JP2021193286A - 噴射制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】昇圧速度の低下を未然に回避し、噴射制御を適切に行う。【解決手段】噴射制御装置1は、昇圧スイッチを昇圧スイッチング制御して昇圧コンデンサを充電し、バッテリ電源から昇圧電源を供給する昇圧制御部13と、昇圧電圧をモニタする昇圧電圧モニタ部14と、区間モニタモードにおいて昇圧スイッチのオンエッジから所定時間経過後のタイミングからオフエッジのタイミングまでの区間を昇圧モニタ区間として設定する昇圧モニタタイミング制御部15と、を備える。昇圧制御部は、昇圧モニタ区間内で昇圧電圧が昇圧停止閾値以上になると、昇圧スイッチング制御を停止して昇圧を停止する。【選択図】図1

Description

本発明は、噴射制御装置に関する。
噴射制御装置は、昇圧スイッチを昇圧スイッチング制御して昇圧コンデンサを充電し、バッテリ電源から昇圧電源を供給する。例えば特許文献1には、昇圧スイッチのオン中、又は昇圧スイッチがオンからオフに切替わったタイミングで昇圧電圧を検出し、その検出した昇圧電圧が昇圧停止閾値以上になると昇圧を停止する構成が開示されている。
特開2018−71449号公報
昇圧コンデンサとしてアルミ電解コンデンサが用いられる構成が考えられている。アルミ電解コンデンサが用いられる構成では、昇圧電流がアルミ電解コンデンサへ流入すると、アルミ電解コンデンサが持つ直流抵抗成分であるESR(Equivalent Series Resistance)により昇圧電圧が跳ね上がることがある。そのため、単純に昇圧電圧が昇圧停止閾値以上になったときに昇圧を停止する特許文献1の構成では、実際にはアルミ電解コンデンサの充電電圧が充電完了と見做し得る値に達していないにも拘らず充電完了と見做し、昇圧停止のタイミングを誤判定してしまうことになる。
昇圧停止のタイミングを誤判定してしまうと、昇圧スイッチのオフ時間が次第に長くなり、昇圧開始から昇圧電圧が目標電圧に到達するまでに要する時間が長くなり、昇圧速度が低下する。昇圧速度が低下すると、エンジン高回転時や多段噴射時において次の燃料噴射弁の通電時までに昇圧電圧が回復しなくなり、電流波形の立ち上がりが鈍化し、燃料噴射弁の開弁が遅れて噴射量が低減する。その結果、エミッションが悪化したり最悪の場合は燃料噴射弁を開弁させることができずに失火に至ったりする虞がある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、昇圧速度の低下を未然に回避することができ、噴射制御を適切に行うことができる噴射制御装置を提供することにある。
請求項1に記載した発明によれば、昇圧制御部(13)は、昇圧スイッチを昇圧スイッチング制御して昇圧コンデンサを充電し、バッテリ電源から昇圧電源を供給する。昇圧電圧モニタ部(14)は、昇圧電圧をモニタする。昇圧モニタタイミング制御部(15)は、区間モニタモードにおいて昇圧スイッチのオンエッジから所定時間経過後のタイミングからオフエッジのタイミングまでの区間を昇圧モニタ区間として設定する、昇圧制御部は、昇圧モニタ区間内で昇圧電圧が昇圧停止閾値以上になると、昇圧スイッチング制御を停止して昇圧を停止する。
昇圧コンデンサとしてアルミ電解コンデンサが用いられる構成において、アルミ電解コンデンサが持つ直流抵抗成分であるESRにより昇圧電圧が跳ね上がることに対し、昇圧スイッチのオンエッジから所定時間経過後のタイミングからオフエッジのタイミングまでの区間を昇圧モニタ区間として設定し、その設定した昇圧モニタ区間内で昇圧電圧が昇圧停止閾値以上になると、昇圧スイッチング制御を停止して昇圧を停止するようにした。これにより、単純に昇圧電圧が昇圧停止閾値以上になったときに昇圧を停止する従来構成とは異なり、昇圧モニタ区間内で昇圧電圧を判定することで昇圧停止のタイミングを適切に判定することができる。その結果、昇圧速度の低下を未然に回避することができ、噴射制御を適切に行うことができる。
第1実施形態を示す機能ブロック図 昇圧停止判定の動作シーケンスを示すタイミングチャート フローチャート 充放電の動作シーケンスを示すタイミングチャート 比較対象の昇圧停止判定の動作シーケンスを示すタイミングチャート 第2実施形態の昇圧停止判定の動作シーケンスを示すタイミングチャート
以下、噴射制御装置の幾つかの実施形態について図面を参照して説明する。以下に示す各実施形態において、先行する実施形態で説明した内容に対応する部分には同一の参照符号を付し、重複する説明を省略することがある。
(第1実施形態)
第1実施形態について図1から図5を参照して説明する。図1に示すように、噴射制御装置1は、例えば自動車等の車両に搭載されている内燃機関に燃料を噴射するソレノイド式の燃料噴射弁2a〜2dの駆動を制御する装置であり、電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)から構成される。燃料噴射弁2aと燃料噴射弁2dは逆位相となる関係の気筒に配置されており、燃料噴射弁2aの噴射と燃料噴射弁2dの噴射はオーバーラップしない関係にある。燃料噴射弁2bと燃料噴射弁2cは逆位相となる関係の気筒に配置されており、燃料噴射弁2bの噴射と燃料噴射弁2cの噴射はオーバーラップしない関係にある。換言すれば、燃料噴射弁2aの噴射や燃料噴射弁2dの噴射と燃料噴射弁2bの噴射や燃料噴射弁2cの噴射はオーバーラップする関係にある。本実施形態では、4本の燃料噴射弁2a〜2dによる4気筒の構成を例示しているが、任意の気筒数でも良く、例えば6気筒や8気筒等の構成にも適用することができる。
噴射制御装置1は、制御IC3と、昇圧回路4と、駆動回路5とを備える。制御IC3は、例えばASICによる集積回路装置であり、例えばCPUやロジック回路等の制御部と、RAMやROMやEEPROM等の記憶部と、コンパレータによる比較器等を備え、ハードウェア及びソフトウェアに基づいて各種制御を実行する。制御IC3は、外部に設けられているセンサ(図示せず)からセンサ信号を入力すると、噴射指令タイミングを算出し、その算出した噴射指令タイミングにしたがって駆動回路5を駆動する。
駆動回路5は、上流側スイッチ6と、下流側スイッチ7とを備える。上流側スイッチ6は、燃料噴射弁2a〜2dの上流側に設けられているスイッチであり、燃料噴射弁2a〜2dへの昇圧電源Vboostの放電をオンオフするためのピーク電流駆動スイッチと、バッテリ電源VBを用いて定電流制御するためのバッテリ電圧駆動スイッチとを備える。昇圧電源Vboostは例えば65ボルトであり、バッテリ電源VBは例えば12ボルトである。ピーク電流駆動スイッチやバッテリ電圧駆動スイッチは、例えばnチャネル型のMOSトランジスタを用いて構成されるが、バイポーラトランジスタ等の他種類のトランジスタを用いて構成されても良い。下流側スイッチ7は、燃料噴射弁2a〜2dの下流側に設けられているスイッチであり、気筒を選択するためのローサイド駆動スイッチを備える。ローサイド駆動スイッチも、上記したピーク電流駆動スイッチやバッテリ電圧駆動スイッチと同様に、例えばnチャネル型のMOSトランジスタを用いて構成されるが、バイポーラトランジスタ等の他種類のトランジスタを用いて構成されても良い。
駆動回路5は、後述する通電制御部17により通電電流プロファイルにしたがって上流側スイッチ6及び下流側スイッチ7がスイッチング制御されることで駆動する。駆動回路5は、駆動すると燃料噴射弁2a〜2dに対してピーク電流駆動及び定電流駆動を行うことで燃料噴射弁2a〜2dの開弁及び閉弁を制御し、燃料噴射弁2a〜2dから内燃機関への燃料の噴射を制御する。
昇圧回路4は、例えばインダクタから構成される昇圧コイル8と、例えばMOSトランジスタから構成される昇圧スイッチ9と、電流検出抵抗10と、昇圧ダイオード11と、昇圧コンデンサ12とを図示形態に備えた昇圧チョッパ回路によるDCDCコンバータにより構成されている。昇圧回路4の形態は、図示形態に限らず、様々な形態を適用することができる。昇圧回路4は、後述する昇圧制御部13により昇圧スイッチ9が昇圧スイッチング制御されることで昇圧コイル8に蓄積された電流エネルギーを昇圧ダイオード11により整流し、その整流した電流エネルギーを昇圧コンデンサ12に蓄積して昇圧コンデンサ12を充電し、バッテリ電源VBから昇圧電源Vboostを供給する。昇圧コンデンサ12としてはアルミ電解コンデンサが用いられている。
制御IC3は、昇圧制御部13と、昇圧電圧モニタ部14と、昇圧モニタタイミング制御部15と、論理積回路16と、通電制御部17とを備える。制御IC3が提供する機能は、実体的なメモリ装置であるROMに記憶されているソフトウェア及びそれを実行するコンピュータ、ソフトウェアのみ、ハードウェアのみ、又はそれらの組み合わせにより提供することができる。
昇圧制御部13は、電流検出抵抗10に流れる電流を検出すると共に、昇圧要否を昇圧要否判定部13aにより判定し、昇圧電圧が昇圧開始閾値以下になったことで昇圧要を判定すると、昇圧スイッチ9による昇圧スイッチング制御を開始して昇圧を開始する(図2中(ア)参照)。昇圧を開始したことで昇圧電流が昇圧コンデンサ12へ流入すると、アルミ電解コンデンサが持つ直流抵抗成分であるESR(Equivalent Series Resistance)により昇圧電圧が約10V程度跳ね上がる(図2中(イ)参照)。
昇圧電圧モニタ部14は、昇圧コンデンサ12の陽極とグランドとの間の電圧を検出し、昇圧電圧をモニタする。昇圧電圧モニタ部14は、昇圧電圧をモニタするモニタモードとして、昇圧電圧を常時モニタする常時モニタモードと、昇圧電圧を間欠的にモニタする区間モニタモードとを切替可能であり、常時モニタモードと区間モニタモードとを切替えて昇圧電圧をモニタする。昇圧電圧モニタ部14は、ローパスフィルタ14aを通過後の昇圧電圧を、予め設定されている昇圧停止閾値及び昇圧開始閾値と比較回路14bにより比較する。昇圧電圧モニタ部14は、ローパスフィルタ14aを通過後の昇圧電圧が昇圧停止閾値以上になると(図2中(ウ)参照)、論理積回路16の第1入力端子への出力をオフからオンに切替え、その後、ローパスフィルタ14aを通過後の昇圧電圧が昇圧開始閾値以下になると、論理積回路16の第1入力端子への出力をオンからオフに切替える。
昇圧制御部13は、論理積回路16の出力端子から昇圧要否判定部13aへの入力がオフからオンに切替わったと判定すると、昇圧モニタ区間の切替指示を昇圧モニタタイミング制御部15に出力し、昇圧モニタタイミング制御の無効から有効への切替を昇圧モニタタイミング制御部15に指示し、常時モニタモードから区間モニタモードへ移行する。
昇圧モニタタイミング制御部15は、昇圧モニタ区間の切替指示を昇圧制御部13から入力すると、昇圧モニタタイミング制御を無効から有効に切替え、区間モニタモードにおける昇圧スイッチ9の昇圧スイッチング制御毎の昇圧モニタ区間を設定する(図2中(エ)参照)。昇圧モニタタイミング制御部15は、昇圧制御部13から昇圧スイッチ9のオンエッジのタイミングを入力することで、その昇圧スイッチ9のオンエッジから所定時間後のタイミングから昇圧スイッチ9のオフエッジのタイミングまでの区間をタイマカウンタ15aにより昇圧モニタ区間として設定する。
昇圧モニタタイミング制御部15は、昇圧スイッチ9のオンエッジから所定時間後のタイミングになると、論理積回路16の第2入力端子への出力をオフからオンに切替え、その後、昇圧スイッチ9のオフエッジのタイミングになると、論理積回路16の第2入力端子への出力をオンからオフに切替える。即ち、昇圧モニタタイミング制御部15は、昇圧モニタ区間において論理積回路16の第2入力端子への出力をオンに保持する。昇圧モニタタイミング制御部15は、昇圧スイッチ9の昇圧スイッチング制御毎に昇圧モニタ区間を設定することで、過昇圧に陥る状況を未然に回避している。
昇圧スイッチ9による昇圧スイッチング制御が進むことで昇圧電圧が上昇するが、昇圧電圧が目標電圧値まで到達していないと、昇圧モニタ区間内でローパスフィルタ14aを通過後の昇圧電圧が昇圧停止閾値以上になることはない。この状態では、論理積回路16の出力端子から昇圧制御部13の昇圧要否判定部13aへの出力はオフである。その後、昇圧スイッチ9による昇圧スイッチング制御が更に進むことで昇圧電圧が上昇し、昇圧電圧が目標電圧値まで到達すると、昇圧モニタ区間内でローパスフィルタ14aを通過後の昇圧電圧が昇圧停止閾値以上になる(図2中(オ)参照)。この状態では、論理積回路16の出力端子から昇圧制御部13の昇圧要否判定部13aへの出力はオフからオンに切替わる。
昇圧制御部13は、論理積回路16の出力端子から昇圧要否判定部13aへの入力がオフからオンに切替わると、昇圧不要と判定し、昇圧スイッチ9による昇圧スイッチング制御を停止して昇圧を停止する。昇圧制御部13は、昇圧を停止すると、昇圧モニタ区間の切替指示の出力を停止し、昇圧モニタタイミング制御の有効から無効への切替を昇圧モニタタイミング制御部15に指示し、区間モニタモードから常時モニタモードへ移行し、昇圧要否判定部13aによる昇圧要否判定を停止する。昇圧モニタタイミング制御部15は、昇圧モニタタイミング制御の有効から無効への切替えを昇圧制御部13から入力すると、昇圧モニタタイミング制御を有効から無効に切替える。
次に、上記した構成の作用について図3から図5を参照して説明する。
制御IC3は、昇圧モニタ処理の開始イベントの発生を所定周期で監視しており、昇圧モニタ処理の開始イベントの発生を検出すると、昇圧モニタ処理を開始する。制御IC3は、昇圧モニタ処理を開始すると、常時モニタモードを開始する(S1)。制御IC3は、ローパスフィルタ14aを通過後の昇圧電圧を昇圧開始閾値と比較し、ローパスフィルタ14aを通過後の昇圧電圧が昇圧開始閾値以下であるか否かを判定する(S2)。制御IC3は、ローパスフィルタ14aを通過後の昇圧電圧が昇圧開始閾値以下であると判定すると(S2:YES)、昇圧スイッチング制御を開始して昇圧を開始する(S3)。
制御IC3は、ローパスフィルタ14aを通過後の昇圧電圧を昇圧停止閾値と比較し、ローパスフィルタ14aを通過後の昇圧電圧が昇圧停止閾値以上になったか否かを判定する(S4)。制御IC3は、ローパスフィルタ14aを通過後の昇圧電圧が昇圧停止閾値以上になったと判定すると(S4:YES)、常時モニタモードを停止し、常時モニタモードから区間モニタモードへ移行し(S5)、昇圧スイッチング制御を継続して昇圧を継続する(S6)。制御IC3は、常時モニタモードを停止すること昇圧電圧の常時モニタを停止する。
制御IC3は、昇圧モニタ区間に突入したか否かを判定し(S7)、昇圧モニタ区間に突入したと判定すると(S7:YES)、昇圧モニタ区間において昇圧電圧をモニタし(S8)、昇圧モニタ区間内でローパスフィルタ14aを通過後の昇圧電圧が昇圧停止閾値以上になったか否かを判定する(S9)。制御IC3は、昇圧モニタ区間内でローパスフィルタ14aを通過後の昇圧電圧が昇圧停止閾値以上になっていないと判定すると(S9:NO)、ステップS6に戻り、ステップS6以降を繰り返す。
一方、制御IC3は、昇圧モニタ区間内でローパスフィルタ14aを通過後の昇圧電圧が昇圧停止閾値以上になったと判定すると(S9:YES)、昇圧スイッチング制御を停止して昇圧を停止し(S10)、区間モニタモードを停止し、区間モニタモードから常時モニタモードへ移行し(S11)、昇圧モニタ処理を終了し、次の昇圧モニタ処理の開始イベントの発生を待機する。
昇圧電圧の精度は燃料噴射弁2a〜2dの噴射量精度に影響を及ぼすので、エンジン高回転時や多段噴射時における最小噴射周期では、図4に示すように、噴射による放電により降下した昇圧電圧は次の噴射時までに目標電圧値まで到達していることが必須となる。制御IC3は、昇圧を停止すると、区間モニタモードから常時モニタモードへ移行することで昇圧電圧を常時モニタすることが可能となり、昇圧電圧が上昇して次の噴射時までに目標電圧値まで到達しているか否かを判定することが可能となる。
図5に示すように、単純に昇圧電圧が昇圧停止閾値以上になったときに昇圧を停止する従来構成では、昇圧停止のタイミングを誤判定してしまうことになる(図5中(カ)参照)。昇圧停止のタイミングを誤判定してしまうと、昇圧スイッチのオフ時間が次第に長くなり、昇圧開始から昇圧電圧が目標電圧に到達するまでに要する時間が長くなり、昇圧速度が低下する。これに対し、本実施形態では、昇圧スイッチのオンエッジから所定時間経過後のタイミングからオフエッジのタイミングまでの区間を昇圧モニタ区間として設定し、その設定した昇圧モニタ区間内で昇圧電圧が昇圧停止閾値以上になると、昇圧スイッチング制御を停止して昇圧を停止することで、昇圧速度の低下を未然に回避することが可能となる。
第1実施形態によれば、噴射制御装置1において、昇圧コンデンサ12が持つ直流抵抗成分であるESRにより昇圧電圧が跳ね上がることに対し、昇圧スイッチ9のオンエッジから所定時間経過後のタイミングからオフエッジのタイミングまでの区間を昇圧モニタ区間として設定し、その設定した昇圧モニタ区間内で昇圧電圧が昇圧停止閾値以上になると、昇圧スイッチング制御を停止して昇圧を停止するようにした。これにより、単純に昇圧電圧が昇圧停止閾値以上になったときに昇圧を停止する従来構成とは異なり、昇圧モニタ区間内で昇圧電圧を判定することで昇圧停止のタイミングを適切に判定することができる。その結果、昇圧速度の低下を未然に回避することができ、噴射制御を適切に行うことができる。
噴射制御装置1において、常時モニタモードにおいて昇圧電圧が昇圧停止閾値以上になると、常時モニタモードから区間モニタモードへ移行するようにした。昇圧電圧を常時モニタする常時モニタモードを設けることで、昇圧電圧が昇圧開始閾値以下になったか否かを常時判定することができ、昇圧電圧が昇圧開始閾値以下になると、昇圧を迅速に開始することができる。
噴射制御装置1において、昇圧を停止すると、区間モニタモードから常時モニタモードへ移行するようにした。常時モニタモードへ移行することで、次の昇圧開始を適切に準備することができ、昇圧電圧が昇圧開始閾値以下になると、昇圧を迅速に開始することができる。
噴射制御装置1において、昇圧スイッチング制御毎に昇圧モニタ区間を設定するようにした。過昇圧に陥る状況を未然に回避することができる。
噴射制御装置1において、所定時間を計測するタイマカウンタ15aを備える構成とした。タイマカウンタ15aのカウント値により所定時間を設定することで、タイマカウンタ15aのカウント値により昇圧モニタ区間を設定することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態について図6を参照して説明する。第2実施形態では、昇圧スイッチ9の下流側の昇圧電流をモニタし、昇圧電流が上限閾値に到達するまで昇圧スイッチ9をオンし、予め設定されておりオフ時間だけ昇圧スイッチ9をオフし、このような昇圧スイッチ9のオンオフを繰り返して昇圧する。他にも、昇圧コンデンサ12の下流電流をモニタし、昇圧コンデンサ12の下流電流によりオフ時間を計測しても良い。
昇圧スイッチング制御時の昇圧電流勾配は、バッテリ電圧や昇圧コイルの温度特性によって大きく変動する。昇圧スイッチング制御のオン時間が変動するとモニタ区間にも影響するので、最悪を見込んで設定すると効果の範囲が減少してしまう。そこで、昇圧スイッチング制御のオン時間の変化に所定時間を追従させることで効果が最大となるように設計することが可能となる。
昇圧モニタタイミング制御部15は、昇圧スイッチング制御のオン時間を計測し、オン時間から任意の時間を減算した時間を所定時間として設定する。任意の時間はモニタに必要な時間であり、フィルタ時間(ソフトフィルタ含む)と判定ロジックの処理時間とを含む時間である。又、昇圧モニタタイミング制御部15は、昇圧スイッチング制御のオン時間を計測し、オン時間に対して比例関係となるように算出した時間を所定時間として設定する。オン時間に対して比例関係となる時間はオン時間に対して所定係数(例えば80%等)を乗じた時間である。
第2実施形態によれば、噴射制御装置1において、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができ、昇圧速度の低下を未然に回避することができ、噴射制御を適切に行うことができる。
噴射制御装置1において、所定時間を可変に設定するようにした。例えばバッテリ電圧や昇圧コイル8の温度特性等を考慮してソフトウエアにより所定時間を可変に設定することで最適な所定時間を設定することができ、最適な昇圧モニタ区間を設定することができる。
噴射制御装置1において、昇圧スイッチング制御のオン時間から任意の時間を減算した時間を所定時間として設定するようにした。昇圧スイッチング制御のオン時間を基準とし、オン時間から任意の時間を減算することで所定時間を設定することができる。
噴射制御装置1において、昇圧スイッチング制御のオン時間に対して比例関係となるように算出した時間を所定時間として設定するようにした。昇圧スイッチング制御のオン時間を基準とし、オン時間に対して比例関係となる時間を算出することで所定時間を設定することができる。
噴射制御装置1において、常時モニタモードにおける昇圧スイッチング制御のオン時間を計測し、常時モニタモードにおける昇圧スイッチング制御のオン時間に基づいて所定時間を設定するようにした。区間モニタモードに移行する直前の常時モニタモードにおける昇圧スイッチング制御のオン時間として所定回数の平均値を採用することで、ばらつきの影響を低減することができる。
(その他の実施形態)
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、更には、それらに一要素のみ、それ以上、或いはそれ以下を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
図面中、1は噴射制御装置、9は昇圧スイッチ、12は昇圧コンデンサ、13は昇圧制御部、14は昇圧電圧モニタ部、15は昇圧モニタタイミング制御部である。

Claims (10)

  1. 昇圧スイッチを昇圧スイッチング制御して昇圧コンデンサを充電し、バッテリ電源から昇圧電源を供給する昇圧制御部(13)と、
    昇圧電圧をモニタする昇圧電圧モニタ部(14)と、
    区間モニタモードにおいて前記昇圧スイッチのオンエッジから所定時間経過後のタイミングからオフエッジのタイミングまでの区間を昇圧モニタ区間として設定する昇圧モニタタイミング制御部(15)と、を備え、
    前記昇圧制御部は、前記昇圧モニタ区間内で昇圧電圧が昇圧停止閾値以上になると、前記昇圧スイッチング制御を停止して昇圧を停止する噴射制御装置。
  2. 前記昇圧制御部は、前記昇圧電圧を常時モニタする常時モニタモードにおいて前記昇圧電圧が昇圧停止閾値以上になると、前記常時モニタモードから前記区間モニタモードへ移行する請求項1に記載した噴射制御装置。
  3. 前記昇圧制御部は、昇圧を停止すると、前記区間モニタモードから前記常時モニタモードへ移行する請求項2に記載した噴射制御装置。
  4. 前記昇圧モニタタイミング制御部は、前記昇圧スイッチング制御毎に前記昇圧モニタ区間を設定する請求項1から3の何れか一項に記載した噴射制御装置。
  5. 前記昇圧モニタタイミング制御部は、前記所定時間を計測するタイマカウンタを備える請求項1から4の何れか一項に記載した噴射制御装置。
  6. 前記昇圧モニタタイミング制御部は、前記所定時間を可変に設定する請求項1から5の何れか一項に記載した噴射制御装置。
  7. 前記昇圧モニタタイミング制御部は、昇圧スイッチング制御のオン時間を計測し、前記オン時間から任意の時間を減算した時間を前記所定時間として設定する請求項1から6の何れか一項に記載した噴射制御装置。
  8. 前記昇圧モニタタイミング制御部は、昇圧スイッチング制御のオン時間を計測し、前記オン時間に対して比例関係となるように算出した時間を前記所定時間として設定する請求項1から6の何れか一項に記載した噴射制御装置。
  9. 前記昇圧モニタタイミング制御部は、前記昇圧電圧を常時モニタする常時モニタモードにおける昇圧スイッチング制御のオン時間を計測し、その計測したオン時間に基づいて前記所定時間を設定する請求項7又は8に記載した噴射制御装置。
  10. 前記昇圧制御部は、昇圧開始閾値を前記昇圧停止閾値よりも小さく設定する請求項1から9の何れか一項に記載した噴射制御装置。
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