JP2022113365A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022113365000001
【課題】簡単かつ安価な構成で確実に電力状態を切り替え可能な装置を提供すること。
【解決手段】画像形成装置100において、操作部305とCPU301が、シリアル通信線309、及び、単一の信号線である電力指示信号線310により接続される。操作部305は、シリアル通信線309を介したシリアル通信、及び、電力指示信号線310に出力する電力指示信号310sの信号パターンの各々により、電力指示をCPU301に対して通知する。CPU301は、シリアル通信、及び、電力指示信号310sの信号パターンの各々により、電力指示を操作部305から受け取り、電力指示に従って画像形成装置100の電力状態を切り替える。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置等の電子機器に関するものである。
画像形成装置などの電子機器では、装置の電源OFF、電源ONといった電力状態の他、待機中の消費電力を低減させるためのスリープ状態(省電力状態)や、システムの更新時等の再起動など、複数の電力状態を持つことが一般的である。
また、システムの状態を管理するマスタ側が、電源やアクチュエータと言ったデバイスを管理するスレーブ側に対し、シリアル通信によって次の電力状態を指示するという構成も広く行われている。また、シリアル通信に加え、タイミング信号としてのハード信号を併用するケースも同様に一般的である。
シリアル通信によりマスタ側からスレーブ側に電力状態の指示を行う場合、パケットに含めるパラメータとして多数の電力状態の指示を定義することにより、容易に指示内容の選択肢を増やすことが可能である。なお、シリアル通信の場合、ノイズ等の影響による通信エラー発生時など、適切に状態指示を行うことができない可能性も考えられる。例えば、本来は再起動を指示すべきであっても、シリアル通信による指示ができないことで異常時処理として電源がOFFされるようなケースが起こり得る。
特許文献1には、異常時においても複数の電力状態を切り替えるための手段として、複数のハード信号の組み合わせを用いる方法が提案されている。特許文献1では、駆動回路部をリセットするためのリセット信号、及びリセット信号が供給された場合であっても状態を切り替えるための異なる制御信号を備え、ハード信号の駆動回路部の異常が発生した場合でも、確実に電力状態を切り替え可能である。
特開2013-172509号公報
上述したようなシリアル通信等により電力状態を通知する構成の場合、通信異常などの発生時においても装置の電力状態を適切に切り替え可能であることが望ましい。例えば、通信異常などの発生時においても、移行すべき電力状態に応じた準備処理等の完了後に電力状態を切り替えることが望ましい。これを実現するため、特許文献1のように複数の信号線による制御信号を用いる構成が考えられる。
しかし、特許文献1のように複数の信号線による制御信号を用いる構成をとる場合、制御すべき状態が増えるほど必要な信号線が増加することになる。このように従来の技術では、制御基板等の大型化やコストの増加につながるといった課題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものである。本発明は、簡単かつ安価な構成で確実に電力状態を切り替え可能な仕組みを提供することを目的とするものである。
本発明は、複数の電力状態の切り替えが可能な電子機器であって、前記電子機器の電力状態を切り替える複数種類の指示が可能な指示部と、前記指示部から行われる前記指示に従い前記電子機器の電力状態を切り替える制御部と、前記指示部と前記制御部とを所定の通信のために接続する通信線と、前記指示部と前記制御部とを接続する単一の信号線と、を有し、前記指示部は、前記通信線を介した所定の通信、及び、前記信号線に出力する信号のパターンの各々により、前記指示を前記制御部に対して通知し、前記制御部は、前記通信線を介した所定の通信、及び、前記信号線から入力される信号のパターンの各々により、前記指示を前記指示部から受け取り可能なことを特徴とする。
本発明によれば、簡単かつ安価な構成で確実に電力状態を切り替え可能な装置の提供が可能になる。
本実施形態の画像形成装置の構成の一例を示す断面図。 本実施形態の画像形成装置の構成の一例を示す制御ブロック図。 本実施形態の画像形成装置の電力状態の一例を示す図。 第1実施形態の画像形成装置におけるCPUの処理の一例を示すフローチャート。 電力指示信号の信号パターン判定処理の一例を示すフローチャート。 電力指示信号の信号パターンの定義例を示す図。 第2実施形態の画像形成装置におけるCPUの処理の一例を示すフローチャート。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の電子機器の一実施形態を示す画像形成装置100の構成の一例を示す断面図である。
図2は、本発明の一実施形態を示す画像形成装置100の構成の一例を示す制御ブロック図である。以下、図1、図2を用いて、基本的な構成を説明する。
図2に示す制御部300は、CPU301、RAM302、ROM303、不揮発メモリ304を有する。
CPU301には、指示/表示部としての、タッチパネルを含む操作部305がシリアル通信線309及び電力指示信号線310を介して接続されている。ユーザは、操作部305を通してCPU301にプリントジョブの実行や電源312の操作などの所望の動作を要求することができる。操作部305は、CPU301に対して、画像形成装置100の電力状態を切り替える電力指示(複数種類ある)が可能な指示部として機能する。CPU301は、操作部305から行われる前記電力指示に従い、画像形成装置100の電力状態を切り替えるように動作する。なお、電力指示信号線310は単一の信号線である。操作部305は、電力指示信号線310に対して電力指示信号310sを出力する。操作部305は、複数種類ある電力指示ごとに予め定義されたパターンに基づき電力指示信号310sの論理(論理値(レベル))を変化させる(詳細は後述する)。
また、CPU301には、操作部305に接続された外部機器とのインターフェースである外部I/F306を介し、PC307の接続も可能である。
CPU301は、操作部305やPC307からのプリント動作開始の指示やスリープモード(省電力状態)からの復帰動作等の指示を受け、動作を開始する。例えば、ユーザがPC307よりプリント動作開始を指示すると、CPU301は、画像形成部308や、接続されたモータ、ヒーター等から構成される各種負荷311の駆動制御を行う。
また、CPU301は、前述の通り画像形成部308を制御することが可能な構成である。画像形成部308は、感光体を含むカートリッジ120a、120b、120c、120d、中間転写ベルト130、一次転写部123a~123d、二次転写部140などの高圧、駆動の制御、及び、レーザスキャナ122a~122dの制御が可能である。
ROM303には、画像形成の手順及び後述の説明で使用されるフローチャートの手順等がプログラム等として記憶されている。
不揮発メモリ304は、CPU301への電源供給が停止した後にもデータを保持することが可能である。不揮発メモリ304には、RAM302に格納されたデータのうち、電源のOFF/ON後にも継続して使用するデータ等が保存される。
電源SW313は、ユーザ操作により装置の電源をONまたはOFFする用途に使用される。CPU301は、電源SW313の状態を監視し、電源SW313の状態に応じて電源312を操作する。
<基本的な画像形成動作についての説明>
図1及び図2を用いて、基本的な画像形成動作について説明する。
ユーザが外部I/F306に接続したPC307からプリントジョブを実行し、CPU301へとプリント動作開始指示が通知されると、CPU301は、給紙カセット150a,150bなどから用紙の給紙動作を開始する。この給紙動作では、給紙ピックアップローラ151a,151bの駆動源となる搬送モータを駆動することにより給紙ピックアップローラ151a,151bを回転動作させ、給紙カセット150a,150b内の用紙を1枚ずつ給紙搬送する。このとき、CPU301は、用紙の給紙動作が正常に行えたか否かを給紙ピックアップセンサ152a,152bによって監視する。
さらに、CPU301は、二次転写部140に用紙が到着するタイミングに間に合うように、カートリッジ120a、120b、120c、120dによって画像形成動作を開始する。この画像形成動作では、一次転写部123a~123dにより、中間転写ベルト130上にトナー像が形成される。
カートリッジ120aは、イエロー(以下「Y」と記す場合がある)の画像を形成するためのカートリッジである。カートリッジ120bは、マゼンタ(以下「M」と記す場合がある)の画像を形成するためのカートリッジである。カートリッジ120cは、シアン(以下「C」と記す場合がある)の画像を形成するためのカートリッジである。カートリッジ120dは、ブラック(以下「K」と記す場合がある)の画像を形成するためのカートリッジである。カートリッジ120a、120b、120c、120dは、ユーザにより装着、取り外し可能な構成となっている。
給紙動作により給紙カセット150a及び給紙カセット150bから給紙された用紙は、搬送路ローラ153、154及び155により画像形成装置下流へと搬送される。CPU301は、レジ前搬送センサ160の出力を監視することで、搬送された用紙の位置を検知する。そして、CPU301は、レジ前搬送センサ160に用紙先端が到達したタイミングを考慮し、用紙先端と中間転写ベルト130上のトナー像の先端とが、二次転写部140で一致するよう用紙の搬送を制御する。この制御では、例えば、トナー像に対し用紙が早く到着していると判断した場合、レジストローラ161で用紙を所定時間停止させた後、再度搬送を再開させることで、用紙先端とトナー像の先端とを一致させる。
以上のようにして、二次転写部140に到達した用紙とトナー像に対し、二次転写電圧を印加することにより、トナー像が用紙に転写される。
二次転写後の用紙は、定着器170へと搬送され、定着器170によって用紙上のトナー像が用紙に加熱定着されると、用紙はさらに画像形成装置下流部へと搬送される。
定着後の用紙先端が用紙搬送センサ171に到達すると、CPU301は、予め操作部305又は外部I/F306を介し接続されたPC307から指定されている指示に従って、用紙搬送路230或いは用紙搬送路231のどちらに搬送するのかを判断する。このとき、CPU301は、該判断に従って搬送フラッパ172の動作を切り替えることで、用紙の搬送先を切り替える。具体的には、この画像形成動作が、両面プリント指示の表面の印刷に対応する場合には用紙搬送路230へ搬送し、一方、片面プリントあるいは両面プリントの裏面の印刷に対応する場合には用紙搬送路231へ搬送するように搬送フラッパ172を切り換える。
以下、用紙搬送路231へ用紙搬送した場合について記述する。
用紙搬送路231へ搬送された用紙は、搬送ローラ232により、さらに画像形成装置下流部へと搬送される。ここでも、CPU301は、先述の切り替えと同様に、予め操作部305又は外部I/F306を介し接続されたPC307から指定されている指示に従い、用紙搬送フラッパ190の動作を切り替える。これにより、用紙が用紙搬送路180側へ搬送されるか、用紙搬送路181側へ搬送されるかを切り換え可能な構成になっている。ユーザの排紙指定先が排紙トレイ200の場合には、用紙搬送路180側へと搬送され、排紙指定先が排紙トレイ196の場合には、用紙搬送路181側へと搬送される。
なお、上記の基本的な画像形成動作は一例であり、本発明は上記構成に限定されるものではない。
<電源状態の説明>
次に、図3を用いて、画像形成装置の電力状態に応じた各ユニットの給電状態について説明する。
図3は、本実施形態の画像形成装置の電力状態の一例を示す図である。
図3(a)は、装置のスタンバイ状態を示す。
また、図3(b)は、電源OFF状態を示す。
スタンバイ状態(a)は、制御部300の他、操作部305及び外部I/F306を含む全てのユニットに対して給電されている状態である。
電源OFF状態(b)は、起動判断を行うために必要なCPU301、RAM302、ROM303及び不揮発メモリ304といった最低限のユニットのみ給電を行っている状態である。電源OFF状態(b)では、画像形成部308、各種負荷311、操作部305及び外部I/F306に対しては電力が供給されていない。
例えば、装置のスタンバイ中に、操作部305が電源OFFを指示した場合、またはユーザ操作により電源SW313がOFF状態になったことを検知した場合、装置の状態はスタンバイ状態(a)から電源OFF状態(b)へと遷移する。なお、電源OFF状態(b)においてユーザの操作により電源SW313のON状態になったことを検知すると、装置の状態は電源OFF状態(b)からスタンバイ状態(a)へと遷移する。
また、装置のスタンバイ中に、操作部305が再起動(リブート)を指示した場合、装置の状態はスタンバイ状態(a)から電源OFF状態(b)に遷移した後、再びスタンバイ状態(a)へと復帰する。
なお、上記の電力状態におけるユニットの給電状態は一例であり、本発明は上記構成に限定されるものではない。例えば、スタンバイ状態(a)と電源OFF状態(b)との間に、複数段階の省電力状態等を設けてもよい。本実施形態では、スタンバイ状態(a)よりも消費電力の小さく且つ電源OFF状態(b)よりも消費電力の大きい第一の省電力状態、第一の省電力状態よりも消費電力の小さく且つ電源OFF状態(b)よりも消費電力の大きい第二の省電力状態等を設ける。例えば、第一の省電力状態は、スタンバイ状態(a)から操作部305のディスプレイのバックライトの消灯を行う電力状態に対応する。また、第二の省電力状態は、第一の省電力状態から更にCPU301の動作クロックを低減させる電力状態に対応する。
<制御の全体像の説明>
図4は、第1実施形態の画像形成装置におけるCPU301の処理の一例を示すフローチャートである。図4及び後述する図5のフローチャートに示す処理の手順は、プログラムとしてROM303に記憶されており、CPU301が読み出して実行することで実現される。
CPU301は通電され処理を開始すると、電源SW313がONか否かを監視し、電源SW313がONになるまで監視を継続する(S401)。CPU301は、電源SW313がONであることが確認できた場合(S401でYesの場合)、まず操作部305への通電を開始する操作部305起動処理を実施する(S402)。
操作部305の起動処理が完了すると、電力指示信号線310を介して操作部305からCPU301に対して入力される電力指示信号310sの論理(論理値(レベル))が「High」に切り替わる。このため、CPU301は、電力指示信号310sの論理が「High」に切り替わるまでの間、電力指示信号310sの論理を監視する(S403)。CPU301は、電力指示信号310sの論理が「High」であると判断した場合(S403でYesの場合)、S404へ処理を進める。
S404では、CPU301は、供給可能な全てのモジュール対して電力を供給する処理である電源起動処理を実施し、装置の状態を図3(a)に示すスタンバイ状態へと遷移させる。
その後、CPU301は、操作部305からの印字要求が有るか否かを監視する(S405)。操作部305からの印字要求が有った場合(S405でYesの場合)、CPU301は、S406に処理を進める。S406では、CPU301は、画像形成処理を実行し、S407に処理を進める。
一方、印字要求が無いと判断した場合(S405でNoの場合)、CPU301は、S407に処理を進める。
S407では、CPU301は、電源SW313の状態がOFFか否かを確認する。電源SW313の状態がOFFだった場合(S407でYesの場合)、CPU301は、S411へ処理を進める。S411以降の処理については後述する。
一方、電源SW313の状態がOFFではないと判断した場合(S407でNoの場合)、CPU301は、S408に処理を進める。
S408では、CPU301は、シリアル通信線309を介したシリアル通信(以下単に「シリアル通信」という)が可能な状態であるかをチェックする。S408でのチェック方法としては、例えば所定のパケット送受信を行ってエラーの発生がないことや、あるいは所定時間内にシリアル通信によるやり取りがエラーの発生無く実施できていた実績を確認するなど、方法は問わない。
次にCPU301は、上記S408のシリアル通信チェック結果を確認し、シリアル通信が可能か否かを判断する(S409)。
まず、上記S409においてシリアル通信が可能であると判断した場合の動作を説明する。
CPU301は、シリアル通信が可能な状態であれば(S409でYesの場合)、S410に処理を進める。
S410では、CPU301は、シリアル通信による電力状態の切り替えを指示されているか否かを確認する。CPU301は、電力状態の切り替え指示が無いと判断した場合(S410でNoの場合)、S405に処理を戻し、処理を継続する。
一方、S410において電力状態の切り替え指示の受信を確認できた場合(S410でYesの場合)、CPU301は、S411に処理を進める。
S411では、CPU301は、シリアル通知で指示された電力状態に応じた準備処理を行う。S411における準備処理とは、例えばアクチュエータ等の各種負荷311の停止処理や、不揮発メモリ304へのデータの退避処理、シリアル通信の切断処理、また図示しない操作部305内部のデータ退避処理等を示す。なお、操作部305の電源断準備が完了すると、操作部305は電力指示信号310sの論理を「Low」に切り替える。このため、S412において、CPU301は、電力指示信号310sを監視し、電力指示信号310sの論理が「Low」に切り替わるのを待つ(S412)。
CPU301は、電力指示信号310sの論理が「Low」であることを確認した場合(S412でYesの場合)、S416に処理を進める。
S416では、CPU301は、上記シリアル通信で指示された電力状態に応じて対象モジュールへの電力供給を停止するための処理である電源断処理を実行する。上記シリアル通信での指示が電源OFFの指示であれば、S416の電源断処理により、装置の状態は図3(b)に示す電源OFF状態へと遷移する。また、上記シリアル通信での指示が省電力の指示であれば、S416の電源断処理により、装置の状態は図示しない省電力状態へと遷移する。例えば、操作部305のディスプレイのバックライトの消灯を行う第一の省電力状態や、第一の省電力状態から更にCPU301の動作クロックを低減させた第二の省電力状態とし、装置の電力消費を低減した状態(不図示)へと遷移する。
また一方、上記S409において、CPU301は、シリアル通信が不能と判断した場合(S409でNoの場合)、S413に処理を進める。
S413では、CPU301は、電力指示信号310sによる電力状態の指示があるか否かを判断するため、電力指示信号310sの論理の「Low」エッジを検出したか否かを確認する。電力指示信号310sの論理の「Low」エッジを検出していない場合(S413でNoの場合)、CPU301は、S405に処理を戻し、処理を継続する。
一方、電力指示信号310sの論理の「Low」エッジを検出した場合(S413でYesの場合)、CPU301は、S414に処理を進める。
S414では、CPU301は、電力指示信号の「Low」状態の検出時間に基づく信号パターン判定処理を実施し、S415に処理を進める。信号パターン判定処理については図5を用いて後述する。
S415において、CPU301は、上記S414において信号パターン判定結果が強制電源OFFと判断したか否かを確認する。強制電源OFF以外の指示(第一の省電力状態、リブート、又は、電源OFF)であると判断した場合(S415でNoの場合)、S411に処理を移行する。
一方、CPU301は、上記S414において信号パターン判定結果が強制電源OFFであった場合(S415でYesの場合)、CPU301は、S416へと処理を進め、電源断処理を実行する。
上記S416における電源断処理を実行後、CPU301は、まず操作部305からの指示が省電力の指示であったか否かを確認する(S417)。指示が省電力の指示の場合(S417でYesの場合)、CPU301は、S403に処理を戻し、操作部305が電力指示信号の論理を「High」にするのを待つ。
一方、操作部305からの指示が省電力の指示ではない場合(S417でNoの場合)、CPU301は、S418に処理を進める。
S418において、CPU301は、操作部305からの指示がリブート(再起動)の指示であったか否かを確認する。指示がリブートの指示の場合(S418でYesの場合)、CPU301は、S402に処理を戻し、電源の再起動を開始する。
一方、指示がリブートの指示ではない場合(S418でNoの場合)、CPU301は、S401へ処理を戻し、次のユーザ操作による起動指示として電源SW313がONになるのを待つ。
以上が、本実施形態における制御の全体像の説明である。
<信号パターン判定処理(S414)>
図5は、電力指示信号310sの信号パターン判定処理の一例を示すフローチャートである。なお、本フローチャートは図4におけるS414で示した処理の内部処理を示す。さらに、ここでは、電力指示信号310sの「Low」状態の検出時間に基づく信号パターンを判定する処理を例示するが、これに限定されるものではない。また、電力指示信号310sの信号パターンの定義については図6を用いて後述する。
CPU301は処理を開始すると、信号パターン判定のための起点となる、電力指示信号310sの「Low」を検出した現在時刻TLowを保存する(S501)。
さらに、CPU301は、電力指示信号310sの論理が、信号パターンの判定終了を示す「High」状態を検出したか否かを確認する(S502)。
まず、S502において電力指示信号の論理が「Low」状態である場合について説明する。ここで、電力指示信号310sの論理が「Low」状態であることは、信号パターンを形成するために「Low」状態を継続中である(まだ「High」状態を検出していない)ことを意味する。
CPU301は、電力指示信号310sの論理が「Low」状態であった場合(S502でNoの場合)、現在時刻であるTnowを取得する(S503)。
次に、CPU301は、TLowからのTnowまでの経過時間(Tnow-TLow)が、電源の強制OFF指示を示す閾値Tshutdownに到達しているか否かを判断する(S504)。CPU301は、経過時間がTshutdown以下であると場合(S504でNoの場合)、S502に処理を戻し、処理を継続する。
一方、CPU301は、経過時間がTshutdownを超えたと判断した場合、S505に処理を進める。
S505では、CPU301は、電力指示信号の信号パターン判定結果を「強制電源OFF」指示と判定し、信号パターン判定処理を終了する。
ここで、上記S502において電力指示信号の論理が「High」状態である場合について説明する。ここで、電力指示信号310sの論理が「High」状態であることは、信号パターンが確定したことを意味する。
CPU301は、電力指示信号310sの論理が「High」状態である場合(S502でYesの場合)、S506に処理を進める。
S506では、CPU301は、電力指示信号310sの「High」を検出した時刻THighを保存する。
さらに、CPU301は、THighとTLowとの差分(TLow-THigh)を表すTelpsを以下の式(1)の通り算出する(S507)。
Figure 2022113365000002
次にCPU301は、上記S507の算出結果を基に、Telpsが「第一の省電力」指示と判断される時間であるTslp_minからTslp_maxの間(Tslp_min<Telps≦Tslp_max)であるか否かを確認する(S508)。CPU301は、TelpsがTslp_minからTslp_maxの間である場合(S508でYesの場合)、S513に処理を進める。S513では、CPU301は、操作部305からの電力状態の指示が「第一の省電力」指示(第一の省電力状態への切り替えるための指示)であると判定し、信号パターン判定処理を終了する。
一方、CPU301は、TelpsがTslp_minからTslp_maxの間でない場合(S508でNoの場合)、S509に処理を進める。
S509では、CPU301は、Telpsがリブート指示と判断される時間であるTrb_minからTrb_maxの間(Trb_min<Telps≦Trb_max)であるか否かを確認する。この時、CPU301はTelpsがTrb_minからTrb_maxの間である場合(S509でYesの場合)、S512に処理を進める。
S512では、CPU301は、操作部305からの電力状態の指示が「リブート」指示」であると判定し、信号パターン判定処理を終了する。
一方、CPU301は、TelpsがTrb_minからTrb_maxの間でない場合(S509でNoの場合)、S510に処理を進める。
S510では、CPU301は、Telpsが電源OFF指示と判断される時間であるToff_minからToff_maxの間(Toff_min<Telps≦Toff_max)であるか否かを確認する。CPU301は、TelpsがToff_minからToff_maxの間である場合(S510でYesの場合)、S511に処理を進める。
S511では、CPU301は、操作部305からの電力状態の指示が「電源OFF」指示であると判定し、信号パターン判定処理を終了する。
一方、CPU301は、TelpsがToff_minからToff_maxの間でない場合(S510でNoの場合)、S505に処理を進める。この場合、CPU301は、予め想定したパターンが通知されなかったとして、保護処理のために、電力指示を「強制電源OFF」指示であると判定し、信号パターン判定処理を終了する。
なお、本フローチャートでは判定すべき信号パターンとして「第一の省電力」指示、「電源OFF」指示、「リブート」指示及び「強制電源OFF」指示を記載したが、判定すべきパターンはこの限りではない。例えば、本実施形態における「第二の省電力」指示(第二の省電力状態に切り替える指示)などの判定パターンを含めてもよい。
また、本実施形態において信号パターンは電力指示信号310sの「Low」論理の経過時間により定義すると記載したが、これに限定されるものではない。例えば、電力指示信号のトグル回数(電力指示信号のLow/Highの切り替わり回数)を基に電力指示を判定してもよい。
以上が、信号パターン判定処理の説明である。
<信号パターンの定義例>
図6は、本実施形態における電力指示信号310sの信号パターンの定義例を示す図である。
図6のように、信号パターン判定に必要な時間Telpsは、電力指示信号310sの論理が「Low」に変化したタイミングであるTLowから電力指示信号310sの論理が「High」に変化したタイミングであるTHighまでの経過時間で表される。
また、本例では、この信号パターンとして「第一の省電力状態」、「リブート(再起動)」、「電源OFF」、「強制電源OFF」の4つのパターンを定義している。
本例においては、まず、「第一の省電力状態」を判断するためのTelpsとして500ms、かつ図5のS508に記載のTslp_minに相当する値として450ms、Tslp_maxに相当する値として550msを定義している。すなわち、本定義例によれば、電力指示信号310sの論理が「Low」である期間が450msを超え、かつ550ms以下であった場合に、CPU301は操作部305からの電力指示が「第一の省電力」指示であると判断する。
次に、「リブート」を判断するためのTelpsとして1000ms、かつ図5のS509に記載のTrb_minに相当する値として950ms、Trb_maxに相当する値として1050msを定義している。すなわち、本定義例によれば、電力指示信号310sの論理が「Low」である期間が950msを超え、かつ1050ms以下であった場合に、CPU301は操作部305からの電力指示が「リブート」指示であると判断する。
また、「電源OFF」を判断するためのTelpsとして1500ms、かつ図5のS510に記載のToff_minに相当する値として1450ms、Toff_maxに相当する値として1550msを定義している。すなわち、本定義例によれば、電力指示信号310sの論理が「Low」である期間が1450msを超え、かつ1550ms以下であった場合に、CPU301は操作部305からの電力指示が「電源OFF」指示であると判断する。
最後に、「強制電源OFF」と判断するためのTshutdownとして2000msを定義している(図5のS504に記載)。すなわち、図5のS504において、電力指示信号310sの論理が「Low」の期間が2000msを超えた場合、操作部305からの電力指示が「強制電源OFF」指示であると判断する。また、S508、S509、S510のいずれでも、定義した信号パターン(第一の省電力状態、リブート、電源OFF)と判断できなかった場合にも、操作部305からの電力指示が「強制電源OFF」指示であると判断する。
なお、本例に記載した電力指示の信号パターン、及び各電力指示に対する定義時間は一例であり、これに限定されるものではない。
以上が、画像形成装置100の電力状態を切り替えるための指示に対応する電力指示信号310sの信号パターンの定義例の説明である。
以上説明したように、本実施形態では、シリアル通信のみでなく、単一の信号線である電力指示信号線310をも利用して、各々(双方)で、操作部305から制御部300に対する複数の電力状態を指示する。この時、単一の信号線である電力指示信号線310上の電力指示信号310sは、操作部305によって、予め定義されたパターンに基づき論理が変化する。制御部300が、この信号のパターンを判定することで、シリアル通信による指示ができない場合(不通等の場合)であっても、複数の電力パターンを適切に切り替えることが可能になる。よって、従来ではシリアル通信が不通の場合には強制的な電源オフしかできなかったが、本実施形態によれば、このような場合でも適切に電力状態を切り替えることが可能になる。また、単一の信号線である電力指示信号線310を介した信号により複数種類の電力指示を、操作部305から制御部300に通知するという簡単な構成をとることにより、制御基板等の大型化やコストアップを防止することができる。すなわち、簡単かつ安価な構成で確実に電力状態を切り替え可能な装置の提供が可能になる。
〔第2実施形態〕
第1実施形態では、シリアル通信により指示が受け取れない場合、電力指示信号310sの信号パターンに従ってシリアル通信での指示と同様に電力状態を切り替える構成であった。本第2実施形態では、シリアル通信による指示が可能な場合においても、その後の電力指示信号310sの信号パターンに応じて、最終的な電力モードを切り替える構成とする。この構成によれば、シリアル通信による電力状態を指示し、シリアル通信を終了した後に異常発生等により電力状態をさらに切り替える必要がある場合においても適切な処理が可能になる。
例えば、操作部305が「第一の省電力」指示を行い、図4のS411にてCPU301がシリアル通信の終了を含む電力断に向けた処理を行う過程で、操作部305内部のデータ退避処理に異常が生じ、電源OFFへと切り替えが必要な状況も起こり得る。第1実施形態の場合、このような状況では、すでにシリアル信号が切断されているため、一度、「第一省電力状態」から「スタンバイ状態」へ復帰後、改めてシリアル通信にて「電源OFF」を指示する必要がある。一方、第2実施形態においては、シリアル通信を切断後であっても電力指示信号310sによる指示が可能であるため、一度復帰させることなく電力状態を切り替えが可能になる。以下、詳細に説明する。
<第2実施形態の制御の説明>
図7を用いて、第2実施形態の制御内容について説明する。
図7は、第2実施形態の画像形成装置におけるCPU301の処理の一例を示すフローチャートである。図7のフローチャートに示す処理の手順は、プログラムとしてROM303に記憶されており、CPU301が読み出して実行することで実現される。なお、図7のS701~S707については夫々図4のS401~S407の制御と同等、またS719~S721については夫々図4のS416~S418の制御と同等であるため、ここでは説明を割愛する。
以下、S707以降の処理について説明する。
まず、S707において電源SW313の状態がOFFだった場合について説明する。
電源SW313の状態がOFFだった場合(S707でYesの場合)、CPU301は、S708へ処理を進める。
S708では、CPU301は、ユーザ指示により電源OFFへの遷移を指示されたと判断し、図4の411同等の、指示された電力状態に応じた準備処理を行う。
S708による準備処理が完了すると、CPU301は、操作部305の伝電断準備が完了したことを意味する、電力指示信号310sの論理が「Low」状態であるか否かを確認する(S709)。CPU301は、電力指示信号310sの論理が「Low」であることを確認するまで、S709の処理を繰り返す。
そして、CPU301は、電力指示信号310sの論理が「Low」であると判断すると(S709でYesの場合)、S710に処理を進める。
S710,S711では、CPU301は、電力指示信号310sによる電力指示の有無を確認するため、電力指示信号310sの論理が再び「High」に変化するか否かを所定時間監視する。
そして、CPU301は、所定時間以内に電力指示信号310sの論理が「High」となった場合(S710でYesの場合)、電力指示信号310sによる電力指示が通知されると判断し、S713に処理を進める。S713の処理については後述する。
CPU301は、所定時間以上、電力指示信号310sの論理が「Low」のままと判断した場合(S711でYesの場合)、現在の電力指示を確定し、S719に処理を進める。S719以降の処理については前述の通り割愛する。
次に、S707において電源SW313の状態がOFFではなかった場合について説明する。
CPU301は、S707において電源SW313の状態がOFFではないと判断した場合(S707でNoの場合)、S712に処理を進める。
S712において、CPU301は、シリアル通信による電力状態の切り替え指示があるか否かを確認する。シリアル通信による指示があると判断した場合(S712でYesの場合)、CPU301は、前述のS708からの処理を実行する。
一方、シリアル通信による指示がないと判断した場合(S712でNoの場合)、CPU301は、前述のS713に処理を進める。
S713では、CPU301は、電力指示信号310sの論理が「Low」状態であるか否かを確認する。ここでの電力指示信号310sの「Low」状態は、電力指示信号310sによる電力指示の開始を意味する。電力指示信号310sの論理が「Low」ではない場合(S713でNoの場合)、CPU301は、S705に処理を戻す。
一方、電力指示信号310sの論理が「Low」であると判断すると(S713でYesの場合)、CPU301は、S714に処理を進める。
S714では、CPU301は、電力指示信号の「Low」状態の検出時間に基づく信号パターン判定処理(図5)を行う。
CPU301は、S714において電力指示信号310sによる信号パターンの判定が終了すると、S715に処理を進める。
S715において、CPU301は、信号パターンによる電力状態の指示が「強制電源OFF」指示であるか否かを確認する。CPU301は、信号パターンによる電力状態の指示が「強制電源OFF」指示であると判断した場合(S715でYesの場合)、電源断処理を実施する(S719)。
一方、CPU301は、信号パターンによる電力状態の指示が「強制電源OFF」指示ではないと判断した場合(S715でNoの場合)、S716に処理を進める。
S716では、CPU301は、電力指示信号310sによる電力状態の指示内容と、S712において受信したシリアル通信による電力状態の指示内容とに相違があるか否かを確認する。ここで相違とは、シリアル通信による電力指示が未受信であり、かつ電力指示信号310sによる指示が存在する場合も含まれる。CPU301は双方の電力状態の指示に相違が無いと判断した場合、即ちシリアル通信による指示内容と電力指示信号310sによる指示内容が一致する場合(S716でNoの場合)、その指示内容に従い電源断処理を実施する(S719)。
一方、CPU301は、指示内容に相違があると判断した場合(S716でYesの場合)、S717に処理を進める。
S717では、CPU301は、電力指示信号310sによる電力状態の指示を優先し、制御内容を切り変え(電力指示信号310sによる電力指示に従う電力状態に応じた準備処理を行い)、S718へと処理を進める。
S718では、CPU301は、操作部305の電源断準備が完了したことを意味する、電力指示信号310sの論理が「Low」状態であるか否かを監視する。CPU301は、電力指示信号310sの論理が「Low」であることを確認するまで、S718の処理を繰り返す。CPU301は、電力指示信号310sの論理が「Low」であると判断すると(S718でYesの場合)、S719へ進み電源断処理を実施する(S719)。S719以降の処理については、前述の通り図4におけるS416以降の処理と同一であるため、ここでは説明を割愛する。
以上が、第2実施形態における制御の説明である。
なお、本実施形態においては、シリアル通信と電力指示信号310sによる指示が異なる場合は電力指示信号310sによる指示を優先としたが、これに限定されるものではない。例えば、シリアル通信と電力指示信号310sのうち先に指示された指示を優先するとしてもよい。
以上説明したように、本第2実施形態によれば、シリアル通信による指示が可能な場合においても、その後の電力指示信号310sの通知パターンに応じて、最終的な電力モードを切り替えることが可能となる。これにより、シリアル通信による電力状態を指示し、シリアル通信を終了した後に異常発生等により電力状態をさらに切り替える必要がある場合においても適切な処理が可能になる。
なお、上記各実施形態では、画像形成装置を用いて説明したが、本発明は、画像形成装置に限定されるものではない。本発明は、例えば、装置の電力状態を切り替えるための指示を行う指示側と、指示側からの指示に従い装置の電力状態を切り替える切り替え側を有する各種電子機器に適用可能である。そして、指示側と切り替え側とが所定の通信を可能にする通信線(シリアル通信線等)、及び、単一の信号線でそれぞれ接続される。また、指示側は、前記通信線を介した所定の通信、及び、前記信号線に出力する信号のパターンの各々(双方)により、装置の電力状態を切り替えるための指示を、前記切り替え側に対して通知する構成とする。さらに、切り替え側は、前記通信線を介した所定の通信、及び、前記信号線から入力される信号のパターンの各々(双方)により、装置の電力状態を切り替えるための指示を、前記指示側から受け取り可能な構成とする。
以上のように、各実施形態では、シリアル通信線等と単一の信号線を流れる信号のパターンの各々(双方)にて電力状態を切り替えるための指示を通知し、該各々で該指示を受け取り可能な構成を有する。これにより、安価な構成で確実に電力状態を切り替え可能な画像形成装置等の電子機器を提供することが可能になる。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上記各実施形態を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施形態及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
300 制御部
301 CPU
305 操作部
309 シリアル通信線
310 電力指示信号線
310s 電力指示信号

Claims (14)

  1. 複数の電力状態の切り替えが可能な電子機器であって、
    前記電子機器の電力状態を切り替える複数種類の指示が可能な指示部と、
    前記指示部から行われる前記指示に従い前記電子機器の電力状態を切り替える制御部と、
    前記指示部と前記制御部とを所定の通信のために接続する通信線と、
    前記指示部と前記制御部とを接続する単一の信号線と、を有し、
    前記指示部は、前記通信線を介した所定の通信、及び、前記信号線に出力する信号のパターンの各々により、前記指示を前記制御部に対して通知し、
    前記制御部は、前記通信線を介した所定の通信、及び、前記信号線から入力される信号のパターンの各々により、前記指示を前記指示部から受け取り可能なことを特徴とする電子機器。
  2. 前記複数種類の指示は、前記信号線を流れる信号が所定の論理値になってから他の論理値に変化するまでの経過時間に応じてぞれぞれ定義され、
    前記信号のパターンは、前記定義に対応する信号パターンであることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記複数種類の指示は、前記信号線を流れる信号の論理値の所定の時間あたりの切り替わり回数に応じてぞれぞれ定義され、
    前記信号のパターンは、前記定義に対応する信号パターンであることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記制御部は、前記通信線を介した所定の通信ができない場合には、前記信号線から入力される信号のパターンで通知された前記指示に従い、前記電子機器の電力状態を切り替えることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 前記制御部は、前記通信線を介した所定の通信で通知された前記指示と、前記信号線から入力される信号のパターンで通知された前記指示とが異なる場合、前記信号線から入力される信号のパターンで通知された前記指示に従い、前記電子機器の電力状態を切り替えることを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記制御部は、前記通信線を介した所定の通信で通知された前記指示と、前記信号線から入力される信号のパターンで通知された前記指示とが異なる場合、先に受け取った前記指示に従い、前記電子機器の電力状態を切り替えることを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  7. 前記制御部は、前記通信線を介した所定の通信により前記指示を受け取った後、前記信号線から入力される信号の論理値が切り替わったことに応じて、前記電子機器の電力状態を切り替えることを特徴とする請求項4~6のいずれか1項に記載の電子機器。
  8. 前記制御部は、
    前記通信線を介した所定の通信により前記指示を受け取った後、前記信号線から入力される信号の論理値が切り替わり、且つ、所定時間以内に、再度、該信号の論理値が切り替わらなかったことに応じて、前記電子機器の電力状態を切り替え、
    前記通信線を介した所定の通信により前記指示を受け取った後、前記信号線から入力される信号の論理値が切り替わり、且つ、所定時間以内に、再度、該信号の論理値が切り替わった場合、その後に前記信号線から入力される信号のパターンで通知された前記指示に従い、前記電子機器の電力状態を切り替えることを特徴とする請求項4又は5に記載の電子機器。
  9. 前記複数種類の指示には、前記電子機器を省電力状態にする指示が含まれることを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載の電子機器。
  10. 前記複数種類の指示には、前記電子機器を再起動する指示が含まれることを特徴とする請求項1~9のいずれか1項に記載の電子機器。
  11. 前記複数種類の指示には、前記電子機器の電源をオフにする指示が含まれることを特徴とする請求項1~10のいずれか1項に記載の電子機器。
  12. 前記制御部は、前記信号線から入力される信号が所定の時間以上、所定の論理値を継続している場合に、強制的に前記電子機器の電源をオフにすることを特徴とする請求項1~11のいずれか1項に記載の電子機器。
  13. 前記通信線は、シリアル通信線であることを特徴とする請求項1~12のいずれか1項に記載の電子機器。
  14. 画像形成装置であることを特徴とする請求項1~13のいずれか1項に記載の電子機器。
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