JP2022090437A - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影されたプリント配線基板の画像上に、そのプリント配線基板に含まれる全ての部品及び配線に関連する情報を重畳して表示する場合と比較して、不具合の原因となっている部品又は配線の特定を容易にする。【解決手段】表示制御部34は、フィールドエンジニアが画像形成装置30の不具合解析を行おうとする際に、不具合解析を行う対象機器である画像形成装置30において発生した不具合の内容を特定する不具合情報を取得する。そして、表示制御部34は、画像形成装置30を構成するプリント配線基板を撮影した画像上に、そのプリント配線基板上に配置された複数の部品及び配線のうちフェイルコードにより特定された不具合の原因となる可能性がある部品及び配線に関連する情報を重畳してAR表示する。【選択図】図7

Description

本発明は、情報処理装置およびプログラムに関する。
特許文献1には、撮像部により取得された保守の対象装置の画像上に拡張現実情報を重畳させて表示する際に、保守対象の部品と保守対象外の部品とを異なる表示態様により表示するようにした表示装置が開示されている。
特開2019-160171号公報
本発明の目的は、撮影されたプリント配線基板の画像上に、そのプリント配線基板に含まれる全ての部品及び配線に関連する情報を重畳して表示する場合と比較して、不具合の原因となっている部品又は配線の特定を容易にする情報処理装置およびプログラムを提供することである。
[情報処理装置]
請求項1に係る本発明は、プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
不具合解析を行う対象機器において発生した不具合の内容を特定する不具合情報を取得し、
前記対象機器を構成するプリント配線基板を撮影した画像上に、当該プリント配線基板上に配置された複数の部品及び配線のうち前記不具合情報により特定された不具合の原因となる可能性がある部品及び配線に関連する情報を重畳して表示する情報処理装置である。
請求項2に係る本発明は、前記不具合情報が、前記対象機器における自己診断機能により特定された不具合を示す不具合コードである請求項1記載の情報処理装置である。
請求項3に係る本発明は、前記プロセッサが、前記対象機器から無線通信回線を介して前記不具合コードを取得する請求項2記載の情報処理装置である。
請求項4に係る本発明は、前記プロセッサが、ユーザの操作入力に基づいて前記不具合コードを取得する請求項2記載の情報処理装置である。
請求項5に係る本発明は、メモリをさらに備え、
前記メモリは、前記不具合情報により特定される不具合に対応した機能を当該不具合情報毎に記憶するとともに、前記プリント配線基板に含まれる部品及び配線毎に当該部品及び配線により実現される機能を対応付けて記憶し、
前記プロセッサは、取得した前記不具合情報と対応した機能を実現している部品及び配線を、前記不具合情報により特定された不具合の原因となる可能性がある部品及び配線と判定する請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置である。
請求項6に係る本発明は、前記プロセッサが、確認すべき部品又は配線の情報と、当該部品又は配線に対して確認すべき確認事項の情報を、ネットワークを介して外部装置から受信し、
受信した確認事項の情報を、前記プリント配線基板の画像中における確認すべき部品又は配線に対して重畳して表示する請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置である。
請求項7に係る本発明は、前記プロセッサが、前記外部装置からの指示に基づいて、前記プリント配線基板の画像上に重畳して表示した情報を消去する請求項6記載の情報処理装置である。
[プログラム]
請求項8に係る本発明は、不具合解析を行う対象機器において発生した不具合の内容を特定する不具合情報を取得するステップと、
前記対象機器を構成するプリント配線基板を撮影した画像上に、当該プリント配線基板上に配置された複数の部品及び配線のうち前記不具合情報により特定された不具合の原因となる可能性がある部品及び配線に関連する情報を重畳して表示するステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
請求項1に係る本発明によれば、撮影されたプリント配線基板の画像上に、そのプリント配線基板に含まれる全ての部品及び配線に関連する情報を重畳して表示する場合と比較して、不具合の原因となっている部品又は配線の特定を容易にする情報処理装置を提供することができる。
請求項2に係る本発明によれば、不具合解析を行う対象機器における自己診断機能を用いて不具合情報を取得することが可能となる。
請求項3に係る本発明によれば、不具合解析を行う対象機器との間で有線接続を行うことなく不具合情報を取得することが可能となる。
請求項4に係る本発明によれば、不具合解析を行う対象機器から不具合情報を自動的に取得できない場合でも、不具合情報を情報処理装置に設定することが可能となる。
請求項5に係る本発明によれば、撮影されたプリント配線基板の画像上に、そのプリント配線基板に含まれる全ての部品及び配線に関連する情報を重畳して表示する場合と比較して、不具合の原因となっている部品又は配線の特定を容易にする情報処理装置を提供することができる。
請求項6に係る本発明によれば、外部装置から不具合解析のために確認すべき確認事項を入力して、不具合解析を行っている情報処理装置に対して表示させることが可能となる。
請求項7に係る本発明によれば、不具合解析を行うべき部品又は配線を外部装置から絞り込むことが可能となる。
請求項8に係る本発明によれば、撮影されたプリント配線基板の画像上に、そのプリント配線基板に含まれる全ての部品及び配線に関連する情報を重畳して表示する場合と比較して、不具合の原因となっている部品又は配線の特定を容易にするプログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態の情報処理システムのシステム構成を示す図である。 不具合解析対象の画像形成装置30から取り出したプリント配線基板60をカメラ20により撮影して、撮影されたプリント配線基板60の画像上にAR表示を行う様子を示す図である。 図2に示したプリント配線基板60の一例を示す図である。 本発明の一実施形態の端末装置10において行われるAR表示の具体例を示す図である。 本発明の一実施形態の端末装置10において行われるAR表示の他の具体例を示す図である。 本発明の一実施形態における端末装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態における端末装置10の機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態の端末装置10の動作を説明する際に用いる、AR表示を行おうとするプリント配線基板70の外観を示す図である。 図8にしたプリント配線基板70における部品名、部品番号、機能分類を説明するための図である。 情報記憶部35に記憶されるエラーリストの一例を示す図である。 情報記憶部35に配置情報として記憶される部品・配線リスト例を示す図である。 端末装置10のカメラ20によりプリント配線基板70を撮影してAR表示を行う際の端末装置10における動作を説明するためのフローチャートである。 フィールドエンジニアが不具合解析を行おうとする際の端末装置10の操作画面例を示す図である。 端末装置10において、画像形成装置30からフェイルコードが無線回線を介して自動的に取得される様子を説明するための図である。 表示制御部34が、AR表示の表示対象とする部品及び配線パタンを特定する様子の具体例を示す図である。 フェイルコードに基づいて表示対象として特定された部品及び配線パタンに対するAR表示を行った際のAR表示例を示す図である。 インストラクターが端末装置40を介して、フィールドエンジニアの不具合解析作業を手助けする場合の動作を説明するためのシーケンスチャートである。 インストラクターが端末装置40を介して、フィールドエンジニアの不具合解析作業を手助けする場合に、端末装置10において行われるAR表示例を示す図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態の情報処理システムは、図1に示すように、不具合解析を行う対象機器において発生した不具合の原因究明を行うフィールドエンジニアが操作する端末装置10と、このフィールドエンジニアの不具合解析を補助するために解析方法のアドバイスを行うインストラクターの端末装置40とがインターネット等のネットワーク50により接続された構成となっている。
本実施形態においては不具合解析を行う対象機器として、画像形成装置30を用いて説明するが、プリント配線基板を内蔵した様々な電子機器を不具合解析の対象機器として適用することが可能である。なお、端末装置10、40は、例えばパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。
一般的に、客先に設置された画像形成装置等の電子機器の保守点検において行われる不具合解析作業は、フィールドエンジニアが実際に電子機器の設置場所を訪れて実施される。この不具合解析作業では、不具合解析対象の電子機器からプリント配線基板を取り出して、不具合の原因となっている部品等を特定することが行われる。
しかし、近年では電子機器内に内蔵されるプリント配線基板の面積が小さくなる傾向にあり、部品の実装密度が高くなっている。そのため、従来ではプリント配線基板には実装する部品の部品番号等の情報をシルク印刷等により記載していたが、プリント配線基板上にシルク印刷を行うスペースがなくなってきている。また、部品番号等の情報を印刷できたとしても印刷する情報を省略したり、文字を小さくしたりせざるを得ず、十分な情報をプリント配線基板から直接得られなくなってきている。
そこで、本実施形態の情報処理システムでは、フィールドエンジニアが操作する端末装置10にはカメラ20が接続されており、不具合解析しようとするプリント配線基板をカメラ20により撮影して、端末装置10のディスプレイ上に表示する。そして、端末装置10のディスプレイ上において撮影されたプリント配線基板の画像上に、このプリント配線基板上に配置された複数の部品及び配線パタンのうちから指定された部品又は配線パタンに関する情報を重畳してAR(Augmented Reality(拡張現実)の略)表示を行う。このようなAR表示を参照することによりフィールドエンジニアはプリント配線基板上の部品や配線パタンの情報を把握する。
なお、本実施形態における端末装置10と不具合解析対象の画像形成装置30との間は、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)等の無線回線により接続されている。
不具合解析対象の画像形成装置30から取り出したプリント配線基板60をカメラ20により撮影して、撮影されたプリント配線基板60の画像上にAR表示を行う様子を図2に示す。
図2に示されるように、プリント配線基板60上には、基準位置を特定するためのマーカ62が設けられており、端末装置10では、カメラ20により撮影されたプリント配線基板60の画像からマーカ62を検出して、検出したマーカ62の位置に基づいて、プリント配線基板60の画像上に部品や配線パタンに関する情報の画像を重畳してディスプレイ上に表示する。
端末装置10には、プリント配線基板60上に実装された部品や配線パタンの基準位置からの距離情報や各部品や配線パタンの情報が記憶されている。そして、端末装置10は、撮影されたプリント配線基板60の画像からマーカ62の位置を検出して、部品や配線パタンに関する情報を重畳表示するための演算処理を実行する機能を備えている。
図2に示したプリント配線基板60の一例を図3に示す。図3を参照すると、プリント配線基板60上には部品63、65が実装されており、この部品63の端子と部品65の端子間を配線パタン64が接続している様子が示されている。なお、図3では、説明を簡単にするためにプリント配線基板60上に2つの部品63、65と1つの配線パタンのみが配置されている場合について説明するが、実際には多数の部品とこれらの部品間を接続するための数多くの配線パタンがプリント配線基板上には実装される。
図3を参照すると、プリント配線基板60には設計上の基準位置である基準点61が設けられており、部品63、65やマーカ62の位置は、この基準点61からのX座標の距離とY座標の距離とにより特定されるようになっている。
また、マーカ62には、プリント配線基板の種類や表面/裏面を特定するための識別情報が設けられており、図3に示すマーカ62には、「01234F」という識別情報が設けられている。この識別情報のうち「01234」は基板の種類を特定するための情報であり、「F」は表面を意味するFront sideの頭文字である。なお、プリント配線基板の裏面には、裏面を意味するBack sideの頭文字である「B」が基板の種類を特定するための情報に付加された識別情報が設けられる。つまり、このプリント配線基板60の裏面には、「01234R」というマーカが設けられることになる。
本実施形態の端末装置10では、ディスプレイ上に表示したプリント配線基板60上の部品や配線パタンが指定されると、指定された部品や配線パタンに関する情報をAR表示する機能を備えている。本実施形態の端末装置10において行われるAR表示の具体例を図4、図5に示す。
図4では、プリント配線基板60上の部品65がマウス等のポインティングデバイスにより指定された場合が示されており、指定された部品が例えば赤色の太い点線により強調表示されるとともに、「ロジックIC」という部品名の情報や「I/O、PWR、その他」というような部品分類の情報とがポップアップ表示されている。
また、図5では、プリント配線基板60上の配線パタン64がマウス等のポインティングデバイスにより指定された場合が示されており、指定された配線パタンが例えば赤色の太線により強調表示されるとともに、「TR123の2ピンからIC101の1ピン」というような接続情報がポップアップ表示されている。
なお、図4、図5では、端末装置10のディスプレイ上に表示されたプリント配線基板60の画像上において、マウス等のポインティングデバイスにより特定の部品や配線パタンを指定した場合が示されていたが、カメラ20により撮影されるプリント配線基板60上において利用者の指や、ボールペン等の特定の物体により指し示された物体を、画像処理を行って特定して特定した部品や配線パタンが指定されたものとしてAR表示を行うようにしても良い。
このように利用者の指等により指定された部品等を特定する際には、画像処理を行うことによりカメラ20により撮影された画像中において利用者の指を検知し、検知された指が指し示している部品等を判定する。
上記で説明した本実施形態の端末装置10では、フィールドエンジニアは不具合解析を行うプリント配線基板上の部品や配線パタンを指定すると、指定した部品や配線パタンに関する情報をAR表示させて把握することができる。
しかし、プリント配線基板上に配置される部品点数は増加する傾向にあり、多い場合には1つのプリント配線基板上に4000~5000点の部品が配置される場合がある。ここでフィールドエンジニアは回路設計者ではないため、不具合解析の経験が少ない場合、どの部品や配線パタンを確認すればよいのか特定できない場合が多い。このような場合には部品が搭載された状態のプリント配線基板全体を交換することになってしまう。
そこで、本実施形態の情報処理システムでは、下記の構成とすることにより、カメラ20により撮影されたプリント配線基板の画像上に、そのプリント配線基板に含まれる全ての部品及び配線に関連する情報を重畳して表示する場合と比較して、不具合の原因となっている部品又は配線の特定を容易にすることができるようにしている。
次に、本実施形態の情報処理システムにおける端末装置10のハードウェア構成を図6に示す。
端末装置10は、図6に示されるように、CPU11、メモリ12、ハードディスクドライブ等の記憶装置13、ネットワーク50を介して外部の装置等との間でデータの送信及び受信を行う通信インタフェース(IFと略す。)14、タッチパネル又は液晶ディスプレイ並びにキーボードを含むユーザインタフェース(UIと略す。)装置15を有する。これらの構成要素は、制御バス16を介して互いに接続されている。
CPU11は、メモリ12または記憶装置13に格納された制御プログラムに基づいて所定の処理を実行して、端末装置10の動作を制御するプロセッサである。なお、本実施形態では、CPU11は、メモリ12または記憶装置13内に格納された制御プログラムを読み出して実行するものとして説明するが、当該プログラムをCD-ROM等の記憶媒体に格納してCPU11に提供することも可能である。
図7は、上記の制御プログラムが実行されることにより実現される端末装置10の機能構成を示すブロック図である。
本実施形態の端末装置10は、図7に示されるように、操作入力部31と、表示部32と、データ送受信部33と、表示制御部34と、情報記憶部35と、画像取得部36とを備えている。
操作入力部31は、利用者により行われた各種操作情報を入力する。表示部32は、表示制御部34により制御され、利用者に各種情報を表示する。
データ送受信部33は、カメラ20等の外部の装置との間でデータの送受信を行う。画像取得部36は、データ送受信部33を介してカメラ20において撮影されたプリント配線基板の画像等を取得する。
情報記憶部35は、プリント配線基板上に実装されている部品や、各部品の端子間を接続している配線パタンの配置場所等に関する配置情報を記憶している。この配置情報は、プリント配線基板を設計する際に生成されたCAD(Computer-Aided Design)設計情報ファイルから必要な情報のみを抽出して生成される。または、CAD設計情報ファイルそのものを配置情報として情報記憶部35において記憶するようにしても良い。
まず、表示制御部34は、フィールドエンジニアが画像形成装置30の不具合解析を行おうとする際に、不具合解析を行う対象機器である画像形成装置30において発生した不具合の内容を特定する不具合情報を取得する。ここで、不具合情報とは、例えば、画像形成装置30における自己診断機能により特定された不具合を示すフェイルコードである。このフェイルコードとは、例えば、6桁の数字により構成されており、この6桁の数字によって、画像形成装置30において発生している不具合の内容を特定するための不具合コードである。
ここで、表示制御部34は、不具合解析が行われる際に、画像形成装置30から無線通信回線を介してフェイルコードを取得する。または、表示制御部34は、フィールドエンジニア等のユーザの操作入力に基づいてフェイルコードを取得するようにしても良い。
そして、表示制御部34は、画像形成装置30を構成するプリント配線基板を撮影した画像上に、そのプリント配線基板上に配置された複数の部品及び配線パタンのうちフェイルコードにより特定された不具合の原因となる可能性がある部品及び配線パタンに関連する情報を重畳してAR表示する。
また、情報記憶部35は、上述した配置情報とともに、フェイルコードにより特定される不具合に対応した機能をそのフェイルコード毎に記憶するとともに、プリント配線基板に含まれる部品及び配線パタン毎にその部品及び配線パタンにより実現される機能を対応付けて記憶する。
そして、表示制御部34は、取得したフェイルコードと対応した機能を実現している部品及び配線パタンを、フェイルコードにより特定された不具合の原因となる可能性がある部品及び配線と判定する。
なお、インストラクターが端末装置40を介してフィールドエンジニアに対して不具合解析のアドバイスを行う際には、端末装置10では、データ送受信部33は、確認すべき部品又は配線パタンの情報と、その部品又は配線パタンに対して確認すべき確認事項の情報を、ネットワーク50を介して外部装置である端末装置40から受信する。
そして、表示制御部34は、データ送受信部33により受信された確認事項の情報を、プリント配線基板の画像中における確認すべき部品又は配線パタンに対して重畳してAR表示する。
また、フィールドエンジニアにより確認作業が進むにつれて、インストラクターが端末装置40を介して端末装置10の表示部32上にAR表示した確認事項の情報を順次消去する際には、表示制御部34は、端末装置40からの指示に基づいて、プリント配線基板の画像上に重畳して表示した確認事項の情報を消去する。
次に、図面を参照して本実施形態の端末装置10の動作について詳細に説明する。
まず、本実施形態の端末装置10の動作を説明する際に用いる、AR表示を行おうとするプリント配線基板70の外観を図8に示す。図8を参照すると、プリント配線基板70に複数の部品が配置され、この部品どうしが配線パタンにより接続されているのが分かる。
次に、図8にしたプリント配線基板70における部品名、部品番号、機能分類について図9を参照して説明する。
図9を参照すると、プリント配線基板70上に配置されている部品71~75には、それぞれIC101~IC104、TR123という部品番号が対応付けられている。そして、部品71は部品名が「ロジックIC」となっており、機能分類として「I/O、PWR、その他」という項目が設定されている。なお、この機能分類の名称の意味内容については後述する。
また、部品72は部品名が「通信IC」となっており、機能分類として「I/O」という項目が設定されている。また、部品73は部品名が「電源IC」となっており、機能分類として「PWR」という項目が設定されている。また、部品74は部品名が「汎用IC」となっており、機能分類として「その他」という項目が設定されている。最後に、部品75は部品名が「トランジスタ」となっており、機能分類として「I/O」という項目が設定されている。
次に、情報記憶部35に記憶されるエラーリストの一例を図10に示す。図10を参照すると、エラーリストでは、フェイルコードと、そのフェイルコードが示す不具合種類と、この不具合種類に対応した機能分類とが対応付けられているのが分かる。例えば、フェイルコード「123-456」という不具合情報は、「電源エラー」という不具合種類に対応し、「PWR」という機能分類と対応付けられているのが分かる。ここで、「PWR」とは電源機能を意味し、「I/O」とは通信機能を意味する。
なお、本実施形態においては説明を簡単にするために3つの具体的なエラーコードと、このエラーコードに対応する不具合種類及びイ機能分類のみを用いて説明するが、実際にはもっと数多くのフェイルコードが設けられて、もっと詳細な機能分類が対応付けられる。
次に、情報記憶部35に配置情報として記憶される部品・配線リスト例を図11に示す。図11を参照すると、部品毎に、部品名、機能分類、、部品番号が対応付けられて記憶されている。また、配線パタンについても、配線パタン毎に、どの部品とどの部品とを接続するのかを示す接続ポイントと、その機能分類が対応付けられて記憶されているのが分かる。
次に、端末装置10のカメラ20により図8に示したプリント配線基板70を撮影してAR表示を行う際の端末装置10における動作について図12のフローチャートを参照して説明する。
まず、端末装置10では、ステップS101において、不具合解析を行おうとする機種の機種情報が入力されると、入力された機種情報に対応した機種に搭載されているプリント配線基板の部品及び配線パタンに関する情報を、図示されていないサーバ装置等からダウンロードする。なお、フィールドエンジニアがこれから不具合解析を行う画像形成装置30の機種情報を事前に入手してれば、端末装置10に画像形成装置30に搭載されているプリント配線基板の部品及び配線パタンに関する情報を端末装置10に予め記憶させておくようにしても良い。
フィールドエンジニアが不具合解析を行おうとする際の端末装置10の操作画面例を図13に示す。図13に示した操作画面例では、不具合解析を行う機種名を入力するとともに、解析対象機器から取得したフェイルコードを取得するようフィールドエンジニアに促しているのが分かる。
ここで、フィールドエンジニアが、図13に示した操作画面上の「フェイルコードの自動取得」というボタンを操作した場合、図14に示すように画像形成装置30からフェイルコードが無線回線を介して自動的に取得される。図14では、端末装置10から画像形成装置30に対して、フェイルコードの取得要求が行われ、画像形成装置30はこの取得要求に応じて、自己診断機能等により得られたフェイルコードを端末装置10に送信する様子が示されている。
このように、ステップS102に示すように、端末装置10が画像形成装置30からフェイルコードを自動的に受信可能である場合には、端末装置10は、無線回線を介して画像形成装置30からフェイルコードを取得する。
または、端末装置10が画像形成装置30からフェイルコードを自動的に受信可能ではない場合には、端末装置10は、ユーザからの手動操作によりフェイルコードを取得する。
すると、端末装置10では、表示制御部34により、ステップS104において、取得したフェイルコードに対応する機能分類の部品及び配線パタンを抽出する。
そして、表示制御部34は、ステップS105において、抽出した部品及び配線パタンに対するAR表示を行う。
ここで、表示制御部34が取得したフェイルコードに対応する機能分類の部品及び配線パタンを抽出することにより、AR表示の表示対象とする部品及び配線パタンを特定する様子の具体例を図15に示す。
図15では、表示制御部34が、画像形成装置30から「111-222」というフェイルコードを受信した場合の様子が示されている。
「111-222」というフェイルコードは、図10のエラーリストを参照すると、不具合種類が「I/O通信エラー」であり機能分類が「I/O」であることが分かる。そのため、表示制御部34は、図11に示した部品・配線リストの中から、機能分類として「I/O」が設定されている部品及び配線パタンを、AR表示の表示対象とする部品及び配線パタンとして抽出する。
その結果、図15に示すように、表示制御部34は、部品番号が1C101、TR123、IC102という3つの部品と、この3つの部品間を接続する2つの配線パタンを表示対象として特定する。
このようにして表示対象として特定された部品及び配線パタンに対するAR表示を行った際のAR表示例を図16に示す。
図16を参照すると、表示対象として特定された部品及び配線パタンが太線により強調表示されるとともに、これらの部品についての部品名、部品分類の情報が文字情報としてAR表示されているのが分かる。なお、各部品の部品番号も合わせてAR表示するようにすることも可能である。
次に、インストラクターが端末装置40を介して、フィールドエンジニアの不具合解析作業を手助けする場合について説明する。この場合には、フェイルコードにより特定された全ての部品及び配線パタンに対するAR表示を行うのではなく、インストラクターにより選択された一部の部品及び配線パタンに対するAR表示が行われる。
このような場合における画像形成装置30、端末装置10、40間で行われる動作の詳細について図17のシーケンスチャートを参照して説明する。
まず、ステップS201において、画像形成装置30のフェイルコードが端末装置10により取得される。すると、端末装置10では、ステップS202において、取得したフェイルコードに基づいて、AR表示を行う部品及び配線パタンが抽出される。
すると、AR表示を行う部品及び配線パタンのデータが、ステップS203において、端末装置10から端末装置40に送信される。
端末装置40では、ステップS204において、インストラクターからの操作によりAR表示を行う部品及び配線パタンの取捨選択が行われる。さらに、端末装置40では、ステップS205において、どのような順番で解析を行うかという解析手順や、どのような確認を行うかという確認事項等からなる解析手順の指示をインストラクターから入力する。
そして、端末装置40は、ステップS206において、AR表示すべき部品及び配線パタンの情報や、解析手順に関する情報等をAR表示行うためのデータとして端末装置10に送信する。
すると、端末装置10では、ステップS207において、端末装置40から送信されてきたデータに基づいたAR表示が行われる。
このようにして端末装置10において行われるAR表示例を図18に示す。図18を参照すると、解析を行うべき部品や配線パタンが太線等により強調表示されるとともに、「1.端子の損傷を確認」、「2.1品の電圧を確認」というように、各部品に対してどの順序でどのような確認事項を確認していけば良いかがAR表示されているのが分かる。
フィールドエンジニアは、このようにAR表示された解析手順に基づいて順次確認作業を行うことにより、離れた場所にいるインストラクターのアドバイスを利用した解析作業を実行することになる。
上記各実施形態において、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えばCPU:Central Processing Unit、等)や、専用のプロセッサ(例えばGPU:Graphics Processing Unit、ASIC:Application Specific Integrated Circuit、FPGA:Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス等)を含むものである。
また上記各実施形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は上記各実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
10 端末装置
11 CPU
12 メモリ
13 記憶装置
14 通信インタフェース
15 ユーザインタフェース装置
16 制御バス
20 カメラ
31 操作入力部
32 表示部
33 データ送受信部
34 表示制御部
35 情報記憶部
36 画像取得部
40 端末装置
50 ネットワーク
60 プリント配線基板
61 基準点
62 マーカ
63 部品
64 配線パタン
65 部品
70 プリント配線基板
71~75 部品

Claims (8)

  1. プロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    不具合解析を行う対象機器において発生した不具合の内容を特定する不具合情報を取得し、
    前記対象機器を構成するプリント配線基板を撮影した画像上に、当該プリント配線基板上に配置された複数の部品及び配線のうち前記不具合情報により特定された不具合の原因となる可能性がある部品及び配線に関連する情報を重畳して表示する、
    情報処理装置。
  2. 前記不具合情報は、前記対象機器における自己診断機能により特定された不具合を示す不具合コードである請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記プロセッサは、前記対象機器から無線通信回線を介して前記不具合コードを取得する請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記プロセッサは、ユーザの操作入力に基づいて前記不具合コードを取得する請求項2記載の情報処理装置。
  5. メモリをさらに備え、
    前記メモリは、前記不具合情報により特定される不具合に対応した機能を当該不具合情報毎に記憶するとともに、前記プリント配線基板に含まれる部品及び配線毎に当該部品及び配線により実現される機能を対応付けて記憶し、
    前記プロセッサは、取得した前記不具合情報と対応した機能を実現している部品及び配線を、前記不具合情報により特定された不具合の原因となる可能性がある部品及び配線と判定する請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記プロセッサは、確認すべき部品又は配線の情報と、当該部品又は配線に対して確認すべき確認事項の情報を、ネットワークを介して外部装置から受信し、
    受信した確認事項の情報を、前記プリント配線基板の画像中における確認すべき部品又は配線に対して重畳して表示する請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記プロセッサは、前記外部装置からの指示に基づいて、前記プリント配線基板の画像上に重畳して表示した情報を消去する請求項6記載の情報処理装置。
  8. 不具合解析を行う対象機器において発生した不具合の内容を特定する不具合情報を取得するステップと、
    前記対象機器を構成するプリント配線基板を撮影した画像上に、当該プリント配線基板上に配置された複数の部品及び配線のうち前記不具合情報により特定された不具合の原因となる可能性がある部品及び配線に関連する情報を重畳して表示するステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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