JP2022037157A - ネットワークアクセス方法および装置、記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワークアクセス方法および装置、記憶媒体の提供。【解決手段】サイトが、ランダムアクセス動作に用いられるリソースユニットを指示する第１の無線フレームを第１のアクセスポイントから受信することと、前記第１の無線フレームの送信アドレスが共通識別子または固有識別子である場合、前記サイトがランダムアクセス動作を行うことと、を含むネットワークアクセス方法、ネットワークアクセス装置、および、記憶媒体。【選択図】図１

Description

本開示は、出願番号が２０１７１０２９６１７１.７であり、出願日が２０１７年０４
月２８日である中国特許出願を基づいて提案され、該中国特許出願の優先権を出張し、該中国特許出願の全ての内容は、ここに参考として援用される。
本開示の実施例は、通信技術の分野に関するが、これに限定されない、特別に、ネットワークアクセス方法および装置、記憶媒体に関する。
無線ローカルエリアネットワーク(Ｗｉｒｅｌｅｓｓ Ｌｏｃａｌ Ａｒｅａ Ｎｅｔ
ｗｏｒｋｓ、ＷＬＡＮ)の爆発的な応用に伴って、ＷＬＡＮネットワークの配置が集約に
なり、ネットワーク負荷も重くなり続き、且つ、ネットワークの増加に伴って、ネットワークのカバレッジ領域が重複するような状況もより深刻になる。ＷＬＡＮネットワークの効率が著しく低下する傾向があり、仮想的な無線チャネルを論理チャネルとしてサポートできる最大帯域幅を上げるだけでは、この問題を解決することができない。
上り・下り直交周波数分割多重アクセス(Ｏｒｔｈｏｇｏｎａｌ-ＦＤＭＡ、ＯＦＤＭＡ)技術、上り・下り複数ユーザ多入力多出力(Ｍｕｌｔｉｐｌｅ-Ｉｎｐｕｔ ＭｕｌｔｉｐｌｅＯｕｔｐｕｔ、ＭＩＭＯ)技術、またはこれらの組合せを含む複数ユーザ伝送技術は、ＷＬＡＮの効率を著しく向上させることができる。上りＯＦＤＭＡ技術において、アクセスポイント(ＡｃｃｅｓｓＰｏｉｎｔ、ＡＰ)は、関連サイトまたは未関連サイト(Ｓｔ
ａｔｉｏｎ、ＳＴＡ)のランダムアクセス（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ）に用いられる
１つまたは複数のリソースユニット(ＲｅｓｏｕｒｃｅＵｎｉｔ、ＲＵ)をスケジューリングするために、トリガフレーム（Ｔｒｉｇｇｅｒ）を送信することができる。トリガフレームでは、特定の指示を用いて、関連サイトまたは未関連サイトに、ランダムアクセスに用いられる１つまたは複数のリソースユニットを指示する。ＳＴＡは、ＡＰから送信されたトリガフレームによって指示される関連サイトまたは未関連サイトのランダムアクセスに用いられるリソースユニットを用いて、関連前の伝送を行い、関連サイトまたは未関連サイトによって伝送できるかどうかを判断することは、トリガフレームで指示される未関連サイトのランダムアクセスに用いられるリソースユニットのバックオフメカニズム及び搬送波検知(ｃａｒｒｉｅｒｓｅｎｓｅ、ＣＳ)に従う必要がある。
ＷＬＡＮでは、１つのＡＰ及びこのＡＰに関連する複数のｎｏｎ－ＡＰＳＴＡは、1つ
の基本サービスセット(Ｂａｓｉｃ Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｓｅｔ、ＢＳＳ)を構成する。一般的には、1つのＡＰは1つのＢＳＳを起動し、このＢＳＳの識別子であるＢＳＳＩＤは、このＡＰのメディアアクセス制御(Ｍｅｄｉａ Ａｃｃｅｓｓ Ｃｏｎｔｒｏｌ、ＭＡＣ)アドレスである。ＷＬＡＮでは、1つのＡＰで複数のＢＳＳを仮想化(または配置)すること
が可能となる。複数のＢＳＳは、実際に1つのエンティティＡＰに対応し、このＡＰは、
ビーコン(Ｂｅａｃｏｎ)フレームにてこれらのＢＳＳのパラメータを表示させ、または暗黙的にブロードキャストさせ、ＢＳＳＩＤ、ＳＳＩＤ等を保持する。これらのＢＳＳは1
つの基本サービスセットを構成する。
複数ユーザ並行伝送の場合では、ＡＰは、自身のＢＳＳセットにおけるサイトをトリガし、上り複数ユーザ伝送を行う。しかしながら、この場合、どのようにトリガフレームを利用してランダムアクセスをトリガするかは、早急に解決すべき問題である。
ネットワークの衝突を低減させ、伝送効率を向上させるためのネットワークアクセス方法および装置。
サイトが、ランダムアクセス動作に用いられるリソースユニットを指示する第１の無線フレームを第１のアクセスポイントから受信することと、
前記第１の無線フレームの送信アドレスが共通識別子または固有識別子である場合、前記サイトが、ランダムアクセス動作を行うこととを含む、
ネットワークアクセス方法。
好ましくは、前記サイトが第１の無線フレームを受信する前に、前記第１のアクセスポイントから送信される第２の無線フレームを受信することをさらに含み、
前記第２の無線フレームに、前記第１のアクセスポイントがサポートする基本サービスセットの情報および／またはランダムアクセスパラメータが担持され、前記基本サービスセットの情報は前記共通識別子および前記固有識別子を含む。
好ましくは、前記第１のアクセスポイントから送信される第２の無線フレームを受信した後に、
前記第２の無線フレームに担持されるランダムアクセスパラメータに基づき、コンテンションウィンドウのパラメータを設定し、周波数分割多重アクセス接続バックオフＯＢＯカウンタを初期化することをさらに含む。
好ましくは、前記サイトが未関連サイトである場合、前記固有識別子が前記基本サービスセットにおける前記サイトの通信対象となる基本サービスセットの識別子であり、
前記サイトが未関連サイトである場合、前記共通識別子が前記基本サービスセットにおける全てのサイトと通信可能な基本サービスセットの識別子である。
好ましくは、前記共通識別子は、前記基本サービスセットの伝送基本サービスセット識別子、または前記第１のアクセスポイントの媒体アクセス制御アドレス、または前記第１のアクセスポイントの媒体アクセス制御アドレスを演算して得られる値を含む。
好ましくは、前記固有識別子が、前記基本サービスセットにおける前記サイトに関連する基本サービスセットの識別子であり、
前記共通識別子が、前記基本サービスセットにおける全てのサイトと通信可能な基本サービスセットの識別子である。
好ましくは、前記サイトが前記１のアクセスポイントとランダムアクセス動作を行うことは、
前記サイトが、前記第１の無線フレームに担持されるリソースユニットの数に応じて、周波数分割多重アクセス接続バックオフＯＢＯカウンタをデクリメントし、前記ＯＢＯカウンタが０にデクリメントされ、かつ、検出条件を満たす場合、前記第１の無線フレームに担持されるリソースユニットから1つのリソースユニットを選択してデータを送信する
ことを含む。
好ましくは、前記サイトは未関連サイトである場合、前記サイトは、ランダムアクセス動作を行う過程において、ランダムアクセスが完了するまで、第１のアクセスポイントのみとランダムアクセス動作を行う。
好ましくは、前記サイトが前記第１のアクセスポイントとランダムアクセス動作を行う過程において、
前記サイトが、第３の無線フレームを第２のアクセスポイントから受信し、前記第２のアクセスポイントが通知したランダムアクセスパラメータに基づき、コンテンションウィンドウのパラメータを再設定し、周波数分割多重アクセス接続バックオフＯＢＯカウンタを再初期化し、前記第３の無線フレームに担持されるパラメータに基づき、ランダムアクセス動作を行うことをさらに含む。
ランダムアクセス動作に用いられるリソースユニットを指示する第１の無線フレームを第１のアクセスポイントから受信するように構成される受信スモジュールと、
前記第１の無線フレームの送信アドレスが共通識別子または固有識別子である場合、ランダムアクセス動作を行うように構成されるアクセスモジュールと、を備える、
ネットワークアクセス装置。
好ましくは、前記受信スモジュールは、さらに、前記第１のアクセスポイントから送信される第２の無線フレームを受信するように構成され、前記第２の無線フレームに、前記第１のアクセスポイントがサポートする基本サービスセットの情報および／またはランダムアクセスパラメータが担持され、前記基本サービスセットの情報は前記共通識別子および前記固有識別子を含む。
好ましくは、前記装置は、
前記第２の無線フレームに担持されるランダムアクセスパラメータに基づき、コンテンションウィンドウのパラメータを設定し、周波数分割多重アクセス接続バックオフＯＢＯカウンタを初期化するように構成される初期化スモジュールをさらに備える。
好ましくは、前記装置は未関連サイトである場合、前記固有識別子が前記基本サービスセットにおける前記装置の通信対象となる基本サービスセットの識別子であり、前記装置は未関連サイトである場合、前記共通識別子が前記基本サービスセットにおける全てのサイトと通信可能な基本サービスセットの識別子である。
好ましくは、前記共通識別子は、前記基本サービスセットの伝送基本サービスセット識別子、または前記第１のアクセスポイントの媒体アクセス制御アドレス、または前記第１のアクセスポイントの媒体アクセス制御アドレスを演算して得られる値を含む。
好ましくは、前記固有識別子は、前記基本サービスセットにおける前記装置に関連する基本サービスセットの識別子であり、前記共通識別子は、前記基本サービスセットにおける全てのサイトと通信可能な基本サービスセットの識別子である。
好ましくは、前記アクセスモジュールが前記１のアクセスポイントとランダムアクセス動作を行うことは、
前記第１の無線フレームに担持されるリソースユニットの数に応じて、周波数分割多重アクセス接続バックオフＯＢＯカウンタをデクリメントし、前記ＯＢＯカウンタが０にデクリメントされ、かつ、検出条件を満たす場合、前記第１の無線フレームに担持されるリソースユニットから1つのリソースユニットを選択してデータを送信することを含む。
好ましくは、前記装置は未関連サイトである場合、前記アクセスモジュールは、ランダムアクセス動作を行う過程において、ランダムアクセスが完了するまで、第１のアクセスポイントのみとランダムアクセス動作を行う。
好ましくは、前記装置は、
第３の無線フレームを第２のアクセスポイントから受信し、前記第２のアクセスポイントが通知したランダムアクセスパラメータに基づき、コンテンションウィンドウのパラメータを再設定し、周波数分割多重アクセス接続バックオフＯＢＯカウンタを再初期化する前記初期化スモジュールと、
前記第３の無線フレームに担持されるパラメータに基づき、ランダムアクセス動作を行うようにも構成される前記アクセスモジュールと、をさらに備える。
メモリおよびプロセッサを備え、
前記メモリに、ランダムアクセス動作に用いられるリソースユニットを指示する第１の無線フレームを第１のアクセスポイントから受信する指令と、前記第１の無線フレームの送信アドレスが共通識別子または固有識別子である場合、ランダムアクセス動作を行う指令とが記憶され、
前記プロセッサは、前記メモリに記憶される指令を実行するために用いられる、
ネットワークアクセス装置。
コンピューター実行可能指令が記憶され、前記コンピューター実行可能指令が実行されると、前記いずれかのネットワークアクセス方法が実現される、記憶媒体。
以上説明したように、本開示は、ネットワークの衝突を低減させ、伝送効率を向上させることができるネットワークアクセス方法および装置を提供する。
本開示に係る実施例におけるネットワークアクセス方法のフローチャートである。 本開示に係る実施例における関連サイトがＭｕｌｔｉｐｌｅＢＳＳＩＤの場合のランダムアクセス動作の模式図である。 本開示に係る実施例における未関連サイトがＭｕｌｔｉｐｌｅＢＳＳＩＤの場合のランダムアクセス動作の模式図である。 本開示に係る実施例における未関連サイトの周囲に２つのアクセスポイントが存在する模式図である。 本開示に係る実施例における未関連サイトの周囲に、ＭｕｌｔｉｐｌｅＢＳＳＩＤをサポートしない２つのアクセスポイントが存在する場合のランダムアクセス動作の模式図である。 本開示に係る実施例における未関連サイトの周囲に２つのアクセスポイントが存在し、そのうちの1つはＭｕｌｔｉｐｌｅＢＳＳＩＤをサポートする場合のランダムアクセス動作の模式図である。 本開示に係る実施例におけるネットワークアクセス装置の模式図である。
本出願の目的、技術案、利点をより明確にするために、以下、本開示の実施例を添付の図面を参照して詳細に説明する。なお、矛盾がない限り、本出願に係る実施例および実施例の特徴は、互いに任意に組み合わせることができる。
実施例１
図１は、本開示に係る実施例におけるネットワークアクセス方法のフローチャートであり、図１に示すように、本実施例の方法は、以下のステップを含む。
ステップ１１において、サイトが、ランダムアクセス動作に用いられるリソースユニットを指示する第１の無線フレームを第１のアクセスポイントから受信する。
ステップ１２において、前記第１の無線フレームの送信アドレスは共通識別子またはこのサイトの固有識別子の場合、前記サイトは、ランダムアクセス動作を行う。
本開示に係る実施例における方法は、ＭｕｌｔｉｐｌｅＢＳＳＩＤの場合の関連サイトおよび未関連サイトの動作形態を規定し、サイトがリソースユニットをより合理的に使用してランダムアクセス動作を行うことができるようにし、未関連サイトがランダムアクセス動作を行う場合の衝突が激しくなる問題を低減させ、ネットワーク性能を改善する。
一実施例において、前記サイトが第１の無線フレームを受信する前に、
前記第１のアクセスポイントから送信される第２の無線フレームを受信することをさらに含み、
前記第２の無線フレームに、前記アクセスポイントがサポートする基本サービスセットの情報および／またはランダムアクセスパラメータが担持され、前記基本サービスセットの情報は前記共通識別子および前記固有識別子を含む。
一実施例において、前記共通識別子は、前記基本サービスセットにおける全てのサイトと通信可能な基本サービスセットの識別子であり、前記固有識別子は、前記基本サービスセットにおける前記サイトと関連した基本サービスセットの識別子である。
一実施例において、前記共通識別子は、前記基本サービスセットの伝送基本サービスセット識別子、または前記第１のアクセスポイントの媒体アクセス制御アドレス、または前記第１のアクセスポイントの媒体アクセス制御アドレスを演算して得られる値を含む。
一実施例において、前記第１のアクセスポイントから送信される第２の無線フレームを受信した後に、
前記第２の無線フレームに担持されるランダムアクセスパラメータに基づき、コンテンションウィンドウのパラメータを設定し、周波数分割多重アクセス接続バックオフＯＢＯカウンタを初期化することをさらに含む。
一実施例において、前記サイトは未関連サイトである場合、前記共通識別子が前記基本サービスセットにおける全てのサイトと通信可能な基本サービスセットの識別子である。
前記サイトは未関連サイトである場合、前記固有識別子が前記基本サービスセットにおける前記サイトの通信対象となる基本サービスセットの識別子である。
前記サイトは未関連サイトである場合、前記サイトがランダムアクセス動作を行う過程において、ランダムアクセスが完了するまで(成功または失敗)、第１のアクセスポイントのみとランダムアクセス動作を行い、第２のアクセスポイントとはランダムアクセス動作を行わない。
一実施例において、前記サイトがランダムアクセス動作を行うことは、
前記サイトが、前記第１の無線フレームに担持されるリソースユニットの数に応じて、前記ＯＢＯカウンタをデクリメントし、前記ＯＢＯカウンタが０にデクリメントされ、かつ、検出条件を満たす場合、前記第１の無線フレームに担持されるリソースユニットから1つのリソースユニットを選択してデータを送信することを含む。
一実施例において、前記サイトがランダムアクセス動作を行う過程において、
前記サイトが、第３の無線フレームを第２のアクセスポイントから受信し、前記第２のアクセスポイントが通知したランダムアクセスパラメータに基づき、コンテンションウィンドウのパラメータを再設定し、周波数分割多重アクセス接続バックオフＯＢＯカウンタを再初期化し、前記第３の無線フレームに担持されるパラメータに基づき、ランダムアクセス動作を行うことをさらに含む。
以下、本開示の技術案は、具体的な実施例を詳細に説明する。
実施例２
ＡＰは、送信するＢｅａｃｏｎフレームまたはプローブ応答(Ｐｒｏｂｅ Ｒｅｓｐｏ
ｎｓｅ)フレームにおいて、自分が複数のＢＳＳＩＤをサポートすることをブロードキャ
ストし、ビーコンフレームまたはプローブ応答フレームにおいて、サポートするＢＳＳＩＤのパラメータのセットを担持させる。
このＡＰは、サポートするＢＳＳＩＤの数が最大で２ｎであり、nは０以上の正の整数
である。本実施例では、n＝３を例として、このＡＰは最大８個のＢＳＳＩＤをサポート
することができる。実際には、このＡＰは、そのうちの３つのＢＳＳＩＤを使用して３つのＢＳＳ(ＢＳＳ１、ＢＳＳ２、ＢＳＳ３)を確立し、これらの３つのＢＳＳによって、基本サービスセットが構成される。ＡＰは、ビーコンフレームまたはプローブ応答フレームにおいて、これらの３つのＢＳＳに対応するＢＳＳＩＤ、ＳＳＩＤ等の情報をブロードキャストし、前記n値も通知する。前記情報が担持されているビーコンフレームまたはプロ
ーブ応答フレームにおける送信アドレスで指示するＢＳＳＩＤは、伝送ＢＳＳＩＤ(ｔｒ
ａｎｓｍｉｔｔｅｄＢＳＳＩＤ)、つまりこの基本サービスセットの伝送基本サービスセ
ット識別子と呼ばれ、他のＢＳＳＩＤは非伝送ＢＳＳＩＤ(ｎｏｎｔｒａｎｓｍｉｔｔｅ
ｄＢＳＳＩＤ)と呼ばれる。
このＡＰに関連するサイトは、ビーコンフレームまたはプローブ応答フレームを受信した後に、ＡＰがサポートするＭｕｌｔｉｐｌｅＢＳＳＩＤのセットのパラメータを取得する。これらパラメータに、共通識別子および固有識別子が含まれる。これらのフレームには、ンダムアクセスのパラメータがさらに含まれ、サイトは、これらのパラメータに基づき、コンテンションウィンドウを設定し、周波数分割多重アクセス接続バックオフ(Ｏｒ
ｔｈｏｇｏｎａｌ ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ ａｃｃ
ｅｓｓ(ＯＦＤＭＡ)ｂａｃｋｏｆｆ、略してＯＢＯ)カウンタを初期化する。初期化の動
作とは、０からコンテンションウィンドウまでの間に1つの整数をランダム選択し、ＯＢ
Ｏカウンタに与えることである。
このＡＰは、関連サイトのランダムアクセスに用いられる１つまたは複数のリソースユニットを指示するトリガフレームを送信する。トリガしようとする関連サイトは、それぞれＢＳＳ１(ＢＳＳＩＤ１に対応する)、ＢＳＳ２(ＢＳＳＩＤ２に対応する)、ＢＳＳ３(
ＢＳＳＩＤ３に対応する)に属する。トリガフレームの送信アドレスが共通識別子とされ
、ここで、共通識別子はＢＳＳＩＤ１である。
前記サイトは、トリガフレームを受信した後に、このフレームがトリガフレームであり、且つ、送信アドレスが自身に関連するＡＰの共通識別子、すなわち、伝送ＢＳＳＩＤであると判断した場合、サイトは、トリガフレームにスケジューリングされた、関連サイトに用いられるリソースユニットによって、ランダムアクセス工程を行う。
このＡＰは、関連サイトのランダムアクセスに用いられる１つまたは複数のリソースユニットを指示するトリガフレームを送信する。トリガしようとする関連サイトがＢＳＳ２からのものである場合、送信アドレスがＢＳＳ２のＢＳＳＩＤ２とされる。ＢＳＳ１、ＢＳＳ３に関連するサイトは、トリガフレームを受信した後に、このフレームがトリガフレームであり、このトリガフレームの送信アドレスに担持されるＢＳＳＩＤが自身に関連するＢＳＳＩＤ(固有識別子)または自身に関連するＡＰの共通識別子ではないと判断した場合、これらのサイトは、このトリガフレームにおいて指示される１つまたは複数のリソースユニットによって、ランダムアクセスを行うことができない。
ＢＳＳ２に関連するサイトは、トリガフレームを受信した後に、このフレームがトリガフレームであり、このトリガフレームの送信アドレスに担持されるＢＳＳＩＤが自身に関連するＢＳＳＩＤ(固有識別子)であると判断した場合、これらのサイトは、トリガフレームにおいて指示される１つまたは複数のリソースユニットによって、ランダムアクセスを行うことができる。
ＳＴＡ１はＢＳＳ１に関連付けられ、ＳＴＡ２、ＳＴＡ３はＢＳＳ２に関連付けられ、ＳＴＡ４はＢＳＳ３に関連付けられる。図２に示すように。ＡＰはトリガフレームを送信し、送信アドレスに担持されるものが共通識別子であり、ランダムアクセスのために、リソースユニットを５個スケジューリングした。
ＳＴＡ１は、前記トリガフレームを受信した後に、このトリガフレームに担持されるアドレスが関連ＡＰの共通識別子であり、ランダムアクセス動作を行うことができると判断する。ＯＢＯカウンタの現在の値は３であり、トリガフレームでスケジューリングされるランダムアクセスに用いられるリソースユニットの数よりも小さく、ＳＴＡ１のＯＢＯカウンタは０にデクリメントされ、ＳＴＡ１は、現在スケジューリングされた５個のランダムアクセスリソースユニットから、1つをランダムに選択し、他の条件を満たす場合、送
信を行う。
ＳＴＡ２およびＳＴＡ３は、前記トリガフレームを受信した後に、このトリガフレームに担持されるアドレスがＡＰに関連する共通識別子であり、ランダムアクセス動作を行うことができると判断する。ＯＢＯカウンタの現在の値はそれぞれ７および６であり、トリガフレームでスケジューリングされたランダムアクセスに用いられるリソースユニットの数よりも大きく、ＳＴＡ２およびＳＴＡ３のＯＢＯカウンタは、それぞれ２および１にデクリメントされ、ＯＢＯカウンタは０にデクリメントされていないため、ＳＴＡ２およびＳＴＡ３は、このトリガフレームでスケジューリングされたリソースユニットを使用してランダムアクセスを行うことができない。
ＳＴＡ４は前記トリガフレームを受信した後に、このトリガフレームに担持されるアドレスがＡＰに関連する共通識別子であり、ランダムアクセス動作を行うことができると判断する。ＯＢＯカウンタの現在の値は５であり、トリガフレームでスケジューリングされたランダムアクセスに用いられるリソースユニットの数に等しい、ＳＴＡ４のＯＢＯカウンタは０にデクリメントされ、ＳＴＡ４は、現在スケジューリングされた５個のランダムアクセスリソースユニットから、1つをランダムに選択し、他の条件を満たす場合、送信
を行う。
このＡＰは、トリガフレームを送信し、送信アドレスに担持されるものがＢＳＳＩＤ２であり、ランダムアクセスのために、４個のリソースユニットをスケジューリングする。
ＳＴＡ１およびＳＴＡ４は、このトリガフレームを受信し、このトリガフレームに担持されるアドレスがＡＰに関連する共通識別子でなく、自身に関連するＢＳＳの識別子でもないと判断した場合、サイトは、このトリガフレームでスケジューリングされたリソースユニットを使用してランダムアクセスを行うことができない。
ＳＴＡ２およびＳＴＡ３は、このトリガフレームを受信し、このトリガフレームに担持されるアドレスが自身に関連するＢＳＳのアドレス(すなわち、固有識別子)であり、ランダムアクセス動作を行うことができると判断する。ＳＴＡ２およびＳＴＡ３のＯＢＯカウンタは、それぞれ２および１であり、トリガフレームでスケジューリングされたランダムアクセスに用いられるリソースユニットの数よりも小さい。ＳＴＡ２およびＳＴＡ３のＯＢＯカウンタは、それぞれ０にデクリメントされ、ＳＴＡ２およびＳＴＡ３は、それぞれ現在スケジューリングされた５個のランダムアクセスリソースユニットから、1つをラン
ダムに選択し、他の条件を満たす場合、送信を行う。
ＳＴＡ１、ＳＴＡ２、ＳＴＡ３、およびＳＴＡ４は、他のＡＰのトリガフレームを受信し、このトリガフレームに関連サイトに用いられるランダムアクセスリソースユニットが含まれているが、このトリガフレームにおける送信アドレスに担持されるアドレスは、ＡＰに関連する共通識別子でなく、自身に関連するＢＳＳの固有識別子でもないため、ＳＴＡ１は、ランダムアクセス動作を行うことができない。
実施例３
ＡＰは複数のＢＳＳＩＤ能力をサポートし、このＡＰは、サポートするＢＳＳＩＤの数が最大で２ｎであり、nは０以上の正の整数である。本実施例では、n＝３を例として、このＡＰは最大８個のＢＳＳＩＤをサポートすることができる。実際には、このＡＰは、そのうちの３つのＢＳＳＩＤ(ＢＳＳＩＤ１、ＢＳＳＩＤ２、ＢＳＳＩＤ３)を使用して３つのＢＳＳ(ＢＳＳ１、ＢＳＳ２、ＢＳＳ３)を確立し、これらの３つのＢＳＳによって、基本サービスセットが構成される。このＡＰは、ビーコンフレームまたはプローブ応答フレームにおいて、これらの３つのＢＳＳに対応するＢＳＳＩＤ、ＳＳＩＤ等の情報をブロードキャストし、前記n値もＡＰが通知する。前記情報が担持されるビーコンフレームまた
はプローブ応答フレームにおける送信アドレスで指示するＢＳＳＩＤは、伝送ＢＳＳＩＤ(ｔｒａｎｓｍｉｔｔｅｄＢＳＳＩＤ)と呼ばれ、他のＢＳＳＩＤは非伝送ＢＳＳＩＤ(ｎ
ｏｎｔｒａｎｓｍｉｔｔｅｄＢＳＳＩＤ)と呼ばれ、ここで、共通識別子は伝送ＢＳＳＩ
Ｄである。
このＡＰは、関連サイトのランダムアクセスに用いられる１つまたは複数のリソースユニットを指示するトリガフレームを送信する。このＡＰのトリガフレームにおいて、ＢＳＳ１、ＢＳＳ２、ＢＳＳ３に関連付けたいサイトのランダムアクセスをトリガするために、このトリガフレームの送信アドレスをこのＡＰの共通識別子(ここでの共通識別子が伝
送ＢＳＳＩＤである)とする。
ＳＴＡ１は、このＡＰのカバレッジ領域において、アクティブなスキャニング(プロー
ブ要求フレームの受信)またはパッシブなスキャニング(ビーコンフレームを受信)により
、このＡＰのＢＳＳＩＤ２が自身の関連したいものであることを発見する。このＡＰは、複数のＢＳＳＩＤ能力をサポートし、このＡＰの共通識別子がＢＳＳＩＤ１であり、自身の関連したいＢＳＳ２のＢＳＳＩＤ２が固有識別子であることを発見する。
ＳＴＡ１は、このＡＰから送信されるトリガフレームを受信した後に、このトリガフレームの送信アドレスに基づき、この送信アドレスに担持されるのがＢＳＳＩＤ１であると判断する。ＳＴＡ１は、このＢＳＳＩＤが自身の関連したいＡＰの共通識別子と同一であると判断した場合、ＳＴＡ１は、このトリガフレームにおいて指示された未関連サイトに用いられる１つまたは複数のリソースユニットによって、ランダムアクセスを行うことができる。
このＡＰは、関連サイトのランダムアクセスに用いられる１つまたは複数のリソースユニットを指示するトリガフレームを送信する。このＡＰのトリガフレームにおいて、ＢＳＳ２に関連付けたいサイトのランダムアクセスをトリガするために、このトリガフレームの送信アドレスをＢＳＳ２のＢＳＳＩＤ(すなわちＢＳＳＩＤ２)とする。
ＳＴＡ１は、このＡＰから送信されるトリガフレームを受信した後に、このトリガフレームの送信アドレスにより、この送信アドレスに担持されるのがＢＳＳＩＤ２であると判断した場合、ＳＴＡ１は、このＢＳＳＩＤが自身の関連したいＢＳＳＩＤ(固有識別子)と同一であると判断した場合、ＳＴＡ１は、このトリガフレームにおいて指示された未関連サイトに用いられる１つまたは複数のリソースユニットによって、ランダムアクセスを行うことができる。
このＡＰは、未関連サイトのランダムアクセスに用いられる１つまたは複数のリソースユニットを指示するトリガフレームを送信する。ＡＰのトリガフレームにおいて、ＢＳＳ３に関連付けたいサイトのランダムアクセスをトリガするために、このトリガフレームの送信アドレスをＢＳＳ３のＢＳＳＩＤ(すなわちＢＳＳＩＤ３)とする。
ＳＴＡ１は、このＡＰから送信されるトリガフレームを受信した後に、このトリガフレームの送信アドレスにより、この送信アドレスに担持されるのがＢＳＳＩＤ３であると判断した場合、ＳＴＡ１は、このＢＳＳＩＤが自身の関連したいＡＰの共通識別子とが異なり、自身の関連したいＢＳＳＩＤ(固有識別子)とも異なると判断した場合、ＳＴＡ１は、このトリガフレームにおいて指示された未関連サイトに用いられる１つまたは複数のリソースユニットによって、ランダムアクセスを行うことができる。
ＳＴＡ１は、前記動作を行う前に、ＳＴＡ１は、アクティブなスキャニングまたはパッシブなスキャニングにより、このＡＰがサポートするランダムアクセスパラメータを知る。このＡＰがサポートするランダムアクセスパラメータに基づき、周波数分割多重アクセス(ＯＦＤＭＡ)コンテンションウィンドウを設定し、ＯＢＯカウンタを初期化する。
例えば、ＳＴＡ１は前記ＡＰのランダムアクセスパラメータに基づき、周波数分割多重アクセスコンテンションウィンドウを設定し、ＯＢＯカウンタを５に初期化する。
図３に示すように、ＡＰは、トリガフレーム送信し、このトリガフレームの送信アドレスが共通識別子(ここの共通識別子は伝送ＢＳＳＩＤである) )とするとともに、トリガフレームにおいて、未関連サイトのランダムアクセスに用いられるリソースユニットを３つ指示する。
ＳＴＡ１は、このトリガフレームを受信した後に、このトリガフレームの送信アドレスが自身の関連したいＡＰの共通識別子とされ、自身が関連したいＡＰの共通識別子または固有識別子のうちの1つであることを発見した場合、ＳＴＡ１は、このトリガフレームで
指示された未関連サイトに用いられるランダムアクセスのリソースユニットによって、ランダムアクセス動作を行う。
ＳＴＡ１は、このトリガフレームに３つのリソースユニットが担持されていることを発見した場合、ＳＴＡ１のＯＢＯカウンタが２(現在の値が５であり-未関連サイトランダムアクセスに用いられるリソースユニットの数が３である))とされる。ＯＢＯカウンタは
、未関連サイトランダムアクセスに用いられるリソースユニットによって、1つを発見し
た場合、１をデクリメントするか、または、全ての未関連サイトランダムアクセスに用いられるリソースユニットの数を見つけて、まとめて減少するか、具体的な操作が限定されない。
ＡＰは、トリガフレームを送信し、このトリガフレームの送信アドレスをＢＳＳＩＤ３と設定し、そして、トリガフレームにおいて、未関連サイトのランダムアクセス動作に用いられる３つのリソースユニットを指示する。
ＳＴＡ１は、このトリガフレームを受信した後に、このトリガフレームの送信アドレスに担持されるアドレスが自身の関連したいＡＰの共通識別子(ＢＳＳＩＤ１)と固有識別子(ＢＳＳＩＤ２)とは異なることを発見した場合、ＳＴＡ１はランダムアクセス動作を行うことができない。
ＡＰは、トリガフレームを送信し、このトリガフレームの送信アドレスをＢＳＳＩＤ２と設定し、そして、トリガフレームにおいて、未関連サイトのランダムアクセス動作に用いられる４個のリソースユニットを指示する。
ＳＴＡ１は、このトリガフレームを受信した後に、このトリガフレームの送信アドレスに担持されるアドレスが自身の関連したいＡＰの固有識別子と同一であることを発見した場合、ＳＴＡ１はランダムアクセス動作を行う。
ＳＴＡ１は、このトリガフレームに４個のリソースユニットが担持されていることを発見し、トリガフレームに担持されるリソースユニットの数がＯＢＯカウンタの値よりも大きいため、ＳＴＡ１のＯＢＯカウンタを０とし、現在スケジューリングされた４個のランダムアクセスリソースユニットから、1つをランダムに選択し、他の条件を満たす場合、
送信無線フレームの送信を行う。
ＳＴＡ１は、このＡＰとランダム操作を行う過程において、未関連サイトランダム操作に用いられるリソースユニットの指示を含む他のＡＰのトリガフレームを受信することがある。他のＡＰのランダムアクセスパラメータに基づき、コンテンションウィンドウを設定し、ＯＢＯカウンタを再初期化し、他のＡＰとランダムアクセス動作を行わない限り、ＳＴＡ１はこれらのＡＰとランダム操作を行うことができない。
実施例４
図４は、本開示に係る実施例における未関連サイトＳＴＡ１の周囲に２つのアクセスポイント(ＡＰ１とＡＰ２)が存在する模式図である。ＳＴＡ１は、この２つのアクセスポイントと関連前の通信を行いたい、例えば、２つのアクセスポイントがサポートするサービス(プリント、ビデオダウンロード等)、ＳＴＡ１の位置付け、関連等を知ることである。ここで、２つのＡＰは、いずれもＭｕｌｔｉｐｌｅＢＳＳＩＤ能力をサポートしていない。
ＳＴＡ１は、ＡＰ１またはＡＰ２から送信されたビーコンフレームまたはプローブ応答フレームによって、ＡＰ１またはＡＰ２がＭｕｌｔｉｐｌｅＢＳＳＩＤ能力をサポートしないことを発見する。この場合、２つのＡＰの共通識別子はいずれも空であり、固有識別子はＡＰのＭＡＣアドレスである。
ＡＰ１は、トリガフレームを送信し、このトリガフレームの送信アドレスをＡＰ１のＭＡＣアドレスと設定し、そして、トリガフレームにおいて、複数の未関連サイトのランダムアクセスに用いられるリソースユニットを指示する。
ＳＴＡ１は、このトリガフレームを受信した後に、このトリガフレームの送信アドレスに担持されるアドレスが自身の通信したいＡＰのＭＡＣアドレス(固有識別子)と同一であることを発見した場合、ＳＴＡ１は、このトリガフレームにおいて指示された未関連サイトに用いられるリソースユニットによって、ランダムアクセス動作を行う。
ＡＰ２は、トリガフレームを送信し、このトリガフレームの送信アドレスをＡＰ２のＭＡＣアドレスとし、トリガフレームにおいて、複数の未関連サイトのランダムアクセスに用いられるリソースユニットを指示する。
ＳＴＡ１は、このトリガフレームを受信した後に、このトリガフレームの送信アドレスが担持されるアドレスは、自身と通信しているＡＰのＭＡＣアドレス(固有識別子)と異なることを発見した場合、ＳＴＡ１は、このトリガフレームにおいて指示された未関連サイトに用いられるリソースユニットによって、ランダムアクセス動作を行うことができない。この場合、共通識別子が空であるため、他の共通識別子を受信しても、ランダムアクセス動作を行うことができない。
ＳＴＡ１は、ＡＰ２と関連前の通信を行うために、ＡＰ１との通信を完了した後に、またはＡＰ１に基づくランダムアクセス動作を中止してから、ＡＰ２のパラメータに基づくコンテンションウィンドウの設定を再び行い、ＯＢＯカウンタ値を初期化する必要がある。
前記操作を行う前に、ＳＴＡ１は、ＡＰ１およびＡＰ２のランダムアクセスパラメータを知る必要がある。
図５に示すように、ＡＰ１は、トリガフレームを送信し、このトリガフレームの送信アドレスをＡＰ１のＭＡＣアドレスとし、トリガフレームにおいて、未関連サイトのランダムアクセスに用いられる３つのリソースユニットを指示する。
ＳＴＡ１は、このトリガフレームを受信した後に、このトリガフレームの送信アドレスに担持されるアドレスが自身の通信したいＡＰのＭＡＣアドレスと同一であることを発見し、ＳＴＡ１は、ＡＰ１のパラメータに基づき、周波数分割多重アクセス(ＯＦＤＭＡ)コンテンションウィンドウを設定し、ＯＢＯカウンタを初期化して、初期値が６である。ここで、ＳＴＡ１がコンテンションウィンドウを設定してＯＢＯカウンタ値を初期化する操作は、ＡＰ１のトリガフレームを受信した後に行われてもよいし、ＡＰ１のトリガフレームを受信する前に行われてもよい。
ＳＴＡ１がＡＰ１のトリガフレーム受信した後に、ＳＴＡ１は、このトリガフレームにおいて、３つのリソースユニットが担持されていることを発見した場合、ＳＴＡ１のＯＢＯカウンタが３(現在の値が６であり、未関連サイトランダムアクセスに用いられるリソ
ースユニットの数が３である) )とされる。ＯＢＯカウンタは、未関連サイトランダムア
クセスに用いられるリソースユニットによって、1つを発見する毎にデクリメントするか
、または、全ての未関連サイトランダムアクセスに用いられるリソースユニットの数を見つけてからまとめて減少するか、具体的な操作が限定されない。
ＡＰ２は、トリガフレームを送信し、このトリガフレームの送信アドレスをＡＰ２のＭＡＣアドレスとし、トリガフレームにおいて、未関連サイトのランダムアクセスに用いられる５個のリソースユニットを指示する。
ＳＴＡ１は、ＡＰ２のトリガフレームを受信した後に、このトリガフレームの送信アドレスに担持されるアドレスが自身の通信したいＡＰのＭＡＣアドレスと異なることを発見した場合、ＳＴＡ１は、このトリガフレームにおいて指示された未関連サイトに用いられるリソースユニットによって、ランダムアクセス動作を行うことができない。
ＡＰ１は、トリガフレームを送信し、このトリガフレームの送信アドレスをＡＰ１のＭＡＣアドレスとし、トリガフレームにおいて、未関連サイトのランダムアクセスに用いられる４つのリソースユニットを指示する。
ＳＴＡ１は、このトリガフレームを受信した後に、このトリガフレームの送信アドレスに担持されるアドレスが自身の通信したいＡＰのＭＡＣアドレスと同一であることを発見した場合、ＳＴＡ１のＯＢＯカウンタが０(ＯＢＯカウンタの現在の値３が、トリガフレ
ームにおいて指示された未関連サイトランダムアクセス動作に用いられるリソースユニットの数４よりも小さい)とし、ＳＴＡ１は、それぞれ現在スケジューリングされた４つの
ランダムアクセスリソースユニットから1つをランダムに選択し、他の条件を満たす場合
、送信を行う。
前記操作において、ＳＴＡ１は、ＡＰ２のトリガフレームを受信した後に、ＡＰ１に基づくランダムアクセス動作を中止することができる。ＡＰ２のランダムアクセスパラメータに基づき、周波数分割多重アクセス(ＯＦＤＭＡ)コンテンションウィンドウを設定し、ＯＢＯカウンタを初期化し、ＡＰ２に基づいてランダムアクセス動作を行う。
前記操作において、実現する時に、ＡＰ１およびＡＰ２のランダムアクセス動作を同時に行ってもよいが、この場合、異なるコンテンションウィンドウ、ＯＢＯカウンタを対応して、各ＡＰとランダムアクセス動作を行う。あるＡＰのランダムアクセスリソースユニットを受信し、このＡＰに対応するＯＢＯカウンタをデクリメントする。どのＡＰに対応するＯＢＯカウンタが０にデクリメントすると、該当する無線フレームをそのＡＰに伝送することができる。
実施例５
図４は、本開示に係る実施例における未関連サイトＳＴＡ１の周囲に２つのアクセスポイント(ＡＰ１とＡＰ２)が存在する模式図である。ＳＴＡ１は、この２つのアクセスポイントと関連前の通信を行いたい。例えば、２つのアクセスポイントがサポートするサービス(プリント、ビデオダウンロード等)、ＳＴＡ１の位置付け、関連等を知りたい。
ここで、ＡＰ１はＭｕｌｔｉｐｌｅＢＳＳＩＤ能力をサポートし、ＡＰ２はＭｕｌｔｉｐｌｅＢＳＳＩＤ能力をサポートしない。ＡＰ１は複数ＢＳＳＩＤ能力をサポートし、このＡＰがサポートするＢＳＳＩＤの数は最大で２ｎであり、nは０以上の正の整数である
。本実施例では、n＝３を例として、このＡＰは最大８個のＢＳＳＩＤをサポートするこ
とができる。実際には、このＡＰは、そのうちの２つのＢＳＳＩＤを使用して２つのＢＳＳ(ＢＳＳ１、ＢＳＳ２)を確立する。ＡＰは、ビーコンフレームまたはプローブ応答フレームにおいて、これらの２つのＢＳＳに対応するＢＳＳＩＤ、ＳＳＩＤ等の情報をブロードキャストし、前記n値もＡＰが通知する。前記情報が担持されるビーコンフレームまた
はプローブ応答フレームにおける送信アドレスで指示するＢＳＳＩＤは、伝送ＢＳＳＩＤと呼ばれ、他のＢＳＳＩＤは非伝送ＢＳＳＩＤと呼ばれ。ＡＰ１はＢＳＳＩＤ１を伝送ＢＳＳＩＤ、すなわち共通識別子とする。
ＳＴＡ１は、ＡＰ１またはＡＰ２から送信されるビーコンフレームまたはプローブ応答フレームによって、ＡＰ１の共通識別子がＢＳＳＩＤ１であり、固有識別子がＢＳＳＩＤ２(自身の関連したいＢＳＳＩＤ)であることを発見する。ＡＰ２はＭｕｌｔｉｐｌｅＢＳＳＩＤ能力をサポートしない。この場合、ＡＰ２の共通識別子はいずれも空であり、固有識別子はＡＰのＭＡＣアドレスである。
ＡＰ１は、トリガフレームを送信し、このトリガフレームの送信アドレスをＢＳＳＩＤ１とし、トリガフレームにおいて、複数の未関連サイトのランダムアクセスに用いられるリソースユニットを指示する。
ＳＴＡ１は、このトリガフレームを受信した後に、このトリガフレームの送信アドレスに担持されるアドレスが自身の通信したいＡＰの共通識別子と同一であることを発見した場合、ＳＴＡ１は、このトリガフレームにおいて指示された未関連サイトに用いられるリソースユニットによって、ランダムアクセス動作を行う。
ＡＰ２は、トリガフレームを送信し、このトリガフレームの送信アドレスをＡＰ２のＭＡＣアドレスとし、トリガフレームにおいて、複数の未関連サイトのランダムアクセス動作に用いられるリソースユニットを指示する。
ＳＴＡ１は、このトリガフレームを受信した後に、このトリガフレームの送信アドレスに担持されるアドレスが自身と通信しているＡＰのＭＡＣアドレスと異なることを発見した場合、ＳＴＡ１は、このトリガフレームにおいて指示された未関連サイトに用いられるリソースユニットによって、ランダムアクセス動作を行うことができない。
ＳＴＡ１は、ＡＰ２と関連前の通信を行うために、ＡＰ１と通信を完了した後に、またはＡＰ１に基づくランダムアクセス動作を中止してから、ＡＰ２のパラメータに基づくコンテンションウィンドウの設定を再び行い、ＯＢＯカウンタ値を初期化する必要がある。
前記操作を行う前に、ＳＴＡ１は、ＡＰ１およびＡＰ２のランダムアクセスパラメータを知る必要がある。
図６に示すように、ＡＰ１は、トリガフレームを送信し、このトリガフレームの送信アドレスをＡＰ１の共通識別子とし、トリガフレームにおいて、未関連サイトのランダムアクセスに用いられる３つのリソースユニットを指示する。
ＳＴＡ１は、このトリガフレームを受信した後に、このトリガフレームの送信アドレスに担持されるアドレスが自身の通信したいＡＰの共通識別子と同一であることを発見し、ＳＴＡ１は、ＡＰ１のパラメータに基づき、周波数分割多重アクセス(ＯＦＤＭＡ)コンテンションウィンドウを設定し、ＯＢＯカウンタを初期化して、初期値が６である。ここで、ＳＴＡ１がコンテンションウィンドウを設定しＯＢＯカウンタ値を初期化する操作は、ＡＰ１のトリガフレームを受信した後に行われてもよいし、ＡＰ１のトリガフレームを受信する前に行われてもよい。
ＳＴＡ１がＰ１のトリガフレームを受信した後に、ＳＴＡ１は、このトリガフレームにおいて、３つのリソースユニットが担持されていることを発見した場合、ＳＴＡ１のＯＢＯカウンタが３(現在の値が６であり、未関連サイトランダムアクセスに用いられるリソ
ースユニットの数が３である) )とされる。ＯＢＯカウンタは、未関連サイトランダムア
クセスに用いられるリソースユニットによって、1つを発見する毎にデクリメントするか
、または、全ての未関連サイトランダムアクセスに用いられるリソースユニットの数を見つけてからまとめて減少されるか、具体的な操作が限定されない。
ＡＰ２は、トリガフレームを送信し、このトリガフレームの送信アドレスをＡＰ２のＭＡＣアドレスとし、トリガフレームにおいて、未関連サイトのランダムアクセスに用いられる５個のリソースユニットを指示する。
ＳＴＡ１は、ＡＰ２のトリガフレームを受信した後に、このトリガフレームの送信アドレスに担持されるアドレスが自身の通信したいＡＰのＭＡＣアドレスと異なることを発見した場合、ＳＴＡ１は、このトリガフレームにおいて指示された未関連サイトに用いられるリソースユニットによって、ランダムアクセス動作を行うことができない。
ＡＰ１は、トリガフレームを送信し、このトリガフレームの送信アドレスをＢＳＳＩＤ２(固有識別子)とし、トリガフレームにおいて、未関連サイトのランダムアクセスに用いられる４つのリソースユニットを指示する。
ＳＴＡ１は、このトリガフレームを受信した後に、このトリガフレームの送信アドレスに担持されるアドレスが自身の通信したい固有識別子と同一であることを発見した場合、ＳＴＡ１のＯＢＯカウンタが０(ＯＢＯカウンタの現在の値３が、トリガフレームにおい
て指示された未関連サイトランダムアクセス動作に用いられるリソースユニットの数４よりも小さい)とし、ＳＴＡ１はそれぞれ現在スケジューリングされた４つのランダムアク
セスリソースユニットから1つをランダムに選択し、他の条件を満たす場合、送信を行う
。
前記操作において、ＳＴＡ１は、ＡＰ２のトリガフレームを受信した後に、ＡＰ１に基づくランダムアクセス動作を中止することができる。ＡＰ２のランダムアクセスパラメータに基づき、周波数分割多重アクセス(ＯＦＤＭＡ)コンテンションウィンドウを設定し、周波数分割多重アクセス接続バックオフカウンタを初期化し、ＡＰ２に基づいてランダムアクセス動作を行う。
実施例６
図７は、本開示に係る実施例におけるネットワークアクセス装置の模式図であり、図７に示すように、本実施例の装置は、
ランダムアクセス動作に用いられるリソースユニットを指示する第１の無線フレームを第１のアクセスポイントから受信するように構成される受信スモジュールと、
前記第１の無線フレームの送信アドレスが共通識別子または固有識別子である場合、ランダムアクセス動作を行うように構成されるアクセスモジュールとを備える。
一実施例において、前記受信スモジュールは、さらに、前記第１のアクセスポイントから送信される第２の無線フレームを受信するように構成され、前記第２の無線フレームに、前記第２のアクセスポイントがサポートする基本サービスセットの情報および／またはランダムアクセスパラメータが担持され、前記基本サービスセットの情報は前記共通識別子および前記固有識別子を含む。
一実施例において、前記装置は、
前記第２の無線フレームに担持されるランダムアクセスパラメータに基づき、コンテンションウィンドウのパラメータを設定し、周波数分割多重アクセス接続バックオフＯＢＯカウンタを初期化するように構成される初期化スモジュールをさらに備える。
一実施例において、前記装置は未関連サイトである場合、前記固有識別子が前記基本サービスセットにおける前記サイトの通信対象となる基本サービスセットの識別子であり、前記装置は未関連サイトである場合、前記共通識別子が前記基本サービスセットにおける全てのサイトと通信可能な基本サービスセットの識別子である。
前記サイトは未関連サイトである場合、前記サイトがランダムアクセス動作を行う過程において、ランダムアクセスが完了するまで(成功または失敗)、第１のアクセスポイントのみとランダムアクセス動作を行い、第２のアクセスポイントとランダムアクセス動作を行わない。
一実施例において、前記共通識別子は、前記基本サービスセットの伝送基本サービスセット識別子、または前記第１のアクセスポイントの媒体アクセス制御アドレス、または前記第１のアクセスポイントの媒体アクセス制御アドレスを演算して得られる値を含む。
一実施例において、前記固有識別子は、前記基本サービスセットにおける前記装置に関連する基本サービスセットの識別子であり、前記共通識別子は、前記基本サービスセットにおける全てのサイトと通信可能な基本サービスセットの識別子である。
一実施例において、前記アクセスモジュールは、前記第１の無線フレームに担持されるリソースユニットの数に応じて、周波数分割多重アクセス接続バックオフＯＢＯカウンタをデクリメントし、前記ＯＢＯカウンタが０にデクリメントされ、かつ、検出条件を満たす場合、前記第１の無線フレームに担持されるリソースユニットから1つのリソースユニットを選択してデータを送信することを含むランダムアクセス動作を行う。
一実施例において、前記装置は、
第３の無線フレームを第２のアクセスポイントから受信し、前記第２のアクセスポイントが通知したランダムアクセスパラメータに基づき、コンテンションウィンドウのパラメータを再設定し、周波数分割多重アクセス接続バックオフＯＢＯカウンタを再初期化する前記初期化スモジュールをさらに備える。
本出願実施例は、メモリおよびプロセッサを備え、
前記メモリに、ランダムアクセス動作に用いられるリソースユニットを指示する第１の無線フレームを第１のアクセスポイントから受信する指令と、前記第１の無線フレームの送信アドレスが共通識別子または固有識別子である場合、ランダムアクセス動作を行う指令とが記憶され、
前記プロセッサは、前記メモリに記憶される指令を実行ために用いられる、ネットワークアクセス装置をさらに提供する。
本出願実施例は、コンピューター実行可能な指令が記憶され、前記コンピューター実行可能指令が実行されると、前記ネットワークアクセス方法を実現するコンピューター読み取り可能な記憶媒体をされに提供する。
当業者であれば、前記方法におけるステップの全てまたは部分が、プログラムにより、関連するハードウェアに指令し完成することができ、前記プログラムはコンピューター読み取り可能な記憶媒体に記憶することができ、例えば、読み出し専用メモリ、磁気ディスク、光ディスク等であることは明らかである。好ましくは、前記実施例のステップの全てまたは部分は、1つまたは複数の集積回路を使用して実装されてもよい。従って、前記実
施例における各スモジュール/ユニットは、ハードウェアとして実現されてもよいし、ソ
フトウェア機能モジュールとして実現されてもよい。本開示は、ハードウェアとソフトウェアのいかなる特定の形態の組み合わせにも限定されない。
以上は本開示の好ましい実施例に過ぎず、本開示が他の多種類の実施例を有することが当然であり、本開示の精神およびその本質から逸脱することなく、当業者であれば、本開示によって様々な対応する変更および変形を行うことができるが、これらの対応する変更および変形はいずれも本開示に添付された請求項の保護範囲に属するものとする。
本出願の実施例は、サイトにより、ランダムアクセス動作に用いられるリソースユニットを指示する第１の無線フレームを第１のアクセスポイントから受信し、前記第１の無線フレームの送信アドレスが共通識別子または固有識別子である場合、前記サイトは、ランダムアクセス動作を行う。ネットワークの衝突を低減させ、伝送効率を向上させることができる。

Claims (1)

  1. 明細書に記載された発明。
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