JP2022064681A - 経路設定装置、経路設定方法、記憶媒体及びプログラム - Google Patents

経路設定装置、経路設定方法、記憶媒体及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】自律式作業機の移動に関し、GNSS信号の受信状況の影響を低減可能な技術を提供すること。【解決手段】GNSS信号に基づいて現在位置を認識しつつ作業地を移動して自律的に作業を行う自律式作業機の経路設定装置であって、前記作業地上での前記GNSS信号の受信強度に関する情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記情報に基づいて前記作業地での前記自律式作業機の移動経路を設定する設定手段と、を備える。【選択図】図7

Description

本発明は、自律式作業機の経路設定技術に関する。
GNSS信号により自己の現在位置を認識し、自律的に移動して作業を行う作業機が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2020-110158号公報
作業地周辺の建造物や、作業地の地形的特徴(例えば窪地等)といった要因により、作業地内には作業機でのGNSS信号の受信強度が低下する領域があり得る。こうした領域では、自律式作業機が位置認識を精度よく行うことが困難な場合があり、作業地移動時に自律式作業機が意図しない経路を移動する場合がある。
本発明の目的は、自律式作業機の移動に関し、GNSS信号の受信状況の影響を低減可能な技術を提供することにある。
本発明によれば、
GNSS信号に基づいて現在位置を認識しつつ作業地を移動して自律的に作業を行う自律式作業機の経路設定装置であって、
前記作業地上での前記GNSS信号の受信強度に関する情報を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記情報に基づいて前記作業地での前記自室式作業機の移動経路を設定する設定手段と、を備える、
ことを特徴とする経路設定装置が提供される。
本発明によれば、自律式作業機の移動に関し、GNSS信号の受信状況の影響を低減可能な技術を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る自律式作業機の側面図。 図1の自律式作業機の制御部を示すブロック図。 図1の自律式作業機の使用例を示す模式図。 受信強度が低い領域における自律式作業機の移動例を示す模式図。 (A)及び(B)は受信強度が低い領域における移動経路の設定例を示す模式図。 (A)及び(B)は受信強度が低い領域における移動経路の設定例を示す模式図。 (A)は経路設定処理の例を示すフローチャート、(B)はテスト経路を示す模式図 (A)及び(B)は移動経路の設定例を示す模式図。 図1の自律式作業機の制御例を示すフローチャート。 (A)は通知処理の例を示すフローチャート、(B)は通知態様を示す模式図。 (A)は別の通知処理の例を示すフローチャート、(B)は通知態様を示す模式図。 管理サーバによる移動経路の設定処理の例を示すフローチャート。 管理サーバによる移動経路の設定処理の例を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<第一実施形態>
<自律式作業機の概要>
図1は、本発明が適用可能な自律式作業機1の側面図である。本実施形態の作業機1は、作業地(芝地)を移動しながら芝刈り作業を行う芝刈り機である。しかし、本発明は、除雪機、耕運機、道路舗装機等、他の種類の自律式作業機にも適用可能である。
作業機1は、左右の前輪3と、左右の後輪4とが車体2に支持された四輪車である。左右の後輪4は駆動輪であり、作業機1を作業地上で移動させる。各後輪4には、モータ4aを駆動源とした駆動機構が設けられ、左右の後輪4は独立して回転制御が行われる。左右の後輪4を独立して回転制御することにより、作業機1の進行方向を制御することができる。左右の前輪3は自由回転自在に設けられている。
作業機1は作業部5を備える。作業部5は作業地の芝刈り作業を行う機構である。作業部5は、回転カッタ5aと、モータ5cを駆動源として回転カッタ5aを略鉛直方向の軸5b回りに回転させる駆動機構(不図示)とを含む。
回転カッタ5aは、作業機1の前後方向で中央部(前輪3と後輪4との間)において車体2の下方に配置されている。本実施形態の回転カッタ5aは、回転方向が正回転、逆回転いずれの場合も芝を切断できるようにブレード(刃)が設けられている。作業部5は回転カッタ5cの上下方向の位置を変化させる昇降機構を備えていてもよい。以上の構成により、前輪3及び後輪4で作業機1を移動させつつ、作業部5により芝刈り作業を行うことができる。
車体2の前部には撮影装置9が設けられている。撮影装置9は、CCDセンサやCMOSセンサ等の撮像センサ、レンズ等の光学系を含むカメラである。本実施形態の場合、撮像装置9の撮影範囲9aは作業機1の前方である。しかし、撮影範囲9aはこれに限られず、撮影装置9として360度カメラを採用してもよい。
車体2の頂部には、ユーザの操作入力を受け付ける操作パネル8が設けられている。操作パネル8には表示部を設けてもよく、操作パネル8としてタッチパネル式ディスプレイを採用してもよい。ユーザは操作パネル8から作業機1の各種の情報の入力を行うことが可能である。
作業機1は、その電源としてバッテリ6を備える。バッテリ6はモータ4a及び5c、撮影装置9等、作業機1が備える電気負荷に電力を供給する。バッテリ6は充電ステーション100においてその充電が可能であり、車体2には充電ステーション100と作業機1とを電気的に接続するためのコネクタ7が設けられている。
作業機1は、人工衛星が発信しているGNSS信号を受信するGNSS受信機21を備える。受信したGNSS信号に基づいて、作業機1の現在位置(例えば緯度、経度、標高等)が認識される。
作業機1は、その動作を制御する制御部10を備える。図2は制御部10及び周辺の構成を示したブロック図である。
制御部10は、処理部11と、RAM、ROM等の記憶部12と、外部デバイスと処理部11との信号の送受信を中継するインタフェース部(I/F部)13と、を含む。処理部11は、CPUに代表されるプロセッサであり、記憶部12に記憶されたプログラムを実行し、アクチュエータ20や撮影装置9を制御する。アクチュエータには、モータ4a及び5cが含まれる。処理部11は駆動回路16を介してこれらのモータの駆動制御を行う。また、処理部11は、GNSS受信機から作業機1の現在位置の情報及びGNSS信号の受信強度(信号強度)の情報を取得する。
制御部10は、また、撮影装置9が撮影した画像の内容を認識する画像認識部14を含む。画像認識部14は、例えば画像処理プロセッサであり、撮影画像を解析して撮影画像中に含まれる物体の種類を特定する。画像認識部14は、画像認識に特化して機械学習された人工知能として機能するものであってもよい。処理部11は、画像認識部14の認識結果に基づいて作業地上の障害物の回避や充電ステーション100の認識等を行う。
制御部10は、また、バッテリ6を充電する充電回路15を含む。充電回路15はコネクタ7を介して充電ステーション100から供給される電力により、バッテリ6を充電可能である。
制御部10は、また、通信部17を含む。通信部17は、通信ネットワーク200を介して、管理サーバ201やスマートフォンなどの携帯端末202と無線通信が可能である。管理サーバ201は作業機1の状態を管理するサーバであり、例えば、複数の作業機1の情報を管理可能である。管理サーバ201は、通信ネットワーク200を介して携帯端末202とも無線通信が可能である。携帯端末202は、例えば、作業機1のユーザ(作業地の所有者や作業管理者)の端末であり、作業機1の情報を管理サーバ201から受信することができる。これにより、ユーザは、作業機1から離れた場所でも作業機1を監視することができる。
管理サーバ201は、処理部211と、記憶部212と、通信部213とを含む。処理部211は、CPUに代表されるプロセッサであり、記憶部212に記憶されたプログラムを実行する。記憶部212は、ROM、RAM、HDD等の記憶デバイスである。通信部213は通信ネットワーク200を介して作業機1や携帯端末202と通信を行うための通信デバイスである。
<作業機の使用例>
図3Aは作業機1の使用例を示す模式図である。同図において作業機1は、家屋に隣接した作業地(芝地)WAの芝刈り作業を行う。作業地WAには家屋から電力が供給される充電ステーション100が設置されている。作業機1は充電ステーション100から発進して作業地WAの芝刈り作業を行い、また、充電ステーション100に戻る。
制御部10は、GNSS受信機21が受信するGNSS信号に基づいて作業機1の現在位置を認識しつつ、作業機1に作業地WAを移動させて自律的に芝刈り作業を行う。図3Aには作業機1の移動経路RTが矢印で例示されている。
図示の例の移動経路RTは、作業機1を直進させ、作業地WAの区画境界において進路を変更して再び直進させる経路である。より具体的には、図示のように直交座標X-Yを想定すると、移動経路RTは、作業地WAの区画境界を進路の反転位置として作業機1をY方向に往復させつつ、進路の反転の度に所定の刈幅だけX方向に移動させるものである。このように、作業機1を一の方向に往復しつつ、往復移動方向と交差する方向に移動することで、作業地WAの芝刈り作業を漏れなく行うことができる。なお、図示の例では往復移動方向と交差する方向の角度は略90度であるが、この交差角度は90度に限られず、30度や45度等、他の角度であってもよい。
<移動経路の設定>
作業地WAの周辺環境(例えば作業地近傍の高い建造物、作業地の窪地等)によりGNSS信号の受信強度が低い領域が生じる場合がある。GNSS信号の受信強度が低い場合、作業機1の現在位置の認識精度が低下する。作業地WAにそのような受信強度が低い領域が存在すると、作業機1の移動が不安定になる場合がある。図3Bは、受信強度が低い領域における作業機1の挙動の例を例示している。
図示の例では、作業地WAの中央付近にGNSS信号の受信強度が低い領域LSAが存在する。作業機1が領域LSAに進入すると、現在位置の認識精度が低下することによって、状態ST1や状態ST2といった症状を生じ得る。状態ST1は、作業機1が作業地WAの区画境界から逸脱(オーバーラン)した例である。こうした状態では、作業機1が充電ステーション100に自力で戻れない場合がある。状態ST2は、作業機1が進路の反転をする際、X方向の移動量が本来の移動量よりも大きい例である。こうした状態では、芝の刈残しが生じ、作業品質が低下する。
こうした状態を回避するため、本実施形態では、作業地WA上のGNSS信号の受信強度に応じて、作業機1の移動経路RTを設定する。図4(A)~図5(B)はその一例を示している。
図4(A)は、領域LSAにおいて、作業機1のX方向の移動ピッチを短く(狭く)する例である。通常の領域においては、作業機1のX方向の移動ピッチはピッチX0に設定され、領域LSAにおいてはピッチX0よりも短いピッチX1に設定される。ピッチX1は例えば作業機1の刈り幅(ピッチX0)の半分程度である。このように領域LSAでの移動経路RTを設定することで、作業機1の現在位置の認識精度が低下して、実際の移動ピッチが移動経路RTで規定されている移動ピッチよりも長くなったとしても、元の移動ピッチが短いので、実際の移動ピッチが作業機1の刈り幅から大きく逸脱することを抑制できる。したがって、芝の刈残しを抑制することができる。
図4(B)は、領域LSAにおいて、作業機1のY方向の移動ストロークを短くする例である。通常の領域においては、作業機1のY方向の移動ストロークはストロークY0に設定され、領域LSAにおいてはストロークY0よりも短いストロークY1、Y2に設定される。ストロークY1は、ストロークY0からの切り替え直後の移行期のストロークであり、ストロークY2は移行後に継続的に設定されるストロークである(Y1>Y2)。ストロークY1、Y2は、作業地WAの区画境界から離れた位置で作業機1が進路を反転するように設定される。このように領域LSAでの移動経路RTを設定することで、作業機1の現在位置の認識精度が低下して、実際の移動ストロークが移動経路RTで規定されている移動ストロークよりも長くなったとしても、元の移動ストロークが短いので、作業機1が作業地WAの作業区画から逸脱することを抑制できる。したがって、作業機1を作業地WA内により確実にとどめておくことができる。なお、この例の場合、作業地WAの作業区画の境界近傍において、芝の刈残しが生じる場合がある。境界近傍の芝刈り作業は別の方法又は作業機1とは別の作業機で行うことが想定される。
図5(A)は、領域LSAにおいて、作業機1のX方向の移動ピッチを短くし、かつ、Y方向の移動ストロークを短くする例である。図4(A)の例と図4(B)の例を複合した例である。
図5(B)は、領域LSAを避けた移動経路RTを設定する例を示す。領域LSAを迂回した移動経路RTを設定することで、作業機1が領域LSAに進入することを回避するものである。領域LSAの芝刈り作業は別の方法又は作業機1とは別の作業機で行うことが想定される。
<設定処理例>
移動経路RTの設定処理例について説明する。本実施形態では、作業機1のテスト走行により作業地WAにおけるGNSS信号の受信強度の分布情報を取得し、取得した分布情報から制御部10が移動経路RTを事前に設定する。すなわち、制御部10が経路設定装置として機能して、作業機1の作業前に事前に領域LSAを考慮した移動経路RTを設定する。図6(A)は処理部11が実行する経路設定処理を示すフローチャートである。
S1では、テスト経路の情報を取得する。テスト経路とは、作業地WAにおけるGNSS信号の受信強度の分布情報を得るために、芝刈り作業を行わずに作業機1を移動するための経路であり、作業機1が通過すべき位置の情報である。
テスト経路の情報は、記憶部12に予め記憶しておき、記憶部12から読み出すことで取得してもよいし、管理サーバ201からダウンロードして取得してもよい。テスト経路は、デフォルトの経路として準備された移動経路(以下、標準移動経路RT0と呼ぶ)と同じ経路であってもよいが、テスト走行を短時間で終わらせるため、X方向の移動ピッチやY方向の移動ストロークが標準移動経路RT0よりも長い経路であってもよい。図6(B)はテスト経路を矢印で示す模式図である。図示のテスト経路は、標準移動経路RT0よりもX方向の移動ピッチやY方向の移動ストロークが長い経路が想定されているため、テスト走行を短時間で終了することができる。
S2ではS1で読み出したテスト経路に沿って作業機1を移動させる。ここでは、GNSS受信機21から取得した現在位置情報を参照しつつ、テスト経路にそって作業機1の移動を制御する。そして、移動中にGNSS信号の受信強度と現在位置情報をGNSS受信機21から取得し、両者を対応づけて記憶部12に保存する。保存した情報は作業地WA上のGNSS信号の受信強度の分布を示す受信強度分布情報となる。作業機1がテスト経路の終点に到達するとS3へ進む。
S3では移動経路RTを設定する。移動経路RTの設定においては、S2で得た受信強度分布情報を参照して作業地WAをGNSS信号の受信強度が予め定めた閾値よりも低い領域である領域LSAと、閾値以上の領域HSAとに区別する。閾値の比較対象は、例えば、複数のGNSS衛星からのGNSS信号の平均値或いは最弱値である。そして、領域HSAには標準移動経路RT0を適用し、領域LSAには標準移動領域RT0を適用せず、これを変更する。
なお、受信強度による領域の区別は上記のように二段階の領域の区別に限定されることはなく、複数の設定閾値に応じた三段階以上の複数の領域に区別してもよい。そして、例えば作業地WAを複数の領域で区別した場合、複数の領域に応じて移動ピッチや移動ストロークが異なる複数の標準移動経路RT0を適用することで、作業機1の位置の認識精度をより向上させる経路設定RTにしてもよい。
図7(A)は移動経路RTの設定例を示している。図示の例では、領域LSAについては、図4(A)に例示したX方向の移動ピッチ短縮が適用されており、これに伴って、領域LSAにY方向に隣接する領域HSAの一部の領域についても同様にX方向の移動ピッチ短縮が適用されている。設定した移動経路RTは記憶部12に保存される。
こうしてテスト走行により移動経路RTが設定されると、その後、芝刈り作業が行われる。芝刈り作業では経路設定処理で設定した移動経路RTに沿って作業機1が移動しつつ作業を行うよう、制御部10がGNSS受信機21で受信したGNSS信号に基づいて作業機1の駆動制御を行うことになる。
なお、テスト走行後に連続的に芝刈り作業を行う場合、テスト経路の終点から作業が開始できるように移動経路RTが設定されてもよい。図7(B)はこうした移動経路RTの設定例を示している。図7(A)の例と異なる点は、作業機1の進行方向のみである。図7(B)の例によると、テスト走行後、芝刈り機1が充電ステーション100に戻ることなく、連続的に芝刈り作業に移行することができる。
図6(A)の経路設定処理は、芝刈り作業の度に毎回行ってもよいし、定期的に行ってもよい。定期的に行う場合、基準となる期間は日時でもよいし、芝刈り作業の回数であってもよい。例えば、数週間或いは数か月に1回とし、その間の芝刈り作業においては同じ移動経路RTを採用してもよい。また、複数回の芝刈り作業毎に1回行ってもよい。
以上の通り、本実施形態によれば、自律式作業機1の移動に関し、GNSS信号の受信状況の影響を低減することができる。作業前に移動経路RTが設定されるので、作業プランが立てやすいという利点もある。
<第二実施形態>
第一実施形態では、移動経路RTを芝刈り作業の作業開始前に設定したが、芝刈り作業を行いながら設定してもよい。図8はその一例を示す処理例であり、処理部11が実行する経路設定処理のフローチャートである。
S11では、標準移動経路RT0を取得する。標準作業経路RT0の情報は、記憶部12に予め記憶しておき、記憶部12から読み出すことで取得してもよいし、管理サーバ201からダウンロードして取得してもよい。
S12では、芝刈り作業を開始する。芝刈り作業では標準移動経路RT0に沿って作業機1が移動しつつ作業を行うよう、制御部10がGNSS受信機21で受信したGNSS信号に基づいて作業機1の駆動制御を行う。
S13では、作業機1の移動中に、GNSS信号の受信強度をGNSS受信機21から取得する。S14ではS13で取得した受信強度が予め定めた閾値未満か否かを判定する。換言すると、領域LSAに作業機1が到達したか否かを判定する。閾値の比較対象は、上記の通り、例えば、複数のGNSS衛星からのGNSS信号の平均値或いは最弱値である。受信強度が閾値未満の場合はS15へ進み、閾値以上である場合はS16へ進む。
S15では、標準移動経路RT0を補正する。ここでは、図4(A)~図5(B)に例示した、領域LSAでの移動経路のようにその後の移動経路を変更する。例えば、図4(A)に例示したようにX方向の移動ピッチを変更する場合は、次の進路の反転の時から移動ピッチを短縮する。また、図4(B)に例示したようにY方向の移動ストロークを変更する場合で、作業機1がY方向に移動途中の場合は即座に移動ストロークを短縮する。また、図5)B)に例示したように領域LSAを迂回する場合は、例えば、作業機1をX方向に直進させる。このようにして、作業機1の移動中にリアルタイムで移動経路を補正して設定する。
S16では、標準移動経路RT0の終点に作業機1が到達したか否か(作業終了か否か)を判定し、到達した場合はS17へ進み、到達していない場合はS13へ戻って同様の処理を繰り返す。S13~S15の処理周期は、補正によって移動経路RTが不必要に変動しない程度に定められ、例えば、作業機1のY方向の往復移動において1回、或いは、片道において1回であってもよい。
S17では、今回の作業で作業機1に設定された移動経路RTを記憶部12に保存する。保存した移動経路RTは次回以降の作業における移動経路RTとして利用することができ、この場合は作業中に図8の処理を行う必要がなくなる。無論、毎回の作業時に図8の処理を実行してもよい。
以上の通り、本実施形態によれば、自律式作業機1の移動に関し、GNSS信号の受信状況の影響を低減することができる。作業中に移動経路RTが設定されるので、GNSS信号の受信状況の変動に柔軟に対応できる。
<第三実施形態>
図4(B)のようにY方向の移動ストロークを短縮した場合、作業地WAの区画境界近傍に未作業領域が発生する。同様に、図5(B)の例のように領域LSAを迂回した場合、領域LSAに未作業領域が発生する。
こうした未作業領域がある場合はユーザに通知することで、その後の対応作業を行うことができる。図9(A)はその一例を示す処理例であり、処理部11が実行する通知処理のフローチャートである。同図の通知処理は、例えば、作業機1が作業地WAの作業を終えた時点で実行される。
S21では作業地WAに未作業領域があるか否かを判定する。未作業領域の有無は、今回の作業における移動経路RTから特定することができ、例えば、領域LSAに対して標準移動経路RT0を変更した領域である。未作業領域があると判定した場合はS22へ進み、無いと判定した場合は処理を終了する。
S22ではユーザの携帯端末202に未作業領域があることを通知する。具体的には、未作業領域の位置を示す情報を含む通知を、通信部17によって通信ネットワーク200を介して携帯端末202へ送信する。ユーザは、携帯端末202で受信した情報を参照することで、未作業領域の位置を特定できる。図9(B)は通知態様の例を示している。携帯端末202の表示画面には、未作業領域UAの位置を示す画像が表示されている。ユーザはこの通知で未作業領域UAを知ることができ、例えば、自身で未作業領域UAの芝刈り作業を行うことができる。
なお、図9(A)、図9(B)の例では、作業機1から直接携帯端末202へ通知を行う処理を例示したが、管理サーバ201を経由してもよい。すなわち、S22では作業機1から管理サーバ201へ未作業領域があることを示す情報を送信する。そして、管理サーバ201が携帯端末202へ未作業領域があることを通知する。
次に、作業地WAを複数の作業機1で手分けして作業を行う場合、他の作業機1に未作業領域の作業を行うように通知してもよい。図10(A)はその一例を示す処理例であり、処理部11が実行する通知処理のフローチャートである。同図の通知処理は、例えば、作業機1が作業地WAの作業を終えた時点で実行される。
S31では作業地WAに未作業領域があるか否かを判定する。判定方法はS21で説明した方法と同様である。未作業領域があると判定した場合はS32へ進み、無いと判定した場合は処理を終了する。
S32では、作業地WAで芝刈り作業を行う他の作業機に未作業領域を通知する。具体的には、未作業領域の位置を示す情報を含む通知を、通信部17によって通信ネットワーク200を介して他の作業機へ送信する。他の作業機は、受信した情報を参照することで、未作業領域の位置を特定し、その作業に向かう。
図10(B)は通知態様の例を示している。図示の例では、作業地WAを三つの領域WA1、WA2、WA3に仮想的に区分けし、各領域を作業機1A、1B、1Cが作業する場合が想定されている。作業機1A~1Cは基本的に上述した作業機1と同様の構成を備えている。作業機1Aの作業領域WA1において、未作業領域UAがある場合、作業機1Aは作業機1B又は作業機1Cに通知を送信し、作業を肩代わりしてもらう。
ここで、未作業領域UAはGNSS信号の受信強度が低い領域であり、作業機1Aの性能では位置認識精度が不十分な領域である。作業機1Aと同等の性能の作業機では未作業領域UAの作業を行うことが困難な場合がある。したがって、通知先の作業機は、作業機1Aよりも高精度のGNSS受信機を備えているか、あるいはGNSS信号を使わずに高精度な作業が可能な作業機(例えばSLAM(Simultaneous Localization and Mapping)技術を搭載した作業機)が適している。SLAMとは、自己位置推定と環境地図作成を同時に行う技術のことをいう。SLAM技術を搭載した作業機は、未作業領域UAの地図作成と自己位置推定を行うことができ、その地図情報に基づいて未作業領域UAの作業を行うことができる。
例えば、作業機1Bと作業機1Cのうち、作業機1BのGNSS受信機は作業機1Aのものと同等で、作業機1CのGNSS受信機が高精度である場合、作業機1Cに対して通知を送信する。作業機1Cであれば、未作業領域UAにおいても自己の現在位置を高精度で認識して芝刈り作業を行うことができる。
なお、各作業機のGNSS受信機の性能に関する情報は、管理サーバ201で管理し、制御部10が管理サーバ201からダウンロードしてもよい。
また、図10(A)、図10(B)の例では、作業機1Aから直接作業機1B又は1Cへ通知を行う処理を例示したが、管理サーバ201を経由してもよい。すなわち、S32では作業機1から管理サーバ201へ未作業領域があることを示す情報を送信する。そして、管理サーバ201は作業機1が有するGNSS受信機よりも高精度のGNSS受信機を有する他の作業機へ未作業領域があることを通知し、作業を行わせる。
<第四実施形態>
第一、第二実施形態では、移動経路RTを作業機1の制御部10が設定する例を例示したが、管理サーバ201が設定してもよい。すなわち、管理サーバ201が経路設定装置として機能する態様も採用可能である。
図11は管理サーバ201が移動経路RTを設定する処理例を示し、管理サーバ201の処理部211と作業機1の処理部11の各処理例を示すフローチャートである。図11の例は、第一実施形態と同様、作業の開始前に事前に移動経路を設定する例である。
S41で管理サーバ201は作業機1に対して、作業地WAにおけるGNSS信号の受信強度の分布情報を得るために、テスト走行の開始指示とテスト経路とを送信する。S51で作業機1は開始指示とテスト経路とを受信し、S52でテスト走行を開始する。第一実施形態のS2と同様の処理である。S53で、作業機1はS52のテスト走行により得た受信強度分布の情報を管理サーバ201へ送信する。
S42で管理サーバ201は、受信強度分布の情報を受信する。こうして管理サーバ201は作業機1におけるGNSS信号の受信強度の情報を取得できる。S43で管理サーバ201は作業機1の移動経路RTを設定する。第一実施形態のS3と同様の処理である。S44で管理サーバ201は作業機1に対して、作業地WAの作業開始指示とS43で設定した移動経路RTの情報を送信する。
S54で作業機1はこれらを受信し、S55で作業を開始する。S55ではS54で受信した移動経路RTに沿って作業機1が移動しつつ作業を行うよう、制御部10がGNSS受信機21で受信したGNSS信号に基づいて作業機1の駆動制御を行う。移動経路RTの終点に到達し、作業が終了すると、作業機1はS56で作業結果を管理サーバ201に送信する。未作業領域UAがある場合、作業結果には未作業領域UAの情報が含まれる。
S45で管理サーバ201は作業結果を受信し、S46で通知処理を行う。通知処理は、ユーザの携帯端末202に作業完了を通知するものである。また、通知処理は、第三実施形態と同様にユーザの携帯端末202又は他の作業機に未作業領域UAの情報を通知する処理を含む。
以上のように、管理サーバ201で移動経路RTを設定することができる。この形態では、複数の作業機1によって作業地WAの作業を分担して行う場合に、各作業機1の移動経路を管理サーバ201で統括的に設定できる点で有利である。
次に、図12も管理サーバ201が移動経路RTを設定する処理例を示し、管理サーバ201の処理部211と作業機1の処理部11の各処理例を示すフローチャートである。図12の例は、第二実施形態と同様、作業中に移動経路を設定する例である。
S61で管理サーバ201は作業機1に対して、作業地WAの作業開始指示と、移動経路RTの情報を送信する。送信する移動経路RTは、標準移動経路RTであるが、全ての経路について送信する必要はなく、作業開始から所定の移動距離の範囲(例えば一往復或いは複数往復分)まででもよい。
S71で作業機1はこれらを受信し、S72で作業を開始する。作業中、制御部10は受信した移動経路RTに沿って作業機1を移動しつつ作業を行うように、GNSS信号に基づいて作業機1の駆動制御を行う。
S73で作業機1は、GNSS受信機21から取得したGNSS信号の受信強度の情報を管理サーバ201に送信する。S62で管理サーバ201はGNSS信号の受信強度の情報を受信する。こうして管理サーバ201は作業機1におけるGNSS信号の受信強度の情報を取得できる。
S63で管理サーバ201はS62で受信した受信強度の情報に基づいて移動経路RTを設定し、作業機1へ送信する。ここでの処理は第二実施形態のS14及びS15の処理と同様であり、受信強度と予め定めた閾値とを比較し、受信強度が閾値未満であれば、標準移動経路RT0を変更した経路を移動経路RTとし、受信強度が閾値以上であれば標準移動経路RT0を移動経路RTとする。ここで送信する移動経路RTも、所定の移動距離の範囲(例えば一往復或いは複数往復分)まででよい。
S74で作業機1は移動経路RTを受信し、S75で受信した移動経路RTに基づき作業を継続する。S76で作業機1は、移動経路RTの終点に到達し、作業が終了したか否かを判定し、終了したと判定した場合はS77へ進む。終了していないと判定した場合はS73へ戻って同様の処理を繰り返す。S73~S76の処理周期は、例えば、作業機1のY方向の往復移動において1回、或いは、片道において1回であってもよい。S77で作業機1は作業結果を管理サーバ201に送信する。未作業領域UAがある場合、作業結果には未作業領域UAの情報が含まれる。
S64で管理サーバ201は作業結果を受信し、S65で通知処理を行う。図11のS45、S46と同様の処理である。
以上のように、作業機1の作業中に管理サーバ201で移動経路RTをリアルタイムで設定することができる。
<第五実施形態>
第一実施形態や第四実施形態においては、作業地WAの受信強度の分布情報を作業機1が、作業機1に備わっているGNSS受信機21から得る例について説明した。しかし、作業地WAの受信強度の分布情報は、別途ユーザが測定して記憶部12或いは記憶部212に格納された情報であってもよい。或いは、分布情報は、地上の受信強度の情報を提供する業者から、その業者が運営する情報提供サーバを介して取得してもよい。
<他の実施形態>
処理部11や処理部211が実行するプログラムは、CD-ROM等の記憶媒体を介して制御部10や管理サーバ201にインストールして実行してもよい。
<実施形態のまとめ>
上記実施形態は以下の経路設定装置、経路設定方法、記憶媒体及びプログラムを少なくとも開示する。
1.上記実施形態の経路設定装置(図2 10,201)は、
GNSS信号に基づいて現在位置を認識しつつ作業地(WA)を移動して自律的に作業を行う自律式作業機(図1 1)の経路設定装置であって、
前記作業地上での前記GNSS信号の受信強度に関する情報を取得する取得手段(図2 11,211)と、
前記取得手段が取得した前記情報に基づいて前記作業地での前記自律式作業機の移動経路を設定する設定手段(図2 11,211)と、を備える。
この実施形態によれば、GNSS信号の受信強度に対応して移動経路が設定されるので、自律式作業機の移動に関し、GNSS信号の受信状況の影響を低減することが可能となる。
2.上記実施形態では、
前記設定手段は、前記自律式作業機が前記作業地を第一の方向に往復しつつ、前記第一の方向と交差する第二の方向に移動するように前記移動経路を設定し、かつ、前記作業地のうち、前記受信強度が閾値よりも低い領域においては、前記受信強度が前記閾値以上の領域よりも前記第二の方向の移動ピッチを短くする(図4(A),図5(A))。
この実施形態によれば、GNSS信号の受信強度が低い領域において第二の方向の移動ピッチを短くすることで、自律式作業機の作業残しが発生することを低減できる。
3.上記実施形態では、
前記設定手段は、前記自律式作業機が前記作業地を第一の方向に往復しつつ、前記第一の方向と交差する第二の方向に移動するように前記移動経路を設定し、かつ、前記作業地のうち、前記受信強度が閾値よりも低い領域においては、前記受信強度が前記閾値以上の領域よりも前記第一の方向の移動ストロークを短くする(図4(B),図5(A))。
この実施形態によれば、GNSS信号の受信強度が低い領域において、自律式作業機の第一の方向の移動ストロークを短くすることで、自律式作業機のオーバーランを抑制できる。
4.上記実施形態では、
前記設定手段は、前記作業地のうち、前記受信強度が閾値よりも低い領域を避けた移動経路を設定する(図5(B))。
この実施形態によれば、GNSS信号の受信強度が低い領域を迂回することで、自律式作業機が意図しない経路を移動することを回避することができる。
5.上記実施形態の経路設定装置は、
前記領域をユーザの端末に通知する通知手段(図2 11,211)を更に備える(図9(A),図9(B))。
この実施形態によれば、未作業の領域があることをユーザが認識することができる。
6.上記実施形態では、
前記取得手段は、前記自律式作業機の作業中に前記情報を取得し、
前記設定手段は、前記自律式作業機の作業開始前に予め定められた移動経路を、前記作業地のうち、前記受信強度が閾値よりも低い領域に前記自律式作業機が到達した場合に、変更する(図8,図12)。
この実施形態によれば、自律式作業機の作業中に移動経路を変更でき、GNSS信号の受信強度の変動にリアルタイムで対応できる。
7.上記実施形態では、
前記取得手段は、前記自律式作業機の作業開始前に前記情報を取得し、
前記設定手段は、前記自律式作業機の作業開始前に、前記情報に基づいて、前記作業地のうち、前記受信強度が閾値よりも低い領域と、前記閾値以上の領域とを区別して前記移動経路を設定する(図6(A),図11)。
この実施形態によれば、自律式作業機が意図しない経路を移動することを事前に回避することができる。
8.上記実施形態の経路設定装置は、
前記作業地で作業する他の自律式作業機に、前記領域を通知する通知手段を更に備える(図10(A),図10(B))。
この実施形態によれば、未作業の領域を他の自律式作業機に作業させることができる。
9.上記実施形態の経路設定装置は、
前記自律式作業機よりも高精度のGNSS受信機を備え、前記作業地で作業する他の自律式作業機に、前記領域を通知する通知手段を更に備える。
この実施形態によれば、未作業の領域を自己位置の認識精度が高い他の自律式作業機に作業させることができる。
10.上記実施形態では、
前記経路設定装置は、前記自律式作業機(図1 1)に搭載されている。
この実施形態によれば、自律式作業機が自身で移動経路を設定しつつ、作業地の作業を行うことができる。
11.上記実施形態では、
前記経路設定装置は、前記自律式作業機と通信可能なサーバ(図2 201)である。
この実施形態によれば、自律式作業機の移動をサーバで遠隔制御することができる。
12.上記実施形態の経路設定方法は、
GNSS信号に基づいて現在位置を認識しつつ作業地を移動して自律的に作業を行う自律式作業機の経路設定方法であって、
前記作業地上での前記GNSS信号の受信強度に関する情報を取得する取得工程と、
前記取得工程が取得した前記情報に基づいて前記作業地での前記自律式作業機の移動経路を設定する設定工程と、を備える。
この実施形態によれば、GNSS信号の受信強度に対応して移動経路が設定されるので、自律式作業機の移動に関し、GNSS信号の受信状況の影響を低減することが可能となる。
13.上記実施形態の記憶媒体は、
コンピュータに、上記経路設定方法の各工程を実行させるプログラムを記憶する。
この実施形態によれば、GNSS信号の受信強度に対応して移動経路が設定されるので、自律式作業機の移動に関し、GNSS信号の受信状況の影響を低減することが可能となる。
14.上記実施形態のプログラムは、
コンピュータに、上記経路設定方法の各工程を実行させる。
この実施形態によれば、GNSS信号の受信強度に対応して移動経路が設定されるので、自律式作業機の移動に関し、GNSS信号の受信状況の影響を低減することが可能となる。
以上、発明の実施形態について説明したが、発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
1:自律式作業機、10:制御部、21:GNSS受信機、201:管理サーバ

Claims (14)

  1. GNSS信号に基づいて現在位置を認識しつつ作業地を移動して自律的に作業を行う自律式作業機の経路設定装置であって、
    前記作業地上での前記GNSS信号の受信強度に関する情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した前記情報に基づいて前記作業地での前記自律式作業機の移動経路を設定する設定手段と、を備える、
    ことを特徴とする経路設定装置。
  2. 請求項1に記載の経路設定装置であって、
    前記設定手段は、前記自律式作業機が前記作業地を第一の方向に往復しつつ、前記第一の方向と交差する第二の方向に移動するように前記移動経路を設定し、かつ、前記作業地のうち、前記受信強度が閾値よりも低い領域においては、前記受信強度が前記閾値以上の領域よりも前記第二の方向の移動ピッチを短くする、
    ことを特徴とする経路設定装置。
  3. 請求項1に記載の経路設定装置であって、
    前記設定手段は、前記自律式作業機が前記作業地を第一の方向に往復しつつ、前記第一の方向と交差する第二の方向に移動するように前記移動経路を設定し、かつ、前記作業地のうち、前記受信強度が閾値よりも低い領域においては、前記受信強度が前記閾値以上の領域よりも前記第一の方向の移動ストロークを短くする、
    ことを特徴とする経路設定装置。
  4. 請求項1に記載の経路設定装置であって、
    前記設定手段は、前記作業地のうち、前記受信強度が閾値よりも低い領域を避けた移動経路を設定する、
    ことを特徴とする経路設定装置。
  5. 請求項4に記載の経路設定装置であって、
    前記領域をユーザの端末に通知する通知手段を更に備える、
    ことを特徴とする経路設定装置。
  6. 請求項1に記載の経路設定装置であって、
    前記取得手段は、前記自律式作業機の作業中に前記情報を取得し、
    前記設定手段は、前記自律式作業機の作業開始前に予め定められた移動経路を、前記作業地のうち、前記受信強度が閾値よりも低い領域に前記自律式作業機が到達した場合に変更する、
    ことを特徴とする経路設定装置。
  7. 請求項1に記載の経路設定装置であって、
    前記取得手段は、前記自律式作業機の作業開始前に前記情報を取得し、
    前記設定手段は、前記自律式作業機の作業開始前に、前記情報に基づいて、前記作業地のうち、前記受信強度が閾値よりも低い領域と、前記閾値以上の領域とを区別して前記移動経路を設定する、
    ことを特徴とする経路設定装置。
  8. 請求項4に記載の経路設定装置であって、
    前記作業地で作業する他の自律式作業機に、前記領域を通知する通知手段を更に備える、
    ことを特徴とする経路設定装置。
  9. 請求項4に記載の経路設定装置であって、
    前記自律式作業機よりも高精度のGNSS受信機を備え、前記作業地で作業する他の自律式作業機に、前記領域を通知する通知手段を更に備える、
    ことを特徴とする経路設定装置。
  10. 請求項1に記載の経路設定装置であって、
    前記経路設定装置は、前記自律式作業機に搭載されている、
    ことを特徴とする経路設定装置。
  11. 請求項1に記載の経路設定装置であって、
    前記経路設定装置は、前記自律式作業機と通信可能なサーバである、
    ことを特徴とする経路設定装置。
  12. GNSS信号に基づいて現在位置を認識しつつ作業地を移動して自律的に作業を行う自律式作業機の経路設定方法であって、
    前記作業地上での前記GNSS信号の受信強度に関する情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程が取得した前記情報に基づいて前記作業地での前記自律式作業機の移動経路を設定する設定工程と、を備える、
    ことを特徴とする経路設定方法。
  13. コンピュータに、請求項12に記載の経路設定方法の各工程を実行させるプログラムを記憶した記憶媒体。
  14. コンピュータに、請求項12に記載の経路設定方法の各工程を実行させるプログラム。
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