JP2022069984A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Ayuko Yamada
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Abstract

【課題】制音効果を高めた空気入りタイヤを提供する。【解決手段】空気入りタイヤ1は、ビードコア5と、カーカス層6と、ベルト層7と、トレッドゴム2Gと、インナーライナーゴム層10と、インナーライナーゴム層10のタイヤ内腔側に配された多孔質状の制音体20とを含む。正規状態で、制音体20のタイヤ軸方向長さは、ビードベースラインからサイドウォール部3の内腔面における最大幅位置までのタイヤ半径方向距離Hよりも小さく、トレッド部2は、制音体20が設けられたタイヤ軸方向の領域において、コードを含むことなく、インナーライナーゴム層10以上の厚さでタイヤ半径方向に積層されている複数のゴム層30を含む。各ゴム層30の硬度は、タイヤ半径方向の内側のものほど小さい。【選択図】 図1

Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。
従来から、タイヤ内腔面に多孔質状の制音体が配された空気入りタイヤが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005-262920号公報
タイヤ及び制音体の耐久性能を高めるためには、制音体のタイヤ軸方向長さが小さく設定する手法が有効である。しかしながら、制音体のタイヤ軸方向長さが小さくなると、その制音効果が低下する。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、十分な制音効果を維持しつつ、タイヤ及び制音体の耐久性能を高めることができる空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、空気入りタイヤであって、一対のビードコアと、トレッド部と一対のサイドウォール部を経て前記一対のビードコアに跨るカーカスプライを有するカーカス層と、前記カーカス層のタイヤ半径方向の外側に配されたベルト層と、前記ベルト層のタイヤ半径方向の外側に配されたトレッドゴムと、前記カーカス層のタイヤ内腔側に配されたインナーライナーゴムと、前記トレッド部において、前記インナーライナーゴムのタイヤ内腔側に配された多孔質状の制音体とを含み、正規リムに組み込まれ、正規内圧が充填された無負荷の正規状態で、前記制音体のタイヤ軸方向長さは、ビードベースラインから前記サイドウォール部の内腔面における最大幅位置までのタイヤ半径方向距離よりも小さく、前記トレッド部は、前記制音体が設けられたタイヤ軸方向の領域において、コードを含むことなく、前記インナーライナーゴム以上の厚さでタイヤ半径方向に積層されている複数のゴム層を含み、各ゴム層の硬度は、タイヤ半径方向の内側のものほど小さい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記制音体のタイヤ軸方向長さW1は、トレッド接地幅TWの50%以下である、ことが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記制音体のタイヤ軸方向長さW1は、前記トレッド接地幅TWの40%以下である、ことが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記ゴム層のうち、タイヤ半径方向の最も外側に配されたゴム層の硬度Hoは、前記ゴム層のうち、タイヤ半径方向の最も内側に配されたゴム層の硬度Hiの105%以上である、ことが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記制音体のタイヤ軸方向長さW1、トレッド接地幅TW、前記ゴム層のうち、タイヤ半径方向の最も外側に配されたゴム層の硬度Ho、及び、前記ゴム層のうち、タイヤ半径方向の最も内側に配されたゴム層の硬度Hiは、
(W1/TW)/(Ho/Hi)≦0.5
の関係を満たす、ことが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記長さW1、前記トレッド接地幅TW、前記硬度Ho、及び前記硬度Hiは、
(W1/TW)/(Ho/Hi)≦0.4
の関係を満たす、ことが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記長さW1、前記トレッド接地幅TW、前記硬度Ho、及び前記硬度Hiは、
(W1/TW)/(Ho/Hi)≦0.3
の関係を満たす、ことが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記制音体のタイヤ軸方向長さW1は、150mm以下である、ことが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記長さW1は、100mm以下である、ことが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記制音体のタイヤ半径方向長さH1は、50mm以下である、ことが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記長さH1は、30mm以下である、ことが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記ゴム層のうち、タイヤ半径方向の最も外側に配されたゴム層の0℃での損失正接tanδ及び30℃での損失正接tanδは、
0℃tanδ/30℃tanδ≦3
の関係を満たす、ことが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記0℃での損失正接tanδ及び30℃での損失正接tanδは、
0℃tanδ/30℃tanδ≦2
の関係を満たす、ことが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記各ゴム層は、フィラー成分及び可塑剤成分を含み、前記各ゴム層の前記フィラー成分の総量/前記可塑剤成分の総量の比は、タイヤ半径方向の内側のものほど小さい、ことが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、タイヤ内腔面に、パンク防止用のシーラント層をさらに含み、前記シーラント層の硬度は、前記インナーライナーゴム層の硬度よりも小さい、ことが望ましい。
本発明の前記空気入りタイヤは、前記各ゴム層の硬度は、タイヤ半径方向の内側のものほど小さいので、タイヤ半径方向の内側に向って、振動が減衰する。従って、タイヤ軸方向長さが小さい制音体であっても、十分な制音効果が得られる。これにより、制音効果を維持しつつ、制音体のタイヤ軸方向長さを小さくしてタイヤ及び制音体の耐久性能を高めることができる。
本発明の空気入りタイヤの一実施形態を示す子午断面図である。 図1の空気入りタイヤの変形例を示す子午断面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態の空気入りタイヤ1の正規状態におけるタイヤ回転軸(図示省略)を含む子午断面図である。
「正規状態」とは、空気入りタイヤ1が正規リム(図2参照)にリム組みされ、かつ、正規内圧が充填され、無負荷の状態である。以下、特に言及されない場合、空気入りタイヤ1の各部の寸法等はこの正規状態で測定された値である。
「正規リム」とは、空気入りタイヤ1が基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim" である。
「正規内圧」とは、空気入りタイヤ1が基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表"TIRE LOAD LIMITSAT VARIOUSCOLD INFLATION PRESSURES"に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。空気入りタイヤ1が乗用車用である場合、正規内圧は、例えば、180kPaであってもよい。
本実施形態の空気入りタイヤ1は、正規内圧が350~600kPaの小型トラック用のラジアルタイヤに好適に用いられる。空気入りタイヤ1は、一対のビードコア5と、カーカス層6と、ベルト層7と、一対のビードエイペックスゴム8とを含む。
ビードコア5は、一対のビード部4に配されている。ビードコア5は、例えば、スチール製のビードワイヤ(図示省略)を多列多段に巻回した断面多角形状に形成されている。
カーカス層6は、少なくとも1枚のカーカスプライを有する。カーカスプライは、例えば、カーカスコードの配列体がトッピングゴムで被覆されて形成されている。カーカスコードには、例えば、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維等の有機繊維やスチールが適用される。
本実施形態のカーカス層6は、カーカスプライ6A及びカーカスプライ6Bを有している。カーカス層6は、カーカスプライ6A、6Bのトッピングゴム及びカーカスプライ6A、6B間にシート状ゴムが設けられる形態ではシート状ゴムを含む。カーカスプライ6Aは、トレッド部2と一対のサイドウォール部3を経て、一対のビードコア5に跨って配されている。カーカスプライ6Bは、カーカスプライ6Aの外側に配されている。
ベルト層7は、カーカス層6のタイヤ半径方向外側に配されている。ベルト層7は、少なくとも1枚、本実施形態では、タイヤ半径方向の内外に2枚のベルトプライ7A及び7Bから構成されている。ベルトプライ7A及び7Bは、例えば、ベルトコードの配列体がトッピングゴムで被覆されて形成されている。ベルトコードは、タイヤ周方向に配されている。すなわち、ベルトコードは、タイヤ赤道Cに対して、例えば、15~45゜の角度で傾斜して配列されるのが望ましい。ベルトコードは、スチールコード等の高弾性のものが望ましい。
ビードエイペックスゴム8は、ビードコア5のタイヤ半径方向外側に配されている。ビードエイペックスゴム8は、タイヤ半径方向外側に向って先細となる断面略三角形状に形成されている。
ベルト層7のタイヤ半径方向の外側には、バンド層9が配されていてもよい。該バンド層9は、有機繊維コードをタイヤ周方向に対して、例えば10度以下となるように、小さい角度で配列された少なくとも1枚のバンドプライで構成される。バンドプライには、バンドコード又はリボン状の帯状プライを螺旋状に巻き付けることにより形成されたジョイントレスバンドやプライをスプライスしたもののいずれでもよい。
カーカス層6の内側、すなわちタイヤ内腔面には、インナーライナーゴム層10が形成されている。インナーライナーゴム層10は、空気不透過性のゴムからなり、内圧を保持する。
ベルト層7及びバンド層9のタイヤ半径方向の外側には、トレッドゴム2Gが配されている。本実施形態のトレッドゴム2Gは、タイヤ半径方向の最も外側に配されたキャップゴム層2GAと、キャップゴム層2GAのタイヤ半径方向の内側に配されたベースゴム層2GBとを含んでいる。トレッドゴム2Gは、単一のゴム層によって構成されていてもよい。
本実施形態の空気入りタイヤ1は、トレッド部2のタイヤ半径方向の内側に、制音体20を含んでいる。制音体20は、インナーライナーゴム層10のタイヤ内腔側に配されている。
制音体20は、例えば、多孔質状のスポンジ材により構成される。スポンジ材は、海綿状の多孔構造体であり、例えばゴムや合成樹脂を発泡させた連続気泡を有するいわゆるスポンジそのものの他、動物繊維、植物繊維又は合成繊維等を絡み合わせて一体に連結したウエブ状のものを含むものとする。また「多孔構造体」には、連続気泡のみならず独立気泡を有するものを含む。本例の制音体20には、ポリウレタンからなる連続気泡のスポンジ材が用いられる。このような制音体20は、後述するゴム層30及びシーラント層40よりも硬度が小さい。
上述のようなスポンジ材は、表面乃至内部の多孔部が振動する空気の振動エネルギーを熱エネルギーに変換して消費させることにより、音(空洞共鳴エネルギー)を小さくし、空気入りタイヤ1の走行ノイズを低減する。またスポンジ材は、収縮、屈曲等の変形が容易であるため、走行時のタイヤの変形に、実質的な影響を与えない。このため、操縦安定性が悪化するのを防止できる。しかもスポンジ材は、比重が非常に小さいため、タイヤの重量バランスの悪化を防止できる。
スポンジ材として、好ましくはエーテル系ポリウレタンスポンジ、エステル系ポリウレタンスポンジ、ポリエチレンスポンジなどの合成樹脂スポンジ、クロロプレンゴムスポンジ(CRスポンジ)、エチレンプロピレンゴムスポンジ(EDPMスポンジ)、ニトリルゴムスポンジ(NBRスポンジ)などのゴムスポンジを好適に用いることができ、とりわけエーテル系ポリウレタンスポンジを含むポリウレタン系又はポリエチレン系等のスポンジが、制音性、軽量性、発泡の調節可能性、耐久性などの観点から好ましい。
制音体20は、トレッド部2の内腔面に固着される底面を有する長尺帯状をなし、タイヤ周方向にのびる。このとき周方向の外端部を互いに突き合わせて略円環状に形成しうる他、外端部間を周方向に離間させてもよい。
制音体20は、外端部を除く周方向の各位置で、実質的に同じ断面形状を有する。この断面形状として、走行時の倒れや変形を防止するために、タイヤ軸方向の巾に対して高さを小とした偏平横長のものが好ましい。
正規状態の空気入りタイヤ1において、制音体20のタイヤ軸方向長さW1(すなわち、制音体20の幅)は、ビードベースラインからサイドウォール部の内腔面における最大幅位置までのタイヤ半径方向距離Hよりも小さい。
トレッド部2は、制音体20が設けられたタイヤ軸方向の領域において、タイヤ半径方向に積層されている複数のゴム層30を含んでいる。ここで、「ゴム層」とは、コードを含まない、インナーライナーゴム層10以上の厚さのゴム層を意図している。トレッドゴム2G(キャップゴム層2GA及びベースゴム層2GB)、インナーライナーゴム層10は、ゴム層30に含まれる。また、カーカスプライ6A、6B間の中間ゴム層、ベルトプライ7A、7B間の中間ゴム層、カーカス層6とベルト層7との間の中間ゴム層、ベルト層7とバンド層9との間の中間ゴム層及びカーカス層6とインナーライナーゴム層10との間の中間ゴム層がゴム層30に含まれていてもよい。
空気入りタイヤ1において、各ゴム層30の硬度は、タイヤ半径方向の内側のものほど小さい。例えば、ベースゴム層2GBの硬度は、キャップゴム層2GAの硬度よりも小さい。また、インナーライナーゴム層10の硬度は、ベースゴム層2GBの硬度よりも小さい。このような構成により、トレッド部2の踏面から入力される振動が、タイヤ半径方向の内側に向って減衰する。従って、タイヤ軸方向長さが小さい制音体20であっても、十分な制音効果が得られる。
制音体20は、インナーライナーゴム層10に、例えば、接着剤等を用いて貼り付けられる。しかしながら、多孔質状の制音体20とインナーライナーゴム層10との硬度差が大きいと、長期間にわたる空気入りタイヤ1の使用によって、両者の界面に応力が集中し、制音体20の離が生ずるおそれがある。本実施形態では、タイヤ半径方向の内側の各ゴム層30ほどその硬度が小さいので、制音体20とインナーライナーゴム層10との硬度差が小さく、制音体20の耐剥離性を高めることができる。
制音体20のタイヤ軸方向長さW1は、トレッド接地幅TWの50%以下が望ましい。トレッド接地幅TWとは、正規状態のタイヤに、正規荷重を負荷しかつキャンバー角0゜で平面に接地させたときのトレッド接地端TE1、TE2間のタイヤ軸方向の距離である。このような制音体20によれば、トレッド部2の内腔面からの制音体20の剥離が抑制され、空気入りタイヤ1及び制音体20の耐久性能を容易に高めることができる。また、上記観点から、制音体20のより望ましいタイヤ軸方向長さW1は、トレッド接地幅TWの40%以下である。
ゴム層30のうち、タイヤ半径方向の最も外側に配されたゴム層30(本実施形態では、キャップゴム層2GA)の硬度Hoは、ゴム層30のうち、タイヤ半径方向の最も内側に配されたゴム層30(本実施形態では、インナーライナーゴム層10)の硬度Hiの105%以上が望ましい。このような硬度のゴム層30によって、トレッド部2の内腔面からの制音体20の剥離が抑制される。
ゴム層30のうち、タイヤ半径方向の最も外側に配されたゴム層30の硬度Hoは、ゴム層30のうち、タイヤ半径方向の最も内側に配されたゴム層30の硬度Hiの200%未満が望ましい。このような硬度のゴム層30によって、より一層の制音効果が得られる。
ゴム層30の硬度は、例えば、押針の直径が0.5mm以下の硬度計を用いて測定されうる。このような硬度計を用いることにより、ミクロレベルでの路面凹凸に追従できるしなやかさの評価が可能となり、実走行における制音効果が得られる。
制音体20のタイヤ軸方向長さW1、トレッド接地幅TW、ゴム層の硬度Ho、Hiは、
(W1/TW)/(Ho/Hi)≦0.5
の関係を満たす、ことが望ましい。このような空気入りタイヤ1では、十分な制音効果を維持しつつ、空気入りタイヤ1及び制音体20の耐久性能を高めることができる
また、より望ましい制音体20のタイヤ軸方向長さW1、トレッド接地幅TW、ゴム層の硬度Ho、Hiの関係は、
(W1/TW)/(Ho/Hi)≦0.4
である。
さらに望ましい制音体20のタイヤ軸方向長さW1、トレッド接地幅TW、ゴム層の硬度Ho、Hiの関係は、
(W1/TW)/(Ho/Hi)≦0.3
である。
制音体20のタイヤ軸方向長さW1は、ベルト層7のタイヤ軸方向長さW2の70%以下が望ましい。このような制音体20によれば、トレッド部2の内腔面からの制音体20の剥離が抑制され、空気入りタイヤ1及び制音体20の耐久性能を容易に高めることができる。
制音体20のタイヤ軸方向長さW1は、150mm以下が望ましい。このような制音体20によれば、トレッド部2の内腔面からの制音体20の剥離が抑制され、空気入りタイヤ1及び制音体20の耐久性能を容易に高めることができる。
また、上記観点から、より望ましい制音体20のタイヤ軸方向長さW1は、120mm以下であり、さらに望ましい制音体20のタイヤ軸方向長さW1は、100mm以下である。
制音体20のタイヤ半径方向長さH1は、50mm以下が望ましい。このような制音体20によれば、トレッド部2の内腔面からの制音体20の剥離が抑制され、空気入りタイヤ1及び制音体20の耐久性能を容易に高めることができる。
また、上記観点から、より望ましい制音体20のタイヤ半径方向長さH1は、30mm以下である。
タイヤ半径方向の最も外側に配されたゴム層30の0℃での損失正接tanδ及び30℃での損失正接tanδは、
0℃tanδ/30℃tanδ≦3
の関係を満たす、のが望ましい。このような空気入りタイヤ1では、制音効果の温度依存性が小さくなり、幅広い温度領域で良好な制音効果が得られる。
また、上記観点から、ゴム層30のより望ましい0℃での損失正接tanδ及び30℃
0℃tanδ/30℃tanδ≦2
である。
なお、0℃での損失正接tanδ及び30℃での損失正接tanδは、JIS-K6394の規定に準じ、(株)岩本製作所製の粘弾性スペクトロメーターを用い、各測定温度(0℃又は30℃)、周波数10Hz、初期伸張歪10%、及び、動歪の振幅±2%の条件で測定した値である。
各ゴム層30は、フィラー成分を含んでいる。フィラー成分としては、例えば、カーボンブラック、シリカ等が例示される。フィラー成分は、例えば、JIS K 6226-一:2003に準拠して加硫ゴムを熱重量分析(TGA)することにより、アッシュ分として測定される。
空気入りタイヤ1において、各ゴム層30のフィラー成分の総量は、タイヤ半径方向の内側のものほど小さい、のが望ましい。これにより、タイヤ半径方向の内側に向って、振動が減衰する。従って、タイヤ軸方向長さが小さい制音体20であっても、十分な制音効果が得られる。
各ゴム層30は、可塑剤成分を含んでいる。可塑剤成分としては、例えば、オイル等が例示される。可塑剤成分は、例えば、JIS K 6229:2015に準拠したアセトン抽出分として測定される。
空気入りタイヤ1において、各ゴム層30の可塑剤成分の総量は、タイヤ半径方向の内側のものほど大きい、のが望ましい。これにより、タイヤ半径方向の内側に向って、振動が減衰する。従って、タイヤ軸方向長さが小さい制音体20であっても、十分な制音効果が得られる。
各ゴム層のフィラー成分の総量/可塑剤成分の総量の比は、タイヤ半径方向の内側のものほど小さい、のが望ましい。これにより、タイヤ半径方向の内側に向って、振動が減衰する。従って、タイヤ軸方向長さが小さい制音体20であっても、十分な制音効果が得られる。
図2は、図1の空気入りタイヤ1の変形例である空気入りタイヤ1Aを示している。空気入りタイヤ1Aのうち、以下で説明されてない部分については、上述した空気入りタイヤ1の構成が採用されうる。
空気入りタイヤ1Aは、タイヤ内腔面に、パンク防止用のシーラント層40をさらに含んでいる。シーラント層40は、インナーライナーゴム層10の内腔側に形成されている。制音体20は、シーラント層40の内腔側に形成される。
シーラント層40を形成するためのシーラントとして特に規制されないが、本例のシーラントは、ゴム成分と、液状ポリマーと、架橋剤とを含有する。
ゴム成分として、ブチルゴム及びハロゲン化ブチルゴム等のブチル系ゴムが採用される。ゴム成分として、ブチル系ゴムと、ジエン系ゴムとを混用しうる。
液状ポリマーとして、液状ポリブテン、液状ポリイソブテン、液状ポリイソプレン、液状ポリブタジエン、液状ポリα-オレフィン、液状イソブチレン、液状エチレンα-オレフィン共重合体、液状エチレンプロピレン共重合体、液状エチレンブチレン共重合体等が挙げられる。
架橋剤として、周知の化合物を使用できるが、有機過酸化物が好ましい。有機過酸化物架橋系において、ブチル系ゴムや液状ポリマーを用いることで、粘着性、シール性、流動性、加工性が改善される。
有機過酸化物(架橋剤)としては、例えば、ベンゾイルパーオキサイド、ジベンゾイルパーオキサイド、p-クロロベンゾイルパーオキサイド等のアシルパーオキサイド類、1-ブチルパーオキシアセテート、t-ブチルパーオキシベンゾエート、t-ブチルパーオキシフタレートなどのパーオキシエステル類、メチルエチルケトンパーオキサイドなどのケトンパーオキサイド類、ジ-t-ブチルパーオキシベンゾエート、1,3-ビス(1-ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼンなどのアルキルパーオキサイド類、t-ブチルハイドロパーオキサイドなどのハイドロパーオキサイド類、ジクミルパーオキサイド、t-ブチルクミルパーオキサイド等が挙げられる。なかでも、粘着性、流動性の観点から、アシルパーオキサイド類が好ましく、ジベンゾイルパーオキサイドが特に好ましい。
シーラント材には、架橋助剤(加硫促進剤)、無機充填剤、可塑剤等を適宜添加することができる。
架橋助剤(加硫促進剤)としては、スルフェンアミド系、チアゾール系、チウラム系、チオ尿素系、グアニジン系、ジチオカルバミン系、アルデヒド-アミン系、アルデヒド-アンモニア系、イミダゾリン系、キサントゲン酸系及びキノンジオキシム化合物(キノイド化合物)等からなる群より選択できる。
無機充填剤としては、カーボンブラック、シリカ、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、硫酸バリウム、タルク及びマイカ等からなる群より選択できる。
可塑剤としては、芳香族系プロセスオイル、ナフテン系プロセスオイル、パラフィン系プロセスオイル等からなる群より選択できる。
シーラント層40の硬度は、インナーライナーゴム層10の硬度よりも小さい、のが望ましい。これにより、タイヤ半径方向の内側に向って、振動が減衰する。従って、タイヤ軸方向長さが小さい制音体20であっても、十分な制音効果が得られる。
本発明の空気入りタイヤ1、1Aは、乗用車として好適であり、タイヤ幅が155以上のサイズに特に好適である。その中でも、タイヤ幅が205以上のサイズが好ましく、タイヤ幅が225以上のサイズがより好ましく、タイヤ幅が265以上のサイズがさらに好ましい。
以上、本発明の空気入りタイヤ1が詳細に説明されたが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されることなく種々の態様に変更して実施される。
図1の基本構造を有するサイズ:195/65R15の空気入りタイヤが、表1の仕様に基づき試作され、ノイズ性能及び耐久性能が評価された。ゴム層の硬度は、押針の直径が0.5mm以下の硬度計を用いて、押針をタイヤ子午断面に垂直な方向に押し付けて測定された(以下、同様)。各試供タイヤの仕様のうち、表1に記載されていないものは共通である。テスト方法は、以下の通りである。
<ノイズ性能>
供試タイヤが装着されたテスト車両で、速度60km/hで走行したときのノイズが測定された。結果は、比較例1を100とする指数で表示されており、数値が大きいほどノイズ性能に優れていることを示す。
<耐久性能>
各供試タイヤが、ドラム試験機を用いて、内圧230kPa、荷重4.24kN、速度80km/hの条件下で、30000km走行され、走行後の制音体の損傷の程度が確認された。結果は、比較例1を100とする指数であり、数値が大きい程、耐久性能に優れていることを示す。
Figure 2022069984000002
なお、本実施例1等に用いられたキャップゴム、ベースゴム、インナーライナーゴムの配合(PHR)と、その硬度は、表2の通りである。
Figure 2022069984000003
各配合の詳細は以下の通りである。
天然ゴム(NR):RSS#1
ブタジエンゴム(BR):宇部興産(株)製のBR150B
スチレン・ブタジエンゴム(SBR):JSR(株)製のHPR850
ブチルゴム:エクソン化学(株)製のレギュラーブチルゴム268
カーボン:キャボットジャパン(株)製のショウブラックN550
ワックス:大内新興化学工業(株)製のサンノックワックス
老化防止剤6C:住友化学工業(株)製のアンチゲン6C(N-(1,3-ジメチルブチル)-N’-フェニル-p-フェニレンジアミン)
老化防止剤RD:大内新興化学工業(株)製のノクラック224
プロセスオイル:出光興産(株)製のミネラルオイルPW-380
ステアリン酸:日本油脂(株)製の椿
酸化亜鉛:三井金属鉱業(株)製の亜鉛華1号
5%硫黄:軽井沢硫黄(株)製の粉末硫黄
加硫促進剤:大内新興化学工業(株)製のノクセラーNS(N-tert-ブチル-2-ベンゾチアゾリルスルフェンアミド)
表1から明らかなように、実施例の空気入りタイヤは、比較例に比べてノイズ性能と耐久性能とがバランスよく向上していることが確認できた。
図1の基本構造を有する上記サイズの空気入りタイヤが、表3の仕様に基づき試作され、ノイズ性能及び耐久性能が評価された。各試供タイヤの仕様のうち、表3に記載されていないものは共通である。テスト方法は、以下の通りである。
<ノイズ性能>
供試タイヤが装着されたテスト車両で、上記と同様にノイズが測定された。結果は、実施例3を100とする指数で表示されており、数値が大きいほどノイズ性能に優れていることを示す。
<耐久性能>
上記と同様に走行後の制音体の損傷が確認された。結果は、実施例3を100とする指数で表示されており、数値が大きいほど耐久性能に優れていることを示す。
Figure 2022069984000004
図1の基本構造を有する上記サイズの空気入りタイヤが、表4の仕様に基づき試作され、ノイズ性能が評価された。各試供タイヤの仕様のうち、表4に記載されていないものは共通である。テスト方法は、以下の通りである。
<ノイズ性能>
供試タイヤが装着されたテスト車両で、上記と同様にノイズが測定された。結果は、実施例8を100とする指数で表示されており、数値が大きいほどノイズ性能に優れていることを示す。
<耐久性能>
上記と同様に走行後の制音体の損傷が確認された。結果は、実施例8を100とする指数で表示されており、数値が大きいほど耐久性能に優れていることを示す。
Figure 2022069984000005
図1の基本構造を有する上記サイズの空気入りタイヤが、表5の仕様に基づき試作され、ノイズ性能が評価された。各試供タイヤの仕様のうち、表5に記載されていないものは共通である。テスト方法は、以下の通りである。
<ノイズ性能>
供試タイヤが装着されたテスト車両で、上記と同様にノイズが測定された。結果は、実施例13を100とする指数で表示されており、数値が大きいほどノイズ性能に優れていることを示す。
<耐久性能>
上記と同様に走行後の制音体の損傷が確認された。結果は、実施例13を100とする指数で表示されており、数値が大きいほど耐久性能に優れていることを示す。
Figure 2022069984000006
図1の基本構造を有する上記サイズの空気入りタイヤが、表6の仕様に基づき試作され、ノイズ性能が評価された。各試供タイヤの仕様のうち、表6に記載されていないものは共通である。テスト方法は、以下の通りである。
<ノイズ性能>
供試タイヤが装着されたテスト車両で、上記と同様にノイズが測定された。結果は、実施例18を100とする指数で表示されており、数値が大きいほどノイズ性能に優れていることを示す。
<耐久性能>
上記と同様に走行後の制音体の損傷が確認された。結果は、実施例18を100とする指数で表示されており、数値が大きいほど耐久性能に優れていることを示す。
Figure 2022069984000007
図1の基本構造を有する上記サイズの空気入りタイヤが、表7の仕様に基づき試作され、ノイズ性能が評価された。各試供タイヤの仕様のうち、表7に記載されていないものは共通である。テスト方法は、以下の通りである。
<ノイズ性能>
供試タイヤが装着されたテスト車両で、上記と同様にノイズが測定された。結果は、実施例22を100とする指数で表示されており、数値が大きいほどノイズ性能に優れていることを示す。
<耐久性能>
上記と同様に走行後の制音体の損傷が確認された。結果は、実施例22を100とする指数で表示されており、数値が大きいほど耐久性能に優れていることを示す。
Figure 2022069984000008
図1の基本構造を有する上記サイズの空気入りタイヤが、表8の仕様に基づき試作され、ノイズ性能が評価された。各試供タイヤの仕様のうち、表8に記載されていないものは共通である。テスト方法は、以下の通りである。
<ノイズ性能>
供試タイヤが装着されたテスト車両で、上記と同様に外気温が0℃及び30℃でのノイズが測定された。結果は、30℃でのノイズ性能を100とする指数で表示されており、数値が小さいほどノイズ性能の温度依存性に優れていることを示す。
Figure 2022069984000009
1 空気入りタイヤ
1A 空気入りタイヤ
2 トレッド部
2G トレッドゴム
2GA キャップゴム層
2GB ベースゴム層
3 サイドウォール部
5 ビードコア
6 カーカス層
6A カーカスプライ
6B カーカスプライ
7 ベルト層
10 インナーライナーゴム層
20 制音体
30 ゴム層
40 シーラント層
H タイヤ半径方向距離
TW トレッド接地幅
W 最大幅

Claims (15)

  1. 空気入りタイヤであって、
    一対のビードコアと、
    トレッド部と一対のサイドウォール部を経て前記一対のビードコアに跨るカーカスプライを有するカーカス層と、
    前記カーカス層のタイヤ半径方向の外側に配されたベルト層と、
    前記ベルト層のタイヤ半径方向の外側に配されたトレッドゴムと、
    前記カーカス層のタイヤ内腔側に配されたインナーライナーゴム層と、
    前記トレッド部において、前記インナーライナーゴム層のタイヤ内腔側に配された多孔質状の制音体とを含み、
    正規リムに組み込まれ、正規内圧が充填された無負荷の正規状態で、前記制音体のタイヤ軸方向長さは、ビードベースラインから前記サイドウォール部の内腔面における最大幅位置までのタイヤ半径方向距離よりも小さく、
    前記トレッド部は、前記制音体が設けられたタイヤ軸方向の領域において、コードを含むことなく、前記インナーライナーゴム層以上の厚さでタイヤ半径方向に積層されている複数のゴム層を含み、
    各ゴム層の硬度は、タイヤ半径方向の内側のものほど小さい、
    空気入りタイヤ。
  2. 前記制音体のタイヤ軸方向長さW1は、トレッド接地幅TWの50%以下である、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記制音体のタイヤ軸方向長さW1は、前記トレッド接地幅TWの40%以下である、請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記ゴム層のうち、タイヤ半径方向の最も外側に配されたゴム層の硬度Hoは、前記ゴム層のうち、タイヤ半径方向の最も内側に配されたゴム層の硬度Hiの105%以上である、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記制音体のタイヤ軸方向長さW1、トレッド接地幅TW、前記ゴム層のうち、タイヤ半径方向の最も外側に配されたゴム層の硬度Ho、及び、前記ゴム層のうち、タイヤ半径方向の最も内側に配されたゴム層の硬度Hiは、
    (W1/TW)/(Ho/Hi)≦0.5
    の関係を満たす、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記長さW1、前記トレッド接地幅TW、前記硬度Ho、及び前記硬度Hiは、
    (W1/TW)/(Ho/Hi)≦0.4
    の関係を満たす、請求項5に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記長さW1、前記トレッド接地幅TW、前記硬度Ho、及び前記硬度Hiは、
    (W1/TW)/(Ho/Hi)≦0.3
    の関係を満たす、請求項6に記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記制音体のタイヤ軸方向長さW1は、150mm以下である、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記長さW1は、100mm以下である、請求項8に記載の空気入りタイヤ。
  10. 前記制音体のタイヤ半径方向長さH1は、50mm以下である、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  11. 前記長さH1は、30mm以下である、請求項10に記載の空気入りタイヤ。
  12. 前記ゴム層のうち、タイヤ半径方向の最も外側に配されたゴム層の0℃での損失正接tanδ及び30℃での損失正接tanδは、
    0℃tanδ/30℃tanδ≦3
    の関係を満たす、請求項1ないし11のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  13. 前記0℃での損失正接tanδ及び30℃での損失正接tanδは、
    0℃tanδ/30℃tanδ≦2
    の関係を満たす、請求項12に記載の空気入りタイヤ。
  14. 前記各ゴム層は、フィラー成分及び可塑剤成分を含み、
    前記各ゴム層の前記フィラー成分の総量/前記可塑剤成分の総量の比は、タイヤ半径方向の内側のものほど小さい、請求項1ないし13のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  15. タイヤ内腔面に、パンク防止用のシーラント層をさらに含み、前記シーラント層の硬度は、前記インナーライナーゴム層の硬度よりも小さい、請求項1ないし14のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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