JP2022023468A - Imaging device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、撮像装置に関する。 The present invention relates to an image pickup apparatus.
従来、被写体からレンズを通して入ってきた光を、所定の波長帯の光(例えば、可視光、近赤外光)に分光し、それぞれ2次元画像として撮像する撮像装置が知られている。例えば、顕微鏡の無限遠補正光学系では、対物レンズにより被写体からの入射光を光軸に対して平行な平行光に変換し、光軸に対して角度45°の傾きで設けられたミラーにより平行光を反射光と透過光とに分光し、それぞれの光路の後段に設けられた結像レンズにより像を結像し、撮像素子により2次元画像を撮像する手法が知られている(図8参照)。 Conventionally, there are known image pickup devices that disperse light that has entered through a lens from a subject into light in a predetermined wavelength band (for example, visible light and near-infrared light) and capture each of them as a two-dimensional image. For example, in the infinity correction optical system of a microscope, incident light from a subject is converted into parallel light parallel to the optical axis by an objective lens, and parallel to a mirror provided at an angle of 45 ° with respect to the optical axis. A method is known in which light is split into reflected light and transmitted light, an image is formed by an imaging lens provided at the rear stage of each optical path, and a two-dimensional image is captured by an imaging element (see FIG. 8). ).
上述のようなミラーは、素材が主にガラスであり、ミラーの屈折率が空気の屈折率と異なるため、ミラーに入射する光は、ミラーの内部で屈折し、当該光に対して所定のずれ量δ平行移動し、ミラーから透過光として出射する(図9参照)。また、ミラーの屈折率はミラーに入射する光(例えば、青色光、赤色光)の波長に依存して変化するため、入射する光に複数の波長が含まれる場合、それら透過光のずれ量δにも変化が生じ(図10参照)、例えば、青色光のずれ量と赤色光のずれ量との間にも差が生じる。ずれ量δは、次式で表される。 Since the material of the mirror as described above is mainly glass and the refractive index of the mirror is different from that of air, the light incident on the mirror is refracted inside the mirror and a predetermined deviation with respect to the light. The amount δ moves in parallel and is emitted from the mirror as transmitted light (see FIG. 9). Further, since the refractive index of the mirror changes depending on the wavelength of the light incident on the mirror (for example, blue light and red light), when the incident light contains a plurality of wavelengths, the amount of deviation of the transmitted light δ Also changes (see FIG. 10), for example, there is a difference between the amount of deviation of blue light and the amount of deviation of red light. The deviation amount δ is expressed by the following equation.
表1は、代表的なミラー素材に関して、光の入射角i=45°、ミラーの厚さd=5mmとした場合における、可視光の短波長端付近(例えば、波長404.7nm(青色光))のずれ量δB、可視光の長波長端付近(例えば、波長768.0nm(赤色光))のずれ量δR、およびずれ量δBとずれ量δRとの差δB-δRを示す計算結果である。 Table 1 shows the vicinity of the short wavelength end of visible light (for example, wavelength 404.7 nm (blue light)) when the incident angle of light is i = 45 ° and the thickness of the mirror is d = 5 mm for a typical mirror material. ), The deviation amount δ B , the deviation amount δ R near the long wavelength end of visible light (for example, wavelength 768.0 nm (red light)), and the difference δ B − δ R between the deviation amount δ B and the deviation amount δ R. It is a calculation result showing.
表1から、青色光のずれ量δBと赤色光のずれ量δRとの間には、約20μm~約30μmの差があることがわかる。この差は、撮像素子における画素の大きさ(約3μm×3μm~約5μm×5μm)の10倍程度である。 From Table 1, it can be seen that there is a difference of about 20 μm to about 30 μm between the deviation amount δ B of the blue light and the deviation amount δ R of the red light. This difference is about 10 times the size of the pixels in the image sensor (about 3 μm × 3 μm to about 5 μm × 5 μm).
このように、ミラーを透過した透過光が、ミラーに入射する光の波長に依存して、当該光に対して異なるずれ量で平行移動することで、撮像素子が撮像する2次元画像に色ずれや形状変化などの画像劣化が生じてしまうという問題があった。また、色ずれを抑制するために、ミラーを薄くすることも考えられるが、ミラーの撓みに起因する別の問題が生じてしまう。 In this way, the transmitted light transmitted through the mirror moves in parallel with the light by a different amount of deviation depending on the wavelength of the light incident on the mirror, so that the color shifts in the two-dimensional image captured by the image sensor. There is a problem that image deterioration such as shape change occurs. It is also conceivable to make the mirror thinner in order to suppress color shift, but another problem arises due to the bending of the mirror.
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、良好な画像を得ることが可能な撮像装置を提供することにある。 An object of the present invention made in view of such circumstances is to provide an image pickup apparatus capable of obtaining a good image.
一実施形態に係る撮像装置は、被写体からの入射光を、光軸に対して平行な平行光に変換するレンズと、前記光軸に対して角度θ(0<θ<π/2)の傾きで設けられ、前記平行光の一部を透過させるミラーと、前記光軸に垂直な面に対して前記ミラーと対称になるように、前記光軸に対して角度(π-θ)の傾きで設けられ、前記ミラーを透過した透過光を集光させる基板と、を備えることを特徴とする。 The image pickup apparatus according to one embodiment has a lens that converts incident light from a subject into parallel light parallel to the optical axis, and an inclination of an angle θ (0 <θ <π / 2) with respect to the optical axis. With a mirror that transmits a part of the parallel light and an angle (π-θ) with respect to the optical axis so as to be symmetrical with the mirror with respect to the plane perpendicular to the optical axis. It is characterized by comprising a substrate provided and condensing the transmitted light transmitted through the mirror.
さらに、一実施形態に係る撮像装置において、前記ミラーは、前記平行光における短波長帯の可視光を透過させ、前記平行光における長波長帯の可視光を反射させることを特徴とする。 Further, in the image pickup apparatus according to the embodiment, the mirror is characterized in that it transmits visible light in a short wavelength band in the parallel light and reflects visible light in a long wavelength band in the parallel light.
さらに、一実施形態に係る撮像装置において、前記ミラーは、前記平行光における可視光を透過させ、前記平行光における近赤外光を反射させることを特徴とする。 Further, in the image pickup apparatus according to the embodiment, the mirror is characterized in that visible light in the parallel light is transmitted and near-infrared light in the parallel light is reflected.
さらに、一実施形態に係る撮像装置において、前記レンズは、対物レンズ又はテレセントリックレンズであることを特徴とする。 Further, in the image pickup apparatus according to the embodiment, the lens is an objective lens or a telecentric lens.
さらに、一実施形態に係る撮像装置において、前記基板は、前記ミラーと同じ素材で形成されることを特徴とする。 Further, in the image pickup apparatus according to the embodiment, the substrate is made of the same material as the mirror.
本発明によれば、良好な画像を得ることが可能な撮像装置を提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide an image pickup apparatus capable of obtaining a good image.
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、同一の構成要素には原則として同一の参照番号を付して、重複する説明を省略する。各図において、説明の便宜上、各構成の縦横の比率を実際の比率から誇張して示している。 Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In principle, the same components are given the same reference numbers, and duplicate explanations are omitted. In each figure, for convenience of explanation, the aspect ratio of each configuration is exaggerated from the actual ratio.
<第1実施形態>
図1乃至図3を参照して、第1実施形態に係る撮像装置100の構成の一例について説明する。
<First Embodiment>
An example of the configuration of the
撮像装置100は、対物レンズ10と、ミラー20と、基板30と、結像レンズ41,42と、可視光用撮像素子51,52と、を備える。
The
対物レンズ10は、被写体1からの入射光を、光軸に対して平行な平行光に変換する。対物レンズ10は、被写体1側に設けられ、可視光用撮像素子51側に設けられる結像レンズ41と対向するように設けられる。対物レンズ10は、被写体1からの入射光を、光軸に対して平行な平行光に変換することが可能なレンズであれば特に限定されない。例えば、対物レンズ10は、単体のレンズで構成されていてもよいし、複数のレンズで構成されていてもよい。
The
ミラー20は、平行光を、短波長帯の可視光と長波長帯の可視光とに分光する。例えば、ミラー20は、平行光における短波長帯の可視光を透過させ、平行光における長波長帯の可視光を反射させる。なお、ミラー21は、平行光における長波長帯の可視光を透過させ、平行光における短波長帯の可視光を反射させるものであってもよい。
The
ミラー20は、光軸に対して角度θ(0<θ<π/2)の傾きで設けられる。また、ミラー20は、その中心が光軸と一致するように設けられてもよい。なお、角度θは、0より大きくπ/2より小さい範囲を満たしていればよく、その値が特に限定されるものではないが、後述するように、2つの可視光用撮像素子51,52の光軸が直交するように光学系を設計するためには、θ=45°であることが望ましい。
The
ミラー20は、所定の厚さ(例えば、5mm)を有する透光性材料、例えば、合成石英、BK7、CaF2、Al2O3などの素材で形成されることが好ましい。ミラー20がこのような材料で形成されることで、ミラー20の屈折率は、ミラー20に入射する光(例えば、青色光、赤色光)の波長に依存して変化する。例えば、合成石英で形成されるミラー20に、波長404.7nmの可視光が入射する場合、屈折率は1.470であるが、波長768.0nmの可視光が入射する場合、屈折率は1.454である。例えば、BK7で形成されるミラー20に、波長404.7nmの可視光が入射する場合、屈折率は1.530であるが、波長768.0nmの可視光が入射する場合、屈折率は1.512である。例えば、CaF2で形成されるミラー20に、波長404.7nmの可視光が入射する場合、屈折率は1.4415であるが、波長768.0nmの可視光が入射する場合、屈折率は1.4307である。例えば、Al2O3で形成されるミラー20に、波長404.7nmの可視光が入射する場合、屈折率は1.7860であるが、波長768.0nmの可視光が入射する場合、屈折率は1.7603である。
The
基板30は、ミラー20を透過した透過光を集光させる。本明細書において、基板において用いられる集光とは、レンズにおいて一般的に用いられる集光とは異なる意味を表すものとする。すなわち、基板において用いられる集光とは、「ミラーに入射する平行光がミラーを透過することにより、当該平行光の波長に依存して当該平行光に対して異なるずれ量で平行移動した場合において、複数の透過光が基板を透過することにより、当該平行光に対して略一致するように再び平行移動して、各透過光のずれ量、および各透過光間に生じるずれ量の差が略ゼロとなること」を表すものとする。基板30は、光軸に垂直な面Sに対してミラー20と対称になるように、光軸に対して角度(π-θ)(0<θ<π/2)の傾きで設けられる。また、基板30は、その中心が光軸と一致するように設けられてもよい。
The
基板30は、例えば、合成石英、BK7、CaF2、Al2O3などミラー20と同じ素材で形成されることが好ましい。また、基板30は、ミラー20と同じ厚さ(例えば、5mm)で形成されることが好ましい。所定の入射角i及び波長に対して、ミラー20のずれ量δと同じずれ量δを生じる屈折率nと厚さdを有する基板30を配置することにより、ミラー20を透過した透過光を、基板30により集光させることができる。簡易な設計としては、基板30がミラー20と同じ素材およびミラー20と同じ厚さで形成されることで、ミラー20を透過した透過光を、基板30により効率的に集光させることができる。
The
図2に示すように、対物レンズ10により変換された平行光は、ミラー20に入射すると、波長ごとに異なる屈折率で屈折して分光し、当該平行光に対して所定のずれ量平行移動し、ミラー20から透過光として出射する。ミラー20から出射した複数の透過光は、基板30に入射すると、波長ごとに異なる屈折率で屈折して集光し、当該平行光に対して略一致するように再び平行移動し、基板30から出射する。
As shown in FIG. 2, when the parallel light converted by the
すなわち、撮像装置100において、ミラー20の後段に、上述のような基板30を設けることで、ミラー20から出射した複数の透過光を集光させ、各透過光のずれ量、および各透過光間で生じるずれ量の差を略ゼロとすることができる。これにより、可視光用撮像素子51が撮像する2次元画像に色ずれや形状変化などの画像劣化が生じてしまうという従来の問題を回避できる。
That is, in the
例えば、ミラー20の素材が合成石英である場合、表1を参照すると、青色光のずれ量δB=1.5957と赤色光のずれ量δR=1.5678との間には、27.9μm程度の差が生じるが、ミラー20の後段に同じずれ量の差を生じる基板30を設けることで、当該差を略ゼロとすることができる。
For example, when the material of the
例えば、ミラー20の素材がBK7である場合、表1を参照すると、青色光のずれ量δB=1.6930と赤色光のずれ量δR=1.6649との間には、28.1μm程度の差が生じるが、ミラー20の後段に同じずれ量の差を生じる基板30を設けることで、当該差を略ゼロとすることができる。
For example, when the material of the
例えば、ミラー20の素材がCaF2である場合、表1を参照すると、青色光のずれ量δB=1.5453と赤色光のずれ量δR=1.5255との間には、19.8μm程度の差が生じるが、ミラー20の後段に同じずれ量の差を生じる基板30を設けることで、当該差を略ゼロとすることができる。
For example, when the material of the
例えば、ミラー20の素材がAl2O3である場合、表1を参照すると、青色光のずれ量δB=2.0112と赤色光のずれ量δR=1.9847との間には、26.5μm程度の差が生じるが、ミラー20の後段に同じずれ量の差を生じる基板30を設けることで、当該差を略ゼロとすることができる。
For example, when the material of the
また、図3に示すように、撮像装置100が、例えば、青、緑、赤の3点の点状の被写体を撮像した場合、ミラー20を透過した透過光のずれ量が波長ごとに異なるため、平行光がミラー20に入射する前における3点間の距離の比a:b:cと平行光がミラー20を透過した後における3点間の距離の比a’:b’:c’とは一致しない。しかしながら、撮像装置100において、ミラー20の後段に、上述のような基板30を設けることで、各透過光のずれ量、および各透過光間で生じるずれ量の差を略ゼロとすることができるため、平行光がミラー20を透過し、さらに基板30を透過した後における3点間の距離の比a’’:b’’:c’’を、平行光がミラー20に入射する前における3点間の距離の比a:b:cに一致させることができる。これにより、可視光用撮像素子51が撮像する2次元画像に色ずれや形状変化などの画像劣化が生じてしまうという従来の問題を回避できる。
Further, as shown in FIG. 3, when the
結像レンズ41は、基板30を透過した透過光を集光し、可視光用撮像素子51の撮像面に被写体1の像を結像する。結像レンズ41は、可視光用撮像素子51側に設けられ、被写体1側に設けられる対物レンズ10と対向するように設けられる。また、結像レンズ41は、その中心が光軸と一致するように設けられる。結像レンズ41は、基板30を透過した透過光を集光することが可能なレンズであれば特に限定されない。例えば、結像レンズ41は、単体のレンズで構成されていてもよいし、複数のレンズで構成されていてもよい。
The
結像レンズ42は、ミラー20により反射された反射光を集光し、可視光用撮像素子52の撮像面に被写体1の像を結像する。結像レンズ42は、可視光用撮像素子52側に設けられ、光軸に対して(2θ-π)の方向に設けられる。望ましくは、θを45°に設定し、結像レンズ42を対物レンズ10に対して直角に設置する。また、結像レンズ42は、その中心が光軸と一致するように設けられる。結像レンズ42は、ミラー20を反射した反射光を集光することが可能なレンズであれば特に限定されない。例えば、結像レンズ42は、単体のレンズで構成されていてもよいし、複数のレンズで構成されていてもよい。
The
可視光用撮像素子51は、結像レンズ41により集光された可視光を電気信号に変換する。また、可視光用撮像素子51は、有効画素領域の中心が光軸と一致するように設けられる。可視光用撮像素子51は、結像レンズ41により集光された可視光(横ずれが解消された光)を受光することで、色ずれや形状変化が抑制された良好な画像を撮像することが可能となる。
The visible
可視光用撮像素子52は、結像レンズ42により集光された可視光を電気信号に変換する。また、可視光用撮像素子52は、有効画素領域の中心が光軸と一致するように設けられる。可視光用撮像素子51により色ずれが抑制された良好な画像を撮像することが可能であることで、可視光用撮像素子51が撮像した画像内における被写体1と可視光用撮像素子52が撮像した画像内における被写体1との位置、大きさなどを揃えることができる。これにより、ユーザは、各撮像素子により撮像された2枚の画像を正確に比較することができる。
The visible
可視光用撮像素子51,52は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどであってよい。
The visible light
第1実施形態に係る撮像装置100は、光軸に垂直な面に対してミラー20と対称になるように、光軸に対して角度(π-θ)の傾きで設けられ、ミラー20を透過した透過光を集光させる基板30を備える。これにより、ミラー20から出射した複数の透過光を集光させ、各透過光のずれ量、および各透過光間で生じるずれ量の差を略ゼロとすることができる。したがって、色ずれや形状変化などの画像劣化が抑制された良好な画像を得ることが可能な撮像装置100を実現できる。第1実施形態に係る撮像装置100は、顕微鏡などの分野で、特に有用である。
The
<変形例1>
次に、図4を参照して、変形例1に係る撮像装置100Aの構成の一例について説明する。
<
Next, an example of the configuration of the
変形例1に係る撮像装置100Aが、第1実施形態に係る撮像装置100と異なる点は、第1実施形態に係る撮像装置100が、可視光を反射させるミラー20および可視光用撮像素子52を備えるのに対して、変形例1に係る撮像装置100Aは、近赤外光を反射させるミラー21および近赤外光用撮像素子53を備える点である。なお、その他の構成は、第1実施形態に係る撮像装置100と同じであるため、重複した説明を省略する。
The
ミラー21は、平行光を、可視光と近赤外光とに分光する。例えば、ミラー21は、平行光における可視光を透過させ、平行光における近赤外光を反射させる。なお、ミラー21は、平行光における近赤外光を透過させ、平行光における可視光を反射させるものであってもよい。
The
ミラー21は、光軸に対して角度θ(0<θ<π/2)の傾きで設けられる。また、ミラー21は、その中心が光軸と一致するように設けられてもよい。なお、角度θは、0より大きくπ/2より小さい範囲を満たしていればよく、その値が特に限定されるものではない。
The
ミラー21は、例えば、合成石英、BK7、CaF2、Al2O3などの素材で形成されることが好ましい。
The
近赤外光用撮像素子53は、結像レンズ42により集光された近赤外光を電気信号に変換する。また、近赤外光用撮像素子53は、有効画素領域の中心が光軸と一致するように設けられる。
The near-infrared
変形例1に係る撮像装置100Aは、色ずれや形状変化などの画像劣化が抑制された良好な画像を撮像することが可能となる。
The
<第2実施形態>
次に、図5を参照して、第2実施形態に係る撮像装置200の構成の一例について説明する。
<Second Embodiment>
Next, an example of the configuration of the
第1実施形態に係る撮像装置100が、第2実施形態に係る撮像装置200と異なる点は、第1実施形態に係る撮像装置100が、可視光を反射させるミラー20、可視光用撮像素子52、対物レンズ10、および結像レンズ41,42を備えるのに対して、第2実施形態に係る撮像装置200は、近赤外光を反射させるミラー21、近赤外光用撮像素子53、およびテレセントリックレンズ11を備える点である。なお、その他の構成は、第1実施形態に係る撮像装置100と同じであるため、重複した説明を省略する。
The
テレセントリックレンズ11は、被写体1からの入射光の主光線を、光軸に対して略平行な平行光に変換する。テレセントリックレンズ11は、ズーム機能が搭載されており、倍率を変化させても、可視光用撮像素子51における画角と近赤外光用撮像素子53における画角、および、可視光用撮像素子51が撮像した画像内における被写体1と近赤外光用撮像素子53が撮像した画像内における被写体1との位置、大きさなどを一致させることが可能である。テレセントリックレンズ11は、その構成が特に限定されるものではない。
The
ミラー21は、平行光を、可視光と近赤外光とに分光する。例えば、ミラー21は、平行光における可視光を透過させ、平行光における近赤外光を反射させる。なお、ミラー21は、平行光における近赤外光を透過させ、平行光における可視光を反射させるものであってもよい。
The
ミラー21は、光軸に対して角度θ(0<θ<π/2)の傾きで設けられる。また、ミラー21は、その中心が光軸と一致するように設けられてもよい。なお、角度θは、0より大きくπ/2より小さい範囲を満たしていればよく、その値が特に限定されるものではない。
The
ミラー21は、例えば、合成石英、BK7、CaF2、Al2O3などの素材で形成されることが好ましい。
The
近赤外光用撮像素子53は、テレセントリックレンズ11により変換され、ミラー21により反射された近赤外光を電気信号に変換する。また、近赤外光用撮像素子53は、有効画素領域の中心が光軸と一致するように設けられる。可視光用撮像素子51により色ずれや形状変化が抑制された良好な画像を撮像することが可能であることで、可視光用撮像素子51が撮像した画像内における被写体1と近赤外光用撮像素子53が撮像した画像内における被写体1との位置、大きさなどを揃えることができる。これにより、ユーザは、各撮像素子により撮像された2枚の画像を正確に比較することができる。
The
第2実施形態に係る撮像装置200は、光軸に垂直な面に対してミラー21と対称になるように、光軸に対して角度(π-θ)の傾きで設けられ、ミラー21を透過した透過光を集光させる基板30を備える。これにより、ミラー21から出射した複数の透過光を集光させ、各透過光のずれ量、および各透過光間で生じるずれ量の差を略ゼロとすることができる。したがって、色ずれや形状変化などの画像劣化が抑制された良好な画像を得ることが可能な撮像装置200を実現できる。本実施形態に係る撮像装置200は、分光ビデオカメラ、分光スチルカメラなどの分野で、特に有用である。
The
また、第2実施形態に係る撮像装置200は、テレセントリックレンズ11を備えることで、各撮像素子における画角、各撮像素子が撮像した画像内における被写体の位置、大きさなどを、ズーム機能に追従させて、一致させることができる。これにより、ユーザは、各撮像素子により撮像された2枚の画像を正確且つ容易に比較することができる。
Further, the
<変形例2>
次に、図6を参照して、変形例2に係る撮像装置200Aの構成の一例について説明する。
<Modification 2>
Next, an example of the configuration of the
変形例2に係る撮像装置200Aが、第2実施形態に係る撮像装置200と異なる点は、第2実施形態に係る撮像装置200が、近赤外光を反射させるミラー21および近赤外光用撮像素子53を備えるのに対して、変形例2に係る撮像装置200Aは、可視光を反射させるミラー20および可視光用撮像素子52を備える点である。なお、その他の構成は、第2実施形態に係る撮像装置200と同じであるため、重複した説明を省略する。
The
ミラー20は、平行光を、短波長帯の可視光と長波長帯の可視光とに分光する。例えば、ミラー20は、平行光における短波長帯の可視光を透過させ、平行光における長波長帯の可視光を反射させる。なお、ミラー21は、平行光における長波長帯の可視光を透過させ、平行光における短波長帯の可視光を反射させるものであってもよい。
The
ミラー20は、光軸に対して角度θ(0<θ<π/2)の傾きで設けられる。また、ミラー20は、その中心が光軸と一致するように設けられてもよい。なお、角度θは、0より大きくπ/2より小さい範囲を満たしていればよく、その値が特に限定されるものではない。
The
ミラー20は、例えば、合成石英、BK7、CaF2、Al2O3などの素材で形成されることが好ましい。
The
可視光用撮像素子52は、テレセントリックレンズ11により変換され、ミラー20により反射された可視光を電気信号に変換する。また、可視光用撮像素子52は、有効画素領域の中心が光軸と一致するように設けられる。可視光用撮像素子51により色ずれや形状変化が抑制された良好な画像を撮像することが可能であることで、可視光用撮像素子51が撮像した画像内における被写体1と可視光用撮像素子52が撮像した画像内における被写体1との位置、大きさなどを揃えることができる。これにより、ユーザは、各撮像素子により撮像された2枚の画像を正確に比較することができる。
The visible
変形例2に係る撮像装置200Aは、色ずれや形状変化などの画像劣化が抑制された良好な画像を撮像することが可能となる。
The
<変形例3>
次に、図7を参照して、変形例3に係る撮像装置200Bの構成の一例について説明する。
<Modification 3>
Next, an example of the configuration of the
変形例3に係る撮像装置200Bが、第2実施形態に係る撮像装置200と異なる点は、第2実施形態に係る撮像装置200が、近赤外光用撮像素子53を備えるのに対して、変形例3に係る撮像装置200Bは、距離画像取得用撮像素子54を備える点である。なお、その他の構成は、第2実施形態に係る撮像装置200と同じであるため、重複した説明を省略する。
The
距離画像取得用撮像素子54は、テレセントリックレンズ11により変換され、ミラー21により反射された近赤外光を用いて距離画像を取得する。距離画像取得用撮像素子54は、例えば、TOF(Time-of-Flight)方式撮像素子などであってよい。
The
変形例3に係る撮像装置200Bは、色ずれや形状変化などの画像劣化が抑制された良好な画像を撮像することが可能となる。これにより、ユーザは、各撮像素子により撮像された2枚の画像を正確且つ容易に比較することができる。また、変形例3に係る撮像装置200Bは、距離画像取得用撮像素子54を備えることで、距離情報付きの高解像度な画像情報を生成することが可能となる。
The
上述の実施形態は代表的な例として説明したが、本発明の趣旨および範囲内で、多くの変更および置換ができることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。 Although the above embodiments have been described as representative examples, it will be apparent to those skilled in the art that many modifications and substitutions can be made within the spirit and scope of the invention. Therefore, the present invention should not be construed as being limited by the above-described embodiments, and various modifications and modifications can be made without departing from the scope of claims.
本発明によれば、2枚の良好な画像を得ることが可能な撮像装置を実現できるため、細胞などの顕微鏡観察、工業部品、工業製品などの検査、農作物の選別および検査、美術品などの分析、などの分野において、特に有用である。 According to the present invention, since it is possible to realize an image pickup device capable of obtaining two good images, microscopic observation of cells, inspection of industrial parts, industrial products, selection and inspection of agricultural products, fine arts, etc. It is especially useful in fields such as analysis.
1 被写体
10 対物レンズ
11 テレセントリックレンズ
20 ミラー
21 ミラー
30 基板
41,42 結像レンズ
51,52 可視光用撮像素子
53 近赤外光用撮像素子
54 距離画像取得用撮像素子
100,100A 撮像装置
200,200A,200B 撮像装置
1 Subject 10
Claims (5)
前記光軸に対して角度θ(0<θ<π/2)の傾きで設けられ、前記平行光の一部を透過させるミラーと、
前記光軸に垂直な面に対して前記ミラーと対称になるように、前記光軸に対して角度(π-θ)の傾きで設けられ、前記ミラーを透過した透過光を集光させる基板と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 A lens that converts incident light from the subject into parallel light parallel to the optical axis,
A mirror provided with an angle θ (0 <θ <π / 2) with respect to the optical axis and transmitting a part of the parallel light.
A substrate provided with an angle (π-θ) inclination with respect to the optical axis so as to be symmetrical to the mirror with respect to a plane perpendicular to the optical axis, and to collect the transmitted light transmitted through the mirror. ,
An image pickup device characterized by being provided with.
前記平行光における短波長帯の可視光を透過させ、前記平行光における長波長帯の可視光を反射させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 The mirror is
The short wavelength band of visible light in the parallel light is transmitted, and the long wavelength band of visible light in the parallel light is reflected.
The image pickup apparatus according to claim 1.
前記平行光における可視光を透過させ、前記平行光における近赤外光を反射させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 The mirror is
Transmits visible light in the parallel light and reflects near-infrared light in the parallel light.
The image pickup apparatus according to claim 1.
対物レンズ又はテレセントリックレンズである、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の撮像装置。 The lens is
An objective lens or a telecentric lens,
The imaging device according to any one of claims 1 to 3, wherein the image pickup apparatus is characterized by the above.
前記ミラーと同じ素材で形成され、且つ、前記ミラーと同じ厚さである、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の撮像装置。 The substrate is
It is made of the same material as the mirror and has the same thickness as the mirror.
The imaging device according to any one of claims 1 to 4, wherein the image pickup apparatus is characterized by the above.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020126426A JP2022023468A (en) | 2020-07-27 | 2020-07-27 | Imaging device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020126426A JP2022023468A (en) | 2020-07-27 | 2020-07-27 | Imaging device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2022023468A true JP2022023468A (en) | 2022-02-08 |
Family
ID=80226163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2020126426A Pending JP2022023468A (en) | 2020-07-27 | 2020-07-27 | Imaging device |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2022023468A (en) |
-
2020
- 2020-07-27 JP JP2020126426A patent/JP2022023468A/en active Pending
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