JP2021504406A - 皮膚洗浄方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】迅速かつ簡便な皮膚洗浄方法の提供。【解決手段】(a)水と、炭酸塩及び/又は炭酸水素塩と酸とを含有する組成物を容器中で混合して混合溶液を得るステップ、ここで容器中の(i)炭酸塩及び炭酸水素塩の総含有量の(ii)水に対する質量比[(i)/(ii)]は0.005以上0.05以下であり、容器の内容積に対する水の割合は0.3以上0.9以下である;(b)混合溶液の入った容器を封鎖するステップ;(c)該容器内で、二酸化炭素を過飽和に発生させるステップ;及び(d)混合溶液を容器から放出して皮膚に適用するステップ、を有する、皮膚洗浄方法。

Description

本発明は、簡便かつ迅速に、皮膚を洗浄する方法に関する。
従来から、皮膚を洗浄したり、リラックスしたりする手段として入浴やシャワーが広く採用されている。例えば、セリ科センキュウの抽出物及び/又はキク科カミツレの抽出物とシソ科メンタの抽出物及び/又はシソ科マンネンロウの抽出物を含有する入浴剤により、過剰に負荷されたストレスの影響を速やかに除去し、心身をリフレッシュさせる技術が知られている(特許文献1)。
一方、入浴にあたっては、血行促進効果を有する炭酸ガス発生入浴剤が使用され、リラックス効果、リフレッシュ効果、疲労回復効果等が得られている(特許文献2)。さらに、炭酸ガスを利用した洗浄技術として、特定の洗浄装置により、頭皮等の頭部や尻等の局所を洗浄する技術も知られている(特許文献3)。
特開2005−29536号公報 特開平11−47221号公報 特開2003−93262号公報
本発明は、
(a)容器中で、水と、炭酸塩及び/又は炭酸水素塩と酸とを含有する組成物を混合して混合溶液を得るステップ、ここで容器中の(i)炭酸塩及び炭酸水素塩の総含有量の(ii)水に対する質量比[(i)/(ii)]は0.005以上0.05以下、容器の内容積に対する水の割合は0.7以上0.9以下;
(b)混合溶液の入った容器を封鎖するステップ;
(c)当該容器内で、二酸化炭素を過飽和に発生させるステップ;及び
(d)混合溶液を容器から放出して皮膚に適用するステップ、
を有する、皮膚洗浄方法に関する。
本発明における容器の概略図である。 本発明におけるキャップの概略図である。 ステップ(a)を示す図である。 ステップ(c)を示す図である。 ステップ(d)を示す図である。 組成物(粉末)を内部に含む小袋を示す。 容器内部に結合可能な内部ストレイナーを示す。 容器を上下逆さにした時の浸漬チューブの状態を示す。 キャップの噴出口の口径及び外観と混合溶液の噴射結果を示す図である。
文化及び気候が異なるため、皮膚の洗浄方法やリラックス方法は国によって異なる。例えば、日本人は風呂に入ることやシャワーを浴びることが好きであるが、東南アジアの人々はバケツで水を浴びたりシャワーを浴びたりすることを好む。
発明の詳細な説明
しかしながら、近年、多忙で朝早くに起きて夜遅くまで仕事をする人や夜遅くまで趣味や社会活動を楽しむ人が増えている。一方、入浴やシャワーをして皮膚をしっかり洗う場合には、洗浄料の洗い流し、乾燥、発汗鎮静等を含めると数十分間を要する。このように、最近の多忙な人にとっては、入浴やシャワーに代わる簡便かつ迅速な皮膚洗浄やリフレッシュの手段が望まれている。身体に水を浴びるだけで実際時間がほとんどいらず皮膚を洗浄したりリフレッシュしたりする願望が満たされるかもしれないが、その方法では皮膚を完全には洗浄できないし、長くさっぱりした感覚がほとんど持続しない。
また、炭酸ガスを利用した従来の洗浄技術は、局所的用途に向けて設計されているが、その構造は複雑であったり水供給設備を要したりする。したがって、簡便かつ迅速な皮膚洗浄やリフレッシュ手段にはなり得ず、従来法に代わる新たな洗浄法が望まれていた。
したがって、本発明は、簡便かつ迅速に場所の制限なく(例えば建物の内外で)皮膚を単に洗浄するための新たな方法を提供することにある。
本発明者は、水の入った容器と、炭酸塩又は炭酸水素塩と酸とを含有する二酸化炭素発生剤に着目した。本発明者は、容器中の水と二酸化炭素発生剤を混合し、容器を封鎖して容器内で二酸化炭素を過飽和に発生させ、次いで容器から炭酸水を噴射させれば、迅速かつ容易に身体を炭酸水による洗浄、血行促進及びリフレッシュが可能になることを見出した。
本発明の方法によると、水性二酸化炭素含有混合溶液を皮膚に迅速かつ簡便に噴射して、洗浄効果、リフレッシュ効果等を付与するものである。
本発明は、以下の(a)、(b)、(c)及び(d)のステップを含む。
(a)容器中で、水と、炭酸塩及び/又は炭酸水素塩と酸とを含有する組成物を混合して混合溶液を得るステップ、ここで容器中の(i)炭酸塩及び炭酸水素塩の総含有量の(ii)水に対する質量比[(i)/(ii)]は0.005以上0.05以下、容器の内容積に対する水の割合は0.7以上0.9以下;
(b)混合溶液の入った容器を封鎖するステップ;
(c)当該容器内で、二酸化炭素を過飽和に発生させるステップ;及び
(d)混合溶液を容器から放出して皮膚に適用するステップ。
以下、各ステップについて説明する。
本発明の皮膚洗浄方法では、封止可能なキャップを有する容器、水、及び炭酸塩及び/又は炭酸水素塩と酸(二酸化炭素発生剤とも称する)を含む組成物を含む。本発明において、皮膚は全身、又は頭皮、顔、首、肩、胸、腹、腰、背中、尻、手、手のひら、腕、肘、脚、膝、足、つま先、足の裏、かかと等を含む体の一部を含むことができる。それらのうち、本発明の皮膚洗浄方法は好ましくは身体洗浄方法である。
前記容器は、水のような液体を収容可能なものであれば特に制限されない。容器は、ボトル、ジャグ、ジャー、チューブ等であってもよい。容器は好ましくは圧力に強い。水としては、水道水だけでなく脱イオン水やミネラルウォーターも用いることができる。容器は、樹脂製、ガラス製、金属製等であってもよい。容器の材質としては、軽量で容易に入手可能であり、製造の容易さから樹脂製が好ましい。ポリエチレン系ボトルがより好ましく、例えば図1のようなポリエチレンテレフタレート(PET)製ボトルがさらに好ましい。
容器の内容量は、特に制限されないが、使用性及びシャワー時間の点から、水を充填できる容量として300mL以上3L以下が好ましく、350mL以上2L以下がより好ましい。
容器のサイズは用途に合わせて変えることができ、絶対的なものではない。容器のサイズが400mL以上600mL以下の内容量であると、同様の観点から、胴径は50〜135mmが好ましく、55〜115mmが好ましく、60〜85mmがさらに好ましい。高さは、200〜320mmが好ましく、200〜270mmがより好ましく、200〜240mmがさらに好ましい。本発明において、容器の最大内部径は、容器が直立した際に容器の複数の水平断面径のうち最も大きな内部径であるように定義される。
本発明の皮膚洗浄方法は女性、子供、老人が容易に容器を把持することができるくらい容易に取り扱うことができるため、物理的に面倒がない。例えば、女性や子供にとって、使用感を向上する観点から内容積は300mL以上1L以下が好ましい。
さらに、このような適度なサイズであるため、炭酸塩及び/又は炭酸水素塩と酸を水と十分に混合することによって十分な量の二酸化炭素が発生する。容器がこのようなサイズであると、混合溶液が容器から適度な圧力で出ると継続的な洗浄やリフレッシュ効果を享受することができる。
容器のキャップは、ステップ(b)で混合溶液を封止する点及びステップ(d)で混合溶液を容器からキャップを通って放出する点から、容器中の混合溶液を封止及び放出可能とすることができる。当該キャップは、プッシュプルキャップ、フリップアップキャップやねじキャップ等、混合溶液を封止及び放出することができるようになっていてもよい。さらに、キャップには噴出口が設けられていてもよい。キャップの一態様では内側と外側の噴出口があり、混合溶液が内噴出口を通り該噴出口から噴出する。キャップには、噴出口径の調節機能が設けられているのが好ましい。例えば、ねじ式で噴出口径を調節できるようになったキャップが好ましい。
二酸化炭素を含む混合溶液を容器から放出し、洗浄効果、リフレッシュ効果、さらにおそらくは血行促進効果を継続的に発現する観点から、すなわち、ステップ(d)における二酸化炭素含有水溶液(以下、混合溶液を、二酸化炭素含有水溶液ということがある)は、浸漬チューブを備えるキャップが好ましい(図2)。さらに、浸漬チューブは、容器底部まで届く長さであることが好ましい。
本発明の方法において、ステップ(a)により、炭酸塩及び/又は炭酸水素塩は酸により中和され二酸化炭素が発生する。その際、容器はステップ(b)により封鎖されているため、発生した二酸化炭素は部分的に水に溶解し、部分的にヘッドスペース(容器内の混合溶液以外の部分)中の空気とともに気体状である。ヘッドスペース内で発生した二酸化炭素ガスは混合溶液に圧力を与える。
しかしながら、ステップ(d)により、そのような圧力が下がり、混合溶液が瞬間的に容器外に放出される。瞬間的に放出する目的で、効果的な方法の1つは、混合溶液を放出する前に容器を上下逆さにして、そして別の方法は浸漬チューブを有する容器を用いることである。それらの方法を用いることで、二酸化炭素は該チューブを通して放出されるために、ある程度持続して本発明の効果を享受することができる。
次に、炭酸塩及び/又は炭酸水素塩と酸とを含有する組成物(二酸化炭素発生剤である組成物)について説明する。
本発明で用いられる炭酸塩及び/又は炭酸水素塩は、後述する酸による中和により、二酸化炭素を発生させる成分である。発生した二酸化炭素は水溶性であり、皮膚に適用されると洗浄効果及びリフレッシュ感を与える。二酸化炭素は血行促進効果を奏することが期待されている。
炭酸塩及び/又は炭酸水素塩としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム及び炭酸カリウム等から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。なかでも、より良好な発泡性を付与する観点から、炭酸ナトリウム及び炭酸水素ナトリウムから選ばれる1種以上が好ましい。
酸としては、保存安定性を確保する観点から、有機酸が好ましい。有機酸としては、例えば、コハク酸、フマル酸、リンゴ酸、アジピン酸、酒石酸、安息香酸、クエン酸、ピロリドンカルボン酸、サリチル酸、マレイン酸、フタル酸、グルタル酸、シュウ酸等が挙げられ、これらを1種以上用いることができる。なかでも、同様の理由で、コハク酸、フマル酸、リンゴ酸、アジピン酸、酒石酸、安息香酸、クエン酸、ピロリドンカルボン酸及びサリチル酸から選ばれる1種以上が好ましく、コハク酸、フマル酸、リンゴ酸、アジピン酸、酒石酸及びクエン酸から選ばれる1種以上がより好ましく、コハク酸、リンゴ酸及びフマル酸から選ばれる1種以上がさらに好ましい。
前記組成物中の炭酸塩及び炭酸水素塩の総含有量は、二酸化炭素発生効果を高め、洗浄効果、リフレッシュ効果、及び血行促進効果を高める観点から、5質量%以上80質量%以下が好ましく、10質量%以上60質量%以下がより好ましい。
酸の含有量は、上記と同じ理由で、10質量%以上80質量%以下が好ましく、15質量%以上60質量%以下がさらに好ましい。
前記組成物中には、水不溶性/難溶性粉体、清涼化剤、紫外線吸収剤、コンディショニング剤、精油、芳香剤、賦形剤、結合剤、崩壊剤、動植物エキス、抗菌剤、色素、香料、油性成分、界面活性剤等の添加剤を含有させることができる。
本発明の皮膚洗浄方法においては、二酸化炭素含有混合水溶液を、界面活性剤がなくても或いは少量でも、しばらくの間持続的に適用することにより、皮膚を洗浄することができる。このため、本発明の実施態様の一つは、前記組成物全体に対して、界面活性剤の含有量が2質量%以下、好ましくは1質量%以下のものである。これは、本発明の一態様が実質的に界面活性剤を含まない方法を含むという意味である。
水不溶性又は難溶性粉体としては、シリコーン粉末、ベントナイト、硫酸アルミニウムカリウム、フェノールスルホン酸亜鉛等が挙げられる。水不溶性粉体の含有量は、シャワー後の皮膚のさっぱり感や皮膚の滑らかさを得る観点から0.01%以上5%以下が好ましく、0.1%以上2%以下がより好ましく、0.2%以上1%以下がさらに好ましい。
清涼化剤としては、メントール、カンファー、モノメンチルグリセリルエーテル、乳酸メンチル等が挙げられる。清涼化剤の組成物中の含有量は、例えば、清涼化効果を得る観点から質量比で0.01%以上5%以下が好ましく、0.01%以上0.1%以下がより好ましい。
コンディショニング剤としては、保湿、皮膚鱗屑の抑制、及び皮膚由来の蓄積鱗屑の除去を刺激することを目的とした、多価アルコールが挙げられる。典型的な多価アルコールとしては、ポリアルキレングリコールが挙げられ、より好ましくはアルキレングリコール及びその誘導体、例えばプロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトール、ヒドロキシプロピルソルビトール、ヘキシレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、グリセロールエトキシレート、グリセロールプロポキシレート及びその混合物等である。
紫外線吸収剤としては、例えば、パラアミノ安息香酸、p−メトキシ桂皮酸オクチル(p−メトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル)、グリセリルモノ−2−エチルヘキサノイルジパラメトキシシンナメート、シリルイソペンチルトリメトキシシンナメートトリシロキサン及び他の桂皮酸系の紫外線吸収剤、2,2’−ヒドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニルベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン、5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3−ペンタン−2−オン,ビス−エチルヘキシルオキシフェノール−メトキシフェニルトリアジン、2,4,6−トリス[4−(2−エチルヘキシルオキシカルボニル)アニリノ]1,3,5−トリアジン、ジモルホリノピリダジノン等が挙げられる。
精油としては、例えばアンバー油、ベルガモット、シダーウッド、カモミール油、シナモン油、シトロネラ油、サイプレス油、ユーカリ油、ゼラニウム油、ジンジャー油、グレープフルーツ油、ハニー油、ジャスミン油、ラベンダー油、レモン油、ライム油、レモングラス油、ネロリ油、シソ油、バラ油、ローズマリー油、サンダルウッド油、タンジェリン油、ティートリー油、タイム油、イランイラン油等が挙げられる。
芳香剤としては、前記精油以外に、アルデヒド、ケトン、エステル等が挙げられるが、これらに限定されない。
賦形剤としては、例えば水溶性バインダーが挙げられる。酸が水溶性バインダーによって被覆されると、使用前は保存中に包装容器内での反応が抑制され、その一方で使用時には効果的に二酸化炭素を発生させることができる。
水溶性バインダーとしては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリオキシエチレンアルキルエーテル及びポリオキシエチレンフェノールエーテルからなる群より選ばれる少なくとも1種が好ましく、ポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコールからなる群より選ばれる少なくとも1つがより好ましい。
水溶性バインダーの数平均分子量は、粉末化を行う際の粘度調整とハンドリング性を両立する観点から、ポリスチレンを標準としたGPC法で、4,000以上20,000以下が好ましく、6,000以上13,000以下がより好ましく、7,000以上9,000以下が更に好ましい。水溶性バインダーとして、ポリエチレングリコールを測定するために、溶媒として水/エタノールの混合物を使用することができる。
前記水溶性バインダーを用いる場合には、数平均分子量の異なる水溶性バインダーを2種以上組み合わせることができる。
酸に対する賦形剤の含有割合(賦形剤/酸)は、酸の被覆効率を向上させる観点から、2質量%以上20質量%以下が好ましく、5質量%以上15質量%以下がより好ましい。前記範囲内であると、水中での溶解性が向上し、発泡性が高められる。
前記添加剤はその本来の用途に限られず、目的に応じて他の用途に用いてもよく、例えば、芳香剤は冷却剤として用いてもよいし、例えば、芳香剤と冷却剤の効果を有する添加剤のように、本来の用途に加えて他の用途に用いることもできる。
前記組成物の形態としては、水中で速やかに崩壊して二酸化炭素を発生させる観点、及び炭酸塩又は炭酸水素塩の安定性を向上させる観点から、顆粒、粉末、錠剤、ブリケット等が挙げられる。錠剤は、ロータリー式打錠機、油圧式打錠機、エキセントリック式打錠機、ブリケティングマシン、圧縮成形機等で成形される。
これらのうち、容器への入れやすさから、錠剤が好ましい。錠剤は容器の底に向かって沈んだ後水中で二酸化炭素を発生させることができる。そして、錠剤は好ましくは15秒以上120秒以下、より好ましくは20秒以上90秒以下、さらにこのましくは25秒以上70秒以下で溶解することができる。より長持ちさせるために、炭酸塩又は炭酸水素塩の10%以上30%以下、好ましくは15%以上25%以下を不溶にするように混合溶液を含む容器を振ることも好ましい。混合溶液の放出の開始後、流速は徐々に低下する。それにもかかわらず、水中に不溶の炭酸塩又は炭酸水素塩(残渣)が残っている場合には、例えば、容器を再度振って、二酸化炭素ガスを再度生み出すこともできる。
錠剤の平均粒径は好ましくは1mm以上12mm以下であり、より好ましくは1.5mm以上11mm以下であり、さらに好ましくは1.8mm以上10mm以下である。平均粒径はJIS K 0069で測定した粒子径分布として決定することができる。平均高さ(厚さ)は好ましくは0.8mm以上10mm以下で、より好ましくは1.0mm以上8mm以下、さらに好ましくは2mm以上7mm以下である。本発明において、錠剤が直立している状態で、平均粒径は水平に最も大きなサイズで、平均高さは垂直に最も高さのあるサイズを表す。錠剤の形状は特定のものに限定されず、球状形・非球状形であってもよく、及び/又は対称形・非対称形であってもよい。
ここで平均粒径と平均錠剤高さ(厚さ)は、投影面積の最大直径の平均と最大高さ(厚さ)の平均を意味する。
錠剤を迅速に水の底に沈め、そして水に溶かす観点から、錠剤の密度は水の密度(4℃で1.0)より大きい限り、特に限定されず、好ましくは1以上、より好ましくは1より大、さらに好ましくは1.1以上2.5以下である。錠剤の密度はその重量と体積を測定し、続いて重量を体積で割ることによって計算することができる。
錠剤の平均粒子径及び比重が前記範囲にあると、錠剤と水を混合して混合溶液を得る際、錠剤が適度に溶解する。「適度に溶解する」とは、錠剤のほとんどは溶解しているが、一部は未溶解のものが残っていることを意味する。本発明の方法により、持続して一定量の二酸化炭素含有水溶液を皮膚に適用することが可能である。このためには、錠剤が完全には溶解せず、一部が粒として混合溶液に存在していることが好ましい。すなわち、二酸化炭素含有水溶液を皮膚に適用している間に圧が弱くなってきた際、容器を解放状態から封止状態にした上で、再度二酸化炭素を発生させるステップをとることで、さらに二酸化炭素を発生させることができるため、持続して一定の圧をもった二酸化炭素含有水溶液を皮膚に適用できる。
水に迅速に溶ける観点から、粉末が好ましい。粉末の水に溶ける時間は例えば、好ましくは1秒以上20秒以下、より好ましくは5秒以上20秒以下、さらに好ましくは5秒以上10秒以下である。粉末に含まれる粒子径は限定されないが、例えば、0.01mm以上12mm以下である。平均粒子径はJIS K 0069に従って測定されるような粒子径分布として決定することができる。見かけの密度はJIS K 3362に従って測定することができる。さらに、粉末がケーキングすることを防ぐ観点から、抗ケーキング剤が好ましくは粉末に含まれる。好ましい抗ケーキング剤としては、MgO、SiO2、Ca24Si、Mg3Si410(OH)2、タルク、カオリン、ベントナイト等が挙げられる。
実際、水への迅速な溶解の観点から粉末が好ましいが、あまりに溶けるのが速すぎると炭酸塩及び/又は炭酸水素塩と酸との反応が速くなることがある。その結果、混合溶液が溢れてしまうこととなる。溶解速度のバランスの観点から、粉末は小袋に保存していてもよく、該小袋は粉末が水に溶けるのを遅らせるために透過性ないし水溶性であってもよい。粉末を内部に含む小袋は、ステップ(a)の容器内に投入していてもよい。
図6は炭酸塩及び/又は炭酸水素塩と酸が(複数の粉末10として)四面体の小袋100に封入された態様を表す。小袋100の材料は組成物の水への溶解を遅らせる限り特に限定されないが、小袋はメッシュ材料製、フィルター紙製、不織布(例えばポリエチレン)製、水溶性フィルム(例えば、ポリビニルアルコール)製等であってよい。図6において、粉末10は理解しやすくするために拡大されている。例えば、粉末は容器への投入前に小袋内に入れられていてもよい。小袋は水と粉末が直接接触するのを防ぎ、水への溶解を遅らせる。
他の態様において、組成物は内部ストレイナーに投入することができる。図7は内部ストレイナー20の態様を表す。内部ストレイナー20には複数のメッシュ22が設けられている。内部ストレイナー20は容器に取り付け可能に構成されている。例えば、組成物が粉末である場合、粉末はステップ(a)の容器内に設けられた内部ストレイナーに投入することができる。ストレイナー構造は組成物の水への溶解を遅らせる。図7において、内部ストレイナー29はキャップ受け24を上端に有する。図7では、キャップ受け20はねじ構造を介してキャップに結合することができるように構成されている。追加的に又は代替的に、キャップ受け20は、混合溶液が容易に吐出できるように、ねじを介して噴出口に結合可能に構成されている。
ステップ(a)では、容器中で、水と、炭酸塩又は炭酸水素塩と酸とを含有する組成物を混合して混合溶液を得る(図3)。すなわち、容器中で、水と前記組成物とを混合する。例えば、(i)水の入った容器中に前記組成物を投入する、水に前記組成物を添加してすぐにその混合溶液を容器に投入する、(ii)水と前記組成物を同時に又は別々に容器に投入する、又は(iii)前記組成物の入った容器中に水を投入することによって行われる。前記容器に投入される水の量は限定されないが、容器の内部容量以内であって300mL以上3L以下であり、好ましくは350mL以上2L以下であり、さらに好ましくは350mL以上1L以下である。一態様において、容器中の水の量は300mL以上3L以下であって、容器は樹脂製であることが好ましい。
ここで、容器中の(i)炭酸塩及び炭酸水素塩の総含有量の(ii)水に対する質量比[(i)/(ii)]は、十分な高濃度の二酸化炭素含有水溶液を得る点、及び十分な噴射力を得る点から、0.005以上0.5以下が好ましく、0.006以上0.3以下がより好ましく、0.007以上0.1以下がさらに好ましい。本発明において、(i)炭酸塩と炭酸水素塩の総含有量は、水に導入される量または導入する組成物における量を表す。
容器中の前記組成物(iii)の(ii)水に対する質量比[(iii)/(ii)]は、十分な高濃度の二酸化炭素含有水溶液を得る点及び十分な噴射力を得る点から、0.007以上0.08以下が好ましく、0.009以上0.06以下が好ましく、0.01以上0.05以下がさらに好ましい。
容器の内容積に対する水の割合(質量比)は、高濃度の二酸化炭素含有水溶液を得る点、ステップ(c)で容器を振ったときに十分な量の二酸化炭素を発生させる点から0.3以上0.9以下が好ましく、0.5以上0.9以下がより好ましく、0.7以上0.9以下がさらに好ましい。
高濃度の二酸化炭素ガス含有水溶液を得る点、ステップ(c)で二酸化炭素を発生させるステップを行った際に十分な量の二酸化炭素ガスを発生させる点から、ステップ(c)で二酸化炭素ガスを発生させた後の、二酸化炭素含有水溶液に対するヘッドスペースの割合(質量比)は、0.1以上2.3以下が好ましく、0.1以上1.0以下がより好ましく、0.1以上0.4以下がさらに好ましい。
炭酸塩又は炭酸水素塩の溶解性及び身体に噴射したときのリフレッシュ感の点から、用いる水の温度は20℃以上43℃以下が好ましい。リフレッシュ効果を向上する観点から、用いる水の温度は好ましくは20℃以上35℃以下であり、好ましくは25℃以上35℃以下である。温熱効果を高める観点からは、該温度は30℃以上42℃以下が好ましく、より好ましくは38℃以上42℃以下である。
ステップ(b)は、混合溶液の入った容器を封鎖するステップである。具体的には、容器を前記の密封可能なキャップで封鎖することができる。
ステップ(c)は、容器内で二酸化炭素を過飽和に発生させるステップである。二酸化炭素を発生させるステップとしては、容器を静置する、容器を手で振る等の手段が挙げられるが、短時間で効率よく二酸化炭素を発生させる観点から、容器を手で振ることにより、混合溶液を振とうすることが好ましい(図4)。このステップ(c)により、混合溶液中で多量の二酸化炭素を発生させることができる。
容器を振る回数は、本発明の目的によって変わりうる。例えば、二酸化炭素含有水溶液から強い圧力を得ることを望む場合は、高速で容器を振ればよい。他に、長い時間適用を望む場合には、ゆっくりと容器を振ればよい。その速度はどれだけ炭酸塩又は炭酸水素塩が水に溶解したかを観察することで決めることができる。長持ちさせたい場合には、炭酸塩又は炭酸水素塩の好ましくは70%〜90%、より好ましくは75%〜85%が水に溶けるように容器を振ることが好ましい。
ステップ(d)は、混合溶液を容器から放出して身体に適用するステップである(図5)。具体的には、容器内部に多量の二酸化炭素が発生しているので、容器のキャップを開けると、ガス圧で押し出された混合溶液が容器から勢いよく噴出する。このように噴出した液体を身体に適用することができる。
ここで、混合溶液の噴出時間は、簡易かつ短時間に洗浄を行う点から、15秒以上3分以下が好ましく、30秒以上2分以下がより好ましく、45秒以上90秒以下がさらに好ましい。噴出時間をこの範囲に調整するには噴出速度を調整すればよく、噴出速度は前記の炭酸塩又は炭酸水素塩と容器中の水との質量比、容器の内容積に対する水の割合、容器中の水の量、及び容器の噴出口の内径や外径等により決定される。噴出口の位置は限定されず、一態様では、噴出口は容器に設けられており、他の態様では噴出口はキャップに設けられている。噴出口は外部口と内部口を含む。外部口は容器の外側から見えるが、内部口は外部口の反対側に位置する。混合溶液は内部口を通過して、次に外部口から噴出することになる。
噴出口の数や容器の各噴出口の内径や外径は限定されない。噴出口の数は1個でもよく、複数個であってもよく、好ましくは1個以上60個以下であり、より好ましくは1個以上40個以下である。噴出口の数の別の態様は、噴出口の外径とシャワー面積径との比及び噴出口の全面積とシャワー面積の比に左右される。シャワー面積は最も外側の噴出口の縁における最も遠い位置から別の噴出口まで引いた架空の円を有するパターンに配置された単一の噴出口又は複数の噴出口の面積として定義される。噴出口の外径とシャワー面積径との比率は、好ましくは0.01以上0.3以下であり、より好ましくは0.05以上0.17以下である、噴出口の全面積とシャワー面積の比率は好ましくは0.01以上0.2以下であり、より好ましくは0.03以上0.1以下である。噴出口の内径は好ましくは0.01mm以上5mm以下であり、より好ましくは0.01mm以上4mm以下である。噴出口の外径は好ましくは0.01mm以上5mm以下であり、より好ましくは0.1mm以上4mm以下である。
噴出口の形態は、混合溶液が噴出される外側の噴出口と、該噴出側につながる入口側の噴出口との関係で表される。すなわち、下から上に向かって(容器の下部から噴出口に向かって)口径が大きくなっている、又は小さくなっている円錐状であってもよい。また、垂直に直線状であってもよく、下から上に向かって、又は上から下に向かって傾斜していてもよい。具体的には、図9に示すように、下から上に向かって口径が大きくなっている円錐状の1個の噴出口、直線状の2〜30個の噴出口、下から上に向かって傾斜している2〜30個の噴出口等が挙げられる。
噴出口の内径を調節することにより、容器中の混合溶液の噴射時間を調節することができる。すなわち、ステップ(c)の容器内で二酸化炭素を過飽和に発生させるステップにより、ボトル内部で十分な量の二酸化炭素が発生している場合、噴出口の内径を小さくすれば混合溶液の噴射時間を十分長くすることができる。例えば、混合溶液が400mL以上1L以下の場合、噴射時間を45秒以上2分以下に調節したい場合には、各噴出口の内径を1mm以上4mm以下とすることができる。
噴出口の形状は、円形、楕円形、多角形等特に制限はないが、混合溶液を一定の割合でかつ所望の部位に適用する観点から、円形であることが好ましい。
図8は容器を上下逆さにした際の容器内の浸漬チューブを表す。本態様において、浸漬チューブは先端に重りを有する。容器が上下逆さになると、量が減るにもかかわらず容器から混合溶液が吐出され続けるように、浸漬チューブの先端が下に下がる。浸漬チューブは好ましくは重りとつながっていて、容器が上下逆さになると容易に曲がる可撓性チューブである。
ステップ(d)の後に、ステップ(b)〜(d)又はステップ(c)〜(d)を繰り返してもよい。
本発明の方法はまた、更なるステップ;ステップ(e)容器を絞って混合溶液を放出する工程を含んでいてもよい。また、従来の炭酸塩を含まないシャワーを行う前又は後にさらに本発明の方法を使用することができる。本発明の方法は、すすぎステップや乾燥ステップ等の他のステップが全く含まれていない方法を含むことができる。
皮膚に、多量の二酸化炭素を含む混合溶液を噴射することにより、皮膚表面が洗浄されるとともに、皮膚表面の血行促進効果及びリフレッシュ効果が得られる。しかも、これらの効果は極めて短時間でかつ容易な操作により得られる。なおそのうえに、本発明の方法は高含量の二酸化炭素混合物を放出することができるが、これは水と、炭酸塩及び又は炭酸水素塩を含む組成物が使用前に別々に調製されるが使用時に混合されるからである。
本発明の方法はまた全身に対して、二酸化炭素混合物を多量に放出することができるだけでなく、冷却剤、紫外線吸収剤、コンディショニング剤、芳香剤等もこれらを含む組成物を使用することによって放出することができる。すなわち、本発明は水ですすぐステップを要しない、リーブオン・タイプの化粧料として利用することができる。
本発明はさらに、皮膚洗浄剤キットに関する。本発明の皮膚洗浄剤キットは容器、キャップ、炭酸塩及び/又は炭酸水素塩、さらに酸を含む組成物を含むことができ、それらはいずれもすでに述べたものである。本皮膚洗浄キットは本発明の皮膚洗浄方法において使用することができる。
上述の実施形態に関し、本発明はさらに以下の洗浄方法を開示する。
<1>(a)容器中で、水と、炭酸塩又は炭酸水素塩と酸とを含有する組成物を混合して混合溶液を得るステップ、ここで(i)炭酸塩又は炭酸水素塩と容器中の(ii)水との質量比[(i)/(ii)]は0.005以上0.05以下、容器の内容積に対する水の割合は0.7以上0.9以下;
(b)混合溶液の入った容器を封鎖するステップ;
(c)当該容器内で、二酸化炭素を発生させるステップ;及び
(d)混合溶液を容器から放出して皮膚に適用するステップ、
のステップを含む皮膚洗浄方法。
<2>容器が、樹脂製であることが好ましく、ポリエチレン系容器製であることがより好ましく、ポリエチレンテレフタレート(PET)製であることがさらに好ましい<1>に記載の皮膚洗浄方法。
<3>容器の内容量が、300mL以上3L以下が好ましく、350mL以上2L以下がより好ましい<1>又は<2>に記載の皮膚洗浄方法。
<4>容器の最大内径は50mm以上135mm以下が好ましく、55mm以上115mm以下がより好ましく、60mm以上85mm以下がさらに好ましく、及び/又は容器の高さは200mm以上320mm以下が好ましく、200mm以上270mm以下がより好ましく、200mm以上240mm以下がさらに好ましい<1>〜<3>のいずれか1項に記載の皮膚洗浄方法。
<5>容器が噴出口を備えたキャップを有し、キャップは密封可能になっている<1>〜<4>のいずれか1項に記載の皮膚洗浄方法。
<6>容器がさらに容器底部まで届く長さの浸漬チューブを有する<1>〜<5>のいずれか1項に記載の皮膚洗浄方法。
<7>浸漬チューブが容器を上下逆さにしたとき容易に屈曲する、重り付きの柔軟なチューブである<1>〜<6>のいずれか1項に記載の皮膚洗浄方法。
<8>酸が有機酸であり、好ましくはコハク酸、フマル酸、リンゴ酸、アジピン酸、酒石酸、安息香酸、クエン酸、ピロリドンカルボン酸及びサリチル酸からなる群より選択される1以上であり、より好ましくはコハク酸、フマル酸、リンゴ酸、アジピン酸、酒石酸及びクエン酸からなる群より選択される1以上であり、さらに好ましくはコハク酸、フマル酸及びリンゴ酸からなる群より選択される1種以上である<1>〜<7>のいずれか1項に記載の皮膚洗浄方法。
<9>炭酸塩及び炭酸水素塩の総含有量が5質量%以上80質量%以下であり、好ましくは10質量%以上60質量%以下であり、及び/又は酸の含有量が10質量%以上80質量%以下であり、好ましくは15質量%以上60質量%以下である<1>〜<8>のいずれか1項に記載の皮膚洗浄方法。
<10>組成物がさらに水不溶性又は難溶性粉体、清涼化剤、紫外線吸収剤、コンディショニング剤、精油、芳香剤、賦形剤、結合剤、崩壊剤、動植物エキス、抗菌剤、色素、香料、油性成分及び界面活性剤から選ばれる1以上を含有する<1>〜<9>のいずれか1項に記載の皮膚洗浄方法。
<11>水不溶性又は難溶性粉体がシリコーン粉体、ベントナイト、硫酸アルミニウムカリウム及びフェノールスルホン酸亜鉛からなる群より選択される<10>に記載の皮膚洗浄方法。
<12>清涼化剤がメントール、カンファー、モノメンチルグリセリルエーテル及び乳酸メンチルからなる群より選択される<10>に記載の皮膚洗浄方法。
<13>紫外線吸収剤がパラアミノ安息香酸、p−メトキシ桂皮酸オクチル(p−メトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル)、グリセリルモノ−2−エチルヘキサノイルジパラメトキシシンナメート、シリルイソペンチルトリメトキシシンナメートトリシロキサン及び他の桂皮酸系の紫外線吸収剤、2,2’−ヒドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニルベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン、5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3−ペンタン−2−オン,ビス−エチルヘキシルオキシフェノール−メトキシフェニルトリアジン、2,4,6−トリス[4−(2−エチルヘキシルオキシカルボニル)アニリノ]1,3,5−トリアジン、ジモルホリノピリダジノンから選択される<10>に記載の皮膚洗浄方法。
<14>コンディショニング剤がプロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトール、ヒドロキシプロピルソルビトール、ヘキシレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、グリセロールエトキシレート及びグリセロールプロポキシレートからなる群より選択される<10>に記載の皮膚洗浄方法。
<15>精油がアンバー油、ベルガモット、シダーウッド、カモミール油、シナモン油、シトロネラ油、サイプレス油、ユーカリ油、ゼラニウム油、ジンジャー油、グレープフルーツ油、ハニー油、ジャスミン油、ラベンダー油、レモン油、ライム油、レモングラス油、ネロリ油、シソ油、バラ油、ローズマリー油、サンダルウッド油、タンジェリン油、ティートリー油、タイム油、イランイラン油から選択される<10>に記載の皮膚洗浄方法。
<16>組成物が錠剤である<1>〜<15>のいずれか1項に記載の皮膚洗浄方法。
<17>錠剤の平均粒径が好ましくは1mm以上12mm以下であり、より好ましくは1.5mm以上11mm以下であり、さらに好ましくは1.8mm以上10mm以下である<16>に記載の皮膚洗浄方法。
<18>(i)炭酸塩と炭酸水素塩の総含有量の(ii)水に対する質量比[(i)/(ii)]が好ましくは0.006以上0.3以下であり、より好ましくは0.007以上0.1以下である<1>〜<17>のいずれか1項に記載の皮膚洗浄方法。
<19>容器中における(iii)前記組成物の(ii)水に対する質量比、[(iii)/(ii)]が好ましくは0.007以上0.08以下であり、より好ましくは0.009以上0.06以下であり、さらに好ましくは0.01以上0.05以下である<1>〜<18>のいずれか1項に記載の皮膚洗浄方法。
<20>水の容器の内容積に対する割合(容積比)が好ましくは0.3以上0.9以下であり、より好ましくは0.5以上0.9以下であり、さらに好ましくは0.7以上0.9以下である<1>〜<19>のいずれか1項に記載の皮膚洗浄方法。
<21>使用する水の温度が好ましくは20℃以上43℃以下であり、より好ましくは20℃以上35℃以下であり、さらに好ましくは30℃以上43℃以下である<1>〜<20>のいずれか1項に記載の皮膚洗浄方法。
<22>混合液の噴出時間が好ましくは15秒以上3分以下であり、より好ましくは30秒以上2分以下であり、さらに好ましくは45秒以上90秒以下である<1>〜<21>のいずれか1項に記載の皮膚洗浄方法。
<23>容器が1以上の噴出口、好ましくは1以上60以下の噴出口、より好ましくは1以上40以下の噴出口を設けている<1>〜<20>のいずれか1項に記載の皮膚洗浄方法。
<24>噴出口の内径が好ましくは0.01mm以上5mm以下、より好ましくは0.1mm以上4mm以下であり、及び/又は噴出口の外径が好ましくは0.01mm以上5mm以下、より好ましくは0.1mm以上4mm以下である<1>〜<23>のいずれか1項に記載の皮膚洗浄方法。
<25>噴出口が、下から上に向かって口径が大きくなっている円錐状の噴出口、垂直に直線状な形状、又は下から上に向かって傾斜した形状を有する<1>〜<24>のいずれか1項に記載の皮膚洗浄方法。
<26>組成物が粉末であり、その粉末が容器に投入される前に小袋内部に入っている<1>〜<15>のいずれか1項に記載の皮膚洗浄方法。
<27>組成物が粉末であり、容器内に設けられた内部ストレイナーに入れられている、<1>〜<15>のいずれか1項に記載の皮膚洗浄方法。
本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらに限定されない。
[実施例1]
実施例1
(1)錠剤の調製
表1に示す錠剤A、錠剤B及び錠剤Cを混合し、錠剤製造装置によって圧縮成形した。
(2)装置
キャップ付きのPETボトル(ボトル口径:約2.5cm;ボトル高さ:約20.5cm;ボトル胴径:約6.6cm)を用意し、その中に400mLの水を充填した際に123mLのヘッドスペースができるようにした。キャップはねじ式の再閉鎖可能なメカニズムで噴出口は1mm以上4mm以下の口径を有する(口径の形状は直線状で、口数は6である)。
*錠剤Aの他の成分:グルコース、PEG6000、MgO、Ca24Si、シリケート、スクロース脂肪酸エステル、グリシン、香料及び着色料
*錠剤Bの他の成分:Al2(SO43・16H2O、メントール、茶エキス、ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリル、エタノール、香料及び着色料
*錠剤Cの他の成分:MgSO4、乾燥NaSO4、大豆油、PEG(120)、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンEDTA、PVP、BHT、香料及び着色料
(3)評価
(3−1)最初の吐出試験
上記PETボトルのキャップを開けて30℃の水400mLを投入した。続いて、上記の組成物(実施例1−1、1−2、1−3については8g、実施例1−4については4g、実施例1−5については30g)を入れ、PETボトルを表3のキャップで封鎖した。ボトルを片手で30回30cmの振り幅で振った。ボトルを開けると、二酸化炭素含有水溶液が放出され、やがて次回の吐出に用いられる組成物にかかわらず、1回分の吐出における最後の一滴となる。最初の吐出でその容量と時間を測定して、平均容量の流速を決定した。
(3−2)皮膚の洗浄感評価
上記PETボトルのキャップを開け、30℃の水400mLを投入した。続いて、上記組成物(実施例1−1、1−2、1−3については8g、実施例1−4については4g、実施例1−5については30g)を投入した。PETボトルを表3のキャップで封鎖した。ボトルを片手で30回30cmの振り幅で振った。ボトルを開けると、二酸化炭素含有水溶液が放出され、それを専門パネリストの腕にかけた。続いてボトルを再封鎖し、2〜3度再び振った。そして同じ適用方法を全内容物がなくなるまで繰り返した。同時に、他方の腕には水をかけた。上述のような適用を実行した5名のパネリストは、以下に示す5段階の評価基準に従ってタオルで腕を拭いた後の皮膚に触れることにより洗浄感の官能評価を行った。5名のパネリストのスコアの平均値を決定した。
5:明らかな洗浄感あり/全くべとつきがない
4:水のみをかけたときよりも洗浄感あり/さほどべとつきがない
3:水のみをかけた時と変わらない/ややべとつきがある
2:洗浄感は得られず/べとつきがある
1:全く洗浄感は得られず/べとつきがある
(3−3)皮膚のさっぱり感の評価
上記PETボトルのキャップを開け、30℃の水400mLを投入した。続いて、上記組成物(実施例1−1、1−2、1−3については8g、実施例1−4については4g、実施例1−5については30g)を投入した。PETボトルを表3のキャップで封鎖した。ボトルを30回片手で30cmの振り幅で振り、ボトルを開け、二酸化炭素含有水溶液が放出され、それを専門パネリストの腕にかけた。続いてボトルを再封鎖し、2〜3度再び振った。そして同じ適用方法を全内容物がなくなるまで繰り返した。同時に、他方の腕には水をかけた。上述のような適用を実行した5名のパネリストは、タオルで腕を拭いた後、以下に示す5段階の評価基準に従ってさっぱり感の官能評価を行った。5名のパネリストのスコアの平均値を決定した。
5:明らかなさっぱり感がある
4:水のみをかけたときよりもさっぱり感がある
3:水のみをかけた時と変わらない
2:ほとんどさっぱり感がない
1:全くさっぱり感がない
結果を表2に示す。表2の結果より、本方法が実施例1−1、1−2、1−3のような様々な組成物に適用可能であり、また実施例1−1〜1−5のような、炭酸塩及び炭酸水素塩の水に対する様々な質量比によって所望の吐出が可能となることが示される。
前記の処方、容器及びキャップを使用することにより、本方法は全身や、胸、腕、肩、腹、脚といった身体の一部にも14秒から1分超の間適用することができ、清潔感とさっぱり感を付与した。
[実施例2]
キャップ付きのPETボトル(ボトル口径:約2.5cm;ボトル高さ:約20.5cm;ボトル胴径:約6.6cm)に400mLの水を充填し、123mLのヘッドスペースができるように準備した。キャップはねじ式の再封止可能な機構で噴出口が設けられていた。キャップの噴出口は図7の#1、#2、#3に示すように変更し、表1の錠剤B(表3参照)を使用して混合溶液の噴出口からの噴出状態を検証した。
この操作により、キャップの態様にかかわらず、腕の汗もきれいに洗い流された。そしてさらなるさっぱり感が得られた。
[実施例3]
(1)組成物 表1の錠剤Cを本実施例で用いた。
(2)装置
水を400mL充填したときに、ヘッドスペースが123mL生じるキャップ付きPETボトル(ボトルの口径約2.5cm、ボトルの高さ約20.5cm、ボトルの胴径6.6cm)を準備した。表3のキャップ#2を用いた。浸漬チューブを実施例2−5のキャップに繋げた。
(3)最初の吐出試験
ボトルを30〜60回片手で10〜30cmの振り幅で振った以外は実施例1と同じ方法で試験を行った。表4において「吐出前の混合溶液中に残る組成物」は、この方法が最初の噴出後にボトルを封止して振ることで再び利用できたかどうかを表す。
(4)皮膚の洗浄感の評価
ボトルを30〜60回片手で10〜30cmの振り幅で振った以外は実施例1に記載されたのと同じ方法で試験を行った。
(5)さっぱり感の評価
ボトルを30〜60回片手で10〜30cmの振り幅で振った以外は実施例1と同じ方法で試験を行った。
この操作により、腕の汗はきれいに洗い流され、さらにさっぱり感が得られた。加えて、血流促進効果によると思われる皮膚の赤みがかすかに生じた。
[実施例4]
(1)本発明との比較のための方法
実施例2−1(表4参照)を、(1)使用時間を同じくして水のみでの一般的なシャワー、(2)混合溶液と同じ量の混合組成物を一般的な器具(バケツ)で浴びる方法の比較対照方法と比べた。混合溶液を胸、腕、肩、腹及び脚にかけて、その後タオルで拭き取った。本発明における液量はバケツを用いるという従来法での液量よりも少ないことが分かった。
(2)評価方法
5名の評価者が洗浄能力、使用中の柔軟性及び前記のような洗浄方法を行った後で装置をある場所から別の場所へ運搬することによる持ち運びやすさの優劣を、最も優れるから劣るまで「A」、「B」及び「C」のスコアで評価を行った。
条件及び結果は表5に示す。本発明が比較対照(1)及び(2)に対して優れた効果を奏することは明らかである。
他の態様において、組成物は内部ストレイナーに投入することができる。図7は内部ストレイナー20の態様を表す。内部ストレイナー20には複数のメッシュ22が設けられている。内部ストレイナー20は容器に取り付け可能に構成されている。例えば、組成物が粉末である場合、粉末はステップ(a)の容器内に設けられた内部ストレイナーに投入することができる。ストレイナー構造は組成物の水への溶解を遅らせる。図7において、内部ストレイナー29はキャップ受け24を上端に有する。図7では、キャップ受け20はねじ構造を介してキャップに結合することができるように構成されている。追加的に又は代替的に、キャップ受け24は、混合溶液が容易に吐出できるように、ねじを介して噴出口に結合可能に構成されている。
<7>浸漬チューブが容器を上下逆さにしたとき容易に屈曲する、重り付きの柔軟なチューブである<6>に記載の皮膚洗浄方法。
<24>噴出口の内径が好ましくは0.01mm以上5mm以下、より好ましくは0.1mm以上4mm以下であり、及び/又は噴出口の外径が好ましくは0.01mm以上5mm以下、より好ましくは0.1mm以上4mm以下である<5>又は<23>に記載の皮膚洗浄方法。
<25>噴出口が、下から上に向かって口径が大きくなっている円錐状の噴出口、垂直に直線状な形状、又は下から上に向かって傾斜した形状を有する<5>、<23>又は<24>のいずれか1項に記載の皮膚洗浄方法。

Claims (9)

  1. (a)水と、炭酸塩及び/又は炭酸水素塩と酸とを含有する組成物を容器中で混合して混合溶液を得るステップ、ここで容器中の(i)炭酸塩及び炭酸水素塩の総含有量の(ii)水に対する質量比[(i)/(ii)]は0.005以上0.05以下であり、容器の内容積に対する水の割合は0.7以上0.9以下である;
    (b)混合溶液の入った容器を封鎖するステップ;
    (c)容器内で二酸化炭素を過飽和に発生させるステップ;及び
    (d)混合溶液を容器から放出して皮膚に適用するステップ、
    を有することを特徴とする皮膚洗浄方法。
  2. 前記組成物が、さらに水不溶性又は難水溶性粉体を含有する請求項1記載の皮膚洗浄方法。
  3. 前記組成物が、さらに清涼化剤、コンディショニング剤、精油及び/又は芳香剤を含有する請求項1又は2記載の皮膚洗浄方法。
  4. 前記容器が、内部に混合溶液を密封及び放出可能なキャップ付き容器であり、ステップ(d)が混合溶液をキャップを通って放出するステップである請求項1〜3のいずれか1項記載の皮膚洗浄方法。
  5. ステップ(c)が、容器を手で振るか、混合溶液を撹拌するステップである請求項1〜4のいずれか1項記載の皮膚洗浄方法。
  6. 前記容器中の水の容量が400mL〜2Lであり、容器が樹脂製である請求項1〜5のいずれか1項記載の皮膚洗浄方法。
  7. 前記キャップが容器の底まで達する長さの浸漬チューブを有する、請求項4〜6のいずれか1項に記載の皮膚洗浄方法。
  8. 前記組成物が顆粒、粉末、錠剤及びブリスケットからなる群より選択される固体である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の皮膚洗浄方法。
  9. 容器、キャップ、並びに炭酸塩及び/又は炭酸水素塩と酸とを含有する組成物を含む皮膚洗浄剤キット。
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