JP2022055700A - 流体動圧軸受装置の製造方法 - Google Patents

流体動圧軸受装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2022055700A
JP2022055700A JP2020163269A JP2020163269A JP2022055700A JP 2022055700 A JP2022055700 A JP 2022055700A JP 2020163269 A JP2020163269 A JP 2020163269A JP 2020163269 A JP2020163269 A JP 2020163269A JP 2022055700 A JP2022055700 A JP 2022055700A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing member
housing
mold
peripheral surface
bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020163269A
Other languages
English (en)
Inventor
稔明 丹羽
Toshiaki Niwa
大智 加藤
Daichi Katou
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP2020163269A priority Critical patent/JP2022055700A/ja
Publication of JP2022055700A publication Critical patent/JP2022055700A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)

Abstract

【課題】隙間接着される有底筒状のハウジングと軸受部材との間に所望の固定力を安定的に確保可能とする。【解決手段】有底筒状のハウジング7の内周に、内周面8aでラジアル軸受隙間を形成する軸受部材8を隙間接着で固定するに際し、相対的に接近および離反移動する第1および第2金型21,22のうち、第1金型21に設けた支持ピン24で軸受部材8の内周面8aの周方向に離間した複数箇所を接触支持すると共に、第2金型22でハウジング7の外周面7cを拘束し、その後、両金型21,22の相対的な接近移動が完了するまでの間、両金型21,22の相対的な接近移動に伴って軸受部材8の下端面8bとハウジング7の内底面7bとの間に形成される底側空間10と、軸受部材8の上端面8cで形成される開口側空間とを、支持ピン24の外周面のうち軸受部材8の支持部24aを除く領域(接続面24b)で形成される通気路30を介して連通可能な状態に維持する。【選択図】図6

Description

本発明は、流体動圧軸受装置の製造方法に関する。
周知のように、流体動圧軸受装置は、高速回転、高回転精度および低騒音等の特長を有する。このため、流体動圧軸受装置は、例えば、HDD等のディスク駆動装置に組み込まれるスピンドルモータ用、PC等に組み込まれるファンモータ用、あるいはレーザビームプリンタに組み込まれるポリゴンスキャナモータ用の軸受装置などとして使用されている。
例えば下記の特許文献1の図8には、有底筒状のハウジングと、内周面でラジアル軸受部のラジアル軸受隙間を形成する円筒状の軸受部材とを備え、軸受部材がハウジングの内周に隙間接着によって固定された流体動圧軸受装置が開示されている。この種の流体動圧軸受装置においては、軸受部材の内周面とハウジングの外周面との間の同軸度が軸受性能(特にラジアル軸受部の軸受性能)を大きく左右する。そのため、特許文献1では、軸受部材をハウジングの内周に隙間接着する(ハウジングの内周に軸受部材が隙間接着されたアセンブリを作製する)に際し、互いに対向する軸受部材の外周面とハウジングの内周面との間の接着隙間に接着剤を満たした状態で、組立装置に設けられた2つの拘束面(軸受部材の円筒状内周面を拘束するための円筒状外周面、およびハウジングのテーパ状外周面を拘束するためのテーパ状内周面)の間の同軸度を管理するようにしている。
特開2008-25739号公報
特許文献1のように、ハウジングの内周に軸受部材を隙間接着するに際し、軸受部材の内周面を組立装置に設けた支持ピンの円筒状外周面で全周に亘って拘束した場合、ハウジングと軸受部材との間に所望の固定力(接着強度)を安定的に確保するのが難しくなることが判明した。このような不都合が生じる主な理由は、接着隙間の隙間幅が最大でも数十μm程度の微小幅に設定されるのが通例である関係上、
(1)ハウジングの内周に軸受部材を挿入(すきまばめ:JIS B 0401-1を参照)してから接着隙間に接着剤を充填する、
という手順を踏んだ場合には接着隙間に所定量の接着剤を充填することが難しいため、
(2)接着隙間を形成する対向二面の少なくとも一方に接着剤を塗布し、その後、内周面が支持ピンの円筒状外周面で拘束された軸受部材をハウジングの内周に挿入する、
という手順を踏む場合が多いことによる。
すなわち、上記(2)の手順を踏む場合には、ハウジングの内周に軸受部材が挿入されるのに伴って、ハウジングの内部空間に介在する空気が軸受部材および支持ピンで圧縮され、ハウジングの内圧が上昇する。このとき、特許文献1に記載のように、軸受部材の内周面が支持ピンの円筒状外周面によって全周に亘って拘束されていると、接着隙間を形成する対向二面の少なくとも一方に予め塗布した接着剤がハウジングの内圧上昇に伴ってハウジングの開口側に押し出される。その結果、接着隙間に介在させるべき接着剤量が不足(接着隙間のうち接着剤が適切に介在する領域が減少)し、ハウジングと軸受部材との間に所望の固定力を確保できなくなる。
上記の問題点に鑑み、本発明の主な目的は、隙間接着で固定される有底筒状のハウジングと軸受部材との間に所望の固定力が確保されたアセンブリを安定的に量産可能とすることにある。
上記の目的を達成するために創案された本発明は、軸方向の一端が開口すると共に軸方向の他端が閉塞された有底筒状のハウジングの内周に、内周面でラジアル軸受隙間を形成する軸受部材を隙間接着で固定するに際し、相対的に接近および離反移動可能に同軸配置された第1および第2金型のうち、第1金型に設けた支持ピンで軸受部材の内周面の周方向に離間した複数箇所を接触支持すると共に、第2金型でハウジングの外周面を拘束し、その後、第1金型と第2金型の相対的な接近移動が完了するまでの間、第1金型と第2金型の相対的な接近移動に伴って軸受部材の他端面とハウジングの内底面との間に形成される底側空間と、軸受部材の一端面が面する開口側空間とを、支持ピンの外周面のうち軸受部材の支持部を除く領域で形成される通気路を介して連通可能な状態に維持することを特徴とする。
上記の方法によれば、軸受部材の内周面を支持した支持ピンを有する第1金型とハウジングの外周面を拘束した第2金型とが芯出しされた状態で両金型が相対的に接近移動する(型締め動作が行われる)ので、ハウジングおよび/または軸受部材の寸法精度にばらつきがあった場合でも、軸受部材の内周面とハウジングの外周面との間に所望の同軸度が確保された組み付け品(アセンブリ)を安定的に得ることができる。
また、上記の方法によれば、両金型の相対的な接近移動に伴ってハウジングの内周に軸受部材が挿入される間、軸受部材の他端面とハウジングの内底面との間に形成される底側空間と、軸受部材の一端面が面する開口側空間とが上記通気路を介して常時連通した状態となるので、ハウジング内周への軸受部材の挿入に伴うハウジングの内圧上昇が可及的に防止される。そのため、接着隙間を形成するハウジングの内周面および軸受部材の外周面の少なくとも一方に接着剤を塗布した状態でハウジング内周に軸受部材が挿入された場合でも、ハウジングの内圧上昇に伴う接着剤の外部漏洩を回避することができる。これにより、ハウジングの内周面と軸受部材の外周面との間に所定量の接着剤を適切に介在させることが可能となるので、ハウジングと軸受部材との間に所望の固定力が確保されたアセンブリを安定的に得ることができる。
軸受部材は、その内周面の周方向に離間した三箇所以上を支持ピンで接触支持(線接触支持)するのが好ましい。これにより、支持ピンによる軸受部材の支持精度を高めることができるので、高精度のアセンブリを作製する上で有利となる。
第1金型と第2金型の相対的な接近移動の完了時(両金型の型締め完了時)、両金型でハウジングを軸方向に挟持するようにすれば、ハウジングの端面(例えば内底面)と軸受部材の内周面との間の直角度が高精度に管理されたアセンブリを得る上で有利となる。
以上より、本発明によれば、ハウジングと軸受部材との間に所望の固定力(接着強度)および同軸度が確保されたアセンブリを安定的に量産することが可能となる。
流体動圧軸受装置を備えたファンモータを概念的に示す図である。 図1に示す流体動圧軸受装置の拡大断面図である。 軸受部材の縦断面図である。 図3に示す軸受部材を上側から見たときの平面図である。 組立装置の型締め前の状態における部分縦断面図である。 図5中のX-X線矢視断面図である。 組立装置の型締め状態における部分縦断面図である。 (a)図および(b)図は、何れも、他の実施形態に係る組立装置の部分横断面図である。 他の実施形態に係る組立装置の部分横断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に、流体動圧軸受装置1を備えたモータ(ファンモータ)の一構成例を概念的に示す。同図に示すファンモータは、流体動圧軸受装置1と、モータの静止側を構成するモータベース6と、モータベース6に取り付けられたステータコイル5と、羽根を有する回転部材としてのロータ3と、ロータ3に取り付けられ、ステータコイル5と径方向隙間を介して対向するロータマグネット4とを備える。流体動圧軸受装置1のハウジング7は、モータベース6の内周に固定され、ロータ3は、流体動圧軸受装置1の軸部材2の一端に固定されている。このように構成されたファンモータにおいて、ステータコイル5に通電すると、ステータコイル5とロータマグネット4との間の電磁力でロータマグネット4が回転し、これに伴って軸部材2、および軸部材2に固定されたロータ3が一体に回転する。
ロータ3が回転すると、ロータ3に設けられた羽根の形態に応じて図中上向き又は下向きに風が送られる。このため、ロータ3の回転中にはこの送風作用の反力として、流体動圧軸受装置1の軸部材2に図中下向き又は上向きの推力が作用する。ステータコイル5とロータマグネット4との間には、この推力を打ち消す方向の磁力(斥力)を作用させており、上記推力と磁力の大きさの差により生じたスラスト荷重が流体動圧軸受装置1のスラスト軸受部Tで支持される。また、ロータ3の回転時には、流体動圧軸受装置1の軸部材2にラジアル荷重が作用する。このラジアル荷重は、流体動圧軸受装置1のラジアル軸受部R1,R2で支持される。
図2に、図1に示す流体動圧軸受装置1の拡大断面図を示す。この流体動圧軸受装置1は、軸方向の一端が開口すると共に軸方向の他端が閉塞された有底筒状のハウジング7と、ハウジング7の内周に固定された軸受部材8と、軸受部材8の内周に挿入された軸部材2と、ハウジング7の一端開口部をシールするシール部材9とを備え、ハウジング7の内部空間は、潤滑流体としての潤滑油(図中、密な散点ハッチングで示す)で満たされている。以下、説明の便宜上、シール部材9が配置された側を上側と言い、その軸方向反対側を下側と言うが、流体動圧軸受装置1の使用姿勢を限定する趣旨ではない。
ハウジング7は、例えば黄銅等の金属材料により、円筒状の筒部71およびその下端開口部を閉塞する円盤状の底部72を一体に有する有底筒状に形成されている。本実施形態のハウジング7は、筒部71と底部72の境界部内周に配置された段部73を一体に有する。また、本実施形態では、底部72の上端面に、摺動性に富む樹脂材料で円盤状に形成したスラストプレート74を載置し、スラストプレート74の上端面でハウジング7の内底面7bを構成している。ハウジング7としては、樹脂材料で有底筒状に形成されたものを使用しても良く、この場合には、スラストプレート74は基本的に省略される。
軸部材2は、ステンレス鋼等の金属材料で形成され、その下端面2bは凸球面に形成されている。軸部材2の上端には、羽根を有するロータ3(図1参照)が固定される。
軸受部材8は、多孔質体、ここでは銅および鉄を主成分とする焼結金属の多孔質体で円筒状に形成され、その内部気孔にはハウジング7の内部空間に充填された潤滑油と同種の潤滑油が含浸している。軸受部材8としては、多孔質樹脂等、焼結金属以外の多孔質体で形成されたものを使用しても良いし、非多孔質の金属材料や樹脂材料で形成されたものを使用しても良い。
軸受部材8の内周面8aには、対向する軸部材2の外周面2aとの間にラジアル軸受部R1,R2のラジアル軸受隙間を形成する円筒状のラジアル軸受面が上下二箇所に離間して設けられる。図3に示すように、各ラジアル軸受面には、ラジアル軸受隙間内の潤滑油に動圧作用を発生させるための動圧発生部(ラジアル動圧発生部)A1,A2がそれぞれ形成される。図示例のラジアル動圧発生部A1,A2は、それぞれ、互いに反対方向に傾斜した複数の上側動圧溝Aa1および下側動圧溝Aa2と、両動圧溝Aa1,Aa2を区画する凸状の丘部とを有し、丘部は全体としてヘリングボーン形状を呈する。すなわち、丘部は、周方向で隣り合う動圧溝間に設けられた傾斜丘部Abと、上下の動圧溝Aa1,Aa2間に設けられ、傾斜丘部Abと略同径の環状丘部Acとからなる。
上側のラジアル動圧発生部A1においては、上側動圧溝Aa1の軸方向寸法X1が下側動圧溝Aa2の軸方向寸法X2よりも大きく設定され(X1>X2)、下側のラジアル動圧発生部A2においては、上側動圧溝Aa1および下側動圧溝Aa2の軸方向寸法が、上側のラジアル動圧発生部A1を構成する下側動圧溝Aa2の軸方向寸法X2と同一に設定されている。そのため、軸部材2と軸受部材8の相対回転時、軸部材2の外周面2aと軸受部材8の内周面8aの間の径方向隙間(ラジアル軸受隙間)に介在する潤滑油は下側に押し込まれる。
図2~図4に示すように、軸受部材8の上端面8cには、外径端部が軸受部材8の上端外周チャンファに開口すると共に内径端部が軸受部材8の上端内周チャンファに開口した径方向溝8c1が形成されている。本実施形態では、周方向に離間した三箇所に径方向溝8c1が等配されている。また、軸受部材8の下端面8bには、その径方向略中央部に配置された環状溝8b1と、内径端部が環状溝8b1に開口すると共に外径端部が軸受部材8の下端外周チャンファに開口した径方向溝8b2とが形成されている。詳細な図示は省略しているが、本実施形態では、径方向溝8c1と同様に、周方向に離間した三箇所に径方向溝8b2を等配している。
軸受部材8の外周面8dには、上端部が軸受部材8の上端外周チャンファに開口すると共に、下端部が軸受部材8の下端外周チャンファに開口した軸方向溝8d1が周方向に離間した複数箇所(図示例では三箇所)に形成されている。なお、軸方向溝8d1は、上記の径方向溝8b2(8c1)とは周方向で異なる位置に配置されており、本実施形態では、隣り合う2つの径方向溝8b2(8c1)の中間位置に軸方向溝8d1を配置している。
以上の構成を有する軸受部材8は、その下端面8bをハウジング7の段部73の上端面に当接させた状態でハウジング7の内周に隙間接着によって固定されている。そのため、軸受部材8の外径寸法(外周面8dの直径寸法)は、ハウジング7の内径寸法(内周面7aの直径寸法)よりも小さく設定されている。係る態様でハウジング7の内周に軸受部材8が固定されていることにより、軸受部材8の下端面8bは、底側空間10を介してハウジング7の内底面7bと対向する。軸受部材8の下端面8bに形成された環状溝8b1は、その内径側の一部領域が底側空間10に開口している。
ハウジング7と軸受部材8の固定手順については後段で詳述するが、簡単に説明すると、軸受部材8は、筒部71の内周にすきまばめ(JIS B 0401-1参照)された後、互いに対向する軸受部材8の外周面8dとハウジング7の内周面7aとの間に形成される径方向隙間(接着隙間)11に介在する接着剤13(図5参照)を固化させることにより、ハウジング7の筒部71内周に固定される。従って、軸受部材8は、上記接着剤13が固化してなる接着剤層12を介して筒部71の内周に固定されている(以上、図2中の拡大図を参照)。なお、接着剤13としては、例えば、熱硬化型接着剤や嫌気性接着剤を使用することができる。
シール部材9は、金属材料又は樹脂材料で円環状に形成され、その下端面9bを軸受部材8の上端面8cに当接させた状態でハウジング7の内周面7aに適宜の手段で固定されている。シール部材9の内周面9aは、下方に向けて漸次縮径したテーパ面状に形成されており、対向する軸部材2の外周面2aとの間に、下方に向けて隙間幅が漸次縮小したくさび状のシール隙間Sを形成する。シール隙間Sは、ハウジング7の内部空間に充填された潤滑油の温度変化に伴う容積変化量を吸収するバッファ機能を有し、想定される温度変化の範囲内で潤滑油の油面を常にシール隙間Sの軸方向範囲内に保持する。
以上の構成を有する流体動圧軸受装置1において、軸部材2と軸受部材8が相対回転する(本実施形態では軸部材2が回転する)と、軸受部材8の内周面8aの上下2箇所に離間して設けられたラジアル軸受面と、これに対向する軸部材2の外周面2aとの間にラジアル軸受隙間が形成される。そして、軸部材2の回転に伴い、両ラジアル軸受隙間に形成される油膜の圧力がラジアル動圧発生部A1,A2の動圧作用によって高められる。これにより、軸部材2をラジアル方向に非接触支持するラジアル軸受部R1,R2が上下に離間した二箇所に形成される。また、これと同時に、ハウジング7の内底面7bで軸部材2をスラスト方向に接触支持するスラスト軸受部Tが形成される。
軸部材2の回転時には、上側のラジアル動圧発生部A1を構成する上側動圧溝Aa1と下側動圧溝Aa2との軸方向寸法差により、軸部材2の外周面2aと軸受部材8の内周面8aとの間の径方向隙間(特にラジアル軸受部R1のラジアル軸受隙間)に介在する潤滑油は下方に押し込まれ、底側空間10→軸受部材8の下端面8bに設けた環状溝8b1および径方向溝8b2で形成される流体通路→軸受部材8の下端外周チャンファ(およびハウジング7の段部73の外径端に設けた環状溝)で形成される環状空間→軸受部材8の外周面8dに設けた軸方向溝8d1で形成される流体通路→軸受部材8の上端外周チャンファで形成される環状空間→軸受部材8の上端面8cに設けた径方向溝8c1で形成される流体通路という一連の循環経路を循環して、ラジアル軸受部R1のラジアル軸受隙間に再び引き込まれる。これにより、ハウジング7の内部空間を満たす潤滑油の圧力バランスが保たれるため、局部的な負圧の発生に伴う気泡の生成、気泡の生成に起因する潤滑油の外部漏洩や振動の発生等の問題発生を回避することができる。
以上で説明した流体動圧軸受装置1は、例えば、ハウジング7に軸受部材8およびシール部材9を組み付けてから軸受部材8の内周に軸部材2を挿入し、その後、ハウジング7の内部空間に軸受部材8の内部気孔も含めて潤滑油を充填する、といった手順を踏むことで完成する。本発明は、ハウジング7と軸受部材8の組み付け方法(ハウジング7と軸受部材8を組み付けてなるアセンブリの作製方法)に主たる特長があることから、以下、図5~図9を参照しながら、上記アセンブリの作製工程について詳細に説明する。
図5~図7に、アセンブリの作製工程で使用される組立装置20の一例を示す。なお、図5は、同組立装置20の型締め前の状態における部分縦断面図、図6は、図5のX-X線矢視断面図、図7は、組立装置20の型締め状態における部分縦断面図である。図5~図7に示す組立装置20は、軸受部材8の内周面8aを支持する支持ピン24を有する第1金型21と、第1金型21の下方に配置され、ハウジング7を保持する第2金型22と、第1金型21の外径側に配置された第3金型23とを備える。本実施形態では、第2金型22および第3金型23が図示外の定盤に固定されて静止側を構成し、第1金型21が図示外のプレス装置の昇降部材に装着されて可動側を構成する。
第1金型21は、外径寸法が相対的に小さい小径部25と、外径寸法が相対的に大きい大径部26とを有し、支持ピン24は、小径部25の下方側に突設されるようにして小径部25と一体的に設けられている。第1金型21は、その中心軸に沿って上下方向に延びた孔部27を有し、孔部27の下端は支持ピン24の下端面に開口している。図示は省略しているが、孔部27の上端部には、吸気装置から延びた吸気管が接続される。
支持ピン24は、断面非真円形状に形成されており、本実施形態では、図6に示すように断面三角形状(正三角形状)に形成されている。そのため、支持ピン24の外周に軸受部材8を嵌合すると、軸受部材8の内周面8aの周方向に離間した三箇所が接触(線接触)支持される。すなわち、支持ピン24は、外周面の周方向に離間した三箇所に軸受部材8の内周面8aを接触(線接触)支持するための支持部24aを有し、各支持部24aを結んで形成される円軌道の直径寸法は、軸受部材8の内周面8aの直径寸法よりも僅かに(例えば、5μm未満)大径に形成されている。なお、支持ピン24の外周に軸受部材8を嵌合するのに伴って、軸受部材8の内周面8aにキズ等の欠陥が生じるのを可及的に防止するため、各支持部24a(軸受部材8の内周面8aとの接触部)は、0.1mm程度のアール形状に形成されている(図6中の拡大図参照)。
第2金型22は、ハウジング7の円筒状の外周面7cを拘束(軽圧入)可能な円筒状の内周面22aと、ハウジング7の外底面7dを下方側から接触支持可能な内底面22bとを有し、その上端面22cを第3金型23の小径筒部23aの下端面に当接させた状態で第1金型21および第3金型23と同軸に配置されている。第2金型22の内底面22bと上端面22cとの間の離間距離は、第2金型22で保持されるハウジング7の軸方向寸法よりも小さく設定されている。そのため、図5に示すように、第2金型22でハウジング7を保持したとき、ハウジング7の筒部71の上端面7eは、第2金型22の上端面22cよりも上方に位置する。以上の構成を有する第2金型22のうち、ハウジング7の外周面7cを拘束する拘束面となる内周面22aの寸法精度は、ハウジング7に対する軸受部材8の組み付け精度(ハウジング7の外周面7cと軸受部材8の内周面8aとの間の同軸度)を大きく左右する。そのため、内周面22aの寸法精度は、ハウジング7の外周面7cと軸受部材8の内周面8aとの間に求められる同軸度(例えば、3μm以下)を満足できるように、高精度に仕上げられている。
第3金型23は、内径寸法が相対的に小さい小径筒部23aと、内径寸法が相対的に大きく、内周に第2金型22が嵌合された大径筒部23bとを一体に有する。小径筒部23aの内周面23a1は、第1金型21が昇降移動する際に、第1金型21の大径部26の外周面26aを案内する案内面として機能するため、その寸法精度が第1金型21の動作精度、ひいてはハウジング7に対する軸受部材8の組み付け精度を左右する。このため、小径筒部23aの内周面23a1の寸法精度は、ハウジング7の外周面7cと軸受部材8の内周面8aとの間に求められる同軸度を満足できるように、高精度に仕上げられている。
以上の構成を有する組立装置20において、図5に示すように、第1金型21の支持ピン24の外周に軸受部材8を嵌合して軸受部材8を支持すると共に、第2金型22の内周にハウジング7を嵌合して第2金型22の内周面22aでハウジング7の外周面7cを拘束する。金型21,22への嵌合前、あるいは金型21,22への嵌合後、接着隙間11(図1参照)を形成するハウジング7の内周面7aおよび軸受部材8の外周面8dの少なくとも一方に、ハウジング7と軸受部材8を接着固定するための接着剤13を塗布する。本実施形態では、ハウジング7の内周面7aの軸方向所定箇所に、接着剤13を全周に亘って塗布している。
軸受部材8は、第1金型21の下降移動に伴う両金型21,22の型締めが完了するまで、その上端面8cとこれに対向する第1金型21の小径部25の下端面25aとの非接触状態が維持されるようにして、支持ピン24の外周に嵌合される。ここでは、軸受部材8の下端面8bと小径部25の下端面25aとの離間距離が、ハウジング7の筒部71の上端面7eと段部73の上端面との離間距離に等しくなるようにして、支持ピン24の外周に軸受部材8が嵌合される。
図6を参照して説明したように、本実施形態の支持ピン24は断面正三角形状に形成されていることから、支持ピン24の外周に嵌合された軸受部材8は、内周面8aの周方向に離間した三箇所が線接触支持される。係る態様で軸受部材8が支持されている関係上、支持ピン24の外周面のうち、軸受部材8を線接触支持した支持部24aを除く領域(支持部24a同士を接続する接続面24b)と軸受部材8の内周面8aとの間には、図6に示すように、軸受部材8の下端面8bで形成される空間(底側空間10:図2参照)と軸受部材8の上端面8cで形成される空間(開口側空間)との間で空気を行き来可能とする通気路30が形成される。
以上のようにして、軸受部材8およびハウジング7を組立装置20にセットした後、両金型21,22を相対的に接近移動させ(第1金型21を下降移動させ)、型締めを行う。詳細な図示は省略しているが、第1金型21がある程度下降移動すると、軸受部材8の外周面8dがハウジング7の内周面7aに塗布された接着剤13に接触し、以後、第1金型21が下降移動するのに伴って、ハウジング7の内周面7aと軸受部材8の外周面8dとの間の接着隙間11(図1参照)に接着剤13が充填されていく。そして、図7に示すように、軸受部材8の下端面8bがハウジング7の段部73上端面に当接した時点で第1金型21の下降移動を停止させる。上述したように、軸受部材8は、その下端面8bと第1金型21の小径部25の下端面25aとの離間距離が、ハウジング7の筒部71の上端面7eと段部73の上端面との離間距離に等しくなるように支持ピン24の外周に軸受部材8が嵌合されている。そのため、軸受部材8の下端面8bがハウジング7の段部73上端面に当接すると、ハウジング7の筒部71の上端面7eは、第1金型21の小径部25の下端面25aに当接する。これにより、ハウジング7は、第1金型21と第2金型22とで軸方向に挟持された状態となる。
第1金型21の下降移動が停止した後、接着隙間11に充填された接着剤13を固化させて接着剤層12(図2参照)を形成する。これにより、ハウジング7に対する軸受部材8の軸方向の位置決めが適切になされた状態で、ハウジング7の内周に軸受部材8が隙間接着で固定されたアセンブリが得られる。このアセンブリは、組立装置20から取り出された後、後工程(例えば、シール部材9の組み付け工程)に移送される。
以上で説明したように、本実施形態では、相対的に接近および離反移動可能に同軸配置された第1金型21および第2金型22のうち、第1金型21に設けた支持ピン24で軸受部材8の内周面8aが接触支持されると共に、第2金型22でハウジング7の外周面7cが拘束された状態でハウジング7の内周に軸受部材8が隙間接着される。このようにすれば、ハウジング7の内周面7aおよび/または軸受部材8の外周面8dの寸法精度にばらつきがあった場合でも、軸受部材8の内周面8aとハウジング7の外周面7cとの間に所望の同軸度(例えば、3μm程度)が確保されたアセンブリを安定的に得ることができる。
また、図6を参照して説明したように、第1金型21の支持ピン24で軸受部材8の内周面8aを接触支持したときには、支持ピン24の外周面のうち、軸受部材8を線接触支持した支持部24aを除く領域(支持部24a同士を接続する接続面24b)と軸受部材8の内周面8aとの間に、軸受部材8の下端面8bで形成される空間と、軸受部材8の上端面8cで形成される空間との間で空気を行き来可能とする通気路30が形成され、この通気路30は、第1金型21の下降移動(両金型21,22の型締め)が完了するまでの間、すなわち、ハウジング7内周への軸受部材8の挿入が完了するまでの間、継続して存在する。このようにすれば、第1金型21の下降移動に伴って軸受部材8の下端面8b(および支持ピン24の下端面)とハウジング7の内底面7bとの間に形成される底側空間10と、軸受部材8の上端面8cで形成される開口側空間とが、上記通気路30を介して連通可能な状態に維持されるので、ハウジング7内周への軸受部材8の挿入に伴うハウジング7の内部圧力上昇が可及的に防止される。
そのため、接着隙間11を形成するハウジング7の内周面7aおよび軸受部材8の外周面8dの少なくとも一方(本実施形態ではハウジング7の内周面7a)に接着剤13を塗布した状態でハウジング7の内周に軸受部材8を挿入した場合でも、ハウジング7の内圧上昇に伴って接着剤13がハウジング7の開口側に押し出され、その結果、接着隙間11に介在させるべき接着剤13の量が不足するといった問題発生を回避することができる。これにより、ハウジング7の内周面7aと軸受部材8の外周面8dとの間に形成される接着隙間11に所定量の接着剤13を適切に介在させることが可能となるので、ハウジング7と軸受部材8との間に所望の固定力が確保されたアセンブリを安定的に得ることができる。
また、本実施形態では、第1金型21と第2金型22の型締め完了時、両金型21,22でハウジング7が軸方向に挟持され、その状態で接着隙間11に充填された接着剤13が固化される。この場合、ハウジング7の筒部71の上端面7eを拘束する拘束面となる第1金型21の小径筒部25の下端面25aと、ハウジング7の外底面7dを拘束する拘束面となる第2金型22の内底面22bとの間の平行度や、第1金型21に対する第2金型22の内底面22bの直角度を所定値に管理しておけば、ハウジング7の内底面7bと軸受部材8の内周面8aとの間の直角度が高精度に管理されたアセンブリを得ることができる。
なお、本実施形態では、ハウジング7の内周面7aの全周に亘って接着剤13を塗布したことから、何らの対策も講じなければ、接着剤13は、接着隙間11のうち、軸受部材8の外周面8dに設けられた軸方向溝8d1の形成領域にも充填される。この状態のまま接着剤13を固化させると、軸部材2の回転中にハウジング7内部で潤滑油を流動循環させることが難しくなる。そのため、本実施形態では、第1金型21の下降移動中、あるいは第1金型21の下降移動完了後、第1金型21の孔部27に接続された吸気装置を駆動し、接着隙間11のうち軸方向溝8d1の形成領域に充填された接着剤13を孔部27を介して吸引してから、接着剤13を固化させる。これにより、上記の問題発生が可及的に防止される。
以上のことから、本発明によれば、ハウジング7と軸受部材8の間に所望の固定力(接着強度)や固定精度が確保されたアセンブリを安定的に量産することができる。従って、このアセンブリを構成部品とする上記の流体動圧軸受装置1は、所望の軸受性能を長期間に亘って安定的に発揮し得る信頼性に富むものとなる。
以上、本発明の一実施形態に係る流体動圧軸受装置1の製造方法(ハウジング7の内周に軸受部材8を隙間接着してなるアセンブリの作製方法)について説明したが、アセンブリの作製方法には、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を施すことができる。
例えば、以上で説明した実施形態では、軸受部材8の内周面8aを支持するための支持ピン24として、内周面8aの周方向に離間した3箇所を線接触支持可能なものを使用したが、支持ピン24としては、図8(a)に示すように、内周面8aの周方向に離間した4箇所を線接触支持可能なものや、図8(b)に示すように、内周面8aの周方向に離間した5箇所を線接触支持可能なものを使用することもできる。本発明による作用効果は、軸受部材8の内周面8aの周方向に離間した2箇所を線接触支持可能な支持ピン24を使用した場合でも同様に享受できるが、軸受部材8の支持精度が、内周面8aの3箇所以上を線接触支持可能な支持ピン24を用いる場合に比べて不利となる。そのため、軸受部材8の内周面8aは、周方向に離間した三箇所以上を接触支持するのが好ましい。
また、以上で説明した実施形態では、軸受部材8の内周面8aの周方向に離間した複数箇所を線接触支持可能な支持ピン24を使用するようにしたが、支持ピン24としては、軸受部材8の内周面8aの周方向に離間した複数箇所を面接触支持可能なものを使用しても良い。図9はその一例であり、外周面の周方向に離間した三箇所に、軸受部材8の内周面8aを面接触支持可能な支持部(支持面)24aが設けられた支持ピン24で軸受部材8を支持した場合の横断面図である。
また、以上で説明した実施形態では、第1金型21が相対的に上側に配置されると共に第2金型22が相対的に下側に配置され、第1金型21が可動側を構成する組立装置20を使用したが、これとは逆に、第1金型21が相対的に下側に配置されると共に第2金型22が相対的に上側に配置され、第2金型21が可動側を構成する組立装置20を用いる場合や、第1金型21および第2金型22の双方が昇降移動する組立装置20を用いる場合にも本発明は同様に適用し得る。
また、以上で説明した実施形態では、接着隙間11を形成するハウジング7の内周面7aおよび軸受部材8の外周面8dの少なくとも一方に予め接着剤13を塗布してから、第1金型21と第2金型22とを相対的に接近移動(第1金型21を下降移動)させることによって接着隙間11に接着剤13を充填するようにしたが、接着剤13は、ハウジング7の内周に軸受部材8をすきまばめした後、両者間に形成された接着隙間11のハウジング7開口側の端部に供給するようにしても良い。このような手順を踏む場合には、ハウジング7の内周に軸受部材8が挿入されるのに伴って、ハウジング7の内周面7aおよび軸受部材8の外周面8dの少なくとも一方に予め塗布した接着剤13がハウジング7の開口側に押し出される、といった上記の問題は生じないが、軸受部材8の挿入に伴うハウジング7の内圧上昇が可及的に防止されるので、接着隙間11を介して軸受外部に排出される圧縮空気による接着剤13の供給不良を可及的に防止することができる、という利点がある。
上記の手順を踏んだ場合、接着隙間11のうち、所望の周方向領域(例えば、軸受スリーブ8の外周面8dに設けた軸方向溝8d1の形成領域を避けた周方向領域)に接着剤13を精度良く充填することができる、という利点がある。但し、この場合には、接着剤13を上記態様で供給した後、第1金型21の孔部27に接続された吸気装置を駆動し、接着隙間11のハウジング7開口側の端部に供給された接着剤13をハウジング7の底部側に引き込むようにするのが好ましい。これにより、所定の軸方向寸法を有する接着剤層12(図2参照)を形成することが、ひいては、ハウジング7と軸受部材8との間に所望の固定力が確保されたアセンブリを得ることができる。
要するに、本発明を採用すれば、ハウジング7の内周に軸受部材8をすきまばめする前に接着隙間11を形成する対向二面7a,8dの少なくとも一方に接着剤13を塗布する場合、あるいは、ハウジング7の内周に軸受部材8をすきまばめした後、接着隙間11に接着剤13を供給する場合の何れであっても、接着隙間11に所定量の接着剤13を介在させることが容易となる。
また、図1~図4を参照して説明した流体動圧軸受装置1は、本発明に係る製造方法を適用して製造される流体動圧軸受装置の一例に過ぎず、有底筒状のハウジング7の内周に軸受部材8が隙間接着で固定されたアセンブリを備える流体動圧軸受装置であれば、その製造工程で本発明を好ましく適用することができる。
1 流体動圧軸受装置
2 軸部材
3 下端面
7 ハウジング
7a 内周面
8 軸受部材
8d 外周面
10 底側空間
11 接着隙間
12 接着剤層
13 接着剤
20 組立装置
21 第1金型
22 第2金型
24 支持ピン
24a 支持部
24b 接続面
30 通気路
71 筒部
72 底部

Claims (3)

  1. 軸方向の一端が開口すると共に軸方向の他端が閉塞された有底筒状のハウジングの内周に、内周面でラジアル軸受隙間を形成する軸受部材を隙間接着で固定するに際し、
    相対的に接近および離反移動可能に同軸配置された第1および第2金型のうち、第1金型に設けた支持ピンで軸受部材の内周面に周方向に離間した複数箇所を接触支持すると共に、第2金型でハウジングの外周面を拘束し、
    その後、第1金型と第2金型の相対的な接近移動が完了するまでの間、第1金型と第2金型の相対的な接近移動に伴って軸受部材の他端面とハウジングの内底面との間に形成される底側空間と、軸受部材の一端面が面する開口側空間とを、支持ピンの外周面のうち軸受部材の支持部を除く領域で形成される通気路を介して連通可能な状態に維持することを特徴とする流体動圧軸受装置の製造方法。
  2. 軸受部材の内周面の周方向に離間した三箇所以上を支持ピンで接触支持する請求項1に記載の流体動圧軸受装置の製造方法。
  3. 第1金型と第2金型の相対的な接近移動の完了時、第1金型と第2金型とでハウジングを軸方向に挟持する請求項1又は2に記載の流体動圧軸受装置の製造方法。
JP2020163269A 2020-09-29 2020-09-29 流体動圧軸受装置の製造方法 Pending JP2022055700A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020163269A JP2022055700A (ja) 2020-09-29 2020-09-29 流体動圧軸受装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020163269A JP2022055700A (ja) 2020-09-29 2020-09-29 流体動圧軸受装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022055700A true JP2022055700A (ja) 2022-04-08

Family

ID=80998624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020163269A Pending JP2022055700A (ja) 2020-09-29 2020-09-29 流体動圧軸受装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022055700A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101439924B1 (ko) 유체 동압 베어링 장치 및 그 조립 방법
KR102020251B1 (ko) 유체 동압 베어링 장치 및 이것을 구비하는 모터
JP6189589B2 (ja) 流体動圧軸受装置及びこれを備えるモータ
US8578610B2 (en) Method for manufacturing fluid dynamic bearing device
CN107620768B (zh) 流体动压轴承装置及具备该流体动压轴承装置的电动机
JP6297309B2 (ja) 流体動圧軸受装置及びその製造方法
JP2022055700A (ja) 流体動圧軸受装置の製造方法
JP2009228873A (ja) 流体軸受装置
JP3686665B2 (ja) 動圧型軸受ユニット及びその製造方法
JP4579218B2 (ja) 動圧型軸受ユニットの製造方法
WO2019139007A1 (ja) 流体動圧軸受装置及びこれを備えたモータ
WO2019159787A1 (ja) 流体動圧軸受装置及びこれを備えたモータ
JP6981900B2 (ja) 流体動圧軸受装置およびこれを備えるモータ
JP5231095B2 (ja) 流体軸受装置
JP5122205B2 (ja) 流体軸受装置の組立方法
WO2018012186A1 (ja) 流体動圧軸受装置及びこれを備えるモータ
JP5284172B2 (ja) 流体軸受装置およびその製造方法
JP2009156452A (ja) 流体軸受装置
WO2019065719A1 (ja) 流体動圧軸受装置およびこれを備えるモータ
JP2012047302A (ja) 軸受部材及びその製造方法
JP4675880B2 (ja) 流体動圧軸受装置の製造方法
JP2011247281A (ja) 軸受部材及びこれを用いた流体動圧軸受装置
JP2007278325A (ja) 流体軸受装置
JP2007113778A (ja) 流体軸受装置およびこれを備えたモータ
JP2018031475A (ja) 流体動圧軸受装置及びこれを備えるモータ