JP2022015314A - シート搬送装置、画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置、画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2022015314A
JP2022015314A JP2020118048A JP2020118048A JP2022015314A JP 2022015314 A JP2022015314 A JP 2022015314A JP 2020118048 A JP2020118048 A JP 2020118048A JP 2020118048 A JP2020118048 A JP 2020118048A JP 2022015314 A JP2022015314 A JP 2022015314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
unit
image forming
detection
seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020118048A
Other languages
English (en)
Inventor
絵美 山岡
Emi Yamaoka
正法 京極
Masanori Kyogoku
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2020118048A priority Critical patent/JP2022015314A/ja
Publication of JP2022015314A publication Critical patent/JP2022015314A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Abstract

【課題】シートの搬送路の周辺の構成に影響を与えることなくシートの特性を検出可能なシート搬送装置、画像形成装置、及びシート特性検出方法を提供すること。【解決手段】シート搬送装置は、駆動部(154)と、検出部(158)と、検出処理部(164)と、姿勢変更部(230)とを備える。前記駆動部(154)は、シートが載置されるシート載置部(221)の傾斜角度を変更可能である。前記検出部(158)は、前記シート載置部(221)に載置されるシートに向けて光を照射する照射部及び当該シートからの反射光を受光する受光部を含む。前記検出処理部(164)は、前記受光部により受光される前記反射光に基づいて前記シートの特性を検出する。前記姿勢変更部(230)は、前記駆動部(154)による前記シート載置部(221)の傾斜角度の変更に連動して前記検出部(158)の姿勢を変更する。【選択図】図5

Description

本発明は、シート搬送装置、画像形成装置に関する。
関連技術として、シートが搬送される搬送路の途中でシートの透過率又はシートの静電容量を検出し、当該シートの種別を判別する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。なお、シートの搬送路の近傍には、シートの搬送に用いられる搬送ローラー又は搬送モーター等の他の構成部品が設置される。そのため、シートの搬送路の近傍に、シートの透過率又はシートの静電容量を検出するためのセンサーを配置する構成では、当該センサーと干渉しない位置に前記他の構成部品を配置する必要があり、搬送路の周辺の構成が複雑化するおそれがある。
特開2004-277057号公報
ところで、シートの搬送路ではなく、シート載置部に載置された状態でシートの特性を検出することが考えられる。しかしながら、シート載置部の傾斜状態が変化する構成では、当該シート載置部の傾斜状態がシートの特性の検出結果に影響を与えることがある。
本発明の目的は、シートが載置されるシート載置部の傾斜状態に影響を受けることなくシートの特性を検出することが可能なシート搬送装置及び画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係るシート搬送装置は、駆動部と、検出部と、検出処理部と、姿勢変更部とを備える。前記駆動部は、シートが載置されるシート載置部の傾斜角度を変更可能である。前記検出部は、前記シート載置部に載置されるシートに向けて光を照射する照射部及び当該シートからの反射光を受光する受光部を含む。前記検出処理部は、前記受光部により受光される前記反射光に基づいて前記シートの特性を検出する。前記姿勢変更部は、前記駆動部による前記シート載置部の傾斜角度の変更に連動して前記検出部の姿勢を変更する。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、前記シート搬送装置と、画像形成部と、設定処理部とを備える。前記画像形成部は、シートに画像を形成する。前記設定処理部は、前記シートの特性に基づいて前記画像形成部における画像形成条件を設定する。
本発明によれば、シートが載置されるシート載置部の傾斜状態に影響を受けることなくシートの特性を検出することが可能なシート搬送装置及び画像形成装置を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す模式図である。 図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の給紙部の構成を示す模式図である。 図4は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の給紙部の構成を示す模式図である。 図5は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の給紙部の構成を示す模式図である。 図6は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の給紙部の構成を示す模式図である。 図7は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で用いられる情報の一例を示す図である。 図8は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で用いられる情報の一例を示す図である。 図9は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される第1画像形成処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図10は、本発明の実施形態に係る画像形成装置におけるシート搬送状態の一例を示す模式図である。 図11は、本発明の実施形態に係る画像形成装置におけるシート搬送状態の一例を示す模式図である。 図12は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される第2画像形成処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図13は、本発明の実施形態に係る画像形成装置におけるシート搬送状態の一例を示す模式図である。 図14は、本発明の実施形態に係る画像形成装置におけるシート搬送状態の一例を示す模式図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1及び図2に示されるように、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置1は、操作表示部10、ADF(Auto Document Feeder)11、画像読取部12、画像形成部13、シート搬送部14、記憶部15、制御部16、給紙部21、給紙部22、排紙部23などを備える。
画像形成装置1は、プリンター機能、スキャナー機能、コピー機能、及びファクシミリ機能などを有する複合機である。なお、本発明は、画像形成装置1のような複合機に限らず、コピー機、プリンター、ファクシミリ装置のような任意の画像形成装置に適用可能である。また、シート搬送部14及び制御部16を備える装置を、本発明に係るシート搬送装置として捉えることができる。
操作表示部10は、情報を表示する液晶ディスプレーなどの表示部と、当該表示部に対するユーザー操作を受け付けるタッチパネルなどの操作部とを備える。ADF11は、原稿セット部、搬送ローラー、原稿押さえ、及び排紙部を備え、画像読取部12の読み取り対象となる原稿を搬送する自動原稿搬送装置である。画像読取部12は、原稿台、光源、ミラー、光学レンズ、及びCCD(Charge Coupled Device)を備える。そして、画像読取部12は、ADF11で搬送される原稿又は前記原稿台にセットされる原稿の画像を読み取って原稿データとして出力する画像読取動作を実行する。
画像形成部13は、原稿データに基づく画像を、給紙部21又は給紙部22からシート搬送部14によって搬送されるシートPに電子写真方式又はインクジェット方式で形成する画像形成動作を実行する。具体的に、画像形成部13が電子写真方式の画像形成部である場合、画像形成部13は感光体ドラム、帯電器、露光装置、現像装置、転写装置、及び定着装置などを備える。
給紙部21には、画像が形成されるシートPを収容するシート収容部210が着脱又は引き出し可能に設けられている。また、給紙部22には、画像が形成されるシートPを収容するシート収容部220が着脱又は引き出し可能に設けられている。例えば、シート収容部210及びシート収容部220の着脱方向または引き出し方向は、図2における紙面の奥行き方向である。
シート搬送部14は、給紙部21又は給紙部22から画像形成部13に向けてシートPを搬送した後、当該画像形成部13で画像が形成された後のシートPを排紙部23に向けて搬送する。前記画像形成動作において、シートPの給紙元となる給紙部21又は給紙部22は、ユーザー操作によって任意に選択され、又は、制御部16によって自動的に選択される。
シート搬送部14は、搬送路140、搬送ローラー141、給紙ローラー142、給紙ローラー143、搬送モーター150、給紙モーター151、リフトモーター152、給紙モーター153、リフトモーター154、変位モーター155、第1検出部156、第2検出部157、第3検出部158などを備える。シート搬送部14に設けられる各種の電気部品は、不図示の駆動回路などを介して制御部16に電気的に接続されており、当該制御部16によって制御される。
搬送路140は、シートPを給紙部21及び給紙部22から画像形成部13を経て排紙部23に導くために用いられる搬送路である。搬送ローラー141各々は、搬送路140に沿って複数設けられており、搬送モーター150からの駆動力によって回動し、シートPを搬送路140に沿って搬送する一対のローラーである。
給紙ローラー142は、シート収容部210の上方において画像形成装置1の筐体に回動可能に支持されている。また、給紙ローラー142は、不図示の弾性部材によって下方に向けて付勢されており、シート収容部210に収容される最上部のシートPに圧接される。そして、給紙ローラー142は、給紙モーター151からの駆動力によって回動し、シート収容部220に収容されているシートPを搬送路140に向けて1枚ずつ順に給紙する。
また、給紙ローラー142は、制御部16によって給紙モーター151の正回転及び逆回転が切り替えられることにより正逆転可能である。具体的に、給紙ローラー142は、シートPをシート収容部210から画像形成部13に向かう第1方向D1に搬送する正回転方向と、シートPをシート収容部210から第1方向D1とは反対の第2方向D2に搬送する逆回転方向とに回動可能である。また、給紙ローラー142は、シート収容部210においてシートPが第2方向D2に後述の特定の移動量だけ搬送させた後も当該シートPに圧接され、当該シートPを第1方向D1に搬送可能な位置に設けられている。
給紙ローラー143は、シート収容部220の上方において画像形成装置1の筐体に回動可能に支持されている。また、給紙ローラー143は、不図示の弾性部材によって下方に向けて付勢されており、シート収容部220に収容される最上部のシートPに圧接される。そして、給紙ローラー143は、給紙モーター153からの駆動力によって回動し、シート収容部220に収容されているシートPを搬送路140に向けて1枚ずつ順に給紙する。
搬送モーター150は、搬送ローラー141各々を所定方向に回転駆動させるための駆動部である。給紙モーター151は、給紙ローラー142を正回転方向および逆回転方向に回転駆動させるための駆動部である。リフトモーター152は、シート収容部210に設けられた後述のシート載置部211を上昇させるための駆動部である。給紙モーター153は、給紙ローラー143を所定方向に回転駆動させるための駆動部である。リフトモーター154は、シート収容部220に設けられた後述のシート載置部221を回動させるための駆動部である。また、変位モーター155は、第3検出部158の姿勢を変位させるための駆動部である。なお、本実施形態に係る画像形成装置1が備える各種のモーターが他のモーターとしての機能を兼ねてもよい。例えば、給紙モーター151、154が省略され、搬送モーター150からギア及びクラッチなどを介して伝達される駆動力で給紙ローラー142、143が駆動されてもよい。
第1検出部156は、シート収容部210に収容されているシートPの第1特性を検出するために用いられ、第2検出部157は、シート収容部210に収容されているシートPの第2特性を検出するために用いられる。また、第3検出部158は、シート収容部220に収容されているシートPの第3特性を検出するために用いられる。本実施形態において、前記第1特性は、シートPの静電容量であり、前記第2特性および前記第3特性は、シートPの反射率である。なお、前記第1特性、前記第2特性、前記第3特性はシートPに関する他の特性又は物性であってもよい。
第1検出部156は、対向配置された一対の電極を有し、当該一対の電極の間に存在するシートPの静電容量を検出する。第2検出部157及び第3検出部158は、シートPに向けて光を照射する照射部及び当該シートPからの反射光を受光する受光部を備え、前記受光部で受光される前記反射光の光量を検出する。なお、第3検出部158における前記照射部から照射される光の照射方向及びシートPからの反射光の前記受光部への入射方向を光軸方向と称することがある。
図1、図3及び図4に示されるように、給紙部21は、シート収容部210、シート載置部211、駆動ギア212、回動軸213、リフトワイヤー214などを備える。
シート載置部211には、シート収容部210の内部に収容されるシートPが載置され、当該シート載置部211は上下方向に昇降可能である。駆動ギア212は、シート収容部210が給紙部21に装着された場合に、リフトモーター152の駆動軸にギア等を介して連結される。これにより、リフトモーター152からの駆動力が回動軸213に伝達可能となる。
回動軸213には、シート収容部210における画像形成装置1の前後方向D11の両側にワイヤー巻取り部2131が設けられている。リフトワイヤー214は、シート収容部210における画像形成装置1の前後方向D11の両側に設けられており、一端がワイヤー巻取り部2131に固定され、他端がシート載置部211の固定部215に固定されている。
そして、制御部16によってリフトモーター152が制御され、回動軸213が所定方向に回動すると、シート収容部210では、ワイヤー巻取り部2131によってリフトワイヤー214が巻き取られ、シート載置部211が鉛直上方向に向けて上昇する。このように、給紙部21は、シート収容部210の内部に収容されているシートPが、水平状態を維持したまま鉛直上方向に上昇するタイプの給紙部である。また、シート収容部210が給紙部21から引き出されると、駆動ギア212及びリフトモーター152の連結が解除され、シート載置部211が下降することになる。
なお、画像形成装置1には、シート収容部210内のシートPが上昇して給紙ローラー142が上方に押圧されたことを検出するためのリミットスイッチなどのリフトセンサー152Aが設けられている。リフトセンサー152Aは、リフトモーター152の駆動を停止させ、シート載置部211の上昇を停止させるタイミングを計るために用いられる。
図4に示されるように、第1検出部156は、シート収容部210よりも第2方向D2側に配置されている。制御部16は、シート搬送部14によって第2方向D2に搬送されて第1検出部156による検出位置に到達したシートPの静電容量を、当該第1検出部156を用いて検出することが可能である。なお、第1検出部156は、シート収容部210に収容されるシートPのサイズによって設置位置が変更可能であってもよく、例えばシート収容部210にシートPの端部位置を規制するカーソル部材が設けられている場合に、当該カーソル部材に第1検出部156が設けられていてもよい。
また、図4に示されるように、第2検出部157は、シート載置部211に載置されているシートPのうち最上部に位置するシートPの反射率を検出することが可能な位置に設けられている。具体的に、第2検出部157は、シート収容部210の上方の位置に設けられる。制御部16は、第2検出部157を用いて、シートPに予め設定された光量の光を照射させたときのシートPからの反射光の光量を検出することが可能であり、当該反射光の光量に基づいてシートPの反射率を検出することが可能である。
図1及び図5に示されるように、給紙部22は、シート収容部220、シート載置部221、駆動伝達部222、姿勢変更部230などを備える。
シート載置部221には、シート収容部220の内部に収容されるシートPが載置される。また、シート載置部221は、搬送路140とは反対側の一端が回動軸221Aで回動可能に支持されている。シート載置部221の搬送路140側の自由端は、シート収容部220が給紙部22に装着される前はシート収容部220の底部で支持されている。そして、シート収容部220が給紙部22に装着されると、シート載置部221の底部が、給紙部22に設けられた駆動伝達部222によって支持される。駆動伝達部222は、リフトモーター154の駆動軸にギア等を介して連結された回動軸222Aで回動可能に支持されている。
そして、制御部16によってリフトモーター154が制御され、駆動伝達部222が所定方向に回動すると、駆動伝達部222によってシート載置部221の傾斜角度を変更される。具体的に、図5において駆動伝達部222が時計回りに回動することにより、シート載置部221が回動軸221Aを中心に反時計回りに回動して傾斜する。また、シート収容部220が給紙部22から引き出されると、駆動伝達部222によるシート載置部221の支持が解除され、シート載置部221がシート収容部220の底面の位置まで下降する。なお、シート収容部220が給紙部22から引き出されると、駆動伝達部222も予め定められた初期位置まで下降する。
画像形成装置1には、シート収容部220内のシートPが上昇して給紙ローラー143が上方に押圧されたことを検出するためのリミットスイッチなどのリフトセンサー154Aが設けられている。リフトセンサー154Aは、リフトモーター154の駆動を停止させ、シート載置部221の上昇を停止させるタイミングを計るために用いられる。具体的に、制御部16は、シート収容部220が給紙部22に装着されると、リフトモーター154を駆動させてシート載置部221の傾斜角度を変更し、リフトセンサー154Aで給紙ローラー143が押圧されたことが検出された場合にリフトモーター154を停止させる。そのため、給紙部22では、シート収容部220に収容されるシートPの枚数の減少に従ってシートPの傾斜角度が大きくなる。
図5に示されるように、第3検出部158は、シート載置部221に載置されているシートPのうち最上部に位置するシートPの反射率を検出することが可能な位置に設けられている。具体的に、第3検出部158は、シート収容部220の上方の位置に設けられる。また、第3検出部158は、回動軸158Aにより回動可能に支持されており、当該第3検出部158の姿勢は、姿勢変更部230によって第3検出部158が回動されることによって変位する。
姿勢変更部230は、リフトモーター154によるシート載置部221の傾斜角度の変更に連動して第3検出部158の姿勢を変更させる。特に、姿勢変更部230は、第3検出部158における光軸方向とシート載置部221に載置された最上部のシートPとの相対的な関係が予め定められた特定条件を満たす特定姿勢が維持されるように第3検出部158の姿勢を変更させる。前記特定条件は、第3検出部158における光軸方向とシート載置部221に載置されるシートPの表面とが直交することである。
図6に示されるように、姿勢変更部230は、リフトモーター154から駆動伝達部222の回動軸222Aに伝達される駆動力を、第3検出部158を回動可能に支持する回動軸158Aに伝達する伝達部材231~233を備える。伝達部材231~233は、駆動ギアである。
伝達部材231は、シート載置部221を回動可能に支持する回動軸221Aに連結されている。また、回動軸221Aは、シート載置部221と一体回転可能であり、シート収容部220の筐体で回動可能に支持されている。伝達部剤232は、画像形成装置1の筐体で回動可能に支持されており、伝達部剤233に噛合している。伝達部材233は、第3検出部158を回動可能に支持する回動軸158Aに連結されている。また、回動軸158Aは、第3検出部158と一体回転可能であり、画像形成装置1の筐体で回動可能に支持されている。
そして、シート収容部220が給紙部22に装着されると、伝達部材231が232に噛合する。これにより、リフトモーター154が駆動され、駆動伝達部222の回動によってシート載置部221が回動すると、当該シート載置部221の回動軸221Aから伝達部材231~233を介して回動軸158Aに駆動力が伝達され、第3検出部158が回動することになる。特に、伝達部331~333の数が奇数であるため、回動軸221A及び回動軸158Aが連動して回動するときのシート載置部221の回動方向と第3検出部158の回動軸158Aの回動方向とは同じ方向である。また、伝達部材231~233は、同一サイズの部材であり、シート載置部221の回転速度と伝達部材234の回転速度は同じになっている。これにより、姿勢変更部230は、シート載置部221の傾斜角度が変更された場合に、当該シート載置部221と同角度だけ同方向に第3検出部158を回動させる。
なお、姿勢変更部230は、駆動伝達部222の回動軸222Aの回動に連動して、シート載置部221と同方向に第3検出部158を回動させるものであってもよい。この場合には、偶数個の駆動ギアを介して回動軸222Aの駆動力が第3検出部158の駆動軸158Aに伝達されればよい。また、姿勢変更部230は、シート載置部221の傾斜角度の変更に連動して第3検出部158の姿勢を変更可能な構成であれば、例えば、ラックとピニオンギア、又は、リンク機構などの他の伝達機構を含むものであってもよい。
記憶部15は、ハードディスクのような不揮発性の記憶部である。例えば、記憶部15には、制御部16に後述の第1画像形成処理(図9参照)、第2画像形成処理(図12参照)などの各種の処理を実行させるための画像形成プログラムが記憶される。また、記憶部15には、画像形成対象の原稿データ、画像読取部12で読み取られた原稿データ、対応情報D10、及び対応情報D20などが記憶される。
対応情報D10は、図7に示されるように、静電容量と、シート種別と、画像形成条件との対応関係を示す情報である。対応情報D10では、シート種別が厚み及び坪量で表されている。前記坪量は、シートPの1m2あたりの重量である。なお、前記シート種別は、厚み又は坪量のいずれかであってもよい。例えば、対応情報D10において、前記静電容量がC0以上C1未満である場合に対応するシート種別は、厚みがt1、坪量がt11である。前記画像形成条件には、画像形成部13の前記定着装置におけるヒーター温度(定着温度)、画像形成部13の前記感光体ドラムの表面の移動速度である線速、画像形成部13の前記転写装置における転写電流などが含まれる。例えば、対応情報D10において、前記静電容量がC0以上C1未満である場合に対応する画像形成条件は、ヒーター温度がT1、線速がT11、転写電流がT21である。
対応情報D20は、図8に示されるように、反射率と、シート種別と、画像形成条件との対応関係を示す情報である。対応情報D20では、シート種別が表面粗さで表されている。前記表面粗さは、例えば普通紙、OHPシート、光沢紙などによって異なる。例えば、対応情報D20では、前記反射率がR0以上R1未満である場合に対応するシート種別として、表面粗さが「AAA」のシートであることが設定されている。また、前記画像形成条件には、対応情報D10と同様に転写電流などが含まれる。例えば、対応情報D20では、前記反射率がR0以上R1未満である場合に対応する画像形成条件として、転写電流がT31であることが設定されている。
なお、前記シート種別は、厚み、坪量、表面粗さなどに限らず、例えば、前記シート種別は、予め設定されるシートの称呼(普通紙、OHPシート、厚紙など)又は記号などで区別されてもよい。また、前記画像形成条件は、ヒーター温度、線速、転写電流などに限らず、例えば、前記画像形成条件は、トナー消費量などを抑制するエコモードの使用の有無、又は、両面印刷の禁止の有無などの条件であってもよい。
制御部16は、CPU、ROM、及びRAMなどを備えるコンピューターシステムであり、画像形成装置1の動作を制御する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される揮発性又は不揮発性の記憶部である。
ところで、シートの搬送路140の近傍には、シートPの搬送に用いられる搬送ローラー141又は搬送モーター150等の他の構成部品が設置される。そのため、搬送路140の近傍に、シートPの透過率又はシートPの静電容量を検出するためのセンサーを配置する構成では、当該センサーと干渉しない位置に前記他の構成部品を配置する必要があり、当該搬送路140の周辺の構成が複雑化するおそれがある。これに対し、以下に説明するように、画像形成装置1では、搬送路140の周辺の構成に影響を与えることなく当該シートの特性を検出することが可能である。
また、シート収容部220のように、シートPが収容されるシート載置部221の傾斜角度が変化する構成では、第3検出部158における光軸方向とシート載置部221上に収容された最上部のシートPとの相対的な関係が変化する。そのため、第3検出部158の前記照射部からシートPに向けて照射され、前記受光部で受光される反射光の光量が、シートPの表面粗さに関係なく変化することがあり、シートPの反射率などの特性の検出結果に影響を与えることがある。これに対し、以下に説明するように、画像形成装置1では、シートPが載置されるシート載置部221の傾斜状態に影響を受けることなく、シートPの特性を検出することが可能である。
具体的に、当該第1実施形態に係る画像形成装置1では、図2に示されるように、制御部16が、画像処理部161、特定処理部162、設定処理部163、検出処理部164などの各種の処理部を含む。制御部16は、記憶部15に記憶されている画像形成プログラムに従って各種の処理を実行することにより、前記各種の処理部として機能する。また、制御部16は、前記各種の処理部の一部又は全部の機能を実現する一又は複数の電子回路を備えてもよい。さらに、制御部16は、複数のプロセッサーを備え、当該プロセッサー各々により各種の処理を実行することにより、前記各種の処理部として機能してもよい。
画像処理部161は、画像形成部13を制御し、パーソナルコンピューター等の外部装置から入力される原稿データ又は記憶部15に記憶されている原稿データに対応する画像をシートに印刷するための画像形成処理を実行可能である。なお、画像処理部161は、画像読取部12を制御し、前記原稿台又はADF11等にセットされた原稿から画像を読み取る画像読取処理も実行可能である。
特定処理部162は、第1検出部156を用いて検出されるシートPの静電容量に基づいて、当該シートPのシート種別を特定する。具体的に、特定処理部162は、第1検出部156を用いて検出されるシートPの静電容量と対応情報D10とに基づいて、シートPのシート種別を特定することが可能である。特に、特定処理部162は、第2検出部157の前記受光部により検出される前記反射光が予め設定された判定条件を満たす場合に、シート搬送部14によりシートPを第2方向D2に搬送させ、第1検出部156によって検出されるシートPの特性に基づいてシートPの種別を特定する。即ち、特定処理部162は、第2検出部157の前記受光部により検出される前記反射光が前記判定条件を満たさない場合には、シート搬送部14によりシートPを第2方向D2に搬送させない。
設定処理部163は、第1検出部156を用いて検出されるシートPの静電容量に基づいて、画像形成部13における画像形成条件を設定する。具体的に、設定処理部163は、第1検出部156を用いて検出されるシートPの静電容量と対応情報D10とに基づいて、画像形成部13における画像形成条件を設定する。
検出処理部164は、第2検出部157又は第3検出部158の前記受光部により受光される前記反射光の光量に基づいてシートPの反射率を検出する。具体的に、検出処理部164は、第2検出部157又は第3検出部158の前記照射部からシートPに向けて照射される光の光量と、前記受光部により受光される前記反射光の光量とに基づいて、シートPの反射率を検出する。また、検出処理部164は、前記反射率と対応情報D20とに基づいて、シートPのシート種別である表面粗さを特定することも可能である。
[第1画像形成処理]
以下、図9を参照しつつ、制御部16が前記画像形成プログラムに従って実行する第1画像形成処理の手順の一例について説明する。ここで、ステップS11、S12、・・・は、制御部16により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。なお、前記第1画像形成処理における各処理手順は同様の処理結果が得られる範囲で並行して実行されてもよい。
前記第1画像形成処理は、画像形成装置1において原稿データに基づく印刷ジョブの実行要求が発生した場合であって、シートPの給紙元として給紙部21が選択された場合に、制御部16によって実行される。なお、本発明は、制御部16のようなコンピューターが、前記第1画像形成処理における一又は複数のステップを実行することによりシートPの特性を検出するシート特性検出方法として捉えてもよい。
<ステップS11>
ステップS11において、制御部16は、リフトモーター152を駆動し、シート収容部210のシート載置部211を上昇させる。具体的に、制御部16は、リフトモーター152を駆動させた後、シート載置部211に載置されたシートPにより給紙ローラー142が押圧されたことがリフトセンサー152Aによって検出されると、リフトモーター152の駆動を停止させる。そして、制御部16は、リフトモーター152を停止させた後、処理をステップS12に移行させる。なお、制御部16は、前記ステップS11の実行時に、既にシートPにより給紙ローラー142が押圧されていることがリフトセンサー152Aで検出されている場合には、リフトモーター152を駆動させずに処理をステップS12に移行させてもよい。
<ステップS12>
ステップS12において、制御部16は、第2検出部157を用いて、シート載置部211に載置されているシートPの反射率を検出して記憶部15に記憶する。前記ステップS12の処理は、検出処理部164によって実行される。具体的に、制御部16は、少なくとも当該ステップS12における検出結果を含む過去2回分以上のシートPの反射率の検出結果を記憶部15に記憶させる。
<ステップS13>
ステップS13において、制御部16は、前記印刷ジョブにおける最初の画像形成動作であるか否かを判断する。ここで、最初の画像形成動作であると判断されると(S13:Yes)、処理がステップS15に移行し、最初の画像形成動作でないと判断されると(S13:No)、処理がステップS14に移行する。これにより、ステップS15~S18の不要な実行が抑制され、前記印刷ジョブの所要時間が短縮される。
なお、他の実施形態として、ステップS13において、シート収容部210の着脱動作後の最初の画像形成動作であるか否かが判断されること、又は、画像形成装置1の電源投入後(省電力モードからの復帰後)の最初の画像形成動作の実行時であるか否かが判断されることも考えられる。
<ステップS14>
ステップS14において、制御部16は、前記ステップS12で検出されたシートPが予め設定された判定条件を満たすか否かを判断する。ここで、前記判定条件を満たすと判断されると(S14:Yes)、処理がステップS15に移行し、前記判定条件を満たすと判断されなければ(S14:No)、処理がステップS19に移行する。
前記判定条件は、シートPの静電容量の検出の要否を判断するための条件である。例えば、前記判定条件は、今回の前記ステップS12で検出されたシートPの反射率と前回の前記ステップS12で検出されたシートPの反射率との差が予め設定された閾値以上であることである。前記閾値は、シートPのシート種別が変化したことを判定するために予め設定される値である。従って、前記第1画像形成処理では、シートPのシート種別が変化したことに起因して画像形成部13における画像形成条件を変更する必要がある場合にステップS15~S18の処理が実行される。これにより、ステップS15~S18の不要な実行が抑制され、前記印刷ジョブの所要時間が短縮される。
<ステップS15>
ステップS15において、制御部16は、図10に示されるように、給紙モーター151を制御して給紙ローラー142を逆回転方向に回動させ、シート収容部210の最上部のシートPを第2方向D2に向かって特定の移動量だけ搬送した後、給紙モーター151を停止させる第1搬送処理を実行する。前記特定の移動量は、第2方向D2に向かって搬送されるシートPが第1検出部156の一対の電極の間に位置するなど、当該第1検出部156により当該シートPの静電容量が検出可能となる移動量として予め設定される値である。
<ステップS16>
ステップS16において、制御部16は、第1検出部156を用いて、シートPの静電容量を検出して記憶部15に記憶する。
<ステップS17>
ステップS17において、制御部16は、前記ステップS16で検出されたシートPの静電容量と対応情報D10とに基づいて、当該シートPのシート種別を特定する。例えば、静電容量がC0以上C1未満である場合には、シートPのシート種別として、厚みがt1、坪量がt11のシートであることが特定される。なお、前記ステップS17は、制御部16の特定処理部162によって実行される。また、他の実施形態として、記憶部15に対応情報D10が記憶されておらず、当該ステップS17において、制御部16が、シートPの静電容量と、シートPの厚み又は坪量などのシート種別を特定するために予め設定された演算式とに基づいてシートPのシート種別を特定可能な構成であってもよい。
<ステップS18>
ステップS18において、制御部16は、前記ステップS16で検出されたシートPの静電容量と対応情報D10とに基づいて、前記印刷ジョブにおける画像形成部13の画像形成条件を設定する。例えば、静電容量が静電容量C0以上C1未満である場合には、前記画像形成条件として、ヒーター温度がT1、線速がT11、転写電流がT21に設定される。なお、前記ステップS18は、設定処理部163によって実行される。
また、制御部16は、シートPの静電容量とシートPの反射率とに基づいて前記画像形成条件を設定してもよい。さらに、他の実施形態として、記憶部15に対応情報D10が記憶されておらず、ステップS18において、制御部16が、シートPの静電容量と、前記ヒーター温度、前記線速、又は前記転写電流などの画像形成条件を特定するために予め設定された演算式とに基づいて前記画像形成条件を設定可能な構成であってもよい。
<ステップS19>
ステップS19において、制御部16は、図11に示されるように、給紙モーター151を制御して給紙ローラー142を正回転方向に回動させ、シート収容部210の最上部のシートPを第1方向D1に向かって搬送させる第2搬送処理を実行する。具体的に、前記第2搬送処理において、制御部16は、給紙モーター151を回転させると共に、搬送モーター150を駆動させて搬送ローラー141を回転させ、シートPを搬送路140に沿って画像形成部13に向けて搬送する。
<ステップS20>
ステップS20において、制御部16は、画像形成部13を制御し、前記ステップS18で設定された前記画像形成条件で前記画像形成動作を実行させる。なお、前記ステップS20は、画像処理部161によって実行される。例えば、シートPの静電容量がC0以上C1未満である場合には、ヒーター温度がT1、線速がT11、転写電流がT21の画像形成条件で前記画像形成動作が実行される。なお、制御部16は、今回の印刷対象のシートPについて前記ステップS15でシートPの静電容量が検出されていない場合は、以前に前記ステップS18で設定された前記画像形成条件で前記画像形成動作を実行する。
<ステップS21>
ステップS21において、制御部16は、前記印刷ジョブが終了したか否かを判断する。例えば、制御部16は、前記印刷ジョブに複数部又は複数ページの印刷が含まれる場合に、その全てのページの印刷が終了したか否かを判断する。ここで、前記印刷ジョブが終了したと判断されると(S21:Yes)、前記印刷ジョブについての前記第1画像形成処理が終了し、前記印刷ジョブが終了したと判断されなければ(S21:No)、処理がステップS11に戻される。
以上説明したように、画像形成装置1では、前記第1画像形成処理(図9参照)において、シートPの静電容量がシートPの画像形成部13に向かう搬送路140とは反対側の位置に設けられた第1検出部156を用いて検出される。これにより、シートPの静電容量を搬送路140上で検出する場合とは異なり、シートPの搬送路140の周辺の構成に影響を与えることなくシートPの静電容量などの特性を検出することが可能である。
[第2画像形成処理]
次に、図12を参照しつつ、制御部16が前記画像形成プログラムに従って実行する第2画像形成処理の手順の一例について説明する。ここで、ステップS31、S32、・・・は、制御部16により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。なお、前記第2画像形成処理における各処理手順は同様の処理結果が得られる範囲で並行して実行されてもよい。
前記第2画像形成処理は、画像形成装置1において原稿データに基づく印刷ジョブの実行要求が発生した場合であって、シートPの給紙元として給紙部22が選択された場合に、制御部16によって実行される。なお、本発明は、制御部16のようなコンピューターが、前記第2画像形成処理における一又は複数のステップを実行することによりシートPの特性を検出するシート特性検出方法として捉えてもよい。
<ステップS31>
ステップS31において、制御部16は、リフトモーター154を駆動し、シート収容部220のシート載置部221を上昇させる。具体的に、制御部16は、リフトモーター154を駆動させた後、シート載置部221に載置されたシートPにより給紙ローラー143が押圧されたことがリフトセンサー154Aによって検出されると、リフトモーター154の駆動を停止させる。そして、制御部16は、リフトモーター154を停止させた後、処理をステップS32に移行させる。なお、制御部16は、前記ステップS31の実行時に、既にシートPにより給紙ローラー143が押圧されていることがリフトセンサー154Aで検出されている場合には、リフトモーター154を駆動させずに処理をステップS32に移行させてもよい。
ここで、画像形成装置1では、給紙部22に姿勢変更部230が設けられている。そのため、例えば、図13、図14に示されるように、図5に示される状態からシート載置部221が回動してシート載置部221が段階的に傾斜すると、そのシート載置部221の回動に連動して、第3検出部158がシート載置部221と同じ方向に段階的に回動する。これにより、第3検出部158における光軸方向とシートPの表面との相対的な関係の変化が抑制され、第3検出部158における光軸方向とシートPの表面とが直交する状態が維持される。
<ステップS32>
ステップS32において、制御部16は、第3検出部158を用いて、シート載置部221に載置されているシートPの反射率を検出して記憶部15に記憶する。前記ステップS32の処理は、検出処理部164によって実行される。
<ステップS33>
ステップS33において、制御部16は、前記ステップS32で検出されたシートPの反射率と対応情報D20とに基づいて、当該反射率に対応するシート種別を特定する。
例えば、反射率がR0以上R1未満である場合には、シートPのシート種別である表面粗さが「AAA」であることが特定される。ここに、前記ステップS33は、制御部16の検出処理部164によって実行される。また、他の実施形態として、記憶部15に対応情報D20が記憶されておらず、ステップS33において、制御部16が、シートPの反射率と、シートPの表面粗さを特定するために予め設定された演算式とに基づいてシートPの表面粗さを特定可能な構成であってもよい。
<ステップS34>
ステップS34において、制御部16は、前記ステップS32で検出されたシートPの反射率と対応情報D20とに基づいて、前記印刷ジョブにおける画像形成部13の画像形成条件を設定する。例えば、反射率がR0以上R1未満である場合には、前記印刷ジョブにおける前記画像形成条件として、転写電流がT31に設定される。なお、前記ステップS34は、設定処理部163によって実行される。
<ステップS35>
ステップS35において、制御部16は、給紙モーター153を制御して給紙ローラー143を回動させ、シート収容部220の最上部のシートPを第1方向D1に向かって搬送させる搬送処理を実行する。具体的に、前記搬送処理において、制御部16は、給紙モーター153を回転させると共に、搬送モーター150を駆動させて搬送ローラー141を回転させ、シートPを画像形成部13に向けて搬送する。
<ステップS36>
ステップS36において、制御部16は、画像形成部13を制御し、前記ステップS34で設定された前記画像形成条件で前記画像形成動作を実行させる。なお、前記ステップS36は、画像処理部161によって実行される。例えば、シートPの反射率がR0以上R1未満である場合には、転写電流がT21の画像形成条件で前記画像形成動作が実行される。
<ステップS37>
ステップS37において、制御部16は、前記印刷ジョブが終了したか否かを判断する。例えば、制御部16は、前記印刷ジョブに複数部又は複数ページの印刷が含まれる場合に、その全てのページの印刷が終了したか否かを判断する。ここで、前記印刷ジョブが終了したと判断されると(S37:Yes)、前記印刷ジョブについての前記第2画像形成処理が終了し、前記印刷ジョブが終了したと判断されなければ(S37:No)、処理がステップS31に戻される。
以上説明したように、画像形成装置1では、前記第2画像形成処理(図12参照)において、シート載置部221の傾斜角度が変更された場合には、当該シート載置部221の傾斜角度の変更に連動して第3検出部158の姿勢が変更されることになる。これにより、第3検出部158における光軸方向とシートPの表面との相対的な関係の変化を抑制することができ、当該第3検出部158によるシートPの表面の反射率の検出精度を高めることができる。
1 画像形成装置
13 画像形成部
14 シート搬送部
15 記憶部
156 第1検出部
157 第2検出部
158 第3検出部
16 制御部
161 画像処理部
162 特定処理部
163 設定処理部
164 検出処理部
230 姿勢変更部

Claims (6)

  1. シートが載置されるシート載置部の傾斜角度を変更可能な駆動部と、
    前記シート載置部に載置されるシートに向けて光を照射する照射部及び当該シートからの反射光を受光する受光部を含む検出部と、
    前記受光部により受光される前記反射光に基づいて前記シートの特性を検出する検出処理部と、
    前記駆動部による前記シート載置部の傾斜角度の変更に連動して前記検出部の姿勢を変更する姿勢変更部と、
    を備える、シート搬送装置。
  2. 前記姿勢変更部は、前記検出部における光軸方向と前記シート載置部に載置される前記シートとが予め定められた特定条件を満たす特定姿勢が維持されるように前記検出部の姿勢を変更する、
    請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記特定条件は、前記検出部における光軸方向と前記シート載置部に載置される前記シートの表面とが直交することである、
    請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記姿勢変更部は、前記シート載置部と同方向に同角度だけ前記検出部を回動させる、
    請求項1~3のいずれかに記載のシート搬送装置。
  5. 前記検出処理部は、前記シートの特性に基づいて当該シートのシート種別を特定する、
    請求項1~4のいずれかに記載のシート搬送装置。
  6. 請求項1~5のいずれかに記載のシート搬送装置と、
    シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記シートの特性に基づいて前記画像形成部における画像形成条件を設定する設定処理部と、
    を備える、画像形成装置。
JP2020118048A 2020-07-08 2020-07-08 シート搬送装置、画像形成装置 Pending JP2022015314A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020118048A JP2022015314A (ja) 2020-07-08 2020-07-08 シート搬送装置、画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020118048A JP2022015314A (ja) 2020-07-08 2020-07-08 シート搬送装置、画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022015314A true JP2022015314A (ja) 2022-01-21

Family

ID=80120721

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020118048A Pending JP2022015314A (ja) 2020-07-08 2020-07-08 シート搬送装置、画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022015314A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2012020550A1 (en) Printing apparatus, method for controlling printing apparatus, and storage medium
JP4351932B2 (ja) 自動原稿搬送装置、画像読み取り装置及び画像形成装置
US10663904B2 (en) Image forming apparatus
JP5843808B2 (ja) シート搬送装置、画像読取装置、画像形成装置
JP5972254B2 (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP4137896B2 (ja) 画像形成装置
US9199488B2 (en) Image forming apparatus and image formation method
JP2015160733A (ja) シート排出装置、画像形成装置
JP2022015314A (ja) シート搬送装置、画像形成装置
US11736639B2 (en) Sheet conveying device, image processing apparatus, and sheet conveying method
JP2022015313A (ja) シート搬送装置、画像形成装置、シート特性検出方法
JP2022015315A (ja) シート搬送装置、画像形成装置、シート特性検出方法
US9451110B2 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP2006251060A (ja) 画像形成装置
JP6264279B2 (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP6161536B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
US8582159B2 (en) Control device for controlling light source element and image forming apparatus with control device built therein
JP2017165532A (ja) 給紙装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2005231887A (ja) 給紙装置,画像形成装置
JP2009267591A (ja) 画像形成装置
JP2010038984A (ja) 画像形成装置
JP2004085762A (ja) 画像形成装置
JP2009302889A (ja) 自動原稿搬送装置及び画像形成装置
JP6856040B2 (ja) 画像形成装置
JP2013123093A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置