JP2022128787A - 情報処理装置、システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022128787000001
【課題】エネルギー出力部からエネルギー供給対象にエネルギーを供給するにあたり、利用者間における利用料金の不平等、提供者間における提供料金の不平等又はその両方を是正する情報処理装置、システム及び方法を提供する。
【解決手段】電力利用管理システムにおいて、情報処理装置の一種であるサーバ100には、利用者のエネルギー供給対象である車両30がコンセント20から受けたエネルギー供給量に関する情報と、コンセント20から車両30へのエネルギー供給の際のエネルギー供給速度の情報、エネルギー供給を受けるエネルギーの生成方法の種別の情報及びエネルギー供給を受けるエネルギー供給対象の種別の情報のうちの少なくとも1つの情報とに基づいて、利用者に課金するための利用料金を算出する。
【選択図】図2

Description

特許法第30条第2項適用申請有り (1)令和2年8月19日に、https://www.wecharge.com/等のウェブサイトにて公開 (2)令和2年8月25日に、https://www.ubiden.com/news/20200825のウェブサイトにて公開 (3)令和2年10月9日に、https://note.com/wecharge/n/n65a7d47de59cのウェブサイトにて公開 (4)令和2年12月24日に、https://note.com/wecharge等のウェブサイトにて公開 (5)令和3年1月21日に、https://note.com/wecharge等のウェブサイトにて公開 (6)令和3年1月25日に、https://note.com/wecharge等のウェブサイトにて公開 (7)令和3年1月28日に、https://note.com/wecharge等のウェブサイトにて公開 (8)令和3年2月3日に、https://note.com/wecharge等のウェブサイトにて公開 (9)令和3年2月9日に、https://note.com/wecharge等のウェブサイトにて公開 (10)令和3年2月14日に、https://note.com/wecharge等のウェブサイトにて公開 (11)令和3年2月16日に、https://note.com/wecharge等のウェブサイトにて公開
本発明は、電力などのエネルギーの提供、利用又はその両方を管理する情報処理装置、システム及び方法に関するものである。
従来、コンセントを介した電力の利用を管理するシステムが知られている。例えば、特許文献1には、電力供給を制御する電力供給ゲート装置と、電力供給ゲート装置から供給される電力の供給量に応じた利用料金を管理するサーバ装置(情報処理装置)と、電力供給ゲート装置と電気自動車(エネルギー供給対象)との間を接続するモバイルコンセント(エネルギー出力部)とを備えたシステムが開示されている。電力供給ゲート装置からの電力をモバイルコンセントから出力して電気自動車へ供給した後、モバイルコンセントの電力使用量積算計で検出された今回の電力供給量(エネルギー供給量)がモバイルコンセントからサーバ装置へ送信され、サーバ装置は受信した電力供給量から電力の利用料金を算出する。
特開2002-325357号公報
従来、エネルギー出力部から利用者のエネルギー供給対象にエネルギーを供給するにあたり、当該利用者に課金される利用料金は、エネルギー供給量のみに基づいて算出される。しかしながら、このような利用料金の算出方法では、利用者間において利用料金の不平等が生じ得る。
また、提供者のエネルギー出力部からエネルギー供給対象にエネルギーを供給するにあたり、当該提供者に支払われる提供料金も、エネルギー供給量のみに基づいて算出されるものであると、提供者間における提供料金の不平等が生じ得る。
本発明の一態様に係る情報処理装置は、エネルギーの利用を管理する情報処理装置であって、利用者のエネルギー供給対象が提供者のエネルギー出力部から受けたエネルギー供給量に関する情報と、前記エネルギー出力部から前記エネルギー供給対象へのエネルギー供給の際のエネルギー供給速度の情報、該エネルギー供給を受けるエネルギーの生成方法の種別の情報及び該エネルギー供給を受けるエネルギー供給対象の種別の情報のうちの少なくとも1つの情報とに基づいて、前記利用者に課金するための利用料金を算出する料金算出部を有する。
前記情報処理装置において、前記料金算出部は、前記エネルギー供給量に関する情報と前記少なくとも1つの情報とに基づいて、前記提供者に支払うための提供料金を算出してもよい。
また、本発明の他の態様に係る情報処理装置は、エネルギーの提供を管理する情報処理装置であって、提供者のエネルギー出力部が利用者のエネルギー供給対象に供給したエネルギー供給量に関する情報と、前記エネルギー出力部から前記エネルギー供給対象へのエネルギー供給の際のエネルギー供給速度の情報、該エネルギー供給を受けるエネルギーの生成方法の種別の情報及び該エネルギー供給を受けるエネルギー供給対象の種別の情報のうちの少なくとも1つの情報とに基づいて、前記提供者に支払うための提供料金を算出する料金算出部を有する。
前記情報処理装置において、前記料金算出部は、前記利用料金若しくは前記提供料金又はその両方に対し、前記エネルギー出力部が設置される設置エリア内の前記エネルギー供給対象を駐留させる駐留スペースの利用又は提供の料金を加算してもよい。
本発明の更に他の態様に係るシステムは、エネルギーの利用若しくは提供又はその両方を管理するシステムであって、請求項1乃至4のいずれかの情報処理装置と、前記少なくとも1つの情報を前記情報処理装置へ送信する送信装置と、を備える。
本発明の更に他の態様に係る方法は、エネルギーの利用を管理する方法であって、利用者のエネルギー供給対象が提供者のエネルギー出力部から受けたエネルギー供給量に関する情報と、前記エネルギー出力部から前記エネルギー供給対象へのエネルギー供給の際のエネルギー供給速度の情報、該エネルギー供給を受けるエネルギーの生成方法の種別の情報及び該エネルギー供給を受けるエネルギー供給対象の種別の情報のうちの少なくとも1つの情報とに基づいて、前記利用者に課金するための利用料金を算出することを有する。
また、本発明の更に他の態様に係る方法は、エネルギーの提供を管理する方法であって、提供者のエネルギー出力部が利用者のエネルギー供給対象に供給したエネルギー供給量に関する情報と、前記エネルギー出力部から前記エネルギー供給対象へのエネルギー供給の際のエネルギー供給速度の情報、該エネルギー供給を受けるエネルギーの生成方法の種別の情報及び該エネルギー供給を受けるエネルギー供給対象の種別の情報のうちの少なくとも1つの情報とに基づいて、前記提供者に支払うための提供料金を算出することを有する。
本発明によれば、エネルギー出力部からエネルギー供給対象にエネルギーを供給するにあたり、利用者間における利用料金の不平等、提供者間における提供料金の不平等又はその両方を是正することができる。
実施形態1に係る電力利用管理システムを構成するコンセントが設置された設置エリアを示す説明図。 同電力利用管理システムの概略構成の一例を示す説明図。 同電力利用管理システムを構成するサーバの主要な機能の構成の一例を示すブロック図。 実施形態1の電力利用管理システムにおける処理の一例を示すシーケンス。 実施形態2に係る電力利用管理システムを構成するコンセントが設置された設置エリアを示す説明図。 同電力利用管理システムの概略構成の一例を示す説明図。 同電力利用管理システムを構成するサーバの主要な機能の構成の一例を示すブロック図。 実施形態2の電力利用管理システムにおける処理の一例を示すシーケンス。
〔実施形態1〕
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態(以下、本実施形態を「実施形態1」という。)について説明する。
本実施形態に係るシステムは、エネルギー出力部からエネルギー供給対象へ供給されるエネルギーの利用を管理するシステムである。供給されるエネルギーは、例えば、石油、天然ガス、石炭などの形態の一次エネルギーでもよいし、電気、水素、ガソリン、軽油、重油、都市ガス、アルコールなどの形態の二次エネルギーであってもよい。
エネルギーが供給されるエネルギー供給対象は、例えば、バッテリー搭載のモータで駆動される電動の移動体である。移動体は、電動車両や燃料電池車両等の地上を移動する移動体でもよいし、ドローンなどの空中を移動する移動体でもよいし、海などの水上を移動する船舶等の移動体であってもよい。移動体は、四輪以上の車両、三輪車(トライスクル)、二輪車(バイク、自転車)、トラック、バス、自家用車、事業用車両などの車両であってもよい。エネルギー供給対象は、利用者自身が所有するものであってもよいし、リース会社からリースされるものであってもよいし、利用者とは異なる事業者が所有するものであってもよい。また、エネルギー供給対象は、携帯型又は設置型の家電機器、オフィス機器、通信端末装置等の電気機器や電子機器であってもよい。
以下の実施形態では、一例として、供給されるエネルギーが電気エネルギーであり、そのエネルギーが出力されるエネルギー出力部が電気エネルギーを出力するコンセントであり、エネルギーが供給されるエネルギー供給対象が車両又は当該車両に組み込まれたバッテリーであり、コンセントから出力される電力で車両のバッテリーを充電するときの電力利用を管理する電力利用管理システムの場合について説明する。
図1は、本実施形態1に係る電力利用管理システム10のエネルギー出力部であるコンセントが設置される設置エリアを示す説明図である。
図1に示す設置エリアAは、複数の車両30-1~30-3を駐車可能な駐車スペースを有する駐車場80の敷地である。駐車場80に対して車両30-1~30-3が出入りできる場所は、出入口81の一箇所となっている。駐車場80の出入口81には、ゲート装置82が設置されている。このゲート装置82には、駐車場80(設置エリア)に出入りする車両30を識別して検知する機能が備わっている。
駐車場80内には、各駐車スペースの近傍に、コンセント20を備えた充電スタンド25-1~25-5がそれぞれ設置されている。図1の例では、駐車場80内に5つの充電スタンド25-1~25-5が設置されているが、駐車場内に設置する充電スタンドの数は任意であり、1つであっても、複数であってもよい。なお、本実施形態1の設置エリアAは、屋外であるが、屋内であってもよい。
図2は、本実施形態1に係る電力利用管理システム10の概略構成の一例を示す説明図である。
図2において、電力利用管理システム10は、コンセント20から電力が供給される供給対象への電力の提供と利用を管理する。本実施形態の供給対象は、コンセント20からの電力で充電される車両30あるいは当該車両30のバッテリー31である。コンセント20からの電力供給は、例えば、有線の電源ケーブル40及びプラグ41を介して行われる。コンセント20からの電力供給は、電磁誘導、マイクロ波等の電波による給電、レーザー光等の光による給電などの無線給電で行ってもよい。また、コンセント20から供給される電圧(電流)は交流であってもよいし、直流であってもよい。
電力利用管理システム10は、電力(電気エネルギー)の提供及び利用を管理する情報処理装置としてのサーバ100を備える。サーバ100は、単体のコンピュータ装置で構成してもよいし、複数のコンピュータ装置を連携させるように構成してもよいし、ネットワーク上のクラウドシステムで構成してもよい。
電力(電気エネルギー)を出力可能なエネルギー出力部としてのコンセント20は、用途が限定されていない汎用のコンセントでもよいし、用途限定の専用コンセントであってもよい。また、コンセント20は、利用者が限定されていないコンセントでもよいし、特定の利用者のみ利用可能なコンセントであってもよい。
駐車場80の出入口81に設置されたゲート装置82は、出入口81を通過する車両30に搭載された近距離通信部33との間で無線LANやBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信を可能とする無線通信部82aを備えている。無線通信部82aは、出入口81を通過する車両30の近距離通信部33から、車両30あるいはその利用者を識別するための識別情報を受信する。なお、本実施形態1では、例えば、車両30を識別するための車両識別情報を、車両30の近距離通信部33からゲート装置82の無線通信部82aへ送信する。
本実施形態1のゲート装置82は、出入口81を通過する車両30やその利用者を識別できる識別情報を取得できればよい。したがって、その取得方法は、上述したように車両30から送信される識別情報を無線通信部82aで受信する方法に限られない。例えば、出入口81を通過する車両30のナンバープレート(自動車登録番号標)をカメラなどの撮像装置を用いて撮像し、その撮像画像から認識した当該車両30の自動車登録番号を識別情報として取得してもよい。また、そのほか、車両に搭載されているETC(Electronic Toll Collection System)車載機から受信される当該車両の識別情報を利用してもよい。
なお、ゲート装置82で取得される車両30の識別情報は、最終的には本システムのサーバ100において当該車両30を識別するために用いられるものであるが、サーバ100での処理に用いられる識別情報そのものである必要はない。すなわち、ゲート装置82で取得される車両30の識別情報は、サーバ100での処理に用いられる識別情報と対応づけされた別形式の識別情報であってもよい。
ゲート装置82は、出入口81を通過する車両30の識別情報を取得したら、外部通信部82bにより、当該識別情報を、移動通信網、インターネットなどの通信網60を介してサーバ100へ送信する。このとき、駐車場80に対する入場と出場の区別をするための入出場情報や、当該駐車場80又は当該ゲート装置82を識別するための識別情報(設置エリアの識別情報)も一緒に送信する。なお、本実施形態1では、設置エリアの識別情報として、駐車場80を識別するための駐車場識別情報を用いる例で説明する。
車両30は、車載の近距離通信部33によりゲート装置82の無線通信部82aと近距離無線通信をすることができるほか、車載の外部通信部32により通信網60を介してサーバ100と通信することができる。外部通信部32及び近距離通信部33は、例えば、車載ネットワーク(CAN:Controller Area Network)にゲートウェイを介して接続された遠隔制御ユニット(TCU:テレマティック コントロール ユニット)であってもよい。車載ネットワーク(CAN)には、遠隔制御ユニット(TCU)のほか、バッテリー31を管理するバッテリー管理システム(BMS)や、その他の各部の制御する1又は2以上の電子制御ユニット(ECU)が接続されている。
バッテリー31の充電に利用された電力に関する電力利用情報(例えば、バッテリー識別情報、電力量、充電開始時間、充電終了時間など)は、例えば、バッテリー管理システム(BMS)から遠隔制御ユニット(TCU)を介してサーバ100に送信することができる。また、車両識別情報は、例えば、車両の基本情報を記憶したメモリを有する電子制御ユニット(ECU)から遠隔制御ユニット(TCU)を介してゲート装置82やサーバ100に送信することができる。
図3は、実施形態1に係るサーバ100の主要な機能の構成の一例を示すブロック図である。
図3において、サーバ100は、ゲート通信部101と、供給対象通信部102と、管理処理部103と、記憶部(DB:データベース)104と、課金処理部105と、支払処理部106とを備える。
ゲート通信部101は、通信網60を介して、各駐車場80(設置エリア)に設置されているゲート装置82から、当該駐車場80を識別するための駐車場識別情報(設置エリアの識別情報)とともに、駐車場80に入場又は出場する車両30の車両識別情報及び入出場情報を受信する。ゲート通信部101は、検知部として機能し、これらの情報を受信することで、駐車場80(設置エリア)ごとに、当該駐車場内に存在するエネルギー供給対象である車両30あるいは利用者の検知を行うことができる。
供給対象通信部102は、情報取得部としての機能を有し、エネルギー供給対象の車両30から、エネルギー供給対象の識別情報である車両識別情報と、コンセント20から供給されて車両30のバッテリー31に供給された供給量情報を含む電力利用情報(例えば、バッテリー識別情報、電力量、充電開始時間、充電終了時間)とを受信する。
本実施形態1では、コンセント20からの充電に関わる電力の利用料金(利用者に課金する料金)や提供料金(充電サービス事業者に支払う料金)を算出するために、電力利用情報を供給対象通信部102で受信して取得するが、他の取得方法であってもよい。例えば、車両30の識別情報に関連付けて当該車両30の電力利用情報が車両メーカーの車両管理サーバに蓄積、管理されている場合には、車両管理サーバから電力利用情報を取得してもよい。
また、コンセント20からの充電に関わる電力の利用料金や提供料金を算出するためには、車両30へ供給された電力量(電力供給量)の情報(供給量情報)を把握する必要がある。例えば、車両30あるいはコンセント20側に備わっている検出部が、コンセント20からバッテリー31に充電される電力量(電力供給量)を直接的に検出できるものであれば、その検出した電力量の情報を供給量情報として利用できる。
また、例えば、車両30に備わっている検出部がバッテリー31の電力残量を検出できるものであれば、その検出した電力残量の情報を供給量情報として利用してもよい。この場合、例えば、充電後の電力残量から充電前の電力残量を差し引くことで、コンセント20からバッテリー31に充電される電力量(電力供給量)を得ることができる。
また、電気自動車の多くは、バッテリー31の充電率(SoC:State of Charge)を検出する検出部を備えているので、SoCのデータを供給量情報として利用してもよい。この場合、バッテリー31の満充電容量がわからないと、SoCのデータからバッテリー31の電力残量を把握することができない。しかしながら、バッテリー31の識別情報と満充電容量との対応関係を記憶部(DB)104に記憶しておくことで、バッテリー31の識別情報から満充電容量を特定して、バッテリー31のSoCのデータからバッテリー31の電力残量を算出することができる。
本実施形態1において、ゲート通信部101及び供給対象通信部102は、一体構成の通信装置(例えば移動通信モジュール)で構成してもよい。
管理処理部103は、設置エリアの識別情報である駐車場識別情報と、エネルギー供給対象の識別情報である車両識別情報と、駐車場利用情報と、電力利用情報とを対応づける対応付け処理や、エネルギー供給対象(車両30又はその利用者)の認証処理や、エネルギー供給対象ごとの駐車場利用情報を管理するための駐車場利用管理処理や、エネルギー供給対象ごとの電力利用情報を管理するための電力利用管理処理などの各種情報処理を行う。
本実施形態1における対応付け処理としては、管理処理部103は、ゲート通信部101がゲート装置82から受信する駐車場識別情報、車両識別情報及び入出場情報を、記憶部104内のエリア滞在データベースに登録する。具体的には、入出場情報に基づいて入場したか出場したかを判断し、例えば、入場の場合には、駐車場識別情報に対応づけて車両識別情報をエリア滞在データベースに入場時刻とともに登録し、出場の場合には、当該車両識別情報に対応づけて出場時刻をエリア滞在データベースに登録する。これにより、エリア滞在データベースには、サーバ100が管理しているコンセント20が設置されている全駐車場80について、それぞれの駐車場内に存在(滞在)している全車両30の車両識別情報や、それぞれの駐車場内に存在(滞在)していた全車両30の入場時刻及び出場時刻が登録される。
また、本実施形態1における認証処理としては、管理処理部103は、供給対象通信部102が各車両30から受信する車両識別情報と、サーバ100に予め登録されている車両識別情報とを比較することにより、利用者が本実施形態の対象サービスに予め登録された正規の利用者であるかを確認する利用者認証を行う。具体的には、記憶部104内に、正規の利用者の識別情報と正規の車両識別情報とを対応づけた利用者登録データベースを記憶しておき、供給対象通信部102が各車両30から受信する車両識別情報が利用者登録データベースに登録されていることを確認したら、受信した車両識別情報の利用者が正規の利用者であると判断する。正規の利用者のときはサービスの利用を許可し、正規の利用者でないときはサービスの利用を制限(例えば利用を不許可)してもよい。
また、本実施形態1における駐車場利用管理処理としては、管理処理部103は、記憶部104内のエリア滞在データベースを参照し、各車両30が駐車場80に滞在した時間に関する滞在時間情報を、当該車両30の車両識別情報(又は当該車両識別情報に対応づけされた利用者の識別情報)に対応づけて、駐車場利用管理データベースに登録する。
このとき、管理処理部103は、記憶部104内のエリア滞在データベースを参照し、当該車両識別情報に対応する車両30がどの駐車場80に存在(滞在)していたのかを確認し、その駐車場80の駐車場識別情報を取得する。そして、管理処理部103は、記憶部104内の事業者データベースを参照し、当該駐車場識別情報に対応する駐車場管理者(提供者)がどの事業者なのかを確認して、その駐車場管理者の事業者識別情報を取得するとともに、その事業者識別情報を、当該車両30の滞在時間情報とともに、駐車場利用管理データベースに登録する。
また、本実施形態1における電力利用管理処理としては、管理処理部103は、供給対象通信部102が各車両30から受信する電力利用情報や車両識別情報を、記憶部104内の電力利用管理データベースに登録する。具体的には、各車両30から受信する電力利用情報に含まれる電力量の情報(供給量情報)を、当該車両30の車両識別情報(又は当該車両識別情報に対応づけされた利用者の識別情報)に対応づけて、電力利用管理データベースに登録する。
このとき、管理処理部103は、記憶部104内のエリア滞在データベースを参照し、当該車両識別情報に対応する車両30がどの駐車場80に存在(滞在)しているのかを確認し、その駐車場80の駐車場識別情報を取得する。そして、管理処理部103は、記憶部104内の事業者データベースを参照し、当該駐車場識別情報に対応する充電サービス事業者がどの事業者なのかを確認して、その充電サービス事業者の事業者識別情報を取得するとともに、その事業者識別情報を、車両30から受信した電力利用情報に含まれる電力量の情報(供給量情報)とともに、電力利用管理データベースに登録する。
本実施形態1の記憶部104に記憶されている事業者データベースは、それぞれの駐車場80を識別するための駐車場識別情報と、それぞれの駐車場80で時間貸し駐車サービス及びコンセント20を用いた電力利用管理サービスを提供する提供者である駐車場管理者とを対応づけて記憶している。本実施形態1のシステムは、複数の駐車場管理者によりそれぞれ管理されている駐車場80が混在しているシステムである。
本実施形態1のシステムにおいては、コンセント20を介した車両30による電力利用の利用料金を利用者に対して課金する。このとき、コンセント20から車両30に電力供給して充電するにあたり、利用者に課金される利用料金は、従来、その充電時に供給された電力量(電力供給量)のみに基づいて算出されるのが通常である。しかしながら、このような利用料金の算出方法では、利用者間において利用料金の不平等が生じるという課題が生じ得る。
例えば、本実施形態1のシステムにおけるコンセント20の中には、車両30への電力供給速度(単位時間あたりの電力供給量)が互いに異なるものが混在する。すなわち、コンセント20の中には、他のコンセント20よりも電力供給速度が高速である急速充電が可能なものが存在する。また、直流充電か交流充電かという付加価値も存在する。この場合、上述した利用料金の算出方法では、急速充電により充電した利用者は、急速充電でない低速充電で充電した利用者よりも短い時間で電力供給を受けられ、より短時間で充電を完了することができるというメリットを享受できる。そのため、電力供給速度の違いを考慮せず、電力供給量のみに基づいて利用料金を算出すると、このメリットを享受する利用者と享受しない利用者との間で不平等が生じる。
一方、コンセント20からの電力供給サービス(充電サービス)の提供者である駐車場管理者においても、駐車場管理者に支払われる充電サービスの提供料金が電力供給量のみに基づいて算出される場合には、駐車場管理者間で不平等が生じ得る。
具体的には、本実施形態1においては、本システム10における各駐車場80(設置エリア)内のコンセント20からの電力供給を受けて充電する利用者から利用料金を徴収(課金)するのは、サーバ100を管理する管理事業者である。そして、サーバ100の管理事業者は、利用者から徴収した利用料金を分配して、本システム10における各駐車場80の駐車場管理者に対し、コンセント20からの電力供給サービス(充電サービス)の提供料金を、各コンセント20から供給した電力供給量に応じて支払う。
このとき、例えば、上述したように、本システム10において、他のコンセント20よりも電力供給速度が高速である急速充電が可能なコンセント20が混在する場合を考える。このような急速充電可能なコンセント20は、通常、当該他のコンセント(急速充電ができないコンセント)よりも駐車場80に設置するための費用が高額である。また、同じコンセントであっても供給側で電力量を制御することで同様の違いが生ずる。そのため、電力供給速度の違いを考慮せずに、電力供給量のみに基づいて提供料金が算出されると、高額な設備投資を行った急速充電が可能なコンセント20の駐車場管理者と、設備投資の少ない低速充電のコンセント20の駐車場管理者との間で、利益の違いを生み、不平等が生じる。
そこで、本実施形態1における電力利用管理処理では、駐車場管理者のコンセント20から利用者の車両30へ電力供給するとき、そのときの電力供給量だけでなく、そのときの電力供給速度も考慮して、利用者に課金する利用料金を算出する。これにより、電力供給速度の違いによる利用者間の不平等を是正することができ、利用者にとって平等感のある充電サービスを提供することができる。
また、本実施形態1における電力利用管理処理では、駐車場管理者のコンセント20から利用者の車両30へ電力供給するときの電力供給量だけでなく、そのときの電力供給速度も考慮して、駐車場管理者へ支払う提供料金を算出する。これにより、電力供給速度の違いによる駐車場管理者間の不平等を是正することができ、駐車場管理者にとって平等感のある充電サービスを提供することができる。特に、高額な設備投資を行った急速充電が可能なコンセント20の駐車場管理者に対して、適切な投資回収の道筋を作ることができる。
なお、本実施形態1においては、各コンセント20の電力供給速度は、それぞれの構成に応じた予め決められた速度でおおよそ一定であるため、各コンセント20からの電力供給時における電力供給速度の違いは、例えば駐車場管理者の申請等に基づき、コンセント20ごとに事前に対応づけしておくことができる。したがって、本実施形態1では、記憶部104内の事業者データベースに対し、駐車場80を識別するための駐車場識別情報に対応づけて、その駐車場80に設置されているコンセント20の電力供給速度の情報(例えば、急速充電か低速充電かを区別する情報)を記憶している。これにより、本実施形態1のシステムは、各コンセント20からの電力供給時における電力供給速度を把握することができる。
なお、電力供給速度が一定ではないコンセント20が混在する場合がある。例えば、所定の条件に従って電力供給速度が可変であるコンセントや、利用者が供給速度を選択できるコンセントなどが混在する場合がある。また、コンセント側の短時間に起きる過負荷を回避する目的で電力供給速度を一時的に下げたり、一定時間は電力供給を停止したり(電力供給速度をゼロにしたり)するような制御がなされるコンセントも混在する場合がある。このような場合、サーバ100は、そのコンセントからの電力供給時における電力供給速度の情報を取得する。例えば、車両30に搭載されている外部通信部32、コンセント20に設けられる通信装置、利用者が所持している端末装置から送信される電力供給速度の情報を、サーバ100が取得するようにしてもよい。
また、電力供給速度は、供給対象である車両30やバッテリー31の構成によっても異なる場合がある。具体的には、車両の交流電力消費率(電費)、電池容量、電池残量、バッテリーの劣化度(車両30の走行距離やバッテリー31の使用期間など)、充電効率、車両位置(車両30が充電を行う地域)、プラグインハイブリッド車であればガソリン残量などによって、電力供給速度が異なる場合がある。したがって、これらの情報を取得して電力供給速度の違いを把握し、利用者に課金する利用料金や駐車場管理者へ支払う提供料金を算出してもよい。なお、これらの情報は、例えば、後述する車両30(エネルギー供給対象)の種別の情報を取得することで得ることができる。
また、本実施形態1のシステムにおけるコンセント20の中には、例えば、出力する電力(エネルギー)の生成方法の種別が互いに異なるものも混在する。この種別には、例えば、国のエネルギー政策等により推奨されている種別、生成コストの低い種別などが含まれる。このように、出力する電力(エネルギー)の生成方法の種別が互いに異なるものが混在する場合、上述した利用料金の算出方法では、特定の種別により生成された電力を充電した利用者と、他の種別により生成された電力を充電した利用者との間で不平等が生じ得る。
一方、コンセント20からの電力供給サービス(充電サービス)の提供者である駐車場管理者においても、駐車場管理者に支払われる充電サービスの提供料金が電力供給量のみに基づいて算出される場合には、特定の種別により生成された電力を提供する駐車場管理者と、他の種別により生成された電力を提供した駐車場管理者との間で不平等が生じ得る。
なお、出力する電力(エネルギー)の生成方法の種別の具体例としては、その電力を発生させる電源が、油や石炭などの化石燃料により電力を発生させる種別のものか、あるいは、風力、太陽光、バイオマス(生物資源)などの自然エネルギーにより電力を発生させる種別のものかを区別するものが挙げられる。また、これらの化石燃料や自然エネルギーの種別を更に細かく区別するもの(例えば、自然エネルギーであれば、風力、太陽光、バイオマス(生物資源)の区別をするもの)であってもよい。種別の判断は、例えば、所定の認証機関から発行される証明書(グリーン電力証書など)の有無によって行うことが可能である。
出力する電力(エネルギー)の生成方法の種別は、このような電源の種別に限らず、発電工程におけるCO(二酸化炭素)の発生量を区別するものなど、利用者間あるいは駐車場管理者間で不平等を生じさせ得る生成方法のあらゆる種別が含まれる。
本実施形態1における電力利用管理処理では、駐車場管理者のコンセント20から利用者の車両30へ電力供給するとき、そのときの電力供給量だけでなく、その電力の生成方法の種別も考慮して、利用者に課金する利用料金を算出する。これにより、電力の生成方法の種別の違いによる利用者間の不平等を是正することができ、利用者にとって平等感のある充電サービスを提供することができる。
また、本実施形態1における電力利用管理処理では、駐車場管理者のコンセント20から利用者の車両30へ電力供給するときの電力供給量だけでなく、その電力の生成方法の種別も考慮して、駐車場管理者へ支払う提供料金を算出する。これにより、電力の生成方法の種別の違いによる駐車場管理者間の不平等を是正することができ、駐車場管理者にとって平等感のある充電サービスを提供することができる。
なお、本実施形態1においては、各コンセント20に対応する電力の生成方法の種別は、例えば駐車場管理者の申請等に基づき、コンセント20ごとに事前に対応づけしておくことができる。したがって、本実施形態1では、記憶部104内の事業者データベースに対し、駐車場80を識別するための駐車場識別情報に対応づけて、その駐車場80に設置されているコンセント20に対応する電力の生成方法の種別の情報(例えば、グリーン電力証書の有無の情報)を記憶している。これにより、本実施形態1のシステムは、各コンセント20から供給される電力の生成方法の種別を把握することができる。
また、本実施形態1のシステムにおけるコンセント20は、例えば、出力する電力の供給を受ける車両30(エネルギー供給対象)の種別が異なる場合もある。この種別には、例えば、車両30のメーカーや車種、あるいは、車両30に搭載されているバッテリー31のメーカーや機種などが含まれる。このように、車両30の種別が異なる場合、電力供給速度が異なったり、電力供給のためのコストが異なったりすることがある。そのため、利用者の車両30やバッテリー31の種別が異なる場合、上述した利用料金の算出方法では、特定の種別の車両30に電力供給を受けた利用者と、他の種別の車両30に電力供給を受けた利用者との間で不平等が生じ得る。
一方、コンセント20からの電力供給サービス(充電サービス)の提供者である駐車場管理者においても、駐車場管理者に支払われる充電サービスの提供料金が電力供給量のみに基づいて算出される場合には、特定の種別の車両30に電力を提供する駐車場管理者と、他の種別の車両30に電力を提供する駐車場管理者との間で不平等が生じ得る。
本実施形態1における電力利用管理処理では、駐車場管理者のコンセント20から利用者の車両30へ電力供給するとき、そのときの電力供給量だけでなく、その電力の供給を受ける車両30(エネルギー供給対象)の種別も考慮して、利用者に課金する利用料金を算出する。これにより、エネルギー供給対象の種別の違いによる利用者間の不平等を是正することができ、利用者にとって平等感のある充電サービスを提供することができる。
また、本実施形態1における電力利用管理処理では、駐車場管理者のコンセント20から利用者の車両30へ電力供給するときの電力供給量だけでなく、その電力の供給を受ける車両30(エネルギー供給対象)の種別も考慮して、駐車場管理者へ支払う提供料金を算出する。これにより、エネルギー供給対象の種別の違いによる駐車場管理者間の不平等を是正することができ、駐車場管理者にとって平等感のある充電サービスを提供することができる。
なお、本実施形態1においては、各コンセント20からの電力供給を受ける車両30の種別は、サーバ100が、車両30の外部通信部32から送信される当該車両30の車両識別情報に基づいて判断することができる。
本実施形態1において、課金処理部105は、コンセント20を介した車両30による電力利用の利用料金について、利用者に対して課金するために必要な処理を行う。具体的には、課金処理部105は、記憶部104内の電力利用管理データベースを参照して、利用者の利用者識別情報と、これに対応付けられた電力利用情報(供給量情報など)と、これに対応付けられた電力供給を受ける車両30の車両種別情報(車両30の種別の情報)とを取得する。また、課金処理部105は、記憶部104内の事業者データベースを参照して、当該コンセント20に対応する電力供給速度の情報と、当該コンセント20から供給される電力の生成方法の種別の情報とを取得する。そして、課金処理部105は、これらの情報に基づき、利用者ごとに、充電サービスの利用料金を算出し、その利用料金を利用者に課金するための処理を行う。
また、本実施形態1において、支払処理部106は、充電サービスを提供した提供料金をその充電サービスを提供する提供者である駐車場管理者へ支払うために必要な処理を行う。具体的には、支払処理部106は、記憶部104内の電力利用管理データベースを参照して、駐車場事業者の事業者識別情報に対応付けられた各利用者の電力利用情報と、電力供給を受ける車両30の車両種別情報(車両30の種別の情報)とを取得する。また、支払処理部106は、記憶部104内の事業者データベースを参照して、駐車場事業者のコンセント20に対応する電力供給速度の情報と、当該コンセント20から供給される電力の生成方法の種別の情報とを取得する。そして、支払処理部106は、これらの情報に基づき、駐車場管理者ごとに充電サービスの提供料金を算出し、その提供料金を駐車場管理者に支払うための処理を行う。
また、本実施形態1において、支払処理部106は、駐車サービスを提供した提供料金をその駐車サービスを提供する駐車場管理者へ支払うために必要な処理も行う。具体的には、記憶部104内の駐車場利用管理データベースにおいて、駐車場管理者の事業者識別情報に対応付けられた各車両の滞在時間情報を抽出し、その滞在時間情報に応じた提供料金を駐車サービス事業者ごとに算出する。そして、支払処理部106は、算出した提供料金を、それぞれ対応する駐車サービス事業者へ支払うための処理を行う。駐車サービスの提供料金は、上述した充電サービスの提供料金に加算して支払ってもよい。
なお、本実施形態1では、サーバ100の管理事業者が、利用者に駐車サービス及び充電サービスの利用料金を課金する処理と、駐車サービス及び充電サービスの提供料金をそれぞれの提供事業者へ支払う処理とを行うが、少なくとも一方の処理を別の事業者が行うようにしてもよい。具体的には、前者の処理を別の事業者に行わせる場合、サーバ100の課金処理部105は、例えば、課金に必要な処理として、駐車サービス及び充電サービスの利用料金を算出し、その利用料金を当該別の事業者へ提供するための処理を行う。また、後者の処理を別の事業者に行わせる場合、サーバ100の支払処理部106は、例えば、支払いに必要な処理として、駐車サービス及び充電サービスの各提供料金を算出し、算出した提供料金と支払先の提供事業者とを当該別の事業者へ提供するための処理を行う。
図4は、本実施形態1の電力利用管理システム10における処理の一例を示すシーケンスである。
サーバ100の記憶部104には、事前に、オペレータ等によって、利用者登録データベースへのデータ入力が行われ、正規の利用者の識別情報と、その利用者が利用する車両の車両識別情報と、その車両の種別の情報とが対応づけられて記憶されている。また、サーバ100の記憶部104には、事前に、オペレータ等によって、事業者データベースへのデータ入力が行われ、駐車場管理者の識別情報と、駐車場管理者が管理する駐車場80の駐車場識別情報と、駐車場80に設置されているコンセント20の電力供給速度の情報(例えば、急速充電か低速充電かを区別する情報)と、駐車場80に設置されているコンセント20に対応する電力の生成方法の種別の情報(例えば、グリーン電力証書の有無の情報)とが対応づけられて記憶されている。
駐車場80の出入口81から車両30が駐車場80内に入ると、ゲート装置82は、無線通信部82aにより当該車両30の近距離通信部33と通信して、当該車両30の車両識別情報を当該車両30から受信する(S1)。そして、ゲート装置82は、受信した車両識別情報を、外部通信部82bにより、入場時の入出場情報と当該駐車場80の駐車場識別情報とともに、通信網60を介してサーバ100へ送信する(S2)。
サーバ100は、管理処理部103において、ゲート通信部101によりゲート装置82から受信した車両識別情報、入出場情報及び駐車場識別情報を、記憶部104内のエリア滞在データベースに登録する。ここでは、入出場情報が入場時を示すものであるため、駐車場識別情報に対応づけて車両識別情報を、入場時を示す入出場情報とともにエリア滞在データベースに登録する(S3)。
続いて、車両30が駐車場80内の駐車スペースに駐車し、充電スタンド25のコンセント20から電力の供給を受けてバッテリー31に充電を行う場合、車両30の電源ケーブル40のプラグ41がコンセント20に接続される(S4)。これにより、車両30の外部通信部32から、当該車両30の車両識別情報を含む利用要求が通信網60を介してサーバ100へ送信される(S5)。
この利用要求が供給対象通信部102によりサーバ100に受信されると、管理処理部103において認証処理が実行される(S6)。この認証処理では、利用要求に含まれる車両識別情報が、記憶部104内の利用者登録データベースに登録されている正規の利用者のものであるかどうかを確認する。
前記認証処理により、正規の利用者であることが確認できたら、サーバ100は、供給対象通信部102により通信網60を介して、当該利用要求の送信元である車両30に対し、利用許可通知を出す(S7)。この利用許可通知を受信した車両30は、バッテリー管理システム(BMS)により、プラグ41が接続されたコンセント20からバッテリー31への電力供給を開始して、バッテリー31を充電する(S8)。
なお、正規の利用者であることが確認できなかった場合には、サーバ100は、供給対象通信部102により通信網60を介して、当該利用要求の送信元である車両30に対し、利用不可通知を出す。この場合、当該コンセント20を利用した電力利用管理サービスを受けることができないようにしてもよい。
車両30のバッテリー管理システム(BMS)は、バッテリー31の充電に利用された電力に関する電力利用情報(電力量、充電開始時間、充電終了時間など)を生成する。そして、充電完了後、電力利用情報及び車両識別情報を、車両30の外部通信部32から通信網60を介してサーバ100へ送信する(S9)。この電力利用情報及び車両識別情報が供給対象通信部102によりサーバ100に受信されると、管理処理部103において、受信した電力利用情報及び車両識別情報を、記憶部104内の電力利用管理データベースに登録する電力利用管理処理が実行される(S10)。
本実施形態1の電力利用管理処理では、課金処理のために、少なくとも、車両30から受信した電力利用情報に含まれる電力量の情報を、当該車両30の車両識別情報と、当該車両30が存在している駐車場の駐車場識別情報に対応した事業者識別情報とを、電力利用管理データベースに登録する。
一方で、駐車場80の出入口81から車両30が駐車場80を出るときには、ゲート装置82は、無線通信部82aにより当該車両30の近距離通信部33と通信して、当該車両30の車両識別情報を当該車両30から受信する(S11)。そして、ゲート装置82は、受信した車両識別情報を、外部通信部82bにより、出場時の入出場情報と当該駐車場80の駐車場識別情報とともに、通信網60を介してサーバ100へ送信する(S12)。そして、サーバ100は、管理処理部103において、ゲート通信部101によりゲート装置82から受信した車両識別情報、入出場情報及び駐車場識別情報を、記憶部104内のエリア滞在データベースに登録する。ここでは、入出場情報が出場時を示すものであるため、車両識別情報及び駐車場識別情報に対応づけてエリア滞在データベースに出場時の入出場情報を登録する(S13)。
続いて、管理処理部103は、記憶部104内のエリア滞在データベースを参照し、当該車両30が駐車場80に滞在した時間に関する滞在時間情報を、当該車両30の車両識別情報に対応づけて、駐車場利用管理データベースに登録する駐車場利用管理処理が実行される(S14)。
その後、サーバ100の課金処理部105は、今回の車両30における駐車サービス及び充電サービスの利用料金を、その車両30に対応する利用者に対して課金するために必要な処理を行う(S15)。具体的には、記憶部104内の電力利用管理データベースを参照して算出される充電サービスの利用料金と、記憶部104内の駐車場利用管理データベースを参照して算出される駐車サービスの利用料金とを合算し、その合算金額を各利用者に課金するための処理を行う。
また、サーバ100の支払処理部106は、今回の車両30における駐車サービスの提供料金及び充電サービスの提供料金を、それぞれのサービスの提供事業者に支払うために必要な処理を行う(S16)。具体的には、記憶部104内の電力利用管理データベースを参照して充電サービス事業者ごとの充電サービスの提供料金を算出するとともに、記憶部104内の駐車場利用管理データベースを参照して駐車サービス事業者ごとの駐車サービスの提供料金を算出し、算出した提供料金を各提供事業者へ支払うための処理を行う。
〔実施形態2〕
次に、本発明の他の実施形態(以下、本実施形態を「実施形態2」という。)について説明する。
上述した実施形態1においては、駐車場80の出入口81に設置したゲート装置82を利用し、駐車場80(設置エリアA)に存在(滞在)している車両30の車両識別情報をエリア滞在データベースで管理している。しかしながら、物理的に区画されていない場所に充電スタンド25のコンセント20が設置されるようなケースでは、出入り箇所が限定されないため、ゲート装置82で出入口を通過する車両30を識別して検知するような構成では、駐車場80内に存在している車両30の車両識別情報をエリア滞在データベースで管理することができない。
そのため、本実施形態2では、上述した実施形態1とは別の構成によって、コンセント20の設置エリアである駐車場80に存在している車両30の車両識別情報をエリア滞在データベースで管理する。具体的には、ジオフェンス技術を利用して仮想的な設置エリアを設定する。ジオフェンス技術とは、地上に仮想の境界線を張り、境界線で区切られた設置エリア内に出入りする通信端末を把握する技術である。すなわち、本実施形態2では、車両30の位置情報と設置エリアの位置情報とに基づいて、各設置エリア内に存在する車両30の検知を行うものである。
図5は、本実施形態2に係る電力利用管理システム10を構成するコンセント20が設置された設置エリアを示す説明図である。
本実施形態2では、図5に示すように、コンセントが設置される駐車場80の敷地を、ジオフェンスのエリアAとして設定されている。
図6は、本実施形態2に係る電力利用管理システム10の概略構成の一例を示す説明図である。
各車両30は、それぞれGNSS(Global Navigation Satellite System)装置34を備え、GNSS装置34で測位した測位結果を位置情報として得ることができる。また、各車両30には、自ら備えているGNSS装置34で測位した測位結果(位置情報)に基づき、予め設定されている設置エリア(各ジオフェンスのエリア)A内に進入したか退出したかを判定するエリア判定部35が設けられている。エリア判定部35には、予め設定されている設置エリアAの位置情報が事前に登録されている。設置エリアAの位置情報は、例えば、所定のタイミングで、サーバ100から通信網60を介して外部通信部32により受信して登録するようにしてもよい。
各車両30のエリア判定部35は、設置エリアAの位置情報とGNSS装置34で測位した測位結果(位置情報)とに基づき、設置エリアAに進入したと判定したときには、進入した設置エリアを特定するためのエリア識別情報(設置エリアの識別情報)を含むエリア進入通知をサーバ100へ送信する。また、設置エリアAから退出したと判定したときには、退出した設置エリアを特定するためのエリア識別情報を含むエリア退出通知をサーバ100へ送信する。
なお、本実施形態2では、各車両30にエリア判定部35を設けているが、エリア判定部35の機能をサーバ100が備えていても良い。
本実施形態2のように、ジオフェンスのような仮想的な境界線で区画される設置エリアを利用することで、物理的に区画されていない設置エリアに充電スタンド25のコンセント20が設置されるケースでも、設置エリア内に存在している車両30を把握することができ、設置エリア内に存在している車両30の車両識別情報をエリア滞在データベースで管理することができる。
図7は、実施形態2に係るサーバ100の主要な機能の構成の一例を示すブロック図である。
図7において、本実施形態2のサーバ100は、ゲート装置82との通信が不要であるため、ゲート通信部101を備えていないが、その他の構成は、上述した実施形態1と同様である。
本実施形態2のシステムでは、設置エリアに存在している車両30を検知する処理は、車両30とサーバ100との間の通信によって実現でき、上述した実施形態1におけるゲート装置82とサーバ100との間の通信を必要としないので、設備負担なども少なくできる。
図8は、実施形態2における電力利用管理処理の一例を示すシーケンスである。
車両30が駐車場80に入ると、車両30のエリア判定部35は、駐車場80の敷地に対応する設置エリアAの位置情報とGNSS装置34で測位した測位結果(位置情報)とに基づき、設置エリアに進入したと判定する(S21)。そして、車両30の外部通信部32から、進入した設置エリアを特定するためのエリア識別情報(設置エリアの識別情報)及び当該車両30の車両識別情報を含むエリア進入通知が、通信網60を介してサーバ100へ送信される(S22)。
サーバ100は、管理処理部103において、車両30から供給対象通信部102により受信した車両識別情報及びエリア識別情報を、記憶部104内のエリア滞在データベースに登録する。ここでは、設置エリアへ進入しているので、エリア識別情報に対応づけて車両識別情報を、入場時を示す入出場情報とともにエリア滞在データベースに登録する(S23)。
続いて、車両30が駐車場80内の駐車スペースに駐車し、その駐車場80内の充電スタンド25のコンセント20から電力の供給を受けてバッテリー31に充電を行う場合、車両30の電源ケーブル40のプラグ41がコンセント20に接続される(S24)。これにより、車両30の外部通信部32から、当該車両30の車両識別情報を含む利用要求が通信網60を介してサーバ100へ送信される(S25)。この利用要求が供給対象通信部102によりサーバ100に受信されると、管理処理部103において、上述した実施形態1と同様の認証処理が実行される(S26)。
認証処理により正規の利用者であることが確認できたら、サーバ100は、供給対象通信部102により通信網60を介して、当該利用要求の送信元である車両30に対し、利用許可通知を出す(S27)。この利用許可通知を受信した車両30は、バッテリー管理システム(BMS)により、プラグ41が接続されたコンセント20からバッテリー31への電力供給を開始して、バッテリー31を充電する(S28)。
充電完了後、上述した実施形態1と同様に、車両30の外部通信部32から電力利用情報が通信網60を介してサーバ100へ送信される(S29)。この電力利用情報が供給対象通信部102によりサーバ100に受信されると、上述した実施形態1と同様に、管理処理部103において、受信した電力利用情報を、記憶部104内の電力利用管理データベースに登録する電力利用管理処理が実行される(S30)。
一方で、駐車場80から車両30が出るとき、車両30のエリア判定部35は、その駐車場80の敷地に対応する設置エリアB1,B2の位置情報とGNSS装置34で測位した測位結果(位置情報)とに基づき、設置エリアから退出したと判定する(S31)。そして、車両30の外部通信部32から、退出した設置エリアを特定するためのエリア識別情報(設置エリアの識別情報)及び当該車両30の車両識別情報を含むエリア退出通知が、通信網60を介してサーバ100へ送信される(S32)。そして、サーバ100は、管理処理部103において、供給対象通信部102により車両30から受信した車両識別情報及びエリア識別情報を、記憶部104内のエリア滞在データベースに登録する。ここでは、入出場情報が出場時を示すものであるため、車両識別情報及びエリア識別情報に対応づけてエリア滞在データベースに出場時の入出場情報を登録する(S33)。
続いて、管理処理部103は、上述した実施形態1と同様に、記憶部104内のエリア滞在データベースを参照し、当該車両30が駐車場80に滞在した時間に関する滞在時間情報を、当該車両30の車両識別情報に対応づけて、駐車場利用管理データベースに登録する駐車場利用管理処理が実行される(S34)。その後、サーバ100の課金処理部105及び支払処理部106は、上述した実施形態1と同様の処理を実行する(S35,S36)。
以上のように、上述した実施形態1や実施形態2のシステムにおいて、サーバ100の課金処理部105は、充電サービスの利用者に課金する利用料金を算出するにあたり、電力供給量(エネルギー供給量)の情報だけでなく、電力供給の際の電力供給速度の情報、電力供給を受ける電力の生成方法の種別の情報及び電力供給を受ける車両30(エネルギー供給対象)の種別の情報のうちの少なくとも1つの情報にも基づいて、当該利用料金を算出する。これによれば、充電サービスの利用料金には、電力供給量(エネルギー供給量)に応じた料金のほか、電力供給の際の電力供給速度が高速である(急速充電)という付加価値に対する料金、電力供給を受ける電力の生成方法の種別に応じた料金、電力供給を受ける車両30(エネルギー供給対象)の種別に応じた料金が含まれ、マルチディメンジョン型の課金、よりきめ細やかな課金が可能となり、利用者間における不平等を是正することができる。なお、ここでいう「マルチディメンジョン型の課金」とは、複数の一次独立の変数又は非独立変数を用いた充電サービスの課金金額の算出方法を意味するものである。
また、上述した実施形態1や実施形態2のシステムにおいて、サーバ100の支払処理部106は、充電サービスの提供者である駐車場管理者に支払う提供料金を算出するにあたり、電力供給量(エネルギー供給量)の情報だけでなく、電力供給の際の電力供給速度の情報、電力供給を受ける電力の生成方法の種別の情報及び電力供給を受ける車両30(エネルギー供給対象)の種別の情報のうちの少なくとも1つの情報にも基づいて、当該提供料金を算出する。これによれば、充電サービスの提供料金には、電力供給量(エネルギー供給量)に応じた料金のほか、電力供給の際の電力供給速度が高速である(急速充電)という付加価値に対する料金、電力供給を受ける電力の生成方法の種別に応じた料金、電力供給を受ける車両30(エネルギー供給対象)の種別に応じた料金が含まれ、マルチディメンジョン型の提供料金の支払い、よりきめ細やかな提供料金の支払いが可能となり、駐車場管理者間における不平等を是正することができる。なお、ここでいう「マルチディメンジョン型の提供料金の支払い」とは、複数の一次独立の変数又は非独立変数を用いた充電サービスの提供料金の算出方法を意味するものである。
なお、上述した実施形態1、2では、車両30に搭載されている外部通信部32を用いて、車両30とサーバ100との間の通信を行っているが、このような車載の外部通信部32に代えて、利用者が所持している端末装置を用いて行ってもよい。端末装置としては、例えば、第4世代又は第5世代以降の世代の移動通信網を介して通信可能な移動局(「移動機」、「ユーザ装置(UE)」等ともいう。)を用いることができる。
車載の外部通信部32に代えて、利用者が所持している端末装置を用いる場合、車両識別情報に代えて、端末装置で起動しているアプリケーションで用いられるユーザIDなどを、エネルギー供給対象の識別情報として用いることができる。また、端末装置を用いる場合、設置エリアの識別情報としては、例えば、端末装置に搭載されているGNSS装置で測位した測位結果(位置情報)を利用することができるが、他の情報を利用してもよい。例えば、端末装置に搭載されている撮像装置(カメラ)により、充電に用いるコンセント20の近傍(当該コンセント20の充電スタンド25)に表示されているQRコード(登録商標)を読み取り、このQRコード(登録商標)に含まれる識別情報を設置エリアの識別情報として用いることができる。
また、端末装置を用いる場合、端末装置が車両30側から電力利用情報などを取得する必要がある。この場合、例えば、端末装置51で起動しているアプリケーションが生成した送信要求を近距離無線通信を介して車両の遠隔制御ユニット(TCU)へ送信し、遠隔制御ユニット(TCU)から取得するようにする。
なお、本明細書で説明された処理工程並びに情報処理装置、ゲート装置、車両の車載装置、端末装置などの構成要素は、様々な手段によって実装することができる。例えば、これらの工程及び構成要素は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又は、それらの組み合わせで実装されてもよい。
ハードウェア実装については、実体(例えば、コンピュータ装置、サーバ、ゲート装置、車両の車載装置、端末装置(ユーザ装置、移動局、通信端末)、ハードディスクドライブ装置、又は、光ディスクドライブ装置)において前記工程及び構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段は、1つ又は複数の、特定用途向けIC(ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブル・ロジック・デバイス(PLD)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明された機能を実行するようにデザインされた他の電子ユニット、コンピュータ、又は、それらの組み合わせの中に実装されてもよい。
また、ファームウェア及び/又はソフトウェア実装については、前記構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段は、本明細書で説明された機能を実行するプログラム(例えば、プロシージャ、関数、モジュール、インストラクション、などのコード)で実装されてもよい。一般に、ファームウェア及び/又はソフトウェアのコードを明確に具体化する任意のコンピュータ/プロセッサ読み取り可能な媒体が、本明細書で説明された前記工程及び構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段の実装に利用されてもよい。例えば、ファームウェア及び/又はソフトウェアコードは、例えば制御装置において、メモリに記憶され、コンピュータやプロセッサにより実行されてもよい。そのメモリは、コンピュータやプロセッサの内部に実装されてもよいし、又は、プロセッサの外部に実装されてもよい。また、ファームウェア及び/又はソフトウェアコードは、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(PROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク、コンパクトディスク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、磁気又は光データ記憶装置、などのような、コンピュータやプロセッサで読み取り可能な媒体に記憶されてもよい。そのコードは、1又は複数のコンピュータやプロセッサにより実行されてもよく、また、コンピュータやプロセッサに、本明細書で説明された機能性のある態様を実行させてもよい。
また、前記媒体は非一時的な記録媒体であってもよい。また、前記プログラムのコードは、コンピュータ、プロセッサ、又は他のデバイス若しくは装置機械で読み込んで実行可能であればよく、その形式は特定の形式に限定されない。例えば、前記プログラムのコードは、ソースコード、オブジェクトコード及びバイナリコードのいずれでもよく、また、それらのコードの2以上が混在したものであってもよい。
また、本明細書で開示された実施形態の説明は、当業者が本開示を製造又は使用するのを可能にするために提供される。本開示に対するさまざまな修正は当業者には容易に明白になり、本明細書で定義される一般的原理は、本開示の趣旨又は範囲から逸脱することなく、他のバリエーションに適用可能である。それゆえ、本開示は、本明細書で説明される例及びデザインに限定されるものではなく、本明細書で開示された原理及び新規な特徴に合致する最も広い範囲に認められるべきである。
10 :電力利用管理システム
20 :コンセント
25 :充電スタンド
30 :車両
31 :バッテリー
32 :外部通信部
33 :近距離通信部
34 :GNSS装置
35 :エリア判定部
40 :電源ケーブル
41 :プラグ
51 :端末装置
60 :通信網
80 :駐車場
81 :出入口
82 :ゲート装置
82a :無線通信部
82b :外部通信部
100 :サーバ
101 :ゲート通信部
102 :供給対象通信部
103 :管理処理部
104 :記憶部
105 :課金処理部
106 :支払処理部

Claims (7)

  1. エネルギーの利用を管理する情報処理装置であって、
    利用者のエネルギー供給対象が提供者のエネルギー出力部から受けたエネルギー供給量に関する情報と、前記エネルギー出力部から前記エネルギー供給対象へのエネルギー供給の際のエネルギー供給速度の情報、該エネルギー供給を受けるエネルギーの生成方法の種別の情報及び該エネルギー供給を受けるエネルギー供給対象の種別の情報のうちの少なくとも1つの情報とに基づいて、前記利用者に課金するための利用料金を算出する料金算出部を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記料金算出部は、前記エネルギー供給量に関する情報と前記少なくとも1つの情報とに基づいて、前記提供者に支払うための提供料金を算出することを特徴とする情報処理装置。
  3. エネルギーの提供を管理する情報処理装置であって、
    提供者のエネルギー出力部が利用者のエネルギー供給対象に供給したエネルギー供給量に関する情報と、前記エネルギー出力部から前記エネルギー供給対象へのエネルギー供給の際のエネルギー供給速度の情報、該エネルギー供給を受けるエネルギーの生成方法の種別の情報及び該エネルギー供給を受けるエネルギー供給対象の種別の情報のうちの少なくとも1つの情報とに基づいて、前記提供者に支払うための提供料金を算出する料金算出部を有することを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
    前記料金算出部は、前記利用料金若しくは前記提供料金又はその両方に対し、前記エネルギー出力部が設置される設置エリア内の前記エネルギー供給対象を駐留させる駐留スペースの利用又は提供の料金を加算することを特徴とする情報処理装置。
  5. エネルギーの利用若しくは提供又はその両方を管理するシステムであって、
    請求項1乃至4のいずれかの情報処理装置と、
    前記少なくとも1つの情報を前記情報処理装置へ送信する送信装置と、を備えることを特徴とするシステム。
  6. エネルギーの利用を管理する方法であって、
    利用者のエネルギー供給対象が提供者のエネルギー出力部から受けたエネルギー供給量に関する情報と、前記エネルギー出力部から前記エネルギー供給対象へのエネルギー供給の際のエネルギー供給速度の情報、該エネルギー供給を受けるエネルギーの生成方法の種別の情報及び該エネルギー供給を受けるエネルギー供給対象の種別の情報のうちの少なくとも1つの情報とに基づいて、前記利用者に課金するための利用料金を算出することを有することを特徴とする方法。
  7. エネルギーの提供を管理する方法であって、
    提供者のエネルギー出力部が利用者のエネルギー供給対象に供給したエネルギー供給量に関する情報と、前記エネルギー出力部から前記エネルギー供給対象へのエネルギー供給の際のエネルギー供給速度の情報、該エネルギー供給を受けるエネルギーの生成方法の種別の情報及び該エネルギー供給を受けるエネルギー供給対象の種別の情報のうちの少なくとも1つの情報とに基づいて、前記提供者に支払うための提供料金を算出することを有することを特徴とする方法。
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