JP2022071497A - シート包装体及びシート包装体の製造方法 - Google Patents

シート包装体及びシート包装体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】見栄えの悪化を抑制しつつ、内部のシートの減少に伴って取出口からシートを取り出し難くなったり、取出口を密閉し難くなったりすることを防止し易いシート包装体及びシート包装体の製造方法を提供する。【解決手段】複数枚のシート111が積層されたシート積層体110が、フィルムFによって形成された包装材120によって包装されたシート包装体100であって、包装材120の内面側に、第1折れ目部141、第2折れ目部142及び第3折れ目部143が形成された板状部材140が貼付されている。【選択図】図2

Description

本発明は、シート包装体及びシート包装体の製造方法に関する。
従来、ウェットティッシュー、トイレクリーナー、キッチンクリーナー等の家庭用のシートを複数枚積層して積層体としたシート積層体を、柔軟なフィルム等で形成された包装材で包装したシート包装体が知られている。
このようなシート包装体は、内部に収納されたシートが使用され、シート積層体を構成するシートの枚数が減少すると、柔軟なフィルム等で形成された包装材が形状を維持できなくなり、型崩れしてしまう。これによって、包装材に設けられた取出口からシートを取り出し難くなったり、使用後に取出口を接着剤が塗布されたフィルムによって密閉する構成である場合に、このようなフィルムによって取出口を密閉し難くなったりするおそれがある。
そこで、内部のシートが使用されて減少した際に、これに伴って包装材を折り畳むための機構を包装材の外面側に設けることで、包装材の上面を内部のシート積層体に追従させ、取出口からシートを取り出し難くなったり、取出口を密閉し難くなったりすることを防止することを意図したシート包装体が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2020-114749号公報
特許文献1に記載の発明のように、内部のシートの減少に伴って包装材を折り畳むための機構を包装材の外面側に設ける場合、包装材の型崩れによって、取出口からシートを取り出し難くなったり、取出口を密閉し難くなったりすることは抑制できるものの、このような折り畳み機構により、シート包装体の見栄えが損なわれることがあった。
本発明の課題は、見栄えの悪化を抑制しつつ、内部のシートの減少に伴って取出口からシートを取り出し難くなったり、取出口を密閉し難くなったりすることを防止し易いシート包装体及びシート包装体の製造方法を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
複数枚のシートが積層されたシート積層体が、フィルムによって形成された包装材によって包装されたシート包装体であって、
前記包装材の内面側に、複数の折れ目部が形成された板状部材が貼付されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のシート包装体であって、
前記折れ目部は直線状に形成され、
複数の前記折れ目部が平行に並ぶように配置されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のシート包装体であって、
3本以上の前記折れ目部が平行に並ぶように配置されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載のシート包装体であって、
前記折れ目部で折り畳まれた状態で前記板状部材を固定する固定手段を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載のシート包装体であって、
前記シート包装体は、前記包装材が少なくとも1か所のセンターシール部と、2か所のエンドシール部と、で溶着されたピロー包装体であり、
前記センターシール部を挟むようにして、複数の前記板状部材が配置されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載のシート包装体であって、
前記板状部材は、前記包装材の底面から側面に至る部分に配置されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載のシート包装体を製造する製造方法であって、
前記板状部材を、前記シート積層体に重ねた状態で前記フィルムによって包む工程を含むことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載のシート包装体を製造する製造方法であって、
前記板状部材が貼付された前記フィルムによって前記シート積層体を包む工程を含むことを特徴とする。
本発明によれば、見栄えの悪化を抑制しつつ、内部のシートの減少に伴って取出口からシートを取り出し難くなったり、取出口を密閉し難くなったりすることを防止し易いシート包装体及びシート包装体の製造方法を提供することができる。
(a)は実施形態に係るシート包装体の斜め上方からの斜視図、(b)は実施形態に係るシート包装体の斜め下方からの斜視図である。 図1のII-II部における断面図である。 実施形態に係るシート包装体の包装材の内面側に貼付された板状部材を斜め上方から見た図であり、(a)は第1折れ目部、第2折れ目部及び第3折れ目部が伸ばされた状態を示す図であり、(b)は第1折れ目部、第2折れ目部及び第3折れ目部が折り曲げられた状態を示す図であり、(c)は第1折れ目部、第2折れ目部及び第3折れ目部がさらに折り曲げられ、板状部材が略平面状に折り畳まれた状態を示す図である。 実施形態に係るシート包装体の製造方法1による製造途中の状態を示す図である。 実施形態に係るシート包装体の製造方法2による製造途中の状態を示す図である。 変形例1に係るシート包装体の図2と同一の位置における断面図である。 変形例2に係るシート包装体の図2と同一の位置における断面図である。 変形例2に係るシート包装体の包装材の内面側に貼付された板状部材を斜め上方から見た図であり、(a)は第1折れ目部、第2折れ目部及び第3折れ目部が伸ばされた状態を示す図であり、(b)は第1折れ目部、第2折れ目部及び第3折れ目部が折り曲げられた状態を示す図であり、(c)は第1折れ目部、第2折れ目部及び第3折れ目部がさらに折り曲げられ、板状部材が略平面状に折り畳まれた状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態であるシート包装体100について、図1から図8に基づいて説明する。ただし、本発明の技術的範囲は、図示例に限定されない。
なお、以下においては、図1に示すように、前後方向、左右方向及び上下方向並びにX軸、Y軸及びZ軸を定めて説明する。すなわち、シート包装体100において、取出口121が形成された側を上、その反対側を下、シート包装体100の平面視における長辺の一方が位置している側を左、その反対側を右、シート包装体100の平面視における短辺の一方が位置している側を前、その反対側を後とし、左右方向に沿った軸をX軸、前後方向に沿った軸をY軸、上下方向に沿った軸をZ軸とする。
[1 構成の説明]
実施形態に係るシート包装体100は、図2に示すように、シート111が複数枚積層されて形成されたシート積層体110が、包装材120によって包装されたものである。
[(1) シート積層体]
シート積層体110は、図2に示すように、シート111が所定の折り方で折り畳まれた上で複数枚積層されたものである。
シート111としては、特に限定はなく、一般的な矩形状のウェットティッシュー、トイレクリーナー、キッチンクリーナー等任意のものを用いることができる。また、シート111の折り畳み方も特に限定されず、任意の方法で折り畳んだ上で、これを積層すればよい。
なお、シート111が密閉性を保つ必要性の高いウェットシートである場合において本発明は特に有効であるが、ドライシートの積層体を包装する際に用いることも可能である。
[(2) 包装材]
包装材120は、図1及び図2に示すように、フィルムFによりシート積層体110を覆うことができるように形成され、上面にシート111を1枚ずつ取り出す取出口121が形成されている。フィルムFとしては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂フィルムの単材若しくは複合材、又はこれら合成樹脂フィルムとアルミフォイル若しくは紙等を貼り合わせた複合フィルムを使用することができる。
また、フィルムFの厚みは、40μmから70μmであることが好ましい。
包装材120は、矩形状のフィルムFにつき、対向する辺同士を融着させて、図1(b)及び図2に示すようにセンターシール部122を形成した上で、これによってロール状となったフィルムの内部にシート積層体110が収納された状態で、ロール状のフィルムFの両端部の開口部を上下に融着させ、図1に示すように2か所のエンドシール部123を形成して閉口させることで、シート積層体110を内包した、所謂ピロー包装体状に形成されている。
包装材120の大きさは、収納されるシート積層体110の大きさに応じて定められるが、包装材120を不必要に大きくすることなく、かつ使用開始時におけるシート111の取り出しが困難とならないように、シート積層体110を若干の余裕をもって収納できる程度の大きさであることが好ましい。
包装材120の上面には、内部に収納されたシート積層体110を構成するシート111は一枚ずつ取り出すための孔部である取出口121が形成されている。
取出口121の形状は、特に限定されないが、図1(a)に示すように、楕円形が好ましく、かつ、引き出されるシート111に適切な抵抗を掛けるため、取出口121の大きさは、取出口121の長手方向に30mmから50mm、短手方向に10mmから30mmであることが好ましく、長手方向に35mmから45mm、短手方向に13mmから18mmであることがさらに好ましい。
[(3) 蓋材]
蓋材130は、図1(a)に示すように、包装材120とは別体のフィルムにより、取出口121を開閉自在に覆うように構成されている。蓋材130の材料としては、包装材120を構成するフィルムと同様のものを用いればよい。
蓋材130を構成するフィルムの厚みは、包装材120を構成するフィルムよりも厚く、60μmから80μmであることが好ましい。
蓋材130の形状は、取出口121を完全に覆うことができれば特に限定されることはなく、例えば、矩形状、楕円形状など任意の形状とすることができる。
また、蓋材130の裏面には、ポリエステル系、アクリル系、ゴム系等の感圧接着剤が塗布されており、蓋材130は、取出口121を開閉自在に覆うように包装材120に接着される。
また、蓋材130は、一端部が包装材120に固定され、他端部には、図1(a)に示すように、当該端部から突出した摘み部131が設けられ、摘み部131の下面にのみ感圧接着剤が塗布されていない。これによって、摘み部131を利用して蓋材130を開閉させることが容易となる。
[(4) 板状部材]
板状部材140は、図1(b)及び図2に示すように、包装材120の底面上に配置された平坦な板状の部材であり、包装材120のセンターシール部122の両側に一枚ずつ、計2枚が、包装材120を構成するフィルムFの内面側に貼付されている。
板状部材140を構成する材料は特に限定されないが、シート積層体110を構成するシート111が薬液を含侵させたウェットシートである場合に、薬液によって腐食されることを防止するため、腐食しにくい樹脂材料、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタラート等の材料によって形成されていることが好ましい。
また、板状部材140は、図1(b)及び図2に示すように包装材120の底面上にのみ配置する場合、長辺の長さ(Y軸方向の長さ)が、内部のシート積層体110の長辺の長さ(Y軸方向の長さ)と同一となり、短辺の長さ(X軸方向の長さ)が、内部のシート積層体110の短辺の長さ(X軸方向の長さ)を、貼付する板状部材140の数(図1(b)及び図2においては2枚)で割った長さとなる矩形状に形成されていることが好ましい。
また、板状部材140は、厚さ100μmから1mmに形成されていることが好ましい。
板状部材140を包装材120の内面側に貼付する方法は特に限定されないが、例えば、板状部材140の全面を、例えば、ホットメルト等の樹脂接着剤を用いて包装材120の内面側に接着すればよい。
また、接着には両面テープ等を用いてもよいし、板状部材140の全面を熱によって包装材120の内面側に溶着させるようにしてもよい。
なお、シート積層体110を構成するシート111が薬液を含侵させたウェットシートである場合には、ウェットシートの薬液によって溶出しない接着剤を使用して接着する等、薬液の影響によって板状部材140が剥がれてしまうことのない方法を用いることが好ましい。
板状部材140は、図2及び図3に示すように、複数箇所に、シート包装体100の使用者が容易に折り曲げることができるように形成された部分である折れ目部(第1折れ目部141、第2折れ目部142及び第3折れ目部143)を備える。第1折れ目部141、第2折れ目部142及び第3折れ目部143は、いずれも直線状に形成され、Y軸に沿って平行に並ぶようにして配置されている。
第1折れ目部141、第2折れ目部142及び第3折れ目部143は、例えば、直線状に、板状部材140が薄く、折れ曲がり易くなっている部分を設けることによって形成してもよいし、板状部材140を、4枚の細長い矩形状の部材をテープ等によって接続するようにして形成し、接続部分に第1折れ目部141、第2折れ目部142及び第3折れ目部143が形成されるようにしてもよい。
また、各折れ目部は、板状部材140の短手方向の一端部(図2及び図3においては左端部)から第1折れ目部141までの間隔が板状部材140の短辺の長さの1/4以上1/3以下、第1折れ目部141から第2折れ目部142までの間隔が板状部材140の短辺の長さの1/6以上1/4以下、第2折れ目部142から第3折れ目部143までの間隔が第1折れ目部141から第2折れ目部142までの間隔と同一、第3折れ目部143から板状部材140の短手方向の他端部(図2及び図3においては右端部)までの間隔が一端部(図2及び図3においては左端部)から第1折れ目部141までの間隔と同一となるように形成されていることが好ましい。
また、図3に示すように、板状部材140の短手方向の一端部(図3においては右端部)には、後述のように折り畳まれた状態で板状部材140を固定するための固定フック144が備えられている。
板状部材140は、シート包装体100の使用者が、シート包装体100の外側から押すことで、第1折れ目部141、第2折れ目部142及び第3折れ目部143において折れ曲がり、これを変形させることができる。
具体的には、板状部材140は、変形させていない初期状態では、図3(a)に示すように全ての折れ目部が伸ばされて平坦となっているが、シート包装体100の使用者が、板状部材140の短手方向(X軸方向)中央部付近を、包装材120の外面側から押すことで、図3(b)に示すように、第1折れ目部141、第2折れ目部142及び第3折れ目部143を曲げ、板状部材140を、包装材120の内面側へと第2折れ目部142において凸となるように折り曲げることができる。
また、板状部材140は包装材120の底面部分に貼付されていることから、上記のように板状部材140が折り曲げられる際には、これに伴って包装材120の板状部材140が貼付された部分も折り曲げられることとなる。
図3(b)に示す状態から、さらに第1折れ目部141、第2折れ目部142及び第3折れ目部143を曲げていくと、板状部材140の、第1折れ目部141と第2折れ目部142との間の部分と、第2折れ目部142と第3折れ目部143との間の部分とが重なった状態となる。この状態で、第1折れ目部141と第2折れ目部142との間の部分と、第2折れ目部142と第3折れ目部143との間の部分とが重なった部分をまとめて折り畳むと、図3(c)に示すように、板状部材140を、折り畳まれた状態で略平坦となるように折り畳むことができる。また、上記のように板状部材140が折り畳まれた際には、これに伴って包装材120の板状部材140が貼付された部分も折り畳まれることとなる。
また、図3(c)に示すように、固定フック144を折り曲げ、第2折れ目部142上に位置するようにすることで、板状部材140が折り畳まれ略平坦となった状態で、板状部材140を固定することができる。
[2 製造方法の説明]
実施形態に係るシート包装体100は、例えば、以下の2つの方法で製造することができる。
[(1) 製造方法1]
a 図4に示すように、包装材120を構成する矩形状のフィルムFの対向する端部の近傍に、板状部材140を、長辺が当該端部に沿うようにして所定の接着剤又は両面テープ等によって貼付する(工程1-1)。
b 図4に示すように、フィルムFの上に、シート積層体110を重ねる。シート積層体110は、フィルムFの中央部の取出口121上に位置するように配置する(工程1-2)。
c フィルムFによってシート積層体110を包み込んだ後に、フィルムFを溶着させてセンターシール部122及びエンドシール部123を形成する。この際には、フィルムFの板状部材140が配置された端部同士を溶着させるようにして、センターシール部122を形成した後、これによって筒状となったフィルムFの両端部を閉じるようにしてエンドシール部123を形成する(工程1-3)。
d 工程1-3でセンターシール部122が上面に位置するように形成されたシート包装体100を、センターシール部122が下面に位置するように裏返す(工程1-4)。
上記工程を経てシート包装体100を形成する場合、事前に板状部材140をフィルムFに貼付していることから、板状部材140を貼付する位置がずれないようにしてシート包装体100を製造することが容易となる。
[(2) 製造方法2]
a 図5に示すように、下から、包装材120を構成する矩形状のフィルムF、シート積層体110、板状部材140の順に重ねる。シート積層体110は、フィルムFの中央部の取出口121上に位置するように配置する。なお、板状部材140には、上方を向いている面の全面に、予め所定の接着剤を又は両面テープを付加しておく(工程2-1)。
b フィルムFによってシート積層体110を包み込んだ後に、フィルムFを溶着させてセンターシール部122及びエンドシール部123を形成する。また、同時に、板状部材140を、工程2-1において付加した接着剤又は両面テープにより、フィルムFの内面側に貼付する(工程2-2)。
c 工程2-2でセンターシール部122が上面に位置するように形成されたシート包装体100を、センターシール部122が下面に位置するように裏返す(工程2-3)。
上記工程を経てシート包装体100を形成する場合、予め板状部材140をフィルムFに貼付しないことから、フィルムFを溶着させてセンターシール部122及びエンドシール部123を形成する際に板状部材140が妨げとなり難くなり、また少ない製造工程でシート包装体100を製造することが可能となる。
[3 効果の説明]
本実施形態に係るシート包装体100によれば、包装材120の内面側に、複数の折れ目部(第1折れ目部141、第2折れ目部142及び第3折れ目部143)が形成された板状部材140が貼付されていることで、内部のシート積層体110を構成するシート111が使用に伴って減少した場合に、板状部材140を折れ目部によって折り畳むことで、包装材120を縮めることができる。
具体的には、図1から図3におけるY軸方向と平行に配置された折れ目部によって板状部材140を折り畳み、これに伴って板状部材140が貼付された包装材120を折り畳むことで、包装材120のXZ面における周の長さを短くすることができる。
これによって、内部のシート積層体110を構成するシート111が減少した場合に、これに合わせて包装材120を縮めることで、シート包装体100内部のシート積層体110の上部に空間が生じ難くなる共に、包装材120の上面が型崩れし難くなることから、内部のシート111の減少に伴って取出口121からシート111を取り出し難くなったり、取出口121を蓋材130によって密閉し難くなったりすることを防止し易くなる。
また、本実施形態に係るシート包装体100によれば、板状部材140は、包装材120の内面側に貼付されていることから、シート包装体100の外部から視認されることはない。したがって、板状部材140を備えることによって、シート包装体100の見栄えが損なわれることもない。
また、板状部材140を折れ目部によって折り畳み、これに伴って包装材120を折り畳んだ際にも、包装材120は、折れ目部に沿う平行な折れ目で整然と折り畳まれることから、シート包装体100の内部にスペースが生じ、これが型崩れしてしまった状態と比較すれば、良好な外観を維持できる。
また、板状部材140に、3本の折れ目部(第1折れ目部141、第2折れ目部142及び第3折れ目部143)が形成されていることで、図3に示すように、内部のシート積層体110を構成するシート111の減少に伴って、複数段階で包装材120を縮めることが可能となる。
なお、板状部材140に形成される折れ目部の数は3本に限られず、例えば、さらに多数の折れ目部を備え、さらに細かく段階を経て板状部材140を折り畳むことができるようにしてもよい。
また、板状部材140が、固定手段としての固定フック144を備えることで、板状部材140を図3(c)に示すように折り畳まれた状態で固定することが可能となる。
なお、板状部材140を折り畳まれた状態で固定する固定手段としては、図3に示す固定フック144に限られず、図3(c)に示すように折り畳まれた状態で、板状部材140を固定できるものであれば、その他の構成を採用することも可能である。シート包装体100は、通常、包装材120を再利用することはなく、内部のシート111がなくなった時点で廃棄されることから、一度固定すると取り外し不可能な固定手段を用いてもよい。
また、板状部材140が、センターシール部122を避けるようにしてその両側に配置されていることで、包装材120を溶着させてセンターシール部122を形成する際に、板状部材140がその妨げとなることも防止できる。
[4 変形例]
以下、上記実施形態の変形例につき説明する
[(1) 変形例1]
図6に示すシート包装体100Aのように、板状部材140A、140Bを、包装材120の底面から側面に至る部分の内面側に位置するように配置してもよい。
この場合、図6に示すように、左側に配置される板状部材140Aは、第1折れ目部141で折り畳まれた状態で、折り畳まれた折れ目部が、包装材120の底面と側面との境に位置するようにして、包装材120に貼付されることとなる。また、右側に配置される板状部材140Bは、第3折れ目部143で折り畳まれた状態で、折り畳まれた折れ目部が、包装材120の底面と側面との境に位置するようにして、包装材120に貼付されることとなる。
また、板状部材140A、140Bは、図6に示すように包装材120の底面から側面に至る部分の内面側に位置するように配置する場合、側面の内面側に配置される部分の短辺方向の長さ(Z軸方向の長さ)が、包装材120の側面の長さ(Z軸方向の長さ、製品の厚み)の2分の1となるように形成されていることが好ましい。
上記のように構成される場合、板状部材140によって、包装材120の側面の形状も維持されることから、シート包装体100を、さらに型崩れし難くすることができる。
[(2) 変形例2]
図7に示すシート包装体100Bのように、板状部材140を、センターシール部122の両側に分けることなく、二枚の板状部材140が一続きとなるように配置してもよい。この場合も、図8に示すように、板状部材140を折れ目部によって折り畳むことで、包装材120を縮めることができる。
この場合、包装材120の底面のセンターシール部122の付近に板状部材140の隙間が生じることがなくなることから、シート包装体100をさらに型崩れし難くすることができる。
なお、この場合、製造方法1として説明したように事前に板状部材140をフィルムFに貼付しておくと、センターシール部122を形成する際に妨げとなるおそれがあることから、製造方法2として説明したように、フィルムFの上にシート積層体110及び板状部材140を配置した上で、フィルムFによって、シート積層体110及び板状部材140を包み込むようにして、シート包装体100Bを製造することが好ましい。
100、100A、100B シート包装体
110 シート積層体
111 シート
120 包装材
122 センターシール部
123 エンドシール部
140 板状部材
141 第1折れ目部(折れ目部)
142 第2折れ目部(折れ目部)
143 第3折れ目部(折れ目部)
144 固定フック(固定手段)
F フィルム

Claims (8)

  1. 複数枚のシートが積層されたシート積層体が、フィルムによって形成された包装材によって包装されたシート包装体であって、
    前記包装材の内面側に、複数の折れ目部が形成された板状部材が貼付されていることを特徴とするシート包装体。
  2. 前記折れ目部は直線状に形成され、
    複数の前記折れ目部が平行に並ぶように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のシート包装体。
  3. 3本以上の前記折れ目部が平行に並ぶように配置されていることを特徴とする請求項2に記載のシート包装体。
  4. 前記折れ目部で折り畳まれた状態で前記板状部材を固定する固定手段を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のシート包装体。
  5. 前記シート包装体は、前記包装材が少なくとも1か所のセンターシール部と、2か所のエンドシール部と、で溶着されたピロー包装体であり、
    前記センターシール部を挟むようにして、複数の前記板状部材が配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のシート包装体。
  6. 前記板状部材は、前記包装材の底面から側面に至る部分に配置されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のシート包装体。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載のシート包装体を製造する製造方法であって、
    前記板状部材を、前記シート積層体に重ねた状態で前記フィルムによって包む工程を含むことを特徴とするシート包装体の製造方法。
  8. 請求項1から6のいずれか一項に記載のシート包装体を製造する製造方法であって、
    前記板状部材が貼付された前記フィルムによって前記シート積層体を包む工程を含むことを特徴とするシート包装体の製造方法。
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