JP2022042564A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大型化及び複雑化することなく、処理中に発生するミスト状やスプラッシュ状の処理液が基板の処理すべき面と逆側の面に付着することを防止することのできる基板処理装置を提供することである。【解決手段】本実施の形態に係る基板処理装置は、回転軸線CLを中心に回転する回転体12と、回転体12に設けられ、基板Wの処理すべき面S1を上方に向けて基板Wの周縁部分を支持する3つ以上の支持部13と、回転体12を囲み、基板Wから飛散する処理液を受けるカップ15と、支持部13に支持される基板Wの外周縁端より所定距離だけ内側に位置し、回転軸線CLを囲み、先端縁と基板Wの下面S2との間に所定の隙間が形成されるように設けられた、遮蔽壁20と、を備え、遮蔽壁20は、上下動可能な可動壁部21含み、可動壁部21を上方方向において弾性支持する支持機構30を更に備えた、構成となる。【選択図】図4

Description

本発明は、基板の処理すべき面に処理液を供給して前記基板を処理する基板処理装置に関する。
回転する基板の処理すべき面に処理液を供給して前記基板を処理し、その処理中に発生するミスト状の処理液が前記基板の処理すべき面と逆側の面に付着することを防止することのできる基板処理装置が提案されている(特許文献1)。この基板処理装置では、回転軸線(回転軸心11)を中心に回転するスピンベースの上面に雰囲気遮断部材が固着されている。この雰囲気遮断部材の周縁には8個の支持ピンがほぼ等角度間隔で配置され、基板Sの周縁部分がそれら8個の支持ピンによって支持される。そして支持ピンに支持される基板Sの処理すべき面S1と逆側の面S2と雰囲気遮断部材の上面との間には、0.3mm~1mmの極小隙間CLが形成される。そして、その極小空間CLが、雰囲気ガスの供給により、陽圧に保持される。
このような構造の基板処理装置では、スピンベースを回転させることにより、雰囲気遮断部材の周縁に設けた支持ピンに支持された基板Sが回転し、その回転する基板Sの処理すべき面S1に処理液(実施すべき処理に応じて、フォトレジスト液、洗浄液、リンス液、エッチング液等)が供給される。このようにして回転する基板Sが処理される際に、処理液がミスト状になって基板の周囲に飛散する。また、回転する基板から飛散する処理液がスピンベースを囲うように設けられたカップで受けられるようになっているが、そのような処理液がカップで跳ね返り、スプラッシュ状(しぶき状)になって基板Sの処理すべき面S1と逆側の面S2に回り込む現象も発生し得る。
回転する基板Sの処理すべき面S1と逆側の面S2には雰囲気遮断部材が対向して配置され、その面S2と雰囲気遮断部材との間の隙間が0.3mm~1mmの極小隙間CLとして形成されているので、更に、その極小隙間CLが陽圧に維持されるので、基板Sの処理中に発生するミスト状あるいはスプラッシュ状の処理液が基板Sの処理されるべき面S1と逆側の面S2と雰囲気遮断部材との間の極小隙間CLに侵入し難い。その結果、基板Sの処理すべき面S1と逆側の面S2にミスト状の処理液が付着することが防止される。
特開2004-140054号公報
この種の基板処理装置では、通常、基板Sを搬送ロボットのロボットハンドによって、支持部へのセット、支持部からの取出しが行われる。しかし、基板Sと雰囲気遮断部材との間の間隔が狭くなっている(極小隙間CL)ので、搬送ロボットのロボットハンドが、その隙間に挿入することができず、支持部に支持された処理済みの基板Sを取り出すことができない。そこで、上述した基板処理装置では、リフト機構が設けられ、基板Sをリフト機構によって上昇させて、基板Sと雰囲気遮断部材との間の間隔を広げるようにしている。これにより、搬送ロボットのロボットハンドを基板Sと雰囲気遮断部材との間に挿入して、そのロボットハンドによって基板Sを支持して、その基板Sを次の工程に引き渡すことができる。
上述したように、従来の基板処理装置では、リフト機構を設ける必要があり、その基板処理装置は、大型化し、また、複雑化してしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、大型化及び複雑化することなく、処理中に発生するミスト状やスプラッシュ状の処理液が基板の処理すべき面と逆側の面に付着することを防止することのできる基板処理装置を提供するものである。
本発明に係る基板処理装置は、基板の処理すべき面に処理液を供給して前記基板を処理する基板処理装置であって、回転軸線を中心に回転する回転体と、前記回転体に設けられ、前記基板の処理すべき面を上方に向けて当該基板の周縁部分を支持する3つ以上の支持部と、前記回転体を囲み、前記基板から飛散する処理液を受けるカップと、前記回転体に設けられ、前記支持部に支持される前記基板の外周縁端より所定距離だけ内側に位置し、前記回転軸線を囲み、先端縁と前記基板の処理すべき面と逆側の面との間には所定の隙間が形成されるように設けられた、遮蔽壁と、を備え、前記遮蔽壁は、上下動可能な可動壁部を含み、前記可動壁部を弾性支持する支持機構を更に備えた、構成となる。
このような構成により、3つ以上の支持部に周縁部分が支持された基板が回転体の回転にともなって回転する状態で、基板の処理すべき面に処理液が供給されてその基板が処理される。その処理中に、ミスト状となった処理液、あるいは、カップからのはね返りによりスプラッシュ状になった処理液は、遮蔽壁により、前記基板の周りから当該基板の処理すべき面と逆側の面側の空間に侵入し難い。
例えば、基板の搬送ロボットにおいて、基板の支持面と逆側の面が傾斜して先端から板厚が徐々に大きくなる形状を有するロボットハンドを用いることができる。このロボットハンドが遮蔽壁の可動壁部の先端縁と基板の処理すべき面と逆側の面との間の隙間に進入してそのまま進むと、ロボットハンドの支持面と逆側の面が、支持機構によって弾性支持される可動壁部を、その弾性反発力に抗して徐々に押し下げていく。その後、ロボットハンドが上昇する(ロボットハンドの上昇に伴って可動壁部が上昇する)ことにより、当該ロボットハンドの支持面にて基板が支持されるようになり、そのロボットハンドが水平移動することにより基板が搬送される。
本発明によれば、基板のリフト機構等を設けることにより大型化及び複雑化することなく、処理中に発生するミスト状やスプラッシュ状の処理液が基板の処理すべき面と逆側の面に付着することを防止することができる。
図1は、本発明の実施に形態に係る基板処理装置の主要な部分を示す断面図である。 図2は、基板処理装置の回転テーブルを示す平面図である。 図3は、回転テーブルに設けられた支持ピンの近傍を拡大して示す断面図である。 図4は、可動壁の構造を拡大して示す断面図である。 図5Aは、基板搬送ロボットのロボットハンドの及び可動壁の動き(その1)を拡大して示す断面図である。 図5Bは、基板搬送ロボットのロボットハンド及び可動壁の動き(その2)を拡大して示す断面図である。 図5Cは、基板搬送ロボットのロボットハンド及び可動壁の動き(その3)を拡大して示す断面図である。 図6は、可動壁の変形例を拡大して示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の一形態に係る基板処理装置の主要部分を示す断面図である。ここの基板処理装置は、例えば、半導体ウェーハ(以下、基板という)の表面をエッチング、洗浄等の処理を行う。
図1において、円盤状の支持プレート11の上面に円盤状の回転テーブル12が固定されている。支持プレート11は、モータを含む回転駆動機構16の回転軸16aに結合している。この回転駆動機構16により、回転テーブル12は支持テーブル11と一体となって(回転体として)回転駆動機構16の前記回転軸16aと合致する回転軸線CLを中心に回転する。回転テーブル12には、その周縁に沿って、図2に示すように、3つ以上(例えば、6つ)の支持ピン13(支持部)が回転軸線CLを中心とした円形線上に配置されるように設けられている。これら複数の支持ピン13は、処理の対象となる円盤状(例えば、直径300mm)の基板Wの周縁部分を支持することで基板Wを水平状態で支持する。つまり、回転テーブル12は水平面内で回転し、回転軸線CLは水平方向に対して垂直な軸線である。なお、支持プレート11及び回転テーブル12は、基板Wの直径より大きいサイズである。
6つの支持ピン13に支持される基板Wの処理すべき面(以下、上面という)S1に対向するように、処理液を吐出するノズル17a、17bが配置されている。一方のノズル17aからは、例えば、エッチング用の処理液であるエッチング液が吐出され、他方のノズル17bからは、例えば、洗浄用の処理液である純水が吐出される。また、回転テーブル12(支持プレート11)の周囲にそれを囲むようにカップ15が設けられている。
回転テーブル12の回転に伴って回転軸線CLを中心に回転する基板Wの上面S1にノズル17a、17bから処理液が供給される。そして、回転する基板Wの上面S1に供給された処理液は、遠心力によってその周縁端から飛散し、その飛散する処理液がカップ15によって受けられる。カップ15によって捕らえられた処理液は、排液路(図示略)を通して排液槽(図示略)あるいは、処理液の供給部に続く循環路(図示略)に流れていく。
図1とともに図2に示すように、回転テーブル12には、6つの支持ピン13が配列される円形線と同心的に回転軸線CLを囲むように遮蔽壁20が設けられている。遮蔽壁20は、前記円形線に沿って各隣接する2つの支持ピン13の間部分に対応して配置されたそれぞれ円弧状の6つのピン間壁部(第1壁部)21a、21b、21c、21d、21fと、6つの支持ピン13のそれぞれを避けるように例えば円弧状に湾曲して、その支持ピン13に内方側から対向するピン対向壁部(第2壁部)22a、22b、22c、22d、22e、22fと、によって構成される。上述した6つのピン間壁部21a、21b、21c、21d、21e、21fのうち、対向する2つのピン間壁部21a、21dは、後述する可動壁部として構成される。以下、ピン間壁部21a、21dを可動壁部21と称す。
遮蔽壁20(ピン間壁部21a~21f)は、図3に示すように、6つの支持ピン13に支持される基板Wの外周縁端より所定距離だけ内側Dinに位置している。具体的には、遮蔽壁20の先端縁(頂部)と6つの支持ピン13に支持される基板Wの外周縁端との間の水平方向における距離Δrは、3mm以下に設定される。また、遮蔽壁20の先端縁と基板Wの上面S1(処理すべき面)と逆側の面(以下、下面という)S2との間に所定の隙間Δhが形成される。その隙間Δhは、具体的に、1.5mm以上3mm以下の範囲内に設定される。
可動壁部21及びその支持構造は、例えば、図4に拡大して示すように構成される。
回転テーブル12には、それぞれ可動壁部としての2つのピン間壁部21a、21dのそれぞれに対応して円弧状の溝121が形成されている。図4に示すように、この溝121の内部には、例えば、所定間隔で配列された複数の樹脂スプリングで形成された支持機構30が設けられている。可動壁部21は、支持機構30(例えば、複数の樹脂スプリング)によって弾性支持され、溝121から突出するように、その溝121内に収容されている。可動壁部21の先端部211は凸状に湾曲している。そして、可動壁部21は、先端部211から遮蔽壁20の外方Doutに向けて広がるように傾斜する外側傾斜面212及び先端部211から遮蔽壁20の内方Dinに向けて広がるように傾斜する内側傾斜面213を有している。
なお、可動壁部21の先端部211と支持ピン13に支持される基板Wの下面S2との間の隙間Δhは、前述したように1.5mm以上3mm以下の範囲に設定されるとともに、可動壁部21の先端部211と支持ピン13に支持される基板Wの外周縁端との間の水平方向における距離Δrも、前述したように3mm以下に設定される。
回転テーブル12には、可動壁部21及び支持機構30が収容される溝121に連通するように排液路122、123が形成されている。排液路122については、1つの溝121に対して一又は複数の排液路122を形成することができる。各排液路122は、矩形状、丸状等の所定形状の断面にて、溝121の底部に続く壁部分から回転テーブル12の外方に向けて延びる。つまり、排液路122は、排液路122に流れてきた処理液が回転テーブル12の外面(側面)から外部に排出されるように形成されている。排液路123についても、1つの溝121に対して一又は複数の排液路123を形成することできる。各排液路123は、溝121の底部から徐々に狭くなる、錐管状やスリット状(溝状)等の所定形状にて、溝121の底部から回転テーブル12の6つの支持ピン13が設けられた面と逆側の面(回転テーブル12の底面)に向って延びる。つまり、排液路123は、排液路123に流れてきた処理液が、回転テーブル12の底面から外部に排出されるように形成されている。
このような構造の基板処理装置では、6つの支持ピン13によって周縁部分が支持された基板Wが回転テーブル12の回転にともなって回転する状態で、基板Wの上面S1にノズル17a、17bから処理液(エッチング液、純水等)が供給されてその基板Wが処理される。その処理中に、ミスト状になった処理液、あるいは、カップ15からのはね返りによりスプラッシュ状になった処理液は、遮蔽壁20(ピン間壁部21a~21f、ピン対向壁部22a~22f)により、基板Wの周りから当該基板Wの下面S2側の空間に侵入し難い。また、可動壁部21が収容される溝121に当該可動壁部21を伝って流れる処理液は、排液路122、123を通して外部に流れ出る。
このように、ミスト状になった処理液や、カップ15からのはね返りによりスプラッシュ状になった処理液が、遮蔽壁20により、支持ピン13に支持された基板Wの下面S2側の空間に侵入し難くなっているので、処理中に、基板Wの下面S2に処理液が付着することを防止することができる。
ところで、基板処理装置に基板Wを投入して支持ピン13にセットし、また、支持ピン13に支持された基板Wを基板処理装置から取り出す基板搬送ロボットのロボットハンド100は、図2に示す可動壁部21(ピン間壁部21a、21d)が配置された方向Fにおいて進退動する。基板搬送ロボットのロボットハンド100が基板Wの外周から進入し、そのロボットハンド100の先端が、図5Aに示すように、一方の可動壁部21(例えば、ピン間壁部21a)の外側傾斜面212に当接する。そして、ロボットハンド100は、その先端を可動壁部21の外側斜面212を滑らせながら進入していき、溝121内で支持機構30によって弾性支持される可動壁部21をその弾性反発力に抗して押し下げていく。その状態でロボットハンド100の先端が、図5Bに示すように、可動壁部21の先端部211に達する。更に、ロボットハンド100は、図5Cに示すように、基板Wの支持面SS1と逆側の面(以下、裏面という)SS2で可動壁部21の先端部211を押さえ付けつつ、更に、進入する。
引き続き、ロボットハンド100は、裏面SS2で可動壁部21の先端部211を押さえ付けつつ、また、支持面SS1を支持ピン13に支持された基板Wの下面S2に対向させつつ、進入し、ロボットハンド100の先端が他方の可動壁部21(ピン間壁部21d)に達する。すると、ロボットハンド100の先端が、可動壁部21の内側斜面213に当接する。更に、ロボットハンド100が進入すると、上述したのと同様に、可動壁部21(ピン間壁部21d)が押し下げられて、ロボットハンド100の先端が可動壁部21の外側に達する。この状態で、基板搬送ロボットがロボットハンド100を上昇させる(ロボットハンド100の上昇に伴って2つの可動壁部21が上昇する)と、ロボットハンド100の支持面SS1に基板W1の下面が当接し、基板Wがロボットハンド100の支持面SS1に載せられて6つの支持ピン13から離れる。この状態で、基板搬送ロボットは、基板Wが載せられたロボットハンド100を後退動させて、基板Wを基板処理装置から取り出して、次工程に引き渡す。
基板Wを基板処理装置に投入する場合には、基板Wが載置されたロボットハンド100を回転テーブル12の上方まで移動させた後、ロボットハンド100を下降させる。そして、基板Wの周縁端部が6つの支持ピン13によって支持されると、ロボットハンド100から基板Wが分離する。更に、ロボットハンド100は、下降して、対向する2つの可動壁部21(ピン間壁部21a、21d)を押さえつけた状態で、退出動し、ロボットハンド100が順次2つの可動壁部21から離れることにより、各可動壁部21は元の位置まで上昇して停止する。そして、ロボットハンド100は所定の初期位置に位置づけられる。
上述したような基板処理装置によれば、ミスト状やスプラッシュ状の処理液が支持ピン13に支持された基板Wの下面S2に付着することを防止するための遮蔽壁20が支持機構30によって弾性支持される上下動可能な可動壁部21(ピン間壁部21a、21d)を含むので、基板搬送ロボットのロボットハンド100を支持ピン13に支持された基板Wと回転テーブル12の表面との間に進入させることができる。従って、基板Wを昇降動させるリフト機構が無くても、基板搬送ロボットのロボットハンド100により基板Wの基板処理装置への投入、及び基板処理装置からの取り出しを行うことができる。
よって、上述した構造の基板処理装置によれば、基板Wのリフト機構等を設けることにより大型化及び複雑化することなく、処理中に発生するミスト状やスプラッシュ状の処理液が基板の処理すべき面と逆側の面に付着することを防止することができる。
また、遮蔽壁20の先端縁と支持ピン13に支持される基板Wの下面S2との間の距離Δhが1.5mm以上3mm以下の範囲に設定される。このため、基板Wや回転テーブル12が熱によって反ったように変形したとしても、遮蔽壁20の先端縁が基板Wの下面S2に接触してしまうことを防止することができる。このように遮蔽壁20の先端縁と基板Wの下面S2との間の距離Δhを上記範囲に設定することは、遮蔽壁20の先端縁と基板Wの下面S2との接触により、基板Wの下面S2にスクラッチ(傷)が生じたり、汚染されたりすることを未然に防止することを目的としたものである。
なお、上述した可動壁部21の構造は、前述したものに限定されない。可動壁部21の形状を、例えば、図6に示すように、平坦な先端面214を有し、その先端面214の角部分が凸状に湾曲した湾曲形状とし、その湾曲した角部分に外側傾斜面215と内側傾斜面216が続くようにすることもできる。この場合、進退動するロボットハンド100は、可動壁部21の平坦な先端面214上を摺動するようになる。
また、2つの可動壁部21のうち、基板Wを取り出す際にロボットハンド100が進入する側の可動壁部21は、内側傾斜面213を形成しなくてもよく、他方の可動壁部21は、外側傾斜面214を形成しなくてもよい。
更に、上述した基板処理装置では、遮蔽壁20は、対向する2つの可動壁部21を含むものであったが、更に多くの可動壁部21を含むものであっても、単一の可動壁部21を含むものであっても、また、遮蔽壁20全体が可動壁部となるものであってもよい。
また、基板処理装置の全体の構造は、図1に示すものに限定されず、例えば、基板Wの下面S2に対して各種処理液を供給する構造のものであってもよい。
上述した実施の形態では、処理の対象となる基板は、半導体ウェーハであったが、これに限定されず、液晶パネル等の他の基板でもよい。そして、遮蔽壁20(昇降壁部21を含む)は、その処理の対象となる基板の形状に合わせて設計することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態及び各部の変形例を説明したが、この実施形態や各部の変形例は、一例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上述したこれら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明に含まれる。
11 支持プレート
12 回転テーブル
121 溝
122、123 排液路
13 支持ピン
15 カップ
16 回転駆動機構
17a、17b ノズル
20 遮蔽壁
21 可動壁部
211 背端部
212、215 外側傾斜面
213、216 内側傾斜面
214 先端面
21a~21f ピン間壁部
22a~22f ピン対向壁部
30 支持機構
100 ロボットハンド

Claims (7)

  1. 基板の処理すべき面に処理液を供給して前記基板を処理する基板処理装置であって、
    回転軸線を中心に回転する回転体と、
    前記回転体に設けられ、前記基板の処理すべき面を上方に向けて当該基板の周縁部分を支持する3つ以上の支持部と、
    前記回転体を囲み、前記基板から飛散する処理液を受けるカップと、
    前記回転体に設けられ、
    前記支持部に支持される前記基板の外周縁端より所定距離だけ内側に位置し、前記回転軸線を囲み、先端縁と前記基板の処理すべき面と逆側の面との間には所定の隙間が形成されるように設けられた、遮蔽壁と、を備え、
    前記遮蔽壁は、上下動可能な可動壁部を含み、
    前記可動壁部を弾性支持する支持機構を更に備えた、基板処理装置。
  2. 前記可動壁部は、先端部から前記遮蔽壁の外方に向けて傾斜する外側傾斜面及び前記先端部から前記遮蔽壁の内方に向けて傾斜する内側傾斜面の少なくとも一方を有する、請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記可動壁部の前記先端部は、凸状に湾曲した湾曲形状となる、請求項2記載の基板処理装置。
  4. 前記3つ以上の支持部は、前記回転軸線を中心とする円形線上に配置され、
    前記遮蔽壁は、
    前記円形線に沿って各隣接する支持部の間部分に対応して配置された3つ以上の第1壁部と、
    隣り合う第1壁に連なり、前記支持部のいずれかに対向する第2壁部と、を含み、
    前記3つ以上の第1壁部の少なくとも1つは、前記可動壁部として形成された、請求項1乃至3のいずれかに記載の基板処理装置。
  5. 前記3つ以上の第1壁部は、対向する2つの第1壁部を含み、
    前記対向する2つの第1壁部のそれぞれは、可動壁部として形成された、請求項4記載の基板処理装置。
  6. 前記支持部に支持される前記基板の外周縁端と前記遮蔽壁との間の距離は、3mm以下に設定された、請求項1乃至5のいずれかに記載の基板処理装置。
  7. 前記遮蔽壁の先端縁と、前記基板の処理すべき面と逆側の面との間の隙間は、1.5mm以上3mm以下に設定された、請求項1乃至6のいずれかに記載の基板処理装置。
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