JP2022141265A - 熱切断加工機のワーク支持体 - Google Patents

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Abstract

【課題】切り出された製品の立ち上がりを抑制しつつ、ワークの溶解物がワーク支持部材と溶着せず、突起部が昇華しても鋭利形状とならず、アシストガスの抜けが悪くならず、コスト高にならないことである。【解決手段】ワーク支持体30は、熱切断加工対象のワークWを支持するためにサポートテーブルに設置されて上下方向に起立するベース板31と、互いに間隔を空けてベース板31に設けられてそれぞれがワークを支持する炭素質材料で形成された複数の支持片35と、を備えている。支持片35のそれぞれは、ベース板31よりも小片の板体から構成され、ベース板31に対して交差するように設けられている。支持片35の上端部35aは、ベース板31の上端部31aよりも上方に突出して、ワークを支持する。【選択図】図1

Description

本発明は、熱切断加工機のワーク支持体に関する。なお、熱切断加工機のうち、特にレーザ切断加工機のワーク支持体に関する。
特許文献1には、熱エネルギーにより加工されるワークを支持する熱切断加工機用支持部材が開示されている。この支持部材は、支持テーブルと、それぞれが支持テーブルから起立する複数の支持ピンとを備えている。個々の支持ピンは、熱エネルギーの影響を受けたワークの溶解物と支持ピンとが溶着しにくいように、炭素質材料から形成されている。
特許文献2には、熱エネルギーにより加工されるワークを支持する熱切断加工機用支持部材が開示されている。この支持部材は、支持テーブルと、それぞれが支持テーブルから起立する複数の凸型突起に形成された板状の部材を格子状に組み合わせた構造体とを備えている。
特許文献3には、熱エネルギーにより加工されるワークを支持する熱切断加工機用支持部材が開示されている。この支持部材は、支持テーブルと、それぞれが支持テーブルから起立する複数の山形突起に形成された板状の部材とを備えている。板状の部材は変形容易で着脱容易に形成されている。
特開2001-314998号公報 実開昭60-171685号公報 特許第4188471号公報
特許文献2によれば、ワークを熱切断して切り出された製品が落下しない程度の支持ピン数は、1m当り100本程度必要としている。100cm以下の製品は確実に落下してしまうので、更に本数が必要である。例えば、4cmの製品を確実に落下させないためには、10,000本の支持ピンが必要になる。
加工後の切り出された製品の立ち上がりを抑制するためには、ワークを支持する支持ピン同士を近づけて配置することが好ましい。しかしながら、支持ピン同士を近接して配置した場合、隣り合う支持ピン同士の間にある空間が狭くなり、熱切断加工によって発生するヒューム及び粉塵などに対する集塵の流れ(アシストガスの流れ)が妨げられてしまうという問題がある。更に支持ピン数を多くするとコスト高になる課題もある。
ワークを支持する支持ピンの代わりに、板状(帯状)部材に凸部突起を設けて格子状に構成すると、格子状のコーナ部での熱切断加工でアシストガスの抜けが悪くなり、加工不良を起こす可能性が高まる。
ワークを支持する板状(帯状)部材の凸部突起を山形突起に変えて、この山形突起をワーク支持テーブルに亘って起立させる。アシストガスの抜けはよくなるが、板状(帯状)部材が金属の場合、熱切断加工位置と山形突起の頂点とが一致すると、ワークの溶解物が金属のワーク支持部材と溶着してしまう問題がある。
ワーク支持部材を炭素質材料にすると、ワークの溶解物とワーク支持部材とが強固に溶着することはないが、炭素質材料はレーザ照射によって、その部分が昇華される。ワーク支持部材を先端が鋭角に加工されたピンにすると、突起部が更に鋭利な形状となる。
以って、本発明が解決しようとする課題は、熱切断加工機がワークを切断するときに、切り出された製品の立ち上がりを抑制しつつ、ワークの溶解物がワーク支持部材と溶着せず、突起部が昇華しても鋭利形状とならず、アシストガスの抜けが悪くならず、コスト高にならないことである。
本発明の一態様に係る熱切断加工機のワーク支持体は、熱切断加工対象のワークを支持するためにサポートテーブルに設置され、上下方向に起立するベース板と、互いに間隔を空けてベース板に設けられ、それぞれがワークを支持する複数の支持片と、を備え、支持片のそれぞれは、ベース板よりも小片の板体から構成され、ベース板に対して交差するように設けられ、支持片の上端部は、ベース板の上端部よりも上方に突出して、ワークを支持する。
本発明の一態様に係る熱切断加工機のワーク支持体によれば、複数の支持片がベース板に対して交差するようにそれぞれ設けられている。隣り合う支持片同士が面と面とで向かい合う格好になるので、支持片同士を近接して配置しても、支持片同士の間に広い空間を確保することができる。
本発明の一態様によれば、切り出された製品の立ち上がりを抑制しつつ、ワークの溶解物がワーク支持部材と溶着せず、突起部が昇華しても鋭利形状とならず、アシストガスの抜けが悪くならず、コスト高にならないという効果を奏する。
図1は、本実施形態に係る熱切断加工機のワーク支持体を示す図である。 図2は、本実施形態に係るレーザ加工機の構成を模式的に示す図である。 図3は、本実施形態に係るワーク支持体の要部を拡大して示す図である。 図4は、図3に示すワーク支持体のAA断面を示す図である。 図5は、図3に示すベース板を示す図である。 図6は、図4に示す支持片を示す図である。 図7は、サポートテーブルにおける集塵の流れを模式的に示す図である。 図8は、サポートテーブルにおける集塵の流れを模式的に示す図である。 図9は、第1の変形例に係るワーク支持体の要部を拡大して示す図である。 図10は、第2の変形例に係るワーク支持体の要部を拡大して示す図である。 図11は、ワークとワーク支持体との関係を示す説明図である。
以下、図面を参照し、本実施形態に係る熱切断加工機のワーク支持体について説明する。
図1は、本実施形態に係る熱切断加工機のワーク支持体を示す図である。図1に示すように、熱切断加工機のワーク支持体30は、熱切断加工対象のワークWを支持するためにサポートテーブルに設置され、上下方向に沿って起立するベース板31と、互いに間隔を空けてベース板31に配置され、それぞれがワークWを支持する複数の支持片35と、を備えている。支持片35のそれぞれは、ベース板31よりも小片の板体から構成され、ベース板31に対して交差するように設けられている。支持片35の上端部35aは、ベース板31の上端部31aよりも上方に突出して、ワークWを支持する。
図2は、本実施形態に係るレーザ加工機の構成を模式的に示す図である。図2を参照し、本実施形態に係るワーク支持体30が適用される熱切断加工機の一例であるレーザ加工機を説明する。以下の説明では、方向の定義として、左右方向X、前後方向Y、及び上下方向Zを定めるが、これらの方向は説明の便宜のために用いられるに過ぎない。左右方向X及び前後方向Yは、水平方向に対応する。
レーザ加工機1は、レーザビームによってワークWをレーザ加工する加工機である。レーザ加工対象となるワークWは、シート状の材料であり、代表的には板金である。レーザ加工機1は、基台2、サポートテーブル3、フレーム4、加工ヘッド5、及び集塵装置6を主体に構成されている。
基台2は、例えば左右方向Xに長手となるように組み立てられ、上下方向Zに薄い直方体形状を有している。前後方向Yにおける基台2の両端には、左右方向Xに延在するガイドレールがそれぞれ設けられている。
サポートテーブル3は、レーザ加工対象となるワークWを支持するための台である。サポートテーブル3は、矩形状の枠体であるフレーム部材から構成され、基台2上に固定されている。サポートテーブル3には、前後方向Yに延在するワーク支持体30が、左右方向Xに所定の間隔で複数配置されている。各ワーク支持体30の間には空隙が形成され、レーザ加工で生じたスクラップなどは空隙を通じて下方へと落下する。
フレーム4は、門型のフレームであり、サポートテーブル3を跨ぐように前後方向Yに沿って配置されている。フレーム4は、上下方向Zに延在する一対のサイドフレーム41、42と、前後方向Yに延在する上部フレーム43とを有している。フレーム4は、基台2のガイドレールによって案内されることで、左右方向Xに移動可能に構成されている。上部フレーム43内には、図示しないキャリッジが取り付けられている。キャリッジは、前後方向Yに移動可能に構成されている。
加工ヘッド5は、上部フレーム43内のキャリッジに取り付けられている。加工ヘッド5は、図示しないレーザ発振器から供給されたレーザビームをワークWに照射する。加工ヘッド5の下端には、レーザビームを射出するノズル51が着脱自在に取り付けられている。ノズル51の先端部には、円形の開口が設けられており、レーザビームは、ノズル51の先端部の開口からワークWに照射される。また、ノズル51の先端部からは、図示しないアシストガス供給源から供給されるアシストガスが噴出される。フレーム4が左右方向Xに移動し、キャリッジが前後方向Yに移動することによって、加工ヘッド5は、左右方向X及び前後方向YにかけてワークWの上方を移動することができる。
集塵装置6は、レーザ加工で発生したヒューム及び粉塵など(以下単に「ヒューム」という)を集める装置である。基台2の内部には集塵室となる空間が形成されており、サポートテーブル3の下方が集塵室に対して連通している。左右方向Xに延在する基台側面の一方には、排気ダクト61が配設されている。排気ダクト61の一方の端部は、基台側面の中央に接続され、排気ダクト61の他方の端部は、集塵装置6に接続されている。排気ダクト61によって基台2内部の集塵室と集塵装置6とが連通されている。
集塵装置6は、モータにより回転する排気ファンを備えている。排気ファンが回転すると、集塵装置6内が負圧となり、サポートテーブル3及び集塵室内の空気が排気ダクト61を介して集塵装置6へと取り込まれる。ヒュームは、集塵装置6が発生する空気の流れ(加工ヘッド5から噴射されたアシストガス)に乗って、各ワーク支持体30の間を通過して集塵装置6へと集められる。
このような構成のレーザ加工機1は、フレーム4及びキャリッジをそれぞれ左右方向X及び前後方向Yに移動させながら、加工ヘッド5からレーザビームを射出する及びアシストガスを噴出することで、サポートテーブル3に載せられたワークWに対して切断加工を行う。
図3は、本実施形態に係るワーク支持体の要部を拡大して示す図である。図4は、図3に示すワーク支持体のAA断面を示す図である。図5は、図3に示すベース板を示す図である。図6は、図4に示す支持片を示す図である。以下、図1、図3から図6を参照し、ワーク支持体30の構成を説明する。
ワーク支持体30は、ベース板31と、複数の支持片35とを備えている。
ベース板31は、前後方向Yに延在する板状の部材であり、鋼などの金属材料、例えば軟鋼から構成されている。ベース板31は、サポートテーブル3において左右方向Xに延在する一対のフレーム部材の間に跨がるように配置され、ベース板31の両端は、サポートテーブル3に対して固定されている。サポートテーブル3に固定されたベース板31は、例えば鉛直に起立する。しかしながら、ベース板31は、上下方向Zに起立していればよく、必ずしも鉛直である必要はない。
ベース板31は、それぞれが上方に向かって延出する複数の第1突出部32を備えている。複数の第1突出部32は、ベース板31の上端部31aに設けられており、ベース板31(上端部31a)の一部を構成している。複数の第1突出部32は、前後方向Yにかけて互いに間隔を空けて設けられている。複数の第1突出部32は、ベース板31と一体に形成されており、ベース板31と同一の平面を構成している。
第1突出部32は、上下方向Zに沿って縦長となる板体である。第1突出部32の幅方向は、ベース板31の延在方向である前後方向Yと対応する。第1突出部32の板厚方向は、ベース板31の板厚方向である左右方向Xと対応している。本実施形態において、第1突出部32は、高さ方向の中間部から上端部32aに向かうに従って幅が狭くなるような窄んだ形状を有している。
第1突出部32の上端部32aには、第1スリット34が形成されている。第1スリット34は、第1突出部32の幅方向に中央に位置している。第1スリット34は、上端部32aから下方へと延出しており、一定の深さを備えている。第1スリット34の幅Wa1は、支持片35の板厚t2と対応している。
支持片35は、ベース板31よりも小片の板体からなり、炭素質材料、例えば炭素繊維強化炭素複合材料で構成されている。支持片35は、上下方向Zに沿って縦長となる形状を有している。支持片35の幅方向は、ベース板31の板厚方向である左右方向Xと対応している。支持片35の板厚方向は、ベース板31の延在方向である前後方向Yと対応している。支持片35の板厚は、第1突出部32における上端部32a(最小幅となる部位)の幅よりも小さく、好ましくはベース板31の板厚と同一又は同程度である。一例として挙げた炭素繊維強化炭素複合材料は、レーザビームを用いてレーザ切断可能な材料で構成されている。支持片35は、レーザビームを用いたレーザ切断によりシート状の材料から切り出されて形成されている。
支持片35の上端部35aには、面直方向からの正面視において所定の角度をなす角部36が設けられている。角部36は、上方に向かって凸となるように設定されている。本実施形態では、角部36の角度は、予め定められた基準角度、例えば100°以上となるように設定されている。角部36は、支持片35の幅方向の中央に位置しているが、中央から左右方向Xにずれた場所に位置してもよい。
支持片35の下端部35bには、第2スリット37が形成されている。第2スリット37は、支持片35の幅方向の中央に位置している。第2スリット37は、下端部35bから上方へと延出しており、一定の高さを備えている。第1スリット34の幅Wa2は、ベース板31の板厚t1と対応している。本実施形態では、第2スリット37の高さは、上述の第1スリット34の深さと対応している。
支持片35は、第1突出部32の第1スリット34に挿入される。このとき、支持片35の第2スリット37には、第1突出部32が挿入される格好となる。支持片35は、第2スリット37に挿入されるベース板31を両側から挟持し、ベース板31の第1突出部32は、第1スリット34に挿入される支持片35を両側から挟持する。このように、支持片35の第2スリット37と、ベース板31側の第1スリット34とに相互に嵌め合わせることで、ベース板31の上端部31a、具体的には第1突出部32に対して支持片35が取り付けられている。支持片35は、ベース板31に対して直交するように設けられている。
ベース板31には、複数の第1突出部32が設けられているため、第1突出部32のそれぞれに対して支持片35が設けられている。ベース板31の上端部31aには、複数の支持片35が前後方向Yに互いに間隔を空けて設けられる。
支持片35の上端部35aは、第1突出部32の上端部32aよりも上方に突出している。そのため、ワークWは、ベース板31上に並んだ複数の支持片35によって支持される。個々の支持片35によるワークWの支持は、角部36の頂点によって行われる。
支持する。
ベース板31上に並んだ複数の支持片35のうち、隣り合う支持片35同士の間には、所要の空間が設けられる。隣り合う3つの支持片35のうち、最も外側に位置する一組の支持片35の間の距離D2は、切断後の切り出された製品の立ち上がりを防止する観点から、切断後の最小製品のサイズ以下となることが望ましい。隣り合う支持片35同士の距離D1は、最小製品のサイズに起因する距離D2に基づいて決定される。具体的には、距離D1は、切断後の最小製品のサイズ以下であり、例えば16mmである。これにより、切断後の切り出された製品の立ち上がりを防止することができる。
また、隣り合う支持片35同士の間にある空間は、第1突出部32の基端から支持片35の角部36までの高さH1を備える。高さH1は、隣り合う支持片35同士の間の空間において十分な集塵の流れを得ることができるように、距離D1を考慮して決定される。例えば、高さH1は40mmである。
このような構成のサポートテーブル3によれば、左右方向Xに一定の間隔で配列された複数のワーク支持体30によってワークW及び切り出された製品を支持することができる。また、個々のワーク支持体30においては、ベース板31の延在方向に沿って一定の間隔で配列された複数の支持片35によってワークW及び切り出された製品を支持することができる。
図7及び図8は、サポートテーブルにおける集塵の流れを模式的に示す図である。図7は、サポートテーブル3を上面から眺めた図に対応して、図8は、サポートテーブル3を左右方向Xから眺めた図に対応する。以下、図7及び図8を参照し、集塵装置6によってヒュームを集塵する動作について説明する。
排気ダクト61は左右方向Xに延在する基台側面の中央に設けられているため、集塵装置6が作動すると、ワークWの周囲にある空気は、左右方向Xに沿ってサポートテーブル3の中央へ向かいつつ、ワーク支持体30同士の空隙を通ってサポートテーブル3の下方へと流れる。そして、ワーク支持体30の下方へと流れた空気は、前後方向に沿って排気ダクト61に向かう流れとなる。レーザ加工によって生じたヒュームは、このような空気の流れによって導かれ、基台2内の集塵室、排気ダクト61を経て、集塵装置6へと至ることとなる。
このように本実施形態に係るワーク支持体30によれば、複数の支持片35がベース板31に対して直交するように設けられている。この配置によれば、複数の支持片35の並び方向と個々の支持片35の幅方向とが直交する関係となり、隣り合う支持片35同士は、面と面とで向かい合う格好になる。切り出された製品の立ち上がりを抑制するためには、切り出された製品を直接支持する角部36同士の間隔が小さくなるように支持片35を狭ピッチで配置する必要がある。しかしながら、隣り合う支持片35同士は面と面とで向かい合っているので、隣り合う支持片35同士の間に広い空間を確保することができる。これにより、切り出された製品の立ち上がりを抑制しつつ、ヒュームを集める集塵の流れを適切に確保することができる。
支持片35の幅Wb2を拡大することで、支持片35の板厚を増やすことなく支持片35の強度を確保することができる。支持片35の幅Wb2を拡大したとしても、隣り合う支持片35同士の間にある空間の幅に影響を与えない。したがって、集塵の流れを確保しつつ、ワーク荷重に対する支持片35の強度を確保することができる。加えて、支持片35の形状又はサイズに応じて、ワーク荷重に対する強度を制御することができる。これにより、支持片35の設計のみで、必要な強度を備えたワーク支持体30を実現することができる。
個々の支持片35は、小片の板体からなり、支持片35の面が直交するようにベース板31に取り付けられている。そのため、サポートテーブル3の下方に位置する集塵室へと向かう集塵の流れ方向である左右方向X及び上下方向Zと、個々の支持片35の面内方向とが対応する。その結果、集塵室へと向かう空気は、支持片35同士の空隙を通ることで整流される。これにより、集塵の流れが適切に確保されるので、ヒュームの集塵を効果的に行うことができる。
ここで、本実施形態に係るワーク支持体30に対する比較例として、個々の支持片がベース板の上端部に、ベース板と平行に設けられているワーク支持体を考える。この比較例においては、支持片の幅方向と、ベース板の延在方向とが対応する。ワークの荷重に対して十分な強度を得るために、支持片の幅を大きくする必要がある。また、切り出された製品の立ち上がりを抑制するためには、ベース板の延在方向に沿って支持片同士を近づけて配置する必要がある。しかしながら、複数の支持片の並び方向と、個々の支持片の幅方向とが対応するので、支持片の幅が大きくなると、隣り合う支持体同士の間の空間が狭くなる。このため、切り出された製品の立ち上がりの抑制と、集塵の流れの確保とを両立させることが困難となるが、本実施形態に係るワーク支持体30によれば、上述の如く、このような課題を解決することができる。
また、本実施形態のワーク支持体30によれば、ワークW及び切り出された製品を支持する支持片35が、炭素質材料によって構成されている。このため、レーザビームによって支持片35が溶融又は軟化する、或いは支持片35とワークW又は切り出された製品とが溶着する、といった不都合を抑制することができる。また、ベース板31は鋼で構成することで、炭素質材料の使用を支持片35のみとすることができる。これにより、炭素質材料の使用を最小限に抑えることができるので、コストの上昇を抑制することができる。
また、支持片35は小片の板体から構成されるので、炭素質材料の板材からレーザ加工で支持片35を切り出すことができる。これにより、支持片35を安価且つ簡単に製造することができ、ワーク支持体30のトータルコストを抑制することができる。
また、ベース板31は鋼製の板状の部材から構成されているので、既存のワーク支持体と同一の構成を採用することができる。既存のワーク支持体と同じ厚み及び形状とすることで、サポートテーブル3に適用されるワーク支持体同士で互換性を保つことができる。
また、支持片35は、その上端部35aに角部36を備えているので、ワークW及び切り出された製品を点で支持することができる。また、支持片35のWb2を拡大することができるので、角部36の角度も拡大することができる(例えば100°以上)。これにより、レーザビームによって支持片35に対して切れ込みが形成された場合であっても、支持片35の上端部35aが先鋭となることを抑制することができる。つまり、支持片35がレーザ照射によって一部が昇華しても、支持片35の上端部35aが先鋭となることを抑制することができる。
本実施形態に係るワーク支持体30によれば、ベース板31の第1スリット34と支持片35の第2スリット37とを嵌め合わせることで、ベース板31に対して支持片35を簡単に取り付けることができる。第1スリット34及び第2スリット37によってベース板31と支持片35とを互いに拘束することができるので、固定手段などを用いることなく、支持片35が倒れることを抑制することができる。
また、ベース板31に対して支持片35の着脱が可能となるので、支持片35を1個単位で交換することができる。これにより、保守部分となる支持片35のみを交換することができるので、ランニングコストを抑制することができる。
加えて、支持片35がベース板31に対して交換可能であるため、支持片35の形状又はサイズの選択が可能となる。これにより、加工条件やワークサイズ及び切り出される製品サイズに応じて、適切な形状又はサイズの支持片35をベース板31に取り付けることができる。
本実施形態において、複数の支持片35は、ベース板31における複数の第1スリット34に対して一対一で設けられている。しかしながら、複数の支持片35は、複数の第1スリット34に対して選択的に設けられてもよい。
この構成によれば、ベース板31に設けられた複数の第1スリット34の中で、複数の支持片35を配置する範囲、又は間隔を任意に選択することができる。これにより、加工条件又はワーク及び製品のサイズに応じて、複数の支持片35の配置を柔軟に設定することができる。また、支持片35の配置に対する自由度を拡大することができるので、導入時の初期費用をコントロールすることができる。
本実施形態によれば、ベース板31における複数の第1スリットは、複数の第1突出部32に設けられている。これにより、隣り合う支持片35同士の間に位置する空間における高さH1を大きく確保することができる。これにより、集塵の流れを効果的に確保することができる。
図9は、第1の変形例に係るワーク支持体の要部を拡大して示す図である。図9を参照し、第1の変形例に係るワーク支持体30を説明する。第1の変形例に係るワーク支持体30において、ベース板31の上端部31aは、前後方向Yに沿って直線状に延在する直線部として構成されている。支持片35が取り付けられる複数の第1スリット34は、直線部である上端部31aに、互いに間隔を空けて設けられている。
この第1の変形例に係るワーク支持体30によれば、隣り合う支持片35同士が面と面とで向かい合っているので、隣り合う支持片35同士の間に十分な空間を確保することができる。その結果、空間における高さH2を小さくしても、必要な集塵の流れを確保することができる。例えば、高さH2は20mmである。支持片35の上下方向Zのサイズについてコンパクト化を図ることができる。また、支持片35の形状又はサイズに応じて、集塵の流れを制御することができるので、支持片35の設計のみで所望の集塵の流れを得ることができる。これにより、切り出された製品の立ち上がりを抑制しつつ、ヒュームを回収する集塵の流れを確保することができる。
図10は、第2の変形例に係るワーク支持体の要部を拡大して示す図である。図11は、ワークとワーク支持体との関係を示す説明図である。図10及び図11を参照し、第2の変形例に係るワーク支持体30を説明する。第2の変形例に係るワーク支持体30は、上述した複数の第1突出部32のうち、任意の第1突出部32が、第2突出部33に置き換えられている。このような置き換えにより、ベース板31の上端部31aには、互いに隣り合う一対の第1突出部32の間に、1つ以上の第2突出部33が設けられる。第2突出部33は、第1突出部32と同様、上下方向Zに沿って縦長となる板体である。ただし、第2突出部33は、第1突出部32よりも高く、第1突出部32に取り付けられた支持片35よりも低くなっている。第2突出部33には第1スリット34が設けられておらず、支持片35は取り付けられない。
この構成によれば、ベース板31の上端部31aには、第1突出部32と、第2突出部33とが設けられており、第1突出部32のみに支持片35が設けられている。この構成によれば、ワーク支持体30の装備される支持片35の個数を減らすことができるので、ワーク支持体30のコストを下げることができる。また、第2突出部33とワークWとの間には、所定のギャップGが形成されるので、鋼製の第2突出部33とワークW又は切り出された製品との溶着を防止することができる。一方で、支持片35同士の間隔が広くなるので、切り出された製品の立ち上がりが発生する可能性がある。しかしながら、図11に示すように、隣り合う第1突出部32の間に第2突出部33が存在しているので、ワークW及び切り出された製品との間に適切なギャップGを設けることで、切り出された製品が極端に立ち上がることを防止することができる。これにより、切り出された製品の立ち上がりを抑制しつつ、ヒュームを回収する集塵の流れを確保することができる。
なお、本実施形態では、支持片35は、ベース板31に対して直交している。しかしながら、支持片35は、ベース板31に対して交差していればよい。例えば、支持片35は、集塵の流れの向きに合わせ、ベース板31に対して直交する方向から傾斜させてもよい。
また、本実施形態では、支持片35を構成する材料として、炭素質材料を例示した。しかしながら、セラミックスなどの非金属材料などであってもよい。
また、ベース板31に対する支持片35の取付方法は、上述した方法に限定されない。例えば、ベース板31が適度な板厚を備える場合には、ベース板31の上端部31a(上面)に、ベース板31の延在方向と交差する方向に延在する、支持片35の板厚に対応する幅の溝を設けてもよい。これにより、ベース板31の上面の溝に対して支持片35を差し込むことで、ベース板31の上端部31aに対して支持片35と取り付けることができる。また、ベース板31の上面に溝を設ける方法に限らず、ベース板31の上面に、支持片35の板厚に対応する間隔だけ離間した一対の突起部を設けてもよい。この場合、一対の突起部の間に支持片35を挟むことで、ベース板31の上端部31aに対して支持片35と取り付けることができる。
上記のように、本発明の実施形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
1 レーザ加工機(熱切断加工機)
2 基台
3 サポートテーブル
30 ワーク支持体
31 ベース板
31a 上端部
32 第1突出部
32a 上端部
33 第2突出部
34 第1スリット
35 支持片
36 角部
37 第2スリット
4 フレーム
5 加工ヘッド
6 集塵装置

Claims (10)

  1. 熱切断加工対象のワークを支持するためにサポートテーブルに設置され、上下方向に起立するベース板と、
    互いに間隔を空けて前記ベース板に設けられ、それぞれが前記ワークを支持する複数の支持片と、を備え、
    前記支持片のそれぞれは、前記ベース板よりも小片の板体から構成され、前記ベース板に対して交差するように設けられ、
    前記支持片の上端部は、前記ベース板の上端部よりも上方に突出して、前記ワークを支持する
    熱切断加工機のワーク支持体。
  2. 前記ベース板は、鋼で構成され、
    前記支持片のそれぞれは、炭素質材料で構成されている
    請求項1記載の熱切断加工機のワーク支持体。
  3. 前記支持片のそれぞれは、前記支持片の上端部に、面直方向からの正面視において所定の角度をなす角部を含み、
    前記ワークは、前記角部の頂点で支持される
    請求項1又は2記載の熱切断加工機のワーク支持体。
  4. 前記支持片のそれぞれは、レーザビームを用いてレーザ切断可能な材料で構成されている
    請求項3記載の熱切断加工機のワーク支持体。
  5. 前記支持片同士の間隔は、最小製品のサイズ以下である
    請求項3記載の熱切断加工機のワーク支持体。
  6. 前記ベース板は、互いに間隔を空けて前記ベース板の上端部に設けられて、それぞれが前記支持片の板厚と対応する幅を有する複数の第1スリットを含み、
    前記支持片のそれぞれは、前記支持片の下端部に設けられて、前記ベース板の板厚と対応する幅を有する第2スリットを含む
    請求項1から5いずれか一項記載の熱切断加工機のワーク支持体。
  7. 前記複数の支持片は、前記複数の第1スリットに対して一対一で設けられている、又は前記複数の第1スリットに対して選択的に設けられている
    請求項6記載の熱切断加工機のワーク支持体。
  8. 前記ベース板は、互いに間隔を空けて前記ベース板の上端部に設けられて、それぞれが上方に向かって延出する複数の第1突出部を含み、
    前記複数の第1スリットは、前記複数の第1突出部に設けられている
    請求項6又は7記載の熱切断加工機のワーク支持体。
  9. 前記ベース板の上端部は、水平方向に沿って直線状に延在する直線部として構成され、
    前記複数の第1スリットは、互いに間隔を空けて前記直線部に設けられている
    請求項6又は7記載の熱切断加工機のワーク支持体。
  10. 前記ベース板は、前記ベース板の上端部に設けられて、前記支持片の上端部よりも高さが低い第2突出部を含み、
    前記第2突出部は、隣り合う一対の前記第1突出部の間に1つ以上設けられている
    請求項8記載の熱切断加工機のワーク支持体。
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