JP2022044306A - 積層型ヘッダ、熱交換器、及び冷凍装置 - Google Patents

積層型ヘッダ、熱交換器、及び冷凍装置 Download PDF

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Abstract

【課題】3枚のプレートを用いて構成することができる積層型ヘッダを提供する。【解決手段】積層型ヘッダは、第1プレート41と、第1プレート41に重ねられ冷媒配管35が接続される第2プレート42と、第2プレート42とは反対側で第1プレート41に重ねられ第1伝熱管26及び第2伝熱管26が接続される第3プレート43とを備え、第1プレート41と第2プレート42との間に冷媒配管35から冷媒が流入する第1流路45が形成され、第1プレート41と第3プレート43との間に冷媒を第1伝熱管26に流入させる第2流路46、及び冷媒を第2伝熱管26に流入させる第3流路46が形成され、第1プレート41には、第1流路45と第2流路46とを連通する第1連通口47、及び第1流路45と第3流路46とを連通する第2連通口47が形成され、第1プレート41は、第2プレート42に対向する板面に第1流路45を形成する第1凹部51を有する。【選択図】図7

Description

本開示は、熱交換器に適用可能な積層型ヘッダ、熱交換器、及び冷凍装置に関する。
下記特許文献1には、複数の板状部材を積層させることによって構成された積層型ヘッダが開示されている。この積層型ヘッダは、扁平管(伝熱管)が接続される複数の第1出口流路が形成された第1板状部材と、冷媒配管が接続される1つの第1入口流路が形成された第2板状部材と、第1板状部材と第2板状部材との間に配置され、第1入口流路から流入する冷媒を複数の第1出口流路に分配する分配流路が形成された複数の第3板状部材とを備えている。
各第3板状部材には、流入した冷媒を2つに分岐する分岐流路が形成されている。第2板状部材の第1入口流路から流入した冷媒は、複数の第3板状部材の分岐流路を通過することによって、2つ、4つ、8つ・・・というように2の累乗で分岐数が増大し、最終的に第1出口流路と同数まで分岐される。
国際公開第2014/185391号
特許文献1に記載された積層型ヘッダは、第1板状部材における第1出口流路の数が増えるほど多くの第3板状部材を必要とする。そのため、積層型ヘッダの部品点数が多くなり、板状部材同士を接合する工程が増加するため、製造コストが高騰する恐れがある。
本開示は、3枚のプレートを用いて構成することができる積層型ヘッダ、熱交換器、及び冷凍装置を提供することを目的とする。
(1)本開示の積層型ヘッダは、
第1プレートと、
前記第1プレートの板面に垂直な第1方向において前記第1プレートに重ねられかつ冷媒配管が接続される第2プレートと、
前記第1方向における前記第2プレートとは反対側において前記第1プレートに重ねられかつ第1伝熱管及び第2伝熱管が接続される第3プレートとを備え、
前記第1プレートと前記第2プレートとの間には、前記冷媒配管から冷媒が流入する第1流路が形成され、
前記第1プレートと前記第3プレートとの間には、冷媒を前記第1伝熱管に流入させる第2流路、及び、冷媒を前記第2伝熱管に流入させる第3流路が形成され、
前記第1プレートには、前記第1流路と前記第2流路とを連通する第1連通口、及び、前記第1流路と前記第3流路とを連通する第2連通口が形成され、
前記第1プレートは、前記第2プレートに対向する板面に、前記第1流路を形成する第1凹部を有している。
以上の構成により、3枚のプレートを用いて積層型ヘッダを構成することができる。第1プレートが第1凹部を有することによって、第1プレートと第2プレートとの間に容易に第1流路を形成することができる。
(2)好ましくは、前記第2プレートは、前記第1方向に貫通する開口を有し、かつ、前記開口を除く前記第1プレートに対向する板面が平坦面である。
この構成により、第2プレートの構造を簡素化することができる。
(3)好ましくは、前記第1プレートは、前記第3プレートに対向する板面に、前記第2流路を形成する第2凹部、及び、前記第3流路を形成する第3凹部を有する。
このような構成によって、第1プレートと第3プレートとの間に容易に第2流路を形成することができる。第1プレートが第1凹部~第3凹部を有することによって、第2プレート及び第3プレートの構造を簡素化することができる。
(4)本開示の積層型ヘッダは、
第1プレートと、
前記第1プレートの板面に垂直な第1方向において前記第1プレートに重ねられかつ冷媒配管が接続される第2プレートと、
前記第1方向における前記第2プレートとは反対側において前記第1プレートに重ねられかつ第1伝熱管及び第2伝熱管が接続される第3プレートとを備え、
前記第1プレートと前記第2プレートとの間には、前記冷媒配管から冷媒が流入する第1流路が形成され、
前記第1プレートと前記第3プレートとの間には、冷媒を前記第1伝熱管に流入させる第2流路、及び、冷媒を前記第2伝熱管に流入させる第3流路が形成され、
前記第1プレートには、前記第1流路と前記第2流路とを連通する第1連通口、及び、前記第1流路と前記第3流路とを連通する第2連通口が形成され、
前記第1プレートは、前記第3プレートに対向する板面に、前記第2流路を形成する第2凹部、及び、前記第3流路を形成する第3凹部を有している。
以上の構成により、3枚のプレートを用いて積層型ヘッダを構成することができる。第1プレートが第2凹部及び第3凹部を有することによって、第1プレートと第3プレートとの間に容易に第2流路及び第3流路を形成することができる。
(5)好ましくは、前記第3プレートは、前記第1方向に貫通する開口を有し、かつ前記開口を除く前記第1プレートに対向する板面が平坦面である。
この構成により、第3プレートの構造を簡素化することができる。
(6)好ましくは、前記第1伝熱管及び前記第2伝熱管は、複数の冷媒流路を内部に有している多穴管であり、
前記第3プレートは、前記第1伝熱管及び前記第2伝熱管がそれぞれ接続される第1開口及び第2開口を有し、
前記第1連通口は、前記第1方向からみて前記第1開口と重ならない位置に配置され、前記第2連通口は、前記第1方向からみて前記第2開口と重ならない位置に配置されている。
このような構成によって、第1連通口及び第2連通口からそれぞれ第2流路及び第3流路に流入した冷媒がさらに多穴管である第1伝熱管及び第2伝熱管の各冷媒流路に流入するときの、各冷媒流路への冷媒の偏流を抑制することができる。
(7)好ましくは、前記第1流路が、環状に形成されかつ冷媒を循環させる環状部を有している。
このような構成によって、第1流路において冷媒を循環させながら、第1連通口及び第2連通口で冷媒を均一に分流することができる。
(8)好ましくは、前記第1プレート、前記第2プレート、及び前記第3プレートは、前記第1方向に直交する第2方向の長さが、前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向の長さよりも大きく、
前記第3プレートの前記第3方向における両側に、前記第3プレートから前記第1プレート側へ向けて突出しかつ前記第3方向における前記第1プレート及び前記第2プレートの端面を覆う被覆部材を有している。
このような構成によって、第1プレート、第2プレート、及び第3プレートの第3方向における相対位置を適切に設定することができる。
(9)本開示の熱交換器は、上記(1)~(8)のいずれか1つに記載の積層型ヘッダを備えている。
(10)本開示の冷凍装置は、上記(9)に記載の熱交換器を備えている。
本開示の一実施の形態に係る積層型ヘッダを備えた熱交換器が適用される冷凍装置の概略構成図である。 室外熱交換器を展開して示す概略図である。 図2のA-A矢視断面図である。 室外熱交換器の液ヘッダの下部側を示す側面図である。 室外熱交換器の液ヘッダの分解斜視図である。 室外熱交換器の液ヘッダの分解斜視図である。 図4のB-B線断面図である。 図7のC-C線断面図である。 液ヘッダの流路形成プレートの正面図である。 液ヘッダの流路形成プレートの背面図である。 図7のD部拡大図である。 図7のE部拡大図である。
図1は、本開示の一実施の形態に係る積層型ヘッダを備えた熱交換器が適用される冷凍装置の概略構成図である。
本実施形態の冷凍装置は、空気調和機1である。この空気調和機1は、例えば、室内の冷房及び暖房を行う。空気調和機1は、室外に設置される室外機2と、室内に設置される室内機3とを備えている。室外機2と室内機3とは、冷媒配管である連絡配管によって互いに接続されている。
空気調和機1は、蒸気圧縮式の冷凍サイクル運転を行う冷媒回路4を備えている。冷媒回路4は、室内熱交換器11、圧縮機12、油分離器13、室外熱交換器14、膨張弁(膨張機構)15、アキュムレータ16、四方切換弁17等と、これらを接続する冷媒配管10とを有する。冷媒配管10は、液配管10Lとガス配管10Gとを含む。
室内機3には、冷媒回路4の構成要素のうち、室内熱交換器11が設けられている。室外機2には、冷媒回路4の構成要素のうち、圧縮機12、油分離器13、室外熱交換器14、膨張弁15、アキュムレータ16及び四方切換弁17が設けられている。
空気調和機1が冷房運転を行う場合、四方切換弁17が図1に実線で示す状態に切り換えられ、室外熱交換器14が冷媒の凝縮器(放熱器)として機能し、室内熱交換器11が冷媒の蒸発器として機能する。圧縮機12から吐出されたガス状冷媒は、油分離器13を通過して室外熱交換器14に流入する。油分離器13は、ガス状冷媒に含まれる冷凍機油をガス状冷媒から分離する。ガス状冷媒は、室外熱交換器14で外気と熱交換して凝縮し、液状冷媒となる。その後、液状冷媒は、膨張弁15で減圧されてから室内熱交換器11で室内空気と熱交換して蒸発し、アキュムレータ16を経て圧縮機12に吸引される。アキュムレータ16は、ガス状冷媒と液状冷媒とを分離し、ガス状冷媒のみを圧縮機12に吸引させる。
暖房運転の際に室外熱交換器14に付着した霜を取り除く除霜運転を行う場合にも、冷房運転と同様に、室外熱交換器14が冷媒の凝縮器として機能し、室内熱交換器11が冷媒の蒸発器として機能する。
空気調和機1が暖房運転を行う場合、四方切換弁17が図1に破線で示す状態に切り換えられ、室外熱交換器14が冷媒の蒸発器として機能し、室内熱交換器11が冷媒の凝縮器として機能する。圧縮機12から吐出されたガス状冷媒は、油分離器13を通過して室内熱交換器11に流入する。ガス状冷媒は、室内熱交換器11で室内空気と熱交換して凝縮し、液状冷媒となる。その後、液状冷媒は、膨張弁15で減圧されてから室外熱交換器14で外気と熱交換して蒸発し、アキュムレータ16を経て圧縮機12に吸引される。
[室外熱交換器14の構成]
図2は、室外熱交換器14を展開して示す概略図である。図3は、図2のA-A線断面図である。
室外熱交換器14は、内部を流れる冷媒と空気との間で熱交換を行う。本実施形態の室外熱交換器14は、マイクロチャネル型熱交換器である。室外熱交換器14は、一対のヘッダ21,22と、熱交換器本体23とを有する。一対のヘッダ21,22及び熱交換器本体23は、アルミニウム製又はアルミニウム合金製である。
一対のヘッダ21,22は、熱交換器本体23の両端に配置されている。一方のヘッダ21は、液状冷媒(気液二相冷媒)が流れる液ヘッダである。他方のヘッダ22は、ガス状冷媒が流れるガスヘッダである。液ヘッダ21及びガスヘッダ22は、その長手方向を上下方向に向けた状態で配置されている。液ヘッダ21には、複数のキャピラリ管37を有する分流器19が接続されている。ガスヘッダ22には、ガス配管24が接続されている。
熱交換器本体23は、内部を流れる冷媒と空気との間で熱交換を行う部分である。空気は、図3の矢印aで示す方向に流れる。熱交換器本体23は、複数の伝熱管26と、複数のフィン27とを有する。複数の伝熱管26は、水平に配置されている。複数の伝熱管26は、上下方向に並べて配置されている。各伝熱管26の長手方向の一端部は液ヘッダ21に接続されている。各伝熱管26の長手方向の他端部は、ガスヘッダ22に接続されている。
本実施形態の伝熱管26は、冷媒流路となる複数の孔26pが形成された多穴管である。各孔26pは、伝熱管26の長手方向に沿って延びている。冷媒は、伝熱管26の各孔26pを流れている間に空気と熱交換する。複数の孔26pは、伝熱管26の長手方向に直交する水平方向に1列に並べて配置されている。複数の孔26pは、熱交換器本体23に対する空気の流れ方向aに沿って並べて配置されている。空気は、複数の伝熱管26の上下方向の間を通過する。伝熱管26は、空気の流れ方向aの長さよりも上下方向の長さの方が小さい扁平形状に形成されている。
複数のフィン27は、伝熱管26の長手方向に沿って並べて配置されている。各フィン27は、上下方向に長く形成された薄板材である。フィン27には、空気の流れ方向aの一方側の辺から他方側の辺に向けて延びる切り欠き27aが、上下方向に間隔をあけて複数個並べて形成されている。伝熱管26は、フィン27の各切り欠き27aに挿入された状態でフィン27に取り付けられている。
冷媒は、冷房運転を行う場合にガスヘッダ22から熱交換器本体23を通過して液ヘッダ21へ一方向に流れる。冷媒は、暖房運転を行う場合に液ヘッダ21から熱交換器本体23を通過してガスヘッダ22へ一方向に流れる。
図2に例示する熱交換器本体23は、複数(図示例では5個)の熱交換部31を有している。複数の熱交換部31は、上下方向に並べて配置されている。液ヘッダ21の内部は、熱交換部31ごとに上下に区画されている。言い換えると、図3に示すように、液ヘッダ21の内部には、熱交換部31ごとの流路33が形成されている。
液ヘッダ21には、冷媒配管である複数(図示例では5本)の接続管35が接続されている。接続管35は、各流路33に対応して設けられている。各接続管35には、分流器19のキャピラリ管37が接続されている。
ガスヘッダ22の内部は区画されておらず、全ての熱交換部31にわたって連続した流路を有している。したがって、1本のガス配管24からガスヘッダ22に流入した冷媒は、全ての伝熱管26に分流され、全ての伝熱管26からガスヘッダ22に流入した冷媒は、ガスヘッダ22で合流されて1本のガス配管24に流入する。
暖房運転の際に、分流器19で分流された液状冷媒は、キャピラリ管37及び接続管35を流れて液ヘッダ21内の各流路33に流入し、各流路33に接続された複数の伝熱管26を通ってガスヘッダ22へ流れる。逆に、冷房運転又は除霜運転の際に、ガスヘッダ22で複数の伝熱管26に分流された冷媒は、液ヘッダ21の各流路33に流入し、各流路33から各キャピラリ管37を流れて分流器19で合流する。
[液ヘッダ21の具体的構成]
以下、液ヘッダ21の具体的な構成について説明する。
図4は、室外熱交換器14の液ヘッダ21の下部側を示す側面図である。図5及び図6は、室外熱交換器14の液ヘッダ21の分解斜視図である。図7は、図4のB-B線断面図である。図8は、図7のC-C線断面図である。
図4~図8に示すように、液ヘッダ21は、複数のプレート41,42,43を重ねることによって構成された積層型ヘッダである。具体的に、本実施形態の液ヘッダ21は、3枚のプレート41,42,43を重ねることによって構成されている。液ヘッダ21は、冷媒配管である接続管35が取り付けられる接続管取付プレート42と、伝熱管26が取り付けられる伝熱管取付プレート43と、接続管取付プレート42と伝熱管取付プレート43との間に配置される流路形成プレート41とを有している。これらのプレート41,42,43は、いずれもアルミニウム製又はアルミニウム合金製である。
なお、以下の説明では、複数のプレート41,42,43が重ねられる方向、言い換えると、各プレート41,42,43の板面に垂直な方向を第1方向Xとし、第1方向Xに直交する液ヘッダ21の長手方向を第2方向Zとし、第1方向X及び第2方向Zに直交する方向を第3方向Yとする。本実施形態の液ヘッダ21は、第1方向Xを前後方向、第2方向Zを上下方向、第3方向Yを左右方向に向けて配置されている。したがって、以下の説明では、第1方向Xを前後方向、第2方向Zを上下方向、第3方向Yを左右方向と言い換えることがある。第1方向Xにおいて、接続管取付プレート42側を正面、伝熱管取付プレート43側を背面ということがある。
(接続管取付プレート42)
図5及び図6に示すように、接続管取付プレート42は、上下方向Zに長い長方形状の板材である。接続管取付プレート42は、その板面が上下方向Z及び左右方向Yに沿って配置されている。
接続管取付プレート42は、前後方向Xに貫通する複数の開口42aを有している。複数の開口42aは、第2方向Zに並べて形成されている。接続管取付プレート42の開口42aは、接続管取付プレート42の左右方向Yの一方側に偏った位置に配置されている。上下方向Zに隣接する開口42aは、熱交換器本体23における1つの熱交換部31の上下方向Zの長さに相当する間隔をあけて配置されている。
各開口42aには、接続管35が取り付けられている。具体的に、各開口42aに、接続管35の端部が挿入され、ろう付けによって接合されている。
接続管取付プレート42は、流路形成プレート41に対向する一方の板面と、その反対側の他方の板面とが、開口42aを除いて平坦面に形成されている。
(伝熱管取付プレート43)
図5及び図6に示すように、伝熱管取付プレート43は、上下方向Zに長い長方形状の板材からなる。伝熱管取付プレート43は、その上下方向Zの長さ及び左右方向Yの長さが接続管取付プレート42の上下方向Zの長さ及び左右方向Yの長さと略同一である。
伝熱管取付プレート43には、複数の開口43aが前後方向Xに貫通して形成されている。複数の開口43aは、上下方向Zに並べて形成されている。開口43aは、左右方向Yに長手に形成された孔である。図7及び図8に示すように、各開口43aには、伝熱管26の一端部が挿入される。開口43aの内周部と伝熱管26の外周面とは、ろう付けで接合される。
伝熱管取付プレート43は、流路形成プレート41に対向する一方の板面と、その反対側の他方の板面とが、開口43aを除いて平坦面に形成されている。
図5~図7に示すように、液ヘッダ21は、伝熱管取付プレート43の左右方向Yの両側に一対の被覆部材44を有している。一対の被覆部材44は、伝熱管取付プレート43から流路形成プレート41及び接続管取付プレート42側へ向けて前後方向Xに突出している。一対の被覆部材44は、伝熱管取付プレート43の左右方向Yの両側を折り曲げることによって形成されている。
一対の被覆部材44は、接続管取付プレート42及び流路形成プレート41を左右方向Yの外側からから挟み、接続管取付プレート42及び流路形成プレート41の左右方向Yの位置を設定する。したがって、接続管取付プレート42、伝熱管取付プレート43、及び流路形成プレート41は、一対の被覆部材44によって左右方向Yの相対的な位置が適切に設定される。
(流路形成プレート41)
図5~図7に示すように、流路形成プレート41は、上下方向Zに長い長方形状の板材である。流路形成プレート41は、その上下方向Zの長さ及び左右方向Yの長さが、接続管取付プレート42の上下方向Zの長さ及び左右方向Yの長さと略同一である。流路形成プレート41は、上下方向Z及び左右方向Yに沿って配置されている。
流路形成プレート41には、図3において説明した複数の流路33が形成されている。なお、以下の流路33の説明において、「流入側」及び「流出側」とは、暖房運転の際に液ヘッダ21に対して冷媒が流入する側及び流出する側を意味している。
図9は、液ヘッダ21の流路形成プレート41の正面図である。図10は、液ヘッダ21の流路形成プレート41の背面図である。
図6~図10に示すように、各流路33は、流入側流路45と、流出側流路46と、連通口47とを有している。
流入側流路45は、接続管取付プレート42と流路形成プレート41との間に形成されている。流入側流路45は、流路形成プレート41における接続管取付プレート42に対向する板面に形成された流入側凹部51により構成されている。
図5及び図9に示すように、流入側凹部51は、流入部52と、環状部53とを有している。流入部52と環状部53とは上下方向Zに並べて配置されている。流入部52は、正面からみて略台形状に形成されている。流入部52は、左右方向Yの一方側(図9における右側)に偏った位置に配置されている。図8に示すように、流入部52は、接続管取付プレート42に取り付けられた接続管35に前後方向Xに対向する位置に配置され、接続管35に連通している。
図5及び図9に示すように、環状部53は、流入部52の上側に配置されている。環状部53は、正面からみて環状に形成されている。環状部53の外周と内周とは、上下方向Zに長い長方形状に形成されている。環状部53は、第1部分53aと、第2部分53bと、第3部分53cと、第4部分53dとを有する。第1部分53aは、左右方向Yの一方側(図9における右側)に偏った位置に配置されている。第2部分53bは、左右方向Yの他方側(図9における左側)に偏った位置に配置されている。第1部分53aと第2部分53bとは、同じ上下方向Zの長さを有する。第1部分53aは、流入部52に連通している。
環状部53の第3部分53cは、第1部分53aと第2部分53bとの上端部同士を接続している。第4部分53dは、第1部分53aと第2部分53bとの下端部同士を接続している。流路形成プレート41は、第1部分53a、第2部分53b、第3部分53c、及び第4部分53dに囲まれた突条部55を有している。突条部55は、流入側凹部51の底面から突出し、上下方向Zに延びている。
図5に示すように、接続管取付プレート42に取り付けられた接続管35を流れる冷媒は、流路形成プレート41の流入部52から環状部53の第1部分53aに流入する。冷媒は、第1部分53aを上方に向けて流れ、第3部分53cで方向を転換し、第2部分53bを下方に向けて流れる。その後、冷媒は、第4部分53dを通って再び第1部分53aを流れることで、環状部53を循環する。
流入部52の上部は、流入部52の下部よりも左右方向Yの長さが小さい絞り部52aを構成している。そのため、接続管35から流入部52に流入した冷媒は、絞り部52aにおいて流速が高められた状態で環状部53に流入する。そのため、環状部53における冷媒の循環を促進することができる。
図6に示すように、各流路33の流出側流路46は、伝熱管取付プレート43と流路形成プレート41との間に形成されている。各流路33の流出側流路46は、上下方向Zに並べて複数設けられている。各流出側流路46は、流路形成プレート41に形成された流出側凹部58により構成されている。本実施形態の各流路33は、6個の流出側凹部58を有している。各流出側凹部58は、前後方向Xから見て長方形状又は正方形状に形成されている。
各流出側凹部58は、それぞれ伝熱管取付プレート43に形成された1個の開口43aに対応して形成されている。各流出側凹部58は、対応する開口43aに取り付けられた伝熱管26と連通する。
図5に示すように、連通口47は、流入側凹部51における第2部分53b内に上下方向Zに間隔をあけて複数設けられている。図6に示すように、連通口47は、流出側凹部58と同じ数だけ設けられ、複数の連通口47は、それぞれ流出側凹部58内に設けられている。複数の連通口47は、それぞれ流入側凹部51の環状部53と、流出側凹部58とを連通している。
図5及び図6に示すように、接続管35から液ヘッダ21内の流入側凹部51に流入した冷媒は、環状部53を循環しながら各連通口47を通過し、各流出側凹部58に流入する。このとき、冷媒は、流入側凹部51及び連通口47を流れることによって分流される。各流出側凹部58に流入した冷媒は、伝熱管取付プレート43に取り付けられた伝熱管26に流入する。
図10に示すように、連通口47は、流出側凹部58の下側に偏った位置に配置されている。これに対して、伝熱管取付プレート43の開口43aに取り付けられた伝熱管26は、流出側凹部58の上下略中央部に対応する位置に配置されている。そのため、連通口47と開口43a及び伝熱管26とは、前後方向Xからみて互いに重ならない位置に配置されている。そのため、連通口47から流出側凹部58内に流入した冷媒は、一旦、流出側凹部58内で拡散してから伝熱管26の複数の冷媒流路26p(図4参照)に流入する。そのため、伝熱管26の複数の冷媒流路26pにおける冷媒の偏流を抑制することができる。
図9及び図10に示すように、流路形成プレート41の接続管取付プレート42に対向する板面と、伝熱管取付プレート43に対向する板面とには、各流路33の流入側凹部51及び流出側凹部58の周りを囲む溝60,70が形成されている。この溝60,70は、流路形成プレート41を接続管取付プレート42及び伝熱管取付プレート43にろう付けにより接合する際に、フラックスを保持するための保持溝として機能し、更にろう材を流入側凹部51及び流出側凹部58の周囲に流すための通路として機能する。
図9に示すように、溝60は、第1溝61、第2溝62、第3溝63、第4溝64を含む。第1溝61は、液ヘッダ21の上端部から下端部まで連続して設けられている。第1溝61は、左右方向Yの両側に設けられている。左右一方側(図9における左側)に設けられた第1溝61は、上下方向Zに延びる縦溝部61aと、左右方向Yに延びる横溝部61bとを有する。
図9において、縦溝部61aは、流入側凹部51の左側に隣接して配置されている。具体的に、縦溝部61aは、流入側凹部51の流入部52に隣接する第1部分61a1と、環状部53に隣接する第2部分61a2とを有し、第1部分61a1は、流路形成プレート41の左右方向Yの略中央部に配置されている。第1部分61a1と第2部分61a2とは横溝部61bによって接続されている。
左右方向Yの他方側(図9における右側)に設けられた第1溝61は、上下方向Zに沿って一直線状に延びている。
第2溝62は、液ヘッダ21の上下方向Zの一端部と他端部とに配置されている。第2溝62は、左右方向Yに沿って延びている。第2溝62は、流路形成プレート41の左右方向Yの端面に至り、当該端面において開口している。第2溝62は、第1溝61の上端及び下端に接続され、第1溝61に連通している。
第3溝63は、左右方向Yに沿って延び、左右方向Yの両側の第1溝61同士を接続している。具体的に第3溝63は、各流路33の流入側凹部51の上側に位置している。上下方向Zに隣接する流路33の間に配置された第3溝63は、第1溝61における横溝部61bと一直線状に配置されている。
第4溝64は、流入側凹部51における環状部53の中央に配置された突条部55の先端面に設けられ、上下方向Zに延びている。
図10に示すように、溝70は、第1溝71、第2溝72、第3溝73を含む。第1溝71は、液ヘッダ21の上端部から下端部まで連続して設けられている。第1溝71は、流路形成プレート41の左右方向Yの両側において上下方向Zに沿って一直線状に延びている。第1溝71は、流出側流路46の流出側凹部58の左右両側に隣接して配置されている。
第2溝72は、流路形成プレート41の上下方向Zの一端部と他端部とに配置されている。第2溝72は、左右方向Yに沿って延びている。第2溝72は、流路形成プレート41の左右方向Yの端面に至り、当該端面において開口している。第2溝72は、第1溝71の上端及び下端に接続され、第1溝71に連通している。
第3溝73は、左右方向Yに沿って延びている。第3溝73は、流出側凹部58の上側及び下側において左右両側の第1溝71同士を接続している。
図11は、図7のD部拡大図である。図12は、図7のE部拡大図である。
図11に示すように、流路形成プレート41と接続管取付プレート42とは、ろう付けにより接合されている。そのため、流路形成プレート41と接続管取付プレート42との間には、両者を接合するろう材49が配置されている。
同様に、図12に示すように、流路形成プレート41と伝熱管取付プレート43とは、ろう付けにより接合されている。そのため、流路形成プレート41と伝熱管取付プレート43との間には、両者を接合するろう材49が配置されている。
流路形成プレート41、接続管取付プレート42、及び伝熱管取付プレート43は、いずれもアルミニウム製又はアルミニウム合金製であり、これらをろう付けする場合、表板面に生じる酸化被膜を除去するためにフラックスが用いられる。具体的に、流路形成プレート41、接続管取付プレート42、及び伝熱管取付プレート43をろう付けする前に、流路形成プレート41の両側の板面にフラックスが塗布され、その後、流路形成プレート41、接続管取付プレート42、及び伝熱管取付プレート43のろう付けが行われる。
以上のようなろう付け作業において、例えば、フラックスを塗布した流路形成プレート41を作業者が手で触れることによってフラックスが取れてしまうと、ろう材のぬれ性が悪化し、ろう付けが不均一になる恐れがある。本実施形態においては、流路形成プレート41の流入側凹部51及び流出側凹部58の周りに溝60,70が形成されているので、この溝60,70にフラックスが入り込むことによって当該フラックスを溝60,70内に保持し、フラックスが取れてしまうことを抑制することができる。ろう付けの際には、溝60,70がろう材の通路として機能し、流入側凹部51及び流出側凹部58の周囲全体にろう材を行き渡らせることができる。
溝60,70のうち、第1溝61,71は、流路形成プレート41の上端部と下端部との間で連続して設けられているので、流路形成プレート41の上下方向Zの全体に渡ってフラックスを保持し、ろう材を行き渡らせることができる。第2溝62,72は、流路形成プレート41の上端部と下端部とにおいて左右方向Yに延びているので、流路形成プレート41の上端部及び下端部においてフラックスを保持し、ろう材を行き渡らせることができる。したがって、流路形成プレート41の上端部及び下端部を確実に接続管取付プレート42及び伝熱管取付プレート43に接合することができる。
第3溝63,73は、上下方向Zに並ぶ流入側凹部51及び流出側凹部58の間において、左右両側の第1溝61,71同士を接続している。そのため、上下方向Zに並ぶ流入側凹部51及び流出側凹部58の間において、フラックスを保持し、ろう材を行き渡らせることができ、流路形成プレート41と接続管取付プレート42及び伝熱管取付プレート43との接合をより確実に行うことができる。
溝60,70は、流入側凹部51及び流出側凹部58の周りを囲んでいるので、流入側凹部51及び流出側凹部58の周囲を確実に接続管取付プレート42及び伝熱管取付プレート43にろう付けすることができ、外部への冷媒の漏出を抑制することができる。
図10及び図12に示すように、流路形成プレート41における流出側凹部58の左右方向Yの両側には、流出側凹部58よりも浅い凹部41aが形成されている。この凹部41aの底面には、伝熱管取付プレート43の開口43aに挿入された伝熱管26の端面が当接する。そのため、開口43aに対する伝熱管26の挿入量が適切に設定されている。
[本実施形態の作用効果]
(1)本実施形態の積層型ヘッダである液ヘッダ21は、流路形成プレート(第1プレート)41と、流路形成プレート41の板面に垂直な第1方向Xにおいて流路形成プレート41に重ねられかつ冷媒配管である接続管35が接続される接続管取付プレート(第2プレート)42と、第1方向Xにおける接続管取付プレート42とは反対側において流路形成プレート41に重ねられかつ一の伝熱管(第1伝熱管)26と他の伝熱管(第2伝熱管)26が接続される伝熱管取付プレート(第3プレート)43とを備える。流路形成プレート41と接続管取付プレート42との間には、接続管35から冷媒が流入する流入側流路(第1流路)45が形成され、流路形成プレート41と伝熱管取付プレート43との間には、冷媒を一の伝熱管26に流入させる一の流出側流路(第2流路)46、及び、冷媒を他の伝熱管26に流入させる他の流出側流路(第3流路)46が形成される。流路形成プレート41には、流入側流路45と一の流出側流路46とを連通する一の連通口(第1連通口)47、及び、流入側流路45と他の流出側流路46とを連通する他の連通口(第2連通口)47が形成され、流路形成プレート41は、接続管取付プレート42に対向する板面に、流入側流路45を形成する流入側凹部(第1凹部)51を有している。
以上の構成により、3枚のプレート41,42,43を用いて積層型ヘッダである液ヘッダ21を構成することができる。そのため、液ヘッダ21の部品数を少なくすることができる。流路形成プレート41が流入側凹部51を有することによって、流路形成プレート41と接続管取付プレート42との間に容易に流入側流路45を形成することができる。
(2)上記実施形態において、接続管取付プレート42は、第1方向Xに貫通する開口42aを有している。接続管取付プレート42は、開口42aを除く流路形成プレート41に対向する板面が平坦面に形成されている。そのため、接続管取付プレート42の構造を簡素化することができる。
(3)上記実施形態において、流路形成プレート41は、伝熱管取付プレート43に対向する板面に、一の流出側流路46を形成する一の流出側凹部(第2凹部)58、及び、他の流出側流路46を形成する他の流出側凹部(第3凹部)58を有している。そのため、流路形成プレート41と伝熱管取付プレート43との間に容易に流出側流路46を形成することができる。流路形成プレート41が流入側凹部51及び流出側凹部58を有することによって、接続管取付プレート42及び伝熱管取付プレート43の構造を簡素化することができる。
(4)本実施形態の積層型ヘッダである液ヘッダ21は、流路形成プレート(第1プレート)41と、流路形成プレート41の板面に垂直な第1方向Xにおいて流路形成プレート41に重ねられかつ冷媒配管である接続管35が接続される接続管取付プレート(第2プレート)42と、第1方向Xにおける接続管取付プレート42とは反対側において流路形成プレート41に重ねられかつ一の伝熱管(第1伝熱管)26及び他の伝熱管(第2伝熱管)26が接続される伝熱管取付プレート(第3プレート)43とを備える。流路形成プレート41と接続管取付プレート42との間には、接続管35から冷媒が流入する流入側流路(第1流路)45が形成され、流路形成プレート41と伝熱管取付プレート43との間には、冷媒を一の伝熱管26に流入させる一の流出側流路(第2流路)46、及び、冷媒を他の伝熱管26に流入させる他の流出側流路(第3流路)46が形成される。流路形成プレート41には、流入側流路45と一の流出側流路46とを連通する一の連通口(第1連通口)47、及び、流入側流路45と他の流出側流路(第3流路)46とを連通する他の連通口(第2連通口)47が形成される。流路形成プレート41は、伝熱管取付プレート43に対向する板面に、一の流出側流路46を形成する一の流出側凹部(第2凹部)58、及び、他の流出側流路46を形成する他の流出側凹部(第3凹部)58を有している。
以上の構成により、3枚のプレート41,42,43を用いて積層型ヘッダである液ヘッダ21を構成することができる。流路形成プレート41が流出側凹部58を有することによって、流路形成プレート41と伝熱管取付プレート43との間に容易に流出側流路46を形成することができる。
(5)上記実施形態において、伝熱管取付プレート43は、第1方向Xに貫通する開口43aを有し、かつ開口43aを除く流路形成プレート41に対向する板面が平坦面である。そのため、伝熱管取付プレート43の構造を簡素化することができる。
(6)上記実施形態において、伝熱管26は、複数の冷媒流路を内部に有している多穴管である。伝熱管取付プレート43は、一の伝熱管26及び他の伝熱管26がそれぞれ接続される一の開口(第1開口)43a及び他の開口(第2開口)43aを有し、一の連通口47は、第1方向Xからみて一の開口43aと重ならない位置に配置され、他の連通口47は、第1方向Xからみて他の開口43aと重ならない位置に配置されている。そのため、一の連通口47及び他の連通口47からそれぞれ一の流出側流路46及び他の流出側流路46に流入した冷媒がさらに多穴管である一の伝熱管26及び他の伝熱管26の各冷媒流路26pに流入するときの、各冷媒流路26pへの冷媒の偏流を抑制することができる。
(7)上記実施形態において、流入側流路45が、環状に形成されかつ冷媒を循環させる環状部53を有している。そのため、流入側流路45において冷媒を循環させながら、一の連通口47及び他の連通口47で冷媒を均一に分流することができる。
(8)上記実施形態において、流路形成プレート41、接続管取付プレート42、及び伝熱管取付プレート43は、第2方向Zの長さが、第3方向Yの長さよりも大きく、液ヘッダ21は、伝熱管取付プレート43の第3方向Yにおける両側に、伝熱管取付プレート43から流路形成プレート41側へ向けて突出しかつ第3方向Yにおける流路形成プレート41及び接続管取付プレート42の端面を覆う被覆部材44を有している。そのため、流路形成プレート41、接続管取付プレート42、及び伝熱管取付プレート43の第3方向Yにおける相対位置を適切に設定することができる。
本開示は、以上の例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内ですべての変更が含まれることが意図される。
上述した実施形態では、室外熱交換器14における熱交換部31の数や、各熱交換部31における伝熱管26の数、液ヘッダ21における流路33の数は、上記実施形態に限定されるものではなく、適宜変更することができる。
液ヘッダ21において、流入側凹部51が流路形成プレート41のみに形成される場合、流出側凹部58は、流路形成プレート41及び伝熱管取付プレート43の双方、又は、伝熱管取付プレート43に形成されていてもよい。流出側凹部58が流路形成プレート41のみに形成される場合、流入側凹部51は、流路形成プレート41及び接続管取付プレート42の双方、又は、接続管取付プレート42に形成されていてもよい。
1 :空気調和機(冷凍装置)
14 :室外熱交換器
21 :液ヘッダ(積層型ヘッダ)
26 :伝熱管
26p :冷媒流路
35 :接続管(冷媒配管)
41 :流路形成プレート(第1プレート)
42 :接続管取付プレート(第2プレート)
42a :開口
43 :伝熱管取付プレート(第3プレート)
43a :開口(第1開口、第2開口)
44 :被覆部
45 :流入側流路(第1流路)
46 :流出側流路(第2流路、第3流路)
47 :連通口
51 :流入側凹部(第1凹部)
53 :環状部
58 :流出側凹部(第2凹部、第3凹部)
X :前後方向(第1方向)
Y :左右方向(第3方向)
Z :上下方向(第2方向)

Claims (10)

  1. 第1プレート(41)と、
    前記第1プレート(41)の板面に垂直な第1方向(X)において前記第1プレート(41)に重ねられかつ冷媒配管(35)が接続される第2プレート(42)と、
    前記第1方向(X)における前記第2プレート(42)とは反対側において前記第1プレート(41)に重ねられかつ第1伝熱管(26)及び第2伝熱管(26)が接続される第3プレート(43)とを備え、
    前記第1プレート(41)と前記第2プレート(42)との間には、前記冷媒配管(35)から冷媒が流入する第1流路(45)が形成され、
    前記第1プレート(41)と前記第3プレート(43)との間には、冷媒を前記第1伝熱管(26)に流入させる第2流路(46)、及び、冷媒を前記第2伝熱管(26)に流入させる第3流路(46)が形成され、
    前記第1プレート(41)には、前記第1流路(45)と前記第2流路(46)とを連通する第1連通口(47)、及び、前記第1流路(45)と前記第3流路(46)とを連通する第2連通口(47)が形成され、
    前記第1プレート(41)は、前記第2プレート(42)に対向する板面に、前記第1流路(45)を形成する第1凹部(51)を有している、積層型ヘッダ。
  2. 前記第2プレート(42)は、前記第1方向(X)に貫通する開口(42a)を有し、かつ、前記開口(42a)を除く前記第1プレート(41)に対向する板面が平坦面である、請求項1に記載の積層型ヘッダ。
  3. 前記第1プレート(41)は、前記第3プレート(43)に対向する板面に、前記第2流路(46)を形成する第2凹部(58)、及び、前記第3流路(46)を形成する第3凹部(58)を有している、請求項1又は2に記載の積層型ヘッダ。
  4. 第1プレート(41)と、
    前記第1プレート(41)の板面に垂直な第1方向(X)において前記第1プレート(41)に重ねられかつ冷媒配管(35)が接続される第2プレート(42)と、
    前記第1方向(X)における前記第2プレート(42)とは反対側において前記第1プレート(41)に重ねられかつ第1伝熱管(26)及び第2伝熱管(26)が接続される第3プレート(43)とを備え、
    前記第1プレート(41)と前記第2プレート(42)との間には、前記冷媒配管(35)から冷媒が流入する第1流路(45)が形成され、
    前記第1プレート(41)と前記第3プレート(43)との間には、冷媒を前記第1伝熱管(26)に流入させる第2流路(46)、及び、冷媒を前記第2伝熱管(26)に流入させる第3流路(46)が形成され、
    前記第1プレート(41)には、前記第1流路(45)と前記第2流路(46)とを連通する第1連通口(47)、及び、前記第1流路(45)と前記第3流路(46)とを連通する第2連通口(47)が形成され、
    前記第1プレート(41)は、前記第3プレート(43)に対向する板面に、前記第2流路(46)を形成する第2凹部(58)、及び、前記第3流路(46)を形成する第3凹部(58)を有している、積層型ヘッダ。
  5. 前記第3プレート(43)は、前記第1方向(X)に貫通する開口(43a)を有し、かつ前記開口(43a)を除く前記第1プレート(41)に対向する板面が平坦面である、請求項3又は4に記載の積層型ヘッダ。
  6. 前記第1伝熱管(26)及び前記第2伝熱管(26)は、複数の冷媒流路(26p)を内部に有している多穴管であり、
    前記第3プレート(43)は、前記第1伝熱管(26)及び前記第2伝熱管(26)がそれぞれ接続される第1開口(43a)及び第2開口(43a)を有し、
    前記第1連通口(47)は、前記第1方向(X)からみて前記第1開口(43a)と重ならない位置に配置され、前記第2連通口(47)は、前記第1方向(X)からみて前記第2開口(43a)と重ならない位置に配置されている、請求項1~5のいずれか1項に記載の積層型ヘッダ。
  7. 前記第1流路(45)が、環状に形成されかつ冷媒を循環させる環状部(53)を有している、請求項1~6のいずれか1項に記載の積層型ヘッダ。
  8. 前記第1プレート(41)、前記第2プレート(42)、及び前記第3プレート(43)は、前記第1方向(X)に直交する第2方向(Z)の長さが、前記第1方向(X)及び前記第2方向(Z)に直交する第3方向(Y)の長さよりも大きく、
    前記第3プレート(43)の前記第3方向(Y)における両側に、前記第1プレート(41)側へ向けて突出しかつ前記第3方向(Y)における前記第1プレート(41)及び前記第2プレート(42)の端面を覆う被覆部を有している、請求項1~7のいずれか1項に記載の積層型ヘッダ。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載の積層型ヘッダ(21)を備えている熱交換器。
  10. 請求項9に記載の熱交換器(14)を備えている冷凍装置。
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