JP2021182228A - Etc車載無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】路側無線装置からのETC運用情報の受信時に、ETCカード利用可否情報を出力できるETC車載無線通信装置を得る。【解決手段】車両に搭載され、路側無線装置との間で路車間通信を行う車載無線通信手段10により、路側無線装置が同報配信したETC料金所の運用状態を示すETC運用情報が受信された場合に、ETC利用可否確認手段20が出力する車両に収納されたETCカードの利用可否情報および同報配信されたETC運用情報に応じたコンテンツを、ETC通過支援情報生成・出力手段40が選択し、料金所情報再生装置2に出力すると、料金所情報再生装置2がこのコンテンツを、運転者に対し出力し、前方への注意喚起を行うようにした。【選択図】図1

Description

本願は、ETC車載無線通信装置に関するものである。
近年、料金所を確実に通過するための技術開発が進められている。
その一つに、ETC(Electronic Toll Collection System、登録商標)カード未挿入お知らせ路側無線装置が配信するETC予告通知を受信したタイミングで、ETC車載器にETCカードが挿入されていない場合に、ETCカード未挿入であることを、運転者に通知するETC料金所予告通知システムがある。
また、ETC料金所の各レーンの通行状態(通行可否など)を示す情報を生成・配信し、ETCが利用可能なレーンの位置を運転者もしくは自動運転システムに知らせるETC料金所運用情報提供システムも検討されている。(特許文献1参照)
特許第6585009号公報(第3〜4頁、第1図)
しかしながら、上述のETC料金所予告通知システムおよびETC料金所運用情報提供システムの2つのシステムは、異なる無線仕様かつ個々に独立したシステムとして設置される。このため、それぞれのシステムに必要な無線アンテナと路側無線装置を用意し、かつ、それぞれの無線通信覆域が混信しないように通信エリアを配置する必要がある。
たとえば、ETC料金所予告通知システムは、ASK(Amplitude shiftkeying)変調方式を用いた無線通信を利用し、ETC料金所運用情報提供システムは、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)変調方式を用いた無線通信を利用する。
ETC車載器は、ASK変調方式を用いた無線通信と、QPSK変調方式を用いた無線通信のいずれか一方の通信を排他的に利用するため、たとえば一般道との分流地点から料金所までの道程距離が短い場合に、ETC料金所予告通知システムとETC料金所運用情報提供システムの両通信エリアが重ならないように設置することができない場合がある。
また、ETC料金所予告通知システムおよびETC料金所運用情報提供システムの両システムを実施するために、無線アンテナと路側無線装置をそれぞれのシステム毎に用意するため、システム設置コストが高くなるという問題があった。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、路側無線装置からのETC運用情報の受信時に、ETCカード利用可否情報を出力できるETC車載無線通信装置を提供することを目的とする。
本願に開示されるETC車載無線通信装置は、車両に搭載され、路側無線装置との間で路車間通信を行う車載無線通信手段、車両に収納されたETCカードの利用可否情報を出力するETC利用可否確認手段、車載無線通信手段により、路側無線装置から、ETC料金所の運用状態を示すETC運用情報が受信された場合に、ETC利用可否確認手段の出力したETCカードの利用可否情報およびETC運用情報に応じたコンテンツを出力するコンテンツ出力手段を備えたものである。
本願に開示されるETC車載無線通信装置によれば、路側無線装置からのETC運用情報の受信時に、ETCカード利用可否情報を出力することができる。
実施の形態1によるETC車載無線通信装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1によるETC車載無線通信装置の料金所通過支援を実施する際の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1によるETC車載無線通信装置のETC運用情報のコンテンツの構成例を示す図である。 実施の形態1および実施の形態2によるETC車載無線通信装置のハードウェア構成を示す図である。
実施の形態1.
以下、実施の形態1について、図を用いて説明する。
図1は、実施の形態1によるETC車載無線通信装置の構成を示すブロック図である。
図1において、ETC車載無線通信装置1は、ETC料金所の通過支援を行う。次のように構成されている。
車載無線通信手段10は、自動車に搭載され、路側無線装置との間で路車間通信を行って、料金所予告通知情報、および料金所の各ブースのETCの運用状況を含むETC運用情報などを受信する。
車載無線通信手段10は、ETC料金所予告通知システムにおけるASK変調方式と、ETC料金所運用情報提供システムにおけるQPSK変調方式の両方式に対応した通信が可能であり、いずれか1つの通信を排他的に利用するものとする。
具体的には、接続した通信が切断されるまで、他の通信が利用できない。たとえば、ASK変調方式の通信を開始した場合、当該通信覆域を退出するまでQPSK変調方式の通信はできない。
また、実施の形態1における車載無線通信手段10は、ETCでも利用し、ETCではASK変調方式の個別通信(1組の路側無線装置とETC車載無線通信装置間で個別に行う通信)を利用するものとし、ETC運用情報の情報提供等は、QPSK変調方式を用いた同報通信(1つの路側無線装置から複数のETC車載無線通信装置に対して同じ情報を同時配信する放送型の通信)を利用するものとする。
ETC利用可否確認手段20は、ETCカードの利用可否状態を確認し、利用可否を示すETC利用可否情報を、後述する料金所通過支援情報選択・出力手段40に出力する。
このETC利用可否確認手段20は、ETCカードの読み取り装置であり、ETCカードの期限切れまたは読み取り不良(未挿入状態含む)のETC利用可否と理由を検出し、出力するものとする。
また、ETC利用可否確認手段20は、時刻情報出力手段30が出力する時刻情報を用いて、ETCカードの有効期限切れを判定しても良い。
時刻情報出力手段30は、時刻情報を、ETC利用可否確認手段20と、後述する料金所通過支援情報選択・出力手段40とに出力する。
時刻情報出力手段30は、RTC(Real−Time−Clock)で実現しても良いし、GPS(Global Positioning System)から受信した時刻情報を利用しても良い。
料金所通過支援情報選択・出力手段40(コンテンツ出力手段)は、車載無線通信手段10によりETC運用情報が受信された場合に、ETC利用可否確認手段20からETC利用可否情報を取得し、ETC利用可否情報とETC運用情報の内容から、運転者または自動運転システムに必要なコンテンツ(音声データ、画僧データ、受信データ、所定のコマンドデータの少なくともいずれか1つを含むデータ)を選択し、適切な順番で出力する。
料金所情報再生装置2は、ETC車載無線通信装置1によって出力されたコンテンツを受信し、再生する。
なお、実施の形態1において、料金所情報再生装置2は、ETC車載無線通信装置1とは独立した装置としてETC車載無線通信装置1に接続される構成としているが、ETC車載無線通信装置1の内部に組み込まれていてもよい。
ETC運用情報は、料金所の各ブースぞれぞれの、ETCの運用状況(ETC利用可、ETC利用不可、一般のみ(現金支払いのみ))、通行可否とその理由(工事中等)を示す情報を含むものとする。
また、ETC利用可否情報は、ETC車載無線通信装置1における、ETC利用可否とその理由(ETCカードが未挿入、ETCカードの有効期限切れなど)を含むものとする。
ETC利用可否確認手段20から料金所通過支援情報選択・出力手段40へ出力されるETC利用可否情報は、ETC利用可否確認手段20が料金所通過支援情報選択・出力手段40に一定周期(ETC車載無線通信装置1の電源投入・起動時点を起点として、100ミリ秒経過毎)で出力するものであっても良い。
または、料金所通過支援情報選択・出力手段40が、任意のタイミングで、ETC利用可否確認手段20に、ETC利用可否情報の出力を要求し、この要求への応答として取得するようにしても良い。
なお、ETCカードへのアクセス回数には耐用回数があるため、不必要にETCカードへのアクセスをしないことが望ましい。
このため、実施の形態1では、車載無線通信手段10によって受信されたETC運用情報は、料金所通過支援情報選択・出力手段40に出力され、料金所通過支援情報選択・出力手段40が、当該ETC運用情報を受信した時点で、料金所通過支援情報選択・出力手段40からETC利用可否確認手段20にETC利用可否情報の出力要求し、当該要求への応答として、取得するものとする。
図3は、実施の形態1によるETC車載無線通信装置のETC運用情報のコンテンツの構成例を示す図である。
図3において、ETC運用情報の内容と、料金所通過支援情報選択・出力手段40によって出力されるコンテンツとを対応付けるとともに、対応付けられたコンテンツの出力先を示している。
図3では、料金所情報再生装置2に対して出力されるコンテンツは、ETC運用情報の内容に応じたものになる。「正常」(すなわち、全ての料金所ブースでETCが利用できる状況)、「ETC利用不可」(全ての料金所ブースでETCが利用できない状況)、「一部ETC利用可」(一部の料金所ブースでETCが利用できる状況)、「一部工事中」(一部の料金所が工事中のため通行できない状況)、「通行不可」(全ての料金所ブースが通行できない状況)などがあり、出力先に応じてあらかじめ決められている。
次に、動作について説明する。
ETC車載無線通信装置1の料金所通過支援を実施する際の動作について、図2を用いて説明する。
まず、ETC車載無線通信装置1の車載無線通信手段10が、ETC料金所の各ブースの運用状況(通過不可・運用中・現金のみ通過可)を示すETC運用情報を受信し、料金所通過支援情報選択・出力手段40に、受信したETC運用情報を出力する(ステップS101)。
次に、料金所通過支援情報選択・出力手段40は、ETC運用情報を受信すると、ETC利用可否確認手段20から、ETCカードの利用可否を示すETC利用可否情報を取得する(ステップS102)。
続いて、料金所通過支援情報選択・出力手段40は、ステップS102で取得したETC利用可否情報が、ETC利用可であるか否かを判定する(ステップS103)。
ETC利用可否情報が、ETC利用可の場合(ステップS103においてYES)、料金所通過支援情報選択・出力手段40は、各ETC運用情報の内容に対応するコンテンツを選択し、選択したコンテンツを料金所情報再生装置2に出力する(ステップS104)。
次いで、ステップS104で出力されたコンテンツを、料金所情報再生装置2が再生し(ステップS106)、処理を終了することで、運転者にETC料金所の運用状況を知らせる。
また、ETC利用可否情報が、ETC利用不可の場合(ステップS103においてNO)、料金所通過支援情報選択・出力手段40は、ETC利用不可に対応するコンテンツを選択し、選択したコンテンツを料金所情報再生装置2に出力する(ステップS105)。
ステップS105で出力されたコンテンツを、料金所情報再生装置2が再生し(ステップS106)、処理を終了することで、運転者にETC車載無線通信装置1がETCを利用できないことを知らせる。
なお、ETC運用情報は、複数の料金所ブースの運用状況を示すデータから構成されるが、料金所情報再生装置2が音声データを再生する場合は、前方の料金所の状況を短い時間で、かつ正確に運転者に伝える必要がある。
このため、ステップS104において、料金所通過支援情報選択・出力手段40が選択し、料金所情報再生装置2に対して出力するコンテンツは、ETC運用情報の内容に応じて、図3に示すようになる。
また、ステップS105において、料金所通過支援情報選択・出力手段40が選択し、料金所情報再生装置2に対して出力するETC利用不可のコンテンツは、「ETCカード未挿入」、「ETCカードの有効期限切れ」などのETC利用不可の理由とその出力先に応じてあらかじめ決められているものとする。
次に、コンテンツの選択処理の実現方法について、具体的に説明する。
料金所通過支援情報選択・出力手段40が、ETC運用情報から、「正常」(全ての料金所ブースでETCが利用できる状況)を判定する場合の具体例について説明する。
ETC運用情報には、料金所にあるN個のブース全ての運用状況が、ETC運用フラグ情報[1〜N]として、「0:停止中」、「1:運用中」のように、0、1で表されているものとする場合、全てのETC運用フラグ情報の論理積(AND)の結果が1である場合、すなわち、全てのETC運用フラグ情報が「1:運用中」である場合を「正常」(全ての料金所ブースでETCが利用できる状況)と判定する。
同様に、全てのETC運用フラグ情報の論理和(OR)の結果が0である場合、「ETC利用不可」(全ての料金所ブースでETCが利用できない状況)と判定する。
なお、図3に示すように、コンテンツの出力先は、カーナビゲーション装置または自動運転システムなどであり、音声データではなく、受信したETC運用情報もしくはETC運用情報の内容に相当するコマンドデータなど、コンピュータで認識しやすい形式で出力しても良いものとする。
次に、実施の形態1による効果について説明する。
従来のETC車載無線通信装置では、ETCカードの未挿入時など、ETC車載無線通信装置がETCを利用できない状況と、料金所のETCの運用情報の、それぞれの状況を運転者に通知するために、ASK変調方式の路側無線装置と、QPSK変調方式の路側無線装置が必要である。
すなわち、ETC料金所の手前に、ETCカードの未挿入警告用のASK変調方式の路側無線装置と、料金所のETC運用情報の同報配信用のQPSK変調方式の路側無線装置を、同一路線上に、それぞれの通信覆域が重ならないように配置する必要がある。
しかしながら、一般道との分流地点からETC料金所までの道程距離が短い場所では、同一路線上にASK変調方式の路側無線装置と、QPSK変調方式の路側無線装置の通信覆域が重ならないように設置することはできなかった。
実施の形態1によれば、QPSK変調方式の路側無線装置のみで、ETCカードの未挿入警告とETC運用情報の配信と運転者への通知が可能になる。
また、同一路線にASK変調方式の路側無線装置とQPSK変調方式の路側無線装置を設置する場合にも対応することができる。
すなわち、QPSK変調方式の路側無線装置の通信覆域が、ASK変調方式の路側無線装置の通信覆域と一部重なる、もしくは、包含するようになった場合でも、ETC車載無線通信装置は、ASK変調方式の路側無線装置とQPSK変調方式の路側無線装置の両方、もしくは、QPSK変調方式の路側無線装置と通信することができるため、ETCカードの未挿入警告とETC運用情報の配信と運転者への通知を可能とする。
これは、QPSK変調方式の路側無線装置とさえ通信できれば、ETCカードの未挿入警告とETC運用情報の配信と運転者への通知ができるためである。
このように、路側無線装置の設置コストを下げ、かつ、一般道との分流地点からETC料金所までの道程が短い場所でも、ETCカードの未挿入警告とETC運用情報の配信と運転者への通知ができるようになる。
さらに、料金所通過支援情報選択・出力手段40が選択し、料金所情報再生装置2に対して出力するコンテンツを、ETC運用情報の内容と、その出力先に応じて、あらかじめ決めておくことで、運転者に対して前方の料金所が通常通り通過できない要因がある場合に、ETC車載無線通信装置1は、QPSK変調方式の路側無線装置から受信したETC運用情報(複数の料金所ブースの運用状態を表すデータ)に基づき、運転者に対し短時間で認識しやすいコンテンツを出力し、前方への注意喚起ができる。
このため、より確実に料金所を通過することができるようになる。
実施の形態2.
実施の形態1でのETC車載無線通信装置1は、車載無線通信手段10で受信した料金所の各ブースの運用状態に応じて、ETC車載無線通信装置1の料金所通過支援情報選択・出力手段40により、運転者が短時間で理解しやすい音声コンテンツを選択し、この選択された音声コンテンツを料金所情報再生装置2で再生することで、運転者に料金所の運用情報を提供していた。
実施の形態1では、図3に示すように、配信されたETC運用情報に基づき、ETC利用可否と、料金所の通過可否について運転者に通知していたが、これを、料金所に複数ある個々のブースの運用状態について通知するようにしても良い。
すなわち、実施の形態2では、ETC運用情報に、料金所の各ブースの運用状態(ETC利用可否、通行可否)とブースの位置を表すブース位置情報が含まれるものとする。
ETC車載無線通信装置1の料金所通過支援情報選択・出力手段40によって選択されるETC運用情報のコンテンツが、「向かって右側の料金所が利用できます」など、運転者に提供する情報に、運転者から見たブースの位置を含めることで、より理解しやすい料金所の運用情報の提供の仕方を実現する。
実施の形態2でポイントとなるのは、ブース位置情報の表現方法にある。
ブースの位置を表すブース位置情報は、料金所への進入路に対して、運転者からみて最も左のブースを1番として、左から右への順に連番(ETCブース番号)をつけた表現とする。
すなわち、8個のブースがある料金所では、運転者から見て、最も左のブースのETCブース番号が0番、最も右のブースのETCブース番号が8番となる。
このように、料金所の各ブースの位置を、一般的なGPSの緯度・経度・高度ではなく、運転者視点における相対位置(たとえば、右からN番目など)と表現することで、ETC車載無線通信装置1は、GPSなどの測位装置を持たずとも、料金所の位置を運転者に通知できるようになる。
次に、実施の形態2の具体的な処理について、実施の形態1との差分について、図2を援用して説明する。
まず、図2のステップS101において、ETC車載無線通信装置1の車載無線通信手段10によって受信されるETC運用情報に、料金所の各ブースの位置を表すブース位置情報が追加される。
次に、実施の形態1のステップS104における料金所通過支援情報選択・出力手段40が、ETC運用情報のコンテンツの選択する場合に、ブース位置情報を利用する。
たとえば、料金所に2つのブースが存在する場合、ETCブース番号1番が通行不可、2番がETC利用可かつ通行可であれば、
「“向かって右側の料金所が” “ETCを利用できます”」
とブース位置を表わすコンテンツ“向かって右側の料金所が”と、ETC運用状態を表わすコンテンツ“ETCを利用できます”の2つのコンテンツを選択し、料金所情報再生装置2に出力する。
このように、料金所通過支援情報選択・出力手段40による、ETC運用情報のコンテンツの選択において、ブース位置情報を、運転者の視点に基づき、左・真ん中・右という、認識しやすい位置の表現とする。
ブース位置を表わすコンテンツの選択方法について、より具体的に説明する。
料金所のブースの数が2の場合
・ブース番号1 “向かって左側の料金所が”
・ブース番号2 “向かって右側の料金所が”
として、ブースの位置を表現するコンテンツを選択する。
料金所のブースの数が3の場合、
・ブース番号1 “向かって左側の料金所が”
・ブース番号2 “向かって真ん中の料金所が”
・ブース番号3 “向かって右側の料金所が”
として、ブースの位置を表現するコンテンツを選択する。
料金所のブースの数が4以上の場合、
・ブース番号1 “向かって最も左側の料金所が”
・ブース番号2 “向かって左側の料金所が”
・ブース番号3 “向かって右側の料金所が”
・ブース番号4 “向かって最も右側の料金所が”
と、料金所通過支援情報選択・出力手段40は、ブース数に応じた料金所の位置を表現するコンテンツをあらかじめ持つものとする。
次に、実施の形態2の効果について説明する。
実施の形態2では、QPSK変調方式の路側無線装置から同報配信されるETC運用情報に、料金所のブースの位置を表わすブース位置情報を追加し、かつ、ブース位置情報に応じてETC車載無線通信装置1が「向かって右側の料金所が利用できます」など、運転者から見たブースの位置を含めた料金所情報を運転者に提供するようにした。
このため、運転者がどのブースを利用もしくは通行できるかが、短時間で理解できるようになるため、運転者がより確実に料金所を通過できるようになる。
また、ブース位置情報を料金所内での相対位置、たとえば、料金所の進入方向に対して左から連番で表現することで、ETC車載無線通信装置1が、GPSなどの測位装置を持たない安価なETC車載無線通信装置であっても、料金所のブースの位置を運転者に知らせることができるようになる。
なお、ETC車載無線通信装置1は、ハードウェアの一例を図4に示すように、プロセッサ100と記憶装置101から構成される。記憶装置は図示していないが、ランダムアクセスメモリ等の揮発性記憶装置と、フラッシュメモリ等の不揮発性の補助記憶装置とを具備する。また、フラッシュメモリの代わりにハードディスクの補助記憶装置を具備してもよい。プロセッサ100は、記憶装置101から入力されたプログラムを実行する。この場合、補助記憶装置から揮発性記憶装置を介してプロセッサ100にプログラムが入力される。また、プロセッサ100は、演算結果等のデータを記憶装置101の揮発性記憶装置に出力してもよいし、揮発性記憶装置を介して補助記憶装置にデータを保存してもよい。
本開示は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 ETC車載無線通信装置、2 料金所情報再生装置、10 車載無線通信手段、
20 ETC利用可否確認手段、30 時刻情報出力手段、
40 料金所通過支援情報選択・出力手段、100 プロセッサ、101 記憶装置
本願に開示されるETC車載無線通信装置は、車両に搭載され、路側無線装置との間で路車間通信を行う車載無線通信手段、車両に収納されたETCカードの利用可否情報を出力するETC利用可否確認手段、路側無線装置から同報通信で送信された、ETC料金所の運用状態を示すETC運用情報が、車載無線通信手段により受信された場合に、ETC利用可否確認手段の出力したETCカードの利用可否情報およびETC運用情報に応じたコンテンツを出力するコンテンツ出力手段を備えたものである。
実施の形態2でポイントとなるのは、ブース位置情報の表現方法にある。
ブースの位置を表すブース位置情報は、料金所への進入路に対して、運転者からみて最も左のブースを1番として、左から右への順に連番(ETCブース番号)をつけた表現とする。
すなわち、8個のブースがある料金所では、運転者から見て、最も左のブースのETCブース番号が番、最も右のブースのETCブース番号が8番となる。
このように、料金所の各ブースの位置を、一般的なGPSの緯度・経度・高度ではなく、運転者視点における相対位置(たとえば、右からN番目など)と表現することで、ETC車載無線通信装置1は、GPSなどの測位装置を持たずとも、料金所の位置を運転者に通知できるようになる。

Claims (4)

  1. 車両に搭載され、路側無線装置との間で路車間通信を行う車載無線通信手段、
    上記車両に収納されたETCカードの利用可否情報を出力するETC利用可否確認手段、
    上記車載無線通信手段により、上記路側無線装置から、ETC料金所の運用状態を示すETC運用情報が受信された場合に、上記ETC利用可否確認手段の出力した上記ETCカードの利用可否情報および上記ETC運用情報に応じたコンテンツを出力するコンテンツ出力手段を備えたことを特徴とするETC車載無線通信装置。
  2. 時刻情報を出力する時刻情報出力手段を備え、
    上記ETC利用可否確認手段は、上記時刻情報出力手段の出力する時刻情報に基づき、上記ETCカードの有効期限を確認して、上記利用可否情報を出力することを特徴とする請求項1に記載のETC車載無線通信装置。
  3. 上記コンテンツ出力手段は、上記ETC運用情報に含まれるETC料金所のブースの運用状況に応じたコンテンツを出力することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のETC車載無線通信装置。
  4. 上記コンテンツ出力手段は、上記ETC運用情報に含まれるETC料金所のブースの位置情報に応じたコンテンツを出力することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のETC車載無線通信装置。
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