JP2022049112A - 抗酸化性霧発生装置及び霧発生方法 - Google Patents

抗酸化性霧発生装置及び霧発生方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2022049112A
JP2022049112A JP2020155153A JP2020155153A JP2022049112A JP 2022049112 A JP2022049112 A JP 2022049112A JP 2020155153 A JP2020155153 A JP 2020155153A JP 2020155153 A JP2020155153 A JP 2020155153A JP 2022049112 A JP2022049112 A JP 2022049112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
hydrogen
substance
mist
antioxidant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020155153A
Other languages
English (en)
Inventor
紫 川人
Murasaki Kawahito
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sakura Science Beauty Inc
Original Assignee
Sakura Science Beauty Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sakura Science Beauty Inc filed Critical Sakura Science Beauty Inc
Priority to JP2020155153A priority Critical patent/JP2022049112A/ja
Publication of JP2022049112A publication Critical patent/JP2022049112A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)

Abstract

【課題】成分組成も含めて新規な霧を発生させ、それを放出する抗酸化性霧発生装置、及び、該抗酸化性霧発生装置を用いた特定の霧発生方法を提供すること。【解決手段】装置内で水素水HWを生成させ、該生成した水素水HWを霧化して、発生した霧HMを外部に放出するようになっている抗酸化性霧発生装置1であって、該霧HMには、香りを有する物質が溶解又は分散されるようになっていることを特徴とする抗酸化性霧発生装置1、及び、該抗酸化性霧発生装置1を用いる霧発生方法であって、前記水素水HWに、香りを有する物質を溶解又は分散させておくことを特徴とする霧発生方法によって課題を解決した。【選択図】図3

Description

本発明は、抗酸化性霧発生装置及び霧発生方法に関するものである。
微小な水滴からなる霧を、顔等に当てて、美肌、美顔、保湿、呼吸の安定化等を図ることが知られている。
また、水素が溶けた水である水素水を、飲用としたり、体に適用(付与)させたりすることも知られている。
また、水素水を、水素ボンベ中の水素ガスを水に吹き込むことによって製造することも、水の電気分解で得られる水素を用いて製造することも知られている。
特許文献1には、水に超音波を付与した後に電気分解を行う水素水生成方法が記載されている。
また、特許文献2には、水から電気分解によって水素水を生成し、該水素水を霧化する水素水加湿器が記載されている。
また、特許文献3には、原液容器と超音波振動子を含むミスト発生部と、ミスト原液を電気分解する電極とを有するミスト発生装置が記載されている。
特許文献4には、水又は美容液を電気分解し、得られた液体を振動素子によって霧化したミストを噴出させる噴霧式美容器が記載されている。しかしながら、特許文献4は、振動素子を制御する制御部と、美容器の構造とに特徴があるものであり、使用される水や美容液の組成や物性については記載がなく、水や美容液の違いによる美容に対する効能については記載も示唆もない。
特許文献5には、食塩水又は希塩酸を電気分解して除菌水を生成する除菌水生成部と、超音波振動子により霧化する噴霧部と、電極と、駆動回路部とを少なくとも有する除菌水噴霧器が記載されている。しかしながら、食塩や塩酸は導電性や除菌性を上げるために含有させているのであり、特許文献5の噴霧器は、電解によって除菌水を得ることが目的のものであり、電解の対象となる水(溶液)に特徴があるものではなく、そもそも水素水を生成するものでもなかった。
特許文献6には、吸液芯材が吸い上げた原料液を電気分解する一対の電極と、電気分解後の電解水を噴霧する噴霧手段を備える噴霧装置が記載されている。しかしながら、特許文献6の噴霧装置は、原料液が塩化ナトリウム水等の「電解で次亜塩素酸を生成するもの」であり、水に溶解している物質については特徴があるものではなく、水素水の生成については記載も示唆もない。
上記のように、既存技術には、水素水の効能を向上させることに着目したものは殆どなく、電気分解の対象となる水や該水に含有される化合物に着目したものも殆どなかった。また、純水に含有される香り物質に比べて、水素水に含有される香り物質の方が、優れた効果を発揮すると言うものもなかった。
近年、美肌・美顔・美白・老化防止・しわ除去・保湿等に効果がある美容器具、嗜好性に優れた美容器具等が求められているが、有効なものが少なかった。
また、経鼻吸入用やアロマテラピー用等に使用される器具や有効成分も求められているが、特に優れたものが少なかった。更には、還元性雰囲気にして活性酸素等を除去する水素水については、何らかの成分をそこに加えて相乗効果を狙ったものも殆どなかった。
近年、上記分野では、高機能化を図ったり、性能の更なる向上を図ったりすることが望まれており、更なる改善の余地があった。
特開2018-001069号公報 特開2018-028398号公報 特開2018-183776号公報 特開2019-025196号公報 特開2019-122722号公報 特開2020-054970号公報
本発明は上記背景技術に鑑みてなされたものであり、その課題は、成分組成も含めて新規な霧を発生させ、それを放出する抗酸化性霧発生装置、及び、該抗酸化性霧発生装置を用いた特定の霧発生方法を提供することにある。
本発明者は、上記の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、香りを有する物質が溶解又は分散された水を霧にして放出する抗酸化性霧発生装置を用いれば上記問題と課題が解決できることを見出した。
特に、電気分解の対象である水の中に、例えば精油や植物由来水等の香りを有する物質を含ませておくと、電気分解によって生成する水素水を霧化した場合、発生する霧の中にも、使用した「香りを有する物質」が好適に含まれていることを見出した。
そして、電気分解と霧化とを組み合わせて水素水の霧を発生させるに際して、該電気分解の対象である水の中に、香りを有する物質を溶解又は分散させておくと、単なるディフューザーやスプレー装置では得られない、今までにない新しい香りを創出できることを見出した。
また、香りを有する物質を含有しない水素水単独の霧よりも、抗酸化性、嗜好性、美肌性等の性質に優れた霧が得られ、一方、水素を含有しない「香りを有する物質を含有する水」の霧よりも、吸引等によって体内に取り入れた際に、香りを有する物質のレセプターからの取り込みが促進されることを見出して本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、装置内で水素水を生成させ、該生成した水素水を霧化して、発生した霧を外部に放出するようになっている抗酸化性霧発生装置であって、
該霧には、香りを有する物質が溶解又は分散されるようになっていることを特徴とする抗酸化性霧発生装置を提供するものである。
また、本発明は、水の電気分解で得られた水素を含有する水素水を霧化して放出する抗酸化性霧発生装置であって、
該電気分解の対象となる水に、香りを有する物質を溶解又は分散させておくことによって、香りを有する物質が溶解又は分散している水素水の霧を発生させるようになっている前記の抗酸化性霧発生装置を提供するものである。
また、本発明は、香りを有する物質が溶解又は分散している水;
該水を貯える容器;
陰極と陽極を有し該電極間に電圧を印加して該水を電気分解する電解部;
該電圧を発生させる電源;
該陰極から発生する水素を含有する水素水を生成する水素水生成部;及び;
該水素水を霧にして放出する霧化部;
を具備したものである前記の抗酸化性霧発生装置を提供するものである。
また、本発明は、前記香りを有する物質が、植物由来物に含有されるものである前記の抗酸化性霧発生装置を提供するものである。
また、本発明は、前記香りを有する物質が植物由来物に含有されるものであり、該香りを有する物質が還元性物質であり、該植物由来物中に、該香りを有する物質が酸化されてなる不純物を含有する前記の抗酸化性霧発生装置を提供するものである。
また、本発明は、美肌用、美顔用、美白用、肌の老化防止用、しわ除去若しくは予防用、吸入用、経鼻用、アロマテラピー用、肌の保湿用、感染症予防用、抗菌若しくは抗ウイルス用、免疫増強用、又は、活性酸素除去用である前記の抗酸化性霧発生装置を提供するものである。
また、本発明は、前記の抗酸化性霧発生装置を用いる霧発生方法であって、
前記水素水に、香りを有する物質を溶解又は分散させておくことを特徴とする霧発生方法を提供するものである。
また、本発明は、前記の抗酸化性霧発生装置を用い、水を電気分解することによって得られた水素を用いて水素水を得る霧発生方法であって、
該電気分解の対象となる水に、香りを有する物質を溶解又は分散させておくことによって、香りを有する物質が溶解又は分散している水素水の霧を発生させることを特徴とする霧発生方法を提供するものである。
本発明によれば、前記問題点や課題を解決し、美肌用、美顔用、美白用、肌の老化防止用、しわ除去若しくは予防用、吸入用、経鼻用、アロマテラピー用、肌の保湿用、感染症予防用、抗菌若しくは抗ウイルス用、免疫増強用、活性酸素除去用等の用途に用いられる抗酸化性霧発生装置を提供できる。
また、本発明の抗酸化性霧発生装置を用いれば、上記の効能を有する霧を発生させることができ、前記目的・課題を達成・解決することができる。
「香りを有する物質」には、例えば、鎖状若しくは環状の1級ないし3級アミノ基;酸化されて転移等が起こり易いテルペン構造;テルペンアルコール等のアルコール性水酸基;等の還元性基を有するものが多く、酸化還元電位が小さい(絶対値が大きいマイナスの値である)もの、すなわち還元性物質が多い。
そのため、植物等から抽出する際に加える熱で酸化されて(少量の)不純物が生じている場合が多い。また、容器に入れて保存中にも、経時で酸化されて(少量の)不純物が生じている場合が多い。
このような場合に、本発明のように、水素と共存させる(併用する)ことによって、(少量の)不純物は、還元されて本来の「香りを有する物質」に戻る、又は、「香りを有する物質」の酸化物(不純物)が生じ難くなる。
実際、「香りを有する物質自体」や「それを含有する植物由来物」が溶解又は分散されている水素水の霧は、それらが溶解又は分散されている純水の霧に比べ、良い香りになった、又は、別の香りになった、と言う人が多かった(実施例参照)。
酸化されて生じる不純物の香りをも含めて「香りを有する物質や植物由来物」の香りと認識されてきた場合は、不純物を含まない純品の香りとなったことを、「別の香りになった」と感じた可能性がある。また、植物由来物と言った混合物の場合には、抽出や保存中に生じる酸化物(不純物)を含まない植物由来物本来の香りになった可能性がある(実施例参照)。
水素が、人の細胞のレセプターの感度を上げている可能性がある。言い換えると、水素がレセプターに作用すると、該レセプターが感受性になる可能性がある。すなわち、水素が存在すると、分子を取り込むか否かの平衡が、該分子濃度が低い方側に傾く(該分子濃度が低くても取り込まれる)。
そのため、香りを有する物質が溶解又は分散されている水素水では、それが溶解又は分散されている純水に比べ、レセプターの取り込み量が上がった(感度が上がった)ために、少量でも強い香りになった可能性がある。また、植物由来物と言った混合物の場合には、「含有量が少量であるため本来感じない成分の香り」が、感じるようになった可能性もある。
「水の電気分解で得られた水素や、ボンベ中の水素や、水素発生剤と水との反応で得られた水素」等を含む水素水の中に、香りを有する物質を加えると、当然に該水素水には、該物質の香りが付く。
しかしながら、水素水を水の電気分解で調製するに際し、該電気分解の対象水の中に香りを有する物質を含ませて(溶解又は分散させて)おいただけでも、得られる水素水には、更には、該水素水からなる霧には、意外にも、該香りが好適に(十分に)付いていた。すなわち、極めて簡単に、香りを有し抗酸化性をも有する水素水の霧が得られた。
本発明において、水素を水の電気分解で得る場合には、電気分解の対象である水の中に、例えば精油や植物由来水等の「香りを有する物質」を溶解又は分散させておくだけで、その後に発生する、「電気分解によって生成する水素水」の霧の中には、使用した「香りを有する物質」を好適に含ませることができる。
そして、本発明によれば、更に、電気分解と霧化と言う2つの操作を組み合わせて「水素水の霧」を発生させるに際して、該電気分解の対象である水の中に、香りを有する物質を溶解又は分散させておくと、単なるディフューザーでは得られない、今までにない新しい香りを創出できた。
すなわち、上記したように、水素で還元されて元の化学構造に戻ることによってか、電気分解によってか、水素の存在によってか、水素の存在によって人のレセプターが開くことによってか、得られる霧の香りが、ディフューザーや単なるスプレー装置による霧の香りに比較して、人によっては好ましい優れたものとなった。
霧に香りが付いていることによって、該霧を、例えば、美肌用、美顔用、肌の老化防止用、しわの除去・予防用、アロマテラピー用、保湿用、感染症予防用、抗菌若しくは抗ウイルス用、免疫増強用等に使用するときに、楽しく使用でき、使用を習慣化でき、上記目的を容易に達成することができる。更には、上記したように、新しい香りを楽しむことができる。
また、本発明において、水素を水の電気分解によって得る場合には、電気分解の対象水に香り成分を含有させることで、該香り成分を一旦製造した水素水の中に改めて溶解するのと比べて、操作として容易であり、装置的に簡易化できる。
水素水の製造方法として、種々の方法があるが、適切な方法を採用することで、簡易であり、ポータブルの、美肌装置、美顔器、保湿器等とし易くなる。
電気分解で水素を得る場合に、本発明によれば、簡易で小型化が可能な後者の方法を使用しつつ、電気分解の対象となる水を貯える容器の中に香り成分を加えておきさえすればよいので、簡易・小型化に関して、「電気分解」と「香り成分を含有する電解対象水」は、マッチングしており相乗効果がある。
水素水には、還元作用や抗酸化作用があり、活性酸素、酸素ラジカル、水酸基ラジカル等を捕捉(scavenge)することが知られている。
本発明によれば、単なる水素水の霧より、香りを有する物質(香り成分)を有する水素水の霧の方が、還元性や抗酸化性が高い場合があり、それは、香りを有する物質の還元性のためとも考えられる。特に、特定の「香りを有する物質(香り成分)」を使用すれば、還元性や抗酸化性が高くなり、上記効果を好適に発揮する。
従って、本発明によれば、単なる水素水の霧より、特に限定はないが、例えば、美肌用、美顔用、美白用、肌の老化防止用、しわ除去若しくは予防用、感染症予防用、抗菌若しくは抗ウイルス用、免疫増強用、活性酸素除去用等として、優れた「水素水の霧」が得られて利用できる。
本発明の装置を用いれば、香りを楽しみ、アロマテラピーとしても有用であるのみならず、抗酸化性能の高い霧が得られることによって、健康増進、健康維持、老化防止(アンチエージング)等に対しても有効である。
本発明の抗酸化性霧発生装置を示す概念図である。(1)水を電気分解することによって得られた水素 (2)水素ボンベ中の水素を水に加えることによって得られた水素 (3)水素発生剤と水とを反応させることによって得られた水素 本発明の抗酸化性霧発生装置のうち、水を電気分解することによって得た水素を用いて水素水を生成させる構造の一例を示す概略断面図である。 本発明の抗酸化性霧発生装置の一例を示す概略斜視図である。(a)霧化部の側(霧が放出される側)から見た図 (b)霧が放出される側とは反対側から見た図であって、内部に電源と電解部と水素水生成部を具備する様子を示す図 本発明の抗酸化性霧発生装置の一例を示す模式図である。
以下、本発明について説明するが、本発明は、以下の具体的形態に限定されるものではなく、技術的思想の範囲内で任意に変形することができる。
[抗酸化性霧発生装置]
本発明の抗酸化性霧発生装置は、装置内で水素水を生成させ、該生成した水素水を霧化して、発生した霧を外部に放出するようになっており、該霧には、香りを有する物質が溶解又は分散されるようになっていることを特徴とする。
ここで、「抗酸化性」には、霧に含まれる「香りを有する物質」に対して抗酸化性であると言う意味と、香りを有する物質と水素を有する霧が、人体の内部や皮膚等、霧の外部に対して抗酸化性である(抗酸化用途に用いられる霧)と言う意味の両方を含む。
また、香りを有する物質は、それが霧の中に均一に含有されれば、水素水に溶解されていてもよいし、分散されていてもよいし、両方でもよいが、均一な霧を生成させるためには、完溶していることが好ましい。なお、香りを有する物質は、所謂「油溶性」のものでもよく、後述する「香りを有する物質を含有する植物由来物」は、精油でもよく、その場合でも水に均一に溶解又は分散させることが好ましい。
<水素又は水素水の生成>
本発明において、水素又は水素水HWは、公知の任意の方法で調製することができる。
具体的には、以下の(1)ないし(3)の何れかに記載の方式、交流電解方式、マグネシウム電極触媒方式等が挙げられる。
中でも、以下の(1)ないし(3)の何れかの構造を内部に有する装置で調製することが好ましい。
(1)水を電気分解することによって得られた水素を用いて前記水素水HWを得るようになっている
(2)内部に水素ボンベを有し、該水素ボンベ中の水素を水に加えることによって前記水素水HWを得るようになっている
(3)内部に水素発生剤を有し、該水素発生剤と水とを反応させることによって前記水素水HWを得るようになっている
図1に本発明の抗酸化性霧発生装置1の概念図を示す。
水素水生成部5は、上記(1)、(2)又は(3)の構造若しくは方法で、水素が供給される、又は、装置内部で水素が生成されるようになっている。
<<(1)電気分解で水素生成>>
電気分解で水素を生成させ、水素水HWを生成する基本の態様を図2と図4に示し、具体的な装置構成の一例の概略斜視図を図3に示す。
電気分解で水素を生成させ、該水を用いて水素水HWを生成させる場合、本発明の抗酸化性霧発生装置1の特に好ましい構成は、具体的には以下に示す通りである(例えば、図2~4参照)。すなわち、
香りを有する物質が溶解又は分散している水;
該水を貯える容器2;
陰極4aと陽極4bを有し該電極間に電圧を印加して該水を電気分解する電解部4;
該電圧を発生させる電源3;
該陰極4aから発生する水素を含有する水素水HWを生成する水素水生成部5;及び;
該水素水HWを霧HMにして放出する霧化部6;
を具備する抗酸化性霧発生装置1である。
水素を発生させたい方の極を陰極4aとし、もう一方の極(酸素を発生させたい方の極)を陽極4bとして電源3に接続する。
該電源3としては、マンガン乾電池、アルカリ乾電池、ニッケル系電池、(ボタン形)酸化銀電池、(ボタン形)空気亜鉛電池、アルカリボタン電池、(円筒形)リチウム電池、(コイン形)リチウム電池等の一次電池;ニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池等の二次電池;等が挙げられる。
また、該電源3としては、家庭用コンセント等からの100V又は200V等の電源も含まれる。すなわち、本発明における電源3には、外部電源も含まれる。
水を電気分解すると水素と共に酸素が発生する。該酸素が「霧を構成する水」に含まれていても、前記した本発明の効果には殆ど影響しない。従って、図3、4に示すように、陰極4aと陽極4bの間には隔膜4cはなくてもよい。ただ、図2に示すように、隔膜4cは、装置が複雑になることに支障がなければ(複雑化を甘受すれば)、あった方が好ましい。
また、本発明においては、「霧を構成する水」中に水素が含有・溶解されているが、霧HMと同時に水素気体が放出されるようになっていてもよい。水素水中に水素のみならず、霧と同時に放出される気体の水素が、体内に取り込まれ、前記したようなレセプターの感度を上げる場合もある。
限定はされないが、霧HMの水中に含まれる水素は、質量で、0.1ppm~100ppmが好ましく、0.2ppm~20ppmがより好ましく、0.4ppm~5ppmが特に好ましい。上記水素の濃度には過飽和状態になって含まれているものも含まれる。
また、霧HMの周囲には、該霧HMと同時に放出された気体の水素が存在してもよい、限定はされないが、霧HMを吸入する又は霧HMを肌に当てるときに、顔等の周囲の空気中に含まれる水素は、体積で(モルで)、0.01%~20%が好ましく、0.03%~10%がより好ましく、0.1%~5%が特に好ましい。また、このようなことが可能となるような構造を有する装置が好ましい。
電気分解で水素を生成させる場合の本発明の抗酸化性霧発生装置1は、水の電気分解で得られた水素を含有する水素水HWを霧化して放出するものであって、該電気分解の対象となる水Wに、香りを有する物質を溶解又は分散させておくことによって、香りを有する物質が溶解又は分散している水素水HWの霧HMを発生させるようになっていることが好ましい。
予め作製した水素水HWに対して香りを有する物質を添加してもよいが、最初から電気分解の対象となる水Wに「香りを有する物質」を溶解又は分散させておくことが操作の簡便さの点から好ましい。「電気分解の対象となる水」に「香りを有する物質」を含有させておけば、意外にも前記効果を奏する霧HMを発生させることができた(図2~4)。
「電気分解の対象となる水W」と「香りを有する物質」は、例えば、図3、4に示した水供給口8から、電解部4の容器2内に注入することができる。水と「香りを有する物質」は別々に電解部4の容器2内に注入してもよく、香りを有する物質が予め溶解又は分散している水を容器2内に注入してもよい。
本発明においては、該香りを有する物質は、植物由来物に含有されるものであることが好ましいので、上記「香りを有する物質」は「植物由来物」と読み換えることができる。
入手し易い「精油、植物細胞水等の植物由来物」は、通常は本発明における「電気分解の対象となる水W」や「水素水」中における「香りを有する物質」の最適濃度より高い(濃い)ことが多い。従って、種々の香りを楽しむためや、種々の香り物質の効果を得るために、別々に注入できるようにしておくこと(別々に注入すること)がより好ましい。
該香りを有する物質中や該植物由来物中に、抽出時又は経時で生成した微量の酸化物が含有されている場合であっても、該酸化物を還元して本来の物質等に戻すことができる。
言い換えると、入手した「精油、植物細胞水等の植物由来物」が、たとえ経時で変質していたとしても本来の香りに戻すことができる(又は従来にない新しい香りとすることができる)。
「電気分解の対象となる水W」(電解液)には、他に、塩、イオン等の電導性物質が溶解されていてもよい。
電極の材質は、導電性があり耐腐食性があれば特に限定はないが、チタン、炭素質物等が好ましい。また、電極には、白金(Pt)、ルテニウム(Ru)、イリジウム(Ir)、パラジウム(Pd)、タンタル(Ta)、ニッケル(Ni)等の金属;それらの酸化物;等の触媒が付与されていることも好ましい。特に好ましい触媒に含まれる金属は、白金(Pt)である。触媒の形態も特に限定はなく、層状、粒子状等が挙げられる。
本発明の抗酸化性霧発生装置1は、床置型でも、卓上型でも、ハンディータイプでもよい。ハンディータイプの場合、図3、4に示したように、電解部4、水素水生成部5及び/又は霧化部6の周囲・外部・筐体が把持部7となっていることが、小型化等の点から好ましい。
使用者は、把持部7を持って、水素水HWの霧HMを、鼻、顔、肌等に向けて放出することができる。
<<(2)水素ボンベ中の水素利用>>
本発明の抗酸化性霧発生装置1は、内部に水素ボンベを有し、該水素ボンベ中の水素を水に加えることによって前記水素水HWを得るようになっていることも好ましい(図1参照、具体的形態は図示せず)。
水素ボンベ中の水素を利用して水素水HWを得る方法としては、公知の方法・装置が使用可能である。特に本発明においては、水素は大量に使用する訳ではないので、水素ボンベは極めて小型化することが可能である。
このような形態では、水素を加圧して水の中に導入することができ、高濃度の水素水HWを生成させることができる。
また、(1)のように電気を使用せず、(3)のように水素発生剤と言う化学物質を使用しないので、構造的に単純化させ易い。
水素ボンベ中の水素を利用する場合であっても、放出される霧HMの水中に含まれる水素の濃度と、放出された霧HMの周囲の空気中に含まれる水素の濃度は、前記した範囲が(より)(特に)好ましい。また、この範囲に入るようにできる構造を有する装置が好ましい。
水素水HWの中には、香りを有する物質が溶解又は分散されるようになっている。水に、水素を加える操作と、香りを有する物質を加える操作とは、どちらが先でもよく、同時でもよい。
<<(3)水素発生剤と水との反応で水素生成>>
本発明の抗酸化性霧発生装置1は、内部に水素発生剤を有し、該水素発生剤と水とを反応させることによって前記水素水HWを得るようになっていることも好ましい(図1参照、具体的形態は図示せず)。
水素発生剤としては、水と反応して水素を発生させるものであれば、特に限定はないが、金属マグネシウム、酸化マグネシウム等のマグネシウム(化合物);金属アルミニウム、酸化アルミニウム等のアルミニウム(化合物);「それらに、亜硫酸カルシウム等のカルシウム化合物や、酸化チタン、酸化亜鉛等の金属酸化物等を加えて、単位時間当たりの水素発生量や、水素発生時間等を調節したもの」;水素吸蔵合金;等が好ましい。
水としてはアルカリ水が好ましく、水に溶解させるアルカリ成分としては、限定はないが、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等が好ましい。
水素発生剤と水とを接触させる方法等は、公知の方法が使用できる。
水素発生剤は、粉状でも粒状でもよく、粒径としては、通常1μm~8mm、好ましくは10μm~5mm、特に好ましくは100μm~2mmである。粒状とすることによって、単位時間当たりの水素発生量や水素発生時間等を調節可能である。
水素発生剤と水との反応で生成した水素を利用する場合であっても、放出される霧HMの水中に含まれる水素の濃度と、放出された霧HMの周囲の空気中に含まれる水素の濃度は、前記した範囲が(より)(特に)好ましい。また、この範囲に入るようにできる構造を有する装置が好ましい。
水素水HWの中には、香りを有する物質が溶解又は分散されるようになっている。水中で水素を発生させる操作と、水に香りを有する物質を加える操作とは、どちらが先でもよく、同時でもよい。
<霧の発生・放出>
本発明の抗酸化性霧発生装置1には、一例を図1~4に示したように、前記した水素水生成部5に隣接して、前記水素水HWを霧化して放出するための霧化部6が設けられている。
該霧化部6において、霧HMを発生させるメカニズムは、特に限定はないが、振動子6aを用いる方法・装置が好ましく、超音波振動子を備えるものが特に好ましい。
該霧化部6には、霧HMを外部に放出するための孔が設けられており、該孔から水素水HWの霧HMが外部に放出されるようになっている。該孔(の周囲)が振動子6aで構成されていてもよい。
<香りを有する物質、植物由来物>
本発明に使用される「香りを有する物質」は、特に限定はなく、一般に良い香りとされているものには限定されない。酸化物が含まれた状態のものを、「一般にその特定物質の香り」とされている(みなされている)場合があったり、混合によって香りは別物になったりするからである。
また、例えば、窒素含有化合物;アルデヒド;アルコール;テルペン・テルペノイド・テルペンアルコール等のように、酸化還元電位が小さい(絶対値が大きいマイナスの値である)もの、すなわち還元性物質(酸化され易い物質)であることが、水素の存在下に、本発明の前記した効果を奏し易いために好ましい。
本発明に使用される「香りを有する物質」は、水素水に混合したときに、酸化還元電位が、水素水単独の酸化還元電位より小さくなる(マイナスの値であってその絶対値が大きくなる)ものが好ましい。
「香りを有する物質」は、具体的には、水素水に最適量で混合溶解させたときに、酸化還元電位が、-100mV以下になり得るものが好ましく、-120mV以下になり得るものがより好ましく、-145mV以下になり得るものが更に好ましく、-170mV以下になり得るものが特に好ましい。
測定に用いる上記「水素水」は、水の電気分解で得られたものを用い、上記「酸化還元電位」は、実施例に記載の方法で測定し、そのように測定したものとして定義される。
なお、本発明における「香りを有する物質が溶解又は分散された水素水」(霧の成分である水素水)自体の酸化還元電位、すなわち、本発明で使用される霧自体の酸化還元電位は、上記した範囲のものが好ましい。
「香りを有する物質」は、特に限定はされないが、具体的には、例えば、ベンジルアルコール、エチルマルトール、フラネオール、1-ヘキサノール、3-ヘキセン-1-オール、メントール、フェニルエチルアルコール等のアルコール;アセトアルデヒド、ベンズアルデヒド、ヘキサナール、シンナムアルデヒド、シトラール、3-ヘキセナール、フルフラール、ネラール、バニリン、シトロネアール等のアルデヒド;インドール、2-エトキシ-3-イソプロピルピラジン、2-メトキシ-3-sec-ブチルピラジン、2-メトキシ-3-メチルピラジン、アルキルピラジン、メトキシピラジン、トリメチルアミン等のアミン;蟻酸イソブチル、酢酸エチル、酪酸エチル、カプリン酸エチル、カプロン酸エチル、カプリル酸エチル、酢酸ヘキシル、酢酸イソアミル、酢酸リナリル、酪酸メチル、サリチル酸メチル、酪酸ペンチル、吉草酸ペンチル、ソトロン、メチルフェニルグリシド酸エチル、フルクトン等のエステル;アネトール、アニソール、オイゲノール、2,4,6-トリクロロアニソール等のエーテル;ジヒドロジャスモン、1-オクテン-3-オン、2-アセチル-1-ピロリン、6-アセチル-2,3,4,5-テトラヒドロピリジン等のケトン;γ-デカラクトン、γ-ノナラクトン、δ-オクタラクトン、ジャスミンラクトン、マソイアラクトン、ワインラクトン等のラクトン;カンファー(樟脳)、シトロネロール、リナロール、ネロール、ネロリドール、テルピネオール、リモネン、シネオール、ツジョン、チモール、ピネン、チオテルピネオール、ミルセン、オシメン、コスメン、ゲラニオール、ミルセノール、ラバンジュロール、イプスジエノール、ジンゲロール、パラシメン、カマズレン、β-カリオフィレン、ビサボレン、セドレン、セドロール、サンタロール、スクラレオール等の「モノテルペン、セスキテルペン、ジテルペン、トリテルペン等のテルペン、テルペノイド、テルペンアルコール」;エタンチオール、チオテルピネオール、メタンチオール等のチオール;メチルホスフィン;ジメチルホスフィン;ネロリン;テトラヒドロチオフェン;等が挙げられる。これらは、1種で使用又は2種以上が併用される。
本発明の抗酸化性霧発生装置1の中に存在している香りを有する物質は、植物由来物に含有されるものであることが好ましい。ここで、植物由来物は、複数の物質の混合物であってもよい。詳しくは、香りを有する物質の混合物であっても、そこに本発明における「香りを有する物質」以外の物質が混合されていてもよい。
本発明において、「植物由来物」における「植物」は、陸生植物の他に、緑藻(植物)や紅藻(植物)をも含めたアーケプラスチダを意味する。
植物由来物を用いることは、需要者に馴染みがある、安全性や安心性が高い、既に効能(抗酸化性のみならず他の効能も含む)が知られているものが多い、生薬として知られているものが含まれる、混合物であることによる効能(相乗効果)が期待できる、等の点から好ましい。
植物由来物としては、例えば、生の植物からの抽出物、植物の乾燥物からの湯煎等を含む抽出物、発酵物等が挙げられるが、生の植物からの抽出物が特に好ましい。
抽出方法は、特に限定されず、公知の方法が使用可能であるが、加熱溶媒抽出法、水蒸気蒸留法等の40℃より高い温度で抽出する方法より、40℃以下で抽出する減圧抽出法等が、細胞水が得られる、熱分解が少ない、天然物に近い組成となる等の点から、特に好ましい。
植物における抽出部位は、効能が期待される部位であれば、特に限定はない。
植物由来物は、中でも、精油又は植物細胞水であることが好ましい。植物から種々の方法で抽出すると、抽出液が2層に分かれることがあるが、その場合、油層であっても水層であってもよく、その混合物であってもよい。
精油は、本発明の抗酸化性霧発生装置1内で、水素水HWや「電解の対象となる水W」等に完溶するものであっても、一部不溶で分散状態になるものであってもよい。
「植物細胞水」とは、植物の細胞内に存在する水溶液であり、生の植物からの(好ましくは40℃以下の低温での)抽出物に含有されるものである。
上記植物由来物の植物としては、特に限定はされないが、具体的には、好ましい例として例えば、アイリス、アカヤジオウ、アカマツ、アカメガシワ、アキカラマツ、アケビ、アサ、アサガオ、アジョワン、アズキ、アニス、アマチャ、アミガサユリ、アルバローズ、アンジェリカ、アンズ、アンバー、アンブレット、イカリソウ、イグサ、イチョウ、イニュラ、イヌサフラン、イネ、イモーテル、イランイラン、インドジャボク、ウインターグリーン、ウスバサイシン、ウコン、ウド、ウメ、ウツボグサ、ウラルカンゾウ、ウンシュウミカン、エゾウコギ、エビスグサ、エレミ、エンゴサク、エンジュ、オオツヅラフジ、オオバコ、オークモス、オケラ、オタネニンジン、オニオン、オニノヤガラ、オポポナックス、オリーブ、オレガノ、オレンジスイート、オレンジビター、オレンジジャスミン、オールスパイス、カカオ、カキ、カギカズラ、ガジュツ、カナンガ、カノコソウ、カモミール、カユプテ、カラスビシャク、カラムス、ガランガル、ガーリック、カルダモン、ガルバナム、カワラヨモギ、カンファー(クスノキ)、キカラスウリ、キキョウ、キササゲ、キハダ、キバナオウギ、キャベッジローズ、キャラウェイ、キャロットシード、キュベブ、キーワ、クコ、クサスギカズラ、クズ、クチナシ、クマコケモモ、クミン、クララ、クラリセージ、グレープフルーツ、クレメンタイン、クローブ、クロモジ、ケシ、ゲットウ、ゲンチアナ、ゲンノショウコ、コウホネ、コガネバナ、コカノキ、ゴシュユ、コブシ、ゴボウ、コーヒー、コリアンダー、ゴマ、サイプレス、サイペルス、サクラ、ザクロ、サジオモダカ、サフラン、サネブトナツメ、サラシナショウマ、サンシュシュ、サンショウ、サンダルウッド、ジギタリス、シクンシ、シソ、シダーウッド、シトロネラ、シナニッケイ、シナマオウ、シナモン、シナレンギョウ、シャクヤク、ジャスミン、ジャノヒゲ、ジュニパーベリー、ショウヨウダイオウ、ジンジャー(ショウガ)、スイカズラ、スギ、スターアニス、ステビア、スパイクナード、セイボリー、セイヨウカラシナ、セージ、ゼラニウム・ブルボン(ローズゼラニウム)、ゼラニウム・エジプト、セリバオウレン、センキュウ、セロリ、セントジョンズワート、センブリ、ダイウイキョウ、タイム、ダイダイ、タジェット、タチバナ、タバコ、ターメリック、タラゴン、タンジー、タンジェリン、チガヤ、チェストツリー、チャノキ、チューブローズ、チョウジノキ、チョウセンゴミシ、チョレイマイタケ、チンネベリーセンナ、ティートリー、ティーローズ、ディル、テンダイウヤク、トウガラシ、トウガン、トウキ、トウゴマ、トウモロコシ、ドクダミ、トチバニンジン、トチュウ、トンカビーンズ、ナツメ、ナツメグ、ナルシス、ナンテン、ニアウリ、ニガキ、ニチニチソウ、ヌルデ、ネロリ、ノイバラ、バイオレット、パイン、バジル、パセリ、ハシリドコロ、バーチ、ハチミツ、パチュリ、ハッカ、バッカクキン、ハトムギ、ハマゴウ、ハマボウフウ、ハナスゲ、ハマビシ、ハマナス、ハニーサックル、バニラ、バルサム、パルマローザ、バレリアン、ヒキオコシ、ヒソップ、ヒナタイノコズチ、ヒノキ、ヒヨス、ヒロハセネガ、ビワ、ビンロウ、ファー(モミ)、フェンネル(ウイキョウ)、プチグレン、ブラックスプルース、ブラックペッパー(コショウ)、フランキンス、ベイ、ベチバー、ベラドンナ、ペニーロイヤル、ベニバナ、ベルガモット、ベンゾイン(アンソクコウ)、ホウノキ、ボタン、ホップ、ホーリーバジル、マクサ(テングサ)、マグワ、マジョラム、マツホド、マートル、マヌカ、マンダリン、ミシマサイコ、ミモザ、ミルラ、ミント・コーン、ミント・スペア、ミント・ペパー・ミント・ベルガモット、ミント・パイン、ムクゲ、ムラサキ、メイチャン、メドウスイート、メハジキ、メリッサ(レモンバーム)、モッコウ、モモ、ヤマトリカブト、ヤマノイモ、ヤマモモ、ヤマユリ、ヤロウ、ユーカリ、ユズ、ヨウシュチョウセンアサガオ、ヨモギ、ライム、ラッカセイ、ラーチ(ヨーロッパカラマツ)、ラバンジン、ラブダナム、ラブラドルティ、ラベンサラ、ラベンダー、リナロエウッド、リュウガン、リンデン、リンドウ、レモン、レモングラス、レモンバーベナ、ロウバイ、ローズ、ローズウッド、ローズマリー、ロータス(ハス)、ロベージ、ローレル、ワサビ、及び、ワタよりなる群から選択された1種以上の植物が挙げられる。これらの植物は、1種の植物の由来物として使用しても、2種以上の植物の由来物を混合して使用してもよい。
より好ましい植物としては、アカマツ、アンジェリカ、イグサ、イランイラン、ウインターグリーン、ウコン、ウメ、オレガノ、オレンジスイート、カモミール、カンファー(クスノキ)、クチナシ、クラリセージ、グレープフルーツ、クロモジ、ゲットウ、コーヒー、サイプレス、サクラ、サンダルウッド、シソ、シダーウッド、シトロネラ、ジャスミン、ジュニパーベリー、ジンジャー(ショウガ)、スギ、セージ、ゼラニウム・ブルボン(ローズゼラニウム)、ゼラニウム・エジプト、タイム、ダイダイ、タラゴン、ティートリー、トウキ、ニアウリ、ネロリ、パイン、バジル、パチュリ、ハッカ、ハマナス、バニラ、パルマローザ、ヒノキ、ファー(モミ)、フェンネル(ウイキョウ)、プチグレン、ブラックスプルース、ブラックペッパー(コショウ)、フランキンセンス、ベチバー、ベルガモット、ベンゾイン(アンソクコウ)、ホーリーバジル、マジョラム、マートル、マヌカ、マンダリン、ミルラ、ミント・スペア、ミント・ペパー、ミント・ベルガモット、メリッサ(レモンバーム)、ユーカリ、ユズ、ヨモギ、ライム、ラベンサラ、ラベンダー、レモン、レモングラス、レモンバーベナ、ローズ、ローズウッド、ローズマリー、ロータス(ハス)、及び、ワサビよりなる群から選択された1種以上の植物が挙げられる。
これらの植物由来物は、還元性の(酸化され易い)「香りを有する物質」を含んでいる、酸化された微量物質を含む(含んでいる)可能性がある、大脳を刺激して種々の効果を与える、一般的に馴染みがある等の点からより好ましい。
特に好ましい植物としては、イグサ、イランイラン、ウコン、ウメ、オレガノ、オレンジスイート、カモミール、クチナシ、クロモジ、ゲットウ、コーヒー、サクラ、サンダルウッド、ジャスミン、スギ、ゼラニウム・ブルボン(ローズゼラニウム)、ゼラニウム・エジプト、タイム、ティートリー、ネロリ、ハッカ、ハマナス、バニラ、ヒノキ、ファー(モミ)、プチグレン、フランキンセンス、ベルガモット、ホーリーバジル、マジョラム、マンダリン、ミント・スペア、ミント・ペパー、ミント・ベルガモット、メリッサ(レモンバーム)、ユーカリ、ユズ、ラベンサラ、ラベンダー、ローズ、ローズウッド、ローズマリー、ロータス(ハス)、及び、ワサビよりなる群から選択された1種以上の植物が挙げられる。
これらの植物由来物は、上記した点から特に好ましい。
本発明の抗酸化性霧発生装置1においては、前記香りを有する物質が、植物由来物に含有されるものであり、該香りを有する物質が還元性物質であり、該植物由来物中に、該香りを有する物質が酸化されてなる不純物を含有することが好ましい。
言い換えれば、本発明の抗酸化性霧発生装置1における、水素水HWの中、霧HMの中、又は、電気分解の対象となる水Wの中には、植物由来物を含んでおり、該植物由来物中には、還元性の「香りを有する物質」を含んでおり、好ましくは、更に、該「香りを有する物質」が酸化されてなる不純物を含んでいるようなものが、前記した本発明の効果を奏し易いために特に好ましい。すなわち、水素によって「酸化されてなる不純物」が還元されるので、前記した本発明の効果を特に奏する。
<抗酸化性霧発生装置の用途>
本発明は、美肌用、美顔用、美白用、肌の老化防止用、しわ除去若しくは予防用、吸入用、経鼻用、アロマテラピー用、肌の保湿用、感染症予防用、抗菌若しくは抗ウイルス用、免疫増強用、又は、活性酸素除去用である前記の抗酸化性霧発生装置でもある。
本発明の抗酸化性霧発生装置1から放出される霧HMや、該霧HMに付随して放出される水素ガスは、還元性なので、上記した用途に好適である。
また、霧HMに含まれる前記した「香りを有する物質」や「植物由来物」は、還元性であることが多いので、水素の還元性に更に還元性が加わって、上記した用途に更に好適となる。
また、水素は、細胞のレセプターを開かせ、香りに対する感度を上げるので、特に、吸入用、経鼻用、アロマテラピー用、活性酸素除去用等に好適である。
また、水素又は水素水HWによって、香りに対する感度が上がったり、好ましい香りに変化したりするので、特に上記用途に好適である。
更に、霧HMに香りがあるために、楽しみながら(嗜好性も加わって)、前記用途に使用することができる。
前記用途に好適に使用されるハンディータイプの抗酸化性霧発生装置1の例を、前記(1)の電気分解によって水素を得る構造を例として、図3及び図4に示す。
例えば、図3、4に示すような構造にすれば、小型で使い易い抗酸化性霧発生装置1が得られる。
<霧発生方法>
本発明は、前記の抗酸化性霧発生装置を用いる霧発生方法であって、前記水素水HWに、香りを有する物質を溶解又は分散させておくことを特徴とする霧発生方法でもある。
また、植物由来物を使用することによって「香りを有する物質」を使用することが好ましく、該植物由来物には、香りを有する物質の酸化物が含有されているときに、本発明の効果を特に発揮する。従って、本発明は、前記水素水HWに、「前記香りを有する物質及び該香りを有する物質が酸化されてなる不純物」を含有する植物由来物を、溶解又は分散させておく前記の霧発生方法であることが好ましい。
また、水素は、水の電気分解で得ることが好ましいので、本発明は、前記の抗酸化性霧発生装置を用い、水を電気分解することによって得られた水素を用いて水素水HWを得る霧発生方法であって、該電気分解の対象となる水Wに、香りを有する物質を溶解又は分散させておくことによって、香りを有する物質が溶解又は分散している水素水HWの霧HMを発生させることを特徴とする霧発生方法であることが特に好ましい。
更には、水の電気分解で水素を発生させる場合には、酸化物が好適に還元されて本来の香りになることがあり得る。
従って、水の電気分解で水素を発生させる場合には、特に、前記電気分解の対象となる水Wに、「香りを有する物質」と共に、「該香りを有する物質が酸化されてなる不純物」を含有する植物由来物が溶解又は分散されているときに、前記した本発明の効果を特に発揮する。
以下に、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限りこれらの実施例に限定されるものではない。
以下、断りがない限り、「ppm」とは、体積基準(従ってモル基準)の濃度である。
実施例1
例えば、アンモニア(NH)を例にとると、空気中に1ppm存在しても、人は通常は臭いを感じない。しかし、空気中に4体積%(4モル%)の水素(H)が存在すると、該気体中に1ppmのアンモニアが存在すれば、その臭いを感じる。
そのことから、人のレセプターは、水素(H)が存在すると、アンモニア分子を取り込み易くなると考えられる。水素(H)がレセプターに取り込まれると、レセプターは、他の分子に対して感受性になる、すなわち、他の分子のレセプターの内外での平衡が、濃度が低くてもレセプター内に存在する方に傾くと考えられる。
他の分子が「香りを有する物質」であれば、水素(H)の存在で、人が該「香りを有する物質」の香りを感じる感度が上がったことになり、そのために、本発明の前記した効果が奏されたものと考えられる。
実施例2
空気(大気)の組成は、酸素(O)約21体積%、窒素(N)約78体積%、アルゴン(Ar)約1体積%である。従って、人の吸気の組成は通常は上記である。
一方、人の呼気(吐く息)の組成は、二酸化炭素と水(水蒸気)を除外すれば(除外して全体を100体積%とすれば)、酸素(O)約17体積%、窒素(N)約82体積%、アルゴン(Ar)約1体積%である。
すなわち、人の吸気と呼気で、酸素は約4~5体積%減少する。
そこで、吸気に水素を混合させ、酸素濃度を約半分にまで下げ、酸素(O)約10体積%、窒素(N)約85体積%、水素(H)約4%、アルゴン(Ar)約1体積%とすると、人の吸気と呼気で、酸素は、上記通常の空気(大気)と同様に、約4~5体積%減少する。
すなわち、大気中に(吸気中に)水素(H)が約4%存在しただけで、大気中の酸素濃度が約半分になっても、すなわち吸気中の酸素濃度が半分になっても、吸気中と呼気中の酸素濃度の差は、同じく約4~5体積であった。
そのことは、水素(H)が約4体積%存在するだけで、薄い酸素濃度でも、人の体内への酸素の取り込み量は、ほぼ同一であることを意味する。そこで従って、「酸素分子」を「香りを有する物質の分子」と置き換えても、同様のことが起こると考えられた。
そのため、本発明においては、霧中の水素や、それに伴って放出される水素気体によって、特定の香りの感度が上がり(レセプターへの取り込み量が上がり)、そのため、良い香りになったり、異なった香りになったりしたと考えられた。
実施例3
「水中に質量基準で50ppmの水素を含有する水素水」と「純水」とで、香りを有する物質の人に対する感度の違いを測定した。
香りを有する物質として、リナロールを選択し、リナロールの濃度を段階的に振った水素水と純水とをそれぞれ調製した。
リナロールの濃度を振った水素水と純水を、それぞれ霧にして被験者に吸ってもらったところ、水素水では純水に比べ、1/5~1/3のリナロールの濃度で香りを感じるようになった。すなわち、水素の存在によって、リナロールの人に対する香りの感度が3~5倍に上がった。
「空気全体に対して4体積%(4モル%)の水素(H)を加えた空気」と、「通常の空気」とで、香りを有する物質の人に対する感度の違いを測定した。
香りを有する物質として、リナロールを選択し、リナロール気体の濃度を、それぞれ段階的に振った「水素含有空気」と「空気」とを調製した。
上記と同様に被験者に吸ってもらったところ、上記と同様な結果が得られた。すなわち、水素の存在によって、リナロールの人に対する香りの感度が3~5倍に上がった。
実施例4
実施例3において、リナロールに代えてピネンを使用した以外は、実施例3と同様にして人の香り感度の相違(上昇)を評価した。水素水の霧と純水の霧での感度差の評価と、水素を加えた空気と通常の空気での感度差の評価を行った。
その結果、水(霧)においても、空気(吸気)においても、水素の存在で、1/10~1/6のピネンの濃度で香りを感じるようになった。すなわち、水素の存在によって、ピネンの人に対する香りの感度が6~10倍に上がった。
実施例5
<香りあり水素水の霧>
水蒸気蒸留法で得られたクロモジ液(黒文字液)5g、及び、水5gを混合し、20℃で混合撹拌して、50質量%の「電気分解の対象となる水」を得た。
クロモジ液は、日本では、8~10月頃に枝葉を採取し、そこから水蒸気蒸留することで得られる液体で、精油ではあるが、細胞水も多く含有するものである。クロモジ液は、テルピネオール、リモネン、シネオール、リナロール等を含有する。
次いで、図3に概略を示す装置を用い、「電気分解の対象となる水」に陽極4bと陰極4aとを2mm離して設置し、両極間に、6Vを印加して電気分解を行った。陰極4aから水素が発生し、水素水が生成した。
電圧の印加と同時に、超音波振動子を有する霧化部6を作動させることによって、上記で生成した水素水を霧化して、30秒間、ミストとして外部に放出させた。
こうして得られた(放出された)水素水の霧を「霧A1」とする。
<香りあり水の霧>
対照として、上記において、電気分解をせずに、クロモジ液(黒文字液)を上記と同割合で含有する水を、上記と同様の超音波振動子を有する霧化部6で霧化して外部に放出させた。
こうして得られた(放出された)水素分子を含有しない水の霧を「霧a1」とする。
<香りなし水素水の霧>
対照として、上記において、クロモジ液(黒文字液)を使用しないで「電気分解の対象となる水」を得て、その水を上記と同様にして電気分解し、発生した水素水を霧化して外部に放出させた。
こうして得られた(放出された)水素水の霧を「霧b1」とする。
<評価方法>
以下の表1に示す被験者に評価してもらった。
被験者には、鼻から30cmの距離から、それぞれの顔に向けて霧を、前記した装置から、30秒間、放出してもらい、その香りを評価してもらい、以下の判定基準で判定してもらった。
<判定基準>
5:今までに経験したことのないような極めて良い香りがした
4:今までにあまり経験したことのないような良い香りがした
3:経験したような良い香りがした
2:経験したような通常の香りがした
1:香りがしなかった、又は、不快な香りがした
Figure 2022049112000002
<<実施例5の結果>>
表1に判定値を記載する。表1の結果から分かる通り、本発明の抗酸化性霧発生装置1を用い、香りを有する物質が溶解又は分散している水を電気分解し、霧化して放出された霧「霧A1」は、一人の例外を除き、何れも評価4又は5であり、少なくとも、今までにあまり経験したことのないような良い香りがしたと回答した。
一方、同様の香りを有する物質が溶解した単なる水を霧化して放出された霧「霧a1」は、全ての被験者が、評価1~3であり、経験したような香りがした、又は、香りがしなかったと回答した。
水素の含有によって、単なる水に比べて、霧の香りが良好になった。
原因として、使用したクロモジ液には、香りを有する物質として、例えばテルピネオール、リモネン、シネオール、リナロール等が含有されているが、それらの酸化物が微量に含有されており、該酸化物が還元されて元の物質に戻ったために、殆どの人が、「今までに(あまり)経験したことのないような(極めて)良い香りがした」と回答したと考えられる。
また、水素によって、細胞のレセプターが開き、香り分子に対する感度が上がったために、前記したような回答が得られたと考えられる。
水素水は、美肌、美顔、美白、肌の老化防止、しわ除去若しくは予防、アロマテラピー、肌の保湿、活性酸素除去等に効果的である。従って、水素水に、還元性物質を含有するクロモジ液を追加した水は、美肌用、美顔用、美白用、肌の老化防止用、しわ除去若しくは予防用、吸入用、経鼻用、アロマテラピー用、肌の保湿用、活性酸素除去用等に使用したときに、単なる水素水の霧に比べて、更にその効果を発揮する。また、香りによって、嗜好性や楽しみが増し、継続使用や頻繁使用がなされる。
実施例6
試験例1の、「香りを有する物質」として、水蒸気蒸留法で得られたクロモジ液(黒文字液)5g、及び、水5gを混合して、50質量%の電気分解対象水を調製したことに代えて、以下の表2に示した「香りを有する物質」を使用した以外は、試験例1の<香りあり水素水の霧>と同様に霧を発生させ(霧A2、A3、A4、A5とする)、試験例1と同様に評価した。
前記表1に記載した男性54歳から80歳までの4人、及び、前記表1に記載した女性21歳から81歳までの4人、計8人による「前記判定基準による判定値」を求め、それらの相加平均を求めた。
「霧A(香りあり水素水の霧)」(表1における第2行)についてのみ、その平均値を以下の表2に記載した。表2には、試験例1で測定した「クロモジ水(黒文字水)の「霧A1」の8人の平均値も併記した。
Figure 2022049112000003
<<実施例6の結果>>
クロモジに限らず、試験例2で評価した植物である、ヒノキ、サクラ(の葉)、ローズゼラニウム、ユズの何れでも、香りあり水素水の霧(霧A1~A5)は、香りあり純水の霧(霧a1~5)より、香りに関して優れており、他の植物でも試験例1と同様の結果が得られた。
霧a(香りあり純水の霧)(水素不含有)の判定値の平均値は、表2の電気分解対象水(表2に記載の植物)について、何れも2.0~2.6の範囲であった。
また、霧b(香りなし水素水の霧)(香りを有する物質の不含有)の判定値の平均値は、何れも1.0であった。
実施例7
<酸化還元電位>
電気分解によって水素水を生成させる装置(株式会社日本トリムエレクトリックマシナリー製、管理医療機器トリムイオンGRACE(登録商標))を用いて水素水を得た。
得られた水素水に、表3に示す「植物由来物」を、それぞれ10質量%加えて検体を調製した。ここで、「植物由来物」は、生の植物(の部位)を、37℃以下で減圧蒸留(抽出)したものである。
調製された検体を、デジタルORPメーターYK-23RP(株式会社マザーツール製)を用いて、常法に従って(装置説明書記載の方法で)、酸化還元電位の測定を行った。結果を以下の表3に示す。
Figure 2022049112000004
表3に示すように、「香りを有する物質を含有する植物由来物」を含有する水素水の酸化還元電位は、水素水自体の酸化還元電位より低い値(絶対値が大きい値)が得られた。なお、これらの霧の酸化還元電位も上記値と同様と考えられる。
この低い酸化還元電位が、本発明の効果を及ぼしたものと考えられる。
本発明の抗酸化性霧発生装置1で得られる霧は水素を含むので、活性酸素除去用として好適であり、更に、含有される「香りを有する物質」には還元性のものが多いので、活性酸素除去用として更に好適である。
従って、美肌用、美顔用、美白用、肌の老化防止用、しわ除去若しくは予防用、吸入用、経鼻用、アロマテラピー用、肌の保湿用等として、従来の水素水や従来の純水の霧に比べ、有用であることが分かった。また、従来の「香りを有する物質を含み水素を含まない液のディフューザーやスプレー装置」に比べ、有用であることが分かった。
本発明の抗酸化性霧発生装置は、従来にない香りを創出し、含有量が少なくても強い香りを感じ、水素や還元性物質によって抗酸化性を有するので、美容産業分野、医療産業分野、ヘルスケア分野、アンチエージング分野、介護分野、環境産業分野、日用品分野等に広く利用されるものである。
1 抗酸化性霧発生装置
2 容器
3 電源
4 電解部
4a 陰極
4b 陽極
4c 隔膜
5 水素水生成部
6 霧化部
6a 振動子
7 把持部
8 水供給口
W 水
HW 水素水
HM 霧

Claims (14)

  1. 装置内で水素水を生成させ、該生成した水素水を霧化して、発生した霧を外部に放出するようになっている抗酸化性霧発生装置であって、
    該霧には、香りを有する物質が溶解又は分散されるようになっていることを特徴とする抗酸化性霧発生装置。
  2. 以下の(1)ないし(3)の何れかのような構造を有する請求項1に記載の抗酸化性霧発生装置。
    (1)水を電気分解することによって得られた水素を用いて前記水素水を得るようになっている
    (2)内部に水素ボンベを有し、該水素ボンベ中の水素を水に加えることによって前記水素水を得るようになっている
    (3)内部に水素発生剤を有し、該水素発生剤と水とを反応させることによって前記水素水を得るようになっている
  3. 水の電気分解で得られた水素を含有する水素水を霧化して放出する抗酸化性霧発生装置であって、
    該電気分解の対象となる水に、香りを有する物質を溶解又は分散させておくことによって、香りを有する物質が溶解又は分散している水素水の霧を発生させるようになっている請求項1又は請求項2に記載の抗酸化性霧発生装置。
  4. 香りを有する物質が溶解又は分散している水;
    該水を貯える容器;
    陰極と陽極を有し該電極間に電圧を印加して該水を電気分解する電解部;
    該電圧を発生させる電源;
    該陰極から発生する水素を含有する水素水を生成する水素水生成部;及び;
    該水素水を霧にして放出する霧化部;
    を具備したものである請求項3に記載の抗酸化性霧発生装置。
  5. 前記香りを有する物質が、植物由来物に含有されるものである請求項1ないし請求項4の何れかの請求項に記載の抗酸化性霧発生装置。
  6. 前記植物由来物が精油又は植物細胞水である請求項5に記載の抗酸化性霧発生装置。
  7. 前記植物由来物の植物が、アイリス、アカヤジオウ、アカマツ、アカメガシワ、アキカラマツ、アケビ、アサ、アサガオ、アジョワン、アズキ、アニス、アマチャ、アミガサユリ、アルバローズ、アンジェリカ、アンズ、アンバー、アンブレット、イカリソウ、イグサ、イチョウ、イニュラ、イヌサフラン、イネ、イモーテル、イランイラン、インドジャボク、ウインターグリーン、ウスバサイシン、ウコン、ウド、ウメ、ウツボグサ、ウラルカンゾウ、ウンシュウミカン、エゾウコギ、エビスグサ、エレミ、エンゴサク、エンジュ、オオツヅラフジ、オオバコ、オークモス、オケラ、オタネニンジン、オニオン、オニノヤガラ、オポポナックス、オリーブ、オレガノ、オレンジスイート、オレンジビター、オレンジジャスミン、オールスパイス、カカオ、カキ、カギカズラ、ガジュツ、カナンガ、カノコソウ、カモミール、カユプテ、カラスビシャク、カラムス、ガランガル、ガーリック、カルダモン、ガルバナム、カワラヨモギ、カンファー(クスノキ)、キカラスウリ、キキョウ、キササゲ、キハダ、キバナオウギ、キャベッジローズ、キャラウェイ、キャロットシード、キュベブ、キーワ、クコ、クサスギカズラ、クズ、クチナシ、クマコケモモ、クミン、クララ、クラリセージ、グレープフルーツ、クレメンタイン、クローブ、クロモジ、ケシ、ゲットウ、ゲンチアナ、ゲンノショウコ、コウホネ、コガネバナ、コカノキ、ゴシュユ、コブシ、ゴボウ、コーヒー、コリアンダー、ゴマ、サイプレス、サイペルス、サクラ、ザクロ、サジオモダカ、サフラン、サネブトナツメ、サラシナショウマ、サンシュシュ、サンショウ、サンダルウッド、ジギタリス、シクンシ、シソ、シダーウッド、シトロネラ、シナニッケイ、シナマオウ、シナモン、シナレンギョウ、シャクヤク、ジャスミン、ジャノヒゲ、ジュニパーベリー、ショウヨウダイオウ、ジンジャー(ショウガ)、スイカズラ、スギ、スターアニス、ステビア、スパイクナード、セイボリー、セイヨウカラシナ、セージ、ゼラニウム・ブルボン(ローズゼラニウム)、ゼラニウム・エジプト、セリバオウレン、センキュウ、セロリ、セントジョンズワート、センブリ、ダイウイキョウ、タイム、ダイダイ、タジェット、タチバナ、タバコ、ターメリック、タラゴン、タンジー、タンジェリン、チガヤ、チェストツリー、チャノキ、チューブローズ、チョウジノキ、チョウセンゴミシ、チョレイマイタケ、チンネベリーセンナ、ティートリー、ティーローズ、ディル、テンダイウヤク、トウガラシ、トウガン、トウキ、トウゴマ、トウモロコシ、ドクダミ、トチバニンジン、トチュウ、トンカビーンズ、ナツメ、ナツメグ、ナルシス、ナンテン、ニアウリ、ニガキ、ニチニチソウ、ヌルデ、ネロリ、ノイバラ、バイオレット、パイン、バジル、パセリ、ハシリドコロ、バーチ、ハチミツ、パチュリ、ハッカ、バッカクキン、ハトムギ、ハマゴウ、ハマボウフウ、ハナスゲ、ハマビシ、ハマナス、ハニーサックル、バニラ、バルサム、パルマローザ、バレリアン、ヒキオコシ、ヒソップ、ヒナタイノコズチ、ヒノキ、ヒヨス、ヒロハセネガ、ビワ、ビンロウ、ファー(モミ)、フェンネル(ウイキョウ)、プチグレン、ブラックスプルース、ブラックペッパー(コショウ)、フランキンス、ベイ、ベチバー、ベラドンナ、ペニーロイヤル、ベニバナ、ベルガモット、ベンゾイン(アンソクコウ)、ホウノキ、ボタン、ホップ、ホーリーバジル、マクサ(テングサ)、マグワ、マジョラム、マツホド、マートル、マヌカ、マンダリン、ミシマサイコ、ミモザ、ミルラ、ミント・コーン、ミント・スペア、ミント・ペパー、ミント・ベルガモット、ミント・パイン、ムクゲ、ムラサキ、メイチャン、メドウスイート、メハジキ、メリッサ(レモンバーム)、モッコウ、モモ、ヤマトリカブト、ヤマノイモ、ヤマモモ、ヤマユリ、ヤロウ、ユーカリ、ユズ、ヨウシュチョウセンアサガオ、ヨモギ、ライム、ラッカセイ、ラーチ(ヨーロッパカラマツ)、ラバンジン、ラブダナム、ラブラドルティ、ラベンサラ、ラベンダー、リナロエウッド、リュウガン、リンデン、リンドウ、レモン、レモングラス、レモンバーベナ、ロウバイ、ローズ、ローズウッド、ローズマリー、ロータス(ハス)、ロベージ、ローレル、ワサビ、及び、ワタよりなる群から選択された1種以上の植物である請求項5又は請求項6に記載の抗酸化性霧発生装置。
  8. 前記香りを有する物質が植物由来物に含有されるものであり、該香りを有する物質が還元性物質であり、該植物由来物中に、該香りを有する物質が酸化されてなる不純物を含有する請求項1ないし請求項7の何れかの請求項に記載の抗酸化性霧発生装置。
  9. 前記水素水を霧化して放出するための霧化部が、超音波振動子を備えるものである請求項1ないし請求項8の何れかの請求項に記載の抗酸化性霧発生装置。
  10. 美肌用、美顔用、美白用、肌の老化防止用、しわ除去若しくは予防用、吸入用、経鼻用、アロマテラピー用、肌の保湿用、感染症予防用、抗菌若しくは抗ウイルス用、免疫増強用、又は、活性酸素除去用である請求項1ないし請求項9の何れかの請求項に記載の抗酸化性霧発生装置。
  11. 請求項1ないし請求項10の何れかの請求項に記載の抗酸化性霧発生装置を用いる霧発生方法であって、
    前記水素水に、香りを有する物質を溶解又は分散させておくことを特徴とする霧発生方法。
  12. 前記水素水に、「前記香りを有する物質及び該香りを有する物質が酸化されてなる不純物」を含有する植物由来物を、溶解又は分散させておく請求項11に記載の霧発生方法。
  13. 請求項3ないし請求項10の何れかの請求項に記載の抗酸化性霧発生装置を用い、水を電気分解することによって得られた水素を用いて水素水を得る霧発生方法であって、
    該電気分解の対象となる水に、香りを有する物質を溶解又は分散させておくことによって、香りを有する物質が溶解又は分散している水素水の霧を発生させることを特徴とする霧発生方法。
  14. 前記電気分解の対象となる水に、「香りを有する物質及び該香りを有する物質が酸化されてなる不純物」を含有する植物由来物を、溶解又は分散させておく請求項13に記載の霧発生方法。

JP2020155153A 2020-09-16 2020-09-16 抗酸化性霧発生装置及び霧発生方法 Pending JP2022049112A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020155153A JP2022049112A (ja) 2020-09-16 2020-09-16 抗酸化性霧発生装置及び霧発生方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020155153A JP2022049112A (ja) 2020-09-16 2020-09-16 抗酸化性霧発生装置及び霧発生方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022049112A true JP2022049112A (ja) 2022-03-29

Family

ID=80853716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020155153A Pending JP2022049112A (ja) 2020-09-16 2020-09-16 抗酸化性霧発生装置及び霧発生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022049112A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101729649B1 (ko) 건강 용도의 가스 발생기
JP5697126B2 (ja) 抗ウィルス剤
US20100272789A1 (en) External medicine for treatment or prevention
KR101748093B1 (ko) 수소수와 오존이 함유된 피부 보습용 미스트 조성물
CN102294043A (zh) 一种空气清新剂及其制备方法
CN108079354A (zh) 一种空气净化组合物、其制备方法及应用
CN103948954A (zh) 一种中药空气净化剂
KR20110000216A (ko) 솔잎 추출물, 쑥 추출물, 녹차잎 추출물을 함유하는 방향제용 조성물 및 그 제조방법
CN110129134A (zh) 一种具有抑菌功效成分的香氛用香精及其制备方法
JP2022049112A (ja) 抗酸化性霧発生装置及び霧発生方法
CN104784727A (zh) 一种生物除臭剂及其使用方法
JP2001019992A (ja) 高揚剤及び高揚香料組成物
CN110152046A (zh) 一种具有镇静安神功效成分的香氛用香精及其制备方法
JP2015117197A (ja) 鼻症状改善剤
KR20110085664A (ko) 노인 악취 제거를 위한 천연식물추출 배합 조성물
KR100955080B1 (ko) 기화 흡입용 조성물 및 장치
CN106963969A (zh) 一种具有持久释放负氧离子功能的香薰机
CN104322570B (zh) 一种蕲艾空气消毒喷雾剂及其制备方法
CN108721671A (zh) 具有提神醒脑功能的学生用空气清新剂及其制备方法
WO2001041728A1 (en) Fragrance or flavor formulation
JP2006036724A (ja) インクジェット噴霧吸入用溶液
KR20010075899A (ko) 필기구용 향잉크
CN107715154A (zh) 利于除异味杀菌的喷雾剂
KR20100057121A (ko) 체취 감소용 화장료 조성물
CN104771328A (zh) 碳酸泉片剂及其制备方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230912