JP2022097974A - ヘルメット取り付け具及びヘルメット取り付け具付きマイク - Google Patents
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Abstract
Description
そして、ヘルメットは、ヘルメットの内面の頬部分に着脱自在に装着される頬当てパッドを有しており、ヘルメット取付具は略平板状のヘルメット固定部と、ヘルメット固定部の一端部に設けられた機器を保持する機器保持固定部と、ヘルメット固定部の一面に貼付された第1の面ファスナーを有していて、ヘルメットの内面の頬の部分または頬当てパッドの裏面であって第1の面ファスナーと対向する部分に、第1の面ファスナーと相互にかみ合う第2の面ファスナーを貼付して、第1の面ファスナーと第2の面ファスナーを貼り付けるように結合させて、頬当てパッドをヘルメットの内面に取り付けることにより、ヘルメット固定部が頬当てパッドとヘルメットの内面との間で保持され、機器保持固定部が頬当てパッドとヘルメットの内面との間から外部に突出されるように構成されていることを特徴とする。
ので、走行中における走行風や振動等による機器のずれや、走行中の機器の落下を防止して、走行中における機器を安定して保持するとともに、簡単に着脱することができるものとなる。
図1乃至図7を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。
まず、図1及び図4を用いて、ヘルメット取付具1とマイク2の使用例と構成について説明する。
図1はヘルメット取付具1とマイク2の使用例を示す使用者Uを側面方向から見た模式図であり、図2はマイク2を保持したヘルメット取付具1の構成を示し、図2(A)は正面方向から見た斜視図、図2(B)は背面方向から見た斜視図である。また、図3はヘルメット取付具1とマイク2の構成を示す斜視分解図であり、図4は、この実施形態の使用例で用いられたヘルメット用音響装置1000を示す斜視図である。
図2及び図3に示すように、ヘルメット取付具1はヘルメット固定部(ヘルメット固定部)11とマイク保持部(機器保持固定部)(マイク保持固定部)12を有していて、ナイロン等の柔軟な樹脂から構成される。ヘルメット固定部11の一面には取付具面ファスナー13が貼付される。
図4は、ヘルメット用音響装置1000と取り付けアダプター1500とを示しており、ヘルメット用音響装置1の一方の端部には、取り付けアダプター1500が装着された状態を示し、他方の端部には取り付けアダプター1500を外された状態を示す斜視図である。
図5は、マイク2とヘルメット用音響装置1000が取り付けてあり、シールド2200を下げた状態のヘルメット2000を装着した使用者Uが、通話を楽しんでいる状況を示している。図5に示すように、使用者Uの頬の部分を守るクッションである頬当てパッド2300とヘルメット本体2100内面の頬の部分との間にヘルメット取付具1が取り付けられ、その間からマイク2が突出して保持されている。
図6に示すように、ヘルメット本体2100の最外層は硬くて丈夫な樹脂からなるオープンフェイスヘルメットの形に成型された帽体2110から構成され、その内面には衝撃を吸収するための衝撃吸収ライナー2120を備えている。ヘルメット本体2100の頬の部分には内張り2130が張られていて、内張り2130には頬当てパッド2300を係止するための凸側ホック2140が設けられている。
図6に示すように、帽体2110と衝撃吸収ライナー2120の縁部の端部は、ゴム等の柔軟な材質で形成された略コの字状のエッジカバー2150によって覆われている。このエッジカバー2150の外周面側には縁部に沿って連続して立設されたエッジカバーリブ2160が形成されている。
図6に示すように、上マイクケース211と下マイクケース212は図示されない防水性のある両面テープ217等により水密に結合され、上マイクケース211の頂部には音を捕らえるための穴が開いている。
一方、面ファスナーに取付面と平行方向の力を加えて、ヘルメット取付具1を横に引っ張った場合には、この場合には面ファスナー同士の結合は強固であり、横にずらすことすら難しい。
すなわち、ヘルメット固定部11は頬当てパッド2300とヘルメット本体2100の内面との間で保持され、マイク本体21を保持するマイク保持部12が頬当てパッド2300とヘルメット本体2100の内面から外部に突出されるように構成されている。そのため、走行中における走行風や振動等による機器のずれや、走行中の機器の落下を防止して、走行中における機器を安定して保持するとともに、簡単にヘルメット2000から着脱可能なヘルメット取付具1を実現させることができた。
ところで、従来のように長いアームを用いて口元付近にマイクを設置することなく、ヘルメット本体2100の縁部近傍にマイク本体21を配置した場合でも、使用者Uの音声をしっかり捕らえることができるのかが問題となる。
すなわち、本実施形態では、マイク本体21はヘルメット本体2100の縁部近傍に保持されているため、視野が狭まることは少なくなる。
例えば、マイク本体21等に音声の音の帯域を通すバンドパス・フィルター等の回路を設置することにより、混入した雑音を低減する信号処理をしてもよい。この場合、マイク2自体で信号処理をするので、音声信号端子23からの出力は、音声が中心のものとなる。
図8を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。
この第2の実施形態では、ヘルメット取付具1は同様の形状を有し、第1の実施形態と同様に、頬当てクッション2320と内張り2130との間の隙間に保持されている。以下、第1の実施形態と同じ部分は同一符号を付し、説明を省略し、異なっている部分のみを説明する。
一方、取付面と平行方向の力を面ファスナーに加えて、ヘルメット取付具1を横に引っ張った場合には、この場合の面ファスナー同士の結合は強固であり、横にずらすことすら難しい。このように構成することにより、第1の実施形態と同様に、本実施形態の場合も、ヘルメット取付具1は非常に簡単な構成でありながら、強固にマイク2をヘルメット2000に取り付けることが可能となる。
また、マイク本体21はヘルメット本体2100の縁部近傍に保持されているため、ヘルメット2000の着脱時において、邪魔になることは少なくなる。
また、両面に貼付する場合には、一面の面ファスナーの面積は、他面より小さいことが好ましい。頬当てパッド2300を外したとき、ヘルメット取付具1が必ず一方の面の方に取り付いて残っていた方が、取り外し作業が容易になるからである。
図9を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。
この第3の実施形態でも、第1の実施形態と同様に、ヘルメット取付具1は頬当てクッション2320と内張り2130との間の隙間に保持されている。以下、第1の実施形態と同じ部分は同一符号を付し、説明を省略し、異なっている部分のみを説明する。
すなわち、この図では図示されていない頬当てパッド2300とヘルメット本体2100の内面から外部に突出されるように構成されているのは、マイク本体21を保持したマイク保持部12とマイク保持アーム14ということになる。
なお、段差内面122はマイク本体21取り付けのためのガイドとしては使用できなくなるので、2つのガイド面123.123と組になって略正三角形をなす第3のガイド面123が、マイク保持部12のマイク保持アーム14側の部分に設けられている。
すなわち、本実施形態の場合も、走行中における走行風や振動等による機器のずれや、走行中の機器の落下を防止して、走行中における機器を安定して保持するとともに、簡単にヘルメット2000から着脱可能なヘルメット取付具1を実現させることが可能となる。
なお、取付具面ファスナー13の形状は、略長方形状、略十字形状ばかりでなく、例えば、略T字形状、略L字形状、略リング形状、略C字形状、略E字形状または略丸形状等でもよいことは勿論である
またこの場合、マイクを小さくし、マイク保持アーム14を細くすることが好ましい。マイクやアームによる視野の狭まりを軽減するためである。
図10および図11を参照して、本発明の第4の実施形態について説明する。
この第4の実施形態では、ヘルメット取付具1は第1の実施形態と同様に、頬当てクッション2320と内張り2130との間の隙間に保持されているが、保持されている機器が、マイク2ではなく、カメラ4であることが異なっている。以下、第1の実施形態と同じ部分は同一符号を付し、説明を省略し、異なっている部分のみを説明する。
すなわち、本実施形態の場合も、走行中における走行風や振動等による機器のずれや、走行中の機器の落下を防止して、走行中における機器を安定して保持するとともに、簡単にヘルメット2000から着脱可能なヘルメット取付具1を実現させることが可能となる。
図11に示すように、カメラ4は、カメラ保持部(機器保持固定部)15により保持され、回動連結部(機器保持固定部)16によりカメラの向きが調整され、ヘルメット固定部(ヘルメット固定部)11によりヘルメット本体2100に固定される。回動連結部16は上下調整つまみ161と左右調整つまみ162、調整連結部163を有しており、カメラ4の向きの上下方向と左右方向の調節が可能に構成されている。
すなわち、この図では図示されていない頬当てパッド2300とヘルメット本体2100の内面から外部に突出されるように構成されているのは、カメラ4を保持したカメラ保持部15と回動連結部16ということになる。
例えば、上述した実施の形態においては、ヘルメット取り付け具に保持されたマイクは、ヘルメット用音響装置と携帯端末を介して通話が可能となっているが、これに限定されない。例えば、単にマイクではなく、直接通信できる通信機能回路付きのマイクとして、通信機能回路に無線または有線で接続されたイヤホンを用いることにより、通話を可能としてもよい。
S 携帯端末
1 ヘルメット取付具
11 ヘルメット固定部
12 マイク保持部
13 取付具面ファスナー
14 マイク保持アーム
15 カメラ保持部
2 マイク
21 マイク本体
22 音声信号ケーブル
23 音声信号端子
3 ケーブルクランパー
4 カメラ
1000 ヘルメット用音響装置
2000 ヘルメット
2100 ヘルメット本体
2170 ヘルメット面ファスナー
2200 シールド
2300 頬当てパッド
2350 頬当てパッド面ファスナー
2400 締付け用バンド
Claims (8)
- 機器を、オープンフェイスヘルメット型のヘルメットに取り付けるためのヘルメット取付具であって、
前記ヘルメットは、前記ヘルメットの内面の頬部分に着脱自在に装着される頬当てパッドを有しており、
前記ヘルメット取付具は略平板状のヘルメット固定部と、前記ヘルメット固定部の一端部に設けられた前記機器を保持する機器保持固定部と、前記ヘルメット固定部の一面に貼付された第1の面ファスナーを有していて、
前記ヘルメットの内面の頬の部分または頬当てパッドの裏面であって前記第1の面ファスナーと対向する部分に、前記第1の面ファスナーと相互にかみ合う第2の面ファスナーを貼付して、
前記第1の面ファスナーと第2の面ファスナーを貼り付けるように結合させて、前記頬当てパッドを前記ヘルメットの内面に取り付けることにより、
前記ヘルメット固定部が前記頬当てパッドと前記ヘルメットの内面との間で保持され、前記機器保持固定部が前記頬当てパッドと前記ヘルメットの内面との間から外部に突出されるように構成されている
ことを特徴とするヘルメット取付具。 - 前記機器が前記ヘルメットの縁部近傍に保持されるように構成されている
ことを特徴とする請求項1記載のヘルメット取付具。 - 前記機器がマイクである
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のヘルメット取付具。 - 前記機器がカメラである
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のヘルメット取付具。 - 前記機器保持固定部は前記カメラの向きを左右方向および上下方向に回動させる角度調節機構を有している
ことを特徴とする請求項4記載のヘルメット取付具。 - オープンフェイスヘルメット型のヘルメットにマイクを取り付けるためのヘルメット取付具を有するヘルメット取付具付きマイクであって、
前記ヘルメットは、前記ヘルメットの内面の頬部分に着脱自在に装着される頬当てパッドを有しており、
前記ヘルメット取付具は略平板状のヘルメット固定部と、前記ヘルメット固定部の一端部に設けられた前記機器を保持するマイク保持固定部と、前記ヘルメット固定部の一面に貼付された第1の面ファスナーを有していて、
前記ヘルメットの内面の頬の部分または頬当てパッドの裏面であって前記第1の面ファスナーと対向する部分に、前記第1の面ファスナーと相互にかみ合う第2の面ファスナーを貼付して、
前記第1の面ファスナーと第2の面ファスナーを貼り付けるように結合させて、前記頬当てパッドを前記ヘルメットの内面に取り付けることにより、
前記ヘルメット固定部が前記頬当てパッドと前記ヘルメットの内面との間で保持され、前記マイク保持固定部が前記頬当てパッドと前記ヘルメットの内面との間から外部に突出されるように構成されていて、
前記マイクは前記マイク保持固定部により前記ヘルメットの内側方向に向くように保持されている
ことを特徴とするヘルメット取付具付きマイク。 - 前記マイクは、前記ヘルメットの縁部近傍に位置するように構成されている
ことを特徴とする請求項6記載のヘルメット取付具付きマイク。 - 前記マイク保持部には前記信号ケーブルが前記マイクから出る方向を選択的に固定することをガイドするためのマイク取り付けガイド部を有していて、
マイク取り付けガイド部にガイドされて前記マイクを前記マイク保持部に固定することにより、前記信号ケーブルが前記マイクから出る方向を選択的に変えられるように構成されている
ことを特徴とする請求項7記載のヘルメット取付具付きマイク。
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