JP2022054422A - 処理剤供給装置並びに食器洗浄機 - Google Patents

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Shinya Furukawa
直人 高木
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Abstract

【課題】被供給部2に水を供給する主流通路42と処理剤の貯蔵タンク40に連なる副流通路43との合流部に切替手段44を配設し、主流通路の下流側部分42bに、容積式のポンプ451と上流側逆止弁452と下流側逆止弁453とから成る吸い出しユニット45を介設し、更に、切替手段44及び吸い出しユニット45に並列のバイパス路46を設けた処理剤供給装置において、吸い出し運転時に主流通路の下流側部分42bに吸い出された所定量の処理剤の一部が送り出し運転時に主流通路に残ってしまうことを防止できるようにする。【解決手段】バイパス路46に絞り手段461を介設し、送り出し運転時に主流通路42とバイパス路46とを介して被供給部2に供給される予め定められた規定の水量のうち主流通路42を介して被供給部2に供給される水量の割合が、所定量の処理剤を全て送り出すのに必要な値以上になるようにする。【選択図】図2

Description

本発明は、洗剤等の処理剤の貯蔵タンクから吸い出した所定量の処理剤を水と共に被供給部に供給可能な処理剤供給装置並びにこの処理剤供給装置を具備する食器洗浄機に関する。
従来、この種の処理剤供給装置として、被供給部に水を供給する、上流端に給水弁が設けられた主流通路と、貯蔵タンクに貯蔵された処理剤を主流通路に導入する副流通路とを備え、副流通路に、容積式のポンプと、ポンプに吸い込まれる流れのみを許容する上流側の第1逆止弁と、ポンプから押し出される流れのみを許容する下流側の第2逆止弁とで構成される吸い出しユニットを介設し、給水弁を開弁させると共にポンプを駆動することで、貯蔵タンクから所定量の処理剤を吸い出して主流通路に送り出し、この処理剤を主流通路を介して水と共に被供給部に供給するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。然し、このものでは、ポンプ内や逆止弁内の処理剤を水で洗い流すことができないため、ポンプ内や逆止弁内に付着残留した処理剤が固まって、吸い出しユニットの動作不良を生ずることがある。
そこで、従来、主流通路と副流通路との合流部に切替手段を配設し、切替手段の下流側の主流通路の部分に吸い出しユニットを介設すると共に、切替手段の上流側の主流通路の部分と吸い出しユニットの下流側の主流通路の部分とを接続するバイパス路を設けた第1のタイプの処理剤供給装置や、主流通路と副流通路との合流部に配設した切替手段の上流側の主流通路の部分と切替手段の下流側の主流通路の部分とを接続するように設けられたバイパス路に吸い出しユニットを介設した第2のタイプの処理剤供給装置が考えられている。
ここで、第1のタイプの処理剤供給装置では、切替手段を、切替手段の上流側の主流通路の部分と下流側の主流通路の部分との連通を遮断すると共に副流通路と切替手段の下流側の主流通路の部分とを連通する第1の状態と、切替手段の上流側の主流通路の部分と下流側の主流通路の部分とを連通すると共に副流通路と切替手段の下流側の主流通路の部分との連通を遮断する第2の状態とに切替え可能とする。そして、処理剤供給装置の制御手段は、給水弁を閉弁させると共に切替手段を第1の状態に切替えた状態でポンプを駆動して、貯蔵タンクから切替手段の下流側の主流通路の部分に向けて所定量の処理剤を吸い出す吸い出し運転と、給水弁を開弁させると共に切替手段を第2の状態に切替えて、吸い出し運転で吸い出された所定量の処理剤を主流通路を介して水と共に被供給部に送り出す送り出し運転とを実行するように構成される。このものでは、送り出し運転時に、ポンプ内や逆止弁内の処理剤が主流通路を通る水で洗い流されるため、ポンプ内や逆止弁内に付着残留する処理剤による吸い出しユニットの動作不良を防止できる。
また、第2のタイプの処理剤供給装置では、切替手段を、切替手段の上流側の主流通路の部分と下流側の主流通路の部分との連通を遮断すると共に副流通路と切替手段の上流側の主流通路の部分とを連通する第1の状態と、切替手段の上流側の主流通路の部分と下流側の主流通路の部分とを連通すると共に副流通路と切替手段の上流側の主流通路の部分との連通を遮断する第2の状態とに切替え可能とする。そして、処理剤供給装置の制御手段は、給水弁を閉弁させると共に切替手段を第1の状態に切替えた状態でポンプを駆動して、貯蔵タンクから切替手段の上流側の主流通路の部分に向けて所定量の処理剤を吸い出す吸い出し運転と、給水弁を開弁させると共に切替手段を第2の状態に切替えて、吸い出し運転で吸い出された所定量の処理剤を主流通路を介して水と共に被供給部に送り出す送り出し運転とを実行するように構成される。このものでは、切替手段の上流側の主流通路の部分の容積を上記所定量以上にすることで、吸い出し運転時に吸い出しユニットまで処理剤が到達しなくなる。そのため、ポンプ内や逆止弁内に処理剤が入らず、ポンプ内や逆止弁内に付着残留する処理剤による吸い出しユニットの動作不良を未然に防止できる。尚、吸い出し運転時に吸い出しユニットまで処理剤が到達しても、送り出し運転時にポンプ内や逆止弁内の処理剤がバイパス路を通る水で洗い流されるため、吸い出しユニットの動作不良を防止できる。
然し、上記第1と第2の何れのタイプの処理剤供給装置においても、送り出し運転時に、バイパス路に水が流れやすくなり、送り出し運転時に主流通路とバイパス路とを介して供給される水量が予め定められた規定の水量に到達しても、主流通路に流れる水量が不足して、吸い出し運転時に吸い出された所定量の処理剤の一部が主流通路に残ってしまうことがある。
特開2020-74823号公報
本発明は、以上の点に鑑み、上記第1や第2のタイプの処理剤供給装置であって、吸い出し運転時に吸い出された所定量の処理剤の一部が送り出し運転時に主流通路に残ってしまうことを防止できるようにしたものを提供することを第1の課題とし、また、この処理剤供給装置を具備する食器洗浄機を提供することを第2の課題としている。
上記第1の課題を解決するために、本願の第1発明は、上記第1や第2のタイプの処理剤供給装置において、バイパス路に、バイパス路に流れる水の流量を絞る絞り手段を介設して、送り出し運転時に主流通路とバイパス路とを介して被供給部に供給される予め定められた規定の水量のうち主流通路を介して被供給部に供給される水量の割合が、所定量の処理剤を全て送り出すのに必要な値以上になるようにすることを特徴とする。
また、上記第1の課題を解決するために、本願の第2発明は、上記第1のタイプの処理剤供給装置において、バイパス路と、切替手段の上流側の主流通路の部分とバイパス路との分岐部と、吸い出しユニットの下流側の主流通路の部分とバイパス路との合流部との何れかに、バイパス路への通水を可能とする開通状態と、バイパス路への通水を不能とする遮断状態とに切替え自在な第2の切替手段が設けられ、制御手段は、被供給部に水のみを供給する運転時は、第2の切替手段を開通状態に切替えるが、少なくとも送り出し運転時は、第2の切替手段を遮断状態に切替えることを特徴とする。
また、上記第2の課題を解決するために、本願の第3発明は、食器類を収納する洗浄槽を備える食器洗浄機であって、処理剤たる洗剤の貯蔵タンクから吸い出した所定量の洗剤を水と共に被供給部たる洗浄槽に供給可能な処理剤供給装置を備えるものにおいて、処理剤供給装置が上記第1または第2発明の処理剤供給装置で構成されることを特徴とする。
第1発明によれば、バイパス路に介設した絞り手段により、主流通路に流れる水の流量が増加し、送り出し運転で主流通路とバイパス路とを介して規定の水量の水を被供給部に供給する際に、吸い出し運転時に主流通路に吸い出された所定量の処理剤を全て主流通路から送り出すことができる。また、第2発明によれば、送り出し運転時に、第2の切替手段が遮断状態に切替えられて、バイパス路に水が流れなくなるため、被供給部に供給される規定量の水が主流通路のみに流れることになり、吸い出し運転時に主流通路に吸い出された所定量の処理剤を全て主流通路から送り出すことができる。従って、吸い出し運転時に吸い出された所定量の処理剤の一部が送り出し運転時に主流通路に残ってしまうことを防止できる。
本発明の実施形態の処理剤供給装置を具備する食器洗浄機の模式的切断側面図。 本発明の第1実施形態の処理剤供給装置の回路図。 本発明の第2実施形態の処理剤供給装置の回路図。 本発明の第3実施形態の処理剤供給装置の回路図。
図1に示す食器洗浄機は、外装ケース1と、外装ケース1内に前方に出し入れ自在に設けられた、食器類Wを収納する洗浄槽2とを備えており、この洗浄槽2内に給水路3と後記詳述する処理剤供給装置4とを介して水が供給される。洗浄槽2内には、食器類Wを載置する食器カゴ21と、食器カゴ21に向けて洗浄水を噴射する洗浄ノズル22と、ヒータ23とが設けられている。給水路3には、止水栓31が介設されると共に、止水栓31の下流側の給水路3の部分に水抜き栓32が接続されている。
洗浄槽2の底部には、水溜り部24が凹設されている。そして、水溜り部24に連通する洗浄・排水ポンプ5が設けられ、更に、水溜り部24に連通して洗浄槽2内の水位を検知する水位検知装置6が設けられている。洗浄・排水ポンプ5を正転させると、洗浄水が洗浄ノズル22を介して洗浄槽2内に循環され、洗浄・排水ポンプ5を逆転させると、洗浄槽2内の洗浄水が排水路7を介して排水される。排水路7には、逆流防止のための逆U字状の立上り部71と、エア抜き部72と、排水トラップ部73と、逆止弁74とが設けられている。
外装ケース1内には、洗浄槽2内に乾燥用の空気を送風する乾燥ファン8が設けられている。また、洗浄槽2の前面の中空の前扉部25内には、処理剤供給装置4と、洗浄・排水ポンプ5、ヒータ23及び乾燥ファン8を制御すると共に処理剤供給装置4の制御手段に兼用されるコントローラ9とが設けられ、更に、前扉部25の上端には、電源スイッチや運転スイッチ等の各種スイッチが配置された操作部26が設けられている。
操作部26の運転スイッチをオンすると、先ず、処理剤供給装置4により処理剤たる洗剤が水と共に被供給部たる洗浄槽2に供給され、洗浄槽2内の水位が所定水位になってこれが水位検知装置6で検知されたときに洗剤及び水の供給が停止される。次に、ヒータ23に通電すると共に洗浄・排水ポンプ5を正転させて、洗浄水(洗剤が混合した水)を加熱しつつ洗浄ノズル22から噴射させ、所定時間の洗浄運転を行う。洗浄運転完了後は、洗浄・排水ポンプ5を逆転させて洗浄槽2内の洗浄水を排水し、次に、洗浄槽2に所定水位になるまで処理剤供給装置4を介して水を供給した後、洗浄・排水ポンプ5を正転させて洗浄ノズル22から水を噴射させ、所定時間のすすぎ運転を行う。すすぎ運転完了後は、洗浄・排水ポンプ5を逆転させて洗浄槽2内の水を排水し、次に、ヒータ23に通電すると共に乾燥ファン8を駆動させて、所定時間の乾燥運転を行う。
以下、図2を参照して、処理剤供給装置4について説明する。処理剤供給装置4は、洗剤の貯蔵タンク40から吸い出した所定量の洗剤を水と共に洗浄槽2に供給可能である。処理剤供給装置4は、洗浄槽2に水を供給する、上流端に給水弁41が設けられた主流通路42を備えており、給水弁41に給水路3の下流端が接続されている。処理剤供給装置4は、更に、貯蔵タンク40に貯蔵された洗剤を主流通路42に導入する副流通路43と、主流通路42と副流通路43との合流部に配設された切替手段たる切替弁44と、洗剤の吸い出しユニット45とを備えている。
吸い出しユニット45は、モータ451aによりクランク機構451bを介して往復動作するピストンやプランジャやダイヤフラムなどから成る動作部材451cを有する容積式のポンプ451と、ポンプ451に吸い込まれる流れのみを許容する上流側の第1逆止弁452と、ポンプ451から押し出される流れのみを許容する下流側の第2逆止弁453とで構成されている。そして、切替弁44の下流側の主流通路42の部分42bに吸い出しユニット45を介設している。また、切替弁44の上流側の主流通路42の部分42aと吸い出しユニット45の下流側の主流通路42の部分とを接続するバイパス路46と、何らかの原因で給水路3側が負圧になったときに洗浄槽2内の空気を主流通路42の上流部に吸い込む負圧時吸気路47とが設けられている。尚、負圧時吸気路47は、非常に細い管で構成されていて、管路抵抗がかなり高く、水は殆ど流れない。また、負圧時吸気路47を非常に細い管で構成せずに、例えば、主流通路42からの分岐部に、バキュームブレーカや減圧式逆流防止器等の逆流防止装置を配設するなどの逆流防止対策を施してもよい。
切替弁44は、切替弁44の上流側の主流通路42の部分42aと下流側の主流通路42の部分42bとの連通を遮断すると共に副流通路43と切替弁44の下流側の主流通路42の部分42bとを連通する第1の状態と、切替弁44の上流側の主流通路42の部分42aと下流側の主流通路42の部分42bとを連通すると共に副流通路43と切替弁44の下流側の主流通路42の部分42bとの連通を遮断する第2の状態とに切替え可能である。そして、切替弁44は、常時は第2の状態に存し、通電時に第1の状態に切替えられる。
処理剤供給装置4の制御手段たるコントローラ9は、上述した洗浄運転の前に、給水弁41を閉弁させると共に切替弁44を第1の状態に切替えた状態でポンプ451を駆動して、貯蔵タンク40から切替弁44の下流側の主流通路42の部分42bに向けて所定量の洗剤を吸い出す吸い出し運転と、給水弁41を開弁させると共に切替弁44を第2の状態に切替えて、吸い出し運転で吸い出された所定量の洗剤を主流通路42を介して水と共に洗浄槽2に送り出す送り出し運転とを実行する。
この送り出し運転は、洗浄槽2に供給された水量が予め定められた規定の水量の到達し、洗浄槽2内の水位が上記所定水位になってこれを水位検知装置6が検知したときに終了する。ここで、主流通路42は、切替弁44が介設されている関係で管路抵抗が高くなるため、送り出し運転時に、バイパス路46に水が流れやすくなる。その結果、主流通路42とバイパス路46とを介して洗浄槽2に供給される合計水量が上記規定の水量に到達しても、主流通路42に流れる水量が不足して、吸い出し運転時に吸い出された所定量の洗剤の一部が主流通路42に残ってしまう虞がある。そこで、バイパス路46に、バイパス路46に流れる水の流量を絞る絞り手段たるオリフィス461を介設している。そして、送り出し運転時に主流通路42とバイパス路46とを介して洗浄槽2に供給される上記規定の水量のうち主流通路42を介して洗浄槽2に供給される水量の割合が、所定量の洗剤を全て送り出すのに必要な値以上になるようにしている。
次に、図3に示す本発明の第2実施形態の処理剤供給装置4について説明する。図2に示す上記第1実施形態の処理剤供給装置4と同様の部材、部位に上記と同一の符号を付している。第2実施形態の処理剤供給装置4の第1実施形態のものとの相違点は、吸い出しユニット45が、切替弁44の上流側の主流通路42の部分42aと切替弁44の下流側の主流通路42の部分42bとを接続するように設けられたバイパス路46に介設されることと、切替弁44が、切替弁44の上流側の主流通路42の部分42aと下流側の主流通路42の部分42bとの連通を遮断すると共に副流通路43と切替弁44の上流側の主流通路42の部分42aとを連通する第1の状態と、切替弁44の上流側の主流通路42の部分42aと下流側の主流通路42の部分42bとを連通すると共に副流通路43と切替弁44の上流側の主流通路42の部分42aとの連通を遮断する第2の状態とに切替え可能であることである。
第2実施形態のものでは、給水弁41を閉弁させると共に切替弁44を第1の状態に切替えた状態でポンプ451を駆動して、貯蔵タンク40から切替弁44の上流側の主流通路42の部分42aに向けて所定量の洗剤を吸い出す吸い出し運転と、給水弁41を開弁させると共に切替弁44を第2の状態に切替えて、吸い出し運転で吸い出された所定量の洗剤を主流通路42を介して水と共に洗浄槽2に送り出す送り出し運転とを実行するようにしている。
尚、切替弁44の上流側の主流通路42の部分42aには、吸い出し運転で吸い出された洗剤を貯留する貯留部421が設けられている。そして、吸い出し運転時に、吸い出しユニット45にまで洗剤が到達しないようにしている。但し、貯留部421を設ける代わりに切替弁44の上流側の主流通路42の部分42aの長さを長くし、吸い出しユニット45にまで洗剤が到達しないようにすることも可能である。
また、吸い出しユニット45の下流側のバイパス路46の部分に絞り手段たるオリフィス461を介設している。そして、送り出し運転時に主流通路42とバイパス路46とを介して洗浄槽2に供給される規定の水量のうち主流通路42を介して洗浄槽2に供給される水量の割合が、吸い出し運転時に吸い出された所定量の洗剤を全て送り出すのに必要な値以上になるようにしている。
次に、図4に示す本発明の第3実施形態の処理剤供給装置4について説明する。図2に示す上記第1実施形態の処理剤供給装置4と同様の部材、部位に上記と同一の符号を付している。第4実施形態の処理剤供給装置4の第1実施形態のものとの相違点は、バイパス路46に、第1実施形態のオリフィス461に代えて、バイパス路46への通水を可能とする開通状態と、バイパス路46への通水を不能とする遮断状態とに切替え自在な第2の切替手段たる開閉弁48を介設したことである。開閉弁48は、常時は開通状態に存し、通電時に遮断状態に切替えられる。
処理剤供給装置4の制御手段たるコントローラ9(図1参照)は、洗浄槽2に水のみを供給するすすぎ運転時は、開閉弁48を開通状態に切替えて、洗浄槽2にバイパス路46を介しても水を供給する。そのため、洗浄槽2に規定量の水が供給されるまでに要する時間を短くすることができる。一方、送り出し運転時は、開閉弁48を遮断状態に切替える。これによれば、バイパス路46に水が流れなくなるため、洗浄槽2に供給される規定量の水が主流通路42のみに流れることになり、吸い出し運転時に主流通路42に吸い出された所定量の処理剤を全て主流通路42から送り出すことができる。従って、吸い出し運転時に吸い出された所定量の処理剤の一部が送り出し運転時に主流通路42に残ってしまうことを防止できる。尚、すすぎ運転時も含めて送り出し運転時以外は、開閉弁48を開通状態に保持するようにしてもよく、また、すすぎ運転時以外は、開閉弁48を遮断状態に保持するようにしてもよい。
ところで、第3実施形態では、バイパス路46に、第2の切替手段たる開閉弁48を設けているが、切替弁44の上流側の主流通路42の部分42aとバイパス路46との分岐部、または、吸い出しユニット45の下流側の主流通路42の部分とバイパス路46との合流部に、第2の切替手段たる三方弁を設けてもよい。この三方弁は、主流通路42の三方弁より上流側部分と下流側部分とを常時連通すると共に、バイパス路46を主流通路42に連通する状態とこの連通を遮断する状態とに切替え自在をなるように構成される。そして、バイパス路46を主流通路42に連通する状態にすることで、バイパス路46への通水を可能とする開通状態になり、この連通を遮断する状態にすることで、バイパス路46への通水を不能とする遮断状態になる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、上記実施形態の食器洗浄機は、乾燥ファン8を備える乾燥機能付きの食器洗浄機であるが、乾燥機能の無い食器洗浄機であってもよい。また、上記実施形態の処理剤供給装置4は、食器洗浄機の被供給部たる洗浄槽2に処理剤たる洗剤を供給するものであるが、処理剤たるリンスを供給するものであってもよい。また、他の用途、例えば、洗濯機の被供給部たる洗濯槽に処理剤たる洗剤や柔軟剤を供給する処理剤供給装置にも同様に本発明を適用できる。
2…洗浄槽(被供給部)、4…処理剤供給装置、40…貯蔵タンク、41…給水弁、42…主流通路、42a…切替手段の上流側の主流通路の部分、42b…切替手段の下流側の主流通路の部分、43…副流通路、44…切替弁(切替手段)、45…吸い出しユニット、451…ポンプ、452…第1逆止弁、453…第2逆止弁、46…バイパス路、461…オリフィス(絞り手段)、48…開閉弁(第2の切替手段)、9…コントローラ(制御手段)。

Claims (4)

  1. 処理剤の貯蔵タンクから吸い出した所定量の処理剤を水と共に被供給部に供給可能な処理剤供給装置であって、
    被供給部に水を供給する、上流端に給水弁が設けられた主流通路と、貯蔵タンクに貯蔵された処理剤を主流通路に導入する副流通路と、主流通路と副流通路との合流部に配設された切替手段と、処理剤の吸い出しユニットと、制御手段とを備え、
    吸い出しユニットは、容積式のポンプと、ポンプに吸い込まれる流れのみを許容する上流側の第1逆止弁と、ポンプから押し出される流れのみを許容する下流側の第2逆止弁とで構成されて、切替手段の下流側の主流通路の部分に吸い出しユニットが介設されると共に、切替手段の上流側の主流通路の部分と吸い出しユニットの下流側の主流通路の部分とを接続するバイパス路が設けられ、
    切替手段は、切替手段の上流側の主流通路の部分と下流側の主流通路の部分との連通を遮断すると共に副流通路と切替手段の下流側の主流通路の部分とを連通する第1の状態と、切替手段の上流側の主流通路の部分と下流側の主流通路の部分とを連通すると共に副流通路と切替手段の下流側の主流通路の部分との連通を遮断する第2の状態とに切替え可能であり、
    制御手段は、給水弁を閉弁させると共に切替手段を第1の状態に切替えた状態でポンプを駆動して、貯蔵タンクから切替手段の下流側の主流通路の部分に向けて所定量の処理剤を吸い出す吸い出し運転と、給水弁を開弁させると共に切替手段を第2の状態に切替えて、吸い出し運転で吸い出された所定量の処理剤を主流通路を介して水と共に被供給部に送り出す送り出し運転とを実行するように構成されるものにおいて、
    バイパス路に、バイパス路に流れる水の流量を絞る絞り手段を介設して、送り出し運転時に主流通路とバイパス路とを介して被供給部に供給される予め定められた規定の水量のうち主流通路を介して被供給部に供給される水量の割合が、所定量の処理剤を全て送り出すのに必要な値以上になるようにすることを特徴とする処理剤供給装置。
  2. 処理剤の貯蔵タンクから吸い出した所定量の処理剤を水と共に被供給部に供給可能な処理剤供給装置であって、
    被供給部に水を供給する、上流端に給水弁が設けられた主流通路と、貯蔵タンクに貯蔵された処理剤を主流通路に導入する副流通路と、主流通路と副流通路との合流部に配設された切替手段と、処理剤の吸い出しユニットと、制御手段とを備え、
    吸い出しユニットは、容積式のポンプと、ポンプに吸い込まれる流れのみを許容する上流側の第1逆止弁と、ポンプから押し出される流れのみを許容する下流側の第2逆止弁とで構成されて、切替手段の上流側の主流通路の部分と切替手段の下流側の主流通路の部分とを接続するように設けられたバイパス路に吸い出しユニットが介設され、
    切替手段は、切替手段の上流側の主流通路の部分と下流側の主流通路の部分との連通を遮断すると共に副流通路と切替手段の上流側の主流通路の部分とを連通する第1の状態と、切替手段の上流側の主流通路の部分と下流側の主流通路の部分とを連通すると共に副流通路と切替手段の上流側の主流通路の部分との連通を遮断する第2の状態とに切替え可能であり、
    制御手段は、給水弁を閉弁させると共に切替手段を第1の状態に切替えた状態でポンプを駆動して、貯蔵タンクから切替手段の上流側の主流通路の部分に向けて所定量の処理剤を吸い出す吸い出し運転と、給水弁を開弁させると共に切替手段を第2の状態に切替えて、吸い出し運転で吸い出された所定量の処理剤を主流通路を介して水と共に被供給部に送り出す送り出し運転とを実行するように構成されるものにおいて、
    吸い出しユニットの下流側のバイパス路の部分に、バイパス路に流れる水の流量を絞る絞り手段を介設して、送り出し運転時に主流通路とバイパス路とを介して被供給部に供給される予め定められた規定の水量のうち主流通路を介して被供給部に供給される水量の割合が、所定量の処理剤を全て送り出すのに必要な値以上になるようにすることを特徴とする処理剤供給装置。
  3. 処理剤の貯蔵タンクから吸い出した所定量の処理剤を水と共に被供給部に供給可能な処理剤供給装置であって、
    被供給部に水を供給する、上流端に給水弁が設けられた主流通路と、貯蔵タンクに貯蔵された処理剤を主流通路に導入する副流通路と、主流通路と副流通路との合流部に配設された切替手段と、処理剤の吸い出しユニットと、制御手段とを備え、
    吸い出しユニットは、容積式のポンプと、ポンプに吸い込まれる流れのみを許容する上流側の第1逆止弁と、ポンプから押し出される流れのみを許容する下流側の第2逆止弁とで構成されて、切替手段の下流側の主流通路の部分に吸い出しユニットが介設されると共に、切替手段の上流側の主流通路の部分と吸い出しユニットの下流側の主流通路の部分とを接続するバイパス路が設けられ、
    切替手段は、切替手段の上流側の主流通路の部分と下流側の主流通路の部分との連通を遮断すると共に副流通路と切替手段の下流側の主流通路の部分とを連通する第1の状態と、切替手段の上流側の主流通路の部分と下流側の主流通路の部分とを連通すると共に副流通路と切替手段の下流側の主流通路の部分との連通を遮断する第2の状態とに切替え可能であり、
    制御手段は、給水弁を閉弁させると共に切替手段を第1の状態に切替えた状態でポンプを駆動して、貯蔵タンクから切替手段の下流側の主流通路の部分に向けて所定量の処理剤を吸い出す吸い出し運転と、給水弁を開弁させると共に切替手段を第2の状態に切替えて、吸い出し運転で吸い出された所定量の処理剤を主流通路を介して水と共に被供給部に送り出す送り出し運転とを実行するように構成されるものにおいて、
    バイパス路と、切替手段の上流側の主流通路の部分とバイパス路との分岐部と、吸い出しユニットの下流側の主流通路の部分とバイパス路との合流部との何れかに、バイパス路への通水を可能とする開通状態と、バイパス路への通水を不能とする遮断状態とに切替え自在な第2の切替手段が設けられ、
    制御手段は、被供給部に水のみを供給する運転時は、第2の切替手段を開通状態に切替えるが、少なくとも送り出し運転時は、第2の切替手段を遮断状態に切替えることを特徴とする処理剤供給装置。
  4. 食器類を収納する洗浄槽を備える食器洗浄機であって、処理剤たる洗剤の貯蔵タンクから吸い出した所定量の洗剤を水と共に被供給部たる洗浄槽に供給可能な処理剤供給装置を備えるものにおいて、処理剤供給装置が請求項1~3の何れか1項記載の処理剤供給装置で構成されることを特徴とする食器洗浄機。
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