JP2021517787A - 次世代無線アクセスネットワークノード及び少なくとも1つの他のranノード間におけるリソース調整の方法 - Google Patents

次世代無線アクセスネットワークノード及び少なくとも1つの他のranノード間におけるリソース調整の方法 Download PDF

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Abstract

NR RAN(Radio Access Netwark:無線アクセスネットワーク)ノードが、前記NR RANノードが送信に使用し、他のRANノードの干渉から保護するリソースを識別する、通信システムが開示される。前記NR RANノードは、前記識別した、干渉から保護するリソースを示す情報を、前記他のRANノードに送信する。前記識別したリソースを示す情報は、通常はリソースビットマップを含むパラメータのリストを含み、これに基づいて、前記他のRANノードは、前記干渉から保護するリソースを決定することができる。【選択図】図4

Description

本発明は、通信システムに関する。特に、本発明は、3GPP(3rd Generation Partnership Project)規格、又はこれと同等もしくは派生の規格に従って動作する無線通信システム及びそのデバイスに関するが、これに限定されない。特に、本発明は、NR(New Radio)/NG(Next Generation:次世代)/5Gタイプの技術のRAN(Radio Access Network:無線アクセスネットワーク)ノード間、及びこのようなNR RANノードとLTE(Long Term Evolution)タイプの技術のRANノードとの間におけるリソース調整に関するが、これに限定されない。
3GPP規格の最新動向は、EPC(Evolved Packet Core)ネットワーク及びE−UTRAN(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access Network)のLTEと呼ばれ、一般に4Gとも呼ばれる。さらに、5G及びNRという用語は、種々のアプリケーション及びサービスをサポートすることが期待される、開発中の通信技術を指す。5Gネットワークの種々の詳細は、例えば、NGMN(Next Generation Mobile Networks)アライアンスによるNGMN 5G White Paper V1.0に説明されており、当該文書は、https://www.ngmn.org/5g−white−paper.htmlから入手可能である。3GPPは、いわゆる3GPP NextGen(Next Generation) RAN及び3GPP NGC(NextGen Core:次世代コア)ネットワークによって5Gをサポートすることを意図している。
3GPP規格では、NodeB(又はLTEにおけるeNB、5GにおけるgNBなど)は、通信デバイス(ユーザ機器、又はUEとも呼ぶ)がコアネットワークに接続し、他の通信デバイス又はリモートサーバと通信を行うRANの基地局である。通信デバイスには、例えば、モバイル電話、スマートフォン、ユーザ機器、パーソナルデジタルアシスタント、ラップトップ/タブレットコンピュータ、ウェブブラウザ、電子書籍リーダなどのモバイル通信デバイスが含まれる。このようなモバイル(又は一般的には固定の)デバイスは、通常、ユーザによって操作される(しかしながら、いわゆるモノのインターネットのデバイス、及び同様のマシンタイプの通信デバイスをネットワークに接続することも可能である)。説明の簡略化のため、本出願では、基地局という用語はそのような任意の基地局を指し、モバイルデバイス又はUEという用語はそのような任意の通信デバイスを指すものとする。コアネットワーク(例えば、LTEの場合はEPC、NR/5Gの場合はNGCなど)は、加入者管理、モビリティ管理、課金、セキュリティ、及び呼セッション管理(など)の機能を統括し、通信デバイスをインターネットなどの外部ネットワークに接続させる。
NRは、3GPP技術標準TS38.211に要約される複数の異なるニューメロロジー(SCS(Subcarrier Spacing:サブキャリア間隔)及びOFDM(Orthogonal Frequency−Division Multiplexing:直交周波数分割多重)シンボル長)をサポートする。対照的に、LTEでは、単一(15kHz)のSCSのみである。NRでは、各ニューメロロジーがパラメータμで表され、μ=0は15kHzのLTEを表す。現在、μの値が異なる別のSCSは、実際には、μ=0から2の累乗(すなわち、SCS=15×2μkHz)でスケールアップすることで算出することができる。現行のNRにおけるパラメータμとSCS(Δf)との間の関係を、以下のTS38.211の表4.2−1に示す。
Figure 2021517787
NRでは、スロット長もニューメロロジーに応じて異なり、SCSの増加に伴いスロット長が短くなる傾向にある(通常サイクリックプレフィックスの場合、スロット長=1/2μms、1サブフレームあたりのスロット数=2μ、1フレームあたりのスロット数=10×2μ)。
Figure 2021517787
図1は、異なるNRニューメロロジーごとに(μ=0、μ=1、及びμ=2)異なるスロット長を示す。
BWP(Bandwidth Part:部分帯域)の概念もNRに導入されている。キャリアBWPは、PRB(Physical Resource Block:物理リソースブロック)の連続セットであり、所定のキャリア上で所定のニューメロロジーμに対して規定された共通リソースブロックの連続サブセットから選択される。
リソースブロックには、所定のSCS構成(ニューメロロジーμ)の周波数領域において0から昇順に番号が付されるため、NRに対して共通のリソースブロックが規定される。
周波数領域の共通リソースブロック番号nCRBとSCS構成μのリソースエレメント(k、l)の関係は、以下の式により求められる:
Figure 2021517787
ここで、KはSCS構成μのリソースグリッドのサブキャリア0に対して定義される。
サブキャリア間隔構成の共通リソースブロック0のサブキャリア0は、上位レイヤで定義され、すべてのSCS構成に共通する周波数基準点(基準点A)と一致する。
所定のUEは、所定時間において単一の下りリンクキャリア部分帯域のみがアクティブである下りリンクにおいて、最大4つのキャリアBWPを設定することができる。UEは、アクティブな部分帯域の外では、PDSCH(Physical Downlink Shared CHannel:物理下りリンク共有チャネル)、PDCCH(Physical Downlink Control CHannel:物理下りリンク制御チャネル)、CSI−RS又はTRSを受信することを想定していない。
同様に、UEは、所定時間において単一の上りリンクキャリア部分帯域のみがアクティブである上りリンクにおいて、最大4つのキャリアBWPを設定することができる。UEに補助上りリンクが設定されている場合、当該UEは、所定の時間において単一の補助上りリンクキャリアBWPのみがアクティブである補助上りリンクにおいて最大4つのキャリアBWPを設定することができる。UEは、アクティブな部分帯域の外では、PUSCH(Physical Uplink Shared CHannel:物理上りリンク共有チャネル)又はPUCCH(Physical Uplink Control CHannel:物理上りリンク制御チャネル)を送信しない。
図2は、複数のBWP(図示の実施例では3つ)に分割されたネットワークチャネル帯域幅を示し、これらは各々異なるSCS構成μに関連付けられている。図3は、異なるNRニューメロロジー(SCS構成)の共通基準点(基準点A)の概念を示す。
LTE互換のNRニューメロロジーは、15kHzのSCSに基づいて、所定のカバレッジエリア/セルにおいてNRとLTEの双方で同一の時間/周波数リソースグリッドを可能にし、LTEとNRの共存を可能にするものとする。理論的には、1OFDMシンボル又はRE(Resource Element)と同等の細かいスケジューリング粒度を持つ柔軟なNRスケジューリングは、スケジューリングしたNR送信が、CRS(Common Reference Signal:共通参照信号)、CSI−RS(Channel State Information−Reference Signal:チャネル状態情報参照信号)などの主要なLTE信号、及びLTEの初期アクセスに使用する信号/チャネルと衝突するのを回避するのに用いてもよい。
LTEとの共存をサポートするために、NR RAT(Radio Access Technology:無線アクセス技術)は、同一のスペクトルブロックで動作する(帯域幅が重複する可能性がある)NR RATとLTEとの間において、柔軟なリソース(例えば、時間、周波数)の割り当てをサポートする必要がある。NR RATは、少なくとも下りリンク、上りリンク、及びサイドリンクでこれらのリソースを使用する必要がある。LTEがNR RATと同一の基地局にサポートされているか、2つのRATがそれぞれ異なる基地局にサポートされているかに関わらず、柔軟なリソース割り当てを有効にする必要がある。リソース割り当ては、レガシーLTE端末(LTEリリース8以降のUE及びNB(NarrowBand:狭帯域)IoTのUEを含む)に対する下位互換性もサポートする必要がある。時間/周波数領域のリソース割り当ての粒度、及びNRリソースとLTEリソースとの間の潜在的なガードも、NR RAT用に決定する必要がある。
しかしながら、現在の提案及び合意は、NR及び/又はLTE基地局間における効率的かつ効果的なリソース調整をサポートしていない。
本発明は、上記システムのRANノード間におけるリソース調整に関する現在の提案/合意を効率的かつ効果的な方法でサポート又は改善する方法及び関連装置を提供しようとするものである。
本発明の例示的な一態様では、次世代(5G/NR)規格に従って動作する第1のRAN(Radio Access Netwark:無線アクセスネットワーク)ノードによって実行される方法であって、少なくとも1つの更なるRANノードの干渉から保護するために、前記第1のRANノードが送信に用いるリソースを識別することと、前記少なくとも1つの更なるRANノードに、前記干渉から保護するために識別したリソースを示す情報を送信することを含み、前記識別したリソースを示す情報は、前記少なくとも1つの更なるRANノードが前記干渉から保護するリソースを決定することができるパラメータのリストを含む、方法が提供される。
本発明の例示的な一態様では、第1のRANノードによって実行される方法であって、前記方法は、少なくとも1つの更なるRANノードにおいて前記第1のRANノードの干渉から保護するリソースを示す情報を、前記少なくとも1つの更なるRANノードから受信することを含み、前記少なくとも1つの更なるRANノードは、次世代(5G/NR)規格に従って動作するように構成され、前記識別したリソースを示す情報は、前記第1のRANノードが前記干渉から保護するリソースを決定することができるパラメータのリストを含み、前記方法は、前記指示されたリソースを前記第1のRANノードの干渉から保護することができるか否かを判断することを含み、前記第1のRANノードが、前記指示されたリソースを前記第1のRANノードの干渉から保護することができると判断した場合、前記第1のRANノードは、前記識別したリソースを保護するように自身の送信を構成し、前記少なくとも1つの更なるRANノードに、前記識別したリソースを保護することができる旨の通知を送信する、方法が提供される。
本発明の例示的な一態様では、プロセッサとトランシーバとを備えるRANノードであって、前記プロセッサは、次世代(5G/NR)規格に従って動作するように前記トランシーバを制御し、前記RANノードが送信に用いる、少なくとも1つの更なるRANノードの干渉から保護するリソースを識別し、前記識別した、干渉から保護するリソースを示す情報を、前記少なくとも1つの更なるRANノードに送信するように前記トランシーバを制御するように構成され、前記識別したリソースを示す情報は、前記少なくとも1つの更なるRANノードが前記干渉から保護するリソースを決定することができるパラメータのリストを含む、RANノードが提供される。
本発明の例示的な一態様では、プロセッサとトランシーバとを備えるRANノードであって、前記プロセッサは、少なくとも1つの更なるRANノードで、前記RANノードの干渉から保護するリソースを示す情報を、前記少なくとも1つの更なるRANノードから受信するように、トランシーバを制御するように構成され、前記少なくとも1つの更なるRANノードは、次世代(5G/NR)規格に従って動作するように構成され、前記識別したリソースを示す情報は、前記RANノードが前記干渉から保護するリソースを決定することができるパラメータのリストを含み、前記プロセッサは、前記指示されたリソースを前記RANノードの干渉から保護することができるか否かを判断するように構成され、前記プロセッサが、前記指示されたリソースを前記第1のRANノードの干渉から保護することができると判断した場合、前記プロセッサは、前記指示されたリソースを保護するために前記トランシーバからの送信を制御し、前記指示されたリソースを保護することができる旨の通知を少なくとも1つの更なるRANノードに送信するようにトランシーバを制御するように構成される、RANノードが提供される。
本発明の例示的な態様は、プログラム可能なプロセッサをプログラムして上記の例示的な態様に記載の方法及び上記又は特許請求の範囲に記載の可能性を実行させ、及び/又は好適に適合したコンピュータをプログラムして任意の請求項に記載の装置を提供させるように動作可能な命令を格納する、コンピュータ読取可能な記憶媒体などのコンピュータプログラム製品に及ぶ。
本明細書(特許請求の範囲を含む)に開示される及び/又は図面に示される各特徴は、他の開示される及び/又は図示される特徴とは独立して(又は組み合わせて)本発明に組み込まれてもよい。特に、特定の独立請求項に従属する請求項の特徴は、任意の組み合わせで、又は個別にその独立請求項に導入することができるが、限定的ではない。
ここで、添付図面を参照して、本発明の例示的な実施形態を説明する。
図1は、異なるNRニューメロロジーに対する異なるスロット長を示す図である。 図2は、複数の部分帯域に分割したネットワークチャネル帯域幅を示す図である。 図3は、NRにおける異なるニューメロロジーの共通基準点を示す図である。 図4は、セルラ通信システムを概略的に示す図である。 図5は、NR RANノードからLTE RANノードへの干渉を抑制するための、LTE RANノードとNR RANノードとの間のリソース調整を示す図である。 図6は、スペクトルが完全に重複する場合における、LTE RANノードからNR RANノードへの干渉を抑制するための、NR RANノードとLTE RANノードとの間のリソース調整を示す図である。 図7は、保護を必要とするリソースのシグナリングに使用可能な例示的なビットマップを示す図である。 図8は、スペクトルが完全又は部分的に重複する場合における、LTE RANノードからNR RANノードへの干渉を抑制するための、NR RANノードとLTE RANノードとの間のリソース調整を示す図である。 図9は、スペクトルが部分的に重複する場合における、NR RANノードから他のNR RANノードへの干渉を抑制するための、NR RANノードと他のRANノードとの間のリソース調整を示す図である。 図10は、図4に示すシステムの一部を構成するユーザ機器のブロック図である。 図11は、図4に示すシステムの一部を構成するNR無線アクセスネットワークノードのブロック図である。 図12は、図4に示すシステムの一部を構成するLTE無線アクセスネットワークノードのブロック図である。 図13は、図4のシステムのノード間でリソースを調整することができる例示的な方法を概略的に示す、簡略化したメッセージシーケンス図である。 図14は、図4のシステムのノード間でリソースを調整することができる例示的な方法を概略的に示す図である。 図15は、図4のシステムのノード間でリソースを調整することができる図14の例示的な方法をより詳細に示す、簡略化したメッセージシーケンス図である。 図16は、図4のシステムのノード間でリソースを調整することができる別の例示的な方法を示す、簡略化したメッセージシーケンス図である。 図17は、図4のシステムのノード間でリソースを調整することができる別の例示的な方法を示す、簡略化したメッセージシーケンス図である。 図18は、ソースRANノードからターゲットRANノードにリソース調整情報を提供するための異なる特定のシグナリング実装を示す図である。 図19は、ソースRANノードからターゲットRANノードにリソース調整情報を提供するための異なる特定のシグナリング実装を示す図である。 図20は、ソースRANノードからターゲットRANノードにリソース調整情報を提供するための異なる特定のシグナリング実装を示す図である。
(概要)
図4は、複数のUE(User Equipment:ユーザ機器)3(モバイル電話及び/又は他の通信デバイス)が無線アクセスネットワークRANノード5−1、5−2及び5−3を介して相互に通信可能な通信ネットワーク1を概略的に示す。図示の実施例では、RANノードは、2つのNR/5G基地局又は「gNB」5−1及び5−2と、LTE基地局又は「eNB」5−3とを備え、それぞれが適切なRATを使用する。この実施例では、UE3は、eNB5−3を介して、LTE UEとして通信を行うことができる。また、UE3は、gNB5−1、5−2を介して、NR/5G UEとして通信を行うことができる。しかしながら、UE3は、5G能力を必要としないレガシーUEであってもよいし、5G能力のみをサポートするNR UEであってもよい。
また、例示のため、RANノードをそれぞれ個別のエンティティとして説明するが、単一のRANノード5がeNB5−3の機能及びgNB5−1、5−2の機能を統合した機能を備えてもよいし、統合されたeNB5−3の機能とgNB5−1、5−2の機能との間の通信を別々のeNBとgNBであるかのようにサポートしてもよい。
さらに、図4が1つのUE3と基地局5のみを例示目的で示す一方で、通常のシステム実装時には他の基地局及びモバイルデバイスも含まれることは当業者には明らかである。
この実施例では、gNB5−1、5−2及びeNB5−3はそれぞれ1つ以上の関連するセルを操作する。UE3は、適切なセル(UEと基地局の位置に応じて、場合によっては例えば信号条件、サブスクリプションデータ、能力など適宜他の要因に応じて)に、当該セルを操作する対応のRANノード(基地局)5とRRC(Radio Resource Control:無線リソース制御)接続を確立することにより、接続することができる。
各RANノード5は、適切なインタフェースを介してコアネットワーク7−1、7−2にそれぞれ接続する。コアネットワーク7は、gNB5−1、5−2を介したUE3の通信をサポートするために必要なNR/5G機能を備えたNRコアネットワーク7−1を含む。コアネットワーク7−1は、例えば、コントロールプレーン管理、ユーザプレーン管理、モビリティ管理などを行う機能を備える。コアネットワーク7は、eNB5−3を介したUE3の通信をサポートするためのEPC機能を部分的又は完全に備えたLTEコアネットワーク7−2(EPC)を含む。NRコアネットワーク7−1及びLTEコアネットワーク7−2は、単一の統合コアネットワークの異なる部分を形成してもよい。
eNB5−3及びgNB5−1、5−2は、例えば、eNB5−3がマスタ基地局として動作し、gNB5−1、5−2がセカンダリ基地局として動作するデュアルコネクティビティ配置(すなわち、EN−DC(E−UTRA−NR Dual Connectivity)配置)で設定することができる。
図5は、NRノードからLTEノードへの干渉を抑制するための、LTEノード(例えば、eNB5−3)とNR RANノード(例えば、gNB5−1)との間のリソース調整を示す。図5の実施例では、LTEとNR RANノード5の間でスペクトルが完全に重複し、サブキャリア間隔と帯域幅の双方がeNB5−3及びgNB5−1によって使用される。
具体的には、LTEとNRの共存をサポートするために、クリティカルなLTE送信に割り当てられ(例えば、LTE制御チャネルと参照信号に割り当てられ)、NR側で保護する必要のあるリソース(PRB)を明示的又は暗黙的に示すリソース調整シグナリングを、eNB5−3からgNB5−1、5−2に送信することができる。gNB5−1、5−2は、対応するPRBをブランク又はミュートにする(すなわち、これらのPRBでの送信を完全に回避する、又はこれらのリソースブロックの送信電力を削減する)ことができ、或いは、当該LTEリソースを中心にレートマッチングを行うことができる。
例えば、上述したように、基準点Aに基づき、サブキャリア間隔のニューメロロジーが異なるPRBが、周波数領域の同一点から開始する。従って、gNB5−1、5−2は、eNB5−3からの調整シグナリングのパラメータ(例えば、基準点A、SCS、総帯域幅、PRB、及びリソースエレメントレベルのビットマップを含み得る)に基づいて、保護すべきLTE下りリンク信号及びチャネルの位置を計算することができる。
有益なことに、gNB5−1、5−2及びeNB5−3は、有利にも、gNB5−1、5−2がクリティカルなNR送信に使用するリソースに対して、eNB5−3を介したLTE送信又は別のgNB5−2、5−1を介した他のNR送信から生じる干渉を抑制するために、相互間でリソースを調整することができる。従って、gNB5−1、5−2及びeNB5−3は、有利にも、eNB5−3がクリティカルなLTE送信に使用するリソースに対してNR送信から生じる可能性のある干渉を抑制するだけでなく、eNB5−3がクリティカルなNR送信に使用するリソースに対して生じる可能性のある干渉を抑制することもできる。
例えば、図6は、スペクトルが完全に重複する場合(例えば、同一のニューメロロジー(SCS=15kHz)及び同一の帯域幅サイズについて)において、eNB5−3(本明細書ではターゲット又はアグレッサーノードと呼ぶ)からgNB5−1、5−2(本明細書ではソース又はビクティムノードと呼ぶ)への干渉を抑制するための、NR RANノード(例えば、gNB5−1、5−2)とLTE RANノード(例えば、eNB5−3)との間のリソース調整を示す。
具体的には、LTEとNRの共存をサポートするために、クリティカルなNR送信(例えば、NR制御チャネル、参照信号など)に必要であり、LTE側で保護する必要のあるPRBを示すリソース調整シグナリングを、gNB5−1、5−2からeNB5−3に送信することができる。当該調整シグナリングは、例えば、周波数基準点(基準点A)の指示など、他の関連情報を含んでもよい。従って、調整シグナリングは、事実上、特定の時間周波数リソースのLTE側での保護を要求する。
eNB5−3は、当該示されたリソースに対応するPRBをブランク又はミュートにすることができるかを判断する。要求元のgNB5−1、5−2が指示した時間/周波数リソースでの送信が回避可能であるとターゲットeNB5−3が判断した場合、それらの時間/周波数リソースをブランク/ミュートにし、要求元のgNB5−1、5−2にその旨を通知する。NRに用いるPRBのブランキング又はミューティングは、例えば、ABS(Almost Blank Subframe)を使用して当該PRBでの送信を回避することで、及び/又は当該リソースブロックの送信電力を削減することで(例えば、RNTP(Relative Narrow−band Transmit Power:相対的狭帯域送信電力)を調整することで)、実現してもよい。
要求元のgNB5−1、5−2が指示した時間/周波数リソースでの送信が回避不可であるとターゲットeNB5−3が判断した場合、要求に応じることができない旨を要求元のgNB5−1、5−2に通知する。
図6の実施例では、ターゲットeNB5−3は、指示されたリソースの一部を、自身のクリティカルLTE送信に必要とする。しかしながら、eNB5−3は、指示されたすべてのリソースに対応するPRBをブランク/ミュートにできない場合であっても、eNB5−3は、有利に、リソース調整シグナリングによって示される、LTEクリティカル送信に必要のない他のPRBを選択的にブランク/ミュートにすることができる(または部分的ブランキングとも呼ぶ)。このように、ターゲットeNB5−3は、送信を回避可能なPRBを決定し、当該送信を回避可能な時間/周波数リソース(通常、要求元のgNB5−1、5−2が指示した時間/周波数リソースのサブセット)の詳細を提供することで、要求元のgNB5−1、5−2に適宜通知する。有利には、時間/周波数リソースの詳細は、元の要求内で示された時間/周波数リソースの詳細と同一形式であってもよい。
本実施例では、図7に示すように、gNB5−1、5−2によって生成され、eNB5−3に送信されるリソース調整シグナリングは、SCS構成(ニューメロロジー)の指示を含み、クリティカル送信に必要なNRリソースを示す2つのビットマップを含む。当該2つのビットマップは、クリティカル送信に必要なNR周波数(例えば、PRB)割り当てを示す一次元ビットマップ(ビットマップ1)と、クリティカル送信に必要な時間(例えば、シンボル、スロット、サブフレームなど)割り当てを示す別の一次元ビットマップ(ビットマップ2)で構成される。この実施例では、保護が必要なリソースを示すために2つの個別のビットマップを使用するが、単一の「スーパー」二次元ビットマップを使用して、周波数及び時間双方の割り当てを示すこともできる。
時間領域のパターンを示すために一次元又は二次元ビットマップのいずれかを使用する場合、当該ビットマップの周期性を使用してビットマップの繰り返しパターンを示してもよい(例えば、14シンボルごとに又は14シンボルおきに)。例えば、ビットマップはすべてのスロットに適用してもよいし、選択したスロットにのみ適用してもよい(例えば、スロット#1、#4、#7など)。
図7に示すように、通常、周波数割り当ては対応するビットマップ(一次元又は二次元)内にPRBレベルの粒度で(すなわち、ビットマップの1ビットが1PRBに対応するように)示されるが、周波数割り当ては、サブキャリアレベルの粒度で(すなわち、ビットマップの1ビットが1サブキャリアに対応するように)ビットマップ内に示すこともできる。通常、時間割り当ては、ビットマップ(一次元か二次元か)内にシンボルレベルの粒度で(すなわち、ビットマップの1ビットが1シンボルに対応するように)示されるが、周波数割り当ては、スロット又はサブフレームレベルの粒度で(すなわち、ビットマップの1ビットが1スロット又は1サブフレームに対応するように)ビットマップに示すこともできる。
図6の実施例では、ソースgNB5−1、5−2がSCS=15kHz(及び/又は特定のNR BWP)のビットマップを生成して、LTE側で保護すべきクリティカル送信の位置を示す。
例えば、図8は、スペクトルが部分的にのみ重複する場合(例えば、NR RANが、異なるBWPに異なるSCSを使用する場合)において、eNB5−3(本明細書ではターゲット又はアグレッサーノードと呼ぶ)からgNB5−2、5−3(本明細書ではソース又はビクティムノードと呼ぶ)への干渉を抑制するための、NR RANノード(例えば、gNB5−1、5−2)とLTE RANノード(例えば、gNB5−3)の間のリソース調整を示す。
具体的には、LTEとNRの共存をサポートするために、クリティカルなNR送信(例えば、NR制御チャネル、参照信号など)に必要なPRBを示すリソース調整シグナリングを、各NRニューメロロジー又はBWPについて、gNB5−1、5−2からeNB5−3に送信することができる。当該調整シグナリングは、例えば、周波数基準点(基準点A)の指示など、他の関連情報を含んでもよい。従って、調整シグナリングは、事実上、特定の時間周波数リソースのLTE側での保護を要求する。
eNB5−3は、当該示されたリソースに対応するPRBをブランク又はミュートにすることができるかを判断する。要求元のgNB5−1、5−2が指示した時間/周波数リソースでの送信が回避可能であるとターゲットeNB5−3が判断した場合、それらの時間/周波数リソースをブランク/ミュートにし、要求元のgNB5−1、5−2にその旨を通知する。NRに用いるPRBのブランキング又はミューティングは、例えば、上述のように、PRBでの送信を回避することで、及び/又はこれらのリソースブロックの送信電力を削減することで実現可能である。
要求元のgNB5−1、5−2が指示した時間/周波数リソースでの送信が回避不可であるとターゲットeNB5−3が判断した場合、要求に応じることができない旨を要求元のgNB5−1、5−2に通知する。
図8の実施例では、ターゲットeNB5−3は、指示されたリソースの一部を、自身のクリティカルLTE送信に必要とする。しかしながら、eNB5−3は、指示されたすべてのリソースに対応するPRBをブランク/ミュートにできない場合であっても、eNB5−3は、有利に、リソース調整シグナリングによって示される、LTEクリティカル送信に必要のない他のPRBを選択的にブランク/ミュートにすることができる。このように、ターゲットeNB5−3は、送信を回避可能なPRBを決定し、当該送信を回避可能な時間/周波数リソースの詳細を(例えば、元の要求で示した時間/周波数リソースの詳細と同一形式で)提供することにより、要求元のgNB5−1、5−2に適宜通知する。
図8の実施例では、ソースgNB5−1、5−2は、各SCS(例えば、15kHz、30kHZ、60kHzなど)及び/又は特定のBWPについて個別のビットマップを(例えば、図7を参照して説明したように)生成して、LTE側で保護すべきクリティカル送信の位置を示す。周波数及び時間双方の割り当てを示すために、上述したように、SCS/BWPごとに単一の「スーパー」二次元ビットマップを使用してもよい。
リソース調整シグナリングは、1つの周波数(例えば、PRBレベル)ビットマップ及び1つの時間(例えば、スロット/サブフレーム内のシンボルレベル)ビットマップ(又は周波数及び時間に対応する単一のスーパービットマップ)を用いて、1つの特定のニューメロロジー(例えば、SCS=15kHz)のシグナリングに同時に基づいてもよい。リソース調整シグナリングは、各ニューメロロジーにそれぞれ個別の周波数ビットマップ及び時間ビットマップを用いて、複数のニューメロロジー(例えば、SCS=15kHz及びSCS=30kHz)のシグナリングに同時に基づいていてもよい。
図9は、例えば、スペクトルの重複がある場合(例えば、第1のNR RANノードが第2のNR RANノードとは異なるSCSを使用する場合)において、第1のgNB5−1、5−2(本明細書ではターゲット又はアグレッサーノードと呼ぶ)から第2のgNB5−2、5−3(本明細書ではソース又はビクティムノードと呼ぶ)への干渉を抑制するための、第1のNR RANノード(例えば、gNB5−1、5−2)と第2のNR RANノード(例えば、gNB5−1、5−2)との間のリソース調整を示す。この実施例では、第1のNR RANノードはスロット長1msで15kHzのSCSを使用し、第2のNR RANノードはスロット長0.5msで30kHzのSCSを使用する。
具体的には、gNB5−1、5−2は、ソース又はビクティムNRノードとして動作する場合、各NRニューメロロジー(又はBWP)について、クリティカルなNR送信に必要なPRB(例えば、NR制御チャネル、基準信号など)を示すリソース調整シグナリングを、他方のgNB5−1、5−2(ターゲット又はアグレッサーNRノードとして動作する場合)に送信することができる。当該調整シグナリングは、例えば、周波数基準点(基準点A)の指示など、他の関連情報を含んでもよい。従って、調整シグナリングは、事実上、特定の時間周波数リソースのLTE側での保護を要求する。
ターゲットgNB5−1、5−2は、当該示されたリソースに対応するPRBをブランク又はミュートにすることができるかを判断する。要求元のgNB5−1、5−2が指示した時間/周波数リソースでの送信が回避可能であるとターゲット側のgNB5−1、5−2が判断した場合、それらの時間/周波数リソースをブランク/ミュートにし、要求元のgNB5−1、5−2にその旨を通知する。NRに用いるPRBのブランキング又はミューティングは、例えば、上述のように、PRBでの送信を回避することで、及び/又はこれらのリソースブロックの送信電力を削減することで実現可能である。
要求元のgNB5−1、5−2が指示した時間/周波数リソースでの送信が回避不可であるとターゲット側のgNB5−1、5−2が判断した場合、要求に応じることができない旨を要求元のgNB5−1、5−2に通知する。
ターゲットgNB5−1、5−2は、示されたリソースの一部をターゲットgNB5−1、5−2自身のクリティカルNR送信に必要な場合であっても、対応するPRBの一部を選択的にブランク/ミュートにすることができる。
図9の実施例では、ソースgNB5−1、5−2は、ビクティムNRノードの各SCS及び/又はBWPについて個別のビットマップを(例えば、図7を参照して説明したように)生成して、ターゲットgNB5−1、5−2で保護すべきクリティカル送信の位置を示す。周波数及び時間双方の割り当てを示すために、上述したように、SCS/BWPごとに単一の「スーパー」二次元ビットマップを使用してもよい。さらに、BWPのそれぞれ(多数存在し得る)についてビットマップを定義することによる潜在的な処理/通信オーバーヘッドを回避するために、単一の「スーパー」ビットマップを、使用するニューメロロジーがサポートする最小のPRB/サブキャリアサイズ(例えば、15KHzのSCSに関連付けられたPRB/サブキャリアサイズ)に対応した周波数粒度で使用することができ、時間粒度は、サポート可能な最小の時間粒度(例えば、60KHzのSCSと0.5msのスロット長に関連付けられたシンボル/スロット/サブフレームの粒度)に対応する。
上述したLTE−NRの実施例では、ソースgNB5−1、5−2は、有利には、LTEニューメロロジーの知識(すなわち、PRBレベルの粒度及びサブフレームレベルの粒度)に基づいて、ブランクにするPRBの位置を(内部で)計算し、この計算に基づいてLTEノードにビットマップを送信してもよい。例えば、図8では、SCS=30kHzのNRノードのシンボル長はLTEノード(SCS=15kHzのノード)の半分に等しい。しかし、LTEノードはPRBレベルの粒度で動作することから、NRノードは、LTE側で保護(ブランキング/ミューティング)するNRシンボルを含むLTE側PRBの位置を計算することができる。この場合、NRノードは、この計算に基づいてPRBの位置をビットマップで示すだけでよく、LTEノードは、NRシンボルのみを認識するビットマップからPRBの位置を調べる必要はない。
上記の実施例では、1つ以上のビットマップを介して明示的なシグナリングを提供する代わりに、ソースgNB5−1、5−2が、自身のリソース調整シグナリングの一部として、パラメータ(例えば、セル構成パラメータ)のリストをターゲットeNB5−3/gNB5−1、5−3に提供してもよい。ターゲットeNB5−3/gNB5−1、5−3は、これに基づいて、ブロック/ミュートする時間/周波数リソースのパターン(周波数領域のPRB/RE、時間領域のシンボル/スロットなど)を決定することができる。例えば、ソースgNB5−1、5−2は、セルID、アンテナポート数、BWPサイズ、中心キャリア周波数、SRS構成、及び/又は任意のPRB/リソースなどのセル構成パラメータを提供することができる。
(ユーザ機器)
図10は、図4に示すUE3の主な構成要素(例えば、モバイル電話、他のユーザ機器など)を示すブロック図である。図示のように、UE3は、1つ以上のアンテナ33を介して基地局5と信号の送受信を行うように動作可能なトランシーバ回路31を有する。
UE3は、UE3の動作を制御するコントローラ37を有する。コントローラ37はメモリ39に対応し、トランシーバ回路31に接続される。その動作に必ずしも必要ではないが、UE3が従来のモバイル電話3の標準的な機能(ユーザインタフェース35など)をすべて備えることは明らかであり、これは、ハードウェア、ソフトウェア及びファームウェアの何れか1つ又は任意の組み合わせによって適宜実現することができる。ソフトウェアは、メモリ39に事前にインストールしてもよいし、例えば、通信ネットワークを介して、又はRMD(Removable Data Storage Device:リムーバブルデータ格納デバイス)からダウンロードしてもよい。
コントローラ37は、この実施例では、メモリ39内に格納されたプログラム命令又はソフトウェア命令によってUE3全体の動作を制御するように構成される。図示するように、これらのソフトウェア命令は、特に、オペレーティングシステム41と、複数の無線アクセス技術モジュール(LTEモジュール44、NR/5Gモジュール45など)と、を備えた通信制御モジュール43を含む。
通信制御モジュール43は、UE3と基地局5との間の通信(さらに、当該基地局5に接続された他のモバイルデバイス、ネットワークノードなど他の通信デバイスとの通信)を制御するように動作可能である。LTEモジュール44は、UEをLTE UEとして運用する役割を担い、特に、現行のLTE規格に従って動作するeNB5−3(例えば、3G/4G基地局)及びそのような基地局に接続する他のノード/デバイスとの通信を管理する。NR/5Gモジュール45は、UEをNR/5G UEとして運用する役割を担い、特に、NextGen(5G)規格に従って動作するgNB5−1、5−2及びそのようなNextGen基地局に接続する他のノード/デバイスとの通信を管理する。
(NR RANノード)
図11は、図4に示すgNB5−1、5−2の主な構成要素を示すブロック図である。図示するように、gNB5−1、5−2は、1つ以上のアンテナ53を介して通信デバイス(UE3など)と信号の送受信を行うトランシーバ回路51と、NRコアネットワーク7−1と信号の送受信を行う少なくとも1つのコアネットワークインタフェース55とを有する。
gNB5−1、5−2は、gNB5−1、5−2の動作を制御するコントローラ57を有する。コントローラ57はメモリ59に関連付けられる。必ずしも図11に示されてはいないが、gNB5−1、5−2がNR gNBの標準的な機能をすべて備えることは明らかであり、これは、ハードウェア、ソフトウェア及びファームウェアの何れか1つ又はこれらの任意の組み合わせによって適宜実現することができる。ソフトウェアは、メモリ59に事前にインストールしてもよいし、例えば、通信ネットワーク1を介して、又はRMDからダウンロードしてもよい。コントローラ57は、この実施例では、メモリ59内に格納されたプログラム命令又はソフトウェア命令によってgNB5−1、5−2の全体的な動作を制御するように構成される。図示するように、これらのソフトウェア命令は、特に、オペレーティングシステム61、NR制御モジュール65を含む通信制御モジュール63、NR−NRリソース調整モジュール67、LTE−NRリソース調整モジュール68及びリソース保護モジュール69を含む。
通信制御モジュール63は、gNB5−1、5−2、UE3、及びgNB5−1、5−2に接続された他のネットワークエンティティ(他の基地局5及びNRコアネットワークエンティティを含む)の間の通信を制御するように動作可能である。NR制御モジュール65は、gNB5−1、5−2をNR基地局として動作させ、特に、NRコアネットワーク7−1、その他のネットワーク、及びNextGen(5G)規格に従ってNR UEとして動作するUE3(及び/又は1つ以上のNR専用UE)と通信を行う役割を担う。NR制御モジュール65は、例えば、1つ以上の部分帯域における1つ以上のNRニューメロロジーに従って通信を管理する。
NR−NRリソース調整モジュール67は、gNB5−1、5−2と他のgNB5−1、5−2の間において、当該基地局間のリソースの調整に関連する、クリティカル送信への干渉を回避/抑制するシグナリングの生成、送信、及び受信を管理する。NR−NRリソース調整モジュール67は、例えば、gNB5−1、5−2がソース又はビクティムとして動作する場合にgNB5−1、5−2がブランクにすることを要求するリソース(例えば、クリティカル送信に必要な時間/周波数リソース)を他のgNB5−1、5−2に示すのに必要なビットマップ(及び/又はパラメーターリスト)の生成と送信を管理する。NR−NRリソース調整モジュール67はまた、例えば、他のgNB5−1、5−2からのリソース調整関連シグナリングの受信及び処理を管理する。
LTE−NRリソース調整モジュール68は、gNB5−1、5−2及びeNB5−3の間における、NR及びLTE基地局間のリソースの調整に関連し、クリティカル送信に対する干渉を回避/抑制するシグナリングの生成、送信、及び受信を管理する。LTE−NRリソース調整モジュール68は、例えば、gNB5−1、5−2がソース又はビクティムとして動作する場合において、gNB5−1、5−2がブランクにすることを要求するリソース(例えば、クリティカル送信に必要な時間/周波数リソース)をeNB5−3に示すのに必要なビットマップ(及び/又はパラメーターリスト)の生成と送信を管理する。また、LTE−NRリソース調整モジュール68は、例えば、eNB5−3からのリソース調整関連シグナリングの受信及び処理を管理する。
リソース保護モジュール69は、gNB5−1、5−2がターゲット又はアグレッサーノードとして動作する場合において、ソース又はビクティムノードとして動作する他方のgNB5−1、5−2のクリティカル送信を保護するために(例えば、当該リソースを使用する送信を回避することで、又はそのような送信の電力を削減することで)、リソース9のブランキング/ミューティングを管理する。
(LTE RANノード)
図12は、図4に示すeNB5−3の主な構成要素を示すブロック図である。図示するように、eNB5−3は、1つ以上のアンテナ73を介して通信デバイス(UE3など)と信号の送受信を行うトランシーバ回路71と、LTEコアネットワーク7−2と信号の送受信を行う少なくとも1つのコアネットワークインタフェース75と、を有する。
eNB5−3は、eNB5−3の動作を制御するコントローラ77を有する。コントローラ77はメモリ79に関連付けられている。必ずしも図12に示されてはいないが、eNB5−3がLTE eNBの標準的な機能をすべて備えることは明らかであり、これは、ハードウェア、ソフトウェア及びファームウェアの何れか1つ又はこれらの任意の組み合わせによって適宜実現することができる。ソフトウェアは、メモリ79に事前にインストールしてもよいし、例えば、通信ネットワーク1を介して、又はRMDからダウンロードしてもよい。コントローラ77は、この実施例では、メモリ79内に格納されたプログラム命令又はソフトウェア命令によってeNB5−3の全体的な動作を制御するように構成される。図示するように、当該ソフトウェア命令は、特に、オペレーティングシステム81、LTE制御モジュール85を備えた通信制御モジュール83、LTE−NRリソース調整モジュール88及びリソース保護モジュール89を含む。
通信制御モジュール83は、eNB5−3、UE3、及びeNB5−3に接続された他のネットワークエンティティ(他の基地局5及びLTEコアネットワークエンティティを含む)の間の通信を制御するように動作可能である。LTE制御モジュール85は、eNB5−3をLTE基地局として動作させ、特に、LTEコアネットワーク7−2、その他のネットワーク、及びLTE 3GPP規格に従ってLTE UEとして動作するUE3との通信を管理する役割を担う。LTE制御モジュール85は、例えば、LTEニューメロロジーに従って通信を管理する。
LTE−NRリソース調整モジュール87は、eNB5−3とgNB5−1、5−2との間において、当該基地局間のリソースの調整に関連し、クリティカル送信への干渉を回避/抑制するシグナリングの生成、送信、及び受信を管理する。LTE−NRリソース調整モジュール87は、例えば、ソースgNB5−1、5−2がブランクにすることを要求するリソース(例えば、クリティカル送信に必要な時間/周波数リソースを示す)をeNB5−3に示すのに必要なビットマップ(及び/又はパラメーターリスト)の受信及び処理を管理する。また、LTE−NRリソース調整モジュール87は、例えば、クリティカルLTE送信に使用するリソースの保護を要求するためのgNB5−1、5−2へのリソース調整関連シグナリングの生成と送信を管理する。
リソース保護モジュール89は、eNB5−3がターゲット又はアグレッサーノードとして動作する場合において、ソース又はビクティムノードとして動作するgNB5−1、5−2のクリティカル送信を保護するために(例えば、当該リソースを使用する送信を回避することで、又はそのような送信の電力を削減することで)、リソース9のブランキング/ミューティングを管理する。
(概要−リソース調整方法)
図13(a)及び13(b)は、図4のシステムのノード間でリソースを調整することができる例示的な方法を概略的に示す、簡略化したメッセージシーケンス図である。
図13(a)では、S1310において、ソース(ビクティム)gNB5−1が、ターゲット(アグレッサー)RANノード(gNB5−2又はeNB5−3)に対し、どの時間/周波数リソースを要求元のノードがクリティカル送信(例えば、PDCCHでの制御情報の送信、CSI−RSなどの参照信号、又はURLLC(Ultra−Reliable Low Latency Communication:超高信頼性低遅延通信)などの高優先順位データ送信)に使用するかを示す要求を送信する。
上述したように、時間/周波数リソースの詳細は、受信ノードが時間/周波数リソースのパターンを再構築することのできるパラメータのリスト、及び/又は時間/周波数リソースを明示的に示す1つ以上のビットマップの形式をとってもよい。当該指示にビットマップを使用する場合、当該ビットマップは、個別の時間用ビットマップと周波数用ビットマップとで構成される「分解」ビットマップであってもよい。しかしながら、より柔軟な方法は(コンパクトさは失われるが)、時間/周波数プレーンの各リソースについて1ビットの完全な二次元ビットマップを使用することである。このような個別のビットマップを使用することは、柔軟性を犠牲にしても(時間/周波数プレーンで「通常の」パターンしか表すことができないため)、比較的コンパクトであるという利点がある。ビットマップの周波数粒度は、1PRB又は1サブキャリアである。ビットマップの時間粒度は、1OFDMシンボル、1スロット、又は1サブフレームである。
要求元のノードが複数のニューメロロジー又は複数の部分帯域をサポートするNR gNBである場合、保護するリソースを示すメッセージに、サポートするニューメロロジー又はBWPごとに個別の時間/周波数の説明を含めてもよい。さらに、要求元のノードが受信ノードの構成(例えば、ニューメロロジー、部分帯域の構成など)を認識している場合、要求に含める時間/周波数リソースを決定するときにこれを考慮に入れてもよい。受信ノードと要求元のノードが使用する周波数スペクトルは部分的にしか重ならない場合があるため、要求元のノードは、通常、受信ノードが重複周波数領域を計算するのに十分な情報(例えば、基準点Aを識別する情報)を、要求メッセージに含める。
要求元のノードは、要求メッセージを複数の受信ノード(例えば、複数の隣接基地局/セル)に送信してもよい。受信ノードは、複数の要求元のノード(例えば、複数の隣接基地局/セル)から要求メッセージを受信してもよい。
ターゲットノード5−2、5−3は、S1312で、要求元のノードが指示した時間/周波数リソースでの送信が回避可能であるか否かを判定する。
ターゲットノード5−2、5−3は、要求元のノードが指示した時間/周波数リソースでの送信が回避可能であると判断した場合、S1314で、要求元のノードが指示した時間/周波数リソースでの送信を回避することを確認する確認応答を送信する。
ターゲットノード5−2、5−3は、要求元のノードが指示した時間/周波数リソースでの送信は回避不可又は(この実施例では)部分的にのみ回避可能であると判断した場合、S1316で、要求に応じることができない旨の通知を送信する。
図13(b)に示すこの方法の変形例では、S1320において、ソース(ビクティム)gNB5−1が、ターゲット(アグレッサー)RANノード(gNB5−2又はeNB5−3)に対し、どの時間/周波数リソースを要求元のノードがクリティカル送信(例えば、PDCCHでの制御情報の送信、CSI−RSなどの参照信号、又はURLLCなどの高優先順位データ送信)に使用するかを示す要求を送信する。
図13(a)のように、ターゲットノード5−2、5−3は、S1322で、要求元のノードが指示した時間/周波数リソースでの送信が回避可能であるか否かを判定する。
ターゲットノード5−2、5−3は、要求元のノードが指示した時間/周波数リソースでの送信が回避可能であると判断した場合、S1324で、要求元のノードが指示した時間/周波数リソースでの送信を回避することを確認する確認応答を送信する。
ターゲットノード5−2、5−3は、要求元のノードが指示した時間/周波数リソースでの送信は回避不可と判断した場合、S1326で、要求に応じることができない旨の通知を送信する。
しかしながら、図13(a)の方法とは異なり、ターゲットノード5−2、5−3は、要求元のノードが指示した時間/周波数リソースでの送信は部分的にのみ回避可能であると判断した場合、S1328で、要求に応じることのできる時間/周波数リソースの通知を送信する(このとき、例えば、保護するリソースを示すのに使用するフォーマットを用いる)。
(例示的なリソース調整方法1)
指示されたリソースは非優先サービス用であり、当該リソースの少なくとも一部をターゲットにおける非クリティカル送信に使用する。
図14及び図15は、図4のシステムのノード間でリソースを調整することができる特定の例示的な方法を示す。この例示的な方法では、保護が必要と指示されたリソースは、ソースノードでのクリティカル送信に必要であるが、これらのリソースは非優先サービス用である。しかしながら、指示されたリソースがターゲットノードによるクリティカル送信に使用されていない間は、当該リソースの少なくとも一部をターゲットにおける非クリティカル送信に使用する。
特定の例示的な方法の概要を示す図14を参照すると、当該方法は、3つの主要なステップを含む。ステップ(1)では、ソースノード(ビクティム)は、2つの隣接ターゲット(アグレッサー)ノード1及び2で保護を希望するリソース(P)を示す。ステップ(2)では、希望のリソースがターゲット隣接ノードによってすでに使用中である(しかし、クリティカル送信には使用されていない)場合、各ターゲットノードは、それぞれのリリース時間タイマーを開始する。ステップ(3)では、当該タイマーの満了後、ターゲットノードは、希望のリソースがアクセス可能(すなわち、ブランク/ミュート(M))であることをソースノードに示す。複数のソースノードが同一リソースの保護を要求した場合、リリース時間タイマーが満了した後、ターゲットノードにおいて、当該複数のソースノードは、解放されたリソースを、等しいアクセス確率でランダムに要求することができる。例えば、ターゲットノードがリリース時間タイマーの満了後にリソースを解放すると、関心を示すソースノードが、当該解放リソースに先着順でアクセスする。ランダムリソースアクセスを使用すると、複数のソースノードがターゲットノードでの同一リソースの保護を要求した場合、解放されたリソースにアクセスする際に、衝突回避を一定のレベルで実現することができる。図15を参照すると、これは、ソースノード(例えば、gNB5−1)とターゲットノード(例えば、gNB5−2又はeNB5−3)との間の通信について、図14の例示的な方法をより詳細に示す簡略化したメッセージシーケンス図である。
図15に示すように、S1510において、ソースgNB5−1は、非優先サービス用に保護する時間/周波数リソースを識別する。ソースgNB5−1は、S1512で、保護する時間/周波数リソースの通知をターゲットRANノードに提供する。ターゲットRANノードは、S1514で、指示されたリソースはターゲットが非クリティカル送信に使用中であると判断し、S1516で、指示されたリソースに関連付けられたリリース時間タイマーを開始する。リリース時間タイマーの動作中にターゲットノードに到着する新規のリソース指示要求はすべて拒否される。S1518でリリース時間タイマーが満了すると、ターゲットRANノードは、S1520で、要求のあったリソースを解放し(影響を受けるUEを他のリソースに移動させた後であってもよい)、S1522で、要求されたリソースが利用可能である旨の通知を送信する。
S1524において、複数のソースgNBが同一のリソースを要求した場合、要求元のソースノードはリソース調整手順を実行し、等しいアクセス確率でランダムにリソースを要求する。要求されたリソースへのアクセスを当該ソースノードの1つが取得すると、当該リソースを要求した他の各ソースノードにも通知が送信されて、対応するリリース時間タイマーが開始する。当該リリース時間タイマーの満了後、これらのリソースにまだ関心を示す他のノードの何れかが、当該希望のリソースへの関心を隣接するノードに示すことで、リソース調整手順を開始することができる(例えば、図13を参照して概略的に説明したように、又は本明細書で説明する他のリソース調整手順の何れかに従う)。
(例示的なリソース調整方法2)
指示されたリソースは非優先サービス用であり、当該リソースの少なくとも一部はターゲットにおいて非クリティカル送信に使用されるが、解放することはできない。
図16は、別の例示的な方法を示す簡略化したメッセージシーケンス図である。この例示的な方法では、保護が必要と指示されたリソースは、ソースノードでのクリティカル送信に必要であるが、これらのリソースは非優先サービス用である。図15に示すように、指示されたリソースがターゲットノードによるクリティカル送信に使用されていない間は、当該リソースの少なくとも一部をターゲットにおける非クリティカル送信に使用する。しかしながら、この実施例では、少なくとも一部のリソースを解放することはできない。
図16に示すように、S1610において、ソースgNB5−1は、非優先サービス用に保護する時間/周波数リソースを識別する。この実施例では、ソースgNB5−1は、1つ以上のバックオフ電力閾値(又は電力割り当て閾値)も計算する。バックオフ電力閾値は、当該送信電力の計算値未満では、指示されたリソースにおけるターゲットRANノードによる送信が当該リソースにおけるソースgNB5−1によるクリティカル送信に対する干渉を起こさない(又は許容範囲内に収まる)ことを示す。電力閾値は、例えば、ソースノードで共有BWP内のPRBに割り当てられた公称電力と、隣接するターゲットノードから所望のPRBで受信した干渉をこれらのPRBを用いて測定したものとに基づいて計算することができる。
ソースgNB5−1は、S1612で、保護する時間/周波数リソースの指示と、計算した電力閾値とをターゲットRANノードに提供する。ターゲットRANノードは、S1614で、指示されたリソースがターゲットが非クリティカル送信に使用中であると判断し、S1616で指示されたリソースをミュート/ブランクにすることを試みる(例えば、影響を受けるUEを新しいリソースにシフトし、指示されたリソースを解放することによってミューティング/ブランキングを行う。これは、図15を参照して説明したリリース時間タイマーの満了後に行ってもよい)。S1618に示すように解放が成功した場合、S1620で、ターゲットRANノードは、要求されたリソースが利用可能である旨の通知を送信する。
解放が不可能である場合、S1622に示すように、ターゲットRANノードは、指示されたリソースの送信電力を削減することを決定する。ターゲットRANノードは、S1624で、指示されたリソースに割り当てられた電力を、ソースgNB5−1によって提供された対応する電力閾値未満に削減し、S1626で、要求がされたリソースの電力を削減した旨の通知を送信する。
電力閾値は、(保護するリソースが識別されたときに)S1610で計算し、S1612で、保護する時間周波数リソースの指示とともにターゲットRANノードに送信すると説明したが、当該電力閾値は別途送信してもよい。例えば、電力閾値は、ソースノードとターゲットノードとの間における個別のリソース調整シグナリングの一部として別のタイミングに送信してもよい。
また、簡略化した方法では、図15及び図16に示され、同図を参照して説明した方法と比較して、ターゲットRANノードは、単純に、保護するリソースの指示を受信した後、(当該リソース上の)既存のUEを他に利用可能なリソースにシフトし、希望のリソースを解放してもよい(例えば、満了タイマーを使用しない)。従って、ターゲットRANノードは、上述のように、希望のリソースのミューティング/ブランキングをソースノードに示すことができる。
(例示的なリソース調整方法3)
指示されたリソースは優先サービス用である。
図17は、別の例示的な方法を示す簡略化したメッセージシーケンス図である。この例示的な方法では、保護が必要と指示されたリソースは、URLLCサービスを必要とするUEに対する要求をサポートするリソースなど、優先サービス用のリソースである。
図17に示すように、S1710において、ソースgNB5−1は、優先サービス用に保護する時間/周波数リソースを識別する。ソースgNB5−1は、S1712で、サービスが優先サービスである旨の通知とともに、保護する時間/周波数リソースの通知をターゲットRANノードに提供する。ターゲットRANノードは、S1714で、指示されたリソースが優先サービス用であると判断し、当該指示されたリソースをミュート/ブランクにする(例えば、これらのリソースが非クリティカル送信にすでに使用中であるか否かに関わらず、或いはタイマーの満了や、影響を受けるUEを他のリソースへシフトさせた後のリソースの解放の成功を待たない)。S1710では、要求されたリソースが利用可能である旨の通知がソースgNB5−1に送信される。
(例示的なリソース調整シグナリングの実装)
図18から図20は、ソースRANノードからターゲットRANノードにリソース調整情報を提供するための複数の異なる特定のシグナリング実装を示す図である。動作するシステムは、これらの実装のうちの何れか1つ又はそれらの組み合わせを実装してもよい。
(保護NRリソース指示IE)
図18から図20に示す実装のそれぞれにおいて、保護するリソースの指示をメッセージの受信者に提供するために、新規の専用情報要素(保護NRリソース指示IE又は保護NRリソースIEと呼ぶ)が特定のメッセージに含まれる。保護NRリソース指示IEは、通常、NR−LTEリソース通信と比較して、NR−NRリソース調整のための様々な情報要素を含む。
表1は、例えば、NR−LTEリソース調整のための保護NRリソース指示IEに含まれ得る情報要素の実施例を要約する。表1に示すように、NR−LTEリソース調整用の保護NRリソース指示IEは、(ソースgNB5−1の)NRセルID、(ターゲットeNB5−3の)E−UTRAセルID、SCS、BWPサイズ、結合ビットマップ(周波数及び時間)、(指示されたBWPの)基準点、及び(オプションとしての)サービス優先順位を含む。
Figure 2021517787
表2は、例えば、NR−NRリソース調整のための保護NRリソース指示IEに含まれ得る情報要素の実施例を要約する。表2に示すように、NR−NRリソース調整用の保護NRリソース指示IEは、(ソース及びターゲットgNBの)NRセルID、SCS、BWPサイズ、結合ビットマップ(周波数及び時間)、(指示されたBWPの)基準点、(オプションとしての)サービス優先順位、及び(オプションとしての)電力閾値を含む。
Figure 2021517787
本明細書では特定の情報要素を含む特定のIEを説明するが、当該情報は、単一の情報要素又は単一のメッセージとして提供する必要はない。一部のIEの目的は、異なる情報を提供することによって達成してもよい。例えば、本明細書では特定のSCSを識別するSCS IEを説明するが、SCSを決定することができる異なるIE(例えば、ニューメロロジー識別子など)を使用してもよい。同様に、セルIDは、任意の適切な基地局又はセル識別IEを含んでもよい。
(NR−NR(Xn)調整手順)
図18(a)〜(c)は、専用NR−NRリソース調整シグナリングを専用NR−NR調整手順で使用する実装の例示的な変形例を示す3つのシグナリング図を含む。図18の実施例では、ソースノードとターゲットノードは、同一の(完全又は部分的にオーバーラップする)スペクトルを共有するNR RANノード(gNB)である。
図18に各シグナリングの変形例として示すように、ソースgNBは、NR−NR(Xn) RESOURCE COORDINATION REQUESTメッセージをターゲットgNB5−2に送信してソースgNB5−1でのクリティカル送信に必要なリソースの保護を要求することにより、gNB間の直接(Xn)インタフェースを介して、NR−NRリソース調整手順を開始する。リソースは、RESOURCE COORDINATION REQUESTメッセージに含まれる保護NRリソース指示IEによって指示される。
図18(a)に示す変形例では、ターゲットgNBは、指示されたリソースでは要求のあった保護が不可能であると判断して、当該要求を無視する。あるいは、ターゲットgNBは、NR−NR(Xn)RESOURCE COORDINATION RESPONSEメッセージ(又は同様のメッセージ)を送信して応答し、要求に応じることができないことを示す。
図18(b)に示す変形例では、ターゲットgNB5−2は、NR−NR(Xn)RESOURCE COORDINATION RESPONSEメッセージ(又は同様のメッセージ)を送信して応答し、ターゲットgNB自身のリソース割り当てを示す(例えば、保護NRリソース指示IE形式又は同様の形式を用いる)。これにより、ソースgNB5−1とターゲットgNB−2の各々が他方のgNBが使用するリソースに干渉するのを回避することができる。
図18(c)に示す変形例では、ターゲットgNB5−2は、NR−NR(Xn)RESOURCE COORDINATION RESPONSEメッセージ(又は同様のメッセージ)を送信することによって応答し、例えば、部分的なブランキングのみが可能な場合(例えば、ソースgNB5−1によって要求されたリソースのサブセットのみ保護可能である場合)、指示されたリソースのうちターゲットgNB5−2が保護する(ブランク/ミュートにする)ことのできるリソースをソースgNB5−1に示す。
(その他のNR−NR(Xn)手順)
図19(a)及び(b)はそれぞれ、既存のNR−NRシグナリング手順が(例えば、Xnインタフェースを介して)リソース調整情報を提供するように構成された、別の例示的な実装を示すシグナリング図を示す。
図19(a)では、ソースgNB5−1からターゲットgNB5−2に送信するXn SETUP REQUESTメッセージの一部として対応の保護NRリソース指示IEが含まれるように、Xnセットアップ手順を構成する。ターゲットgNB5−2は、保護NRリソース指示IEを含むXn SETUP REQUESTメッセージを受信した結果、保護NRリソース指示IEで指示されたリソースの割り当てを回避できるという利点がある。
図19(b)では、ソースgNB5−1からターゲットgNB5−2に送信するNG−RAN CONFIGURATION UPDATEメッセージの一部として対応の保護NRリソース指示IEが含まれるように、NG−RANノード構成更新手順を構成する。ターゲットgNB5−2は、保護NRリソース指示IEを含むNG−RAN CONFIGURATION UPDATEメッセージを受信した結果、保護NRリソース指示IEで指示されたリソースの割り当てを回避できるという利点がある。保護NRリソース指示IEは、ターゲットgNBによって開始されたNG−RANノード構成更新手順中に、ソースgNB5−1からターゲットgNB5−2に、NG−RAN CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージで提供してもよい。
(NR−LTEデュアルコネクティビティ(E−UTRA−NRデュアルコネクティビティ(EN−DC))手順)
図20(a)〜(c)はそれぞれ、既存のNR−LTEデュアルコネクティビティシグナリング手順(例えば、X2インタフェースを介して)が、デュアルコネクティビティ配置で動作するgNBとeNBとの間のリソース調整情報を提供するように構成された例示的なシグナリング実装を示すシグナリング図を含む。
図20(a)では、eNB5−3からのEN−DC X2 SETUP REQUESTメッセージに応じて(ソース)gNB5−1から(ターゲット)eNB5−3に送信するEN−DC X2 SETUP RESPONSEメッセージの一部として対応の保護NRリソース指示IEが含まれるように、EN−DC X2セットアップ手順を構成する。ターゲットeNB5−3は、保護NRリソース指示IEを含むEN−DC X2 SETUP RESPONSEメッセージを受信した結果、保護NRリソース指示IEで指示されたリソースの割り当てを回避できるという利点がある。
図20(b)では、EN−DC構成更新手順を開始するために(ソース)gNB5−1から(ターゲット)eNB5−3に送信するEN−DC CONFIGURATION UPDATEメッセージの一部として対応の保護NRリソース指示IEが含まれるように、EN−DC構成更新手順を構成する。ターゲットeNB5−3は、保護NRリソース指示IEを含むEN−DC CONFIGURATION UPDATEメッセージを受信した結果、保護NRリソース指示IEで指示されたリソースの割り当てを回避できるという利点がある。
図20(c)では、ターゲットeNB5−3がEN−DC構成更新手順を開始する際に(すなわち、EN−DC CONFIGURATION UPDATEメッセージを送信することにより)、(ソース)gNB5−1からターゲットeNB5−3に送信するEN−DC CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージの一部として対応の保護NRリソース指示IEが含まれるように、EN−DC構成更新手順を構成する。ターゲットeNB5−3は、保護NRリソース指示IEを含むEN−DC CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージを受信した結果、保護NRリソース指示IEで指示されたリソースの割り当てを回避できるという利点がある。
(変形例及び代替案)
以上、例示的な実施形態を詳細に説明した。上記例示的な実施形態については複数の変形例および代替案が可能であり、そのようにして具現化された発明であっても同様の利を得ることができることは当業者には明らかである。説明のため、これらの変形例および代替案の実施例を一部のみ説明する。
上述の例示的な実施形態では、複数のソフトウェアモジュールを説明した。当業者が理解するように、ソフトウェアモジュールは、コンパイルされた形式またはコンパイルされていない形式で提供してもよいし、コンピュータネットワークを介した信号として、または記録媒体上で、対象の装置(UE、RAN、eNB、gNBなど)に供給してもよい。さらに、このソフトウェアの一部またはすべてによって実行される機能は、1つ以上の専用ハードウェア回路を使用して実行してもよい。ただし、ソフトウェアモジュールは、基地局又はモバイルデバイスの更新を高速化するため、その使用が推奨される。
本明細書で説明した装置の一部を形成する各コントローラは任意の適切な形態の処理回路を含んでもよく、これには、例えば以下が含まれるが、限定的ではない:1つ以上のハードウェア実装されたコンピュータプロセッサ;マイクロプロセッサ;CPU(Central Processing Unit:中央処理装置);ALU(Arithmetic Logic Unit:算術論理ユニット);IO(Input/Output:入出力)回路;内部メモリ/キャッシュ(プログラム及び/又はデータ);処理レジスタ;通信バス(例えば、制御、データ及び/又はアドレスバス);DMA(Direct Memory Access)機能;及びハードウェア又はソフトウェア実装されたカウンタ、ポインタ、タイマーなど。
種々の他の変更は、当業者にとって明らかであるため、ここでは更に詳細な説明は省略する。
(まとめ)
上記の一態様においては、次世代(5G/NR)規格に従って動作する第1のRAN(Radio Access Netwark:無線アクセスネットワーク)ノードによって実行される方法であって、少なくとも1つの更なるRANノードの干渉から保護するために、前記第1のRANノードが送信に用いるリソースを識別することと、前記少なくとも1つの更なるRANノードに、前記干渉から保護するために識別したリソースを示す情報を送信することを含み、前記識別したリソースを示す情報は、前記少なくとも1つの更なるRANノードが前記干渉から保護するリソースを決定することができるパラメータのリストを含む、方法が開示される。
前記識別したリソースを示す情報は、前記識別したリソースを明示的に示す少なくとも1つのビットマップを含んでもよい。前記少なくとも1つのビットマップは、識別した周波数リソースを明示的に示すように、及び時間リソースを明示的に示すように構成されてもよい。前記少なくとも1つのビットマップは、周波数リソースを明示的に示すように構成された少なくとも1つのビットマップと、時間リソースを明示的に示すように構成された少なくとも1つの別のビットマップとを含んでもよい。前記少なくとも1つのビットマップは、周波数リソースと時間リソースの両方を示す少なくとも1つの二次元ビットマップを含んでもよい。前記少なくとも1つのビットマップは、1PRB(Physical Resource Block:物理リソースブロック)の周波数粒度、又は 特定のSCS(Subcarrier Spacing:サブキャリア間隔)に対応する所定のニューメロロジーに関連付けられた1サブキャリアを含んでもよい。前記少なくとも1つのビットマップは、特定のスロット長に対応する所定のニューメロロジーに関連付けられた1シンボル、1スロット、又は1サブフレームの時間粒度を含んでもよい。前記少なくとも1つのビットマップは、第1の特定のSCSとスロット長とに対応する第1のニューメロロジーに関連付けられた最小周波数粒度を含んでもよく、前記少なくとも1つのビットマップは、前記第1のニューメロロジーとは異なる、第2のSCSとスロット長とに対応する第2のニューメロロジーに関連付けられた最小時間粒度を含んでもよい。
前記パラメータのリストは、第1のRANノードのセル又は基地局の識別子と、前記少なくとも1つの更なるRANノードのセル又は基地局の識別子と、サブキャリア間隔の識別子(又は他のニューメロロジー識別子)と、部分帯域サイズの識別子と、周波数基準点(例えば、基準点A)と、前記識別したリソースでの送信に関連付けられたサービス優先順位と、電力閾値と、の少なくとも1つを識別する情報を含んでもよい。
前記識別したリソースを示す情報は、専用の情報要素の一部として提供してもよい。前記識別したリソースを示す情報は、次世代(5G/NR)規格に従って動作するように構成された他のRANノードに送信される場合、専用NR−NR情報要素の一部として提供し、前記識別したリソースを示す情報は、LTE規格に従って動作するように構成されたRANノードに送信される場合、専用NR−LTE情報要素の一部として提供してもよい。
前記少なくとも1つの更なるRANノードは、次世代(5G/NR)規格に従って動作するように構成された少なくとも1つの更なるRANノードを含んでもよい。前記識別したリソースを示す情報は、専用NR−NR(Xn)調整手順と、(例えば、Xn SETUP REQUESTメッセージ内の)Xnセットアップ手順と、(例えば、NG−RAN CONFIGURATION UPDATEメッセージ又はNG−RAN CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージ内の)NG−RANノード構成更新手順のうち少なくとも1つの手順の一部として、前記次世代(5G/NR)規格に従って動作するように構成された少なくとも1つの更なるRANノードに提供してもよい。
前記少なくとも1つの更なるRANノードは、LTE規格に従って動作するように構成された少なくとも1つのRANノードを含んでもよい。前記識別したリソースを示す情報は、(例えば、EN−DC X2 SETUP RESPONSEメッセージ内の)EN−DC X2セットアップ手順と、(例えば、EN−DC CONFIGURATION UPDATEメッセージ又はEN−DC CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージ内の)EN−DC構成更新手順のうち少なくとも1つの手順の一部として、LTE規格に従って動作するように構成された前記少なくとも1つのRANノードに提供してもよい。
前記第1のRANノードは、複数の異なるニューメロロジー(サブキャリア間隔/スロット長)及び/又は複数の異なる部分帯域をサポートするように構成してもよい。前記識別したリソースを示す個別のそれぞれの情報は、前記複数の異なるニューメロロジーの各々及び/又は前記複数の異なる部分帯域の各々に提供してもよい。
少なくとも1つの更なるRANノードの干渉から保護するリソースを識別する場合、前記第1のRANノードは、前記少なくとも1つの更なるRANノードの構成(例えば、ニューメロロジー及び部分帯域構成のうちの少なくとも1つ)を考慮に入れてもよい。前記第1のRANノードは、前記識別したリソースを示す情報を複数のRANノード(例えば、隣接セルを動作させるRANノード)に送信してもよい。前記識別した保護すべきリソースは、クリティカル送信と優先サービスのサポートとのうちの少なくとも1つに第1の基地局が必要とするリソースを含んでもよい。
前記少なくとも1つの更なるRANノードから、前記指示されたリソースが解放された旨の通知を受信することを更に含み、前記指示されたリソースが解放された旨の通知を受信した場合、前記第1のRANノードは、前記解放されたリソースへのアクセスを試み、少なくとも1つの競合RANノードが、前記第1のRANノードと同一リソースへのアクセスを試みた場合、前記第1のRANノードは、前記少なくとも1つの競合RANノードとアクセス手順を実行し、各RANノードは、前記手順を実行する各RANノードが前記指示されたリソースへのアクセスに成功する確率が実質的に等しい方法(例えば、ランダム/先着順アクセス手順)で、前記指示されたリソースへのアクセスを試みてもよい。前記第1のRANノードが、前記アクセス手順の一部として前記指示されたリソースへのアクセスに成功した場合、前記第1のRANノードは、前記少なくとも1つの競合RANノードが前記指示されたリソースへのアクセスに成功する前に、前記リソースへのアクセスに成功していない各競合RANノードに、それぞれのタイマーの起動を開始するメッセージを送信し、前記タイマー満了時に、前記各競合RANノードが前記指示されたリソースへのアクセスを再度試みることを可能としてもよい。
上記の一態様においては、第1のRANノードによって実行される方法であって、前記方法は、少なくとも1つの更なるRANノードにおいて前記第1のRANノードの干渉から保護するリソースを示す情報を、前記少なくとも1つの更なるRANノードから受信することを含み、前記少なくとも1つの更なるRANノードは、次世代(5G/NR)規格に従って動作するように構成され、前記識別したリソースを示す情報は、前記第1のRANノードが前記干渉から保護するリソースを決定することができるパラメータのリストを含み、前記方法は、前記指示されたリソースを前記第1のRANノードの干渉から保護することができるか否かを判断することを含み、前記第1のRANノードが、前記指示されたリソースを前記第1のRANノードの干渉から保護することができると判断した場合、前記第1のRANノードは、前記識別したリソースを保護するように自身の送信を構成し、前記少なくとも1つの更なるRANノードに、前記識別したリソースを保護することができる旨の通知を送信する、方法が開示される。
前記第1のRANノードは、前記指示されたリソースの少なくとも一部において送信を回避すること、前記第1のRANノードが既に送信に使用している前記指示されたリソースの少なくとも一部を解放すること、所定のUE(ユーザー機器)が既に使用している、前記指示されたリソースの少なくとも一部における送信を他のリソースに移動すること、及び/又は、前記第1のRANノードが既に送信に使用している前記指示されたリソースの少なくとも一部において送信電力を削減すること、のうち少なくとも1つに従って自身の送信を構成することによって、前記指示されたリソースを保護するように前記送信を構成してもよい。
前記第一のRANノードは、リリース時間タイマーを開始することにより、及び前記リリース時間タイマーの満了後、前記第1のRANノードが既に送信に使用している前記指示されたリソースの少なくとも一部を解放するように自身の送信を構成することにより、前記指示されたリソースを保護するように前記送信を構成して、前記指示されたリソースを保護することができる旨の通知は前記リソースが解放されたことを示してもよい。
前記第1のRANノードが、前記指示されたリソースの全てでなく一部を前記第1のRANノードの干渉から保護することができると判断した場合、前記第1のRANノードは、前記指示された保護可能なリソースを保護するように自身の送信を構成し、前記少なくとも1つの更なるRANノードに、前記指示されたリソースを部分的に保護することができる旨の通知と、前記指示された保護可能なリソースを識別する情報とを送信してもよい。前記第1のRANノードは、前記指示されたリソースを前記第1のRANノードの干渉から保護することができないと判断した場合、前記第1のRANノードは、前記指示されたリソースを保護することができない旨の通知を前記少なくとも1つの更なるRANノードに送信してもよい。
上記の一態様においてはRANノードが開示され、前記RANノードは、次世代(5G/NR)規格に従って前記RANを動作させる手段と、前記RANノードが送信に用いる、少なくとも1つの更なるRANノードの干渉から保護するリソースを識別する手段と、前記識別した、干渉から保護するリソースを示す情報を、前記少なくとも1つの更なるRANノードに送信するように前記トランシーバを制御するする手段と、前記識別したリソースを示す情報は、前記少なくとも1つの更なるRANノードが前記干渉から保護するリソースを決定することができるパラメータのリストを含む。
上記の一態様においては、少なくとも1つの更なるRANノードにおいて前記第1のRANノードの干渉から保護するリソースを示す情報を、前記少なくとも1つの更なるRANノードから受信する手段であり、前記少なくとも1つの更なるRANノードは、次世代(5G/NR)規格に従って動作するように構成され、前記識別したリソースを示す情報は、前記第1のRANノードが前記干渉から保護するリソースを決定することができるパラメータのリストを含む手段と、前記指示されたリソースを前記第1のRANノードの干渉から保護することができるか否かを判断する手段と、前記判断手段が、前記指示されたリソースを前記第1のRANノードの干渉から保護することができると判断した場合、前記識別したリソースを保護するように前記トランシーバの送信を構成し、前記少なくとも1つの更なるRANノードに、前記識別したリソースを保護することができる旨の通知を送信するように制御を行う手段と、を含むRANノードが開示される。
上述の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
次世代(5G/NR)規格に従って動作する第1のRAN(Radio Access Netwark:無線アクセスネットワーク)ノードによって実行される方法であって、少なくとも1つの更なるRANノードの干渉から保護するために、前記第1のRANノードが送信に用いるリソースを識別することと、前記少なくとも1つの更なるRANノードに、前記干渉から保護するために識別したリソースを示す情報を送信することを含み、前記識別したリソースを示す情報は、前記少なくとも1つの更なるRANノードが前記干渉から保護するリソースを決定することができるパラメータのリストを含む、方法。
(付記2)
前記識別したリソースを示す情報は、前記識別したリソースを明示的に示す少なくとも1つのビットマップを含む、付記1記載の方法。
(付記3)
前記少なくとも1つのビットマップは、前記識別した周波数リソースを明示的に示すように、及び時間リソースを明示的に示すように構成される、付記2記載の方法。
(付記4)
前記少なくとも1つのビットマップは、前記周波数リソースを明示的に示すように構成された少なくとも1つのビットマップと、前記時間リソースを明示的に示すように構成された少なくとも1つの別のビットマップとを含む、付記3記載の方法。
(付記5)
前記少なくとも1つのビットマップは、前記周波数リソースと前記時間リソースの両方を示す少なくとも1つの二次元ビットマップを含む、付記3記載の方法。
(付記6)
前記少なくとも1つのビットマップは、1PRB(Physical Resource Block:物理リソースブロック)の周波数粒度、又は特定のSCS(Subcarrier Spacing:サブキャリア間隔)に対応する所定のニューメロロジーに関連付けられた1サブキャリアを含む、付記3乃至5の何れか1項記載の方法。
(付記7)
前記少なくとも1つのビットマップは、特定のスロット長に対応する所定のニューメロロジーに関連付けられた1シンボル、1スロット、又は1サブフレームの時間粒度を含む、付記3乃至6の何れか1項記載の方法。
(付記8)
前記少なくとも1つのビットマップは、第1の特定のSCSとスロット長とに対応する第1のニューメロロジーに関連付けられた最小周波数粒度を含み、前記少なくとも1つのビットマップは、前記第1のニューメロロジーとは異なる、第2のSCSとスロット長とに対応する第2のニューメロロジーに関連付けられた最小時間粒度を含む、付記3乃至7の何れか1項記載の方法。
(付記9)
前記パラメータのリストは、第1のRANノードのセル又は基地局の識別子と、前記少なくとも1つの更なるRANノードのセル又は基地局の識別子と、サブキャリア間隔の識別子(又は他のニューメロロジー識別子)と、周波数基準点(例えば、基準点A)と、電力閾値と、の少なくとも1つを識別する情報を含む、付記1乃至8の何れか1項記載の方法。
(付記10)
前記識別したリソースを示す情報は、専用の情報要素の一部として提供される、付記1乃至9の何れか1項記載の方法。
(付記11)
前記識別したリソースを示す情報は、次世代(5G/NR)規格に従って動作するように構成された他のRANノードに送信される場合、専用NR−NR情報要素の一部として提供され、前記識別したリソースを示す情報は、LTE規格に従って動作するように構成されたRANノードに送信される場合、専用NR−LTE情報要素の一部として提供される、付記10記載の方法。
(付記12)
前記少なくとも1つの更なるRANノードは、次世代(5G/NR)規格に従って動作するように構成された少なくとも1つの更なるRANノードを含む、付記1乃至11の何れか1項記載の方法。
(付記13)
前記識別したリソースを示す情報は、専用NR−NR(Xn)調整手順と、(例えば、Xn SETUP REQUESTメッセージ内の)Xnセットアップ手順と、(例えば、NG−RAN CONFIGURATION UPDATEメッセージ又はNG−RAN CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージ内の)NG−RANノード構成更新手順のうち少なくとも1つの手順の一部として、前記次世代(5G/NR)規格に従って動作するように構成された少なくとも1つの更なるRANノードに提供される、付記12記載の方法。
(付記14)
前記少なくとも1つの更なるRANノードは、LTE規格に従って動作するように構成された少なくとも1つのRANノードを含む、付記1乃至13の何れか1項記載の方法。
(付記15)
前記識別したリソースを示す情報は、(例えば、EN−DC X2 SETUP RESPONSEメッセージ内の)EN−DC X2セットアップ手順と、(例えば、EN−DC CONFIGURATION UPDATEメッセージ又はEN−DC CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージ内の)EN−DC構成更新手順のうち少なくとも1つの手順の一部として、LTE規格に従って動作するように構成された前記少なくとも1つのRANノードに提供される、付記14記載の方法。
(付記16)
前記第1のRANノードは、複数の異なるニューメロロジー(サブキャリア間隔/スロット長)及び/又は複数の異なる部分帯域をサポートするように構成される、付記1乃至15の何れか1項記載の方法。
(付記17)
識別したリソースを示す個別のそれぞれの情報は、前記複数の異なるニューメロロジーの各々及び/又は前記複数の異なる部分帯域の各々に提供される、付記16記載の方法。
(付記18)
少なくとも1つの更なるRANノードの干渉から保護するリソースを識別する場合、前記第1のRANノードは、前記少なくとも1つの更なるRANノードの構成(例えば、ニューメロロジー及び部分帯域構成のうちの少なくとも1つ)を考慮に入れる、付記1乃至17の何れか1項記載の方法。
(付記19)
前記第1のRANノードは、前記識別したリソースを示す情報を複数のRANノード(例えば、隣接セルを動作させるRANノード)に送信する、付記1乃至18の何れか1項記載の方法。
(付記20)
前記識別した保護すべきリソースは、クリティカル送信と優先サービスのサポートとのうちの少なくとも1つに第1の基地局が必要とするリソースを含む、付記1乃至19の何れか1項記載の方法。
(付記21)
前記少なくとも1つの更なるRANノードから、前記指示されたリソースが解放された旨の通知を受信することを更に含み、前記指示されたリソースが解放された旨の通知を受信した場合、前記第1のRANノードは、前記解放されたリソースへのアクセスを試み、少なくとも1つの競合RANノードが、前記第1のRANノードと同一リソースへのアクセスを試みた場合、前記第1のRANノードは、前記少なくとも1つの競合RANノードとアクセス手順を実行し、各RANノードは、前記手順を実行する各RANノードが前記指示されたリソースへのアクセスに成功する確率が実質的に等しい方法(例えば、ランダム/先着順アクセス手順)で、前記指示されたリソースへのアクセスを試みる、付記1乃至20の何れか1項記載の方法。
(付記22)
前記第1のRANノードが、前記アクセス手順の一部として前記指示されたリソースへのアクセスに成功した場合、前記第1のRANノードは、前記少なくとも1つの競合RANノードが前記指示されたリソースへのアクセスに成功する前に、前記リソースへのアクセスに成功していない各競合RANノードに、それぞれのタイマーの起動を開始するメッセージを送信し、前記タイマー満了時に、前記各競合RANノードが前記指示されたリソースへのアクセスを再度試みることを可能とする、付記21記載の方法。
(付記23)
第1のRANノードによって実行される方法であって、前記方法は、少なくとも1つの更なるRANノードにおいて前記第1のRANノードの干渉から保護するリソースを示す情報を、前記少なくとも1つの更なるRANノードから受信することを含み、前記少なくとも1つの更なるRANノードは、次世代(5G/NR)規格に従って動作するように構成され、前記識別したリソースを示す情報は、前記第1のRANノードが前記干渉から保護するリソースを決定することができるパラメータのリストを含み、前記方法は、前記指示されたリソースを前記第1のRANノードの干渉から保護することができるか否かを判断することを含み、前記第1のRANノードが、前記指示されたリソースを前記第1のRANノードの干渉から保護することができると判断した場合、前記第1のRANノードは、前記識別したリソースを保護するように自身の送信を構成し、前記少なくとも1つの更なるRANノードに、前記識別したリソースを保護することができる旨の通知を送信する、方法。
(付記24)
前記第1のRANノードは、前記指示されたリソースの少なくとも一部において送信を回避すること、前記第1のRANノードが既に送信に使用している前記指示されたリソースの少なくとも一部を解放すること、所定のUE(ユーザー機器)が既に使用している、前記指示されたリソースの少なくとも一部における送信を他のリソースに移動すること、及び/又は、前記第1のRANノードが既に送信に使用している前記指示されたリソースの少なくとも一部において送信電力を削減すること、のうち少なくとも1つに従って自身の送信を構成することによって、前記指示されたリソースを保護するように前記送信を構成する、付記23記載の方法。
(付記25)
前記第一のRANノードは、リリース時間タイマーを開始することにより、及び前記リリース時間タイマーの満了後、前記第1のRANノードが既に送信に使用している前記指示されたリソースの少なくとも一部を解放するように自身の送信を構成することにより、前記指示されたリソースを保護するように前記送信を構成し、前記指示されたリソースを保護することができる旨の通知は前記リソースが解放されたことを示す、付記23又は24記載の方法。
(付記26)
前記第1のRANノードが、前記指示されたリソースの全てでなく一部を前記第1のRANノードの干渉から保護することができると判断した場合、前記第1のRANノードは、前記指示された保護可能なリソースを保護するように自身の送信を構成し、前記少なくとも1つの更なるRANノードに、前記指示されたリソースを部分的に保護することができる旨の通知と、前記指示された保護可能なリソースを識別する情報とを送信する、付記23乃至25の何れか1項記載の方法。
(付記27)
前記第1のRANノードは、前記指示されたリソースを前記第1のRANノードの干渉から保護することができないと判断した場合、前記第1のRANノードは、前記指示されたリソースを保護することができない旨の通知を前記少なくとも1つの更なるRANノードに送信する、付記23乃至26の何れか1項記載の方法。
(付記28)
プロセッサとトランシーバとを備えるRANノードであって、前記プロセッサは、次世代(5G/NR)規格に従って動作するように前記トランシーバを制御し、前記RANノードが送信に用いる、少なくとも1つの更なるRANノードの干渉から保護するリソースを識別し、前記識別した、干渉から保護するリソースを示す情報を、前記少なくとも1つの更なるRANノードに送信するように前記トランシーバを制御するように構成され、前記識別したリソースを示す情報は、前記少なくとも1つの更なるRANノードが前記干渉から保護するリソースを決定することができるパラメータのリストを含む、RANノード。
(付記29)
プロセッサとトランシーバとを備えるRANノードであって、前記プロセッサは、少なくとも1つの更なるRANノードで、前記RANノードの干渉から保護するリソースを示す情報を、前記少なくとも1つの更なるRANノードから受信するように、トランシーバを制御するように構成され、前記少なくとも1つの更なるRANノードは、次世代(5G/NR)規格に従って動作するように構成され、前記識別したリソースを示す情報は、前記RANノードが前記干渉から保護するリソースを決定することができるパラメータのリストを含み、前記プロセッサは、前記指示されたリソースを前記RANノードの干渉から保護することができるか否かを判断するように構成され、前記プロセッサが、前記指示されたリソースを前記第1のRANノードの干渉から保護することができると判断した場合、前記プロセッサは、前記指示されたリソースを保護するために前記トランシーバからの送信を制御し、前記指示されたリソースを保護することができる旨の通知を少なくとも1つの更なるRANノードに送信するようにトランシーバを制御するように構成される、RANノード。
本出願は、2018年4月6日出願の英国特許出願番号1805814.9に基づく優先権の利益を主張する。この開示の内容は、全てここに含めておく。

Claims (21)

  1. NG−RAN(Next Generation Radio Access Network:次世代無線アクセスネットワーク)ノードにより、前記NG−RANノードと少なくとも1つの更なるRANノードとの間でリソースを調整するために実行させる方法であって、
    前記少なくとも1つの更なるRANノードに、前記NG−RANノードと前記少なくとも1つの更なるRANノードとの間のリソース調整に用いる情報要素を含む少なくとも1つのメッセージを送信することを含み、
    前記NG−RANノードと前記少なくとも1つの更なるRANノードとの間のリソース調整に用いる前記情報要素は、送信側RANノードによる送信に用いられることが意図されるリソースを示す少なくとも1つの更なる情報要素を含む、方法。
  2. 前記送信側RANノードによる送信に用いられることが意図されるリソースを示す前記少なくとも1つの更なる情報要素は、少なくとも1つのビットマップを含み、前記少なくとも1つのビットマップにおける各々の位置は、それぞれの周波数リソースが前記送信側RANノードによる送信に用いられることが意図されないか、又は前記送信側RANノードによる送信に用いられることが意図されるかを示す、請求項1記載の方法。
  3. 前記少なくとも1つのビットマップは、複数の時間リソースを表し、前記時間リソースごとに、前記送信側RANノードによる送信に用いられることが意図されるそれぞれの周波数リソースを明示的に示すように構成される、請求項2記載の方法。
  4. 前記少なくとも1つのビットマップにより表される各々の時間リソースは、それぞれのサブフレームを含む、請求項3記載の方法。
  5. 前記少なくとも1つのビットマップにより表される前記周波数リソースは、物理リソースブロックを含む、請求項2乃至4のうち何れか1項記載の方法。
  6. 前記少なくとも1つのビットマップは、1PRB(Physical Resource Block:物理リソースブロック)の周波数粒度、又は特定のSCS(subcarrier spacing:サブキャリア間隔)に対応する所定のニューメロロジーに関連付けられた1サブキャリアを含む、請求項3記載の方法。
  7. 前記少なくとも1つのビットマップは、特定のスロット長に対応する所定のニューメロロジーに関連付けられた1シンボル、1スロット、又1サブフレームの時間粒度を含む、請求項3又は6記載の方法。
  8. 前記少なくとも1つのビットマップは、第1の特定SCSとスロット長とに対応する第1のニューメロロジーに関連付けられた最小周波数粒度を含み、前記少なくとも1つのビットマップは、前記第1のニューメロロジーとは異なる、第2のSCSとスロット長とに対応する第2のニューメロロジーに関連付けられた最小時間粒度を有する、請求項3、6又は7記載の方法。
  9. 前記NG−RANノードと前記更なるRANノードとの間のリソース調整に用いる前記情報要素は、前記NG−RANノードのセル又は基地局の識別子と、前記少なくとも1つの更なるRANノードのセル又は基地局の識別子と、サブキャリア間隔の識別子(又は他のニューメロロジー識別子)と、部分帯域サイズの識別子と、周波数基準点(例えば「基準点A」)と、前記送信側RANノードによる送信に用いられることが意図されるリソースを示す前記少なくとも1つの更なる情報要素により識別されるリソースでの送信に関連付けられたサービス優先順位と、電力閾値とを含む情報項目リストの中から、少なくとも1つの情報項目を含む少なくとも1つの情報要素を更に含む、請求項1乃至8のうち何れか1項記載の方法。
  10. 前記送信側RANノードによる送信に用いられることが意図されるリソースを示す前記少なくとも1つの更なる情報要素は、NRリソース調整のための専用情報要素及び/又はLTEリソース調整のための専用情報要素を含む情報要素リストの中から少なくとも1つの情報要素を含む、請求項1乃至9のうち何れか1項記載の方法。
  11. 前記少なくとも1つの更なるRANノードは、次世代(5G/NR)規格に従って動作するように構成された少なくとも1つのRANノードを含む、請求項1乃至10のうち何れか1項記載の方法。
  12. 前記送信側RANノードによる送信に用いられることが意図されるリソースを示す前記少なくとも1つの更なる情報要素は、専用NR−NR(Xn)調整手順と、(例えばXn SETUP REQUESTメッセージ内の)Xnセットアップ手順と、(例えばNG−RAN CONFIGURATION UPDATEメッセージ又はNG−RAN CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージ内の)NG−RANノード構成更新手順とを含む手順リストのうちの、少なくとも1つの手順の一部として次世代(5G/NR)規格に従って動作するように構成された前記少なくとも1つのRANノードに送信される、請求項11記載の方法。
  13. 前記少なくとも1つの更なるRANノードは、LTE規格に従って動作するように構成された少なくとも1つのRANノードを含む、請求項1乃至12のうち何れか1項記載の方法。
  14. 前記送信側RANノードによる送信に用いられることが意図されるリソースを示す前記少なくとも1つの更なる情報要素は、(例えばEN−DC X2 SETUP RESPONSEメッセージ内の)EN−DC X2セットアップ手順と、(例えばEN−DC CONFIGURATION UPDATEメッセージ、又はEN−DC CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージ内の)EN−DC構成更新手順とを含む手順リストのうちの、少なくとも1つの手順の一部としてLTE規格に従って動作するように構成された前記少なくとも1つのRANノードに送信される、請求項13記載の方法。
  15. 第1のRANノードは、複数の異なるニューメロロジー(サブキャリア間隔/スロット長)及び/又は複数の異なる部分帯域をサポートするように構成される、請求項1乃至14のうち何れか1項記載の方法。
  16. 識別されたリソースを示す個別のそれぞれの情報は、前記複数の異なるニューメロロジーの各々、及び/又は前記複数の異なる部分帯域の各々に対して提供される、請求項15記載の方法。
  17. 前記NG−RANノードは、前記送信側RANノードによる送信に用いられることが意図されるリソースを示す前記少なくとも1つの更なる情報要素を、複数のRANノード(例えば、隣接セルを動作させるRANノード)に送信する、請求項1乃至16のうち何れか1項記載の方法。
  18. 前記送信側RANノードによる送信に用いられることが意図される前記リソースは、クリティカル送信と優先サービスのサポートとのうちの少なくとも1つのために第1の基地局が必要とするリソースを含む、請求項1乃至17のうち何れか1項記載の方法。
  19. RAN(Radio Access Network:無線アクセスネットワーク)ノードにより、前記RANノードと少なくとも1つのNG−RAN(次世代RAN)ノードとの間でリソースを調整するために実行させる方法であって、
    前記少なくとも1つのNG−RANノードから、前記RANノードと前記少なくとも1つのNG−RANノードとの間のリソース調整に用いる情報要素を含む少なくとも1つのメッセージを受信することを含み、
    前記RANノードと前記少なくとも1つのNG−RANノードとの間のリソース調整に用いる前記情報要素は、送信側RANノードによる送信に用いられることが意図されるリソースを示す少なくとも1つの更なる情報要素を含む、方法。
  20. NG−RAN(Next Generation Radio Access Network:次世代無線アクセスネットワーク)ノードであって、
    プロセッサとトランシーバとを備え、
    前記プロセッサは、前記トランシーバを制御して、前記NG−RANノードと少なくとも1つの更なるRANノードとの間のリソース調整のための手順の一部として、前記NG−RANノードと前記少なくとも1つの更なるRANノードとの間のリソース調整に用いる情報要素を含む少なくとも1つのメッセージを送信するように構成され、
    前記NG−RANノードと前記少なくとも1つの更なるRANノードとの間のリソース調整に用いる前記情報要素は、送信側RANノードによる送信に用いられることが意図されるリソースを示す少なくとも1つの更なる情報要素を含む、NG−RANノード。
  21. RAN(Radio Access Network:無線アクセスネットワーク)ノードであって、
    プロセッサとトランシーバを制御とを備え、
    前記プロセッサは、前記トランシーバを制御して、前記RANノードと少なくとも1つのNG−RAN(次世代RAN)ノードとの間のリソース調整のための手順の一部として、前記RANノードと前記少なくとも1つのNG−RANノードとの間のリソース調整に用いる情報要素を含む少なくとも1つのメッセージを受信するように構成され、
    前記RANノードと前記少なくとも1つのNG−RANノードとの間のリソース調整に用いる前記情報要素は、送信側RANノードによる送信に用いられることが意図されるリソースを示す少なくとも1つの更なる情報要素を含む、RANノード。

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