JP2021168611A - 血流改善剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】一酸化窒素による血流改善効果を有する、血流改善剤を提供する。【解決手段】S−アリルシステインを有効成分とする、一酸化窒素依存性の血流改善剤。【選択図】なし

Description

本発明は、一酸化窒素依存性の血流改善剤に関する。また、本発明は、当該血流改善剤を利用した、食品用添加剤、飲食品、医薬品、飼料、及びペットフードに関する。
古くから、ニンニク、タマネギなどのアリウム属の植物には、疲労回復効果、精力向上効果等があるといわれている。
一方、これらアリウム属の植物には、種々の含硫アミノ酸が含まれることが知られている。また、近年、含硫アミノ酸の一種であるS−アリルシステインの有する様々な生理学的作用が注目されている。
S−アリルシステインの生理学的作用を利用したものとしては、例えば、腫瘍発生予防剤(例えば、特許文献1を参照)、肝疾患治療剤(例えば、特許文献2を参照)、臓器繊維化抑制剤(例えば、特許文献3を参照)、***機能低下抑制剤(例えば、特許文献4を参照)などが報告されている。
しかしながら、例えば、ニンニクなどに含まれるS−アリルシステインの含有量は、ごく微量である。そこで、S−アリルシステインの含有量を高める方法が種々検討されている。
ニンニクに含まれるS−アリルシステインの含有量を高める方法としては、生ニンニクをエタノール水溶液に2年間程度浸漬して熟成させることによりS−アリルシステインに代表される含硫アミノ酸を蓄積させる方法や、低温貯蔵した生ニンニクを45℃から65℃に温蔵して含硫アミノ酸を蓄積させる方法(例えば、特許文献5を参照)などが知られている。
また、非特許文献1には、虚血状態にある場合に、S−アリルシステインが新規な血管形成を促すことが示唆されている。
特許第2828471号公報 特公平5−60447号公報 特開2007−77116号公報 特開2012−17295号公報 特開2005−278635号公報 特開2007−186435号公報
Cell Transplantation 2017, Vol. 26(10) 1636−1647
前記の通り、特許文献1〜4には、S−アリルシステインの各種生理学的作用が記載されている。また、非特許文献1には、虚血状態にある場合に新規な血管形成を促す作用があることが示唆されている。しかしながら、従来、S−アリルシステインが健常者の血流を改善できることについては知られていない。
また、血流の改善機構としては、血管内皮細胞における一酸化窒素の産生を利用した機構が知られている。血管内皮細胞で産生された一酸化窒素(NO)は、血管の平滑筋を弛緩させ、これにより血管の拡張をもたらし、該血管を通過する血流を増大させることができる。例えば、特許文献6には、ニコチンアミド誘導体が、血管内皮細胞による一酸化窒素の産生を促進し、血流改善作用を発揮することが記載されている。
本発明は、一酸化窒素による血流改善効果を有する、血流改善剤を提供することを主な目的とする。また、本発明は、当該血流改善剤を利用した、飲食品、医薬品、飼料、及びペットフードを提供することも目的とする。
前述の通り、アリウム属の植物には、種々の含硫アミノ酸が含まれることが知られており、近年、含硫アミノ酸の一種であるS−アリルシステインについて、腫瘍発生予防効果、肝疾患治療効果、臓器繊維化抑制効果、***機能低下抑制効果などが報告されている。
このような状況下、本発明者等が鋭意検討を重ねたところ、S−アリルシステインには、一酸化窒素依存性の血流改善効果を有することを見出した。さらに、本発明者等は、S−アリルシステインによる血流改善効果は、一酸化窒素依存性によるものだけではなく、一酸化窒素非依存性よるものも含まれていることも見出した。本発明は、これらの知見に基づいて、さらに検討を重ねることにより完成された発明である。
すなわち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1. S−アリルシステインを有効成分とする、一酸化窒素依存性の血流改善剤。
項2. 一酸化窒素依存性と一酸化窒素非依存性の両方の血流改善作用を備えている、項1に記載の血流改善剤。
項3. 前記S−アリルシステインの含有量が、0.01g/100g以上である、項1又は2に記載の一酸化窒素依存性血流改善剤。
項4. 項1〜3のいずれか1項に記載の血流改善剤を含む、血流改善用の飲食品。
項5. 項1〜3のいずれか1項に記載の血流改善剤を含む、血流改善用の医薬品。
項6. 項1〜3のいずれか1項に記載の血流改善剤を含む、疲労回復及び/又は疲労感の低減用飲食品。
本発明によれば、一酸化窒素による血流改善効果を有する、血流改善剤を提供することができる。また、本発明は、当該血流改善剤を利用した、飲食品、医薬品、飼料、及びペットフードを提供することができる。
血流改善剤の投与後の経過時間(分)と、ラット尾静脈血流量の変化率(%)との関係を示すグラフである。 血流改善剤の投与後の経過時間(分)と、ラット尾静脈血流量の変化率(%)との関係を示すグラフである。 血流改善剤の投与後の経過時間(分)と、ラット足底血流量の変化率(%)との関係を示すグラフである。 血流改善剤の投与後の経過時間(分)と、ラット足底血流の様子を示す画像(ラットのフットパッドの血流量測定で毛細管血流量を画像化したものであり、血流量は、青色から赤色になるほど多いことを示す。)との関係を示したものである。 実施例4の胸部大動脈におけるpVASP発現に対するS−アリルシステインの作用を説明するための図である。
本発明の血流改善剤は、S−アリルシステインを有効成分とし、一酸化窒素依存性の血流改善効果を発揮することを特徴とする。本発明の血流改善剤は、血流を効果的に改善(すなわち、血流量を増加)させることができる。より具体的には、本発明の血流改善剤は、健常者の血流を好適に改善することができる。
また、本発明の血流改善剤は、一酸化窒素依存性に加えて、一酸化窒素非依存性の血流改善効果も発揮し得る。すなわち、本発明の血流改善剤は、一酸化窒素依存性と一酸化窒素非依存性の両方の血流改善作用を備え得る。よって、本発明の血流改善剤は、いずれか一方に依存した血流改善作用が有効に機能しない場合にも、他方の依存した血流改善作用によって有効に血流を改善し得る。例えば、本発明の血流改善剤は、一酸化窒素に依存した血流改善作用が有効に機能しない場合にも、一酸化窒素に依存しない血流改善作用によって、有効に血流を改善し得る。
以下、本発明の血流改善剤について説明する。
前述の通り、古くから、ニンニク等のアリウム属の植物には、疲労回復効果や精力向上効果があることなどが知られていたが、ニンニク等のアリウム属の植物に含まれるS−アリルシステインの含有量はごく微量である。これに対して、本発明の血流改善剤は、S−アリルシステインを有効成分として含んでおり、血流を改善させる優れた効果を発揮する。
S−アリルシステイン
S−アリルシステインの天然物は、一般に、下記一般式で示される構造を有する。
Figure 2021168611
本発明の血流改善剤に含まれるS−アリルシステインは、上記構造を有するS−アリルシステインの他、これの光学異性体であってもよいし、各光学異性体の混合物であってもよい。
本発明の血流改善剤に含まれるS−アリルシステインは、アリウム属の植物等に由来するものであってもよいし、化学合成されたものであってもよい。
アリウム属の植物としては、特に制限されないが、S−アリルシステインの原料となるアリインなどの含硫アミノ酸の含有量が多いことから、ニンニク、タマネギ、ギョウジャニンニク、ヒメニラ、ニラ、カンケイニラ、イトラッキョウ、キイイトラッキョウ、ミヤマラッキョウ、ノビル、ヤマラッキョウ、アサツキ、エゾネギ、ヒメエゾネギ、シブツアサツキ、シロウマアサツキ、イズアサツキ、ツリーオニオン、ネギ、ワケギ、 リーキ、ラッキョウ、シマラッキョウ、シャロット、エシャロット、青ネギ、チャイブ、ヤグラネギ、白ネギなどが挙げられる。これらの中でも、アリインなどの含硫アミノ酸を高濃度に含む観点から、ニンニク(Allium sativum L.)、タマネギ(Allium cepa L.)、アサツキ(Allium schoenoprasum L.)、ラッキョウ(Allium chinense G.Don)、ギョウジャニンニク(Allium victorialis subsp. platyphyllum)などが好ましく、ニンニク(Allium
sativum L.)がより好ましい。S−アリルシステインは、1種類単独のアリウム属の植
物に由来していてもよいし、2種類以上のアリウム属の植物に由来していてもよい。
前述の通り、アリウム属の植物自体には、S−アリルシステインはほとんど含まれていないため、S−アリルシステインを増加させる処理を施していないアリウム属の植物は、本発明の血流改善剤とすることはできない。
アリウム属の植物に含まれるS−アリルシステインの含有量を増加させる方法としては、特に制限されず、公知の方法を採用することができる。アリウム属の植物に含まれるS−アリルシステインの含有量を効率的に増加させて、S−アリルシステインを有効成分とする優れた血流改善剤とする観点からは、アリウム属の植物に内在するアリイナーゼを失活した後(工程1)、温度20℃〜75℃の環境下に1時間以上置く(工程2)方法が挙げられる。このような方法によりS−アリルシステインの含有量が増加されたアリウム属の植物は、S−アリルシステインを有効成分とする優れた血流改善剤とすることができる。このように処理されたアリウム属の植物は、有効成分としてS−アリルシステインを含むだけでなく、アリウム属の植物に由来する多様な成分(例えば、種々の含硫アミノ酸))が含まれているため、優れた血流改善効果を発揮し得る。すなわち、本発明の血流改善剤は、工程1及び工程2を備える方法によって処理されたアリウム属の植物を含むことが好ましく、有効成分としてのS−アリルシステインが、当該方法によって処理されたアリウム属の植物に由来していることが好ましい。
アリウム属の植物に内在するアリイナーゼの失活工程(工程1)は、例えば、次のようにして行うことができる。
S−アリルシステインをアリウム属の植物由来とする場合、まず、アリウム属の植物に内在するアリイナーゼを失活処理する必要がある。アリウム属の植物には、S−アリルシステインの原料となるアリインと共に、アリインをアリシン(臭気成分)に変換する酵素(アリイナーゼ)が含まれている。アリイナーゼによってアリインがアリシンに変換されると、S−アリルシステインの原料となるアリインの量が減少するため、目的とするS−アリルシステインの生成量が少なくなってしまう。このため、本発明において、S−アリルシステインをアリウム属の植物由来とする場合、まずは、内在するアリイナーゼを失活させ、アリインの減少を抑制する。アリシンの生成を抑制することにより、S−アリルシステインを有効成分とする本発明の血流改善剤におけるアリシン由来の臭いの発生を抑制することも可能となる。
アリウム属の植物に内在するアリイナーゼを失活させる方法としては、特に制限されないが、例えば、当該素材の内部温度を60℃以上に高める方法が挙げられる。失活処理方法の具体例としては、熱水加熱処理、蒸気加熱処理、マイクロ波加熱処理などが挙げられる。また、酸処理やアルカリ処理により内在するアリイナーゼを失活処理する方法も挙げられる。
アリイナーゼを失活させたアリウム属の植物は、そのまま後述の工程2に供してもよいし、S−アリルシステインの生成を促進することなどを目的として、当該植物の切断物、破砕物、磨砕物、粉末などとしてから、工程2に供してもよい。アリウム属の植物の切断物、破砕物、磨砕物、粉末は、例えば、当該植物をクラッシャー、ミキサー、フードプロセッサー、パルパーフィッシャーなどを用いて切断、破砕、磨砕、粉末化することによって得られる。また、アリウム属の植物の搾汁は、例えばフィルタープレス、ジューサーミキサーなどを用いて調製することができる。搾汁は、上記磨砕物を、濾布などを用いて濾過することによっても調製することができる。アリウム属の植物の切断物、破砕物、磨砕物、及び搾汁は、希釈物または濃縮物であってもよい。希釈物としては、例えば、当該植物の切断物、破砕物、磨砕物、搾汁などを水で1〜50倍程度に希釈したものが挙げられる。また、濃縮物としては、例えば、当該植物の切断物、破砕物、磨砕物、搾汁などを凍結濃縮、減圧濃縮などの手段によって1〜100倍に濃縮したものなどが挙げられる。アリウム属の植物の切断物、破砕物、磨砕物、搾汁は、冷凍したものであってもよい。アリウム属の植物の抽出物は、前述のアリウム属の植物や当該切断物等を、例えば水などの溶媒により抽出することにより得ることができる。
アリイナーゼを失活させたアリウム属の植物は、温度20℃〜75℃の環境下に1時間以上置く(工程2)ことで、アリインからS−アリルシステインへの変換反応が進行し、S−アリルシステインの含有量を増加させることができる。
工程2において、S−アリルシステインの生成をより一層向上させる観点から、pHとしては、好ましくは2〜12、より好ましくは2.5〜10が挙げられる。
pHを2〜12程度の範囲に設定する方法としては、特に制限されないが、例えば、酸成分またはアルカリ成分を、アリイナーゼを失活させたアリウム属の植物に添加する方法などが挙げられる。酸成分としては、特に制限されず、塩酸などが挙げられる。また、アルカリ成分としては、特に制限されず、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどが挙げられる。酸成分及びアルカリ成分は、それぞれ、1種類単独で使用してもよいし、2種類以上を組み合わせて使用してもよい。
また、工程2における温度としては、好ましくは20℃〜75℃程度、より好ましくは25℃〜65℃程度、さらに好ましくは30℃〜60℃程度が挙げられる。また、前述の工程2の環境下に置く時間としては、使用する原料の種類、量などによっても異なるが、好ましく1時間〜48時間程度、より好ましくは6時間〜48時間程度が挙げられる。S−アリルシステインの生成は、アリイナーゼを失活させたアリウム属の植物を攪拌しながら行ってもよいし、静置して行ってもよい。攪拌方法としては、特に制限されず、例えば、攪拌羽、ミキサー、スターラーなどを用いて攪拌する方法が挙げられる。
さらに、工程2においては、S−アリルシステインの生成を促進する酵素や添加剤を混合してよい。
酵素としては、S−アリルシステインの生成を促進するものであれば特に限定されず、好ましくは、プロテアーゼ活性、ラクターゼ活性、ペプチダーゼ活性、マセレーション活性、グルタミナーゼ活性、γ−グルタミルトランスペプチダーゼ活性を有する酵素が挙げられる。これらの中でも、グルタミナーゼ活性またはγ−グルタミルトランスペプチダーゼ活性を主たる活性とする酵素は、S−アリルシステインの生成を促進する効果が特に高いため好ましい。
酵素の具体例としては、天野エンザイム製「ビオラクタFN5」、「ビオラクタN5」、「プロレザーFG−F」、「プロチンSD−PC10F」、「プロチンSD−AY10」、「プロチンSD−NY10」、「プロテアーゼM」、「ペプチダーゼR」、「ペクチナーゼA」、「ニューラーゼF3G」、「パンクレアチンF」、「プロテアーゼA」、「リパーゼR」、「リパーゼA」、「プロテアーゼP」、「プロテアーゼN」、「プロテアーゼS」、「プロチンAC10F」、「グルタミナーゼ」、キッコーマン製「ペクトリアーゼ」、協和化成製「セルラーゼTP2協和」、合同酒精製「GODO AGI−EC」、三菱化学フーズ製「コクラーゼ」、シイベルヘグナー製「Rapidase」、新日本化学工業製「スミチームAGS−L」、「スミチームAC−L」、「スミチームCTS」、「スミチームCM−G」、「スミチームKDC」、「スミチームC6000」、「スミチームAP」、「スミチームFP」、「スミチームLPL」、「スミチームLP50」、「スミチームBGT」、「スミチームRP」、「スミチームGML」、「スミチームTG」、エイチ・ビイ・アイ製「オリエンターゼ22BF」、「セルロシンAC40」、「セルロシンHC100」、「セルロシンTP25」、「セルロシンHC」、「オリエンターゼ20A」、「オリエンターゼ5BL」、(株)日本生物.科学研究所製「納豆菌培養エキスNSK−SD」、ノボザイム製「ガマナーゼ」、ペプチド研究所製「WSCDHCL」、ヤクルト薬品工業製「ペクチナーゼHL」、「セルラーゼY−NC」、「セルラーゼオノヅカRS」、「セルラーゼオノヅカR−10」、「マセロチームR−10」などが挙げられる。酵素は、1種類単独で使用してもよいし、2種類以上を組み合わせて使用してもよい。
また、添加剤としては、にんにく中に存在するアリインを還元する活性を有するものであれば特に限定されず、好ましくは、システイン、シスチン、グルタチオンなどが挙げられる。
システインとしては、システイン(L体)の他、これの光学異性体(D体)であってもよいし、各光学異性体の混合物であってもよい。また、システインとしては、化学合成されたシステイン、システインを含む素材、システインを含む素材から抽出したシステインの抽出物若しくは精製物を用いてもよいし、後述するシスチンを還元したものを用いてもよい。
上記システインのうち、入手容易性の観点から、試薬、医薬品成分、食品成分などとして市販されているシステインの精製物を用いることが好ましい。なお、システインを含む素材としては、システインを含むものであれば特に制限されないが、例えば、オート麦、小麦胚芽、芽キャベツ、ブロッコリーなどが挙げられる。
また、シスチンは、2分子のシステインがチオール基(−SH)の酸化によって生成するジスルフィド結合(−S−S−)を介してつながった構造を有することから、該シスチンを還元することにより得られたシステインを用いてもよい。また、シスチンは、シスチン(L体)の他、これの光学異性体(D体)であってもよいし、各光学異性体の混合物であってもよい。
グルタチオンは、グルタミン酸、システイン、グリシンの3つのアミノ酸からなるトリペプチドでる。グルタチオンを多量に含有する食品としては、牛レバー、豚バラ肉、牛乳、カキ、イワシ、マダラ、シャケ、赤貝、トマト、ホウレンソウ、ブロッコリー、エンドウマメ、芽キャベツ、生キャベツ、キウイフルーツ、アボカド、米胚芽、小麦粉、パン酵母、酵母などがあり、グルタチオン自体だけでなく、グルタチオンを含む上記食品すべてを用いることができる。中でも、グルタチオンを高濃度に含むという観点から、酵母が好ましい。グルタチオンの形態としては、グルタチオンを含む素材をそのまま用いても良いし、さらにグルタチオンの濃度を高めるために、水抽出、熱水抽出、精製などの工程を経たものでもよい。
グルタチオンには、還元型と酸化型(還元型グルタチオン2分子がジスルフィド結合したもの)があり、いずれも用いることができるが、反応性の観点から、還元型が好ましい。
酵素または添加剤を用いる場合、それぞれ単独で用いてもよいし、これらを併用してもよい。
本発明においては、工程2によってS−アリルシステインを増加させた反応生成物をそのまま血流改善剤とすることもできるし、反応生成物に対して、さらに、濾過、遠心分離、濃縮、抽出、乾燥等のうち少なくとも1つの工程を行って、S−アリルシステインの含有量をさらに高める工程を行い、血流改善剤としてもよい。また、血流改善剤中のS−アリルシステインの純度を高めるために、カラムクロマトグラフィー、再結晶等の通常の精製操作によって、S−アリルシステインを精製する精製工程を行うこともできる。さらに、反応生成物を、フリーズドライ、スプレードライなどの公知の乾燥手段によって乾燥させて固形物(粉末、顆粒など)とすることもできる。本発明の血流改善剤は、S−アリルシステインを含む反応混合物や、S−アリルシステインの精製物を、医薬品、医薬部外品、飲食品、飼料、健康食品などの血流改善剤として好適に使用することができる。
また、本発明において、S−アリルシステインを有効成分として含む血流改善剤は、S−アリルシステインを有効成分として含む身体機能回復剤等としても、好適に使用することができる。
S−アリルシステインの含有量、適用量
本発明の血流改善剤に含まれるS−アリルシステインの含有量としては、一酸化窒素に依存した優れた血流改善効果を発揮する観点から、好ましくは0.01g/100g以上、より好ましくは0.03g/100g以上、さらに好ましくは0.05g/100g以上が挙げられる。なお、本発明の血流改善剤に含まれるS−アリルシステインの含有量の上限値としては、特に制限されないが、通常、30g/100g程度が挙げられる。
また、本発明の血流改善剤の適用量については、使用される製品の種類、用途、期待される効果、適用形態等に応じて適宜設定すればよい。例えば、S−アリルシステインの成人1日当たりの摂取又は投与量が0.0001〜100g、好ましくは0.0005〜10g、さらに好ましくは0.001〜1gとなるように設定すればよい。
血流改善剤の用途
本発明の血流改善剤は、S−アリルシステインの作用によって、一酸化窒素に依存した血流改善効果を発揮する(血流を改善(向上)できる)ので、血流低下の予防又は治療に使用される。より具体的には、本発明の血流改善剤は、健常者の血流を好適に改善することができる。したがって、本発明の血流改善剤は、血流の低下に起因する疾患(疲れ、冷え、むくみ、こり、肌のしわ、たるみ、荒れなど)の改善剤、すなわち、疲れ改善剤、冷え改善剤、むくみ改善剤、こり改善剤、肌のしわ改善剤、肌のたるみ改善剤、肌荒れ改善剤などとして、好適に使用することができる。
血流改善剤の使用形態
本発明の血流改善剤の適用形態については、特に制限されないが、例えば、経口、経皮、経腸、経粘膜、経静脈、経動脈、皮下、筋肉内等の任意の適用形態で使用できるが、血流改善作用をより一層有効に発揮させるという観点から、好ましくは、経口適用が挙げられる。
本発明の血流改善剤は、任意の適用形態で使用して血流改善作用を発揮できるので、飲食品、医薬品、飼料、ペットフード等の各種製品に配合して使用することができる。
また、本発明の血流改善剤が配合される製品の剤型は、固形状、半固形状、液状等のいずれであってもよく、当該製品の種類や用途に応じて適宜設定される。本発明の血流改善剤が配合される製品には、その形態等に応じて、本発明の効果を損なわない範囲内で、水、油脂類、ロウ類、炭化水素類、脂肪酸類、高級アルコール類、エステル類、植物抽出エキス類、水溶性高分子、界面活性剤、金属石鹸、アルコール、多価アルコール、pH調整剤、酸化防止剤、紫外線防止剤、防腐剤、香料、粉体、増粘剤、色素、キレート剤等の添加剤を含有しても良い。また、本発明の血流改善剤が配合される製品には、その形態や用途等に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で、他の成分を配合しても良い。他の成分としては、例えば、ビタミンC、スクワラン、ナイアシン、ナイアシンアミド、長鎖ヒアルロン酸、プラセンタエキス、ソルビトール、キチン、キトサン、各種植物抽出物等が挙げられる。これらの配合量については、本発明の効果を損なわない限り限定されない。
本発明の血流改善剤を飲食品に使用する場合、S−アリルシステインを、そのまま又は他の食品素材や添加成分と組み合わせて所望の形態に調整して、前記所望の効果を奏する飲食品として提供される。このような飲食品としては、一般の飲食品の他、特定保健用食品、栄養補助食品、機能性食品、病者用食品等が挙げられる。また、本発明の血流改善剤を含む、疲労回復用や疲労感の低減用の飲食品などとすることもできる。これらの飲食品の形態として、特に制限されないが、具体的にはパン類、麺類等の主菜;チーズ、ハム、ウインナー、魚介加工品等の副菜;果汁飲料、炭酸飲料、乳酸飲料等の飲料;クッキー、ケーキ、ゼリー、アイス、プリン、キャンディー、ヨーグルト等の嗜好品;錠剤、顆粒、粉剤、カプセル、ソフトカプセル、栄養ドリンク等のサプリメント等が例示される。これらの飲食品は、前述する用途に供することが出来る。また、前記病者用食品は、血流低下の予防又は治療が必要とされる患者用として提供される。
本発明の血流改善剤を飲食品に使用する場合、飲食品に対する該血流改善剤の配合量については、飲食品の形態等に応じて異なるが、例えば、S−アリルシステインが0.0001〜50質量%、好ましくは0.001〜50質量%、更に好ましくは0.01〜50質量%となる範囲が挙げられる。
更に、本発明の血流改善剤を飲食品の分野で使用する場合、本発明の血流改善剤を単独で、又は他の成分と組み合わせて、血流改善用の食品用添加剤として提供することもできる。本発明の血流改善剤を食品用添加剤として使用する場合、当該食品用添加剤中のS−アリルシステインの含有量、飲食品に対する当該食品用添加剤の添加量等は、添加対象となる飲食品中でS−アリルシステインが前述する含有量を充足できるように適宜設定すればよい。
また、本発明の血流改善剤を医薬品に使用する場合、本発明の血流改善剤を単独で、又は他の薬理活性成分、薬学的に許容される基剤や添加成分等と組み合わせて所望の形態に調整して、前記所望の効果を奏する医薬品として提供される。このような医薬品の形態としては、特に制限されないが、具体的には、錠剤、顆粒剤、粉剤、カプセル剤、ソフトカプセル剤、シロップ剤等の経口投与製剤;液剤、軟膏剤、クリーム剤、ゲル剤、噴霧剤、貼付剤、吸入剤、坐剤等の経皮又は経粘膜投与製剤;注射剤等が挙げられる。
本発明の血流改善剤を医薬品として使用する場合、医薬品に対する該血流改善剤の配合割合については、医薬品の形態等に応じて異なるが、例えば、経口投与製剤又は注射剤の場合であれば、S−アリルシステインが0.0001〜50質量%、好ましくは0.001〜50質量%、更に好ましくは0.01〜50質量%となる範囲が挙げられ、経皮又は経粘膜投与製剤の場合であれば、S−アリルシステインが0.0000001〜10質量%、好ましくは0.00001〜10質量%、更に好ましくは0.0001〜10質量%となる範囲が挙げられる。
また本発明の血流改善剤を飼料又はペットフードに使用する場合、本発明の血流改善剤を単独で又は他の飼料成分と組み合わせて所望の形態に調整して、前記所望の効果を奏する飼料又はペットフードとして提供される。該飼料又はペットフードに使用される飼料成分としては、例えば、トウモロコシ、小麦、大麦、ライ麦等の穀類;ふすま、米ぬか等のぬか類;コーングルテンミール、コーンジャムミール等の粕類;脱脂粉乳、ホエー、魚粉、骨粉等の動物性飼料類;ビール酵母等の酵母類;リン酸カルシウム、炭酸カルシウム等のカルシウム類;ビタミン類;アミノ酸類;糖類等が挙げられる。
本発明の血流改善剤を飼料又はペットフードとして使用する場合、飼料又はペットフードに対する該血流改善剤の配合割合については、飼料又はペットフードの形態等に応じて異なるが、例えば、S−アリルシステインが0.000001〜10質量%、好ましくは0.0001〜10質量%、更に好ましくは0.001〜10質量%となる範囲が挙げられる。
以下に、実施例及び比較例を示して本発明を詳細に説明する。ただし、本発明は、実施例に限定されない。
(実施例1)
3日間自由飲水させた8週齢の雄性ウィスターラットを、ネンブタール麻酔した後、30分以上37℃で保温し尻尾の血流量を測定・記録した。胃ゾンデを用いて、S−アリルシステイン(SAC)100mg/kg体重を経口投与し、0分、15分、30分、45分、60分、75分後に血流量を測定・記録した。血流量の変化率(%)を図1のグラフ(SAC 100mg/kg)に示す。
同様に、胃ゾンデを用いて、S−アリルシステイン(SAC)100mg/kg体重、一酸化窒素による血流改善の阻害剤であるニトロ−L−アルギニン(LNA)2mMを含む飲水を経口投与し、0分、15分、30分、45分、60分、75分後に血流量を測定・記録した。血流量の変化率(%)を図1のグラフ(LNA+SAC 100mg/kg)に示す。
同様に、胃ゾンデを用いて、0.5%カルボキシメチルセルロース(CMC)2mL/kg体重及びニトロ−L−アルギニン(LNA)2mMを経口投与し、0分、15分、30分、45分、60分、75分後に血流量を測定・記録した。血流量の変化率(%)を図1のグラフ(LNA+CMC)に示す。
同様に、胃ゾンデを用いて、コントロール群として、0.5%カルボキシメチルセルロース(CMC)2mL/kg体重を経口投与し、0分、15分、30分、45分、60分、75分後に血流量を測定・記録した。血流量の変化率(%)を図1のグラフ(0.5%CMC)に示す。
図1に示される結果から明らかな通り、コントロール群として用いた0.5%CMC投与群では計測期間中にほぼ血流の変化はない。このラットにSAC100mgを投与すると200%近い静脈血流の増加を確認できた。一方、LNAを投与し内因性のNO産生を抑制した群(LNA+CMC群)では、一過性に血流が低下するものの前値に回復し、生理的状態の尾静脈の血流制御にNOは関与していないことがわかる。このLNAを投与したラットにSAC100mgを投与しても尾静脈血流は、SAC単独群に比して増加せず、SACの静脈血流増加作用に内因性NOの関与が判明した。
(実施例2)
3日間自由飲水させた8週齢の雄性ウィスターラットを、ネンブタール麻酔した後、30分以上37℃で保温し尻尾の血流量を測定・記録した。胃ゾンデを用いて、S−アリルシステイン(SAC)200mg/kg体重を経口投与し、0分、15分、30分、45分、60分、75分、90分後に血流量を測定・記録した。血流量の変化率(%)を図2のグラフ(SAC200)に示す。
同様に、胃ゾンデを用いて、S−アリルシステイン(SAC)200mg/kg体重、一酸化窒素による血流改善の阻害剤であるニトロ−L−アルギニン(LNA)2mM、及びL−アルギニン(ARG)100mMを含む飲水を経口投与し、0分、15分、30分、45分、60分、75分、90分後に血流量を測定・記録した。血流量の変化率(%)を図2のグラフ(LNA+ARG+SAC200)に示す。
同様に、胃ゾンデを用いて、S−アリルシステイン(SAC)200mg/kg体重及びニトロ−L−アルギニン(LNA)2mMを経口投与し、0分、15分、30分、45分、60分、75分、90分後に血流量を測定・記録した。血流量の変化率(%)を図2のグラフ(LNA+SAC)に示す。
LNA+SACでは血流の増加はなく、このLNAを投与した群に過剰量のArgを投与したLNA+Argラットは内因性のNOの産生能が回復していると考えられる。このラットにSACを投与したLNA+ARG+SAC200群では、部分的にSACの血流増加作用が回復することより、このSACの尾静脈の血流増加作用には、一部内皮依存性のNOが関与することが確認された。
(実施例3)
3日間自由飲水させた8週齢の雄性ウィスターラットを、ネンブタール麻酔した後、30分以上37℃で保温し足底の血流量を測定・記録した。胃ゾンデを用いて、S−アリルシステイン(SAC)200mg/kg体重を経口投与し、0分、15分、30分、45分、60分後に血流量(相対量)を測定・記録した。血流量の測定結果を図3のグラフ(SAC 200mg/kg)及び図4の画像(SAC200)に示す。図4の画像に示される足底血流は、37℃のプレートにラットをうつぶせにおき、足底を上に向けて踵をテープで固定して測定したもの(ラットのフットパッド(測定)の血流量の測定で毛細血管血流を測定しているもの)である。
同様に、胃ゾンデを用いて、S−アリルシステイン(SAC)200mg/kg体重、一酸化窒素による血流改善の阻害剤であるニトロ−L−アルギニン(LNA)1mMを含む飲水を経口投与し、0分、15分、30分、45分、60分後に血流量(相対量)を測定・記録した。血流量の測定結果を図3のグラフ(LNA+SAC200)及び図4の画像(LNA+SAC200)に示す。図4の画像に示される足底血流は、37℃のプレートにラットをうつぶせにおき、足底を上に向けて踵をテープで固定して測定したもの(ラットのフットパッド(測定)の血流量の測定で毛細血管血流を測定しているもの)である。
同様に、胃ゾンデを用いて、コントロール群として、0.5%カルボキシメチルセルロース(CMC)2mL/kg体重を経口投与し、0分、15分、30分、45分、60分後に血流量(相対量)を測定・記録した。血流量の測定結果を図3のグラフ(Control(CMC))及び図4の画像(CMC)に示す。図4の画像に示される足底血流は、37℃のプレートにラットをうつぶせにおき、足底を上に向けて踵をテープで固定して測定したもの(ラットのフットパッド(測定)の血流量の測定で毛細血管血流を測定しているもの)である。
実施例3から、SAC投与により約30−40%の毛細血管血流の増加が確認された。この血流の増加はLNA処置(すなわち内因性のNOの産生抑制)により消失することよりSACの作用に内因性のNOが重要であることが判明した。
(実施例4)
8週令の雄Wistar ratにTap water, nitro−L−Arginine(1mM),L−Arginine(100mM)を3日間飲水投与後、0.5% CMCまたはSAC200mg/kgを1ml/250g体重で経口投与し、その60分に胸部大動脈を採取し、ウェスタンブロットにて抗Vasodilator−Stimulated Phosphoprotein(VASP)およびeNOS (NOS3)抗体を用いてバンドを解析した。抗体の使用条件は、以下の型番を5,000倍希釈して使用した。内部標準タンパクとしてβアクチンを用いた。その結果、pVASPはSAC投与群においてNO合成阻害剤のLNA投与にもかかわらず上昇傾向を示したため、NO非依存性にpVASPが発現していることが示唆された。eNOSはすべての群において変化がなかった(図5を参照)。
eNOS(140kDa);BD Biosciences,610296
VASP(46−50kDa);Calbiochem,676600
β−actin(42kDa);sigma,A5441

Claims (6)

  1. S−アリルシステインを有効成分とする、一酸化窒素依存性の血流改善剤。
  2. 一酸化窒素依存性と一酸化窒素非依存性の両方の血流改善作用を備えている、請求項1に記載の血流改善剤。
  3. 前記S−アリルシステインの含有量が、0.01g/100g以上である、請求項1又は2に記載の一酸化窒素依存性血流改善剤。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の血流改善剤を含む、血流改善用の飲食品。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の血流改善剤を含む、血流改善用の医薬品。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の血流改善剤を含む、疲労回復及び/又は疲労感の低減用飲食品。
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