JP2022032473A - 検査方法及び検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検査対象のデバイスとプローブとを正確に接触させる検査方法及び検査装置を提供する。【解決手段】検査装置を用いて、検査対象の半導体デバイスが形成されたウェハWとプローブとを接触させて検査する検査方法であって、装置は、検査対象の半導体デバイスが載置される載置面120aと、載置面における互いに異なる部分を加熱する複数のLED141がユニット化された加熱ユニットと、を有する載置台としてのステージ10を備える。方法は、加熱ユニットを用いて検査対象に対応する部分を、局所的に設定温度に調節する工程と、位置補正情報に基づいて、プローブと載置台とを相対的に移動させ、検査対象とプローブとの位置合わせを行う工程と、を含む。位置補正情報は、載置面における、検査対象のデバイスに対応する部分と一致する部分を、加熱ユニットを用いて局所的に設定温度に基づく所定の温度に調節したときに取得されたものである。【選択図】図4

Description

本開示は、検査方法及び検査装置に関する。
特許文献1には、載置台に半導体ウェハ(以下、「ウェハ」という。)を載置し、当該ウェハ上に配列されたICチップの電極パッドにプローブカードのプローブを接触させてICチップの電気的測定を行うプローブ装置が開示されている。
特開2009-182239号公報
本開示にかかる技術は、載置面における、検査対象のデバイスに対応する部分を、局所的に温度調節する場合でも、検査対象のデバイスとプローブとを正確に接触させることを可能にする。
本開示の一態様は、検査装置を用いて、基板に形成された複数のデバイスのうち検査対象のデバイスとプローブとを接触させて検査する検査方法であって、前記検査装置は、基板が載置される基板載置面と、前記基板載置面における互いに異なる部分を加熱する複数の加熱ユニットと、を有する載置台を備え、当該検査方法は、(A)前記複数の加熱ユニットのうち、前記検査対象のデバイスに対応する前記加熱ユニットを用いて、前記基板載置面における、前記検査対象のデバイスに対応する部分を、局所的に設定温度に調節する工程と、(B)位置補正情報に基づいて、前記プローブと前記載置台とを相対的に移動させ、前記検査対象のデバイスと前記プローブとの位置合わせを行う工程と、を含み、前記位置補正情報は、予め、前記加熱ユニットのうち前記(A)工程で用いられる前記加熱ユニットを用いて、前記基板載置面における、前記検査対象のデバイスに対応する部分と一致する部分を、局所的に前記設定温度に基づく所定の温度に調節したときに取得されたものである。
本開示によれば、載置面における、検査対象のデバイスに対応する部分を局所的に温度調節する場合でも、検査対象のデバイスとプローブとを正確に接触させることができる。
本実施形態にかか検査装置としてのプローバの構成の概略を示す斜視図である。 本実施形態にかかる検査装置としてのプローバの構成の概略を示す正面図である。 ウェハの構成を概略的に示す平面図である。 ステージの構成を概略的に示す断面図である。 光照射機構の構成を概略的に示す平面図である。 図1の検査装置におけるウェハの温度測定用の回路の構成を概略的に示す図である。
半導体デバイスの製造プロセスでは、多数の半導体デバイスがウェハ等の基板上に同時に形成される。形成された半導体デバイスは、電気的特性等の検査が行われ、良品と不良品とに選別される。上記検査は、例えば、各半導体デバイスに分割される前の基板の状態で、検査装置を用いて行われる。
プローバ等と称される検査装置には、半導体デバイスが形成された基板が載置される載置台が設けられ、また、多数のプローブを有するプローブカードが取り付けられる。検査の際、検査装置では、載置台とプローブカードとを相対的に移動させることにより、プローブと半導体デバイスとを位置合わせして接触させる。このように接触させた状態で、テスタからプローブを介して半導体デバイスに電気信号が供給される。そして、プローブを介して半導体デバイスからテスタが受信した電気信号に基づいて、当該半導体デバイスが不良品か否か判別される。
この種の検査装置では、半導体デバイスの電気的特性を検査する際、半導体デバイスの実装環境を模擬するために、載置台内に設けられた、加熱機構や冷却機構によって、載置台の載置面の加熱や冷却を行い、基板の温度を調節することがある。
上述のように加熱や冷却を行う場合、載置台等が熱膨張や熱収縮により変形するが、変形してもプローブと半導体デバイスとが適切に接触するように、載置台とプローブとの相対位置の補正を行う必要がある。
載置台とプローブとの相対位置の補正方法としては、例えば以下の方法がある。すなわち、検査の前に、載置台の載置面全体を所定の温度に調節し、その際のプローブと半導体デバイスとの相対位置の、基準位置からのずれ量を取得し、検査時には、取得した上記ずれ量を補正情報とし、その補正情報に基づいて、載置台とプローブとの相対位置を補正する方法である。
ところで、近年、載置台の載置面に対し複数の加熱ユニットを設け、検査時には、載置面における検査対象の半導体デバイスが位置する部分を局所的に常温より高温または低温に調節する検査装置が考えられている。しかし、例えば、載置面全体を常温より高温に調節するときと載置面の一部を局所的に高温に調節するときとでは、載置面の変形態様が異なる。そのため、載置面を局所的に高温に調節する検査装置に対して、上述の補正方法を用いてもプローブと半導体デバイスとが適切に接触しない場合がある。局所的に低温に調節する検査装置においても同様である。
そこで、本開示にかかる技術は、載置面における、検査対象のデバイスに対応する部分を、常温とは異なる温度に局所的に調節する場合でも、検査対象のデバイスとプローブとを正確に接触させることを可能にする。
以下、本実施形態にかかる検査方法及び検査装置について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1及び図2はそれぞれ、本実施形態にかかる載置台としてのステージを有する、検査装置としてのプローバ1の構成の概略を示す斜視図及び正面図である。図2では、図1のプローバ1の後述の収容室とローダが内蔵する構成要素を示すため、その一部が断面で示されている。
図1及び図2のプローバ1は、基板としてのウェハWの電気的特性の検査を行うものであり、具体的には、ウェハWに形成された複数の半導体デバイス(後述の図3の符号D参照)それぞれの電気的特性の検査を行うものである。このプローバ1は、検査時にウェハWを収容する収容室2と、収容室2に隣接して配置されるローダ3と、収容室2の上方を覆うように配置されるテスタ4と、を備える。
収容室2は、内部が空洞の筐体であり、ウェハWが載置されるステージ10を有する。ステージ10は、当該ステージ10に対するウェハWの位置がずれないようにウェハWを吸着保持する。また、ステージ10には、移動機構11が設けられている。移動機構11は、後述のプローブカード12のプローブ12aとステージ10とを相対的に移動させ、本例では、プローブ12aに対しステージ10を移動させる。移動機構11は、より具体的には、ステージ10を水平方向及び鉛直方向に移動させる。移動機構11は、その上部にステージ10が配設されるステンレス等の金属材料からなる基台11aを有し、さらに、例えば、図示は省略するが、基台11aを移動させるためのガイドレールや、ボールねじ、モータ等を有する。この移動機構11により、後述のプローブカード12のプローブ12aに対するステージ10の位置を調整してステージ10に載置されたウェハWの表面の電極をプローブ12aと接触させることができる。
収容室2におけるステージ10の上方には、ステージ10に対向するように、接触端子であるプローブ12aを多数有するプローブカード12が配置される。プローブカード12は、インターフェース13を介してテスタ4へ接続されている。各プローブ12aは、電気的特性の検査時に、ウェハWの各半導体デバイスの電極に接触し、テスタ4からの電力をインターフェース13を介して半導体デバイスへ供給し、且つ、半導体デバイスからの信号をインターフェース13を介してテスタ4へ伝達する。
ローダ3は、搬送容器であるFOUP(図示せず)に収容されているウェハWを取り出して収容室2のステージ10へ搬送する。また、ローダ3は、半導体デバイスの電気的特性の検査が終了したウェハWをステージ10から受け取り、FOUPへ収容する。
さらに、ローダ3は、移動機構11の制御等、各種制御を行う制御部14を有する。制御部14は、ベースユニット等とも称され、例えばCPUやメモリ等を備えたコンピュータにより構成され、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、プローバ1における各種処理を制御するプログラムが格納されている。なお、上記プログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、当該記憶媒体から制御部14にインストールされたものであってもよい。プログラムの一部または全ては専用ハードウェア(回路基板)で実現してもよい。
また、ローダ3は、各半導体デバイスの電位差生成回路(図示せず)における電位差を測定する電位差測定ユニット15を有する。上記電位差生成回路は、例えば、ダイオード、トランジスタまたは抵抗である。電位差測定ユニット15は、配線16を介してインターフェース13に接続され、上記電位差生成回路に対応する2つの電極へ接触する2つのプローブ12a間の電位差を取得し、取得した電位差を制御部14へ伝達する。制御部14は、配線17を介してステージ10へ接続されており、上記電位差に基づいて、例えば、後述の光照射機構140や後述の冷媒流路Rへの冷媒の流量を調整する流量制御バルブを制御する。インターフェース13における各プローブ12a及び配線16の接続構造については後述する。なお、制御部14や電位差測定ユニット15は収容室2に設けられてもよく、また、電位差測定ユニット15は、プローブカード12に設けられてもよい。
テスタ4は、半導体デバイスが搭載されるマザーボードの回路構成の一部を再現するテストボード(図示省略)を有する。テストボードは、半導体デバイスからの信号に基づいて、当該半導体デバイスの良否を判断するテスタコンピュータ18に接続される。テスタ4では、上記テストボードを取り替えることにより、複数種のマザーボードの回路構成を再現することができる。
さらに、プローバ1は、ユーザ向けに情報を表示したりユーザが指示を入力したりするためのユーザインターフェース部19を備える。ユーザインターフェース部19は、例えば、タッチパネルやキーボード等の入力部と液晶ディスプレイ等の表示部とからなる。
上述の各構成要素を有するプローバ1では、半導体デバイスの電気的特性の検査の際、テスタコンピュータ18が、半導体デバイスと各プローブ12aを介して接続されたテストボードへデータを送信する。そして、テスタコンピュータ18が、送信されたデータが当該テストボードによって正しく処理されたか否かを当該テストボードからの電気信号に基づいて判定する。
次に、上述のプローバ1の検査対象である半導体デバイスが形成されたウェハWについて図3を用いて説明する。図3は、ウェハWの構成を概略的に示す平面図である。
例えば、ウェハWには、略円板状のシリコン基板にエッチング処理や配線処理を施すことにより、図3に示すように、複数の半導体デバイスDが互いに所定の間隔をおいて、表面に形成されている。半導体デバイスDの表面すなわちウェハWの表面には、電極Eが形成されており、電極Eは半導体デバイスDの内部の回路素子に電気的に接続されている。電極Eへ電圧を印加することにより、各半導体デバイスDの内部の回路素子へ電流を流すことができる。なお、半導体デバイスDの大きさは、例えば、平面視10~30mm角である。
次に、ステージ10の構成について図4及び図5を用いて説明する。図4はステージ10の構成を概略的に示す断面図であり、図5は後述の光照射機構140の構成を概略的に示す平面図である。
ステージ10は、図4に示すように、天板部としてのトッププレート120を含む複数の機能部が積層されてなる。ステージ10は、当該ステージ10を水平方向及び鉛直方向に移動させる移動機構11(図2参照)上に、熱絶縁部材110を介して載置される。
ステージ10は、上方から順に、トッププレート120と、流路形成部材130と、光照射機構140とを有する。そして、ステージ10は、光照射機構140の下方から、言い換えると、光照射機構140の裏面側から、熱絶縁部材110を介して移動機構11に支持される。
トッププレート120は、半導体デバイスD(具体的には半導体デバイスDが形成されたウェハW)が載置される部材である。トッププレート120は、言い換えると、その表面(上面)120aが、半導体デバイス(具体的には半導体デバイスDが形成されたウェハW)が載置される載置面となる部材である。なお、以下では、ステージ10の上面でもあるトッププレート120の表面120aを載置面120aと記載することがある。
トッププレート120は、例えば円板状に形成されている。また、トッププレート120は、比熱が小さく熱伝導率が高い材料(例えばSiC(Silicon Carbide))から形成される。トッププレート120を上述のような材料で形成することにより、当該トッププレート120の加熱や冷却を効率的に行うことができ、もって、トッププレート120に載置されたウェハWを効率良く加熱したり冷却したりすることができる。
トッププレート120の載置面120aには、ウェハWを吸着するための吸着穴(図示せず)が形成されている。また、トッププレート120には、複数(図の例では100個)の温度センサ121が平面視において互いに離間した位置に埋設されている。
流路形成部材130は、冷媒が流れる冷媒流路Rを形成する冷却部材であり、具体的には、トッププレート120との間に冷媒流路Rを形成する部材である。この流路形成部材130は、光照射機構140より載置面120a側に設けられており、具体的には、トッププレート120と光照射機構140との間に介在するようにトッププレート120の裏面に接合されている。流路形成部材130は、例えば、トッププレート120と略同径の円板状に形成されている。
なお、本例では、流路形成部材130が取り付けられるトッププレート120の裏面120bには、溝が形成されており、該溝が、流路形成部材130に覆われて冷媒流路Rとなる。プローバ1では、冷媒流路Rを流れる冷媒でトッププレート120(具体的には載置面120a)を冷却することによって、載置面120aに載置されたウェハW(具体的にはウェハWに形成された半導体デバイスD)の温度を調節する。
また、冷媒流路Rと連通する供給口122と排出口123とが、トッププレート120に形成されている。供給口122には、冷媒流路Rに冷媒を供給する供給管150が接続されており、排出口123には、冷媒流路Rから冷媒を排出する排出管151が接続されている。供給管150には、冷媒流路Rに供給する冷媒の流量を制御する流量制御バルブ152が設けられている。
冷媒流路Rを流れる冷媒としては、光照射機構140からの光(具体的には後述のLED141からの光)を透過可能な材料が用いられ、プローバ1の外部に設けられたポンプ(図示省略)によって供給管150を介して冷媒流路Rへ供給される。なお、冷媒の流量を調整する流量制御バルブ152等の動作は制御部14により制御される。
上述のような冷媒流路Rを構成する流路形成部材130の材料には、光照射機構140からの光(具体的には後述のLED141からの光)を透過可能な材料が用いられる。LED141からの光が近赤外光である場合、光を透過可能な材料としては、ポリカーボネイトや、石英、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、ガラスを用いることができる。なお、これらの材料は、加工や成型が容易であるため、プローバ1の製造コストを低減させることができる。
光照射機構140は、トッププレート120の載置面120aに載置されたウェハWと流路形成部材130を介して対向するように配置されている。
この光照射機構140は、発光素子として、ウェハWを指向するLED141を複数有し、これらLED141からの光で、載置面120aを加熱することによって、載置面120aに載置されたウェハW(具体的にはウェハWに形成された半導体デバイスD)の温度を調節する。より具体的には、光照射機構140は、複数のLED141がユニット化された加熱ユニットとしてのLEDユニットUを複数有すると共に、これらLEDユニットUが搭載されるベース142を有する。光照射機構140におけるLEDユニットUは、例えば、図5に示すように、格子状に配列された平面視正方形状のユニットU1と、その外周を覆う平面視非正方形状のユニットU2とでベース142の略全面を覆っている。ユニットU1の数は本例のようにウェハW上に形成された半導体デバイスD(図3参照)より多くてもよい。
各LED141は、トッププレート120に向けて光を照射する。本例では、各LED141は近赤外光を出射する。LED141から出射された光(以下、「LED光」と省略することがある。)は、光を透過可能な材料からなるステージ10の流路形成部材130を通過する。流路形成部材130を通過した光は、ステージ10の冷媒流路Rを流れる、光を透過可能な冷媒を通過し、トッププレート120に入射する。
LED光の強度や出力時間は、LEDユニットU単位で制御される。言い換えると、LEDユニットUは互いに独立して制御可能に構成されている。LEDユニットUはそれぞれ、載置面120aにおける互いに異なる部分に光を照射し加熱する。
ベース142は、平面視において、トッププレート120と略同径の円板状に形成されている。また、ベース142は、図4に示すように、その表面に凹部142aが形成されており、凹部142a内に、LED141が搭載される。凹部142a内をLED光を透過可能な材料で充填してもよい。
さらに、ベース142は、凹部142aより裏面側(下側)の部分に、LED141を冷却するための冷媒が流れる冷媒流路142bが形成されている。ベース142は例えばAl等の金属製材料により形成される。
さらに、光照射機構140は、LED141を駆動する駆動回路基板143と、駆動回路基板143が搭載される支持部材144とを有する。
支持部材144は、その表面に凹部144aが形成されており、凹部144a内に、駆動回路基板143が搭載される。支持部材144は、例えばAl等の金属性材料により形成される。
光照射機構140は、上述のように、LEDユニットUのユニットU1とユニットU2とでベース142の略全面を覆っており、LED141からの光を、少なくともトッププレート120の載置面120aにおけるウェハWとの当接部分全体に照射することができる。ただし、本実施形態では、光照射機構140は、電気的特性検査時において、LEDユニットUのうち、検査対象の半導体デバイスDに対応するユニットU1のみを用いる。そして、光照射機構140は、載置面120aにおける検査対象の半導体デバイスDに対応する部分(具体的には、検査対象の半導体デバイスDが位置する部分及びその周囲の部分)に、LED141からの光を局所的に照射する。これにより、載置面120aにおける検査対象の半導体デバイスDに対応する部分を局所的に温度調節することができる。
検査対象の半導体デバイスDに対応するLEDユニットUのユニットU1は例えば以下のようにして決定される。すなわち、載置面120aにおける領域毎に当該領域に用いるユニットU1を予め定めた対応関係情報が、制御部14の記憶部(図示せず)に記憶されている。そして、検査対象の半導体デバイスDの重心Cが位置する領域に対して予め定められたユニットU1が上記対応関係情報に基づいて判定され、当該ユニットU1が、検査対象の半導体デバイスDに対応するユニットU1と決定される。例えば、図5の一点鎖線で示す半導体デバイスDが検査対象となったときには、太い点線で示すように、当該半導体デバイスDの重心Cの周囲の9個のユニットU1が用いられるように、上記対応関係情報は定められている。また、上記対応関係情報は、後述の位置補正情報の取得処理に用いるユニットU1を決定する際にも用いることができる。
なお、後述するように、載置面120aの温度調節時には、ステージ10が有する複数の温度センサ121のうち検査対象の半導体デバイスDに対応する1つの温度センサ121の測定結果が用いられる。検査対象の半導体デバイスDに対応する温度センサ121は例えば以下のようにして決定される。すなわち、載置面120aにおける領域毎に、当該領域に対して用いる温度センサ121を予め定めた対応関係情報が、制御部14の記憶部(図示せず)に記憶されている。そして、検査対象の半導体デバイスDの重心Cが位置する領域に対して予め定められた温度センサ121が上記対応関係情報に基づいて判定され、当該温度センサ121が、検査対象の半導体デバイスDに対応する温度センサ121と決定される。例えば、検査対象の半導体デバイスに最も近い温度センサ121が用いられるように、上記対応関係情報は予め定められている。また、上記対応関係情報は、後述の位置補正情報の取得処理に用いる温度センサ121を決定する際にも用いることができる。
本実施形態では、電気的特性検査時に、光照射機構140からの光による加熱と冷媒流路Rを流れる冷媒による吸熱とにより、ステージ10上のウェハWに形成された検査対象の半導体デバイスDが目標温度で一定になるように調節する。この温度調節のために、プローバ1では、半導体デバイスDの温度を測定している。なお、以下では、半導体デバイスDの目標温度が常温(室温)より高く、例えば、50℃~120℃であるものとする。
図6は、プローバ1における半導体デバイスDの温度測定用の回路の構成を概略的に示す図である。
プローバ1では、図6に示すように、各プローブ12aがインターフェース13に配置された複数の配線20によってテスタ4に接続される。また、各配線20のうち、半導体デバイスDにおける電位差生成回路(例えば、ダイオード)の2つの電極Eに接触する2つのプローブ12aとテスタ4を接続する2つの配線20のそれぞれに、リレー21が設けられる。
各リレー21は、各電極Eの電位をテスタ4及び電位差測定ユニット15のいずれかへ切り替えて伝達可能に構成されている。各リレー21は、例えば、半導体デバイスDの電気的特性の検査を行う際、各電極Eへ実装時電圧が印加されてから、予め定められたタイミングで各電極Eの電位を電位差測定ユニット15へ伝達する。上記電位差生成回路では、電流を流した際に生じる電位差が温度によって異なる。したがって、半導体デバイスDの電位差生成回路の電位差、すなわち、電位差生成回路の2つの電極E(プローブ12a)間の電位差に基づいて、半導体デバイスDの温度を検査中においてリアルタイムに測定することができる。プローバ1では、電位差測定ユニット15が各リレー21から伝達された各電極Eの電位に基づいて半導体デバイスDの電位差生成回路の電位差を取得し、さらに、取得した電位差を制御部14へ伝達する。制御部14は、伝達された電位差と、電位差生成回路の電位差の温度特性とに基づいて、半導体デバイスDの温度を測定する。
なお、半導体デバイスDの温度の測定方法は、上述に限られず、半導体デバイスDの温度が測定可能であれば他の方法であってもよい。
次に、プローバ1を用いた、半導体デバイスDの検査処理の一例について説明する。
(A1.ウェハ載置)
まず、ウェハWが、ローダ3のFOUPから取り出されて、ステージ10に向けて搬送され、トッププレート120の載置面120a上に載置される。次いで、ステージ10が、予め定められた位置に移動される。
(A2.載置面の局所的な温度調節)
また、制御部14の制御により、トッププレート120の載置面120aにおける検査対象の半導体デバイスDに対応する部分(以下、「検査対象対応部分」ということがある。)を、局所的に設定温度とする制御が行われる。具体的には、光照射機構140のLEDユニットUのうち、検査対象の半導体デバイスDに対応するユニットU1のLED141が点灯されると共に、冷媒流路Rに冷媒が流される。このとき、LED141からの光出力は、例えば複数の温度センサ121のうち検査対象の半導体デバイスDに対応する1つの温度センサ121による測定結果に基づいて調整され、冷媒流路R内を流れる冷媒の温度及び流量は半導体デバイスDの目標温度に応じた値とされる。上記設定温度は、電気的特性検査時に半導体デバイスDを目標温度に調節したときの載置面120aの温度に近い温度が選択され、この目標温度と同値であってもよいし、若干異なっていてもよい。
なお、この工程A2.は、上記工程A1.の完了前に始めてもよい。
(A3.接触)
載置面120aにおける検査対象対応部分が設定温度となった後、制御部14が、位置補正情報に基づいて、移動機構11を制御し、プローブ12aに対しステージ10を相対的に移動させる。具体的には、制御部14が、移動機構11を制御し、設定温度に応じた位置補正情報と基準位置とに基づく補正位置にステージ10を移動させる。これにより、プローブ12aと検査対象のデバイスDとの位置合わせが行われ、両者が接触する。具体的には、プローブ12aと検査対象の半導体デバイスDの電極Eとの位置合わせが行われ、両者が接触する。
上述の位置補正情報は、この検査の前に予め、以下のようにして取得される。すなわち、予め、上述の工程A2.で用いられるユニットU1を用いて、載置面120aにおける、検査対象対応部分に一致する部分を、局所的に、上記設定温度に基づく所定の温度に調節して、取得される。具体的には、予め、冷媒流路Rを流れる冷媒によって載置面120a全体を冷却しながら、上述の工程A2.で用いられるユニットU1のLED141からの光により、上記検査対象対応部分に一致する部分(該当する半導体デバイスDに対応する部分)を局所的に加熱して、上記所定温度に調節する。上記所定温度は、設定温度と同値であってもよいし、若干異なっていてもよい。
位置補正情報の取得処理の詳細については後述する。
(A4.温度特性の情報の較正)
プローブ12aと検査対象の半導体デバイスDの電極Eとの接触後、この状態で、電位差測定ユニット15により、検査対象の半導体デバイスDにおける前述の電位差生成回路の電位差が取得される。そして、検査対象の半導体デバイスDに対応する温度センサ121による温度の検出結果と、上記電位差に基づいて算出される温度とが一致するように、上記電位差の温度特性の情報が較正される。
(A5.電気的特性検査)
その後、検査対象の半導体デバイスDの電気的特性検査が行われる。具体的には、プローブ12aを介して半導体デバイスDに検査用の信号が入力されると共に、半導体デバイスDからの信号がプローブ12aを介してテスタ4に出力される。
この電気的特性検査中、検査対象の半導体デバイスDが目標温度になるように、冷媒流路Rを流れる冷媒によって載置面120a全体が冷却されながら、LEDユニットUのうち検査対象の半導体デバイスDに対応するユニットU1からの光により、載置面120aにおける検査対象対応部分が局所的に加熱される。このとき、検査対象の半導体デバイスDの電位差生成回路に生じる電位差の情報に基づいて、検査対象の半導体デバイスDに対応するユニットU1のLED141からの光出力すなわち当該LED141の印加電圧が調整される。また、このとき、冷媒流路R内の冷媒の温度及び流量は、例えば、検査対象の半導体デバイスDの目標温度に応じた値で、一定とされる。
電気的特性検査の完了後、プローブ12aと検査対象の半導体デバイスDとの接触は解除される。
続いて、次の検査対象の半導体デバイスDに関して、上述の工程A2.~A5.が行われる。以後、上述の工程A2.~A5.は、全ての半導体デバイスDについて完了するまで、繰り返し行われる。
全ての半導体デバイスDについて完了すると、ウェハWが、ステージ10から取り外され、ローダ3のFOUPに搬出される。これにより、一連の検査処理は終了する。
なお、ウェハWに形成された半導体デバイスDのうち、全て検査対象とせずに、一部のみを検査対象としてもよい。
続いて、上述の位置補正情報の取得処理の一例について説明する。
この取得処理は、上述の、プローバ1を用いた、半導体デバイスDの一連の検査処理に先立って行われる。
(B1.位置検査ユニットの取り付け)
位置補正情報の取得の際は、まず、ウェハWに形成された半導体デバイスDの電極Eとプローブ12aの接触位置を事前に検査するための位置検査ユニット(特開2016-72455号公報参照)が、プローブカード12の代わりに取り付けられる。
位置検査ユニットは、プローブ12aが配置される位置にプローブ12aに代えて配置されプローブ12aの位置を示す図形が形成されたターゲットと、後述の基準ウェハWに形成された半導体デバイスDを撮像する撮像素子とを有する。
(B2.ウェハ載置)
また、基準ウェハWが、トッププレート120の載置面120a上に載置される。次いで、ステージ10が、予め定められた位置に移動される。なお、基準ウェハは、検査対象となるウェハWと同等の半導体デバイスが形成され、形成された半導体デバイスの位置(座標)が既知のウェハである。
(B3.載置面の局所的な温度調節)
次に、制御部14の制御により、トッププレート120の載置面120aにおける、基準ウェハWの一の半導体デバイスDに対応する部分を、局所的に設定温度とする制御が行われる。具体的には、光照射機構140のLEDユニットUのうち、上記一の半導体デバイスDに対応するユニットU1のLED141が点灯されると共に、冷媒流路Rに冷媒が流される。このとき、LED141からの光出力は、例えば複数の温度センサ121のうち上記一の半導体デバイスDに対応する1つの温度センサ121による測定結果に基づいて調整され、冷媒流路R内を流れる冷媒の温度及び流量は半導体デバイスDの目標温度に応じた値とされる。
なお、この工程B3.は、上記工程B2.の完了前に始めてもよい。
(B4.ステージ10の移動及び半導体デバイスDの撮像)
載置面120aにおける上記一の半導体デバイスDに対応する部分が設定温度となった後、上述の位置検査ユニットのターゲットの予め定められた部分(例えばターゲットの中心)の直下に、上記一の半導体デバイスDを位置させる。その後、上述の位置検査ユニットの撮像素子が、上記一の半導体デバイスDを撮像する。上記撮像素子の撮像により得られた画像は制御部14に出力される。
(B5.ずれ測定及び位置補正情報取得)
次いで、制御部14が、位置検査ユニットの撮像素子から出力された画像に基づいて、上記一の半導体デバイスDの電極Eのずれ(例えば上記画像の中心に対する電極Eのずれ)を測定する。そして、制御部14が、測定された上記ずれが解消されるように、ステージ10の位置の補正量を算出し、算出結果を位置補正情報とする。
続いて、次の半導体デバイスDに関して、上述の工程B3.~B5.が行われる。以後、上述の工程B3.~B5.は、検査対象のウェハWで検査対象となる半導体デバイスDに対応する、半導体デバイスD全てについて完了するまで、繰り返し行われる。これにより、検査対象となる半導体デバイスD毎に位置補正情報が取得される。なお、検査対象のウェハWに形成された半導体デバイスDのうち、全て検査対象とせずに、一部のみを検査対象とする場合、その検査対象となる半導体デバイスDに対応する基準ウェハW上の半導体デバイスDについてのみ、上述の工程B3.~B5.が行われ、位置補正情報が取得される。
検査対象となる半導体デバイスD全てについて、位置情報の取得が完了すると、基準ウェハWが、ステージ10から取り外され、搬出される。また、位置検査ユニットが取り外され、プローブカード12が取り付けられる。これにより、一連の位置情報取得処理は終了する。
なお、半導体デバイスDの目標温度が複数ある場合、載置面120aの設定温度も複数になるときがある。このときは、設定温度毎に、検査対象となる半導体デバイスDに対応する半導体デバイスD全てについて上述の工程B3.~B5.が行われる。
以上のように、本実施形態にかかる、検査装置を用いた検査の際に検査対象の半導体デバイスDとプローブ12aとを接触させる方法は、以下の(X)、(Y)の工程を有する。
(X)複数のLEDユニットUのうち、検査対象の半導体デバイスDに対応するユニットU1を用いて、載置面120aにおける、検査対象の半導体デバイスDに対応する部分を、局所的に設定温度に調整する工程。
(Y)位置補正情報に基づいて、プローブ12aに対しステージ10を相対的に移動させ、検査対象の半導体デバイスDとプローブ12aとの位置合わせを行う工程。
そして、本実施形態では、上記(Y)工程で用いられる位置補正情報は以下のようにして取得されたものである。すなわち、上記位置補正情報は、予め、LEDユニットUのうち上記(X)工程で用いられるユニットU1を用いて、載置面120aにおける、検査対象の半導体デバイスDに対応する部分と一致する部分を、局所的に上記設定温度に基づく所定の温度に調節したときに取得されたものである、
つまり、本実施形態では、検査対象の半導体デバイスDとプローブ12aとを接触させる時と、位置補正情報を取得した時とで、温度環境が略同一であり、具体的には、載置面120aにおける温度の面内分布が略同じである。そのため、本実施形態では、検査対象の半導体デバイスDとプローブ12aとを接触させる時と、位置補正情報を取得した時とで、載置面120aの変形態様も同一である。したがって、本実施形態によれば、上記位置補正情報に基づいて上記(Y)のように位置合わせを行うことで、検査対象の半導体デバイスDに対応する部分を局所的に温度調節する場合でも、検査対象の半導体デバイスDとプローブ12aとを正確に接触させることができる。
載置面120aの温度の高低によって当該載置面120aの変形度合いが変化するが、本実施形態では、上記位置補正情報を載置面120aの設定温度毎に取得している。したがって、本実施形態によれば、載置面120aの設定温度によらず、検査対象の半導体デバイスDとプローブ12aとを正確に接触させることができる。
また、本実施形態では、電気的特性検査時に、検査対象の半導体デバイスDを目標温度に調節するときに、冷媒流路Rを流れる冷媒によって載置面120a全体を冷却しながら、LEDユニットUのうち検査対象の半導体デバイスDに対応するユニットU1により、載置面120aにおける検査対象対応部分を局所的に加熱する。検査対象の半導体デバイスDを目標温度に調節する方法としては、この本実施形態にかかる方法以外に、冷媒流路Rを流れる冷媒によって載置面120a全体を冷却しながら、LEDユニットUにより載置面120a全体を加熱する方法(以下、「比較温度調節方法」という。)が考えられる。本実施形態にかかる温度調節方法は、上記比較温度調節方法に比べて、電気的特性検査時に検査対象の半導体デバイスDが発熱したときに、その熱を効率的に吸収することができる。つまり、本実施形態によれば、検査対象の半導体デバイスDの発熱量が大きくても、半導体デバイスDを目標の温度で一定にすることができる。また、消費電量を抑えることができる。
載置面120aにおける各部分を局所的に同じ温度に調節しても、上記部分毎に、当該部分の変形態様が異なる場合がある。このような場合にも、本実施形態にかかる検査方法は好適に用いることができる。
また、検査対象の半導体デバイスDの変更と共に温度調節箇所の切り替えを随時行う場合、上記切り替えの都度、載置面120aに変形が生じる。このように変形が生じたとしても、本実施形態によれば、検査対象の半導体デバイスDとプローブ12aとを正確に接触させることができる。
さらに、本実施形態では、位置補正情報を半導体デバイスD毎に取得する。そのため、本実施形態では、位置補正情報をLEDユニットUの考えられる組み合わせ毎に取得する場合に比べて、位置補正情報の取得数が少ないため、位置補正情報の取得に要する時間が短い。したがって、本実施形態によれば、スループットを低下させずに、より正確な接触を実現可能な、位置補正情報をウェハW毎に取得し直す運用を採用することができる。
また、上述のように位置補正情報の取得数が少なく、無駄な位置補正情報を取得しないため、本実施形態にかかる検査方法は、消費電力の観点で優位である。
また、ウェハWに形成された半導体デバイスDのうち、全て検査対象とせずに、一部のみを検査対象とし、且つ、位置補正情報を検査対象の半導体デバイスD毎に取得することで、スループットを向上させることができ、消費電力の観点でさらに優位となる。
以上の例では、トッププレート120の裏面に溝が形成されて当該溝を流路形成部材130で覆うことで冷媒流路が形成されていた。これに代えて、流路形成部材の表面に溝が形成され当該溝を平板状のトッププレートで覆うことで冷媒流路が形成されるようにしてもよい。
なお、冷媒流路Rに流す冷媒は、光を透過可能であればよく、例えばフッ素系不活性液体(フロリナート(登録商標)、ノベック(登録商標)等)であり、水であってもよい。
以上の例では、載置面120aにおける検査対象の半導体デバイスDに対応する部分に、検査対象の半導体デバイスDに対応するLEDユニットUからの光を局所的に照射していた。つまり、検査対象の半導体デバイスDに対応するLEDユニットU以外のLEDユニットUからは光を照射していなかった。これに代えて、全LEDユニットUから光を照射するようにし、検査対象の半導体デバイスDに対応するLEDユニットUからの光を、それ以外のLEDユニットUからの光より高強度としてもよい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
1 プローバ
10 ステージ
11 移動機構
12a プローブ
14 制御部
120a 載置面
D 半導体デバイス
U LEDユニット

Claims (5)

  1. 検査装置を用いて、検査対象のデバイスとプローブとを接触させて検査する検査方法であって、
    前記検査装置は、
    前記検査対象のデバイスが載置される載置面と、前記載置面における互いに異なる部分を加熱する複数の加熱ユニットと、を有する載置台を備え、
    当該検査方法は、
    (A)前記複数の加熱ユニットのうち、前記検査対象のデバイスに対応する前記加熱ユニットを用いて、前記載置面における、前記検査対象のデバイスに対応する部分を、局所的に設定温度に調節する工程と、
    (B)位置補正情報に基づいて、前記プローブと前記載置台とを相対的に移動させ、前記検査対象のデバイスと前記プローブとの位置合わせを行う工程と、を含み、
    前記位置補正情報は、予め、前記加熱ユニットのうち前記(A)工程で用いられる前記加熱ユニットを用いて、前記載置面における、前記検査対象のデバイスに対応する部分と一致する部分を、局所的に前記設定温度に基づく所定の温度に調節したときに取得されたものである、検査方法。
  2. 前記加熱ユニットは、光により前記載置面を加熱する、請求項1に記載の検査方法。
  3. 前記載置台は、前記光を透過可能な冷媒が流れる流路を形成する、前記光を透過可能な材料からなる冷却部材を、前記複数の加熱ユニットより前記載置面側に有し、
    前記(A)工程において、前記冷媒により前記載置面を冷却しながら、前記検査対象のデバイスに対応する前記加熱ユニットによる加熱量を調節することで、前記載置面における前記検査対象のデバイスに対応する部分を、前記設定温度に調節する、請求項2に記載の検査方法。
  4. 前記デバイスは、基板に複数形成されており、
    前記複数の前記デバイスのうち、検査対象となるのは一部であり、
    (C)検査対象となる前記デバイスについてのみ前記デバイス毎に前記位置補正情報を予め取得する工程をさらに含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の検査方法。
  5. 検査対象のデバイスとプローブとを接触させて検査する検査装置であって、
    前記検査対象のデバイスが載置される載置面と、前記載置面における互いに異なる部分を加熱する複数の加熱ユニットと、を有する載置台と、
    前記プローブと前記載置台とを相対的に移動させる移動機構と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    (A)前記複数の加熱ユニットのうち、前記検査対象のデバイスに対応する前記加熱ユニットを用いて、前記載置面における、前記検査対象のデバイスに対応する部分を、局所的に設定温度に調節する工程と、
    (B)位置補正情報に基づいて、前記プローブと前記載置台とを相対的に移動させ、前記検査対象のデバイスと前記プローブとの位置合わせを行う工程と、が実行されるように、前記加熱ユニット及び前記移動機構を制御し、
    前記位置補正情報は、予め、前記加熱ユニットのうち前記(A)工程で用いられる前記加熱ユニットを用いて、前記載置面における、前記検査対象のデバイスに対応する部分と一致する部分を、局所的に前記設定温度に基づく所定の温度に調節したときに取得されたものである、検査装置。
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