JP2022120205A - 非燃焼式吸引器 - Google Patents
非燃焼式吸引器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022120205A JP2022120205A JP2019082856A JP2019082856A JP2022120205A JP 2022120205 A JP2022120205 A JP 2022120205A JP 2019082856 A JP2019082856 A JP 2019082856A JP 2019082856 A JP2019082856 A JP 2019082856A JP 2022120205 A JP2022120205 A JP 2022120205A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switch
- heater
- heating element
- control unit
- combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A24—TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
- A24F—SMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
- A24F40/00—Electrically operated smoking devices; Component parts thereof; Manufacture thereof; Maintenance or testing thereof; Charging means specially adapted therefor
- A24F40/50—Control or monitoring
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A24—TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
- A24F—SMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
- A24F47/00—Smokers' requisites not otherwise provided for
Abstract
【課題】ヒーターの温度を精度良く推定できる非燃焼式吸引器を提供すること。【解決手段】所定の抵抗値を有する加熱要素と、加熱要素に電力を供給する電源と、加熱要素と並列に接続される複数の抵抗と、制御部と、加熱要素のオン/オフを制御する第1スイッチと、電源と複数の抵抗との間に接続される第2スイッチと、複数の抵抗の間の配線と制御部との間に接続される第3スイッチとを備え、加熱要素の抵抗値を測定する際に、制御部は、第2スイッチと第3スイッチとをオンし、第1スイッチをオフするスイッチ制御を実行するように構成された非燃焼式吸引器である。【選択図】図3
Description
本発明は、非燃焼式吸引器に関する。
近年、紙巻たばことは異なり火を使用しないたばこ、所謂、非燃焼式吸引器が普及しつつある。非燃焼式吸引器では、一般に、電池の電力によりヒーターが加熱されることから、ヒーターが加熱され過ぎないように制御する必要がある。下記特許文献1には、ヒーターの抵抗値を測定し、抵抗値に応じて、電池から出力される電圧の上限及び下限が設定されるようにした非燃焼式吸引器が記載されている。
特許文献1に記載の非燃焼式吸引器では、ヒーターの温度を精度良く検出することができないという問題がある。従って、ヒーターの温度が高い場合であってもヒーターに電力が供給されることでヒーターが過熱され、非燃焼式吸引器の誤動作や香喫味の低下等を招来してしまう虞があった。
本発明は、ヒーターの温度を精度良く検出することができる非燃焼式吸引器を提供することを目的の一つとする。
上述した課題を解決するために、本発明は、
所定の抵抗値を有する加熱要素と、
加熱要素に電力を供給する電源と、
加熱要素と並列に接続される複数の抵抗と、
制御部と、
加熱要素のオン/オフを制御する第1スイッチと、
電源と複数の抵抗との間に接続される第2スイッチと、
複数の抵抗の間の配線と制御部との間に接続される第3スイッチとを備え、
加熱要素の抵抗値を測定する際に、制御部は、第2スイッチと第3スイッチとをオンし、第1スイッチをオフするスイッチ制御を実行するように構成された
非燃焼式吸引器である。
所定の抵抗値を有する加熱要素と、
加熱要素に電力を供給する電源と、
加熱要素と並列に接続される複数の抵抗と、
制御部と、
加熱要素のオン/オフを制御する第1スイッチと、
電源と複数の抵抗との間に接続される第2スイッチと、
複数の抵抗の間の配線と制御部との間に接続される第3スイッチとを備え、
加熱要素の抵抗値を測定する際に、制御部は、第2スイッチと第3スイッチとをオンし、第1スイッチをオフするスイッチ制御を実行するように構成された
非燃焼式吸引器である。
本発明の実施の形態によれば、ヒーターの温度を精度良く検出することができる。従って、ヒーターの温度が高い場合にヒーターへの電力供給を停止することができる。これにより、ヒーターの過熱を防止できるので、非燃焼式吸引器の誤動作や香喫味の低下等を防止することができる。なお、本明細書で例示された効果により本発明の内容が限定して解釈されるものではない。
以下、本発明の実施の形態等について図面を参照しながら説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
<第1の実施の形態>
<第2の実施の形態>
<変形例>
以下に説明する実施の形態等は本発明の好適な具体例であり、本発明の内容がこれらの実施の形態等に限定されるものではない。
<第1の実施の形態>
<第2の実施の形態>
<変形例>
以下に説明する実施の形態等は本発明の好適な具体例であり、本発明の内容がこれらの実施の形態等に限定されるものではない。
<実施の形態>
[非燃焼式吸引器の全体構成例]
非燃焼式吸引器は、加熱対象等の違いに応じて、液体を霧化してエアロゾルを発生させる方式やたばこを直接加熱する方式等、種々の方式が存在する。本発明は、特定の方式の非燃焼式吸引器に限定されるものではないが、本実施の形態では、低温加熱方式と呼ばれる方式の非燃焼式吸引器を例にした説明がなされる。低温加熱方式とは、電池パックから供給される電力を使用して液体を加熱し、霧化したエアロゾルをたばこが詰まったたばこカプセルを通じてユーザが吸い込む方式である。勿論、本発明は、低温加熱方式に限られず、他の方式の非燃焼式吸引器に対しても適用することができる。
[非燃焼式吸引器の全体構成例]
非燃焼式吸引器は、加熱対象等の違いに応じて、液体を霧化してエアロゾルを発生させる方式やたばこを直接加熱する方式等、種々の方式が存在する。本発明は、特定の方式の非燃焼式吸引器に限定されるものではないが、本実施の形態では、低温加熱方式と呼ばれる方式の非燃焼式吸引器を例にした説明がなされる。低温加熱方式とは、電池パックから供給される電力を使用して液体を加熱し、霧化したエアロゾルをたばこが詰まったたばこカプセルを通じてユーザが吸い込む方式である。勿論、本発明は、低温加熱方式に限られず、他の方式の非燃焼式吸引器に対しても適用することができる。
図1は、本実施の形態にかかる非燃焼式吸引器(非燃焼式吸引器1)の分解斜視図である。非燃焼式吸引器1は、概略、円筒状の電池パック2と、電池パック2に取り付けられる円筒状のカートリッジケース3と、カートリッジケース3に取り付けられる吸引部4とを有している。なお、以下の説明において、吸引部4の側を吸引側、反対側を先端側と称する場合がある。
電池パック2は、円筒状の外装ケース21を有している。外装ケース21は、金属、樹脂等から構成されている。外装ケース21内に、電池セル(後述する電池セル41)が収納されている。電池セルは、例えば、リチウムイオン二次電池である。また、外装ケース21内には、電池セルの他にも、電池パック2を統括的に制御するマイクロコンピュータを含む電気回路やLED(Light Emitting Diode)チップ等が実装された基板、リチウムイオン二次電池を充電(例えば、USB(Universal Serial Bus)接続による充電)するための電気回路が実装された基板等が収納されている。電池パック2を統括的に制御するマイクロコンピュータをマイコン(後述するマイコン301)と適宜、略称する。
カートリッジケース3の内部には、カトマイザーが収納されている。また、カートリッジケース3の内部には、電池パック2から供給される電力を使用して動作するヒーター(後述するヒーター61,61A)及び液リザーバー(不図示)が収納されている。
カトマイザーは、液体がヒーターにより熱せられることにより発生するエアロゾルを吸引部4側に向かって噴霧するものである。吸引部4には、内部にたばこが詰められたカプセル(不図示)が収納されており、液体が霧化したエアロゾルがカプセルを通じて吸引側に向かう。ユーザは、吸引部4を介して、たばこ由来の成分を含むエアロゾルを吸い込む。
非燃焼式吸引器1のオン/オフは、電池パック2に設けられている円形状のボタン部22に対する押下操作により行われる。
ボタン部22の周囲には、ガラスやアクリル等の光透過性部材から成る導光部23が設けられている。かかる導光部23を介して、外装ケース21内で発光したLEDの発光色が非燃焼式吸引器1のユーザにより視認される。
本実施の形態にかかる非燃焼式吸引器1は、気圧センサー(後述する気圧センサー51)を有している。気圧センサーは、外装ケース21内に収納されている。気圧センサーにより取得された気圧と基準気圧との間に、閾値以上(例えば、100Pa以上)の気圧差が検出された場合、換言すれば、非燃焼式吸引器1が吸われたことが検出された場合に、電池パック2が動作しヒーターへの電力供給が行われる。
[非燃焼式吸引器の使用時における動作例]
次に、本実施の形態にかかる非燃焼式吸引器1の使用時における動作例について、概略的に説明する。ボタン部22が押されると、気圧センサーにより測定された気圧がマイコンにより取得される。マイコンは、基準気圧と気圧センサーから取得した気圧との間の気圧差が閾値以上であるか否かに応じて非燃焼式吸引器1の吸引の有無を判定する。具体的には、気圧差が所定以上である場合に非燃焼式吸引器1が吸引されたものとマイコンが判定する。マイコンは、ヒーターに対して電池パック2の電力を出力する制御を実行する。
次に、本実施の形態にかかる非燃焼式吸引器1の使用時における動作例について、概略的に説明する。ボタン部22が押されると、気圧センサーにより測定された気圧がマイコンにより取得される。マイコンは、基準気圧と気圧センサーから取得した気圧との間の気圧差が閾値以上であるか否かに応じて非燃焼式吸引器1の吸引の有無を判定する。具体的には、気圧差が所定以上である場合に非燃焼式吸引器1が吸引されたものとマイコンが判定する。マイコンは、ヒーターに対して電池パック2の電力を出力する制御を実行する。
[ヒーターについて]
ここで、電池パック2の電力により加熱されるヒーターについて、概略的に説明する。第1の実施の形態にかかる非燃焼式吸引器1では、ニクロム線が適用されたヒーターが使用される。図2は、ヒーターに適用される素材の抵抗値と温度との関係を示したグラフである。図2のグラフにおいて、縦軸は抵抗値を示し、横軸は温度を示している。グラフ中、ラインL1がニクロム線の特性を示している。温度が上がるほど抵抗値が上がるニクロム線の特性が示されている。なお、図2では、ヒーターに適用され得る別の素材であるSUS(Stain Less Steel)の特性が、ラインL2により示されている。これについては、第2の実施の形態で説明する。
ここで、電池パック2の電力により加熱されるヒーターについて、概略的に説明する。第1の実施の形態にかかる非燃焼式吸引器1では、ニクロム線が適用されたヒーターが使用される。図2は、ヒーターに適用される素材の抵抗値と温度との関係を示したグラフである。図2のグラフにおいて、縦軸は抵抗値を示し、横軸は温度を示している。グラフ中、ラインL1がニクロム線の特性を示している。温度が上がるほど抵抗値が上がるニクロム線の特性が示されている。なお、図2では、ヒーターに適用され得る別の素材であるSUS(Stain Less Steel)の特性が、ラインL2により示されている。これについては、第2の実施の形態で説明する。
かかるヒーターの抵抗値と温度との関係を示すテーブルが、リファレンステーブルとして、マイコンが有するメモリ(例えば、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等のメモリ)に格納されている。また、マイコンは、自身に対する入力電圧を抵抗値に変換するテーブル若しくは演算式等を記憶している。
なお、ヒーターの温度が250~300℃になると香喫味が低下する虞がある。そこで、ヒーターの温度が閾値(例えば、200℃)を超えた場合にはヒーターの過熱を防止するために、ヒーターへの電力供給を停止する必要がある。このため、ヒーターの温度が適切に取得され、当該温度に応じた適切な制御が実行されることが要求される。本実施の形態では、ヒーター制御回路により、ヒーターの温度が適切に取得され、当該温度に応じた適切な制御が実行される。以下、ヒーター制御回路の詳細について説明する。
[ヒーター制御回路について]
図3は、第1の実施の形態にかかるヒーター制御回路(ヒーター制御回路30)の構成例を説明するためのブロック図である。図3中、実線は電力の流れを示し、点線は制御信号(電圧)若しくは所定の通信規格に対応する通信信号を示している。ヒーター制御回路30は、例えば、外装ケース21内に収納された基板に実装されている。
図3は、第1の実施の形態にかかるヒーター制御回路(ヒーター制御回路30)の構成例を説明するためのブロック図である。図3中、実線は電力の流れを示し、点線は制御信号(電圧)若しくは所定の通信規格に対応する通信信号を示している。ヒーター制御回路30は、例えば、外装ケース21内に収納された基板に実装されている。
ヒーター制御回路30は、外装ケース21内に収納されている電池セル41と接続されている。また、ヒーター制御回路30は、上述したボタン部22、気圧センサー51、加熱要素であるヒーター61、及び、LED71のそれぞれに対して接続されている。
ヒーター制御回路30は、例えば、制御部としてのマイコン301、DC(Direct Current)/DCコンバータ302、レギュレータ(REG)303、オペアンプ(AMP)304、第1スイッチとしてのFET(Field Effect Transistor)305A、第2スイッチとしてのFET305B、第3スイッチとしてのFET305C、及び、基準抵抗R1を含む構成を有している。
マイコン301は、ヒーター制御回路30の各部を統括的に制御する。マイコン301は、例えば、気圧センサー51と通信を行い、気圧センサー51により測定された気圧を周期的に取得する。マイコン301と気圧センサー51との間では、例えば、I2Cと称される通信規格に応じたシリアル通信がなされる。マイコン301は、気圧センサー51から取得した気圧に基づいて、上述した制御を行う。また、マイコン301には、ボタン部22の操作に伴う操作信号が入力される。マイコン301は、操作信号に応じて、非燃焼式吸引器1をオン/オフする制御を実行する。また、マイコン301は、LED71に所定の制御信号を供給することにより、LED71の発光/消灯及びLEDの発光色を制御する。また、マイコン301は、FET305A、FET305B及びFET305Cのそれぞれを適宜、オン/オフするスイッチ制御を実行する。なお、本明細書において、オン(オフ)するとは、必ずしもオン(オフ)の状態からオフ(オン)の状態に切り替えることだけでなく、FETがオン(オフ)状態のときに当該状態を継続する制御も含む意味である。
電池セル41の出力電圧は、DC/DCコンバータ302、レギュレータ303及びLED71のそれぞれに供給される。LED71は、電池セル41から供給される電力を使用して発光する。
DC/DCコンバータ302は、電池セル41の電圧に基づいてヒーター61を加熱するための電源電圧を生成する。DC/DCコンバータ302により生成された電源電圧がFET305A及びFET305Bのそれぞれに供給される。DC/DCコンバータ302により生成される電源電圧は、例えば、3.5V程度である。
レギュレータ303は、電池セル41の電圧に基づいてマイコン301の電源電圧及びオペアンプ304の電源電圧を生成する。レギュレータ303により生成される電源電圧は、例えば、2.8V程度であり、DC/DCコンバータ302により生成される電源電圧より低い電圧である。
オペアンプ304は、FET305Cから入力される入力電圧を所定の増幅率(例えば、100倍程度)でもって増幅する。オペアンプ304からの出力電圧が、マイコン301のアナログ電圧用のポートに対して供給される。
FET305A、FET305B及びFET305Cのそれぞれは、例えば、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)である。具体的には、FET305A及びFET305Bは、P型のMOSFETである。また、FET305Cは、例えば、2個のN型のMOSFETから構成されるものである。FET305A、FET305B及びFET305Cのそれぞれのオン/オフは、マイコン301により制御される。
FET305Aは、DC/DCコンバータ302及びヒーター61に接続されている。FET305Bは、DC/DCコンバータ302及び基準抵抗R1の一端側に接続されている。FET305Cは、基準抵抗R1の他端側及びオペアンプ304に接続されている。
図4は、ヒーター制御回路30の回路構成の詳細を示す図であり、図5は、ヒーター制御回路30の回路構成を更に詳細に示した図である。図4及び図5を参照して、ヒーター制御回路30の回路構成の詳細について説明する。
図4及び図5における電源電圧PAは、DC/DCコンバータ302により生成され、出力された電源電圧である。DC/DCコンバータ302は、FET305Aを介してヒーター61に接続されている。具体的には、DC/DCコンバータ302が、FET305Aのソースに対して接続され、FET305Aのドレインがヒーター61に接続されている。
FET305Aがオンすると、ヒーター61が動作するための電力としての電源電圧PAがヒーター61に供給される。このように、本実施の形態では、DC/DCコンバータ302がヒーター61に電力を供給する電源として動作する。なお、電池セル41の出力がヒーター61に直接、供給されても良い。この場合は、電池セル41が電源として動作する。ヒーター61は、電源電圧PAが供給されることで加熱され、放熱する(オンする)。ヒーター61は、電源電圧PAが供給されない場合には動作せずに冷却する(オフする)。このように、FET305Aは、ヒーター61のオン/オフを制御するスイッチである。
DC/DCコンバータ302は、FET305Bを介して、基準抵抗R1の一端側に接続されている。具体的には、DC/DCコンバータ302が、FET305Bのソースに対して接続され、FET305Bのドレインが基準抵抗R1の一端側に接続されている。基準抵抗R1の他端側が、接続点P1を介して、抵抗R2の一端側に接続されている。抵抗R2の他端側がグランドに接続されている。FET305Aとヒーター61との間の接続点P2が、基準抵抗R1と抵抗R2との間の接続点P1と接続されている。このように、基準抵抗R1及び抵抗R2は、ヒーター61と並列に接続される複数の抵抗に対応している。また、上述したFET305Bは、DC/DCコンバータ302と、基準抵抗R1及び抵抗R2との間に接続されている。なお、抵抗R2の抵抗値は、ヒーター61の抵抗値に対して非常に大きい値に設定される。抵抗R2の抵抗値は、例えば10kΩ程度に設定される。
ヒーター61の抵抗値は、例えば、数Ω程度である。なお、実際には、ヒーター61の抵抗値は、ヒーター61自身の抵抗値に加え、ヒーター61が接続されるフレキシブル基板の導電抵抗やヒーター61が接続されるコネクタの接触抵抗である抵抗R3を含む(図5参照)。本明細書においてヒーター61の抵抗値と言う場合には、抵抗R3を加味した抵抗値を意味する。
FET305Cのソースが、基準抵抗R1と抵抗R1との間の配線上の接続点P1に接続されている。また、FET305Cのドレインが増幅部304Aに接続されている。増幅部304Aは、マイコン301に接続されている。増幅部304Aは、上述したオペアンプ304を含む構成(図5参照)であり、入力電圧を増幅するものである。
[ヒーター制御回路の動作例]
次に、ヒーター制御回路30の動作例について説明する。以下に説明するヒーター制御回路30の動作は、マイコン301の制御によって行われる。マイコン301は、定常シーケンス及び気圧差検出時シーケンスの何れかに基づいた制御を実行する。定常シーケンスは、通常時、具体的には、マイコン301により非燃焼式吸引器1が吸引されていないと判定された場合に行われる処理の流れである。また、気圧差検出時シーケンスは、気圧センサー51により測定された気圧に基づいて所定以上の気圧差が検出された場合、即ち、マイコン301により非燃焼式吸引器1が吸引されていると判定された場合に、割り込み的に行われる処理の流れである。
次に、ヒーター制御回路30の動作例について説明する。以下に説明するヒーター制御回路30の動作は、マイコン301の制御によって行われる。マイコン301は、定常シーケンス及び気圧差検出時シーケンスの何れかに基づいた制御を実行する。定常シーケンスは、通常時、具体的には、マイコン301により非燃焼式吸引器1が吸引されていないと判定された場合に行われる処理の流れである。また、気圧差検出時シーケンスは、気圧センサー51により測定された気圧に基づいて所定以上の気圧差が検出された場合、即ち、マイコン301により非燃焼式吸引器1が吸引されていると判定された場合に、割り込み的に行われる処理の流れである。
(定常シーケンスについて)
図6は、定常シーケンスにかかる処理の流れを示すフローチャートである。定常シーケンスは、例えば、ボタン部22が押下され、非燃焼式吸引器1の電源がオンされたときに開始される。なお、初期状態(電源がオンされた際の状態)では、FET305A~FET305Cの全てがオフされている。
図6は、定常シーケンスにかかる処理の流れを示すフローチャートである。定常シーケンスは、例えば、ボタン部22が押下され、非燃焼式吸引器1の電源がオンされたときに開始される。なお、初期状態(電源がオンされた際の状態)では、FET305A~FET305Cの全てがオフされている。
処理が開始されると、ステップST1では、マイコン301の制御によりFET305Bがオンされる。FET305Bがオンされると、電源電圧PAが分圧された電圧が接続点P1に発生する。接続点P1には、電源電圧PAが、基準抵抗R1と抵抗R2及びヒーター61の合成抵抗とにより分圧された電圧が発生する。ここで、上述したように、本実施の形態では抵抗R2の抵抗値が非常に大きく設定されているため抵抗R2を無視することができる。従って、接続点P1には、電源電圧PAが、基準抵抗R1とヒーター61の抵抗とにより分圧された電圧が発生する。具体的には、接続点P1には、数mV程度の電圧が発生する。そして、処理がステップST2に進む。
ステップST2では、マイコン301の制御によりFET305Cがオンされる。FET305Cがオンされることにより、接続点P1における電圧がFET305Cを介してオペアンプ304に入力される。オペアンプ304は、入力された電圧を100倍程度増幅することにより電圧を生成する。オペアンプ304により生成された電圧が、印加電圧として、マイコン301のアナログ電圧用のポートに入力される。そして、処理がステップST3に進む。
ステップST3では、マイコン301が、オペアンプ304から入力される印加電圧を検出する。そして、処理がステップST4に進む。
ステップST4では、マイコン301が、基準温度を取得する。例えば、マイコン301は、演算式等を用いて入力電圧を抵抗値に変換することにより抵抗値を判定する。そして、マイコン301は、判定した抵抗値に対応する温度、即ち、ヒーター61の温度を図2に示したリファレンステーブルを参照して判定する。マイコン301は、ステップST4にかかる処理で取得したヒーター61の温度を基準温度として設定し、当該基準温度を保持(記憶)する。このように、マイコン301は、ヒーター61の抵抗値を判定するときに、FET305Aをオフし(オフ状態を継続し)、FET305B及びFET305Cをオンするスイッチ制御を行う。そして、処理がステップST5に進む。
ステップST5では、マイコン301の制御によりFET305Cがオフされる。そして、処理がステップST6に進む。
ステップST6では、マイコン301の制御によりFET305Bがオフされる。以上、説明した定常シーケンスにかかる一連の処理が周期的に行われる。なお、ステップST4にかかる処理で取得される基準温度は、定常シーケンスにかかる処理が行われる度に更新される。
(気圧差検出時シーケンスについて)
図7は、気圧差検出時シーケンスにかかる処理の流れを示すフローチャートである。ステップST11~ステップST13までの処理の内容は、定常シーケンスにおけるステップST1~ステップST3までの処理と同じ処理(スイッチ制御)であるので、重複した説明を省略する。そして、処理がステップST14に進む。
図7は、気圧差検出時シーケンスにかかる処理の流れを示すフローチャートである。ステップST11~ステップST13までの処理の内容は、定常シーケンスにおけるステップST1~ステップST3までの処理と同じ処理(スイッチ制御)であるので、重複した説明を省略する。そして、処理がステップST14に進む。
ステップST14では、マイコン301が入力電圧からヒーター61の抵抗値を求め、求めた抵抗値に対するヒーター61の現在の温度を取得する。そして、処理がステップST15に進む。
ステップST15では、マイコン301が、前回、即ち、最新の定常シーケンスの処理で設定された基準温度とステップST14で取得した温度とを比較し、基準温度に対する温度の変化(ΔT)を判定する。そして、処理がステップST16に進む。
ステップST16では、マイコン301の制御によりFET305Cがオフされる。そして、処理がステップST17に進む。
ステップST17では、マイコン301の制御によりFET305Bがオフされる。そして、処理がステップST18に進む。
ステップST18では、マイコン301が、ステップST15で判定した温度の変化(ΔT)が所定の閾値以下であるか否かが判断される。例えば、基準温度が150℃であれば、香喫味が低下しない程度のヒーター61の温度(例えば、200℃)に対する差分、即ち、温度の変化(ΔT)が50以下であるか否かが判断される。ここで、温度の変化(ΔT)が所定値より大きい場合には、ヒーター61の過熱を防止するためにヒーター61の電力供給を行わないようにする制御がなされる。そして、所定以上の気圧差が検出されている場合には処理がステップST11に戻り、所定以上の気圧差が検出されない場合には、定常シーケンスにかかる制御が行われる。温度の変化(ΔT)が所定値以下である場合には、処理がステップST19に進む。
ステップST19では、マイコン301の制御によりFET305Aがオンされる。これにより電源電圧PAがヒーター61に供給され、ヒーター61が通電加熱される。これにより液体が霧化する。ヒーター61への電力供給は所定期間、行われる。そして、処理がステップST20に進む。
ステップST20では、マイコン301の制御によりFET305Aがオフされる。これにより、ヒーター61への電源電圧PAの供給が停止する。そして、処理がステップST11に戻る。
なお、気圧差検出時シーケンスは、所定以上の気圧差が検出されている間、即ち、非燃焼式吸引器1が吸引されている間、繰り返される。気圧差検出時シーケンスにかかる一連の処理は、例えば15m秒程度で行われる。非燃焼式吸引器1の1回の吸引が1から数秒程度とすると、気圧差検出時シーケンスにかかる一連の処理が100回~200回程度、吸引中に行われることになる。気圧差検出時シーケンスにかかる一連の処理が繰り返し行われることにより、ヒーター61が徐々に温められていく。
なお、上述した処理において、基準温度に対する変化でなく、ヒーター61の現在の温度が閾値以下であるか否かを判定し、当該判定結果に応じて、ヒーター61への電力供給が制御されても良い。
[実施の形態により得られる効果]
以上説明した第1の実施の形態によれば、ヒーター61の温度を精度良く推定することができる。従って、ヒーター61の過熱を防止することができる。また、温度センサーを必要としないので、コストを低減でき、且つ、温度センサーを配置するスペースを必要としないので電池パック2を小型化することができる。
また、本実施の形態では、FET305Cを設けている。FET305Cが有する寄生ダイオードによって、電源電圧PAの電圧をドロップさせることができる。FET305Cが無い構成では、ヒーター61の加熱時、即ち、FET305Aがオンしたときに電源電圧PA(例えば、3.5V)がオペアンプ304にかかるので、オペアンプ304の動作電圧(例えば、2.8V)を超えてしまう虞がある。しかしながら、本実施の形態ではFET305Cを設けているので、かかる問題を回避することができる。このように、本実施の形態では、電源電圧PAがオペアンプ304の電源電圧以上である回路を安価に構成することができる。なお、FET305Cのスイッチ数は、上述した実施の形態では2個としたが、1個でも良いし、3個以上でも良い。
以上説明した第1の実施の形態によれば、ヒーター61の温度を精度良く推定することができる。従って、ヒーター61の過熱を防止することができる。また、温度センサーを必要としないので、コストを低減でき、且つ、温度センサーを配置するスペースを必要としないので電池パック2を小型化することができる。
また、本実施の形態では、FET305Cを設けている。FET305Cが有する寄生ダイオードによって、電源電圧PAの電圧をドロップさせることができる。FET305Cが無い構成では、ヒーター61の加熱時、即ち、FET305Aがオンしたときに電源電圧PA(例えば、3.5V)がオペアンプ304にかかるので、オペアンプ304の動作電圧(例えば、2.8V)を超えてしまう虞がある。しかしながら、本実施の形態ではFET305Cを設けているので、かかる問題を回避することができる。このように、本実施の形態では、電源電圧PAがオペアンプ304の電源電圧以上である回路を安価に構成することができる。なお、FET305Cのスイッチ数は、上述した実施の形態では2個としたが、1個でも良いし、3個以上でも良い。
<第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形態の説明において、上述した説明における同一又は同質の構成については同一の参照符号を付し、重複した説明を適宜、省略する。また、特に断らない限り、第1の実施形態で説明した事項は第2の実施形態に対して適用することができる。
次に、第2の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形態の説明において、上述した説明における同一又は同質の構成については同一の参照符号を付し、重複した説明を適宜、省略する。また、特に断らない限り、第1の実施形態で説明した事項は第2の実施形態に対して適用することができる。
第2の実施の形態は、カートリッジケース3内のヒーターが異なる素材であっても、非燃焼式吸引器1が動作する、換言すれば、異なる素材のヒーターを有するカートリッジケース3であっても互換性を確保することを想定した形態である。異なる素材のヒーターとは、例えば、上述したニクロム線から構成されるヒーター61と、SUSから構成されるヒーター61Aである。SUSから構成されるヒーター61Aは、ヒーター61に比べて抵抗値が低いので印加する電圧を低くすることができ、省電力を図ることができる(図2参照)。
第2の実施の形態と第1の実施の形態とが異なる点は、ヒーター制御回路の構成が異なる点である。図8は、第2の実施の形態にかかるヒーター制御回路(ヒーター制御回路30A)の構成例を説明するためのブロック図である。図9は、ヒーター制御回路30Aの回路構成の詳細を示す図である。図10は、ヒーター制御回路30Aの回路構成を更に詳細に示した図である。ヒーター制御回路30Aがヒーター制御回路30と異なる点は、DC/DCコンバータ302Aが追加されており、ヒーター制御回路30Aが、複数の電源であるDC/DCコンバータ302及びDC/DCコンバータ302Aを有している点である。
DC/DCコンバータ302Aは、電池セル41の電圧に基づいてヒーター61Aを加熱するための電源電圧(以下、電源電圧PBと称する)を生成する。電源電圧PBがFET305A及びFET305Bのそれぞれに供給される。DC/DCコンバータ302Aにより生成される電源電圧は、例えば、2.5V程度である。電源電圧PA及び電源電圧PBが、選択的に出力される。
DC/DCコンバータ302及びDC/DCコンバータ302Aを切り替える制御は、マイコン301により行われる。マイコン301は、2個のDC/DCコンバータを切り替える制御を行う上で、電池パック2に接続されたカートリッジケース3内のヒーターが、ヒーター61及びヒーター61Aの何れであるかを判別する必要がある。そこで、マイコン301は、定常シーケンスにおける制御の中で、何れのヒーターが使用されているかを判別する。
図11は、第2の実施の形態の定常シーケンスにかかる処理の流れを示すフローチャートである。第2の実施の形態にかかる定常シーケンスでは、ステップST7の処理が追加されている。ステップST7の処理は、ステップST3の処理に続いて行われる。
ステップST3では、第1の実施の形態と同様に、マイコン301が入力電圧を検出する。そして、処理がステップST7に進む。
ステップST7では、マイコン301が、ヒーターの種類を判別する。例えば、マイコン301は、入力電圧を抵抗値に変換する。初期の段階(例えば、ヒーターが加熱されていない段階)では、図2に示す特性のように、ヒーターの種類に応じて抵抗値が異なる。マイコン301は、例えば、変換後の抵抗値が所定の閾値より大きければヒーターの種類がヒーター61と判別し、変換後の抵抗値が所定の閾値より小さければヒーターの種類がヒーター61Aと判別する。閾値は、ヒーターの種類を判別できる適切な値に設定される。
マイコン301は、判別結果に応じて、動作させるDC/DCコンバータを選択し切り替える。具体的には、マイコン301は、ヒーターの種類がヒーター61であると判別した場合にはDC/DCコンバータ302を動作させる。また、マイコン301は、ヒーターの種類がヒーター61Aであると判別した場合には、DC/DCコンバータ302Aを動作させる。その他の処理の内容は、第1の実施の形態と同様であるので重複した説明を適宜、省略する。なお、ヒーターの判別結果は、例えば、電池パック2に接続されるカートリッジケース3が切り替えられるまで保持される。また、ヒーターの種類の判別結果に応じて、各種の制御で使用されるパラメータの値(例えば、気圧差検出時シーケンスのステップST18にかかる処理で使用される閾値)が適宜、変更されても良い。
以上、説明した第2の実施の形態によれば、電池パック2に接続され得るヒーターが複数であっても対応することできるヒーター制御回路を実現することができる。
<変形例>
以上、本発明の実施の形態について具体的に説明したが、本発明の内容は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。以下、変形例について説明する。
以上、本発明の実施の形態について具体的に説明したが、本発明の内容は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。以下、変形例について説明する。
上述した実施の形態におけるヒーター制御回路が他の構成を有していても良い。例えば、ヒーター制御回路が、電池セルを充電するための回路や、電池セルを保護するIC(Integrated Circuit)等、公知の構成を有していても良い。
スイッチとしてMOSFET以外のスイッチが使用されても良い。また、MOSFETの種類(P型又はN型)は適宜、変更可能である。また、電池セルとしては、リチウムイオン二次電池以外の電池も適用することができる。また、複数の電源は3個以上であっても良い。また、上述した定常シーケンス及び気圧差検出時シーケンスのそれぞれにおける処理の順序が本発明の要旨を逸脱しない範囲で入れ替わっても良いし、一部の処理がパラレルに行われても良い。また、複数の抵抗は、3個以上の抵抗であっても良く、3個以上の抵抗間の適宜な箇所に接続点P1が設定されても良い。
なお、本発明の実施の形態は、電子たばこ,加熱式たばこ及びネブライザーに用いられる制御装置を含むが、これらに限定されない。本発明の実施形態は、ユーザが吸引するエアロゾルを生成するための様々な非燃焼式吸引器に用いられる制御装置を含み得る。
上述した実施の形態において液体を貯留する貯留部は、エアロゾル源を収容するタンクとして構成されても良い。この場合、エアロゾル源は、例えば、グリセリンやプロピレングリコールといった多価アルコール、水などの液体である。非燃焼式吸引器が電子たばこである場合、貯留部内のエアロゾル源は、加熱することによって香喫味成分を放出するたばこ原料やたばこ原料由来の抽出物を含んでいても良い。エアロゾル源保持部は、貯留部内のエアロゾル源を保持するものである。例えば、エアロゾル源保持部は、繊維状又は多孔質性の素材から構成され、繊維間の隙間や多孔質材料の細孔に液体としてのエアロゾル源を保持する。前述した繊維状又は多孔質性の素材には、例えばコットンやガラス繊維、またはたばこ原料などを用いることができる。非燃焼式吸引器がネブライザー等の医療用吸入器である場合、エアロゾル源はまた、患者が吸入するための薬剤を含んでも良い。別の例として、貯留部は、消費されたエアロゾル源を補充することができる構成を有しても良い。あるいは、貯留部は、エアロゾル源が消費された際に貯留部自体を交換することができるように構成されても良い。また、エアロゾル源は液体に限られるものではなく、固体でも良い。エアロゾル源が固体の場合の貯留部は、空洞の容器であっても良い。非燃焼式吸引器は、エアロゾル源を担持する固体であるエアロゾル基材を有していても良い。エアロゾル源は、例えば、グリセリンやプロピレングリコールといった多価アルコール、水などの液体であっても良い。エアロゾル基材内のエアロゾル源は、加熱することによって香喫味成分を放出するたばこ原料やたばこ原料由来の抽出物を含んでいても良い。非燃焼式吸引器がネブライザー等の医療用吸入器である場合、エアロゾル源はまた、患者が吸入するための薬剤を含んでも良い。エアロゾル基材は、エアロゾル源が消費された際にエアロゾル基材を交換することができるように構成されても良い。エアロゾル源は液体に限られるものではなく、固体でも良い。
1・・・非燃焼式吸引器、2・・・電池パック、30,30A・・・ヒーター制御回路、41・・・電池セル、51・・・気圧センサー、61,61A・・・ヒーター、302,302A・・・DC/DCコンバータ、305A,305B,305C・・・FET、R1・・・基準抵抗、R2・・・抵抗
Claims (12)
- 所定の抵抗値を有する加熱要素と、
前記加熱要素に電力を供給する電源と、
前記加熱要素と並列に接続される複数の抵抗と、
制御部と、
前記加熱要素のオン/オフを制御する第1スイッチと、
前記電源と前記複数の抵抗との間に接続される第2スイッチと、
前記複数の抵抗の間の配線と前記制御部との間に接続される第3スイッチとを備え、
前記加熱要素の抵抗値を測定する際に、前記制御部は、前記第2スイッチと前記第3スイッチとをオンし、前記第1スイッチをオフするスイッチ制御を実行するように構成された
非燃焼式吸引器。 - 前記制御部は、前記スイッチ制御に応じて前記制御部に前記電源から電圧が印加され、該印加電圧に基づいて、前記加熱要素の前記抵抗値を測定するように構成された
請求項1に記載の非燃焼式吸引器。 - 前記制御部は、前記加熱要素の抵抗値に対応する温度を判定するように構成された
請求項1または請求項2に記載の非燃焼式吸引器。 - 前記制御部は、前記加熱要素の抵抗値と前記温度の関係性を示すリファレンステーブルを用いて温度を判定するように構成された
請求項3に記載の非燃焼式吸引器。 - 気圧センサーをさらに有し、
前記制御部は、前記気圧センサーにより測定される気圧に基づいて、前記非燃焼式吸引器に対する吸引の有無を判定するように構成された
請求項1から4までの何れかに記載の非燃焼式吸引器。 - 前記制御部において前記吸引が無いと判定された場合に、前記制御部は、前記判定された温度を基準温度として設定するように構成された
請求項3又は4に記載の非燃焼式吸引器 - 前記制御部は、前記スイッチ制御の後に、前記第2スイッチ及び前記第3スイッチをオフするスイッチ制御を実行するように構成された
請求項1から6に記載の非燃焼式吸引器。 - 前記制御部において前記吸引が有ると判定された場合であって、前記判定された温度から前記基準温度を引いたときの差が所定の閾値以下である場合に、前記制御部は、前記第2スイッチ及び前記第3スイッチをオフし、前記第1スイッチをオンするスイッチ制御を実行し、前記加熱要素をオンするように構成された
請求項6に記載の非燃焼式吸引器。 - 前記第3スイッチは、1または複数のN型のMOS-FETにより構成される
請求項1から8までの何れかに記載の非燃焼式吸引器。 - 前記第3スイッチと前記制御部との間にオペアンプが接続されている
請求項1から9までの何れかに記載の非燃焼式吸引器。 - 前記オペアンプの電源電圧は、前記電源の電圧に対して低い
請求項10に記載の非燃焼式吸引器。 - 前記電源は複数の電源により構成され、
前記制御部は、前記加熱要素の抵抗値に応じて前記複数の電源のうち1つを選択し、選択された前記電源の電力を前記加熱要素に出力するように構成された
請求項1から11までの何れかに記載の非燃焼式吸引器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019082856A JP2022120205A (ja) | 2019-04-24 | 2019-04-24 | 非燃焼式吸引器 |
PCT/JP2020/015504 WO2020217949A1 (ja) | 2019-04-24 | 2020-04-06 | 非燃焼式吸引器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019082856A JP2022120205A (ja) | 2019-04-24 | 2019-04-24 | 非燃焼式吸引器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022120205A true JP2022120205A (ja) | 2022-08-18 |
Family
ID=72942252
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019082856A Pending JP2022120205A (ja) | 2019-04-24 | 2019-04-24 | 非燃焼式吸引器 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022120205A (ja) |
WO (1) | WO2020217949A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20230162052A (ko) | 2021-05-10 | 2023-11-28 | 니뽄 다바코 산교 가부시키가이샤 | 에어로졸 생성 장치의 전원 유닛 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3501978A1 (de) * | 1985-01-22 | 1986-07-24 | Karl Hertel GmbH, 8510 Fürth | Raeumnadel |
US10966460B2 (en) * | 2015-07-17 | 2021-04-06 | Rai Strategic Holdings, Inc. | Load-based detection of an aerosol delivery device in an assembled arrangement |
WO2017141359A1 (ja) * | 2016-02-16 | 2017-08-24 | 日本たばこ産業株式会社 | 非燃焼型香味吸引器 |
IL310038A (en) * | 2016-05-25 | 2024-03-01 | Juul Labs Inc | Control of an electronic evaporation device |
US10729177B2 (en) * | 2016-07-31 | 2020-08-04 | Altria Client Services Llc | Electronic vaping device, battery section, and charger |
-
2019
- 2019-04-24 JP JP2019082856A patent/JP2022120205A/ja active Pending
-
2020
- 2020-04-06 WO PCT/JP2020/015504 patent/WO2020217949A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2020217949A1 (ja) | 2020-10-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3177351B1 (en) | Electronic vapour provision system | |
JP6865879B1 (ja) | エアロゾル発生システム、吸引器用コントローラ、および電源装置 | |
JP6678936B1 (ja) | エアロゾル吸引器用の制御装置及びエアロゾル吸引器 | |
CN105764366B (zh) | 电子吸烟装置 | |
US20140334804A1 (en) | Atomization control unit and a portable atomizing apparatus having the same | |
JP6613008B1 (ja) | エアロゾル吸引器用の制御装置及びエアロゾル吸引器 | |
US11576436B2 (en) | Electronic aerosol provision system | |
JP6855611B1 (ja) | 吸引器用コントローラ | |
EP3979456B1 (en) | Power supply unit for aerosol generation device | |
US20220378112A1 (en) | Aerosol generation system | |
WO2020217949A1 (ja) | 非燃焼式吸引器 | |
JP6588669B1 (ja) | エアロゾル吸引器用の制御装置、制御方法、プログラム、エアロゾル吸引器 | |
JP6813701B2 (ja) | エアロゾル吸引器用の制御装置 | |
JP2021502073A (ja) | 蒸気供給システム | |
JP6869411B1 (ja) | 吸引器用コントローラ | |
WO2020217948A1 (ja) | 非燃焼式吸引器 | |
CN114304735B (zh) | 用于气雾剂生成装置的电源单元 | |
US20240225116A1 (en) | Control device for aerosol inhalation device and aerosol inhalation device | |
WO2022269703A1 (ja) | 吸引器用コントローラ |