JP2022095331A - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】絶縁型のスイッチング電源装置において、電源起動時の出力電圧のオーバーシュートの発生を抑制すること。【解決手段】実施形態に係るスイッチング電源装置は、スイッチングトランジスタ、センス抵抗、トランス、フォトカプラ、出力電圧フィードバック回路、電流源、電圧検出回路及び制御回路を備える絶縁型のスイッチング電源装置である。出力電圧フィードバック回路は、目標電圧より高い出力電圧に応じたフォトカプラ電流を発生させる。電圧検出回路は、出力電圧が目標電圧より低いとき、フォトダイオードのカソードに接続された電流源に電流を発生させることにより、目標電圧より低い出力電圧に応じたフォトカプラ電流を発生させ、出力電圧が予め定められた検出電圧に達したとき、電流源による電流の発生を停止する。制御回路は、センス抵抗のセンス電圧及びフォトカプラ電流に基づいてスイッチングトランジスタのON/OFF動作を制御する。【選択図】図1

Description

本明細書の実施形態は、スイッチング電源装置に関する。
従来、トランスとフォトカプラとを使用した、DC/DCコンバータとしての絶縁型のスイッチング電源装置が知られている。このスイッチング電源装置においては、2次側の出力電圧が設定値に達したことに応じてフォトカプラ電流が流れ始め、1次側の制御回路によるスイッチング制御が開始される。
特開平6-046560号公報
しかしながら、出力電圧の設定値への到達に応じて発生するフォトカプラ電流によりスイッチング制御を開始する構成では、電源起動時に出力電圧が急激に上昇すると、制御開始時点で出力電圧が設定値を超えてしまい、出力電圧にオーバーシュートが発生する場合があった。
本発明の目的は、上記に鑑みてなされたものであって、絶縁型のスイッチング電源装置において、電源起動時の出力電圧のオーバーシュートの発生を抑制することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、実施形態に係るスイッチング電源装置は、スイッチングトランジスタと、センス抵抗と、トランスと、フォトカプラと、出力電圧フィードバック回路と、電流源と、電圧検出回路と、制御回路とを備える絶縁型のスイッチング電源装置である。前記センス抵抗は、前記スイッチングトランジスタがONしたときに流れる電流に応じたセンス電圧を生成する。前記トランスは、前記スイッチングトランジスタがONすることで入力電圧が印加する1次巻線と、負荷が接続される2次巻線とを有する。前記フォトカプラは、1次側に設けられるフォトトランジスタと、2次側に設けられるフォトダイオードとを有し、前記フォトダイオードに流れる電流に応じて前記フォトトランジスタにおいてフォトカプラ電流を発生する。前記出力電圧フィードバック回路は、前記2次巻線に発生する電圧を整流平滑した出力電圧が予め定められた目標電圧を超えたとき、前記出力電圧及び前記目標電圧の差分に応じた前記フォトカプラ電流を前記フォトダイオードに発生させる。前記電流源は、前記フォトカプラのフォトダイオードのカソードに接続されている。前記電圧検出回路は、前記出力電圧が前記目標電圧より低いとき、前記電流源に電流を発生させることにより、前記目標電圧より低い前記出力電圧に応じた前記フォトカプラ電流を前記フォトダイオードに発生させ、前記出力電圧が予め定められた検出電圧に達したとき、前記電流源による電流の発生を停止する。前記制御回路は、前記センス電圧及び前記フォトカプラ電流に基づいて前記スイッチングトランジスタのON/OFF動作を制御する。
本発明によれば、絶縁型のスイッチング電源装置において、電源起動時の出力電圧のオーバーシュートの発生を抑制することができる。
図1は、実施形態に係るスイッチング電源装置の構成の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る出力電圧検出回路の構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係るスイッチング電源装置とは異なり、フォトカプラ電流調整回路が搭載されていないスイッチング電源装置の構成の一例を示す図である。 図4は、図3のスイッチング電源装置における電源起動時の各信号の動作波形の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る出力電圧検出回路における電源起動時の各信号の動作波形の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係るスイッチング電源装置における電源起動時の各信号の動作波形の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る出力電圧検出回路の構成の別の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係るスイッチング電源装置の構成の別の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、スイッチング電源装置の実施形態について詳細に説明する。以下の実施形態では、同一の参照符号を付した部分は同様の動作を行うものとして、重複する説明は適宜省略する。なお、以下の実施形態において、「接続」とは、「電気的な接続」を意味するとする。
図1は、実施形態に係るスイッチング電源装置1の構成の一例を示す図である。スイッチング電源装置1は、DC/DCコンバータとしての絶縁型のスイッチング電源回路である。スイッチング電源装置1は、1次側の一対の入力端子から供給される直流電圧の入力電圧VINを用いて、2次側の一対の出力端子に接続される負荷に応じて設定された直流電圧の出力電圧VOUTを供給するように構成される。負荷としては、任意の回路素子又は回路構成が適宜利用可能である。
スイッチング電源装置1は、図1に示すように、キャパシタCIN、トランス11、ダイオードD、キャパシタCOUT、NMOSスイッチングトランジスタMPW、センス抵抗R、制御回路13、出力電圧フィードバック(FB)回路15、フォトカプラPC及びフォトカプラ電流調整回路17を有する。
1次側の一対の入力端子には、キャパシタCINが、並列に接続される。キャパシタCINは、1次側の一対の入力端子から供給される電荷を蓄える容量素子である。1次側の一対の入力端子のマイナス側の入力端子は、グランド電位に接続される。1次側の一対の入力端子のプラス側の入力端子は、トランス11の1次巻線Tの一端及び制御回路13に接続される。
1次巻線Tのプラス側の入力端子とは反対側の一端は、NMOSスイッチングトランジスタMPWのドレインに接続される。つまり、1次巻線Tは、NMOSスイッチングトランジスタMPWがONすることで入力電圧VINが印加する。トランス11の2次巻線Tには、ダイオードD及びキャパシタCOUTによる整流平滑回路が接続される。具体的には、2次巻線Tの一端には、ダイオードDのアノードが接続される。2次巻線Tの他の一端とダイオードDのカソードとの間には、キャパシタCOUTが接続される。キャパシタCOUTは、2次巻線Tから供給される電荷を蓄える容量素子である。
2次側の一対の出力端子は、キャパシタCOUTに並列に接続される。つまり、2次側の一対の出力端子は、ダイオードD及びキャパシタCOUTによる整流平滑回路に接続される。2次側の一対の出力端子のマイナス側の出力端子は、グランド電位に接続される。2次側の一対の出力端子は、スイッチング電源装置1の外部の負荷に接続される。換言すれば、スイッチング電源装置1の外部の負荷は、2次側の一対の出力端子を介して2次巻線Tに接続される。
NMOSスイッチングトランジスタMPWは、制御回路13からのPWM(Pulse Width Modulation)信号に応じて動作するスイッチング素子である。
センス抵抗Rは、NMOSスイッチングトランジスタMPWに流れるドレイン電流を検出する抵抗素子である。換言すれば、センス抵抗Rは、NMOSスイッチングトランジスタMPWがONしたときに流れる電流に応じたセンス電圧を生成する抵抗素子である。センス抵抗Rは、一端がNMOSスイッチングトランジスタMPWのソースに接続され、他の一端がグランド電位に接続される。
制御回路13は、センス抵抗Rからのセンス電圧と、フォトカプラPCからのフォトカプラ電流とに基づいて、NMOSスイッチングトランジスタMPWのON/OFF動作を制御する回路である。制御回路13は、NMOSスイッチングトランジスタMPWのゲート及びソースにそれぞれ接続される。また、制御回路13は、フォトカプラPCのフォトトランジスタのコレクタに接続される。制御回路13は、センス抵抗Rに発生するセンス電圧と、フォトカプラPCのフォトトランジスタからのフォトカプラ電流とに基づいてPWM信号を生成し、生成されたPWM信号をNMOSスイッチングトランジスタMPWのゲートに出力するように構成された回路である。つまり、制御回路13は、PWM信号の変調により、出力電圧制御時のデューティDを変更することができる。
ここで、フライバック方式のスイッチング電源装置1における出力電圧制御時のデューティDは、以下の式(1)により表現することができる。ここで、N及びNは、それぞれ、トランス11の1次巻線T及び2次巻線Tの巻線数である。
Figure 2022095331000002
出力電圧FB回路15は、2次巻線Tに発生する電圧を整流平滑した出力電圧VOUTが予め定められた目標電圧値VOUT1を超えたとき、出力電圧VOUTと、目標電圧値VOUT1(図5参照)との差分に応じた電流をフォトカプラPCのフォトダイオードに発生するように構成された回路である。出力電圧FB回路15は、図1に示すように、抵抗R、抵抗R、抵抗R、抵抗R、抵抗RNF、キャパシタCNF及びシャントレギュレータICを有する。
抵抗R及び抵抗Rは、直列に接続される。抵抗Rの一端はプラス側の出力端子に接続され、抵抗Rの他端は抵抗Rの一端に接続される。抵抗Rの他端はグランド電位に接続される。抵抗R及び抵抗Rは、直列に接続される。抵抗Rの一端はプラス側の出力端子に接続され、抵抗Rの他端は抵抗Rの一端に接続される。抵抗RNF及びキャパシタCNFは、直列に接続される。抵抗RNFの一端は抵抗R及び抵抗Rの間に接続され、抵抗RNFの他端はキャパシタCNFの一端に接続され、キャパシタCNFの他端は抵抗Rの他端に接続される。
シャントレギュレータICのアノードは、グランド電位に接続される。シャントレギュレータICのカソードは、抵抗Rの他端に接続される。シャントレギュレータICのリファレンスは、抵抗R及び抵抗Rの間に接続される。
フォトカプラPCは、フォトダイオード及びフォトトランジスタを有する。フォトカプラPCは、フォトダイオードに流れる電流に応じてフォトトランジスタにおいてフォトカプラ電流を発生する回路素子である。フォトダイオードは、2次側に設けられ、抵抗Rに並列に接続される。具体的には、フォトダイオードのアノードは、抵抗R及び抵抗Rの間に接続される。フォトダイオードのカソードは、抵抗R及びシャントレギュレータICのカソードの間に接続される。フォトトランジスタは、1次側に設けられる。フォトトランジスタのベースは、フォトダイオードからの光を入力するように構成される。フォトトランジスタのエミッタは、グランド電位に接続される。
フォトカプラ電流調整回路17は、目標電圧値VOUT1より低い出力電圧VOUTに応じて、フォトカプラPCにフォトカプラ電流を発生させるように構成された回路である。フォトカプラ電流調整回路17は、電流源及び出力電圧検出回路19(電圧検出回路)を有する。
電流源は、NMOSトランジスタMSF及び抵抗RSFを有する。電流源は、NMOSトランジスタMSFがONされると、抵抗RSFに電流を発生する。電流源の一端は、フォトカプラPCのフォトダイオードのカソードに接続される。具体的には、NMOSトランジスタMSFのドレインは、フォトカプラPCのフォトダイオードのカソードに接続される。NMOSトランジスタMSFのソースは、抵抗RSFの一端に接続される。抵抗RSFの他端は、グランド電位に接続される。つまり、電流源の他端(フォトダイオードのカソードとは反対側の一端)は、グランド電位に接続される。
なお、本実施形態では、NMOSトランジスタMSF及び抵抗RSFを有する電流源を例示するが、これに限らない。例えば、NMOSトランジスタMSFに代えて、バイポーラトランジスタを用いることもできる。この場合、実施形態の説明において、NMOSトランジスタMSFのゲート、ソース及びドレインは、それぞれ、バイポーラトランジスタのベース、エミッタ及びコレクタに読み替えることができる。
出力電圧検出回路19は、目標電圧値VOUT1より低い出力電圧VOUTに応じて、電流源のNMOSトランジスタMSFのON/OFF動作を制御するように構成された回路である。具体的には、出力電圧検出回路19は、予め定められた出力電圧に関する検出電圧値VOUT2(図5及び図6参照)より出力電圧VOUTが低いとき、NMOSトランジスタMSFをONにするように構成された回路である。後述するように、検出電圧値VOUT2は、目標電圧値VOUT1より小さいとする。また、出力電圧検出回路19は、出力電圧VOUTが検出電圧値VOUT2に達したとき、NMOSトランジスタMSFをOFF状態にするように構成された回路である。
図2は、実施形態に係る出力電圧検出回路19の構成の一例を示す図である。図2に示すように、出力電圧検出回路19は、NMOSトランジスタMS11、抵抗RS11、抵抗RS12及び抵抗RS13を有する。NMOSトランジスタMS11のドレインは、抵抗RS11を介して、プラス側の出力端子に接続される。NMOSトランジスタMS11のドレイン及びゲートの間には、抵抗RS12が接続される。NMOSトランジスタMS11のゲート及びソースの間には、抵抗RS13が接続される。NMOSトランジスタMS11のソースは、グランド電位に接続される。また、NMOSトランジスタMS11のドレインは、NMOSトランジスタMSFのゲートに接続される。
ここで、本実施形態に係るスイッチング電源装置1とは異なり、フォトカプラ電流調整回路17が搭載されていないスイッチング電源装置3について、図3及び図4を参照しつつ説明する。
図3は、実施形態に係るスイッチング電源装置1とは異なり、フォトカプラ電流調整回路17が搭載されていないスイッチング電源装置3の構成の一例を示す図である。図3に示すように、スイッチング電源装置3には、図1に示す実施形態に係るスイッチング電源装置1とは異なり、フォトカプラ電流調整回路17が搭載されていない。一方で、図3のスイッチング電源装置3は、フォトカプラ電流調整回路17が搭載されていないこと以外、図1に示す実施形態に係るスイッチング電源装置1と同一の構成を有する。
図4は、図3のスイッチング電源装置3における電源起動時の各信号の動作波形の一例を示す図である。
スイッチング電源装置3が起動されたとき、1次側の一対の入力端子への入力電圧VINの供給が開始される。
制御回路13は、キャパシタCINで安定化された入力電圧VINを入力し、入力電圧VINを電源電圧として用いて動作を開始する。制御回路13は、センス抵抗Rに発生するセンス電圧を入力し、センス電圧に基づいてPWM信号を生成し、生成されたPWM信号をNMOSスイッチングトランジスタMPWのゲートに出力する。また、1次巻線Tは、キャパシタCINで安定化された入力電圧VINを入力し、NMOSスイッチングトランジスタMPWのON/OFF動作により生じる励磁エネルギーを、2次巻線Tに伝達する。2次側の一対の出力端子は、2次巻線Tに接続されたダイオードD及びキャパシタCOUTによる整流平滑回路からの出力電圧VOUTを出力する。
出力電圧FB回路15は、出力電圧VOUTと、目標電圧値VOUT1との差分に応じた電流を発生する。例えばシャントレギュレータICは、出力電圧VOUTの抵抗R及び抵抗Rによる分圧と、目標電圧値VOUT1に応じて設定された基準電圧との差分に応じた吸込電流を発生する。したがって、シャントレギュレータICからの吸込電流の大きさは、出力電圧VOUTの増加に伴い増加する。
なお、シャントレギュレータICからの吸込電流により発生する抵抗Rの電圧降下がフォトカプラPCのフォトダイオードの順方向電圧より小さいとき、フォトトランジスタからのフォトカプラ電流は発生しない。このとき、式(1)により規定されるスイッチング電源装置3の出力電圧制御時のデューティDは、フォトカプラ電流ゼロによるデューティD1(最大)となる。
その後、スイッチング電源装置3において出力電圧VOUTが目標電圧値VOUT1に達したとき、シャントレギュレータICからの吸込電流に応じた抵抗Rの電圧降下がフォトカプラPCのフォトダイオードの順方向電圧を超える。これにより、フォトカプラPCのフォトダイオードは、抵抗Rの電圧降下に応じた光量で発光する。また、フォトカプラPCのフォトトランジスタは、ベース入力電流をフォトダイオードの光で入力し、その発光量に比例したフォトカプラ電流を発生する。なお、フォトトランジスタは、出力電圧VOUTが目標電圧値VOUT1に対して大きくなるほど、大きなフォトカプラ電流を発生する。
制御回路13は、センス抵抗Rに発生するセンス電圧と、フォトカプラPCのフォトトランジスタから吸込電流として出力されるフォトカプラ電流とを入力する。制御回路13は、センス電圧と、フォトカプラ電流に応じた電圧とに基づいてPWM信号を生成し、生成されたPWM信号をNMOSスイッチングトランジスタMPWのゲートに出力する。ここで、制御回路13は、フォトカプラ電流が大きいほど、NMOSスイッチングトランジスタMPWがONしている期間が短くなるように制御する。一例として、式(1)により規定されるスイッチング電源装置3の出力電圧制御時のデューティDは、シャントレギュレータICによる出力電圧制御によるデューティD3となる。シャントレギュレータICによる出力電圧制御によるデューティD3は、フォトカプラ電流ゼロによるデューティD1より小さい。
このようにして、スイッチング電源装置3は、出力電圧VOUTが目標電圧値VOUT1に達したとき、フォトカプラ電流に基づくスイッチング制御を開始し、出力電圧VOUTが目標電圧値VOUT1になるように出力電圧制御を行う。
しかしながら、出力電圧VOUTが目標電圧値VOUT1に達してからフォトカプラ電流による出力制御が開始されるまでには時間を要する。このフォトカプラPCの動作遅延に伴い、スイッチング電源装置3では、図4に示すように、フォトカプラ電流による出力制御の開始は、出力電圧VOUTが目標電圧値VOUT1を超えた時点となり、出力電圧におけるオーバーシュートOSが発生する。
そこで、本実施形態に係るスイッチング電源装置1は、図1及び図2を参照して上述したように、フォトカプラ電流調整回路17を搭載する。なお、以下の説明では、主として図4を参照して説明した図3のスイッチング電源装置3との相違点を説明する。
図5は、実施形態に係る出力電圧検出回路19における電源起動時の各信号の動作波形の一例を示す図である。図6は、実施形態に係るスイッチング電源装置1における電源起動時の各信号の動作波形の一例を示す図である。
図5の上段は、出力電圧VOUT及びNMOSトランジスタMSFのゲート電圧の動作波形を例示する。図5の上段において、縦軸及び横軸は、それぞれ電圧[V]及び時間[s]を示す。図5の下段は、NMOSトランジスタMSFのドレイン電流及びシャントレギュレータICのカソード電流の動作波形を例示する。図5の下段において、縦軸及び横軸は、それぞれ電流[mA]及び時間[s]を示す。
出力電圧検出回路19は、目標電圧値VOUT1より低い出力電圧VOUTに応じて、NMOSトランジスタMSFのON/OFF動作を制御する。具体的には、図2に示すように、NMOSトランジスタMSFのゲート電圧は、出力電圧VOUTの増加に伴い、抵抗RS11及び(抵抗RS12+抵抗RS13)の分圧により徐々に増加する。したがって、図5に示すように、目標電圧値VOUT1より低い出力電圧VOUTであっても、その増加に伴いNMOSトランジスタMSFのゲート電圧が増加する。また、NMOSトランジスタMSFのソース側には抵抗RSFが設けられているため、NMOSトランジスタMSFのドレイン電流もまた、出力電圧VOUTの増加に伴い(線形比例して)増加する。このように、出力電圧検出回路19は、出力電圧VOUTが検出電圧値VOUT2より低いとき、NMOSトランジスタMSFをONにして、抵抗RSFに電流を発生させる。NMOSトランジスタMSFのドレインがフォトカプラPCのフォトダイオードのカソードに接続されているので、NMOSトランジスタMSF及び抵抗RSFを含む電流源で発生する電流により、抵抗Rの電圧降下を発生する。つまり、出力電圧検出回路19は、目標電圧値VOUT1より低い出力電圧VOUTであっても、図6に示すように、出力電圧VOUTに応じてフォトカプラ電流をフォトカプラPCのフォトダイオードに発生することができる。
制御回路13は、センス抵抗Rに発生するセンス電圧と、フォトカプラPCのフォトトランジスタから吸込電流として出力されるフォトカプラ電流に応じた電圧とに基づいてPWM信号を生成し、生成されたPWM信号をNMOSスイッチングトランジスタMPWのゲートに出力する。このとき、出力電圧VOUTの増加に伴いフォトカプラ電流が徐々に増加するように、式(1)により規定されるスイッチング電源装置1の出力電圧制御時のデューティDは、出力電圧検出によるデューティD2となる。出力電圧検出によるデューティD2は、フォトカプラ電流ゼロによるデューティD1より小さく、かつ、シャントレギュレータICによる出力電圧制御によるデューティD3より大きい。これにより、出力電圧VOUTは、なだらかに増加するようになる。
また、出力電圧VOUTがさらに増加して検出電圧値VOUT2に達すると、出力電圧検出回路19において、抵抗RS12及び抵抗RS13の分圧によりNMOSトランジスタMS11のゲート-ソース間の電圧が増加する。これにより、NMOSトランジスタMS11がONされ、NMOSトランジスタMS11のドレイン電流によりNMOSトランジスタMSFがOFFされる。
このようにして、出力電圧VOUTが検出電圧値VOUT2に達すると、NMOSトランジスタMSFはOFF状態になる。つまり、出力電圧VOUTが検出電圧値VOUT2に達すると、フォトカプラ電流調整回路17は、電流源による電流の発生を停止する。これにより、フォトカプラPCのフォトダイオードにおけるフォトカプラ電流の発生が終了する。その後、図3及び図4を参照して説明したように、スイッチング電源装置1において、シャントレギュレータICによる出力電圧制御が開始される。
なお、シャントレギュレータICの動作開始後にNMOSトランジスタMSFがON状態である場合、フォトカプラ電流は、シャントレギュレータICの動作により発生する電流と、フォトカプラ電流調整回路17により発生する電流とを含む。つまり、シャントレギュレータICの動作開始後にNMOSトランジスタMSFがON状態である場合、フォトカプラ電流の増加に伴いNMOSスイッチングトランジスタMPWのOFF時間が増加し、出力電圧VOUTが低下する場合がある。
そこで、本実施形態に係るスイッチング電源装置1において、検出電圧値VOUT2は、目標電圧値VOUT1以下である。好ましくは、検出電圧値VOUT2は、目標電圧値VOUT1より小さい。具体的には、検出電圧値VOUT2は、シャントレギュレータICが出力電圧VOUTの上昇に伴い動作し始める前に、出力電圧検出回路19がNMOSトランジスタMSFをOFF状態にできるように設定されることが好ましい。
以上説明したように、実施形態に係るスイッチング電源装置1は、フォトカプラ電流調整回路17を搭載する。フォトカプラ電流調整回路17は、フォトカプラPCのフォトダイオードのカソードにドレインが接続されるNMOSトランジスタMSFと、NMOSトランジスタMSFのソースに接続される抵抗RSFとを有する。また、フォトカプラ電流調整回路17は、スイッチング電源装置1の2次側において、目標電圧値VOUT1以下の出力電圧VOUTを検出し、NMOSトランジスタMSFのON/OFF動作を制御する出力電圧検出回路19をさらに有する。
この構成によれば、目標電圧値VOUT1より低い出力電圧VOUTに応じて、フォトカプラPCにフォトカプラ電流を発生させることができる。したがって、実施形態に係る技術によれば、出力電圧VOUTが目標電圧値VOUT1以下の時点でフォトカプラ電流によるスイッチング制御を開始することができるため、電源起動時の出力電圧におけるオーバーシュートの発生を抑制することができる。
(出力電圧検出回路の変形例)
なお、実施形態に係る出力電圧検出回路19は、図2の構成に限らず、他の構成とすることもできる。図7は、実施形態に係る出力電圧検出回路19の構成の別の一例を示す図である。図7の出力電圧検出回路19は、抵抗RS21、抵抗RS22、抵抗RS23、抵抗RS24、抵抗RS25、シャントレギュレータICS1及びコンパレータCOMPS1を有する。
コンパレータCOMPS1は、反転入力端子(-)と非反転入力端子(+)との間の電位差に応じた比較結果を出力する差動増幅回路(比較回路)である。コンパレータCOMPS1の電源端子の一方は、プラス側の出力端子に接続される。コンパレータCOMPS1の電源端子の他の一方は、グランド電位に接続される。コンパレータCOMPS1の反転入力端子(-)は、抵抗RS21を介して、プラス側の出力端子に接続される。また、コンパレータCOMPS1の反転入力端子(-)は、抵抗RS22を介して、グランド電位に接続される。コンパレータCOMPS1の非反転入力端子(+)は、シャントレギュレータICS1のカソード及びリファレンスに接続される。シャントレギュレータICS1のカソードとプラス側の出力端子との間には、抵抗RS23が接続される。シャントレギュレータICS1のアノードは、グランド電位に接続される。コンパレータCOMPS1の出力端子は、抵抗RS24を介して、NMOSトランジスタMSFのゲートに接続される。また、コンパレータCOMPS1の出力端子は、抵抗RS24及び抵抗RS25を介して、グランド電位に接続される。
この構成によれば、コンパレータCOMPS1の出力が出力電圧VOUTの増加に伴い「H」になり、コンパレータCOMPS1の出力端子に抵抗RS24を介して接続されたNMOSトランジスタMSFをONすることができる。これにより、NMOSトランジスタMSFのドレイン電流を出力電圧VOUTに応じて増加させて、出力電圧VOUTが目標電圧値VOUT1以下の時点でフォトカプラ電流によるスイッチング制御を開始することができる。
また、出力電圧VOUTが検出電圧値VOUT2まで増加したとき、抵抗RS21及び抵抗RS22の分圧により反転入力端子(-)の電位が増加する。一方で、非反転入力端子(+)の電位はシャントレギュレータICS1により一定電圧となっており、出力電圧VOUTが検出電圧値VOUT2まで増加したとき、反転入力端子(-)の電位が非反転入力端子(+)の電位を超えてコンパレータCOMPS1の出力は「L」になり、NMOSトランジスタMSFをOFFすることができる。これにより、出力電圧検出回路19は、目標電圧値VOUT1より低い出力電圧VOUTに応じてNMOSトランジスタMSFをONしつつ、シャントレギュレータICが出力電圧VOUTの上昇に伴い動作し始める前に、NMOSトランジスタMSFをOFFすることができる。
(スイッチング電源装置の変形例)
なお、上述の実施形態では、PWM方式によりデューティDを変更する場合を例示したが、これに限らない。図8は、実施形態に係るスイッチング電源装置1の構成の別の一例を示す図である。
図8のスイッチング電源装置1において、トランス11は、補助巻線Tをさらに有する。また、図8のスイッチング電源装置1は、抵抗RSUB、ダイオードDSUB1、キャパシタCSUB1及び抵抗RST1をさらに有する。
補助巻線Tは、トランス11の1次側に設けられる。補助巻線Tには、ダイオードDSUB1及びキャパシタCSUB1による整流平滑回路が、抵抗RSUBを介して接続される。具体的には、補助巻線Tは、一端がグランド電位に接続され、他の一端が抵抗RSUBに接続される。抵抗RSUBの補助巻線Tとは反対側の一端は、ダイオードDSUB1のアノードに接続される。ダイオードDSUB1のカソードとグランド電位との間には、キャパシタCSUB1が接続される。キャパシタCSUB1は、補助巻線Tから供給される電荷を蓄える容量素子である。ダイオードDSUB1のカソードは、抵抗RST1と制御回路13との間に接続される。抵抗RST1は、プラス側の入力端子と、制御回路13との間に接続される。
補助巻線Tには、1次巻線Tに流れる電流に対応して発生する電圧が発生する。制御回路13の電源端子へは、補助巻線Tに接続されたダイオードDSUB1及びキャパシタCSUB1による整流平滑回路からの電源電圧VDDが供給される。
この構成であっても、上述の実施形態と同様にして、目標電圧値VOUT1より低い出力電圧VOUTに応じて、フォトカプラPCにフォトカプラ電流を発生させることができる。したがって、上述の実施形態と同様にして、出力電圧VOUTが目標電圧値VOUT1以下の時点でフォトカプラ電流によるスイッチング制御を開始することができるため、電源起動時の出力電圧におけるオーバーシュートの発生を抑制することができる。
また、図8に示すスイッチング電源装置1においては、制御回路13の電源電圧VDDは、補助巻線Tから供給されている。また、制御回路13はリンギングチョークコンバータ(RCC)のフォトカプラによる出力電圧制御のように、フォトカプラ電流が大きくなる出力の負荷電流が小さい時の不連続モードでスイッチング周波数が低く、フォトカプラ電流が小さくなる出力の負荷電流が大きく臨界モードでスイッチング周波数が高くなる出力電圧制御を行うとする。図8に示すスイッチング電源装置1にフォトカプラ電流調整回路17が設けられていない場合、図3に示すスイッチング電源装置3と同様に、電源起動時の出力電圧VOUTの立ち上がりにオーバーシュートが発生する。シャントレギュレータICによる出力電圧制御においては、オーバーシュートによる高い出力電圧VOUTが保持されてフォトカプラ電流が大きくなると、制御回路13によるNMOSスイッチングトランジスタMPWへの信号のデューティDが小さく、さらにスイッチング周波数は低くなる。このため、NMOSスイッチングトランジスタMPWのOFF時間が長くなり、スイッチング停止に伴いキャパシタCSUB1に補助巻線Tからの電荷が供給されなくなり、電源電圧VDDの低下が発生する。
このような中、図8に示すスイッチング電源装置1によれば、電源起動時の出力電圧におけるオーバーシュートの発生を抑制することができるため、NMOSスイッチングトランジスタMPWのOFF時間の増加を防ぎ、スイッチング停止に伴う電源電圧VDDの低下の発生も抑制することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 スイッチング電源装置
11 トランス
13 制御回路
15 出力電圧フィードバック(FB)回路
17 フォトカプラ電流調整回路
19 出力電圧検出回路(電圧検出回路)
IN,CNF,COUT,CSUB1 キャパシタ
COMPS1 コンパレータ
,DSUB1 ダイオード
IC,ICS1 シャントレギュレータ
PW NMOSスイッチングトランジスタ
S11,MSF NMOSトランジスタ
PC フォトカプラ
,R,R,R,RNF,RS11,RS12,RS13,RS21,RS22,RS23,RS24,RS25,RSF,RST1,RSUB 抵抗
センス抵抗
1次巻線
2次巻線
補助巻線

Claims (4)

  1. スイッチングトランジスタと、
    前記スイッチングトランジスタがONしたときに流れる電流に応じたセンス電圧を生成するセンス抵抗と、
    前記スイッチングトランジスタがONすることで入力電圧が印加する1次巻線と、負荷が接続される2次巻線とを有するトランスと、
    1次側に設けられるフォトトランジスタと、2次側に設けられるフォトダイオードとを有し、前記フォトダイオードに流れる電流に応じて前記フォトトランジスタにおいてフォトカプラ電流を発生するフォトカプラと、
    前記2次巻線に発生する電圧を整流平滑した出力電圧が予め定められた目標電圧より高いとき、前記出力電圧及び前記目標電圧の差分に応じた前記フォトカプラ電流を前記フォトダイオードに発生させる出力電圧フィードバック回路と
    を有する絶縁型のスイッチング電源装置において、
    前記フォトカプラのフォトダイオードのカソードに接続された電流源と、
    前記出力電圧が前記目標電圧より低いとき、前記電流源に電流を発生させることにより、前記目標電圧より低い前記出力電圧に応じた前記フォトカプラ電流を前記フォトダイオードに発生させ、前記出力電圧が予め定められた検出電圧に達したとき、前記電流源による電流の発生を停止する電圧検出回路と、
    前記センス電圧及び前記フォトカプラ電流に基づいて前記スイッチングトランジスタのON/OFF動作を制御する制御回路と
    を具備する絶縁型のスイッチング電源装置。
  2. 前記電流源は、
    ゲートが前記電圧検出回路の出力に接続され、ソースが前記2次側のマイナス側の電圧端に接続され、ドレインが前記フォトカプラのカソードに接続されるMOSトランジスタと、
    ベースが前記電圧検出回路の出力に接続され、エミッタが前記2次側のマイナス側の電圧端に接続され、コレクタが前記フォトカプラのカソードに接続されるバイポーラトランジスタと
    のうちいずれか一方を含む、請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記検出電圧は、前記目標電圧より小さい、請求項1又は請求項2に記載のスイッチング電源装置。
  4. 前記電流源は、前記出力電圧の上昇に比例して増加する、請求項1又は請求項2に記載のスイッチング電源装置。
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