JP2022134814A - 第1ワイヤハーネス及び複合ワイヤハーネス - Google Patents

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Abstract

【課題】車両に対する組み付け性を向上できる第1ワイヤハーネス及び複合ワイヤハーネスを提供する。【解決手段】ワイヤハーネス20は、車載機器と電気的に接続されるワイヤハーネス80と電気的に接続される。ワイヤハーネス20は、芯線22と絶縁被覆23とを有する電線21と、ワイヤハーネス80と電気的に接続可能であるとともに芯線22の端部に取り付けられる端子40と、芯線22と絶縁被覆23と端子40とを覆うコネクタハウジング50とを有する。ワイヤハーネス20は、電線21の外周を包囲するとともに導電性を有する環状の外装部材30と、外装部材30の長さ方向の端部に取り付けられる環状のシールド部材60とを有する。外装部材30とシールド部材60とは、電線21よりも剛性に優れている。シールド部材60は、外装部材30と電気的に接続されている。コネクタハウジング50は、外装部材30とシールド部材60とに包囲されている。【選択図】図3

Description

本開示は、第1ワイヤハーネス及び複合ワイヤハーネスに関するものである。
従来、ハイブリッド車や電気自動車等の車両に用いられるワイヤハーネスは、高電圧のバッテリやインバータなどの電気機器間を電気的に接続する電線部材を備えている(例えば、特許文献1参照)。この種の電線部材は、単一の導体からなる芯線を絶縁被覆で包囲してなる剛性電線の両端部に対して、撚線などの可撓性を有する芯線を絶縁被覆で包囲してなる柔軟電線が接続されて構成されている。
特許第6048859号公報
ところで、上記ワイヤハーネスにおいて、車両に対する組み付け性の向上が望まれている。
本開示の目的は、車両に対する組み付け性を向上できる第1ワイヤハーネス及び複合ワイヤハーネスを提供することにある。
本開示の第1ワイヤハーネスは、車載機器と電気的に接続される第2ワイヤハーネスと電気的に接続可能な第1ワイヤハーネスであって、第1芯線と前記第1芯線を覆う第1絶縁被覆とを有する第1電線と、前記第2ワイヤハーネスと電気的に接続可能であるとともに前記第1芯線の端部に取り付けられる第1端子と、前記第1芯線と前記第1絶縁被覆と前記第1端子とを覆う第1コネクタハウジングと、前記第1電線の外周を包囲するとともに導電性を有する環状の第1外装部材と、前記第1外装部材の長さ方向の端部に取り付けられるとともに導電性を有する環状のシールド部材と、を有し、前記第1外装部材と前記シールド部材とは、前記第1電線よりも剛性に優れており、前記シールド部材は、前記第1外装部材と電気的に接続されており、前記第1コネクタハウジングは、前記第1外装部材と前記シールド部材とに包囲される。
本開示の複合ワイヤハーネスは、車両に搭載される複合ワイヤハーネスであって、第1ワイヤハーネスと、車載機器に電気的に接続されるとともに前記第1ワイヤハーネスに電気的に接続される第2ワイヤハーネスと、を有し、前記第1ワイヤハーネスは、第1芯線と前記第1芯線を覆う第1絶縁被覆とを有する第1電線と、前記第1芯線の端部に取り付けられる第1端子と、前記第1芯線と前記第1絶縁被覆と前記第1端子とを覆う第1コネクタハウジングと、前記第1電線の外周を包囲するとともに導電性を有する環状の第1外装部材と、前記第1外装部材の長さ方向の端部に取り付けられるとともに導電性を有する環状のシールド部材と、を有し、前記第2ワイヤハーネスは、第2芯線と前記第2芯線を覆う第2絶縁被覆とを有する第2電線と、前記第2芯線の端部に取り付けられるとともに前記第1端子と電気的に接続される第2端子と、前記第2端子を保持する第2コネクタハウジングと、前記第2電線の外周を包囲する環状の第2外装部材と、を有し、前記第1外装部材と前記シールド部材とは、前記第1電線よりも剛性に優れており、前記シールド部材は、前記第1外装部材と電気的に接続されており、前記第1コネクタハウジングは、前記第1外装部材と前記シールド部材とに包囲されており、前記第2電線と前記第2外装部材とは、前記第1外装部材よりも柔軟性に優れる。
本開示の第1ワイヤハーネス及び複合ワイヤハーネスによれば、車両に対する組み付け性を向上できるという効果を奏する。
図1は、一実施形態の複合ワイヤハーネスを示す概略構成図である。 図2は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略断面図である。 図3は、一実施形態の複合ワイヤハーネスを示す概略断面図である。 図4は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略横断面図(図2における4-4線断面図)である。 図5は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略横断面図(図2における5-5線断面図)である。 図6は、変更例の複合ワイヤハーネスを示す概略断面図である。 図7は、変更例の複合ワイヤハーネスを示す概略構成図である。 図8は、変更例の複合ワイヤハーネスを示す概略構成図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列挙して説明する。
[1]本開示の第1ワイヤハーネスは、車載機器と電気的に接続される第2ワイヤハーネスと電気的に接続可能な第1ワイヤハーネスであって、第1芯線と前記第1芯線を覆う第1絶縁被覆とを有する第1電線と、前記第2ワイヤハーネスと電気的に接続可能であるとともに前記第1芯線の端部に取り付けられる第1端子と、前記第1芯線と前記第1絶縁被覆と前記第1端子とを覆う第1コネクタハウジングと、前記第1電線の外周を包囲するとともに導電性を有する環状の第1外装部材と、前記第1外装部材の長さ方向の端部に取り付けられるとともに導電性を有する環状のシールド部材と、を有し、前記第1外装部材と前記シールド部材とは、前記第1電線よりも剛性に優れており、前記シールド部材は、前記第1外装部材と電気的に接続されており、前記第1コネクタハウジングは、前記第1外装部材と前記シールド部材とに包囲される。
この構成によれば、第2ワイヤハーネスと接続される第1端子を覆う第1コネクタハウジングと第1電線とが、第1電線よりも剛性に優れる第1外装部材及びシールド部材によって包囲される。このため、第2ワイヤハーネスと接続される部分、つまり第1ワイヤハーネスの長さ方向の一端部を剛性に優れた構造とすることができる。これにより、第1ワイヤハーネスの長さ方向の端部のうち少なくとも片側の端部における柔軟部を無くすことができる。この結果、両端部に柔軟部が設けられる場合に比べて、車両に対する第1ワイヤハーネスの組み付け性を向上できる。
ここで、本明細書における「環」は、全体がつながって切れ目がなく輪になっている構造、つまり始点と終点とが一致する無端状の構造を意味する。また、本明細書における「環」は、外縁形状が円形の円環、外縁形状が楕円形や長円形の環、外縁形状が多角形の多角形環、外縁形状が角丸多角形の環を含み、外縁形状が直線又は曲線で結ばれる任意の閉じた形状からなるものを言う。「環」は、平面視において貫通孔を有する形状であり、外縁形状と貫通孔の内周形状とが同じ形状であるものや、外縁形状と貫通孔の内周形状とが異なる形状であるものを含む。「環」は、貫通孔の中心軸が延びる軸方向に沿って延びる所定の長さを有するものを含み、その長さの大小は問わない。また、本明細書における「環状」は、全体として環と見做せればよく、複数の部品を組み合わせて環をなすものや、C字状のように一部に切り欠きやスリット等を有するものを含む。
[2]前記第1コネクタハウジングの外周面に取り付けられる環状の第1シール部材を更に有し、前記第1シール部材は、前記第1コネクタハウジングの外周面に密着するとともに、前記第1外装部材の内周面に密着することが好ましい。この構成によれば、第1コネクタハウジングの外周面に密着するとともに、第1外装部材の内周面に密着する第1シール部材が設けられる。この第1シール部材により、第1コネクタハウジングと第1外装部材との間をシールできるため、第1外装部材の内部に水等の液体が浸入することを好適に抑制できる。
[3]前記第1コネクタハウジングの外周面に取り付けられる環状の第2シール部材を更に有し、前記第2シール部材は、前記第1コネクタハウジングの外周面に密着するとともに、前記シールド部材の内周面に密着することが好ましい。この構成によれば、第1コネクタハウジングの外周面に密着するとともに、シールド部材の内周面に密着する第2シール部材が設けられる。この第2シール部材により、第1コネクタハウジングとシールド部材との間をシールできるため、シールド部材の内部に水等の液体が浸入することを好適に抑制できる。
[4]前記第1外装部材の外周面と前記シールド部材の外周面とを密着した状態で被覆する第3シール部材を更に有し、前記第3シール部材は、前記第1外装部材の外周面と前記シールド部材の外周面とに跨って形成されることが好ましい。この構成によれば、第1外装部材の外周面とシールド部材の外周面とに跨って、それら第1外装部材の外周面及びシールド部材の外周面を密着した状態で被覆する第3シール部材が設けられる。この第3シール部材により、第1外装部材とシールド部材との接続部分において、第1外装部材とシールド部材との間をシールできる。このため、第1外装部材とシールド部材との接続部分を通じて、第1外装部材の内部及びシールド部材の内部に水等の液体が浸入することを好適に抑制できる。
[5]前記第1コネクタハウジングは、前記第1端子側の第1端部と、前記第1端部と反対側の第2端部とを有し、前記第2端部の外周面は、前記第1端部から離れるに連れて前記第1電線に近づくように傾斜する第1ガイド部を有することが好ましい。この構成によれば、第1コネクタハウジングの第2端部に第1ガイド部が形成される。これにより、第1ガイド部が有する傾斜面に沿ってシールド部材の内部及び第1外装部材の内部に第1コネクタハウジングを誘導することができる。このため、第1電線及び第1端子を被覆する第1コネクタハウジングをシールド部材及び第1外装部材に挿入しやすくなる。この結果、第1ワイヤハーネスの組立作業性を向上できる。
[6]前記シールド部材の長さ方向の端部は、前記第1外装部材の長さ方向の端部の外側に嵌合しており、前記第1コネクタハウジングは、前記第1外装部材の内部に収容される第1被覆部と、前記シールド部材の内部に収容される第2被覆部とを有し、前記第2被覆部の外形は、前記第1被覆部の外形よりも大きく形成されるとともに、前記第1外装部材に挿入不能な大きさに形成されることが好ましい。この構成によれば、第1コネクタハウジングの第2被覆部が第1外装部材に挿入不能な大きさに形成される。これにより、シールド部材側から第1外装部材に向かって第1コネクタハウジングを挿入した際に、第1コネクタハウジングをシールド部材の内部及び第1外装部材の内部に容易に位置決めできる。この結果、第1ワイヤハーネスの組立作業性を向上できる。
[7]前記第1被覆部は、前記第1ガイド部を有し、前記第2被覆部のうち前記第1被覆部と接続される端部の外周面は、前記第1被覆部に近づくに連れて前記第1電線に近づくように傾斜する第2ガイド部を有することが好ましい。この構成によれば、第2被覆部に第2ガイド部が形成される。これにより、第2ガイド部が有する傾斜面に沿ってシールド部材の内部に第1コネクタハウジングを誘導することができる。このため、第1コネクタハウジングをシールド部材に挿入しやすくなる。この結果、第1ワイヤハーネスの組立作業性を向上できる。
[8]本開示の複合ワイヤハーネスは、車両に搭載される複合ワイヤハーネスであって、第1ワイヤハーネスと、車載機器に電気的に接続されるとともに前記第1ワイヤハーネスに電気的に接続される第2ワイヤハーネスと、を有し、前記第1ワイヤハーネスは、第1芯線と前記第1芯線を覆う第1絶縁被覆とを有する第1電線と、前記第1芯線の端部に取り付けられる第1端子と、前記第1芯線と前記第1絶縁被覆と前記第1端子とを覆う第1コネクタハウジングと、前記第1電線の外周を包囲するとともに導電性を有する環状の第1外装部材と、前記第1外装部材の長さ方向の端部に取り付けられるとともに導電性を有する環状のシールド部材と、を有し、前記第2ワイヤハーネスは、第2芯線と前記第2芯線を覆う第2絶縁被覆とを有する第2電線と、前記第2芯線の端部に取り付けられるとともに前記第1端子と電気的に接続される第2端子と、前記第2端子を保持する第2コネクタハウジングと、前記第2電線の外周を包囲する環状の第2外装部材と、を有し、前記第1外装部材と前記シールド部材とは、前記第1電線よりも剛性に優れており、前記シールド部材は、前記第1外装部材と電気的に接続されており、前記第1コネクタハウジングは、前記第1外装部材と前記シールド部材とに包囲されており、前記第2電線と前記第2外装部材とは、前記第1外装部材よりも柔軟性に優れる。
この構成によれば、第2ワイヤハーネスと接続される第1端子を覆う第1コネクタハウジングと第1電線とが、第1電線よりも剛性に優れる第1外装部材及びシールド部材によって包囲される。このため、第2ワイヤハーネスと接続される部分、つまり第1ワイヤハーネスの長さ方向の一端部を剛性に優れた構造とすることができる。これにより、第1ワイヤハーネスの長さ方向の端部のうち少なくとも片側の端部における柔軟部を無くすことができる。この結果、車両に対する第1ワイヤハーネスの組み付け性を向上できる。また、剛性に優れた第1ワイヤハーネスと柔軟性に優れた第2ワイヤハーネスとを分離できるため、第1ワイヤハーネスと第2ワイヤハーネスとを別々に車両に組み付けできる。これにより、車両に対する複合ワイヤハーネスの組み付け性を向上できる。
[9]前記第2ワイヤハーネスは、前記車載機器と一体化されており、前記第2電線は、前記第2端子が取り付けられる第2電線側第1端部と、前記第2電線側第1端部と反対側の第2電線側第2端部と、を有し、前記第2電線側第2端部は、前記車載機器の内部において、前記車載機器の電気回路と電気的に接続されることが好ましい。この構成によれば、第2ワイヤハーネスが車載機器に一体化されるため、第2ワイヤハーネスを車載機器に接続する作業を省略できる。これにより、例えば車載機器の周辺の配索スペースが小さい場合であっても、複合ワイヤハーネスを容易に車両に組み付けることができる。このため、車両に対する複合ワイヤハーネスの組み付け性を向上できる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の第1ワイヤハーネス及び複合ワイヤハーネスの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(複合ワイヤハーネス10の全体構成)
図1に示す複合ワイヤハーネス10は、例えば、ハイブリッド車や電気自動車等の車両Vに搭載されるものである。複合ワイヤハーネス10は、2個又は3個以上の車載機器を電気的に接続する。車載機器は、車両Vに搭載された電気機器である。本実施形態の複合ワイヤハーネス10は、高電圧のバッテリM1と、複数の車載機器M2,M3とを電気的に接続する。
バッテリM1は、例えば、車両Vの後方寄りに設けられている。車載機器M2の一例としては、バッテリM1よりも車両Vの前方に設置されたインバータである。バッテリM1は、例えば、百ボルト以上の電圧を供給可能なバッテリである。インバータとしての車載機器M2は、例えば、車両走行の動力源となる車輪駆動用のモータ(図示略)と接続される。インバータは、バッテリM1からの直流電力から交流電力を生成し、その交流電力をモータに供給する。車載機器M3は、例えば、エアコンディショナやDC/DCコンバータ等の電気機器である。車載機器M3には、バッテリM1から直流電力が供給される。このように、複合ワイヤハーネス10では、バッテリM1から複数の車載機器M2,M3に対して直流電力が分配されて供給される。車載機器M2,M3は、例えば、エンジンルーム等の車室内に設けられている。
なお、本実施形態では、便宜上、複合ワイヤハーネス10の長さ方向のうちバッテリM1に近い側を後方と称し、複合ワイヤハーネス10の長さ方向のうち車載機器M2,M3に近い側を前方と称する。また、バッテリM1側に位置する各部材の端部を後端部と称し、車載機器M2,M3側に位置する各部材の端部を前端部と称する。
複合ワイヤハーネス10は、ワイヤハーネス20と、ワイヤハーネス80とを有している。ワイヤハーネス20は、バッテリM1に電気的に接続されるとともに、ワイヤハーネス80に電気的に接続されている。ワイヤハーネス20は、コネクタC1とコネクタC2とを有している。例えば、ワイヤハーネス20の後端部はコネクタC1を介してバッテリM1に接続されるとともに、ワイヤハーネス20の前端部はコネクタC2を介してワイヤハーネス80に接続されている。ワイヤハーネス80は、車載機器M2,M3に電気的に接続されるとともに、ワイヤハーネス20に電気的に接続されている。ワイヤハーネス80は、コネクタC2と着脱可能なコネクタC3を有している。コネクタC2とコネクタC3とが接続されることにより、ワイヤハーネス20とワイヤハーネス80とが電気的に接続されている。
(ワイヤハーネス20の構成)
ワイヤハーネス20は、例えば、バッテリM1とワイヤハーネス80との間で高電圧のやりとりを可能とする高圧回路を構成している。ワイヤハーネス20は、例えば、その長さ方向の一部又は全部が車両Vの床下を通る態様でバッテリM1からワイヤハーネス80にかけて配索されている。
ワイヤハーネス20は、1本又は複数本(本実施形態では、2本)の電線21と、電線21の後端部に取り付けられるコネクタC1と、電線21の前端部に取り付けられるコネクタC2と、電線21の外周を包囲する外装部材30とを有している。各電線21は、例えば、車両Vの前後方向に延びるように長尺状に形成されている。各電線21は、例えば、高電圧・大電流に対応可能な高圧電線である。各電線21は、例えば、自身に電磁シールド構造を有するシールド電線であってもよいし、自身に電磁シールド構造を有しないノンシールド電線であってもよい。本実施形態の各電線21は、ノンシールド電線である。
(電線21の構成)
図2及び図3に示すように、各電線21は、導体よりなる芯線22と、芯線22の外周を覆う絶縁被覆23とを有している。芯線22としては、例えば、複数の金属素線を撚り合わせてなる撚線や単一の導体からなる単芯線などを用いることができる。単芯線としては、例えば、内部が中実構造をなす柱状の1本の金属棒からなる柱状導体や内部が中空構造をなす筒状導体などを用いることができる。芯線22としては、撚線、柱状導体や筒状導体を組み合わせて用いてもよい。本実施形態の芯線22は、撚線である。芯線22の材料としては、例えば、銅系やアルミニウム系などの金属材料を用いることができる。絶縁被覆23は、例えば、芯線22の外周面を周方向全周にわたって被覆している。絶縁被覆23は、例えば、合成樹脂などの絶縁材料によって構成されている。
図4に示すように、各電線21の長さ方向と直交する平面によって電線21を切断した断面形状、つまり各電線21の横断面形状は、例えば、円形状に形成されている。なお、各電線21の横断面形状は、円形状に限らず、例えば半円状、多角形状、正方形状や扁平形状等の任意の形状に形成することができる。
(外装部材30の構成)
外装部材30は、長尺の環状に形成されている。外装部材30は、電線21を内部に収容している。外装部材30は、複数の電線21の外周を周方向全周にわたって包囲するように形成されている。本実施形態のワイヤハーネス20では、2本の電線21のみが外装部材30に収容されている。外装部材30は、電線21よりも剛性に優れている。外装部材30は、例えば、電線21よりも曲げ剛性が高い部材である。外装部材30は、例えば、電線21の経路を維持し得る剛性を有している。
外装部材30は、導電性を有している。外装部材30としては、例えば、金属製の金属パイプを用いることができる。外装部材30の材料としては、例えば、アルミニウム系や銅系などの金属材料を用いることができる。外装部材30は、例えば、内部に収容した電線21を飛翔物や水滴から保護する機能と、電線21を電磁波から保護する電磁シールド機能とを有している。
外装部材30の横断面形状は、任意の形状にすることができる。外装部材30の横断面形状は、例えば、円形状、半円状、多角形状、正方形状や扁平形状に形成されている。本実施形態の外装部材30の横断面形状は、円形状に形成されている。すなわち、外装部材30は、外縁形状が円形である円環状に形成されている。
図2に示すように、外装部材30の長さ方向(軸方向)の一端部(ここでは、前端部)は、例えば、誘導部31を有している。誘導部31は、外装部材30の前方の開口端に近づくに連れて外装部材30の開口幅が広がるように形成されている。誘導部31は、外装部材30の前端部が外装部材30の径方向外側に傾斜することで形成されている。誘導部31は、例えば、外装部材30の周方向全周にわたって連続して形成されている。誘導部31の内周面は、傾斜面に形成されている。
(コネクタC2の構成)
コネクタC2は、電線21の前端部に取り付けられる端子40と、電線21及び端子40を覆うコネクタハウジング50と、導電性を有する環状のシールド部材60とを有している。コネクタC2は、例えば、環状のシール部材71と、環状のシール部材72と、環状のシール部材73と、シール部材74とを有している。
(端子40の構成)
図3に示すように、端子40は、例えば、電線21の前端部と接続される電線接続部41と、ワイヤハーネス80の有する端子90と接続される端子接続部42とを有している。端子40は、例えば、電線接続部41と端子接続部42とが連続して一体に形成された単一部品である。端子40の材料としては、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼などの金属材料を用いることができる。
(電線接続部41の構成)
電線接続部41は、芯線22の前端部と電気的に接続されている。電線接続部41は、例えば、絶縁被覆23から露出された芯線22の前端部と接続されている。電線接続部41は、例えば、圧着や超音波溶接などによって芯線22に接続されている。これにより、電線接続部41と芯線22とが電気的及び機械的に接続されている。
(端子接続部42の構成)
端子接続部42は、例えば、雄型端子である。端子接続部42は、例えば、平板状に形成されている。端子接続部42は、例えば、コネクタC2とコネクタC3とが嵌合した場合に、雌型端子である端子90の内部に挿入される。
(コネクタハウジング50の構成)
図2に示すように、コネクタハウジング50は、電線21及び端子40を保持している。コネクタハウジング50は、芯線22と絶縁被覆23と端子40とを被覆している。
コネクタハウジング50は、例えば、本体部51と筒部55とを有している。コネクタハウジング50は、例えば、本体部51と筒部55とが連続して一体に形成されている。コネクタハウジング50は、例えば、電線21の一部及び端子40の一部をインサート部とするインサート成形によって形成されている。コネクタハウジング50は、例えば、電線21及び端子40と一体化されている。コネクタハウジング50としては、例えば、モールド樹脂を用いることができる。コネクタハウジング50の材料としては、例えば、芳香族ナイロン樹脂やポリブチレンテレフタレート樹脂を主成分とする合成樹脂を用いることができる。コネクタハウジング50の材料としては、1種の材料を単独で、又は2種以上の材料を適宜組み合わせて用いることができる。
(本体部51の構成)
本体部51は、例えば、電線21の長さ方向に沿って延びる長尺に形成されている。本体部51は、電線21及び端子40が貫通する貫通孔51Xを有している。図4に示すように、本体部51は、複数の電線21が個別に貫通する複数の貫通孔51Xを有している。複数の貫通孔51Xは、互いに離れて設けられている。このため、複数の電線21は、互いに離れた状態で本体部51に保持されている。なお、図4では、シール部材74の図示を省略している。
図2に示すように、本体部51は、例えば、絶縁被覆23の前端部から端子40の長さ方向の中間部までの領域を被覆している。本体部51は、例えば、絶縁被覆23の前端部と、絶縁被覆23から露出された芯線22と、端子40の電線接続部41とを密着した状態で被覆している。各貫通孔51Xの内周面は、例えば、絶縁被覆23の外周面と芯線22の外周面と電線接続部41の外周面とに密着している。各貫通孔51Xの内周面は、絶縁被覆23の外周面、芯線22の外周面及び電線接続部41の外周面に対して周方向全周にわたって密着している。各貫通孔51Xの内周面は、例えば、絶縁被覆23の外周面と芯線22の外周面と電線接続部41の外周面とに沿った段差を有している。換言すると、本体部51には、絶縁被覆23の前端部と、絶縁被覆23から露出された芯線22と、電線接続部41とが埋め込まれている。
本体部51は、本体部51の長さ方向(軸方向)における第1端部及び第2端部を有している。本体部51の第1端部は、本体部51の長さ方向の両端部のうち端子40に近い端部である。本体部51の第2端部は、本体部51の長さ方向において第1端部と反対側に設けられた端部である。
本体部51は、例えば、本体部51の第1端部に設けられた被覆部52と、本体部51の第2端部に設けられた被覆部53と、本体部51の第1端部に設けられた1つ又は複数(ここでは、2つ)の突出部54とを有している。被覆部52及び突出部54は、シールド部材60の内部に収容されている。被覆部53は、外装部材30の内部に収容されている。
図5に示すように、被覆部52は、例えば、シールド部材60の内周面に対応した形状の外周面を有している。被覆部52の外周面は、例えば、横断面形状が円形状に形成されている。すなわち、被覆部52は、円環状に形成されている。なお、図5では、シール部材73の図示を省略している。
図4に示すように、被覆部53は、例えば、外装部材30の内周面に対応した形状の外周面を有している。被覆部53の外周面は、例えば、横断面形状が円形状に形成されている。すなわち、被覆部53は、円環状に形成されている。
図2に示すように、被覆部52の外形は、被覆部53の外形よりも大きく形成されている。例えば、被覆部52の外周寸法は、被覆部53の外周寸法よりも大きい。被覆部52の外周寸法は、例えば、外装部材30の内周寸法よりも大きい。被覆部52の外周寸法は、例えば、誘導部31の内周寸法よりも大きい。例えば、被覆部52の外周寸法は、外装部材30の内部に挿入不能な大きさに形成されている。被覆部53の外周寸法は、外装部材30の内部に挿入可能な大きさに形成されている。ここで、本明細書における「A部材の外周寸法」とは、A部材の外周面をA部材の周方向に沿って一回りした長さをいう。また、本明細書における「A部材の内周寸法」とは、A部材の内周面をA部材の周方向に沿って一回りした長さをいう。
本体部51は、例えば、被覆部52の外周面と被覆部53の外周面とによって形成される段差を有している。被覆部52の外周面は、例えば、本体部51の長さ方向から見た平面視において、被覆部53の外周面と同心円状に形成されている。
被覆部52は、例えば、被覆部52の長さ方向の端部のうち被覆部53と接続される端部(つまり、後端部)における外周面に設けられたガイド部52Aを有している。ガイド部52Aは、被覆部52の長さ方向において被覆部53に近づくに連れて、電線21に近づくように傾斜している。ガイド部52Aは、例えば、被覆部52の後端面に向かうに連れて細くなる先細り形状に形成されている。ガイド部52Aは、被覆部52の長さ方向の途中から被覆部52の後端面まで延びるように形成されている。ガイド部52Aは、例えば、被覆部52の周方向全周にわたって連続して形成されている。ガイド部52Aの外周寸法は、ガイド部52A以外の被覆部52の外周寸法よりも小さい。ガイド部52Aの外周寸法は、例えば、誘導部41以外の外装部材30の内周寸法よりも大きい。ガイド部52Aは、例えば、本体部51の長さ方向において、誘導部31の内周面と対向している。ガイド部52Aは、コネクタハウジング50をシールド部材60に挿入する際に、ガイド部52A以外の被覆部52をシールド部材60内に誘導する機能を有している。例えば、ガイド部52Aの有する傾斜面に沿ってコネクタハウジング50をシールド部材60の内部に誘導できるため、コネクタハウジング50をシールド部材60の内部に挿入しやすくなる。
ここで、本明細書における「対向」とは、面同士又は部材同士が互いに正面の位置にあることを指し、互いが完全に正面の位置にある場合だけでなく、互いが部分的に正面の位置にある場合を含む。また、本明細書における「対向」とは、2つの部分の間に、2つの部分とは別の部材が介在している場合と、2つの部分の間に何も介在していない場合の両方を含む。
被覆部53は、例えば、被覆部53の長さ方向の端部のうち被覆部52と接続される端部とは反対側の端部(つまり、後端部)における外周面に設けられたガイド部53Aを有している。ガイド部53Aは、本体部51の第2端部に設けられている。ガイド部53Aは、本体部51の第1端部から離れるに連れて、電線21に近づくように傾斜している。ガイド部53Aは、例えば、被覆部53の後端面に向かうに連れて細くなる先細り形状に形成されている。ガイド部53Aは、被覆部53の長さ方向の途中から被覆部53の後端面まで延びるように形成されている。ガイド部53Aは、例えば、被覆部53の周方向全周にわたって連続して形成されている。ガイド部53Aの外周寸法は、ガイド部53A以外の被覆部53の外周寸法よりも小さい。ガイド部53Aは、コネクタハウジング50を外装部材30に挿入する際に、ガイド部53A以外の被覆部53を外装部材30内に誘導する機能を有している。例えば、ガイド部53Aの有する傾斜面に沿ってコネクタハウジング50を外装部材30の内部に誘導できるため、コネクタハウジング50を外装部材30の内部に挿入しやすくなる。
各突出部54は、本体部51(被覆部52)の前端面から前方に突出している。各突出部54は、複数の端子40の各々に対応して設けられている。各突出部54は、各端子40の長さ方向の中間部を密着した状態で被覆している。各突出部54の外周寸法は、被覆部52の外周寸法よりも小さい。
(筒部55の構成)
筒部55は、本体部51の前端面から前方に突出している。筒部55は、本体部51から露出された端子40、つまり端子接続部42の外周を包囲している。筒部55は、端子接続部42の外周面に接触しない状態で、端子接続部42の外周を包囲している。筒部55の前端部は、例えば、端子接続部42の前端面よりも前方に突出している。筒部55の前端部は、例えば、シールド部材60の前端面よりも前方に突出している。
図5に示すように、筒部55は、1つ又は複数(ここでは、2つ)の貫通孔55Xを有している。各貫通孔55Xの内部には、複数の端子接続部42が1本ずつ収容されている。各貫通孔55Xの内周面は、各端子接続部42の外周面と離れて設けられている。筒部55及び貫通孔55Xの横断面形状は、任意の形状にすることができる。筒部55及び貫通孔55Xの横断面形状は、例えば、矩形状に形成されている。
(シールド部材60の構成)
図2に示すように、シールド部材60は、長尺の環状に形成されている。シールド部材60は、コネクタハウジング50を内部に収容している。シールド部材60は、電線21の外周と端子40の外周とコネクタハウジング50の外周とを包囲している。シールド部材60は、例えば、電線21の外周と端子40の外周とコネクタハウジング50の外周とを周方向全周にわたって包囲している。シールド部材60の外周寸法は、例えば、外装部材30の外周寸法よりも大きい。シールド部材60の内周寸法は、例えば、外装部材30の外周寸法よりも大きい。シールド部材60は、電線21よりも剛性に優れている。シールド部材60は、例えば、電線21よりも曲げ剛性が高い部材である。シールド部材60の材料としては、例えば、アルミニウム系や銅系などの金属材料を用いることができる。シールド部材60の材料としては、外装部材30と同種の材料であってもよいし、外装部材30と異なる材料であってもよい。シールド部材60は、電線21を電磁波から保護する電磁シールド機能を有している。
シールド部材60は、外装部材30の長さ方向の端部(ここでは、前端部)に取り付けられている。シールド部材60の後端部は、外装部材30の前端部と電気的及び機械的に接続される接続部61を有している。接続部61は、外装部材30の前端部の外側に嵌合されている。接続部61の外周寸法は、例えば、接続部61以外のシールド部材60の外周寸法よりも小さい。接続部61は、例えば、誘導部31を含む外装部材30の前端部の外周面に沿った形状に形成されている。接続部61の内周面は、外装部材30の前端部の外周面に密着している。接続部61の内周面は、例えば、外装部材30の前端部の外周面に対して周方向全周にわたって密着している。接続部61は、例えば、外装部材30の前端部の外周面に対して、その外装部材30の前端部の外側から圧着されることにより取り付けられている。シールド部材60は、例えば、シールド部材60の後端部に設けられた接続部61がかしめられることにより、外装部材30の外周面に取り付けられている。これにより、シールド部材60は、外装部材30の外周面に接触するとともに、外装部材30と電気的に接続されている。
以上説明したように、シールド部材60と外装部材30とは、コネクタハウジング50の外周を包囲している。すなわち、コネクタハウジング50は、電線21よりも剛性に優れたシールド部材60及び外装部材30によって囲まれている。
(シール部材71,72,73の構成)
シール部材71は、被覆部53の外周面に取り付けられている。シール部材71は、外装部材30の内部に設けられている。シール部材71は、被覆部53の周方向全周にわたって連続した環状に形成されている。本実施形態のシール部材71は、円環状に形成されている。シール部材71は、弾性変形可能に構成されている。シール部材71は、例えば、被覆部53の外周面に密着するとともに、外装部材30の内周面に密着している。シール部材71は、被覆部53の外周面と外装部材30の内周面との間をシールする。
シール部材72は、被覆部52の外周面に取り付けられている。シール部材72は、シールド部材60の内部に設けられている。シール部材72は、被覆部52の周方向全周にわたって連続した環状に形成されている。本実施形態のシール部材72は、円環状に形成されている。シール部材72は、弾性変形可能に構成されている。シール部材72は、例えば、被覆部52の外周面に密着するとともに、シールド部材60の内周面に密着している。シール部材72は、被覆部52の外周面とシールド部材60の内周面との間をシールする。
図3に示すように、シール部材73は、シールド部材60の外周面に取り付けられている。シール部材73は、シールド部材60の周方向全周にわたって連続した環状に形成されている。本実施形態のシール部材73は、円環状に形成されている。シール部材73は、弾性変形可能に構成されている。シール部材73は、例えば、シールド部材60の外周面に密着するとともに、コネクタC3のアウターハウジング120の内周面に密着している。シール部材73は、シールド部材60の外周面とアウターハウジング120の内周面との間をシールする。
シール部材71,72,73は、例えば、ゴム製である。シール部材71,72,73の材料としては、例えば、ニトリルゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴム、アクリルゴム、ブチルゴム、エチレンプロプレンゴムなどを用いることができる。
(シール部材74の構成)
シール部材74は、シールド部材60と外装部材30との間をシールする。シール部材74は、シールド部材60の外周面と外装部材30の外周面とを被覆している。シール部材74は、接続部61の外周面から、その接続部61から露出された外装部材30の外周面までを連続して被覆している。シール部材74は、例えば、接続部61の後端部における外周面と、接続部61の後端面と、接続部61から露出され外装部材30の外周面とを連続して被覆している。すなわち、シール部材74は、シールド部材60の外周面と外装部材30の外周面とに跨って形成されている。シール部材74は、例えば、接続部61の外周面と、接続部61の後端面と、外装部材30の外周面とに密着している。シール部材74は、シールド部材60及び外装部材30の周方向全周にわたって連続して形成されている。シール部材74としては、例えば、液状ガスケットを用いることができる。液状ガスケットとしては、例えば、シリコーン系液状ガスケットを用いることができる。シール部材74は、例えば、シールド部材60の後端部が外装部材30の前端部に取り付けられた後に、液状ガスケット等からなるシール剤を塗布することによって形成される。なお、シール部材74としては、ろう材などの導電性を有する接合材を用いることもできる。
図1に示すように、ワイヤハーネス20は、例えば、複合ワイヤハーネス10の配索経路において配索が容易で、形状の保持が必要な部分(例えば、床下)に配索される。このため、ワイヤハーネス20では、電線21及び外装部材30のうち少なくとも外装部材30が経路規制機能を有していることが好ましい。また、ワイヤハーネス20では、ワイヤハーネス20の長さ方向の一端部(ここでは、前端部)が剛性に優れた構造に形成されている。
(ワイヤハーネス80の構成)
ワイヤハーネス80は、ワイヤハーネス20と車載機器M2,M3とを電気的に接続する。ワイヤハーネス80は、例えば、ワイヤハーネス20と車載機器M2,M3との間で高電圧のやりとりを可能とする高圧回路を構成している。ワイヤハーネス80は、例えば、その長さ方向の全長がエンジンルーム等の車室内に配索されている。ワイヤハーネス80は、例えば、防水の必要ない領域に設けられている。
ワイヤハーネス80は、例えば、1本又は複数本(本実施形態では、2本)の電線81と、各電線81の後端部に取り付けられるコネクタC3とを有している。各電線81は、例えば、後端部がコネクタC3に接続される電線81Aと、電線81Aの前端部に接続される電線81B及び電線81Cとを有している。ワイヤハーネス80は、例えば、電線81Cの前端部に取り付けられるコネクタC4と、電線81A,81B,81Cの外周を包囲する外装部材85とを有している。
電線81Bの後端部は電線81Aに電気的に接続されており、電線81Bの前端部は車載機器M2と一体に形成されている。電線81Bの後端部は、例えば、車載機器M2の内部において、車載機器M2の電気回路E1に接続されている。電線81A,81Bは、例えば、電線81Aの後端部(第2電線側第1端部)がコネクタC3を介してワイヤハーネス20に接続されており、電線81Bの前端部(第2電線側第2端部)が車載機器M2の電気回路E1に接続されている。電線81Cの後端部は電線81Aに電気的に接続されており、電線81Cの前端部はコネクタC4に接続されている。電線81A,81Cは、例えば、電線81Aの後端部がコネクタC3を介してワイヤハーネス20に接続されており、電線81Cの前端部がコネクタC4を介して車載機器M3に接続されている。各電線81は、例えば、電線81の長さ方向の中間部において、1本の電線81Aから2本の電線81B,81Cに分岐している。電線81Aと電線81B,81Cとの接続部分は、例えば、外装部材85の内部に設けられている。複合ワイヤハーネス10では、バッテリM1から供給される直流電力が電線81B,81Cに分配され、電線81B,81Cを通じて車載機器M2,M3に供給される。
(電線81の構成)
図3に示すように、各電線81は、導体よりなる芯線82と、芯線82の外周を被覆する絶縁被覆83とを有している。各電線81は、外装部材30よりも柔軟性に優れている。各電線81は、外装部材30よりも屈曲性に優れている。各電線81は、長尺状に形成されている。各電線81は、例えば、高電圧・大電流に対応可能な高圧電線である。各電線81は、シールド電線であってもよいし、ノンシールド電線であってもよい。本実施形態の電線81は、ノンシールド電線である。
芯線82としては、例えば、撚線、柱状導体や筒状導体、又はこれらを組み合わせて用いることができる。本実施形態の芯線82は、撚線である。芯線82の材料としては、例えば、銅系やアルミニウム系などの金属材料を用いることができる。絶縁被覆83は、例えば、芯線82の外周面を周方向全周にわたって被覆している。絶縁被覆83は、例えば、合成樹脂などの絶縁材料によって構成されている。
各電線81の横断面形状は、任意の形状にすることができる。各電線81の横断面形状は、例えば、円形状、半円状、多角形状、正方形状や扁平形状に形成されている。本実施形態の各電線81の横断面形状は、円形状に形成されている。
(コネクタC3の構成)
コネクタC3は、電線81の後端部に取り付けられる端子90と、端子90を保持するコネクタハウジング100と、導電性を有するインナーシェル130と、シール部材140とを有している。
(端子90の構成)
端子90は、例えば、電線81の後端部と接続される電線接続部91と、ワイヤハーネス20の有する端子40と接続される端子接続部92とを有している。端子90は、例えば、電線接続部91と端子接続部92とが連続して一体に形成された単一部品である。端子90の材料としては、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼などの金属材料を用いることができる。
(電線接続部91の構成)
電線接続部91は、芯線82の後端部と電気的に接続されている。電線接続部91は、例えば、絶縁被覆83から露出された芯線82の後端部と接続されている。電線接続部91は、例えば、圧着や超音波溶接などによって芯線82に接続されている。これにより、電線接続部91と芯線82とが電気的及び機械的に接続されている。
(端子接続部92の構成)
端子接続部92は、例えば、雌型端子である。端子接続部92は、例えば、環状に形成されている。端子接続部92は、例えば、外縁形状が四角形の四角環状に形成されている。端子接続部92の内部には、例えば、接続片93が設けられている。接続片93は、例えば、端子接続部92の底壁に片持ち状に支持されることで弾性変形可能に構成されている。
端子接続部92の内部には、例えば、雄型端子である端子接続部42が挿入される。このとき、端子接続部42は、端子接続部92の内部において、接続片93と端子接続部42の内面との間に挟まれる。これにより、端子接続部42と端子接続部92とが電気的に接続される。
(コネクタハウジング100の構成)
コネクタハウジング100は、電線81及び端子90を保持している。コネクタハウジング100は、芯線82の外周と、絶縁被覆83の外周と、端子90の外周とを包囲している。コネクタハウジング100は、例えば、絶縁被覆83の後端部と、絶縁被覆83から露出された芯線82と、端子90との外周を包囲している。
コネクタハウジング100は、例えば、インナーハウジング110とアウターハウジング120とを有している。コネクタハウジング100の材料としては、例えば、合成樹脂などの絶縁材料を用いることができる。コネクタハウジング100の材料としては、例えば、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ABS樹脂などの合成樹脂を用いることができる。
(インナーハウジング110の構成)
インナーハウジング110は、電線81の長さ方向に沿って延びる長尺に形成されている。インナーハウジング110は、例えば、シールド部材60の内周面に対応した形状の外周面を有する環状に形成されている。本実施形態のインナーハウジング110は、外縁形状が円形の円環状に形成されている。
インナーハウジング110は、例えば、1つ又は複数(ここでは、2つ)の保持孔111を有している。各保持孔111は、インナーハウジング110を長さ方向に貫通している。各保持孔111の内部には、各端子90が保持されている。例えば、各保持孔111の内部には、端子90が前方側から挿入される。また、各保持孔111の内部には、例えば、絶縁被覆83の外周面に装着されたシール部材140が収容されている。シール部材140としては、例えば、ゴムリングを用いることができる。シール部材140は、電線81の外周面と保持孔111の内周面との間をシールする。
インナーハウジング110は、例えば、インナーハウジング110の後端部に設けられた溝112を有している。溝112は、インナーハウジング110の後端面からインナーハウジング110の長さ方向に沿って延びている。溝112は、例えば、コネクタC2の筒部55を収容可能な大きさに形成されている。コネクタC2とコネクタC3とが接続した場合には、例えば、インナーハウジング110の後端部がシールド部材60の内側に嵌合されるとともに、溝112に筒部55が嵌合される。
(アウターハウジング120の構成)
アウターハウジング120は、電線81の長さ方向に沿って延びる長尺に形成されている。アウターハウジング120は、例えば、シールド部材60の外周面に対応した形状の内周面を有する環状に形成されている。本実施形態のアウターハウジング120は、外縁形状が円形の円環状に形成されている。アウターハウジング120の後端部は、シールド部材60を内部に収容可能な大きさに形成されている。例えば、コネクタC2とコネクタC3とが接続した場合には、アウターハウジング120の後端部がシールド部材60の外側に嵌合される。このとき、アウターハウジング120の後端部における内周面にシール部材73が密着するとともに、シールド部材60の外周面にシール部材73が密着している。
アウターハウジング120は、インナーハウジング110の外周を包囲している。アウターハウジング120は、インナーハウジング110の外周を周方向全周にわたって包囲している。アウターハウジング120は、例えば、インナーハウジング110の前端部を露出するように形成されている。換言すると、インナーハウジング110の前端部は、例えば、アウターハウジング120の前端面よりも前方に突出している。アウターハウジング120は、例えば、インナーシェル130を介してインナーハウジング110と連結されている。
(インナーシェル130の構成)
インナーシェル130は、電線81の長さ方向に沿って延びる長尺に形成されている。インナーシェル130は、例えば、インナーハウジング110の外周面に沿った環状に形成されている。本実施形態のインナーシェル130は、円環状に形成されている。インナーシェル130は、電線81の外周及び端子90の外周を包囲している。インナーシェル130の材料としては、例えば、銅系、アルミニウム系や鉄系の金属材料を用いることができる。インナーシェル130は、電線81を電磁波から保護する電磁シールド機能を有している。
インナーシェル130は、例えば、インナーハウジング110の外周面に取り付けられている。インナーシェル130の後端部は、例えば、シールド部材60の内側に挿入される。インナーシェル130の後端部における外周面には、接触片131が設けられている。接触片131は、例えば、インナーシェル130の後端面からインナーシェル130の外側及び前方に向かって折り返すように形成されている。接触片131は、弾性変形可能に構成されている。接触片131は、シールド部材60の内周面に接触している。これにより、接触片131は、シールド部材60と電気的に接続されている。
インナーシェル130の前端部は、例えば、アウターハウジング120から露出している。インナーシェル130の前端部は、アウターハウジング120の前端面よりも前方に突出している。
(ワイヤハーネス80の構成)
ワイヤハーネス80は、例えば、シールド部材150と、シールド部材150をコネクタハウジング100に固定する固定部材151とを有している。
シールド部材150は、電線81の長さ方向に沿って延びる長尺の環状に形成されている。シールド部材150は、例えば、インナーシェル130から露出する電線81の外周を包囲している。シールド部材150は、例えば、複数の電線81の外周を一括して包囲している。シールド部材150は、外装部材30よりも柔軟性に優れている。シールド部材150は、例えば、外装部材30よりも屈曲性に優れている。シールド部材150としては、例えば、可撓性を有する編組線や金属箔を用いることができる。シールド部材150の材料としては、例えば、銅系やアルミニウム系などの金属材料を用いることができる。シールド部材150は、電線81を電磁波から保護する電磁シールド機能を有している。
固定部材151は、例えば、シールド部材150がインナーシェル130に接触された状態で、シールド部材150をインナーシェル130の外周面に固定している。固定部材151は、インナーシェル130の外周面に取り付けられている。固定部材151は、インナーシェル130の外周面に沿った環状に形成されている。本実施形態の固定部材151は、円環状に形成されている。固定部材151は、インナーシェル130の外周面との間にシールド部材150の後端部を挟む態様でインナーシェル130の外側に嵌合されている。そして、固定部材151がインナーシェル130の径方向内側に締め付けられることで、シールド部材150の後端部がインナーシェル130の外周面に対して直接接触した状態で固定されている。これにより、シールド部材150がインナーシェル130に電気的及び機械的に接続されている。コネクタC2とコネクタC3とが接続した場合には、シールド部材150とインナーシェル130とシールド部材60と外装部材30とが互いに電気的に接続される。固定部材151としては、例えば、カシメリング、結束バンドやテープ部材を用いることができる。カシメリングの材料としては、例えば、鉄系、アルミニウム系や銅系の金属材料を用いることができる。
(外装部材85の構成)
図1に示した外装部材85は、全体として長尺の環状をなしている。外装部材85の内部には、例えば、複数の電線81とシールド部材150(図3参照)とが収容されている。外装部材85は、シールド部材150の外周を周方向全周にわたって包囲している。外装部材85は、例えば、異なる経路に延びる複数の分岐部86,87を有している。分岐部86は、例えば、電線81Bの外周を包囲している。分岐部87は、例えば、電線81Cの外周を包囲している。外装部材85は、内部に収容した電線81を飛翔物等から保護する。外装部材85は、例えば、外装部材30よりも柔軟性に優れている。外装部材85は、例えば、外装部材30よりも屈曲性に優れている。外装部材85としては、例えば、樹脂等からなり可撓性を有するコルゲートチューブやゴム製の防水カバー又はこれらを組み合わせて用いることができる。外装部材85は、単一の部品で構成されていてもよいし、複数の部品を組み合わせて構成されていてもよい。
ワイヤハーネス80は、ワイヤハーネス20よりも柔軟性に優れている。ワイヤハーネス80は、例えば、複合ワイヤハーネス10の配索経路においてスペースが狭く配索が困難な車載機器M2,M3の周辺に対応する部分に配索される。ワイヤハーネス80は、例えば、エンジン等に起因する振動の影響を受けやすく、複合ワイヤハーネス10に揺動が発生する揺動区間に配索されている。このとき、ワイヤハーネス80が柔軟性に優れているため、そのワイヤハーネス80が揺動を吸収し、ワイヤハーネス80の断線等の破損を抑制できる。
次に、本実施形態の作用効果を説明する。
(1)電線21の前端部に接続される端子40を保持するコネクタハウジング50と電線21とを、電線21よりも剛性に優れる外装部材30及びシールド部材60によって包囲するようにした。このため、ワイヤハーネス20のうちワイヤハーネス80と接続される部分、つまりワイヤハーネス20の長さ方向の一端部(ここでは、前端部)を剛性に優れた構造とすることができる。これにより、ワイヤハーネス20の長さ方向の端部のうち少なくとも片側の端部における柔軟部を無くすことができる。この結果、ワイヤハーネス20の両端部に柔軟部が設けられる場合に比べて、車両Vに対するワイヤハーネス20の組み付け性を向上できる。
(2)ワイヤハーネス20の前端部に設けられたコネクタC2と、ワイヤハーネス80の後端部に設けられたコネクタC3とを接続することにより、ワイヤハーネス20とワイヤハーネス80とを接続するようにした。このため、剛性に優れたワイヤハーネス20と柔軟性に優れたワイヤハーネス80とを分離できる。これにより、ワイヤハーネス20とワイヤハーネス80とを別々に車両Vに組み付けることができるため、ワイヤハーネス20,80を一緒に車両Vに組み付ける場合に比べて、車両Vに対する複合ワイヤハーネス10の組み付け性を向上できる。
(3)また、ワイヤハーネス20とワイヤハーネス80とを別々に輸送できるため、複合ワイヤハーネス10の輸送効率を向上できる。
(4)ワイヤハーネス20とワイヤハーネス80とを分離できるため、ワイヤハーネス20における電磁シールド構造と、ワイヤハーネス80における電磁シールド構造とを個別に設定できる。また、電線21の構造と電線81の構造とを個別に設定できる。
(5)コネクタハウジング50の外周面と外装部材30の内周面との間をシールするシール部材71を設け、コネクタハウジング50の外周面とシールド部材60の内周面との間をシールするシール部材72を設けた。これらシール部材71,72により、シールド部材60の内部及び外装部材30の内部に水等の液体が浸入することを好適に抑制できる。
(6)外装部材30とシールド部材60との接続部分において、外装部材30とシールド部材60との間をシールするシール部材74を設けた。これにより、外装部材30とシールド部材60との接続部分を通じて、外装部材30の内部及びシールド部材60の内部に水等の液体が浸入することを好適に抑制できる。
(7)シールド部材60の後端部と外装部材30の前端部とが接続された後に、シール剤を塗布することによって、シール部材74を形成するようにした。これにより、シールド部材60と外装部材30との間における電気的接続部がシール剤で汚染されることを抑制できる。このため、シールド部材60と外装部材30とにおける電磁シールド機能を好適に維持できる。
(8)電線81Bの前端部を、車載機器M2の内部において、車載機器M2の電気回路E1と電気的に接続するようにした。この構成によれば、ワイヤハーネス80が車載機器M2に一体化されているため、ワイヤハーネス80を車載機器M2に接続する作業を省略できる。これにより、例えば車載機器M2の周辺の配索スペースが小さい場合であっても、複合ワイヤハーネス10を容易に車両Vに組み付けることができる。このため、車両Vに対する複合ワイヤハーネス10の組み付け性を向上できる。
(9)さらに、電線81Bの前端部がコネクタを介して車載機器M2に接続される場合に比べて、コネクタC2,C3の接続部分に求められる耐振動性を小さくできる。このため、コネクタC2,C3の接続構造を簡素化できる。
(他の実施形態)
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態におけるコネクタC2,C3の構造は適宜変更することができる。
例えば図6に示すように、コネクタC3が導電性を有するシールドシェル160を有し、コネクタC2のシールド部材60がシールドシェル160と固定される固定部62を有するようにしてもよい。
本変更例のコネクタC3は、例えば、端子90と、端子90を保持するコネクタハウジング100と、シールドシェル160とを有している。本変更例のコネクタハウジング100は、例えば、インナーハウジング110のみで構成されている。インナーハウジング110は、例えば、インナーハウジング110の前端面よりも前方に突出する突出部113を有している。突出部113の外周寸法は、突出部113以外のインナーハウジング110の外周寸法よりも小さい。このため、インナーハウジング110の前端部における外周面には、突出部113の外周面とインナーハウジング110の前端面とによって段差が形成されている。
シールドシェル160は、電線81の長さ方向に沿って延びる長尺に形成されている。シールドシェル160は、例えば、インナーハウジング110の外周面に沿った環状に形成されている。シールドシェル160は、例えば、円環状に形成されている。シールドシェル160は、インナーハウジング110の外周を包囲している。シールドシェル160は、電線81の外周及び端子90の外周を包囲している。シールドシェル160の材料としては、例えば、銅系、アルミニウム系や鉄系の金属材料を用いることができる。シールドシェル160は、電線81を電磁波から保護する電磁シールド機能を有している。
シールドシェル160は、シールドシェル160の後端部に設けられる固定部161と、シールドシェル160の前端部に設けられる係合部162とを有している。
固定部161は、例えば、シールドシェル160の後端部の外周面からシールドシェル160の径方向外側に突出している。固定部161は、例えば、シールドシェル160の周方向全周にわたって連続して延びる環状に形成されている。固定部161には、例えば、ボルトB1が挿入される1つ又は複数(ここでは、2つ)の貫通孔161Xが設けられている。貫通孔161Xは、シールドシェル160の長さ方向に沿って固定部161を貫通している。
係合部162は、例えば、シールドシェル160の前端部の内周面からシールドシェル160の径方向内側に突出している。係合部162は、インナーハウジング110の前端部に設けられた段差に係合している。
本変更例のワイヤハーネス80では、固定部材151により、シールド部材150がシールドシェル160の外周面に電気的及び機械的に接続されている。
本変更例のコネクタC2の有するシールド部材60は、固定部62を有している。固定部62は、例えば、シールド部材60の前端部の外周面からシールド部材60の径方向外側に突出している。固定部62は、例えば、シールド部材60の周方向全周にわたって連続して延びる環状に形成されている。固定部62には、例えば、ボルトB1が挿入される1つ又は複数(ここでは、2つ)の貫通孔62Xが設けられている。2つの貫通孔62Xは、2つの貫通孔161Xに対応する位置に設けられている。各貫通孔62Xは、シールド部材60の長さ方向に沿って固定部62を貫通している。そして、各貫通孔62X及び各貫通孔161XにボルトB1が挿入されることによって、シールド部材60がシールドシェル160に固定される。これにより、コネクタC2がコネクタC3に接続された状態で固定される。
・上記実施形態では、コネクタC2のコネクタハウジング50をインサート成形により形成した。例えば、芯線22の外周、絶縁被覆23の外周及び端子40の外周を密着した状態で被覆するようにコネクタハウジング50を形成した。しかし、コネクタハウジング50の構造はこれに限定されない。例えば、コネクタハウジング50は、端子40を保持可能な構造を有していれば、その他の構造は特に限定されない。例えば、本体部51の貫通孔51Xの内周面は、芯線22の外周、絶縁被覆23の外周及び端子40の外周に密着していなくてもよい。例えば、筒部55を省略してもよい。例えば、本体部51における突出部54を省略してもよい。例えば、被覆部52におけるガイド部52Aを省略してもよい。例えば、被覆部53におけるガイド部53Aを省略してもよい。
・上記実施形態における外装部材30の構造は特に限定されない。例えば、誘導部31を省略してもよい。
・上記実施形態の外装部材30は、金属製の単一材質の部材に限定されない。例えば、外装部材30は、非金属のパイプ本体に導電性のシールド層を積層又は埋設した複合形態の部材であってもよい。
・上記実施形態では、ワイヤハーネス20を構成する電線21を2本としたが、これに限定されない。車両Vの仕様に応じて電線21の本数は変更できる。例えば、電線21の本数は1本であってもよいし、3本以上であってもよい。例えば、ワイヤハーネス20を構成する電線として、低圧バッテリと各種低電圧機器(例えば、ランプ、カーオーディオ等)とを接続する低圧電線を追加した構成としてもよい。
・上記実施形態のワイヤハーネス80では、複数の電線81の外周を一括して包囲するシールド部材150を設けるようにした。これに限らず、例えば、各電線81をシールド電線に変更し、シールド部材150を省略してもよい。
・上記実施形態の電線81は、外装部材85の内部において、1本の電線81Aが2本の電線81B,81Cに分岐するようにした。しかし、電線81の分岐位置、つまり電力の分配位置は特に限定されない。
例えば図7に示すように、コネクタC3の内部において、1本の電線81Aを2本の電線81B,81Cに分岐させるようにしてもよい。すなわち、この場合のコネクタC3は、電力の分配機能を有している。
・上記実施形態のワイヤハーネス80では、1本の電線81Aから2本の電線81B,81Cに分岐するようにしたが、1本の電線81Aから3本以上の電線に分岐するようにしてもよい。
・上記実施形態では、ワイヤハーネス80を、1本の電線81Aから2本の電線81B,81Cに分岐する分岐構造を持つように形成した。しかし、ワイヤハーネス80の構造はこれに限定されず、例えば、ワイヤハーネス80から分岐構造を省略してもよい。この場合のワイヤハーネス80は、例えば、車載機器M2,M3のうち一方の車載機器とワイヤハーネス20とを電気的に接続する。
・上記実施形態のワイヤハーネス80では、電線81Bの前端部を車載機器M2と一体に形成し、電線81Bの前端部を車載機器M2の内部に設けられた電気回路E1に接続するようにした。しかし、電線81Bと車載機器M2との接続方法はこれに限定されない。
例えば図8に示すように、電線81Bの前端部を、コネクタC5に接続するようにしてもよい。この場合には、電線81Bの前端部が、コネクタC5を介して車載機器M2と接続される。
・上記実施形態及び上記変更例では、シール部材71,72,73,140をゴム製のゴムリングに具体化したが、これに限定されない。例えば、シール部材71,72,73,140として、ゴム以外の弾性体からなるリング部材を採用するようにしてもよい。
・上記実施形態及び上記変更例におけるシール部材71,72,73,74,140を省略してもよい。
・車両VにおけるバッテリM1と車載機器M2,M3との配置関係は、上記実施形態に限定されるものではなく、車両Vの構成に応じて適宜変更してもよい。
・今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 複合ワイヤハーネス
20 ワイヤハーネス(第1ワイヤハーネス)
21 電線(第1電線)
22 芯線(第1芯線)
23 絶縁被覆(第1絶縁被覆)
30 外装部材(第1外装部材)
31 誘導部
40 端子(第1端子)
41 電線接続部
42 端子接続部
50 コネクタハウジング(第1コネクタハウジング)
51 本体部
51X 貫通孔
52 被覆部(第2被覆部)
52A ガイド部(第2ガイド部)
53 被覆部(第1被覆部)
53A ガイド部(第1ガイド部)
54 突出部
55 筒部
55X 貫通孔
60 シールド部材
61 接続部
62 固定部
62X 貫通孔
71 シール部材(第1シール部材)
72 シール部材(第2シール部材)
73 シール部材
74 シール部材(第3シール部材)
80 ワイヤハーネス(第2ワイヤハーネス)
81,81A,81B 電線(第2電線)
81C 電線
82 芯線(第2芯線)
83 絶縁被覆(第2絶縁被覆)
85 外装部材(第2外装部材)
86,87 分岐部
90 端子(第2端子)
91 電線接続部
92 端子接続部
93 接続片
100 コネクタハウジング(第2コネクタハウジング)
110 インナーハウジング
111 保持孔
112 溝
113 突出部
120 アウターハウジング
130 インナーシェル
131 接触片
140 シール部材
150 シールド部材
151 固定部材
160 シールドシェル
161 固定部
161X 貫通孔
162 係合部
B1 ボルト
C1~C5 コネクタ
E1 電気回路
M1 バッテリ
M2,M3 車載機器
V 車両

Claims (9)

  1. 車載機器と電気的に接続される第2ワイヤハーネスと電気的に接続可能な第1ワイヤハーネスであって、
    第1芯線と前記第1芯線を覆う第1絶縁被覆とを有する第1電線と、
    前記第2ワイヤハーネスと電気的に接続可能であるとともに前記第1芯線の端部に取り付けられる第1端子と、
    前記第1芯線と前記第1絶縁被覆と前記第1端子とを覆う第1コネクタハウジングと、
    前記第1電線の外周を包囲するとともに導電性を有する環状の第1外装部材と、
    前記第1外装部材の長さ方向の端部に取り付けられるとともに導電性を有する環状のシールド部材と、を有し、
    前記第1外装部材と前記シールド部材とは、前記第1電線よりも剛性に優れており、
    前記シールド部材は、前記第1外装部材と電気的に接続されており、
    前記第1コネクタハウジングは、前記第1外装部材と前記シールド部材とに包囲される第1ワイヤハーネス。
  2. 前記第1コネクタハウジングの外周面に取り付けられる環状の第1シール部材を更に有し、
    前記第1シール部材は、前記第1コネクタハウジングの外周面に密着するとともに、前記第1外装部材の内周面に密着する請求項1に記載の第1ワイヤハーネス。
  3. 前記第1コネクタハウジングの外周面に取り付けられる環状の第2シール部材を更に有し、
    前記第2シール部材は、前記第1コネクタハウジングの外周面に密着するとともに、前記シールド部材の内周面に密着する請求項1又は請求項2に記載の第1ワイヤハーネス。
  4. 前記第1外装部材の外周面と前記シールド部材の外周面とを密着した状態で被覆する第3シール部材を更に有し、
    前記第3シール部材は、前記第1外装部材の外周面と前記シールド部材の外周面とに跨って形成される請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の第1ワイヤハーネス。
  5. 前記第1コネクタハウジングは、前記第1端子側の第1端部と、前記第1端部と反対側の第2端部とを有し、
    前記第2端部の外周面は、前記第1端部から離れるに連れて前記第1電線に近づくように傾斜する第1ガイド部を有する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の第1ワイヤハーネス。
  6. 前記シールド部材の長さ方向の端部は、前記第1外装部材の長さ方向の端部の外側に嵌合しており、
    前記第1コネクタハウジングは、前記第1外装部材の内部に収容される第1被覆部と、前記シールド部材の内部に収容される第2被覆部と、を有し、
    前記第2被覆部の外形は、前記第1被覆部の外形よりも大きく形成されるとともに、前記第1外装部材に挿入不能な大きさに形成される請求項5に記載の第1ワイヤハーネス。
  7. 前記第1被覆部は、前記第1ガイド部を有し、
    前記第2被覆部のうち前記第1被覆部と接続される端部の外周面は、前記第1被覆部に近づくに連れて前記第1電線に近づくように傾斜する第2ガイド部を有する請求項6に記載の第1ワイヤハーネス。
  8. 車両に搭載される複合ワイヤハーネスであって、
    第1ワイヤハーネスと、
    車載機器に電気的に接続されるとともに前記第1ワイヤハーネスに電気的に接続される第2ワイヤハーネスと、を有し、
    前記第1ワイヤハーネスは、
    第1芯線と前記第1芯線を覆う第1絶縁被覆とを有する第1電線と、
    前記第1芯線の端部に取り付けられる第1端子と、
    前記第1芯線と前記第1絶縁被覆と前記第1端子とを覆う第1コネクタハウジングと、
    前記第1電線の外周を包囲するとともに導電性を有する環状の第1外装部材と、
    前記第1外装部材の長さ方向の端部に取り付けられるとともに導電性を有する環状のシールド部材と、を有し、
    前記第2ワイヤハーネスは、
    第2芯線と前記第2芯線を覆う第2絶縁被覆とを有する第2電線と、
    前記第2芯線の端部に取り付けられるとともに前記第1端子と電気的に接続される第2端子と、
    前記第2端子を保持する第2コネクタハウジングと、
    前記第2電線の外周を包囲する環状の第2外装部材と、を有し、
    前記第1外装部材と前記シールド部材とは、前記第1電線よりも剛性に優れており、
    前記シールド部材は、前記第1外装部材と電気的に接続されており、
    前記第1コネクタハウジングは、前記第1外装部材と前記シールド部材とに包囲されており、
    前記第2電線と前記第2外装部材とは、前記第1外装部材よりも柔軟性に優れる複合ワイヤハーネス。
  9. 前記第2ワイヤハーネスは、前記車載機器と一体化されており、
    前記第2電線は、前記第2端子が取り付けられる第2電線側第1端部と、前記第2電線側第1端部と反対側の第2電線側第2端部と、を有し、
    前記第2電線側第2端部は、前記車載機器の内部において、前記車載機器の電気回路と電気的に接続される請求項8に記載の複合ワイヤハーネス。
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