JP2022079351A - 通信装置、通信装置の制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】通信装置から接続しているテナントの切り替えを忘れたまま印刷データを送信すると、意図しないテナントへ印刷データが送信されるおそれがある。【解決手段】画像形成装置が連携しているクラウドシステムのテナントを特定する情報を前記画像形成装置から取得する取得手段(S1001、1002)と、前記通信装置で接続先として設定されているテナントと、前記取得手段で取得した前記情報に基づき特定されるテナントが異なる場合に、前記情報に基づき特定されるテナントを前記接続先として設定する設定変更手段と(S1003~S1009)を有することを特徴とする通信装置。【選択図】 図7
Description
本発明は、印刷設定の切り替えを容易化した通信装置、通信装置の制御方法及びプログラムに関する。
近年、スマートフォン等の通信装置が普及したことにより、通信装置から印刷を行うことが増えた。特許文献1にはスマートフォンを利用したプルプリントを容易に遂行できる方法が記載されている。この技術によると、通信装置は画像形成装置(以下「MFP」という。)を介してプルプリント用のサーバー情報を取得することで、通信装置からプルプリント用のサーバーに対して印刷データを送信することが可能になる。
従来のプルプリントのシステムはオンプレミスのサービスとして提供されることが一般的だった。近年はクラウドの普及によってプルプリントのシステムもクラウドサービスとして提供されることが増えてきた。クラウドサービスにはテナントという概念が存在し、用途に応じてテナントを使い分けることができる。例えばクラウドサービスを利用するユーザーは、本社、支社、サテライトオフィスなど働く場所に応じて使用するテナントを使い分け、テナントごとにアカウント管理や印刷コスト管理を行うことが多い。
従来のプルプリントのシステムはオンプレミスのサービスとして提供されることが一般的だった。近年はクラウドの普及によってプルプリントのシステムもクラウドサービスとして提供されることが増えてきた。クラウドサービスにはテナントという概念が存在し、用途に応じてテナントを使い分けることができる。例えばクラウドサービスを利用するユーザーは、本社、支社、サテライトオフィスなど働く場所に応じて使用するテナントを使い分け、テナントごとにアカウント管理や印刷コスト管理を行うことが多い。
通信装置からクラウドサービスのプルプリントを利用する場合、ログインしているクラウドサービスのテナントに対して印刷データを送信する必要がある。例えば支社に設置されたMFPから印刷を行う場合、通信装置から支社用のテナントにログインし、支社用のテナントに対して印刷データを送信する必要がある。他方、サテライトオフィスに設置されたMFPから印刷を行う場合、通信装置からサテライトオフィス用のテナントにログインし、サテライトオフィス用のテナントに対して印刷データを送信する必要がある。つまり、ユーザーは利用するMFPの場所に応じて、使用するテナントを切り替えなければならない。
具体的に説明する。ユーザーが通信装置からサテライトオフィスに設置されたMFPからの印刷を所望している場合、通信装置からサテライトオフィス用のテナントにログインし、テナントに対して印刷データを送信する必要がある。例えば、通信装置が支社用のテナントにログインしている際は、通信装置をサテライトオフィス用のテナントにログインするよう切り替えることで、所望するMFPからの印刷ができる。しかしながら、通信装置から支社用のテナントにログインしている際に、通信装置をサテライトオフィス用のテナントにログインするよう切り替えずにそのまま印刷データを送信すると、支社用のテナントに印刷データが送信されてしまう。
このように通信装置から接続しているテナントの切り替えを忘れたまま印刷データを送信すると、意図しないテナントへ印刷データが送信されるという課題がある。また、ユーザーがテナントの切り替えを認識していた場合でも、通信装置を意識的に操作し、接続先のテナントの切り替えるという作業が煩雑である。
本発明は上述の問題点の少なくとも1つを鑑みなされたものである。本発明の1つの側面としては、ユーザーの利便性を低下させることなく通信装置から利用する印刷環境を好適に切り替える方法を提供することを目的の1つとする。
具体的に説明する。ユーザーが通信装置からサテライトオフィスに設置されたMFPからの印刷を所望している場合、通信装置からサテライトオフィス用のテナントにログインし、テナントに対して印刷データを送信する必要がある。例えば、通信装置が支社用のテナントにログインしている際は、通信装置をサテライトオフィス用のテナントにログインするよう切り替えることで、所望するMFPからの印刷ができる。しかしながら、通信装置から支社用のテナントにログインしている際に、通信装置をサテライトオフィス用のテナントにログインするよう切り替えずにそのまま印刷データを送信すると、支社用のテナントに印刷データが送信されてしまう。
このように通信装置から接続しているテナントの切り替えを忘れたまま印刷データを送信すると、意図しないテナントへ印刷データが送信されるという課題がある。また、ユーザーがテナントの切り替えを認識していた場合でも、通信装置を意識的に操作し、接続先のテナントの切り替えるという作業が煩雑である。
本発明は上述の問題点の少なくとも1つを鑑みなされたものである。本発明の1つの側面としては、ユーザーの利便性を低下させることなく通信装置から利用する印刷環境を好適に切り替える方法を提供することを目的の1つとする。
本発明は、通信装置であって、画像形成装置が連携している前記クラウドシステムのテナントを特定する情報を前記画像形成装置から取得する取得手段と、前記通信装置上で接続先として設定されているテナントと、と前記取得手段で取得した前記情報に基づき特定されるテナントが異なる場合に、前記情報に基づき特定されるテナントを前記接続先として設定する設定変更手段とを有することを特徴とする。
ユーザーの利便性を低下させることなく通信装置から利用する印刷環境を好適に切り替えることができる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
[システム構成]
図1は、本実施例に係るシステムの全体構成を示す図である。印刷システムは、通信装置110とサーバー120、画像形成装置であるMFP(Multifunction Peripheral)130を含む。通信装置110、MFP130は、Wi-Fi(登録商標)などの無線LANやWAN経由でインターネット上の各種サービスを提供するサーバーに対して通信可能に接続されている。ここで、LANは、Local Area Network、WANは、Wide Area Networkの略称である。また、通信装置110とMFP130は無線LANを介して互いに通信可能に接続されている。また、通信装置110は、Bluetooth(登録商標)の通信規格に基づきMFP130が送信する信号を受信することができる。また、通信装置110は、スマートフォン、タブレットPC,ノートパソコン等の小型の情報処理装置であればこれに限定されない。
通信装置110は、電話、メール、ウェブブラウザ、カメラといった複数の機能を有するモバイル端末であり、スマートフォンやタブレットである。通信装置110は情報処理装置の一例であってPC(パーソナルコンピュータ)等であってもよい。サーバー120は、ウェブページを構成するHTML(Hyper Text Markup Language)、JavaScript(登録商標)、画像、テキストなど様々な形式のファイルを保存する機能を持つサーバーの一例である。サーバー120は、通信装置100等の外部端末からの要求に応じてウェブページや各種情報を提供する。MFP130は、スキャナやプリンタといった複数の機能を有する複合機であり、画像処理装置の一例である。本実施例では、MFPを複合機として説明するが、家庭用のプリンタであってもよい。
本実施例の印刷システムは、通信装置110とサーバー120、MFP130からなる構成としているがこれに限定されない。
図1は、本実施例に係るシステムの全体構成を示す図である。印刷システムは、通信装置110とサーバー120、画像形成装置であるMFP(Multifunction Peripheral)130を含む。通信装置110、MFP130は、Wi-Fi(登録商標)などの無線LANやWAN経由でインターネット上の各種サービスを提供するサーバーに対して通信可能に接続されている。ここで、LANは、Local Area Network、WANは、Wide Area Networkの略称である。また、通信装置110とMFP130は無線LANを介して互いに通信可能に接続されている。また、通信装置110は、Bluetooth(登録商標)の通信規格に基づきMFP130が送信する信号を受信することができる。また、通信装置110は、スマートフォン、タブレットPC,ノートパソコン等の小型の情報処理装置であればこれに限定されない。
通信装置110は、電話、メール、ウェブブラウザ、カメラといった複数の機能を有するモバイル端末であり、スマートフォンやタブレットである。通信装置110は情報処理装置の一例であってPC(パーソナルコンピュータ)等であってもよい。サーバー120は、ウェブページを構成するHTML(Hyper Text Markup Language)、JavaScript(登録商標)、画像、テキストなど様々な形式のファイルを保存する機能を持つサーバーの一例である。サーバー120は、通信装置100等の外部端末からの要求に応じてウェブページや各種情報を提供する。MFP130は、スキャナやプリンタといった複数の機能を有する複合機であり、画像処理装置の一例である。本実施例では、MFPを複合機として説明するが、家庭用のプリンタであってもよい。
本実施例の印刷システムは、通信装置110とサーバー120、MFP130からなる構成としているがこれに限定されない。
[通信装置のハードウェア構成]
図2は、通信装置110のハードウェア構成図である。通信装置110は、制御部210、操作部220、Bluetooth部221、NFC部222で構成される。制御部210は、以下の各部211~216で構成され、通信装置110全体の動作を制御する。CPU211は、ROM212等に記憶された制御プログラムを読み出して、カメラ/通信など通信装置110が有する各種機能を実行・制御する。RAM213は、CPU211の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。なお、本実施例では1つのCPU211が1つのメモリ(RAM213又はSSD214)を用いて後述のフローチャートに示す各処理を実行するものとするが、これに限定されない。例えば、複数のCPUや複数のRAM又はSSDを協働させて各処理を実行してもよい。SSD(Solid State Drive)214は、HTMLファイルやJavaScriptファイル、画像データやテキストデータ、各種プログラムなどを記憶する大容量記憶部である。操作部I/F215は、操作部220と制御部210とを接続するインタフェースである。操作部220には、タッチパネルディスプレイやボタンなどが備えられており、ユーザーによる操作/入力/指示を受け付けたり、ユーザーに表示する画面を出力する。ネットワークI/F216は、制御部210(通信装置110)を無線LAN、WAN等のネットワークに接続するインタフェースである。通信装置110は、ネットワークI/F216を用いてインターネット上の各サービスに対して画像やテキストなどの様々な情報を送受信する。Bluetooth部221は、Bluetoothの規格に従って外部装置との通信を行う通信部である。NFC部222は、NFCの規格に従って、外部装置との近距離無線通信を行う通信部である。本実施形態では、通信装置110の一例としてスマートフォン等のモバイル端末を想定しているがこれに限定されるものではない。例えばタブレット端末やノートPC(Personal Computer)等の通信装置であってもよい。
図2は、通信装置110のハードウェア構成図である。通信装置110は、制御部210、操作部220、Bluetooth部221、NFC部222で構成される。制御部210は、以下の各部211~216で構成され、通信装置110全体の動作を制御する。CPU211は、ROM212等に記憶された制御プログラムを読み出して、カメラ/通信など通信装置110が有する各種機能を実行・制御する。RAM213は、CPU211の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。なお、本実施例では1つのCPU211が1つのメモリ(RAM213又はSSD214)を用いて後述のフローチャートに示す各処理を実行するものとするが、これに限定されない。例えば、複数のCPUや複数のRAM又はSSDを協働させて各処理を実行してもよい。SSD(Solid State Drive)214は、HTMLファイルやJavaScriptファイル、画像データやテキストデータ、各種プログラムなどを記憶する大容量記憶部である。操作部I/F215は、操作部220と制御部210とを接続するインタフェースである。操作部220には、タッチパネルディスプレイやボタンなどが備えられており、ユーザーによる操作/入力/指示を受け付けたり、ユーザーに表示する画面を出力する。ネットワークI/F216は、制御部210(通信装置110)を無線LAN、WAN等のネットワークに接続するインタフェースである。通信装置110は、ネットワークI/F216を用いてインターネット上の各サービスに対して画像やテキストなどの様々な情報を送受信する。Bluetooth部221は、Bluetoothの規格に従って外部装置との通信を行う通信部である。NFC部222は、NFCの規格に従って、外部装置との近距離無線通信を行う通信部である。本実施形態では、通信装置110の一例としてスマートフォン等のモバイル端末を想定しているがこれに限定されるものではない。例えばタブレット端末やノートPC(Personal Computer)等の通信装置であってもよい。
[サーバーのハードウェア構成]
図3は、サーバー120のハードウェア構成図である。
サーバー120は、CPU311、ROM312、RAM313、HDD314及びネットワークI/F315で構成される。CPU311は、ROM312に記憶された制御プログラムを読み出して各種処理を実行することで、全体の動作を制御する。RAM313は、CPU311の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD(Hard Disk Drive)314は、HTMLファイルやJavaScriptファイル、画像データやテキストデータ、各種プログラムなどを記憶する大容量記憶部である。ネットワークI/F315は、サーバー120をインターネットに接続するインタフェースである。サーバー120は、ネットワークI/F315を用い、ネットワークを介して他の装置(通信装置110、MFP130など)から処理リスエストを受けて各種情報を送受信する。サーバー120は、通信装置110から印刷ジョブを受信し、クラウド経由でMFPに印刷ジョブを転送するクラウドプリントサービスを提供するクラウドサーバーである。本実施形態では、サーバー120はテナントAに所属するユーザー並びにテナントBに所属するユーザーにクラウドプリント機能を提供する場合を想定している。クラウドプリント機能のことをプルプリント用のシステムとも呼ぶ。サーバー120はコンテナ化や仮想化技術を用いることで、複数の異なるテナントにクラウドプリントサービスを提供することができる。なお、本実施形態ではアプリケーションレイヤのモジュールは共通のモジュールで実行し、ユーザー固有のデータを管理するデータベースはテナント毎に分離して管理するマルチテナントアーキテクチャのサービスを提供することを想定している。このため、データベースに記憶される各テナントのプリンタの情報や、ジョブ情報、ユーザー情報は、各テナントに属するユーザーからのみアクセス可能に構成される。従って、テナントAに属するユーザーは、テナントAで管理されるプリンタあてのクラウドプリントを行うことができ、テナントBに属するユーザーは、テナントBで管理されるプリンタあてのクラウドプリントを行うことができる。
図3は、サーバー120のハードウェア構成図である。
サーバー120は、CPU311、ROM312、RAM313、HDD314及びネットワークI/F315で構成される。CPU311は、ROM312に記憶された制御プログラムを読み出して各種処理を実行することで、全体の動作を制御する。RAM313は、CPU311の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD(Hard Disk Drive)314は、HTMLファイルやJavaScriptファイル、画像データやテキストデータ、各種プログラムなどを記憶する大容量記憶部である。ネットワークI/F315は、サーバー120をインターネットに接続するインタフェースである。サーバー120は、ネットワークI/F315を用い、ネットワークを介して他の装置(通信装置110、MFP130など)から処理リスエストを受けて各種情報を送受信する。サーバー120は、通信装置110から印刷ジョブを受信し、クラウド経由でMFPに印刷ジョブを転送するクラウドプリントサービスを提供するクラウドサーバーである。本実施形態では、サーバー120はテナントAに所属するユーザー並びにテナントBに所属するユーザーにクラウドプリント機能を提供する場合を想定している。クラウドプリント機能のことをプルプリント用のシステムとも呼ぶ。サーバー120はコンテナ化や仮想化技術を用いることで、複数の異なるテナントにクラウドプリントサービスを提供することができる。なお、本実施形態ではアプリケーションレイヤのモジュールは共通のモジュールで実行し、ユーザー固有のデータを管理するデータベースはテナント毎に分離して管理するマルチテナントアーキテクチャのサービスを提供することを想定している。このため、データベースに記憶される各テナントのプリンタの情報や、ジョブ情報、ユーザー情報は、各テナントに属するユーザーからのみアクセス可能に構成される。従って、テナントAに属するユーザーは、テナントAで管理されるプリンタあてのクラウドプリントを行うことができ、テナントBに属するユーザーは、テナントBで管理されるプリンタあてのクラウドプリントを行うことができる。
[MFPのハードウェア構成]
図4は、MFP130のハードウェア構成図である。MFP130は、制御部410、操作部420、プリンタ部421、スキャナ部422、モデム423、Bluetooth部424、NFC部425で構成される。制御部410は、以下の各部411~419で構成され、MFP130全体の動作を制御する。CPU411は、ROM412に記憶された制御プログラムを読み出して、読取/印刷/通信などMFP130が有する各種機能を実行・制御する。RAM413は、CPU411の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。なお、本実施例では1つのCPU411が1つのメモリ(RAM413又はHDD414)を用いて後述のフローチャートに示す各処理を実行するものとするが、これに限定されない。例えば、複数のCPUや複数のRAM又はHDDを協働させて各処理を実行してもよい。HDD414は、画像データや各種プログラムを記憶する大容量記憶部である。操作部I/F415は、操作部440と制御部410とを接続するインタフェースである。操作部420には、タッチパネルやキーボードなどが備えられており、ユーザーによる操作/入力/指示を受け付ける。プリンタI/F416は、プリンタ部421と制御部410とを接続するインタフェースである。印刷用の画像データはプリンタI/F416を介して制御部410からプリンタ部421へ転送され、記録媒体上に印刷される。スキャナI/F417は、スキャナ部422と制御部410とを接続するインタフェースである。スキャナ部422は、不図示の原稿台やADF(Auto Document Feeder)にセットされた原稿を読み取って画像データを生成し、スキャナI/F417を介して制御部410に入力する。MFP130は、スキャナ部422で生成された画像データをプリンタ部421から印刷出力(コピー)する他、ファイル送信又はメール送信することができる。モデムI/F418は、モデム423と制御部410とを接続するインタフェースである。モデム423は、PSTN上のファクシミリ装置との間で画像データをファクシミリ通信する。ネットワークI/F419は、制御部410(MFP130)をLANとBluetooth部424、NFC部425に接続するインタフェースである。MFP130は、ネットワークI/F419を用いネットワークを介してインターネット上の各サービスに画像データや情報を送信したり、各種情報を受信したりする。Bluetooth部424は、Bluetoothの規格に従って外部装置との通信を行う通信部である。NFC部425は、NFCの規格に従って、外部装置との近距離無線通信を行う通信部である。
図4は、MFP130のハードウェア構成図である。MFP130は、制御部410、操作部420、プリンタ部421、スキャナ部422、モデム423、Bluetooth部424、NFC部425で構成される。制御部410は、以下の各部411~419で構成され、MFP130全体の動作を制御する。CPU411は、ROM412に記憶された制御プログラムを読み出して、読取/印刷/通信などMFP130が有する各種機能を実行・制御する。RAM413は、CPU411の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。なお、本実施例では1つのCPU411が1つのメモリ(RAM413又はHDD414)を用いて後述のフローチャートに示す各処理を実行するものとするが、これに限定されない。例えば、複数のCPUや複数のRAM又はHDDを協働させて各処理を実行してもよい。HDD414は、画像データや各種プログラムを記憶する大容量記憶部である。操作部I/F415は、操作部440と制御部410とを接続するインタフェースである。操作部420には、タッチパネルやキーボードなどが備えられており、ユーザーによる操作/入力/指示を受け付ける。プリンタI/F416は、プリンタ部421と制御部410とを接続するインタフェースである。印刷用の画像データはプリンタI/F416を介して制御部410からプリンタ部421へ転送され、記録媒体上に印刷される。スキャナI/F417は、スキャナ部422と制御部410とを接続するインタフェースである。スキャナ部422は、不図示の原稿台やADF(Auto Document Feeder)にセットされた原稿を読み取って画像データを生成し、スキャナI/F417を介して制御部410に入力する。MFP130は、スキャナ部422で生成された画像データをプリンタ部421から印刷出力(コピー)する他、ファイル送信又はメール送信することができる。モデムI/F418は、モデム423と制御部410とを接続するインタフェースである。モデム423は、PSTN上のファクシミリ装置との間で画像データをファクシミリ通信する。ネットワークI/F419は、制御部410(MFP130)をLANとBluetooth部424、NFC部425に接続するインタフェースである。MFP130は、ネットワークI/F419を用いネットワークを介してインターネット上の各サービスに画像データや情報を送信したり、各種情報を受信したりする。Bluetooth部424は、Bluetoothの規格に従って外部装置との通信を行う通信部である。NFC部425は、NFCの規格に従って、外部装置との近距離無線通信を行う通信部である。
[システム全体のソフトウェア構成]
図5は、本実施例に係るライセンス表示システムのソフトウェア構成図である。各機能部は、CPU211がROM212やSSD214に格納された制御プログラムを読み出して実行すること、もしくはCPU311がROM312やHDD314に格納された制御プログラムを読み出して実行することで実現される。
モバイルアプリ500は通信装置110にインストールされたアプリケーション(以下「アプリ」という。)である。モバイルアプリ500は、通信部510、制御部511、データ管理部512、画面表示部513、MFP探索部514、情報取得部515を有する。
通信部510は、サーバー120に対して各種処理の要求を行う。例えば、サーバー120にて管理されているプルプリント用のクラウドシステムにアクセスするために、クラウドシステムへのログイン要求をサーバー120に送信する。また、通信部510は、モバイルアプリ500上からのリクエストを受けて画面表示に必要な画面構成情報(HTMLファイルやJavaScriptファイル等)の要求をサーバー120に送信する。サーバー120とのやり取りはRESTやSOAPなどのプロトコルを使用するが、その他の通信手段を用いてもよい。
制御部511は、モバイルアプリ500における通信指示、画面表示指示、データ管理指示、などの制御全般の処理を行う。例えば、モバイルアプリ500の起動時に通信部510を介してサーバー120から画面構成情報を取得し、その画面構成情報を基に画面表示部513に対して画面表示指示を行う。
データ管理部512は、モバイルアプリ500の設定値などのモバイルアプリ500全般に関する情報やテナント情報リスト600を管理する。テナント情報リスト600については図6にて詳細に説明する。
画面表示部513は、通信装置110の操作部220のタッチパネル機能を有する液晶表示部に、ユーザーによる操作を受け付けるためのUI画面を表示する。ここでUI画面とは、サーバー120から提供される画面やモバイルアプリ500が予め記憶している画面である。
図5は、本実施例に係るライセンス表示システムのソフトウェア構成図である。各機能部は、CPU211がROM212やSSD214に格納された制御プログラムを読み出して実行すること、もしくはCPU311がROM312やHDD314に格納された制御プログラムを読み出して実行することで実現される。
モバイルアプリ500は通信装置110にインストールされたアプリケーション(以下「アプリ」という。)である。モバイルアプリ500は、通信部510、制御部511、データ管理部512、画面表示部513、MFP探索部514、情報取得部515を有する。
通信部510は、サーバー120に対して各種処理の要求を行う。例えば、サーバー120にて管理されているプルプリント用のクラウドシステムにアクセスするために、クラウドシステムへのログイン要求をサーバー120に送信する。また、通信部510は、モバイルアプリ500上からのリクエストを受けて画面表示に必要な画面構成情報(HTMLファイルやJavaScriptファイル等)の要求をサーバー120に送信する。サーバー120とのやり取りはRESTやSOAPなどのプロトコルを使用するが、その他の通信手段を用いてもよい。
制御部511は、モバイルアプリ500における通信指示、画面表示指示、データ管理指示、などの制御全般の処理を行う。例えば、モバイルアプリ500の起動時に通信部510を介してサーバー120から画面構成情報を取得し、その画面構成情報を基に画面表示部513に対して画面表示指示を行う。
データ管理部512は、モバイルアプリ500の設定値などのモバイルアプリ500全般に関する情報やテナント情報リスト600を管理する。テナント情報リスト600については図6にて詳細に説明する。
画面表示部513は、通信装置110の操作部220のタッチパネル機能を有する液晶表示部に、ユーザーによる操作を受け付けるためのUI画面を表示する。ここでUI画面とは、サーバー120から提供される画面やモバイルアプリ500が予め記憶している画面である。
MFP探索部514は、Bluetooth部221を介して近くのMFP130を探索する。MFP探索部514はMFP130の発信するBluetooth信号を受信できた場合、通信装置110の近くにMFP130が存在すると判定する。一方、MFP探索部514はMFP130の発信するBluetooth信号を受信できなかった場合、通信装置110の近くにMFP130が存在しないと判定する。なお、本実施形態では、MFP130は、周囲に自身が存在することを通知するためにBluetooth Low Energy(登録商標)のアドバタイジングパケットを定期的に送信する。アドバタイジングパケットには、印刷装置であることを識別する情報が含まれる。
情報取得部515は、Bluetooth部221を介してMFP130の設定情報を取得する。例えば、設定情報にはMFP130が接続しているクラウドシステムのURLやMFPの設置場所(例えば支社、サテライトオフィスなど)などが含まれる。当該設定情報の取得は、Bluetooth Low Energyのスキャンリクエストを用いて行われる。情報取得部515は、アドバタイジングパケットの送信元のデバイスに対して追加の情報を要求するスキャンリクエストを送信する。スキャンリクエスト受信したMFP130は、スキャンリクエストの応答として自身が参加しているクラウドシステムのテナント情報を含むURLや設置場所情報を応答する。なお、本実施形態では一例としてスキャンリクエストで設定情報を取得する場合を例示したがこれに限定されるものではない。例えば、Bluetooth5のアドバタイジング拡張(EXTENDED ADVERTISING)を用いてURLや設置場所情報を応答するよう構成してもよい。なお、アドバタイジングパケットのデータ領域にテナントを特定する情報を含めるよう構成することもできる。更には、情報取得部515は、MFP130との間でコネクションを確立し、GATT通信を用いてテナントを特定する情報を含むURLやMFPの設置場所情報を取得するよう構成することもできる。
サーバー120は、リクエスト制御部531、データ管理部532を有する。本実施例において、サーバー120には不図示のインストーラによってプルプリントのクラウドシステムがインストールされているものとする。
リクエスト制御部531は、外部装置からの要求を受信できる状態で待機している。処理要求を受けると要求に応じて適宜、データ管理部532、アカウント管理部533に処理を指示する。
データ管理部532は、クラウドシステムの画面構成情報やモバイルアプリ500から受信した印刷データなどを保存、管理している。
アカウント管理部533は、クラウドシステムのアカウント情報などを保存、管理している。
データ管理部532、アカウント管理部533は、インターネット経由で接続された通信装置110、MFP130等の別端末上で動作しているアプリケーションからのリクエストを受けて、リクエストに応じたレスポンスを返す。本実施例では例えば、レスポンスとして画面表示に必要な画面構成情報、印刷データ、トークン情報などを返すが、レスポンスはこれに限定されない。
MFP130は、モバイルアプリ500のBluetooth部221からリクエストを受けて、リクエストに応じたレスポンスを返す。
本実施例における各システムの連携方法について説明する。モバイルアプリ500から印刷データをプルプリントのクラウドシステムに送信することで、印刷データがサーバー120のクラウドシステムに保存される。また、MFP130はサーバー120のクラウドシステムに接続し、クラウドシステムに保存されている印刷データを参照し、印刷することができる。
情報取得部515は、Bluetooth部221を介してMFP130の設定情報を取得する。例えば、設定情報にはMFP130が接続しているクラウドシステムのURLやMFPの設置場所(例えば支社、サテライトオフィスなど)などが含まれる。当該設定情報の取得は、Bluetooth Low Energyのスキャンリクエストを用いて行われる。情報取得部515は、アドバタイジングパケットの送信元のデバイスに対して追加の情報を要求するスキャンリクエストを送信する。スキャンリクエスト受信したMFP130は、スキャンリクエストの応答として自身が参加しているクラウドシステムのテナント情報を含むURLや設置場所情報を応答する。なお、本実施形態では一例としてスキャンリクエストで設定情報を取得する場合を例示したがこれに限定されるものではない。例えば、Bluetooth5のアドバタイジング拡張(EXTENDED ADVERTISING)を用いてURLや設置場所情報を応答するよう構成してもよい。なお、アドバタイジングパケットのデータ領域にテナントを特定する情報を含めるよう構成することもできる。更には、情報取得部515は、MFP130との間でコネクションを確立し、GATT通信を用いてテナントを特定する情報を含むURLやMFPの設置場所情報を取得するよう構成することもできる。
サーバー120は、リクエスト制御部531、データ管理部532を有する。本実施例において、サーバー120には不図示のインストーラによってプルプリントのクラウドシステムがインストールされているものとする。
リクエスト制御部531は、外部装置からの要求を受信できる状態で待機している。処理要求を受けると要求に応じて適宜、データ管理部532、アカウント管理部533に処理を指示する。
データ管理部532は、クラウドシステムの画面構成情報やモバイルアプリ500から受信した印刷データなどを保存、管理している。
アカウント管理部533は、クラウドシステムのアカウント情報などを保存、管理している。
データ管理部532、アカウント管理部533は、インターネット経由で接続された通信装置110、MFP130等の別端末上で動作しているアプリケーションからのリクエストを受けて、リクエストに応じたレスポンスを返す。本実施例では例えば、レスポンスとして画面表示に必要な画面構成情報、印刷データ、トークン情報などを返すが、レスポンスはこれに限定されない。
MFP130は、モバイルアプリ500のBluetooth部221からリクエストを受けて、リクエストに応じたレスポンスを返す。
本実施例における各システムの連携方法について説明する。モバイルアプリ500から印刷データをプルプリントのクラウドシステムに送信することで、印刷データがサーバー120のクラウドシステムに保存される。また、MFP130はサーバー120のクラウドシステムに接続し、クラウドシステムに保存されている印刷データを参照し、印刷することができる。
[テナント情報リスト]
図6は、本実施例に係るテナント情報リストに関する図である。テナント情報リスト600はモバイルアプリ500のデータ管理部512によって管理され、クラウドシステムのURL601、トークン情報602、ステータス603を含む。なお、テナント情報リスト600に含まれるデータはこれに限ったものではない。また、テナント情報リスト600はテナントA、テナントBのように複数のテナント情報を一元的に管理する。
クラウドシステムのURL601は、サーバー120のクラウドシステムのURLである。
トークン情報602は、サーバー120のアカウント管理部533が発行したトークンである。モバイルアプリ500からクラウドシステムのURL601にアクセスし、クラウドシステムへのログインが成功すると、サーバー120からトークンが返却される。モバイルアプリ500は、このトークンをクラウドシステムのURL601に対応する形でトークン情報602として、データ管理部512に保存する。例えば、テナントAのクラウドシステムのURL601(図例:https://tenant-a.app.com/)にアクセスし、クラウドシステムへのログインが成功すると、トークン(図例:3ci5qk89y88t33h2)が返却される。このトークンをテナントAのクラウドシステムのURL601に対応する形でトークン情報602として保存する。なお、モバイルアプリ500がクラウドシステムのURL601へのログインが成功していない場合、トークン情報602は未設定となる。
ステータス603は、モバイルアプリ500において、どの設定が接続先として有効状態になっているかを判断するための設定値である。例えば、図6ではテナントAのステータスは”active”であり、テナントBのステータスは”passive”である。即ち、現在モバイルアプリ500で有効になっている設定はテナントAであると判定できる。
本実施例では、モバイルアプリ500のUI(不図示)を介してクラウドシステムのURL601とステータス603を設定する。モバイルアプリ500は、ステータス603が有効になっているテナントのクラウドシステムのURL601を利用することでサーバー120のクラウドシステムにアクセスする。
図6は、本実施例に係るテナント情報リストに関する図である。テナント情報リスト600はモバイルアプリ500のデータ管理部512によって管理され、クラウドシステムのURL601、トークン情報602、ステータス603を含む。なお、テナント情報リスト600に含まれるデータはこれに限ったものではない。また、テナント情報リスト600はテナントA、テナントBのように複数のテナント情報を一元的に管理する。
クラウドシステムのURL601は、サーバー120のクラウドシステムのURLである。
トークン情報602は、サーバー120のアカウント管理部533が発行したトークンである。モバイルアプリ500からクラウドシステムのURL601にアクセスし、クラウドシステムへのログインが成功すると、サーバー120からトークンが返却される。モバイルアプリ500は、このトークンをクラウドシステムのURL601に対応する形でトークン情報602として、データ管理部512に保存する。例えば、テナントAのクラウドシステムのURL601(図例:https://tenant-a.app.com/)にアクセスし、クラウドシステムへのログインが成功すると、トークン(図例:3ci5qk89y88t33h2)が返却される。このトークンをテナントAのクラウドシステムのURL601に対応する形でトークン情報602として保存する。なお、モバイルアプリ500がクラウドシステムのURL601へのログインが成功していない場合、トークン情報602は未設定となる。
ステータス603は、モバイルアプリ500において、どの設定が接続先として有効状態になっているかを判断するための設定値である。例えば、図6ではテナントAのステータスは”active”であり、テナントBのステータスは”passive”である。即ち、現在モバイルアプリ500で有効になっている設定はテナントAであると判定できる。
本実施例では、モバイルアプリ500のUI(不図示)を介してクラウドシステムのURL601とステータス603を設定する。モバイルアプリ500は、ステータス603が有効になっているテナントのクラウドシステムのURL601を利用することでサーバー120のクラウドシステムにアクセスする。
[テナント切り替え処理]
図7はモバイルアプリ500における利用するMFP切り替え処理を行うための詳細を示すフローチャートである。CPU211がROM212やSSD214に格納された制御プログラムを読み出して実行することフローチャートの各処理が実行される。以下、詳細に説明する。
この処理はモバイルアプリ500が起動することで開始される。
S1001において、モバイルアプリ500のMFP探索部514は、Bluetooth部221を介してMFP130のBluetooth信号を検知したかを判定する。検知した場合は(S1001でYes)、S1002へ進み、検知しない場合は(S1001でNo)、S1001で待機する。本実施例では、MFP130の存在確認にBluetooth信号を用いて以降の説明を行うが、MFP130の存在確認の方法はこれに限ったものではない。
S1002において、モバイルアプリ500の情報取得部515は、Bluetooth部221を介してMFP130からサーバー(テナント)情報を取得できたかを判定する。サーバー情報とは、例えばMFP130の接続先であるプルプリントのクラウドシステムに関するURLであり、テナントを一意に特定する文字列を含んでいる。取得できた場合(S1002でYes)、S1003へ進み、取得できない場合(S1002でNo)、処理を終了する。
S1003において、モバイルアプリ500の制御部511は、S1002にて取得したサーバー情報とモバイルアプリ500に設定されているサーバー情報が異なるかを判定する。ここで通信装置のアプリに設定されているサーバー情報とは、図6の現在”active”であるテナントAの情報に含まれるクラウドシステムのURL601を指す。サーバー情報が異なる場合(S1003でYes)、S1004へ進み、同じ場合は(S1003でNo)、サーバーを切り替える必要がないため処理を終了する。
S1004において、モバイルアプリ500の制御部511は、S1002にて取得したサーバー情報(クラウドシステムのURL)がモバイルアプリ500にて管理するテナント情報リスト600に接続先の候補として含まれるかを判定する。サーバー情報がテナント情報リスト600に含まれない場合、MFP130に設定されているサーバー情報はモバイルアプリ500に未登録のサーバー(テナント)である、ということが判定できる。なお、S1004にて判定した結果はS1005、S1006、S1010にて使用する。
S1005において、モバイルアプリ500の制御部511は、自動切り替え設定(図8(b)の813又は814)がONであるかを判定する。ここで自動切り替え設定813はS1004にて接続先の候補として登録されているサーバーであると判定された場合に自動切り替え設定813に設定された値が有効となる。一方、自動切り替え設定814はS1004にて接続先の候補として登録されていないサーバーであると判定された場合に自動切り替え設定814に設定された値が有効となる。自動切り替え設定813,814がONである場合は(S1005でYes)、取得されたサーバー情報に関連するステータス603を”active”に変更することにより接続先サーバーの設定を変更して、S1009へ進む。また、自動切り替え設定813,814がONではない場合は(S1005でNo)、S1006に進む。なお、S1004にて接続先の候補として登録されているサーバーであると判定された場合は、ユーザーの利便性を考慮して自動切り替え設定813を自動的にONに設定するようにしてもよい。
図7はモバイルアプリ500における利用するMFP切り替え処理を行うための詳細を示すフローチャートである。CPU211がROM212やSSD214に格納された制御プログラムを読み出して実行することフローチャートの各処理が実行される。以下、詳細に説明する。
この処理はモバイルアプリ500が起動することで開始される。
S1001において、モバイルアプリ500のMFP探索部514は、Bluetooth部221を介してMFP130のBluetooth信号を検知したかを判定する。検知した場合は(S1001でYes)、S1002へ進み、検知しない場合は(S1001でNo)、S1001で待機する。本実施例では、MFP130の存在確認にBluetooth信号を用いて以降の説明を行うが、MFP130の存在確認の方法はこれに限ったものではない。
S1002において、モバイルアプリ500の情報取得部515は、Bluetooth部221を介してMFP130からサーバー(テナント)情報を取得できたかを判定する。サーバー情報とは、例えばMFP130の接続先であるプルプリントのクラウドシステムに関するURLであり、テナントを一意に特定する文字列を含んでいる。取得できた場合(S1002でYes)、S1003へ進み、取得できない場合(S1002でNo)、処理を終了する。
S1003において、モバイルアプリ500の制御部511は、S1002にて取得したサーバー情報とモバイルアプリ500に設定されているサーバー情報が異なるかを判定する。ここで通信装置のアプリに設定されているサーバー情報とは、図6の現在”active”であるテナントAの情報に含まれるクラウドシステムのURL601を指す。サーバー情報が異なる場合(S1003でYes)、S1004へ進み、同じ場合は(S1003でNo)、サーバーを切り替える必要がないため処理を終了する。
S1004において、モバイルアプリ500の制御部511は、S1002にて取得したサーバー情報(クラウドシステムのURL)がモバイルアプリ500にて管理するテナント情報リスト600に接続先の候補として含まれるかを判定する。サーバー情報がテナント情報リスト600に含まれない場合、MFP130に設定されているサーバー情報はモバイルアプリ500に未登録のサーバー(テナント)である、ということが判定できる。なお、S1004にて判定した結果はS1005、S1006、S1010にて使用する。
S1005において、モバイルアプリ500の制御部511は、自動切り替え設定(図8(b)の813又は814)がONであるかを判定する。ここで自動切り替え設定813はS1004にて接続先の候補として登録されているサーバーであると判定された場合に自動切り替え設定813に設定された値が有効となる。一方、自動切り替え設定814はS1004にて接続先の候補として登録されていないサーバーであると判定された場合に自動切り替え設定814に設定された値が有効となる。自動切り替え設定813,814がONである場合は(S1005でYes)、取得されたサーバー情報に関連するステータス603を”active”に変更することにより接続先サーバーの設定を変更して、S1009へ進む。また、自動切り替え設定813,814がONではない場合は(S1005でNo)、S1006に進む。なお、S1004にて接続先の候補として登録されているサーバーであると判定された場合は、ユーザーの利便性を考慮して自動切り替え設定813を自動的にONに設定するようにしてもよい。
S1006において、モバイルアプリ500の制御部511は、通知設定(図8(b)の811又は812)がONであるかを判定する。ここで通知設定811はS1004にて接続先の候補として登録されているサーバーであると判定された場合に通知設定811に設定された値が有効となる。一方、通知設定812はS1004にて未登録のサーバーであると判定された場合に通知設定812に設定された値が有効となる。通知設定811,812がONである場合(S1006でYes)、S1007へ進み、ONではない場合(S1006でNo)、接続先サーバーの変更を実行せず本処理を終了する。
S1007において、モバイルアプリ500の画面表示部513は、図8(a)のメッセージ801を表示する。メッセージ801の内容は、モバイルアプリ500に設定されているサーバー情報とは異なるサーバー情報を保持するMFP130が、現在地の近傍に存在することを示す。S1004にて未登録のサーバーであると判定された場合、モバイルアプリ500で管理されていないサーバー情報が新たに見つかった旨をメッセージに更に表示してもよい。
S1008において、モバイルアプリ500の画面表示部513は、メッセージ801でサーバー(テナント)情報が異なることについての問合せに対して、ユーザーの応答として[設定変更]ボタンが押されたかを判定する。ユーザーの応答として接続先のサーバーの変更を指示する[設定変更]ボタンが押された場合(S1008でYes)、S1009へ進み、[キャンセル]ボタンが押された場合(S1008でNo)、処理を終了する。また、[設定変更]ボタンが押された場合、メッセージで指定されているサーバー情報に関連するステータス603を”active”に変更し、接続するサーバーを変更する。
S1009において、モバイルアプリ500の通信部510は、テナント情報リスト600のステータスが”active”になっているテナントのサーバー(クラウドシステムのURL601)にアクセスする。
S1010において、モバイルアプリ500の制御部511は、S1004に判定した結果を基に、アクセスするサーバーがモバイルアプリ500に接続先の候補として登録されているサーバーかを判定する。接続先の候補として登録されているサーバーの場合(S1010でYes)、S1011へ進み、接続先の候補として登録されていないサーバーの場合(S1010でNo)、S1012へ進む。
S1011において、モバイルアプリ500のネットワーク部510は、サーバー120に接続し、トークン情報を送信してログイン処理を実行する。画面表示部513はサーバー120のトークン情報に対応するテナントにログインした状態のウェブページを表示し、処理を終了する。例えば、MFP130がテナントBの特定情報を含むBluetooth信号を送信している場合、テナントBにログインした状態のウェブページが表示される。ログインが完了すると、モバイルアプリ500は、テナントBが管理する傘下の印刷装置に対してサーバー経由で印刷データを送信する所謂クラウドプリントが行えるようになる。モバイルアプリ500は、図示省略の印刷操作を受け付けると、ユーザー操作に基づいて選択されたファイルに対応する印刷データを生成し、トークン情報とともにサーバー120に送信する。
印刷データとトークン情報を含むデータを受信したサーバー120は、トークン情報に基づきテナントを特定する。テナントBに対応するトークン情報が含まれている場合、サーバー120は、テナントBの仮想プリンタキューに当該印刷データを一時的に記憶する。当該記憶された印刷データは、ユーザーがテナントBに参加している印刷装置にログインすることに応じて印刷される。例えば、MFP130にユーザーがログインした場合、MFP130は、サーバーのテナントBにMFP130にログインしたユーザーのジョブを問い合わせる。MFP130は、ログインしたユーザーのジョブがあれば、取得し、印刷する。また、ログイン処理が完了すると、モバイルアプリ500は、テナントBが管理する情報を取得することが可能になる。例えば、モバイルアプリ500は、サーバーからテナントBのユーザーの情報を取得し、ユーザーの印刷履歴や印刷実績を表示することが可能となる。
S1012において、モバイルアプリ500のネットワーク部510は、画面表示部513はサーバー120に接続し、ログインしていない状態のウェブページを表示し、処理を終了する。
以上のフローチャートにより、モバイルアプリ500の利用場所に応じて好適な設定へ切り替える手法について説明した。これにより、モバイルアプリ500から複数のテナントを利用している際に、利用するテナントのサーバーの切り替えを容易に変更することが可能になる。
S1007において、モバイルアプリ500の画面表示部513は、図8(a)のメッセージ801を表示する。メッセージ801の内容は、モバイルアプリ500に設定されているサーバー情報とは異なるサーバー情報を保持するMFP130が、現在地の近傍に存在することを示す。S1004にて未登録のサーバーであると判定された場合、モバイルアプリ500で管理されていないサーバー情報が新たに見つかった旨をメッセージに更に表示してもよい。
S1008において、モバイルアプリ500の画面表示部513は、メッセージ801でサーバー(テナント)情報が異なることについての問合せに対して、ユーザーの応答として[設定変更]ボタンが押されたかを判定する。ユーザーの応答として接続先のサーバーの変更を指示する[設定変更]ボタンが押された場合(S1008でYes)、S1009へ進み、[キャンセル]ボタンが押された場合(S1008でNo)、処理を終了する。また、[設定変更]ボタンが押された場合、メッセージで指定されているサーバー情報に関連するステータス603を”active”に変更し、接続するサーバーを変更する。
S1009において、モバイルアプリ500の通信部510は、テナント情報リスト600のステータスが”active”になっているテナントのサーバー(クラウドシステムのURL601)にアクセスする。
S1010において、モバイルアプリ500の制御部511は、S1004に判定した結果を基に、アクセスするサーバーがモバイルアプリ500に接続先の候補として登録されているサーバーかを判定する。接続先の候補として登録されているサーバーの場合(S1010でYes)、S1011へ進み、接続先の候補として登録されていないサーバーの場合(S1010でNo)、S1012へ進む。
S1011において、モバイルアプリ500のネットワーク部510は、サーバー120に接続し、トークン情報を送信してログイン処理を実行する。画面表示部513はサーバー120のトークン情報に対応するテナントにログインした状態のウェブページを表示し、処理を終了する。例えば、MFP130がテナントBの特定情報を含むBluetooth信号を送信している場合、テナントBにログインした状態のウェブページが表示される。ログインが完了すると、モバイルアプリ500は、テナントBが管理する傘下の印刷装置に対してサーバー経由で印刷データを送信する所謂クラウドプリントが行えるようになる。モバイルアプリ500は、図示省略の印刷操作を受け付けると、ユーザー操作に基づいて選択されたファイルに対応する印刷データを生成し、トークン情報とともにサーバー120に送信する。
印刷データとトークン情報を含むデータを受信したサーバー120は、トークン情報に基づきテナントを特定する。テナントBに対応するトークン情報が含まれている場合、サーバー120は、テナントBの仮想プリンタキューに当該印刷データを一時的に記憶する。当該記憶された印刷データは、ユーザーがテナントBに参加している印刷装置にログインすることに応じて印刷される。例えば、MFP130にユーザーがログインした場合、MFP130は、サーバーのテナントBにMFP130にログインしたユーザーのジョブを問い合わせる。MFP130は、ログインしたユーザーのジョブがあれば、取得し、印刷する。また、ログイン処理が完了すると、モバイルアプリ500は、テナントBが管理する情報を取得することが可能になる。例えば、モバイルアプリ500は、サーバーからテナントBのユーザーの情報を取得し、ユーザーの印刷履歴や印刷実績を表示することが可能となる。
S1012において、モバイルアプリ500のネットワーク部510は、画面表示部513はサーバー120に接続し、ログインしていない状態のウェブページを表示し、処理を終了する。
以上のフローチャートにより、モバイルアプリ500の利用場所に応じて好適な設定へ切り替える手法について説明した。これにより、モバイルアプリ500から複数のテナントを利用している際に、利用するテナントのサーバーの切り替えを容易に変更することが可能になる。
MFP130から離れた場所でモバイルアプリ500を操作し、MFP130に印刷を行うことがある。ここで、モバイルアプリ500のテナント情報リスト600に複数のテナントが管理されている場合、ユーザーは利用するテナントを正しく設定する必要がある。しかしながら、このような場合ではモバイルアプリ500はMFP130との距離が遠いことからMFP130が発信するBluetooth信号を検知できない。即ち、実施例1で説明したテナントの切り替え方法が実行されず、ユーザーが所望するテナントへの切り替えが行われない可能性がある。
そこで実施例2では、MFPの信号が検知できない場合に、通信装置の表示画面に印刷データの送信先のテナントが正しいかユーザーに確認のメッセージを表示することにより所望のテナントへ確実に切り替えが行えるようにするものである。
[テナント切り替え処理]
図9は、本実施例におけるモバイルアプリ500における通知処理を行うための詳細を示すフローチャートである。CPU211がROM212やSSD214に格納された制御プログラムを読み出して実行することフローチャートの各処理が実行される。以下、詳しく説明する。
この処理はモバイルアプリ500が動作していることを検知することで開始される。
S1101において、モバイルアプリ500の制御部511は印刷データがテナントに送信されたかを判定する。印刷データを送信した場合(S1101でYes)、S1102へ進み、印刷データを送信していない場合(S1101でNo)、S1101で待機する。
S1102において、モバイルアプリ500のMFP探索部514は、Bluetooth部221を介してMFP130のBluetooth信号を検知したかを判定する。検知した場合は(S1002でYes)、処理を終了し、検知しない場合は(S1002でNo)、S1103へ進む。
S1103において、モバイルアプリ500の制御部511は、テナント情報リスト600に複数のテナントが含まれるかを判定する。複数のテナントが含まれる場合は(S1003でYes)、S1004へ進み、含まれない場合は(S1003でNo)、処理を終了する。これは、テナント情報リスト600に2以上(複数)のテナント(サーバー)が含まれる場合に、印刷データを送信する送信先のテナント(サーバー)が正しいかユーザーに確認する必要があるためである。
S1104において、モバイルアプリ500の画面表示部513は、図10のメッセージ1001を表示する。メッセージ1001の内容は、メッセージ801の情報に加え、MFP130や利用するテナント(サーバー)を容易に特定できる特定情報を表示する。例えば、この特定情報はMFP130の設置場所(例えば支社、サテライトオフィスなど)や特徴などである。また、この情報はサーバー120やMFP130から取得してもよいし、通信装置のアプリのUI(不図示)で設定した情報を表示してもよい。
そこで実施例2では、MFPの信号が検知できない場合に、通信装置の表示画面に印刷データの送信先のテナントが正しいかユーザーに確認のメッセージを表示することにより所望のテナントへ確実に切り替えが行えるようにするものである。
[テナント切り替え処理]
図9は、本実施例におけるモバイルアプリ500における通知処理を行うための詳細を示すフローチャートである。CPU211がROM212やSSD214に格納された制御プログラムを読み出して実行することフローチャートの各処理が実行される。以下、詳しく説明する。
この処理はモバイルアプリ500が動作していることを検知することで開始される。
S1101において、モバイルアプリ500の制御部511は印刷データがテナントに送信されたかを判定する。印刷データを送信した場合(S1101でYes)、S1102へ進み、印刷データを送信していない場合(S1101でNo)、S1101で待機する。
S1102において、モバイルアプリ500のMFP探索部514は、Bluetooth部221を介してMFP130のBluetooth信号を検知したかを判定する。検知した場合は(S1002でYes)、処理を終了し、検知しない場合は(S1002でNo)、S1103へ進む。
S1103において、モバイルアプリ500の制御部511は、テナント情報リスト600に複数のテナントが含まれるかを判定する。複数のテナントが含まれる場合は(S1003でYes)、S1004へ進み、含まれない場合は(S1003でNo)、処理を終了する。これは、テナント情報リスト600に2以上(複数)のテナント(サーバー)が含まれる場合に、印刷データを送信する送信先のテナント(サーバー)が正しいかユーザーに確認する必要があるためである。
S1104において、モバイルアプリ500の画面表示部513は、図10のメッセージ1001を表示する。メッセージ1001の内容は、メッセージ801の情報に加え、MFP130や利用するテナント(サーバー)を容易に特定できる特定情報を表示する。例えば、この特定情報はMFP130の設置場所(例えば支社、サテライトオフィスなど)や特徴などである。また、この情報はサーバー120やMFP130から取得してもよいし、通信装置のアプリのUI(不図示)で設定した情報を表示してもよい。
以上、モバイルアプリ500において印刷データの送信先のテナントに関するメッセージを表示する方法について説明した。これにより、ユーザーはモバイルアプリ500に複数のテナントが管理されている場合でも、印刷時に利用するテナントの特定が容易になる。
(変形例)
実施例1乃至実施例2ではモバイルアプリ500がBluetooth通信を用いてMFP130からMFP130が参加している印刷システムのテナントを特定する情報を取得する場合を例示したがこれに限定されるものではない。UWB(Ultra Wide Band)等の通信方式でテナントを特定する情報を取得するよう構成することもできる。
更に、QRコード(登録商標)等の二次元コードを用いてMFP130が参加している印刷システムのテナントを特定する情報を送信するよう構成することもできる。この場合、S1001の検知処理に代えて以下の処理を実行すればよい。まず、MFP130は、操作部420にテナントを特定する情報(テナントのURL等)を格納した二次元コードを表示する。この二次元コードは、例えば、MFP130の待機画面やモバイル連携画面に表示される。また、モバイルアプリ540は、アプリケーションの設定画面(図示省略)やホーム画面(図示省略)にテナント切り替えボタンを表示する。モバイルアプリ500は、テナント切り替えボタンを押下するユーザー操作を検知すると、通信装置110が備えるカメラと協働して二次元コードの読み取り画面を表示する。そしてモバイルアプリ5400は、操作部420に表示されている二次元コードを読み取られたことを検知すると、当該二次元コードを解析し、情報の取得を試みる。以降は、S1002以降と同様の処理を行うようにすればよい。
この処理により、使用したいMFP上に表示されるQRコードを読み取るといった直感的な操作で当該MFPが属しているテナントにアクセスし、当該テナントにログインできるようになる。
従って、直感的な操作でテナントを切り替えることができ、切り替え後のテナントが提供する各種機能(クラウドプリント機能や履歴や実績のレポート機能)がモバイルアプリ500を介して利用できるようになる。
(変形例)
実施例1乃至実施例2ではモバイルアプリ500がBluetooth通信を用いてMFP130からMFP130が参加している印刷システムのテナントを特定する情報を取得する場合を例示したがこれに限定されるものではない。UWB(Ultra Wide Band)等の通信方式でテナントを特定する情報を取得するよう構成することもできる。
更に、QRコード(登録商標)等の二次元コードを用いてMFP130が参加している印刷システムのテナントを特定する情報を送信するよう構成することもできる。この場合、S1001の検知処理に代えて以下の処理を実行すればよい。まず、MFP130は、操作部420にテナントを特定する情報(テナントのURL等)を格納した二次元コードを表示する。この二次元コードは、例えば、MFP130の待機画面やモバイル連携画面に表示される。また、モバイルアプリ540は、アプリケーションの設定画面(図示省略)やホーム画面(図示省略)にテナント切り替えボタンを表示する。モバイルアプリ500は、テナント切り替えボタンを押下するユーザー操作を検知すると、通信装置110が備えるカメラと協働して二次元コードの読み取り画面を表示する。そしてモバイルアプリ5400は、操作部420に表示されている二次元コードを読み取られたことを検知すると、当該二次元コードを解析し、情報の取得を試みる。以降は、S1002以降と同様の処理を行うようにすればよい。
この処理により、使用したいMFP上に表示されるQRコードを読み取るといった直感的な操作で当該MFPが属しているテナントにアクセスし、当該テナントにログインできるようになる。
従って、直感的な操作でテナントを切り替えることができ、切り替え後のテナントが提供する各種機能(クラウドプリント機能や履歴や実績のレポート機能)がモバイルアプリ500を介して利用できるようになる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
110 通信装置
120 サーバー
130 MFP
221 Bluetooth部
532 データ管理部
120 サーバー
130 MFP
221 Bluetooth部
532 データ管理部
Claims (11)
- 通信装置であって、
画像形成装置が連携しているクラウドシステムのテナントを特定する情報を前記画像形成装置から取得する取得手段と、
前記通信装置で接続先として設定されているテナントと、前記取得手段で取得した前記情報に基づき特定されるテナントが異なる場合に、前記情報に基づき特定されるテナントを前記接続先として設定する設定変更手段と
を有することを特徴とする通信装置。 - 前記取得手段は、Bluetooth(登録商標)規格の無線通信を用いて前記画像形成装置から前記画像形成装置が連携しているクラウドシステムのテナントを特定する情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
- Bluetooth Low Energy(登録商標)のアドバタイジングパケットを受信する受信手段を更に有し、
前記取得手段は、前記受信手段で受信したアドバタイジングパケットに基づき特定された画像形成装置が連携しているクラウドシステムのテナントを特定する情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 前記特定された画像形成装置が連携しているクラウドシステムのテナントを特定する情報は、当該特定された画像形成装置が送信したアドバタイジングパケットに含まれていることを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
- 前記取得手段は、前記受信手段で受信したアドバタイジングパケットに基づき特定された画像形成装置とGATT通信を確立し、当該GATT通信を介して、前記特定された画像形成装置から前記テナントを特定する情報を取得することを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
- 前記取得手段は、前記画像形成装置の操作部に表示される二次元コードを読み取り、当該二次元コードを解析し、当該解析の結果、前記画像形成装置が連携しているクラウドシステムのテナントを特定する情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
- 前記接続先として設定されたテナントの情報及び接続先の候補となるテナントの情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段が記憶する接続先として設定されたテナントと接続を行う接続手段を更に有し、
前記接続手段は、前記取得手段で取得した前記情報に基づき特定されるテナントが前記記憶手段に接続先の候補の情報として記憶されている場合、当該特定されるテナントに接続し、ログイン処理を実行することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の通信装置。 - 前記クラウドシステムは、クラウドプリントサービスを提供するシステムであり、前記通信装置は、前記接続先として設定されたテナントに印刷データを送信する送信手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の通信装置。
- 前記通信装置の接続先として設定されているテナントと前記取得手段で取得した前記情報に基づき特定されるテナントとが異なる場合にテナントの設定の変更を問い合わせる問合せ手段を更に有し、
前記設定変更手段は、前記問い合わせに対するユーザーの応答としてテナントを変更する応答を受け付けた場合、前記接続先のテナントの設定を変更することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の通信装置。 - 通信装置の制御方法であって、
画像形成装置が連携しているクラウドシステムのテナントを特定する情報を前記画像形成装置から取得する取得ステップと、
前記通信装置で接続先として設定されているテナントと、前記取得ステップで取得した前記情報に基づき特定されるテナントが異なる場合に、前記情報に基づき特定されるテナントを前記接続先として設定する設定変更ステップと
を有することを特徴とする通信装置の制御方法。 - 請求項10に記載の通信装置の制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020190500A JP2022079351A (ja) | 2020-11-16 | 2020-11-16 | 通信装置、通信装置の制御方法及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020190500A JP2022079351A (ja) | 2020-11-16 | 2020-11-16 | 通信装置、通信装置の制御方法及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022079351A true JP2022079351A (ja) | 2022-05-26 |
Family
ID=81707561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020190500A Pending JP2022079351A (ja) | 2020-11-16 | 2020-11-16 | 通信装置、通信装置の制御方法及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022079351A (ja) |
-
2020
- 2020-11-16 JP JP2020190500A patent/JP2022079351A/ja active Pending
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