JP2022098137A - 無停電電源装置、コンピュータプログラム及び制御方法 - Google Patents

無停電電源装置、コンピュータプログラム及び制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】蓄電装置への供給電力を好適に制御することが可能な無停電電源装置等を提供する。【解決手段】無停電電源装置は、電源の正常時には前記電源からの電力を交流負荷及び直流負荷に供給し、前記電源の異常時には蓄電装置から前記交流負荷及び前記直流負荷に電力を供給する常時商用給電方式の無停電電源装置である。無停電電源装置は、前記電源から供給される交流電力と直流電力との間の電力変換を行い、変換した直流電力を前記直流負荷及び前記蓄電装置に出力する変換器と、前記変換器から前記直流負荷へ出力される直流電力の電流値を検出する検出器とを備える。前記変換器は、前記検出器が検出した前記電流値に応じて、動作モードを第1モード又は前記第1モードとは異なる直流電力を出力する第2モードに切り替える。【選択図】図1

Description

本技術は、無停電電源装置、コンピュータプログラム及び制御方法に関する。
無停電電源装置(UPS:Uninterruptible Power Supply)は、停電等の電源トラブルの際、蓄電装置に蓄えた電力を用いて負荷装置に安定した電力を供給する電源装置である。従来、蓄電装置に鉛蓄電池が採用された無停電電源装置が主流であったが、蓄電装置に小型且つ軽量なリチウムイオン二次電池が採用された無停電電源装置も普及し始めている。
電源トラブルの際に無停電電源装置を確実に動作させるために、蓄電装置の状態を把握し、適切な状態に制御することが重要である。そこで、蓄電装置の状態を診断、制御する技術が多数提案されている。
例えば特許文献1には、劣化度のファクタである起電力を含まずに蓄電装置の内部抵抗を算出し、この内部抵抗に基づいて蓄電装置の劣化状態を検出する無停電電源装置が開示されている。
特許文献2には、蓄電装置の周囲温度の高低に関わらず、必要な容量の電力を放電可能に確保できるよう、蓄電装置の放電状態を制御する放電制御装置が開示されている。
特開2018-151344号公報 特開2011-015589号公報
上述した従来の技術では、蓄電装置の充電時の状態や蓄電装置の充電制御については考慮がされていない。
本開示の目的は、蓄電装置への供給電力を好適に制御することが可能な無停電電源装置を提供することである。
本開示の一態様に係る無停電電源装置は、電源の正常時には前記電源からの電力を交流負荷及び直流負荷に供給し、前記電源の異常時には蓄電装置から前記交流負荷及び前記直流負荷に電力を供給する常時商用給電方式の無停電電源装置である。無停電電源装置は、前記電源から供給される交流電力と直流電力との間の電力変換を行い、変換した直流電力を前記直流負荷及び前記蓄電装置に出力する変換器と、前記変換器から前記直流負荷へ出力される直流電力の電流値を検出する検出器とを備える。前記変換器は、前記検出器が検出した前記電流値に応じて、動作モードを第1モード又は前記第1モードとは異なる直流電力を出力する第2モードに切り替える。
上記態様によれば、無停電電源装置は、蓄電装置への供給電力を好適に制御することができる。
電源システムの構成を示す図である。 双方向コンバータの動作を説明する説明図である。 双方向コンバータの動作を説明する説明図である。 制御装置が実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。
無停電電源装置は、電源の正常時には前記電源からの電力を交流負荷及び直流負荷に供給し、前記電源の異常時には蓄電装置から前記交流負荷及び前記直流負荷に電力を供給する常時商用給電方式の無停電電源装置である。無停電電源装置は、前記電源から供給される交流電力と直流電力との間の電力変換を行い、変換した直流電力を前記直流負荷及び前記蓄電装置に出力する変換器と、前記変換器から前記直流負荷へ出力される直流電力の電流値を検出する検出器とを備える。前記変換器は、前記検出器が検出した前記電流値に応じて、動作モードを第1モード又は前記第1モードとは異なる直流電力を出力する第2モードに切り替える。
本開示において、「常時商用給電方式」は、商用電源の正常時に商用電力をそのまま交流負荷へ供給する方式を意味し、パラレルプロセッシング方式、ラインインタラクティブ方式もその意味に含む。
本開示において、「常時商用給電方式の無停電電源装置」は、商用電源(系統電源)に限らず、分散型電源やその他の電源からの電力を交流負荷及び直流負荷に供給するものであってもよい。
上記構成によれば、無停電電源装置の変換器は、例えば商用電源の正常時に、出力する直流電力が異なる第1モード又は第2モードで動作する。無停電電源装置は、変換器の動作モードを切り替えることで、変換器から出力される総直流電力を制御する。変換器から出力される直流電力は、直流負荷及び蓄電装置にそれぞれ供給される。総直流電力を制御することで、蓄電装置へ供給される直流電力を制御できる。
無停電電源装置は、電源の正常時には、電源からの電力を用いて蓄電装置を充電し、電源の異常時には、蓄電装置に蓄えた電力を用いて負荷に電力を供給する。例えば、無停電電源装置は、電源の異常時において、短時間バックアップを行う。短時間バックアップによるバックアップ時間は、典型的には10分間である。非常用の電源として機能する蓄電装置は、例えば50アンペア(A)で10分間のバックアップといった短時間放電が必要とされることがある。
鉛蓄電池に比べてリチウムイオン二次電池は、エネルギー密度が高いことに加えハイレート放電にも適する(高率放電特性に優れる)ことから、このような短時間放電に対応する無停電電源装置の蓄電装置としてリチウムイオン二次電池が好適に使用される。例えば50Aで10分間バックアップを行う場合、鉛蓄電池を用いる場合は電池容量100~150アンペアアワー(Ah)程度の鉛蓄電池が必要となる。リチウムイオン二次電池を用いる場合は電池容量10Ah程度のリチウムイオン二次電池を設置すればよくなる。
しかしリチウムイオン二次電池は、鉛蓄電池に比べて過充電(許容値を超える電流による充電など)に弱い。リチウムイオン二次電池を用いる場合、充電時の電力を適切に制御することが重要である。
従来、多くの無停電電源装置においては、蓄電装置へ供給される直流電力の電流値を検出するための検出器(検出回路)のみが設けられていた。検出器は、電流値の検出を目的とするものであり(直流電力を制御する制御機能を有するものではなく)、蓄電装置へ供給される直流電力を制御することは考慮されていなかった。
蓄電装置に鉛蓄電池を用いた場合には、無停電電源装置から供給される電力に対して、蓄電装置の電池容量が十分に大きいため、充電Cレートが低く、蓄電装置に対する充電時の電力を制御することがそれ程強く求められない。
蓄電装置にリチウムイオン二次電池を用いた場合には、無停電電源装置の出力電力に対して、蓄電装置の電池容量が小さい(充電Cレートが高い)。そのため、過度なハイレート充電とならないように、蓄電装置に対する充電時の電力を制御することが求められる。
本開示の無停電電源装置は、直流負荷へ供給される直流電力の電流値に基づき、変換器の動作モードを制御する。直流負荷へ供給される直流電力の電流値は検出器を用いて容易に検出可能である。無停電電源装置は、直流負荷へ供給される直流電力の電流値に基づき変換器の動作モードを制御することで、蓄電装置へ供給される直流電力を間接的に制御する。無停電電源装置は、複雑な制御回路を用いることなく、簡易な構成で、蓄電装置の充電制御を好適に行える。
無停電電源装置において、前記第2モードは、前記第1モードよりも小さい直流電力を出力するよう動作するものであってもよい。前記変換器は、前記電流値が所定値以上の場合、前記第1モードで動作し、前記電流値が所定値未満の場合、前記第2モードで動作してもよい。無停電電源装置において、直流負荷へ供給される電力が所定値未満である場合、蓄電装置へ出力される直流電力が過剰となるおそれがある。動作モードを、変換器から出力される総直流電力が小さい第2モードに切り替えることにより、蓄電装置へ出力される直流電力を小さくし、蓄電装置の過充電を防止できる。直流負荷へ供給される電力が所定値以上である場合には、動作モードを総直流電力が大きい第1モードに切り替える。直流負荷の消費電力に応じた電力を直流負荷へ供給するとともに、蓄電装置を充電することができる。
無停電電源装置において、前記蓄電装置はリチウムイオン二次電池を含んでもよい。前記変換器から出力される総直流電力から、前記直流負荷へ出力される直流電力を減じた余剰直流電力が前記蓄電装置に出力されてもよい。上記構成によれば、蓄電装置にリチウムイオン二次電池を用いることにより、電池容量を小さくし、省スペース型無停電電源装置の構築が可能となる。無停電電源装置は、例えば商用電源の正常時に、直流負荷が消費しない余剰の電力を用いて、蓄電装置を充電できる。直流負荷へ供給される直流電力の電流値に基づき変換器の動作モードを制御することで、リチウムイオン二次電池の過充電を防止できる。
コンピュータプログラムは、電源の正常時には前記電源からの電力を交流負荷及び直流負荷に供給し、前記電源の異常時には蓄電装置から前記交流負荷及び前記直流負荷に電力を供給する常時商用給電方式の無停電電源装置における処理をコンピュータに実行させる。前記無停電電源装置は、前記電源から供給される交流電力と直流電力との間の電力変換を行い、前記電源の正常時において、変換した直流電力を前記直流負荷及び前記蓄電装置に出力する変換器と、前記変換器から前記直流負荷へ出力される直流電力の電流値を検出する検出器とを備える。コンピュータプログラムは、前記電源の正常時において、前記変換器の動作モードを、前記検出器が検出した前記電流値に応じて、第1モード又は前記第1モードとは異なる直流電力を出力する第2モードに切り替える処理をコンピュータに実行させる。
制御方法は、電源の正常時には前記電源からの電力を交流負荷及び直流負荷に供給し、前記電源の異常時には蓄電装置から前記交流負荷及び前記直流負荷に電力を供給する常時商用給電方式の無停電電源装置における制御方法である。前記無停電電源装置は、前記電源から供給される交流電力と直流電力との間の電力変換を行い、前記電源の正常時において、変換した直流電力を前記直流負荷及び前記蓄電装置に出力する変換器と、前記変換器から前記直流負荷へ出力される直流電力の電流値を検出する検出器とを備える。制御方法は、前記電源の正常時において、前記変換器の動作モードを、前記検出器が検出した前記電流値に応じて、第1モード又は前記第1モードとは異なる直流電力を出力する第2モードに切り替える。
制御方法は、前記電流値が所定値未満の場合、前記変換器を前記第1モードよりも小さい直流電力を出力する前記第2モードで動作させることにより、前記変換器から出力される直流電力を用いて前記蓄電装置を充電し、前記電流値が所定値以上となった場合、前記変換器の動作モードを前記第2モードから前記第1モードに切り替えるものであってもよい。
前記変換器を前記第2モードで動作させている最中に、前記直流負荷における消費電力の増加に応じ、前記蓄電装置に、前記直流負荷への直流電力を供給させてもよい。これにより直流負荷への安定的な電力供給が継続される。
直流負荷における消費電力が増加した場合、前記変換器の動作モードを第2モードから第1モードに切り替える。第1モードへの切り替えにより、変換器からの総直流電力が増加すると、蓄電装置は再び充電状態となる。無停電電源装置は、変換器の動作モードを切り替えることにより、蓄電装置を安定的に充電できる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面を参照して具体的に説明する。
図1は、電源システムの構成を示す図である。電源システムは、無停電電源装置(以下、UPSと称する)1、UPS1に交流電力を供給する商用電源2、交流負荷3、直流負荷4及び蓄電装置5を含む。電源システムは、常時商用給電方式であり、特にパラレルプロセッシング給電方式で給電を行う。
UPS1は、制御装置6、双方向DC/ACコンバータ(以下、双方向コンバータと称する)7、ACスイッチ8、電流センサ9、入力端子10、出力端子11a,11b,11c等を備える。
商用電源2から供給される交流電力は、入力端子10に入力される。入力端子10は、ACスイッチ8に接続される。ACスイッチ8は、出力端子11aに接続される。出力端子11aを介して、交流負荷3へ交流電力が出力される。
ACスイッチ8には更に、ACスイッチ8と出力端子11aとの間の接続ノードを介して、双方向コンバータ7の交流側端子71が接続されている。双方向コンバータ7の直流側端子72は、直流負荷4へ繋がる出力端子11bに接続されているとともに、蓄電装置5へ繋がる出力端子11cに接続されている。双方向コンバータ7と出力端子11bとの電流の経路には、電流センサ9が配置されている。電流センサ9は、双方向コンバータ7から直流負荷4へ出力される直流電力の電流値を検出する。電流センサ9は、検出器の一例である。
双方向コンバータ7は、例えば複数のスイッチング素子を含むブリッジ回路と、コンデンサとを含んで構成される。双方向コンバータ7は、交流電力と直流電力とを双方向に変換する。双方向コンバータ7は、変換器の一例である。双方向コンバータ7は、商用電源2の正常時には、商用電源2から供給される交流電力を所望の直流電力に変換し、直流負荷4及び蓄電装置5へ供給する。双方向コンバータ7は、商用電源2の異常時には、蓄電装置5から供給される直流電力を所望の交流電力に変換し、交流負荷3へ供給する。双方向コンバータ7は、複数のスイッチング素子の動作が制御されることにより、双方向コンバータ7による電力の変換が制御される。商用電源2の正常時において、制御装置6は、スイッチング素子の動作を制御することにより、双方向コンバータ7の出力モードを制御する。双方向コンバータ7は、制御装置6の制御指示に応じて、出力する直流電力の異なる第1モード又は第2モードのいずれかの動作モードで動作する。
ACスイッチ8は、例えば互いに逆並列に接続された2つのトランジスタ又はサイリスタ等の構成部品を含み、無瞬断切り替えを行う。ACスイッチ8は、商用電源2の正常時はオンされ、商用電源2の異常時はオフされ、商用電源2から負荷3,4への電力の供給を遮断する(入力端子10に向けた電気の逆流を阻止する)。
蓄電装置5は、一又は複数の蓄電素子を含んで構成される。蓄電素子には、リチウムイオン二次電池が好適に使用される。代替的に、蓄電素子は鉛蓄電池やキャパシタであってもよい。
制御装置6は、図示しない通信線等を介して双方向コンバータ7、ACスイッチ8及び電流センサ9と接続される。制御装置6は、制御部61、記憶部62及び入出力部63等を備える。
制御部61は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備える。制御部61は、ROMや記憶部62に格納された各種コンピュータプログラムに基づき各部を制御する。記憶部62は、不揮発性メモリを用いる。記憶部62にはプログラム62Pを含む各種のコンピュータプログラム及びデータが記憶されている。入出力部63は、外部装置を接続するための入出力インタフェースを備える。制御装置6は、入出力部63を介して電流センサ9からの計測値を取得する。制御装置6は、入出力部63を介して、双方向コンバータ7の動作モードを制御する制御信号を双方向コンバータ7へ送出する。
プログラム62Pは、例えば、コンピュータプログラムを読み取り可能に記録した非一時的な記録媒体Mにより提供される。記録媒体Mは、CD-ROM、USBメモリ、SD(Secure Digital)カード等の可搬型メモリである。制御部61は、図示しない読取装置を用いて、記録媒体Mから所望のコンピュータプログラムを読み取り、読み取ったコンピュータプログラムを記憶部62に記憶させる。代替的に、上記コンピュータプログラムは通信により提供されてもよい。
図1では、UPS1が制御装置6を備える。代替的に、制御装置6は、UPS1から離れた場所にあるサーバ装置等であってもよい。制御装置6は、UPS1と通信接続され、図示しない通信部を介してUPS1と各種データを送受信し、遠隔でUPS1を制御してもよい。
UPS1の動作の概要を説明する。商用電源2の正常時には、商用電源2から交流電力がUPS1へ供給される。ACスイッチ8はオンされており、商用電源2から供給された交流電力は、交流負荷3へ供給されるとともに、一部が双方向コンバータ7へ入力される。双方向コンバータ7は、交流電力を所望の直流電力へ変換する。双方向コンバータ7により変換された直流電力は、直流負荷4へ供給されるとともに、蓄電装置5へ供給される。蓄電装置5は、供給される直流電力により充電を行い、異常時のバックアップ用電力を蓄える。双方向コンバータ7から出力される直流電力のうち、直流負荷4によって消費されない余剰分の直流電力が蓄電装置5へ供給される。双方向コンバータ7から出力される直流電力と、直流負荷4の消費する直流電力との差分が、余剰分の直流電力となる。
商用電源2の異常時には、商用電源2からの交流電力のUPS1への供給が停止される。制御装置6によりACスイッチ8がオフされると、蓄電装置5による放電が行なわれる。蓄電装置5から供給される直流電力は、直流負荷4へ供給されるとともに、双方向コンバータ7により交流電力へ変換され交流負荷3へ供給される。
双方向コンバータ7の動作モード及び制御装置6の制御内容について詳しく説明する。図2及び図3は、双方向コンバータ7の動作を説明する説明図である。図2は、双方向コンバータ7の動作モードが通常モードから絞りモードへ切り替わる場合を示す。図3は、双方向コンバータ7の動作モードが絞りモードから通常モードへ切り替わる場合を示す。
通常モードから絞りモードへの切り替えについて説明する。図2Aにて示す如く、通常時において、制御装置6は、双方向コンバータ7の動作モードを通常モード(第1モード)に制御する。双方向コンバータ7は、商用電源2から供給された交流電力を、通常モードに応じた直流電力に変換し出力する。出力された直流電力の内、直流負荷4により消費される電力量に応じた直流電力が、直流負荷4へ供給される。出力された直流電力の内、直流負荷4へ流れない余剰の直流電力が、蓄電装置5へ供給される。通常モードにて双方向コンバータ7から出力される直流電力の値は、双方向コンバータ7の定格容量、蓄電装置5の定格容量、直流負荷4の基準消費電力等により適宜設定されている。
図2Bにて示す如く、通常モードの動作中において、直流負荷4により消費される直流電力が減少した場合、直流負荷4へ供給される直流電力が減少する。通常モードの動作時において双方向コンバータ7から出力される直流電力は一定であるため、余剰分として蓄電装置5へ供給される直流電力が増大する。蓄電装置5の容量を超えた直流電力が蓄電装置5に供給され続けると、蓄電装置5が過充電となるおそれが生じる。制御装置6は、双方向コンバータ7の動作モードを通常モードから絞りモード(第2モード)へと切り替える。制御装置6は、双方向コンバータ7のスイッチング素子の動作を制御することにより、双方向コンバータ7の動作モードを制御する。絞りモードで出力される直流電力の値は、通常モードよりも小さい値となるよう設定されている。
図2Cにて示す如く、双方向コンバータ7の動作モードが絞りモードに切り替わると、双方向コンバータ7から出力される直流電力が少なくなる。蓄電装置5には、直流負荷4への余剰分である直流電力が供給される。双方向コンバータ7から出力される直流電力の総量が少ないため、蓄電装置5へ供給される直流電力も減少する。このように、直流負荷4により消費される直流電力が減少した場合、通常モードから絞りモードへ切り替えることにより、蓄電装置5への過剰な直流電力の供給を防止する。
次に、絞りモードから通常モードへの切り替えについて説明する。図3Aにて示す如く、絞りモードの動作時は、双方向コンバータ7から出力される直流電力が絞られた状態である。
図3Bにて示す如く、絞りモードの動作中において、直流負荷4により消費される電力が増大した場合、直流負荷4へ供給される直流電力が増大する。絞りモードの動作時において双方向コンバータ7から出力される直流電力は一定であるため、直流負荷4に供給する直流電力が不足する。蓄電装置5は、一時的に充電から放電に動作を切り替え、不足分となる直流電力を直流負荷4に供給する。直流負荷4には、双方向コンバータ7及び蓄電装置5から直流電流が供給される。制御装置6は、直流負荷4へ供給される直流電力の増大を検知すると、双方向コンバータ7の動作モードを制御し、絞りモードから通常モードへと切り替える。
図3Cにて示す如く、双方向コンバータ7の動作モードが通常モードに切り替わると、双方向コンバータ7から出力される直流電力が大きくなる。双方向コンバータ7から出力される直流電力により、直流負荷4により消費される電力が賄われ、蓄電装置5は再び、放電から充電に動作を切り替える。双方向コンバータ7から出力される直流電力のうち、直流負荷4により消費される電力量に応じた直流電力が直流負荷4へ供給されるとともに、余剰分である直流電力が蓄電装置5へ供給される。このように、直流負荷4により消費される直流電力が増大した場合、絞りモードから通常モードへ切り替えることにより、直流負荷4及び蓄電装置5へ安定的に直流電力を供給し、蓄電装置5の充電状態を維持する。
制御装置6は、双方向コンバータ7から直流負荷4へ供給される直流電力の電力値に基づき、上述の双方向コンバータ7の動作モードを切り替える。具体的には、制御装置6は、電流センサ9により検出された直流負荷4への電流値が閾値以上である場合、双方向コンバータ7の動作モードを通常モードにスイッチング制御する。直流負荷4への電流値が閾値未満である場合、双方向コンバータ7の動作モードを絞りモードにスイッチング制御する。動作モードを判定するための閾値は、双方向コンバータ7の定格容量、蓄電装置5の定格容量、直流負荷4の基準消費電力等に基づき適宜の値が設定されてよい。
図4は、制御装置6が実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。制御装置6の制御部61は、記憶部62に記憶されているプログラム62Pに従って以下の処理を実行する。処理の実行タイミングは、例えば定期的なタイミングであってもよく、UPS1が備える電流センサ9により新たな電流値が検出されたタイミングであってもよい。
制御部61は、入出力部63を通じて電流センサ9の電流値を取得する(ステップS11)。電流センサ9により検出される電流値は、双方向コンバータ7から直流負荷4へ供給される直流電力の値である。制御装置6が遠隔地に設置される場合、制御部61は、図示しない通信部を介した通信によって、電流センサ9の計測データを受信する。
制御部61は、取得した電流値と、予め設定されている閾値との大小関係を判断し、取得した電流値が閾値以上であるか否かを判定する(ステップS12)。
電流値が閾値以上であると判定した場合(ステップS12:YES)、制御部61は、双方向コンバータ7の動作モードを通常モードに制御する(ステップS13)。具体的には、制御部61は、双方向コンバータ7が通常モードで動作している場合には、動作モードを通常モードに維持する。双方向コンバータ7が絞りモードで動作している場合には、制御部61は、動作モードを絞りモードから通常モードに切り替える。蓄電装置5は、一時的な放電状態の後、充電状態へ移行する。
電流値が閾値未満であると判定した場合(ステップS12:NO)、制御部61は、双方向コンバータ7の動作モードを絞りモードに制御する(ステップS14)。具体的には、制御部61は、双方向コンバータ7が絞りモードで動作している場合には、動作モードを絞りモードに維持する。双方向コンバータ7が通常モードで動作している場合には、制御部61は、動作モードを通常モードから絞りモードに切り替える。
制御部61は、所定間隔で上述の処理を実行することにより、双方向コンバータ7の動作モードを適切に制御する。
本実施形態によれば、直流負荷へ4供給される直流電力に基づき双方向コンバータ7の動作モードを切り替えることで、蓄電装置5へ供給される直流電力を好適に制御できる。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれる。
1 無停電電源装置(UPS)
2 商用電源(電源)
3 交流負荷
4 直流負荷
5 蓄電装置
6 制御装置
61 制御部
62 記憶部
63 入出力部
62P プログラム
M 記録媒体
7 双方向AC/DCコンバータ(変換器)
9 電流センサ(検出器)

Claims (7)

  1. 電源の正常時には前記電源からの電力を交流負荷及び直流負荷に供給し、前記電源の異常時には蓄電装置から前記交流負荷及び前記直流負荷に電力を供給する常時商用給電方式の無停電電源装置であって、
    前記電源から供給される交流電力と直流電力との間の電力変換を行い、変換した直流電力を前記直流負荷及び前記蓄電装置に出力する変換器と、
    前記変換器から前記直流負荷へ出力される直流電力の電流値を検出する検出器とを備え、
    前記変換器は、前記検出器が検出した前記電流値に応じて、動作モードを第1モード又は前記第1モードとは異なる直流電力を出力する第2モードに切り替える
    無停電電源装置。
  2. 前記第2モードは、前記第1モードよりも小さい直流電力を出力するよう動作するものであり、
    前記変換器は、
    前記電流値が所定値以上の場合、前記第1モードで動作し、
    前記電流値が所定値未満の場合、前記第2モードで動作する
    請求項1に記載の無停電電源装置。
  3. 前記蓄電装置はリチウムイオン二次電池を含み、
    前記変換器から出力される総直流電力から、前記直流負荷へ出力される直流電力を減じた余剰直流電力が前記蓄電装置に出力される
    請求項1又は請求項2に記載の無停電電源装置。
  4. 電源の正常時には前記電源からの電力を交流負荷及び直流負荷に供給し、前記電源の異常時には蓄電装置から前記交流負荷及び前記直流負荷に電力を供給する常時商用給電方式の無停電電源装置における処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記無停電電源装置は、
    前記電源から供給される交流電力と直流電力との間の電力変換を行い、変換した直流電力を前記直流負荷及び前記蓄電装置に出力する変換器と、
    前記変換器から前記直流負荷へ出力される直流電力の電流値を検出する検出器とを備え、
    前記変換器の動作モードを、前記検出器が検出した前記電流値に応じて、第1モード又は前記第1モードとは異なる直流電力を出力する第2モードに切り替える
    処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
  5. 電源の正常時には前記電源からの電力を交流負荷及び直流負荷に供給し、前記電源の異常時には蓄電装置から前記交流負荷及び前記直流負荷に電力を供給する常時商用給電方式の無停電電源装置における制御方法であって、
    前記無停電電源装置は、
    前記電源から供給される交流電力と直流電力との間の電力変換を行い、変換した直流電力を前記直流負荷及び前記蓄電装置に出力する変換器と、
    前記変換器から前記直流負荷へ出力される直流電力の電流値を検出する検出器とを備え、
    前記変換器の動作モードを、前記検出器が検出した前記電流値に応じて、第1モード又は前記第1モードとは異なる直流電力を出力する第2モードに切り替える
    制御方法。
  6. 前記電流値が所定値未満の場合、前記変換器を前記第1モードよりも小さい直流電力を出力する前記第2モードで動作させることにより、前記変換器から出力される直流電力を用いて前記蓄電装置を充電し、
    前記電流値が所定値以上となった場合、前記変換器の動作モードを前記第2モードから前記第1モードに切り替え

    請求項5に記載の制御方法。
  7. 前記変換器を前記第2モードで動作させている最中に、前記直流負荷における消費電力の増加に応じ、前記蓄電装置に、前記直流負荷への直流電力を供給させる
    請求項6に記載の制御方法。
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