、作業モード選択ダイヤル32、ECOモードスイッチ、音声識別部等のモード選択部によって選択される。
次に、本実施形態のコントローラ30の機能について説明する。本実施形態のコントローラ30は、状態取得部301、条件設定部302、表示制御部303、通信部304を有する。
状態取得部301は、ショベル100の状態を示す状態情報を取得する。なお、本実施形態の状態情報は、例えば、あるオペレータがショベル100による作業を開始してから作業を終了するまでの期間に取得された情報であってよい。
状態情報は、ショベル100の位置を示す位置情報、ショベル100の向きを示す向き情報、ショベル100の姿勢を示す姿勢情報、ショベル100の作業内容を示す作業内容情報等を含む。
また、状態情報は、例えば、ショベル100に設定されている設定条件を示す設定条件情報、稼働情報(負荷率情報、燃費情報等)を含む。
作業内容情報は、ショベル100が行っている作業の内容を示す情報である。作業内容とは、例えば、アイドリング、走行、掘削、整地、クレーン作業、リフティングマグネット作業等を含む。また、稼働情報は、ショベル100の作業内容と、ショベル100の稼働条件とを含む。
負荷率情報は、エンジンの負荷率を含む。燃費情報は、単位時間当たりの燃料噴射量である瞬間燃費、所定期間における複数の瞬間燃費の平均値である平均燃費、対象期間中の燃料噴射量の小計等を含む。
状態取得部301は、例えば、状態情報に含まれるエンジン回転数及び吸入空気量に基づくエンジンの負荷率を取得する。また、状態取得部301は、例えば、燃費情報に含まれる燃料噴射量に基づいて瞬間燃費、平均燃費等を取得する。また、状態取得部301は、作業内容情報を取得する。
条件設定部302は、指定された設定条件を設定する。具体的には、条件設定部302は、エンジン回転数の状態を示す項目や加減速特性の状態を示す項目を含む、指定された項目の値を、指定された値とする。言い換えれば、条件設定部302は、エンジン回転数の状態や加減速特性の状態を、指定された状態とする。
表示制御部303は、ショベル100の表示装置40における各種の表示を制御する。通信部304は、ショベル100と、外部の装置との間の情報の送受信を行う。具体的には、通信部304は、状態取得部301が取得した状態情報を管理装置200へ送信する。言い換えれば、ショベル100は、管理装置200に対し、状態情報に含まれる設定条件情報と、負荷率情報と、燃費情報とを送信する。また、通信部304は、管理装置200から、後述する推奨設定条件情報を受信する。
次に、本実施形態の管理装置200について説明する。図3は、管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
本実施形態の管理装置200は、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置201、出力装置202、ドライブ装置203、補助記憶装置204、メモリ装置205、演算処理装置206及びインターフェース装置207を含むコンピュータである。
入力装置201は、各種の情報の入力を行うための装置であり、例えばタッチパネル等により実現される。出力装置202は、各種の情報の出力を行うためものであり、例えばディスプレイ等により実現される。インターフェース装置207は、ネットワークに接続する為に用いられる。
後述する各部により実現される表示制御プログラムは、管理装置200を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。表示制御プログラムは、例えば、記憶媒体208の配布やネットワークからのダウンロード等によって提供される。表示制御プログラムを記録した記憶媒体208は、情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記憶媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記憶媒体を用いることができる。
また、表示制御プログラムは、表示制御プログラムを記録した記憶媒体208がドライブ装置203にセットされると、記憶媒体208からドライブ装置203を介して補助記憶装置204にインストールされる。ネットワークからダウンロードされた表示制御プログラムは、インターフェース装置207を介して補助記憶装置204にインストールされる。
補助記憶装置204は、管理装置200にインストールされた表示制御プログラムを格納すると共に、管理装置200による各種の必要なファイル、データ等を格納する。メモリ装置205は、管理装置200の起動時に補助記憶装置204から表示制御プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置206はメモリ装置205に格納された表示制御プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
次に、図4を参照して、本実施形態の管理装置200の機能について説明する。図4は、実施形態の管理装置の機能を説明する図である。
本実施形態の管理装置200は、情報取得部210、情報集計部220、推奨設定条件特定部230、報酬算出部240、出力部250を有する。
情報取得部210は、ショベル100から状態情報を取得する。言い換えれば、情報取得部210は、ショベル100から設定条件情報と、負荷率情報と、燃費情報とを受信する。
また、情報取得部210は、例えば、ショベル100から状態情報を受信する度に、メモリ装置205等の記憶装置に、受信した状態情報を蓄積してもよい。以下の説明では、記憶装置に格納された過去の状態情報を、ショベル100の履歴情報と表現する場合がある。言い換えれば、本実施形態の履歴情報は、作業中のショベル100から収集した状態情報である。
情報集計部220は、履歴情報を作業モードごとに集計する。具体的には、情報集計部220は、例えば、作業モード(設定条件)毎に、燃費情報や負荷率情報を集計してもよい。
推奨設定条件特定部230は、取得した設定条件と稼働条件とを対比し、ショベル100の設定条件が、作業内容に対して適正ではない場合に、履歴情報に基づき、ショベル100の推奨設定条件を特定する。
なお、推奨設定条件特定部230は、情報集計部220による集計結果に基づき、ショベル100の設定条件が、作業内容に対して適正であるか否かを判定してもよい。そして、推奨設定条件特定部230は、設定条件が、作業内容に対して適正ではない、と判定された場合に、作業内容に対して適正な奨設定条件を特定してもよい。
設定条件が作業内容に対して適正でない状態とは、ある作業の作業負荷と、その作業の実施中に設定された作業モードに対応する作業負荷とが一致しない状態を示す。以下の説明では、ショベル100の設定条件が適正ではない状態を、作業モードのミスマッチと表現する場合がある。
作業モードのミスマッチが発生する場合には、高い作業負荷を有する作業の実施中に、低い作業負荷に対応する作業モードが設定される場合と、低い作業負荷を有する作業の実施中に、高い作業負荷に対応する作業モードが設定される場合と、が含まれる。
具体的には、例えば、集計結果が、作業モードがAモードであり、かつ、負荷率が75%以上100%以下となる状態で一定時間以上の作業が実施されたことを示す場合を考える。
この場合、推奨設定条件特定部230は、この作業は、Aモードが対応する作業負荷に対して、業負荷が高いため、設定条件(作業モード)が適正ではないと判定し、Aモードよりも対応する作業負荷が高い作業モードを推奨設定条件に特定する。
また、例えば、集計結果が、作業モードがSPモードであり、かつ、負荷率が「0%以上25%以下」となる状態で、一定時間以上の作業が実施されたことを示す場合を考える。
この場合、推奨設定条件特定部230は、この作業は、SPモードが対応する作業負荷に対して作業負荷が低いため、設定条件(作業モード)が適正ではないと判定し、SPモードよりも対応する作業負荷が低い作業モードを推奨設定条件に特定する。
報酬算出部240は、ショベル100のオペレータが、推奨設定条件特定部230により特定された推奨設定条件をショベル100に設定し、作業を行った場合に、オペレータに与えられる報酬を算出する。
具体的には、報酬算出部240は、ショベル100から受信した状態情報が示す設定条件が設定された状態で予定された作業が行われた場合の燃料費と、推奨設定条件が設定された状態で予定された作業が行われた場合の燃料費と、の差額を算出する。そして、報酬算出部240は、算出した差額に基づき、オペレータに与えられる報酬を算出する。
なお、本実施形態では、管理装置200は、例えば、インターネット等を介して、外部サーバから、燃料費の1リットル当たりの単価を示す情報を取得し、この単価に基づき燃料費を算出してもよい。
出力部250は、推奨設定条件特定部230で特定された推奨設定条件を示す推奨設定条件情報や、報酬算出部240で算出された報酬を示す報酬情報を外部装置へ出力する。出力部250は、例えば、これらの情報をショベル100に対して出力してもよいし、支援装置300に対して出力してもよい。また、出力部250は、これらの情報を、管理装置200の有するディスプレイ等の出力装置202に表示させてもよい。
次に、図5を参照して、本実施形態の管理装置200の処理について説明する。図5は、実施形態の管理装置の処理を説明するフローチャートである。なお、図5では、ショベル100の設定された設定条件(作業モード)が適正でないと判定された場合の管理装置200の処理を示している。また、図5の処理は、ショベル100による作業が開始されてから、一定の時間が経過した後に実行されてもよい。
本実施形態の管理装置200は、情報取得部210により、ショベル100から状態情報を取得し、状態情報に含まれる設定条件情報から、現在ショベル100に設定されている設定条件(作業モード)を特定する(ステップS501)。
続いて、管理装置200は、取得した設定条件と稼働条件とを対比し、設定条件が適正でないと判定した場合には、推奨設定条件特定部230により、情報集計部220による履歴情報の集計結果から、ショベル100の稼働情報に対応する推奨設定条件を特定する(ステップS502)。
続いて、管理装置200は、報酬算出部240より、外部サーバから燃料代の単価を示す情報を取得する(ステップS503)。
続いて、報酬算出部240は、ステップS501で特定した設定条件がショベル100
に設定された状態で予定された作業時間作業を行った場合の燃料代と、推奨設定条件がショベル100に設定された状態で予定された作業時間作業を行った場合の燃料代との差額を算出する(ステップS504)。
続いて、報酬算出部240は、ステップS504で算出した差額に応じて、オペレータの報酬を算出する(ステップS505)。なお、報酬算出部240により算出されるオペレータの報酬は、例えば、差額に対して一定の割合であってもよく、報酬の算出の仕方は任意であってよい。
続いて、管理装置200は、出力部250により、ステップS502で特定された推奨設定条件を示す推奨設定条件情報と、オペレータの報酬に関する情報とをショベル100に対して出力し(ステップS506)、処理を終了する。
本実施形態のショベル100は、管理装置200から、推奨設定条件情報と、報酬に関する情報とを受信すると、これらの情報を表示装置40に表示させる。
以下に、ショベル100の表示装置40における表示例について説明する。図6は、表示装置に表示されるメイン画面の一例を示す図である。
図6に示すメイン画面41Vは、日時表示領域41a、走行モード表示領域41b、アタッチメント表示領域41c、平均燃費表示領域41d、エンジン制御状態表示領域41e、エンジン作動時間表示領域41f、冷却水温表示領域41g、燃料残量表示領域41h、回転数モード表示領域(作業モード表示領域)41i、尿素水残量表示領域41j、作動油温表示領域41k、及びカメラ画像表示領域41mを含む。
走行モード表示領域41b、アタッチメント表示領域41c、エンジン制御状態表示領域41e、及び、回転数モード表示領域41iのそれぞれは、ショベル100の設定状態を表示する設定状態表示領域の例である。
平均燃費表示領域41d、エンジン作動時間表示領域41f、冷却水温表示領域41g、燃料残量表示領域41h、尿素水残量表示領域41j、及び、作動油温表示領域41kのそれぞれは、ショベル100の運転状態を表示する運転状態表示領域の例である。
日時表示領域41aは、現在の日時を表示する領域である。走行モード表示領域41bは、現在の走行モードを表す図形を表示する領域である。アタッチメント表示領域41cは、現在装着されているアタッチメントを表す図形を表示する領域である。
平均燃費表示領域41dは、現在の平均燃費を表示する領域である。平均燃費は、例えば、所定時間における燃料消費量である。エンジン制御状態表示領域41eは、エンジン11の制御状態を表す図形を表示する領域である。冷却水温表示領域41gは、現在のエンジン冷却水の温度状態を表示する領域である。燃料残量表示領域41hは、燃料タンク55に貯蔵されている燃料の残量状態を表示する領域である。
回転数モード表示領域41iは、現在の回転数モード(作業モード)を表示する領域である。尿素水残量表示領域41jは、尿素水タンクに貯蔵されている尿素水の残量状態を表示する領域である。作動油温表示領域41kは、作動油タンク内の作動油の温度状態を表示する領域である。カメラ画像表示領域41mは、カメラ画像を表示する領域である。
また、本実施形態では、カメラ画像表示領域41mに、管理装置200から受信した推奨設定条件情報41p1と、オペレータの報酬に関する情報41p2とが表示される。本実施形態の推奨設定条件情報41p1と報酬に関する情報41p2とは、カメラ画像表示領域41m内に、ポップアップ形式で表示されてもよい。
本実施形態の推奨設定条件情報41p1は、推奨設定条件と、オペレータに対して推奨設定条件への変更を促すメッセージとが含まれる。
また、報酬に関する情報41p2は、推奨設定条件に設定条件を変更して作業を行った場合に、オペレータに与えられる報酬を示す情報である。報酬に関する情報41p2は、例えば、作業に対する報酬が増額することたけを示す情報であってもよいし、増額する金額や割合を示す情報であってもよい。
また、本実施形態では、例えば、メイン画面41Vにおいて、はじめに推奨設定条件情報41p1のみを表示させ、推奨設定条件情報41p1が表示されてから一定期間、設定条件が変更されない場合に、報酬に関する情報41p2を表示させてもよい。
以上のように、本実施形態では、ショベル100の表示装置40に、作業内容に適した推奨設定条件を表示させることで、ショベル100のオペレータに対して、作業内容に応じた適切な設定条件を把握させることができる。
また、本実施形態では、報酬に関する情報を推奨設定条件と共に表示させることで、オペレータに対して、設定条件を変更するための動機を与えることができ、ショベル100の設定条件が、推奨設定条件に変更される可能性を高めることができる。したがって、本実施形態によれば、ショベル100の燃料代の削減に貢献することができる。
(他の実施形態)
以下に、図面を参照して、他の実施形態について説明する。他の実施形態では、オペレータが推奨設定条件への変更を了承した場合に、管理装置200からショベル100に対して推奨設定条件の設定を指示する点が、前述の実施形態と相違する。以下の本実施形態の説明では、前述した実施形態との相違点について説明し、前述した実施形態と同様の機能構成を有するものには、前述の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図7は、他の実施形態の管理装置の処理を説明するフローチャートである。図7のステップS701からステップS706までの処理は、図5のステップS501からステップS506までの処理と同様であるから、説明を省略する。
ステップS706に続いて、操作者が表示された推奨設定条件に基づいて推奨設定条件へ設定を変更すると、コントローラ30は、設定条件の変更の入力に応じてエンジンや油圧アクチュエータの特性を変更する。また、本実施形態では、後述する画面41V-1において、同意を示す操作ボタン(図8中の操作ボタン41q)を設けてもよい。
この場合、操作者が同意を示す操作ボタンを押すことで、コントローラ30は管理装置200から送信された推奨設定条件へ設定条件を変更し、設定条件の変更の入力に応じてエンジンや油圧アクチュエータの特性を変更する。その後、変更後の設定条件が管理装置200へ送信され、管理装置200の記憶部に記憶される。これにより、操作者が推奨設定条件へ変更したかどうかを把握でき、操作者の評価に用いることができる。
また、管理装置200からショベル100のコントローラ30に対し推奨設定条件への変更指示を送信してもよい。
この場合、管理装置200は、推奨設定条件特定部230は、ショベル100から、推奨設定条件への変更に同意したことを示す通知を受け付けたか否かを判定する(ステップS707)。ステップS707において、該当する通知を受け付けない場合、管理装置200は、処理を終了する。
ステップS707において、該当する通知を受け付けた場合、管理装置200は、出力部250により、ショベル100のコントローラ30に対し、推奨設定条件への変更指示を送信し(ステップS708)、処理を終了する。
ショベル100のコントローラ30は、管理装置200から、推奨設定条件への変更指示を受け付けると、条件設定部302によって、設定条件を、受信した推奨設定条件情報が示す推奨設定条件に変更する。言い換えれば、条件設定部302は、状態情報に含まれる指定された項目の値を、推奨設定条件情報によって示される値へ変更する。
なお、このときコントローラ30は、表示装置40に表示されたメイン画面41Vに、設定条件が推奨設定条件に変更されたことを表示してもよい。
以下に、図8を参照して、本実施形態のメイン画面の表示例について説明する。図8は、他の実施形態において表示装置に表示されるメイン画面の一例を示す第一の図である。
図8に示すメイン画面41V-1では、カメラ画像表示領域41mにおいて、推奨設定条件情報41p1と、報酬に関する情報41p2と共に、オペレータに対し、推奨設定条件への変更に同意するか否かを選択させるための操作ボタン41q、41rが表示される。
本実施形態のショベル100は、メイン画面41V-1において、推奨設定条件への変更に同意した際に操作される操作ボタン41qが操作されると、管理装置200に対して、変更に同意したことを示す通知を送信する。
なお、ショベル100は、操作ボタン41rが操作された場合は、変更に同意しないことを示す通知を管理装置200へ送信してもよい。
また、ショベル100は、操作者が同意を示す操作ボタン41qを操作すると、コントローラ30により、設定条件を変更し、設定条件が変更されたことをメイン画面41V-1に表示させてもよい。更に、管理装置200からショベル100のコントローラ30に対し推奨設定条件への変更指示を送信する場合には、管理装置200から推奨設定条件への変更指示を受信すると、コントローラ30により、設定条件を変更し、設定条件が変更されたことをメイン画面41V-1に表示させてもよい。
図9は、他の実施形態において表示装置に表示されるメイン画面の一例を示す第二の図である。
図9に示すメイン画面41V-2は、推奨設定条件に変更された後のメイン画面の例を示している。図9に示すメイン画面41V-2は、現在の作業モードがSPモードであり、推奨設定条件がHモードであり、推奨設定条件への変更にオペレータが同意した場合を示している。
メイン画面41V-2では、回転数モード表示領域41iに表示された回転数モード(作業モード)が、SPモードからHモードに変更されており、回転数モード表示領域41iが強調表示されている。
本実施形態では、このように、コントローラ30による制御によって、作業モード(設定条件)が変更された場合には、回転数モード表示領域41iの表示態様を変更することで、オペレータに対し、設定条件が変更されたことを容易に把握させることができる。
(第三の実施形態)
以下に図面を参照して、さらに別の実施形態について説明する。さらに別の実施形態では、ショベル100に推奨設定条件を設定した状態で作業を行った場合のメンテナンス時間に関する情報を表示装置40に表示させる点が、前述した実施形態と相違する。以下の実施形態の説明では、前述した実施形態との相違点について説明し、前述した実施形態と同様の機能構成を有するものには、前述した実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図10は、さらに別の実施形態の管理装置の機能を説明する図である。本実施形態の管理装置200Aは、情報取得部210、情報集計部220、推奨設定条件特定部230、報酬算出部240、出力部250、メンテナンス時間算出部260を有する。
本実施形態のメンテナンス時間算出部260は、ショベル100の各部品のメンテナンス時間を算出する。
以下に、本実施形態のメンテナンス時間の算出について説明する。本実施形態では、例えば、メモリ装置205等の記憶装置に、ショベル100において、定期的な交換が必要となる交換部品と、部品の交換時期までの期間を示す時間と、が対応付けられたメンテナンス情報が格納されている。以下の説明では、部品の交換時期までの期間を示す時間を、メンテナンス周期と表現する場合がある。
定期的な交換が必要となる交換部品は、作業負荷が高い状態で使用される時間が長いほど劣化が進行し、メンテナンス周期が短くなる。また、交換部品は、作業負荷が適正な状態で使用される時間が長いほど、劣化は緩やかになり、メンテナンス周期が長くなる可能性がある。
また、作業負荷は、作業内容に対して、ショベル100の設定条件が適正に設定されている場合には、設定条件が適正に設定されていない場合と比較して低くなる。このため、メンテナンス周期は、作業内容に対して適正な推奨設定条件をショベル100に設定することで、長くすることができる。
つまり、交換部品のメンテナンス周期は、ショベル100に設定される設定条件によって変動する。
本実施形態では、上述した点に着目し、ショベル100のオペレータに対し、推奨設定条件と報酬に関する情報と共に、交換部品のメンテナンス時期に関する情報も通知する。
本実施形態のメンテナンス時間算出部260はショベル100の累積稼働時間に対する、負荷率が一定値以上の状態での稼働時間の割合に基づき、交換部品のメンテナンス周期を算出する。
具体的には、例えば、メンテナンス時間算出部260は、情報集計部220による集計結果から、ショベル100の累積稼働時間と、負荷率が75%以上の高負荷の状態の稼働時間とを取得する。そして、メンテナンス時間算出部260は、累積稼働時間に対する、高負荷の状態の稼働時間の割合が所定の閾値以上である場合に、特定の交換部品のメンテナンス周期を、一定期間短くする。
また、メンテナンス時間算出部260は、累積稼働時間に対する、低負荷の状態の稼働時間の割合が所定の閾値以上である場合に、特定の交換部品のメンテナンス周期を、一定期間長くする。なお、割合に対する所定の閾値や、一定期間は、管理システムSYSの管理者等によって予め決められていてよい。
さらに、メンテナンス時間算出部260は、例えば、ショベル100の設定条件が適正でない場合に、設定条件を推奨設定条件に変更して予定された時間作業を行った場合の、累積稼働時間に対する高負荷の状態の稼働時間の割合を推定し、メンテナンス周期(第一のメンテナンス周期)を算出してもよい。
また、メンテナンス時間算出部260は、ショベル100の設定条件が適正でない場合に、設定条件を変更せずに予定された時間作業を行った場合の、累積稼働時間に対する高負荷の状態の稼働時間の割合を推定し、メンテナンス周期(第二のメンテナンス周期)を算出してもよい。
そして、メンテナンス時間算出部260は、第一のメンテナンス周期と第二のメンテナンス周期との差分を算出してもよい。
以下に、図11を参照して、管理装置200Aの動作について説明する。図11は、さらに別の実施形態の管理装置の処理を説明するフローチャートである。
図11のステップS1101からステップS1105までの処理は、図5のステップS501からステップS505までの処理と同様であるから、説明を省略する。
管理装置200Aは、ステップS1105に続いて、メンテナンス時間算出部260により、メンテナンス周期を算出する(ステップS1106)。
具体的には、メンテナンス時間算出部260は、ステップS1101で特定された設定条件が設定された状態で予定された時間作業を行った場合のメンテナンス周期と、ステップS1102で特定された推奨設定条件で予定された時間作業を行った場合のメンテナンス周期と、を推定する。そして、メンテナンス時間算出部260は、これらのメンテナンス周期の差分を算出する。
続いて、管理装置200Aは、出力部250により、推奨設定条件情報と、報酬に関する情報と、メンテナンス周期に関する情報とをショベル100へ送信し(ステップS1107)、処理を終了する。
ショベル100は、管理装置200Aから、推奨設定条件情報と報酬に関する情報とメンテナンス周期に関する情報とを受信すると、表示装置40に表示させる。操作者が表示された推奨設定条件に基づいて推奨設定条件へ設定を変更すると、コントローラ30は、設定条件の変更の入力に応じてエンジンや油圧アクチュエータの特性を変更する。その後、変更後の設定条件が管理装置200へ送信され、管理装置200の記憶部に記憶される。これにより、操作者が推奨設定条件へ変更したかどうかを把握でき、操作者の評価に用いることができる。
以下に、図12を参照して、表示装置40の表示例について説明する。図12は、さらに別の実施形態において表示装置に表示されるメイン画面の一例を示す第一の図である。
図12に示すメイン画面41V-3では、カメラ画像表示領域41mに、推奨設定条件情報41p1と、メンテナンス周期に関する情報41p3と、が表示される。
本実施形態のメンテナンス周期に関する情報41p3は、設定条件を、推奨設定条件情報41p1が示す推奨設定条件に変更した場合に、メンテナンス周期が延長されること、
と、延長される期間とを含む。
また、図12の例では表示されていないが、メイン画面41V-3のカメラ画像表示領域41mには、報酬に関する情報41p2が、推奨設定条件情報41p1とメンテナンス周期に関する情報41p3と共に表示されてもよい。
また、本実施形態のショベル100は、メンテナンス周期に関する情報41p3の表示を指示する操作を受け付けると、メンテナンス情報の表示要求を管理装置200へ送信してもよい。管理装置200Aは、ショベル100から、メンテナンス情報の表示要求する操作を受け付けると、メンテナンス時間算出部260によってメンテナンス周期が変更されたメンテナンス情報を、ショベル100に送信してもよい。
図13は、さらに別の実施形態において表示装置に表示されるメイン画面の一例を示す第二の図である。
図13に示すメイン画面41V-4において、カメラ画像表示領域41mには、メンテナンス情報41p5が表示されている。また、図13の例では、メンテナンス情報41p5のうち、交換部品の1つであるエンジンオイルフィルタのメンテナンス周期が、強調表示されており、この交換部品のメンテナンス時間が500時間から600時間に延長されたことがわかる。
つまり、メンテナンス情報41p5は、推奨設定条件で指定された時間作業を行うことによる、交換部品のメンテナンス周期の変動を示す情報と言える。
このように、本実施形態では、作業内容に対する設定条件が適正であるか否かに応じて、ショベル100の交換部品のメンテナンス周期が変動することを、オペレータに認識させることができる。
また、本実施形態では、オペレータに対して推奨設定条件の設定を促すため、交換部品の寿命の延命に貢献することができ、メンテナンス費用の削減に貢献できる。
(さらに別の実施形態)
以下に、図面を参照して、さらに別の実施形態について説明する。さらに別の実施形態では、オペレータを特定し、特定したオペレータが最後にショベル100を操作したときの設定条件をショベルによる作業開始時の推奨設定条件する点が、前述した実施形態と相違する。以下の実施形態の説明では、前述した実施形態との相違点について説明し、前述した実施形態と同様の機能構成を有するものには、前述した実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図14は、さらに別の実施形態の管理装置の機能構成について説明する図である。本実施形態の管理装置200Bは、情報取得部210、情報集計部220、推奨設定条件特定部230A、報酬算出部240、出力部250、オペレータ特定部270、操作履歴記憶部280を有する。
本実施形態の推奨設定条件特定部230Aは、オペレータ特定部270により特定されたオペレータと、操作履歴記憶部280に格納された操作履歴情報と、に基づき、ショベル100による作業開始時の推奨設定条件を特定する。
オペレータ特定部270は、ショベル100のオペレータ毎に付与されたオペレータ識別情報をショベル100から受信すると、操作履歴記憶部280に格納された操作履歴情報を参照し、オペレータを特定する。
操作履歴記憶部280は、オペレータ毎の操作履歴情報が格納される。本実施形態の操作履歴情報とは、オペレータを特定するオペレータ識別情報と、状態情報とを含む情報である。
本実施形態では、オペレータがショベル100の操作を開始する際に、ショベル100に対し、オペレータ識別情報が入力される。ショベル100のコントローラ30は、入力されたオペレータ識別情報と状態情報とを対応付けて、管理装置200Bへ送信する。
以下に、図15を参照して、本実施形態の管理装置200Bの処理について説明する。図15は、さらに別の実施形態の管理装置の処理を説明するフローチャートである。
本実施形態の管理装置200Bは、報取得部210により、ショベル100から状態情報を取得し、状態情報に含まれる設定条件情報から、現在ショベル100に設定されている設定条件(作業モード)を特定する(ステップS1501)。
続いて、管理装置200Bは、オペレータ特定部270により、オペレータを特定する(ステップS1502)。具体的には、オペレータ特定部270は、状態情報と対応付けられたオペレータ識別情報を取得する。
続いて、管理装置200Bは、推奨設定条件特定部230Aにより、オペレータ識別情報に基づき、推奨設定条件を特定する(ステップS1503)。
具体的には、推奨設定条件特定部230Aは、操作履歴記憶部280に格納された操作履歴情報を参照し、取得したオペレータ識別情報と一致するオペレータ識別情報を含む操作履歴情報のうち、最新の操作履歴を示す操作履歴情報を特定する。なお、操作履歴情報には、オペレータがショベル100の操作を行った日時を示す情報が含まれており、推奨設定条件特定部230Aは、日時を示す情報に基づき、最新の操作履歴を示す操作履歴情報を特定してもよい。
つまり、推奨設定条件特定部230Aは、特定されたオペレータが最後にショベル100を操作したときの操作履歴情報を特定する。
そして、推奨設定条件特定部230Aは、特定された操作履歴情報に含まれる状態情報が示す設定条件を、ショベル100の作業開始時の推奨設定条件に特定する。
続いて、管理装置200Bは、出力部250により、作業開始時の推奨設定条件情報と、設定指示とをショベル100に送信し(ステップS1504)、処理を終了する。
ショベル100は、作業開始時の推奨設定条件情報と設定指示とを受信すると、コントローラ30の条件設定部302により、推奨設定条件を設定し、表示制御部303により、推奨設定条件が設定されたことを示す情報を表示装置40に表示させる。
図16は、さらに別の実施形態において表示装置に表示されるメイン画面の一例を示す図である。
図16に示すメイン画面41V-5では、カメラ画像表示領域41mに、オペレータの前回の操作時の設定条件が設定されていることを示す情報41sが表示されている。
本実施形態では、このように、オペレータの操作履歴情報に基づき、作業開始時の設定条件をショベル100に設定させる。このため、本実施形態によれば、オペレータは、作業開始時に、その都度自身の好みに合わせた設定条件に変更する必要がなく、迅速に作業を開始することができる。
また、本実施形態では、図15の処理によって設定条件が設定された状態で、一定時間作業が行われた後に、作業開始時の推奨設定条件が、作業内容に対して適正な設定条件であるか否かを判定してもよい。
そして、作業開始時の推奨設定条件が適正でない場合には、図5に示す処理を実行し、新たな推奨設定条件をオペレータに通知してもよい。
また、本実施形態の操作履歴情報には、オペレータが、推奨設定条件への変更を促された際に、推奨設定条件への変更に同意するか否かを示す情報が含まれてもよい。そして、本実施形態では、推奨設定条件への変更を受け入れた実績のあるオペレータに対して、図15に示す処理を実行してもよい。
また、本実施形態では、作業開始時の推奨設定条件をオペレータの操作履歴情報に基づくものとしたが、これに限定されない。本実施形態では、作業開始時の推奨設定条件を、ショベル100のアーム5の先端に取り付けられたエンドアタッチメントの種類に応じて特定してもよい。また、本実施形態では、エンドアタッチメントが交換されると、その都度、エンドアタッチメントの種類に応じた推奨設定条件がショベル100に設定されてもよい。
また、上述した各実施形態における管理装置の機能は、ショベル100のコントローラ30により実現されてもよいし、支援装置300によって実現されてもよい。
なお、本実施形態では、管理装置200で特定された推奨設定条件は、ショベル100に送信されるものとしたが、これに限定されない。例えば、ショベル100が遠隔操作室内のオペレータにより、遠隔操作されている場合等には、管理装置200で特定された推奨設定条件は、遠隔管理室内に設置された遠隔操作装置に送信され、遠隔管理室内の表示装置に表示されてもよい。このように、本実施形態は、ショベル100が遠隔操作されている場合にも適用できる。
また、上述した各実施形態では、ショベル100を作業機械の一例として説明したが、作業機械はショベルに限定されない。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳説したが、本発明は、上述した実施形態に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなしに上述した実施形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
30 コントローラ
40 表示装置
100 ショベル
200、200A、200B 管理装置
210 情報取得部
220 情報集計部
230 推奨設定条件特定部
240 報酬算出部
250 出力部
260 メンテナンス時間算出部
270 オペレータ特定部
280 操作履歴記憶部

Claims (9)

  1. ショベルの状態を示す状態情報に基づき特定された推奨設定条件を示す推奨設定条件情報を管理装置から受信する通信部と、
    前記推奨設定条件情報を表示装置に表示させる表示制御部と、を有するショベル。
  2. 前記推奨設定条件情報は、
    オペレータに対して現在の設定条件から前記推奨設定条件への変更を促すメッセージを含む、請求項1記載のショベル。
  3. 前記通信部は、
    前記現在の設定条件から前記推奨設定条件へ変更した場合に前記オペレータに与えられる報酬に関する情報を前記管理装置から受信し、
    前記表示制御部は、
    前記報酬に関する情報を、前記表示装置へ表示させる、請求項2記載のショベル。
  4. 前記報酬に関する情報は、
    前記現在の設定条件が設定された状態で指定された時間作業を行った場合の燃料代と、前記推奨設定条件が設定された状態で指定された時間作業を行った場合の燃料代と、の差額に応じた情報である、請求項3記載のショベル。
  5. 前記管理装置からの設定指示に応じた設定条件を設定する条件設定部を有し、
    前記通信部は、
    前記推奨設定条件への変更に同意することを示す操作を受け付けて、前記管理装置に対し、前記推奨設定条件への変更の同意を示す通知を送信し、前記管理装置から、前記推奨設定条件の設定指示を受信し、
    前記条件設定部は、
    前記管理装置から、前記推奨設定条件の設定指示を受け付けて、現在の設定条件を前記推奨設定条件へ変更する、請求項1乃至4の何れか一項に記載のショベル。
  6. 前記通信部は、
    前記管理装置から、前記推奨設定条件が設定された状態で指定された時間作業を行った場合の交換部品のメンテナンス周期の変動を示すメンテナンス情報を前記管理装置から受信し、
    前記表示制御部は、
    前記メンテナンス情報を前記表示装置へ表示させる、請求項1乃至5の何れか一項に記載のショベル。
  7. 前記管理装置からの設定指示に応じた設定条件を設定する条件設定部を有し、
    前記通信部は、
    オペレータの最新の操作履歴を示す操作履歴情報に基づき特定された推奨設定条件の設定指示を前記管理装置から受信し、
    前記条件設定部は、
    前記設定指示に応じて、前記推奨設定条件を作業開始時の設定条件として設定し、
    前記表示制御部は、
    オペレータの前記操作履歴情報に基づく推奨設定条件が設定されたことを示す情報を前記表示装置に表示させる、請求項1乃至6の何れか一項に記載のショベル。
  8. ショベルの状態を示す状態情報に基づき特定された推奨設定条件を示す推奨設定条件情報を取得し、前記推奨設定条件情報を表示させる表示制御部と、を有するショベルの表示装置。
  9. ショベルの状態を示す状態情報が示す前記ショベルの設定条件と稼働条件とを対比し、前記設定条件が適正でないと判定した場合に、前記ショベルの稼働情報に対応する推奨設定条件を特定する推奨条件特定部と、
    前記特定した推奨設定条件を出力する出力部と、を有するショベルの管理装置。
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