JP2021186569A - 出力制御システム、出力制御方法、端末プログラム、端末装置および情報処理方法 - Google Patents

出力制御システム、出力制御方法、端末プログラム、端末装置および情報処理方法 Download PDF

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浩之 丹治
Hiroyuki Tanji
裕之 原田
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Abstract

【課題】トイレトレーニングを開始すべき適切な時期を把握させること。【解決手段】本願に係る出力制御システムは、乳幼児の身体的な機能の状態を示す状態情報と、前記乳幼児の行動を示す行動情報とを取得する取得手段と、前記状態情報と前記行動情報とに基づいて、トイレでの***行為を促すトイレトレーニングを開始するタイミングを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に基づく情報である出力情報を出力させる出力制御手段とを有することを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、出力制御システム、出力制御方法、端末プログラム、端末装置および情報処理方法に関する。
従来、子供がトイレで一人で用を足すことができるよう訓練するトイレトレーニングに関する技術が提案されている。例えば、子供のトイレ訓練における親などの介護者を支援する技術が提案されている。
特表2011−526520号公報
しかしながら、上記の従来技術では、トイレトレーニングを開始すべき適切な時期を把握させることができるとは限らない。例えば、上記の従来技術では、子供の濡れ方の特徴と関係する1つのレディネス目標に関する指標を含む第1の吸収性用品を、トイレ訓練未経験の子供に使用し、また、第1の吸収性用品には存在しないトイレ訓練機能を有する第2の吸収性用品についての情報を介護者に提供する。そして、上記の従来技術では、子供がレディネス目標に到達した時に第1の吸収性用品から第2の吸収性用品への切り替えを介護者に勧告する。
このように、上記の従来技術は、トイレ訓練を進めるため次の段階の用品への切り替え時期を介護者が判断するのを支援するものであるため、必ずしもトイレトレーニングを開始すべき適切な時期を把握させることができるとは限らない。
本願に係る出力制御システムは、上記に鑑みてなされたものであって、トイレトレーニングを開始すべき適切な時期を把握させることを目的とする。
本願に係る出力制御システムは、乳幼児の身体的な機能の状態を示す状態情報と、前記乳幼児の行動を示す行動情報とを取得する取得手段と、前記状態情報と前記行動情報とに基づいて、トイレでの***行為を促すトイレトレーニングを開始するタイミングを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に基づく情報である出力情報を出力させる出力制御手段とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、トイレトレーニングを開始すべき適切な時期を把握させることができる。
図1は、実施形態にかかる出力制御処理の全体像を示す図である。 図2は、実施形態に係る出力制御処理に含まれる判定処理の一例を示す図である。 図3は、端末装置の表示画面に表示されている出力情報の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る出力制御装置の構成例を示す図である。 図5は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 図6は、実施形態に係る出力制御処理手順を示すフローチャートである。 図7は、ハードウェア構成の一例を示す図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
乳幼児の身体的な機能の状態を示す状態情報と、前記乳幼児の行動を示す行動情報とを取得する取得手段と、前記状態情報と前記行動情報とに基づいて、トイレでの***行為を促すトイレトレーニングを開始するタイミングを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に基づく情報である出力情報を出力させる出力制御手段とを有することを特徴とする出力制御システム。
このような出力制御システムによれば、乳幼児の身体的な機能の状態を示す状態情報と、乳幼児の行動を示す行動情報とを取得し、状態情報と行動情報とに基づいて、トイレでの***行為を促すトイレトレーニングを開始するタイミングを判定し、判定結果に基づく情報である出力情報を出力させるため、トイレトレーニングを開始すべき適切な時期を効果的に把握させることができる。
また、出力制御システムは、前記状態情報として、前記乳幼児の***機能の状態を示す状態情報を取得する。
このような出力制御システムによれば、状態情報として、乳幼児の***機能の状態を示す状態情報を取得するため、***機能が発達してきているか否かを指標とすることができ、これによりトイレトレーニングを開始するタイミングを精度よく判定することができる。
また、出力制御システムは、前記乳幼児の***機能の状態を示す状態情報として、前記乳幼児による***物の量に関する情報、または、前記乳幼児の***間隔に関する情報を取得する。
このような出力制御システムによれば、乳幼児の***機能の状態を示す状態情報として、乳幼児による***物の量に関する情報、または、乳幼児の***間隔に関する情報を取得するため、***機能の発達具合を高精度にでき、これによりトイレトレーニングを開始するタイミングを精度よく判定することができる。
また、出力制御システムは、前記状態情報として、前記乳幼児が着用する物品に取付けられた検出装置により検出された状態を示す状態情報、または、前記乳幼児の保育者により入力された状態情報を取得する。
このような出力制御システムによれば、状態情報として、乳幼児が着用する物品に取付けられた検出装置により検出された状態を示す状態情報、または、乳幼児の保育者により入力された状態情報を取得するため、多方面から状態情報を効果的に収集することができる。
また、出力制御システムは、前記行動情報として、前記乳幼児の周辺に設置された所定の検出装置により検出された行動を示す行動情報、または、前記乳幼児の保育者により入力された行動情報を取得する。
このような出力制御システムによれば、行動情報として、乳幼児の周辺に設置された所定の検出装置により検出された行動を示す行動情報、または、乳幼児の保育者により入力された行動情報を取得するため、多方面から行動情報を効果的に収集することができる。
また、出力制御システムは、前記状態情報に基づいて、所定の条件を満たすと判定した場合には、トイレトレーニングを開始するタイミングになったと判定する。
このような出力制御システムによれば、状態情報に基づいて、所定の条件を満たすと判定した場合には、トイレトレーニングを開始するタイミングになったと判定するため、現時点において、既に自分で***をコントロールできる程度まで身体的な機能が発達している場合にはトイレトレーニングを開始するタイミングになっていると判定することができ、これにより、トイレトレーニングをスムーズに開始できるよう支援することができる。
また、出力制御システムは、前記状態情報が示す状態が、所定の条件を満たすか否かに基づいて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定する。
このような出力制御システムによれば、状態情報が示す状態が、所定の条件を満たすか否かに基づいて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定するため、現時点において、既に自分で***をコントロールできる程度まで身体的な機能が発達している場合にはトイレトレーニングを開始するタイミングになっていると判定することができ、これにより、トイレトレーニングをスムーズに開始できるよう支援することができる。
また、出力制御システムは、前記状態情報が示す状態が、所定の条件を満たすと推定される将来の時期をトイレトレーニングを開始するタイミングと判定する。
このような出力制御システムによれば、状態情報が示す状態が、所定の条件を満たすと推定される将来の時期をトイレトレーニングを開始するタイミングと判定するため、自分で***をコントロールできる程度まで身体的な機能が発達するであろう時期をトイレトレーニングを開始するタイミングと判定(推定)することができ、これにより、トイレトレーニングをスムーズに開始できるよう支援することができる。
また、出力制御システムは、前記行動情報に基づいて、前記乳幼児が所定の条件を満たすと判定した場合には、トイレトレーニングを開始するタイミングになったと判定する。
このような出力制御システムによれば、行動情報に基づいて、乳幼児が所定の条件を満たすと判定した場合には、トイレトレーニングを開始するタイミングになったと判定するため、現時点において、一人で用を足すことの大切さを自覚できる程度まで心が発達している場合にはトイレトレーニングを開始するタイミングになっていると判定することができ、これにより、トイレトレーニングをスムーズに開始できるよう支援することができる。
また、出力制御システムは、前記乳幼児が、知覚に応じて行動可能であるとする条件を満たすか否かに基づいて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定する。
このような出力制御システムによれば、乳幼児が、知覚に応じて行動可能であるとする条件を満たすか否かに基づいて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定するため、一人で用を足すことの大切さを自覚できる程度まで心が発達しているか否かを判断することができ、これにより、トイレトレーニングを開始するタイミングを高精度に判定することができる。
また、出力制御システムは、前記乳幼児が、他者とのコミュニケーションが可能であるとする条件を満たすか否かに基づいて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定する。
このような出力制御システムによれば、乳幼児が、他者とのコミュニケーションが可能であるとする条件を満たすか否かに基づいて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定するため、一人で用を足すことの大切さを自覚できる程度まで心が発達しているか否かを判断することができ、これにより、トイレトレーニングを開始するタイミングを高精度に判定することができる。
また、出力制御システムは、前記乳幼児が、自力で所定の行動を行うことが可能であるとする条件を満たすか否かに基づいて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定する。
このような出力制御システムによれば、乳幼児が、自力で所定の行動を行うことが可能であるとする条件を満たすか否かに基づいて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定するため、一人で用を足すことの大切さを自覚できる程度まで心が発達しているか否かを判断することができ、これにより、トイレトレーニングを開始するタイミングを高精度に判定することができる。
また、出力制御システムは、前記乳幼児が、トイレで***することへの目的意識が高められているとする条件を満たすか否かに基づいて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定する。
このような出力制御システムによれば、乳幼児が、トイレで***することへの目的意識が高められているとする条件を満たすか否かに基づいて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定するため、一人で用を足すことの大切さを自覚できる程度まで心が発達しているか否かを判断することができ、これにより、トイレトレーニングを開始するタイミングを高精度に判定することができる。
また、出力制御システムは、前記行動情報に基づいて、前記乳幼児が所定の条件を満たすと推定される将来の時期をトイレトレーニングを開始するタイミングと判定する。
このような出力制御システムによれば、行動情報に基づいて、前記乳幼児が所定の条件を満たすと推定される将来の時期をトイレトレーニングを開始するタイミングと判定するため、一人で用を足すことの大切さを自覚できる程度まで心が発達するであろう時期をトイレトレーニングを開始するタイミングと判定(推定)することができ、これにより、トイレトレーニングをスムーズに開始できるよう支援することができる。
また、出力制御システムは、前記状態情報が示す状態と、前記行動情報が示す行動との間で所定の関係性が満たされていると判定した場合には、トイレトレーニングを開始するタイミングになったと判定する。
このような出力制御システムによれば、状態情報が示す状態と、行動情報が示す行動との間で所定の関係性が満たされていると判定した場合には、トイレトレーニングを開始するタイミングになったと判定するため、トイレトレーニングを開始するに十分な程、身体と心の双方が成熟している場合にのみ、トイレトレーニングを開始するタイミングとなったと判定することができ、これにより、トイレトレーニングを開始するタイミングをより高精度に判定することができる。
また、出力制御システムは、前記判定手段によりトイレトレーニングを開始するタイミングになったと判定された場合には、前記出力情報として、トイレトレーニングの開始を案内する案内情報を出力させる。
このような出力制御システムによれば、判定手段によりトイレトレーニングを開始するタイミングになったと判定された場合には、出力情報として、トイレトレーニングの開始を案内する案内情報を出力させるため、現時点でトイレトレーニングを開始してよいことを利用者に把握させることができる。
また、出力制御システムは、前記判定手段によりトイレトレーニングを開始するタイミングになったと判定された場合には、前記出力情報として、トイレトレーニングに関する所定のアプリケーションの利用を推奨する推奨情報を出力させる。
このような出力制御システムによれば、判定手段によりトイレトレーニングを開始するタイミングになったと判定された場合には、出力情報として、トイレトレーニングに関する所定のアプリケーションの利用を推奨する推奨情報を出力させるため、トイレトレーニング用のアプリケーションを有効活用させることができる。
また、出力制御システムは、前記判定手段によりトイレトレーニングを開始するタイミングではないと判定された場合には、前記状態情報が示す状態または前記行動情報が示す状態のいずれかに基づき、所定の条件情報を満たすと推定される将来の時期に基づいて、トイレトレーニングを開始すべきタイミングの参考となる参考情報を出力させる。
このような出力制御システムによれば、判定手段によりトイレトレーニングを開始するタイミングではないと判定された場合には、乳幼児が所定の条件を満たすと推定される将来の時期に基づいて、トイレトレーニングを開始すべきタイミングの参考となる参考情報を出力させるため、「今トイレトレーニングを始めるべきでないなら、いつ始めるべきなのか?」という利用者の疑問を解消させることができる。
また、出力制御システムは、前記判定手段によりトイレトレーニングを開始するタイミングではないと判定された場合には、前記乳幼児が所定の条件情報を満たすたようになるための方策を示す方策情報を出力させる。
このような出力制御システムによれば、判定手段によりトイレトレーニングを開始するタイミングではないと判定された場合には、乳幼児が所定の条件情報を満たすたようになるための方策を示す方策情報を出力させるため、「トイレトレーニングをスムーズに開始できるようにするには何をすればよいかわからない」という利用者の悩みを解消できるよう支援することができる。
[実施形態]
以下に、出力制御システム、出力制御方法、端末プログラム、端末装置および情報処理方法を実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)の一例について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により出力制御システム、出力制御方法、端末プログラム、端末装置および情報処理方法が限定されるものではない。また、以下の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
〔1.実施形態に係る出力制御処理の概要〕
まず、前提に沿って実施形態に係る出力制御処理の概要について説明する。例えば、子供がトイレで一人で用を足せるようトイレトレーニングすることは、育児おいて非常に重要とされている。しかしながら、いつトイレトレーニングを始めるべきかわからないという親も多く、一般的に知られているような時期に始めてみた結果、トイレトレーニングがうまくいかず子供を叱ってしまう、そして育児ストレスが溜まり再び子供を叱ってしまうという悪循環に陥ってしまうことがある。また、子供もトイレ嫌いになってしまいさらにトイレトレーニングが上手くいかなくなってしまうことがある。
ここで、トイレトレーニングが上手くいかない要因として、「目的のためにある程度一人で行動することができる」といった程度まで、身体と心の両方が成熟しきれていないことが考えられる。言い換えれば、身体と心の両方が成熟してきた時期を把握することができれば、このタイミングでトイレトレーニングを開始すると、子供は、トイレで用を足すことが大切だということをスムーズに理解するようになる。そうすると、子供は、用を足すために一人でトイレに行こうとするようなり、結果、トイレトレーニングが円滑に進む可能性が高くなる。一方で、慌ただしい育児の中で、保育者(例えば、親)が子供がどれくらい成熟してきたかその成熟の兆候を見出すことは困難である。
そこで、実施形態に係る出力制御システムは、このような問題点を解決するための着想であり、子供の身体および行動の観点から、身体と心の両方が成熟してきた時期を効果的に判定し、判定した時期を保育者に提示することで、トイレトレーニングを開始すべき適切な時期を把握させようとするものである。具体的には、実施形態に係る出力制御システムは、乳幼児の身体的な機能の状態を示す状態情報と、乳幼児の行動を示す行動情報とを取得し、取得した状態情報と行動情報とに基づいて、トイレでの***行為を促すトイレトレーニングを開始するタイミングを判定する。そして、判定結果に基づく情報である出力情報を例えば保育者が有する端末装置に出力させる、というものである。
〔2.実施形態に係る出力制御システムについて〕
実施形態に係る出力制御処理の説明に先立って、図1を用いて、実施形態に係る出力制御システムについて説明する。図1は、実施形態にかかる出力制御処理の全体像を示す図である。実施形態に係る出力制御システム1は、図1に示すように、端末装置10(端末装置も一例)と、出力制御装置100(出力制御装置の一例)とを含む。端末装置10、出力制御装置100は、ネットワークN(付図示)を介して有線または無線により通信可能に接続される。なお、図1に示す出力制御システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の出力制御装置100が含まれてよい。
なお、実施形態に係る出力制御システム1には、乳幼児が着用する物品に取付けられた検出装置や、乳幼児の周辺に設置された所定の検出装置といった各種の検出装置も含まれる。これらの一例については後述する。
〔3.実施形態に係る端末プログラムおよび端末装置について〕
実施形態に係る端末プログラムは、乳幼児の行動を示す行動情報の入力を利用者から受け付ける入力受付手順と、乳幼児の身体的な機能の状態を示す状態情報と、行動情報とに基づき判定された判定結果であって、トイレでの***行為を促すトイレトレーニングを開始するタイミングを示す判定結果に基づく情報である出力情報を出力制御装置100から受信する受信手順とを端末装置10(例えば、乳幼児の保育者である利用者が有する端末装置10)に実行させるための端末プログラムである。なお、保育者とは、乳幼児を保育する立場にある利用者であり、以下の実施形態では、保育者との表記は「保護者」あるいは「親」といった概念を含むものとする。
また、係る端末プログラムは、例えば、利用者から入力を受け付けた情報を出力制御装置100に送信し、出力制御装置100による出力制御処理により判定されたトイレトレーニングを開始するタイミングに関する情報を出力制御装置100から受信し表示するという処理を行う専用のアプリケーション(以下、「アプリAP」とする)として実装される。このようなことから、実施形態に係る端末装置10は、アプリAPがインストールされることで、乳幼児の行動を示す行動情報の入力を受け付ける入力受付部と、乳幼児の身体的な機能の状態を示す身体情報と、行動情報とに基づき出力制御装置100により判定された判定結果であって、トイレでの***行為を促すトイレトレーニングを開始するタイミングを示す判定結果に基づく情報である出力情報を出力制御装置100から受信する受信部とを展開する。
また、端末装置10は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等である。本実施形態では、端末装置10は、スマートフォンであるものとして説明する。
〔4.出力制御装置について〕
実施形態に係る出力制御装置100は、出力制御システム1による出力制御処理のうち、各種検出装置や端末装置10から取得した状態情報および行動情報に基づいて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定し、判定結果に基づく情報である出力情報を端末装置10に出力させるという処理をメインに行うものである。また、出力制御装置100は、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。
〔5.出力制御処理の一例について〕
ここからは、図1を用いて、実施形態に係る出力制御処理の一例について説明する。図1に示す端末装置10は、利用者U1が利用する端末装置でありアプリAPをインストール済であるものとする。また、図1には、利用者U1の子供CH1(乳幼児の一例)が着用する物品の一例として、おむつDP1が示されている。また、このようなことから、利用者U1は、子供CH1の保育者(例えば、親)である。また、以下の実施形態では、***行為を「排尿」、***物を「尿」として説明する。
また、不図示であるが、おむつDP1には、***物(特に尿)が接触した領域が変色する(尿に含まれる特定の成分に反応して変色する)インジケータが備えられているものとする。なお、おむつDP1には、このようなインジケータではなく、尿に含まれる特定の成分に反応する試薬が塗布された専用のテスターが備えられていてもよい。
また、図1の例では、おむつDP1には、おむつセンサSN1(検出装置の一例)が取付けられている。おむつセンサSN1は、おむつD1の中で***されたことを検知する***検知機能、検知した***物に関する各種情報を取得(算出)する機能、取得した情報を送信する送信機能などを有する。
このような状態において、おむつセンサSN1は、排尿検知機能により、おむつDP1の中で排尿されたか否かを判定する(ステップS1)。
また、おむつセンサSN1は、排尿検知機能により尿を検知することで排尿行為が行われと判定した場合には、検知した尿に伴う状態変化を検出することで、尿に関する各種情報を取得(算出)する(ステップS2)。
例えば、おむつセンサSN1は、尿量に関する情報(乳幼児による***物の量に関する情報の一例)を取得する。一例としては、おむつセンサSN1は、排尿前後でのおむつDP1の重量変化に基づいて、1回の排尿行為で排出された尿の尿量を算出し、算出した尿量を尿量に関する情報として取得する。また、おむつセンサSN1は、インジケータに拡散した尿を検出する。そして、おむつセンサSN1は、インジケータに対する尿拡散量に基づいて、1回の排尿行為で排出された尿の尿量を算出し、算出した尿量を尿量に関する情報として取得してもよい。また、おむつセンサSN1は、尿に反応してインジケータが変色する変色時間(変色開始から変色終了するまでの時間)に基づいて、1回の排尿行為で排出された尿の尿量を算出し、算出した尿量を尿量に関する情報として取得してもよい。
また、例えば、おむつセンサSN1は、排尿間隔に関する情報(乳幼児の***間隔に関する情報の一例)を取得する。一例としては、おむつセンサSN1は、尿を検知した日時を排尿行為が行われた排尿日時として検出することにより、検出した排尿日時を排尿間隔に関する情報として取得する。
また、例えば、おむつセンサSN1は、***機能(例えば、膀胱、腎臓等の腎機能)の状態を示す尿成分に関する情報を取得する。一例としては、おむつセンサSN1は、尿が接触することによりインジケータが変色した変色結果(尿に含まれる特定の成分や、尿比重のような尿の濃度に反応してインジケータが変色した変色結果)から、排出された尿の尿成分を検出する。また、おむつセンサSN1は、検出した尿成分と、先に算出している尿量とに基づいて、尿中における尿成分の含有量である成分量を算出し、算出した成分量(尿成分量)を尿成分に関する情報として取得する。
ここで、尿量、排尿間隔、尿成分量は、***機能(例えば、膀胱、腎臓等の腎機能)の状態(能力の高さ、成長の程度)の指標となる情報である。例えば、尿量が多い程、あるいは、排尿間隔が長い程、膀胱における尿を蓄積する機能が発達してきているといえる。また、尿成分量(例えば腎不全などの腎機能の状態の指標となる尿比重)が、成人と同じ値を示すことから腎機能が発達し排尿をコントロールできるようになってきている。
また、膀胱(身体的な機能の一例)の状態(能力の高さ、成長の程度)は、尿を溜めることができるかの指標となり、腎機能(身体的な機能の一例)の状態(能力の高さ、成長の程度)は、***をコントロールできるかの指標となるため、トイレトレーニングを開始するに十分な程、乳幼児の身体が成熟してきているかを推し量る指標となる。このようなことから、尿量、排尿間隔、尿成分量は、乳幼児の身体的な機能の状態であるということがいえるため、これらを示すデータは、乳幼児の身体的な機能の状態を示す状態情報といえる。
次に、おむつセンサSN1は、ステップS2で取得した状態情報を利用者U1の端末装置10に送信する(ステップS3)。換言すると、端末装置10は、おむつセンサSN1から状態情報を取得する。例えば、おむつセンサSN1は、1回の排尿行為に対応する尿を検知する度に、この排尿行為に応じて取得した状態情報を端末装置10に送信してもよいし、排尿行為所定回数分の状態情報をまとめて端末装置10に送信してもよい。また、おむつセンサSN1は、所定期間内に行われた各排尿行為の状態情報をまとめて端末装置10に送信してもよい。
そして、端末装置10は、おむつセンサSN1から状態情報を取得すると取得した状態情報を排尿履歴(***履歴)として所定の記憶部に蓄積する(ステップS4)。
ここで、ステップS3によると、端末装置10は、乳幼児が着用する物品に取付けられた検出装置により検出された状態を示す状態情報を取得している。しかし、端末装置10は、利用者から状態情報の入力を受け付けてもよい。図1の例では、利用者U1は、目視によりインジケータがどのような色に変色しているかを認識可能である。したがって、端末装置10は、インジケータが変色した変色後の色を示す色情報(状態情報の一例)の入力を利用者U1から受け付けてもよい。また、端末装置10は、変色後のインジケータが撮影された撮影画像(状態情報の一例)の入力を利用者U1から受け付けてもよい。また、端末装置10は、このような入力により受け付けた状態情報も排尿履歴に含めて所定の記憶部に蓄積することができる。
また、端末装置10は、変色後のインジケータが撮影された撮影画像(状態情報の一例)の入力を受け付けた場合には、アプリAPの制御に従って、撮影画像によって示される変色結果に基づき尿成分を検出してもよい。また、端末装置10は、検出した尿成分と、おむつセンサSN1により算出されている尿量とに基づいて、尿中における尿成分の含有量である成分量を算出してもよい。また、このようなことから、アプリAPは、撮影画像を解析することで、インジケータの色の変化を検出し、検出した変色結果に基づき尿成分を特定する機能を有するアプリケーションである。
このような状態において、利用者U1は、子供CH1のトイレトレーニングを開始すべきタイミング(時期)を知りたいと考え、アプリAPを起動したとする。そうすると、端末装置10は、入力画面の配信要求を出力制御装置100送信する。係る入力画面は、乳幼児の行動を示す行動情報の入力を利用者から受け付けるための画面である。また、出力制御装置100は、入力画面の配信要求を受け付けると、配信要求に対応する入力画面を端末装置10に配信する。そして、端末装置10は、出力制御装置100から受け付けた入力画面を表示画面(図5の出力部13)に表示させる。
図1には、このような入力画面の一例として、入力画面C1が示されている。入力画面C1は、子供CH1の行動を示す行動情報の入力を利用者U1から受け付けるための画面といえる。図1に示す入力画面C1では、6つの設問が与えられている。具体的には、図1に示す入力画面C1では、「自分で服を脱着できるか?」(設問Q1)、「おしっこ促すとできるか?」(設問Q2)、「おしっこの意思表示ができる?」(設問Q3)、「兄弟(または友達)と会話ができる?」(設問Q4)、「自分で歩けてドアを開けられる?」(設問Q5)、「トイレ(またはオマル)が気になる?」(設問Q6)が与えられている。例えば、利用者U1は、各設問に対して「はい」または「いいえ」で回答することができる。
そして、これら6つの設問に対する回答を示す回答情報は、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定するうえで、乳幼児が行動条件を満たすか否か判定する判定材料となるものである。また、この行動条件は、乳幼児の心が成熟してきているかを推し量る指標となるものである。
例えば、設問Q2および設問Q3に対する回答情報は、乳幼児が「知覚に応じて行動可能であるとする条件」(条件1)を満たすか否かを判定するための判定材料となる。例えば、利用者U1が、入力画面C1を介して、設問Q2または設問Q3のいずれかに対して「はい」を示す回答情報を入力した場合、出力制御装置100によって、子供CH1は「知覚に応じて行動可能であるとする行動条件」を満たすと判定される。
また、例えば、設問Q3および設問Q4に対する回答情報は、乳幼児が「他者とのコミュニケーションが可能であるとする行動条件」(条件2)を満たすか否かを判定するための判定材料となる。例えば、利用者U1が、入力画面C1を介して、設問Q3または設問Q4のいずれかに対して「はい」を示す回答情報を入力した場合、出力制御装置100によって、子供CH1の行動は「他者とのコミュニケーションが可能であるとする行動条件」を満たすと判定される。
また、例えば、設問1、設問Q2および設問Q5に対する回答情報は、乳幼児が「自力で所定の行動を行うことが可能であるとする行動条件」(条件3)を満たすか否かを判定するための判定材料となる。例えば、利用者U1が、入力画面C1を介して、設問1、設問Q2または設問Q5のいずれかに対して「はい」を示す回答情報を入力した場合、出力制御装置100によって、子供CH1は「自力で所定の行動を行うことが可能であるとする行動条件」を満たすと判定される。
また、例えば、設問Q4および設問Q6に対する回答情報は、乳幼児が「トイレで***することへの目的意識が高められているとする行動条件」(条件4)を満たすか否かを判定するための判定材料となる。例えば、利用者U1が、入力画面C1を介して、設問Q4および設問Q6のいずれかに対して「はい」を示す回答情報を入力した場合、出力制御装置100によって、子供CH1は「乳幼児がトイレで***することへの目的意識が高められているとする条件」を満たすと判定される。
また、以上のことから、入力画面C1で与えられる設問に対する回答を示す回答情報は、実質、乳幼児の行動を示す行動情報といえるものである。例えば、設問Q1に対する回答を示す回答情報は、子供CH1が「自分で服を脱着する」という行動ができているか否かに基づくものであるため、子供CH1の行動を示す行動情報といえる。また、設問Q2に対する回答を示す回答情報は、子供CH1が「促されると一人で用を足せる」という行動ができているか否かに基づくであるため、子供CH1の行動を示す行動情報といえる。
また、設問Q3に対する回答を示す回答情報は、子供CH1が「トイレの意思表示」という行動ができているか否かに基づくであるため、子供CH1の行動を示す行動情報といえる。また、設問Q4に対する回答を示す回答情報は、子供CH1が「兄弟(または友達)はおむつとれていることが気になる素振りをする」という行動をするか否かに基づくであるため、子供CH1の行動を示す行動情報といえる。
また、設問Q5に対する回答を示す回答情報は、子供CH1が「自分で歩いてドアを開ける」という行動ができているか否かに基づくであるため、子供CH1の行動を示す行動情報といえる。また、設問Q6に対する回答を示す回答情報は、子供CH1が「トイレ(またはオマル)が気になる素振りをする」という行動をするか否かに基づくであるため、子供CH1の行動を示す行動情報といえる。
図1の説明に戻り、端末装置10は、入力画面を介して、乳幼児の行動を示す行動情報の入力を受け付ける(ステップS5)。具体的には、端末装置10は、入力画面C1を介して、子供CH1の行動を示す行動情報の入力を受け付ける。例えば、端末装置10は、入力画面C1を介して、このような行動情報の一例として、乳幼児の行動に関する各設問に対する回答を示す回答情報の入力を受け付ける。
なお、端末装置10は、利用者に対する入力画面の提示により利用者から行動情報の入力を受け付ける以外にも、乳幼児の様子が撮影された撮影画像の入力を受け付けてもよい。撮影画像には乳幼児の行動が示されているため、撮影画像は、実質、行動情報の一例といえる。例えば、図1の例では、利用者U1は、入力画面C1を介して、子供CH1が撮影された撮影画像を入力することができる。また、係る撮影画像は、端末装置10が有するカメラによって撮影されたものであってもよいし、端末装置10以外の他の装置(例えば、ビデオカメラ)によって撮影されたものであってもよい。
また、端末装置10は、所定の検出装置により乳幼児から検出された行動を示す行動情報を受け付けてもよい。所定の検出装置の一例としては、例えば、乳幼児の周辺に設置されるスマートスピーカー(あるいは、ベビーモニタ)が挙げられる。例えば、子供CH1の周辺には、撮影機能および集音機能を有するスマートスピーカSMPが存在しており、スマートスピーカSMPは、撮影や集音により子供CH1の行動(動作や音声)を検出しているものとする。
係る場合、端末装置10は、スマートスピーカSMPにより検出された子供CH1の行動を示す行動情報をスマートスピーカSMPとの通信により動的に取得することで行動情報の入力を受け付ける。あるいは、端末装置10は、利用者U1の操作に応じてスマートスピーカSMPから送信された行動情報を受信することで、行動情報の入力を受け付ける。また、乳幼児が装着したセンサ(ブレスレットやアンクレット等、乳幼児の皮膚に直接触れるものであってもよいし、衣服や肌着、バッグ等、乳幼児が着用する物品に装着されるものであってもよいし、センサSN1が代替してもよい)の測定情報から乳幼児の行動を入力することもできる(例えば、トイレに設置したビーコンへの乳幼児の距離、トイレに滞在する時間、衣服の着替えなど)。この場合、端末装置10は、センサから送信された行動情報を受信することで、行動情報の入力を受け付ける。
次に、端末装置10は、これまで蓄積している状態情報と、利用者U1や各種検出装置からの入力により受け付けた行動情報を出力制御装置100に送信する(ステップS6)。言い換えると、出力制御装置100は、端末装置10から状態情報と行動情報とを取得する。なお、図1の例によると、おむつセンサSN1は、状態情報を端末装置10に送信するのではなく、出力制御装置100に直接送信してもよい。同様に、スマートスピーカSMPや乳幼児の装着するセンサは、行動情報を端末装置10に送信するのではなく、出力制御装置100に直接送信してもよい。このようなことから、端末装置10は、図1に示すように、必ずしも行動情報の入力に応じて、入力された情動情報と、これまで蓄積している状態情報とを合わせて送信する必要はなく、行動情報および状態情報は個別にそれぞれ任意のタイミングで出力制御装置100に送信されてよい。
また、出力制御装置100は、状態情報については状態情報記憶部121に登録し、行動情報については行動情報記憶部122に登録する。例えば、出力制御装置100は、トイレトレーニングを開始すべきタイミングの提示を要求している利用者である処理対象の利用者(図1の例では、利用者U1)を識別する識別情報(利用者ID)に対して、この利用者に対応する状態情報(この利用者の子供の状態情報)を対応付けて、状態情報記憶部121に登録する。また、出力制御装置100は、トイレトレーニングを開始すべきタイミングの提示を要求している利用者である処理対象の利用者(図1の例では、利用者U1)を識別する識別情報(利用者ID)に対して、この利用者に対応する行動情報(この利用者の子供の行動情報)を対応付けて、行動情報記憶部122に登録する。
そして、出力制御装置100は、ステップS6で取得した状態情報とに基づいて、平均尿量、平均排尿間隔、平均成分量を算出する(ステップS7)。具体的には、ステップS6で取得した状態情報に基づいて、子供CH1の現時点での平均尿量、子供CH1の現時点での平均排尿間隔、子供CH1の現時点での平均成分量を算出する。なお、ここで算出される平均尿量も、尿量に関する情報といえることから、身体的な機能(膀胱)の状態を示す状態情報と解することができる。また、平均排尿間隔は、排尿間隔に関する情報といえることから、身体的な機能(膀胱)の状態を示す状態情報と解することができる。また、平均成分量は、尿成分に関する情報であることから、身体的な機能(膀胱)の状態を示す状態情報と解することができる。なお、出力制御装置100は、前回の排尿履歴と比較して、今回の1回の***から、尿量、尿間隔、成分量を推定してもよいし、前述のような所定期間内における複数回の***における平均尿量、平均排尿間隔、平均成分量などを算出するようにしてもよい。
次に、出力制御装置100は、状態情報と行動情報とに基づいて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定する(ステップS8)。具体的には、出力制御装置100は、「子供CH1の現時点での平均尿量、子供CH1の現時点での平均排尿間隔、子供CH1の現時点での平均成分量」(状態情報)、および、子供CH1の行動情報AC♯CH1に基づいて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定する。
ここで、ステップS7〜S8での行われる、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定する判定処理であって、実施形態に係る出力制御処理の中で行われる判定処理について、図2を用いて説明する。図2は、実施形態に係る出力制御処理に含まれる判定処理の一例を示す図である。
判定処理の一例を説明する前に、まず、出力制御装置100が有する各記憶部について説明する。具体的には、状態情報記憶部121、行動情報記憶部122、条件情報記憶部123それぞれについて説明する。図2の例では、状態情報記憶部121は、「利用者ID」、「履歴ID」、「日時」、「尿量」、「尿間隔」、「成分量」といった項目を有する。
「利用者ID」は、処理対象の利用者を識別する識別情報である。「履歴ID」は、1回の排尿行為に対応する「日時」、「尿量」、「排尿間隔」、「成分量」の組を、この1回の排尿行為での排尿履歴として識別する識別情報を示す。「日時」は、各排尿行為が行われた日時を示す。
「尿量」は、1回の排尿行為で排出された尿の尿量を示す。例えば、図2に示す状態情報記憶部121の例では、履歴ID「LID11」および日時「DAY11」に対して、尿量「UO11」が対応付けられている。係る例は、日時「DAY11」での排尿行為で排出された尿量として尿量「UO11」が算出された例を示す。
「排尿間隔」は、前の排尿行為が行われてから次の排尿行為が行われるまでの間隔を示す。例えば、「排尿間隔」は、直前の排尿履歴で示される「日時」と、今回の排尿履歴で示される「日時」とに基づいて算出される。例えば、図2に示す状態情報記憶部121の例では、履歴ID「LID11」および日時「DAY11」に対して、排尿間隔「UIV11」が対応付けられている。また、図2に示す状態情報記憶部121の例では、日時「DAY11」の前の日時「DAY12」において排尿行為が行われた例が示されている。このようなことから、日時「DAY11」と、日時「DAY12」との時間間隔が、排尿間隔「UIV11」として算出されている。
「成分量」は、尿中に含まれる特定の成分である尿成分の尿中における含有量や尿比重のような尿の濃度などを示す。例えば、図2に示す状態情報記憶部121の例では、履歴ID「LID11」および日時「DAY11」に対して、成分量「CP11」が対応付けられている。係る例は、日時「DAY11」での排尿行為で排出された尿の尿中には、尿成分が「CP11」含まれると算出された例を示す。なお、図1では、「成分量」は、おむつセンサSN1によって算出されるものとして説明したが、出力制御装置100側が算出してもよい。例えば、出力制御装置100は、インジケータが尿によってどのように変化したかを示す変化情報(例えば、試薬が含まれたインジケータの色の変化やインジケータにおける尿の拡散情報)をおむつセンサSN1から取得することにより、取得したこれらの情報に基づき「成分量」を算出することができる。
また、図2の例では、行動情報記憶部122は、「利用者ID」、「行動情報」といった項目を有する。「利用者ID」は、処理対象の利用者を識別する識別情報である。「行動情報」は、「利用者ID」によって識別される利用者を保育者として、係る利用者の子供(乳幼児)の行動を示す行動情報である。このような「行動情報」としては、図1で説明したように、利用者により入力画面を介して入力された回答情報の他にも、利用者の子供の様子(行動)が撮影された撮影画像や、子供の周辺(または子供に装着された)に設置された検出装置(スマートスピーカーやベビーモニタ、センサSN1など)により検出された行動を示す行動情報(撮影画像や音声情報)が挙げられる。図2に示す行動情報記憶部122の例では、出力制御装置100が、利用者U1に対応する子供CH1の行動情報として、概念的に「AC♯CH1」を取得している例が示されている。
次に、条件情報記憶部123について説明する。条件情報記憶部123は、状態情報が示す状態に対する条件を条件情報として記憶する状態条件記憶部123−1を含む。また、条件情報記憶部123は、乳幼児の心が成熟してきているかを推し量る指標となる条件(乳幼児の行動を示す行動情報を判断材料とする条件)を条件情報として記憶する行動条件記憶部123−2を含む。
図2に示す状態条件記憶部123−1の例では、「平均尿量」に対して閾値条件「CIF1」が対応付けられている。このような対応付けにより、出力制御装置100は、「平均尿量」が閾値条件「CIF1」超えているか否か(すなわち、「平均尿量」が閾値条件「CIF1」を満たすか否か)に基づいて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定するという判定処理を行う。また、図2に示す状態条件記憶部123−1の例では、「平均排尿間隔」に対して閾値条件「CIF2」が対応付けられている。このような対応付けにより、出力制御装置100は、「平均排尿間隔」が閾値条件「CIF2」超えているか否か(すなわち、「平均排尿間隔」が閾値条件「CIF2」を満たすか否か)に基づいて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定するという判定処理を行う。
また、図2に示す状態条件記憶部123−1の例では、「平均成分量」に対して閾値条件「CIF3」が対応付けられている。このような対応付けにより、出力制御装置100は、「平均成分量」が閾値条件「CIF3」超えているか否か(すなわち、「平均成分量」が閾値条件「CIF3」を満たすか否か)に基づいて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定するという判定処理を行う。また、図2に示す状態条件記憶部123−1の例では、「身体成熟度」に対して閾値条件「SC1」が対応付けられている。このような対応付けにより、出力制御装置100は、「身体成熟度」が閾値条件「SC1」超えているか否か(すなわち、「身体成熟度」が閾値条件「SC1」を満たすか否か)に基づいて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定するという判定処理を行う。
次に、図2に示す行動条件記憶部123−2の例では、図1で説明した4つの「行動条件」と、「心の成熟度」に対する閾値条件「SC2」が記憶される。これにより、出力制御装置100は、乳幼児の行動を示す行動情報に基づいて、乳幼児(の行動または状態)が「知覚に応じて行動可能であるとする条件」を満たすか否か判定することで、判定結果に応じて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定する。また、出力制御装置100は、乳幼児の行動を示す行動情報に基づいて、乳幼児(の行動または状態)が「他者とのコミュニケーションが可能であるとする条件」を満たすか否か判定することで、判定結果に応じて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定する。
また、出力制御装置100は、乳幼児の行動を示す行動情報に基づいて、乳幼児(の行動または状態)が「自力で所定の行動を行うことが可能であるとする条件」を満たすか否か判定することで、判定結果に応じて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定する。また、出力制御装置100は、乳幼児の行動を示す行動情報に基づいて、乳幼児(の行動または状態)が「トイレで***することへの目的意識が高められているとする条件」を満たすか否か判定することで、判定結果に応じて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定する。
また、出力制御装置100は、「心の成熟度」が閾値条件「SC2」超えているか否か(すなわち、「心の成熟度」が閾値条件「SC2」を満たすか否か)に基づいて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定するという判定処理を行う。
ここまで、図2を用いて、出力制御装置100が有する各記憶部と、判定処理の概要について説明した。以下では、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定する判定処理の一例について説明する。具体的には、図1の例に引き続き、利用者U1の子供CH1に対応する状態情報および行動情報の例を用いて説明する。
まず、出力制御装置100は、状態情報記憶部121において、利用者ID「U1」に対応付けて排尿履歴として記憶される「尿量」のうち、所定期間分の「尿量」を用いて、子供CH1の現時点での「平均尿量」を算出する。図2の例では、出力制御装置100は、平均尿量「NO1」を算出している。
また、出力制御装置100は、状態情報記憶部121において、利用者ID「U1」に対応付けて排尿履歴として記憶される「排尿間隔」のうち、所定期間分の「排尿間隔」を用いて、子供CH1の現時点での「平均排尿間隔」を算出する。図2の例では、出力制御装置100は、平均排尿間隔「NU1」を算出している。
また、出力制御装置100は、状態情報記憶部121において、利用者ID「U1」に対応付けて排尿履歴として記憶される「成分量」のうち、所定期間分の「成分量」を用いて、子供CH1の現時点での「平均成分量」を算出する。図2の例では、出力制御装置100は、平均成分量「NP1」を算出している。
次に、出力制御装置100は、状態条件記憶部123−1を参照し、平均尿量「NO1」が、閾値条件「CIF1」超えているか否か(すなわち、平均尿量「NO1」が閾値条件「CIF1」を満たすか否か)を判定する。また、出力制御装置100は、平均排尿間隔「NU1」が、閾値条件「CIF2」超えているか否か(すなわち、平均排尿間隔「NU1」が閾値条件「CIF2」を満たすか否か)を判定する。また、出力制御装置100は、平均成分量「NP1」が、閾値条件「CIF3」超えているか否か(すなわち、平均成分量「NP1」が閾値条件「CIF3」を満たすか否か)を判定する。
そして、出力制御装置100は、状態情報を用いたこの3パターンの判定処理での判定結果に応じて、身体成熟度を算出(スコアリング)する。例えば、出力制御装置100は、状態情報が示す状態が閾値条件をより多く満たしている程、より高い値で身体成熟度を算出する。身体成熟度が高い程、乳幼児の身体は成熟しているといえる。
例えば、出力制御装置100は、閾値条件「CIF1」、閾値条件「CIF2」、閾値条件「CIF3」の全てが満たされている場合には、身体成熟度「60」を算出する。また、例えば、出力制御装置100は、閾値条件「CIF1」、閾値条件「CIF2」、閾値条件「CIF3」のうち、いずれか2つが満たされている場合には、身体成熟度「40」を算出する。また、例えば、出力制御装置100は、閾値条件「CIF1」、閾値条件「CIF2」、閾値条件「CIF3」のうち、いずれか1つだけが満たされている場合には、身体成熟度「20」を算出する。また、例えば、出力制御装置100は、閾値条件「CIF1」、閾値条件「CIF2」、閾値条件「CIF3」の全てが満たされていない場合には、身体成熟度「0」を算出する。図2の例では、出力制御装置100は、概念的に、身体成熟度「SM1」を算出している。
また、出力制御装置100は、行動条件記憶部123−2を参照し、出力制御装置100は、子供CH1の行動を示す行動情報AC♯CH1に基づいて、子供CH1が「知覚に応じて行動可能であるとする条件」(条件1)を満たすか否か判定する。また、出力制御装置100は、子供CH1の行動を示す行動情報AC♯CH1に基づいて、子供CH1が「他者とのコミュニケーションが可能であるとする条件」(条件2)を満たすか否か判定する。また、出力制御装置100は、子供CH1の行動を示す行動情報AC♯CH1に基づいて、子供CH1が「自力で所定の行動を行うことが可能であるとする条件」(条件3)を満たすか否か判定する。また、出力制御装置100は、子供CH1の行動を示す行動情報AC♯CH1に基づいて、子供CH1が「トイレで***することへの目的意識が高められているとする条件」(条件4)を満たすか否か判定する。
そして、出力制御装置100は、行動情報を用いたこの4パターンの判定処理での判定結果に応じて、心の成熟度を算出(スコアリング)する。例えば、出力制御装置100は、子供CH1が条件1〜条件4をより多く満たしている程、より高い値で心の成熟度を算出する。心の成熟度が高い程、乳幼児の心は成熟しているといえる。
例えば、出力制御装置100は、条件1〜条件4の全てが満たされている場合には、心の成熟度「60」を算出する。また、例えば、出力制御装置100は、条件1〜条件4のうち、いずれか3つが満たされている場合には、心の成熟度「45」を算出する。また、例えば、出力制御装置100は、条件1〜条件4のうち、いずれか2つが満たされている場合には、心の成熟度「30」を算出する。また、例えば、出力制御装置100は、条件1〜条件4のうち、いずれか1つだけが満たされている場合には、心の成熟度「15」を算出する。また、例えば、出力制御装置100は、条件1〜条件4の全てが満たされていない場合には、心の成熟度「0」を算出する。図2の例では、出力制御装置100は、概念的に、心の成熟度「SM2」を算出している。
次に、出力制御装置100は、身体成熟度「SM1」と、心の成熟度「SM2」とを掛け合わせることにより、身体と心の双方の成熟具合を総合的に示す総合成熟度を算出する。図2では不図示であるが、この総合成熟度にも閾値条件が与えられている。したがって、出力制御装置100は、今回の総合成熟度が閾値条件を上回っている、すなわち総合成熟度が閾値条件を満たすと判定した場合には、現時点において子供CH1はトイレトレーニングを開始するタイミングとなっていると判定する。
一方、出力制御装置100は、今回の総合成熟度が閾値条件を上回っていない、すなわち総合成熟度が閾値条件を満たさない判定した場合には、現時点において子供CH1はトイレトレーニングを開始するタイミングになっていないと判定する。そして、出力制御装置100は、このように現時点はトイレトレーニングを開始するタイミングではないと判定した場合、トイレトレーニングを開始するべき将来のタイミングを判定する。
例えば、出力制御装置100は、子供CH1の状態が、所定の条件を満たすと推定される将来の時期をトイレトレーニングを開始するタイミングと判定する。この点について、子供CH1の平均尿量が閾値条件「CIF1」を満たしていないと仮定して説明する。例えば、出力制御装置100は、状態情報記憶部121を参照し、経時変化に応じて尿量がどのように変化(増加)してきているかを示す尿量変化曲線を生成することで、将来のどの時点において、尿量が閾値条件「CIF1」を満たすようになるかをこの曲線から推定する。そして、出力制御装置100は、尿量が閾値条件「CIF1」を満たすようになると推定される時点を、トイレトレーニングを開始するべき将来のタイミングと判定する。
また、詳細な説明は省略するが、出力制御装置100は、排尿間隔についても経時変化に伴う排尿間隔変化曲線を生成する。そして、出力制御装置100は、将来のどの時点において、排尿間隔が閾値条件「CIF2」を満たすようになるかをこの曲線から推定することでトイレトレーニングを開始するべき将来のタイミングを判定することができる。また、出力制御装置100は、成分量についても経時変化に伴う成分量変化曲線を生成する。そして、出力制御装置100は、将来のどの時点において、成分量が閾値条件「CIF2」を満たすようになるかをこの曲線から推定することでトイレトレーニングを開始するべき将来のタイミングを判定することができる。
また、出力制御装置100は、子供CH1の行動情報に基づいて、子供CH1が所定の条件を満たすと推定される将来の時期をトイレトレーニングを開始するタイミングと判定してもよい。この点について、子供CH1は、行動情報に基づき、条件3を満たしていないと判定されたと仮定して説明する。例えば、各年齢(例えば、3歳1ヶ月、3歳2ヶ月・・・)に対して、「自分で服を脱着できる」乳幼児の割合がプロットされた成長曲線(統計的な曲線)があるとする。また、係る成長曲線では、3歳10ヶ月で8割の乳幼児が「自分で服を脱着できる」ことが示されていたとする。ここで、例えば、子供CH1が「3歳4ヶ月」であるとすると、出力制御装置100は、子供CH1が「3歳10ヶ月」となる4ヶ月後の時点において、子供CH1も「自分で服を脱着できる」ようになる(すなわち、条件3を満たすようになる)と推定する。そして、出力制御装置100は、この4ヶ月後の時点をトイレトレーニングを開始するべき将来のタイミングと判定する。
なお、条件3を例に説明したが、このような成長曲線を用いた、トイレトレーニングを開始するべき将来のタイミングの判定は、条件1〜4の全てに応用可能である。
図2を用いて、出力制御装置100が行う判定処理の一例について説明した。再び図1に戻り、出力制御装置100は、図2で説明したようにトイレトレーニングを開始するタイミングを判定すると、判定処理による判定結果に基づく情報である出力情報を出力させる(ステップS9)。具体的には、出力制御装置100は、子供CH1を対象に判定されたトイレトレーニングを開始するタイミングに基づいて、このタイミングに基づく出力情報を出力させる。例えば、出力制御装置100は、端末装置10によって出力情報が表示されるよう、出力情報を端末装置10に送信する。
例えば、出力制御装置100は、現時点において子供CH1はトイレトレーニングを開始するタイミングになっていると判定した場合には、出力情報として、トイレトレーニングの開始を案内する案内情報IF1−1を出力させる。また、出力制御装置100は、現時点において子供CH1はトイレトレーニングを開始するタイミングとなっていると判定した場合には、出力情報として、トイレトレーニングに関する所定のアプリケーションの利用を推奨する推奨情報IF1−2を出力させる。例えば、出力制御装置100は、案内情報IF1−1、および、推奨情報IF1−2が表示される結果コンテンツC21を生成し、生成した結果コンテンツC21が表示されるよう端末装置10に配信する。
一方、出力制御装置100は、現時点において子供CH1はトイレトレーニングを開始するタイミングになっていないと判定した場合には、出力情報として、現時点はトイレトレーニングを開始するタイミングではない旨を示す警告情報IF2−1を出力させる。
また、出力制御装置100は、現時点において子供CH1はトイレトレーニングを開始するタイミングになっていないと判定した場合には、子供CH1が所定の条件を満たすと推定される将来の時期に基づいて、トイレトレーニングを開始すべきタイミングの参考となる参考情報IF2−21を出力させる。なお、ここでいう将来の時期というのは、子供CH1の状態が、所定の条件(閾値条件)を満たすと推定される将来の時期、あるいは、子供CH1の行動情報に基づき判定された将来の時期であって、子供CH1が所定の条件(行動条件)を満たすと推定される将来の時期である。このような将来の時期の判定については、図2で説明済みであるためここでの説明は省略する。
また、出力制御装置100は、現時点において子供CH1はトイレトレーニングを開始するタイミングになっていないと判定した場合には、子供CH1が所定の条件を満たしたようになるための方策を示す方策情報IF2−22を出力させる。なお、ここでいう所定の条件というのは、図2で説明した「閾値条件」あるいは「行動条件」である。
また、例えば、出力制御装置100は、警告情報IF2−1、参考情報IF2−21、および、方策情報IF2−22が表示される結果コンテンツC22を生成し、生成した結果コンテンツC22が表示されるよう端末装置10に配信する。
ここで、図3を用いて、端末装置10の表示画面に表示されている出力情報の一例を示す。図3(a)には、出力制御装置100が、現時点において子供CH1はトイレトレーニングを開始するタイミングになっていると判定した場合における出力情報が示されている。一方、図3(b)には、出力制御装置100が、現時点において子供CH1はトイレトレーニングを開始するタイミングになっていないと判定した場合における出力情報が示されている。
図3(a)によると、結果コンテンツC21には、キャラクターCAが話しかけている態様で、案内情報IF1−1が表示されている。そして、案内情報IF1−1では、「身体も心も成長してるみたいだよ!トイレトレーニングをはじめてみよう!!」といった、判定結果に応じた内容の案内が示されている。そして、このような案内情報の出力制御により、出力制御装置100は、現時点でトイレトレーニングを開始してよいことを利用者に把握させることができる。
また、結果コンテンツC21には、推奨情報IF1−2が表示されている。そして、推奨情報IF1−2では、トイレトレーニングには所定のアプリケーション(「簡単トイレ」)を利用することがお奨めであることが示されている。また、推奨情報IF1−2には、所定のアプリケーションへのリンクLNが張られている。なお、実施形態に係る出力制御装置100に対応する事業者が事業者Tであるとすると、ここで推奨されるアプリケーションは、事業者Tにより開発されたトイレトレーニング用のアプリケーションであってよい。例えば、トイレトレーニング用のアプリケーションがあったとしても、そもそもトイレトレーニングを開始するタイミングがわからないため、このアプリを有効活用できないという利用者の不満があがる場合がある。そこで、このような案内情報の出力制御により、出力制御装置100は、トイレトレーニング用のアプリケーションを有効活用させることができる。
また、図3(b)によると、結果コンテンツC22には、キャラクターCAが話しかけている態様で、警告情報IF2−1が表示されている。そして、警告情報IF2−1では、「トイレトレーニングをはじめるには、まだちょっと早いかも」といった、判定結果に応じた内容の警告が示されている。
また、結果コンテンツC22には、参考情報IF2−21が表示されている。そして、参考情報IF2−21では、子供CH1の状態が、所定の条件(閾値条件)を満たすと推定される将来の時期(例えば、4ヶ月後)を示す情報、あるいは、子供CH1の行動情報に基づき判定される将来の時期であって、子供CH1が所定の条件(行動条件)を満たすと推定される将来の時期(例えば、4ヶ月後)を示す情報がアドバイスとして示されている。また、参考情報IF2−21では、行動条件である条件1〜条件4のうち、子供CH1が満たしていなかった条件に基づく情報がアドバイスとして示されている。例えば、参考情報IF2−21では、行動条件である条件1〜条件4のうち、子供CH1が満たしていなかった条件が満たされるようになるために必要な行動の観点から、トイレトレーニングを開始すべき時期がアドバイスされている。そして、このような参考情報の出力制御により、出力制御装置100は、「今トイレトレーニングを始めるべきでないなら、いつ始めるべきなのか?」という利用者の疑問を解消させることができる。
また、方策情報IF2−22では、所定の条件(「閾値条件」あるいは「行動条件」)が満たされるようにするためには、利用者U1はどのような対策をすべきかがアドバイスされている。そして、このような方策情報の出力制御により、出力制御装置100は、「トイレトレーニングをスムーズに開始できるようにするには何をすればよいかわからない」という利用者の悩みを解消できるよう支援することができる。
さて、これまで、図1〜図3を用いて説明してきたように、実施形態に係る出力制御システム1は、端末装置10と出力制御装置100で構成される(おむつセンサ、スマートスピーカなどの各種の検出装置も含まれてよい)。そして、係る出力制御システム1は、乳幼児の身体的な機能の状態を示す状態情報と、乳幼児の行動を示す行動情報とを取得し、取得した状態情報と行動情報とに基づいて、トイレでの***行為を促すトイレトレーニングを開始するタイミングを判定する。例えば、出力制御システム1は、状態情報と行動情報とに基づいて、トイレトレーニングを開始すべきタイミングの提示を要求された現時点において、トイレトレーニングを開始するタイミングになっているか否かを判定する。
そして、出力制御システム1は、現時点において、トイレトレーニングを開始するタイミングになっていると判定した場合には、この判定結果に応じた出力情報(図3(a))を端末装置10に表示させる。一方、出力制御システム1は、現時点において、トイレトレーニングを開始するタイミングになっていないと判定した場合には、トイレトレーニングを開始すべき将来の時期を判定(推定)し、この判定結果に応じた出力情報(図3(b))を端末装置10に表示させる。
このような出力制御システム1によれば、利用者(保育者)に対して、トイレトレーニングを開始すべき適切な時期を効果的に把握させることができるようになる。また、出力制御システム1は、トイレトレーニングを開始すべき適切な時期を効果的に把握させることで、トイレトレーニングが円滑に進めさせることができるため、育児における利用者のストレスを効果的に軽減させることができる。
〔6.出力制御処理のバリエーション〕
上記実施形態に係る出力制御システム1は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、出力制御システム1の他の実施形態について説明する。
〔6−1.状態情報と行動情報とのバランス〕
上記実施形態では、出力制御装置100が、状態情報が示す状態が、閾値条件を満たすか否かに基づき身体成熟度を算出し、また、行動情報の観点から乳幼児が行動条件を満たすか否かに基づき心の成熟度を算出する例を示した。また、出力制御装置100、身体成熟度と心の成熟度との総合成熟度が閾値を満たしか否かに基づいて、トイレトレーニングを開始するタイミングになったか否かを判定する例を示した。
このような判定処理の場合、身体成熟度は極めて低いにもかかわらず、心の成熟度は非常に高い値であるために、結果的に総合成熟度としては閾値を満たすことにより、トイレトレーニングを開始するタイミングになっていると判定される、という状況が起こり得る。このことは、トイレトレーニングを開始するに十分な程には身体は成熟していないのに、トレーニングを開始するタイミングになっていると判定されてしまうことを意味しており、トイレトレーニングを開始したとしても上手くいかないことが示唆される。
したがって、実施形態に係る出力制御装置100は、状態情報が示す状態と、行動情報が示す行動とのバランス、より具体的には身体と心のバランスが取れて初めて、トレーニングを開始するタイミングになっていると判定する。具体的には、出力制御装置100は、状態情報が示す状態と、行動情報が示す行動との間で所定の関係性が満たされていると判定した場合には、トイレトレーニングを開始するタイミングになったと判定する。より具体的には、出力制御装置100は、状態情報が示す身体の状態が所定の条件を満たし、行動情報に基づく乳幼児の状態が所定の条件満たすことにより、状態情報が示す身体の状態と、行動情報に基づく乳幼児の状態との双方が、与えられた所定の条件を満たしている関係性になっている場合には、トイレトレーニングを開始するタイミングになったと判定する。この点について、図2の例を用いて説明する。
図2に示す状態条件記憶部123−1の例では、「身体成熟度」に対して閾値条件「SC1」が設定されている。したがって、出力制御装置100は、身体成熟度SM1が閾値条件SC1を上回っているか否かを判定し、上回っていないと判定した場合には、心の成熟度SM2がどれほど高い値であっても、この時点ではトイレトレーニングを開始するタイミングになっていないと判定する。
また、図2に示す行動条件記憶部123−2の例では、「心の成熟度」に対して閾値条件「SC2」が設定されている。したがって、出力制御装置100は、心の成熟度SM2が閾値条件SC2を上回っているか否かを判定し、上回っていないと判定した場合には、身体成熟度SM1がどれほど高い値であっても、この時点ではトイレトレーニングを開始するタイミングになっていないと判定する。
一方で、出力制御装置100は、身体成熟度SM1が閾値条件SC1を上回っていると判定するとともに、心の成熟度SM2が閾値条件SC2を上回っていると判定した場合には、状態情報が示す状態と、行動情報が示す行動との間で所定の関係性が満たされていると判定する。そして、出力制御装置100は、状態情報が示す状態と、行動情報が示す行動との間で所定の関係性が満たされていると判定した場合には、図2で説明したように、身体成熟度「SM1」と、心の成熟度「SM2」とを掛け合わせた総合成熟度を用いて、トイレトレーニングを開始するタイミングとなっているか否かを最終的に判定する。
このように、出力制御装置100は、状態情報が示す状態と、行動情報が示す行動との間で、所定の関係性が満たされていると判定した場合には、トイレトレーニングを開始するタイミングになったと判定する。これにより、実施形態に係る出力制御システム1は、トイレトレーニングを開始するに十分な程、身体と心の双方が成熟している場合にのみ、トイレトレーニングを開始するタイミングとなったと判定することができるため、トイレトレーニングを開始するタイミングをより高精度に判定することができる。
〔6−2.統計情報を出力〕
例えば、トイレトレーニングを開始するタイミングではないと判定された利用者は、他の多くの子供は一人で用を足せるのに、自分の子供はおむつとれるのが遅いのではないかと心配になる場合がある。このため、出力制御装置100は、トイレトレーニングを開始するタイミングではないと判定した場合には、年齢別おむつ使用率といった統計情報とともに、「同じくらいの年代では、おむつ使っているお子さんはたくさんいますよ」といったコメント情報を表示させてもよい。また、出力制御装置100は、トイレトレーニングを開始するタイミングではないと判定した場合には、年齢別トイレトレーニング開始人数割合といった統計情報とともに、「あなたのお子さんよりも遅くの時期にトイレトレーニング始めたお子さんはたくさんいますよ」といったコメント情報を表示させてもよい。
〔7.出力制御装置の構成〕
次に、図4を用いて、実施形態に係る出力制御装置100について説明する。図4は、実施形態に係る出力制御装置100の構成例を示す図である。図4に示すように、出力制御装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、例えば、端末装置10や検出装置との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、状態情報記憶部121と、行動情報記憶部122と、条件情報記憶部123とを有する。
(制御部130について)
制御部130は、CPUやMPU等によって、出力制御装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図4に示すように、制御部130は、配信部131と、取得部132と、算出部133と、判定部134と、出力制御部135とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図4に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図4に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(配信部131について)
配信部131は、各種情報の配信を行う。例えば、配信部131は、配信要求を受け付けると、受け付けた配信要求に対応する情報を配信要求元に配信する。図1の例では、配信部131は、端末装置10から入力画面の配信要求を受け付けると、受け付けた配信要求に対応する入力画面を係る端末装置10に配信する。
(取得部132について)
取得部132は、乳幼児の身体的な機能の状態を示す状態情報と、乳幼児の行動を示す行動情報とを取得する。例えば、取得部132は、乳幼児ごとに(乳幼児に対する利用者(保育者)ごとに)、当該乳幼児の身体的な機能の状態を示す状態情報と、当該乳幼児の行動を示す行動情報とを取得する。また、例えば、取得部132は、状態情報として、乳幼児の***機能の状態を示す状態情報を取得する。また、例えば、取得部132は、乳幼児の***機能の状態を示す状態情報として、乳幼児による***物の量に関する情報、または、乳幼児の***間隔に関する情報を取得する。また、取得部132は、乳幼児の***機能の状態を示す状態情報として、乳幼児による***物に含まれる特定の成分に関する情報も取得してよい。
また、取得部132は、状態情報として、乳幼児が着用する物品に取付けられた検出装置により検出された状態を示す状態情報、または、乳幼児の保育者により入力された状態情報を取得する。また、例えば、取得部132は、行動情報として、乳幼児の周辺に設置された所定の検出装置により検出された行動を示す行動情報、または、乳幼児の保育者により入力された行動情報を取得する。
また、例えば、取得部132は、利用者の端末装置10を介して状態情報を取得してもよいし、乳幼児が着用する物品に取付けられた検出装置から直接状態情報を取得してもよい。また、取得部132は、利用者の端末装置10から行動情報を取得してもよいし、乳幼児の周辺に設置された所定の検出装置から行動情報を取得してもよい。
(算出部133について)
算出部133は、状態情報に基づいて各種算出を行う。例えば、算出部133は、取得部132により取得された***行為ごとの状態情報に基づいて、***行為ごとに、当該***行為で排出された***物の量(尿量)、当該***行為が行われた時点での***間隔(排尿間隔)、当該***行為で排出された***物に含まれる特定の成分(尿成分)の成分量を算出する。また、例えば、算出部133は、***履歴(状態情報記憶部121において、利用者IDに対応付けられる排尿履歴)に基づいて、平均***物量(平均排尿量)、平均***間隔(平均排尿間隔)、平均含有量を算出する。
(判定部134について)
判定部134は、状態情報と行動情報とに基づいて、トイレでの***行為を促すトイレトレーニングを開始するタイミングを判定する。例えば、判定部134は、算出部133により算出された状態情報と、取得部132により取得された行動情報とに基づいて、トイレでの***行為を促すトイレトレーニングを開始するタイミングを判定する。
例えば、判定部134は、状態情報に基づいて、所定の条件を満たすと判定した場合には、トイレトレーニングを開始するタイミングになったと判定する。例えば、判定部134は、状態情報が示す状態が、所定の条件を満たすか否かに基づいて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定する。また、例えば、判定部134は、状態情報が示す状態が、所定の条件を満たすと推定される将来の時期をトイレトレーニングを開始するタイミングと判定する。
また、判定部134は、行動情報に基づいて、乳幼児が所定の条件を満たすと判定した場合には、トイレトレーニングを開始するタイミングになったと判定する。例えば、判定部134は、乳幼児が、知覚に応じて行動可能であるとする条件を満たすか否かに基づいて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定する。また、例えば、判定部134は、乳幼児が、他者とのコミュニケーションが可能であるとする条件を満たすか否かに基づいて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定する。
また、例えば、判定部134は、乳幼児が、自力で所定の行動を行うことが可能であるとする条件を満たすか否かに基づいて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定する。所定の行動は、任意の行動であってよいが、例えば、「自分で服を脱着する」、「一人で用を足す」、「自分で歩く」、「自分でドアを開ける」といった行動が挙げられる。
また、例えば、判定部134は、乳幼児が、トイレで***することへの目的意識が高められているとする条件を満たすか否かに基づいて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定する。
また、例えば、判定部134は、行動情報に基づいて、乳幼児が所定の条件を満たすと推定される将来の時期をトイレトレーニングを開始するタイミングと判定する。
また、判定部134は、状態情報が示す状態と、行動情報が示す行動との間で、所定の関係性が満たされていると判定した場合には、トイレトレーニングを開始するタイミングになったと判定する。例えば、図2を用いて説明したように、判定部134は、状態情報が示す状態と、行動情報が示す行動との間で、所定の関係性が満たされている状態で、身体成熟度と心の成熟度から算出した総合成熟度が所定値位の場合には、トイレトレーニングを開始するタイミングになったと判定する。
(出力制御部135について)
出力制御部135は、判定部134による判定結果に基づく情報である出力情報を出力させる。例えば、出力制御部135は、判定部134によりトイレトレーニングを開始するタイミングになったと判定された場合には、出力情報として、トイレトレーニングの開始を案内する案内情報を出力させる。例えば、出力制御部135は、判定部134により現時点において、トイレトレーニングを開始するタイミングになっていると判定された場合には、出力情報として、トイレトレーニングの開始を案内する案内情報を出力させる。
また、出力制御部135は、判定部134によりトイレトレーニングを開始するタイミングになったと判定された場合には、出力情報として、トイレトレーニングに関する所定のアプリケーションの利用を推奨する推奨情報を出力させる。例えば、出力制御部135は、判定部134により現時点において、トイレトレーニングを開始するタイミングになっていると判定された場合には、出力情報として、トイレトレーニングに関する所定のアプリケーションの利用を推奨する推奨情報を出力させる。
また、出力制御部135は、判定部134によりトイレトレーニングを開始するタイミングではないと判定された場合には、乳幼児が所定の条件を満たすと推定される将来の時期に基づいて、トイレトレーニングを開始すべきタイミングの参考となる参考情報を出力させる。また、例えば、出力制御部135は、判定部134によりトイレトレーニングを開始するタイミングではないと判定された場合には、乳幼児が所定の条件を満たすたようになるための方策を示す方策情報を出力させる。
例えば、出力制御部135は、判定部134による判定結果に基づいて、図3(a)に示すような態様の結果コンテンツC21を生成し、生成した結果コンテンツC21を端末装置10に配信することにより結果コンテンツC21を表示させる。また、例えば、出力制御部135は、判定部134による判定結果に基づいて、図3(b)に示すような態様の結果コンテンツC22を生成し、生成した結果コンテンツC22を端末装置10に配信することにより結果コンテンツC22を表示させる。
〔8.端末装置の構成〕
次に、図5を用いて、実施形態に係る端末装置10について説明する。図5は、実施形態に係る端末装置10の構成例を示す図である。図5に示すように、端末装置10は、通信部11と、入力部12と、出力部13と、制御部14とを有する。
(通信部11について)
通信部11は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部11は、ネットワークNと有線または無線で接続され、例えば、出力制御装置100や検出装置との間で情報の送受信を行う。
(入力部12、出力部13について)
入力部12は、ユーザから各種操作を受け付ける入力装置である。例えば、入力部12は、キーボードやマウスや操作キー等によって実現される。出力部13は、各種情報を表示するための表示装置である。例えば、出力部13は、液晶ディスプレイ等によって実現される。なお、端末装置10にタッチパネルが採用された場合には、入力部12と出力部13とは一体化される。また、出力部13は、例えば、端末装置10の表示画面に対応する。
(制御部14について)
制御部14は、CPUやMPU等によって、端末装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(例えば、アプリAPに対応する端末プログラム)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部14は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図5に示すように、制御部14は、入力受付部14aと、取得部14bと、送信部14cと、受信部14dと、表示制御部14eとを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部14の内部構成は、図5に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部14が有する各処理部の接続関係は、図5に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
入力受付部14aは、乳幼児の行動を示す行動情報の入力を受け付ける。例えば、入力受付部14aは、図1に示す入力画面C1を介して、利用者から行動情報の入力を受け付ける。例えば、入力受付部14aは、図1に示す入力画面C1を介して、設問に対する回答形式で行動情報の入力を受け付ける。また、入力受付部14aは、乳幼児の行動が示される撮影画像や音声情報の入力を受け付けてもよい。また、入力受付部14aは、乳幼児の周辺に設置された所定の検出装置により検出された行動を示す行動情報の入力を受け付けてもよい。
(取得部14bについて)
取得部14bは、乳幼児の身体的な機能の状態を示す状態情報と、乳幼児の行動を示す行動情報とを取得する。例えば、取得部14bは、乳幼児ごとに(乳幼児に対する利用者(保育者)ごとに)、当該乳幼児の身体的な機能の状態を示す状態情報と、当該乳幼児の行動を示す行動情報とを取得する。また、例えば、取得部14bは、状態情報として、乳幼児の***機能の状態を示す状態情報を取得する。また、例えば、取得部14bは、乳幼児の***機能の状態を示す状態情報として、乳幼児による***物の量に関する情報、または、乳幼児の***間隔に関する情報を取得する。また、取得部14bは、乳幼児の***機能の状態を示す状態情報として、乳幼児による***物に含まれる特定の成分に関する情報も取得してよい。
また、取得部14bは、状態情報として、乳幼児が着用する物品に取付けられた検出装置により検出された状態を示す状態情報、または、乳幼児の保育者により入力された状態情報を取得する。また、例えば、取得部14bは、行動情報として、乳幼児の周辺に設置された所定の検出装置により検出された行動を示す行動情報、または、乳幼児の保育者により入力された行動情報を取得する。
(送信部14cについて)
送信部14cは、取得部14bに取得された状態情報や行動情報を出力制御装置100に送信する。また、送信部14cは、利用者の操作に応じて、入力画面の配信要求も出力制御装置100に送信することができる。
(受信部14dについて)
受信部14dは、状態情報と行動情報とに基づき判定された判定結果であって、トイレでの***行為を促すトイレトレーニングを開始するタイミングを示す判定結果に基づく情報である出力情報を出力制御装置100から受信する。また、受信部14dは、出力制御装置100から配信されたその他の情報(例えば、入力画面)も受信することができる。
(表示制御部14eについて)
表示制御部14eは、出力部13を制御することにより、各種情報を出力部13に出力(表示)させる。例えば、表示制御部14eは、出力部13に対して、受信部14dにより受信された出力情報を表示させる。
〔9.処理手順〕
次に、図6を用いて、実施形態に係る出力制御処理の手順について説明する。図6は、実施形態に係る出力制御処理手順を示すフローチャートである。
まず、取得部132は、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定する判定処理を行うタイミングであるか否かを判定する(ステップS101)。例えば、取得部132は、利用者の端末装置10から判定処理の要求を示す情報を取得できたか否かに基づいて、判定処理を行うタイミングであるか否かを判定する。例えば、取得部132は、端末装置10から状態情報および行動情報を取得できたか否かに基づいて、判定処理を行うタイミングであるか否かを判定する。なお、取得部132は、乳幼児が着用する物品(例えば、おむつ)に取付けられた検出装置から定期的に直接状態情報を取得している場合には、端末装置10から行動情報を取得できたか否かに基づいて、判定処理を行うタイミングであるか否かを判定してもよい。
取得部132は、判定処理を行うタイミングでないと判定している間は(ステップS101;No)、判定処理を行うタイミングになったと判定できるまで待機する。一方、算出部133は、取得部132により判定処理を行うタイミングになったと判定された場合には(ステップS101;Yes)、取得部132により取得された状態情報であって、状態情報記憶部121に記憶される状態情報を用いた算出処理を行う(ステップS102)。例えば、算出部133は、取得部132により取得された状態情報に基づいて、状態情報の平均値を算出する。例えば、算出部133は、平均尿量、平均排尿間隔、平均成分量を算出する。なお、算出部133は、必ずしも平均値を算出しなくてもよく、例えば、尿量の中央値、排尿間隔の中央値、成分量の中央値を算出してもよい。
また、判定処理には、排尿履歴のうち、特定の日時に対応する排尿履歴が用いられてもよい。例えば、取得部132は、排尿履歴のうち、最新の排尿履歴で示される尿量、排尿間隔、成分量が判定処理に用いられるよう、これらを状態情報記憶部121から取得し、これらが判定処理に用いられるよう判定部134に出力してもよい。係る場合、算出部133による算出処理は不要となる。
次に、判定部134は、状態情報(例えば、状態情報の平均値)と行動情報とに基づいて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定する判定処理を実行する(ステップS103)。例えば、判定部134は、状態情報が示す状態が、所定の条件(状態条件記憶部123−1に記憶される閾値条件)を満たすか否かに基づいて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定する。また、例えば、判定部134は、行動情報に基づいて、乳幼児(の行動または状態)が、所定の条件(行動条件記憶部123−2に記憶される行動条件)を満たすか否か判定した判定結果に基づいて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定する。
例えば、判定部134は、判定処理を行うと判定された現時点(判定処理の要求を利用者から受け付けた現時点)において、トイレトレーニングを開始するタイミングになっているか否かを判定する。
そして、出力制御部135は、判定部134によりトイレトレーニングを開始するタイミングになっていると判定された場合には(ステップS104;Yes)、トイレトレーニングを開始するタイミングになっているとする判定結果に基づく出力情報を端末装置10に出力させる(S201)。例えば、出力制御部135は、トイレトレーニングの開始を案内する案内情報や、トイレトレーニングに関する所定のアプリケーションの利用を推奨する推奨情報が表示される結果コンテンツを生成し、これを端末装置10に送信する。
一方、判定部134は、トイレトレーニングを開始するタイミングになっていないと判定した場合には(ステップS104;No)、トイレトレーニングを開始すべき将来の時期を推定し、推定した時期をトイレトレーニングを開始するタイミングであると判定する(ステップS301)。
係る場合、出力制御部135は、トイレトレーニングを開始するタイミングになっていないとする判定結果に基づく出力情報を端末装置10に出力させる(S301)。例えば、出力制御部135は、ステップS301で推定された将来の時期に基づいて、トイレトレーニングを開始すべきタイミングの参考となる参考情報を端末装置10に出力させる。また、例えば、出力制御部135は、乳幼児が所定の条件を満たすたようになるための方策を示す方策情報を端末装置10に出力させる。例えば、出力制御部135は、参考情報や方策情報が表示される結果コンテンツを生成し、これを端末装置10に送信する。
〔10.変形例〕
上記実施形態にかかる情報処理は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、他の実施形態について説明する。
〔10−1.アプリケーションによる動作〕
端末装置10は、アプリAPの制御に従って、次のような処理を行ってもよい。例えば、端末装置10は、インジケータを含めるように、おむつDP1が撮影された撮影画像(状態情報の一例)の入力を受け付ける。例えば、端末装置10は、利用者(保育者)によってカメラが起動された場合には、読み取り位置合わせの画像を重畳した撮影画面を表示することで、インジケータを含めるようにおむつDP1を撮影することを支援することができる。
そして、端末装置10は、撮像画像の入力を受け付けた場合には、受け付けた撮影画像に対する画像解析により、試薬が含まれたこのインジケータにおける***物(尿)による色の変化(呈色反応)を検出する。
そして、端末装置10は、検出した変色結果(尿に含まれる特定の成分や、尿比重のような尿の濃度に反応してインジケータが変色した変色結果)や面積等から尿成分を検出するとともに、検出した尿成分と、おむつセンサSN1により算出されている尿量とに基づいて、尿中における尿成分の含有量である「成分量」を算出する。また、端末装置10は、排尿が検知された「日時」をおむつDP1から取得することで「排尿間隔」も算出することができる。このような場合、端末装置10は、出力制御装置100と通信することなく、例えば、「日時」、「尿量」、「排尿間隔」、「成分量」で構成される排尿履歴を得ることができるようになる。
また、このように端末装置10側で排尿履歴の算出および保持がなされることで、出力制御装置100と通信が不要になるため、例えば、利用者は、自身の端末装置10に排尿履歴を記録できるようになるとともに、通信環境が不安定な場合であっても、迅速に排尿履歴を閲覧することができるようになる。
なお、上記例では、端末装置10が、おむつセンサSN1により尿量が算出されることで、算出された尿量を示す情報を取得する例を示した。しかしながら、端末装置10は、受け付けた撮影画像に対する画像解析により、呈色反応により色が変化している部分の面積等を算出することにより、算出した面積に基づいて尿量を推定してもよい。このような場合、端末装置10は、アプリAPの制御に従って、自装置の機能だけで「日時」、「尿量」、「排尿間隔」、「成分量」で構成される排尿履歴を得ることができるようになるため、センサSN1から各種情報を取得する必要がなくなる。したがって、このような場合には、おむつDP1には、必ずしもおむつセンサSN1が配置されなくてもよい。
〔10−2.端末装置の構成〕
また、端末装置10は、出力制御装置100の制御部130の有するものとして説明した各機能の一部または全てを有していてもよい。このような構成とすることで、端末装置10を有する利用者は、出力制御装置100と端末装置10との通信を待たずにトイレトレーニングを開始するタイミングになっているか否か判定結果を確認することができる。
〔10−3.開始時期の判定について〕
また、トイレトレーニングを開始するタイミングは、吸収性物品を介して取得される情報(例えば、尿量、排尿間隔、成分量といった、乳幼児の身体的な機能の状態を示す状態情報)と、利用者が端末装置10に入力した乳幼児に関する情報(行動情報、身体情報、***に関する情報など)とを組み合わせることで判定されてもよい。このように、日常で乳幼児が利用する製品から得られる情報と、利用者である乳幼児の保育者が入力した情報とを組み合わせることで、どちらか一方の情報を用いる場合よりも精度よくトイレトレーニングの開始するタイミングを判定することができるようになる。
〔10−4.検出装置について〕
また、検出装置であるおむつセンサSN1は、乳幼児の肌に直接接触するようにおむつDP1に配置されてもよいし、乳幼児の肌に直接接触しないようにおむつDP1に配置されてもよい。後者の場合、例えば、おむつセンサSN1は、乳幼児の衣服、おむつDP1の外装に配置されたり、おむつDP1内に埋め込まれる等、乳幼児の肌とおむつセンサSN1との間に布や不織布等の媒体が存在するように配置される。このように、乳幼児の肌に直接接触しないようにおむつDP1に配置される場合、乳幼児の肌に触れずに状態情報を取得することができるようになるため、成人よりもかぶれなどが発生しやすい乳幼児の肌への影響を押さえつつ、乳幼児の情報を取得することができるようになる。
〔11.その他〕
上記した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部は、手動的に行われてもよい。また、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部は、公知の方法で自動的に行われてもよい。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られるものではない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されなくともよい。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られない。また、各構成要素は、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成してもよい。また、上記してきた各処理は、矛盾しない範囲で適宜組み合わせて実行されてもよい。
〔12.ハードウェア構成〕
また、上述した実施形態に係る出力制御装置100および端末装置10は、例えば図7に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、出力制御装置100を例に挙げて説明する。図7は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、キャッシュ1040、メモリ1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続される。
演算装置1030は、キャッシュ1040やメモリ1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。キャッシュ1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するキャッシュである。また、メモリ1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等により実現されるメモリである。
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現されてよい。一方、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
例えば、入力装置1020は、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置により実現されてもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体により実現されてもよい。
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する機能を有する。
ここで、演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行うこととなる。例えば、演算装置1030は、入力装置1020やメモリ1050からプログラムをキャッシュ1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。例えば、コンピュータ1000が出力制御装置100として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、キャッシュ1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部40の機能を実現することとなる。
1 出力制御システム
10 端末装置
12 入力部
13 出力部
14a 入力受付部
14b 取得部
14c 送信部
14d 受信部
14e 表示制御部
100 出力制御装置
120 記憶部
121 状態情報記憶部
122 行動情報記憶部
123 条件情報記憶部
130 制御部
131 配信部
132 取得部
133 算出部
134 判定部
135 出力制御部

Claims (23)

  1. 乳幼児の身体的な機能の状態を示す状態情報と、前記乳幼児の行動を示す行動情報とを取得する取得手段と、
    前記状態情報と前記行動情報とに基づいて、トイレでの***行為を促すトイレトレーニングを開始するタイミングを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果に基づく情報である出力情報を出力させる出力制御手段と
    を有することを特徴とする出力制御システム。
  2. 前記取得手段は、前記状態情報として、前記乳幼児の***機能の状態を示す状態情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の出力制御システム。
  3. 前記取得手段は、前記乳幼児の***機能の状態を示す状態情報として、前記乳幼児による***物の量に関する情報、前記乳幼児による***物の成分、または、前記乳幼児の***間隔に関する情報を取得する
    ことを特徴とする請求項2に記載の出力制御システム。
  4. 前記取得手段は、前記状態情報として、前記乳幼児が着用する物品に取付けられた検出装置により検出された状態を示す状態情報、または、前記乳幼児の保育者により入力された状態情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の出力制御システム。
  5. 前記取得手段は、前記行動情報として、前記乳幼児の周辺に設置された所定の検出装置により検出された行動を示す行動情報、または、前記乳幼児の保育者により入力された行動情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の出力制御システム。
  6. 前記判定手段は、前記状態情報に基づいて、所定の条件を満たすと判定した場合には、トイレトレーニングを開始するタイミングになったと判定する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の出力制御システム。
  7. 前記判定手段は、前記状態情報が示す状態が、所定の条件を満たすか否かに基づいて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の出力制御システム。
  8. 前記判定手段は、前記状態情報が示す状態が、所定の条件を満たすと推定される将来の時期をトイレトレーニングを開始するタイミングと判定する
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の出力制御システム。
  9. 前記判定手段は、前記行動情報に基づいて、前記乳幼児が所定の条件を満たすと判定した場合には、トイレトレーニングを開始するタイミングになったと判定する
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の出力制御システム。
  10. 前記判定手段は、前記乳幼児が、知覚に応じて行動可能であるとする条件を満たすか否かに基づいて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定する
    ことを特徴とする請求項9に記載の出力制御システム。
  11. 前記判定手段は、前記乳幼児が、他者とのコミュニケーションが可能であるとする条件を満たすか否かに基づいて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定する
    ことを特徴とする請求項9または10に記載の出力制御システム。
  12. 前記判定手段は、前記乳幼児が、自力で所定の行動を行うことが可能であるとする条件を満たすか否かに基づいて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定する
    ことを特徴とする請求項9〜11のいずれか1つに記載の出力制御システム。
  13. 前記判定手段は、前記乳幼児が、トイレで***することへの目的意識が高められているとする条件を満たすか否かに基づいて、トイレトレーニングを開始するタイミングを判定する
    ことを特徴とする請求項9〜12のいずれか1つに記載の出力制御システム。
  14. 前記判定手段は、前記行動情報に基づいて、前記乳幼児が所定の条件を満たすと推定される将来の時期をトイレトレーニングを開始するタイミングと判定する
    ことを特徴とする請求項9〜13のいずれか1つに記載の出力制御システム。
  15. 前記判定手段は、前記状態情報が示す状態と、前記行動情報が示す行動との間で、所定の関係性が満たされていると判定した場合には、トイレトレーニングを開始するタイミングになったと判定する
    ことを特徴とする請求項9〜14のいずれか1つに記載の出力制御システム。
  16. 前記出力制御手段は、前記判定手段によりトイレトレーニングを開始するタイミングになったと判定された場合には、前記出力情報として、トイレトレーニングの開始を案内する案内情報を出力させる
    ことを特徴とする請求項1〜15のいずれか1つに記載の出力制御システム。
  17. 前記出力制御手段は、前記判定手段によりトイレトレーニングを開始するタイミングになったと判定された場合には、前記出力情報として、トイレトレーニングに関する所定のアプリケーションの利用を推奨する推奨情報を出力させる
    ことを特徴とする請求項16に記載の出力制御システム。
  18. 前記出力制御手段は、前記判定手段によりトイレトレーニングを開始するタイミングではないと判定された場合には、前記乳幼児が所定の条件を満たすと推定される将来の時期に基づいて、トイレトレーニングを開始すべきタイミングの参考となる参考情報を出力させる
    ことを特徴とする請求項1〜17のいずれか1つに記載の出力制御システム。
  19. 前記出力制御手段は、前記判定手段によりトイレトレーニングを開始するタイミングではないと判定された場合には、前記乳幼児が所定の条件を満たすたようになるための方策を示す方策情報を出力させる
    ことを特徴とする請求項18に記載の出力制御システム。
  20. 出力制御装置が実行する出力制御方法であって、
    乳幼児の身体的な機能の状態を示す状態情報と、前記乳幼児の行動を示す行動情報とを取得する取得工程と、
    前記状態情報と前記行動情報とに基づいて、トイレでの***行為を促すトイレトレーニングを開始するタイミングを判定する判定工程と、
    前記判定工程による判定結果に基づく情報である出力情報を出力させる出力制御工程と
    含むことを特徴とする出力制御方法。
  21. 乳幼児の行動を示す行動情報の入力を受け付ける入力受付手順と、
    前記乳幼児の身体的な機能の状態を示す状態情報と、前記行動情報とに基づき判定された判定結果であって、トイレでの***行為を促すトイレトレーニングを開始するタイミングを示す判定結果に基づく情報である出力情報を受信する受信手順と
    を端末装置に実行させるための端末プログラム。
  22. 乳幼児の行動を示す行動情報の入力を受け付ける入力受付部と、
    前記乳幼児の身体的な機能の状態を示す状態情報と、前記行動情報とに基づき判定された判定結果であって、トイレでの***行為を促すトイレトレーニングを開始するタイミングを示す判定結果に基づく情報である出力情報を受信する受信部と
    を有することを特徴とする端末装置。
  23. 端末装置が実行する情報処理方法であって、
    乳幼児の行動を示す行動情報の入力を受け付ける入力受付工程と、
    前記乳幼児の身体的な機能の状態を示す状態情報と、前記行動情報とに基づき判定された判定結果であって、トイレでの***行為を促すトイレトレーニングを開始するタイミングを示す判定結果に基づく情報である出力情報を受信する受信工程と
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
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