JP2022110372A - 表示制御装置、表示制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

Figure 2022110372000001
【課題】表示デバイスを至近距離で凝視して使用するような場合において、表示デバイスの経年劣化に対応した調整を適切に行うとともに、ユーザに違和感のない表示画像を提供できるようにする。
【解決手段】表示装置が、累積点灯時間を定期的に記録し、表示装置の表示素子が消灯している間に、累積点灯時間と、表示装置の記憶素子が記憶している表示素子の輝度を調整する調整値が記載された調整値テーブルを切り換えるための閾値と、を比較する。比較結果から、調整値テーブルを決定して、表示素子に対し調整値テーブルに記載された調整値を設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示制御装置、表示制御方法、及びプログラムに関する。
仮想空間を体験できる技術としてVR(Virtual Reality)技術が知られている。また、現実空間と仮想空間とをリアルタイム且つシームレスに融合させる技術として、複合現実感、いわゆるMR(Mixed Reality)技術が知られている。MR技術を用いたシステムとしては、ビデオシースルー型HMD(Head Mounted Display:頭部装着型表示装置)を利用したMRシステムがある。このようなMRシステムでは、HMD装着者はHMD内蔵の撮像ユニットによって取得された現実空間画像にCG(Computer Graphics)画像を重畳した合成画像を観察することができる。これらの画像は左右の眼に対応してそれぞれ独立しており、ステレオ動画像による立体的なMR空間をHMD装着者に提示できる。VRでは、現実空間画像の代わりに仮想空間画像が用いられる。
VRやMRシステムに代表される高精細かつ高精度な動画像を扱う装置では、表示デバイスとしてOLED(Organic Light-Emitting Diode)が用いられることも多い。OLEDに限らず一般的に表示デバイスにおいては、経年劣化が重要な課題の一つであり、これを低減または補正し、一定の輝度に保つことが求められている。
経年劣化を補正する技術としては、特許文献1には、ランプの累積点灯時間を記録し、使用開始から使用終了までの発光特性データと累積点灯時間との情報によりランプの明るさを制御する方法が開示されている。
特開2005-241708号公報
しかし、上記従来技術を、HMDのような表示デバイスを至近距離で凝視して使用する装置に適用すると、MR体験中に輝度が変化することによってHMD装着者が不自然に感じたり違和感を覚えたりして、MR体験の没入感を阻害してしまう可能性がある。
本発明は前述の問題点に鑑み、表示デバイスをユーザが至近距離で凝視して使用するような場合において、表示デバイスの経年劣化に対応した調整を適切に行うとともに、ユーザに違和感のない表示画像を提供できるようにすることを目的としている。
本発明に係る表示制御装置は、画像を表示する表示手段と、前記表示手段の累積点灯時間の情報を記憶する記憶手段と、前記表示手段に画像が表示されていない間に、前記記憶手段に記憶された累積点灯時間に基づいて、前記表示手段の少なくとも輝度を調整するための調整値を決定し、前記調整値を前記表示手段に設定するよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、表示デバイスを至近距離で凝視して使用するような場合において、表示デバイスの経年劣化に対応した調整を適切に行うとともに、ユーザに違和感のない表示画像を提供することができる。
第1の実施形態における撮像表示システムの内部構成例を示すブロック図並びに模式図である。 第1の実施形態における撮像表示システムの制御動作例を示すフローチャートである。 第2の実施形態における撮像表示システムの制御動作例を示すフローチャートである。 記憶素子に記憶される調整値テーブルのデータ構成例を説明するための図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を何ら限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組合せの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
まず、図1を用いて、本実施形態に係る撮像表示システム1について説明する。
図1は、本実施形態における表示制御装置を含む撮像表示システム1の内部構成例等を示す図である。図1(a)が内部構成例を示すシステムブロック図であり、図1(b)がシステムの外観および装着例を表した模式図である。図1に示す通り、撮像表示システム1においては、頭部装着型の表示制御装置(以下、HMD)10と、HMD10を制御する画像処理装置40とが、ケーブル20によって接続されている。さらに、撮像表示システム1は、現実空間と仮想空間とが融合した複合現実(MR)空間の画像(以下、合成画像)を生成してHMD10に提供する画像合成装置(PCWS:PC WorkStation、PCワークステーション)30を備えている。
なお、図1(b)では、画像合成装置30のPCIExpress拡張スロットには、画像処理装置40(図1(b)では図示せず)がPCIExpress拡張ボードとして設置されており、ケーブル20は画像処理装置40に接続される。画像処理装置40は、Thunderbolt3等で接続された別筐体でもよい。また、ケーブル20は、有線接続の通信経路として図示しているが、無線接続の通信経路を用いてもよい。
HMD10の構成について説明する。HMD10は、表示素子110aおよび110bと、IMU(Inertial Measurement Unit)120と、SW(スイッチ)130と、記憶素子140とを備えている。さらにHMD10は、撮像素子150aおよび150bと、通信制御回路190とを備えている。
撮像素子150aおよび150bは、CMOS(Complementary Metal Oxide Semidonductor)イメージセンサやCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサなどが用いられる。撮像素子150aおよび150bは、制御部400からの制御信号に基づいて設定された露光時間やセンサゲイン、露光開始タイミング等に従って、不図示の光学系を介して現実空間の撮像画像を取得する。
表示素子110aおよび110bは、OLEDやLCD(Liquid Crystal Display)などが用いられ、点灯中は不図示の光学系を介してHMD10のユーザに対して合成画像を表示する。
撮像表示システム1は右目用画像と左目用画像とを用いた立体画像を扱うため、撮像素子150aおよび150b、表示素子110aおよび110bは右目用と左目用とで対の構成となる。また、後述する制御部400の制御により撮像素子150aおよび150bの撮像画像から、合成画像のベースとなる背景用画像並びにCG画像を生成するための位置検出用画像を生成する。背景用画像および位置検出用画像は、必要とされる画角や解像度、画像処理などが異なるため、本実施形態では同じ撮像素子の撮像画像から他方を切り出す方法を想定しているが、別々の撮像素子を用いてもよい。
IMU120は、3軸の角速度と加速度を検出し、装置の位置姿勢を算出する位置姿勢センサであり、HMD10の位置姿勢情報を検出する。SW130は、ユーザが操作することのできる入力手段である。記憶素子140には、表示素子110aおよび110bに関してそれぞれの輝度および色度を調整するための調整値が記載された調整値テーブルの他、累積点灯時間の情報が格納されている。他にも、記憶素子140には、各デバイスの調整値やHMD10のシリアル番号など多種多量の情報が格納されている。記憶素子140はEEPROMやFlashROM、SDカード等によって構成される。通信制御回路190は上記各デバイス類との通信および画像処理装置40との通信を行う。
画像合成装置30は、位置検出部300と、CG生成部310と、合成部320とで構成されている。
位置検出部300は、HMD10から位置検出用画像およびHMD10の位置姿勢情報を受信し、これらに基づいて、CG画像を生成する位置や視線の角度などCG画像生成に必要な情報をCG生成部310に出力する。
CG生成部310は、位置検出部300の出力に従って、所定のCG画像を生成する。CG画像は、画像処理装置40内の不図示のHDD(Hard Disk Drive)等に格納された不図示のCADデータを基にレンダリングされる。合成部320は、HMD10から伝送された背景用画像にCG画像を重畳することで合成画像を生成し、表示用画像として画像処理装置40を介してHMD10に対して出力する。
画像処理装置40を構成する制御部400は、撮像画像や表示画像に必要な画像処理を施すと共に、HMD10に搭載される全てのデバイスを制御し、画像合成装置30と協調動作する。立体画像の撮像および表示に関する技術については公知であるため、省略する。
次に、制御部400の表示素子の輝度に関する処理について、その制御フローを示した図2を用いて説明する。なお、以下の説明では輝度の調整について説明するが、併せて色度の調整を行う場合には、色度に関しても同様の手順で調整が行われるものとする。
図2(a)は、HMD10と画像処理装置40とをケーブル20で接続した状態でHMDを起動した時の処理の一例を示すフローチャートである。接続確認を行ってHMD10と画像処理装置40とが通信可能になり、かつ表示素子110aおよび110bの点灯がOFFであると判定されると、処理を開始する。そして、ステップS101において、制御部400は、まず記憶素子140から表示素子110aおよび110bの輝度に関する調整値テーブルおよび累積点灯時間の情報を読み出す。
ここで、図4を用いて、調整値テーブルの具体例について説明する。図4は、記憶素子140に記憶されている調整値テーブル500のデータ構成の一例を示す図である。調整値テーブル500は、計数用変数(index)と、調整値テーブル行切換用閾値と、調整値と、が対応付けて記憶されている。調整値テーブル行切換用閾値とは、後述の処理において用いられる、調整値テーブルの行切換をするための閾値である。
次に、ステップS102において、制御部400は、ステップS101で読み出した両データに基づいて、設定する調整値テーブルの行を選択する。行選択処理の詳細については、後述する。次に、ステップS103において、制御部400は、ステップS102で選択した調整値テーブルの行における調整値を、表示素子110aおよび110bに対してそれぞれ設定する。
次に、ステップS104において、制御部400は、表示素子110aおよび110bを点灯許可状態とする。点灯許可状態とは、表示素子110aおよび110bが点灯可能な状態であり、例えばSW130の操作により表示素子110aおよび110bを点灯することができる。
図2(b)は、図2(a)のステップS102で上述した調整値テーブルの行選択処理の詳細を示すフローチャートである。まず、ステップS201において、制御部400は、計数用変数iを初期化する。
次に、ステップS202において、制御部400は、計数用変数iが最大値未満か否かを判定する。制御部400は、計数化変数iが最大値未満であると判定した場合は、処理をステップS203に進める。一方、制御部400は、計数化変数iが最大値未満でないと判定した場合は、処理をステップS205に進める。
ステップS203において、制御部400は、累積点灯時間と、計数用変数番目(i番目)の調整値テーブル行切換用閾値とを比較して、累積点灯時間が切換用閾値より大きいか否かを判定する。制御部400は、累積点灯時間が切換用閾値より大きいと判定した場合は、処理をステップS205に進める。一方、制御部400は、累積点灯時間が切換用閾値以下であると判定した場合は、処理をステップS204に進める。ステップS204において、制御部400は、計数用変数iをインクリメントして、処理をステップS202に戻す。ステップS205において、制御部400は、輝度調整を行う際に参照する情報としてその計数用変数番目の調整値テーブルの行に決定する。
ここで、図4を参照して、具体的に例えば、累積点灯時間が1500時間であった場合について説明する。図4において、計数用変数が初期値「0」である場合、調整値テーブル切換用閾値は「5000時間」であるため、制御部400は、累積点灯時間が切換用閾値以下であると判定する。その後、制御部400は、計数用変数をインクリメントして、上記判定を再度行う。最終的に、計数用変数が「n-1」である場合に、調整値テーブル切換用閾値は「1000時間」であることから、制御部400は、累積点灯時間が切換用閾値より大きいと判定し、設定する調整値テーブルの行を行501に決定する。
なお、本実施形態では、記憶素子140が調整値テーブルを1つ記憶している例について説明しているが、記憶素子140が記憶している調整値テーブルは複数であってもよい。
図2(c)は、MR体験中、即ち表示素子110aおよび110bが点灯中に定期的に行う処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS301において、制御部400は、前回の処理時からの点灯時間をカウントする。次に、ステップS302において、制御部400は、ステップS301で算出した点灯時間を記憶素子140が記憶する累積点灯時間に加算し、現在までの累積点灯時間を算出する。
次に、ステップS305において、制御部400は、記憶素子140に記憶されている累積点灯時間をステップS302で算出した累積点灯時間に更新する。表示素子110aおよび110bが点灯中である場合は、図2(c)に示す通り、調整値テーブルの行選択処理および表示素子への設定処理は行わないようにしている。つまり、表示素子110aおよび110bの点灯中は、輝度補正の調整値は変更されないため、ユーザがMR体験中に不自然に感じたり違和感を覚えたりすることを防止することができる。なお、本フローの処理周期は、例えば5分間隔でも30分間隔でもよく、システムの要求仕様に応じて設定すればよい。
なお、本実施形態では、上記説明した通りのシステム構成によって表示素子の輝度補正を行ったが、本発明はこれによって何ら限定されるものではない。例えば、撮像素子を省いたVR装置や、HMD10と制御部400とが同一筐体の場合にも適用可能である。また、各種パラメータもシステム構成および装置の使用目的に応じて適宜設計してもよい。また、入力手段としてプッシュSWの他にもタッチパネルやジェスチャ動作を用いた方法などでもよい。さらに、制御構成をハードウェアとして実装してもソフトウェアによって実装してもよい。
本実施形態では、同型の別個体である任意のHMD10を制御部400に接続しても、輝度その他のパラメータを格納した記憶素子140がHMD10側にあるため、所定の画質で正しく動作する。同型の任意のHMD10を同型の別個体である任意の制御部400に接続しても同様である。
以上説明したように、本実施形態に係る撮像表示システムによれば、表示素子が消灯している間に輝度補正等を行うための調整値を決定し、表示素子の点灯中は輝度補正等の調整値を変更しないようにした。これにより、正しく輝度補正等を行いつつ、ユーザは不自然に感じたり違和感を覚えたりしないようにしてMRやVRを体験することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、接続確認を行ってHMD10と画像処理装置40とが通信可能になった場合に調整値を設定したが、それ以外に様々なタイミングで調整値の決定および設定を行ってもよい。本実施形態おいては、第1の実施形態の基本的な構成および処理プロセスと同様であるが、さらにこれらの処理に加え、所定のタイミングに従って調整値テーブルに係る処理を行う例として図3を参照しながら説明する。なお、第2の実施形態における撮像表示システムの内部構成は、第1の実施形態における撮像表示システムと同様であるため、説明を省略する。
図3(a)は、制御部400に対して表示素子110aおよび110bの消灯要求が発生した場合の処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS401において、制御部400は、表示素子110aおよび110bの消灯要求を受信する。ここで、消灯要求の例としては、例えばタイマによる自動パネルOFF機能が働く場合やユーザによるSW130の操作などが挙げられる。次に、ステップS402において、制御部400は、表示素子110aおよび110bを消灯するように制御する。
次に、ステップS403において、制御部400は、図2(b)を用いて説明した通り調整値テーブルの行を選択する。最後に、ステップS404において、制御部400は、ステップS403で選択した調整値テーブルの行における調整値を表示素子110aおよび110bにそれぞれ設定する。
以上の処理により、次回において表示素子110aおよび110bを点灯する際には、既に最新の累積点灯時間に係る輝度補正の調整値が設定された状態となる。
また、消灯要求ではなく点灯要求のタイミングで輝度補正の調整値を設定してもよい。図3(b)は、制御部400に対して表示素子110aおよび110bの点灯要求が発生した場合の処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS501において、制御部400は、表示素子110aおよび110bの点灯要求を受け付ける。ここで、点灯要求の例としては、例えばSW130の操作によりユーザがMR体験を開始する場合などが挙げられる。次に、ステップS502において、制御部400は、上述の通り調整値テーブルの行を選択する。
ステップS503において、制御部400は、選択した調整値テーブルの行における調整値を複数の表示素子110aおよび110bにそれぞれ設定する。ステップS504において、制御部400は、表示素子110aおよび110bを点灯するように制御する。以上の処理により、表示素子110aおよび110bを点灯する直前に、最新の累積点灯時間に係る輝度補正の調整値が設定された状態となる。
また、それ以外のタイミングで輝度補正等の調整値を設定するようにしてもよい。図3(c)は、MR体験開始時または体験中にユーザに対してメッセージをOSD(On Screen Display)表示する場合の処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS601において、制御部400は、表示素子110aおよび110bが点灯中において、OSD表示要求を受信する。ここで、OSD表示要求の例としては、ユーザによりSW130が操作された場合、体験時間制限タイマがタイムアウトした場合などが挙げられる。次に、ステップS602において、制御部400は、上述の通り調整値テーブルの行を選択する。
ステップS603において、制御部400は、選択した調整値テーブルの行における調整値を複数の表示素子110aおよび110bにそれぞれ設定する。ステップS603の処理とともに、ステップS604において、制御部400は、OSD表示を行うように表示素子110aおよび110bを制御する。
なお、ステップS603およびステップS604は略同時に実行するのが望ましく順番が逆であってもよい。以上のように、OSD表示のように輝度が大きく変化するタイミングで経年劣化に伴う輝度の調整を行うため、ユーザが不自然に感じたり違和感を覚えたりしないようにすることができる。
図3(d)は、MR体験開始時または体験中にユーザに対してOSD表示されているメッセージを消す場合の処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS701において、制御部400は、OSD非表示要求を受信する。ここで、OSD非表示要求の例としては、ユーザによりSW130が操作された場合、OSD表示自動終了タイマがタイムアウトした場合などが挙げられる。次に、ステップS702において、制御部400は、上述の通り調整値テーブルの行を選択する。
次に、ステップS703において、制御部400は、選択した調整値テーブルの行における調整値を複数の表示素子110aおよび110bにそれぞれ設定する。ステップS703の処理とともに、ステップS704において、制御部400は、OSD表示を停止するように表示素子110aおよび110bを制御する。
なお、ステップS703およびステップS704は略同時に実行するのが望ましく、順番が逆であってもよい。以上のように、OSD非表示のように輝度が大きく変化するタイミングで経年劣化に伴う輝度の調整を行うため、ユーザが不自然に感じたり違和感を覚えたりしないようにすることができる。
なお、本実施形態では、上記説明した通りのシステム構成によって表示素子の輝度補正を行ったが、本発明はこれによって何ら限定されるものではない。例えば、図3(a)および図3(b)においてユーザによるSW130の操作の代わりに、非図示の近接センサを用いてユーザがHMD10を装着または取り外したことを検知する構成を適用してもよい。また、図3(a)および図3(b)においてユーザによるSW130の操作の代わりに、非図示の視線検知センサを用いてユーザの視線が表示素子110aおよび110bを向いているか否かを検知する構成を適用してもよい。また、各種パラメータもシステム構成および装置の使用目的に応じて適宜設計してもよい。また、入力手段としてプッシュSWの他にもタッチパネルやジェスチャ動作を用いた方法などでもよい。さらに、制御構成をハードウェアとして実装してもソフトウェアによって実装してもよい。
以上のように本実施形態によれば、ユーザがMRまたはVRを体験していない様々なタイミングで最新の累積点灯時間に基づく輝度補正等の調整値を設定するようにした。これにより、より適切な調整値で経年劣化に対する輝度補正等を行うことができる。
(その他の実施形態)
前述した実施形態では、記憶素子140に調整値テーブルが予め記憶されており、調整値テーブルを用いて調整値を決定したが、累積点灯時間に基づいて調整値を算出するようにしてもよい。この場合、累積点灯時間と調整値とを関連付けた数式を記憶し、制御部400はこの数式を用いて累積点灯時間から調整値を直接算出する。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
110a,b 表示素子、140 記憶素子、400 制御部

Claims (14)

  1. 画像を表示する表示手段と、
    前記表示手段の累積点灯時間の情報を記憶する記憶手段と、
    前記表示手段に画像が表示されていない間に、前記記憶手段に記憶された累積点灯時間に基づいて、前記表示手段の少なくとも輝度を調整するための調整値を決定し、前記調整値を前記表示手段に設定するよう制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記記憶手段は、複数の調整値を含むテーブルをも記憶し、
    前記制御手段は、前記累積点灯時間に基づいて前記テーブルから調整値を選択し、前記表示手段に設定する調整値として決定することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記表示手段に画像が表示されている時間をカウントし、前記記憶手段に記憶されている累積点灯時間を更新することを特徴とする請求項1または2に記載の表示制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記表示手段との接続が確認された場合に、前記累積点灯時間に基づいて前記調整値を決定し、前記調整値を前記表示手段に設定した後に前記表示手段による表示を許可すること
    を特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記表示手段への表示要求を取得した場合に、前記累積点灯時間に基づいて前記調整値を決定し、前記調整値を前記表示手段に設定した後に前記表示手段に画像を表示させること
    を特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  6. 前記制御手段は、ユーザによってスイッチが操作されたことを検知することにより前記表示手段への表示要求を取得すること
    を特徴とする請求項5に記載の表示制御装置。
  7. 前記表示制御装置は、頭部装着型表示装置であり、
    前記制御手段は、ユーザに前記頭部装着型表示装置が装着されていることを検知することにより前記表示手段への表示要求を取得すること
    を特徴とする請求項5に記載の表示制御装置。
  8. ユーザの視線を検知する視線検知手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記視線検知手段によってユーザの視線が前記表示手段の方を向いていないことが検知された場合に、前記累積点灯時間に基づいて前記調整値を決定し、前記調整値を前記表示手段に設定した後に前記表示手段に画像を表示させること
    を特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  9. 前記制御手段は、前記表示手段への非表示要求を取得した場合に、前記表示手段での表示を停止させた後に前記累積点灯時間に基づいて前記調整値を決定し、前記調整値を前記表示手段に設定すること
    を特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  10. 画像を表示する表示手段と、
    前記表示手段の累積点灯時間の情報を記憶する記憶手段と、
    前記表示手段におけるOSD表示または非表示の要求に応じて、前記記憶手段に記憶された累積点灯時間に基づいて、前記表示手段の少なくとも輝度を調整するための調整値を決定し、前記調整値を前記表示手段に設定するとともに、前記表示手段においてOSD表示または非表示に切り替えるよう制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする表示制御装置。
  11. 画像を表示する表示手段と、前記表示手段の累積点灯時間の情報を記憶する記憶手段と、を有する表示制御装置の表示制御方法であって、
    前記表示手段に画像が表示されていない間に、前記記憶手段に記憶された累積点灯時間に基づいて、前記表示手段の少なくとも輝度を調整するための調整値を決定し、前記調整値を前記表示手段に設定するよう制御する制御工程、
    を有することを特徴とする表示制御方法。
  12. 画像を表示する表示手段と、前記表示手段の累積点灯時間の情報を記憶する記憶手段と、を有する表示制御装置の表示制御方法であって、
    前記表示手段におけるOSD表示または非表示の要求に応じて、前記記憶手段に記憶された累積点灯時間に基づいて、前記表示手段の少なくとも輝度を調整するための調整値を決定し、前記調整値を前記表示手段に設定するとともに、前記表示手段においてOSD表示または非表示に切り替えるよう制御する制御工程、
    を有することを特徴とする表示制御方法。
  13. 画像を表示する表示手段と、前記表示手段の累積点灯時間の情報を記憶する記憶手段と、を有する表示制御装置を制御するためのプログラムであって、
    前記表示手段に画像が表示されていない間に、前記記憶手段に記憶された累積点灯時間に基づいて、前記表示手段の少なくとも輝度を調整するための調整値を決定し、前記調整値を前記表示手段に設定するよう制御する制御工程、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  14. 画像を表示する表示手段と、前記表示手段の累積点灯時間の情報を記憶する記憶手段と、を有する表示制御装置を制御するためのプログラムであって、
    前記表示手段におけるOSD表示または非表示の要求に応じて、前記記憶手段に記憶された累積点灯時間に基づいて、前記表示手段の少なくとも輝度を調整するための調整値を決定し、前記調整値を前記表示手段に設定するとともに、前記表示手段においてOSD表示または非表示に切り替えるよう制御する制御工程、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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