JP2021517964A - インターフェースユニット - Google Patents

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Abstract

本発明は、レーザーアブレーション(LA)−DART−MSシステムに使われるインターフェースユニットに関するものであって、より具体的には、レーザビームで脱着される試料の検出感度の向上のために、DARTユニットとMSユニットとの間に備えられるインターフェースユニットを提供することである。本発明のインターフェースユニットは、DARTイオン化ユニットの放出口と質量分析ユニットのインレットとの間に位置する管状の本体;及び本体の一側面に備えられる第1開口部であって、試料から脱着された被分析物が、本体内に流入されるように設けられた第1開口部;を含み、インターフェースユニットは、レーザーアブレーション−DART−MSシステムに使われ、本体は、DARTイオン化ユニットから放出されるヘリウムビームと試料から脱着された被分析物とを流入されて、質量分析ユニットに伝達するものである。本発明のインターフェースユニットを使用するレーザーアブレーション−DART−MSシステムにおいて、試料が上に装着される試料装着ユニット;試料から被分析物を脱着させるように、試料にレーザビームを照射するレーザユニットを含む光学ユニット;試料から脱着された被分析物をイオン化させるようにヘリウムビームを提供するDARTイオン化ユニット;及びイオン化された被分析物に対して分析を行う質量分析ユニット(MS);を含み、所望の位置に光学ユニットが装着され、光学ユニットを支持することができる光学ユニット支持部材をさらに含み、光学ユニット支持部材は、質量分析ユニットに固定されるものである。

Description

本願は、2018年9月11日付の大韓民国特許出願10−2018−0108208号、2018年9月27日付の大韓民国特許出願10−2018−0114885号、2019年9月6日付の大韓民国特許出願10−2019−0110755号、2019年9月9日付の大韓民国特許出願10−2019−0111487号、及び2019年9月10日付の大韓民国特許出願10−2019−0112165に基づいた優先権の利益を主張し、当該大韓民国特許出願の文献に開示されたあらゆる内容は、本明細書の一部として含まれる。
本発明は、レーザーアブレーション(laser ablation、LA)−DART−MSシステムに使われるインターフェースユニットに係り、より具体的には、レーザビームで脱着される試料の検出感度の向上のために、DART(direct analysis in real time)ユニットとMS(mass spectrometry)ユニットとの間に備えられるインターフェースユニットに関する。
一般的に、DART−MS(direct analysis in real time−mass spectrometry)は、イオンソース(ion source)から出る準安定性の加熱ヘリウムガス(heated metastable He gas)とこれにより生成される反応性イオン(reactive ions)とを用いて対象物質を脱着及びイオン化させることにより、物質の分子量及び構造分析を行える装置である。大気圧下でイオンソースとMSとの間に試料を位置させることにより、簡単に分析を行えるという長所があるが、さらに広い範囲の試料に適用のためには、大気中で試料の濃度(concentration)の増大及びこれによるスペクトルの信号対ノイズ比(signal−to−noise ratio)の向上のための技術的開発が要求される。このような観点から試料の脱着効率(desorption efficiency)、イオン化効率(ionization efficiency)、生成されたイオンの効率的な収集(collection)及び伝達(transmission)などが検出感度の向上のための重要な因子になりうる。このような努力の一環として、大気中の試料の濃度の増大のためのレーザーアブレーション技法が適用されているが、大気中に露出された空間によって、依然として脱着及びイオン化された成分の効率的な収集及び質量分析ユニット(mass spectrometer)への伝達のための改善が必要である。
したがって、レーザーアブレーション−DART−MSシステムにおいて、DARTの放出口(exit)とMSのインレット(inlet)との間に石英管インターフェース(quartz tubing interface)の導入を通じて、各レーザビームの照射地点(irradiation point)から脱着された成分及び生成されたイオンの流れを限定させて、検出感度の向上をなする方案が要求される。
本発明は、レーザーアブレーション(LA)−DART−MSシステムに使われるインターフェースユニットを提供するためのものであって、より具体的には、レーザビームで脱着される試料の検出感度の向上のために、DARTユニットとMSユニットとの間に備えられるインターフェースユニットを提供することである。
本発明が解決しようとする技術的課題は、前述した技術的課題に制限されず、言及されていないさらに他の技術的課題は、下記の記載から当業者に明確に理解される。
本発明のインターフェースユニットは、DARTイオン化ユニット(direct analysis in real time ionization unit)の放出口と質量分析ユニットのインレットとの間に位置する管(tube)状の本体;及び前記本体の一側面に備えられる第1開口部であって、試料から脱着された被分析物が、前記本体内に流入されるように設けられた前記第1開口部;を含み、前記インターフェースユニットは、レーザーアブレーション−DART−MSシステム(laser ablation−DART−MS system)に使われ、前記本体は、前記DARTイオン化ユニットから放出されるヘリウムビームと前記試料から脱着された被分析物とを流入されて、前記質量分析ユニットに伝達するものである。
本発明のインターフェースユニットを使用するレーザーアブレーション−DART−MSシステムにおいて、前記試料が上に装着される試料装着ユニット;前記試料から被分析物を脱着させるように、前記試料にレーザビームを照射するレーザユニットを含む光学ユニット;前記試料から脱着された被分析物をイオン化させるようにヘリウムビームを提供するDARTイオン化ユニット;及び前記イオン化された被分析物に対して分析を行う質量分析ユニット(MS);を含み、所望の位置に前記光学ユニットが装着され、前記光学ユニットを支持することができる光学ユニット支持部材をさらに含み、前記光学ユニット支持部材は、前記質量分析ユニットに固定されるものである。
本発明によれば、レーザーアブレーション−DART−MSシステムにおいて、DARTの放出口とMSのインレットとの間に石英管インターフェースの導入を通じて、各レーザビームの照射地点から脱着された成分及び生成されたイオンの流れを限定させて、検出感度の向上をなしうる。
本発明の第1領域の本体は、第2領域に隣接するほど狭まるように形成されることにより、DARTイオン化ユニットから放出されるヘリウムガス及び試料から脱着された被分析物が十分な量で収集されて生成されたイオン成分と共に第2領域にフォーカシング(focusing)されて送られ、第2領域の本体の内径は、第1領域の他端部側の本体の内径と同一であるか、さらに小さくなるように形成されて、第1領域から伝達されたガスストリーム(gas stream)は、ラジアル圧縮(radial compression)された状態で質量分析ユニットのインレットに運送されるために、分析対象となる成分を効率的に収集及び伝達することができる。
本発明によれば、レーザーアブレーション−DART−MSシステムにおいて、レーザと試料との相対的位置関係を固定させて、実験の再現性を高めうる。また、レーザ支持部材を用いてレーザユニットなど光学ユニットの位置調整を通じて試料の検出感度の向上のためのシステム最適化を行えるという長所がある。また、レーザーアブレーション−DART−MSシステムの装備運用の便宜性を増大させることができる。
本発明のインターフェースユニットが適用されたレーザーアブレーション−DART−MSシステムの概略図である。 本発明のインターフェースユニットの一実施形態を示す縦断面図である。 本発明のインターフェースユニットの他の実施形態を示す縦断面図である。 本発明のインターフェースユニットに突出管が含まれた一実施形態を示す縦断面図である。 本発明のインターフェースユニットに突出管が含まれた他の実施形態を示す縦断面図である。 図4のインターフェースユニットを示す底面図である。 インターフェースユニットの一実施形態による各部位別の寸法を示す概念図である。 インターフェースユニットの他の実施形態による各部位別の寸法を示す概念図である。 図2のインターフェースユニットが装着されたレーザーアブレーション−DART−MSシステムで実験を行う場合を示す図である。 インターフェースユニットが適用されていないレーザーアブレーション−DART−MSシステムでの実験の結果を示すグラフである。 インターフェースユニットが適用されたレーザーアブレーション−DART−MSシステムでの実験の結果を示すグラフである。 インターフェースユニットが適用されたレーザーアブレーション−DART−MSシステムでの実験の結果を示すグラフである。 図1のレーザーアブレーション−DART−MSシステムの光学ユニットの概略図である。 光学ユニットを支持するための部材の正面図である。 インターフェースフランジを例示的に示す図面である。 下端プレートがインターフェースフランジに装着された場合を例示的に示す図面である。 光学ユニットを支持するための部材及び光学ユニットの一部がインターフェースフランジに装着されたことを示す概念図である。
本発明のインターフェースユニットは、DARTイオン化ユニットの放出口と質量分析ユニットのインレットとの間に位置する管状の本体;及び前記本体の一側面に備えられる第1開口部であって、試料から脱着された被分析物が、前記本体内に流入されるように設けられた前記第1開口部;を含み、前記インターフェースユニットは、レーザーアブレーション−DART−MSシステムに使われ、前記本体は、前記DARTイオン化ユニットから放出されるヘリウムビームと前記試料から脱着された被分析物とを流入されて、前記質量分析ユニットに伝達するものである。
本発明のインターフェースユニットにおいて、前記本体は、前記DARTイオン化ユニットから放出されるヘリウムビームと前記試料から脱着された被分析物とが流入される第1領域と、前記第1領域に連結され、前記第1領域のガスストリームを注入されて、前記質量分析ユニットに伝達する第2領域と、を含み、前記第1領域の一端部に前記DARTイオン化ユニットから放出されるヘリウムビームが流入され、前記第1領域の他端部は、前記第2領域と連結され、前記第1領域での前記本体の内径は、前記第1領域の前記一端部から前記第1領域の前記他端部に向かうほど減るものである。
本発明のインターフェースユニットの前記第1領域で本体の内部空間は、テーパー(taper)状に形成されるものである。
本発明のインターフェースユニットにおいて、前記第1開口部は、前記第1領域に設けられるものである。
本発明のインターフェースユニットは、前記第1開口部から前記インターフェースユニットの長手方向に垂直に前記試料装着ユニット側に延びた突出管をさらに含み、前記試料装着ユニットに装着された試料から脱着された被分析物が、前記突出管を通って前記第1開口部を通って前記インターフェースユニットの内部に流入されるものである。
本発明のインターフェースユニットにおいて、前記第1領域の前記本体の他側面には、レーザユニットから放出されるレーザビームが通過するように設けられた第2開口部が設けられ、前記第2開口部は、前記第1開口部と対面し、前記レーザビームは、前記第1開口部及び前記第2開口部を貫通して前記試料に照射されるものである。
本発明のインターフェースユニットの前記第1領域には、コロナピンが前記本体の内部に挿入されるための少なくとも1つ以上の第3開口部が設けられるものである。
本発明のインターフェースユニットにおいて、前記質量分析ユニットのインレットは、質量分析ユニットの内部に設けられる分析空間に前記質量分析ユニットの外部の被分析物が流入される穴が設けられるオリフィスと、前記オリフィスに連結されるインターフェースフランジと、を含み、前記第2領域の一端部は、前記第1領域の前記他端部と連結され、前記第2領域の他端部は、前記質量分析ユニットのインレットに連結され、前記第2領域の前記他端部の本体の外径は、前記インターフェースフランジに前記オリフィスの前記穴と対面するように形成される吸入ホールの内径よりも小さいものである。
本発明のインターフェースユニットは、レーザユニットから放出されるレーザビームが通過するように設けられた第2開口部をさらに含み、前記第2開口部は、前記本体の側面のうち、前記第1開口部に対向する地点に位置し、前記レーザビームは、前記第2開口部を及び第1開口部を通って前記試料に照射されるものである。
本発明のインターフェースユニットは、コロナピンの端部が、前記インターフェースユニットの前記本体の内部に挿入されるように設けられた1つ以上の第3開口部をさらに含み、前記第3開口部は、前記第2開口部付近に位置するものである。
本発明のインターフェースユニットを使用するレーザーアブレーション−DART−MSシステムは、前記試料が上に装着される試料装着ユニット;前記試料から被分析物を脱着させるように、前記試料にレーザビームを照射するレーザユニットを含む光学ユニット;前記試料から脱着された被分析物をイオン化させるようにヘリウムビームを提供するDARTイオン化ユニット;及び前記イオン化された被分析物に対して分析を行う質量分析ユニット(MS);を含み、所望の位置に前記光学ユニットが装着され、前記光学ユニットを支持することができる光学ユニット支持部材をさらに含み、前記光学ユニット支持部材は、前記質量分析ユニットに固定されるものである。
本発明のDART−MSシステムにおいて、前記質量分析ユニットのインレットは、質量分析ユニットの内部に設けられる分析空間に前記質量分析ユニットの外部の被分析物が流入される穴が設けられるオリフィスと、前記オリフィスに連結されるインターフェースフランジと、を含み、前記インターフェースフランジは、前記オリフィスが設けられる前記質量分析ユニットの面に固定され、前記光学ユニット支持部材は、前記インターフェースフランジに固定されるものである。
本発明のレーザーアブレーション−DART−MSシステムの前記光学ユニット支持部材は、複数個の締結部を含み、前記複数個の締結部は、前記インターフェーフランジのタップ部に対応する位置に設けられる少なくとも1つのインターフェースフランジ連結部を含み、それぞれのインターフェースフランジ連結部は、それぞれのインターフェーフランジのタップ部に第1締結部材で結合されるものである。
本発明のDART−MSシステムにおいて、前記複数個の締結部は、前記光学ユニットが結合される少なくとも1つの光学ユニット連結部をさらに含み、それぞれの光学ユニット連結部は、光学ユニットの締結部に第2締結部材で結合され、前記光学ユニットは、ミラー(mirror)、移動ステージ(translation stage)、絞り(iris)、レンズ(lens)のうち少なくとも何れか1つをさらに含むものである。
本発明のレーザーアブレーション−DART−MSシステムにおいて、前記光学ユニット支持部材は、上端プレートと下端プレートとを含み、前記複数個の締結部は、前記上端プレートと前記下端プレートとが互いに結合される少なくとも1つの上下端プレート結合部を含み、前記下端プレートの上下端プレート結合部と前記上端プレートの上下端プレート結合部とが重なる部分に第3締結部材で固定させるものである。
以下、本発明の一実施例によるインターフェースユニット100を詳しく説明する。添付図面は、本発明の例示的な形態を図示したものであって、これは、本発明をより詳しく説明するために提供されるものであり、これにより、本発明の技術的な範囲が限定されるものではない。
また、図面符号に関係なく同一または対応する構成要素は、同じ参照番号を付与し、これについての重複説明は省略し、説明の便宜上、示された各構成部材の大きさ及び形状は、誇張または縮小されうる。
図1は、レーザーアブレーション−DART−MSシステム1の概略図である。まず、レーザーアブレーション−DART−MSシステム1は、試料2にレーザビームを照射して脱着(ablation)させた後、脱着された被分析物(anaylte)をDARTイオン化ユニット(DART ion source)10から出るヘリウムビーム(He beam)及びこれにより生成される反応性イオンを用いてイオン化させて、物質の分子量及び構造分析を行う装置である。
レーザーアブレーション−DART−MSシステム1は、DARTイオン化ユニット10、質量分析ユニット20、試料装着ユニット30、レーザユニット41、コロナ放電ユニット(図示せず)を含む。
DARTイオン化ユニット10では、レーザユニット41からレーザビームを照射して試料装着ユニット30に装着された試料2から脱着された被分析物をDARTイオン化ユニット10のヘリウムビーム及びこれにより生成される反応性イオンを用いてイオン化させる。DARTイオン化ユニット10の放出口11からヘリウムビームが放出されて、試料装着ユニット30に装着された試料2から脱着された被分析物がイオン化される。DARTイオン化ユニット10は、例えば、IonSense社のDART−SVPである。
質量分析ユニット(MS)20では、イオン化された被分析物を収容してイオン化された被分析物の分子量及び構造分析を行う。質量分析ユニット20は、例えば、Thermo Fisher Scientific社のLTQ Orbitrap Eliteである。
試料装着ユニット30は、DARTイオン化ユニット10の放出口と質量分析ユニット20のインレット21との間に位置する。質量分析ユニット20のインレット21は、質量分析ユニット20の内部に設けられる分析空間に外部の被分析物が流入される穴が設けられるオリフィス(orifice)21aと、オリフィス21aに連結されるインターフェースフランジ(interface flange)21bと、を含みうる。質量分析ユニット20のインレット21およびインターフェースフランジ21bは、分析状況に応じて選択的に備えられうる。試料装着ユニット30上に装着された試料2から脱着された被分析物が質量分析ユニット20のインレットに流入されるために、より正確には、試料装着ユニット30は、DARTイオン化ユニット10の放出口と質量分析ユニット20のインレット21とを連結する仮想の直線から一定距離離隔して位置しうる。例えば、試料装着ユニット30は、DARTイオン化ユニット10の放出口と質量分析ユニット20のインレット21との間の経路よりも下方に位置しうる。試料装着ユニット30は、例えば、ステンレススチール材のサンプルプレートであって、試料2が存在するガラス基板またはTLC(thin layer chromatography)基板が上に置かれる。
レーザユニット41は、試料2にレーザビームを照射して試料2から被分析物を脱着させる。レーザユニット41は、例えば、LASOS社のLMD−XT seriesである。
また、コロナ放電ユニットは、コロナピンを含む。コロナピンの方向は、DARTイオン化ユニット10の放出口と質量分析ユニット20のインレット21との間の経路に向かう。すなわち、DARTイオン化ユニット10から放出されるヘリウムビームと試料2から脱着された被分析物とが合う領域に向かう。コロナ放電ユニットの高電圧、例えば、1kV以上のpositive DC電圧の供給を通じて試料2から脱着された被分析物のイオン化を促進する。それにより、被分析物のイオン化効率を増大させることができる。
分析者が質量スペクトルをリアルタイムで確認しながら、試料2から由来する被分析物のイオンピークの強度が最大になるようにレーザユニット41の相対的な位置やレーザビームの照射角度及びパワーが調整される。
本発明のインターフェースユニット100は、レーザーアブレーション−DART−MSシステム1において、DARTイオン化ユニット10の放出口と質量分析ユニット20のインレット21との間に位置しうる。
図2は、本発明の一実施形態によるインターフェースユニット100の縦断面図である。
インターフェースユニット100は、両端部が開口された管状の本体を有し、後述するように、複数個の開口部を含む管である。インターフェースユニット100は、例えば、複数個の開口部を含む石英管である。または、インターフェースユニット100の材質は、前述した石英以外にも、ガラスまたはセラミック材からなる管でもある。インターフェースユニット100の両端部のうち、一端部101は、DARTイオン化ユニット10の放出口の末端部分と重なるように配置(すなわち、インターフェースユニット100の一端部101の内部にDARTイオン化ユニット10の放出口の末端部分の一部または全体が含まれ)される。または、インターフェースユニット100の両端部のうち、一端部101は、DARTイオン化ユニット10の放出口に直ちに接するか、隣接する。DARTイオン化ユニット10の放出口から放出されたヘリウムビームがインターフェースユニット100の開口された一端部101を通じてインターフェースユニット100内に流入される。インターフェースユニット100の両端部のうち、他端部102は、質量分析ユニット20のインレットと結合されうる。例えば、質量分析ユニット20のインレット21は、外部配管と質量分析ユニット20とを連結するためのインターフェースフランジ21bを含み、インターフェースユニット100の他端部102は、インターフェースフランジに挿入されて、インターフェースユニット100と質量分析ユニット20のインレット21は結合されうる。インターフェースユニット100は、オリフィス21aに接するか、所定距離(約2mm)が離隔して質量分析ユニット20のインレット21に連結される。
または、例えば、質量分析ユニット20のインレット21は、インターフェースフランジ21bに固定され、オリフィス21aにガスストリームを伝達する延長チューブ21cをさらに含み、延長チューブ21cにインターフェースユニット100が固定される。
図2に示したように、本発明のインターフェースユニット100は、DARTイオン化ユニット10の放出口と質量分析ユニット20のインレット21との間に位置する管状の本体を含み、本体は、DARTイオン化ユニット10から放出されるヘリウムビームと試料2から脱着された被分析物とが流入される第1領域110と、第1領域110に連結され、第1領域110のガスストリームを注入されて質量分析ユニット20に伝達する第2領域120と、を含みうる。ガスストリームは、ヘリウムガスと試料から脱着及びイオン化された成分とを含みうる。具体的には、第2領域120の本体は、質量分析ユニット20のインレット21と結合されうる。
具体的に、第1領域110の一端部111は、DARTイオン化ユニット10と隣接するように対面し、第1領域110の他端部112は、第2領域120の一端部121と連結され、第2領域120の他端部122は、質量分析ユニット20と隣接するように対面することができる。すなわち、[DARTイオン化ユニット10]−[第1領域110]−[第2領域120]−[質量分析ユニット20]順に配置される。
または、図3に示したように、インターフェースユニット100は、長手方向に沿って均一な内径を有するように形成されうる。
図2、図4及び図5に示したように、第1領域110での本体の内径は、第1領域110の一端部111から第1領域110の他端部112に向かうほど減る。具体的に、第1領域110で本体の内部空間は、テーパー状に形成されうる。すなわち、第1領域110で本体の内部空間は、円錐状である。本発明の第1領域110の本体は、第2領域120に隣接するほど狭まるように形成されることにより、DARTイオン化ユニット10から放出されるヘリウムガス及び試料2から脱着された被分析物が十分な量で収集されて生成されたイオン成分と共に第2領域120にフォーカシングされて送られる。第1領域110の一端部111で本体の内径は、質量分析ユニット20のインレットの内径よりもさらに大きい。
第2領域120の本体の内径は、第1領域110の他端部112側の本体の内径と同一であるか、さらに小さくなるように形成されて、第1領域110から伝達されたガスストリームは、ラジアル圧縮された状態で質量分析ユニット20のインレットに運送される。第2領域120で本体の内径は、一定に保持される。具体的に、ガスストリームは、第2領域120を通じてラジアル圧縮された状態で伝達されるために、サブアンビエント圧力領域(sub−ambient pressure region)である質量分析ユニット20のインレット付近での損失を減らしうる。
図2、図4から図6に示したように、第1領域110には、試料装着ユニット30(より具体的には、試料2)に隣接した本体の一側面に形成される第1開口部130と、レーザユニット41から放出されるレーザビームが通過するように本体の他側面に形成される第2開口部140と、コロナピンが本体の内部に挿入されるための少なくとも1つ以上の第3開口部150と、が設けられうる。
第1開口部130を通じて試料装着ユニット30に装着された試料2から脱着された被分析物が、第1領域110のインターフェースユニット100内に流入される。インターフェースユニット100内に流入された被分析物は、インターフェースユニット100の開口された一端部101を通じて入ってきたヘリウムビーム及びこれにより生成された反応性イオンによってイオン化される。第1開口部130は、後述する第2開口部140を通じて入ってきたレーザビームが試料2側に通過する経路でもある。すなわち、レーザユニット41から放出されるレーザビームは、まず第2開口部140を通過し、第1開口部130を通過して試料装着ユニット30に装着された試料2に照射される。第1開口部130は、例えば、円状である。
レーザユニット41から放出されるレーザビームが試料装着ユニット30に装着された試料2に照射されるために、第2開口部140は、第1開口部130に対向する地点に位置しうる。すなわち、第2開口部140は、第1開口部130と対面することができる。第2開口部140は、例えば、円状である。レーザビームは、第2開口部140の中心を貫通することができる。
第2開口部140は、レーザビームの照射する波長帯の光を透過させる素材の平面カバーで覆われる。例えば、平面カバーは、平面カバーの平面がレーザビームの光路と垂直になるように第2開口部140を覆うことができる。このように、平面カバーで第2開口部140を覆うことにより、ガスストリームが第2開口部140を通じて漏れることを防止すると共にレーザビームが屈折または散乱されることなしに試料に照射される。
また、インターフェースユニット100の側面のうち、コロナ放電ユニットのコロナピン側に向かう部分に少なくとも1つの第3開口部150を含む。また、第3開口部150は、第2開口部140付近に位置しうる。コロナ放電ユニットのコロナピンの端部が第3開口部150付近に位置してインターフェースユニット100の内部に向かうように位置するか、コロナ放電ユニットのコロナピンの端部が第3開口部150を通じてインターフェースユニット100の内部に挿入される。コロナピンに適用される第3開口部150は、1つで備えられてもよく、複数個備えられても良い。第3開口部150が複数個備えられ、それぞれの第3開口部150が第2開口部140から多様な距離で備えられる場合に、レーザビームとコロナピンとの距離が多様に変更されうる。また、第3開口部150は、例えば、円状である。
図4及び図5は、本発明のインターフェースユニット100に突出管131が含まれる構造を示す縦断面図である。具体的に、第1開口部130でインターフェースユニット100の長手方向で垂直に延びた突出管131をさらに含む。突出管131は、第1開口部130から試料装着ユニット30の方向に延びる。具体的に、レーザーアブレーション−DART−MSシステム1において、突出管131は、下向きに延びて突出した形状である。すなわち、突出管は、第1開口部からインターフェースユニット100の長手方向に垂直に試料装着ユニット30側に延びた管である。それにより、試料装着ユニット30に装着された試料2から脱着された被分析物が第1開口部130から延びた突出管131を通ってインターフェースユニット100内に流入されるので、被分析物の損失をより防止可能にした。突出管131は、例えば、図4及び図5に示したように、管状である。しかし、本発明は、前述したことに限定されず、第1開口部130から試料装着ユニット30の方向に広がるテーパー状であるなど、多様な変形、変更が可能である。
図5に示したように、第2領域120の一端部121は、第1領域110の他端部112と連結され、第2領域120の他端部122は、質量分析ユニット20のインレットに連結される時、第2領域120の他端部122の本体の外径は、インターフェースフランジ21bにオリフィス21aの穴と対面するように形成される吸入ホールの内径よりも小さいものである。インターフェースユニット100の他端部102が吸入ホールに挿入されてインターフェースユニット100が質量分析ユニット20に固定される。インターフェースフランジ21bの吸入ホール側には、インターフェースユニット100が挿入される長さを確保するためのガイド突出部が設けられうる。すなわち、質量分析ユニット20のインレット21に直接対面して結合されるインターフェースユニット100の他端部102の規格は、質量分析ユニット20のインレット21の構造及び規格に合わせてインレット21と結合可能になるように形成させながらも、インターフェースユニット100の一端部101の外径及び内径をさらに大きく形成して、DARTイオン化ユニット10から放出されるヘリウムビームと試料2から脱着された被分析物とをインターフェース内に十分に流入させうる。
本発明のインターフェースユニット100が適用されない従来のレーザーアブレーション−DART−MSシステムでは、試料2から脱着された被分析物がイオン化されて質量分析ユニット20のインレットに流入される過程でDARTイオン化ユニット10の放出口と質量分析ユニット20のインレットとの間の大気中に露出された空間によって脱着及びイオン化された成分が損失(loss)されて、被分析物の検出感度が低いという問題点があった。
しかし、本発明によれば、前述したように、DARTイオン化ユニット10の放出口と質量分析ユニット20のインレット21との間の経路に位置するインターフェースユニット100を提供し、インターフェースユニット100は、DARTイオン化ユニット10の放出口と質量分析ユニット20のインレット21との間に位置する管状を有し、試料2に隣接した部分には、第1開口部130を含む。インターフェースユニット100がDARTイオン化ユニット10の放出口に連結されるので(すなわち、放出口に隣接するか、または放出口の末端の一部または全体を含みうるので)、ヘリウムビームの流れを限定させて、脱着された成分と効果的に合えるという長所がある。
また、本発明の第1領域110の本体は、第2領域120に隣接するほど狭まるように形成されることにより、DARTイオン化ユニット10から放出されるヘリウムガス及び試料2から脱着された被分析物が十分な量で収集されて生成されたイオン成分と共に第2領域120にフォーカシングされて送られ、第2領域120の本体の内径は、第1領域110の他端部112側の本体の内径と同一であるか、さらに小さくなるように形成されて、第1領域110から伝達されたガスストリームは、ラジアル圧縮された状態で質量分析ユニット20のインレットに運送されるために、分析対象となる成分を効率的に収集及び伝達することができるという長所がある。
また、試料2から脱着された被分析物が第1開口部130を通じてインターフェースユニット100内に流入される。それにより、脱着された被分析物をより効果的に収集し、ヘリウムビームと合うイオン化領域に誘導することができるという長所がある。
また、インターフェースユニット100内に流入された被分析物は、イオン化されて管状のインターフェースユニット100に沿って損失を最小化して、質量分析ユニット20のインレット21に流入される。それにより、本発明のインターフェースユニット100が適用されたレーザーアブレーション−DART−MSシステム1は、従来のレーザーアブレーション−DART−MSシステムに比べて、顕著に検出感度が増加するという長所がある。
以下、図7Aを参照して、本体の内径が長手方向に沿って変わる第1領域110と本体の内径が長手方向に沿って均一な第2領域120とを含むインターフェースユニット100の具体的な実施形態を説明する。
第1領域110の一端部111での本体の内径は、DARTイオン化ユニット10から放出されるヘリウムガスの放出形態及びインターフェースユニット100の一端部101に流入される程度が、レーザーアブレーション−DART−MSシステム1の検出感度に及ぼす影響を考慮して決定される。例えば、第1領域110の一端部111での本体の内径Cは、1〜10mmまたは2〜8mmである。
第1領域110の一端部111から第1領域110の他端部112までの長さ及び第1領域110の他端部112での本体の内径は、ガスストリームのフォーカシング程度がレーザーアブレーション−DART−MSシステム1の検出感度に及ぼす影響を考慮して決定される。例えば、第1領域110の一端部111から第1領域110の他端部112までの長さAは、10〜200mmまたは10〜150mmであり、第1領域110の他端部112での本体の内径Dは、0mm超過8mm以下であるか、0.5〜5mmである。
第2領域120の形成の有無、第2領域120の一端部121から第2領域120の他端部122までの長さ及び第2領域120での本体の内径は、ガスストリームのラジアル圧縮程度がレーザーアブレーション−DART−MSシステム1の検出感度に及ぼす影響を考慮して決定される。例えば、第2領域120の一端部121から第2領域120の他端部122までの長さBは、0mm超過190mm以下であるか、0mm超過140mm以下であり、第2領域120での質量分析ユニット20と隣接した本体の内径Eは、0mm超過8mm以下であるか、0.5〜5mmである。第2領域120が省略される時に、第1領域110の他端部112が質量分析ユニット20のインレット21に結合されうる。
第1開口部130、第2開口部140及び第3開口部150は、次のような機能を行える。第1開口部130を備えることにより、レーザビームによって脱着された成分が効率的に収集されてヘリウムビームと合うイオン化領域に誘導する役割を果たす。これを考慮して、第1開口部130の直径Hは、1〜5mmまたは2〜5mmである。
第2開口部140は、レーザビームがスキャタリング(scattering)や屈折及び反射なしに試料2に照射されて効果的に試料2から被測定物を脱着させるようにする役割を果たす。このような、第2開口部140の直径のサイズ及び形成の有無は、レーザビームのスキャタリング及び電力損失(power loss)の程度vs(コントラスト)第2開口部140を通じて脱着及びイオン化された被分析物がインターフェースユニット100から外れる程度(すなわち、DARTイオン化ユニット10の放出口と質量分析ユニット20のインレットとの間の経路から外れて被分析物の損失が発生する程度)が検出感度に及ぼす影響を考慮して決定される。例えば、第2開口部140の直径Fは、0mm超過5mm以下であるか、2〜5mmである。
第3開口部150は、コロナピンがインターフェースユニット100の内部に挿入されるようにしてヘリウムビームと脱着された成分とが合ってイオン化される領域で高電圧の供給を通じてイオン化を促進する役割を行わせる。このような、第3開口部150の直径のサイズ、形成の有無及び個数は、コロナ放電によるイオン化効率の増大効果vs(コントラスト)第3開口部150を通じて脱着及びイオン化された被分析物がインターフェースユニット100から外れる程度(すなわち、DARTイオン化ユニット10の放出口と質量分析ユニット20のインレットとの間の経路から外れて被分析物の損失が発生する程度)が検出感度に及ぼす影響を考慮して決定される。例えば、第3開口部150の直径Gは、0mm超過5mm以下であるか、1〜3mmである。
突出管131の有無及び長さは、脱着された被分析物がインターフェースユニット100の内部に流入されてヘリウムガスビームと効果的に合えるように誘導される程度、より具体的に、脱着された被分析物の限定の程度(試料2から脱着される被分析物がヘリウムガスビームと合う領域ではない他の部分に流れない程度)及びガイディング(guiding、すなわち、脱着された被分析物の流れがインターフェースユニット100の構造に沿ってヘリウムガスビームと合うインターフェース中心に向かうもの)程度vs(コントラスト)試料2で脱着が起こる地点(ablation point)とインターフェースユニット100との相対的距離が検出感度に及ぼす影響によって決定される。例えば、突出管が第1開口部130から突出した長さMは、0mm超過20mm以下であるか、0mm超過10mm以下である。
レーザビームは、第2開口部140の中心を貫通するように、本発明のインターフェースユニット100は、レーザーアブレーション−DART−MSシステム1に適用可能であり、第1領域110の一端部111から第2開口部140の中心までの長さIは、5〜175mmまたは5〜125mmであり、第2開口部140の中心から第1領域110の他端部112までの長さJは、5〜195mmまたは5〜145mmである。
インターフェースユニット100の本体の中心から第3開口部150の中心までの距離Lは、−3〜3mmまたは−2〜2mmである。
第2開口部140の中心から第3開口部150の中心までの距離は、レーザビームとコロナピンとの相対的な距離が検出感度に及ぼす影響を考慮して決定される。例えば、第2開口部140の中心から第3開口部150の中心までの距離Kは、1〜10mmまたは2〜6mmである。
以下、図7Bを参照して、本体の内径が長手方向に沿って均一なインターフェースユニット100の具体的な実施形態を説明する。
Asは、DARTイオン化ユニット10の放出口と質量分析ユニット20のインレットとの距離を意味し、例えば、10〜200mmまたは10〜150mmである。Bsは、第2開口部140の中心とDARTイオン化ユニット10の放出口との距離を意味し、例えば、5〜175mmまたは5〜125mmである。Bs'は、第2開口部140の中心と質量分析ユニット20のインレットとの距離を意味し、例えば、5〜195mmまたは5〜145mmである。Csは、質量分析ユニット20のインレットに固定される部分の長さを意味し、例えば、10〜190mmまたは10〜140mmである。Dsは、インターフェースユニット100、100'のDARTイオン化ユニット10側の一端部の内径を意味し、例えば、1〜10mmまたは2〜8mmである。Esは、レーザビーム通過のための第2開口部140の直径を意味し、例えば、0mm超過5mm以下であるか、2〜5mmである。Fsは、第3開口部150の直径を意味し、例えば、0mm超過5mm以下であるか、1〜3mmである。Gsは、第2開口部140の中心と第3開口部150の中心との距離を意味し、例えば、1〜10mmまたは2〜6mmである。Hsは、インターフェースユニット100、100'の中心から第3開口部150の中心までの高さを意味し、例えば、−3〜3mmまたは−2〜2mmである。Isは、レーザビーム通過及び脱着された被分析物のための第1開口部130の直径を意味し、例えば、1〜5mmまたは2〜5mmである。Jsは、第1開口部130から延びる突出管131の長さ(高さ)を意味し、例えば、0mm超過10mm以下であるか、0mm超過20mm以下である。Jが0mmである時は、第1開口部130に突出管131を備えない場合である。
本発明は、前述した寸法に限定されず、本発明が具現される多様な環境などによって多様に変更されうる。
実施例1
1)試料の製造
分子量244Daを有するUV吸収剤物質(C1416、ethyl(Z)−2−cyano−3−(4−(dimethylamino)phenyl)acrylate)を10mg/mLの濃度でイオン性液体(ionic liquid)である(PYR13−FSI、1−methyl−1−propylpyrrolidinium bis(fluorosulfonyl)imide)に完全に溶かす。
次に、イオン性液体は、低蒸気圧(low vapor pressure)、良好な溶解度(good solubility)、熱的安定性(thermal stability)、高粘性(high viscosity)などの性質を有する溶媒であって、溶質を均一に混ぜ、溶質が揮発されないようにするという点などで、液体マトリックス(liquid matrix)及び固体マトリックス(solid matrix)の長所を同時に有したマトリックスとして活用することができる。これにより、レーザビームによる試料2の脱着時に、試料の均質性(homogeneity)の確保及びショット・ツー・ショット再現性(shot−to−shot reproducibility)のために、分析物質をイオン性液体に溶解させて使用した。したがって、レーザーアブレーション−DART−MSを利用した実験の遂行時に、分析時間の間に持続的な試料2の消費によるシグナル減少を最小に減らして、一定のサイズのシグナル感度を保持させた。
2)実験の条件
レーザパワーは、180mW、連続波(continuous wave)であり、DC電圧は、0〜1.5kVであって、ニードルに印加され、DARTソース温度は、400℃であり、質量分析ユニット20は、positive mode(ionization mode)、FTMS(analyzer)、240,000(resolution)とした。図2に示したように、第1領域110の本体の内部が円錐状に形成され、突出管131は、備えられていないインターフェースユニット100が適用された。
3)実験の遂行
ピペットを用いて試料2 1μLをガラス基板上に落とす。次に、図8に示したように、ガラス基板をサンプルプレート上に置き、DARTイオン化ユニット10、レーザビーム、質量分析ユニット20のインレット21、サンプルプレート間の相対的間隔を調節する。次に、実験の条件に合わせてレーザパワー、DC電圧、DART温度、質量分析ユニット20を前記2)の実験の条件で設定する。次に、被分析物の質量スペクトルを得る。
実施例2
1)試料の製造
実施例1と同様に製造された試料が使われた。
2)実験の条件
レーザパワーは、180mW、連続波であり、DC電圧は、0〜1.5kVであって、ニードルに印加され、DARTソース温度は、400℃であり、質量分析ユニット20は、positive mode(ionization mode)、FTMS(analyzer)、240,000(resolution)とした。突出管131は、備えられず、図3に示したように、長手方向に内径が均一なインターフェースユニット100が適用された。
3)実験の遂行
実施例1と同じ実験方法で行われた。
図9Aは、本発明によるインターフェースユニット100を備えずに実験を行った場合の実験の結果を示すグラフである。
図9Bは、実施例2の実験の結果を示すグラフであり、図9Cは、実施例1の実験の結果を示すグラフである。
実施例1及び実施例2の実験の結果は、本発明のインターフェースユニット100が適用されたレーザーアブレーション−DART−MSシステム1の検出感度がインターフェースユニット100のないシステムよりもさらに検出感度に優れているということを示している。実施例1の実験の結果とインターフェースユニット100が備えられていない実験の結果とを比較すれば、検出感度が約35倍程度差が出ることを確認することができる。
以下、本発明のインターフェースユニット100を使用するレーザーアブレーション−DART−MSシステム1に適用されるものであって、レーザユニット41を含む光学ユニット40を支持する光学ユニット支持部材400について詳しく説明する。
インターフェースフランジ21bは、DARTイオン化ユニット10によって生成されたイオンを質量分析ユニット(MS)20に伝達し、DARTイオン化ユニット10が質量分析ユニット20にマウント(mount)されるように、質量分析ユニット20に装着される。具体的に、インターフェースフランジ21bは、オリフィス21aが設けられる前記質量分析ユニットの面に固定される。
インターフェースフランジ21bは、図12に示したように、タップ部(tap)22aをさらに含みうる。インターフェースフランジ21bのタップ部22aに後述する光学ユニット支持部材400を固定させることができる。敷衍すれば、インターフェースフランジ21bは、タップ部22aが設けられても、設けられなくてもよいが、もし、インターフェースフランジ21bにタップ部22aが設けられていなければ、所望の位置にタップ部22aを形成して光学ユニット支持部材400を固定させることができる。
図10は、光学ユニット40の概略図を示す。
光学ユニット40は、レーザユニット(laser unit)41、ミラー42、移動ステージ43、絞り44、レンズ45などを含む。レーザユニット41は、試料2にレーザビームを照射して試料から被分析物を脱着させる。この際、光学ユニット40によって決定されるレーザのパワー(power)、試料2と焦点(focal point、すなわち、レーザビームがレンズ45によって一箇所に集まる地点)との距離、脱着地点(ablation point、すなわち、試料2にレーザビームが接して脱着が起こる地点)でのビームサイズなどは検出感度の向上のために、最適化されなければならない要素である。すなわち、光学ユニット40の最適化された配置を通じてレーザビームのアライメント(alignment)及びフォーカシング程度(focusibility)を調節することができる。または、レーザモジュール41に光繊維(optical fiber)が結合された形態として具現する場合、レーザモジュール41のサイズに関係なく光繊維のヘッド部分を光学ユニット支持部材400に装着して使用することもできる。
ミラー42は、レーザユニット41から発生するレーザビームが試料2まで到達できるように、レーザビームの経路を調節する役割を果たす。すなわち、レーザユニット41から試料2まで一直線経路でレーザビームが到達することができない場合に、少なくとも1つのミラー42でレーザビームの進行方向を変更してレーザビームの経路を調節する。
移動ステージ43は、少なくとも1つの軸方向に沿って移動可能なステージである。例えば、平面上で移動可能なXYステージである。移動ステージ43上にレンズ45が装着されてレンズ45が一定方向に移動することができる。それにより、レンズ45の位置を調節して試料2に対するレーザビームの焦点を変更することができる。例えば、焦点を試料に置き、試料から少し離れるように置くこともできる。
絞り44は、所望の経路へのレーザビーム整列(alignment)のためのガイドの役割を果たす。また、絞り44の穴(aperture)のサイズ調節を通じてビームサイズを調節することもできる。
レンズ45は、試料2の表面でのレーザビームのフォーカシング程度を調節することができる。
一方、光学ユニット40において、レーザビームの焦点と試料表面との相対的距離は、検出感度に影響を与えるので、焦点に試料が存在する場合、面積当たり試料の脱着程度は高くなり、脱着面積は減り、分子イオンに比べて、フラグメント(fragment)イオンの検出感度が高くなる。試料が焦点から外れて(off−center focal point)存在する場合、面積当たり試料の脱着程度は低い。Off−centerであるほど試料に合うビームサイズは大きくなるので、脱着面積は大きくなり、フラグメントに比べて、分子イオンの検出感度が高くなる。したがって、このような相関関係などを考慮してレーザユニット41、レンズ45、試料間の位置関係を調節することにより、検出感度が高い光学ユニットの配置の最適化が必要である。また、特定の波長及びパワーで最適化された位置関係が定立されたとしても、レーザの波長とパワーは、試料による検出感度に多くの影響を与える因子なので、実験当時の試料特性、レーザ特性によって光学ユニットの配置の最適化が必要である。本発明は、光学ユニット支持部材400上に複数個の締結部410を備え、光学ユニット40を光学ユニット支持部材400上の複数個の締結部410に前記目的に合わせて多様に配置して結合させることができる長所がある。
本発明のレーザーアブレーション−DART−MSシステム1は、光学ユニット40を支持するための光学ユニット支持部材400を含む。光学ユニット支持部材400は、例えば、板(plate)状に製作されたものである。また、光学ユニット支持部材400は、所定の間隔で配列された複数個の締結部410を含む。複数個の締結部410は、例えば、M6タップであり、または、貫通ホール(hole)状でもある。
複数個の締結部410は、少なくとも2つのインターフェースフランジ連結部410aを含む。例えば、前述した所定の間隔からなる複数個の締結部410の一部は、インターフェースフランジ連結部410aとして機能をすることもでき、インターフェーフランジのタップ部22aに対応する位置に設けられたものでもある。例示的に、図12のインターフェーフランジのタップ部22aに対応する位置に、図11に示したように、インターフェースフランジ連結部410aが位置しうる。それぞれのインターフェースフランジ連結部410aは、それぞれのインターフェーフランジのタップ部22aに第1締結部材で固定される。例えば、インターフェーフランジのタップ部22aは、内周面が雌ネジ状からなっており、第1締結部材は、タップ部22aの内周面に結合される雄ネジ状からなっている。第1締結部材は、例えば、M6ボルトである。
具体的に、質量分析ユニット20のインターフェースフランジ21bの前面のうち、所望の位置に光学ユニット支持部材400を位置させ、複数個の締結部410のうち、インターフェースフランジ21bのタップ部22aの位置に対応する締結部(すなわち、インターフェースフランジ連結部410a)に第1締結部材を挿入する方式で、光学ユニット支持部材400をインターフェースフランジ21bの前面に固定させる。
また、複数個の締結部410は、光学ユニット連結部410bを含む。すなわち、複数個の締結部410の一部は、光学ユニット連結部410bとして機能を行える。光学ユニット40としては、前述したレーザユニット41、ミラー42、移動ステージ43、絞り44、レンズ45などがある。光学ユニット40のそれぞれ(レーザユニット41、ミラー42、移動ステージ43、絞り44、レンズ45など)は、光学ユニット連結部410bと連結されるように、少なくとも1つの締結部を含みうる。締結部は、例えば、貫通ホール(clear hole)状でも、または、内周面が雌ネジ状でもある。それぞれの光学ユニット40の締結部と光学ユニット連結部410bは、第2締結部材で固定される。例えば、第2締結部材は、光学ユニット連結部410b及び締結部に結合される雄ネジ状からなっている。第2締結部材は、例えば、M6ボルトまたはM6無頭ボルトである。または、締結部が、例えば、貫通ホール状である時、第2締結部材は、例えば、ボルトの後方にナットが備えられたものである。
具体的に、光学ユニット40のそれぞれを光学ユニット支持部材400上の所望の位置に配置し、複数個の締結部410のうち、それぞれの光学ユニット40の締結部に対応する締結部(すなわち、光学ユニット連結部410b)に第2締結部材を挿入する方式で、光学ユニット40のそれぞれを光学ユニット支持部材400に固定させる。
追加的に、光学ユニット支持部材400にコロナ放電ユニット50を固定させることもできる。同様に、コロナ放電ユニット50にも、少なくとも1つの締結部を含みうる。締結部は、例えば、貫通ホール状であり、内周面が雌ネジ状からなる貫通孔状である。光学ユニット支持部材400の複数個の締結部410のうち、コロナ放電ユニット50の締結部に対応する締結部(すなわち、コロナ放電ユニット連結部410c)に第2締結部材で固定する方式で、コロナ放電ユニット50を光学ユニット支持部材400の所望の位置に固定させることができる。
一方、光学ユニット支持部材400は、例示的に、図11に示したように、大きく下端プレート401と上端プレート402とからなり、下端プレート401と上端プレート402とが結合されたものである。このような場合、複数個の締結部410の一部は、上下端プレート結合部410dになりうる。すなわち、下端プレート401の上部一部と上端プレート402の下部一部とを重ねて、下端プレート401の複数個の締結部410と上端プレート402の複数個の締結部410とが重なる部分に第3締結部材で固定させることができる。第3締結部材は、例えば、M6ボルトである。上下端プレート結合部410dの下端プレートのホールは、M6ボルト用カウンターボア(counterbore)形態で穴が開けられており、M6ボルトの頭部がプレート上に飛び出さないようになっている。図11では、例示的に、下端プレート401の最上端の列に位置した4つの穴とその次の列に位置した4つの穴とが上下端プレート結合部410dになりうる。便宜上、図面番号は、最左側の穴に表示した。同様に、例示的に、上端プレート402の最下端の列に位置した4つの穴とその次の列に位置した4つの穴とが上下端プレート結合部410dになりうる。下端プレート401をインターフェースフランジ21bのタップ部22aに固定させ、光学ユニット40のそれぞれは、下端プレート401と上端プレート402とのうち、所望の位置に固定される。
一方、下端プレート401と上端プレート402とが結合されたものとして具現される場合、上端プレート402をインターフェースフランジ21b上に載置することにより、上端プレート402の荷重がボルトとインターフェースフランジ21b上に分散される長所がある。また、光学ユニット40のサイズ及び構成によって、上端プレート402の寸法を自在に変更して製作することができるという長所がある。
光学ユニット支持部材400の材質は、例えば、金属などからなり、金属としては、ステンレススチール、アルミニウムなどからなりうる。
以下、図11から図14を参照して、本発明の実施形態を詳しく説明する。図12は、図1のレーザーアブレーション−DART−MSシステム1に使われるインターフェースフランジ21bを例示的に示す正面図であり、図13は、下端プレート401が図12のインターフェースフランジ21bに装着された場合を例示的に示す図面である。図12に示したように、インターフェースフランジ21bは、タップ部22aを含む。
また、図14は、光学ユニットを支持するための部材400及び光学ユニット40がインターフェースフランジ21bに装着されたことを示す概念図である。
下端プレート401は、幅X高さX厚さがそれぞれ、例えば、190mmX130mmX10mm、15mmである。下端プレート401は、インターフェースフランジ21bと連結される部分であり、厚さが10mmである第1部分401aと上端プレート402と連結される部分であり、厚さが15mmである第2部分401bとで構成される。厚さを前記のように異ならせた理由は、試料に照射されるレーザビームと質量分析ユニット20との最小距離を可能な限り短く確保するために、下端の第2部分401bをもう少し厚くして上端プレート402をさらに内側に位置させた。敷衍すれば、試料脱着地点と質量分析ユニット20との距離が短いほどイオン化された成分が質量分析ユニット40まで移動する距離が短くなるために、移動中、損失が少なくて、さらに高い検出感度を保持することができる。質量分析ユニット20と試料脱着地点との距離は、スぺーサ46を通じて本発明が具現される環境に合わせて所望通り増やすことはできるが、減らすことは、レーザユニット41のサイズ、光学ユニット支持部材400の寸法によって制約を受けることができる。これにより、光学ユニット支持部材400の寸法による制約を最小化するために、第2部分401bをさらに厚く製作して上端プレート402が内側に位置しうる。図11を参照すれば、第1部分401aと第2部分401bが、便宜上、点線で示されている。下端プレート401の形状は、質量分析ユニット20に結合されたインターフェースフランジ21bの構造や形状に合わせてなるなど、多様な変形、変更が可能である。上端プレート402は、幅X高さX厚さがそれぞれ、例えば、190mmX310mmX10mmである。下端プレート401と上端プレート402は、例えば、アルミニウム材からなりうる。
また、下端プレート401と上端プレート402の全体にわたって、光学ユニット40が設けられるように、複数個の締結部410が、例えば、12.5mmまたは25mmの間隔で配される。インターフェースフランジ連結部410aは、図12のインターフェーフランジのタップ部22aに対応する位置に備えられ、例えば、4つで備えられる。
しかし、本発明は、前述した実施例に限定されず、インターフェースフランジ21bのタップ部22aの位置または光学ユニット40のセッティングに合わせて複数個の締結部410の間隔、位置、及び個数を多様に変更することができる。
インターフェースフランジ21bに形成された吸入口24には、延長チューブ21cが連結される。延長チューブ21cの一端部は、吸入口24に連結され、延長チューブ21cの他端部は、DARTイオン化ユニット10の放出口11と対面する方向に延びる。インターフェースユニット100は、延長チューブ21cの他端部に連結されてもよく、延長チューブ21cなしにインターフェースフランジ21bの吸入口24に直ちに連結されても良い。
延長チューブ21cの他端部は、DARTイオン化ユニット10の放出口11と一定距離だけ離隔されて、レーザユニット41から照射されるレーザビームの試料装着ユニット30側への照射を妨害しない。すなわち、延長チューブ21cは、レーザビームの光路を侵さない距離まで延びる。延長チューブ21cを設けることにより、イオン化された被分析物が質量分析ユニット20に流入される前に損失される量を減少させることができる。
前述した本発明の技術的構成は、当業者が、本発明のその技術的思想や必須的な特徴を変更せずとも、他の具体的な形態で実施可能であることを理解できるであろう。したがって、前述した実施例は、あらゆる面で例示的なものであり、限定的ではないということを理解しなければならない。また、本発明の範囲は、前記の詳細な説明よりは後述する特許請求の範囲によって表われる。また、特許請求の範囲の意味及び範囲、そして、その等価概念から導出されるあらゆる変更または変形された形態が、本発明の範囲に含まれると解釈されねばならない。
本発明によれば、レーザーアブレーション−DART−MSシステムにおいて、DARTの放出口とMSのインレットとの間に石英管インターフェースの導入を通じて、各レーザビームの照射地点から脱着された成分及び生成されたイオンの流れを限定させて、検出感度の向上をなしうる。本発明の第1領域の本体は、第2領域に隣接するほど狭まるように形成されることにより、DARTイオン化ユニットから放出されるヘリウムガス及び試料から脱着された被分析物が十分な量で収集されて生成されたイオン成分と共に第2領域にフォーカシングされて送られ、第2領域の本体の内径は、第1領域の他端部側の本体の内径と同一であるか、さらに小さくなるように形成されて、第1領域から伝達されたガスストリームは、ラジアル圧縮された状態で質量分析ユニットのインレットに運送されるために、分析対象となる成分を効率的に収集及び伝達することができる。本発明によれば、レーザーアブレーション−DART−MSシステムにおいて、レーザと試料との相対的位置関係を固定させて、実験の再現性を高めうる。また、レーザ支持部材を用いてレーザユニットなど光学ユニットの位置調整を通じて試料の検出感度の向上のためのシステム最適化を行えるという長所がある。また、レーザーアブレーション−DART−MSシステムの装備運用の便宜性を増大させることができる。

Claims (15)

  1. インターフェースユニットにおいて、
    DARTイオン化ユニットの放出口と質量分析ユニットのインレットとの間に位置する管状の本体と、
    前記本体の一側面に備えられる第1開口部であって、試料から脱着された被分析物が、前記本体内に流入されるように設けられた前記第1開口部と、を含み、
    前記インターフェースユニットは、レーザーアブレーション−DART−MSシステムに使われ、
    前記本体は、前記DARTイオン化ユニットから放出されるヘリウムビームと前記試料から脱着された被分析物とを流入されて、前記質量分析ユニットに伝達するインターフェースユニット。
  2. 前記本体は、前記DARTイオン化ユニットから放出されるヘリウムビームと前記試料から脱着された被分析物とが流入される第1領域と、前記第1領域に連結され、前記第1領域のガスストリームを注入されて、前記質量分析ユニットに伝達する第2領域と、を含み、
    前記第1領域の一端部に前記DARTイオン化ユニットから放出されるヘリウムビームが流入され、
    前記第1領域の他端部は、前記第2領域と連結され、
    前記第1領域での前記本体の内径は、前記第1領域の前記一端部から前記第1領域の前記他端部に向かうほど減る請求項1に記載のインターフェースユニット。
  3. 前記第1領域で前記本体の内部空間は、テーパー状に形成される請求項2に記載のインターフェースユニット。
  4. 前記第1開口部は、前記第1領域に設けられる請求項2に記載のインターフェースユニット。
  5. 前記第1開口部から前記インターフェースユニットの長手方向に垂直に試料装着ユニット側に延びた突出管をさらに含み、
    前記試料装着ユニットに装着された前記試料から脱着された被分析物が、前記突出管を通って前記第1開口部を通って前記インターフェースユニットの内部に流入される請求項4に記載のインターフェースユニット。
  6. 前記第1領域の前記本体の他側面には、レーザユニットから放出されるレーザビームが通過するように設けられた第2開口部が設けられ、
    前記第2開口部は、前記第1開口部と対面し、
    前記レーザビームは、前記第1開口部及び前記第2開口部を貫通して前記試料に照射される請求項4に記載のインターフェースユニット。
  7. 前記第1領域には、コロナピンが前記本体の内部に挿入されるための少なくとも1つ以上の第3開口部が設けられる請求項6に記載のインターフェースユニット。
  8. 前記質量分析ユニットの前記インレットは、前記質量分析ユニットの内部に設けられる分析空間に前記質量分析ユニットの外部の被分析物が流入される穴が設けられるオリフィスと、前記オリフィスに連結されるインターフェースフランジと、を含み、
    前記第2領域の一端部は、前記第1領域の前記他端部と連結され、
    前記第2領域の他端部は、前記質量分析ユニットのインレットに連結され、
    前記第2領域の前記他端部の前記本体の外径は、前記インターフェースフランジに前記オリフィスの前記穴と対面するように形成される吸入ホールの内径よりも小さい請求項2に記載のインターフェースユニット。
  9. レーザユニットから放出されるレーザビームが通過するように設けられた第2開口部をさらに含み、
    前記第2開口部は、前記本体の側面のうち、前記第1開口部に対向する地点に位置し、
    前記レーザビームは、前記第2開口部を及び第1開口部を通って前記試料に照射される請求項1に記載のインターフェースユニット。
  10. コロナピンの端部が、前記インターフェースユニットの前記本体の内部に挿入されるように設けられた1つ以上の第3開口部をさらに含み、
    前記第3開口部は、前記第2開口部付近に位置する請求項9に記載のインターフェースユニット。
  11. 請求項1から請求項10のうち何れか一項に記載のインターフェースユニットを使用するレーザーアブレーション−DART−MSシステムにおいて、
    前記試料が上に装着される試料装着ユニットと、
    前記試料から被分析物を脱着させるように、前記試料にレーザビームを照射するレーザユニットを含む光学ユニットと、
    前記試料から脱着された被分析物をイオン化させるようにヘリウムビームを提供するDARTイオン化ユニットと、
    前記イオン化された被分析物に対して分析を行う質量分析ユニット(MS)と、を含み、
    予め定められた位置に前記光学ユニットが装着され、前記光学ユニットを支持することができる光学ユニット支持部材をさらに含み、前記光学ユニット支持部材は、前記質量分析ユニットに固定されるレーザーアブレーション−DART−MSシステム。
  12. 前記質量分析ユニットのインレットは、前記質量分析ユニットの内部に設けられる分析空間に前記質量分析ユニットの外部の被分析物が流入される穴が設けられるオリフィスと、前記オリフィスに連結されるインターフェースフランジと、を含み、
    前記インターフェースフランジは、前記オリフィスが設けられる前記質量分析ユニットの面に固定され、
    前記光学ユニット支持部材は、前記インターフェースフランジに固定される、請求項11に記載のレーザーアブレーション−DART−MSシステム。
  13. 前記光学ユニット支持部材は、複数個の締結部を含み、
    前記複数個の締結部は、前記インターフェースフランジのタップ部に対応する位置に設けられる少なくとも1つのインターフェースフランジ連結部を含み、
    それぞれのインターフェースフランジ連結部は、それぞれのインターフェースフランジのタップ部に第1締結部材で結合される、請求項12に記載のレーザーアブレーション−DART−MSシステム。
  14. 前記複数個の締結部は、前記光学ユニットが結合される少なくとも1つの光学ユニット連結部をさらに含み、
    それぞれの光学ユニット連結部は、光学ユニットの締結部に第2締結部材で結合され、
    前記光学ユニットは、ミラー、移動ステージ、絞り、レンズのうち少なくとも何れか1つをさらに含む、請求項13に記載のレーザーアブレーション−DART−MSシステム。
  15. 前記光学ユニット支持部材は、上端プレートと下端プレートとを含み、
    前記複数個の締結部は、前記上端プレートと前記下端プレートとが互いに結合される少なくとも1つの上下端プレート結合部を含み、
    前記下端プレートの上下端プレート結合部と前記上端プレートの上下端プレート結合部とが重なる部分に第3締結部材で固定させる、請求項13に記載のレーザーアブレーション−DART−MSシステム。
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