JP2022119079A - Cutting blade protection device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、刈刃防護装置に関する。 The present invention relates to a cutting blade protection device.
刈払機による事故原因として、キックバックなどによる転倒時の刈刃との接触も多くを占めている。近年刈払機については、安全性検査においても刈刃停止装置を段階評価の対象装備とするなど、刈刃との接触による事故軽減対策を進めているが、コストや使用時の利便性の理由から実用化を含め十分な普及には至っておらず、その対策が急務となっている。 A common cause of accidents involving brush cutters is contact with the cutting blades due to overturning due to kickback or the like. In recent years, with regard to brush cutters, measures have been taken to reduce accidents caused by contact with the cutting blade, such as cutting blade stop devices being subject to graded evaluation in safety inspections. It has not been sufficiently popularized, including practical use, and countermeasures are urgently needed.
刈刃との接触を防止する技術としては、特許文献1が先行出願されており、その構造は刈刃を保護するカバーが作業中には作業の邪魔にならないよう移動可能なものである。
As a technique for preventing contact with the cutting blade, a prior application has been filed in
特許文献1では、非作業中の刈刃との接触は考慮されていない。さらに、刈払い作業中の草詰まりへの対策もされていない。
本発明は、刈払機の使用時に利便性を劣化させず、かつ作業時および非作業時において操縦者並びに刈刃を保護する刈刃防護装置を提供する。 SUMMARY OF THE INVENTION The present invention provides a cutting blade protection device that protects the operator and the cutting blade during operation and non-operation without deteriorating the convenience of using the brush cutter.
上記課題を解決するために、本発明によると、主管の先端に回転する刈刃が設けられた刈払機において、前記刈刃を防護する刈刃防護装置であって、前記刈刃防護装置を前記刈払機に対し一体的に、または着脱可能に取り付ける取付部と、前記取り付けられた状態で、前記刈刃を防護する防護部と、を有し、前記防護部は、回動部において前記取付部に対し回動可能に接続され、前記防護部は、前記防護部が前記刈刃の外周の一部を覆う第一の位置と、前記防護部から前記刈刃の外周の一部が露出する第二の位置と、を回動し、前記防護部を前記第一の位置において最も安定するように付勢する付勢機構と、前記防護部を回動するように操作可能な操作機構と、を有する、刈刃防護装置が提供される。 In order to solve the above-described problems, according to the present invention, there is provided a cutting blade protecting device for protecting the cutting blade in a brush cutter having a cutting blade that rotates at the tip of a main pipe, wherein the cutting blade protecting device a mounting portion that is integrally or detachably attached to the bush cutter; and a protective portion that protects the cutting blade in the mounted state; and the protective portion has a first position where the protective portion covers a portion of the outer periphery of the cutting blade and a second position where the protective portion partially exposes the outer periphery of the cutting blade. a biasing mechanism that rotates between two positions and biases the protection section so as to be most stable in the first position; and an operation mechanism that can be operated to rotate the protection section. There is provided a cutting blade protection device comprising:
前記防護部は左防護部と右防護部からなり、これらはそれぞれが第一の位置において固定されるか、または回動するように操作可能であり、平面視において、前記刈刃の回転方向が時計回りであるときには、前記左防護部が第一の位置において固定されるとともに、前記右防護部が回動するように操作可能であり、平面視において、前記刈刃の回転方向が反時計回りであるときには、前記右防護部が第一の位置において固定されるとともに、前記左防護部が回動するように操作可能であってもよい。 The protective section consists of a left protective section and a right protective section, each of which is fixed at a first position or operable to rotate. When the rotation is clockwise, the left protection section is fixed at the first position, and the right protection section is operable to rotate, and the rotation direction of the cutting blade is counterclockwise in plan view. , the right guard may be fixed in a first position and the left guard may be operable to rotate.
本発明によれば、刈払機の使用時に利便性を劣化させず、かつ作業時および非作業時において操縦者並びに刈刃を保護する刈刃防護装置を提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a cutting blade protection device that protects the operator and the cutting blade during operation and non-operation without degrading the convenience of using the brush cutter.
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下においては、位置関係を明確にするために、3次元空間において互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸を規定する。各図において共通の構成要素には同じ符号を付することにより、重複した説明を省略する。 BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the following description, X-, Y-, and Z-axes that are orthogonal to each other in a three-dimensional space are defined in order to clarify the positional relationship. Duplicate descriptions are omitted by assigning the same reference numerals to common components in each figure.
図1は、本発明の実施の形態にかかる刈刃防護装置を取り付けた刈払機の概略を示す模式図であり、(a)は平面図、(b)は側面図を示す。また、本明細書においては、平面視における上記刈払機20の後述する主管21の長さ方向をY軸とし、平面視においてY軸に直交する方向をX軸とし、またX-Y平面に直交する方向をZ軸とする。ただし、上記刈払機20の右方向をX軸正方向、左方向をX軸負方向とする。また、前記主管21における後述する刈刃23が設けられる方向を前方向、その反対側を後方向とし、前方向をY軸正方向、後方向をY軸負方向とする。また、上方向をZ軸正方向、下方向をZ軸負方向とする。
1A and 1B are schematic diagrams showing an outline of a brush cutter equipped with a cutting blade protection device according to an embodiment of the present invention, where (a) is a plan view and (b) is a side view. In this specification, the longitudinal direction of the
本実施形態にかかる刈刃防護装置1にあっては、円弧形状の右防護部10a、左防護部10bが、取付部11を介して後述する刈払機に着脱可能に取り付けられている。以下、本明細書においては、右防護部10aと左防護部10bとを合わせて、単に防護部10と称する。
In the cutting
右防護部10aは、取付部11の右側(X軸正方向側)に設けられ、左防護部10bは取付部11の左側(X軸負方向側)に設けられている。右防護部10aおよび左防護部10bの前端(Y軸正方向側の端部)は回動部12に回動自在に取り付けられる。本実施の形態では、回動部12は、取付部11の前端(Y軸正方向側の端部)において上方(Z軸正方向)に延びるように一体的に設けられた中空のパイプである。回動部12に対しては、右防護部10aの前端に上方(Z軸正方向)に延びるように一体的に設けられる中空のパイプが回動部12のZ軸負方向側から差し込まれているとともに、左防護部10bの前端に上方(Z軸正方向)に延びるように一体的に設けられる丸棒が、右防護部10aの前端の中空のパイプにZ軸負方向側から差し込まれることで、上記回動自在な取り付けを実現している。また、右防護部10aおよび左防護部10bの後端(Y軸負方向側の端部)は後述する刈払機20における飛散防止カバー25に近接する位置まで延びるように設けられる。
The right
取付部11は本実施形態においては略直方体形状の部材であり、取付部11の一端において、右防護部10aおよび左防護部10bが回動自在に接続されている。当該接続される取付部11における部位を、回動部12と称する。言い換えると、右防護部10aおよび左防護部10bは、回動部12において、それぞれが取付部11に対して相対的に回動するように設けられている。また、取付部11は上記他端において図示しないねじ穴が設けられ、ねじによる締結によって後述する刈払機に取り付けられる。
In this embodiment, the
さらに、本実施形態にかかる刈刃防護装置1には、付勢機構13および操作機構14が備えられる。付勢機構13は、弾性部材たるバネ15と、右支持部材16および左支持部材17と、ガイドバー18と、を有する。バネ15の一端15a、すなわち図1(a)における上側(Y軸正方向側)の端部は回動部12に接続され、バネ15の他端15b、すなわち図1(a)における下側(Y軸負方向側)の端部は操作機構14に接続される。
Further, the cutting
付勢機構13において、右支持部材16は、バネ15の他端15bから見て右側(X軸正方向側)に設けられ、左支持部材17は、バネ15の他端15bから見て左側(X軸負方向側)に設けられる。右支持部材16および左支持部材17はそれぞれ、右防護部10aおよび左防護部10bを、バネ15の他端15bに接続している。すなわち、右支持部材16の左端16aはバネ15の他端15bに接続され、右支持部材16の右端16bは右防護部10aに接続される。また、左支持部材17の右端17aはバネ15の他端15bに接続され、左支持部材17の左端17bは左防護部10bに接続される。なお、右支持部材16、左支持部材17の上記接続はすべて、少なくともX-Y平面において回動可能な接続とする。
In the
ガイドバー18は略円筒形状の部材であり、バネ15の内側に設けられ、バネ15と同様に回動部12に接続されている。ガイドバー18は回動部12に対し、回動不能に取り付けられている。ガイドバー18は、バネ15の伸縮によっては動かず、後述する操作機構14によってバネ15が伸縮する際にバネ15がY軸方向以外の方向に屈曲しないよう、バネ15を内側から支持するように設けられている。このため、ガイドバー18は後述する操作機構においてバネ15が伸長したときに、バネ15の他端15bがガイドバー18から外れないように、伸長時のバネ15の長さよりも長く設けられる。
The
次に、本実施形態にかかる刈刃防護装置1が取り付けられる刈払機20について説明する。
Next, the
刈払機20は、刈払機20の構成要素を保持する構造体としての役割を有する中空のパイプである主管21と、主管21の先端21aに設けられるギアボックス22と、ギアボックス22内において主管21の先端21aに取り付けられ、ギアボックス22内における図示しない回転軸を中心として回転する刈刃23と、主管21の末端21bに設けられ、刈刃23の回転を駆動する駆動源24と、刈刃23の主管21側(図1のY軸負方向側)の一部を覆うように主管21の先端21aに隣接して設けられる飛散防止カバー25と、図示しない操縦者が把持し刈払機20の操縦に供するハンドル26と、を有する。
The
本例における刈払機20は、刈払い作業時にあっては、駆動源24からの回転動力が主管21の内部に設けられた図示しない回転軸を回転させ、回転軸の回転はギアボックス22内の図示しない回転ギアに伝えられ、これに連動する刈刃23が回転する仕組みを有する。
In the
なお、刈刃23の外周は図1(a)、図2(a)では滑らかな曲線(円)として図示したが、この外周は刈刃23の実際の外周の形状を示したものではない。刈刃23の実際の外周の形状としては、既知のものを採用可能であり、特に限定されない。例えば円盤状ノコ刃であってもよい。以下、刈刃23の外周であって回転時に被接触物に接触し切断する部位を、刈刃23の切断部30と称する。言い換えれば、刈払い時に切断部30が草などの被接触物(不図示)に接触したときに、当該被接触物が切断される。
Although the outer circumference of the
ハンドル26は主管21に対して直交するように、主管21の長さ方向の中心より後方側の位置に取り付けられる。ハンドル26はさらに、図示しない操縦者が、主管21のX軸正方向側において把持する右把持部26aと、主管21のX軸負方向側において把持する左把持部26bを有する。右把持部26aにはスロットルレバー31が備えられている。図示しない操縦者は、スロットルレバー31の操作によって駆動源24の回転動力を調節し、刈刃23の回転速度を調節することができる。
The
上記のような構成を有する本実施形態にかかる刈払機20は、図示しない操縦者がハンドル26を把持し、スロットルレバー31の操作によって刈刃23を回転させ、主管21を左右に揺動させながら刈刃23の切断部30を被接触物に接触させることで、被接触物を切断することができる。本明細書においては、上記のようにして被接触物を切断することを、刈払いと称する。
In the
上記刈払いの際には、回転する刈刃23との接触によって被接触物が弾き飛ばされ飛散するが、図示しない操縦者の方向へ上記被接触物が飛散しないように遮蔽する、飛散防止カバー25が設けられている。そのため飛散防止カバー25は主管21における刈刃23に隣接する位置であって、刈刃23と操縦者とを隔て、上記被接触物を遮蔽する位置に設けられる。
When mowing, the object to be contacted is thrown off and scattered by contact with the
操作機構14は、ワイヤ32、主管シーブ33、ハンドルシーブ34、操作レバー35を有する。
The
ワイヤ32は、先端32aがバネ15の他端15bに接続され、末端32bが操作レバー35に接続される。主管シーブ33およびハンドルシーブ34は、それぞれ主管21およびハンドル26にワイヤ32が沿うように、ワイヤ32を滑動可能に保持する。操作レバー35は、ハンドル26の左把持部26bに備えられる。操作機構14の機能については、後述する。
The
ここで、刈刃防護装置1の刈払機20への取り付けについて説明する。刈刃防護装置1は、取付部11の上記他端において刈払機20に取り付けられるが、本実施形態においては、取付部11、バネ15およびガイドバー18が平面視における主管21の延長線上(図1(a)のY軸)に位置するように、かつ回動部12が刈刃23の切断部30の外側に位置し、回動部12に接続される防護部10の外周が刈刃23の切断部30の外側に位置するように取り付けられる。
Here, the attachment of the cutting
なお、刈刃防護装置1の刈払機20への取り付けの方法は特に限定されない。例えば、図示しない任意の締結具による締結であってもよい。当該締結は、たとえば、取付部11が上側(図1(a)のZ軸正方向側)からギアボックス22を覆うようにかぶせられ、取付部11の側面に設けた図示しないネジにより挟み込むように取り付けることとしてもよい。また、取り付け箇所はギアボックス22上に代えて、主管21であってもよい。このとき、図示しない任意の取り付け具を介して取り付けられてもよい。その他、取り付け箇所および取り付け方法は本発明の趣旨に反しない限りにおいて任意に決定し得る。
The method of attaching the cutting
なお、刈刃防護装置1は、防護部10の下面が刈刃23の回転に支障のない程度で、かつこれらの距離が十分に近い位置となるようにして取り付けられる。これにより、後述する草詰まりを予防する効果を奏する。
The cutting
刈刃防護装置1の操作機構14において、主管シーブ33、ハンドルシーブ34はそれぞれ主管21、ハンドル26の所定の位置にはめ込むことで取り付けられることとしてもよい。操作レバー35は、ハンドル26の左把持部26b近傍にクランプで取り付けられることとしてもよい。また、上記のように主管シーブ33、ハンドルシーブ34、操作レバー35を取り付けた後、ワイヤ32を操作レバー35からハンドルシーブ34、主管シーブ33を通して、バネ15に接続することによって、操作機構14を刈払機20に取り付けることとしてもよい。
In the
本実施形態にかかる刈刃防護装置1を取り付けた刈払機20においては、防護部10が刈刃23の切断部30の一部を平面視において覆っている。ここで、平面視において覆うとは、刈刃23の外周側から刈刃23に接触しようとする被接触物が、刈刃23の切断部30には接触せず、防護部10のみに接触するように配置されていることを意味する。また、防護部10の後端部が飛散防止カバー25に近接して設けられているため、後述される防護モードにおいては防護部10と飛散防止カバー25が刈刃23の全周を覆っており、操縦者および刈刃23を防護している。
In the
なお、刈払い時に操縦者が主管21を左右に揺動させて刈刃23がX-Y平面上を移動する場合に、被接触物は刈刃23に対して相対的にX-Y平面を移動するものとみなすことができる。したがって、上記において刈刃23の外周側から刈刃23に接触しようとする被接触物とは、刈払いの際に刈刃23に対してX-Y平面上を相対的に接近するような被接触物のことを指す。
When the operator swings the
また、上記において防護部10が平面視において覆う刈刃23の切断部30の一部とは、切断部30のうち、概ね、飛散物防止カバー25が覆う部分を除いた部分である。つまり、防護部10は刈刃23の下部(図1中のY軸方向負方向側)の部分を覆っていない。このような構成であっても、本発明の効果は損なわれず、十分に発揮される。その理由として、上記防護部10が覆わない刈刃23の下部は、通常の刈払いでは被接触物の切断に使用されず、また通常では本実施形態のように飛散物防止カバー25などによって覆われているため、操縦者や刈刃23の防護については特別考慮が必要ではないからである。なお本発明の効果である草詰まりの予防については後述する。
In the above description, the portion of the cutting
本明細書では、刈刃防護装置1を刈払機20に取り付けた状態において、刈刃23の外周側から接触しようとする被接触物が刈刃23の切断部30に接触しないような状態を、刈刃防護装置1における防護モードと称する。また、防護モードにおける防護部10の位置を、第一の位置と称する。なお、刈刃防護装置1にあっては、右防護部10a、左防護部10bが第一の位置から更に外側、すなわち主管21から離間する方向へは回転しないように回動を制限する図示しないストッパを、回動部12または防護部10に設けても良い。
In this specification, when the cutting
ここで、バネ15は、防護部10が第一の位置にあるときに最も安定するように設けられている。最も安定する状態とは、例えば、防護部10が第一の位置にあるときにバネ15が自然長であってもよい。あるいは、防護部10が第一の位置にあるときにバネ15に収縮する力を生じており、当該力と、後述する操作機構14におけるワイヤ32がバネ15の他端15bを引く力とが釣り合うことで、バネ15の他端15bがそれ以上Y軸正方向に移動しないような状態であってもよい。この場合、バネ15の他端15bが右支持部材16の右端16bおよび、左支持部材17の左端17bよりもY軸正方向側で、かつそれ以上Y軸正方向に移動しないような状態であってもよい。また、本実施形態にかかる刈刃防護装置1においては、上記の通りバネ15の内側にガイドバー18が設けられているため、バネ15はY軸方向の伸縮以外、たとえば屈曲などしないように構成される。
Here, the
刈刃防護装置1は、上記防護モードから防護部10を回動させることによって、被接触物が刈刃23の切断部30に接触し切断しうる状態、すなわち切断モードに切り替えることができる。以下、図2を用いて刈刃防護装置1における切断モードについて説明する。
By rotating the protective portion 10 from the protective mode, the cutting blade
図2は、刈刃防護装置1が切断モードをとるときの概略を示す模式図である。切断モードは、防護モードから、右防護部10aが平面視において回動部12を中心に時計回りに回転し、左防護部10bが平面視において回動部12を中心に反時計回りに回転した状態であって、かつ刈刃23の切断部30が平面視で防護部10の外側に露出しているような状態である。このとき、当該露出している刈刃23の切断部30が接触する被接触物は切断され得る。
FIG. 2 is a schematic diagram showing an outline when the cutting
本明細書では、刈刃防護装置1を刈払機20に取り付けた状態において、被接触物が刈刃23の切断部30の上記露出する部分に接触し、切断されうる状態を刈刃防護装置1における切断モードと称する。また、切断モードにおける防護部10の位置を、第二の位置と称する。
In this specification, when the cutting
さらに、図示しない操縦者は以下に説明する操作機構14によって、防護モードと切断モードとを切り替えることができる。
Furthermore, an operator (not shown) can switch between the protection mode and the disconnection mode using the
刈刃防護装置1において、防護部10が図1の状態にあるとき、図示しない操縦者は操作レバー35を引くことにより、操作レバー35に連動するワイヤ32の末端32bを、X軸負方向に移動させることができる。操作レバー35を引くことで、操作レバー35自身は図2に示す状態となる。
In the cutting
上記操作によりX軸負方向に移動するワイヤ32は、ハンドルシーブ34より先端32a側ではY軸負方向に移動する。ワイヤ32の先端32aはバネ15の他端15bに接続されているため、バネ15をY軸負方向に伸長させる。これに連動して、バネ15の他端15bに接続された右支持部材16の左端16aおよび左支持部材17の右端17aがY軸負方向に移動する。右支持部材16は、右端16bに接続された右防護部10aをY軸負方向に引き、右防護部10aを、回動部12を中心に時計回りに回転させる。同時に、左支持部材17は、左端17bに接続された左防護部10bをY軸負方向に引き、左防護部10bを、回動部12を中心に反時計回りに回転させる。これにより、防護部10は第一の位置から第二の位置に回動する。これによって、刈刃防護装置1は防護モードから切断モードとなる。
The
切断モードから、図示しない操縦者が操作レバー35を放すと、バネ15が安定状態に戻ろうとして、収縮しながらバネ15の他端15bをY軸正方向に移動させる。これに連動して、バネ15の他端15bに接続されたワイヤ32の先端32aがY軸正方向に移動する。さらに連動して、ワイヤ32の末端32bに接続された操作レバー35を図1に示す位置に引き戻す。同時に、バネ15の他端15bがY軸正方向に移動するのに連動して、バネ15の他端15bに接続された右支持部材16の左端16aおよび左支持部材17の右端17aがY軸正方向に移動する。右支持部材16は、右端16bに接続された右防護部10aをX軸正方向に押し、右防護部10aを、回動部12を中心に反時計回りに回転させる。同時に、左支持部材17は、左端17bに接続された左防護部10bをX軸負方向に押し、左防護部10bを、回動部12を中心に時計回りに回転させる。これにより、防護部10は第二の位置から第一の位置に移動し、刈刃防護装置1は切断モードから防護モードとなる。
When the operator (not shown) releases the operating
上記の通り、本実施の形態にかかる刈刃防護装置1によると、操縦者は、手元の操作レバー35を引く、または放すという操作によって刈刃防護装置1の防護モードおよび切断モードを切り替え可能である。これにより、刈払い作業時にあっては操作レバー35を引くことで切断モードとし、被接触物の刈払いを行うことができる。また、非作業時にあっては操作レバー35を放すことで防護モードとし、操縦者ならびに刈刃を防護することができる。また、キックバックによる転倒時などでは、操縦者は操作レバー35を放すだけで刈刃防護装置1を防護モードとすることができ、安全装置としての効果を奏する。
As described above, according to the cutting
なお、操作レバー35を引くことによってワイヤ32を移動させる機構については特に限定されない。例えば操作レバー35は、内部に図示しない巻き取りリールが設けられ、操作レバー35を引くことで当該巻き取りリールが回転し、ワイヤ32を巻き取るように構成される公知の巻き取りレバーであってもよい。また、図示しない任意の変速ギアを介して巻き取りリールを回転させることで、操作レバー35の引き代以上に長いワイヤ32を巻き取るように構成されていてもよい。
A mechanism for moving the
ところで、刈払いによって切断された被接触物は、当該切断された部分が刈刃23の上に乗って、または刈刃23の一部に引っかかって刈刃23の回転方向へ運ばれ、刈刃23と主管21との間、または刈刃23と飛散防止カバー25との間に詰まる(以下、草詰まり)可能性がある。
By the way, the object to be touched that has been cut by mowing is carried in the direction of rotation of the
これに対し、本実施形態にかかる刈刃防護装置1を取り付けた刈払機20にあっては、防護部10の下面が、刈刃23の回転に支障のない程度に刈刃23の近い位置に配置されている。このため、刈払いの際に切断された被接触物が刈刃23の上に乗って、または刈刃23の一部に引っかかって刈刃23の回転方向へ運ばれる際に、当該被接触物は防護部10に接触する。防護部10に接触した当該被接触物は、防護部10に沿って刈刃23の上面を滑るなどしながら、刈刃23の外周に達し、そこで刈刃23から除去される。これにより、当該被接触物は刈刃23と主管21との間や、刈刃23と飛散防止カバー25との間に詰まることなく、順次刈刃23から除去されることとなるため、上記草詰まりを抑えることができる。
On the other hand, in the
なお、防護部10の下面が刈刃23の上面に十分近く設けられていない場合には、上記被接触物は防護部10の下面と刈刃23の上面との間に堆積する可能性がある。しかしながら、この場合でも、操縦者は操作レバー35を操作し、防護部10を動かすことによって当該堆積した被接触物を除去することができる。
If the lower surface of the protective portion 10 is not sufficiently close to the upper surface of the
また、草詰まりを予防する効果を得るために、防護部10が第二の位置にあるとき、防護部10の一部が、草詰まりが生じ得る刈刃23と主管21あるいは刈刃23と飛散防止カバー25との間まで回動するように構成されることが好ましい。例えば、切断モードにおいて防護部10の後端が主管21の直下(平面視において防護部10の後端が主管21と重なる位置)まで回動するように、防護部10の長さや回動角を設定する。そうすることによって、仮に草詰まりが生じた場合でも、当該草詰まりが生じた部分に、操縦者の操作レバー35の操作によって防護部10を回動させ、防護部10の後端によって、詰まりを生じている被接触物を除去し、草詰まりを解消し得るという効果を奏する。
Further, in order to obtain the effect of preventing grass clogging, when the protection section 10 is in the second position, a part of the protection section 10 is separated from the
本実施形態では、右把持部26aにスロットルレバー31を設け、左把持部26bに操作レバー35を設けることとしたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、スロットルレバー31および操作レバー35の配置は左右逆でもよい。
In the present embodiment, the
また、ワイヤ32に連動する操作レバー35によって、防護部10の回動を操作することとしたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、ワイヤ32の末端32bがスロットルレバー31に接続され、スロットルレバー31の操作によって刈刃23の回転とともに防護部10の回動を操作することとしてもよい。
Moreover, although the
また本実施形態では、刈刃防護装置1の防護部10は、右防護部10aと左防護部10bの両方が回動可能としたが、これらのうち一方が第一の位置で固定され、他方が第一の位置と第二の位置とを回動可能に構成されていてもよい。
In the present embodiment, both the
上記構成において、右防護部10aと左防護部10bのうちどちらを回動可能にするかは、刈刃防護装置1が取り付けられる刈払機20における、刈刃23の回転方向が、平面視において反時計回りか時計回りかによって、適切なものを選択することが好ましい。例えば、刈刃23の上記回転方向が、平面視において反時計回りの場合は、右防護部10aが固定され、左防護部10bが第一の位置と第二の位置とを回動可能に構成された刈刃防護装置1を選択することが好ましい。また、刈刃23の回転方向が時計回りの場合は、左防護部10bが固定され、右防護部10aが第一の位置と第二の位置とを回動可能に構成された刈刃防護装置1を選択することが好ましい。これによって、仮に被接触物が切断不能であって地面から動かないような場合に、防護部10から露出する刈刃23と、当該被接触物とが接触したときに、回転する刈刃23によって刈払機20の全体がY軸正方向に移動するため、キックバックの危険性を減らすことができるためである。
In the above configuration, which of the right
上記において防護部10を第一の位置において固定する場合は、例えば右支持部材16または左支持部材17の一端を、バネ15の他端15bではなく、取付部11に接続するように変更することで固定するようにしてもよい。
In the above case of fixing the protective part 10 at the first position, for example, one end of the
本実施形態において、回動部12の位置は主管21の延長線上にあることとしたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、刈刃23が反時計回りに回転する場合において、回動部12の位置が主管21の延長線上から時計回りに30°程度回転したような位置となるように、刈刃防護装置1を回転させて刈払機20に対して取り付けてもよい。こうすることで、刈刃23の前方かつ左方、すなわちY軸正方向側かつX軸負方向側の刈刃23の一部において被接触物に接触するようにできる。この場合、左防護部10bのみが回動するように操作可能に構成されていることが好ましい。
In the present embodiment, the rotating
また、刈刃防護装置1の刈払機20への取り付けは、取付部11に図示しないネジ穴を設けて、ねじによる締結によって行うこととしたが、これに代えて取付部11をギアボックス22上に接着剤などによって接着することによって取り付けることとしてもよい。また、取付部11とギアボックス22とが着脱可能ではなく、これらが一体的に構成されていてもよい。
The cutting
また、刈刃防護装置1の防護部10において、防護部10は円弧形状としたが、本発明はかかる例に限定されない。ただし、防護部10の形態・形状については、防護部10が第一の位置にあるときに刈刃防護装置1が防護モードとなり、第二の位置にあるときに切断モードとなることが要求される。
In addition, in the protective portion 10 of the cutting-blade
本発明は、刈払機に取り付けることで、作業時および非作業時に操縦者と刈刃を保護する刈刃防護装置に利用することができる。 INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention can be used as a cutting blade protection device that protects the operator and the cutting blade during operation and non-operation by being attached to the brush cutter.
X X軸
Y Y軸
Z Z軸
1 刈刃防護装置
10 防護部
10a 右防護部
10b 左防護部
11 取付部
12 回動部
15 バネ
16 右支持部材
17 左支持部材
20 刈払機
21 主管
22 ギアボックス
23 刈刃
24 駆動源
25 飛散防止カバー
26 ハンドル
30 切断部
31 スロットルレバー
32 ワイヤ
33 主管シーブ
34 ハンドルシーブ
35 操作レバー
X X axis Y Y axis
Claims (2)
前記刈刃防護装置を前記刈払機に対し一体的に、または着脱可能に取り付ける取付部と、
前記取り付けられた状態で、前記刈刃を防護する防護部と、を有し、
前記防護部は、回動部において前記取付部に対し回動可能に接続され、
前記防護部は、
前記防護部が前記刈刃の外周の一部を覆う第一の位置と、
前記防護部から前記刈刃の外周の一部が露出する第二の位置と、を回動し、
前記防護部を前記第一の位置において最も安定するように付勢する付勢機構と、
前記防護部を回動するように操作可能な操作機構と、を有する、刈刃防護装置。 A cutting blade protection device for a brush cutter having a cutting blade that rotates at the tip of a main pipe, the cutting blade protecting device comprising:
a mounting portion for integrally or detachably attaching the cutting blade protection device to the brush cutter;
a protective portion that protects the cutting blade in the attached state;
the protective portion is rotatably connected to the mounting portion at a rotating portion;
The protective part is
a first position where the protective portion covers a portion of the outer periphery of the cutting blade;
rotating a second position where a part of the outer periphery of the cutting blade is exposed from the protective portion;
a biasing mechanism that biases the protection part so as to be most stable in the first position;
and an operating mechanism operable to rotate the protection portion.
平面視において、前記刈刃の回転方向が時計回りであるときには、前記左防護部が第一の位置において固定されるとともに、前記右防護部が回動するように操作可能であり、
平面視において、前記刈刃の回転方向が反時計回りであるときには、前記右防護部が第一の位置において固定されるとともに、前記左防護部が回動するように操作可能である、請求項1に記載の刈刃防護装置。 said guard comprises a right guard and a left guard, each fixed in a first position or operable to pivot;
When the rotating direction of the cutting blade is clockwise in plan view, the left protective section is fixed at the first position, and the right protective section is operable to rotate,
When the cutting blade rotates counterclockwise in plan view, the right protective section is fixed at the first position, and the left protective section is operable to rotate. 1. The cutting blade protection device according to 1.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021016067A JP2022119079A (en) | 2021-02-03 | 2021-02-03 | Cutting blade protection device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021016067A JP2022119079A (en) | 2021-02-03 | 2021-02-03 | Cutting blade protection device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022119079A true JP2022119079A (en) | 2022-08-16 |
Family
ID=82844992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021016067A Pending JP2022119079A (en) | 2021-02-03 | 2021-02-03 | Cutting blade protection device |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2022119079A (en) |
-
2021
- 2021-02-03 JP JP2021016067A patent/JP2022119079A/en active Pending
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