JP2022108533A - 光触媒モジュール及び光触媒モジュールが組み込まれた電気製品 - Google Patents

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文夫 徳岳
Fumio Tokutake
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Abstract

【課題】既存の機器に、改変を加えることなく容易に、光触媒作用による有害物の酸化分解の機能を付加できるようにする。【解決手段】第2枠体は、第1枠体の内側に第2の枠体の内側が対面して第1枠体に組み合わせられる。第1枠体には、外側と内側を連通する第1枠体開口部が設けられ、第1枠体開口部内に光触媒フィルタの空気通過孔が位置されると共に、光触媒フィルタのオモテ面が第1枠体の内側に向いて、第1枠体の内側に光触媒フィルタが配置される。第2枠体には、外側と内側を連通する第2枠体開口部が設けられ、第2枠体開口部内に光源固定板開口部が位置されると共に、光源固定板のオモテ面が第2枠体の内側に向いて、第2枠体の内側に光源固定板が配置されて、光触媒モジュールが構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、光触媒フィルタと光触媒を励起する光源とを含んで構成される光触媒モジュール及びこの光触媒モジュールが組み込まれた電気製品に関する。
従来より、光触媒を利用してウイルスなどの有害物を捕獲、分解除去する光触媒フィルタが開発され、製品化されている。
現在市販されている光触媒フィルタは、アルミナセラミック多孔質体を基材として、その基材表面に酸化チタン(二酸化チタン:TiO2)からなる紫外線応答型の光触媒層を形成したものが主流を占めている。なお、酸化チタンには、光触媒性能の高いアナターゼ型が主として使用される。酸化チタンは、光触媒活性層の比表面積を拡大させて分解除去能力を高めるために、粒径が小さい微粒子、とりわけ粒径数ナノオーダーのナノ粒子が用いられる。
光触媒フィルタは、空気清浄用、水(汚染排水)清浄用と様々な用途に用いられる。また空気清浄用としても、空気清浄機内に収容されるもの、室内への空気導入路あるいは室外への空気排気路に取り付けられるものなどがあり、様々な場所に設けることができる。
光触媒フィルタを、たとえば空気清浄機内に収容する場合には、空気清浄機の筐体内に、光触媒フィルタに加えて、紫外線ランプが収容される。紫外線ランプは、光触媒に紫外線を照射し光触媒を励起し空気中の有害物を酸化分解させるために用いられる。また同筐体内に、外気を取り込み光触媒フィルタに空気を通過させて外部に排出させるために吸入ファンが収納される。
これにより空気清浄機に外気が取り込まれて光触媒フィルタを外気が通過し、その際に有害物が光触媒フィルタで捕獲、分解除去され、清浄な空気となって外部に排出される。
光触媒の基材に、セラミックを用いているのは、表面に凹部が形成されており、それにより、吸水性があり、光触媒フィルタの製造の際に酸化チタンのスラリーを表面で吸水して保持できる利点があること、また紫外線を照射しても酸化しにくいこと、などの理由からである。また、アルミナセラミックを用いているのは、光の反射性がよく紫外線が光触媒に効率よく照射され酸化分解能力が高まるなどの理由からである。
また光触媒の基材を多孔質体としているのは、有害物除去対象となる空気を通過させるため、また光透過性を高めて光触媒に紫外光を効率よく照射して酸化分解能力を高めるためなどの理由による。
本出願人は、下記特許文献1を出願している。特許文献1には、紫外線ランプを光触媒フィルタの中空部に挿通し肉厚部の内周面に対して所定の大きさの隙間を以って配置するという発明が記載されている。特許文献1に示される発明によれば、従来の空気清浄装置に用いられる光触媒フィルタに比して小さいサイズの光触媒フィルタでありながら、従来以上あるいは従来と同等の空気清浄能力を発揮する。よって空気清浄装置の小型化を図ることができる。
また、本出願人は、下記特許文献2を特許出願し、特許を受けている。特許文献2には、少なくともアルミナセラミックを基材とする光触媒フィルタよりも脆性破壊しにくい光触媒フィルタ、望ましくは、更に強度的に強く、任意の形状、大きさに容易に形成でき、軽く、薄い光触媒フィルタを市場に提供することを目的として、プラスチック、金属、ガラスなど、既存のセラミックよりも脆性破壊し難い材料を基材とする光触媒フィルタに関する発明が記載されている。上記特許文献2に記載された発明によれば、光触媒フィルタの基材を、プラスチック、金属、ガラスなどの広範な材料の中から選択できるようになった。
再表2012-117547号公報 特許第5395253号公報
市販の空気清浄機は、ゴミ除去フィルタ、HEPAフィルタ(高性能エアフィルタ)、活性炭フィルタから構成されている。活性炭フィルタは、脱臭のために使用される。
ここで既存の空気清浄機の活性炭フィルタを光触媒モジュールに入れ換えることができれば、既存の空気清浄機に改変を加えることなく光触媒作用による有害物の酸化分解機能を新たに付加することができる。このため光触媒作用による有害物の酸化分解の機能を取り入れた空気清浄機を開発、製造するためのコストを抑制することができる。また従来の脱臭効果に除菌効果が新たに付加されるために、空気清浄機の性能を向上させることができる。さらにエアコンや各種ファン等、空気を取り入れる機能を有する機器に同様に光触媒モジュールを適用することができれば、開発、製造のためのコストを抑制しつつ各種機器に空気清浄能力を新たに付加することが可能となる。
本発明は、既存の機器に、改変を加えることなく容易に、光触媒作用による有害物の酸化分解の機能を付加できるようにすることを課題とする。
第1の態様は、オモテ面と裏面を連通する空気通過孔が複数形成され、板状部材と、当該板状部材の少なくとも裏面に担持された光触媒層を含んで構成された光触媒フィルタと、前記光触媒層の光触媒を励起する複数の光触媒励起用光源が裏面に固定されて配置され、オモテ面と裏面を連通する光源固定板開口部が形成された光源固定板と、第1枠体と、前記第1枠体の内側に第2の枠体の内側が対面して前記第1枠体に組み合わせられる第2枠体を備え、前記第1枠体には、外側と内側を連通する第1枠体開口部が設けられ、当該第1枠体開口部内に前記光触媒フィルタの前記空気通過孔が位置されると共に、前記光触媒フィルタのオモテ面が当該第1枠体の内側に向いて、当該第1枠体の内側に前記光触媒フィルタが配置され、前記第2枠体には、外側と内側を連通する第2枠体開口部が設けられ、当該第2枠体開口部内に前記光源固定板開口部が位置されると共に、前記光源固定板のオモテ面が当該第2枠体の内側に向いて、当該第2枠体の内側に前記光源固定板が配置される、光触媒モジュールである。
第2の態様は、第1の態様において、前記第2枠体は、前記第1枠体に対面する方向に延設され、前記光触媒励起用光源と前記光触媒層の距離を規定し、前記第1枠体に配置された前記光触媒フィルタを押えるための光触媒フィルタ用押え支柱部を含んで構成されている、光触媒モジュールである。
第3の態様は、第1又は第2の態様において、前記第1枠体は、前記第2枠体に対面する方向に延設され、前記光触媒励起用光源と前記光触媒層の距離を規定し、前記第2枠体に配置された前記光源固定板を押えるための光源固定板用押え支柱部を含んで構成されている、光触媒モジュールである。
第4の態様は、第2又は第3の態様において、前記光触媒フィルタ用押え支柱部は、前記触媒フィルタの周縁部に対応した位置に設けられている、光触媒モジュールである。
第5の態様は、第3又は第4の態様において、前記光源固定板用押え支柱部は、前記光源固定板の中央部に対応した位置に設けられている、光触媒モジュールである。
第6の態様は、第1から第5の態様のいずれかにおいて、前記第1枠体は、前記第2枠体に対面する方向に凸となるように形成された第1凸部を備え、前記第2枠体は、前記第1枠体に設けられた前記第1凸部に対応して形成され、前記第1枠体に組み合わされた際に、前記第1凸部に嵌め合わされる第2凹部を備えている、光触媒モジュールである。
第7の態様は、第6の態様において、前記第1凸部は、前記第2枠体に対面する方向に延設され、前記光触媒励起用光源と前記光触媒層の距離を規定し、前記第2枠体に配置された前記光源固定板を押えるための光源固定板用押え支柱部である、光触媒モジュールである。
第8の態様は、第1から第7の態様のいずれかにおいて、前記第2枠体は、前記第1枠体に対面する方向に凸となるように形成された第2凸部を備え、前記第1枠体は、前記第2枠体に設けられた前記第2凸部に対応して形成され、前記第2枠体に組み合わされた際に、前記第2凸部に嵌め合わされる第1凹部を備えている、光触媒モジュールである。
第9の態様は、第1から8のいずれかにおいて、前記光源固定板の外周に、係合用凸部が延設され、前記第2枠体の内側の側面に、前記係合用凸部が係合される係合用凹部が設けられている、光触媒モジュールである。
第10の態様は、第1から第9の態様において、前記第1枠体には、前記第1枠体開口部を複数に画成する第1枠体ピラーが設けられ、複数の前記第1枠体開口部それぞれに対応して、前記光触媒フィルタが配置される、光触媒モジュールである。
第11の態様は、第10の態様において、前記第2枠体には、前記第1枠体ピラーに対応して、前記第2枠体開口部を複数に画成する第2枠体ピラーが設けられ、前記光源固定板は、前記第2枠体ピラーを跨いで配置される、光触媒モジュールである。
第12の態様は、第6の態様において、前記第2枠体には、前記第2枠体開口部を複数に画成する第2枠体ピラーが設けられ、前記光源固定板は、前記第2枠体ピラーを跨いで配置され、前記光源固定板用押え支柱部は、前記第2枠体ピラーに対応した位置に設けられている、光触媒モジュールである。
第13の態様は、第1から第12の態様のいずれかにおいて、前記第1枠体及び前記第2枠体のいずれか一方の枠体に係合部材が設けられ、他方の枠体に、両第1及び第2枠体が組み合わせられる際に前記係合部材に係合される被係合部材が設けられる、光触媒モジュールである。
第14の態様は、第13の態様において、前記係合部材は、弾性変形する爪部材を含んで構成され、前記被係合部材は、前記爪部材が挿入される挿入口を含んで構成される、光触媒モジュールである。
第15の態様は、第1から第14の態様のいずれかにおいて、前記光触媒層は、酸化チタン層であり、前記光触媒励起用光源は、紫外線発光ダイオードである、光触媒モジュールである。
第16の態様は、第1から第14の態様のいずれかにおいて、前記光触媒層は、酸化タングステン層又は酸化チタンに貴金属を添加した層であり、前記光触媒励起用光源は、可視光線発光ダイオードである、光触媒モジュールである。
第17の態様は、第15又は第16の態様において、前記光源固定板は、金属板上に、前記複数の光触媒励起用光源に電気的に接続されるプリント配線が形成された金属プリント配線板である、光触媒モジュールである。
第18の態様は、第17の態様において、前記第2枠体には、前記プリント配線に電気的に接続される配線コードが挿通される配線コード相通孔が形成され、前記配線コードは、前記第2枠体の外部のコネクタに電気的に接続されている、光触媒モジュールである。
第19の態様は、第1から第18の態様のいずれかにおいて、前記第1枠体と前記第2枠体を組み合わせた厚さは、30mm以下であり、前記複数の光触媒励起用光源と前記光触媒層との距離は、3mm~22mmの範囲である、光触媒モジュールである。
第20の態様は、第1から第18の態様のいずれかにおいて、前記第1枠体と前記第2枠体を組み合わせた厚さは、10mm以下であり、前記複数の光触媒励起用光源と前記光触媒層との距離は、1mm~3mmの範囲であり、前記複数の光触媒励起用光源は、前記複数の光触媒励起用光源から照射される光による前記光触媒層の面内照度のバラつきが一定レベル以下になるように、隣り合う光触媒励起用光源が近接して配置されている、光触媒モジュールである。
第21の態様は、オモテ面と裏面を連通する空気通過孔が複数形成されると共に、樹脂又はセラミックで構成され、裏面に、複数の光源収納用凹部が形成された板状部材と、当該板状部材の少なくとも前記複数の光源収納用凹部に担持された光触媒層を含んで構成された光触媒フィルタと、
前記光触媒層の光触媒を励起し、前記光源収納用凹部内に1又は2以上の光触媒励起用光源が収納できる程度の大きさの光触媒励起用光源が複数、裏面に固定されて配置され、オモテ面と裏面を連通する光源固定板開口部が形成された光源固定板と、前記光源収納用凹部内に1又は2以上の前記光触媒励起用光源が収納されるように前記光触媒フィルタ及び前記光源固定板の裏面同士が対面して前記光触媒フィルタ及び前記光源固定板が収容される枠体とを備えた光触媒モジュールである。
第22の態様は、オモテ面と裏面を連通する空気通過孔が複数形成されると共に、光触媒励起用光源で発光される光を透過する光透過性樹脂で構成された光透過性板状部材と、前記光透過性板状部材の少なくともオモテ面に担持され、光触媒励起用光源で発光される光によって励起される光触媒層と、前記光透過性板状部材の裏面に担持され、前記光触媒励起用光源で発光される光を反射する光反射層と、を含む光触媒フィルタと、前記光触媒フィルタの側面を支持し、当該側面に向けて光を発光する前記光触媒励起用光源が固定されている枠部材とを備えた光触媒モジュールである。
第23の態様は、第21の態様において、前記枠体の厚さは、10mm以下である、光触媒モジュールである。
第24の態様は、第22の態様において、前記枠部材の厚さは、10mm以下である、光触媒モジュールである。
第25の態様は、第1から第21の態様及び第23の態様のいずれかにおいて、前記樹脂で構成された前記板状部材は、フッ素樹脂で構成されている、光触媒モジュールである。
第26の態様は、第1から第21の態様及び第23、25の態様のいずれかにおいて、前記セラミックで構成された前記板状部材は、アルミナセラミック多孔質体で構成されている、光触媒モジュールである。
第27の態様は、第1から第26の態様のいずれかにおいて、前記第1枠体及び前記第2枠体又は前記枠体又は前記枠部材は、酸化防止剤が添加されて成型されたポリカーボネートで構成されている、光触媒モジュールである。
第28の態様は、第1から第27の態様のいずれかにおいて、前記光触媒層は、酸化チタン層であり、前記光触媒励起用光源は、紫外線発光ダイオードである、光触媒モジュールである。
第29の態様は、第1から第27の態様のいずれかにおいて、前記光触媒層は、酸化タングステン層又は酸化チタンに貴金属を添加した層であり、前記光触媒励起用光源は、可視光線発光ダイオードである、光触媒モジュールである。
第30の態様は、第1から第29の態様のいずれかにおいて、空気取り入れ口を有する電気製品であって、光触媒モジュールが組み込まれた電気製品である。
第31の態様は、第30の態様において、空気清浄機のフィルタ収納箇所に、光触媒モジュールが収納されている、光触媒モジュールが組み込まれた電気製品である。
第32の態様は、第30の態様において、エアコンの空気取り入れ口又はエアコンの内部に、光触媒モジュールが設置されている、光触媒モジュールが組み込まれた電気製品である。
第33の態様は、第30の態様において、ファンの空気取り入れ口に、光触媒モジュールが設置されている、光触媒モジュールが組み込まれた電気製品である。
第34の態様は、第1から第29の態様のいずれかにおいて、前記板状部材は、樹脂又はセラミック又は樹脂とセラミックの接合体又は石膏ボードで構成された板状部材である、光触媒モジュールである。
第35の態様は、第30から第33の態様のいずれかにおいて、前記板状部材は、樹脂又
はセラミック又は樹脂とセラミックの接合体又は石膏ボードで構成された板状部材である光触媒モジュールが組み込まれた電気製品である。
第1の態様から第35の態様において、既存の空気清浄機等の機器に、改変を加えることなく容易に、光触媒作用による有害物の酸化分解の機能を付加することができる。
図1は、第1実施形態の光触媒モジュールの断面図である。 図2(A)は、光触媒フィルタを示す図で、図2(B)は、セラミックで構成された光触媒フィルタを示す図である。 図3は、第1実施形態の第1枠体を例示する図で、図3(A)は第1枠体を内側からみた斜視図で、図3(B)は第1枠体を外側から見た正面図である。 図4は、光源固定板が配置された第2枠体を内側から見た図である。 図5は、光源固定板が配置された第2枠体を外側から見た図である。 図6は、第1枠体と第2枠体の組み合わせ状態を示す斜視図で、光触媒モジュールを第1枠体の外側から見た斜視図である。 図7は、第1枠体と第2枠体の組み合わせ状態を示す斜視図で、光触媒モジュールを第2枠体の外側から見た斜視図である。 図8は、光触媒モジュールを第2枠体の外側から見た平面図である。 図9(A)、(B)は、光触媒モジュールを空気清浄機に適用した実施例を説明する図である。 図10(A)、(B)は、光触媒モジュールをエアコンに適用した実施例を説明する図である。 図11(A)、(B)は、光触媒モジュールをシーリングファンに適用した実施例を説明する斜視図である。 図12(A)、(B)は、光触媒モジュールをシーリングファンに適用した実施例を説明する断面図である。 図13は、第2実施形態の光触媒モジュールの断面図である。 図14は、第2実施形態の光触媒フィルタの裏面を例示する平面図である。 図15は、第3実施形態の光触媒モジュールの断面図である。 図16は、第3実施形態の触媒モジュールの構成要素を分解して示す斜視図である。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る光触媒モジュールの第1実施形態について図1乃至図8を併せ参照して説明する。
図1は、第1実施形態の光触媒モジュール1の断面図である。
図2(A)は、光触媒フィルタ300を示す図で、図2(B)は、セラミックで構成された光触媒フィルタ300を示す図である。
図1に示すように、第1モジュール1は、第1枠体100と、2枚の光触媒フィルタ300と、1つの光源固定板400と、第2枠体200を含んで構成されている。
図2(A)に示すように、光触媒フィルタ300は、板状部材310と光触媒層320を含んで構成されている。
板状部材310は、オモテ面300Aと裏面300Bを連通する空気通過孔330が複数形成され、樹脂又はセラミックで構成されている。板状部材310を樹脂で構成する場合は、耐候性、つまり酸化抑制に優れたアクリル等の合成樹脂で構成することが望ましく、とりわけ酸化抑制効果に優れるフッ素樹脂で構成することが望ましい。例えば合成樹脂で板状に成型するに際して、同時に板面を貫通する複数の円形状の空気通過孔330が等間隔に成型される。
また酸化抑制効果に優れたものであれば無機材料で板状部材310を構成することができる。例えば樹脂とセラミックの接合体又は石膏ボードで板状部材310を構成することができる。
樹脂とセラミックの接合体を用いているのは、次の理由による。すなわち、プラスチック等の樹脂は強度は強いが光触媒反応で劣化するため使用できない。また、セラミッククロスは光触媒に劣化しないが変形するため使用できない。そこで、例えば孔開きのプラスチック板にセラミッククロスを接着させて、樹脂とセラミックの接合体として光触媒フィルタの基材に使用する。これにより樹脂、セラミックそれぞれの欠点を補うことができる。
図2(B)に示すように、板状部材310がセラミックで構成されている場合には、多数の空気通過孔330を有するアルミナセラミック多孔質体で構成することが望ましい。
板状部材310の少なくとも裏面300Bには、光触媒層320が担持されている。光触媒層320は、紫外線によって励起される酸化チタン(二酸化チタン)層である。酸化チタン(二酸化チタン)はアナターゼ型のもの又はアナターゼ型とルチル型を組み合わせたものを用いるのが望ましい。また光触媒層320は、可視光によって励起される酸化タングステン層又は酸化チタンに貴金属、例えばプラチナを添加した層である。例えば板状部材310の裏面300Bにサンドブラストを施し、担持のための粗い面の下地を形成する工程を経て、板状部材310上に光触媒層320が積層される。
光触媒層320は、図1に示すように光触媒励起用光源410で発光される光が照射される側の裏面300Bに少なくとも担持されていればよいが、オモテ面300Aに光触媒層320、側面に担持してもよい。光触媒フィルタ300の厚さは、例えば1mmである。
図4は、光源固定板400が配置された第2枠体200を内側200Bから見た図である。
図1、図4に示すように、光源固定板400の裏面400Bには、光触媒層320の光触媒を励起する複数の光触媒励起用光源410が固定されて配置されている。光源固定板400には、オモテ面400A(図4中の背面)と裏面400Bを連通する光源固定板開口部420が形成されている。
光源固定板400は、例えばアルミ板を含んで構成されている。光源固定板400の厚さは、例えば1mmである。光源固定板400には、例えば6つの矩形状の光源固定板開口部420が開口している。光源固定板開口部420は、光源固定板400の中央部400Cを挟んで図4中の上下対称にそれぞれ4つ形成されている。例えばアルミ板材を打ち抜き加工することで光源固定板開口部420が形成される。
光触媒励起用光源410は、光触媒層320が酸化チタン層である場合には、例えば波長365nmの紫外線発光ダイオード(UV-LED)が使用される。光触媒励起用光源410は、光触媒層320が酸化タングステン層又は酸化チタンに貴金属例えばプラチナを添加した層である場合には、例えば波長405nmの可視光領域の光を発光する可視光線発光ダイオードが使用される。光触媒励起用光源410に紫外線発光ダイオード(UV-LED)を使用する場合、光源固定板400上の高さは、例えば2mmとなる。光源固定板400の裏面400B上に、例えば18個の光触媒励起用光源410が等間隔で配置されている。
光源固定板400は、アルミ板などの金属板上に、複数の光触媒励起用光源410に電気的に接続されるプリント配線430(図4中で部分的に破線で示す)が形成された金属プリント配線板で構成されている。
プリント配線430には配線コード440が電気的に接続されている。配線コード440には、コネクタ450が電気的に接続されている。コネクタ450を介して、図示しない電源から光触媒励起用光源410に、0.5~1Wの電力が供給される。
第2枠体200には、配線コード相通孔290が形成されている。光源固定板400が第2枠体200の内側200Bに配置された際に、配線コード相通孔290に配線コード440が挿通されて、コネクタ450が第2枠体200の外部に配置される。
図1に示すように、第2枠体200は、第1枠体100の内側100Bに、その第2の枠体200の内側200Bが対面して第1枠体100に組み合わせられる。
図3は、第1実施形態の第1枠体100を例示する図で、図3(A)は第1枠体100
を内側100Bから見た斜視図で、図3(B)は第1枠体100を外側100Aから見た正面図である。
図3に示すように、第1枠体100には、外側100Aと内側100Bを連通する第1枠体開口部110が設けられている。第1枠体開口部110内に光触媒フィルタ300の空気通過孔330が位置されると共に、光触媒フィルタ300のオモテ面300Aが第1枠体100の内側100Bに向いて、第1枠体100の内側100Bに光触媒フィルタ300が配置される。
第1枠体100には、第1枠体開口部110を複数(2つ)に画成する第1枠体ピラー120が設けられている。複数(2つ)の第1枠体開口部110それぞれに対応して、光触媒フィルタ300が2つ配置される。
図5は、光源固定板400が配置された第2枠体200を外側200Aから見た図である。
図4、図5に示すように、第2枠体200には、外側200Aと内側200Bを連通する第2枠体開口部210が設けられている。第2枠体開口部210内に光源固定板開口部420が位置されると共に、光源固定板400のオモテ面400Aが第2枠体200の内側200Bに向いて、第2枠体200の内側200Bに光源固定板400が配置される。
第2枠体200には、第1枠体100の第1枠体ピラー120(図3参照)に対応して、第2枠体開口部210を複数(2つ)に画成する第2枠体ピラー220が設けられている。光源固定板400は、第2枠体ピラー220を跨いで配置される。
図4に示すように、光源固定板400には、第2枠体ピラー220を跨ぐ中央位置400Cにスリット400Sが設けられている。スリット400Sには、第2枠体200の内側200Bにあって第2枠体ピラー220に形成された第2枠体ピラー係合部221が係合される。
光源固定板400の外周には、係合用凸部460が延設されている。第2枠体200の内側200Bの側面には、係合用凹部260が設けられている。係合用凸部460は、係合用凸部260に係合される。
第1枠体100及び第2枠体200は、耐候性、特に酸化による劣化を抑制する材料で構成することが望ましい。第1枠体100及び第2枠体200は、例えば、酸化防止剤が添加されて成型されたポリカーボネートで構成される。
図6は、第1枠体100と第2枠体200の組み合わせ状態を示す斜視図で、光触媒モジュール1を第1枠体100の外側100Aから見た斜視図である。なお、図6では、光触媒フィルタ300及び光源固定板400を省略している。
図7は、第1枠体100と第2枠体200の組み合わせ状態を示す斜視図で、光触媒モジュール1を第2枠体200の外側200Aから見た斜視図である。なお、図7では、光源固定板400を省略している。
図4、図6、図7に示すように、第2枠体200は、第1枠体100に配置された光触媒フィルタ300を押えるための光触媒フィルタ用押え支柱部230を含んで構成されている。光触媒フィルタ用押え支柱部230は、第1枠体100に対面する方向に延設されるよう第2枠体200に設けられている。光触媒フィルタ用押え支柱部230は、その長さに応じて光触媒励起用光源410と光触媒層320の距離を規定する。光触媒フィルタ用押え支柱部230は、光触媒フィルタ300の周縁部に対応した位置に設けられている。光触媒フィルタ用押え支柱部230は、例えば光触媒フィルタ300の各コーナに対応して、第2枠体開口部210の各コーナ近傍それぞれ設けられている。
図3(A)、図6、図7に示すように、第1枠体100は、第2枠体200に配置された光源固定板400を押えるための光源固定板用押え支柱部130を含んで構成されている。光源固定板用押え支柱部130は、第2枠体200に対面する方向に延設されるよう第1枠体100に設けられている。光源固定板用押え支柱部130は、その長さに応じて光触媒励起用光源410と光触媒層320の距離を規定する。光源固定板用押え支柱部130は、光源固定板400の中央部400C、第2枠体ピラー220に対応した第1枠体ピラー120上の位置に設けられている。
第1枠体100は、第2枠体200に対面する方向に凸となるように形成された第1凸部130を備えている。第2枠体200は、第1枠体100に設けられた第1凸部130に対応して形成され、第1枠体100に組み合わされた際に、第1凸部130に嵌め合わされる第2凹部240を備えている。
第1凸部130は、上述した光源固定板用押え支柱部130の機能を兼用している。なお、第1凸部130を、光源固定板用押え支柱部130とは別に設ける実施も可能である。
第2枠体200は、第1枠体100に対面する方向に凸となるように形成された第2凸部250を備えている。第1枠体100は、第2枠体200に設けられた第2凸部250に対応して形成され、第2枠体200に組み合わされた際に、第2凸部250に嵌め合わされる第1凹部140を備えている。
図6、図7に示すように、第1枠体100及び第2枠体200のいずれか一方の枠体の側面には係合部材270が設けられている。そして、他方の枠体には、両第1枠体100及び第2枠体200が組み合わせられる際に係合部材270に係合される被係合部材150が設けられている。例えば第1枠体100に被係合部材150が設けられ、第2枠体200に係合部材270が設けられる。
係合部材270は、例えば弾性変形する爪部材271を含んで構成される。被係合部材150は、爪部材271が挿入される挿入口151を含んで構成される。
図8は、光触媒モジュール1を第2枠体200の外側200Aから見た平面図である。
以上のように構成された光触媒モジュール1は、図8に示すように組み合わせられて完成される。
完成状態の光触媒モジュール1の第1枠体100と第2枠体200を組み合わせた厚さは、30mm以下にすることができる。このとき複数の光触媒励起用光源410と光触媒層320との距離は、3mm~22mmの範囲となる。
空気清浄機の活性炭フィルタの厚さは30mm以下である。このため第1実施例の光触媒モジュール1を、活性炭フィルタが収納されている狭い幅のスペースに収納することができる。
(第1実施例)
第1実施形態の光触媒モジュール1を以下のように構成した。
・フッ素樹脂の板状部材310の厚さ:1.0mm
・アナターゼ型の酸化チタン層320の厚さ:概ね0.0mm
・0.5W、波長365nmの紫外線発光ダイオード(UV-LED)410の厚さ(高さ):2.0mm
・アルミ製の光源固定板400の厚さ:1.0mm
・第1枠体100及び第2枠体200が寄与する厚さ:4.0mm
・紫外線発光ダイオード(UV-LED)410と酸化チタン層320の距離:12.0mm
この結果、光触媒モジュール1の厚さを、20.0mmにすることができた。
第1実施形態の光触媒モジュール1の厚さは、10mm以下にすることが望ましい。このとき複数の光触媒励起用光源410と光触媒層320との距離は、1mm~3mmの範囲となる。ただし、このとき複数の光触媒励起用光源410から照射される光による光触媒層320の面内照度のバラつきが一定レベル以下になるように、隣り合う光触媒励起用光源410が近接して配置されるように、複数の光触媒励起用光源410の配置及び電力を調整することが望ましい。
第1実施形態の光触媒モジュール1の厚さを、10mm以下にすることで空気清浄機と比較して収納幅が狭いエアコン、各種ファンなどの機器にも容易に光触媒モジュール1を収容することができる。
(第2実施例)
第2実施形態の光触媒モジュール1を以下のように構成した。
・フッ素樹脂の板状部材310の厚さ:1.0mm
・アナターゼ型の酸化チタン層320の厚さ:概ね0.0mm
・0.5W、波長365nmの紫外線発光ダイオード(UV-LED)410の厚さ(高さ):2.0mm
・アルミ製の光源固定板400の厚さ:1.0mm
・第1枠体100及び第2枠体200が寄与する厚さ:4.0mm
・紫外線発光ダイオード(UV-LED)410と酸化チタン層320の距離:1.0mm
この結果、光触媒モジュール1の厚さを、9.0mmにすることができた。
また第2実施例によれば、第1実施例と比較して、電力(ワット数)当たりの有害物分解性能を向上させることができる。第1実施例と比較すると第2実施例では、紫外線発光ダイオード410の供給電力(ワット数)を1Wから0.5Wに低くし、紫外線発光ダイオード410の数を増加(例えば、18個から36個に増加)させて、光量のばらつきを解消した。この結果、紫外線発光ダイオード410で発光される光を減衰なく使用できる。このため電力(ワット数)当たりの有害物分解性能を25%向上させることができた。
図9、図10、図11、図12は、光触媒モジュール1の適用例を説明する図である。
各図において、図番(A)は、光触媒モジュール1の装着前の状態を示し、図番(B)は、光触媒モジュール1の装着後の状態を示す。
図9(A)、(B)は、光触媒モジュール1を空気清浄機10に適用した実施例を説明する図である。
図9に示すように、市販の空気清浄機10の活性炭フィルタの大きさ、厚さに応じて、光触媒モジュール1を製作する。そして市販の空気清浄機10の活性炭フィルタの収納箇所11に光触媒モジュール1に収納する。そして光触媒モジュール1のオス又はメスのコネクタ450を、空気清浄機10の対応するメス又はオスのコネクタ12に電気的に接続する。このように、第1実施形態の光触媒モジュール1によれば、既存の空気清浄機10に改変を加えることなく、光触媒モジュール1を収容することができる。このため光触媒作用による有害物の酸化分解の機能を取り入れた空気清浄機を、新たに開発、製造するコストを抑制することができる。また従来の脱臭効果に除菌効果が新たに付加されるために、空気清浄機10の性能を向上させることができる。
図10(A)、(B)は、光触媒モジュール1をエアコン20に適用した実施例を説明する図である。
図10に示すようにエアコン20の空気取り入れ口21に、第1実施形態の光触媒モジュール1を設ける実施も可能である。例えばエアコン20の上部に設けられた空気取り入れ口21を覆うように光触媒モジュール1を設置する。これにより既存のエアコン20に光触媒作用による有害物の酸化分解の機能を、改変を加えることなく付加することができ、開発、製造コストを抑制することができる。なお、エアコン20の内部に光触媒モジュール1に設置する実施も可能である。
図11(A)、(B)は、光触媒モジュール1をシーリングファン30に適用した実施例を説明する斜視図である。図12(A)、(B)は、光触媒モジュール1をシーリングファン30に適用した実施例を説明する断面図である。
図11、図12に示すようにシーリングファン30の空気取り入れ口32に第1実施形態の光触媒モジュール1を付加する実施も可能である。例えばシーリングファン30のファンカバー31に設けられた空気取り入れ口32を覆うように光触媒モジュール1を設置する。これにより既存のシーリングファン30に光触媒作用による有害物の酸化分解の機能を、改変を加えることなく付加することができ、開発、製造コストを抑制することができる。
なおシーリングファンに限らず各種ファンに光触媒モジュール1を付加することができる。エアコン20、シーリングファン30など、収納幅が狭いスペースに光触媒モジュール1を収納するには、厚さが10mm以下の光触媒モジュール1を用いることが望ましい。
なお、光触媒モジュール1を上記した空気清浄機、エアコン、各種ファンと同様にして、空気取り入れ口を有する電気製品に組み込むことができる。
(第2実施形態)
第2実施形態の光触媒モジュール2について説明する。
以下、第1実施形態の光触媒モジュール1と同様の構成要素には同一の附番を付して適宜説明を省略する。
図13は、第2実施形態の光触媒モジュール2の断面図である。
図14は、第2実施形態の光触媒フィルタ300の裏面300Bを例示する平面図である。
光触媒フィルタ300の板状部材310は、例えば多数の空気通過孔330を有する合成樹脂又はアルミナセラミック多孔質体で構成されている。例えば光触媒フィルタ300の板状部材310を複数の空気通過孔330、331を成型したフッ素樹脂等の合成樹脂で構成することができる。
なお、空気通過孔331は、光源収納用凹部340に形成された空気通過孔であり、光触媒作用の効果を高めるために、光源収納用凹部340以外の平坦部350に形成された空気通過孔330よりも小さい径となっている。
光触媒フィルタ300の裏面300Bには、複数の光源収納用凹部340が形成されている。光源収納用凹部340は、1又は2以上の光触媒励起用光源410が収納できる程度の大きさに形成されている。光源収納用凹部340の内面形状は、ドーム形状、半球形状等任意の形状とすることができる。ただし、光源収納用凹部340の内面形状は、その中に収容された光触媒励起用光源410で発光された光が、光源収納用凹部340の内面に担持された光触媒層320の面に均一に照射され最大の集光効果が得られるような形状とすることが望ましい。光触媒層320は、少なくとも複数の光源収納用凹部340に担持されていればよい。なお光触媒層320を光触媒フィルタ300の裏面300Bの平坦部350を含む全面に渡って担持してもよく、オモテ面300Aについても担持してもよい。
光源固定板光400の裏面400Bには、複数の触媒励起用光源410が配置されている。触媒励起用光源410は、光源収納用凹部340内に1又は2以上の光触媒励起用光源410が収納できる程度の大きさである。複数の触媒励起用光源410は、光源収納用凹部340内に1又は2以上の光触媒励起用光源410が収納できるように、光源固定板光400の裏面400Bに配置されている。
枠体500は、光触媒フィルタ300及び光源固定板400の裏面300B、400B同士を対面させて光触媒フィルタ300及び光源固定板400を収容するものであり、第1実施形態と同じ第1枠体100と第2枠体200から構成してもよく、同様の機能を備えた他の形態の枠体であってもよい。枠体500は、第1実施形態と同様に、耐候性、特に酸化による劣化を抑制する材料で構成することが望ましい。枠体500は、例えば、酸化防止剤が添加されて成型されたポリカーボネートで構成される。
枠体500に、光触媒フィルタ300及び光源固定板400の裏面300B、400B同士が対面して光触媒フィルタ300及び光源固定板400が収容されると、光源収納用凹部340内に1又は2以上の光触媒励起用光源410が収納される。図13に示す一例では、光源収納用凹部340内に1つの光触媒励起用光源410が収納される。
光源収納用凹部340内に2以上の光触媒励起用光源410を収容するには、収納個数の増加に応じて光源収納用凹部340の曲率半径を大きくするなど、その形状、大きさを、2以上の光触媒励起用光源410を収容するのに適合した形状、大きさに設定することが望ましい。
枠体500に、第1実施形態と同様に、光源固定板用押え支柱部130、光触媒フィルタ用押え支柱部230を設けてもよく、光源固定板用押え支柱部130、光触媒フィルタ用押え支柱部230を省略してもよい。図14に示す一例では、光触媒フィルタ300の裏面300Bの平坦部350によって、光源固定板400の裏面400Bが押えられるように構成されているため、光源固定板用押え支柱部130、光触媒フィルタ用押え支柱部230を省略することができる。
第2実施形態の光触媒モジュール2によれば、光源収納用凹部340内に光触媒励起用光源410を収納でき光触媒励起用光源410が持つ厚さ分を実質的に無くすことができるため、第1実施形態の光触媒モジュール1と同じかそれ以下の厚さにすることができる。第2実施形態の光触媒モジュール2によれば、その厚さを、10mm以下にすることができる。
また第2実施形態の光触媒モジュール2によれば、光源収納用凹部340が設けられることによって光触媒の集光効果が高められている。このため光源収納用凹部340が設けられていない同数の光触媒励起用光源410を備えた光触媒モジュールと比較して、電力(ワット数)当たりの有害物分解性能を向上させることができる。
例えば電力(ワット数)当たりの有害物分解性能を20%向上させることができる。なお、第2実施形態の光触媒モジュール2についても第1実施形態の光触媒モジュール1と同様に空気清浄機、エアコン、各種ファン等の空気取り入れ口を有する電気製品に組み込むことができる。
(第3実施例)
第2実施形態の光触媒モジュール2を以下のように構成した。
・フッ素樹脂の板状部材310の厚さ:4.0mm
・アナターゼ型の酸化チタン層320の厚さ:概ね0.0mm
・0.5W、波長365nmの紫外線発光ダイオード(UV-LED)410の厚さ(高さ):0.0mm(光源収納用凹部340内に収納されているため)
・アルミ製の光源固定板400の厚さ:1.0mm
・枠体500が寄与する厚さ:4.0mm
この結果、光触媒モジュール2の厚さを、9.0mmにすることができた。
(第3実施形態)
第3実施形態の光触媒モジュール3について説明する。
以下、第1実施形態の光触媒モジュール1と同様の構成要素には同一の附番を付して適宜説明を省略する。
図15は、第3実施形態の光触媒モジュール3の断面図である。図15において破線は光の反射経路を示す仮想線である。
図16は、第3実施形態の触媒モジュール3の構成要素を分解して示す斜視図である。
光透過性板状部材600は、光触媒励起用光源410で発光される光を透過する光透過性樹脂、例えば透明アクリル又は透明ポリカーボネート又は透光性のフッ素樹脂などで構成されている。
第1実施形態、第2実施形態と同様に、紫外線照射、光触媒作用に伴う酸化を抑制することに優れた材料若しくは添加物を加えた材料を用いることが望ましい。光透過性板状部材600には、オモテ面600Aと裏面600Bを連通する空気通過孔630が複数形成されている。
光透過性板状部材600の少なくともオモテ面600Aには、光触媒層320が担持されている。なお、光透過性板状部材600の側面600Cについても、光触媒層320を担持してもよい。例えば光透過性板状部材600にサンドブラストを施し、担持のための粗い面の下地を形成する工程を経て、光透過性板状部材600上に光触媒層320が積層される。
光透過性板状部材600の裏面600Bには、光触媒励起用光源410で発光される光を反射する光反射層700が担持されている。例えば銀メッキ、アルミ箔の貼着、銀又はアルミの塗布、塗装などによって、光透過性板状部材600上に光反射層700が担持される。
これら光透過性板状部材600、光触媒層320、光反射層700で光触媒フィルタ300が構成されている。
枠部材800は、光触媒フィルタ300の側面600Cを支持する部材であり、光触媒フィルタ300の各側面600Cのうちの少なくとも一つの側面600Cに対応して設けられている。枠部材800には、光触媒フィルタ300の側面600Cに向けて光を発光する光触媒励起用光源410が複数、固定されている。図15に示す一例では、枠部材800は、光触媒フィルタ300の対抗する両側面600Cに対応して設けられている。なお、光触媒フィルタ300の全ての側面600Cに対応して枠部材800を設けてもよい。枠部材800は、第1実施形態と同様に、耐候性、特に酸化による劣化を抑制する材料で構成することが望ましい。枠部材800は、例えば、酸化防止剤が添加されて成型されたポリカーボネート又は透光性のフッ素樹脂で構成される。
第3実施形態の光触媒モジュール3によれば、枠部材800に設けられた光触媒励起用光源410から光透過性板状部材600の側面600Cに向けて光を発光するように構成されているため、第1実施形態の光触媒モジュール1と同じかそれ以下の厚さにすることができる。第3実施形態の光触媒モジュール3によれば、その厚さを、10mm以下にすることができる。
また第3実施形態の光触媒モジュール3によれば、光触媒励起用光源410から光透過性板状部材600の側面600Cに向けて光を発光しているため、第1実施形態、第2実施形態と比較して、少ない光源数で同等の有害物分解性能が得られる。
例えば1光源(1UV-LED)当たりの有害物分解性能を30%向上させることができる。
なお、第3実施形態の光触媒モジュール3についても第1実施形態の光触媒モジュール1と同様に空気清浄機、エアコン、各種ファン等の空気取り入れ口を有する電気製品に組み込むことができる。
(第4実施例)
第3実施形態の光触媒モジュール3を以下のように構成した。
・透明アクリルの光透過性板状部材600の厚さ:5.0mm
・銀メッキの光反射層700の厚さ:概ね0.0mm
・アナターゼ型の酸化チタン層320の厚さ:概ね0.0mm
・3W、波長365nmの紫外線発光ダイオード(UV-LED)410の厚さ(高さ):0.0mm(光透過性板状部材600の側面600Cに配置されているため)
・枠部材800が寄与する厚さ:4.0mm
この結果、光触媒モジュール3の厚さを、9.0mmにすることができた。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
1 光触媒モジュール
100 第1枠体
200 第2枠体
300 光触媒フィルタ
400 光源固定板
410 光触媒励起用光源
500 枠体
600 光透過性板状部材
700 光反射層
800 枠部材

Claims (35)

  1. オモテ面と裏面を連通する空気通過孔が複数形成され、板状部材と、当該板状部材の少なくとも裏面に担持された光触媒層を含んで構成された光触媒フィルタと、
    前記光触媒層の光触媒を励起する複数の光触媒励起用光源が裏面に固定されて配置され、オモテ面と裏面を連通する光源固定板開口部が形成された光源固定板と、
    第1枠体と、
    前記第1枠体の内側に第2の枠体の内側が対面して前記第1枠体に組み合わせられる第2枠体
    を備え、
    前記第1枠体には、外側と内側を連通する第1枠体開口部が設けられ、当該第1枠体開口部内に前記光触媒フィルタの前記空気通過孔が位置されると共に、前記光触媒フィルタのオモテ面が当該第1枠体の内側に向いて、当該第1枠体の内側に前記光触媒フィルタが配置され、
    前記第2枠体には、外側と内側を連通する第2枠体開口部が設けられ、当該第2枠体開口部内に前記光源固定板開口部が位置されると共に、前記光源固定板のオモテ面が当該第2枠体の内側に向いて、当該第2枠体の内側に前記光源固定板が配置される、
    光触媒モジュール。
  2. 前記第2枠体は、
    前記第1枠体に対面する方向に延設され、前記光触媒励起用光源と前記光触媒層の距離を規定し、前記第1枠体に配置された前記光触媒フィルタを押えるための光触媒フィルタ用押え支柱部
    を含んで構成されている、
    請求項1に記載の光触媒モジュール。
  3. 前記第1枠体は、
    前記第2枠体に対面する方向に延設され、前記光触媒励起用光源と前記光触媒層の距離を規定し、前記第2枠体に配置された前記光源固定板を押えるための光源固定板用押え支柱部
    を含んで構成されている、
    請求項1又は2に記載の光触媒モジュール。
  4. 前記光触媒フィルタ用押え支柱部は、前記触媒フィルタの周縁部に対応した位置に設けられている、
    請求項2又は3に記載の光触媒モジュール。
  5. 前記光源固定板用押え支柱部は、前記光源固定板の中央部に対応した位置に設けられている、
    請求項3又は4に記載の光触媒モジュール。
  6. 前記第1枠体は、前記第2枠体に対面する方向に凸となるように形成された第1凸部を備え、
    前記第2枠体は、前記第1枠体に設けられた前記第1凸部に対応して形成され、前記第1枠体に組み合わされた際に、前記第1凸部に嵌め合わされる第2凹部を備えている、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の光触媒モジュール。
  7. 前記第1凸部は、
    前記第2枠体に対面する方向に延設され、前記光触媒励起用光源と前記光触媒層の距離を規定し、前記第2枠体に配置された前記光源固定板を押えるための光源固定板用押え支柱部である、
    請求項6に記載の光触媒モジュール。
  8. 前記第2枠体は、前記第1枠体に対面する方向に凸となるように形成された第2凸部を備え、
    前記第1枠体は、前記第2枠体に設けられた前記第2凸部に対応して形成され、前記第2枠体に組み合わされた際に、前記第2凸部に嵌め合わされる第1凹部を備えている、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の光触媒モジュール。
  9. 前記光源固定板の外周に、係合用凸部が延設され、前記第2枠体の内側の側面に、前記係合用凸部が係合される係合用凹部が設けられている、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の光触媒モジュール。
  10. 前記第1枠体には、前記第1枠体開口部を複数に画成する第1枠体ピラーが設けられ、複数の前記第1枠体開口部それぞれに対応して、前記光触媒フィルタが配置される、
    請求項1から9のいずれか一項に記載の光触媒モジュール。
  11. 前記第2枠体には、前記第1枠体ピラーに対応して、前記第2枠体開口部を複数に画成する第2枠体ピラーが設けられ、前記光源固定板は、前記第2枠体ピラーを跨いで配置される、
    請求項10に記載の光触媒モジュール。
  12. 前記第2枠体には、前記第2枠体開口部を複数に画成する第2枠体ピラーが設けられ、前記光源固定板は、前記第2枠体ピラーを跨いで配置され、
    前記光源固定板用押え支柱部は、前記第2枠体ピラーに対応した位置に設けられている、
    請求項6に記載の光触媒モジュール。
  13. 前記第1枠体及び前記第2枠体のいずれか一方の枠体に係合部材が設けられ、他方の枠体に、両第1及び第2枠体が組み合わせられる際に前記係合部材に係合される被係合部材が設けられる、
    請求項1から12のいずれか一項に記載の光触媒モジュール。
  14. 前記係合部材は、弾性変形する爪部材を含んで構成され、前記被係合部材は、前記爪部材が挿入される挿入口を含んで構成される、
    請求項13に記載の光触媒モジュール。
  15. 前記光触媒層は、酸化チタン層であり、
    前記光触媒励起用光源は、紫外線発光ダイオードである、
    請求項1から14のいずれか一項に記載の光触媒モジュール。
  16. 前記光触媒層は、酸化タングステン層又は酸化チタンに貴金属を添加した層であり、
    前記光触媒励起用光源は、可視光線発光ダイオードである、
    請求項1から14のいずれか一項に記載の光触媒モジュール。
  17. 前記光源固定板は、金属板上に、前記複数の光触媒励起用光源に電気的に接続されるプリント配線が形成された金属プリント配線板である、
    請求項15又は16に記載の光触媒モジュール。
  18. 前記第2枠体には、前記プリント配線に電気的に接続される配線コードが挿通される配線コード相通孔が形成され、前記配線コードは、前記第2枠体の外部のコネクタに電気的に接続されている、
    請求項17に記載の光触媒モジュール。
  19. 前記第1枠体と前記第2枠体を組み合わせた厚さは、30mm以下であり、前記複数の光触媒励起用光源と前記光触媒層との距離は、3mm~22mmの範囲である、
    請求項1から18のいずれか一項に記載の光触媒モジュール。
  20. 前記第1枠体と前記第2枠体を組み合わせた厚さは、10mm以下であり、前記複数の光触媒励起用光源と前記光触媒層との距離は、1mm~3mmの範囲であり、
    前記複数の光触媒励起用光源は、
    前記複数の光触媒励起用光源から照射される光による前記光触媒層の面内照度のバラつきが一定レベル以下になるように、隣り合う光触媒励起用光源が近接して配置されている、
    請求項1から18のいずれか一項に記載の光触媒モジュール。
  21. オモテ面と裏面を連通する空気通過孔が複数形成されると共に、樹脂又はセラミックで構成され、裏面に、複数の光源収納用凹部が形成された板状部材と、当該板状部材の少なくとも前記複数の光源収納用凹部に担持された光触媒層を含んで構成された光触媒フィルタと、
    前記光触媒層の光触媒を励起し、前記光源収納用凹部内に1又は2以上の光触媒励起用光源が収納できる程度の大きさの光触媒励起用光源が複数、裏面に固定されて配置され、オモテ面と裏面を連通する光源固定板開口部が形成された光源固定板と、
    前記光源収納用凹部内に1又は2以上の前記光触媒励起用光源が収納されるように前記光触媒フィルタ及び前記光源固定板の裏面同士が対面して前記光触媒フィルタ及び前記光源固定板が収容される枠体と
    を備えた光触媒モジュール。
  22. オモテ面と裏面を連通する空気通過孔が複数形成されると共に、光触媒励起用光源で発光される光を透過する光透過性樹脂で構成された光透過性板状部材と、
    前記光透過性板状部材の少なくともオモテ面に担持され、光触媒励起用光源で発光される光によって励起される光触媒層と、
    前記光透過性板状部材の裏面に担持され、前記光触媒励起用光源で発光される光を反射する光反射層と、
    を含む光触媒フィルタと、
    前記光触媒フィルタの側面を支持し、当該側面に向けて光を発光する前記光触媒励起用光源が固定されている枠部材と
    を備えた光触媒モジュール。
  23. 前記枠体の厚さは、10mm以下である、
    請求項21に記載の光触媒モジュール。
  24. 前記枠部材の厚さは、10mm以下である、
    請求項22に記載の光触媒モジュール。
  25. 前記樹脂で構成された前記板状部材は、フッ素樹脂で構成されている、
    請求項1から21及び23のいずれか一項に記載の光触媒モジュール。
  26. 前記セラミックで構成された前記板状部材は、アルミナセラミック多孔質体で構成されている、
    請求項1から21及び23、25のいずれか一項に記載の光触媒モジュール。
  27. 前記第1枠体及び前記第2枠体又は前記枠体又は前記枠部材は、酸化防止剤が添加されて成型されたポリカーボネートで構成されている、
    請求項1から26のいずれか一項に記載の光触媒モジュール。
  28. 前記光触媒層は、酸化チタン層であり、
    前記光触媒励起用光源は、紫外線発光ダイオードである、
    請求項1から27のいずれか一項に記載の光触媒モジュール。
  29. 前記光触媒層は、酸化タングステン層又は酸化チタンに貴金属を添加した層であり、
    前記光触媒励起用光源は、可視光線発光ダイオードである、
    請求項1から27のいずれか一項に記載の光触媒モジュール。
  30. 空気取り入れ口を有する電気製品であって、
    請求項1から29のいずれか一項に記載の光触媒モジュールが組み込まれた
    電気製品。
  31. 空気清浄機のフィルタ収納箇所に、光触媒モジュールが収納されている、
    請求項30に記載の光触媒モジュールが組み込まれた電気製品。
  32. エアコンの空気取り入れ口又はエアコンの内部に、光触媒モジュールが設置されている、
    請求項30に記載の光触媒モジュールが組み込まれた電気製品。
  33. ファンの空気取り入れ口に、光触媒モジュールが設置されている、
    請求項30に記載の光触媒モジュールが組み込まれた電気製品。
  34. 前記板状部材は、樹脂又はセラミック又は樹脂とセラミックの接合体又は石膏ボードで構成された板状部材である、請求項1から29のいずれか一項に記載の光触媒モジュール。
  35. 前記板状部材は、樹脂又はセラミック又は樹脂とセラミックの接合体又は石膏ボードで構成された板状部材である、請求項30から33のいずれか一項に記載の光触媒モジュールが組み込まれた電気製品。
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