本開示の態様は、少なくとも前述の問題及び/または不都合に対処し、少なくとも以下に記載される利点を提供することである。従って、本開示の一態様は、無線通信システムにおいて、サービスを効果的に提供するための方法及びその装置を提供することである。
追加の態様は、一部は、以下の説明に示され、一部は、説明から明らかであるか、あるいは提示された実施形態の実施によって知ることができる。
本開示の一実施形態による、無線通信システムにおいて、端末の動作方法が提供される。そのような動作方法は、基地局から、上位シグナリングを介して、副搬送波間隔設定及び循環前置情報を受信する段階と、前記設定された副搬送波間隔が60kHzであり、前記循環前置情報が拡張循環前置を示す場合、普通循環前置のスロットフォーマットを基に、前記拡張循環前置のスロットフォーマットを決定する段階と、を含む。
本開示の一実施形態において、前記スロットフォーマットを決定する段階は、副搬送波間隔が15kHz、30kHzまたは60kHzであり、普通循環前置である場合のスロットフォーマットを基に、前記拡張循環前置によるスロットフォーマットを決定する段階を含んでもよい。
本開示の一実施形態において、前記スロットフォーマットを決定する段階は、前記拡張循環前置のスロットフォーマットによるシンボルと重なる前記普通循環前置のスロットフォーマットによるシンボルが、いずれも下向きリンクシンボル、いずれも上向きリンクシンボル、またはいずれも柔軟なリンクシンボルである場合、前記拡張循環前置のスロットフォーマットによるシンボルを、下向きリンクシンボル、上向きリンクシンボル、または柔軟なリンクシンボルと判断する段階を含んでもよい。
本開示の一実施形態において、前記スロットフォーマットを決定する段階は、前記拡張循環前置のスロットフォーマットによるシンボルと重なる前記普通循環前置のスロットフォーマットによるシンボルのうち少なくとも一つが柔軟なリンクシンボルである場合、前記拡張循環前置のスロットフォーマットによるシンボルを柔軟なリンクシンボルと判断する段階を含んでもよい。
本開示の一実施形態において、前記スロットフォーマットを決定する段階は、前記拡張循環前置のスロットフォーマットによるシンボルと重なる前記普通循環前置のスロットフォーマットによるシンボルのうち少なくとも一つが下向きリンクシンボルであり、少なくとも他の一つが上向きリンクシンボルである場合、前記拡張循環前置のスロットフォーマットによるシンボルを柔軟なリンクシンボルと判断する段階を含んでもよい。
本開示の一実施形態による無線通信システムにおいて、端末の動作方法が提供される。そのような動作方法は、基地局から、上位シグナリングを介して、基準副搬送波間隔設定及び循環前置情報を受信する段階と、前記循環前置情報が普通循環前置を示し、前記設定された基準副搬送波間隔と異なる副搬送波間隔を基にするスロットフォーマット指示子を受信する場合、連続的な2n個のスロット内において、それぞれ連続した2n個のシンボル別に、前記スロットフォーマット指示子を基にするリンク情報がマッピングされるように、スロットフォーマットを決定する段階を含む。
本開示の一実施形態において、前記nは、前記基準副搬送波間隔の設定値と、前記他の副搬送波間隔の設定値との差を示し、自然数でもある。
本開示の一実施形態において、前記スロットフォーマットを決定する段階は、前記スロットフォーマット指示子が指示するリンク情報が下向きリンクシンボル、上向きリンクシンボル、または柔軟なリンクシンボルである場合、前記それぞれ連続した2n個のシンボルを、下向きリンクシンボル、上向きリンクシンボル、または柔軟なリンクシンボルと判断する段階を含んでもよい。
本開示の一実施形態において、前記それぞれ連続した2n個のシンボルは、各シンボルが、前記スロットフォーマット指示子を基にして時間的に属するシンボルインデックスのリンク情報がマッピングされることにより、スロットフォーマットを決定する段階を含む。
本開示の一実施形態による無線通信システムにおいて、端末が提供される。そのような端末は、送受信部;プログラムを保存する少なくとも1以上のメモリ;並びに前記プログラムを実行することにより、基地局から、上位シグナリングを介して、副搬送波間隔設定及び循環前置情報を受信し、前記設定された副搬送波間隔が60kHzであり、前記循環前置情報が拡張循環前置を示す場合、普通循環前置のスロットフォーマットを基に、前記拡張循環前置のスロットフォーマットを決定する少なくとも1以上のプロセッサを含む。
本開示の一実施形態において、前記少なくとも1以上のプロセッサは、副搬送波間隔が15kHz、30kHzまたは60kHzであり、普通循環前置である場合のスロットフォーマットを基に、前記拡張循環前置によるスロットフォーマットを決定することができる。
本開示の一実施形態において、前記少なくとも1以上のプロセッサは、前記拡張循環前置のスロットフォーマットによるシンボルと重なる前記普通循環前置のスロットフォーマットによるシンボルが、いずれも下向きリンクシンボル、いずれも上向きリンクシンボル、またはいずれも柔軟なリンクシンボルである場合、前記拡張循環前置のスロットフォーマットによるシンボルを、下向きリンクシンボル、上向きリンクシンボル、または柔軟なリンクシンボルと判断することができる。
本開示の一実施形態において、前記少なくとも1以上のプロセッサは、前記拡張循環前置のスロットフォーマットによるシンボルと重なる前記普通循環前置のスロットフォーマットによるシンボルのうち少なくとも一つが柔軟なリンクシンボルである場合、前記拡張循環前置のスロットフォーマットによるシンボルを柔軟なリンクシンボルと判断することができる。
本開示の一実施形態において、前記少なくとも1以上のプロセッサは、前記拡張循環前置のスロットフォーマットによるシンボルと重なる前記普通循環前置のスロットフォーマットによるシンボルのうち少なくとも一つが下向きリンクシンボルであり、少なくとも他の一つが上向きリンクシンボルである場合、前記拡張循環前置のスロットフォーマットによるシンボルを柔軟なリンクシンボルと判断することができる。
本開示の一実施形態による無線通信システムにおいて、端末が提供される。そのような端末は、送受信部;プログラムを保存する少なくとも1以上のメモリ;並びに基地局から、上位シグナリングを介して、基準副搬送波間隔設定及び循環前置情報を受信し、前記循環前置情報が普通循環前置を示し、前記設定された基準副搬送波間隔と異なる副搬送波間隔を基にするスロットフォーマット指示子を受信する場合、連続した2n個のスロット内において、それぞれ連続した2n個のシンボル別に、前記スロットフォーマット指示子を基にするリンク情報がマッピングされるように、スロットフォーマットを決定する少なくとも1以上のプロセッサを含む。
本開示の一実施形態において、前記nは、前記基準副搬送波間隔の設定値と、前記他の副搬送波間隔の設定値との差を示し、自然数でもある。
本開示の一実施形態において、前記少なくとも1つのプロセッサは、スロットフォーマット指示子によって示されるリンク情報が、ダウンリンクシンボル、アップリンクシンボル、または柔軟なシンボルである場合、2n個の連続するシンボルのそれぞれを、ダウンリンクシンボル、アップリンクシンボルまたは柔軟なシンボルと決定するようにさらに構成される。
本開示の一実施形態において、前記それぞれ連続した2n個のシンボルは、各シンボルが、前記スロットフォーマット指示子を基にして時間的に属するシンボルインデックスのリンク情報がマッピングされることにより、スロットフォーマットを決定する段階を含む。
本開示の他の態様、利点、及び顕著な特徴は、添付図面と共に、本開示のさまざまな実施形態を開示する以下の詳細な説明から、当業者に明白になるであろう。
添付図面を参照した以下の説明は、特許請求の範囲、及びそれらの均等物によって定義される本開示のさまざまな実施形態の包括的な理解の一助とするために提供される。それには、その理解の一助とするためのさまざまな具体的な詳細が含まれているが、それらは、単なる例示と見なされる。従って、当業者であるならば、本明細書に記載されたさまざまな実施形態のさまざまな変更及び修正が、本開示の範囲及び精神から逸脱することなしに実行されるということを認識するであろう。さらに、周知の機能と構造との説明は、明確さと簡潔さのためにも省略される。
以下の説明、及び特許請求の範囲で使用される用語及び単語は、書誌的意味に限定されず、開示の明確であって一貫された理解を可能にするために、発明者によって単に使用されるものである。従って、本開示のさまざまな実施形態の以下の説明は、例示の目的でのみ提供され、添付の特許請求の範囲、及びそれらの均等物によって定義される本開示を限定する目的ではないということは、当業者に明らかである。
単数形である「a」、「an」、及び「the」は、文脈が明確に他のことを指示しない限り、複数の指示対象を含むものであると理解されるものである。従って、例えば、「構成要素表面」という言及は、1または複数のそのような表面への言及を含む。
本実施形態について説明する一方、関連分野において周知であり、本開示に直接関連しない技術的内容は、提供されない。冗長な説明を省略することにより、開示の本質が不明瞭にならず、明確に説明されるのである。
同じ理由により、添付図面において、一部構成要素は、誇張されていたり、省略されていたり、概略的に図示されていたりする。また、各構成要素の大きさは、実際の大きさを全面的に反映するものではない。各図面において、同一であるか、あるいは対応する構成要素には、同一参照番号を付した。
本明細書で使用される場合、「および/または」という用語は、関連するリストされた項目の1または複数のいずれの組み合わせをも含む。要素のリストの前にある「少なくとも1つ」のような表現は、要素のリスト全体を変更し、リストの個々の要素を変更するものではない。
本開示の利点、特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すれば、明確になるであろう。しかし、本開示は、以下で開示される実施形態に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態によっても具現され、ただ、本実施形態は、本開示を完全なものにし、本開示が属する技術分野において当業者に、発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本開示は、特許請求の範囲の範疇によって定義されるのみである。
ここで、処理フローチャートの各ブロックと、フローチャートとの組み合わせは、コンピュータプログラムインストラクションによって遂行されるということを理解することができるであろう。それらコンピュータプログラムインストラクションは、汎用コンピュータ、特殊用コンピュータ、またはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサに搭載されうるので、コンピュータ、またはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサを介して遂行されるそのインストラクションが、フローチャートのブロックで説明された機能を遂行する手段を生成することになる。それらコンピュータプログラムインストラクションは、特定方式で機能を具現するために、コンピュータ、またはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備を志向することができるコンピュータ利用可能またはコンピュータ読み取り可能なメモリに保存されることも可能であるので、そのコンピュータ利用可能またはコンピュータ読み取り可能なメモリに保存されたインストラクションは、フローチャートのブロックで説明された機能を遂行するインストラクション手段を内包する製造品目を生産することも可能である。コンピュータプログラムインストラクションは、コンピュータ、またはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備に搭載されることも可能であるので、コンピュータ、またはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備において、一連の動作段階が遂行され、コンピュータで実行されるプロセスを生成し、コンピュータ、またはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備を遂行するインストラクションは、フローチャートのブロックで説明された機能を実行するための段階を提供することも可能である。
また、各ブロックは、特定された論理的機能を実行するための1以上の実行可能なインストラクションを含むモジュール、セグメントまたはコードの一部を示すことができる。また、いくつかの大体実行例においては、ブロックにおいて言及された機能が順序を外れて発生するということもありうるということに注目しなければならない。例えば、続けて図示されている2つのブロックは、実際に実質的に同時に遂行されることも可能でもあり、そのブロックが折々当該機能により、逆順に遂行されるということも可能である。
このとき、本実施形態で使用される「〜部」という用語は、ソフトウェア構成要素、あるいはFPGA(field-programmable gate array)またはASIC(application specific integrated circuit)のようなハードウェア構成要素を意味し、「〜部」は、ある役割を遂行する。しかしながら、「〜部」は、ソフトウェアまたはハードウェアに限定される意味ではない。「〜部」は、アドレッシングすることができる記録媒体にあるようにも構成され、1またはそれ以上のプロセッサを再生させるようにも構成される。従って、一例として、「〜部」は、ソフトウェア構成要素、客体志向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素及びタスク構成要素のような構成要素、並びにプロセス、関数、属性、プロシージャ、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバ、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、及び変数を含む。構成要素と「〜部」とにおいて提供される機能は、さらに小数の構成要素及び「〜部」に結合されるか、あるいは追加的な構成要素と「〜部」とにさらにも分離される。それだけでなく、構成要素及び「〜部」は、デバイスまたは保安マルチメディアカードのうちの1またはその以上のCPUを再生させるようにも具現される。また、本実施形態で「〜部」は、1以上のプロセッサを含んでもよい。
無線通信システムは、初期の音声中心のサービスを提供していたところから脱し、例えば、3GPPのHSPA(high speed packet access)、LTE(long-term evolution)あるいはE−UTRA(evolved universal terrestrial radio access)、LTE−A(LTE−Advanced)、3GPP2のHRPD(high rate packet data)、UMB(ultra mobile broadband)、及びIEEEの820.16eのような通信標準のように、高速、高品質のパケットデータサービスを提供する広帯域無線通信システムに発展している。また、5世代無線通信システムに、5GあるいはNR(new radio)の通信標準が作られている。
5GまたはNRのシステムにおいては、動的に伝送区間に係わる構成情報の設定が可能である。一例として、特定伝送区間内に、下向きリンク区間と上向きリンク区間、そしてこの2つのリンクいずれにも該当しない柔軟なリンク区間が存在することができる。
本開示においては、循環前置(CP(cyclic prefix))を考慮した特定伝送区間を構成する上向きリンク、下向きリンク、そして柔軟なリンク区間に係わる構成情報を提供する。また、本開示においては、循環前置(CP)を考慮した時間資源割り当て方法を提供する。
以下、本開示について、実施形態を添付した図面と共に詳細に説明する。また、本開示の説明において、関連する機能または構成に係わる具体的な説明が、本開示の要旨を必要以上に不明確にすると判断された場合、その詳細な説明は、省略する。そして、後述される用語は、本開示での機能を考慮して定義された用語であり、それらは、ユーザ、運用者の意図または慣例などによっても異なる。従って、その定義は、本明細書全般にわたる内容を基にしてなされなければならない。以下、基地局は、端末の資源割り当てを行う主体であり、gNode B、eNode B、Node B、BS(base station)、無線接続ユニット、基地局制御器、またはネットワーク上のノードのうち少なくとも一つでもある。端末は、UE(user equipment)、MS(mobile station)、セルラーフォン、スマートフォン、コンピュータ、または通信機能を遂行することができるマルチメディアシステムを含んでもよい。本開示において、下向きリンク(DL:down link)は、基地局が端末に送信する信号の無線送信経路であり、上向きリンクは、(UL:uplink)は、端末が基地局に送信する信号の無線送信経路を意味する。また、以下において、LTEシステムまたはLTE−Aシステムを例として挙げ、本開示の実施形態について説明するが、類似の技術的背景またはチャネル形態を有するその他の通信システムにも、本開示の実施形態が適用されもする。例えば、LTE−A後に開発される5世代移動通信技術(5G NR(new radio))がそれに含まれであろう。また、本開示の実施形態は、当業者の判断でもって、本開示の範囲を大きく外れない範囲において、一部変形を介して、他の通信システムにも適用されるであろう。
広帯域無線通信システムの代表的な例として、LTEシステムにおいては、下向きリンク(DL)においては、OFDM(orthogonal frequency division multiplexing)方式を採用しており、上向きリンク(UL)においては、SC−FDMA(single carrier frequency division multiple access)方式を採用している。上向きリンクは、端末(UE(user equipment)あるいはMS(mobile station))が、基地局(eNode BあるいはBS(base station))にデータあるいは制御信号を伝送する無線リンクを意味し、下向きリンクは、基地局が端末に、データあるいは制御信号を伝送する無線リンクを意味する。そのような多重接続方式は、一般的に各ユーザ別に、データあるいは制御情報を伝送する時間・周波数資源が互いに重ならないように、すなわち、直交性(orthogonality)がなされるように、割り当て及び運用を行うことにより、各ユーザのデータあるいは制御情報を区分することができる。
本開示においては、提案する方法及びその装置について説明するために、従来のLTEシステムあるいはLTE−Aシステムにおける、物理チャネル(physical channel)及び信号(signal)という用語が使用される。しかし、本開示の内容は、LTEシステムあるいはLTE−Aシステムではない無線通信システムにおいても適用されるのである。
本開示において上位シグナリングは、基地局から、物理階層の下向きリンクデータチャネルを利用して端末に、あるいは端末から、物理階層の上向きリンクデータチャネルを利用して基地局に伝達される信号伝達方法であり、RRCシグナリング(radio resource control signaling)あるいはMAC(medium access control)制御要素(CE:control element)とも言及される。
図1は、LTEシステム、またはそれと類似したシステムの下向きリンク無線資源領域である時間・周波数領域の伝送構造を示した図面である。
図1を参照すれば、無線資源領域において、横軸は、時間領域を示し、縦軸は、周波数領域を示す。時間領域での最小伝送単位は、OFDMシンボルであり、Nsymb個のOFDMシンボル102が集まり、1つのスロット106を構成し、2個のスロットが集まり、1つのサブフレーム105を構成する。このとき、スロット長は、0.5msであり、サブフレーム長は、1.0msでもある。そして、ラジオフレーム114は、10個のサブフレームによって構成される時間領域区間である。周波数領域での最小伝送単位は、サブキャリア(subcarrier)であり、全体システム伝送帯域(transmission bandwidth)の帯域幅は、総NRB DL個のサブキャリア104によっても構成される。ただし、そのような具体的な数値は、システムによって可変的にも適用される。
時間・周波数領域において、資源の基本単位は、リソースエレメント(RE:resource element)112であり、OFDMシンボルインデックス及びサブキャリアインデックスとして示すことができる。リソースブロック(RB:resource block)108(または、PRB:physical resource block)は、時間領域における、Nsymb個の連続したOFDMシンボル102と、周波数領域における、NRB個の連続したサブキャリア110とによっても定義される。従って、1つのスロットにおいて、1つのRB108は、(NsymbxNRB)個のRE112によっても構成される。
一般的に、データの最小伝送単位は、RBであり、LTEシステムにおいて、一般的にNsymb=7、NRB=12であり、NBW及びNRBは、システム伝送帯域の帯域幅に比例する。ただし、LTEシステムではない他のシステムにおいては、異なる値を使用することもできる。端末にスケジューリングされるRB個数に比例し、データレートが増加することになる。
LTEシステムは、6個の伝送帯域幅を定義して運用することができる。下向きリンクと上向きリンクとを周波数でもって区分して運用するFDDシステムの場合、下向きリンク伝送帯域幅と上向きリンク伝送帯域幅とが互いに異なりもする。ここで、チャネル帯域幅は、システム伝送帯域幅に対応するRF帯域幅を示す。以下の[表1]は、LTEシステムに定義されたシステム伝送帯域幅とチャネル帯域幅(channel bandwidth)との対応関係を示す。例えば、10MHzチャネル帯域幅を有するLTEシステムは、伝送帯域幅が50個のRBによっても構成される。
下向きリンク制御情報の場合、サブフレーム内の最初N個のOFDMシンボル以内にも伝送される。本実施形態において、一般的に、N={1,2,、3}である。従って、現在サブフレームに伝送されなければならない制御情報の量により、N値がサブフレームごとに可変的にも適用される。伝送される制御情報は、当該制御情報がOFDMシンボルのいくつにわたって伝送されるかということを示す制御チャネル伝送区間指示子、下向きリンクデータあるいは上向きリンクデータに係わるスケジューリング情報、HARQ ACK/NACKに係わる情報を含んでもよい。
LTEシステムにおいて、下向きリンクデータあるいは上向きリンクデータに係わるスケジューリング情報は、下向きリンク制御情報(DCI:downlink control information)を介して、基地局から端末に伝達される。DCIは、さまざまなフォーマットによって定義され、各フォーマットにより、上向きリンクデータに係わるスケジューリング情報(UL grant)であるか、あるいは下向きリンクデータに係わるスケジューリング情報(DL grant)であるかということ、制御情報の大きさが小さいコンパクトDCIであるか否かということ、多重アンテナを使用した空間多重化(spatial multiplexing)を適用するか否かということ、電力制御用DCIであるか否かということなどを示すことができる。例えば、下向きリンクデータに係わるスケジューリング制御情報(DL grant)であるDCI format 1は、少なくとも次のような制御情報のうち一つを含んでもよい。
−資源割り当て類型0/1フラグ(resource allocation type 0/1 flag):リソース割り当て方式が、類型0であるか、または類型1であるかということを指示する。類型0は、ビットマップ方式を適用し、RBG(resource block group)単位でリソースを割り当てる。LTEシステムにおいて、スケジューリングの基本単位は、時間・周波数領域リソースとして表現されるRBであり、RBGは、複数個のRBによって構成され、類型0方式でのスケジューリングの基本単位になる。類型1は、RBG内において、特定RBを割り当てる。
−資源ブロック割り当て(resource block assignment):データ伝送に割り当てられたRBを指示する。システム帯域幅及びリソース割り当て方式によって表現するリソースが決定される。
−変調及びコーディング方式(MCS:modulation and coding scheme):データ伝送に使用された変調方式と、伝送しようとするデータである伝送ブロック(TB:transport block)の大きさとを指示する。
−HARQプロセス番号(HARQ process number):HARQのプロセス番号を指示する。
−新たなデータ指示子(new data indicator):HARQ初期伝送であるか、またはその再伝送であるかということを指示する。
−重複バージョン(redundancy version):HARQの重複バージョン(redundancy version)を指示する。
−PUCCHのための伝送電力制御命令(TPC(transmit power control) command) for PUCCH(physical uplink control channel):上向きリンク制御チャネルであるPUCCHに対する伝送電力制御命令を指示する。
DCIは、チャネルコーディング及び変調過程を経て、下向きリンク物理制御チャネルであるPDCCH(physical downlink control channel)(または、制御情報、以下、混用しても使用される)上あるいはEPDCCH(enhanced PDCCH)(または、向上した制御情報、以下、混用しても使用される)上でも伝送される。
一般的に、DCIは、各端末に対して、独立して特定RNTI(radio network temporary identifier)(または、端末識別子)でスクランブルされ、CRC(cyclic redundancy check)が追加され、チャネルコーディングされた後、それぞれ独立したPDCCHに構成されて伝送される。時間領域においてPDCCHは、制御チャネル伝送区間の間にマッピングされて伝送される。PDCCHの周波数領域マッピング位置は、各端末の識別子(ID)によって決定され、全体システム伝送帯域に広がって伝送される。
下向きリンクデータは、下向きリンクデータ伝送用物理チャネルであるPDSCH(physical downlink shared channel)上でも伝送される。PDSCHは、制御チャネル伝送区間後からも伝送され、周波数領域での具体的なマッピング位置、変調方式などのスケジューリング情報は、PDCCHを介して伝送されるDCIを基に決定される。
基地局は、DCIを構成する制御情報のうちMCSを利用し、端末に伝送するPDSCHに適用された変調方式と、伝送するデータの大きさ(TBS:transport block size)を通知する。一実施形態において、MCSは、5ビット、あるいはそれよりさらに多いか、あるいは少ないビットによっても構成される。TBSは、基地局が伝送するデータ伝送ブロック(TB:transport block)にエラー訂正のためのチャネルコーディングが適用される以前の大きさに該当する。
一実施形態において、伝送ブロック(TB)とは、MAC(medium access control)ヘッダ、MAC制御要素(CE:control element、1個以上のMAC SDU(service data unit)、パディング(padding)ビットを含んでもよい。また、伝送ブロック(TB)は、MAC階層から物理階層(physical layer)に下がるデータの単位あるいはMAC PDU(protocol data unit)を示すこともできる。
LTEシステムで支援する変調方式は、QPSK(quadrature phase shift keying)、16QAM(quadrature amplitude modulation)、64QAMであり、それぞれの変調オーダー(modulation order)(Qm)は、2、4、6に該当する。すなわち、QPSK変調の場合、シンボル当たり2ビット、16QAM変調の場合、シンボル当たり4ビット、64QAM変調の場合、シンボル当たり6ビットを伝送することができる。また、システム変形により、256QAM以上の変調方式も使用される。
図2は、LTE、またはそれと類似したシステムの上向きリンク無線資源領域である時間・周波数領域の伝送構造を示した図面である。
図2を参照すれば、無線資源領域において、横軸は、時間領域を示し、縦軸は、周波数領域を示す。時間領域での最小伝送単位は、SC−FDMAシンボル202であり、Nsymb UL個のSC−FDMAシンボルが集まり、1つのスロット206を構成することができる。そして、2個のスロットが集まり、1つのサブフレーム205を構成する。周波数領域での最小伝送単位は、サブキャリアであり、全体システム伝送帯域(transmission bandwidth)は、総NRB UL個のサブキャリア204によって構成される。NRB ULは、システム伝送帯域に比例する値を有することができる。
時間・周波数領域において、資源の基本単位は、リソースエレメント(RE:resource element)212であり、SC−FDMAシンボルインデックス及びサブキャリアインデックスと定義することができる。リソースブロックペア(RB pair:resource block pair)は、時間領域における、Nsymb UL個の連続したSC−FDMAシンボルと、周波数領域における、NRB個の連続したサブキャリア210とも定義される。従って、1つのRBは、NsymbxNRB個のREによって構成される。一般的に、データあるいは制御情報の最小伝送単位は、RB単位である。PUCCHの場合、1RBに該当する周波数領域にマッピングされ、1サブフレームの間に伝送される。
LTEシステムにおいては、下向きリンクデータ伝送用物理チャネルであるPDSCH、あるいは半永久的スケジューリング解除(SPS release:semi-persistent scheduling release)を含むPDCCH/EPDDCHに対応するHARQ ACK/NACKが伝送される上向きリンク物理チャネルであるPUCCHあるいはPUSCHのタイミング関係が定義されもする。一例として、FDD(frequency division duplex)で動作するLTEシステムにおいては、(n−4)番目サブフレームにおいて伝送されたPDSCHあるいはSPS releaseを含むPDCCH/EPDCCHに対応するHARQ ACK/NACKが、n番目サブフレームにおいて、PUCCHあるいはPUSCHにも伝送される。
LTEシステムにおいて下向きリンクHARQは、データ再伝送時点が固定されていない非同期(asynchronous)HARQ方式を採択している。すなわち、基地局が伝送した初期伝送データについて、端末からHARQNACKをフィードバックされた場合、基地局は、再伝送データの伝送時点を、スケジューリング動作により、自由に決定する。端末は、HARQ動作のために、受信データに係わるデコーディング結果、エラーと判断されたデータに対してバッファリングを行った、次に、再伝送データとコンバイニングを行うことができる。
端末は、サブフレームnにおいて、基地局から伝送された下向きリンクデータを含むPDSCHを受信すれば、サブフレーム(n+k)において、下向きリンクデータのHARQ ACKあるいはNACKを含む上向きリンク制御情報を、PUCCHあるいはPUSCHを介して基地局に伝送する。このとき、kは、LTEのシステムのFDDまたはTDD(time division duplex)と、そのサブフレーム設定とによって異なるようにも定義される。一例として、FDDLTEシステムの場合には、kが4に固定される。一方、TDDLTEシステムの場合には、kが、サブフレーム設定とサブフレーム番号とによっても変わる。また、複数のキャリアを介したデータ伝送時、各キャリアのTDD設定により、kの値が異なるようにも適用される。
LTEシステムにおいて、下向きリンクHARQと異なり、上向きリンクHARQは、データ伝送時点が固定された同期(synchronous)HARQ方式を採択している。すなわち、上向きリンクデータ伝送用物理チャネルであるPUSCH(physical uplink shared channel)、それに先行する下向きリンク制御チャネルであるPDCCH、そしてPUSCHに対応する下向きリンクHARQ ACK/NACKが伝送される物理チャネルであるPHICH(physical hybrid indicator channel)の上向き/下向きリンクタイミング関係は、次のような規則によっても送受信される。
端末は、サブフレームnにおいて、基地局から伝送された上向きリンクスケジューリング制御情報を含むPDCCH、あるいは下向きリンクHARQ ACK/NACKが伝送されるPHICHを受信すれば、サブフレーム(n+k)において、制御情報に対応する上向きリンクデータをPUSCHを介して伝送する。このとき、kは、LTEのシステムのFDDまたはTDD(time division uplex)と、その設定とによって異なるようにも定義される。一例として、FDDLTEシステムの場合には、kが4にも固定される。一方、TDDLTEシステムの場合には、kが、サブフレーム設定とサブフレーム番号とによっても変わる。また、複数のキャリアを介したデータ送信時、各キャリアのTDD設定により、kの値が異なるようにも適用される。
そして、端末は、サブフレームiにおいて、基地局から下向きリンクHARQ ACK/NACKと係わる情報を含むPHICHを受信すれば、PHICHは、サブフレーム(i−k)において、端末が伝送したPUSCHに対応する。このとき、kは、LTEのシステムのFDDまたはTDDと、その設定とによっても異なるように定義される。一例として、FDDLTEシステムの場合には、kが4に固定される。一方、TDDLTEシステムの場合には、kが、サブフレーム設定とサブフレーム番号とによっても変わる。また、複数のキャリアを介したデータ伝送時、各キャリアのTDD設定により、kの値が異なるようにも適用される。
表2は、3GPP TS 36.213にあるC−RNTIによって設定された条件において、各伝送モードによるサポート可能なDCIフォーマット類型を示す。端末は、既設定の伝送モードにより、制御領域区間において、当該DCIフォーマットが存在することを仮定し、探索及びデコーディングを行うことになる。例えば、端末が伝送モード8を指示された場合、端末は、共通探索領域(common search space)及び端末特定探索領域(UE−specific search space)においてDCIフォーマット1Aを探索し、端末特定探索領域においてのみDCIフォーマット2Bを探索する。
前述の無線通信システムの説明はLTEシステムを基準に説明し、本発明の内容は、LTEシステムに限られるものではなく、NR、5Gのような多様な無線通信システムにおいても適用される。また、本実施形態において、他の無線通信システムに適用される場合、FDDと対応する変調方式を使用するシステムにおいても、k値は、変更されても適用される。
図3は、一実施形態による、循環前置の伝送単位構造を図示するブロック図である。
循環前置は、大きく見て、普通循環前置(NCP:normal cyclic prefix)と拡張循環前置(ECP:extended cyclic prefix)とに分けられる。循環前置の目的は、特定副搬送波基準各シンボルが、多重経路チャネルを介して伝送される間、相互シンボル間干渉(ISI:inter symbol interference)を防止するためであり、そのために、連続したシンボル間に、チャネルの最大遅延拡散(delay spread)より長い保護区間(guard interval)を挿入するのである。有効シンボル区間の最後区間の信号を複写し、前に挿入する方法を循環前置と言う。参照として、5GシステムまたはNRシステムにおいては、LTEと異なり、多様な副搬送波間隔(subcarrier spacing)を提供する。LTEシステムは、副搬送波間隔として15kHzを提供したが、5GシステムまたはNRシステムにおいては、15kHz、30kHz、60kHz、120kHz、240kHzのなどの副搬送波間隔を提供する。そのとき、5GシステムまたはNRシステムにおいて、15kHz、30kHz、120kHz、240kHzの副搬送波間隔においては、普通循環前置だけ提供する一方、60kHzの副搬送波間隔においては、普通循環前置と拡張循環前置とをいずれも提供する。ここで、15kHz、30kHz、120kHz、240kHzの副搬送波間隔においても、拡張循環前置の提供が、5GシステムまたはNRシステムに含まれてもよいということは言うまでもない。
[表3]は、副搬送波間隔による1つのスロットを構成する時間単位を示す。ここで、スロットとは、基地局と端末とがデータを取り交わす基本単位である。そして、サブフレームであるというのは、LTEシステムのように、1ms長を有したラジオ伝送単位を意味する。5GシステムまたはNRシステムにおいては、副搬送波間隔が15kHzである場合、一スロット長は、1msであり、それは、サブフレーム長と同じであり、開始地点と終了地点とが一致する。副搬送波間隔が30kHzである場合、1スロット長は、0.5msであり、2個のスロットが1つのサブフレームを構成すると見られる。副搬送波間隔が60kHzである場合、1スロット長は、0.25msであり、4個のスロットが1つのサブフレームを構成すると見ることができる。副搬送波間隔が120kHzである場合、1スロット長は、0.125msであり、8個のスロットが1つのサブフレームを構成すると見ることができる。副搬送波間隔が240kHzである場合、1スロット長は、0.0625msであり、16個のスロットが1つのサブフレームを構成すると見ることができる。
[表3]において、μsは、マイクロ秒を意味し、msは、ミリメートル秒を意味する。
図3においては、副搬送波間隔と関係なく、1スロットを構成するOFDMシンボル数を、循環前置類型によって異なるように図示した。一般的に、循環前置基盤スロット構造300において、1つのスロット302は、14個のOFDMシンボル304によっても構成される。拡張循環前置基盤スロット構造310において、1つのスロット312は、12個のOFDMシンボル314によって構成される。
スロットフォーマット指示子(SFI:slot format indicator)は、1スロットを構成するOFDMシンボルが、それぞれ下向きリンクであるか、または上向きリンクであるかということ、あるいは柔軟なリンクであるか、または将来サービスのために予約されたリンクであるかということを知らせる役割を行う。柔軟なリンクの意味は、下向きリンク及び上向きリンクではないことを意味し、追って端末特定制御情報によって設定されうるOFDMシンボル区間であることを意味する。また、柔軟なリンクの意味は、下向きリンクから上向きリンクに転換される過程において、必要なギャップ区間(gap guard)を含みもする。
スロットフォーマット指示子は、Nスロット単位ごとに、端末グループ(または、セル)共通制御チャネルを介して、多数端末に同時にも伝送される。ここで、Nの値は、自然数値が、いずれも可能である、あるいは1、2、5、10、20のような値が可能である。
[表4]は、普通循環前置基盤スロット構造で適用されうるスロットフォーマット構造を示す。
[表4]において、Dは、下向きリンクを意味し、Uは、上向きリンクを意味に、Xは、柔軟なリンクを意味する。[表4]で支援することができるスロットフォーマット総数は、256個であり、それは、8個のビットでもって、端末グループ共通下向き制御情報にも含まれる。ただし、支援することができる総256個のスロットフォーマット中において、将来サービスのために、一部は、使用されない。[表4]においては、62個のスロットフォーマットだけ実在的に適用された状況を示す。1つの搬送波当たりスロットフォーマット情報は、総8個のビットによっても構成され、搬送波集合(carrier aggregation)状況においては、特定端末グループに、総k個の搬送波集合が適用可能である場合、スロットフォーマット指示子情報の大きさは、8×k個のビットによっても構成される。一例として、搬送波集合が総2個で構成される場合、総16個のビットでもって、スロットフォーマット指示子情報が構成され、最初8個のビットは、最初搬送波に対するスロットフォーマット構造情報を知らせる用途にも使用され、その後の8個ビットは、2番目搬送波に係わるスロットフォーマット構造情報を知らせる用途にも使用される。
または、任意の搬送波において、他の搬送波内のスロットフォーマット構成情報を知らせることができる。そのような状況においては、特定搬送波を指示するフィールドが、n個のビットによって構成される場合、スロットフォーマット指示子情報の大きさは、(8+n)個のビットによっても構成される。一例として、搬送波集合が総2個で構成される場合、総9個のビットでもっても、スロットフォーマット指示子情報が構成され、最初1個のビットは、特定搬送波を知らせる用途に使用され、続く8個のビットは、先立って指示された搬送波に係わるスロットフォーマット構造情報を知らせる用途にも使用される。
拡張循環前置基盤スロット構造でのスロットフォーマットは、次の3種方法を提供することができる。
1.普通循環前置基盤スロットフォーマット構造を再使用する方法
2.普通循環前置基盤スロットフォーマット構造を変形して使用する方法
3.拡張循環前置基盤スロットフォーマット構造を提供する方法
最初の方法(普通循環前置基盤スロットフォーマット構造を再使用する方法)は、[表4]を基に、拡張循環前置基盤スロットフォーマット構造に適用する方法を意味する。[表4]は、1つのスロットが14個のシンボルで構成された状況で設計されたスロットフォーマット構造であり、それを12個のシンボルで構成するためには、14個シンボル番号のうち2個を暗黙的に無視して適用することができる。一例として、次の[表5]が拡張循環前置基盤スロットフォーマット構造として適用されるのである。
[表5]は、普通循環前置基盤スロットフォーマット構造において、シンボル番号12と同13とに該当する値を消した形態と見ることができる。[表4]と比較すれば、スロットフォーマット指示子により、同じスロットフォーマット番号を端末が受けても、前もって上位シグナリングに設定された循環前置情報により、スロットフォーマット構成情報を異なるように判断することができる。一例として、スロットフォーマット指示子により、スロットフォーマット情報58を受ける場合、普通循環前置構造において、スロットフォーマットは、次の[表6]の通りである。
拡張循環前置構造でのスロットフォーマットは、次の表7の通りである。
[表5]は、[表4]のスロットフォーマット構造において、1スロット内の13番目シンボルと14番目シンボルとに該当するシンボル構成情報を消した形態を例示として挙げたが、次のように、[表4]のスロットフォーマット構成情報において、1スロット内の1番目シンボルと2番目シンボルとに該当するシンボル構成情報を消した形態も、[表8]のように十分に可能である。または、1スロット内の4番目シンボルと11番目シンボルとに該当するシンボル構成情報を消した形態も、[表8−1]のように、十分に可能である。
[表8]は、普通循環前置基盤スロットフォーマットにおいて、シンボル番号0と同1とに該当する値を消した形態と見ることができる。[表8−1]は、普通循環前置基盤スロットフォーマットにおいて、シンボル番号3と同10とに該当する値を消した形態と見ることができる。[表4]と比較すれば、スロットフォーマット指示子により、同じスロットフォーマット番号を端末が受けても、前もって上位シグナリングに設定された循環前置情報により、スロットフォーマット構成情報を異なるように判断することができる。一例として、スロットフォーマット指示子により、スロットフォーマット情報58を受ける場合、普通循環前置構造において、スロットフォーマットは、次の[表9]の通りである。
拡張循環前置構造でのスロットフォーマットは、次の[表10]の通りである。
一般的に、最初の方法(普通循環前置基盤スロットフォーマット構造を再使用する方法)は、普通循環前置基盤スロットフォーマット構造において、特定2列(または、シンボル番号またはシンボルインデックス)の値を除去し、残った値を使用する形態を拡張循環前置基盤スロットフォーマット構造において使用することを意味する。
図3においては、普通循環前置基盤スロットフォーマット構造を介した拡張循環前置基盤スロットフォーマット構造へのマッピング過程を示す。普通循環前置基盤スロットフォーマット構造320のシンボル番号(または、シンボルインデックス)が、拡張循環前置基盤スロットフォーマット構造322のシンボル番号(または、シンボルインデックス)にマッピングされることが分かる。図3を参照すれば、普通循環前置基盤スロットフォーマット構造のシンボル番号0は、k0に、2は、k1に、3は、k2に、4は、k3に、5は、k4に、6は、k5に、7は、k6に、8は、k7に、10は、k8に、11は、k9に、12は、k10に、13は、k11にマッピングされる状況を示す。ここで、k0、k1、k2、k3、k4、k5、k6、k7、k8、k9、k10、k11は、拡張循環前置基盤スロットフォーマット構造において、0から11までの値を有するシンボル番号(または、シンボルインデックス)を意味し、互いに異なる値を有する(または、一部は、同じ値をも有する)。図3においては、一対一マッピング関係を図示したが、一対多数マッピングも十分に可能である。例えば、普通循環前置基盤スロットフォーマット構造のシンボル番号1が、拡張循環前置基盤スロットフォーマット構造のシンボル番号k2,k4に同時にマッピングされることが十分に可能である。そのようなマッピングの意味は、普通循環前置基盤スロットフォーマット構造の特定シンボル番号に適用された各フォーマット番号別に、シンボル情報構成が拡張循環前置基盤スロットフォーマット構造の特定シンボル番号に適用された各フォーマット番号別に、シンボル情報にそのまま適用されることを意味する。一例として、普通循環前置基盤スロットフォーマット構造のシンボル番号2が、拡張循環前置基盤スロットフォーマット構造のシンボル番号3にマッピングされる場合、次の[表11]のようなマッピング関係が十分に適用されうる。端末は、確定循環前置を、端末共通または端末特定の上位シグナリングに設定される場合、スロットフォーマット指示子情報を、下向き制御情報を介して受信するとき、拡張循環前置基盤スロットフォーマット構造に対して、普通循環前置基盤スロットフォーマット構造において、(14個のシンボル番号において)特定2個のシンボル番号を除いた残り12個のシンボル番号について、(0から昇順にさらにマッピングして)適用された値を使用することを期待することができる。
2番目の方法は、普通循環前置基盤スロットフォーマット構造を変形して使用する方法である。最初の方法は、普通循環前置基盤スロットフォーマットのシンボル番号と、拡張循環前置基盤スロットフォーマットのシンボル番号とをマッピングし、普通循環前置基盤スロットフォーマット番号別に適用されたシンボル番号に適用されたシンボル構成情報は、変化がないが、特定2個以上のフォーマット番号が、拡張循環前置基盤スロットフォーマット構造において、同じスロット構造を指示する問題が発生してしまう。例えば、[表5]において、スロットフォーマット番号8とスロットフォーマット番号9は、同じスロット構成情報を指示することが分かる。そのように、スロット構造が同一スロットフォーマット情報を除去した拡張循環前置基盤スロットフォーマット構造を提供する方法が十分に可能である。
そのような方法を提供するための規則は、次の通りである。
1)まず、最初の方法のように、普通循環前置基盤スロットフォーマット構造において、特定2個のシンボル番号を除去して残った12個のシンボル番号を有し、拡張循環前置基盤スロットフォーマット構造の基礎として使用する([表12]は、例示として、12,13列を除外したものを考慮する)。
2)その後、スロット構造が同一であるもののうち、最小であるスロットフォーマット番号(または、最大番号)を除いていずれも消す([表13]は、例示として、最小であるスロットフォーマット番号を除いていずれも消した場合を考慮する)。
その後、昇順に、規則2)において除かれたスロットフォーマット番号を、他のスロットフォーマット番号に再割り当てする(または、規則2)において、スロットフォーマット番号は、reservedに割り当てる;[表14]は、例題として、規則2)において除かれたスロットフォーマット番号を、他のスロットフォーマット番号に再割り当てすることを考慮する)。
一例として、そのような規則を適用して導き出された構造を、拡張循環前置基盤スロットフォーマット構造として使用することが十分に可能である。
3番目の方法(拡張循環前置基盤スロットフォーマット構造を提供する方法)は、普通循環前置基盤スロットフォーマット構造を再使用または変形して使用する方法ではなく、新たなフォーマット構造を使用するものである。新たな拡張循環前置基盤スロットフォーマット構造を考慮する方法としては、次のような規則が適用されもする。
●全てのシンボルが下向きリンクであるか、上向きリンクであるか、あるいは柔軟なリンクであることを考慮する
●下向きリンクから上向きリンクへの転換が1回だけ可能である場合
−短い連続下向きリンクについて、最大3個の下向きリンクシンボルを考慮する
−短い連続上向きリンクについて 最大2個の上向きリンクシンボルを考慮する
−短い連続柔軟なリンクについて、最大3個の柔軟なリンクシンボルを考慮する
◎下向きリンク及び柔軟なリンク構成だけ存在する場合
◎下向きリンクシンボルが多い場合:柔軟なリンクシンボルは、シンボル番号9,10,11で始まり、シンボル番号11で終了
◎柔軟なリンクシンボルが多い場合:柔軟なリンクシンボルは、シンボル番号1,2,3で始まり、シンボル番号11で終了
−上向きリンク及び柔軟なリンク構成だけ存在する場合
◎上向きリンクシンボルが多い場合:柔軟なリンクシンボルは、シンボル番号0で始まり、シンボル番号0,1,2,3,4,5で終了
◎柔軟なリンクシンボルが多い場合:柔軟なリンクシンボルは、シンボル番号0で始まり、シンボル番号9,10で終了
◎上向きリンクと下向きリンクと柔軟なリンク構成とが存在する場合
◎下向きリンクシンボルが多い場合:柔軟なリンクシンボルは、シンボル番号{10},{9,10},{8,9,10},{9},{8,9},{7,8,9}に位置
◎柔軟なシンボルが多い場合:柔軟なリンクシンボルは、シンボル番号1,2,3で始まり、シンボル番号9,10で終了
◎上向きリンクシンボルが多い場合:柔軟なリンクシンボルは、シンボル番号{1},{2},{3},{1,2},{2,3},{3,4},{1,2,3},{2,3、4},{3,4,5}
◎LTE構造とマッチされるパターン{下向き・上向き・柔軟}:{8−3−1},{5−5−2},{5−2−5}
◎それ以外の場合:スロット開始地点において、下向きリンク3シンボル、スロット終了地点において、上向きリンク3シンボル
●下向きリンクから上向きリンクへの転換が2回可能である場合
−対称構造考慮する
◎短い連続下向きリンクである場合、最大2個の下向きリンクシンボルを考慮する
◎短い連続上向きリンクである場合、最大1個の上向きリンクシンボルを考慮する
◎短い連続柔軟なリンクである場合、最大2個の柔軟なリンクシンボルを考慮する
そのような基準を考慮し、[表15]のように、拡張循環前置基盤スロットフォーマット構成を考慮することができる。
端末は、端末共通または端末特定の上位シグナリングにより、普通循環前置が設定される場合、端末は、拡張循環前置基盤スロットフォーマット構造を考慮したスロットフォーマット指示子情報(または、スロットフォーマット指示子関連RNTIがスクランブリングされたCRC)を含んだ制御情報受信を行わないことを期待する。または、端末は、端末共通または端末特定の上位シグナリングによって普通循環前置が設定される場合、該端末は、普通循環前置基盤スロットフォーマット構造を考慮したスロットフォーマット指示子情報(または、スロットフォーマット指示子関連RNTIがスクランブリングされたCRC)を含んだ制御情報受信を期待する。
端末は、端末共通または端末特定の上位シグナリングによって拡張循環前置が設定される場合、端末は、普通循環前置基盤スロットフォーマット構造を考慮したスロットフォーマット指示子情報(または、スロットフォーマット指示子関連RNTIがスクランブリングされたCRC)を含んだ制御情報受信をしないことを期待する。または、端末は、端末共通または端末特定の上位シグナリングによって拡張循環前置が設定される場合、該端末は、拡張循環前置基盤スロットフォーマット構造を考慮したスロットフォーマット指示子情報(または、スロットフォーマット指示子関連RNTIがスクランブリングされたCRC)を含んだ制御情報受信を期待する。
端末は、端末共通または端末特定の上位シグナリングによって循環前置関連設定情報を受けない場合、該端末は、普通循環前置基盤スロットフォーマット構造を考慮したスロットフォーマット指示子情報(または、スロットフォーマット指示子関連RNTIがスクランブリングされたCRC)を含んだ制御情報受信を行わないことを期待する。または、端末は、端末共通または端末特定の上位シグナリングによって循環前置関連設定情報を受けない場合、該端末は、拡張循環前置基盤スロットフォーマット構造を考慮したスロットフォーマット指示子情報(または、スロットフォーマット指示子関連RNTIがスクランブリングされたCRC)を含んだ制御情報受信を期待する。
図4は、一実施形態による、端末のスロットフォーマット指示子情報受信基盤の制御情報及びデータ情報を送受信する方法を示したフローチャートである。
端末は、スロットフォーマット構成情報を規格に定義された値によるか、あるいはさまざまなスロットフォーマット構成情報が存在する場合、そのうち一つが、端末共通または端末特定の上位シグナリングとしても設定される(400)。端末は、端末特定または端末共通の上位シグナリングでもって、スロットフォーマット構成情報が含まれたスロットフォーマット指示子が伝送される端末共通下向き制御情報領域を設定されることができる。また、端末共通下向き制御情報領域において、スロットフォーマット指示子が伝送される周期も設定されうる。また、端末共通下向き制御情報領域において、スロットフォーマット指示子が含む情報の類型(いわば、搬送波集合を考慮した搬送波別に、スロットフォーマット情報の有無、または搬送波指示情報を含むか否かということ)、及びスロットフォーマット指示子情報が含まれた端末共通下向き制御情報の大きさが、端末特定または端末共通の上位シグナリングでもっても設定される。
スロットフォーマット指示子情報の構成としては、次のようにも設計される。
−スロットフォーマット指示子類型1={一搬送波に係わるスロットフォーマット構成情報}
−スロットフォーマット指示子類型2={搬送波指示子情報+スロットフォーマット構成情報}
−スロットフォーマット指示子類型3={搬送波aに係わるスロットフォーマット構成情報+搬送波bに係わるスロットフォーマット構成情報+…+搬送波xに係わるスロットフォーマット構成情報}
端末は、設定されたスロットフォーマット指示子設定情報により、スロットフォーマット指示子情報を探索し、スロットフォーマット構成情報を確認する(402)。そして、確認されたスロットフォーマット構成情報により、データ送受信を行う(404)。または、チャネル測定、基準信号送信またはチャネル測定報告のような関連動作を行うこともできる(404)。図3で敍述されたスロットフォーマット情報が活用される状況において、スロットフォーマット指示子情報が、2個以上のスロット周期別に伝送される場合、2個以上のスロット情報を知らせる方法は、次の通りである。
1)指示されたスロットフォーマットがスロット周期別に反復する方法
2)スロットフォーマット指示子情報に、スロット別に、スロットフォーマット指示子情報を含む方法
3)n個のスロットフォーマット指示子情報がk個のスロットに適用する方法
方法1)は、設定された多数スロットについて、同一スロットフォーマットが適用される方法である。方法2)は、スロット別に互いに異なるスロットフォーマットを適用する方法である。それを支援するためのスロットフォーマット指示子類型は、次のようにも定義される。
−スロットフォーマット指示子類型4={スロット1に係わるスロットフォーマット構成情報、スロット2に係わるスロットフォーマット構成情報、…、スロットkに係わるスロットフォーマット構成情報}
方法3)は、指示するスロットが多い場合(いわば、20個のスロット)には、スロットフォーマット指示子の大きさが増大する可能性が存在するために、変形された方法のスロットフォーマット指示子類型を意味する。ここで、nは、kより小さいが、あるいはそれと同じでもある。それに係わるスロットフォーマット指示子類型は、次のようにも定義される。
−スロットフォーマット指示子類型5={スロットフォーマット指示子情報1、…、スロットフォーマット指示子情報n}
スロットフォーマット指示子類型5によるスロットkに適用されるスロットフォーマット指示子は、スロットフォーマット指示子情報iであり、iは、mod(k/n)値である。
図5は、一実施形態による、端末の循環前置情報によるスロットフォーマット指示子受信方法を図示するフローチャートである。
端末は、初期接続後、周波数帯域区間(BWP:bandwidth part)設定時、当該周波数帯域区間の物理資源ブロック(PRB:physical resource block)の開始地点、当該周波数帯域区間の長さ、当該周波数帯域の副搬送波間隔、当該周波数帯域の循環前置情報などを、端末共通または端末特定の上位シグナリングを介しても設定される。周波数帯域区間は、上向きリンクまたは下向きリンクのいずれもが該当する。または、周波数帯域区間設定なしに、別途に初期接続された周波数帯域区間(または、システム帯域区間)に係わる循環前置情報を、端末共通または端末特定の上位シグナリングを介しても設定される。そのような端末は、設定された下向きリンクまたは上向きリンクの帯域幅区間の循環前置が、普通循環前置であるか、または拡張循環前置であるかということを判断することができる(500)。
端末は、図4で敍述したように設定された帯域幅区間において、特定スロット周期ごとに設定された端末グループ共通制御領域において、スロットフォーマット指示子情報を受信する(502)。端末は、受信されたスロットフォーマット指示子情報解釈を、循環前置情報を基準に判断する(504)。循環前置情報が普通循環前置である場合、端末は、受信されたスロットフォーマット指示子が、普通循環前置基盤スロットフォーマットを基に伝送されることを確認し、それにより、スロット構成情報を解釈する(506)。循環前置情報が拡張循環前置である場合、端末は、受信されたスロットフォーマット指示子が拡張循環前置基盤スロットフォーマットを基に伝送されることを確認し、それにより、スロット構成情報を解釈する(508)。
図6は、一実施形態による、下向き制御情報、及び上向きまたは下向きのデータ情報資源割り当てを示す図面である。
基地局は、下向きデータまたは上向きデータの資源情報をスケジューリングするために、関連情報を含んだRNTI(例えば、C−RNTI)とスクランブリングされたCRCが含まれた下向き制御情報を、端末共通または端末特定の制御チャネル604を介して、端末に伝送することができる。端末は、設定された端末共通または端末特定の制御チャネル604において、下向き制御情報検出のためのブラインド復号を行って検出される場合、自体の上向きリンクデータ資源または下向きリンクデータ資源が、どの資源に割り当てられたかということを、下向き制御情報を介して把握することができる。図6においては、端末の上向きリンク物理データ資源または下向きリンク物理データ資源606が端末に割り当てられた状況を示す。端末は、下向き制御情報において、どの周波数資源、どの時間資源に自体がスケジューリングされた上向きリンク物理データ資源または下向きリンク物理データ資源606があるかということは、下向き制御情報チャネル604で検出された下向き制御情報を介して判断することができる。下向き制御情報には、次のような情報が含まれもする。
●搬送波指示子
●周波数帯域区間指示子
●上向きリンクデータまたは下向きリンクデータが割り当てられた周波数区間
−分散方式(ビットマップ方式)、集合方式(開始地点及び長さ指示方式)
●上向きリンクデータまたは下向きリンクデータが割り当てられた時間区間
−開始地点及び長さ指示方式(または、開始地点及び終了地点)
●予約資源集合指示子
●バンドリングサイズ指示子
●MCS、NDI、RV、HARQプロセス番号、DAI
●コードブロックグループ指示子、コードブロックグループ捨ていかん指示子
●HARQタイミング指示子
そのような情報中に、上向きリンクデータまたは下向きリンクデータが割り当てられた時間区間は、図6において、データ伝送開始シンボル610及びデータ伝送区間長612、またはデータ伝送開始シンボル610及びデータ伝送終了シンボル614を示す。図6は、普通循環前置が適用された状況において、1スロットが14個のシンボルによって構成された状況を仮定する。そのような状況において、一例として、端末に割り当てられた下向きリンクデータ、または下向きリンクデータが割り当てられた時間区間の情報として、データ伝送開始シンボルは、5番目シンボルによって指示され、データ伝送区間長は、8個のシンボルによっても指示される。または、端末に割り当てられた下向きリンクデータ、または下向きリンクデータが割り当てられた時間区間の情報として、データ伝送開始シンボルは、5番目シンボルによって指示され、データ伝送終了シンボルは、12番目シンボルによっても指示される。
上向きリンクデータまたは下向きリンクデータに係わる時間資源割り当てのために、下向き制御情報には、次の[表16]のように、上位シグナリングに設定されたクロススロット区間数、データ伝送区間の開始シンボルシンボル長及びデータ資源マッピング構造が含まれもする。
[表16]において、K0の意味は、下向きデータスケジューリング時、スケジューリングを指示する下向き制御情報が伝達されたスロット番号と、下向き制御情報によってスケジューリングされた下向きデータが伝達されるスロット番号との差値を意味する。一例として、K0は、2個または3個のビットによっても構成される。[表16]において、K2の意味は、上向きデータスケジューリング時、スケジューリングを指示する下向き制御情報が伝達されたスロット番号と、下向き制御情報によってスケジューリングされた上向きデータが伝送されるスロット番号との差値を意味する。一例として、K2が1である場合、下向き制御情報が伝送されたスロット、すぐ次のスロットにおいて、下向き制御情報によってスケジューリングされた上向きデータ情報が伝送されることを意味する。一例として、K0は、2個または3個のビットによっても構成される。
[表16]において、データ資源マッピング構造は、上向きデータまたは下向きデータの復号のために必要なDMRS(demodulation reference signal)の位置が、データ資源が割り当てられた時間資源領域において、最初シンボルに位置しているか、あるいは普通循環前置(または、拡張循環前置)基盤スロット基準で、3番目または4番目のシンボルに位置しているかということ知らせる用途にも活用される。一例として、データ資源マッピング構造は、1個または2個のビットによっても構成される。
[表16]において、時間資源割り当てフォーマットの種類は、2の指数値単位でも設定され、一例として、16個の値が、上位シグナリングによっても設定される。そして、下向きリンク制御情報を介して設定された時間資源割り当てフォーマットのさまざまな番号のうち一つを指示し、端末に伝達することが可能である。端末は、特定時間資源割り当てフォーマット番号を下向きリンク制御情報を介して指示されることが可能でここに該当するK0値(または、K2)値、SLIV値、そしてデータ資源マッピング構造形態が分かることができる。
[表16]において、データ伝送開始シンボル及び伝送区間シンボル長(SLIV:symbol starting and length indicator value)を意味する。一例として、SLIVは、6個または7個のビットによっても構成される。SLIV値を計算するために、次の数式1が使用されもする。数式1におけるLの意味は、上向きデータ資源または下向きデータ資源が割り当てられた時間資源領域のシンボル長を意味し、Sの意味は、上向きデータ資源または下向きデータ資源が割り当てられた時間資源領域の開始シンボル値を意味する。参照として、SLIV値は、下向きリンクデータ物理資源または上向きリンクデータ物理資源が割り当てられた時間区間情報を知らせる用途にも活用される。
[数1]
if (L - 1) ≦ K1 then
SLIV = K2 x (L - 1) + S
else
SLIV = 14 x (K2 - L + 1) + (K2 - 1 - S)
where 0 < L ≦ 14 - S
数式1を介して、データ伝送開始シンボルと伝送区間シンボル長とを別途に知らせるのではなく、SLIV値自体を介して、S値とL値とを端末が導き出すことが可能であり、該端末は、それを介して、下向きリンクまたは上向きリンクのデータ時間資源割り当て情報を受信することができる。
数式1は、1つのスロットが14個のOFDMシンボルによって構成された普通循環前置基盤スロット構造で適用された数式でもある。端末が、拡張循環前置基盤スロット構造が、端末共通または端末特定の上位シグナリングによって設定される場合、該端末は、次の数式2−1または数式2−2、あるいは数式2−3、数式2−4または数式2−5を適用し、SLIV値を判断することができる。
[数2−1]
if (L - 1) ≦ 6 then
SLIV = 12 x (L - 1) + S
else
SLIV = 12 x (12 - L + 1) + (12 - 1 - S)
where 0 < L ≦ 12-S
[数2−2]
if (L - 1) ≦ 7 then
SLIV = 12 x (L - 1) + S
else
SLIV = 12 x (12 - L + 1) + (12 - 1 - S)
where 0 < L ≦ 12 - S
[数2−3]
if (L - 1) ≦ 7 then
SLIV = 12 x (L - 1) + S
else
SLIV = 12 x (14 - L + 1) + (14 - 1 - S)
where 0 < L ≦ 12 - S
[数2−4]
if (L - 1) ≦ 7 then
SLIV = 14 x (L - 1) + S
else
SLIV = 14 x (14 - L + 1) + (12 - 1 - S)
where 0 < L ≦ 12 - S
[数2−5]
if (L - 1) ≦ 7 then
SLIV = 14 x (L - 1) + S
else
SLIV = 14 x (14 - L + 1) + (14 - 1 - S)
where 0 < L ≦ 12 - S
端末は、端末共通または端末特定の上位シグナリングによって普通循環前置が設定される場合、数式1基盤で、SLIV値が導き出されることを期待することができる。または、端末は、端末共通または端末特定の上位シグナリングによって拡張循環前置を設定されない場合、数式1基盤で、SLIV値が導き出されることを期待することができる。または、端末は、端末共通または端末特定の上位シグナリングによって拡張循環前置が設定される場合、数式2−1または数式2−2、あるいは数式2−3、数式2−4または数式2−5基盤で、SLIV値が導き出されることを期待することができる。
[数3−1]
if (L - 1) ≦ K1 then
SLIV = K2 x (L - 1) + S
else
SLIV = 14 x (K2 - L + 1) + (K2 - 1 - S)
where 0 < L ≦ K2 - S
数式3−1において、K1とK2との値は、端末が設定された循環前置によって異なるようにも決定される。一例として、端末は、端末共通または端末特定の上位シグナリングによって普通循環前置が設定される場合、数式3−1において、{K1=7, K2=14}値が適用されたSLIV値として導き出されることを期待することができる。または、端末は、端末共通または端末特定の上位シグナリングによって拡張循環前置を設定されない場合、数式3−1において、{K1=7, K2=14}値が適用されたSLIV値として導き出されることを期待することができる。または、端末は、端末共通または端末特定の上位シグナリングによって拡張循環前置が設定される場合、数式3−1において、{K1=6, K2=12}値が適用されたSLIV値として導き出されることを期待することができる。
[数3−2]
if (L - 1) ≦ 7 then
SLIV = 14 x (L - 1) + S
else
SLIV = 14 x (14 - L + 1) + (K3 - 1 - S)
where 0 < L ≦ K3 - S
または、数式3−2において、K3の値は、端末が設定された循環前置によって異なるようにも決定される。一例として、端末は、端末共通または端末特定の上位シグナリングによって普通循環前置が設定される場合、数式3−2において、{K3=14}値が適用されたSLIV値として導き出されることを期待することができる。または、端末は、端末共通または端末特定の上位シグナリングによって拡張循環前置を設定されない場合、数式3−2において、{K3=14}値が適用されたSLIV値として導き出されることを期待することができる。または、端末は、端末共通または端末特定の上位シグナリングによって拡張循環前置が設定される場合、数式3−2において、{K3=12}値が適用されたSLIV値として導き出されることを期待することができる。
[数3−3]
if (L - 1) ≦ 7 then
SLIV = 14 x (L - 1) + S
else
SLIV = 14 x (14 - L + 1) + (14 - 1 - S)
where 0 < L ≦ K4 - S
または、数式3−3において、K4の値は、端末が設定された循環前置によって異なるようにも決定される。一例として、端末は、端末共通または端末特定の上位シグナリングによって普通循環前置が設定される場合、数式3−3において、{K4=14}値が適用されたSLIV値として導き出されることを期待することができる。または、端末は、端末共通または端末特定の上位シグナリングによって拡張循環前置を設定されない場合、数式3−3において、{K4=14}値が適用されたSLIV値として導き出されることを期待することができる。または、端末は、端末共通または端末特定の上位シグナリングによって拡張循環前置が設定される場合、数式3−3において、{K4=12}値が適用されたSLIV値として導き出されることを期待することができる。
他の一例としては、端末は、端末共通または端末特定の上位シグナリングにより、普通循環前置または拡張循環前置が設定されることと係わりなく、数式1を使用することができる。そのような状況において端末は、端末共通または端末特定の上位シグナリングによって拡張循環前置が設定される場合、数式1で導き出されたSLIV値のうち、スロット境界を超えてスケジューリングされた上向きリンクデータまたは下向きリンクデータの伝送区間は、スケジューリングされることを端末が期待しないのである。例えば、SLIV値を介して、下向きリンクデータ伝送区間開始シンボルが10番目であり、下向きリンクデータ伝送区間長は、3シンボルである場合、普通循環前置基盤スロット構造においては、14個のOFDMシンボルを有するために、1スロットにおいて、下向きリンクデータ資源割り当てが可能であるが、拡張循環前置基盤スロット構造においては、12個のOFDMシンボルを有するために、下向きリンクデータ伝送区間は、1スロット内において、下向きリンクデータ資源割り当てが可能なのではなく、次のスロットのうち一部シンボルまで下向きリンクデータ資源割り当てが発生することになる。従って、端末は、そのような状況を発生させるSLIV値を受信することを期待しない。
さらに他の一例として、Sの値が0〜13の値を有し、Lは、1〜14の値を有する場合、普通循環前置基盤状況において、可能なSLIV値は、0〜104にも該当する。端末は、拡張循環前置基盤設定を受ける場合、可能なSLIVのうち、次の値(候補1または候補2)を除いたものを上向きリンクまたは下向きリンクのデータ伝送区間指示を受けることを期待することができる。
[候補1]
12、13、25、26、27、38、39、40、41、51、52、53、54、64、65、66、67、77、78、79、80、90、91、92、93、103、104
[候補2]
12、13、25、26、27、38、39、40、41、51、52、54、55、64、65、68、69、77、78、82、83、90、91、96、97、103、104
端末は、端末共通または端末特定の上位シグナリングにより、拡張循環前置または普通循環前置が設定される状況は、下向きリンクまたは上向きリンクのための周波数帯域区間設定情報受信時、当該情報が共に含まれて端末が受信するか、あるいは別途の他のシグナリングによっても設定される。
さらに他の一例として、端末は、端末共通または端末特定の上位シグナリングにより、下向きリンク及び上向きリンク別に、それぞれ循環前置情報が拡張循環前置であるか、あるいは普通循環前置であるかということについても設定される。または、端末は、端末共通または端末特定の上位シグナリングにより、下向きリンク及び上向きリンクで同時に、循環前置情報が拡張循環前置であるか、あるいは普通循環前置であるかということについても設定される。
さらに他の一例として、端末は、周波数帯域区間設定時、上向きリンクまたは下向きリンクのための周波数帯域区間設定に必要なパラメータのうち1つである循環前置情報を、周波数帯域区間設定と共に、共に設定することにより、当該周波数帯域区間が、普通循環前置と拡張循環前置とのうちいずれの循環前置情報に設定されるかということに係わる把握を期待することができる。
図7は、一実施形態による、循環前置情報基盤端末の下向きリンクまたは上向きリンクのデータ時間資源領域解釈方法を図示するフローチャートである。
端末は、事前に、端末共通または端末特定の上位シグナリングにより、循環前置関連情報を受信する(700)。端末は、また事前に設定された端末共通または端末特定下向き制御チャネルを介して、下向き制御情報を受信する(702)。端末は、下向き制御情報に含まれた上向きリンクデータまたは下向きリンクデータが割り当てられた資源領域のうち時間資源領域に対する解釈方法を判断する(704)。
もし事前に端末共通または端末特定の上位シグナリングに設定された循環前置関連情報が普通循環前置である場合(または、事前に端末共通または端末特定の上位シグナリングにより、循環前置関連情報を設定されない場合)、端末は、A類型のデータ時間資源情報を解釈する(706)。A類型のデータ時間資源情報解釈方法は、数式1、あるいは数式3−1、数式3−2または数式3−3のうち一つを考慮することができる。
もし事前に端末共通または端末特定の上位シグナリングに設定された循環前置関連情報が拡張循環前置である場合、端末は、B類型のデータ時間資源情報を解釈する(708)。B類型のデータ時間資源情報解釈方法は、数式2−1、数式2−2、数式2−3、数式2−4または数式2−5、あるいは数式3−1、数式3−2または数式3−3のうち一つを考慮することができる。
図8は、一実施形態による、他の副搬送波間隔設定によるスロットフォーマット指示子適用方法を示した図面である。
5GシステムまたはNRシステムは、15kHz、30kHz、60kHzなどの多様な副搬送波間隔を有する上向きまたは下向きの物理チャネルを提供することができる。端末は、周波数帯域区間設定時、多様な副搬送波間隔を共に設定されるか、あるいはそれと別途に独立しても設定される。または、端末は、副搬送波間隔情報を、周波数帯域区間設定情報以外の他の端末共通または端末特定の上位シグナリング情報に含まれても共に設定される。上位シグナリングによって設定された副搬送波間隔について、端末は、スロットフォーマット指示子解釈を異にすることができる。
図8は、一実施形態による、普通循環前置状況において、多様な副搬送波間隔による1ms長を有するサブフレームごとにマッピングされるOFDMシンボル構造を示した図面である。
図8において、参照番号800は、15kHz副搬送波間隔における、スロット当たりOFDMシンボルマッピング構造を示す。スロット長は、LTEシステムを基準に、サブフレーム単位である1msであり、15kHzのスロットと同じ長さを有する。そして、1ms長を有するスロット内に、総14個のOFDMシンボルが存在する。参照番号802は、30kHz副搬送波間隔において、スロット当たりOFDMシンボルマッピングを示す。1ms長を有するサブフレーム基準で、総0.5ms長を有する2個のスロットが存在し、1つのスロット当たり14個のシンボルが存在する。従って、1ms長を有するサブフレーム基準において、総28個のOFDMシンボルが存在する。参照番号804は、60kHz副搬送波間隔において、スロット当たりOFDMシンボルマッピングを示す。1ms長を有するサブフレーム基準で、総0.25ms長を有する4個のスロットが存在し、1つのスロット当たり14個のシンボルが存在する。従って、1ms長を有するサブフレーム基準において、総56個のOFDMシンボルが存在する。
もしスロットフォーマット指示子情報が15kHzを基に構成される場合、30kHzまたは60kHzに設定された端末は、スロットフォーマット指示子情報に対する解釈を異ならせなければならない。それを支援するための方法としては、時間観点で、15kHz基準OFDMシンボル1と対応する30kHz基準OFDMシンボル1A及びシンボル1Bは、互いに同じリンク(上向きリンクまたは下向きリンク)を有することができる。そのようにする目的としては、基地局が運用する周波数帯域がTDDで動作する場合、特定時間において、前周波数帯域のリンクが下向きリンクまたは上向きリンクにだけ運用されなければならない状況が発生することもあるからである。
そのような方法によれば、15kHzに設定された端末は、スロットフォーマット指示子が示す特定インデックスに属した14個のフィールド(field)を、時間観点で順次にマッピングすることが可能であろう。例えば、表4のフォーマット24値が、スロットフォーマット指示子として適用される場合、15kHzに設定された端末は、スロットフォーマット指示子が指示するスロット別に、スロット内に存在する総14個のシンボルについて、1〜3番目シンボルは、下向きリンク、4〜12番目シンボルは、柔軟なリンク(アンノウンリンク(unknownlink);下向きリンクでもなく、上向きリンクでもないリンク)、13〜14番目シンボルは、上向きリンクに設定されると判断する。
30kHzに設定された端末は、スロットフォーマット指示子が示す特定インデックスに属した14個のフィールドについて、2個の連続したシンボルが、1つのフィールドに該当するようにマッピングされることを仮定して判断することが可能であろう。例えば、表4のフォーマット24値が、スロットフォーマット指示子として適用される場合、30kHzに設定された端末は、スロットフォーマット指示子が指示するスロット別に、2個の連続したスロット内に存在する総28個のシンボルについて、リンクとして適用されると判断することができる。すなわち、最初スロットの1〜6番目シンボルは、下向きリンク、最初スロットの7〜14番目シンボルは、柔軟なリンク、2番目スロットの1〜10番目シンボルは、柔軟なリンク、11〜14番目シンボルは、上向きリンクに設定されると判断することができる。整理すれば、スロットフォーマット指示子が15kHz基準に設定される場合、30kHzに設定された端末は、当該スロットフォーマット指示子が、2個のスロットにわたってマッピングされると判断することができる。他の一例としては、15kHz基盤スロットフォーマット指示子情報を15*2nkHz端末が受信する場合、2n個のスロットにわたり、スロットフォーマット指示子が反復して伝送されると判断することができる。さらに他の一例としては、15kHz基盤スロットフォーマット指示子情報を、15*2nkHz端末が受信する場合、2n個のスロットにわたり、スロットフォーマット指示子情報の1フィールドが、連続して2n個のシンボルにマッピングされることを判断することができる。
図8の800が、15kHz基盤スロットフォーマット指示子情報を意味する場合、800の1〜14は、それぞれスロットフォーマット指示子が指示することができる表(例えば、表14)において、それぞれシンボル番号(または、インデックス)0〜13(または、1〜14)と一致する。15kHzに設定された端末は、スロットフォーマット指示子設定を受ける場合、1つのスロットにおいて、各シンボル別に、スロットフォーマット指示子において指示するリンク情報がマッピングされると解釈することができる。15*2nkHzに設定された端末は、スロットフォーマット指示子設定を受ける場合、連続した2n個のスロットにおいて、それぞれ連続した2n個のシンボル別に、スロットフォーマット指示子において指示するリンク情報が、同一にマッピングされると解釈することができる。参照番号802は、30kHzに設定された端末に係わるスロットフォーマット指示子が適用される方法を図示する図面である。802において、シンボル1A,1Bは、800において、シンボル1と同一リンク情報を有することができる。例えば、800において、シンボル1が下向きリンクであるならば、802において、シンボル1A,1Bは、いずれも下向きリンクである。それを一般化すれば、シンボルkA,kBは、800において、シンボルkと同一リンク情報を有することができる。ここにおいて、kは、1〜14のうち1つの値を有する。802において、最初スロットを構成するシンボルインデックスkA,kBは、k値が1〜7の値を有することができ(すなわち、1A、1B、2A、2B、3A、3B、4A、4B、5A、5B、6A、6B、7A、7B)、2番目スロットを構成するシンボルインデックスkA,kBは、k値が8〜14の値を有することができる(すなわち、8A、8B、9A、9B、10A、10B、11A、11B、12A、12B、13A、13B、14A、14B)。他の一例としては、802において、時間領域と関係なく、論理的な観点において、最初スロットを構成するシンボルインデックスkAは、k値が1〜14(すなわち、1A、2A、3A、4A、5A、6A、7A、8A、9A、10A、11A、12A、13A、14A)であり、2番目スロットを構成するシンボルインデックスkBは、k値が1〜14を有することができる(すなわち、1B、2B、3B、4B、5B、6B、7B、8B、9B、10B、11B、12B、13B、14B)。そのような場合は、802において、各フィールドは、時間に属するものではないことに留意する。
参照番号804は、60kHzに設定された端末に係わるスロットフォーマット指示子が適用される方法を図示する図面である。804において、シンボル1a,1b,1c,1dは、800において、シンボル1と同一リンク情報を有することができる。例えば、800において、シンボル1が下向きリンクであるならば、802において、シンボル1a,1b,1c,1dは、いずれも下向きリンクである。それを一般化すれば、シンボルka,kb,kc,kdは、800において、シンボルkと同一リンク情報を有することができる。ここで、kは、1〜14のうち1つの値を有する。804において、最初スロットを構成するシンボルインデックスは、1a、1b、1c、1d、2a、2b、2c、2d、3a、3b、3c、3d、4a、4bである。804において、2番目スロットを構成するシンボルインデックスは4c、4d、5a、5b、5c、5d、6a、6b、6c、6d、7a、7b、7c、7dである。804において、3番目スロットを構成するシンボルインデックスは、8a、8b、8c、8d、9a、9b、9c、9d、10a、10b、10c、10d、11a、11bである。804において、4番目スロットを構成するシンボルインデックスは、11c、11d、12a、12b、12c、12d、13a、13b、13c、13d、14a、14b、14c、14dである。他の一例としては、804において、時間領域に属さず、最初スロットを構成するシンボルインデックスkaは、k値が1〜14(すなわち、1a、2a、3a、4a、5a、6a、7a、8a、9a、10a、11a、12a、13a、14a)であり、2番目スロットを構成するシンボルインデックスkbは、k値が1〜14(すなわち、1b、2b、3b、4b、5b、6b、7b、8b、9b、10b、11b、12b、13b、14b)であり、3番目スロットを構成するシンボルインデックスkcは、k値が1〜14(すなわち、1c、2c、3c、4c、5c、6c、7c、8c、9c、10c、11c、12c、13c、14c)であり、4番目スロットを構成するシンボルインデックスkcは、k値が1〜14(すなわち、1d、2d、3d、4d、5d、6d、7d、8d、9d、10d、11d、12d、13d、14d)にもなる。本発明においては、15,30,60kHzについて敍述したが、それ以外も副搬送波間隔に設定された状況においても、十分に適用が可能である。そのような場合は、802において、各フィールドは、時間に属するものではないということに留意する。
もし15kHz基盤のスロットフォーマット指示子が、aスロット周期ごとに伝送される場合、15kHzに設定された端末は、スロットフォーマット指示子が、aスロット別に反復して適用されると判断することができる。そして、15*2nkHzに設定された端末は、スロットフォーマット指示子が、a*2n別に反復して適用されると判断することができる。
参照として、図8において、各副搬送波間隔別に図示したスロットとシンボルとの関係において、各スロット別に、最初のシンボル長は、同じスロット内に存在する他のシンボル長に比べ、一般的に長い長さを有するというに留意する。
前述のような方式を適用すれば、次のような規則が適用されもする。15kHz以外の副搬送波間隔を設定された端末が、15kHz基盤スロットフォーマット指示子情報を受信する場合、自体のシンボルに設定されたリンク情報は、当該シンボル808が時間的に属する15kHz基盤スロットフォーマット指示子が指示する15kHz基盤シンボルインデックス806のリンク情報によるものとなるのである。すなわち、806のシンボルインデックス値が下向きリンクであるならば、808のシンボルは、下向きリンクにもなる。
本開示においては、そのような規則を第1規則と命名し、806シンボルに設定された副搬送波間隔と、808シンボルに設定された副搬送波との間隔が同じであるか、あるいは異なる場合、いずれも適用が可能である。または、806シンボルに設定された循環前置と、808シンボルに設定された循環前置とが同じであるか、あるいは異なる場合、いずれも適用が可能である。
図9は、一実施形態による、他の副搬送波間隔設定、及び他の循環前置によるスロットフォーマット指示子適用方法を示した図面である。
参照番号900は、15kHz基盤のスロットフォーマット指示子値が設定することができるフィールド(番号またはインデックス)を図示した図面である。または、参照番号900は、15kHzに設定された端末が、1ms長を有するサブフレーム内で動作するスロット当たりのシンボル数及びインデックスを図示した図面である。参照番号902は、60kHzと普通循環前置とを設定された端末が、1ms長を有するサブフレーム内で動作するスロット当たりのシンボル数及びインデックスを図示した図面であり、総4個のスロットが存在する。参照番号904は、60kHzと拡張循環前置とを設定された端末が、1ms長を有するサブフレーム内で動作するスロット当たりのシンボル数及びインデックスを図示した図面であり、参照番号902と同一に、総4個のスロットが存在する。しかし、1スロット内に存在するシンボル数は、総12個である。図8は、普通循環前置を設定された状況において、互いに異なる副搬送波間隔を設定される場合の端末のスロットフォーマット指示子情報の受信及び解釈に係わる過程を図示化して説明したとするならば、図9は、互いに異なる循環前置を設定された状況において、同じであるか、あるいは異なる副搬送波間隔を設定される場合の端末のスロットフォーマット指示子情報の受信及び解釈に係わる過程を図示化して説明する。図9の904である60kHz及び拡張循環前置を設定された端末に、図8のような方式を適用することは、困難さが存在する。なぜならば、図9の904である60kHz及び拡張循環前置を設定された端末の特定1シンボルが902に存在する特定1シンボルに、時間的に完全に含まれるか、あるいは完全に一致する状況がないためである。ただし、図9の904である60kHz及び拡張循環前置を設定された端末の特定1つのシンボルは、900に存在する特定1つのシンボルに、時間的に完全に含まれるか、あるいは2以上のシンボルにわたる状況が存在する。
従って、そのような場合、15kHz及び普通循環基盤スロットフォーマット指示子情報を、60kHz及び拡張循環前置を設定された端末が受信する場合、適切なスロットフォーマット指示子情報解釈が必要である。
2つの側面において、スロットフォーマット指示子情報解釈をすることができる。最初の方法は、60kHz及び拡張循環前置を設定された端末は、60kHz及び普通循環前置の基盤において、スロットフォーマット指示子情報を介して、60kHz及び拡張循環前置に該当するスロットフォーマット構造を解釈するのである。2番目の方法は、60kHz及び拡張循環前置を設定された端末は、15kHz及び普通循環前置の基盤において、スロットフォーマット指示子情報を介して、60kHz及び拡張循環前置に該当するスロットフォーマット構造を解釈するのである。
最初の方法によれば、904の60kHz及び拡張循環前置を設定された端末は、各シンボルに係わるリンク情報を、902の60kHz及び普通循環前置の基盤で、(再解釈された)スロットフォーマット指示子による各シンボルに係わるリンク情報から解釈するのである。一例として、904の1a’シンボルは、時間的に、902の1aと1bとのシンボルに重なることになる。そのような場合、次のような規則を適用する。
●902の1aシンボルと902の1bシンボルとが、いずれも下向きリンク
◎904の1a’シンボルは、下向きリンク
●902の1aシンボルと902の1bシンボルとが、いずれも上向きリンク
◎904の1a’シンボルは、上向きリンク
●902の1aシンボルと902の1bシンボルとが、いずれも柔軟なリンク
◎904の1a’シンボルは、柔軟なリンク
●902の1aシンボルは、下向きリンク、902の1bシンボルは、上向きリンク
◎904の1a’シンボルは、柔軟なリンク(または、下向きリンク)
●902の1aシンボルは、下向きリンク、902の1bシンボルは、柔軟なリンク
◎904の1a’シンボルは、柔軟なリンク(または、下向きリンク)
●902の1aシンボルは、柔軟なリンク、902の1bシンボルは、上向きリンク
◎904の1a’シンボルは、柔軟なリンク(または、上向きリンク)
端末は、前述のところのような規則を参照し、904の1a’に適用されたシンボルリンクを判断する。そのような方式は、60kHz及び拡張循環前置を設定された全てのシンボルにわたって適用が可能である。
2番目の方法によれば、904の60kHz及び拡張循環前置を設定された端末は、各シンボルに係わるリンク情報を、900の15kHz及び普通循環前置基盤スロットフォーマット指示子による各シンボルに係わるリンク情報から解釈するのである。一例として、904の1a’シンボルは、時間的に、900の1シンボルに含まれるようになり、そのとき、1a’シンボルのリンクは、1シンボルに設定されたリンクによる。他の一例として、904の1d’シンボルは、時間的に、900の1シンボルと2シンボルとに重なることになる。そのような場合、次のような規則を適用する。
●900の1シンボルと900の2シンボルとが、いずれも下向きリンク
◎904の1d’シンボルは、下向きリンク
●900の1シンボルと900の2シンボルとが、いずれも上向きリンク
◎904の1d’シンボルは、上向きリンク
●900の1シンボルと900の2シンボルとが、いずれも柔軟なリンク
◎904の1d’シンボルは、柔軟なリンク
●900の1シンボルは、下向きリンク、900の2シンボルは、上向きリンク
◎904の1d’シンボルは、柔軟なリンク(または、下向きリンク)
●900の1シンボルは、下向きリンク、900の2シンボルは、柔軟なリンク
◎904の1d’シンボルは、柔軟なリンク(または、下向きリンク)
●900の1シンボルは、柔軟なリンク、900の2シンボルは、上向きリンク
◎904の1d’シンボルは、柔軟なリンク(または、上向きリンク)
端末は、前述のところのような規則を参照し、904の1a及び1d’に適用されたシンボルリンクを判断する。そのような方式は、60kHz及び拡張循環前置を設定された全てのシンボルにわたって適用が可能である。または、前述された規則を適用した60kHz及び拡張循環前置に基づくスロットフォーマット指示子情報が含まれた下向き制御情報を、端末が既設定の下向き物理制御チャネルを介して受信して判断することができる。
端末は、特定副搬送波間隔値と拡張循環前置とを設定された場合、普通循環前置基盤に定義されたスロットフォーマット指示子情報を受信した状況において、拡張拡張前置基盤で動作する各シンボルに設定されたリンク情報を、時間的に重なる循環前置基盤の1個または2個以上のシンボル基盤に設定することが可能である。例えば、特定副搬送波間隔及び拡張循環前置に基づく特定シンボル910のリンク情報は、当該シンボルと時間的に重畳される、同じであるか、あるいは異なる副搬送波間隔及び普通循環前置に基づいて指示されたスロットフォーマット指示子情報において指示するシンボル906,908のリンク情報を基に、次のような規則を基に判断することができる。
●906シンボルと908シンボルとが、いずれも下向きリンク
◎910シンボルは、下向きリンク
●906シンボルと908シンボルとが、いずれも上向きリンク
◎910シンボルは、上向きリンク
●906シンボルと908シンボルとが、いずれも柔軟なリンク
◎910シンボルは、柔軟なリンク
●906シンボルは、下向きリンク、908シンボルは、上向きリンク
◎910シンボルは、柔軟なリンク(または、下向きリンク)
●906シンボルは、下向きリンク、908シンボルは、柔軟なリンク
◎910シンボルは、柔軟なリンク(または、下向きリンク)
●906シンボルは、柔軟なリンク、908シンボルは、上向きリンク
◎910シンボルは、柔軟なリンク(または、上向きリンク)
本開示においては、そのような規則を第2規則と命名し、910シンボルに設定された副搬送波間隔と、906シンボル及び908シンボルに設定された副搬送波間隔が、同じであるか、あるいは異なる場合、いずれも適用が可能である。または、910シンボルに設定された循環前置と、906シンボル及び908シンボルに設定された循環前置が、同じであるか、あるいは異なる場合、いずれも適用が可能である。他の一例としては、第2規則は、次のようにも定義される。もし906シンボルと908シンボルとが同じリンクを有する場合、当該リンク設定が、910シンボルにそのまま適用されることを端末が期待することができる。もし906シンボルと908シンボルとが異なるリンクを有する場合、910シンボルは、柔軟なリンク(または、906シンボルと908シンボルとのうち、910シンボルと時間的にさらに長く重畳されるシンボルのリンク)が設定されると端末が期待することができる。
図10は、他の一実施形態による循環前置情報基盤端末の下向きリンクまたは上向きリンクのデータ時間資源領域解釈方法を図示するフローチャートである。
図10を参照すれば、端末は、事前に、端末共通または端末特定の上位シグナリングにより、循環前置関連情報を受信する(1000)。端末は、また、事前に設定された端末共通または端末特定下向き制御チャネルを介して、下向き制御情報を受信する(1002)。端末は、下向き制御情報に含まれた上向きリンクデータまたは下向きリンクデータが割り当てられた資源領域のうち、時間資源領域に対する解釈方法を判断する(1004)。
もし事前に、端末共通または端末特定の上位シグナリングに設定された循環前置関連情報が普通循環前置である場合(または、事前に端末共通または端末特定の上位シグナリングにより、循環前置関連情報を設定されない場合)、端末は、C類型のデータ時間資源情報を解釈する(1006)。C類型のデータ時間資源情報解釈方法は、端末は、15kHzのように、特定副搬送波間隔を基に設定されたスロットフォーマット指示子情報を受信する、第1規則を利用し、自体が基地局から受信した副搬送波間隔を基に設定されたシンボルに係わるリンク情報を解釈する方法である。
もし事前に、端末共通または端末特定の上位シグナリングに設定された循環前置関連情報が拡張循環前置である場合、端末は、D類型のデータ時間資源情報を解釈する(1008)。D類型のデータ時間資源情報解釈方法は、端末は、15kHzのように、特定副搬送波間隔を基に設定されたスロットフォーマット指示子情報を受信するとき、第1規則または第2規則のうち一つを利用し、自体が基地局から受信した副搬送波間隔及び拡張循環前置を基に設定されたシンボルに係わるリンク情報を解釈する方法である。一例として、端末に設定された副搬送波間隔、及び拡張循環前置基盤シンボルが、時間観点で特定副搬送波間隔を基に設定されたスロットフォーマット指示子情報のシンボルインデックスのうち一つに含まれるか、あるいは同一である場合、第1規則を適用することができる。または、端末に設定された副搬送波間隔、及び拡張循環前置基盤シンボルが、時間観点で特定副搬送波間隔を基に設定されたスロットフォーマット指示子情報のシンボルインデックスのうち2個以上にわたっている場合(または、含まれる場合)、第2規則を適用する。
図11は、一実施形態による、端末の内部構成を示すブロック図である。
図11を参照すれば、端末は、送受信部1110、メモリ1120及びプロセッサ1130を含んでもよい。前述の端末の通信方法により、端末の送受信部1110、メモリ1120及びプロセッサ1130が動作することができる。ただし、端末の構成要素は、前述の例に限定されるものではない。例えば、端末は、前述の構成要素よりさらに多くの構成要素を含むか、あるいはさらに少ない構成要素を含んでもよい。それだけでなく、送受信部1110、メモリ1120及びプロセッサ1130が、1つのチップ(chip)形態にも具現される。
送受信部1110は、基地局と信号を送受信することができる。ここで、該信号は、制御情報及びデータを含んでもよい。そのために、送受信部1110は、伝送される信号の周波数を、上昇変換して増幅するRF送信器と、受信される信号に対し、低ノイズ増幅して周波数を下降変換するRF受信器とによっても構成される。ただし、それは、送受信部1110の一実施形態であるのみ、送受信部1110の構成要素は、RF送信器及びRF受信器に限定されるものではない。
また、送受信部1110は、無線チャネルを介して信号を受信し、プロセッサ1130に出力し、プロセッサ1130から出力される信号を無線チャネルを介して伝送することができる。
メモリ1120は、端末動作に必要なプログラム及びデータを保存することができる。また、メモリ1120は、端末で獲得される信号に含まれた制御情報またはデータを保存することができる。メモリ1120は、ROM(read-only memory)、RAM(random access memory)、ハードディスク、CD−ROM(compact disc read only memory)及びDVD(digital versatile disc)のような記録媒体、または記録媒体の組み合わせによっても構成される。
プロセッサ1130は、前述の実施形態によって端末が動作するように、一連の過程を制御することができる。一実施形態において、プロセッサ1130は、送受信部1110を介し、基地局から循環前置関連資源設定及び帯域幅区間設定信号を受信し、循環前置関連資源設定及び帯域幅区間設定信号を解釈し、送受信部1110を介し、循環前置関連資源設定及び帯域幅区間設定に基づく資源領域においてデータを送信するように制御することができる。
図12は、一実施形態による、基地局の構造を図示するブロック図である。
図12を参照すれば、基地局は、送受信部1210、メモリ1220及びプロセッサ1230を含んでもよい。前述の基地局の通信方法により、基地局の送受信部1210、メモリ1220及びプロセッサ1230が動作することができる。ただし、基地局の構成要素は、前述の例に限定されるものではない。例えば、基地局は、前述の構成要素よりさらに多くの構成要素を含むか、あるいはさらに少ない構成要素を含んでもよい。それだけでなく、送受信部1210、メモリ1220及びプロセッサ1230が1つのチップ(chip)形態にも具現される。
送受信部1210は、端末と信号を送受信することができる。ここで、該信号は、制御情報及びデータを含んでもよい。そのために、送受信部1210は、伝送される信号の周波数を、上昇変換して増幅するRF送信器と、受信される信号に対し、低ノイズ増幅して周波数を下降変換するRF受信器とによっても構成される。ただし、それは、送受信部1210の一実施形態であるのみ、送受信部1210の構成要素は、RF送信器及びRF受信器に限定されるものではない。
また、送受信部1210は、無線チャネルを介して信号を受信し、プロセッサ1230に出力し、プロセッサ1230から出力された信号を無線チャネルを介して伝送することができる。
メモリ1220は、基地局の動作に必要なプログラム及びデータを保存することができる。また、メモリ1220は、基地局で獲得される信号に含まれた制御情報またはデータを保存することができる。メモリ1220は、ROM、RAM、ハードディスク、CD−ROM及びDVDのような記録媒体、または記録媒体の組み合わせによっても構成される。
プロセッサ1230は、前述の本発明の実施形態によって基地局が動作するように、一連の過程を制御することができる。一実施形態において、プロセッサ1230は、循環前置関連設定及び帯域幅区間設定を決定し、端末に伝達される循環前置関連資源設定及び帯域幅区間設定情報を生成することができる。その後、プロセッサ1230は、送受信部1210を介し、循環前置関連資源設定及び帯域幅区間設定情報を端末に伝達し、循環前置関連資源設定及び帯域幅区間設定された資源領域に対してデータを受信するように制御することができる。その場合、前記DCIは、前記第2信号伝送タイミング情報であることを指示することができる。また、プロセッサ1230は、循環前置関連資源設定及び帯域幅区間設定を含む下向きリンク制御情報(DCI:downlink control information)または上位シグナリング(例:RRC)生成することができる。その場合、DCIまたはRRCは、循環前置関連資源設定及び帯域幅区間設定の情報であるということを指示することができる。
本開示の請求項または明細書に記載された実施形態による方法は、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせの形態によっても具現される(implemented)。
ソフトウェアで具現する場合、1以上のプログラム(ソフトウェアモジュール)を保存するコンピュータ読み取り可能記録媒体が提供される。コンピュータ読み取り可能記録媒体に保存される1以上のプログラムは、電子装置(device)内の1以上のプロセッサによって実行可能になるように構成される(configured for execution)。1以上のプログラムは、電子装置にして、本開示の請求項または明細書に記載された実施形態による方法を実行させる命令語(instructions)を含む。
そのようなプログラム(ソフトウェアモジュール、ソフトウェア)は、RAM、フラッシュ(flash)メモリを含む不揮発性(non-volatile)メモリ、ROM、電気的削除可能プログラム可能ROM(EEPROM:electrically erasable programmable read only memory)、磁気ディスク保存装置(magnetic disc storage device)、コンパクトディスクROM(CD−ROM(compact disc read only memory)、デジタル多目的ディスク(DVD:digital versatile disc)、または他形態の光学保存装置、マグネチックカセット(magnetic cassette)にも保存される。または、それらの一部または全部の組み合わせによって構成されたメモリにも保存される。また、それぞれの構成メモリは、多数個含まれてもよい。
また、プログラムは、インターネット(internet)、イントラネット(intranet)、LAN(local area network)、WLAN(wide LAN)またはSAN(storage area network)のような通信ネットワーク、またはそれらの組み合わせによって構成された通信ネットワークを介してアクセスすることができる付着可能な(attachable)保存装置にも保存される。そのような保存装置は、外部ポートを介して、本開示の実施形態を遂行する装置に接続することができる。また、通信ネットワーク上の別途の保存装置が、本開示の実施形態を遂行する装置に接続することもできる。
前述の本開示の具体的な実施形態において、発明に含まれる構成要素は、提示された具体的な実施形態により、単数または複数に表現された。しかし、単数または複数の表現は、説明の便宜のために提示した状況に適して選択されたものであり、本開示は、単数または複数の構成要素に制限されるものではなく、複数に表現された構成要素であるとしても、単数にも構成されるか、あるいは単数で表現された構成要素であるとしても、複数によっても構成される。
なお、本明細書と図面とに開示された本発明の実施形態は、本発明の記述内容について容易に説明し、本発明の理解の一助とするために、特定例を提示したものであるのみ、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の技術的思想に土台を置いた他の変形例が実施可能であるということは、本発明が属する技術分野で当業者に自明なものである。また、それぞれの実施形態は、必要によって、互いに組み合わせされて運用することができる。例えば、本発明の一実施形態と異なる一実施形態の一部分が互いに組み合わされ、基地局と端末とが運用されもする。また、本実施形態は、FDD LTEシステムを基準に提示されたが、TDD LTEシステム、5GあるいはNRシステムのような他のシステムにも、本実施形態の技術的思想に土台を置いた他の変形例が実施可能であろう。
本明細書で説明される実施形態は、説明の目的でのみ考慮されるものであり、限定の目的で考慮されるものではないと理解されなければならない。各実施形態内の特徴または態様の説明は、一般的に、他の実施形態の他の同様の特徴または態様に利用可能であると見なされなければならない。
本開示は、そのさまざまな実施形態を参照して示されて説明されてきたが、当業者には、形態および詳細のさまざまな変更が、以下のクレームとその同等物とで定義されるように、本開示の精神および範囲から外れることなしに実行されるということが理解されるである。