JP2022003717A - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】MMTにより伝送されたコンテンツを外部の装置に適切に送信することができるようにする。【解決手段】本技術の一側面の情報処理装置は、MMTにより伝送されたコンテンツを取得し、コンテンツを記録させ、ネットワークを経由したコンテンツの送信先となる外部の装置に対してコンテンツのプロパティ情報として送信する、コンテンツの輝度の属性に関する輝度属性情報をコンテンツの記録時に生成する。本技術は、MMTにより伝送されたコンテンツを受信し、外部の装置にネットワークを介してアップロードするSTBなどの受信機に適用することができる。【選択図】図31

Description

本技術は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関し、特に、MMTにより伝送されたコンテンツを外部の装置に適切に送信することができるようにした情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
次世代の放送規格におけるコンテンツの伝送は、MPEG-2 TSではなく、MMT(MPEG Media Transport)で行われる。MMTにより、放送波の伝送路だけでなく、インターネットなどの通信の伝送路を用いたコンテンツの伝送が可能になる。
次世代の放送規格においては、4K/8Kコンテンツといったような、HD(High Definition)と比べて高解像度のコンテンツの放送が行われる。4K/8KコンテンツをHDDに記録したり、Blu-ray(登録商標) Disc(以下、適宜、BDという)に記録したりするための規格が近年策定されている。
特開2016−103745号公報
HDDなどに一度記録された4K/8Kコンテンツをネットワークを介して外部の装置に転送したり、受信機において受信された4K/8Kコンテンツをネットワークを介して外部の装置に転送したりするための規格については、まだ存在しない。
本技術はこのような状況に鑑みてなされたものであり、MMTにより伝送されたコンテンツを外部の装置に適切に送信することができるようにするものである。
本技術の第1の側面の情報処理装置は、MMTにより伝送されたコンテンツを取得するコンテンツ取得部と、前記コンテンツを記録させる記録制御部と、ネットワークを経由した前記コンテンツの送信先となる外部の装置に対して前記コンテンツのプロパティ情報として送信する、前記コンテンツの輝度の属性に関する輝度属性情報を前記コンテンツの記録時に生成する管理部とを備える。
本技術の第2の側面の情報処理装置は、MMTにより伝送されたコンテンツを受信して記録する外部の装置から前記コンテンツのプロパティ情報として送信された、前記コンテンツの輝度の属性に関する輝度属性情報を受信し、前記輝度属性情報を含むレスポンスを前記外部の装置に送信する通信制御部を備える。
本技術の第3の側面の情報処理装置は、MMTにより伝送されたコンテンツを取得するコンテンツ取得部と、前記コンテンツを記録させる記録制御部と、ネットワークを経由した前記コンテンツの送信先となる外部の装置に対して前記コンテンツのプロパティ情報として送信する、前記コンテンツを構成するAVストリームに含まれるテキストの文字コードを表す文字コード情報を前記コンテンツの記録時に生成する管理部とを備える。
本技術の第4の側面の情報処理装置は、MMTにより伝送されたコンテンツを受信して記録する外部の装置から前記コンテンツのプロパティ情報として送信された、前記コンテンツを構成するAVストリームに含まれるテキストの文字コードを表す文字コード情報を受信し、前記文字コード情報を含むレスポンスを前記外部の装置に送信する通信制御部を備える。
4K/8KコンテンツのUse caseの第1の例を示す図である。 4K/8KコンテンツのUse caseの第2の例を示す図である。 4K/8KコンテンツのUse caseの第3の例を示す図である。 ネットワークシステムの構成例を示す図である。 STBの一連の動作について説明するフローチャートである。 図5のステップS2において行われるデバイス選択について説明するフローチャートである。 M-Searchの例を示す図である。 M-Searchリクエストの例を示す図である。 デバイス一覧の例を示す図である。 Device descriptionの取得の例を示す図である。 Device descriptionの例を示す図である。 Device descriptionの例を示す図11に続く図である。 ビデオの一覧の取得の例を示す図である。 ビデオの一覧を要求するHTTPリクエストの例を示す図である。 ビデオの一覧を表す情報を含むHTTPレスポンスの例を示す図である。 図5のステップS3において行われる記録媒体選択について説明するフローチャートである。 GetRecordDestinationsの例を示す図である。 GetRecordDestinationsアクションの例を示す図である。 GetRecordDestinationsレスポンスの例を示す図である。 GetRecordDestinationInfoの例を示す図である。 GetRecordDestinationInfoアクションの例を示す図である。 GetRecordDestinationInfoレスポンスの例を示す図である。 GetContainerIDの例を示す図である。 GetContainerIDアクションの例を示す図である。 GetContainerIDレスポンスの例を示す図である。 図5のステップS4において行われるコンテンツのアップロードについて説明するフローチャートである。 CreateObjectの例を示す図である。 CreateObjectアクションの例を示す図である。 CreateObjectアクションの例を示す図である。 importURIを含むレスポンスの例を示す図である。 本技術の一実施形態に係るネットワークシステムの構成例を示す図である。 MMT放送の制御情報であるMMT-SIの構造を示す図である。 プロパティ情報の例を示す図である。 プロパティ情報の例を示す図である。 プロパティ情報の例を示す図である。 MMTの伝送データの例を示す図である。 MH-EITのシンタクスを示す図である。 Video_Component_Descriptor()のシンタクスを示す図である。 Video_Component_Descriptor()に含まれる情報の意味を示す図である。 MMTの伝送データの例を示す図である。 M2セクションメッセージに含まれるPLTのシンタクスを示す図である。 MPTのシンタクスを示す図である。 CreateObjectアクションの例を示す図である。 CreateObjectレスポンスの例を示す図である。 伝送データの例を示す図である。 TSを構成する制御情報の例を示す図である。 short_event_descriptor()のシンタクスを示す図である。 送信側のレコーダのハードウェア構成例を示すブロック図である。 コントローラの機能構成例を示すブロック図である。 受信側のレコーダのハードウェア構成例を示すブロック図である。 コントローラの機能構成例を示すブロック図である。 送信側のレコーダの記録処理について説明するフローチャートである。 送信側のレコーダの送信処理について説明するフローチャートである。 受信側のレコーダの処理について説明するフローチャートである。 デバイスの設置の例を示す図である。 CDS:Browseコマンドのレスポンスの例を示す図である。 コンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。
以下、本技術を実施するための形態について説明する。説明は以下の順序で行う。
1.4K/8KコンテンツのUse case
2.コンテンツの外部転送の流れ
3.MMT放送を用いたネットワークシステム
4.プロパティ情報の例
5.プロパティ情報の設定例
6.CreateObjectアクション/レスポンスの記述例
7.アップロードデータの例
8.レコーダの構成と動作
9.変形例
<4K/8KコンテンツのUse case>
・Use case-1:STBとレコーダ間の接続
図1は、4K/8KコンテンツのUse caseの第1の例を示す図である。
図1の例においては、テレビジョン番組が4K/8Kコンテンツとして放送され、その受信後のUse caseが示されている。図2および図3においても同様である。
4K/8Kコンテンツは、4K解像度(例えば3840×2160画素)または8K解像度(例えば7680×4320画素)といったように、HD解像度と比べて解像度が高いコンテンツである。輝度のダイナミックレンジが広いHDR(High Dynamic Range)の4K/8Kコンテンツの放送が、次世代の放送規格においては可能となっている。
矢印A1の先に示すように、放送された4K/8Kコンテンツをレコーダ1内蔵のHDDに記録したり、レコーダ1に装填されたBDなどの光ディスクに記録したりするための規格については、既に策定されている。
レコーダ1は、放送された4K/8Kコンテンツを受信し、内蔵のHDDや光ディスクなどの記録媒体に記録することができる。4K/8KコンテンツをTV(Television)2の外付けのHDDに記録することも可能となっている。
一方、矢印A2の先に示すように、放送された4K/8KコンテンツをSTB(Set Top Box)3において受信し、ネットワークを介してレコーダ4に転送して、レコーダ4内蔵のHDDに記録するための規格は策定されていない。STB3は、いわゆるネットワーク越しのムーブを行うことができない。
図1のSTB3とレコーダ4は、例えば同じ家庭内に設置されたデバイスである。STB3とレコーダ4は、無線LAN等を用いたホームネットワークに接続されており、相互に通信を行うことが可能となっている。
なお、放送されたコンテンツがMPEG-2 TSを用いて放送されたHDコンテンツであれば、そのようなネットワーク越しのムーブは可能とされる。
・Use case-2:HDDに記録された4K/8Kコンテンツの退避
図2は、4K/8KコンテンツのUse caseの第2の例を示す図である。
図2の例においては、外付けのHDDがTV2に接続されている。TV2により受信され、外付けのHDDに一度記録された4K/8Kコンテンツを、ネットワークを介してレコーダ4に転送し、レコーダ4に装填された光ディスクに記録するための規格は策定されていない。
このように、いわゆるデバイスバインドが行われた4K/8Kコンテンツについては、レコーダ4に装填された光ディスクに退避させることができない。外付けのHDDに一度記録された4K/8Kコンテンツは、TV2に紐付けられ、TV2においてのみ、再生して視聴することが可能とされる。
ユーザは、外付けのHDDの空き容量がなくなった場合、不要な4K/8Kコンテンツを消して容量を確保しなければ、新たな4K/8Kコンテンツを記録することができない。
なお、外付けのHDDに記録されたコンテンツがMPEG-2 TSを用いて放送されたHDコンテンツであれば、ネットワーク越しのムーブを用いた退避は可能とされる。
・Use case-3:外部視聴
図3は、4K/8KコンテンツのUse caseの第3の例を示す図である。
図3の例においては、家庭内に設置されたレコーダ1と、家庭の外にある携帯端末5との間で、インターネットなどのネットワークを介して通信を行うことが可能とされている。携帯端末5は、例えば、外出中のユーザが携帯するスマートフォンなどのデバイスである。
レコーダ1内蔵のHDDに記録された4K/8Kコンテンツを、ネットワークを介して携帯端末5に送信し、携帯端末5上で視聴するための規格は策定されていない。携帯端末5のユーザは、自宅のレコーダ1に記録しておいたコンテンツをストリーミングによって携帯端末5上で視聴する、いわゆるストリーミング視聴を行うことができない。
なお、レコーダ1内蔵のHDDに記録されたコンテンツがMPEG-2 TSを用いて放送されたHDコンテンツであれば、そのようなストリーミング視聴は可能とされる。
このように、ネットワークを経由させる4K/8KコンテンツのUse caseに応じた規格は策定されていない。
後述するように、本技術の一側面に係るネットワークシステムにおいては、このようなネットワークを経由させた4K/8Kコンテンツの処理が可能とされる。
<コンテンツの外部転送の流れ>
ここで、以上のような各Use caseにおける、ネットワークを経由させた従来のコンテンツの転送の流れについて説明する。転送の対象となるコンテンツは、従来の規格で放送されたHDコンテンツである。
図4は、ネットワークシステムの構成例を示す図である。
図4のネットワークシステムは、例えば家庭内に構築されたシステムである。図4のネットワークシステムは、STB11、レコーダ12とともに、デバイスD1,D2がルータ13を介して接続されることによって構成される。例えば、STB11とレコーダ12は、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)ケーブルなどを介して同じTVに接続される。それぞれ異なるTVがSTB11とレコーダ12に接続されるようにしてもよい。
STB11は、放送による伝送路、または、インターネットなどの通信による伝送路を介して伝送されたコンテンツを受信する。図4の例においては、番組#1乃至#3が受信されている。
レコーダ12のドライブには、BDなどの光ディスク21が装填されている。レコーダ12は、HDD22を内蔵するデバイスである。デバイスD1,D2は、それぞれ、レコーダ、PC、携帯端末などの、ルータ13が管理するDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)による通信に対応したデバイスである。
以下、STB11が受信したコンテンツを、ネットワーク上の所定のデバイスにアップロード(転送)する場合のSTB11の一連の動作について説明する。アップロード先のデバイスにおいては、STB11から送信されてきたコンテンツの記録、視聴などが行われる。
また、主に、放送による伝送路を介して伝送されたコンテンツをアップロードする場合の動作について説明するが、通信による伝送路を介して伝送されたコンテンツをアップロードする場合の処理も同様の処理となる。
図5のフローチャートを参照して、STB11の一連の動作について説明する。
ステップS1において、STB11は、アップロードの対象となるコンテンツの選択を受け付ける。例えば、STB11は、図示せぬTVに番組表を表示させ、放送中の番組の中から、アップロードの対象となる番組をユーザに選択させる。
コンテンツの選択の受け付けが、デバイス選択の後や記録媒体選択の後に行われるようにすることも可能である。
ステップS2において、STB11はデバイス選択を行う。デバイス選択により、コンテンツのアップロード先となるデバイスが選択される。デバイス選択の詳細については、図6のフローチャートを参照して後述する。
ステップS3において、STB11は記録媒体選択を行う。記録媒体選択により、コンテンツの記録先となる記録媒体が選択される。記録媒体の選択は、ステップS2において選択されたデバイスが有する記録媒体を対象として行われる。記録媒体選択の詳細については、図16のフローチャートを参照して後述する。
ステップS4において、STB11はコンテンツのアップロードを行う。コンテンツのアップロードの詳細については、図26のフローチャートを参照して後述する。対象となるコンテンツのアップロードが完了した場合、図5の処理は終了となる。
・デバイス選択
図6のフローチャートを参照して、図5のステップS2において行われるデバイス選択について説明する。
ステップS11において、STB11は、M-Searchを行い、対応デバイスの一覧を取得する。M-Searchは、UPnP(Universal Plug and Play)を用いたデバイス検出のメソッドである。
M-Searchは、クライアント機器が、自身と同一のネットワーク内に存在する各デバイスに対して、M-SearchのメッセージであるM-Searchリクエストをマルチキャストすることによって行われる。M-Searchリクエストを受信したデバイスからは、そのデバイスのURLを含むM-Searchレスポンスが送信されてくる。
ステップS12において、STB11は、M-Searchにより取得されたURLに基づいて、それぞれの対応デバイスからDevice descriptionを取得する。Device descriptionには、デバイス名であるfriendly nameなどの、各対応デバイスに関する情報が含まれる。
ステップS13において、STB11は、Device descriptionに含まれるfriendly nameをユーザに提示する。ユーザは、例えばTVに表示されたfriendly nameを見て、コンテンツのアップロード先とするデバイスを選択することになる。
アップロード先とするデバイスが選択された場合、図5のステップS2に戻り、それ以降の処理が行われる。
図7は、ステップS11において行われるM-Searchの例を示す図である。
矢印A11で示すように、STB11から各デバイスに対してM-Searchリクエストが送信される。M-Searchリクエストを受信した、UPnPに対応したデバイスである対応デバイスからは、矢印A12で示すようにM-Searchレスポンスが送信される。
STB11は、M-Searchレスポンスを受信し、対応デバイスの一覧を取得する。図7の例においては、枠F1,F2で囲んで示すように、レコーダ12が対応デバイス1とされ、デバイスD2が対応デバイス2とされている。
図8は、M-Searchリクエストの例を示す図である。
デバイスの探索要求であるM-Searchリクエストには、3行目に示すように、M-Searchリクエストの発行元であるSTB11のIPアドレスが含まれる。また、5行目に示すように、MediaServerの機能をSTB11が有していることを表す情報が含まれる。
図8の各行の左端に示す数字は、説明の便宜上付している数字であり、M-Searchリクエストを構成する記述ではない。図9以降の各情報の記述においても同様である。各デバイス間で送受信される情報を構成する記述のうち、主な記述について説明する。
図9は、M-Searchレスポンスに基づいて取得されるデバイス一覧の例を示す図である。
1行目乃至10行目の記述が、対応デバイス1であるレコーダ12から送信されてきたM-Searchレスポンスに基づいて得られる記述である。4行目の「LOCATION: http://169.254.226.30:64220/description.xml」が、対応デバイス1のURLを表す。
11行目乃至20行目の記述が、対応デバイス2であるデバイスD2から送信されてきたM-Searchレスポンスに基づいて得られる記述である。14行目の「LOCATION: http://169.254.226.31:64220/description.xml」が、対応デバイス2のURLを表す。
図10は、ステップS12において行われるDevice descriptionの取得の例を示す図である。
矢印A21で示すように、対応デバイス1であるレコーダ12に対して、Device descriptionの要求であるHTTP GETがSTB11から送信される。レコーダ12を送信先とするHTTP GETには、M-Searchレスポンスに含まれていたレコーダ12のURLが含まれる。HTTP GETを受信したレコーダ12からは、矢印A22で示すようにDevice descriptionが送信される。
対応デバイス2であるデバイスD2に対しても、同様にしてHTTP GETがSTB11から送信され、HTTP GETを受信したデバイスD2から送信されるDevice descriptionが取得される。
図11および図12は、Device descriptionの例を示す図である。
図11および図12のDevice descriptionは、例えばレコーダ12から取得されたDevice descriptionである。
図11の4行目乃至6行目の記述が、デバイスが対応しているUPnPのバージョンを表し、8行目の記述が、当該デバイスのUPnP Deviceとしての能力を表す。9行目乃至16行目の記述が、当該デバイスのHDRL/SPRL/JLABとしての能力を表し、17行目乃至30行目の記述が、ユーザに示す際に用いられる当該デバイスの説明を表す。
例えば、17行目の「<friendlyName>BDZ</friendlyName>」は、レコーダ12のfriendly nameが「BDZ」であることを表す。当該デバイスの説明として、例えば、製造メーカー(manufacturer)、製造メーカーのURL(manufacturerURL)、モデル名(modelDescription)などの各種の情報が記述される。
図12の1行目乃至16行目の記述が、当該デバイスの説明がサポートするUPnPの機能を表す。例えば、2行目乃至8行目の記述は、レコーダ12がContentDirectoryの機能に対応していることを表す。また、9行目乃至15行目の記述は、レコーダ12がCMS(Connection Manager Service)の機能に対応していることを表す。
図13は、対応デバイスがサポートするビデオの一覧の取得の例を示す図である。
対応デバイスがサポートするビデオの一覧の取得は、例えば、Device descriptionが取得された後であって、friendly nameのユーザへの提示の前に適宜行われる。
矢印A31で示すように、対応デバイス1であるレコーダ12に対して、サポートするビデオの一覧を要求するHTTPリクエストがSTB11から送信される。STB11からの要求を受信したレコーダ12からは、矢印A32で示すように、レコーダ12がサポートするビデオの一覧を表す情報を含むHTTPレスポンスが送信される。
図14は、サポートするビデオの一覧を要求するHTTPリクエストの例を示す図である。
1行目の「POST /CMS HTTP/1.1」は、レコーダ12がCMSに対応していることについての記述がDevice descriptionに含まれ(図12)、URLが指定されていたことに基づいて設定される。2行目の「HOST: 169.254.226.30:64220」は、対応デバイス1のURLを表す。
図15は、サポートするビデオの一覧を表す情報を含むHTTPレスポンスの例を示す図である。
6行目の「MPEG_TS_JP_T」は、MPEG-2 TSによる2K(HD)解像度までのコンテンツの処理をレコーダ12がサポートしていることを表す。
アップロード先とするデバイスの選択は以上のようにして行われる。
・記録媒体の選択
次に、図16のフローチャートを参照して、図5のステップS3において行われる記録媒体選択について説明する。
ステップS21において、STB11は、GetRecordDestinationsを行い、ステップS1のデバイス選択により選択された対応デバイスである例えばレコーダ12から、RecordDestinationを取得する。RecordDestinationには、デバイスが有する記録媒体に関する情報が含まれる。
ステップS22において、STB11は、GetRecordDestinationsにより取得されたRecord Destinationに基づいて、friendlyNamedestIDをユーザに提示する。ユーザは、例えばTVに表示されたfriendlyNamedestIDを見て、コンテンツの記録先とする記録媒体を選択することになる。
記録媒体が選択された場合、ステップS23において、STB11は、GetRecordContainerIDを行い、ContainerIDをレコーダ12から取得する。ContainerIDは、ユーザにより選択された記録媒体のIDである。ContainerIDが取得された後、図5のステップS3に戻り、それ以降の処理が行われる。
図17は、ステップS21において行われるGetRecordDestinationsの例を示す図である。
矢印A41で示すように、STB11からレコーダ12に対してGetRecordDestinationsアクションが送信される。GetRecordDestinationsアクションを受信したレコーダ12からは、矢印A42で示すようにGetRecordDestinationsレスポンスが送信される。レコーダ12が送信するGetRecordDestinationsレスポンスには、枠F11で囲んで示すように、光ディスク21に関する情報とHDD22に関する情報を含むRecordDestinationが含まれる。
図18は、GetRecordDestinationsアクションの例を示す図である。
1行目の「POST /upnp/control/ContentDirectory HTTP/1.1」は、対応デバイス1がContentDirectoryをサポートしていることに基づいて記述される(図12)。2行目の「Host: 169.254.226.30:64220」は、対応デバイス1のURLを表す。12行目乃至14行目の記述は、対応デバイス1がサポートする記録媒体の一覧を要求することを表す。
図19は、GetRecordDestinationsレスポンスの例を示す図である。
9行目の「RecordDestination destID=&quot;bd1.cache」と10行目の「RecordDestination destID=&quot;hdd1」は、対応デバイス1であるレコーダ12が、記録媒体として「bd1.cache」と「hdd1」をサポートしていることを表す。「bd1.cache」のfriendly nameは「ISIS BD」であり、「hdd1」のfriendly nameは「ISIS hdd」である。
GetRecordDestinationsレスポンスによりRecordDestinationが取得された後、それぞれの記録媒体の詳細がGetRecordDestinationInfoにより取得される。GetRecordDestinationInfoは、例えば、friendlyNamedestIDのユーザへの提示の前に適宜行われる。
図20は、GetRecordDestinationInfoの例を示す図である。
矢印A51で示すように、STB11からレコーダ12に対してGetRecordDestinationInfoアクションが送信される。GetRecordDestinationInfoアクションを受信したレコーダ12からは、矢印A52で示すようにGetRecordDestinationInfoレスポンスが送信される。レコーダ12が送信するGetRecordDestinationInfoレスポンスには、例えば、光ディスク21に関する詳細情報を含むRecordDestinationInfoが含まれる。
図21は、GetRecordDestinationInfoアクションの例を示す図である。
2行目の「Host: 169.254.226.30:64220」は対応デバイス1のURLを表す。12行目の「<RecordDestinationID>bd1.cache</RecordDestinationID>」は、bd1.cacheの詳細をリクエストしていることを表す。
図22は、GetRecordDestinationInfoレスポンスの例を示す図である。
10行目の「BD」は、記録媒体としての「bd1.cache」にBDが装填されていることを表す。
同様の処理がHDD22を対象として行われ、HDD22に関する詳細情報を含むRecordDestinationInfoが取得される。コンテンツの記録先としてHDD22が選択されたものとして説明する。
図23は、ステップS23において行われるGetRecordContainerIDの例を示す図である。
矢印A61で示すように、STB11からレコーダ12に対してGetRecordContainerIDアクションが送信される。GetRecordContainerIDアクションを受信したレコーダ12からは、矢印A62で示すようにGetContainerIDレスポンスが送信される。レコーダ12が送信するGetContainerIDレスポンスには、枠F21で囲んで示すように、記録先としてユーザにより選択されたHDD22のContainerIDが含まれる。GetContainerIDは、記録先の指定の仕方を決定するための処理となる。
図24は、GetRecordContainerIDアクションの例を示す図である。
2行目の「Host: 169.254.226.30:64220」は、対応デバイス1のURLを表す。12行目の「<RecordDestinationID>hdd1</RecordDestinationID>」は、記録媒体としてHDD22を指定していることを表す。23行目乃至25行目の記述は、アップロードするファイルのフォーマット、ファイルサイズなどを表す。
図25は、GetRecordContainerIDレスポンスの例を示す図である。
5行目の「<ContainerID>VIDEO</ContainerID>」は、ContainerIDが「VIDEO」であることを表す。
記録媒体の選択は以上ようにして行われる。
・コンテンツのアップロード
次に、図26のフローチャートを参照して、図5のステップS4において行われるコンテンツのアップロードについて説明する。
ステップS31において、STB11は、ContainerIDを引数として指定したCreateObjectを行い、ステップS3において選択された記録媒体からimportURIを取得する。importURIは、HTTP Postによるコンテンツのpost先を表す。
ステップS32において、STB11は、importURIを引数として指定したHTTP Postによって、コンテンツをアップロードする。
ステップS33において、STB11は、コンテンツのアップロードが終了したか否かを判定する。
STB11は、コンテンツのアップロードが終了していないとステップS33において判定した場合、ステップS32に戻り、コンテンツのアップロードを繰り返す。
コンテンツのアップロードが終了したとステップS33において判定した場合、ステップS34において、STB11は、importURIを引数として指定したHTTP Postによって、chunkSize=0であることをデバイスに通知する。chunkSize=0は、コンテンツの全てのデータのアップロードが終了したことを表す。
コンテンツのアップロードが終了した場合、図5のステップS4に戻り、一連の処理の終了となる。
図27は、ステップS31において行われるCreateObjectの例を示す図である。
矢印A71で示すように、STB11からレコーダ12に対してCreateObjectアクションが送信される。CreateObjectアクションを受信したレコーダ12からは、矢印A72で示すようにimportURIを含むレスポンスが送信される。CreateObjectは、HTTP Postによりコンテンツをアップロードする場合のpost先(アップロード先)の指定の仕方を決定するための処理となる。
図28および図29は、CreateObjectアクションの例を示す図である。
図28および図29に示すような記述を含むCreateObjectアクションが、STB11からレコーダ12に対して送信される。
図28の4行目の「Host: 169.254.226.30:64220」は、アップロード先のデバイスであるレコーダ12のURLを表す。15行目の「<ContainerID>DLNA.ORG_AnyContainer</ContainerID>」は、ContainerID、すなわち、記録先の指定を表す。ContainerIDが「AnyContainer」であることは、記録先をデバイスに一任することを表す。
図29の11行目乃至20行目の記述が、アップロードの対象となるコンテンツに関する情報となる。
11行目の「<dc:title>................................................ #1... ...</dc:title>」は、コンテンツのタイトル名を表す。
12行目の「<arib:objectType>SPTV_CS</arib:objectType>」は、コンテンツのタイプを表す。
13行目の「<upnp:class>object.item.videoItem</upnp:class>」は、コンテンツのUPnP上での区分けを表す。
14行目の「<upnp:genre>...............</upnp:genre>」は、スポーツなどの、コンテンツのジャンルを表す。
15行目の「<upnp:channelName>.....................X(AT-X)</upnp:channelName>」は、コンテンツの放送が行われるチャンネルのチャンネル名を表す。
16行目の「<upnp:channelNr>729</upnp:channelNr>」は、コンテンツの放送が行われるチャンネルのチャンネル番号を表す。
17行目の「<dc:date>2009-10-20T13:59:21</dc:date>」は、コンテンツの放送が行われる日時を表す。
19行目および20行目の記述は、コンテンツの詳細を表す。
図30は、importURIを含むレスポンスの例を示す図である。
11行目乃至20行目の記述が、記録の仕方に関するレコーダ12からSTB11に対する通知となる。19行目の「“http://192.168.16.210:60151/UpObjID=UL_1”」は、記録場所としてのimportURIを表す。
CreateObjectアクションを受信したレコーダ12からは、このような記述を含むレスポンスが送信される。
このような各種のやりとりがSTB11とレコーダ12の間で行われた後、HTTP Postにより、コンテンツの実データであるAVデータのアップロードが開始される。
すなわち、コンテンツのアップロードを開始する前、STB11は、アップロードするコンテンツに関する情報であるプロパティ情報を、CreateObjectを行うことによってレコーダ12に通知する必要がある。図29を参照して説明したように、STB11が送信するCreateObjectアクションには、コンテンツのタイトル名、コンテンツのタイプなどの、アップロードするコンテンツに関する情報であるプロパティ情報が引数として含まれる。
また、STB11は、CreateObjectを行うためには、コンテンツとともに伝送されてきた各種の情報から、プロパティ情報として用いる情報を抽出し、CreateObjectアクションに含める情報として管理しておく必要がある。
<MMT放送を用いたネットワークシステム>
図31は、本技術の一実施形態に係るネットワークシステムの構成例を示す図である。
図31のネットワークシステムは、図4のネットワークシステムと同様に例えば家庭内に構築される。
図31のネットワークシステムは、レコーダ101とレコーダ102がネットワークを介して接続されることによって構成される。レコーダ101とレコーダ102は、コンテンツを含む各種の情報を処理する情報処理装置である。例えばレコーダ101を基準とした場合、レコーダ102は外部の装置となる。
図31のネットワークシステムにも、上述したように、ネットワークにおける通信を制御するルータ、コンテンツのアップロード先のデバイスとなることが可能な他の外部の装置が設けられる。重複する説明については適宜省略する。
図31のネットワークシステムにおいて処理の対象となるコンテンツは、MMT放送によって放送された例えば4K/8Kコンテンツである。MMT放送は、コンテンツの伝送方式としてMMT(MPEG Media Transport)を用いた放送である。
MMTを用いてインターネットを介してサーバ111から送信されてきた4K/8Kコンテンツが図31のネットワークシステムにおいて処理されるようにしてもよい。
すなわち、MMTを用いて伝送されるコンテンツであれば、伝送路はどのようなものであってもよい。例えば、地上波、放送波、ケーブルテレビ網、通信網を伝送路として伝送されてきたMMTのコンテンツの処理が、図31のネットワークシステムにおいて行われる。
以下、主に、MMT放送によって伝送されたコンテンツの処理について説明するが、他の伝送路を介して伝送されてきたコンテンツの処理も同様にして行われる。
レコーダ101は、MMT放送によって放送された4K/8Kコンテンツを受信する。レコーダ101と、ネットワーク上の外部の装置との間では、上述したような各種のやりとりが所定のプロトコルに従って行われる。
各種のやりとりがレコーダ101と外部の装置との間で行われた後、Use case-1のムーブ(図1)、Use case-2の退避(図2)、および、Use case-3のストリーミング視聴(図3)が4K/8Kコンテンツを対象として行われる。
Use case-1のムーブは、例えば、レコーダ101が、放送された4K/8Kコンテンツを受信し、レコーダ102にアップロードして、レコーダ102のHDDに記録させるようにして行われる。レコーダ101において受信された4K/8Kコンテンツがレコーダ101内のHDDに一度記録され、記録済みの4K/8Kコンテンツがアップロードされるようにしてもよい。
Use case-2の4K/8Kコンテンツの退避は、例えば、レコーダ101が、内蔵のHDDに一度記録させた4K/8Kコンテンツをレコーダ102にアップロードし、レコーダ102に装填された光ディスクやHDDに記録させるようにして行われる。
Use case-3のストリーミング視聴は、例えば、レコーダ101と、レコーダ101のユーザの携帯端末との間で行われる。レコーダ101は、内蔵のHDDに一度記録させた4K/8Kコンテンツを携帯端末にアップロードし、ストリーミングによって携帯端末上で視聴可能とする。
ストリーミングによる4K/8Kコンテンツの視聴が、レコーダ101とレコーダ102の間で行われるようにしてもよい。この場合、レコーダ101は、内蔵のHDDに一度記録させた4K/8Kコンテンツをレコーダ102にアップロードし、レコーダ102に接続されたTVにおいて視聴可能とする。
Use case-1,Use case-2,Use case-3のいずれの場合においても、4K/8Kコンテンツのアップロードを開始する前、レコーダ101は、アップロードする4K/8Kコンテンツのプロパティ情報を、CreateObjectを行うことによって外部の装置に通知する必要がある。
また、レコーダ101は、CreateObjectを行うためには、4K/8Kコンテンツとともに伝送された各種の情報を参照し、プロパティ情報を設定してCreateObjectアクションに含める必要がある。
レコーダ101は、プロパティ情報として用いる情報を、MMT放送によって伝送される制御情報を参照して設定し、CreateObjectを行う機能を有する。
例えば、アップロードする4K/8KコンテンツがHDR(High Dynamic Range)のコンテンツであるのか、SDR(Standard Dynamic Range)のコンテンツであるのかを表す輝度属性情報が、プロパティ情報としてCreateObjectに用いられる。
輝度属性情報を含む形でCreateObjectが行われることにより、レコーダ102は、CreateObjectによって得られた輝度属性情報に基づいて、アップロード対象の4K/8KコンテンツがHDRのコンテンツであるのか、SDRのコンテンツであるのかを特定することができる。
また、アップロードする4K/8Kコンテンツを構成するAVストリームに含まれるSI(Service Information)中のテキストの文字コードの種別を表す文字コード情報が、プロパティ情報としてCreateObjectに用いられる。
SIには、4K/8Kコンテンツである番組の番組情報が含まれる。番組情報は、番組名、あらすじなどの、番組に関する各種の情報を表すテキストデータにより構成される。
MMT放送のAVストリームに含まれる番組情報の文字コードは、UTF-8としてARIBにおいて規定されている。文字コード情報を含む形でCreateObjectが行われることにより、レコーダ102は、CreateObjectによって得られた文字コード情報に基づいて、アップロード対象の4K/8Kコンテンツを構成するAVストリームに含まれる番組情報の文字コードを特定することができる。
MMTのコンテンツを受信し、HDDなどの記録媒体に記録するデバイスの中には、MMTのコンテンツをTS(Transport Stream)のコンテンツに変換するMMT-TS変換を行い、MMT-TS変換後のTSのコンテンツを記録するデバイスがある。MMT-TS変換時、AVストリームに含まれる番組情報が、UTF-8のテキストのままであることもあるし、ARIB-8単位符号などの他の文字コードのテキストに変換されることもある。
アップロードされたTSのコンテンツが、他の文字コードのテキストを含むコンテンツである場合、受信側のデバイスは、UTF-8のテキストを含むコンテンツがアップロードされることを想定しているときには、テキストを適切に表示させることができない。
文字コード情報をプロパティ情報として含む形でCreateObjectが行われることにより、レコーダ102は、AVストリームに含まれる番組情報の文字コードを特定することができ、いわゆる文字化けなどの発生を防ぐことが可能となる。
図32は、MMT放送の制御情報であるMMT-SIの構造を示す図である。
MMTのパッケージの構成や放送サービスに関連する情報を示すMMT-SIは、図32に示すように、テーブルや記述子を格納するメッセージ、特定の情報を示す要素や属性を持つテーブル、および、詳細な情報を示す記述子の3階層の情報から構成される。
メッセージは、MMTPペイロードに格納され、MMTPパケットを用いて伝送される。メッセージがMMTPペイロードを構成する際のpayload_typeの値は0x02である。1つのメッセージが1つのMMTPペイロードに格納される。
レコーダ101は、このようなMMT-SIを構成するメッセージ(制御メッセージ)、テーブル、および記述子のうちの少なくともいずれかの記述を参照し、プロパティ情報を生成する。
なお、図31のネットワークシステムにおいて処理の対象となるコンテンツが4K/8Kコンテンツであるものとしたが、HDのコンテンツが処理の対象となるようにしてもよい。以下、適宜、MMTを用いて伝送され、図31のネットワークシステムにおいて処理の対象となるコンテンツを、単にコンテンツという。
<プロパティ情報の例>
図33乃至図35は、プロパティ情報の例を示す図である。
図33乃至図35に示す27種類を含むプロパティ情報がCreateObjectに用いられる。プロパティ情報は、MMT放送波(MMT放送の信号)から抽出された情報に基づいてレコーダ101において設定される。
図33乃至図35において、左端の数字はプロパティ情報の番号を表す。説明の便宜上、適宜、各プロパティ情報を、割り当てられた番号を用いて説明する。例えば、「プロパティ情報P1」は、「1」の番号が割り当てられたプロパティ情報を表す。他の番号が割り当てられたプロパティ情報も同様である。
図33乃至図35においては、各番号が割り当てられたプロパティ情報毎に、プロパティ名と意味が示されている。
・プロパティ情報P1
プロパティ情報P1は、プロパティ名を「arib:objectType」とするプロパティ情報である。プロパティ情報P1は、objectの発祥を表す。
・プロパティ情報P2
プロパティ情報P2は、プロパティ名を「dc:title」とするプロパティ情報である。プロパティ情報P2は、イベント名(番組名)を表す。
・プロパティ情報P3
プロパティ情報P3は、プロパティ名を「upnp:genre」とするプロパティ情報である。プロパティ情報P3は、番組ジャンルを表す。
・プロパティ情報P4
プロパティ情報P4は、プロパティ名を「upnp:chunnelName」とするプロパティ情報である。プロパティ情報P4は、チャンネル名を表す。
・プロパティ情報P5
プロパティ情報P5は、プロパティ名を「upnp:chunnelNr」とするプロパティ情報である。プロパティ情報P5は、チャンネル番号を表す。
・プロパティ情報P6
プロパティ情報P6は、プロパティ名を「upnp:scheduledStartTime」とするプロパティ情報である。プロパティ情報P6は、番組開始時刻を表す。
・プロパティ情報P7
プロパティ情報P7は、プロパティ名を「upnp:scheduledEndTime」とするプロパティ情報である。プロパティ情報P7は、番組終了時刻を表す。
・プロパティ情報P8
プロパティ情報P8は、プロパティ名を「dc:description」とするプロパティ情報である。プロパティ情報P8は、番組詳細情報を表す。
・プロパティ情報P9
プロパティ情報P9は、プロパティ名を「arib:longDescription」とするプロパティ情報である。プロパティ情報P9は、番組詳細情報を表す。
・プロパティ情報P10
プロパティ情報P10は、プロパティ名を「res@resolution」とするプロパティ情報である。プロパティ情報P10は、番組のビデオの解像度を表す。
・プロパティ情報P11
図34のプロパティ情報P11は、プロパティ名を「upnp:rating」とするプロパティ情報である。プロパティ情報P11は、最低視聴可能年齢を表す。
・プロパティ情報P12
プロパティ情報P12は、プロパティ名を「arib:videoComponentType」とするプロパティ情報である。プロパティ情報P12は、ビデオの種別を表す。
・プロパティ情報P13
プロパティ情報P13は、プロパティ名を「arib:audioComponentType」とするプロパティ情報である。プロパティ情報P13は、オーディオの種別を表す。
・プロパティ情報P14
プロパティ情報P14は、プロパティ名を「arib:audioComponentType@qualityIndicator」とするプロパティ情報である。プロパティ情報P14は、オーディオの音質モードを表す。
・プロパティ情報P15
プロパティ情報P15は、プロパティ名を「arib:copyControlInfo」とするプロパティ情報である。プロパティ情報P15は、番組のコピーコントロール情報を表す。
・プロパティ情報P16
プロパティ情報P16は、プロパティ名を「arib:dataProgramInfo」とするプロパティ情報である。プロパティ情報P16は、データ放送が付属しているか否かを表す。
・プロパティ情報P17
プロパティ情報P17は、プロパティ名を「arib:dataProgramInfo@sync」とするプロパティ情報である。プロパティ情報P17は、データ放送と連動しているか否かを表す。
・プロパティ情報P18
プロパティ情報P18は、プロパティ名を「arib:captionInfo」とするプロパティ情報である。プロパティ情報P18は、字幕キャプションの運用を表す。
・プロパティ情報P19
プロパティ情報P19は、プロパティ名を「arib:multiESInfo」とするプロパティ情報である。プロパティ情報P19は、ビデオあるいはオーディオが複数あるか否かを表す。
・プロパティ情報P20
プロパティ情報P20は、プロパティ名を「sptv:caProgramInfo」とするプロパティ情報である。プロパティ情報P20は、番組がスクランブルされているか否かを表す。
・プロパティ情報P21
図35のプロパティ情報P21は、プロパティ名を「sptv:closedcaptionInfo」とするプロパティ情報である。プロパティ情報P21は、字幕のあり/なしを表す。
・プロパティ情報P22
プロパティ情報P22は、プロパティ名を「sptv:nextTitle」とするプロパティ情報である。プロパティ情報P22は、次の番組であるFollowing eventのイベント名を表す。
・プロパティ情報P23
プロパティ情報P23は、プロパティ名を「sptv:nextScheduledStartTime」とするプロパティ情報である。プロパティ情報P23は、Following eventの開始時刻を表す。
・プロパティ情報P24
プロパティ情報P24は、プロパティ名を「sptv:nextScheduledEndTime」とするプロパティ情報である。プロパティ情報P24は、Following eventの終了時刻を表す。
・プロパティ情報P25
プロパティ情報P25は、プロパティ名を「sptv:nextEventDescription」とするプロパティ情報である。プロパティ情報P25は、Following eventのイベント情報を表す。
・プロパティ情報P26
プロパティ情報P26は、プロパティ名を「xxx:transferCharasteristic」とするプロパティ情報である。プロパティ情報P26は、番組の映像の輝度のダイナミックレンジの属性を表す。
番組の映像の輝度のダイナミックレンジがSDRである場合、プロパティ情報P26には、SDRであることを表す情報が設定される。SDRは、最高輝度を100nit(=100cd/m2)とする輝度範囲を表す。
また、番組の映像の輝度のダイナミックレンジがHDRであり、HDRの方式がHLG(Hybrid Log Gamma)方式である場合、プロパティ情報P26には、HLG方式であることを表す情報が設定される。HLG方式は、HLGカーブを用いるHDRの方式である。
番組の映像の輝度のダイナミックレンジがHDRであり、HDRの方式がPQ(Perceptual Quantization)方式である場合、プロパティ情報P26には、PQ方式であることを表す情報が設定される。PQ方式は、PQカーブを用いるHDRの方式である。
レコーダ102は、プロパティ情報P26を参照することにより、CreateObjectの後に送信されてくるコンテンツがSDRのコンテンツであるのか、HDRのコンテンツであるのかを特定することができる。
すなわち、HLG方式であることを表す情報、またはPQ方式であることを表す情報がプロパティ情報P26として記述されている場合、レコーダ102は、CreateObjectの後に送信されてくるコンテンツがHDRのコンテンツであると特定することになる。
このように、プロパティ情報P26は、アップロードするコンテンツがHDRのコンテンツであるのか、SDRのコンテンツであるのかを表す輝度属性情報である。
・プロパティ情報P27
プロパティ情報P27は、プロパティ名を「xxx:characterCode」とするプロパティ情報である。プロパティ情報P27は、番組のAVストリームに含まれる番組情報の文字コードを表す。
プロパティ情報P27により、UTF-8(BOM(Byte Order Mark)なし)、UTF-8 BOM(BOMあり)、UTF-16BE(Big Endian)、UTF-16LE(Little Endian)、UTF-16BE BOM、UTF-16LE BOM、ARIB-B24のうちのいずれかの文字コードが表される。ARIB-B24は8単位符号を表す。
ここで、レコーダ101においては、MMT放送の番組の録画時、MMT-TS変換が行われ、MMT-TS変換後のTSのコンテンツが番組のデータとして記録されるものとする。
レコーダ101は、MMT-TS変換の際にAVストリームに含まれる番組情報の文字コードの変換を行っていない場合、UTF-8を表す値をプロパティ情報P27として設定し、CreateObjectを行うことになる。
また、レコーダ101は、MMT-TS変換の際に、AVストリームに含まれる番組情報の文字コードの変換を行っている場合、変換後の文字コードを表す値をプロパティ情報P27として設定し、CreateObjectを行うことになる。
このように、プロパティ情報P27は、アップロードするコンテンツを構成するAVストリームに含まれる番組情報の文字コードを表す文字コード情報である。
<プロパティ情報の設定例>
図33乃至図35の27種類のプロパティ情報のうち、プロパティ情報P1乃至P25は、MMTPパケットにより伝送されるテーブルであるMH-EIT(MH-Event_Information_Table),MH-SDT(MH-Service Description Table),MPT(MMT Package Table)、TLVのSI(Service Information)であるNITなどを参照することによってレコーダ101において設定される。
輝度属性情報であるプロパティ情報P26と、文字コード情報であるプロパティ情報P27の設定の具体例について主に説明する。
・プロパティ情報P26の設定
(1)MH-EITを参照元とする設定
図36は、MMTの伝送データの例を示す図である。
レコーダ101が受信するMMTの伝送データは、MMTPパケットの並びから構成される。MMTPパケットのヘッダには、ペイロードに格納されるデータの種類を表すpacket_idが含まれる。
図36に示すように、Packet_idの値が0x8000である場合、MH-EITがペイロードに格納される。
図37は、MH-EITのシンタクスを示す図である。
主な記述について説明する。後述する他のシンタクスにおいても同様である。
MH-EITには、original_network_id,start_time,duration,descriptor()が含まれる。
例えば、original_network_idは、プロパティ情報P1である「arib:objectType」の参照元として用いられる。レコーダ101は、original_network_idの値を抽出し、CreateObjectのときに用いるプロパティ情報P1としてレコーダ101内のメモリに記憶する。
また、start_timeは、プロパティ情報P6である「upnp:scheduledStartTime」の参照元として用いられる。レコーダ101は、start_timeの値を抽出し、CreateObjectのときに用いるプロパティ情報P6としてレコーダ101内のメモリに記憶する。
start_timeとdurationは、プロパティ情報P7である「upnp:scheduledEndTime」の参照元として用いられる。レコーダ101は、start_timeとdurationのそれぞれの値を抽出する。レコーダ101は、start_timeにより表される時刻にdurationにより表される期間を加算して求められた時刻を、CreateObjectのときに用いるプロパティ情報P7としてレコーダ101内のメモリに記憶する。
このように、MH-EITの各記述を参照してプロパティ情報の設定が行われる。
枠で囲んで示すMH-EITのdescriptor()には、Video_Component_Descriptor()を含む各種の記述子が含まれる。
図38は、Video_Component_Descriptor()のシンタクスを示す図である。
Video_Component_Descriptor()には、video_resolution,video_aspect_ratio,video_frame_rate,video_transfer_characteristicsなどの、映像に関する属性情報が含まれる。
これらの記述のうちのvideo_resolutionは、プロパティ情報P10である「res@resolution」の参照元として用いられる。レコーダ101は、video_resolutionの値を抽出し、CreateObjectのときに用いるプロパティ情報P10としてレコーダ101内のメモリに記憶する。
video_resolution,video_aspect_ratio,video_frame_rate,video_transfer_characteristicsは、プロパティ情報P12である「arib:videoComponentType」の参照元として用いられる。レコーダ101は、video_resolution,video_aspect_ratio,video_frame_rate,video_transfer_characteristicsの値をそれぞれ抽出し、それらの値の組み合わせに基づいてcomponent_typeを設定する。
video_transfer_characteristicsは、プロパティ情報P26の参照元としても用いられる。
図39は、映像信号伝達特性であるvideo_transfer_characteristicsの値の意味を示す図である。
図39に示すように、video_transfer_characteristicsの値が1であることは、AVストリームを構成するビデオストリームであるHEVC(High Efficiency Video Coding)ストリームのVUIのtransfer_characteristicsの値が1であることを表す。VUIのtransfer_characteristicsの値が1であることは、映像信号の伝達特性がRec.ITU-R BT.709-5であることを表す。
VUI(Video Usability Information)は、SEI(Supplemental Enhancement Information)と同様に、ビデオデータの性質などの情報を伝送するために用いられる情報である。
枠で囲んで示すように、video_transfer_characteristicsの値が5であることは、AVストリームを構成するHEVCストリームのVUIのtransfer_characteristicsの値が18であることを表す。VUIのtransfer_characteristicsの値が18であることは、映像信号の伝達特性がRec.ITU-R BT.2100 HLGであることを表す。
映像信号の伝達特性がRec.ITU-R BT.2100 HLGであることは、HEVCストリームの映像がHLG方式のHDRの映像であることを表す。
レコーダ101は、video_transfer_characteristicsの値が例えば1である場合、プロパティ情報P26の値としてSDRであることを表す情報を設定し、レコーダ101内のメモリに記憶する。
また、レコーダ101は、video_transfer_characteristicsの値が5である場合、プロパティ情報P26の値として、HLG方式であることを表す情報を設定し、レコーダ101内のメモリに記憶する。
video_transfer_characteristicsによって、HEVCストリームの映像がPQ方式のHDRの映像であることを表すことが可能とされている場合、レコーダ101は、その値を抽出することに応じて、プロパティ情報P26の値としてPQ方式であることを表す情報を設定し、レコーダ101内のメモリに記憶する。
このように、レコーダ101は、MH-EITのdescriptor()に記述されるVideo_Component_Descriptor()中のvideo_transfer_characteristicsを参照し、プロパティ情報P26の値を設定する。
(2)メッセージを参照元とする設定
プロパティ情報P26の設定に用いられるVideo_Component_Descriptor()はMPTにも含まれる。MPTのVideo_Component_Descriptor()を参照して、プロパティ情報P26の値を設定することも可能とされる。
図40は、MMTの伝送データの例を示す図である。
図40に示すように、Packet_idの値が0x0000である場合、PLTを格納したM2セクションメッセージがペイロードに格納される。
MMTの制御メッセージには、M2セクションメッセージの他に、例えば、Package Access(PA)メッセージ、CAメッセージ、M2短セクションメッセージ、データ伝送メッセージがある。例えばPAメッセージは、MMT-SIのエントリーポイントとなり、MMT-SIの各種のテーブルを伝送するために用いられる。
図41は、M2セクションメッセージに含まれるPLTのシンタクスを示す図である。
図41に示すように、PLTにはMMT_general_location_info()が含まれる。MMT_general_location_info()には、矢印の先に示すようにlocation_type,packet_idなどが含まれる。packet_idにより、MPTのPIDが指定される。MPTは、アセットのリストやアセットのネットワーク上の位置などの、パッケージを構成する情報を与えるテーブルである。
図42は、MPTのシンタクスを示す図である。
枠で囲んで示すように、MPTにはasset_descriptors_byteが含まれる。Video_Component_Descriptor()は、asset_descriptors_byteに記述される。
レコーダ101は、MPTのasset_descriptors_byteとして記述されるVideo_Component_Descriptor()中のvideo_transfer_characteristicsを参照し、プロパティ情報P26の値を設定することもできる。
なお、MH-EITに記述されるVideo_Component_Descriptor()と、MPTに記述されるVideo_Component_Descriptor()は、MMTの伝送データ中における送出周期が異なる情報である。
・プロパティ情報P27の設定
プロパティ情報P27の設定は、例えばMMT-TS変換が行われ、TSのコンテンツを記録するときに行われる。レコーダ101は、MMT-TS変換によって得られたTSのコンテンツを構成するAVストリームに含まれる番組情報の文字コードを表す値をプロパティ情報P27の値として設定し、レコーダ101内のメモリに記憶する。
<CreateObjectアクション/レスポンスの記述例>
・CreateObjectアクション
図43は、輝度属性情報と文字コード情報を含むCreateObjectアクションの例を示す図である。
図43には、アップロードの対象となるコンテンツに関する情報を含む一部の記述のみが示されている。図43に示す記述は、図28の記述に続く記述である。重複する説明については適宜省略する。
図43に示すように、11行目乃至17行目には、アップロードの対象となるコンテンツのタイトル名、タイプ、UPnP上での区分け、ジャンル、チャンネル名、チャンネル番号、日時が記述される。
これらの記述に続けて、輝度属性情報である「xxx:transferCharasteristic」と、文字コード情報である「xxx:characterCode」が記述される。
18行目の「<xxx:transferCharasteristic> HLG </xxx:transferCharasteristic>」は、アップロードの対象となるコンテンツの映像の輝度のダイナミックレンジがHDRであり、HDRの方式がHLG方式であることを表す。
19行目の「<xxx:characterCode> UTF8 </xxx:characterCode>」は、アップロードの対象となるコンテンツを構成するAVストリームに含まれる番組情報の文字コードがUTF-8であることを表す。
「xxx:transferCharasteristic」と「xxx:characterCode」の記述に続けて、図29を参照して説明したコンテンツの詳細などの情報が記述される。
なお、図43に示す記述の前段に記述される「<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>」(図28の11行目)は、CreateObjectアクション中の、破線で囲んで示す番組情報の文字コードを示す記述である。「<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>」が示す文字コードと、「xxx:characterCode」が示す文字コードが同じであることもあるし、異なることもある。
このような記述を用いて、レコーダ101からレコーダ102に対するCreateObjectが行われる。
・CreateObjectレスポンス
図44は、輝度属性情報と文字コード情報を含むCreateObjectレスポンスの例を示す図である。
図30を参照して説明したように、CreateObjectアクションを受信したレコーダ102からは、importURIの記述や、記録の仕方に関する記述を含むCreateObjectレスポンスが送信される。
記録の仕方に関する記述として、輝度属性情報である「xxx:transferCharasteristic」と、文字コード情報である「xxx:characterCode」が含まれる。
17行目の「<xxx:transferCharasteristic> HLG </xxx:transferCharasteristic>」は、記録するコンテンツの映像の輝度のダイナミックレンジがHDRであり、HDRの方式がHLG方式であることを表す。
18行目の「<xxx:characterCode> UTF8 </xxx:characterCode>」は、記録するコンテンツを構成するAVストリームに含まれる番組情報の文字コードがUTF-8であることを表す。
このような記述を用いて、レコーダ102からレコーダ101に対して記録の仕方が通知される。
以上のような記述を用いたCreateObjectの後、HDDに記録されていたMMT-TS変換後のTSのコンテンツを送信するようにして、コンテンツのアップロードが開始される。
<アップロードデータの例>
図45は、アップロードデータの例を示す図である。
図45に示すように、TSは、TSパケットの並びから構成される。TSパケットのヘッダには、ペイロードに格納されるデータの種類を表すPIDが含まれる。
図45に示すように、PIDの値が0x001Fである場合、図46に示すselection_information_section()がペイロードに格納される。ペイロードにselection_information_section()が格納されているTSパケットのPIDの値が0x001FであることについてはETSI EN 300 468において規定されている。selection_information_section()により構成されるSIT(Selection Information Table)には、TSによって伝送されるイベント(番組)に関する情報が記述される。
図46において枠で囲んで示すように、selection_information_section()にはdescriptor()が記述される。selection_information_section()のdescriptor()にはshort_event_descriptor()を含む各種の記述子が含まれる。
図47は、short_event_descriptor()のシンタクスを示す図である。
枠で囲んで示すように、short_event_descriptor()には、event_name_charとtext_charが含まれる。
event_name_charは番組名を表す。また、text_charは、番組の詳細情報を表す。番組名と番組の詳細情報はテキストデータである。
レコーダ101が送信するTSにevent_name_char、text_charとして含まれる番組情報の文字コードが、CreateObjectのときに送信される文字コード情報により指定されることになる。
<レコーダの構成と動作>
・送信側のレコーダの構成
図48は、レコーダ101のハードウェア構成例を示すブロック図である。
レコーダ101は、コントローラ151、入力検出部152、受信部153、MMT信号処理部154、出力制御部155、MMT-TS変換部156、記録制御部157、記録部158、および通信部159から構成される。
コントローラ151は、CPU、ROM、RAM、メモリなどにより構成される。コントローラ151は、所定のプログラムをCPUにより実行し、例えば入力検出部152から供給される信号により表されるユーザの操作に応じて、レコーダ101の全体の動作を制御する。
入力検出部152は、リモートコントローラなどを用いて行われるユーザの操作を検出し、ユーザの操作の内容を表す信号をコントローラ151に出力する。例えば、アップロードの対象となるコンテンツの選択、アップロード先となるデバイスの選択、記録媒体の選択などが、ユーザにより行われる。
受信部153は、図示せぬアンテナからの放送波信号を受信し、復調処理、誤り訂正処理などの各種の処理を施す。受信部153は、各種の処理を施すことによって得られたTVLストリームをMMTのコンテンツとしてMMT信号処理部154に出力する。
また、受信部153は、コンテンツの伝送が通信の伝送路を介して行われる場合、通信部159を制御してMMTのコンテンツを受信し、所定の処理を施すことによって得られたTVLストリームをMMT信号処理部154に出力する。このように、受信部153は、MMTを用いて伝送されてきたコンテンツを取得する取得部として機能する。
MMT信号処理部154は、受信部153から供給されたTLVストリームに対して所定の処理を施し、MMTによって伝送されたコンテンツを取得する。例えば4K/8KコンテンツがMMT信号処理部154により取得される。
MMT信号処理部154は、コンテンツを再生する場合、TLVストリームからビデオデータとオーディオデータを抽出し、デコードする。MMT信号処理部154は、デコードして得られたコンテンツの映像と音声のデータを出力制御部155に出力する。
MMT信号処理部154は、MMTのコンテンツをTSのコンテンツに変換する場合、コンテンツのデータをMMT-TS変換部156に出力する。
MMT信号処理部154は、MMTPパケットを用いて伝送されるメッセージ、テーブル、記述子などの各種の制御情報をTLVストリームから取得し、コントローラ151に出力する。
コンテンツのアップロードがMMTのコンテンツのまま行われるようにしてもよい。この場合、MMT信号処理部154は、MMTのコンテンツのデータを通信部159に出力し、送信させる。
また、コンテンツの記録(録画)がMMTのコンテンツのまま行われるようにしてもよい。この場合、MMT信号処理部154は、MMTのコンテンツを記録制御部157に出力する。
出力制御部155は、MMT信号処理部154から供給された映像と音声のデータを、レコーダ101に接続されたTVに供給し、ディスプレイとスピーカからそれぞれ出力させる。
MMT-TS変換部156は、MMT信号処理部154から供給されたMMTのコンテンツに対してMMT-TS変換を施し、MMT-TS変換によって得られたTSのコンテンツを記録制御部157に出力する。
記録制御部157は、MMT-TS変換部156から供給されたTSのコンテンツを記録部158に出力し、記録させる。また、記録制御部157は、MMTのコンテンツがMMT信号処理部154から供給された場合、MMTのコンテンツを記録部158に出力し、記録させる。
記録部158は、HDD、SSDなどの記録媒体により構成される。記録部158に記録されたコンテンツは、適宜、通信部159により読み出される。
通信部159は、家庭内などに構築されたネットワークを介して、レコーダ102などの外部の装置と通信を行う。例えば、通信部159は、CreateObjectが終了した場合、アップロードの対象となるTSのコンテンツを記録部158から読み出し、外部の装置に対するアップロードを開始する。
図49は、図48のコントローラ151の機能構成例を示すブロック図である。
図49に示す機能部のうちの少なくとも一部は、コントローラ151のCPUにより所定のプログラムが実行されることによって実現される。
コントローラ151においては、プロパティ情報抽出部161、プロパティ情報管理部162、デバイス選択制御部163、記録媒体選択制御部164、およびアップロード制御部165が実現される。アップロード制御部165にはCreateObject実行部171が含まれる。
プロパティ情報抽出部161は、MMT信号処理部154から供給された制御情報から、CreateObjectに用いるプロパティ情報の参照元となる情報を抽出する。プロパティ情報抽出部161は、抽出した情報をプロパティ情報管理部162に出力する。
プロパティ情報管理部162は、プロパティ情報抽出部161から供給された情報に基づいてそれぞれのプロパティ情報を設定し、メモリなどに記憶させて管理する。
また、プロパティ情報管理部162は、MMT-TS変換部156によるMMT-TS変換によって得られたTSのコンテンツを構成するAVストリームに含まれる番組情報の文字コードを特定する。プロパティ情報管理部162は、特定した文字コードを表す文字コード情報を、プロパティ情報としてメモリなどに記憶させて管理する。
プロパティ情報管理部162は、CreateObjectの実行時、メモリに記憶させて管理しておいたプロパティ情報をアップロード制御部165に出力する。
デバイス選択制御部163は、通信部159を制御することによって、M-Searchなどを含むデバイスの選択処理を行い、アップロード先となるデバイスを選択する。選択されたデバイスに関する情報は記録媒体選択制御部164とアップロード制御部165に供給される。
記録媒体選択制御部164は、通信部159を制御することによって、GetRecordDestinations、GetRecordContainerIDなどを含む記録媒体の選択処理を行い、コンテンツの記録先となる記録媒体を選択する。選択された記録媒体に関する情報はアップロード制御部165に供給される。
アップロード制御部165は、通信部159を制御することによって、コンテンツのアップロード処理を行う。
CreateObject実行部171は、プロパティ情報管理部162により管理されているプロパティ情報を用いて、アップロード先のデバイスに対してCreateObjectを行う。すなわち、CreateObject実行部171は、プロパティ情報管理部162により管理されているプロパティ情報を引数として含むCreateObjectアクションを生成し、アップロード先のデバイスに送信する。CreateObject実行部171は、TSのコンテンツのアップロードの前に、アップロード先のデバイスに対してプロパティ情報を送信することを制御する通信制御部として機能する。
CreateObject実行部171は、アップロード先のデバイスから送信され、通信部159において受信されたレスポンスに含まれるimportURIを取得する。CreateObject実行部171により取得されたimportURIに基づいて、TSのコンテンツのアップロードが行われる。
・受信側のレコーダの構成
図50は、レコーダ102のハードウェア構成例を示すブロック図である。
レコーダ102は、コントローラ201、通信部202、記録制御部203、記録部204、および出力制御部205から構成される。図50に示す構成の他、入力検出部152、受信部153等の、レコーダ101に設けられる構成のうちの少なくとも一部の構成がレコーダ102にも設けられる。
コントローラ201は、CPU、ROM、RAM、メモリなどにより構成される。コントローラ201は、所定のプログラムをCPUにより実行し、レコーダ102の全体の動作を制御する。
通信部202は、レコーダ101との間でネットワークを介して通信を行う。例えば、通信部202は、CreateObjectが終了した場合、レコーダ101からアップロードされてきたTSのコンテンツを受信する。
TSのコンテンツのアップロードがUse case-1のムーブのために行われている場合、または、Use case-2の退避のために行われている場合、通信部202は、受信したTSのコンテンツを記録制御部203に出力する。
また、TSのコンテンツのアップロードがUse case-3のストリーミング視聴のために行われている場合、通信部202は、受信したTSのコンテンツを出力制御部205に出力する。
記録制御部203は、通信部202から供給されたTSのコンテンツを記録部204に出力し、記録させる。
記録部204は、HDD、SSDなどの記録媒体により構成される。記録部204は、記録制御部203から供給されたTSのコンテンツを記録する。記録部204に記録されたコンテンツは、適宜、出力制御部205により読み出され、再生される。
出力制御部205は、通信部202から供給されたTSをデコードし、レコーダ101からアップロードされてきたコンテンツの映像を外部の表示装置に表示させる。レコーダ102に対しては、TVなどの表示装置が接続される。
また、出力制御部205は、記録部204に記録されているコンテンツの一覧を表示させる場合、CreateObjectアクションによって通知された輝度属性情報に基づいて、各コンテンツの輝度のダイナミックレンジの属性を表示させる。
出力制御部205は、CreateObjectアクションによって通知された文字コード情報に基づいて、記録部204に記録されているコンテンツを構成するAVストリームに含まれる番組情報の文字コードを特定する。出力制御部205は、AVストリームの番組情報を抽出し、特定した文字コードのテキストとして処理を行うことによって、記録部204に記録されているコンテンツに関する情報をコンテンツの一覧などに表示させる。
図51は、図50のコントローラ201の機能構成例を示すブロック図である。
図51に示す機能部のうちの少なくとも一部は、コントローラ201のCPUにより所定のプログラムが実行されることによって実現される。
コントローラ201においては、デバイス選択制御部211、記録媒体選択制御部212、およびアップロード受信制御部213が実現される。アップロード受信制御部213にはCreateObject実行部221が含まれる。
デバイス選択制御部211は、通信部202を制御することによって、レコーダ101が行うデバイス選択処理に対応する処理を行う。
例えば、デバイス選択制御部211は、レコーダ101から送信されたM-Searchリクエストを受信することに応じて、レコーダ102のURLを含むM-Searchレスポンスを送信する。また、デバイス選択制御部211は、レコーダ101による要求に応じてDevice descriptionを送信する。
デバイス選択処理時にレコーダ101から送信されてきた情報は、記録媒体選択制御部212とアップロード受信制御部213に出力される。
記録媒体選択制御部212は、通信部202を制御することによって、レコーダ101が行う記録媒体選択処理に対応する処理を行う。
例えば、記録媒体選択制御部212は、レコーダ101から送信されたGetRecordDestinationsアクションを受信することに応じて、レコーダ102のHDD(記録部204)に関する情報を含むGetRecordDestinationsレスポンスを送信する。また、デバイス選択制御部211は、レコーダ101から送信されたGetRecordDestinationInfoアクションを受信することに応じて、レコーダ102のHDDに関する詳細情報を含むGetRecordDestinationInfoレスポンスを送信する。
記録媒体選択処理時にレコーダ101から送信されてきた情報はアップロード受信制御部213に出力される。
アップロード受信制御部213は、通信部202を制御することによって、レコーダ101が行うアップロード処理に対応する処理を行う。
CreateObject実行部221は、レコーダ101から送信されたCreateObjectアクションを受信することに応じて、CreateObjectレスポンスを送信する。CreateObject実行部221が送信するCreateObjectレスポンスには、上述したように、プロパティ情報としての輝度属性情報と文字コード情報が含まれる。CreateObject実行部221は、CreateObjectアクションを受信することに応じて、CreateObjectレスポンスを送信することを制御する通信制御部として機能する。
・送信側のレコーダの動作
図52のフローチャートを参照して、レコーダ101の記録処理について説明する。
図52の処理は、例えば、録画対象のコンテンツ(番組)の放送が開始されたときに開始される。録画対象のコンテンツの放送が開始された場合、放送波信号に対して受信部153において所定の処理が施され、録画対象のコンテンツのTVLストリームがMMT信号処理部154に出力される。
ステップS101において、MMT信号処理部154は、受信部153から供給されたTVLストリームに対して所定の処理を施し、コンテンツを取得する。
ステップS102において、プロパティ情報管理部162は、MMTの伝送データからプロパティ情報抽出部161により抽出された情報を参照し、CreateObjectに用いるプロパティ情報を設定する。ここでは、輝度属性情報の設定も行われる。プロパティ情報管理部162は、それぞれのプロパティ情報をメモリに記憶させて管理する。
ステップS103において、MMT-TS変換部156は、MMTのコンテンツに対してMMT-TS変換を施す。MMT-TS変換によって得られたTSのコンテンツは記録制御部157に供給される。
ステップS104において、記録制御部157は、MMT-TS変換部156から供給されたフォーマット変換後のコンテンツであるTSのコンテンツを記録部158に記録させる。
ステップS105において、プロパティ情報管理部162は、MMT-TS変換によって得られたTSのコンテンツを構成するAVストリームに含まれる番組情報の文字コードを特定する。プロパティ情報管理部162は、特定した文字コードを表す値を文字コード情報として設定し、メモリなどに記憶させて管理する。その後、図52の処理は終了となる。
次に、図53のフローチャートを参照して、TSのコンテンツを送信するレコーダ101の処理について説明する。
ステップS111において、レコーダ101の入力検出部152は、アップロードの対象となるコンテンツの選択を受け付ける。例えば、記録済みのコンテンツの中から、アップロードの対象となるコンテンツが選択される。入力検出部152により受け付けられた、アップロードの対象となるコンテンツの情報はコントローラ151に供給される。
ステップS112において、デバイス選択制御部163はデバイス選択処理を行う。図6を参照して説明した処理と同様の処理が行われ、コンテンツのアップロード先となるデバイスが選択される。
ステップS113において、記録媒体選択制御部164は記録媒体選択処理を行う。図16を参照して説明した処理と同様の処理が行われ、コンテンツの記録先となる記録媒体が選択される。
ステップS114において、アップロード制御部165はコンテンツのアップロード処理を行う。ここでは、輝度属性情報と文字コード情報を含むプロパティ情報を用いたCreateObjectがCreateObject実行部171により行われ、その後、コンテンツのアップロードが開始される。
コンテンツのアップロードが終了したとき、図53の処理は終了となる。
以上の処理により、レコーダ101は、MMTの伝送データから抽出した情報に基づいてプロパティ情報を設定し、4K/8Kコンテンツなどのコンテンツのアップロード前のCreateObjectを行うことができる。
また、レコーダ101は、CreateObjectの終了後、コンテンツを外部の装置にアップロードすることができる。ネットワークを介したアップロードが可能であるから、図31のネットワークシステムにおいては、4K/8Kコンテンツを対象として、Use case-1のムーブ、Use case-2の退避、および、Use case-3のストリーミング視聴が可能となる。
・受信側のレコーダの動作
図54のフローチャートを参照して、レコーダ102の処理について説明する。
図54の処理は、例えば、レコーダ101においてデバイス選択処理(図53のステップS112)が行われることに応じて開始される。
ステップS151において、コントローラ201のデバイス選択制御部211(図51)はデバイス選択対応処理を行う。デバイス選択対応処理は、レコーダ101が行うデバイス選択処理に対応する処理である。
ステップS152において、記録媒体選択制御部212は記録媒体選択対応処理を行う。記録媒体選択対応処理は、レコーダ101が行う記録媒体選択処理に対応する処理である。
ステップS153において、アップロード受信制御部213はアップロード対応処理を行う。アップロード対応処理は、レコーダ101が行うアップロード処理に対応する処理である。
アップロード対応処理が行われることにより、レコーダ101とレコーダ102との間でCreateObjectが行われ、アップロード対象のコンテンツの情報がレコーダ102に対して通知される。
また、CreateObjectの後、アップロードが開始され、TSのコンテンツがレコーダ102により受信される。受信されたコンテンツに対しては、Use caseに応じた処理がレコーダ102の各部において行われる。
ステップS154において、出力制御部205は、CreateObjectアクションによって通知された輝度属性情報に基づいて、アップロードされたコンテンツの映像の輝度のダイナミックレンジの属性を特定する。
ステップS155において、出力制御部205は、CreateObjectアクションによって通知された文字コード情報に基づいて、アップロードされたコンテンツを構成するAVストリームに含まれる番組情報の文字コードを特定する。
ステップS156において、出力制御部205は、ユーザの操作に応じた処理を行う。例えば、記録部204に記録されているコンテンツの一覧を表示させる場合、出力制御部205は、各コンテンツがHDRのコンテンツであるのか、SDRのコンテンツであるのかを表す情報を表示させる。
また、出力制御部205は、記録部204に記録されているコンテンツに関する情報をコンテンツの一覧に表示させる場合、AVストリームに含まれる番組情報を抽出し、特定した文字コードのテキストとして処理を行うことによって表示させる。
以上の処理により、レコーダ102は、AVストリームを解析することなく、各コンテンツの映像の輝度のダイナミックレンジの属性を特定し、コンテンツの一覧などに表示させることができる。
また、レコーダ102は、自身の処理モードをコンテンツのアップロード前に切り替え、アップロードが行われるのを待つことができる。例えばレコーダ102は、HDRのコンテンツが送信されてくる場合には、HDRの処理を行うモードに自身の処理モードを切り替える必要がある。また、レコーダ102は、SDRのコンテンツが送信されてくる場合には、SDRの処理を行うモードに自身の処理モードを切り替える必要がある。
レコーダ102は、各コンテンツを構成するAVストリームに含まれる番組情報の文字コードを特定し、適切に表示させることができる。すなわち、レコーダ102は、番組情報の文字化けを防ぐことができる。
<変形例>
・コンテンツの一覧の表示例
輝度属性情報と文字コード情報については、CreateObjectに含めるだけでなく、複数の装置間でやりとりが行われる各種の情報に含めることが可能である。
図55は、デバイスの設置の例を示す図である。
図55の例においては、リビングに設置されたレコーダ101、TV251と、寝室に設置されたTV252が示されている。レコーダ101に記録されたコンテンツを、寝室のTV252で視聴する場合について説明する。なお、TV252は、上述したレコーダ102と同様に、CreateObject等の処理をレコーダ101との間で行うことが可能な装置である。
コンテンツの視聴前、レコーダ101に記録されたコンテンツの一覧(タイトル一覧)をTV252に表示させる処理が行われる。コンテンツの一覧の表示は、例えば、UPnPで定義されたCDS:BrowseコマンドをTV252がレコーダ101に対して送信することによって行われる。CDS:Browseコマンドは、コンテンツの一覧の閲覧を要求するコマンドである。
CDS:Browseコマンドを受信したレコーダ101からTV252に対しては、HDDに記録されたそれぞれのコンテンツに関する情報を含むレスポンスが送信される。
図56は、CDS:Browseコマンドのレスポンスの例を示す図である。
図56の5行目乃至20行目の記述が、1つ目のコンテンツに関する情報となる。CDS:Browseコマンドのレスポンスを用いて通知される情報には、18行目、19行目に示すように、輝度属性情報と文字コード情報が含まれる。
18行目の「<xxx:transferCharasteristic> HLG </xxx:transferCharasteristic>」は、1つ目のコンテンツの映像の輝度のダイナミックレンジがHDRであり、HDRの方式がHLG方式であることを表す。
19行目の「<xxx:characterCode> UTF8 </xxx:characterCode>」は、1つ目のコンテンツを構成するAVストリームに含まれる番組情報の文字コードがUTF-8であることを表す。
HDDに記録されている他のコンテンツについても同様に、輝度属性情報と文字コード情報を含む各情報がレスポンスに記述される。
TV252においては、レコーダ101から送信されてきたレスポンスに基づいて、図55に示すようにタイトル一覧が表示される。
図55の例においては、タイトル1がHDRのコンテンツであり、タイトル2がSDRのコンテンツであることが示されている。これらの表示は、レスポンスに含まれる輝度属性情報に基づいて表示されたものである。
寝室にいるユーザは、このようなタイトル一覧を見て、どのコンテンツを再生するかを選択することができる。
TV252がHDRの映像の表示に対応していない場合にはSDRのコンテンツの情報だけを表示させるといったように、輝度属性情報がコンテンツのフィルタリングに用いられるようにしてもよい。文字コード情報についても同様に、コンテンツのフィルタリングに用いられるようにすることが可能である。
・デバイスの例
4K/8Kコンテンツのアップロード元のデバイスがレコーダ(記録装置)である場合について説明したが、以上の処理は、PC、TV、ゲーム機、スマートフォン、タブレット端末などの、MMTにより伝送されたコンテンツを受信可能な各種のデバイスから4K/8Kコンテンツをアップロードさせる場合にも適用可能である。
MMT-TS変換後のコンテンツがレコーダ101において記録されるものとしたが、MMT-TS変換がアップロード前に行われるようにしてもよい。この場合、MMTによって伝送されたコンテンツは、MMTのフォーマットのまま、HDDなどの記録媒体に記録される。アップロードの対象として選択されたMMTのコンテンツに対しては、記録媒体から読み出された後、アップロードの開始前にMMT-TS変換が施され、MMT-TS変換によって得られたTSのコンテンツが送信される。
・コンピュータの構成例
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
図57は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。
CPU(Central Processing Unit)1001、ROM(Read Only Memory)1002、RAM(Random Access Memory)1003は、バス1004により相互に接続されている。
バス1004には、さらに、入出力インタフェース1005が接続されている。入出力インタフェース1005には、キーボード、マウスなどよりなる入力部1006、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部1007が接続される。また、入出力インタフェース1005には、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる記憶部1008、ネットワークインタフェースなどよりなる通信部1009、リムーバブルメディア1011を駆動するドライブ1010が接続される。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU1001が、例えば、記憶部1008に記憶されているプログラムを入出力インタフェース1005及びバス1004を介してRAM1003にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
CPU1001が実行するプログラムは、例えばリムーバブルメディア1011に記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供され、記憶部1008にインストールされる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
本明細書において、システムとは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味し、すべての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、及び、1つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている1つの装置は、いずれも、システムである。
本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。
本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、本技術は、1つの機能をネットワークを介して複数の装置で分担、共同して処理するクラウドコンピューティングの構成をとることができる。
また、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
・構成の組み合わせ例
本技術は、以下のような構成をとることもできる。
(1)
MMTにより伝送されたコンテンツを取得するコンテンツ取得部と、
前記コンテンツを記録させる記録制御部と、
ネットワークを経由した前記コンテンツの送信先となる外部の装置に対して前記コンテンツのプロパティ情報として送信する、前記コンテンツの輝度の属性に関する輝度属性情報を前記コンテンツの記録時に生成する管理部と
を備える情報処理装置。
(2)
前記輝度属性情報を、前記コンテンツを送信する前に前記外部の装置に送信する通信制御部をさらに備える
前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記通信制御部は、前記輝度属性情報を、CreateObjectアクションの引数として前記外部の装置に送信する
前記(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記管理部は、前記コンテンツの輝度のダイナミックレンジがSDRである場合、SDRであることを表す情報を前記輝度属性情報として生成し、前記コンテンツの輝度のダイナミックレンジがHDRである場合、HDRの方式を表す情報を前記輝度属性情報として生成する
前記(1)乃至(3)のいずれかに記載の情報処理装置。
(5)
前記管理部は、MMTの制御メッセージを構成するパラメータに基づいて前記コンテンツの輝度のダイナミックレンジを特定し、前記輝度属性情報を生成する
前記(1)乃至(3)のいずれかに記載の情報処理装置。
(6)
情報処理装置が、
MMTにより伝送されたコンテンツを取得し、
前記コンテンツを記録させ、
ネットワークを経由した前記コンテンツの送信先となる外部の装置に対して前記コンテンツのプロパティ情報として送信する、前記コンテンツの輝度の属性に関する輝度属性情報を前記コンテンツの記録時に生成する
情報処理方法。
(7)
コンピュータに、
MMTにより伝送されたコンテンツを取得し、
前記コンテンツを記録させ、
ネットワークを経由した前記コンテンツの送信先となる外部の装置に対して前記コンテンツのプロパティ情報として送信する、前記コンテンツの輝度の属性に関する輝度属性情報を前記コンテンツの記録時に生成する
処理を実行させるためのプログラム。
(8)
MMTにより伝送されたコンテンツを受信して記録する外部の装置から前記コンテンツのプロパティ情報として送信された、前記コンテンツの輝度の属性に関する輝度属性情報を受信し、前記輝度属性情報を含むレスポンスを前記外部の装置に送信する通信制御部を備える
情報処理装置。
(9)
前記通信制御部は、CreateObjectアクションの引数として送信された前記輝度属性情報を受信し、CreateObjectレスポンスの引数として、前記輝度属性情報を送信する
前記(8)に記載の情報処理装置。
(10)
情報処理装置が、
MMTにより伝送されたコンテンツを受信して記録する外部の装置から前記コンテンツのプロパティ情報として送信された、前記コンテンツの輝度の属性に関する輝度属性情報を受信し、
前記輝度属性情報を含むレスポンスを前記外部の装置に送信する
情報処理方法。
(11)
コンピュータに、
MMTにより伝送されたコンテンツを受信して記録する外部の装置から前記コンテンツのプロパティ情報として送信された、前記コンテンツの輝度の属性に関する輝度属性情報を受信し、
前記輝度属性情報を含むレスポンスを前記外部の装置に送信する
処理を実行させるためのプログラム。
(12)
MMTにより伝送されたコンテンツを取得するコンテンツ取得部と、
前記コンテンツを記録させる記録制御部と、
ネットワークを経由した前記コンテンツの送信先となる外部の装置に対して前記コンテンツのプロパティ情報として送信する、前記コンテンツを構成するAVストリームに含まれるテキストの文字コードを表す文字コード情報を前記コンテンツの記録時に生成する管理部と
を備える情報処理装置。
(13)
前記文字コード情報を、前記コンテンツを送信する前に前記外部の装置に送信する通信制御部をさらに備える
前記(12)に記載の情報処理装置。
(14)
前記通信制御部は、前記文字コード情報を、CreateObjectアクションの引数として前記外部の装置に送信する
前記(13)に記載の情報処理装置。
(15)
情報処理装置が、
MMTにより伝送されたコンテンツを取得し、
前記コンテンツを記録させ、
ネットワークを経由した前記コンテンツの送信先となる外部の装置に対して前記コンテンツのプロパティ情報として送信する、前記コンテンツを構成するAVストリームに含まれるテキストの文字コードを表す文字コード情報を前記コンテンツの記録時に生成する
情報処理方法。
(16)
コンピュータに、
MMTにより伝送されたコンテンツを取得し、
前記コンテンツを記録させ、
ネットワークを経由した前記コンテンツの送信先となる外部の装置に対して前記コンテンツのプロパティ情報として送信する、前記コンテンツを構成するAVストリームに含まれるテキストの文字コードを表す文字コード情報を前記コンテンツの記録時に生成する
処理を実行させるためのプログラム。
(17)
MMTにより伝送されたコンテンツを受信して記録する外部の装置から前記コンテンツのプロパティ情報として送信された、前記コンテンツを構成するAVストリームに含まれるテキストの文字コードを表す文字コード情報を受信し、前記文字コード情報を含むレスポンスを前記外部の装置に送信する通信制御部を備える
情報処理装置。
(18)
前記通信制御部は、CreateObjectアクションの引数として送信された前記文字コード情報を受信し、CreateObjectレスポンスの引数として、前記文字コード情報を送信する
前記(17)に記載の情報処理装置。
(19)
情報処理装置が、
MMTにより伝送されたコンテンツを受信して記録する外部の装置から前記コンテンツのプロパティ情報として送信された、前記コンテンツを構成するAVストリームに含まれるテキストの文字コードを表す文字コード情報を受信し、
前記文字コード情報を含むレスポンスを前記外部の装置に送信する
情報処理方法。
(20)
コンピュータに、
MMTにより伝送されたコンテンツを受信して記録する外部の装置から前記コンテンツのプロパティ情報として送信された、前記コンテンツを構成するAVストリームに含まれるテキストの文字コードを表す文字コード情報を受信し、
前記文字コード情報を含むレスポンスを前記外部の装置に送信する
処理を実行させるためのプログラム。
101,102 レコーダ, 151 コントローラ, 152 入力検出部, 153 受信部, 154 MMT信号処理部, 155 出力制御部, 156 MMT-TS変換部, 157 記録制御部, 158 記録部, 159 通信部, 161 プロパティ情報抽出部, 162 プロパティ情報管理部, 163 デバイス選択制御部, 164 記録媒体選択制御部, 165 アップロード制御部, 171 CreateObject実行部, 201 コントローラ, 202 通信部, 203 記録制御部, 204 記録部, 205 出力制御部, 211 デバイス選択制御部, 212 記録媒体選択制御部, 213 アップロード受信制御部, 221 CreateObject実行部

Claims (20)

  1. MMTにより伝送されたコンテンツを取得するコンテンツ取得部と、
    前記コンテンツを記録させる記録制御部と、
    ネットワークを経由した前記コンテンツの送信先となる外部の装置に対して前記コンテンツのプロパティ情報として送信する、前記コンテンツの輝度の属性に関する輝度属性情報を前記コンテンツの記録時に生成する管理部と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記輝度属性情報を、前記コンテンツを送信する前に前記外部の装置に送信する通信制御部をさらに備える
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記通信制御部は、前記輝度属性情報を、CreateObjectアクションの引数として前記外部の装置に送信する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記管理部は、前記コンテンツの輝度のダイナミックレンジがSDRである場合、SDRであることを表す情報を前記輝度属性情報として生成し、前記コンテンツの輝度のダイナミックレンジがHDRである場合、HDRの方式を表す情報を前記輝度属性情報として生成する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記管理部は、MMTの制御メッセージを構成するパラメータに基づいて前記コンテンツの輝度のダイナミックレンジを特定し、前記輝度属性情報を生成する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 情報処理装置が、
    MMTにより伝送されたコンテンツを取得し、
    前記コンテンツを記録させ、
    ネットワークを経由した前記コンテンツの送信先となる外部の装置に対して前記コンテンツのプロパティ情報として送信する、前記コンテンツの輝度の属性に関する輝度属性情報を前記コンテンツの記録時に生成する
    情報処理方法。
  7. コンピュータに、
    MMTにより伝送されたコンテンツを取得し、
    前記コンテンツを記録させ、
    ネットワークを経由した前記コンテンツの送信先となる外部の装置に対して前記コンテンツのプロパティ情報として送信する、前記コンテンツの輝度の属性に関する輝度属性情報を前記コンテンツの記録時に生成する
    処理を実行させるためのプログラム。
  8. MMTにより伝送されたコンテンツを受信して記録する外部の装置から前記コンテンツのプロパティ情報として送信された、前記コンテンツの輝度の属性に関する輝度属性情報を受信し、前記輝度属性情報を含むレスポンスを前記外部の装置に送信する通信制御部を備える
    情報処理装置。
  9. 前記通信制御部は、CreateObjectアクションの引数として送信された前記輝度属性情報を受信し、CreateObjectレスポンスの引数として、前記輝度属性情報を送信する
    請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 情報処理装置が、
    MMTにより伝送されたコンテンツを受信して記録する外部の装置から前記コンテンツのプロパティ情報として送信された、前記コンテンツの輝度の属性に関する輝度属性情報を受信し、
    前記輝度属性情報を含むレスポンスを前記外部の装置に送信する
    情報処理方法。
  11. コンピュータに、
    MMTにより伝送されたコンテンツを受信して記録する外部の装置から前記コンテンツのプロパティ情報として送信された、前記コンテンツの輝度の属性に関する輝度属性情報を受信し、
    前記輝度属性情報を含むレスポンスを前記外部の装置に送信する
    処理を実行させるためのプログラム。
  12. MMTにより伝送されたコンテンツを取得するコンテンツ取得部と、
    前記コンテンツを記録させる記録制御部と、
    ネットワークを経由した前記コンテンツの送信先となる外部の装置に対して前記コンテンツのプロパティ情報として送信する、前記コンテンツを構成するAVストリームに含まれるテキストの文字コードを表す文字コード情報を前記コンテンツの記録時に生成する管理部と
    を備える情報処理装置。
  13. 前記文字コード情報を、前記コンテンツを送信する前に前記外部の装置に送信する通信制御部をさらに備える
    請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記通信制御部は、前記文字コード情報を、CreateObjectアクションの引数として前記外部の装置に送信する
    請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 情報処理装置が、
    MMTにより伝送されたコンテンツを取得し、
    前記コンテンツを記録させ、
    ネットワークを経由した前記コンテンツの送信先となる外部の装置に対して前記コンテンツのプロパティ情報として送信する、前記コンテンツを構成するAVストリームに含まれるテキストの文字コードを表す文字コード情報を前記コンテンツの記録時に生成する
    情報処理方法。
  16. コンピュータに、
    MMTにより伝送されたコンテンツを取得し、
    前記コンテンツを記録させ、
    ネットワークを経由した前記コンテンツの送信先となる外部の装置に対して前記コンテンツのプロパティ情報として送信する、前記コンテンツを構成するAVストリームに含まれるテキストの文字コードを表す文字コード情報を前記コンテンツの記録時に生成する
    処理を実行させるためのプログラム。
  17. MMTにより伝送されたコンテンツを受信して記録する外部の装置から前記コンテンツのプロパティ情報として送信された、前記コンテンツを構成するAVストリームに含まれるテキストの文字コードを表す文字コード情報を受信し、前記文字コード情報を含むレスポンスを前記外部の装置に送信する通信制御部を備える
    情報処理装置。
  18. 前記通信制御部は、CreateObjectアクションの引数として送信された前記文字コード情報を受信し、CreateObjectレスポンスの引数として、前記文字コード情報を送信する
    請求項17に記載の情報処理装置。
  19. 情報処理装置が、
    MMTにより伝送されたコンテンツを受信して記録する外部の装置から前記コンテンツのプロパティ情報として送信された、前記コンテンツを構成するAVストリームに含まれるテキストの文字コードを表す文字コード情報を受信し、
    前記文字コード情報を含むレスポンスを前記外部の装置に送信する
    情報処理方法。
  20. コンピュータに、
    MMTにより伝送されたコンテンツを受信して記録する外部の装置から前記コンテンツのプロパティ情報として送信された、前記コンテンツを構成するAVストリームに含まれるテキストの文字コードを表す文字コード情報を受信し、
    前記文字コード情報を含むレスポンスを前記外部の装置に送信する
    処理を実行させるためのプログラム。
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