JP2022053120A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】正規挿入されていない端子金具を良好に正規挿入位置へ押圧する。【解決手段】コネクタ10は、ハウジング11と、端子金具12と、リテーナ13と、を備える。ハウジング11のリテーナ装着孔21の前面21Aに開口する凹部22は、ハウジング11の側面(例えば下面)からキャビティ20にかけて延びる。リテーナ13は、リテーナ装着孔21内に配置されるリテーナ本体40と、リテーナ本体40の前面40Aから突出する凸部41と、を有する。凸部41は、リテーナ13が装着位置(例えば本係止位置)に向かう途中の状態で凹部22内に配置され、凹部22内において、キャビティ20に向けて後方に傾斜するように配置される押圧面50を有している。【選択図】図5

Description

本開示は、コネクタに関する。
特許文献1~3には、ハウジングおよびリテーナを備えるコネクタが開示されている。ハウジングには、後方から端子金具が挿入される。リテーナは、端子金具の挿入方向と直交する方向からハウジングに装着され、端子金具の後方への抜けを防止する。特に、特許文献1~2のリテーナの前部には、ハウジングに装着されるときに、半挿入の端子金具(ハウジングに正規挿入されていない状態で停止した端子金具)を前方へ押圧する傾斜面が形成されている。このため、端子金具は、半挿入であったとしても、リテーナから前方へ押圧されて正規挿入位置に配置される。
特開平8-287993号公報 特開平9-82396号公報 特開2002-15808号公報
しかし、特許文献1~2のコネクタでは、互いに対向するリテーナの前面とハウジングにおけるリテーナの装着孔の前面との間に隙間が生じることがある。この場合、リテーナの傾斜面が半挿入の端子金具を前方へ押圧することができず、端子金具が半挿入のままリテーナがハウジングに装着されるおそれがある。
そこで、本開示は、正規挿入されていない端子金具を良好に正規挿入位置へ押圧することが可能なコネクタの提供を目的とする。
本開示のコネクタは、ハウジングと、前記ハウジングに収容される端子金具と、前記ハウジングに装着されるリテーナと、を備え、前記ハウジングは、前後方向に延びて後方に開放されるキャビティと、前記キャビティと交差して連通し、前記ハウジングの側面に開口するリテーナ装着孔と、前記リテーナ装着孔の前面に開口し、前記側面から前記キャビティにかけて延びる凹部と、を有し、前記端子金具は、前記キャビティ内に配置され、前記リテーナは、前記ハウジングに対する装着位置において前記キャビティ内に配置された前記端子金具の後方への変位を規制するものであり、前記リテーナ装着孔内に配置されるリテーナ本体と、前記リテーナ本体の前面から突出する凸部と、を有し、前記凸部は、前記リテーナが前記装着位置に向かう途中の状態で前記凹部内に配置され、前記凹部内において、前記キャビティに向けて後方に傾斜するように配置される押圧面を有しているコネクタである。
本開示によれば、正規挿入されていない端子金具を良好に正規挿入位置へ押圧することができる。
図1は、実施形態1のハウジングを下方から見た斜視図である。 図2は、実施形態1のハウジングを、キャビティを含む部位で切断した状態の斜視図である。 図3は、実施形態1のリテーナの斜視図である。 図4は、実施形態1のリテーナの平面図である。 図5は、実施形態1のコネクタにおいて、端子金具が半挿入の状態で、且つリテーナが装着位置に向かう途中の状態を示す側断面図である。 図6は、実施形態1のコネクタにおいて、リテーナが装着位置に配置され、且つ端子金具が正規挿入位置に配置された状態を示す側断面図である。 図7は、実施形態2のハウジングを、キャビティを含む部位で切断した状態の斜視図である。 図8は、図7に示す領域Zの拡大図である。 図9は、実施形態2のリテーナの斜視図である。 図10は、実施形態2のリテーナの平面図である。 図11は、実施形態2のコネクタにおいて、端子金具が半挿入の状態で、且つリテーナが装着位置に向かう途中の状態を示す側断面図である。 図12は、実施形態2のコネクタにおいて、リテーナが装着位置に配置され、且つ端子金具が正規挿入位置に配置された状態を示す側断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)ハウジングと、前記ハウジングに収容される端子金具と、前記ハウジングに装着されるリテーナと、を備え、前記ハウジングは、前後方向に延びて後方に開放されるキャビティと、前記キャビティと交差して連通し、前記ハウジングの側面に開口するリテーナ装着孔と、前記リテーナ装着孔の前面に開口し、前記側面から前記キャビティにかけて延びる凹部と、を有し、前記端子金具は、前記キャビティ内に配置され、前記リテーナは、前記ハウジングに対する装着位置において前記キャビティ内に配置された前記端子金具の後方への変位を規制するものであり、前記リテーナ装着孔内に配置されるリテーナ本体と、前記リテーナ本体の前面から突出する凸部と、を有し、前記凸部は、前記リテーナが前記装着位置に向かう途中の状態で前記凹部内に配置され、前記凹部内において、前記キャビティに向けて後方に傾斜するように配置される押圧面を有している。
この構成によれば、リテーナが装着位置に向けて変位する過程で、凸部の押圧面が半挿入の端子金具を前方に押圧することができる。リテーナが装着位置に到達すると、端子金具はキャビティに正規挿入される位置に至ることができる。特に、この構成によれば、凸部の突出分だけ押圧面を前後方向に大きく形成することができ、半挿入の端子金具を押圧できる範囲を大きくすることができる。このため、半挿入の端子を良好に正規挿入位置に至らすことができる。
(2)前記凹部および前記凸部は、互いに前記前後方向の変位を規制する形態をなすことが好ましい。
この構成によれば、リテーナ本体の前面がリテーナ装着孔の前面から離れることが規制されるため、リテーナ本体の前面とリテーナ装着孔の前面との間に隙間が生じにくくなる。その結果、半挿入の端子金具をより確実に正規挿入位置へ押圧することができる。
(3)前記ハウジングは、係止部を有し、前記端子金具は、前記係止部の前面に対向して係止されるランスを有し、前記凹部は、前記係止部の後面に形成されていることが好ましい。
この構成によれば、係止部によって端子金具の後方への抜けを防止することができる。但し、係止部にランスを係止させる構成においては、端子金具が後方へ引っ張られた際に、ランスによって係止部が切断されるおそれがある。このため、係止部の前後方向の長さを、ランスによって切断されない程度の長さに設定する必要がある。ゆえに、リテーナは、係止部の後方に配置される場合、端子金具をより前方側で押圧するためにより前方側へ配置しようとしても限界がある。その点、この構成によれば、上記凹部が係止部の後面に形成されているため、係止部の前後方向の長さを適切に設定しつつ、押圧面を係止部の後端よりも前方に配置することができる。
(4)前記端子金具は、前記ハウジングに複数収容され、前記凹部および前記凸部の各々は、前記端子金具の各々に対応して設けられていることが好ましい。
この構成によれば、リテーナがハウジングに対して幅方向に位置ずれすることを効果的に抑えつつ、半挿入となっている端子金具を各凸部の押圧面によって個別に押圧することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<実施形態1>
実施形態1は、図示しない相手側コネクタに嵌合するコネクタ10を例示する。コネクタ10は、図5および図6に示すように、ハウジング11と、端子金具12と、リテーナ13と、を備える。リテーナ13がハウジング11に装着されることで、ハウジング11内に収容された端子金具12が抜け止めされる。
なお、以下の説明では、コネクタ10における相手側コネクタが嵌合される側を前方側とし、その反対側を後方側とする。また、ハウジング11に対し、リテーナ13が装着される側を下方側とし、その反対側を上方側とする。また、コネクタ10を前方側から見た左右方向を左右方向とする。
ハウジング11は、合成樹脂製であり、図1および図2に示すように、複数(本実施形態では4つ)のキャビティ20を有する。キャビティ20は、前後方向に延びてハウジング11の後方に開放されている。複数のキャビティ20は、左右方向に一列に並んで配置される。各キャビティ20には、後方から端子金具12が挿入される。
ハウジング11は、リテーナ装着孔21および凹部22を有する。リテーナ装着孔21は、キャビティ20の前後方向中央部に連通し、下方に延びて、ハウジング11の一側面である下面11Aに開口している。凹部22は、リテーナ装着孔21の上端から下端にかけて延び、リテーナ装着孔21の前面21Aに開口して形成されている。凹部22は、後方および上下方向に開放されている。凹部22は、アリ溝状をなし、凹部22の奥面23側から開口側に向けて左右方向の内側寸法が小さくなるように形成されている。具体的には、凹部22の左右両側の側面24が後方に向けて左右方向内方に傾斜している。
左右で隣接するキャビティ20間を仕切る隔壁26は、リテーナ装着孔21と連通する空間に端面26Aを臨ませる。端面26Aは、リテーナ装着孔21の前面21Aと上下方向に段差なく連続する。
ハウジング11は、仮ロック受部25Aおよび本ロック受部25Bを有する。仮ロック受部25Aおよび本ロック受部25Bは、それぞれ左右両側に突出している。仮ロック受部25Aおよび本ロック受部25Bは、凹部22よりも後方に配置される。仮ロック受部25Aは、本ロック受部25Bよりも下方に配置される。
ハウジング11は、図2に示すように、キャビティ20の下面に設けられた係止部27を有する。キャビティ20の下面における係止部27の前側の部位は凹んでいる。図5に示すように、係止部27の前面28は、上下方向に沿って配置されており、端子金具12の後方への変位を規制する。係止部27の後面29は後方に向けて下方に傾斜している。係止部27の後面29の下端は、リテーナ装着孔21の前面21Aの上端に連続している。係止部27の後面29には、上述した凹部22が形成されている。
図2に示すように、ハウジング11の上面11Bには、図示しない相手側コネクタを嵌合状態に保持するロックアーム11Cが設けられている。
端子金具12は、雌端子金具であり、金属板を折り曲げ加工等して形成される。端子金具12は、図5および図6に示すように、図示しない相手側端子金具と接続される本体部30と、本体部30よりも後方に配置されるワイヤバレル31およびインシュレーションバレル32と、を有する。本体部30は、筒状、詳細には角筒状をなしており、ハウジング11内において前後方向に沿って配置される。ワイヤバレル31は、電線90の被覆を除去して露出した導体部分に圧着される。インシュレーションバレル32は、電線90の被覆部分に圧着される。
端子金具12は、ハウジング11の係止部27に係止されるランス33を有する。ランス33の前端は、本体部30の下部に連なる。ランス33は、本体部30との連結部分を固定端、ランス33の後端側を自由端として撓み変形する。ランス33は、自然状態において、後方に向けて下方に傾斜している。
端子金具12は、ハウジング11の後方からキャビティ20内に挿入される。端子金具12のランス33は、端子金具12がキャビティ20に挿入される過程で、係止部27から押圧されて自由端側が上方に撓み、係止部27の上面に乗り上がる。ランス33が係止部27の上面に乗り上がっているときの端子金具12の状態を半挿入の状態とし、端子金具12の位置を半挿入位置とする。さらに、挿入が進むと、ランス33は、係止部27を乗り越え、弾性復帰力によって自然状態に戻る。このときの端子金具12の状態を正規挿入の状態とし、端子金具12の位置を正規挿入位置とする。正規挿入位置では、ランス33が、係止部27の前面28と前後方向に対向する。よって、端子金具12は、ランス33が係止部27の前面28に当接することによって、後方への変位が規制される。
リテーナ13は、合成樹脂製であり、図3および図4に示すように、リテーナ本体40と、リテーナ本体40の前面40Aから突出する凸部41と、を有する。リテーナ本体40は、底壁部42と、底壁部42の左右両側から立ち上がる側壁部43と、左右両側の側壁部43の後部上端から左右方向内方に突出するロック片44と、を有する。左右両側の側壁部43は、下部を固定端、上端側を自由端として左右方向に撓み変形する。ロック片44は、リテーナ13がリテーナ装着孔21内に挿入されるときに、側壁部43が撓み変形することでハウジング11の仮ロック受部25Aにロックされる。ロック片44が仮ロック受部25Aにロックされた状態のリテーナ13の位置を仮係止位置とする。仮係止位置では、ハウジング11に対する端子金具12の挿入が許容されている。さらに、リテーナ13の仮係止位置への挿入が進むと、ロック片44は、本ロック受部25Bにロックされる。ロック片44が本ロック受部25Bにロックされた状態のリテーナ13の位置を本係止位置(装着位置の一例に相当)とする。なお、本係止位置は、「装着位置」の一例に相当し、以下では、「装着位置」ともいう。本係止位置では、リテーナ13によって端子金具12の後方への抜けが防止される。これにより、リテーナ13がハウジング11に本係止された状態となる。すなわち、本実施形態1では、リテーナ13がハウジング11に本係止された状態が、リテーナ13がハウジング11に装着された状態である。
リテーナ本体40は、底壁部42の前端から立ち上がる前壁部45と、前壁部45から後方に突出する後方突出部46と、を有する。前壁部45および後方突出部46の上面は、全体として後部が前部よりも低くなるように段差状に形成されている。段差部分は、後方に向けて下方に傾斜している。前壁部45と左右両側の側壁部43との間には、前後方向および上方に開放されたスリット47が形成されている。
凸部41は、前壁部45の前面から前方に突出し、上下方向に延びている。前壁部45の前面は、リテーナ本体40の前面40Aの一部である。凸部41は、各キャビティ20と対応する位置毎に設けられる。凸部41の上端は、前壁部45の上端よりも下方に配置される。凸部41の下端は、前壁部45の下端よりも上方に配置される。凸部41は、リテーナ13がハウジング11に装着される過程で、ハウジング11の凹部22に下方から嵌め込まれる。
凸部41は、前方に向けて左右方向の幅寸法が大きくなるように形成されている。具体的には、凸部41はアリ状をなし、凸部41の左右両側の側面48が前方に向けて左右方向外方に傾斜している。凸部41の前端の左右方向の幅寸法は、凹部22の奥面23の左右方向の幅寸法よりも小さく、且つ凹部22の後端の開口における左右方向の幅寸法よりも大きい。このため、凸部41が凹部22内に嵌め込まれた状態において、凸部41および凹部22は互いに前後方向への変位を規制する。
凸部41は、半挿入の端子金具12を前方に押圧する押圧面50と、正規挿入された端子金具12の後方への変位を規制する規制面51と、を有する。押圧面50は、凸部41の上部に曲面状に形成されており、上方に向けて後方に傾斜している。規制面51は、押圧面50の下端に連なり、上下方向および左右方向に沿って延びている。
次に、コネクタ10の作用および効果について説明する。リテーナ13は、凸部41が凹部22に嵌まるように、リテーナ装着孔21の下方から挿入される。リテーナ13は、凸部41が凹部22に嵌め込まれた状態で、ハウジング11に対して上方に変位する。凸部41が凹部22に嵌め込まれて互いに前後方向および左右方向の変位が規制された状態は、リテーナ13がハウジング11に装着されるまで、すなわち、本係止位置に到達するまで維持される。このため、リテーナ13がハウジング11に本係止されるまで、前後方向において、リテーナ13の前壁部45の前面と、リテーナ装着孔21の前面21Aとの間に隙間が生じにくい。
リテーナ13の挿入が進むと、ロック片44が仮ロック受部25Aにロックされる。このとき、凸部41の全体は、凹部22内に嵌め込まれた状態を維持する。ロック片44が仮ロック受部25Aにロックされた後、キャビティ20に端子金具12が挿入される。リテーナ13は、キャビティ20に端子金具12が正規挿入された後に、さらに本係止位置への挿入が進められる。しかし、リテーナ13のさらなる挿入を進めるとき、つまりリテーナ13をハウジング11に本係止させるとき、図5に示すように、端子金具12が半挿入のままの場合がある。これに対し、図5に示すように、リテーナ13の押圧面50は、リテーナ13が装着位置に向かう途中の状態では、凹部22内にてキャビティ20に向けて後方に傾斜するように配置される。このため、端子金具12が半挿入のままであっても、リテーナ13の挿入を進める過程で、端子金具12を前方に押圧することができる。これにより、端子金具12を、図6に示すように、正規挿入位置に配置させることができる。
特に、リテーナ13は、凸部41が凹部22に嵌め込まれた状態のまま、本係止位置まで変位する。このため、リテーナ13の前壁部45の前面と、リテーナ装着孔21の前面21Aとの間に隙間が生じにくい状態を維持したまま、リテーナ13に端子金具12を前方に押圧させることができる。その結果、リテーナ13がより確実に端子金具12を前方に押圧することができ、より確実に端子金具12を正規挿入位置に配置させることができる。
リテーナ13が本係止位置に配置された状態では、前方を向いた規制面51がキャビティ20内に配置され、端子金具12の本体部30の後端に対向して係止可能に配置される。これにより、正規挿入された端子金具12の後方への変位が規制面51によって規制される。
さらに、正規挿入された端子金具12のランス33は、ハウジング11の係止部27の前方に配置され、係止部27の前面28と前後方向に対向して配置される。これによりランス33が係止部27の前面28に係止され、端子金具12の後方への変位が規制される。但し、係止部27にランス33が係止される構成においては、端子金具12が後方へ引っ張られた際に、ランス33によって係止部27が切断されるおそれがある。このため、係止部27の前後方向の長さを、ランス33によって切断されない程度の長さに設定する必要がある。ゆえに、リテーナ13は、係止部27の後方に配置される場合、端子金具12をより前方側で押圧するためにより前方側へ配置しようとしても限界がある。これに対し、本実施形態1では、係止部27の後面29に、凹部22を形成している。このため、係止部27の前後方向の長さを適切に設定しつつ、押圧面50を係止部27の後端よりも前方に配置することができる。
さらに、凹部22および凸部41の各々は、端子金具12の各々に対応して設けられている。このため、リテーナ13がハウジング11に対して左右方向に位置ずれすることを効果的に抑えつつ、半挿入となっている端子金具12を各凸部41の押圧面50によって個別に押圧することができる。
<実施形態2>
実施形態2は、コネクタ210を例示する。以下の説明では、主に実施形態1のコネクタ10と相違する点について説明し、共通する点については説明を省略する。また、実施形態1と共通する構成については同一の符号を用いる。
コネクタ210は、図11および図12に示すように、ハウジング211と、端子金具12と、リテーナ213と、を備える。ハウジング211は、図7および図8に示すように、リテーナ装着孔21の前面21Aに開口する凹部222を有する。凹部222の左右方向の内側寸法は、前後方向に一定である。凹部222は、後方および下方に開放されている。凹部222の上側の内側面には、上方に向けて後方に傾斜した誘導面260が形成されている。
ハウジング211は、係止部227を有する。係止部227の後面229には、後面229を凹ませた形状の係止凹部261が形成されている。係止凹部261は、後方および上方に開放されており、平面視において左右方向中央部が前方に張り出した弧状をなしている。係止凹部261と凹部222との間には、後方に張り出した張出部262が形成されている。つまり、張出部262の下面は、誘導面260となっている。
リテーナ213は、図9および図10に示すように、リテーナ本体40と、リテーナ本体40の前面40Aから突出する凸部241と、を有する。凸部241は、平面視においてハウジング211の係止凹部261に対応した形状、詳細には左右方向中央部が前方に張り出した弧状をなしている。凸部241は、押圧面50および規制面51を有する。
次に、コネクタ210の作用および効果を説明する。
ハウジング211のキャビティ20に端子金具12が半挿入の状態で、且つリテーナ213が装着位置に向かう途中の状態(例えば仮係止状態)では、図11に示す状態となる。図11に示す状態では、リテーナ213の凸部241は、ハウジング211の凹部222内に嵌まり込んでいるが、凹部222に対する後方への変位は規制されていない。この状態から、リテーナ213の挿入が進むと、凸部241は、凹部222の誘導面260に誘導されて後方に押圧され、張出部262の後面に乗り上げる。さらにリテーナ213の挿入が進み、凸部241が、張出部262を乗り越えると、弾性復帰力によって、前方へ変位する。このとき、凸部241の押圧面50が、端子金具12を前方に押圧する。これにより、図12に示すように、半挿入の端子金具12が正規挿入される。また、凸部241は、係止凹部261内に入り込み、張出部262の上面によって下方への変位が規制される。よって、凸部241が係止凹部261内に位置決め状態に保持される。その結果、規制面51が端子金具12の本体部30の後端に係止可能に対向する状態が良好に維持される。
[本開示の他の実施形態]
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えるべきである。
(1)上記実施形態1および実施形態2のコネクタ10,210では、仮ロック受部25Aを有する構成としたが、仮ロック受部25Aを有しない構成としてもよい。
(2)上記実施形態2のコネクタ210において、張出部262を省略してもよい。
10…コネクタ
11…ハウジング
11A…ハウジングの下面(ハウジングの側面)
11B…ハウジングの上面
11C…ロックアーム
12…端子金具
13…リテーナ
20…キャビティ
21…リテーナ装着孔
21A…リテーナ装着孔の前面
22…凹部
23…凹部の奥面
24…凹部の側面
25A…仮ロック受部
25B…本ロック受部
26…隔壁
26A…隔壁の端面
27…係止部
28…係止部の前面
29…係止部の後面
30…本体部
31…ワイヤバレル
32…インシュレーションバレル
33…ランス
40…リテーナ本体
40A…リテーナ本体の前面
41…凸部
42…底壁部
43…側壁部
44…ロック片
45…前壁部
46…後方突出部
47…スリット
48…凸部の側面
50…押圧面
51…規制面
90…電線
210…コネクタ
211…ハウジング
213…リテーナ
222…凹部
227…係止部
229…係止部の後面
241…凸部
260…誘導面
261…係止凹部
262…張出部

Claims (4)

  1. ハウジングと、前記ハウジングに収容される端子金具と、前記ハウジングに装着されるリテーナと、を備え、
    前記ハウジングは、前後方向に延びて後方に開放されるキャビティと、前記キャビティと交差して連通し、前記ハウジングの側面に開口するリテーナ装着孔と、前記リテーナ装着孔の前面に開口し、前記側面から前記キャビティにかけて延びる凹部と、を有し、
    前記端子金具は、前記キャビティ内に配置され、
    前記リテーナは、前記ハウジングに対する装着位置において前記キャビティ内に配置された前記端子金具の後方への変位を規制するものであり、前記リテーナ装着孔内に配置されるリテーナ本体と、前記リテーナ本体の前面から突出する凸部と、を有し、
    前記凸部は、前記リテーナが前記装着位置に向かう途中の状態で前記凹部内に配置され、前記凹部内において、前記キャビティに向けて後方に傾斜するように配置される押圧面を有している
    、コネクタ。
  2. 前記凹部および前記凸部は、互いに前記前後方向の変位を規制する形態をなす請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記ハウジングは、係止部を有し、
    前記端子金具は、前記係止部の前面に対向して係止されるランスを有し、
    前記凹部は、前記係止部の後面に形成されている請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記端子金具は、前記ハウジングに複数収容され、
    前記凹部および前記凸部の各々は、前記端子金具の各々に対応して設けられている請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載のコネクタ。
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