JP2022020371A - 磁気テープ装置、および磁気テープ装置の作動方法 - Google Patents

磁気テープ装置、および磁気テープ装置の作動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】磁気テープの表面の法線方向における磁性層と磁気素子との位置関係を保持することが可能な磁気テープ装置、および磁気テープ装置の作動方法を提供する。【解決手段】磁気テープ装置は、磁気ヘッドと、圧電バイモルフ素子と、CPUとを備える。磁気ヘッドは、磁気テープの表面に形成された磁性層に作用する磁気素子を有する。圧電バイモルフ素子は、磁気ヘッドを移動させることで、磁気テープの表面の法線方向における磁気素子の位置を調整する。CPUの位置調整制御部は、圧電バイモルフ素子の動作を制御する。【選択図】図6

Description

本開示の技術は、磁気テープ装置、および磁気テープ装置の作動方法に関する。
磁気テープの表面に形成された磁性層に磁気ヘッドの磁気素子を作用させ、磁性層にデータを記録および/または磁性層に記録されたデータを読み取る磁気テープ装置が種々提案されている。例えば特許文献1には、圧電素子を用いて、磁気テープの幅方向における磁気素子の位置を調整する磁気テープ装置が記載されている。
特開平11-126318号公報
磁気テープの表面は、磁性層が平坦化されているとはいえ、数nm~数10nmオーダーの凹凸がある。また、磁気テープは、その走行を案内するガイドローラの偏心による走行時のうねり、ガイドローラへの摩擦による振動、あるいは磁気素子との接触により磁性層が削られることで、および/または、他の何らかの原因で発生した異物の磁気ヘッドへの付着等で、表面の法線方向に数10nm~数μmオーダーの位置変動が生じる。さらに、磁性層に処方された研磨剤で磁気素子が摩耗し、法線方向における磁性層と磁気素子との位置関係が経時的に変化する場合もある。
こうした法線方向における磁性層と磁気素子との位置関係の変動は、データの記録および/または読み取りを不安定化させる。このため、法線方向における磁気素子の位置を調整することが必要である。しかしながら、特許文献1には、磁気テープの幅方向における磁気素子の位置を調整することは記載されているが、法線方向における磁気素子の位置を調整することは記載されていない。
本開示の技術に係る1つの実施形態は、磁気テープの表面の法線方向における磁性層と磁気素子との位置関係を保持することが可能な磁気テープ装置、および磁気テープ装置の作動方法を提供する。
本開示の磁気テープ装置は、磁気テープの表面に形成された磁性層に作用する磁気素子を有する磁気ヘッドと、磁気ヘッドを移動させることで、表面の法線方向における磁気素子の位置を調整する位置調整アクチュエータと、位置調整アクチュエータの動作を制御するプロセッサと、を備える。
磁気ヘッドは、磁性層に磁気素子を近接して作用させることが好ましい。
磁気ヘッドは、磁気テープの幅よりも幅が小さいことが好ましい。
位置調整アクチュエータは圧電素子であることが好ましい。
プロセッサは、磁気テープの法線方向の変動を表す変動プロファイルデータに基づいて、位置調整アクチュエータの動作を制御することが好ましい。
磁気ヘッドを挟んで磁気テープの走行方向の両側に配された一対の支持部材であって、表面が摺動される支持部材を備えることが好ましい。
磁性層には、データが記録される複数本のデータバンドと、磁気ヘッドを磁気テープの幅方向に移動させるサーボ制御に用いる複数本のサーボパターンが記録された複数本のサーボバンドとが形成され、磁気ヘッドは、磁気素子として、データバンドに作用するデータ用素子と、サーボパターンを読み取るサーボパターン読み取り素子とを有することが好ましい。
データ用素子は、磁性層にデータを記録するデータ記録素子と、磁性層に記録されたデータを読み取るデータ読み取り素子とを含むことが好ましい。
本開示の磁気テープ装置の作動方法は、位置調整アクチュエータの動作を制御して磁気ヘッドを移動させることで、磁気テープの表面の法線方向における磁気ヘッドの磁気素子の位置を調整すること、および表面に形成された磁性層に磁気素子を作用させること、を含む。
本開示の技術によれば、磁気テープの表面の法線方向における磁性層と磁気素子との位置関係を保持することが可能な磁気テープ装置、および磁気テープ装置の作動方法を提供することができる。
磁気テープ装置の一例を示す図である。 磁気ヘッド付近の拡大図である。 磁気ヘッドと支持部材側から磁気テープをみた平面図である。 サスペンションおよび磁気ヘッドの分解斜視図である。 圧電バイモルフ素子の斜視図である。 圧電バイモルフ素子によって法線方向における磁気素子の位置を調整する様子を示す図であり、図6Aは磁気テープが正規の位置から磁気ヘッドの方向にずれ、圧電バイモルフ素子が磁気テープから遠ざかる方向に曲がった場合を示し、図6Bは磁気テープが正規の位置にある場合を示し、図6Cは磁気テープが正規の位置から磁気ヘッドと反対方向にずれ、圧電バイモルフ素子が磁気テープに近付く方向に曲がった場合を示す。 磁気ヘッド付近の拡大図である。 データ用素子とデータトラックの対応関係を示す図である。 データ用素子の拡大図である。 制御部を構成するコンピュータを示すブロック図である。 CPUのブロック図である。 変動プロファイルデータを示す図である。 磁気テープ装置の作動手順を示すフローチャートである。 積層型圧電素子を用いた例を示す図である。 積層型圧電素子によって法線方向における磁気素子の位置を調整する様子を示す図であり、図15Aは磁気テープが正規の位置から磁気ヘッドの方向にずれ、積層型圧電素子が縮んだ場合を示し、図15Bは磁気テープが正規の位置から磁気ヘッドと反対方向にずれ、積層型圧電素子が伸びた場合を示す。
図1において、磁気テープ装置10にはカートリッジ11が装填される。カートリッジ11には、磁気テープ12が巻き掛けられたカートリッジリール13が収容されている。磁気テープ装置10は、カートリッジリール13から送り出された磁気テープ12にデータを記録する。また、磁気テープ装置10は、磁気テープ12に記録されたデータを読み取る。
磁気テープ12は、例えば、ベースフイルム15に磁性層16とバックコート層17とが形成された構成である。磁気テープ12において磁性層16が形成された面が、磁気テープ12の表面18である。一方、バックコート層17が形成された面が、磁気テープ12の裏面19である。磁性層16にはデータが記録される。磁性層16は、強磁性粉末を含む。強磁性粉末としては、各種磁気記録媒体の磁性層において通常用いられる強磁性粉末を使用することができる。強磁性粉末の好ましい具体例としては、六方晶フェライト粉末を挙げることができる。六方晶フェライト粉末としては、例えば六方晶ストロンチウムフェライト粉末、または六方晶バリウムフェライト粉末等の強磁性粉末を含むを用いることができる。バックコート層17は、例えばカーボンブラック等の非磁性粉末を含む。ベースフイルム15は支持体とも呼ばれ、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、またはポリアミド等で形成されている。なお、ベースフイルム15と磁性層16との間に非磁性層が形成されていてもよい。
磁気テープ装置10は、送り出しモータ25、巻き取りモータ26、巻き取りリール27、磁気ヘッド28、支持部材29Aおよび29B、並びに制御部30等を備えている。送り出しモータ25は、制御部30の制御の下、カートリッジ11内のカートリッジリール13を回転させる。巻き取りリール27は、カートリッジリール13から送り出された磁気テープ12を巻き取る。また、巻き取りリール27は、巻き取った磁気テープ12をカートリッジリール13に巻き戻す。巻き取りモータ26は、制御部30の制御の下、巻き取りリール27を回転させる。
磁気テープ12は、送り出しモータ25および巻き取りモータ26の駆動により、複数のガイドローラ31に案内されながら、送り出し方向FWDまたは巻き戻し方向BWDに走行する。送り出し方向FWDは、カートリッジリール13から巻き取りリール27に向かう方向である。巻き戻し方向BWDは、反対に巻き取りリール27からカートリッジリール13に向かう方向である。送り出し方向FWDおよび巻き戻し方向BWDは、本開示の技術に係る「走行方向」の一例である。また、磁気テープ12は、送り出しモータ25および巻き取りモータ26の回転速度と回転トルクが調整されることで、走行速度および走行時の張力が適値に調整される。
磁気ヘッド28は、磁性層16にアクセスするために、磁気テープ12の表面18側に配されている。磁気ヘッド28は、磁性層16にデータを記録する。また、磁気ヘッド28は、磁性層16に記録されたデータを読み取る。
磁気ヘッド28は、磁気テープ12が送り出し方向FWDに走行している場合に稼働する。言い換えれば、磁気ヘッド28は、カートリッジリール13から磁気テープ12を送り出す場合に稼働する。また、磁気ヘッド28は、磁気テープ12が巻き戻し方向BWDに走行している場合にも稼働する。言い換えれば、磁気ヘッド28は、カートリッジリール13に磁気テープ12を巻き戻す場合にも稼働する。
磁気ヘッド28は、ハードディスクドライブに用いられるような小型の磁気ヘッドである。磁気ヘッド28は、サスペンション35(図2等参照)の先端に設けられている。サスペンション35の基端は、例えば支持部材29Bに移動可能に取り付けられている。なお、非稼働時に、磁気ヘッド28を、磁気テープ12から離間した待機位置に退避させてもよい。
支持部材29Aおよび29Bは、磁気ヘッド28と同じく磁気テープ12の表面18側に配されている。支持部材29Aおよび29Bは略直方体状をしており(図2および図3も参照)、磁気ヘッド28を挟んで送り出し方向FWDおよび巻き戻し方向BWDの両側に配されている。支持部材29Aおよび29Bは、表面18側から磁気テープ12を支持する。
図2に拡大して示すように、支持部材29Aは摺動面38Aを有しており、支持部材29Bは摺動面38Bを有している。摺動面38Aおよび38Bの角は、R面取り加工が施されている。摺動面38Aは、第1面38A_1と、第1面38A_1に対して傾斜した第2面38A_2とを有する。同様に、摺動面38Bは、第1面38B_1と、第1面38B_1に対して傾斜した第2面38B_2とを有する。摺動面38Aおよび38Bには、磁気テープ12の表面18が摺動される。つまり、磁気テープ12は、表面18が摺動面38Aおよび38Bを摺動しながら走行する。磁気テープ12は、その幅方向WD(図3等も参照、図2では紙面に垂直な方向)の中心が支持部材29Aおよび29Bの中心と一致するよう走行する。なお、ここでいう一致とは、完全な一致の他に、本開示の技術が属する技術分野で一般的に許容される誤差を含めた意味合いでの一致を指す。
支持部材29Aおよび29Bは、磁気ヘッド28、より詳しくは磁気ヘッド28の磁気素子MEに関して鏡像対称である。支持部材29Aおよび29Bの配置間隔AIは、例えば2mm~20mmである。
支持部材29Aには、距離センサ39が取り付けられている。距離センサ39は、後述する変動プロファイルデータ80(図11および図12参照)を取得するためのセンサであり、磁気テープ12の表面18までの距離を測定する。
符号NDは、磁気テープ12の表面18の法線方向を示す。磁気ヘッド28付近において、法線方向NDは、送り出し方向FWDおよび巻き戻し方向BWDと、磁気テープ12の幅方向WDとに直交する方向である。また、法線方向NDは、磁気テープ12と磁気素子MEとが対峙する方向に平行な方向である。符号SPは、磁性層16と磁気素子MEとの隙間であるスペーシングを示す。なお、ここでいう直交とは、完全な直交の他に、本開示の技術が属する技術分野で一般的に許容される誤差であって、本開示の技術の趣旨に反しない程度の誤差を含めた意味合いでの直交を指す。
サスペンション35には移動機構40が接続されている。移動機構40は、サスペンション35、ひいては磁気ヘッド28を、磁気テープ12の幅方向WDに移動させる。移動機構40は、例えばボイスコイルモータ、または圧電素子等のアクチュエータを含む。
磁気ヘッド28と支持部材29Aおよび29B側から磁気テープ12をみた図3において、磁気ヘッド28の幅W_Hは、磁気テープ12の幅W_Tよりも小さい。具体的には、磁気ヘッド28の幅W_Hは、磁気テープ12の幅W_Tの約1/2である。磁気テープ12の幅W_Tは、例えば12.65mm、磁気ヘッド28の幅W_Hは、例えば6.5mm~7.0mmである。因みに、磁気ヘッド28の奥行きおよび高さといった他のサイズも、磁気テープ12の幅W_Tよりも小さく、例えば数mm程度である。
磁性層16は、3本のサーボバンドSB1、SB2、およびSB3と、データが記録される2本のデータバンドDB1およびDB2とを有する。これらサーボバンドSB1~SB3とデータバンドDB1およびDB2は、送り出し方向FWDおよび巻き戻し方向BWD(磁気テープ12の長さ方向)に沿って形成されている。サーボバンドSB1~SB3は、磁気テープ12の幅方向WDに沿って等間隔に配列されている。データバンドDB1は、サーボバンドSB1およびSB2の間に配されており、データバンドDB2は、サーボバンドSB2およびSB3の間に配されている。つまり、サーボバンドSB1~SB3とデータバンドDB1およびDB2とは、磁気テープ12の幅方向WDに沿って交互に配列されている。
サーボバンドSB1~SB3には、サーボパターン50が記録されている。サーボパターン50は、例えば、送り出し方向FWDおよび巻き戻し方向BWDに沿って等間隔に複数設けられている。サーボパターン50は、互いに非平行かつ所定の角度をなす、線対称な一対の線状の磁化領域51Aおよび51Bで構成される。磁化領域51Aは巻き戻し方向BWD側に傾いており、磁化領域51Bは送り出し方向FWD側に傾いている。サーボパターン50は、磁気ヘッド28を、移動機構40によって磁気テープ12の幅方向WDに移動させるサーボ制御に用いられる。
磁気ヘッド28は、磁気テープ12が送り出し方向FWDに走行している場合に、データバンドDB1にデータを記録し、かつデータバンドDB1に記録されたデータを読み取る。また、磁気ヘッド28は、磁気テープ12が送り出し方向FWDに走行している場合に、サーボバンドSB1およびSB2に記録されたサーボパターン50を読み取る。
さらに、磁気ヘッド28は、磁気テープ12が巻き戻し方向BWDに走行している場合に、データバンドDB2にデータを記録し、かつデータバンドDB2に記録されたデータを読み取る。また、磁気ヘッド28は、磁気テープ12が巻き戻し方向BWDに走行している場合に、サーボバンドSB2およびSB3に記録されたサーボパターン50を読み取る。
一例として図4に示すように、サスペンション35は、ロードビーム55、圧電バイモルフ素子56、およびフレキシャー57等を有する。ロードビーム55は、比較的剛性が高い金属製の薄い平板である。ロードビーム55は、基端が図示省略したベースプレートに取り付けられ、ベースプレートを介して移動機構40のボイスコイルモータといったアクチュエータに接続されている。ロードビーム55は、フレキシャー57よりも長さが若干短く形成されており、その先端には圧電バイモルフ素子56が固定されている。
圧電バイモルフ素子56は、平板状の2枚の圧電体60Aおよび60Bを接合した構成である。圧電体60Aおよび60Bは、電圧を印加することで一方が伸び、他方が縮む。圧電バイモルフ素子56は、この圧電体60Aおよび60Bの伸縮によって曲がり、対象を移動させる素子である。圧電体60Aおよび60Bは、例えばチタン酸ジルコン酸鉛(PZT;Pb(Zr,Ti)O)である。圧電バイモルフ素子56は、圧電体60B側がフレキシャー57に貼り付けられている。なお、圧電バイモルフ素子56は、本開示の技術に係る「位置調整アクチュエータ」および「圧電素子」の一例である。
フレキシャー57は、比較的剛性が低い金属製の薄い平板である。このためフレキシャー57は板バネとして機能する。フレキシャー57の圧電バイモルフ素子56が貼り付けられた面と対向する面には、磁気ヘッド28が取り付けられている。
図5に示すように、圧電体60Aおよび60Bの長さL_Pと幅W_Pは、ともに数mmである。また、圧電体60Aおよび60Bの厚さT_Pは、数10μmである。
一例として図6に示すように、圧電バイモルフ素子56は、圧電体60Aおよび60Bの伸縮によってフレキシャー57の先端を曲げ、磁気ヘッド28を移動させることで、法線方向NDにおける磁気素子MEの位置を調整する。圧電バイモルフ素子56は、制御部30の制御の下で、スペーシングSPを一定に保つべく動作する。具体的には、磁気テープ12の位置が、図6Bに示す正規の位置から磁気ヘッド28の方向にずれた場合、圧電バイモルフ素子56は、図6Aに示すように、磁気テープ12から遠ざかる方向に曲がる。一方、磁気テープ12の位置が、図6Bに示す正規の位置から磁気ヘッド28と反対方向にずれた場合、圧電バイモルフ素子56は、図6Cに示すように、磁気テープ12に近付く方向に曲がる。
圧電バイモルフ素子56の一方向における曲げ量ΔLは、次式(1)で表される。ただし、dは圧電歪定数、Vは印加電圧である。
Figure 2022020371000002
例えば圧電体60Aおよび60Bの長さL_Pおよび幅W_P=1mm、厚さT_P=50μmであった場合を考える。圧電体60Aおよび60Bの圧電歪定数dが例えば200×10-12m/Vで、圧電体60Aおよび60Bに例えば20Vの電圧を印加した場合、式(1)より、曲げ量ΔLは1.2μmとなる。
磁気ヘッド28付近の拡大図である図7において、磁気ヘッド28は、磁性層16に臨む面に、磁性層16に作用する複数の磁気素子MEを有する。磁気ヘッド28は、数nmオーダーのスペーシングSPで磁気素子MEを磁性層16に近接させることで、磁気素子MEを磁性層16に作用させる。
磁気素子MEは、2個のサーボパターン読み取り素子SR1およびSR2と、8個のデータ用素子DRW1、DRW2、DRW3、DRW4、DRW5、DRW6、DRW7、およびDRW8とを有する。なお、以下では、特に区別する必要がない場合、サーボパターン読み取り素子SR1およびSR2をまとめてサーボパターン読み取り素子SRと表記し、データ用素子DRW1~DRW8をまとめてデータ用素子DRWと表記する。
サーボパターン読み取り素子SR1はサーボバンドSB1に対応する位置に設けられており、サーボパターン読み取り素子SR2はサーボバンドSB2に対応する位置に設けられている。データ用素子DRW1~DRW8は、サーボパターン読み取り素子SR1およびSR2の間に設けられている。データ用素子DRW1~DRW8は、磁気テープ12の幅方向WDに沿って等間隔に配列されている。データ用素子DRW1~DRW8は、8本のデータトラックDT1、DT2、DT3、DT4、DT5、DT6、DT7、およびDT8に対して、一斉にデータの記録および/またはデータの読み取りを行う。
一例として図8に示すように、データ用素子DRW1は、データトラックDT1_1、DT1_2、DT1_3、DT1_4、・・・、DT1_11、およびDT1_12の計12本のデータトラックDTで構成されるデータトラック群DTG1へのデータの記録を担う。また、データ用素子DRW1は、データトラック群DTG1に記録されたデータの読み取りを担う。同様に、データ用素子DRW2は、データトラックDT2_1~DT2_12で構成されるデータトラック群DTG2へのデータの記録、およびデータトラック群DTG2に記録されたデータの読み取りを担う。以下同様にして、データ用素子DRW8は、データトラックDT8_1~DT8_12で構成されるデータトラック群DTG8へのデータの記録、およびデータトラック群DTG8に記録されたデータの読み取りを担う。各データトラック群DTG1~DTG8を構成する12本のデータトラックDTは、磁気テープ12の幅方向WDに沿って等間隔に配列されている。1本のデータバンドDBが有するデータトラックDTの本数は、8×12=96本となる。なお、特に区別する必要がない場合、データトラックDT1~DT8をまとめてデータトラックDTと表記する。
データ用素子DRWは、移動機構40による磁気ヘッド28の幅方向WDへの移動に伴い、12本のデータトラックDTのうちの指定された1本のデータトラックDTに対応する位置にシフトする。データ用素子DRWは、サーボパターン50を用いたサーボ制御により、指定された1本のデータトラックDTに対応する位置に留められる。
図9に拡大して示すように、データ用素子DRWは、データ記録素子DWとデータ読み取り素子DRとを含む。データ記録素子DWはデータトラックDTにデータを記録する。データ読み取り素子DRはデータトラックDTに記録されたデータを読み取る。
データ記録素子DWは送り出し方向FWDの上流側に配されており、データ読み取り素子DRは送り出し方向FWDの下流側に配されている。こうした配置とするのは、磁気テープ12が送り出し方向FWDに走行している場合にデータ記録素子DWで記録したデータを、すぐにデータ読み取り素子DRで読み取ってエラーチェックするためである。
一例として図10に示すように、制御部30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)65、メモリ66、およびストレージ67を含むコンピュータよって実現される。メモリ66は例えばRAM(Random Access Memory)等であり、各種情報を一時的に記憶する。非一時的記憶媒体であるストレージ67は例えばハードディスクドライブ、またはソリッドステートドライブ等であり、各種パラメータおよび各種プログラムを記憶する。CPU65は、ストレージ67に記憶されたプログラムをメモリへロードして、プログラムにしたがった処理を実行することにより、磁気テープ装置10の各部の動作を統括的に制御する。CPU65は、本開示の技術に係る「プロセッサ」の一例である。
図11において、CPU65は、ストレージ67に記憶された作動プログラム69が実行されることで、走行制御部70、位置検出部71、サーボ制御部72、位置調整制御部73、データ取得部74、記録制御部75、読み取り制御部76、およびデータ出力部77として機能する。
走行制御部70は、送り出しモータ25および巻き取りモータ26の駆動を制御し、磁気テープ12を送り出し方向FWDまたは巻き戻し方向BWDに走行させる。また、走行制御部70は、送り出しモータ25および巻き取りモータ26の回転速度と回転トルクを調整し、磁気テープ12の走行速度および走行時の張力を適値に調整する。
位置検出部71には、磁気ヘッド28のサーボパターン読み取り素子SRにより読み取られたサーボパターン50に基づくサーボ信号が入力される。サーボ信号は、磁化領域51Aおよび51Bに対応する断続的なパルスである。位置検出部71は、このサーボ信号のパルスの間隔に基づいて、サーボパターン読み取り素子SRがサーボバンドSBの幅方向WDのどの位置にあるか、すなわち磁気ヘッド28が磁気テープ12に対して幅方向WDのどの位置にあるかを検出する。位置検出部71は、この幅方向WDの磁気ヘッド28の位置の検出結果を、サーボ制御部72に出力する。
位置検出部71には、2個のサーボパターン読み取り素子SRにより読み取られたサーボパターン50に基づく2通りのサーボ信号が入力される。位置検出部71は、2通りのサーボ信号のパルスの間隔の平均値を算出する。そして、算出した平均値に基づいて、幅方向WDの磁気ヘッド28の位置を検出する。
サーボ制御部72は、位置検出部71からの磁気ヘッド28の位置の検出結果と、磁気ヘッド28の目標位置とを比較する。検出結果が目標位置と同じであった場合、サーボ制御部72は何もしない。検出結果が目標位置からずれていた場合、サーボ制御部72は、磁気ヘッド28の位置を目標位置とするためのサーボ制御信号を移動機構40に出力する。移動機構40は、サーボ制御信号に応じて、磁気ヘッド28の位置を目標位置とするべく動作する。なお、目標位置は、例えば、各データトラックDT1~DT8のそれぞれに対応する値が登録されたデータテーブルの形式でストレージ67に記憶されている。
位置調整制御部73は、変動プロファイルデータ80をストレージ67から読み出す。変動プロファイルデータ80は、磁気テープ12の法線方向NDの変動を表すデータである。位置調整制御部73は、変動プロファイルデータ80に基づいた位置調整制御信号を圧電バイモルフ素子56に出力することで、圧電バイモルフ素子56の動作を制御する。位置調整制御信号は、具体的には圧電バイモルフ素子56に印加する電圧を指定する信号である。
データ取得部74は、磁気ヘッド28によりデータバンドDB1またはDB2に記録するデータを、例えば磁気テープ装置10に接続されたホストコンピュータ(図示省略)から読み出すことで取得する。データ取得部74は、データを記録制御部75に出力する。
記録制御部75は、データ取得部74からのデータを記録用のデジタル信号にエンコードする。そして、デジタル信号に応じたパルス電流を磁気ヘッド28のデータ記録素子DWに流し、データバンドDB1またはDB2の指定されたデータトラックDTにデータを記録させる。
読み取り制御部76は、磁気ヘッド28のデータ読み取り素子DRの動作を制御することで、データバンドDB1またはDB2の指定されたデータトラックDTに記録されたデータを読み取らせる。データ読み取り素子DRが読み取ったデータは、パルス状のデジタル信号である。読み取り制御部76は、このパルス状のデジタル信号をデータ出力部77に出力する。
データ出力部77は、読み取り制御部76からのパルス状のデジタル信号をデコードすることでデータとする。データ出力部77は、データを例えばホストコンピュータに出力する。
図12に示すように、変動プロファイルデータ80は、磁気テープ12の長さ方向の位置(図12では磁気テープ位置と表記)に対応するずれ量が登録されたデータである。ずれ量は、磁気テープ12の正規の位置からのずれ量である。磁気テープ12の長さ方向の位置は、例えばサーボパターン50によって特定される。磁気テープ12の正規の位置からのずれ量は、磁気テープ12の位置が正規の位置から磁気ヘッド28の方向にずれた場合を正の値とし、磁気テープ12の位置が正規の位置から磁気ヘッド28と反対方向にずれた場合を負の値としている。位置調整制御部73は、この磁気テープ12の正規の位置からのずれ量を、法線方向NDにおける磁気素子MEの位置を調整することで相殺する内容の位置調整制御信号を、圧電バイモルフ素子56に出力する。
変動プロファイルデータ80は、磁性層16へのデータの記録および/または磁性層16に記録されたデータの読み取りに先立って、磁気テープ12を送り出し方向FWDに試走させて取得する。磁気テープ12の正規の位置からのずれ量は、支持部材29Aに取り付けられた距離センサ39の、磁気テープ12の表面18までの距離の測定結果から換算される。なお、磁気素子MEを磁性層16に接触させて磁気テープ12を試走させ、この際に磁気テープ12の位置の変動に応じて圧電バイモルフ素子56に発生する電圧を測定し、電圧の測定結果から磁気テープ12の正規の位置からのずれ量を換算してもよい。あるいは、磁気素子MEで感知した磁気テープ12の磁界の強さから、磁気テープ12の正規の位置からのずれ量を換算してもよい。
カートリッジ11が交換不可で、磁気テープ装置10に据え付けのタイプであった場合、変動プロファイルデータ80は、磁気テープ装置10の出荷時に工場にて取得される。カートリッジ11が交換可能なタイプであった場合は、変動プロファイルデータ80は、カートリッジ11が最初に装填された際に取得される。
変動プロファイルデータ80は、送り出し方向FWDだけでなく、巻き戻し方向BWDにも磁気テープ12を試走させ、送り出し方向FWD用と巻き戻し方向BWD用とで2種類取得してもよい。また、変動プロファイルデータ80は、一度取得したら更新せずに用いてもよいし、定期的に更新してもよい。また、変動プロファイルデータ80は、磁気テープ12および/または磁気素子MEの経年劣化といった時間的なスペーシングSPの変動要因を加味して補正してもよい。また、変動プロファイルデータ80は、磁気テープ12および/または磁気素子MEの熱変形といった周囲環境のスペーシングSPの変動要因を加味して補正してもよい。さらに、カートリッジ11が交換可能であった場合は、ストレージ67ではなく、カートリッジ11に内蔵されたRF(Radio Freqency)タグに変動プロファイルデータ80を記憶させてもよい。変動プロファイルデータ80は、シミュレーションにより予測してもよいし、機械学習モデルを用いて導出してもよい。
以下、上記構成による作用について、図13のフローチャートを参照して説明する。まず、走行制御部70の制御部の下、送り出しモータ25および巻き取りモータ26が動作され、磁気テープ12が送り出し方向FWDまたは巻き戻し方向BWDに走行する。これにより、図2で示したように、磁気テープ12の表面18が、支持部材29Aおよび29Bの摺動面38Aおよび38Bに摺動されつつ、磁気テープ12が走行する。
図6等で示したように、位置調整制御部73によって、変動プロファイルデータ80に基づいて圧電バイモルフ素子56の動作が制御され、磁気ヘッド28が移動することで、法線方向NDにおける磁気素子MEの位置が調整される(ステップST100)。
そして、磁気テープ12の磁性層16に、磁気素子MEを作用させる(ステップST110)。具体的には、サーボパターン読み取り素子SRによってサーボパターン50が読み取られる。また、記録制御部75の制御の下、データ記録素子DWによってデータトラックDTにデータが記録される。さらには、読み取り制御部76の制御の下、データ読み取り素子DRによって、データトラックDTに記録されたデータが読み取られる。
位置検出部71において、サーボパターン50に基づくサーボ信号の間隔から、幅方向WDの磁気ヘッド28の位置が検出される。サーボ制御部72において、位置検出部71の位置の検出結果と目標位置とが比較され、磁気ヘッド28の位置を目標位置とするためのサーボ制御が行われる。
以上説明したように、磁気テープ装置10は、磁気ヘッド28と、圧電バイモルフ素子56と、CPU65とを備える。磁気ヘッド28は、磁気テープ12の表面18に形成された磁性層16に作用する磁気素子MEを有する。圧電バイモルフ素子56は、磁気ヘッド28を移動させることで、磁気テープ12の表面18の法線方向NDにおける磁気素子MEの位置を調整する。CPU65の位置調整制御部73は、圧電バイモルフ素子56の動作を制御する。このため、法線方向NDにおける磁気素子MEの位置を調整することが可能となる。したがって、法線方向NDにおける磁性層16と磁気素子MEとの位置関係、本例ではスペーシングSPを保持することが可能となる。
図2で示したように、磁気ヘッド28は、磁性層16に磁気素子MEを近接して作用させる。この場合、スペーシングSPを保持することは、データの記録および/または読み取りの安定化に不可欠である。このため、磁性層16に磁気素子MEを近接して作用させる場合は、磁性層16に磁気素子MEを接触して作用させる場合と比べて、本開示の技術の有用性が高い。
図3で示したように、磁気ヘッド28の幅W_Hは、磁気テープ12の幅W_Tよりも小さい。幅W_Hが幅W_T以上の磁気ヘッドと比べて重量が軽いため、サーボ制御における幅方向WDへの移動の応答速度、および位置調整制御における法線方向NDへの移動の応答速度が速い。したがって、サーボ制御および位置調整制御において良好な追従性を得ることができる。
ここで、従来のハードディスクドライブ用の磁気ヘッドにおいては、磁気素子MEを熱膨張または熱収縮させてスペーシングSPを保持する方法(TFC;Thermal Flying-height Control)が採用されている。しかしながら、熱による磁気素子MEの変動量は高々数nmである。対して本例では、位置調整アクチュエータとして圧電素子、特に圧電バイモルフ素子56を用いている。圧電バイモルフ素子56は、式(1)で求めたように、曲げ量ΔLが数μmオーダーである。したがって、法線方向NDにおける磁気テープ12の数10nm~数μmオーダーの位置変動に十分に対応することができる。
図11および図12で示したように、位置調整制御部73は、磁気テープ12の法線方向NDの変動を表す変動プロファイルデータ80に基づいて、圧電バイモルフ素子56の動作を制御する。このため、磁気テープ12の法線方向NDの変動をリアルタイムで測定し、その測定結果に基づいて圧電バイモルフ素子56の動作を制御する場合と比べて、容易かつ確実に法線方向NDにおける磁性層16と磁気素子MEとの位置関係を保持することが可能となる。なお、変動プロファイルデータ80を参照することなく、磁気テープ12の法線方向NDの変動をリアルタイムで測定し、その測定結果に基づいて圧電バイモルフ素子56の動作を制御しても構わない。
図2で示したように、磁気テープ装置10は、磁気ヘッド28を挟んで磁気テープ12の走行方向の両側に配された一対の支持部材29Aおよび29Bを備える。支持部材29Aおよび29Bには、磁気テープ12の表面18が摺動される。このため、法線方向NDの磁気テープ12の変動を抑制することができ、圧電バイモルフ素子56による法線方向NDにおける磁気素子MEの位置の調整を最小限に止めることができる。また、磁性層16に磁気素子MEが接触して磁性層16が削られる等して異物が発生したとしても、磁気テープ12の走行中に支持部材29Aおよび29Bの間に異物が落ち、異物が取り除かれる効果も期待できる。
図7で示したように、磁気ヘッド28は、磁気素子MEとして、データバンドDBに作用するデータ用素子DRWと、サーボパターン50を読み取るサーボパターン読み取り素子SRとを有する。そして、図9で示したように、データ用素子DRWは、磁性層16にデータを記録するデータ記録素子DWと、磁性層16に記録されたデータを読み取るデータ読み取り素子DRとを含む。このため、サーボパターン50の読み取り、並びにデータの記録とデータの読み取りを円滑に行うことができる。なお、データ用素子DRWは、データ記録素子DWおよびデータ読み取り素子DRのうちのいずれか1つであってもよい。
位置調整アクチュエータおよび圧電素子としては、例示の圧電バイモルフ素子56に限らない。図14および図15に示す積層型圧電素子92を用いてもよい。
図14において、サスペンション90は、ロードビーム91、積層型圧電素子92、およびフレキシャー93等を有する。ロードビーム91の先端には切り欠き94が形成されており、この切り欠き94に積層型圧電素子92が収容されている。積層型圧電素子92は複数枚の圧電体95が積層された構成であり、電圧を印加することで厚さ方向に伸縮する。積層型圧電素子92は、厚さ方向の一端がロードビーム91の先端に固定されており、他端がフレキシャー93の先端に固定されている。フレキシャー93の積層型圧電素子92が取り付けられた面と対向する面には、磁気ヘッド28が取り付けられている。
図15に示すように、積層型圧電素子92は、厚さ方向への伸縮によってフレキシャー93の先端を曲げ、磁気ヘッド28を移動させることで、法線方向NDにおける磁気素子MEの位置を調整する。積層型圧電素子92は、圧電バイモルフ素子56と同様に、制御部30の制御の下で、スペーシングSPを一定に保つべく動作する。具体的には、磁気テープ12の位置が、図14で示した正規の位置から磁気ヘッド28の方向にずれた場合、積層型圧電素子92は、図15Aに示すように、厚み方向に縮む。一方、磁気テープ12の位置が、図14に示す正規の位置から磁気ヘッド28と反対方向にずれた場合、積層型圧電素子92は、図15Bに示すように、厚み方向に伸びる。このように、積層型圧電素子92によっても、法線方向NDにおける磁気素子MEの位置を調整することができ、法線方向NDにおける磁性層16と磁気素子MEとの位置関係を保持することが可能となる。
位置調整アクチュエータとしては、圧電素子の他に、熱膨張率が異なる2枚の金属板が接合されたバイメタル、あるいは形状記憶合金等を用いてもよい。
磁性層16に磁気素子MEを近接して作用させる態様を例示したが、これに限らない。磁性層16に磁気素子MEを接触して作用させてもよい。ただし、磁性層16に磁気素子MEを接触させた場合、磁性層16が削られて異物が発生したり、磁性層16に処方された研磨剤で磁気素子MEが摩耗したりするので、磁性層16に磁気素子MEを近接して作用させる態様のほうが好ましい。
上記で示したサーボバンドSBの本数、データバンドDBの本数、データ用素子DRWの個数、および1個のデータ用素子DRWが担うDTの本数等はあくまでも一例であり、本開示の技術を特に限定するものではない。
例えば、5本のサーボバンドSBと、4本のデータバンドDBとが、幅方向WDに沿って交互に配列された磁気テープを用いてもよい。また、9本のサーボバンドSBと、8本のデータバンドDBとが、幅方向WDに沿って交互に配列された磁気テープを用いてもよい。あるいは、13本のサーボバンドSBと、12本のデータバンドDBとが、幅方向WDに沿って交互に配列された磁気テープを用いてもよい。
送り出し方向FWDと巻き戻し方向BWDとで1つの磁気ヘッド28を共用しているが、送り出し方向FWD用の磁気ヘッド(以下、送り出し用ヘッドという)と、巻き戻し方向BWD用の磁気ヘッド(以下、巻き戻し用ヘッドという)とを設けてもよい。この場合、送り出し用ヘッドの磁気素子MEで、例えばサーボバンドSB1およびSB2のサーボパターン50の読み取りとデータバンドDB1へのデータの記録および/またはデータバンドDB1に記録されたデータの読み取りを行い、巻き戻し用ヘッドの磁気素子MEで、例えばサーボバンドSB2およびSB3のサーボパターン50の読み取りとデータバンドDB2へのデータの記録および/またはデータバンドDB2に記録されたデータの読み取りを行う。
1つの磁気ヘッドに配されるサーボパターン読み取り素子SRは1個でもよい。同様に、1つの磁気ヘッドに配されるデータ用素子DRWは1個でもよい。
1つの磁気ヘッドに配されるデータ用素子DRWは、例えば16個でもよいし、32個、または64個でもよい。また、1個のデータ用素子DRWがデータの記録および/またはデータの読み取りを担うデータトラックDTの本数は、例示の12本に限らない。1本でもよいし、例えば4本、16本、32本、または64本でもよい。
一対の支持部材29Aおよび29Bに代えて、一対の支持ローラを用いてもよい。
カートリッジ11が装填される磁気テープ装置10を例示したが、これに限らない。カートリッジ11に収容されていないそのままの状態の磁気テープ12が、送り出しリールに巻き掛けられた磁気テープ装置、すなわち磁気テープ12が交換不可に据え付けられた磁気テープ装置であってもよい。
磁気テープ12は、例示の強磁性粉末を含む磁性層16を有するものに限らない。強磁性体薄膜がスパッタリング等の真空蒸着により形成された磁気テープであってもよい。
制御部30を構成するコンピュータは、CPUに代えて、あるいは加えて、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、および/またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等を含んでいてもよい。
本開示の技術は、上述の種々の実施形態および/または種々の変形例を適宜組み合わせることも可能である。また、上記実施形態に限らず、要旨を逸脱しない限り種々の構成を採用し得ることはもちろんである。さらに、本開示の技術は、プログラムに加えて、プログラムを非一時的に記憶する記憶媒体にもおよぶ。
以上に示した記載内容および図示内容は、本開示の技術に係る部分についての詳細な説明であり、本開示の技術の一例に過ぎない。例えば、上記の構成、機能、作用、および効果に関する説明は、本開示の技術に係る部分の構成、機能、作用、および効果の一例に関する説明である。よって、本開示の技術の主旨を逸脱しない範囲内において、以上に示した記載内容および図示内容に対して、不要な部分を削除したり、新たな要素を追加したり、置き換えたりしてもよいことはいうまでもない。また、錯綜を回避し、本開示の技術に係る部分の理解を容易にするために、以上に示した記載内容および図示内容では、本開示の技術の実施を可能にする上で特に説明を要しない技術常識等に関する説明は省略されている。
本明細書において、「Aおよび/またはB」は、「AおよびBのうちの少なくとも1つ」と同義である。つまり、「Aおよび/またはB」は、Aだけであってもよいし、Bだけであってもよいし、AおよびBの組み合わせであってもよい、という意味である。また、本明細書において、3つ以上の事柄を「および/または」で結び付けて表現する場合も、「Aおよび/またはB」と同様の考え方が適用される。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願および技術規格は、個々の文献、特許出願および技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
10 磁気テープ装置
11 カートリッジ
12 磁気テープ
13 カートリッジリール
15 ベースフイルム
16 磁性層
17 バックコート層
18 表面
19 裏面
25 送り出しモータ
26 巻き戻しモータ
27 巻き取りリール
28 磁気ヘッド
29A、29B 支持部材
30 制御部
31 ガイドローラ
35、90 サスペンション
38A、38B 摺動面
38A_1、38B_1 第1面
38A_2、38B_2 第2面
39 距離センサ
40 移動機構
50 サーボパターン
51A、51B 磁化領域
55、91 ロードビーム
56 圧電バイモルフ素子(位置調整アクチュエータ、圧電素子)
57、93 フレキシャー
60A、60B、95 圧電体
65 CPU(プロセッサ)
66 メモリ
67 ストレージ
69 作動プログラム
70 走行制御部
71 位置検出部
72 サーボ制御部
73 位置調整制御部
74 データ取得部
75 記録制御部
76 読み取り制御部
77 データ出力部
80 変動プロファイルデータ
92 積層型圧電素子(位置調整アクチュエータ、圧電素子)
94切り欠き
AI 一対の支持部材の配置間隔
BWD 巻き戻し方向
DB データバンド
DR データ読み取り素子
DRW データ用素子
DT データトラック
DTG データトラック群
DW データ記録素子
FWD 送り出し方向
L_P 圧電体の長さ
ME 磁気素子
ND 法線方向
SB サーボバンド
SP スペーシング
SR サーボパターン読み取り素子
ST100、ST110 ステップ
T_P 圧電体の厚さ
WD 磁気テープの幅方向
W_G ガイド部材の幅
W_H 磁気ヘッドの幅
W_P 圧電体の幅
W_T 磁気テープの幅

Claims (9)

  1. 磁気テープの表面に形成された磁性層に作用する磁気素子を有する磁気ヘッドと、
    前記磁気ヘッドを移動させることで、前記表面の法線方向における前記磁気素子の位置を調整する位置調整アクチュエータと、
    前記位置調整アクチュエータの動作を制御するプロセッサと、
    を備える磁気テープ装置。
  2. 前記磁気ヘッドは、前記磁性層に前記磁気素子を近接して作用させる請求項1に記載の磁気テープ装置。
  3. 前記磁気ヘッドは、前記磁気テープの幅よりも幅が小さい請求項1または請求項2に記載の磁気テープ装置。
  4. 前記位置調整アクチュエータは圧電素子である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の磁気テープ装置。
  5. 前記プロセッサは、前記磁気テープの前記法線方向の変動を表す変動プロファイルデータに基づいて、前記位置調整アクチュエータの動作を制御する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の磁気テープ装置。
  6. 前記磁気ヘッドを挟んで前記磁気テープの走行方向の両側に配された一対の支持部材であって、前記表面が摺動される支持部材を備える請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の磁気テープ装置。
  7. 前記磁性層には、データが記録される複数本のデータバンドと、前記磁気ヘッドを前記磁気テープの幅方向に移動させるサーボ制御に用いる複数本のサーボパターンが記録された複数本のサーボバンドとが形成され、
    前記磁気ヘッドは、前記磁気素子として、前記データバンドに作用するデータ用素子と、前記サーボパターンを読み取るサーボパターン読み取り素子とを有する請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の磁気テープ装置。
  8. 前記データ用素子は、
    前記磁性層に前記データを記録するデータ記録素子と、
    前記磁性層に記録された前記データを読み取るデータ読み取り素子とを含む請求項7に記載の磁気テープ装置。
  9. 位置調整アクチュエータの動作を制御して磁気ヘッドを移動させることで、磁気テープの表面の法線方向における前記磁気ヘッドの磁気素子の位置を調整すること、および
    前記表面に形成された磁性層に前記磁気素子を作用させること、
    を含む磁気テープ装置の作動方法。
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