JP2021170727A - 装置、画像処理装置、撮像装置、移動体、プログラム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】学習済みニューラルネットワークを用いて画質劣化を改善する画像処理装置を提供する。【解決手段】撮像装置において、制御部は、符号化による画質劣化量に対応づけて、復号化した画像を処理するための複数の学習済みニューラルネットワークを記憶し、画像の符号化により生成された符号化データ及び画像の符号化により生じた画質劣化量を取得し、符号化データを復号化することにより、復号化画像を生成し、複数の学習済みニューラルネットワークのうち取得した画質劣化量に対応づけられた学習済みニューラルネットワークを選択し、選択した学習済みニューラルネットワークを用いて、復号化画像を処理する復号化器を備える。【選択図】図7

Description

本発明は、装置、画像処理装置、撮像装置、移動体、プログラム及び方法に関する。
非特許文献1及び2には、動画像の符号化装置において、動き予測ループ内に機械学習によるフィルタを挿入した構成が記載されている。非特許文献3には、構造的類似性(Structual Similarity)に基づいて画質を評価する技術が記載されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[非特許文献1]Lulu Zhou, Xiaodan Song, Jiabao Yao, Li Wang, Fangdong Chen, "JVET−I0022: Convolutional neural network filter (CNNF) for intra frame", Joint Video Exploration Team (JVET) 9th Meeting: Gwangju, Korea, 2018年1月
[非特許文献2]Jiabao Yao, Xiaodan Song, Shuqing Fang, Li Wang, "AHG9: Convolutional Neural Network Filter for inter frame", ISO/IEC JTC1/SC29 WG11, JVET−K0222, 2018年7月
[非特許文献3]Zhou Wang, Alan C. Bovik, Hamid R. Sheikh, Eero P. Simoncelli, "Image Quality Assessment: From Error Visibility to Structural Similarity", IEEE Trans on Image Processing, Vol 13, No 4, 2004年4月
本発明の第1の形態に係る装置は、符号化による画質劣化量に対応づけて、復号化した画像を処理するための複数の学習済みニューラルネットワークを記憶するように構成される回路を備える。回路は、画像の符号化により生成された符号化データ及び画像の符号化により生じた画質劣化量を取得するように構成される。回路は、符号化データを復号化することにより、復号化画像を生成するように構成される。回路は、複数の学習済みニューラルネットワークのうち取得した画質劣化量に対応づけられた学習済みニューラルネットワークを選択するように構成される。回路は、選択した学習済みニューラルネットワークを用いて、復号化画像を処理するように構成される。
画質劣化量は、符号化前の画像及び復号化画像から算出される(i)ピーク信号対雑音比(Peak Signal to Noise Ratio)、(ii)構造的類似性(SSIM)及び(iii)平均二乗誤差(Mean Square Error)の少なくとも一つであってよい。
画像は、動画を構成する動画構成画像であってよい。符号化データは、動画構成画像のインター予測又はイントラ予測によって得られた動画構成画像の予測差分情報を量子化することによって得られた量子化差分情報を含んでよい。回路は、符号化データから取得した量子化差分情報の逆量子化を含む処理によって得られた予測差分情報に基づいて差分画像を生成し、差分画像にインター予測画像又はイントラ予測画像を加算することにより、復号化画像を生成するように構成される。回路は、選択した学習済みニューラルネットワークを用いて、復号化画像を処理するように構成される。
画像は、動画を構成する動画構成画像であってよい。回路は、動画構成画像のピクチャ種別にさらに対応づけて、複数の学習済みニューラルネットワークを記憶するように構成される。回路は、複数の学習済みニューラルネットワークのうち、動画構成画像のピクチャ種別と、取得した画質劣化量とに対応づけられた学習済みニューラルネットワークを選択するように構成される。
ニューラルネットワークは、学習用画像と学習用画像の符号化データとを学習データとして用いて、符号化による画質劣化量に応じて機械学習を行うことによって得られた畳み込みニューラルネットワークであってよい。
本発明の第2の態様に係る装置は、符号化による画質劣化量に対応づけて、復号化された画像データを処理するための複数の学習済みニューラルネットワークを記憶するように構成された回路を備える。回路は、符号化対象画像をインター予測又はイントラ予測を含む符号化処理により符号化することによって、符号化データを生成するように構成される。回路は、符号化データを復号化することによって復号化画像を生成するように構成される。回路は、符号化対象画像と復号化画像に基づいて、符号化対象画像の符号化により生じた画質劣化量を算出するように構成される。回路は、符号化データ及び算出した画質劣化量を出力するように構成される。回路は、複数の学習済みニューラルネットワークのうち算出した画質劣化量に対応づけられた学習済みニューラルネットワークを選択するように構成される。回路は、選択した学習済みニューラルネットワークを用いて、生成した復号化画像を処理することによって、インター予測又はイントラ予測に用いられる参照用画像を生成するように構成される。
本発明の第3の態様に係る画像処理装置は、第1の態様に係る装置と、第2の態様に係る装置とを備える。
本発明の第4の態様に係る撮像装置は、上記の装置と、画像を生成するイメージセンサとを備える。
本発明の第5の態様に係る移動体は、上記の撮像装置を備えて移動する。
移動体は、無人航空機であってよい。
本発明の第6の態様に係るプログラムは、コンピュータを上記の装置として機能させる。プログラムは、非一時的記録媒体に記録されてよい。
本発明の第7の態様に係る方法は、符号化による画質劣化量に対応づけて、復号化した画像を処理するための複数の学習済みニューラルネットワークを記憶する段階を備える。方法は、画像の符号化により生成された符号化データ及び画像の符号化により生じた画質劣化量を取得する段階を備える。方法は、符号化データを復号化することにより、復号化画像を生成する段階を備える。方法は、複数の学習済みニューラルネットワークのうち取得した画質劣化量に対応づけられた学習済みニューラルネットワークを選択する段階を備える。方法は、選択した学習済みニューラルネットワークを用いて、復号化画像を処理する段階を備える。
本発明の第8の態様に係る方法は、符号化による画質劣化量に対応づけて、復号化された画像データを処理するための複数の学習済みニューラルネットワークを記憶する段階を備える。方法は、符号化対象画像をインター予測又はイントラ予測を含む符号化処理により符号化することによって、符号化データを生成する段階を備える。方法は、符号化データを復号化することによって復号化画像を生成する段階を備える。方法は、符号化対象画像と復号化画像に基づいて、符号化対象画像の符号化により生じた画質劣化量を算出する段階を備える。方法は、符号化データ及び算出した画質劣化量を出力する段階を備える。方法は、複数の学習済みニューラルネットワークのうち算出した画質劣化量に対応づけられた学習済みニューラルネットワークを選択する段階を備える。方法は、選択した学習済みニューラルネットワークを用いて、生成した復号化画像を処理することによって、インター予測又はイントラ予測に用いられる参照用画像を生成する段階を備える。
本発明の上記の態様によれば、画像の符号化又は復号化を適切に行うことができる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本実施形態に係る撮像装置100の外観斜視図の一例を示す図である。 本実施形態に係る撮像装置100の機能ブロックを示す図である。 学習器のブロック図を示す。 PSNRに基づくクラス分類を行うためのクラス情報を示す。 ニューラルネットワークのパラメータ情報を示す。 制御部110が備える符号化器のブロック構成を示す。 制御部110が備える復号化器のブロック構成を示す。 制御部110が符号化対象ピクチャを符号化する場合に実行する処理のフローチャートを示す。 制御部110が復号化対象ピクチャを復号化する場合に実行する処理のフローチャートを示す。 インター予測で用いられるピクチャの参照関係の一例を示す。 無人航空機(UAV)の一例を示す。 本発明の複数の態様が全体的または部分的に具現化されてよいコンピュータ1200の一例を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。以下の実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、図面、及び要約書には、著作権による保護の対象となる事項が含まれる。著作権者は、これらの書類の何人による複製に対しても、特許庁のファイルまたはレコードに表示される通りであれば異議を唱えない。ただし、それ以外の場合、一切の著作権を留保する。
本発明の様々な実施形態は、フローチャート及びブロック図を参照して記載されてよく、ここにおいてブロックは、(1)操作が実行されるプロセスの段階または(2)操作を実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、プログラマブル回路、及び/またはプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/またはアナログハードウェア回路を含んでよい。集積回路(IC)及び/またはディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。再構成可能なハードウェア回路は、論理AND、論理OR、論理XOR、論理NAND、論理NOR、及び他の論理操作、フリップフロップ、レジスタ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックアレイ(PLA)等の様なメモリ要素等を含んでよい。
コンピュータ可読媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよい。その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読媒体は、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD−ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(登録商標)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、1または複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコードまたはオブジェクトコードの何れかを含んでよい。ソースコードまたはオブジェクトコードは、従来の手続型プログラミング言語を含む。従来の手続型プログラミング言語は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、またはSmalltalk(登録商標)、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語または同様のプログラミング言語でよい。コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサまたはプログラマブル回路に対し、ローカルにまたはローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して提供されてよい。プロセッサまたはプログラマブル回路は、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく、コンピュータ可読命令を実行してよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
図1は、本実施形態に係る撮像装置100の外観斜視図の一例を示す図である。図2は、本実施形態に係る撮像装置100の機能ブロックを示す図である。
撮像装置100は、撮像部102、レンズ部200を備える。撮像部102は、イメージセンサ120、制御部110、メモリ130、指示部162、及び表示部160を有する。
イメージセンサ120は、CCDまたはCMOSにより構成されてよい。イメージセンサ120は、レンズ部200が有するレンズ210を介して光を受光する。イメージセンサ120は、レンズ210を介して結像された光学像の画像データを制御部110に出力する。
制御部110は、CPUまたはMPUなどのマイクロプロセッサ、MCUなどのマイクロコントローラなどにより構成されてよい。メモリ130は、コンピュータ可読可能な記録媒体でよく、SRAM、DRAM、EPROM、EEPROM、及びUSBメモリなどのフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでよい。制御部110は回路に対応する。メモリ130は、制御部110がイメージセンサ120などを制御するのに必要なプログラム等を格納する。メモリ130は、撮像装置100の筐体の内部に設けられてよい。メモリ130は、撮像装置100の筐体から取り外し可能に設けられてよい。
指示部162は、撮像装置100に対する指示をユーザから受け付けるユーザインタフェースである。表示部160は、イメージセンサ120により撮像され、制御部110により処理された画像、撮像装置100の各種設定情報などを表示する。表示部160は、タッチパネルで構成されてよい。
制御部110は、レンズ部200及びイメージセンサ120を制御する。例えば、制御部110は、レンズ210の焦点の位置や焦点距離を制御する。制御部110は、ユーザからの指示を示す情報に基づいて、レンズ部200が備えるレンズ制御部220に制御命令を出力することにより、レンズ部200を制御する。
レンズ部200は、1以上のレンズ210、レンズ駆動部212、レンズ制御部220、及びメモリ222を有する。本実施形態において1以上のレンズ210のことを「レンズ210」と総称する。レンズ210は、フォーカスレンズ及びズームレンズを含んでよい。レンズ210が含むレンズのうちの少なくとも一部または全部は、レンズ210の光軸に沿って移動可能に配置される。レンズ部200は、撮像部102に対して着脱可能に設けられる交換レンズであってよい。
レンズ駆動部212は、レンズ210のうちの少なくとも一部または全部を、レンズ210の光軸に沿って移動させる。レンズ制御部220は、撮像部102からのレンズ制御命令に従って、レンズ駆動部212を駆動して、レンズ210全体又はレンズ210が含むズームレンズやフォーカスレンズを光軸方向に沿って移動させることで、ズーム動作やフォーカス動作の少なくとも一方を実行する。レンズ制御命令は、例えば、ズーム制御命令、及びフォーカス制御命令等である。
レンズ駆動部212は、複数のレンズ210の少なくとも一部または全部を光軸方向に移動させるボイスコイルモータ(VCM)を含んでよい。レンズ駆動部212は、DCモータ、コアレスモータ、または超音波モータ等の電動機を含んでよい。レンズ駆動部212は、電動機からの動力をカム環、ガイド軸等の機構部材を介して複数のレンズ210の少なくとも一部または全部に伝達して、レンズ210の少なくとも一部または全部を光軸に沿って移動させてよい。
メモリ222は、レンズ駆動部212を介して移動するフォーカスレンズやズームレンズ用の制御値を記憶する。メモリ222は、SRAM、DRAM、EPROM、EEPROM、及びUSBメモリなどのフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでよい。
制御部110は、指示部162等を通じて取得したユーザの指示を示す情報に基づいて、イメージセンサ120に制御命令を出力することにより、イメージセンサ120に撮像動作の制御を含む制御を実行する。制御部110は、イメージセンサ120により撮像された画像を取得する。制御部110は、イメージセンサ120から取得した画像に画像処理を施してメモリ130に格納する。
制御部110が実行する符号化処理及び復号化処理について説明する。制御部110は、符号化による画質劣化量に対応づけて、復号化した画像を処理するための複数の学習済みニューラルネットワークを記憶する。制御部110は、学習済みニューラルネットワークを外部のメモリ130に記憶してよい。制御部110は、学習済みニューラルネットワークを制御部110内の不揮発性メモリに記憶してよい。また、本実施形態において、符号化対象及び復号化対象の画像は、動画を構成する動画構成画像である。しかし、画像は静止画であってもよい。
まず、制御部110が符号化対象画像を符号化する処理の概要を説明する。制御部110は、符号化対象画像をインター予測又はイントラ予測を含む符号化処理により符号化することによって、符号化データを生成する。制御部110は、符号化データを復号化することによって復号化画像を生成し、符号化対象画像と復号化画像に基づいて、符号化対象画像の符号化により生じた画質劣化量を算出する。制御部110は、符号化データ及び算出した画質劣化量を出力する。例えば、制御部110は、生成した符号化データと、画質劣化量と、符号化に用いた動きベクトル等の圧縮情報とを含む圧縮画像データをメモリ130に記録する。
制御部110は、インター予測又はイントラ予測に用いる参照画像を生成する場合に、複数の学習済みニューラルネットワークのうち、算出した画質劣化量に対応づけられた学習済みニューラルネットワークを選択する。制御部110は、選択した学習済みニューラルネットワークを用いて、生成した復号化画像を処理することによって、インター予測又はイントラ予測に用いられる参照用画像を生成する。
なお、画質劣化量は、符号化前の画像及び復号化画像データから算出されるピーク信号対雑音比(Peak Signal to Noise Ratio)であってよい。)画質劣化量は、符号化前の画像及び復号化画像データから算出される構造的類似性(SSIM、Structural Similarity)であってよい。画質劣化量は、符号化前の画像及び復号化画像データから算出される平均二乗誤差(Mean Square Error)であってよい。画質劣化量は、符号化前の画像及び復号化画像データに基づく任意の損失関数の値を指標としてよい。
次に、制御部110が復号化対象画像を復号化する処理の概要を説明する。制御部110は、画像の符号化により生成された符号化データ及び画像の符号化により生じた画質劣化量を取得する。例えば、制御部110は、メモリ130から、画像の符号化データ、画質劣化量及び圧縮情報を含む圧縮画像データを読み出す。制御部110は、符号化データを復号化することにより、復号化画像を生成する。制御部110は、複数の学習済みニューラルネットワークのうち、取得した画質劣化量に対応づけられた学習済みニューラルネットワークを選択する。そして、制御部110は、選択した学習済みニューラルネットワークを用いて、復号化画像を処理する。制御部110は、学習済みニューラルネットワークを用いて処理した復号化画像を、例えば表示部160に出力する。
一例として、動画構成画像の符号化データは、動画構成画像のインター予測又はイントラ予測によって得られた動画構成画像の予測差分情報を量子化することによって得られた量子化差分情報を含む。例えば、予測差分情報は、符号化対象画像と参照画像との差分画像を離散コサイン変換(「DCT変換」と呼ぶ場合がある)することにより得られたDCT係数であり、量子化差分情報は、当該DCT係数を量子化することによって得られた量子化DCT係数である。制御部110は、符号化データから取得した量子化差分情報の逆量子化を含む処理によって得られた予測差分情報に基づいて差分画像を生成し、差分画像にインター予測画像又はイントラ予測画像を加算することにより、復号化画像を生成する。制御部110は、選択した学習済みニューラルネットワークを用いて、復号化画像を処理する。
制御部110は、動画構成画像のピクチャ種別にさらに対応づけて、複数の学習済みニューラルネットワークを記憶してよい。制御部110は、複数の学習済みニューラルネットワークのうち、動画構成画像のピクチャ種別と、取得した画質劣化量とに対応づけられた学習済みニューラルネットワークを選択してよい。
「学習済みニューラルネットワーク」は、学習用画像と当該学習用画像の符号化データとを学習データとして用いて、符号化による画質劣化量に応じて機械学習を行うことによって得られた畳み込みニューラルネットワーク(CNN)であってよい。図4から図10に関連して、CNNを用いた画像処理を行う「CNNフィルタ」を採用した形態を説明する。
図3は、学習器のブロック図を示す。図4は、PSNRに基づくクラス分類を行うためのクラス情報を示す。なお、学習器は、制御部110が使用するニューラルネットワークのパラメータ(CNNパラメータ)を生成する機械学習を行う装置である。制御部110が学習器を備える必要はない。
学習器は、入力画像と劣化画像とを用いた機械学習を行うことによって、CNNパラメータを生成する。劣化画像は、入力画像の符号化によって生成された符号化画像を復号化することによって生成された復号化画像である。復号化画像は、復号器が備えるループフィルタによる画像処理が施された画像である。ループフィルタについては後述する。
画質測定部310は、入力画像及び劣化画像に基づいて画質劣化量を測定する。本実施形態では、画質劣化量としてPSNRを採用した形態を説明する。画質測定部310は、入力画像及び劣化画像に基づいてPSNRを算出する。PSNRは、次の式で定義される。
Figure 2021170727
MSEは、平均二乗誤差である。例えば、MSEは、各色の画素値の差の平均二乗誤差により算出される値である。MAXは、画像の画素値が取り得る最大値である。例えば、画素値を8ビットで表現する場合、MAXは255である。
クラス決定部320は、図4に示すクラス情報とPSNRとに基づいて、クラスを決定する。図4に示されるように、クラス情報は、クラス識別子とPSNRの範囲とを対応づける情報である。クラス決定部320は、クラス情報における複数のPSNRの範囲のうち、算出したPSNRの値を含む範囲を特定して、特定した範囲に対応づけられたクラス識別子を特定する。
CNN学習器330は、クラス決定部320が決定したクラス毎に、入力画像及び劣化画像を用いた機械学習を行うことによって、後述するCNNフィルタを構成するCNNパラメータを算出する。具体的には、CNN学習器330は、劣化画像にCNNフィルタを適用することによって生成される画像と入力画像とに基づいて、予め定められた損失関数を最小化するような重み付け値及びオフセットを算出する。
図5は、ニューラルネットワークのパラメータ情報を示す。パラメータ情報は、機械学習によって算出されたCNNパラメータとクラス識別子とを対応づける情報である。CNNパラメータは、CNNを構成する重み付け値及びオフセットを含む。制御部110は、図4に示すクラス情報及び図5に示すパラメータ情報を記憶する。制御部110は、画像の符号化処理及び復号化処理の一部として、クラス情報を参照してクラスを決定し、決定したクラスとパラメータ情報とから定まるCNNパラメータを用いて画像処理を実行する。
図6は、制御部110が備える符号化器のブロック構成を示す。符号化器には、符号化対象となる入力画像データとして、動画構成画像としての時系列の複数のピクチャが入力される。リオーダ部610は、ピクチャ種別に基づいてピクチャの符号化を行う順序を決定する。例えば、リオーダ部610は、双方向予測によって符号化されるBピクチャの符号化を行う前に、Bピクチャより後のIピクチャ又はPピクチャを符号化するように、符号化するピクチャの順序を並べ替える。
直交変換部620は、リオーダ部610から出力されるピクチャと参照画像との差分画像をDCT変換することによって、DCT係数を算出する。量子化部630は、直交変換部620から出力されるDCT係数を量子化することによって量子化DCT係数を生成する。量子化部630は、後述するレート制御部660から出力される圧縮レートに基づいて、DCT係数の量子化に用いる量子化パラメータを調整する。エントロピー符号化部650は、量子化部630が出力する量子化DCT係数にエントロピー符号化を施すことによって符号化ピクチャを生成する。バッファ670は、エントロピー符号化部650が出力する符号化ピクチャを記憶する。レート制御部660は、符号化ピクチャのデータ量に基づいて圧縮レートを決定して、量子化部630に出力する。
次に、符号化器が備えるループ構造の処理を説明する。逆量子化部641は、量子化部630から出力された量子化DCT係数を逆量子化する。逆直交変換部642は、逆量子化部641の出力を逆DCT変換することにより差分画像を生成する。ループフィルタ643は、逆直交変換部642が生成した差分画像に参照画像を加算することによって得られた画像情報にフィルタ処理を施す。ループフィルタ643は、例えばデブロッキングフィルタを含んでよい。ループフィルタ643が生成した画像はCNNフィルタ644及び画質測定部646に出力される。
画質測定部646には、ループフィルタ643が生成した画像と、入力画像データが入力される。画質測定部646は、ループフィルタ643が生成した画像と入力画像データとに基づいて、PNSRを算出する。クラス決定部647は、画質測定部646により算出されたPSNRと、図4に関連して説明したクラス情報とを用いて、クラス識別子を決定する。クラス決定部647が決定したクラス識別子は、CNNフィルタ644及びエントロピー符号化部650に出力される。
CNNフィルタ644は、上述した学習器によって生成されたCNNパラメータにより形成されるCNNによって構成されるフィルタである。CNNフィルタ644は、ループフィルタ643が出力した画像にCNNを用いて畳み込み演算を行うことによって参照用ピクチャを生成する。具体的には、CNNフィルタ644は、パラメータ情報を参照して、クラス決定部647が決定したクラス識別子に対応づけられたCNNパラメータによって構成されるCNNフィルタを、ループフィルタ643により処理された画像情報に適用して、参照用ピクチャを生成する。メモリ645は、CNNフィルタ644が生成した参照用ピクチャを記憶する。イントラ予測部648は、メモリ645に記憶されている参照用ピクチャを用いて、符号化対象ピクチャを符号化するためのイントラ予測を行って、参照画像としてのイントラ予測画像を生成する。インター予測部649は、メモリ645に記憶されている参照用ピクチャを用いて、他の符号化対象ピクチャを符号化するためのインター予測を行って、参照画像としてのインター予測画像を生成する。インター予測部649は、例えば動きベクトルを算出し、動き補償を行うことによってインター予測画像を生成してよい。
なお、エントロピー符号化部650は、符号化ピクチャと、動きベクトル等の圧縮情報と、画質測定部646が算出したPSNRをエントロピー符号化してバッファ670に記憶する。制御部110は、エントロピー符号化部650がバッファ670に記憶した情報を含む圧縮画像データをメモリ130等に記録する。
図7は、制御部110が備える復号化器のブロック構成を示す。制御部110は、メモリ130から圧縮動画データを読み出して復号化する。エントロピー復号化部750は、メモリ130から読み出された圧縮画像データをエントロピー復号化することによって、量子化DCT係数及びPSNRを取得する。逆量子化部741は、エントロピー復号化部750から出力された量子化DCT係数を逆量子化する。逆直交変換部742は、逆量子化部741の出力を逆DCT変換することにより差分画像を生成する。ループフィルタ743は、逆直交変換部742が生成した差分画像に参照画像を加算することによって得られた画像情報にフィルタ処理を施す。ループフィルタ743は、例えばデブロッキングフィルタを含んでよい。ループフィルタ743は、ループフィルタ643と同一のフィルタであってよい。ループフィルタ743が生成した画像はCNNフィルタ744に出力される。
クラス決定部747は、エントロピー復号化部750から出力されるPSNRとクラス情報とを用いてクラス識別子を決定する。クラス決定部747が決定したクラス識別子を示す情報はCNNフィルタ744に出力される。
CNNフィルタ744は、上述した学習器によって生成されたCNNパラメータにより形成されるCNNである。CNNフィルタ744は、ループフィルタ743が出力した画像にニューラルネットワークを用いて畳み込み演算を行うことによって復号化ピクチャを生成する。具体的には、CNNフィルタ744は、パラメータ情報を参照して、クラス決定部747が決定したクラス識別子に対応づけられたCNNパラメータによって構成されるCNNフィルタを、ループフィルタ743により処理された画像情報に適用して、復号化ピクチャを生成する。リオーダー部710は、ピクチャ種別に基づいて、復号化ピクチャを時系列に並べ替える処理を行い、復号化画像データを出力する。復号化画像データは、例えば表示部160における画像の表示に用いられる。
メモリ745は、CNNフィルタ744が生成した復号化ピクチャを記憶する。イントラ予測部748は、メモリ745に記憶されている復号化ピクチャを参照用ピクチャとして用いて、復号化対象ピクチャを符号化するためのイントラ予測を行い、参照画像としてのイントラ予測画像を生成する。インター予測部749は、メモリ745に記憶されている復号化ピクチャを参照用ピクチャとして用いて、他の復号化対象ピクチャを符号化するためのインター予測を行って、参照画像としてのインター予測画像を生成する。インター予測部749は、例えば動きベクトルを算出し、動きベクトルに基づいて動き補償を行うことによってインター予測画像を生成してよい。
図8は、制御部110が符号化対象ピクチャを符号化する場合に実行する処理のフローチャートを示す。S810において、制御部110は、符号化対象ピクチャを符号化する。具体的には、直交変換部620が符号化対象ピクチャの直交変換を行ってDCT係数を算出し、量子化部630が算出されたDCT係数を量子化することにより、量子化DCT係数を生成する。
S820において、S810における符号化によって生成された符号化データを復号化し、ループフィルタを適用する。具体的には、逆量子化部641が量子化DCT係数を逆量子化し、逆直交変換部642が逆量子化により得られたDCT係数を逆直交変換することにより差分画像を生成する。そして、生成した差分画像にループフィルタ643を適用する。
S830において、画質測定部646は、PSNRを算出する。S840において、クラス決定部647はクラス情報を参照して、S830で算出したPSNRに基づいてクラス識別子を決定する。
S850において、S820において差分画像にループフィルタ643を適用することによって生成されたピクチャを、クラス識別子に対応づけられたCNNパラメータで構成されるCNNフィルタ644によって画像処理を行い、参照用ピクチャを生成する。
S860において、S810で生成した量子化DCT係数を含む符号化データとS830で生成したPSNRを含む情報をエントロピー符号化することによって圧縮画像データを生成して、生成した圧縮画像データをメモリ130に出力する。
図9は、制御部110が復号化対象ピクチャを復号化する場合に実行する処理のフローチャートを示す。S910において、エントロピー復号化部750は、圧縮画像データをエントロピー復号化することにより、画像の符号化データ及びPSNRを取得する。S920において、S910で取得した符号化データを復号化する。具体的には、逆量子化部741は、符号化データに含まれる量子化DCT係数を逆量子化し、逆直交変換部742は、逆量子化により得られたDCT係数を逆直交変換することにより、差分画像を生成する。また、イントラ予測部748又はインター予測部が生成した予測画像を差分画像に加算する。続いて、S930において、S920で生成された画像にループフィルタ743を適用する。
S940において、クラス決定部747は、クラス情報を参照して、S910において取得したPSNRに基づいてクラス識別子を決定し、S930においてループフィルタが適用された画像を、クラス識別子に対応づけられたCNNパラメータによって構成されるCNNフィルタ644により処理して、復号化ピクチャを生成する。上述したように、復号化ピクチャは、復号化画像データとして出力されるとともに、参照用ピクチャとして使用される。
なお、図6から図9に関連して説明した形態では、圧縮画像データにPSNRを含めて出力される。しかし、圧縮画像データに含める画質劣化量情報として、PSNR以外の情報を採用してもよい。例えば、クラス決定部647が決定したクラス識別子を、画質劣化量情報として圧縮画像データに含めてもよい。
図10は、インター予測で用いられるピクチャの参照関係の一例を示す。図10には、H.265等の画像符号化方式において用いられるIピクチャ1000、Pピクチャ1004、Stored−Bピクチャ1002、Non−Stored−Bピクチャ1001、及びNon−Stored−Bピクチャ1003の参照関係が示されている。図10に示されるように、ピクチャ種別によって参照関係が異なる。したがって、ピクチャ種別によって画質劣化量が異なり得る。そのため、上述したPSNRに基づくクラス分類に加え、ピクチャ種別に応じてクラス分類を行ってもよい。具体的には、ピクチャ種別及びPSNRの組み合わせ毎にクラス識別子を設定することによってクラス分類を行ってよい。機械学習において学習器は、ピクチャ種別及びPSNRの組み合わせ毎に機械学習を行って、ピクチャ種別及びPSNRの組み合わせ毎にCNNパラメータを算出してよい。制御部110は、ピクチャ種別及びPSNRの組み合わせに対応づけてCNNパラメータを記憶してよく、符号化及び復号化において、ピクチャ種別及びPSNRの組み合わせに対応づけられたCNNパラメータを用いてCNNフィルタを構成してよい。
上述した実施形態では、画像全体のPSNRを算出して、算出したPSNRに対応するCNNフィルタを選択して、ループフィルタが適用された画像に適用する。しかし、画像の部分領域毎にPSNRに対応するCNNフィルタを選択し、部分領域毎に選択したCNNフィルタを、ループフィルタが適用された画像におけるそれぞれの部分領域に適用してもよい。例えば、複数の部分領域毎にPSNRを算出し、複数の部分領域毎にクラス識別子を決定し、ループフィルタが適用された画像における複数の部分領域のそれぞれに、それぞれの部分領域に対して決定されたクラス識別子に対応するCNNパラメータにより構成されるCNNフィルタを適用してよい。なお、「部分領域」は任意の形状を持つ領域であってよい。例えば、画像の列方向に沿って分割されるスライスや画像を矩形形状に分割するタイルを「部分領域」として適用してよい。
なお、上記の実施形態の変形例として、ループフィルタ643及びループフィルタ743を備えない形態を採用してもよい。
上述した非特許文献1及び非特許文献2には、量子化パラメータを固定してフィルタパラメータの学習を行うことが記載されている。一般に、動画の圧縮符号化において、圧縮率が低い場合と圧縮率が高い場合とでは符号化による画質劣化量が異なる。実際に商用で用いられる符号化器では、通常、ピクチャ内で量子化パラメータを可変とし、量子化行列を適用する場合が多いため、画質劣化量に違いが生じる。そのため、非特許文献1及び非特許文献2に記載されたような量子化パラメータを固定して学習したフィルタパラメータを商用の符号化器に適用すると、符号化効率が悪化する場合があり得る。これに対し、本実施形態によれば、PSNR等の画質劣化量に基づくクラス分類を行ってCNNパラメータを選択するので、インター予測又はイントラ予測のループ構造内において、圧縮率に応じた適切なフィルタを適用することができる。これにより、符号化効率を高めることができる場合がある。
上記のような撮像装置100は、移動体に搭載されてもよい。撮像装置100は、図11に示すような、無人航空機(UAV)に搭載されてもよい。UAV10は、UAV本体20、ジンバル50、複数の撮像装置60、及び撮像装置100を備えてよい。ジンバル50、及び撮像装置100は、撮像システムの一例である。UAV10は、推進部により推進される移動体の一例である。移動体とは、UAVの他、空中を移動する他の航空機などの飛行体、地上を移動する車両、水上を移動する船舶等を含む概念である。
UAV本体20は、複数の回転翼を備える。複数の回転翼は、推進部の一例である。UAV本体20は、複数の回転翼の回転を制御することでUAV10を飛行させる。UAV本体20は、例えば、4つの回転翼を用いてUAV10を飛行させる。回転翼の数は、4つには限定されない。また、UAV10は、回転翼を有さない固定翼機でもよい。
撮像装置100は、所望の撮像範囲に含まれる被写体を撮像する撮像用のカメラである。ジンバル50は、撮像装置100を回転可能に支持する。ジンバル50は、支持機構の一例である。例えば、ジンバル50は、撮像装置100を、アクチュエータを用いてピッチ軸で回転可能に支持する。ジンバル50は、撮像装置100を、アクチュエータを用いて更にロール軸及びヨー軸のそれぞれを中心に回転可能に支持する。ジンバル50は、ヨー軸、ピッチ軸、及びロール軸の少なくとも1つを中心に撮像装置100を回転させることで、撮像装置100の姿勢を変更してよい。
複数の撮像装置60は、UAV10の飛行を制御するためにUAV10の周囲を撮像するセンシング用のカメラである。2つの撮像装置60が、UAV10の機首である正面に設けられてよい。更に他の2つの撮像装置60が、UAV10の底面に設けられてよい。正面側の2つの撮像装置60はペアとなり、いわゆるステレオカメラとして機能してよい。底面側の2つの撮像装置60もペアとなり、ステレオカメラとして機能してよい。複数の撮像装置60により撮像された画像に基づいて、UAV10の周囲の3次元空間データが生成されてよい。UAV10が備える撮像装置60の数は4つには限定されない。UAV10は、少なくとも1つの撮像装置60を備えていればよい。UAV10は、UAV10の機首、機尾、側面、底面、及び天井面のそれぞれに少なくとも1つの撮像装置60を備えてもよい。撮像装置60で設定できる画角は、撮像装置100で設定できる画角より広くてよい。撮像装置60は、単焦点レンズまたは魚眼レンズを有してもよい。
遠隔操作装置300は、UAV10と通信して、UAV10を遠隔操作する。遠隔操作装置300は、UAV10と無線で通信してよい。遠隔操作装置300は、UAV10に上昇、下降、加速、減速、前進、後進、回転などのUAV10の移動に関する各種命令を示す指示情報を送信する。指示情報は、例えば、UAV10の高度を上昇させる指示情報を含む。指示情報は、UAV10が位置すべき高度を示してよい。UAV10は、遠隔操作装置300から受信した指示情報により示される高度に位置するように移動する。指示情報は、UAV10を上昇させる上昇命令を含んでよい。UAV10は、上昇命令を受け付けている間、上昇する。UAV10は、上昇命令を受け付けても、UAV10の高度が上限高度に達している場合には、上昇を制限してよい。
図12は、本発明の複数の態様が全体的または部分的に具現化されてよいコンピュータ1200の一例を示す。コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200に、本発明の実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーションまたは当該装置の1または複数の「部」として機能させることができる。例えば、コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200に、制御部110として機能させることができる。または、当該プログラムは、コンピュータ1200に当該オペレーションまたは当該1または複数の「部」の機能を実行させることができる。当該プログラムは、コンピュータ1200に、本発明の実施形態に係るプロセスまたは当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ1200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつかまたはすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU1212によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、及びRAM1214を含み、それらはホストコントローラ1210によって相互に接続されている。コンピュータ1200はまた、通信インタフェース1222、入力/出力ユニットを含み、それらは入力/出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続されている。コンピュータ1200はまた、ROM1230を含む。CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。
通信インタフェース1222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。ハードディスクドライブが、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを格納してよい。ROM1230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/またはコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。プログラムが、CR−ROM、USBメモリまたはICカードのようなコンピュータ可読記録媒体またはネットワークを介して提供される。プログラムは、コンピュータ可読記録媒体の例でもあるRAM1214、またはROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置または方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報のオペレーションまたは処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース1222は、CPU1212の制御の下、RAM1214、またはUSBメモリのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、またはネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
また、CPU1212は、USBメモリ等のような外部記録媒体に格納されたファイルまたはデータベースの全部または必要な部分がRAM1214に読み取られるようにし、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM1214に対しライトバックする。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1212は、第1の属性の属性値が指定される、条件に一致するエントリを当該複数のエントリの中から検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラムまたはソフトウェアモジュールは、コンピュータ1200上またはコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワークまたはインターネットに接続されたサーバーシステム内に提供されるハードディスクまたはRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ1200に提供する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 UAV
20 UAV本体
50 ジンバル
60 撮像装置
100 撮像装置
102 撮像部
110 制御部
120 イメージセンサ
130 メモリ
160 表示部
162 指示部
200 レンズ部
210 レンズ
212 レンズ駆動部
220 レンズ制御部
222 メモリ
300 遠隔操作装置
310 画質測定部
320 クラス決定部
330 CNN学習器
610 リオーダ部
620 直交変換部
630 量子化部
641 逆量子化部
642 逆直交変換部
643 ループフィルタ
644 CNNフィルタ
645 メモリ
646 画質測定部
647 クラス決定部
648 イントラ予測部
649 インター予測部
650 エントロピー符号化部
660 レート制御部
670 バッファ
710 リオーダー部
741 逆量子化部
742 逆直交変換部
743 ループフィルタ
744 CNNフィルタ
745 メモリ
747 クラス決定部
748 イントラ予測部
749 インター予測部
750 エントロピー復号化部
1000 Iピクチャ
1001、1003 Non−Stored−Bピクチャ
1002 Stored−Bピクチャ
1004 Pピクチャ
1200 コンピュータ
1210 ホストコントローラ
1212 CPU
1214 RAM
1220 入力/出力コントローラ
1222 通信インタフェース
1230 ROM

Claims (13)

  1. 符号化による画質劣化量に対応づけて、復号化した画像を処理するための複数の学習済みニューラルネットワークを記憶し、
    画像の符号化により生成された符号化データ及び前記画像の前記符号化により生じた画質劣化量を取得し、
    前記符号化データを復号化することにより、復号化画像を生成し、
    前記複数の学習済みニューラルネットワークのうち前記取得した前記画質劣化量に対応づけられた学習済みニューラルネットワークを選択し、
    前記選択した前記学習済みニューラルネットワークを用いて、前記復号化画像を処理する
    ように構成された回路
    を備える装置。
  2. 前記画質劣化量は、符号化前の前記画像及び前記復号化画像から算出される(i)ピーク信号対雑音比(Peak Signal to Noise Ratio)、(ii)構造的類似性(SSIM)及び(iii)平均二乗誤差(Mean Square Error)の少なくとも一つである
    請求項1に記載の装置。
  3. 前記画像は、動画を構成する動画構成画像であり、
    前記符号化データは、動画構成画像のインター予測又はイントラ予測によって得られた動画構成画像の予測差分情報を量子化することによって得られた量子化差分情報を含み、
    前記回路は、
    前記符号化データから取得した前記量子化差分情報の逆量子化を含む処理によって得られた予測差分情報に基づいて差分画像を生成し、前記差分画像にインター予測画像又はイントラ予測画像を加算することにより、前記復号化画像を生成し、
    前記選択した前記学習済みニューラルネットワークを用いて、前記復号化画像を処理する
    ように構成される請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記画像は、動画を構成する動画構成画像であり、
    前記回路は、
    動画構成画像のピクチャ種別にさらに対応づけて、前記複数の学習済みニューラルネットワークを記憶し、
    前記複数の学習済みニューラルネットワークのうち、前記動画構成画像のピクチャ種別と、前記取得した前記画質劣化量とに対応づけられた学習済みニューラルネットワークを選択する
    ように構成される請求項1又は2に記載の装置。
  5. 前記ニューラルネットワークは、学習用画像と前記学習用画像の符号化データとを学習データとして用いて、前記符号化による画質劣化量に応じて機械学習を行うことによって得られた畳み込みニューラルネットワークである
    請求項1又は2に記載の装置。
  6. 符号化による画質劣化量に対応づけて、復号化された画像データを処理するための複数の学習済みニューラルネットワークを記憶し、
    符号化対象画像をインター予測又はイントラ予測を含む符号化処理により符号化することによって、符号化データを生成し、
    前記符号化データを復号化することによって復号化画像を生成し、
    符号化対象画像と前記復号化画像に基づいて、前記符号化対象画像の符号化により生じた画質劣化量を算出し、
    前記符号化データ及び前記算出した前記画質劣化量を出力し、
    前記複数の学習済みニューラルネットワークのうち前記算出した前記画質劣化量に対応づけられた学習済みニューラルネットワークを選択し、
    前記選択した前記学習済みニューラルネットワークを用いて、前記生成した前記復号化画像を処理することによって、前記インター予測又は前記イントラ予測に用いられる参照用画像を生成する
    ように構成された回路
    を備える装置。
  7. 請求項1に記載の装置と、
    請求項6に記載の装置と
    を備える画像処理装置。
  8. 請求項1又は2に記載の装置と、
    画像を生成するイメージセンサと
    を備える撮像装置。
  9. 請求項8に記載の撮像装置を備えて移動する移動体。
  10. 前記移動体は、無人航空機である
    請求項9に記載の移動体。
  11. コンピュータを請求項1又は2に記載の装置
    として機能させるためのプログラム。
  12. 符号化による画質劣化量に対応づけて、復号化した画像を処理するための複数の学習済みニューラルネットワークを記憶する段階と、
    画像の符号化により生成された符号化データ及び前記画像の前記符号化により生じた画質劣化量を取得する段階と、
    前記符号化データを復号化することにより、復号化画像を生成する段階と、
    前記複数の学習済みニューラルネットワークのうち前記取得した前記画質劣化量に対応づけられた学習済みニューラルネットワークを選択する段階と、
    前記選択した前記学習済みニューラルネットワークを用いて、前記復号化画像を処理する段階と
    を備える方法。
  13. 符号化による画質劣化量に対応づけて、復号化された画像データを処理するための複数の学習済みニューラルネットワークを記憶する段階と、
    符号化対象画像をインター予測又はイントラ予測を含む符号化処理により符号化することによって、符号化データを生成する段階と、
    前記符号化データを復号化することによって復号化画像を生成する段階と、
    符号化対象画像と前記復号化画像に基づいて、前記符号化対象画像の符号化により生じた画質劣化量を算出する段階と、
    前記符号化データ及び前記算出した前記画質劣化量を出力する段階と、
    前記複数の学習済みニューラルネットワークのうち前記算出した前記画質劣化量に対応づけられた学習済みニューラルネットワークを選択する段階と、
    前記選択した前記学習済みニューラルネットワークを用いて、前記生成した前記復号化画像を処理することによって、前記インター予測又は前記イントラ予測に用いられる参照用画像を生成する段階と
    を備える方法。
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