JP2022097417A - 剛性を調整するための手段を備えた可撓性ガイドを有する計時器用発振器機構 - Google Patents

剛性を調整するための手段を備えた可撓性ガイドを有する計時器用発振器機構 Download PDF

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Abstract

【課題】歩度の正確な調整手段を備えた可撓性ガイドを有する計時器用発振器機構を提供する。【解決手段】可撓性ガイド5と発振質量2とを備える回転発振器機構であって、可撓性ガイド5は、可撓性ストリップ4、6と硬性部分7とを備え、可撓性ストリップ4、6は、一方で可撓性ガイド5の硬性部分7に結合され、他方で発振質量2に結合され、発振器機構は、発振器機構の剛性を調整する手段を備え、調整手段は、一方では可撓性ガイド5の硬性部分7に接続され他方では固定サポート11に接続される可撓性要素12によって吊設され、可撓性ガイド5と可撓性要素12とは、発振質量2が仮想ピボットの周囲で回転可能にするように、実質的に同一の平面において延長し、調整手段は、さらに、可変の力またはトルクを、可撓性要素12の剛性を変動させるように、可撓性要素12または可撓性ガイド5に対して印加するプレストレス手段15を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、特に時計製作法のための、剛性を調整するための手段を備えた可撓性ガイドを有する発振器機構に関する。
今日の機械式腕時計のほとんどは、ゼンマイ付きテンプ輪(sprung balance)と、スイス・レバー脱進機とを備えている。ゼンマイ付きテンプ輪は、腕時計の時間基準を構成する。それは、また発振器とも称される。
脱進機は、それ自体として、下記の2つの主たる機能を果たしており、すなわち、
- 発振器の前後運動を維持すること、
- これらの前後運動を数えること、である。
機械的な発振器を構成するためには、慣性要素と、ガイドと、弾性戻り要素とが必要である。伝統的には、ヒゲゼンマイが、テンプ輪を構成する慣性要素のための弾性戻り要素の役割を果たす。このテンプ輪は、円滑なルビー軸受において全体として回転するピボットによって、回転をガイドされる。
現在では、可撓性ガイドが、仮想ピボットを形成するゼンマイとして用いられる。仮想ピボットを有する可撓性ガイドが、計時器用発振器を実質的に改善することを可能にする。最も単純なものは、ほぼ垂直に交差する直線ストリップを有する2つのガイド・デバイスで構成された、交差ストリップ・ピボットである。これらの2つのストリップは、2つの異なる平面における3次元的なものか、または同一平面における2次元的なもののいずれかであり得るが、それらの交差する点においてハンダ付けされている。ただし、RCC(リモート・センタ・コンプライアンス)タイプの非交差ストリップ・ガイドも存在しており、これは、交差しない直線ストリップを有する。そのような発振器は、欧州特許第2911012号、または欧州特許出願第14199039号および第16155039号の文献に記載されている。
その作動のためには、ヒゲゼンマイ・テンプ輪システムが、全体として、腕時計の精度を向上させるように調整されることが可能でなければならない。この目的のため、ゼンマイの有効な長さを修正するためのインデクスなど、ヒゲゼンマイの剛性を調整するための手段が、用いられる。こうして、腕時計の歩度精度(rate precision)を調整するために、その剛性が修正される。しかし、歩度を調整するための伝統的なインデクスの効果は限定的なものに留まり、調整を1日当たり数秒または数十秒というオーダーという充分な精度のものとするには、必ずしも有効とは限らない。
可撓性ガイドの場合には、テンプ輪の枠(rim)に配設された1つまたは複数のねじを備えた調整手段が、存在する。それらのねじに作用することにより、テンプ輪の慣性が修正され、その歩度が修正されるという効果が生じる。
しかし、これらのねじによって与えられる調整範囲は顕著ではあるが、調整の精妙性は正確ではない。したがって、歩度の調整を獲得するのは、困難である。
欧州特許第2911012号 欧州特許出願第14199039号 欧州特許出願第16155039号
本発明の目的は、上述した短所の全部または一部を、正確な調整手段を備えた可撓性ガイドを有する計時器用発振器機構を提案することによって、克服することである。
この目的のため、本発明は、特に時計製作法のための回転発振器機構に関し、この発振器機構は可撓性ガイドと発振質量とを備え、可撓性ガイドは2つの可撓性ストリップと硬性部分とを備えており、可撓性ストリップは、一方で可撓性ガイドの硬性部分に結合され、他方で発振質量に結合される。
本発明は、その機構が発振器機構の剛性を調整するための手段を備えており、その調整手段は可撓性ガイドと直列に配設された可撓性要素を備え、この可撓性要素は、一方では可撓性ガイドの硬性部分に接続され、他方では固定サポートに接続されていて、それにより、可撓性ガイドは可撓性要素によって吊設され、可撓性要素は硬性部分が回転ムーブメントを実行することを可能にするためのピボットを形成し、可撓性ガイドと可撓性要素とは、発振質量が仮想ピボットの周囲で回転ムーブメントを行うことを可能にするために、実質的に同一平面において延長しており、調整手段は、さらに、可変の力またはトルクを、可撓性要素の剛性を変動させるように可撓性要素または可撓性ガイドに対して印加するためのプレストレス手段を備えるという点で、特筆すべきである。
本発明のため、プレストレス手段に作用することにより、可撓性要素に印加された力またはトルクが修正され、それが可撓性要素と可撓性ガイドとを備えたアセンブリの剛性の修正を生じさせる。実際、可撓性ガイドと直列に配置された可撓性要素が追加的な剛性を与え、それが可撓性ガイドの剛性に追加される。よって、プレストレス手段が可撓性要素に対して可変の力またはトルクを印加すると、それらは可撓性要素の剛性を、したがって、可撓性ガイドと可撓性要素とを備えたアセンブリの剛性を修正する。
換言すると、可撓性要素は、可撓性ガイドと固定サポートとの間で、可撓性ガイドと直列に配置される。この可撓性要素は、付着点の剛性を修正し、発振器に追加的な可撓性を与える。こうして、発振器の有効剛性は、可撓性ガイドの剛性と可撓性要素の剛性とで構成される。次に、可変の力またはトルクが、可撓性ガイドに予め応力を与えることなく、そして可撓性ガイドを移動させることなく、可撓性要素に予め応力を与えるように、印加される。可撓性要素に予め応力を与えることによって、その剛性が変化するが、他方で、可撓性ガイドについては、予め応力を与えられていないし、移動してもいないため、その剛性は変化しないままである。可撓性要素の剛性を変化させることにより、発振器の剛性(可撓性ガイドの剛性および可撓性要素の剛性)は変化し、それが結果的に発振器の歩度を修正する。可撓性要素は好ましくは可撓性ガイドよりも大きな剛性を有しているため、全体的な剛性における可撓性要素の剛性の比率は、可撓性ガイドの剛性の比率よりも小さい。結果的には、可撓性要素の剛性の修正が、発振器のアセンブリの剛性を修正し、結果的にその歩度を精細に調整することになり、我々の時間基準の頻度を正確に調整することを可能にする。このように、ただ1つの要素だけが剛性の調整のために作用を受けるため、歩度の調整において高い精度が得られる。
本発明のある特定の実施形態によると、プレストレス手段は、主たる可撓性ストリップの剛性を修正することなく、可撓性要素の剛性のみを変動させることになる。
本発明のある特定の実施形態によると、可撓性要素は、少なくとも1つの二次可撓性ストリップを、好ましくは2つの二次可撓性ストリップを備えており、それぞれの二次可撓性ストリップは固定サポートに接続されている。
本発明のある特定の実施形態によると、プレストレス手段は、二次可撓性ストリップと接するピンを備える。
本発明のある特定の実施形態によると、プレストレス手段は、二次可撓性ストリップに対して、可変の力またはトルクを印加する。
本発明のある特定の実施形態によると、プレストレス手段は、可撓性ガイドの硬性部分に対して、可変の力またはトルクを印加する。
本発明のある特定の実施形態によると、プレストレス手段は、第1の可動体と、少なくとも1つの三次可撓性ストリップとを備えており、この少なくとも1つの三次可撓性ストリップは、第1の可動体と可撓性ガイドの硬性部分とに接続され、または第1の可動体と可撓性要素とに接続されている。
本発明のある特定の実施形態によると、プレストレス手段は、複数の四次可撓性ストリップと、第2の可動体とを備えており、四次可撓性ストリップは、第2の可動体を第1の可動体に接続する。
本発明のある特定の実施形態によると、プレストレス手段は、第2の可動体または第1の可動体を固定サポートに接続する少なくとも1つの五次可撓性ストリップを備える。
本発明のある特定の実施形態によると、プレストレス手段は、第2の可動体または硬性部分と接する偏心ねじを含む。
本発明のある特定の実施形態によると、プレストレス手段は、第2の可動体に対して長手方向に可動的なねじを含む。
本発明のある特定の実施形態によると、プレストレス手段は、第2の可動体を移動させるレバーを備える。
本発明のある特定の実施形態によると、プレストレス手段は、硬性部分または第2の可動体と一体である第1の磁石と、第1の磁石との関係で可動的な第2の磁石とを備える。
本発明のある特定の実施形態によると、プレストレス手段は、硬性部分に接続されたゼンマイと、そのゼンマイを伸長または圧縮させるための可動体とを備える。
本発明のある特定の実施形態によると、プレストレス手段は、可撓性ガイドおよび可撓性要素と同一の平面に配設されている。
本発明のある特定の実施形態によると、プレストレス手段は、可撓性ガイドおよび可撓性要素の平面と実質的に平行な平面に配設されている。
本発明のある特定の実施形態によると、可撓性要素は、第3の可動体と、第3の可動体を硬性部分に接続する複数の六次可撓性ストリップとを備える。
本発明のある特定の実施形態によると、可撓性要素は、第4の可動体と、第3の可動体を第4の可動体に接続する複数の七次可撓性ストリップとを備える。
本発明のある特定の実施形態によると、三次可撓性ストリップは第4の可動体に接続されている。
本発明のある特定の実施形態によると、可撓性ガイドの2つの主たる可撓性ストリップは交差している。
本発明のある特定の実施形態によると、可撓性要素は、可撓性ガイドの剛性よりも大きな剛性を、好ましくは少なくとも5倍大きな、またはさらに少なくとも10倍大きな剛性を有する。
本発明は、また、そのような発振器機構を備える時計用ムーブメントにも関する。
本発明の目的、長所および特徴は、添付された以下の図面を参照して、単に非限定的な例によって与えられている複数の実施形態を読むことで、明らかになるであろう。
本発明の第1の実施形態による発振器機構を概略的に表す平面図である。 本発明の第1の実施形態の第1の変形例による発振器機構を概略的に表す平面図である。 本発明の第2の実施形態による発振器機構を概略的に表す平面図である。 本発明の第2の実施形態の第1の変形例による発振器機構を概略的に表す平面図である。 本発明の第2の実施形態の第2の変形例による発振器機構を概略的に表す平面図である。 本発明の第2の実施形態の第3の変形例による発振器機構を概略的に表す平面図である。 本発明の第2の実施形態の第4の変形例による発振器機構を概略的に表す平面図である。 本発明の第2の実施形態の第5の変形例による発振器機構を概略的に表す平面図である。 本発明の第2の実施形態の第6の変形例による発振器機構を概略的に表す平面図である。 本発明の第2の実施形態の第7の変形例による発振器機構を概略的に表す平面図である。 本発明の第3の実施形態による発振器機構を概略的に表す平面図である。 本発明の第3の実施形態の第1の変形例による発振器機構を概略的に表す平面図である。 本発明の第3の実施形態の第2の変形例による発振器機構を概略的に表す平面図である。 本発明の第3の実施形態の第3の変形例による発振器機構を概略的に表す平面図である。 本発明の第3の実施形態の第4の変形例による発振器機構を概略的に表す平面図である。
図1~15の、特に時計製作法のための発振器機構1、10、20、30、40、50、60、70、80、90、100、110、120、130、140の3つの実施形態は、可撓性ガイド5と発振質量2とを備える。発振質量2は、付着体3とテンプ輪(図には表されていない)とを備えており、テンプ輪は、例えば、時計製作法で通常用いられる環の形状のテンプ輪または骨の形状の直線的部材であって、付着体3上に組み立てられている。付着体3は、細長い矩形の形状を有する。発振器機構1は、発振質量2が仮想ピボットの周囲における回転ムーブメントを実行するのを可能にするように、実質的に同一の平面内で延長する。
可撓性ガイド5は、2つの主たる可撓性ストリップ4、6と、硬性部分7とを備える。可撓性ガイド5は、主対称軸に従って、延長する。可撓性ストリップ4、6は、一方で可撓性ガイド5の硬性部分7に結合され、他方で発振質量2の付着体3に結合される。可撓性ガイド5の2つの主たるストリップ4、6は、交差しており、好ましくは直線状であって同じ長さである。
本発明により、発振器機構1は、発振器機構の剛性を調整するための手段を備える。この目的のため、調整手段は、可撓性ガイド5と直列に配設された可撓性要素12を備えており、可撓性要素12は、一方では可撓性ガイドの硬性部分7に接続され、他方では固定サポート11に接続されることにより、可撓性ガイド5は、可撓性要素12によって吊設され、可撓性要素12は、硬性部分7が回転ムーブメントを実行することを可能にするように、ピボットを形成する。こうして、硬性部分7は、可撓性要素12のために、回転ムーブメントを行う。硬性部分7の回転ムーブメントが可撓性ガイド5によって誘導される発振質量2の回転ムーブメントに加わることで、発振質量の移動角距離が可撓性要素12によって増加される。
さらに、プレストレス手段15は、主たる可撓性ストリップ4、6の剛性を修正することなく、可撓性要素12の剛性のみを変動させることになる。このように、発振器機構を調整するため、ただ1つの要素のみが作用を受け、調整が単純化される。加えて、主たる可撓性ストリップ4、6の位置は、プレストレス手段15のために、変化しない。
第1の2つの実施形態では、硬性部分7は、好ましくは円弧の中心に関して対称に主たるストリップ4、6がその上に結合されている、内側を備える弧を有する。可撓性要素12は、この場合は2つの二次可撓性ストリップ8、9であるが、少なくとも1つの二次可撓性ストリップを備える。好ましくは、二次可撓性ストリップ8、9は、直線状であって、同じ長さを有する。各二次可撓性ストリップ8、9は、可撓性ガイド5の硬性部分7の円弧の外側と固定サポート11とを接続する。二次可撓性ストリップ8、9は、好ましくは、可撓性ガイド5の軸に関して対称に、円弧の各端部に近接して配設される。
調整手段は、さらに、可撓性要素12の剛性を変動させるように、可撓性要素12または可撓性ガイド5に対して可変の力またはトルクを印加する、プレストレス手段15を備える。
第1の実施形態の第2の変形例では、プレストレス手段15は、二次可撓性ストリップに接するピンを備える。
図1および2は、時計用ムーブメントのための回転発振器機構1の第1の実施形態の概略的な表現を示している。図1の作動原理によって示されるように、プレストレス手段15は、可撓性要素12に対し、可変の力またはトルクを印加する。この場合では、プレストレス手段15は、二次可撓性ストリップ8、9に対して、力またはトルクを印加する。このように、二次可撓性ストリップ8、9の剛性は、可撓性要素12と可撓性ガイド5とで形成されるアセンブリの剛性を調整するように、修正される。
図2の変形例では、プレストレス手段15は、この場合は各二次可撓性ストリップ8、9のいずれかの側にそれぞれが配設された2対のピンである、ピン14、16を備える。2つのピン14、16は、二次可撓性ストリップ8、9と接しており、それらの剛性を修正するように、各ストリップ8、9に沿って移動され得る。こうして、ピン14、16のムーブメントにより、二次可撓性ストリップ8、9と可撓性ガイド5とによって形成されるアセンブリの剛性を、発振器機構1の歩度の精度を調整するように修正することが可能になる。
発振器機構1の第2の実施形態の作動原理が、図3に図解されている。プレストレス手段15は、可撓性ガイド5に対し、特に可撓性ガイド5の硬性部分7に対して、可変の力またはトルクを印加する。こうして、そのような配設により、可撓性ガイド5の主たる可撓性ストリップ4、6と可撓性要素12の二次可撓性ストリップ8、9との両方の剛性を修正することが可能になる。
図4の第2の実施形態の第1の変形例は、プレストレス手段15を図解しているが、プレストレス手段15は、可撓性ガイド5の硬性部分7とそのヘッドとが接して配置される偏心ねじ17を備える。こうして、偏心ねじ17を付勢することにより、硬性部分7に対して印加された力またはトルクが変動させられる。
第2の実施形態の第2の変形例では、プレストレス手段15が、磁石17、18を含む。第1の磁石17は可撓性ガイド5の硬性部分7上に配設されているが、第2の可動磁石18は、第1の磁石17から可変な距離に配設されていることにより、第1の磁石17に対し、したがって、硬性部分7に対して、可変の力またはトルクを印加する。
図6の第3の変形例のプレストレス手段15は、ゼンマイ21と、ゼンマイ21によって可撓性ガイド5の硬性部分7に接続されている可動体22とを含む。よって、可動体22を移動させることにより、ゼンマイ21は、硬性部分7に対して加えられる力またはトルクを変動させるために、伸長または圧縮される。
図7~10の第2の実施形態の変形例では、プレストレス手段15が、第1の可動体24と、好ましくは可撓性ガイドの対称軸に従って硬性部分7および第1の可動体24と直列に組み立てられている三次可撓性ストリップ25とを備える。第1の可動体24は、好ましくは、三次可撓性ストリップ25の軸において細長く配設されている形状を有する。
プレストレス手段15は、肘の形状を有する第2の可動体27と、2つの可動体24、27を接続するこの場合は4つの四次可撓性ストリップ26とを備える。4つの四次ストリップ26は、好ましくは、プレストレス手段15の安静位置では、三次ストリップ25と実質的に垂直である。四次可撓性ストリップ26は、好ましくは平行である。
図7では、発振器機構60の第4の変形例のプレストレス手段15は、さらに、第1の可動体24を固定サポート31に接続する2つの五次ストリップ28を備える。五次可撓性ストリップ28は、好ましくは、平行である。五次ストリップ28は、四次ストリップ26と実質的に平行であり、第1の可動体24の反対側に配設されている。プレストレス手段15は、また、可変の力またはトルクを印加するため、第2の可動体27と接することになるように、長手方向に配設されたねじ29を備える。第2の可動体27に対して可変の力またはトルクを印加することによって、発振器機構60の剛性が変動されられる。
図8の発振器機構70の第5の変形例では、プレストレス手段15は、さらに、第2の可動体27を固定サポート31に接続する2つの五次ストリップ32を備える。五次ストリップ32は、四次ストリップと実質的に平行であり、第2の要素の同じ側に配設される。プレストレス手段15は、また、可変の力またはトルクを印加するために、第2の可動体27と接することになるように、長手方向に配設されたねじ29を備える。第2の可動体27に対して可変の力またはトルクを印加することによって、発振器機構70の剛性が変動させられる。
図9および10の第2の実施形態の発振器機構の第6の変形例80と第7の変形例90とは、長手方向のねじが力またはトルクを印加するための他の手段によって置き換えられること以外は、図7の第2の実施形態の第4の変形例と同様である。
図9では、プレストレス手段15は、そのヘッドが第2の可動体27と接する偏心ねじ33を含む。よって、このねじを回転させることにより、第2の可動体27に対して印加される力またはトルクが、可変となる。
図10の発振器機構90の第7の変形例では、プレストレス手段15は、硬性の中央部34を備えた六次可撓性ストリップ36によって第2の可動体27に接続されたレバー35を備える。六次可撓性ストリップ36は、プレストレス手段15の安静位置では、三次可撓性ストリップ25と実質的に平行である。レバー35は、六次可撓性ストリップ36と垂直に配設される。レバー35は、さらに、レバー35のいずれの側にも配設されている2つの七次ストリップ37、38によって、第2の固定サポート41に接続される。レバー35の自由端39はUの形状であり、可撓性要素12に対して可変の力またはトルクを印加するために、それを横方向に付勢することによって、それに対して作用することが可能である。
図11~15の第3の実施形態では、可撓性ガイド45の硬性部分47は、細長く伸長しており、可撓性ガイド45の軸と垂直に配設される。可撓性要素42は、この場合には4つの六次可撓性ストリップ44である少なくとも1つの六次可撓性ストリップ44と、Lの形状の第3の可動体46とを含む。六次可撓性ストリップ44は、可撓性ガイド45の軸と平行に配設され、可撓性ガイド45の硬性部分47をL字型のベースの内側に接続する。L字型のバーは、可撓性要素42の安静位置では、六次可撓性ストリップ44と平行に延長する。可撓性要素42は、さらに、第4の可動体48と、この場合は4つの七次可撓性ストリップである少なくとも1つの七次ストリップ49とを備える。第4の可動体48は、幅の広いUの形状であり、その内部はL字型のバーの外側に面している。七次ストリップ49は、L字型のバーの外側をU字型のベースの内側に接続しており、六次可撓性ストリップ44と実質的に垂直である。
可撓性要素は、また、この場合は2つの二次可撓性ストリップである少なくとも1つの二次可撓性ストリップ51、52を備えており、二次可撓性ストリップ51、52は、U字型幅の広い端部を発振器機構100の固定サポート53に接続する。
プレストレス手段43は、力またはトルクをU字型に対して印加するように構成される。
図12の第3の実施形態の発振器機構110の第1の変形例では、プレストレス手段43は、さらに、第1の可動体55と、三次可撓性ストリップ54とを備えており、これらは、直列に、可撓性ガイド45の硬性部分47と第1の可動体55とに、好ましくは可撓性ガイド45の対称軸と垂直に組み立てられる。第1の可動体55は、好ましくは、細長く伸長し三次可撓性ストリップ54の軸に配設される形状を有する。
プレストレス手段43は、肘の形状の第2の可動体57と、第1の可動体55と第2の可動体57とを接続する四次可撓性ストリップ56とを備える。この場合、4つの四次ストリップ56は、プレストレス手段43の安静位置では、三次ストリップ54と実質的に垂直である。四次可撓性ストリップ56は、好ましくは、平行である。
プレストレス手段43は、また、第1の可動体55を固定サポート61に接続する2つの五次可撓性ストリップ59を備える。五次可撓性ストリップ59は、好ましくは、平行である。五次ストリップ59は、三次可撓性ストリップ54と実質的に垂直であり、第1の可動体55との関係では四次可撓性ストリップ56の反対側に配設される。プレストレス手段43は、また、可変の力またはトルクを印加するために、第2の可動体57と接することになるように、長手方向に配設されたねじ58を備える。第2の可動体57に対して可変の力またはトルクを印加することによって、発振器機構110の剛性が変動させられる。
図13の第3の実施形態の発振器機構120の第2の変形例では、プレストレス手段43は、第1の変形例のプレストレス手段と同様であるが、可撓性ガイド45に向かってオフセットされている。可撓性要素42は、さらに、その上に三次可撓性ストリップ54が結合されている中間体64を備える。中間体64は、円の形状の弧であり、第4の可動体48のU字型の幅の広い両端に組み立てられる。三次可撓性ストリップ54は、円弧の内側に結合される。こうして、プレストレス手段43は、可撓性ガイド45と可撓性要素42との平面と実質的に平行な平面内に配設される。
図14に表されている第3の実施形態の発振器機構130の第3の変形例では、プレストレス手段43は、第4の可動体48のU字型のベース上で組み立てられたスタッド65と、Lの形状の第1の可動体66と、スタッド65をL字の内側ベースに接続する三次可撓性ストリップ67とを含む。三次可撓性ストリップ67は、好ましくは、七次可撓性ストリップ49の上方に配設される。プレストレス手段43は、さらに、Lの形状の第2の可動体69と、四次可撓性ストリップ68とを含んでおり、四次可撓性ストリップ68は、第1の可動体66のL型のバーの外側を第2の可動体69のL字型のバーの内側に接続している。四次可撓性ストリップ68は、好ましくは平行である。
プレストレス手段43は、さらに、第2の可動体69のL字型のバーの内側を固定サポート73に接続する少なくとも1つの五次可撓性ストリップ72であり、好ましくは4つの五次可撓性ストリップ72を含む。五次可撓性ストリップ72は、好ましくは平行である。固定サポート73は、その両端に二次可撓性ストリップ51、52が結合される円形の弧を有する。固定サポート73は、また、その上に五次ストリップ72が結合される追加的な中央部74を備える。
プレストレス手段43は、また、可変の力またはトルクを印加するために、第2の可動体69と接することになるように長手方向に配設されたねじ71を備えている。可変の力またはトルクを第2の可動体69に対して印加することによって、発振器機構130の剛性は変動させられる。
スタッド65と、三次可撓性ストリップ67と、第1の可動体66と、四次可撓性ストリップ68と、第2の可動体69と、五次可撓性ストリップ72と、ねじ71と、追加的中央部74とは、発振器機構130の上段に配設されており、この上段は、機構130の他の部分を備えている平面と実質的に平行な平面内にある。
図15に表されている第3の実施形態の発振器機構140の第4の変形例は、Lの形状を有する中間体75を除くと、第2の変形例と類似する。L字型のバーは、Uの形状の第4の可動体48の上で組み立てられ、他方で、L字型のベースは、可撓性要素42の上方に折り曲がっている。三次可撓性ストリップ54は、外側のL字型のベースの自由端に接続される。よって、ねじ58と、第1の可動体55と、第2の可動体57と、同様に、四次ストリップ56と、五次ストリップ59とが、第2の実施形態の第2の変形例でのそれらのそれぞれの位置に対し、垂直に配設される。
説明されている実施形態では、可撓性ストリップは、好ましくは直線状である。さらに、同じタイプの可撓性ストリップは、好ましくは、同じ長さである。可撓性ストリップは、連続的に可撓的であり得るし、または可撓的な部分を有するだけの場合もあり得る。
本発明は、また、図面には表されていないが、上述されたような回転発振器機構10、20、30、40、50、60、70、80、90、100、110、120、130、140を備えた時計用ムーブメントに関する。
当然、本発明は、図面を参照して説明されている実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲から逸脱することなく、変形例が想像され得る。
1 発振器機構
2 発振質量
3 付着体
4 可撓性ストリップ
5 可撓性ガイド
6 可撓性ストリップ
7 硬性部分
8 二次可撓性ストリップ
9 二次可撓性ストリップ
10 発振器機構
11 固定サポート
12 可撓性要素
14 ピン
15 プレストレス手段
16 ピン、偏心ねじ
17 偏心ねじ、第1の磁石
18 第2の磁石
20 発振器機構
21 ゼンマイ
22 可動体
24 第1の可動体
25 三次可撓性ストリップ
26 四次可撓性ストリップ
27 第2の可動体
28 五次可撓性ストリップ
29 ねじ
30 発振器機構
31 固定サポート
32 五次可撓性ストリップ
33 偏心ねじ
34 硬性の中央部
35 レバー
36 六次可撓性ストリップ
37 七次可撓性ストリップ
38 七次可撓性ストリップ
39 レバー35の自由端
40 発振器機構
41 第2の固定サポート
42 可撓性要素
43 プレストレス手段
44 六次可撓性ストリップ
45 可撓性ガイド
46 第3の可動体
47 硬性部分
48 第4の可動体
49 七次可撓性ストリップ
50 発振器機構
51 二次可撓性ストリップ
52 二次可撓性ストリップ
53 固定サポート
54 三次可撓性ストリップ
55 第1の可動体
56 四次可撓性ストリップ
57 第2の可動体
58 ねじ
59 五次可撓性ストリップ
60 発振器機構
61 固定サポート
64 中間体
65 スタッド
66 第1の可動体
67 三次可撓性ストリップ
68 四次可撓性ストリップ
69 第2の可動体
70 発振器機構
71 ねじ
72 五次可撓性ストリップ
73 固定サポート
74 中央部
75 中間体
80 発振器機構
90 発振器機構
100 発振器機構
110 発振器機構
120 発振器機構
130 発振器機構
140 発振器機構

Claims (22)

  1. 特に時計製作法のための、可撓性ガイド(5、45)と発振質量(2)とを備える回転発振器機構(1、10、20、30、40、50、60、70、80、90、100、110、120、130、140)であって、前記可撓性ガイド(5、45)は、少なくとも2つの主たる可撓性ストリップ(4、6)と硬性部分(7、47)とを備え、前記主たる可撓性ストリップ(4、6)は、一方で前記可撓性ガイド(5、45)の前記硬性部分(7、47)に結合され、他方で前記発振質量(2)に結合されている、回転発振器機構(1、10、20、30、40、50、60、70、80、90、100、110、120、130、140)において、前記発振器機構(1、10、20、30、40、50、60、70、80、90、100、110、120、130、140)の剛性を調整するための手段を備えており、前記調整手段は、前記可撓性ガイド(5、45)と直列に配設された可撓性要素(12、42)を備え、前記可撓性要素(12、42)は、一方では前記可撓性ガイド(5、45)の前記硬性部分(7、47)に接続され、他方では固定サポート(11、53)に接続されていることにより、前記可撓性ガイド(5、45)は前記可撓性要素(12、42)によって吊設され、前記可撓性要素(12、42)は前記硬性部分(7、47)が回転ムーブメントを実行することを可能にするピボットを形成し、前記可撓性ガイド(5、45)と前記可撓性要素(12、42)とは、前記発振質量(2)が仮想ピボットの周囲で回転ムーブメントを実行することを可能にするように、実質的に同一の平面において延長し、前記調整手段は、さらに、可変の力またはトルクを、前記可撓性要素(12、42)の剛性を変動させるように前記可撓性要素(12、42)または前記可撓性ガイド(5、45)に対して印加するプレストレス手段(15、43)を備えることを特徴とする、回転発振器機構(1、10、20、30、40、50、60、70、80、90、100、110、120、130、140)。
  2. 前記プレストレス手段(15、43)は、前記主たる可撓性ストリップ(4、6)の剛性を修正することなく、前記可撓性要素(12、42)の剛性のみを変動させることを特徴とする、請求項1に記載の発振器機構。
  3. 前記可撓性要素(12、42)は、少なくとも1つの二次可撓性ストリップ(8、9、51、52)を、好ましくは2つの二次可撓性ストリップを備えており、それぞれの二次可撓性ストリップ(8、9、51、52)は前記固定サポート(11、53)に接続されている、請求項1または2に記載の発振器機構。
  4. 前記プレストレス手段(15)は、前記二次可撓性ストリップ(8、9)と接するピン(14、16)を備えることを特徴とする、請求項3に記載の発振器機構。
  5. 前記プレストレス手段(15)は、前記二次可撓性ストリップ(8、9)に対して、前記可変の力またはトルクを印加することを特徴とする、請求項3または4に記載の発振器機構。
  6. 前記プレストレス手段(15)は、前記可撓性ガイド(5)の前記硬性部分(7)に対して、前記可変の力またはトルクを印加することを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の発振器機構。
  7. 前記プレストレス手段(15、43)は、第1の可動体(24、55、66)と、少なくとも1つの三次可撓性ストリップ(25、54、67)とを備えており、前記少なくとも1つの三次可撓性ストリップ(25、54、67)は、前記第1の可動体(24、55、66)と前記可撓性ガイド(5、45)の前記硬性部分(7、47)とに接続され、または前記第1の可動体(24、55、66)と前記可撓性要素(42)とに接続されていることを特徴とする、請求項6に記載の発振器機構。
  8. 前記プレストレス手段(15、43)は、複数の四次可撓性ストリップ(26、56、68)と、第2の可動体(27、57、69)とを備えており、前記四次可撓性ストリップ(26、56、68)は、前記第2の可動体(27、57、69)を前記第1の可動体(24、55、66)に接続することを特徴とする、請求項7に記載の発振器機構。
  9. 前記プレストレス手段(15、43)は、前記第2の可動体(69)または前記第1の可動体(24、55)を前記固定サポート(31、61、73)に接続する少なくとも1つの五次可撓性ストリップ(28、32、59、72)を備えることを特徴とする、請求項8に記載の発振器機構。
  10. 前記プレストレス手段(15、43)は、前記第2の可動体(27)または前記硬性部分(7)と接する偏心ねじ(17)を含むことを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の発振器機構。
  11. 前記プレストレス手段(15、43)は、前記第2の可動体(27、57、69)に対して長手方向に可動的なねじ(29、58、71)を含むことを特徴とする、請求項8または9に記載の発振器機構。
  12. 前記プレストレス手段(15、43)は、前記第2の可動体(27)を移動させるレバー(35)を備えることを特徴とする、請求項8または9に記載の発振器機構。
  13. 前記プレストレス手段(15)は、前記硬性部分(7)または前記第2の可動体と一体である第1の磁石(17)と、前記第1の磁石(17)との関係で可動的な第2の磁石(18)とを備えることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の発振器機構。
  14. 前記プレストレス手段(15)は、前記硬性部分(7)に接続されたゼンマイ(21)と、前記ゼンマイ(21)を伸長または圧縮させるための可動体(22)とを備えることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の発振器機構。
  15. 前記プレストレス手段(15、43)は、前記可撓性ガイド(5、45)および前記可撓性要素(12)と同一の平面に配設されていることを特徴とする、請求項1から14のいずれか一項に記載の発振器機構。
  16. 前記プレストレス手段(43)は、前記可撓性ガイド(45)および前記可撓性要素(12)の前記平面と実質的に平行な平面に配設されていることを特徴とする、請求項1から14のいずれか一項に記載の発振器機構。
  17. 前記可撓性要素(42)は、第3の可動体(46)と、前記第3の可動体(46)を前記硬性部分(47)に接続する複数の六次可撓性ストリップ(44)とを備えることを特徴とする、請求項1から16のいずれか一項に記載の発振器機構。
  18. 前記可撓性要素(42)は、第4の可動体(48)と、前記第3の可動体(46)を前記第4の可動体(48)に接続する複数の七次可撓性ストリップ(49)とを備えることを特徴とする、請求項17に記載の発振器機構。
  19. 前記三次可撓性ストリップ(54、67)は第4の可動体(48)に接続されていることを特徴とする、請求項6に従属する請求項18に記載の発振器機構。
  20. 前記可撓性ガイド(5、45)の前記2つの主たる可撓性ストリップ(4、6)は交差していることを特徴とする、請求項1から19のいずれか一項に記載の発振器機構。
  21. 前記可撓性要素(12、42)は、前記可撓性ガイド(5、45)の剛性よりも大きな剛性を、好ましくは少なくとも5倍大きな、またはさらに少なくとも10倍大きな剛性を有することを特徴とする、請求項1から20のいずれか一項に記載の発振器機構。
  22. 請求項1から21のいずれか一項に記載の発振器機構(1、10、20、30、40、50、60、70、80、90、100、110、120、130、140)を備える時計用ムーブメント。
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