JP2022016972A - 治療支援装置、治療支援方法、及び治療支援プログラム - Google Patents

治療支援装置、治療支援方法、及び治療支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】呼吸器系疾患の診断又は治療を支援する治療支援装置、治療支援方法、及び治療支援プログラムを提供する。【解決手段】サーバ80は、患者U1の体に装着された肺音を測定する肺音センサ71の測定音データを取得し、この測定音データの測定期間における患者U1の行動データを取得し、取得した測定音データと行動データに基づく画像(グラフG1、グラフG2、スペクトログラムSP、画像SPa)を電子機器90の表示デバイスに表示させる。【選択図】図4

Description

本発明は、治療支援装置、治療支援方法、及び治療支援プログラムに関する。
特許文献1には、生体から測定した生体音情報を処理して音波形から波形特徴情報を抽出し、その波形特徴情報がどのような判定基準に合致するのか(あるいは、合致しないのか)を判定し、その判定結果に応じて、音の種別を判定し、判定した種別を表示する装置が記載されている。
特開2013-123494号公報
喘息等の呼吸器疾患の症状は、患者から測定した肺音のみで有無を判定しようとすると、判定精度を十分に確保できない可能性がある。また、肺音だけでは、発作の生じる要因等を知ることはできず、適切な治療を行うことが難しい。
本発明の目的は、呼吸器系疾患の治療を支援する治療支援装置、治療支援方法、及び治療支援プログラムを提供することにある。
(1)
被測定者の体に装着された肺音を測定する肺音測定デバイスの測定音データを取得し、上記測定音データの測定期間における上記被測定者の行動データを取得し、上記測定音データと上記行動データに基づく画像を外部機器の表示デバイスに表示させるプロセッサを備える治療支援装置。
(1)によれば、測定音データと行動データを被測定者から離れた場所で確認できるようになる。このため、これらデータを利用することで、被測定者から離れた場所にいる医師によって被測定者の呼吸器系疾患の治療の判断が可能となったり、被測定者から離れた場所にいる被測定者の関係者(親、教師、保育士等)によって被測定者への投薬の判断が可能となったりする。この結果、適切な治療を行うことができる。また、医師や関係者は、測定音データだけでなく、行動データを併せて確認できるため、被測定者に呼吸器系疾患の症状が発生しているのかどうかの判断や、症状の発生原因の判定等を精度よく行うことができる。
(2)
(1)記載の治療支援装置であって、
上記画像は、上記測定音データのスペクトログラムを含む治療支援装置。
(2)によれば、測定音データのスペクトログラムによって被測定者の肺音の状況を直感的に把握することができる。このため、被測定者に呼吸器系疾患の症状が発生しているのかどうかの判断を容易に行うことができる。
(3)
(2)記載の治療支援装置であって、
上記プロセッサは、上記測定音データを解析して、上記測定音データの測定期間のうちの副雑音が測定された可能性のある特定期間を判定し、
上記画像は、上記スペクトログラムと、上記スペクトログラムにおける上記特定期間の範囲を示す特定画像と、を含む治療支援装置。
(3)によれば、外部機器に表示される画像を見ることで、呼吸器系疾患の症状の発生が疑われる特定期間を瞬時に把握できる。例えば、特定期間のスペクトログラムの状態、特定期間とその前後の期間のスペクトログラムの比較、特定期間のスペクトログラムと健常者の肺音データのスペクトログラムとの比較、等によって、特定期間において症状が発生していたかどうかの判断を高い精度で行うことができる。
(4)
(3)記載の治療支援装置であって、
上記プロセッサは、上記測定音データのうちの少なくとも上記特定期間のデータを上記外部機器にて再生させる治療支援装置。
(4)によれば、再生された特定期間の音を聞くことで、特定期間において症状が生じているかどうかの判断をより正確に行うことができる。
(5)
(3)又は(4)記載の治療支援装置であって、
上記プロセッサは、上記特定期間があると判定した場合には、予め登録された電子機器に、上記画像の確認を促す通知を行う治療支援装置。
(5)によれば、医師が画像を高頻度で確認する必要がなくなるため、効率的な治療を行うことができる。また、適切なタイミングで被測定者又はその関係者に投薬を指示することが可能となり、適切な治療が可能になる。
(6)
(1)から(5)のいずれか1つに記載の治療支援装置であって、
上記行動データは、上記被測定者の存在する場所の環境情報と上記被測定者の活動量との少なくとも一方を含む治療支援装置。
(6)によれば、外部機器に表示される画像を見ることで、肺音測定時の被測定者の存在している場所の環境又は被測定者の活動量の少なくとも一方を把握できる。これにより、呼吸器症状が発生しているかどうかの判断や、症状発生の原因の判断の精度を高めることができる。
(7)
(6)記載の治療支援装置であって、
上記環境情報は、アレルゲンの量を含み、
上記画像は、上記測定期間における上記アレルゲンの量の推移を示す画像と上記測定期間における上記活動量の推移を示す画像の少なくとも一方を含む治療支援装置。
(7)によれば、外部機器に表示される画像を見ることで、肺音測定時の被測定者の存在している場所の環境又は被測定者の活動量の少なくとも一方を直感的に把握できる。これにより、呼吸器症状が発生しているかどうかの判断や、症状発生の原因の判断の精度を高めることができる。
(8)
プロセッサを有する装置の上記プロセッサが、被測定者の体に装着された肺音を測定する肺音測定デバイスの測定音データを取得し、上記測定音データの測定期間における上記被測定者の行動データを取得し、上記測定音データと上記行動データに基づく画像を上記装置の外部機器の表示デバイスに表示させるステップを備える治療支援方法。
(9)
プロセッサを有する装置の上記プロセッサに、被測定者の体に装着された肺音を測定する肺音測定デバイスの測定音データを取得し、上記測定音データの測定期間における上記被測定者の行動データを取得し、上記測定音データと上記行動データに基づく画像を上記装置の外部機器の表示デバイスに表示させるステップを実行させる治療支援プログラム。
本発明によれば、呼吸器系疾患の治療を支援することができる。
喘息の治療支援システムの概略構成例を示す図である。 喘息の治療支援システムの概略構成例を示す図である。 患者U1の行動情報を模式的に示す図である。 表示用データに基づいて表示される画像の一例を示す模式図である。
(概要)
本発明の治療支援装置の一実施形態であるサーバを含む治療支援システムの概要について説明する。治療支援システムは、喘息等の呼吸器疾患を持つ患者の健康状態を、患者から離れた病院又は自宅等の遠隔地にて確認できるようにするものである。治療支援システムのサーバは、患者の体に装着された肺音を測定する肺音測定デバイスの測定音データを取得し、その測定音データの測定期間における患者の行動データを取得し、取得した測定音データと取得した行動データに基づく画像を外部機器(例えば、患者の治療を行う医師の所持する電子機器又は患者の関係者の所持する電子機器)の表示デバイスに表示させる。
肺音とは、肺及び胸郭内で呼吸運動とともに発生し、正常、異常とは関係なく、心血管系を音源とする音を除く全ての音である。肺音は、呼吸により気道内に生じた空気の流れを音源とする生理的な音である呼吸音と、喘鳴又は胸膜摩擦音等の病的状態で発生する異常な音である副雑音とに分類される。喘鳴は、連続性副雑音の1つである。行動データとは、患者の行動していた場所の環境と、患者の活動状態と、の少なくともいずれか一方を示すデータである。
この治療支援システムによれば、測定音データと行動データを患者から離れた場所で確認できるようになる。このため、これらデータを利用することで、患者から離れた場所にいる医師又は関係者によって患者の呼吸器系疾患の治療の判断が可能となり、適切な治療を行うことができる。特に、医師又は関係者は、測定音データだけでなく、行動データを併せて確認できるため、患者に呼吸器症状が発生しているかどうかの判断や、症状発生の原因の判断を精度よく行うことができる。以下、実施形態の詳細について説明する。
(実施形態)
図1及び図2は、喘息の治療支援システムの概略構成例を示す図である。図1に示す治療支援システム100は、保育園、幼稚園、学校、又は遊戯施設等の施設1を利用する患者U1の喘息の治療を支援するシステムである。施設1は、建物2及び庭3を含む。建物2には、部屋21と、部屋22と、廊下23と、が含まれている。建物2において、部屋21と廊下23の間には出入口21gが設けられ、部屋22と廊下23の間には出入口22gが設けられ、廊下23と外の間には出入口23gが設けられている。
治療支援システム100は、出入口21gに設置された行動情報測定装置41と、出入口22gに設置された行動情報測定装置42と、出入口23gに設置された行動情報測定装置43と、部屋21に設置された環境情報測定装置51と、部屋22に設置された環境情報測定装置52と、廊下23に設置された環境情報測定装置53と、庭3に設置された環境情報測定装置54と、患者U1が所持する名札等に設けられた無線タグ60と、患者U1に装着された肺音測定装置70と、治療支援装置を構成するサーバ80と、患者U1の治療を行う医師又は患者U1の関係者(親、教師、保育士等)の所持する電子機器90と、を備える。電子機器90は、サーバ80の外部に存在する外部機器を構成する。電子機器90は、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、又はタブレット型端末等の表示デバイスを含む電子機器である。
図2に示すように、行動情報測定装置41,42,43と、環境情報測定装置51,52,53,54と、肺音測定装置70と、サーバ80と、電子機器90は、インターネット等のネットワークNWに接続されており、相互に通信可能となっている。
行動情報測定装置41,42,43は、それぞれ、2つの無線タグリーダ401と、制御部402と、通信インタフェース(IF)403と、を備える。通信インタフェース403は、ネットワークNWに接続された機器と通信を行うためのインタフェースである。2つの無線タグリーダ401は、出入口21g,22g,23gの各々における人の出入りの方向に間隔をあけて並べて配置されている。無線タグリーダ401は、患者U1の所持する無線タグ60との間で通信を行う。無線タグ60には、これを所持する患者の識別情報が予め記憶されている。
制御部402は、2つの無線タグリーダ401の各々によって短時間のうちに同一の無線タグ60から識別情報が読み取られた場合に、その識別情報と、読み取られた日時と、入場情報と、退場情報と、を対応付けてメモリに記憶する。
出入口21gに設置された行動情報測定装置41の制御部402は、この行動情報測定装置41の2つの無線タグリーダ401のうち廊下23側に配置されるものから順に同一の識別情報が読み取られた場合には、その識別情報と、日時と、部屋21への入場情報と、廊下23からの退場情報と、を対応付けて記憶する。行動情報測定装置41の制御部402は、行動情報測定装置41の2つの無線タグリーダ401のうち部屋21側に配置されるものから順に同一の識別情報が読み取られた場合には、その識別情報と、日時と、部屋21からの退場情報と、廊下23への入場情報と、を対応付けて記憶する。
出入口22gに設置された行動情報測定装置42の制御部402は、この行動情報測定装置42の2つの無線タグリーダ401のうち廊下23側に配置されるものから順に同一の識別情報が読み取られた場合には、その識別情報と、日時と、部屋22への入場情報と、廊下23からの退場情報と、を対応付けて記憶する。行動情報測定装置42の制御部402は、行動情報測定装置42の2つの無線タグリーダ401のうち部屋22側に配置されるものから順に同一の識別情報が読み取られた場合には、その識別情報と、日時と、部屋22からの退場情報と、廊下23への入場情報と、を対応付けて記憶する。
出入口23gに設置された行動情報測定装置43の制御部402は、この行動情報測定装置43の2つの無線タグリーダ401のうち建物2の外側に配置されるものから順に同一の識別情報が読み取られた場合には、その識別情報と、日時と、廊下23への入場情報と、庭3からの退場情報と、を対応付けて記憶する。行動情報測定装置43の制御部402は、行動情報測定装置43の2つの無線タグリーダ401のうち廊下23側に配置されるものから順に同一の識別情報が読み取られた場合には、その識別情報と、日時と、廊下23からの退場情報と、庭3への入場情報と、を対応付けて記憶する。
行動情報測定装置41,42,43の各々の制御部402は、メモリに記憶した、識別情報、日時、入場情報、及び退場情報からなる行動測定データを、通信インタフェース403を利用してサーバ80に送信する。
環境情報測定装置51,52,53,54は、それぞれ、環境情報測定デバイス501と、制御部502と、通信インタフェース503と、を備える。通信インタフェース503は、ネットワークNWに接続された機器と通信を行うためのインタフェースである。
環境情報測定デバイス501は、これが設置されている場所の環境情報を測定するためのデバイスである。環境情報とは、気温、湿度、喘息等の呼吸器疾患の発作を引き起こす可能性のある空気中のアレルゲン(埃、塵、花粉、PM2.5等)の量、又は匂いを示す臭気指数等である。以下では、環境情報測定デバイス501が、一例としてアレルゲン量を測定するセンサであるものとして説明する。
制御部502は、環境情報測定デバイス501により測定された環境情報(アレルゲン量)と、環境情報の測定時刻と、環境情報測定デバイス501が設置される場所の場所情報と、を含む環境測定データを、通信インタフェース503を利用してサーバ80に送信する。
肺音測定装置70は、患者U1が施設1にいる間は、患者U1の体に装着されて使用される。肺音測定装置70は、バッテリにて動作するものであり、肺音センサ71と、体動センサ72と、プロセッサ及びメモリを含む制御部73と、ネットワークNWに接続された機器と通信を行うための通信インタフェース74と、を備える。
肺音センサ71は、患者U1の体表面に接触した状態にて、マイクロフォン等の音測定素子によって患者U1の肺音を測定するデバイス(肺音測定デバイス)である。体動センサ72は、患者U1の体動を検出するものであり、加速度センサ又は角速度センサの少なくとも一方により構成される。
制御部73のプロセッサは、肺音センサ71の音測定素子の出力信号に対しノイズ除去処理等の信号処理を行い、この信号処理後の信号とその信号の測定時刻を含む測定音データを、通信インタフェース74を介してサーバ80に送信する。制御部73のプロセッサは、体動センサ72の検出信号を処理して患者U1の活動量を求め、その活動量と検出時刻を含む活動量データを、通信インタフェース74を介してサーバ80に送信する。
なお、肺音測定装置70における体動センサ72、制御部73、及び通信インタフェース74は、患者U1の所持するスマートフォン等の電子機器によって代用可能である。この場合、肺音センサ71及びバッテリを含むユニットと、この電子機器の間は、有線又は無線によって通信可能に構成されていればよい。
サーバ80は、ネットワークNWに接続された機器と通信を行うための通信インタフェース81と、制御部82と、データベース83と、を備える。サーバ80は電子機器90からアクセス可能になっている。
制御部82は、サーバ80全体を統括制御するものであり、ハードウェア的な構造は、プログラムを実行して処理を行う各種のプロセッサである。
各種のプロセッサとしては、プログラムを実行して各種処理を行う汎用的なプロセッサであるCPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。これら各種のプロセッサの構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
制御部82は、各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせ又はCPUとFPGAの組み合わせ)で構成されてもよい。図示省略されているが、サーバ80には、制御部82が実行するプログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)と、ワークメモリとしてのRAM(Random Access Memory)等が設けられる。ROMには、治療支援プログラムを含むプログラムが記憶されている。
この治療支援プログラムにしたがって動作する制御部82は、通信インタフェース81にて受信した測定音データ、活動量データ、環境測定データ、及び行動測定データからなるデータ群をデータベース83に逐次記録していく。
制御部82は、例えば10分間といった単位期間分のデータ群がデータベース83に記録される毎に、この単位期間分のデータ群に基づいて、この単位期間における患者U1の測定音データと、この単位期間における患者U1の行動データを取得し、この測定音データとこの行動データに基づく画像を表示させるための表示用データを生成し、この表示用データをこの単位期間の情報と対応付けてデータベース83に記録する。
制御部82は、単位期間分の行動測定データ、活動量データ、及び環境測定データに基づいて、上記の行動データを生成することで、行動データの取得を行う。以下、行動データの生成方法の具定例を説明する。
制御部82は、患者U1の施設1内における場所毎の存在期間を示す行動情報を生成して、この行動情報をデータベース83に記憶する。具体的には、制御部82は、患者U1の単位期間分の行動測定データから、この単位期間において、患者U1が部屋21に存在していた期間、患者U1が部屋22に存在していた期間、患者U1が廊下23に存在していた期間、及び患者U1が庭3に存在していた期間を導出して、例えば図3にて模式的に示した行動情報を生成する。図3に示す斜線で示す期間は、患者U1が存在していた期間を示している。図3の例では、単位期間が8時00分から8時10分までの10分の期間とされている。
制御部82は、単位期間分の行動情報と、単位期間分の環境測定データと、単位期間分の活動量データに基づいて、単位期間における患者U1の行動データを生成する。この行動データは、患者U1がどのような環境にてどのように行動していたのかを示すデータである。
例えば、行動データは、単位期間における患者U1の活動量の推移を示す活動推移データと、単位期間における患者U1の存在していた場所のアレルゲンの量の推移を示すアレルゲン推移データと、の少なくとも一方を含む。
活動推移データは、単位期間の活動量データに含まれる時刻毎(例えば1分毎)の活動量(例えば歩数)からなるデータである。
アレルゲン推移データは、例えば、図3に示す行動情報であれば、期間T1において廊下23の環境情報測定装置53にて測定された時刻毎のアレルゲン量と、期間T2において部屋22の環境情報測定装置52にて測定された時刻毎のアレルゲン量と、期間T3において庭3の環境情報測定装置54にて測定された時刻毎のアレルゲン量と、期間T4において部屋21の環境情報測定装置51にて測定された時刻毎のアレルゲン量と、期間T5において部屋22の環境情報測定装置52にて測定された時刻毎のアレルゲン量と、期間T6において廊下23の環境情報測定装置53にて測定された時刻毎のアレルゲン量と、からなるデータである。
また、制御部82は、単位期間の測定音データを解析して、この単位期間(すなわち測定音データの測定期間)のうちの副雑音が測定された可能性のある特定期間(測定音データのうちの副雑音と疑われる音が含まれる期間)を判定する。ここでいう副雑音は、疾患を持つ患者において高頻度に発生しているような副雑音ではなく、突発的に発生する副雑音(例えば喘鳴等の連続性副雑音)である。制御部82は、このような特定期間があると判定した場合には、単位期間における特定期間の範囲を示す画像を表示させるためのデータを表示用データに含める。
表示用データは、具体的には、患者U1が、どのような環境(アレルゲン量が多い環境或いは少ない環境)において、どの程度の活動量で行動していたかを示す画像と、患者U1の肺音を測定して得られた測定音データがどのようなものであるかを示す画像と、を表示するためのデータである。例えば制御部82は、図4に示した画像を表示させるための表示用データを生成する。
図4は、表示用データに基づいて表示される画像の一例を示す模式図である。図4には、グラフG1と、グラフG2と、スペクトログラムSPと、特定期間の範囲を示す画像SPa(2本の破線、双方向矢印、及び“喘鳴疑い期間”の文字)が示されている。
グラフG1は、アレルゲン推移データを示すグラフである。グラフG2は、活動推移データを示すグラフである。スペクトログラムSPは、測定音データのスペクトログラムを示す。図4の例では、グラフG1とグラフG2が行動データに基づく画像を構成し、スペクトログラムSPと画像SPaが測定音データに基づく画像を構成する。
制御部82は、ネットワークNWに接続された電子機器90から、所定期間分(例えば、患者U1が施設1にて過ごした1日分)の表示用データに基づく画像の表示要求を受理すると、この所定期間分の図4に示す画像を生成して、要求元の電子機器90に送信する。電子機器90では、サーバ80から受信した画像を表示デバイスによって表示させることができる。なお、サーバ80は、図4に示す画像を表示するための構成データを要求元の電子機器90に送信し、電子機器90のウエブブラウザがこの構成データから図4に示す画像を生成して表示デバイスに表示するようにしてもよい。
(治療支援システムの効果)
治療支援システム100によれば、患者U1の測定音データに基づく画像と、患者U1の行動データに基づく画像を、患者U1から離れた場所において確認できるようになる。このため、この画像を利用することで、患者U1から離れた場所にいる医師又は患者U1の関係者によって患者U1の喘息の治療の判断が可能となり、適切な治療を行うことができる。
例えば、喘息の発作が発生していないと考えられる期間の患者U1の行動と、喘息の発作が発生していると考えられる期間(上記の特定期間)の患者U1の行動との比較が可能になる。これにより、発作の起こりやすい環境や行動を知ることができ、治療に役立てることができる。また、喘息の発作が発生したと思われる期間の前後の患者U1の行動状況を把握でき、治療に役立てることができる。
また、医師又は患者U1の関係者は、スペクトログラムSP、グラフG1、及びグラフG2の各々における特定期間の部分を確認することで、喘息の発作が発生していたのかどうかを多面的に判断できる。これにより、発作の頻度などの判断を高い精度にて行うことができる。
また、定期的に生成される表示用データに基づく画像を医師又は患者U1の関係者が高頻度で確認することで、喘息の発作の疑いを遠隔地にて早いタイミングにて知ることができる。例えば、図4に示す特定期間の画像を見た医師が、この特定期間に発作が発生したと判断した場合には、患者U1の親に投薬を行うよう指示をしたり、施設1のスタッフに患者U1への投薬を行うよう指示したりすることができる。これにより、適切なタイミングでの投薬治療が可能になる。
このように、治療支援システム100において、最終的な患者U1の発作(喘鳴)の有無の判断は医師によって行われる。したがって、サーバ80は、特定期間の有無の判定として、医師の診断の支援になり得る程度の簡易的な判定をするのみでよい。このため、サーバ80のコストを下げることができる。また、サーバ80側でこの判定を行うことで、肺音測定装置70には高度な処理を必要とするプロセッサが不要となる。このため、肺音測定装置70のバッテリ駆動時間を延ばすことができ、常時装着に適したものとすることができる。また、肺音測定装置70の製造コストを下げることができる。
(治療支援システムの第一変形例)
制御部82は、単位期間の測定音データの解析の結果、特定期間があると判定した場合には、この単位期間に対応させてデータベース83に記録した表示用データに基づく画像の確認を促す通知を、予め登録された電子機器に対して行うことが好ましい。登録された電子機器は、例えば、医師又は患者U1の関係者の使用する電子機器90である。通知は、例えば、電子メールの送信又はアプリの通知機能等を用いて行う。
このように通知を行うことで、医師又は患者U1の関係者は、喘息の発作が発生した可能性を短いタイムラグにて知ることができる。このため、適切なタイミングで患者U1に投薬を行うことが可能となり、適切な治療が可能になる。また、医師又は患者U1の関係者は、表示用データに基づく画像を高頻度で確認する必要がなくなる。このため、効率的な治療を行うことができる。
(治療支援システムの第二変形例)
制御部82は、表示用データの生成に用いられた測定音データのうちの少なくとも特定期間のデータを電子機器90にて再生させるようにしてもよい。例えば、図4に示す画像を表示している電子機器90の使用者である医師が、スペクトログラムSPで示される測定音データの再生指示操作を行う。この操作に応じて、制御部82は、電子機器90にて表示中のスペクトログラムSPの元データである測定音データをデータベース83から読み出して、この測定音データとこの測定音データの再生を指示する情報を電子機器90に送信する。この測定音データ及び情報を受信した電子機器90は、測定音データに基づく音をスピーカから出力する。
このように、測定音データの再生が可能となることで、医師は、特定期間において発作が生じていたかどうかの判断をより正確に行うことができる。なお、測定音データのうちの特定期間の部分が少なくとも電子機器90にて再生できれば、発作の有無の判断は可能である。
(治療支援システムのその他の変形例)
制御部82は、図4に示す画像において、更に、発声音又は鼻閉音等の副雑音以外で且つ呼吸音とは異なる音の測定された期間を示す画像を付加してもよい。
以上の説明では、測定音データに基づく画像として、測定音データのスペクトログラムSPを表示させるものとしたが、これに限らない。例えば、測定音データを高速フーリエ変換して得られる周波数毎の音の強度のグラフを表示させてもよい。
以上の説明では、環境情報の測定は、患者U1が存在し得る場所毎に設置された装置にて行うものとしたが、これに限らない。例えば、患者U1に、環境情報の測定を行う装置を所持させてもよい。この場合には、行動測定データの取得は不要である。
また、電子機器90を、患者U1の関係者が所持する機器とし、この関係者が、電子機器90で確認した情報を医師と共有するようにしてもよい。このようにすることで、医師による適切な診断を支援可能である。
U1 患者
T1~T6 期間
G1,G2 グラフ
1 施設
2 建物
3 庭
21g,22g,23g 出入口
21,22 部屋
23 廊下
41,42,43 行動情報測定装置
51,52,53,54 環境情報測定装置
60 無線タグ
70 肺音測定装置
71 肺音センサ
72 体動センサ
73,82,402,502 制御部
74,81,403,503 通信インタフェース
80 サーバ
83 データベース
90 電子機器
100 治療支援システム
401 無線タグリーダ
501 環境情報測定デバイス

Claims (9)

  1. 被測定者の体に装着された肺音を測定する肺音測定デバイスの測定音データを取得し、前記測定音データの測定期間における前記被測定者の行動データを取得し、前記測定音データと前記行動データに基づく画像を外部機器の表示デバイスに表示させるプロセッサを備える治療支援装置。
  2. 請求項1記載の治療支援装置であって、
    前記画像は、前記測定音データのスペクトログラムを含む治療支援装置。
  3. 請求項2記載の治療支援装置であって、
    前記プロセッサは、前記測定音データを解析して、前記測定音データの測定期間のうちの副雑音が測定された可能性のある特定期間を判定し、
    前記画像は、前記スペクトログラムと、前記スペクトログラムにおける前記特定期間の範囲を示す特定画像と、を含む治療支援装置。
  4. 請求項3記載の治療支援装置であって、
    前記プロセッサは、前記測定音データのうちの少なくとも前記特定期間のデータを前記外部機器にて再生させる治療支援装置。
  5. 請求項3又は4記載の治療支援装置であって、
    前記プロセッサは、前記特定期間があると判定した場合には、予め登録された電子機器に、前記画像の確認を促す通知を行う治療支援装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項記載の治療支援装置であって、
    前記行動データは、前記被測定者の存在する場所の環境情報と前記被測定者の活動量との少なくとも一方を含む治療支援装置。
  7. 請求項6記載の治療支援装置であって、
    前記環境情報は、アレルゲンの量を含み、
    前記画像は、前記測定期間における前記アレルゲンの量の推移を示す画像と前記測定期間における前記活動量の推移を示す画像の少なくとも一方を含む治療支援装置。
  8. プロセッサを有する装置の前記プロセッサが、被測定者の体に装着された肺音を測定する肺音測定デバイスの測定音データを取得し、前記測定音データの測定期間における前記被測定者の行動データを取得し、前記測定音データと前記行動データに基づく画像を前記装置の外部機器の表示デバイスに表示させるステップを備える治療支援方法。
  9. プロセッサを有する装置の前記プロセッサに、被測定者の体に装着された肺音を測定する肺音測定デバイスの測定音データを取得し、前記測定音データの測定期間における前記被測定者の行動データを取得し、前記測定音データと前記行動データに基づく画像を前記装置の外部機器の表示デバイスに表示させるステップを実行させる治療支援プログラム。
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