JP2022123966A - 画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 湿度センサがなくても、湿度を推定することができる画像形成装置を提供する。【解決手段】 画像形成装置(10)は、現像装置(50)に設けられてトナー濃度を検出するトナー濃度センサ(52)を備え、トナー濃度算出部(S7)は、トナー濃度センサの検出信号に基づいてトナー濃度を算出する。リップル値算出部(S5)は、その検出信号に含まれるリップルの最大値と最小値の中央値を出力リップル値として算出する。トナー濃度算出部(S7)は、トナー濃度センサの出力値とトナー濃度センサの調整基準値(A)との差分から、トナー濃度値(%)を算出する。基準リップル値算出部(S9、S10)は、予め設定した換算テーブルを利用して、トナー濃度算出部で算出したトナー濃度に基づいて、基準リップル値を算出する。湿度推定部(S11、S13)は、リップル値算出部で算出した出力リップル値と基準リップル値算出部で算出した基準リップル値との差分に従って、湿度を推定する。【選択図】 図10

Description

この発明は、画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法に関し、特にたとえば、トナー濃度センサ(ATCセンサまたは透磁率センサ)によって現像装置の現像剤のトナー濃度を検出する、画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法に関する。
この種の背景技術の一例が特許文献1に開示される。背景技術の画像処理装置では、トナー濃度センサの出力(平均値、リップル値)に基づいて、トナー濃度やトナー量(現像剤量)を求める。
一方、トナー濃度は画像形成装置内の湿度によって影響を受けるため、湿度センサによって、トナーパッチで検出したトナー濃度を補正することが知られている(特許文献2および特許文献3)。
そのため、特許文献2および特許文献3では、環境センサとして湿度センサを設けている。
特開2009‐300488号公報 特開2010‐85848号公報 特開平5‐341654号公報
湿度センサは高価なので、低価格の画像形成装置では、湿度センサを省略したいが、一方で、湿度センサを省略すると、たとえばトナー濃度などを、湿度に応じて適宜に制御することができない。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法を提供することである。
この発明の他の目的は、湿度センサを設けなくても、実質的に湿度を検出することができる、画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法を提供することである。
第1の発明は、感光体へトナーを供給する現像装置を有する画像形成装置であって、現像装置に設けられてトナー濃度を検出するトナー濃度センサ、トナー濃度センサの検出信号に基づいてトナー濃度を算出するトナー濃度算出部、トナー濃度センサの検出信号に基づいて出力リップル値を算出するリップル値算出部、およびトナー濃度算出部が算出したトナー濃度とリップル値算出部が算出したリップル値に基づいて湿度を推定する湿度推定部を備える、画像形成装置である。
第1の発明では、画像形成装置(10:実施例で相当する部分を例示する参照符号。以下、同様。)は、感光体へトナーを供給する現像装置(50)およびその現像装置(50)に設けられてトナー濃度を検出するトナー濃度センサ(52)を備える。トナー濃度算出部(34、S7)は、トナー濃度センサ(52)の検出信号に基づいてトナー濃度を算出する。リップル値算出部(34、S5)は、一例として、トナー濃度センサ(52)の検出信号に含まれるリップルの最大値と最小値の中央値を出力リップル値として算出する。トナー濃度算出部(34、S7)は、一例として、トナー濃度センサ(52)の出力値(最大値および最小値の平均値)とトナー濃度センサの調整基準値(A)との差分から、トナー濃度値(%)を算出する。そして、湿度推定部(34、S11、S13)は、トナー濃度算出部(34、S7)で算出したトナー濃度とリップル値算出部(34、S5)で算出した出力リップル値に基づいて湿度を推定する。
第1の発明によれば、トナー濃度算出部で算出したトナー濃度およびリップル値算出部で算出した出力リップル値に基づいて湿度を推定することができるので、湿度センサを持たない画像形成装置においても、湿度に応じたトナー濃度調整やプロセス補正を行うことができる。
第2の発明は、第1の発明に従属し、トナー濃度算出部で算出したトナー濃度に基づいて基準リップル値を算出する基準リップル値算出部をさらに備え、湿度推定部は出力リップル値と基準リップル値との差分に従って湿度を推定する、画像形成装置である。
第2の発明では、基準リップル値算出部(34、S9、S10)は、一例として、予め設定した換算テーブルを利用して、トナー濃度算出部(34、S7)で算出したトナー濃度に基づいて、基準リップル値を算出する。湿度推定部(34、S11、S13)は、リップル値算出部(34、S5)が算出した出力リップル値と基準リップル値算出部(34、S9、S10)で算出した基準リップル値との差分に従って湿度を推定する。
第2の発明によれば、出力リップル値と基準リップル値との差分に従って湿度を推定することができるので、湿度センサを持たない画像形成装置においても、湿度に応じたトナー濃度調整やプロセス補正を行うことができる。
第3の発明は、第2の発明に従属し、トナー濃度を基準リップル値に換算する基準リップル値換算手段をさらに備え、基準リップル値算出部は、基準リップル値換算手段を利用して、トナー濃度算出部で算出したトナー濃度を基準リップル値に換算する、画像形成装置である。
第3の発明では、基準リップル値換算手段(図6、図14)は、一例として、実験によって事前に設定したトナー濃度に対する基準リップル値を示すグラフであり、基準リップル値算出部(34、S9、S10)は、基準リップル値換算手段を利用して、トナー濃度算出部(34、S7)で算出したトナー濃度を基準リップル値に換算する、トナー濃度を基準リップル値に換算する。
第3の発明によれば、実験に基づいて予め設定している基準リップル値換算手段を用いることで、基準リップル値算出部が容易に、基準リップル値を算出することができる。
第4の発明は、第2または第3の発明に従属し、出力リップル値と基準リップル値との差分を湿度に換算する湿度換算手段をさらに備え、湿度推定部は、湿度換算手段を利用して、リップル値算出部で求めた出力リップル値と基準リップル値算出部で求めた基準リップル値との差分を湿度に換算する、画像形成装置である。
第4の発明では、湿度換算手段(図13)は、一例として、事前に設定した出力リップル値と基準リップル値との差分に対する湿度を示すグラフであり、湿度推定部(34、S13)は、その湿度換算手段を利用して、リップル値算出部(34、S5)で求めた出力リップル値と基準リップル値算出部(34、S9)で求めた基準リップル値との差分を湿度に換算する。
第4の発明によれば、実験に基づいて予め設定している湿度換算手段を用いることで、湿度推定部が容易に、基準リップル値を算出することができる。
第5の発明は、第1ないし第4の発明のいずれかに従属し、湿度推定部で推定した湿度に基づいて現像装置のトナー濃度を調整するトナー濃度調整部をさらに備える、画像形成装置である。
第5の発明では、トナー濃度調整部(34、S15)は、湿度推定部(34、S13)で推定した推定湿度に基づいて、トナー濃度を調整する。
第5の発明によれば、湿度センサを持たない画像形成装置でも、湿度に応じてトナー濃度を調整することができる。
第6の発明は、感光体へトナーを供給する現像装置および現像装置に設けられてトナー濃度を検出するトナー濃度センサを備える画像形成装置のコンピュータによって実行される制御プログラムであって、コンピュータを、トナー濃度センサの検出信号に基づいてトナー濃度を算出するトナー濃度算出部(S3、S7)、トナー濃度センサの検出信号に基づいて出力リップル値を算出するリップル値算出部(S5)、およびトナー濃度算出部で算出したトナー濃度とリップル値算出部で算出した出力リップル値に基づいて湿度を推定する湿度推定部(S13)として機能させる、制御プログラムである。
第7の発明は、感光体へトナーを供給する現像装置および現像装置に設けられてトナー濃度を検出するトナー濃度センサを備える画像形成装置の制御方法であって、トナー濃度センサの検出信号に基づいてトナー濃度を算出するトナー濃度算出ステップ(S3、S7)、トナー濃度センサの検出信号に基づいて出力リップル値を算出するリップル値算出ステップ(S5)、およびトナー濃度算出ステップで算出したトナー濃度とリップル値算出ステップで算出した出力リップル値に基づいて湿度を推定する湿度推定ステップ(S13)を含む、制御方法である。
第6の発明および第7の発明によっても、第1の発明と同様の効果が期待できる。
この発明によれば、トナー濃度算出部(トナー濃度算出ステップ)で算出したトナー濃度とリップル値算出部(リップル値算出ステップ)で算出した出力リップル値に基づいて湿度を推定することができる。そのため、湿度センサを持たない画像形成装置においても、必要に応じて、推定湿度に基づいてトナー濃度を調整したり、プロセス補正を実施したりすることができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1はこの発明の一実施例である画像形成装置の外観構成を示す斜視図である。 図2は図1実施例の画像形成装置の電気的な構成を示すブロック図である。 図3は図1実施例におけるATCセンサの検出信号の一例を示す波形図であり、横軸は時間経過を示し、縦軸が電圧を示す。 図4は図3に示す検出信号の横軸(時間軸)を拡大してリップル値を示す波形図である。 図5はATCセンサの出力値とトナー濃度調整基準値(A)との差分に対するT/D算出値(トナー濃度)を示すグラフであり、横軸がその差分をカウント数として示し、縦軸がT/D算出値(%)示す。 図6は実験で計測した結果に基づいて事前に準備した、T/D算出値(%)に対する基準リップル値の変換テーブルを示すグラフであり、横軸がT/D算出値(%)を示し、縦軸が基準リップル値を示す。 図7はATCセンサの出力値と基準値(A)との差分に対する基準リップル値の変化を示すグラフであり、横軸がその差分を示し、縦軸が基準リップル値を示す。 図8はリップル値差分(=リップル値-基準リップル値)に対する推定湿度(%)を示すグラフであり、横軸がリップル値差分を示し、縦軸が推定湿度(%)を示す。 図9は図2に示すRAMのメモリマップの一例を示す図解図である。 図10は第1実施例の動作の一例を示すフロー図である。 図11は推定湿度(%)に対するトナー濃度の補正値を示すグラフであり、横軸が湿度(%)を示し、縦軸が補正値を示す。 図12はこの発明の第2実施例における図2に示すRAMのメモリマップの一例を示す図解図である。 図13は第2実施例の動作の一例を示すフロー図である。 図14はT/D算出値(%)に対する基準リップル値の変換テーブルを温度に応じて補正することを示すグラフであり、横軸がT/D算出値(%)を示し、縦軸が基準リップル値を示す。 図15はT/D(%)を算出するために用いる、ATCセンサの値数差分に対するT/D(%)変化分を示すグラフであり、横軸が値数差分を示し、縦軸がT/D(%)変化分を示す。
図1はこの発明の一実施例である画像形成装置10の外観構成を示す斜視図である。図1を参照して、この実施例では、画像形成装置10は、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能などを有する複合機(MFP:Multifunction Peripheral)である。
なお、この発明は複合機だけでなく、少なくとも複写機(コピー機)を備える他の画像形成装置に適用可能である。
画像形成装置10は本体12を備え、この本体12が画像読取部14、画像形成部16、手差し原稿給紙部18、給紙装置20および排紙トレイ22を含む。
画像読取部14は、透明材によって形成される原稿載置台(図示せず)を備え、本体12に内蔵される。原稿載置台の上方には、ヒンジ等を介して原稿押えカバー24が開閉自在に取り付けられる。この原稿押えカバー24には、手差し原稿給紙部18が設けられる。また、原稿押えカバー24には、手差し原稿給紙部18に載置された原稿を自動的に給紙するADF(自動原稿送り装置)が設けられる。
また、画像読取部14は、この図1ではいずれも図示しないが、光源、複数のミラー、結像レンズおよびラインセンサ等を備え、原稿載置台に載せられた原稿を光源によって露光し、原稿表面から反射した反射光を複数のミラーによって結像レンズに導き、結像レンズによって反射光をラインセンサの受光素子に結像させる。ラインセンサでは受光素子に結像した反射光の輝度または色度が検出され、原稿の画像に基づく読取画像データが生成される
画像形成部16は、装置本体12に内蔵され、画像読取部14の下方に設けられる。この画像形成部14は、よく知られているように、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置50(図2)、転写装置および定着装置(図1ではいずれも図示せず)などを備える。簡単に云うと、画像形成部16は、給紙装置20等から搬送される記録媒体(用紙)上に電子写真方式によって画像を形成し、画像形成済みの用紙を排紙トレイ22に排出する。
詳細な説明は省略するが、画像形成装置10は、カラーのプリント機能を備えており、画像形成部16は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色について、画像形成ステーションを設ける。画像形成ステーションは、各々、感光体ドラム、帯電装置、現像装置、転写ローラ、クリーニング装置を含み、色毎の画像形成ステーションが一列に並んで配置される。
排紙トレイ22は、この実施例では、いわゆる胴内排紙トレイであり、画像読取部14および画像形成部16の間に設けられる。
また、画像読取部14の前面側には、操作パネル26が設けられる。操作パネル26は、タッチパネル30付きのディスプレイ28および複数の操作ボタン32を含む。
タッチパネル30付きのディスプレイ28には、各種設定または印刷指示などをユーザから受け付けるためのソフトウェアキーおよびメッセージ等が表示される。一例として、ディスプレイ28には、画像形成装置10が実行可能な各種のジョブから所望のジョブを選択するための画面であるホーム画面、および各ジョブの動作条件を設定するための設定画面などの操作画面が表示される。ただし、この実施例では、ジョブは、コピー(原稿のスキャンを含む)ジョブ、印刷ジョブおよびファックスの送信ジョブなどを意味する。
操作ボタン32は、ハードウェアキーであって、たとえば、ホームキー、省電力キーおよび主電源キーなどが含まれる。ホームキーは、ホーム画面をディスプレイ28に表示させるためのキーである。ただし、ホーム画面は、ジョブを選択するための画面である。電力キーは、省電力モードと通常モードを切り替えるためのキーである。
図2を参照して、画像形成装置10はCPU34を含む。CPU34は、バス36を介してRAM38、HDD40、タッチパネル制御回路42、表示制御回路44、操作ボタン検出回路46および通信回路48に接続される。
CPU34は、画像形成装置10の全体的な制御を司るコンピュータであり、そのために、CPU34は、バス36を介して、上述の画像読取部14および画像形成部16との間で信号を授受する。つまり、画像読取部14および画像形成部16から各種の信号を受けるとともに、制御信号を画像読取部14および画像形成部16に与える。
RAM38は、CPU34のワーク領域およびバッファ領域として用いられる。HDD40は、画像形成装置10の主記憶装置であって、CPU34が画像形成装置10の各部位の動作を制御するための制御プログラム、各種の画面についての表示画像データ、画像形成装置10のジョブ実行のために設定した設定データ、各種センサが検出した検出データ、この実施例で湿度を推定するために必要なテーブルデータ等を適宜記憶する。ただし、HDD40に記憶されているプログラムやデータは、画像形成装置10でのジョブ実行時には、CPU34による処理のために、RAM38に一時的にロードされる。
タッチパネル制御回路42は、タッチパネル30に必要な電圧などを付与するとともに、タッチパネル30のタッチ有効範囲内でのタッチ操作またはタッチ入力を検出して、そのタッチ入力の位置を示すタッチ座標データをCPU34に出力する。
ただし、タッチパネル30は、汎用のタッチパネルであり、任意の方式のものを用いることができる。この実施例では、タッチパネル30としては、静電容量方式のタッチパネルが用いられ、ディスプレイ28の表示面上にタッチパネル30が設けられる。ただし、タッチパネル30とディスプレイ28とが一体的に形成されたタッチディスプレイが用いられてもよい。
表示制御回路44は、図示しないが、GPUおよびVRAMなどを含んでおり、GPUは、CPU34の指示の下、RAM38に記憶された画像生成データ(後述)を用いてディスプレイ28に種々の画面を表示するための表示画像データをVRAM内に生成し、生成した表示画像データをディスプレイ28に出力する。ディスプレイ28としては、たとえばLCDまたはELディスプレイなどを用いることができる。
操作ボタン検出回路46は、上述したそれぞれの操作ボタン32の操作に応じた操作信号ないし操作データをCPU34に出力する。
通信回路48は、インターネットなどのネットワークに接続するための通信回路である。この通信回路48は、有線通信回路または無線通信回路であり、CPU34からの指示に従って、ネットワークを介して、サーバ等の外部コンピュータ(図示せず)と通信する。
画像形成部16は、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤を利用する現像装置50を含み、この現像装置50の現像槽(図示せず)には現像剤を攪拌するための攪拌ローラおよび攪拌ローラにより供給される現像剤を開口部から感光体(図示せず)へ供給するための現像ローラが設けられている。現像槽内には、現像剤のトナー濃度(トナー比濃度:T/D濃度)を検出するための透磁率センサ(ATC(Automatic Toner Concentration)センサ)52が設けられる。現像槽にはトナーカートリッジ(図示せず)からトナーが補給され、それによってトナー濃度が調整(制御)される。
トナーカートリッジ駆動モータ54をCPU34によって駆動することによって、トナーカートリッジから現像槽へトナーを補給することができる。
さらに、画像形成装置10の設置場所の空間温度に応じた検出信号を出力する、たとえばサーミスタなど任意の方式の温度センサ56が設けられる。温度センサ56からの検出データがCPU34に送られ、CPU34はその検出データに基づいて空間温度を計測する。
なお、この実施例の画像形成装置10は、コスト削減のために、比較的高価な湿度センサを備えていない。そのため、CPU34が環境データに基づいてプロセス補正するときには、温度センサ56で計測した温度および後に詳細に説明する実施例で推定する湿度を利用する。ただし、この実施例では、湿度はATCセンサ52の検出信号に基づいて湿度を推定する。
現像剤や補充剤については吸湿により影響される要因が多く、画質の安定性を維持するために、湿度特性に応じたトナー濃度制御(補正)を行うのが一般的である。コスト優先の複合機やプリンタでは環境センサとしての温湿度センサを持たない機械もあるが、環境変動時に画像形成性能が追従できず不具合が生じることがある。
他方、温湿度が両方とも測定出来る環境センサを採用するとコストが高くなることから、温度センサのみを使用する機械も多い。
この実施例の画像形成装置10は温度センサ56のみを搭載し、湿度情報はトナー濃度センサ(ATCセンサ)52(図2)から得られる情報と後述する事前準備テーブルから算出する。
ここで、図3‐図7を参照して、この実施例においてATCセンサ52の検出信号に基づいて湿度を推定する方法を、簡単に説明する。
ATCセンサ52からは、図3に示すような検出信号が出力される。図3の横軸は時間経過を示し、縦軸が電圧を示す。この検出信号は、時間軸を拡大して微視的にみると、図4に示すように、撹拌ローラ(図示せず)の1周期ごとに、最小値と最大値を繰り返す。この最大値と最小値の差分からリップル値を算出する。このリップル値については撹拌ローラの1周期から算出するが、1周期ではバラつきを拾う可能性があることから、或る周期中のたとえば10周期分の平均でリップル値を決定する手法などが一般的であり、この実施例でも同様の方法でリップル値を決定している。
なお、図3に示すように、ATCセンサ52からのこのような最大値および最小値を有する検出信号の平均値をATCセンサ52の出力値としている。この場合も或る時間内の出力値の平均を採用する。
図5はATCセンサの出力値とトナー濃度調整基準値(A)との差分に対するT/D算出値(トナー濃度)を示すグラフである。基準値(A)は、初期の現像剤が新品の状態において一定時間現像槽を回転させたときの、ATCセンサの出力値(値数)の平均値(またはこの基準調整のための現増槽の回転終了付近の値)を採用して決定する。図5は、この基準値(A)からの出力値の変化量を設定したもので、この図5に示すグラフに従って、トナー濃度(T/D)を算出する。なお、図5においては、横軸がその差分をカウント数として示し、縦軸がT/D算出値(%)示している。
したがって、図5では、T/D(トナー濃度)の標準値をたとえば6.5%とし、トナー濃度調整基準値(A)を差分「0」とした場合、基準値(A)からトナー濃度センサ(ATCセンサ)値数が高低どれだけ変化したかでT/D(%)を算出する。たとえば、ATCセンサ52の出力値が+10カウントだとすると、現在のT/D算出値は5.5%であるとする。
次に、上記で算出した現在のT/D算出値(%)を、事前に実験によって作成した図6の変換テーブルに当てはめて基準リップル値を求める。基準値(A)からの出力が変化するとT/D値が変化し、応じてリップル値も変化する。そして、湿度が変わるとそれに応じて出力値とリップル値の関係性は図7の破線のようにシフトする。このような関係性に基づいて、図6のT/D算出値に対する基準リップル値を事前に設定しておく。
ただし、T/D算出値に基づいて基準リップル値を求める方法としては、図6に示す変換テーブルを用いる方法に代えて、図6に示すグラフに基づく数式(基準リップル値=f(T/D算出値))で計算して求める方法を採用してもよい。
最後に、図8に示すように、現在のリップル値と上記基準リップル値の差分を求め、その差分値から湿度を求める(推定する)。つまり、図4に示す現在の実測リップル値と先の基準リップル値との差分を、事前に実験によって作成した図8の変換テーブルに当てはめて、その差分がどの湿度に該当するかを計算(読み取り)し現在の湿度を推定する。
このように、この実施例によれば、トナー濃度センサすなわちATCセンサ(透磁率センサ)52の検出信号に基づいて、湿度を推定することができるので、比較的高価な湿度センサを省略した画像形成装置であっても、推定した湿度に基づいて、たとえば、トナー濃度調整やプロセス補正を行うことができる。
図9は図2に示したRAM38のメモリマップ58の一例を示す図解図であり、RAM38は、プログラム記憶領域60およびデータ記憶領域62を含む。プログラム領域60には、画像形成装置10を制御するための制御プログラムが記憶される。
制御プログラムは、メイン処理プログラム60a、操作検出プログラム60b、画像生成プログラム60c、画像表示プログラム60d、画像読取プログラム60e、画像形成プログラム60f、T/D値算出プログラム60g、リップル値算出プログラム60h、湿度推定プログラム60i、温度算出プログラム60jおよびトナー濃度補正プログラム60kを含む。
メイン処理プログラム60aは、画像形成装置10の全体的な処理を実行するためのプログラムである。操作検出プログラム60bは、画像形成装置10の各部への操作を検出するためのプログラムである。たとえば、操作検出プログラム60bは、タッチパネル30から出力されたタッチ座標データを取得して、ディスプレイ28に表示される各種の画面に含まれるソフトウェアキーが操作されたことを検出するためのプログラムである。また、操作検出プログラム60bは、操作ボタン32からの操作入力も検出する。
画像生成プログラム60cは、GPUを制御して、後述する画像生成データ62bを用いて、各種の操作画面に対応する表示画像データを生成するためのプログラムである。また、画像表示プログラム60dは、画像生成プログラム60cに従って生成された表示画像データをディスプレイ28に出力するためのプログラムである。
画像読取プログラム60eは、画像読取部14を制御して、ADFによって搬送される原稿の画像または原稿載置台に載置された原稿の画像を読み取り(スキャンし)、読み取った画像に対応する画像信号すなわち読取画像データをCPU34に出力するためのプログラムである。CPU34は、読取画像データを受信すると、受信した読取画像データを入力画像データ62cとしてデータ領域62に記憶する。
画像形成プログラム60fは、画像形成部16を制御して、後述する出力画像データ62dなどの画像データに応じて多色または単色の画像を記録媒体(用紙)に形成するためのプログラムである。詳細な説明は省略するが、画像形成処理が実行されるときに、入力画像データ62cに画像処理が施され、出力画像データ62dが生成される。
T/D値算出プログラム60gは、図3および図5に示す方法に従ってT/D値(トナー濃度値)(%)を算出するためのプログラムである。
リップル値算出プログラム60hは、図4に示す方法に従って出力リップル値を算出するためのプログラムである。
湿度推定プログラム60iは、図6および図8に示す方法に従って湿度を推定するためのプログラムである。
温度推定プログラム60jは、温度センサ56の検出信号に基づいて、環境温度を計測するためのプログラムである。
トナー濃度補正プログラム60kは、湿度推定プログラム60iに従って推定した湿度に基づいて、トナー濃度を補正するためのプログラムである(図11参照)。
なお、図示は省略するが、プログラム記憶領域72には、画像形成装置10が備える各種の機能を実行するための他のプログラムが記憶される。
また、RAM38のデータ記憶領域62には、入力データ領域62a、画像生成データ領域62b、入力画像データ領域62c、出力画像データ領域62d、基準リップル値テーブル領域62eおよび湿度推定テーブル領域62fなどのデータが記憶される。
入力データ領域62aは、操作検出プログラム60bに従って検出または取得したタッチ座標データおよび/または操作データ、ATCセンサ52(図2)から入力される検出データ(図3)、図4に示す一定時間毎の出力リップル値(平均値)および図5に示す一定時間毎のT/D算出値(%)などの入力データを、時系列に従って記憶するための領域である。
画像生成データ領域62bは、表示画像データを生成するためのデータを記憶するための領域であり、この画像生成データ62bには、ソフトウェアキーの画像データ等も含まれる。
入力画像データ領域62cは、画像読取部14で読み取った読取画像データ、または外部コンピュータから送信された画像データ等の画像データを記憶するための領域である。出力画像データ領域62dは、入力画像データに基づいて生成された印刷用の画像データを記憶するための領域である。
基準リップル値テーブル領域62eは、図6に示すように、T/D算出値に対する基準リップル値を記憶しているテーブルデータ(変換用データ)を記憶するための領域である。
湿度推定テーブル領域62fは、図8に示すように、実測したリップル値とT/D算出値から計算した基準リップル値との差分値に対する湿度を記憶しているテーブルデータ(変換用データ)を記憶するための領域である。
なお、図示は省略するが、データ記憶領域62には、制御プログラムの実行に必要な他のデータが記憶されたり、制御プログラムの実行に必要なタイマ(カウンタ)および他のフラグが設けられたりする。
この実施例のCPU34の動作の一例を示す図10を参照して、最初のステップS1では、CPU34は、ATCセンサ52(図2)からの検出データを受信して、データ領域62の入力データ領域62aに記憶する。この検出データに従って、ステップS3で、CPU34は、図3に示す一定時間毎のATCセンサの出力値を計算する。このATCセンサの出力値も、データ記憶領域62の入力データ領域62aに記憶される。
ステップS3と並行して、あるいは前後して、CPU34は、図4に示す一定時間毎の出力リップル値を計算する。この出力リップル値も、データ記憶領域62の入力データ領域62aに記憶される。
続くステップS7では、CPU34は、図5に示すように、ATCセンサの出力値とATCセンサの調整基準値(A)との差分値数から、トナー濃度値(T/D算出値)(%)を算出する。
次いで、CPU34は、ステップS9で、図6を参照して、ステップS7で計算したT/D算出値(%)に基づいて、基準リップル値を算出する。基準リップル値は、データ記憶領域62の基準リップル値領域62e(図9)に記憶される。
そして、次のステップS11で、CPU34は、実測した出力リップル値(ステップS5)と基準リップル値(ステップS9)との差分値を求め、続くステップS13で、図8の変換テーブルを利用して、CPU34は、リップル値差分(=実測リップル値-基準リップル値)に対する湿度(%)を推定する。たとえば、差分値(=実測リップル値-基準リップル値)が「0」の場合、すなわち、実測した出力リップル値と基準リップル値とが等しいとき、湿度は50%であると推定する。
この実施例では、このようにして推定した湿度(%)に基づいて、ステップS15で、CPU34はトナー濃度を調整する。具体的には、図11に示すように、現在の推定湿度に対するトナー濃度の補正量を決定し補正を実行する。ただし、図3のATCセンサ52の出力(平均)値が調整基準値(A)よりも高低どちらに変動したか、および図4のATCセンサ52の出力の振幅幅(リップル値)が大小どちらに変動したかに基づいて、どのような条件変動が起きたかを推定して、制御(補正)方向が合っているか否かの判断を行い、方向性が合っている場合は補正を実行するが、合っていない場合はエラーとして補正はしないとする。
トナー濃度を補正する場合、推定湿度(%)が高くなっているときには、補正値をプラス(+)側に設定し、推定湿度が低くなっているときには、補正値をマイナス(-)側に設定する。ただし、この補正値がプラス(+)側の場合、トナー濃度を下げる方向、マイナス(-)側の場合、トナー濃度を上げる方向とし、補正はジョブ(動作)開始時にリアルタイムで実施される。トナー濃度を上げる場合、CPU34は、トナーカートリッジ駆動モータ54(図2)を付勢して、トナーカートリッジ(図示せず)からトナーを現像槽に送り込む。
なお、ステップS15で推定湿度(%)に基づいてトナー濃度を調整した後は、CPU34の動作は、そのときのジョブを実行するための制御フローへ移行する。
このように、この実施例では、出力リップル値と基準リップル値との差分に従って湿度を推定するが、基準リップル値はトナー濃度値(T/D算出値(%))に基づいて算出される(ステップS9)ので、結局、湿度推定部として機能するステップS11およびS13では、トナー濃度算出部として機能するステップS7で算出したトナー濃度とリップル値算出部として機能するステップS5で算出した出力リップル値に基づいて湿度を推定している。
この発明の他の実施例では、温度センサ56で計測する温度に応じて、基準リップル値の補正やプロセス補正を実行する。そのために、RAM38のプログラム記憶領域60には、図9に示すプログラム60a‐60kに加えて、プロセス補正プログラム60lおよび温度補正プログラム60mを記憶している。
プロセス補正プログラム60lは、温度計測プログラム60jに従って計測した温度および湿度推定プログラム60iに従って上述のようにして推定した湿度に基づいて、たとえば感光体ドラム(図示せず)の表面電位を上昇させたり低下させたりする、いわゆるプロセス補正を実行するプログラムである。
温度補正プログラム60iは、計測温度に応じて、たとえばT/D算出値(%)に対する基準リップル値の変換用データ(図6)などを補正するためのプログラムである。
この温度補正プログラム60iによる各数値補正のための補正データが、データ記憶領域62の温度補正用データ領域62gに予め設定されている。温度補正用データとしては、図3に示すATCセンサ52の出力値を補正するための係数α、図4に示す出力リップル値を補正するための係数β、図5に示すT/D算出値を補正するための係数γおよび基準リップル値を補正するための係数δなどを含む。
この第2実施例では、CPU34は、最初のステップS0で温度センサ56(図2)の検出データに基づいて温度を計測し、その温度データを入力データ領域62aに記憶する。そして、計測した温度および上述の温度補正係数α‐γに基づいて、温度補正プログラム60iが各データを補正する以外は、ステップS1‐S9は、先の図10に示す第1実施例の動作と同様である。そのため、これらの各ステップS1‐S9の詳細な説明は繰り返さない。
ステップS9で図6に従って基準リップル値を求めた後、ステップS10で、CPU34は、温度補正プログラム60iが、計測した温度および上記温度補正係数δに従って、図14に示すように、基準リップル値を補正する。図14では、3本の線の真ん中の線が標準であり、温度が標準温度より低くなると、係数δに従ってその線を下方にシフトし、温度が標準温度より高くなると、係数δに従ってその線を上方にシフトすることによって、結果的に、基準リップル値を温度に応じて補正する。
その後、ステップS11で基準リップル値と出力リップル値の差分値を求め、ステップS13で図8に示すように、その差分値に基づいて、湿度(%)を推定する。
その後、ステップS15で、推定湿度(%)を用いて、先に図11を参照して説明したように、トナー濃度を調整する。ただし、ステップS15で、必要なら、温度を考慮してトナー濃度を決定するようにしてもよい。
さらに、ステップS17で推定湿度(%)を用いて、プロセス補正(たとえば、感光体ドラムのバイアス調整など)を実行する。このステップS17においても、必要に応じて、温度を考慮してプロセス補正するようにしてもよい。
なお、上述の実施例では、ステップS7でT/D算出値(%)を算出するために、図5のグラフに示すように、調整基準値(A)かの差分値数を利用してT/D算出値(%)を算出するようにした。しかしながら、ステップS7では、ATCセンサ値数の変化に対してどれだけトナー濃度(T/D)が変化するかを判断できるテーブル(図15参照)を用いて、T/D算出値(%)を算出するようにしてもよい。
さらに、上述の実施例では、発明者等の実験の結果求めたT/D算出値(%)に対する基準リップル値を事前に設定したテーブル(図6、図14参照)を用いて、T/D算出値(%)から基準リップル値を求めた。しかしながら、基準リップル値を先に説明したように数式を用いて計算する場合には、データ記憶領域62の基準リップル値テーブル領域62eに、そのようなテーブルデータに代えて、そのテーブルデータ基づく計算式を予め設定しておき、その計算式を用いて基準リップル値を計算してもよい。これらのテーブルや計算式は、T/D算出値(%)を基準リップル値に換算する基準リップル値換算手段として機能する。
同様に、上述の実施例では、発明者等の実験の結果求めた事前に設定した、図8などに示すグラフを用いて出力リップル値と基準リップル値との差分から推定湿度(%)を求めた。しかしながら、湿度を数式(推定湿度=f×(出力リップル値-基準リップル値))を用いて計算するようにしてもよい。この場合には、データ記憶領域62の湿度推定テーブル領域62fに、テーブルデータに代えて、そのテーブルデータに基づく計算式を記憶しておき、その計算式を用いて湿度を計算してもよい。これらのテーブルデータや計算式は、出力リップル値と基準リップル値との差分を湿度に換算する湿度換算手段として機能する。
なお、上述の実施例に示すグラフやその数値等は一例であり、実際の製品に応じて適宜変更することが可能である。
10 …画像形成装置
16 …画像形成部
34 …CPU
38 …RAM
50 …現像装置
52 …ATCセンサ

Claims (7)

  1. 感光体へトナーを供給する現像装置を有する画像形成装置であって、
    前記現像装置に設けられてトナー濃度を検出するトナー濃度センサ、
    前記トナー濃度センサの検出信号に基づいてトナー濃度を算出するトナー濃度算出部、
    前記トナー濃度センサの検出信号に基づいて出力リップル値を算出するリップル値算出部、および
    前記トナー濃度算出部で算出したトナー濃度と前記リップル値算出部が算出した出力リップル値に基づいて湿度を推定する湿度推定部を備える、画像形成装置。
  2. 前記トナー濃度算出部で算出したトナー濃度に基づいて、基準リップル値を算出する基準リップル値算出部をさらに備え、
    前記湿度推定部は前記出力リップル値と前記基準リップル値との差分に従って湿度を推定する、請求項1記載の画像形成装置。
  3. トナー濃度を基準リップル値に換算する基準リップル値換算手段をさらに備え、前記基準リップル値算出部は、前記基準リップル値換算手段を利用して、前記トナー濃度算出部で算出したトナー濃度を基準リップル値に換算する、請求項2記載の画像形成装置。
  4. 出力リップル値と基準リップル値との差分を湿度に換算する湿度換算手段をさらに備え、前記湿度推定部は、前記湿度換算手段を利用して、前記リップル値算出部で求めた出力リップル値と前記基準リップル値算出部で求めた基準リップル値との差分を湿度に換算する、請求項2または3記載の画像形成装置。
  5. 前記湿度推定部で推定した湿度に基づいて前記現像装置のトナー濃度を調整するトナー濃度調整部をさらに備える、請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 感光体へトナーを供給する現像装置および前記現像装置に設けられてトナー濃度を検出するトナー濃度センサを備える画像形成装置のコンピュータによって実行される制御プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記トナー濃度センサの検出信号に基づいてトナー濃度を算出するトナー濃度算出部、
    前記トナー濃度センサの検出信号に基づいて出力リップル値を算出するリップル値算出部、および
    前記トナー濃度算出部が算出したトナー濃度と前記リップル値算出部が算出した出力リップル値に基づいて湿度を推定する湿度推定部
    として機能させる、制御プログラム。
  7. 感光体へトナーを供給する現像装置および前記現像装置に設けられてトナー濃度を検出するトナー濃度センサを備える画像形成装置の制御方法であって、
    前記トナー濃度センサの検出信号に基づいてトナー濃度を算出するトナー濃度算出ステップ、
    前記トナー濃度センサの検出信号に基づいて出力リップル値を算出するリップル値算出ステップ、および
    前記トナー濃度算出ステップで算出したトナー濃度と前記リップル値算出ステップで算出した出力リップル値に基づいて湿度を推定する湿度推定ステップを含む、制御方法。
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