JP2021163137A - 管理装置、管理方法および管理システム - Google Patents

管理装置、管理方法および管理システム Download PDF

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陽 辻川
Yo Tsujikawa
智義 土屋
Tomoyoshi Tsuchiya
もなみ 鈴木
Monami Suzuki
淳 福井
Atsushi Fukui
真友子 矢野
Mayuko Yano
雄喜 要
Yuki Kaname
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Abstract

【課題】現金処理装置に対する現金の回収および補充の作業効率を向上させることができる管理装置を提供する。
【解決手段】管理装置は、複数の現金処理装置から、取引に関する情報である取引情報を取得する情報取得部と、前記取引情報に基づいて、前記複数の現金処理装置の少なくとも一部を選択し、選択された現金処理装置を繋ぐ第1の経路を生成し、かつ、前記第1の経路を示す情報を含む画像を生成する情報処理部と、を備える。

Description

本発明は、管理装置、管理方法および管理システムに関する。
近年の社会は、電子マネー対応のカード、およびスマートフォン等の媒体を使用することで、現金を介さずに決済を行うことができる社会である。特許文献1には、電子マネー対応のカードをかざすことで、電子マネーの加算処理(すなわち、チャージ)を受け付ける電子マネーチャージ機が開示されている。このような電子マネーチャージ機は、様々な店舗に設置されている。
電子マネーチャージ機が多数配置されている店舗では、作業員が、店舗内に設置されている電子マネーチャージ機から現金を回収し、電子マネーチャージ機に必要な準備金を電子マネーチャージ機に補充する。大型ショッピング施設等の電子マネーチャージ機が多数配置されている店舗の作業員は、回収金および補充金を所持する時間を短くするために、1台の電子マネーチャージ機に対して現金の回収または補充を行う度に、準備金を保管する入出金装置が設置されている所定の部屋に戻っていた。
特開2013−182598号公報
作業員は、実際に電子マネーチャージ機のもとに出向くまで電子マネーチャージ機内の在高を知ることができないので、現金の回収や補充が必要な電子マネーチャージ機を予め把握することができない。経験豊かな作業員は、回収や補充が必要な電子マネーチャージ機を予想することもできるが、経験が浅い作業員は、回収や補充が必要な電子マネーチャージ機を予想できないことも多い。
このため、特に経験が浅い作業員は、電子マネーチャージ機と入出金装置との間を必要以上に行き来することになり、電子マネーチャージ機に対する現金の補充や回収を効率的に行うことができなかった。
本発明は、現金処理装置に対する現金の回収および補充の作業効率を向上させることができる管理装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る管理装置は、複数の現金処理装置から、取引に関する情報である取引情報を取得する情報取得部と、前記取引情報に基づいて、前記複数の現金処理装置の少なくとも一部を選択し、選択された現金処理装置を繋ぐ第1の経路を生成し、かつ、前記第1の経路を示す情報を含む画像を生成する情報処理部と、を備える。
本発明の一態様に係る管理方法は、複数の現金処理装置から、取引に関する情報である取引情報を取得するステップと、前記取引情報に基づいて、前記複数の現金処理装置の少なくとも一部を選択するステップと、前記選択された少なくとも一部の現金処理装置を繋ぐ第1の経路を生成するステップと、前記第1の経路を示す情報を含む画像を生成するステップと、を備える。
本発明の一態様に係る管理システムは、複数の現金処理装置と、前記複数の現金処理装置から、取引に関する情報である取引情報を取得し、前記取引情報に基づいて、前記複数の現金処理装置の少なくとも一部を選択し、選択された現金処理装置を繋ぐ第1の経路を生成し、かつ、前記第1の経路を示す情報を含む画像を生成する管理装置と、表示装置を備え、前記管理装置から前記画像を取得し、取得した前記画像を前記表示装置に表示させる閲覧機器と、を備える。
本発明によれば、現金処理装置に対する現金の回収および補充の作業効率を向上させることができる管理装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る管理装置を備える管理システムを示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る現金処理装置の一例である電子マネーチャージ機の外観を示す図である。 本発明の実施形態に係る現金処理装置の一例である電子マネーチャージ機の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る管理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る管理装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る管理装置によって生成される画像であって、ある地区に配置されている電子マネーチャージ機の取引情報の集計結果を示す画像である。 本発明の実施形態に係る管理装置によって生成される画像であって、特定の1つの電子マネーチャージ機の状態情報を示す画像である。 本発明の実施形態に係る管理装置によって生成される画像であって、所定の期間における特定の1つの電子マネーチャージ機の在高の推移を示す画像である。 本発明の実施形態に係る管理装置によって生成される画像であって、所定の期間における特定の1つの電子マネーチャージ機の取引件数および取引金額の推移を示す画像である。 本発明の実施形態に係る管理装置によって生成される画像であって、所定の期間における特定の1つの電子マネーチャージ機のエラー内容および動作内容を示す画像である。 本発明の実施形態に係る管理装置によって生成される画像であって、図7に示される画像が表示される時刻よりも未来の所定の期間における特定の1つの電子マネーチャージ機の在高の推移の予測を示す画像である。 本発明の実施形態に係る管理装置によって生成される画像であって、図9に示される画像が表示される時刻よりも未来の所定の期間における特定の1つの電子マネーチャージ機で発生するエラーおよび電子マネーチャージ機で実行されると予測される動作内容を示す画像である。 本発明の実施形態に係る管理装置によって生成される画像であって、複数の電子マネーチャージ機を作業対象として指定する操作が行われたときの画像である。 本発明の実施形態に係る管理装置によって生成される画像であって、複数の作業対象の電子マネーチャージ機を繋ぐ経路を含む画像である。 本発明の実施形態に係る管理装置によって生成される画像であって、複数の作業対象の電子マネーチャージ機を繋ぐ別の経路を含む画像である。 本発明の実施形態に係る管理装置によって生成される画像であって、複数の作業対象の電子マネーチャージ機を繋ぐさらに別の経路を含む画像である。 本発明の実施形態に係る電子マネーチャージ機の回収動作時の動作を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る電子マネーチャージ機の補充動作時の動作を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除するものではない。また、実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。さらに、実施形態の各構成は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。
なお、実施形態を説明するための全図において、同一要素は原則として同一の符号を付す。また、一度説明した要素の説明を省略することもある。
図1は、本発明の実施形態に係る管理システム1を示すブロック図である。
<管理システム1>
管理システム1は、複数の電子マネーチャージ機(以下、チャージ機と称す。)11、店舗内管理装置40、保守管理装置52、コールセンター管理装置53、および、管理装置60を備えている。チャージ機11、店舗内管理装置40、保守管理装置52、コールセンター管理装置53は、ネットワークを介して管理装置60と通信可能である。
これらの装置の内、複数の電子マネーチャージ機11および店舗内管理装置40は、同一の店舗、例えば店舗A内に配置されている。店舗Aは、多数のチャージ機が設置されている店舗であり、例えば、大型ショッピング施設である。なお、複数の電子マネーチャージ機11および店舗内管理装置40は、複数の店舗に跨がって配置されていてもよい。
チャージ機11は、投入された現金の入金処理を行うとともに、電子マネー対応のカード、および、スマートフォン等の媒体(以下、電子マネー媒体と称す。)に関連付けられた電子マネー口座に、投入された現金の額に相当する電子マネーを充当する処理(すなわち、チャージ)を実行する。チャージ機11は、必要に応じて、内部に収納されている現金を釣銭として出金する。また、チャージ機11は、作業員(例えば店舗Aの従業員)の操作に応じて現金の入金、出金、および、計数を行う。つまり、チャージ機11は、利用者のチャージ操作時の現金の入金、チャージおよび出金、並びに、作業員の操作による入出金および計数等を行う現金処理装置である。チャージ機11については、後に詳細に説明する。
店舗内管理装置40、保守管理装置52、およびコールセンター管理装置53は、表示装置を備えており、ネットワークを介して管理装置60から情報を取得し、取得した情報を表示装置に表示させる。以下、店舗内管理装置40、保守管理装置52、およびコールセンター管理装置53を総称して閲覧機器と記載する場合がある。
店舗内管理装置40は、店舗Aに設置されているコンピュータである。店舗内管理装置40は、ネットワークを介して管理装置60から情報を取得し、取得した情報を表示装置に表示させる。取得および表示される情報は、例えば、管理装置60が収集、予測および算出したチャージ機11に出入りする現金に関する情報である。店舗Aの従業員は、店舗内管理装置40を操作することにより、チャージ機11に出入りする現金に関する情報を知ることができる。
保守管理装置52およびコールセンター管理装置53は、各店舗に設置されているチャージ機11の保守業務を行う会社(以下、保守会社と称す。)のコンピュータである。保守管理装置52およびコールセンター管理装置53は、ネットワークを介して管理装置60から情報を取得し、取得した情報を表示装置に表示させる。取得および表示される情報は、例えば、管理装置60が収集、予測および算出したチャージ機11の保守管理に関する情報である。保守会社の従業員は、保守管理装置52を操作することにより、チャージ機11の保守管理に関する情報を知ることができる。また、コールセンターのオペレータは、コールセンター管理装置53を操作することにより、保守管理会社の従業員または店舗Aの従業員に対して、チャージ機11の保守管理に関する情報を提供することができる。
なお、店舗内管理装置40、保守管理装置52、およびコールセンター管理装置53は、所定のアプリケーションがインストールされているスマートフォンやタブレットコンピュータ等の携帯型情報処理装置であってもよい。
詳細は後述するが、作業員は、携帯型情報処理装置を所持しており、その携帯型情報処理装置は、店舗内管理装置40、保守管理装置52、およびコールセンター管理装置53とネットワークを介して通信可能であってもよい。
管理装置60は、チャージ機11から情報を取集し、収集した情報に基づいて、チャージ機11の運用に必要な事項の予測および算出、例えば、現金の回収または補充のために複数のチャージ機11を巡回する経路の決定、を行うコンピュータである。チャージ機11から収集される情報には、チャージ機11における取引に関する情報(以下、取引情報と称す。)、チャージ機11におけるエラーに関する情報(以下、エラー情報と称す。)、および、チャージ機11の動作に関する情報(以下、動作情報と称す。)が含まれる。なお、管理装置60は、クラウド上に構成された、いわゆるクラウドサーバであってもよい。管理装置60については後に詳細に説明する。なお、本実施形態においてチャージ機11における取引とは、電子マネーのチャージのことである。
<チャージ機11>
図2は、チャージ機11の外観を示す図である。図3は、チャージ機11の構成を示すブロック図である。チャージ機11は、表示操作部101、音声出力部102、リーダライタ103、コードリーダ104、人感センサ105、カードリーダ106、レシートプリンタ107、記憶部108、制御部110、および、処理ユニット120を備えている。
表示操作部101は、タッチパネルディスプレイであり、操作用の画面の表示および各種入力操作の受付等を行う入出力部として機能する。
音声出力部102は、スピーカであり、操作のガイダンスや注意メッセージなどを音声出力する。
リーダライタ103は、近距離無線通信装置であり、電子マネー媒体から情報を読み取ったり、電子マネー媒体に情報を書き込んだりする。読み取られる情報は、例えば、電子マネー媒体に記憶されている識別情報である。電子マネー媒体に記憶されている識別情報は、例えば、電子マネー媒体に関連付けられた電子マネー口座の番号である。また、リーダライタ103は、作業員のIDカードから、当該IDカードに記憶されている作業員ID情報を読み取る。作業員ID情報は、作業員を一意に識別する情報であり、例えば、作業員の社員番号である。
コードリーダ104は、コード読み取り装置であり、かざされたバーコードまたは二次元コードから、コード情報を読み取る。コード情報としては、例えば、コードに関連付けられた電子マネー口座の番号である。
人感センサ105は、赤外線検知センサ等の近接センサであり、チャージ機11周辺に人が近づくと、オン信号を出力する。
カードリーダ106は、磁気的または電子的な情報読み取り装置であり、クレジットカード等、磁気的または電子的に情報を保持しているカードから情報を読み取る。読み取られる情報は、例えば、クレジットカードの番号である。
レシートプリンタ107は、印刷機であり、電子マネーのチャージ額および電子マネーの残高等が印字されたレシートを発行する。
記憶部108は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ又はハードディスク装置等の二次記憶媒体等からなる記憶デバイスであり、記憶部108には、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)が含まれている。
記憶部108は、チャージ機11の取引情報、エラー情報、および、動作情報を記憶する。本明細書において、取引情報、エラー情報、および動作情報を総称して「状態情報」と記載することがある。
取引情報には、チャージ機11の在高、チャージ機11が行った取引の数である取引件数、および、チャージ機11が行った取引で取り扱われた金額である取引額等が含まれる。取引件数は、例えば、ある日の午前0時からその日のある時刻までに行われたチャージ操作の回数である。取引額は、例えば、1回の操作でチャージされた金額である。取引情報は、チャージ機11を利用した取引が行われる度に更新される。なお、取引情報は、チャージ機11で取引が行われた時刻とともに管理装置60に送信される。
エラー情報は、例えば、「2019年4月18日、紙幣詰まりが発生」や「2019年4月30日、レシートプリンタのロール紙切れ」等のように、エラー内容とエラー発生日時とが互いに関連付けられている情報である。
動作情報は、チャージ機11の動作内容を示す情報であり、チャージ機11の動作内容とは、例えば、現金回収時の動作、現金補充時の動作、および、チャージ機11の電源のオン/オフ動作、等の作業員による操作に応じた動作、利用者によるチャージ操作に応じた動作、並びに、人感センサ105による検知動作である。
通信部109は、モデム等の送受信装置であり、管理装置60との通信を行う。
制御部110は、チャージ機11の動作を統括制御する。制御部110は、CPU(Central Processing Unit)を備えている。CPUが、所定のプログラムをROMから読み出してRAMに展開し、展開したプログラムを実行することで、チャージ機11は、種々の動作を行うことができる。制御部110は、チャージ機11が動作する度に、または、所定時間が経過する度に、取引情報、エラー情報、および、動作情報を管理装置60に送信する。
処理ユニット120は、制御部110の制御の下、動作する。処理ユニット120は、紙幣受入部121、紙幣払出部122、出金リジェクト部123、複数のカセット132、複数のカセット装着部133、一時保留部134、および、処理部140を備えている。
紙幣受入部121は、紙幣の投入口であり、チャージ機11の利用者が正対する面(以下、前面と称す。)に配置されている。紙幣払出部122は、利用者に返却される紙幣の出口である。紙幣払出部122から返却される紙幣には、釣札、および、識別不能の紙幣等が含まれる。
処理部140は、紙幣の搬送および識別を行う。処理部140は、搬送されている紙幣の金種、真偽、正損、表裏、および、搬送状態等を識別する。
出金リジェクト部123は、チャージ機11の内部に配置されており、処理部140による識別結果に基づいて、識別不能の紙幣等、出金に適さない紙幣が収納される。
カセット132は、紙幣の収納容器である。カセット132には、処理部140により搬送されてきた紙幣が収納される。複数のカセット132は、互いに種類が異なる紙幣を収納する。例えば、カセット132の1つは、千円札を収納し、他の1つは、5千円札を収納し、更に他の1つは1万円札を収納する。また、カセット132は、内部に収納されている紙幣を1枚ずつ処理部140に繰り出すことが可能である。カセット132は、後述するが、チャージ機11内の紙幣の回収およびチャージ機11に対する紙幣の補充に使用される。
カセット装着部133は、カセット132が着脱可能に構成されている。カセット装着部133は、制御部110の制御の下、カセット132をカセット装着部133に装着された状態でロックする。これにより、カセット132が、カセット装着部133から取り外しできなくなる。また、カセット装着部133は、制御部110の制御の下、当該ロックを解除する。
なお、図3にはカセット132、および、カセット装着部133がそれぞれ3つずつ示されているが、チャージ機11が備えるカセット132、および、カセット装着部133の数が3つに限られないことは言うまでも無い。
一時保留部134は、処理部140によって識別された紙幣を一時的に収納する容器である。
なお、図示されていないが、チャージ機11は、紙幣の収納容器である紙幣収納部を1つ以上、有していてもよい。また、その紙幣収納部は、一時保留部134と同様の機能、つまり、処理部140によって識別された紙幣を一時的に収納する機能を有していてもよい。
<管理装置60>
図4Aは、管理装置60の構成を示すブロック図である。管理装置60は、記憶部61、通信部62、および、制御部70を備えている。
記憶部61は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ又はハードディスク装置等の二次記憶媒体等からなる記憶デバイスであり、記憶部61には、ROMおよびRAMが含まれている。記憶部61は、チャージ機11から取得された取引情報、エラー情報、および、動作情報、並びに、閲覧機器の表示装置に表示される各種画像を生成するために必要な情報を記憶する。
通信部62は、モデム等の送受信装置であり、チャージ機11および閲覧機器と通信を行う。
制御部70は、管理装置60の動作を統括制御する。制御部70は、CPUを備えている。所定のプログラムをROMから読み出してRAMに展開し、展開したプログラムを実行することで、CPUは、情報取得部71、受付部72、情報処理部73、画像送信部74、および、人員決定部75として機能する。
情報取得部71は、チャージ機11から取引情報、エラー情報および動作情報を取得する。
受付部72は、閲覧機器を通じて、閲覧機器の操作者が所望するチャージ機11を指定する操作(以下、指定操作と称す。)を受け付ける。換言すると、受付部72は、指定操作により指定されたチャージ機11を特定する情報、例えば各チャージ機11に固有の管理番号、を取得する。なお、本明細書では、チャージ機11に固有の管理番号を号機番号と記載することがある。また、例えば号機番号が1であるチャージ機11を、1号機または1号機のチャージ機11等と記載することがある。
情報処理部73は、情報取得部71が取得した情報を処理し、当該情報に基づいて、表示装置が画像を表示するために用いる画像データを生成する。なお、本明細書では、説明の便宜のため、画像データを単に画像と記載することがある。情報処理部73および情報処理部73が生成する画像については、後に詳細に説明する。
画像送信部74は、情報処理部73が生成した画像を閲覧機器に送信する。
人員決定部75は、作業員の勤怠状態を示す勤怠情報に基づいて、チャージ機に対する現金の回収および補充、並びに、チャージ機に対する保守点検を行う作業員を決定する。勤怠情報は、記憶部61に記憶されている。勤怠情報は、作業員の所属店舗名または所属保守会社名、作業員名、作業員ID、および、出勤日時が互いに対応付けられている情報である。
なお、人員決定は管理装置60ではなく、各閲覧機器において行われてもよい。この場合、勤怠情報は、各閲覧機器が備える記憶部に記憶されてもよい。
続いて、管理装置60が行う動作を示すフローチャートを示す図4Bを参照しながら、管理装置60を中心として管理システム1の動作について説明する。
閲覧機器は、閲覧機器が備える入力装置を通じて、チャージ機11に関する情報を含む画像の表示を要求する操作が行われると、閲覧要求を管理装置60に送信する。閲覧要求には、店舗名、チャージ機11の号機番号、取引情報、および期間の指定等の情報が含まれる。
管理装置60の制御部70は、閲覧機器からの閲覧要求を受信すべく待機している。閲覧要求を受信する(ステップS11)と、処理をステップS12に進める。
ステップS12において、情報処理部73は、閲覧要求に対応する画像を生成する。
次に、画像送信部74は、情報処理部73が生成した画像を閲覧機器に送信し(ステップS13)、処理を終了する。
閲覧機器は、画像を受信すると、受信した画像を表示装置に表示させる。よって、閲覧機器の操作者は、表示された画像を介して、所望の情報を知ることができる。
<画像>
以下、情報処理部73が生成し、閲覧機器の表示装置に表示される画像を例を挙げながら説明する。以下の説明では、店舗Aの管理者(以下、単に管理者と称す。)が店舗内管理装置40を通じて管理装置60から取得した情報を閲覧する場合を例に挙げて説明する。店舗内管理装置40以外の閲覧機器を通じて管理装置60から取得した情報を閲覧する場合も同様である。
<画像例1>
図5は、ある地区に配置されているチャージ機11の取引情報の集計結果を示す画像D1である。
画像D1は、管理者が店舗内管理装置40において所定のアプリケーションを起動させる操作、および、地区を指定する操作を行ったときに、表示装置に表示される。
画像D1は、画像D10、D11、D12、D13、D14、D15、D16、D17、Q1、Q2、および、ボタン群T0によって構成されている。各画像は、閲覧要求に含まれる情報に基づいて記憶部61に記憶されている情報およびチャージ機11から取得した情報の中から取捨選択された情報を用いて生成される。
画像D10は、チャージ機11が設置されている店舗が立地する地区の地図である。該地区の地図には、店舗Aおよび店舗Bの位置が示されている。店舗Bは、店舗Aと同様、チャージ機11が多数設置されている店舗である。管理装置60の記憶部61は、管理対象のチャージ機11が設置されている店舗が立地する地区の地図、および管理対象のチャージ機11が設置されている店舗の位置情報を記憶している。また、記憶部61は、管理対象のチャージ機11が設置されている店舗のフロアマップ、および各店舗内における管理対象のチャージ機11の設置位置情報を記憶している。なお、情報処理部73は、チャージ機11の設置位置に関する情報を求める閲覧要求を受信した場合に、画像D10を生成する。
画像D11は、現在時刻の情報を含む。情報処理部73は、画像D1を生成する時刻に基づいて画像D11を生成する。
画像D12は、「全店舗」という文字情報を含む。これは、画像D10に示されている全店舗(つまり、店舗Aおよび店舗B)に設置されているすべてのチャージ機が集計対象であることを意味する。
画像D13は、集計対象であるチャージ機11の台数およびそれらの中で稼働している台数を示す。
画像D14は、集計対象であるチャージ機11の在高の合計金額を示す。
画像D15は、画像D15が生成される日の午前0時から画像D15が生成される時刻までに集計対象であるチャージ機11で行われたチャージの件数(以下、利用件数と称す。)の合計値であるチャージ件数を示す。
画像D16は、画像D16が生成される日の午前0時から画像D16が生成される時刻までに集計対象であるチャージ機11を利用してチャージされた金額(以下、チャージ額と称す。)の合計値であるチャージ金額を示す。
画像D17は、画像D17が生成される日の午前0時から画像D17が生成される時刻までの間における、チャージ機11が1取引に要した時間の平均値である平均取引時間を示す。
画像Q1および画像Q2は、画像D10が示す地図における店舗Aおよび店舗Bの位置を示す記号である。画像Q1およびQ2は、店舗Aおよび店舗Bに設置されているチャージ機11の利用件数が多くなるほど、大きく表示される。なお、画像Q1およびQ2は、店舗Aおよび店舗Bに設置されているチャージ機11の在高の合計値が大きくなるほど、大きく表示されていてもよい。
ボタン群T0は、画像D10の下方の領域に配置されている。ボタン群T0は、ボタンT1、T2、T3、T4、T5から構成されている。
ボタンT1は、画像D1を指定するボタンである。ボタンT2は、後に説明する画像D3(図6参照)を指定するボタンである。ボタンT3は、後に説明する画像D4(図7参照)を指定するボタンである。ボタンT4は、後に説明する画像D5(図8参照)を指定するボタンである。ボタンT5は、画像D6(図9参照)を指定するボタンである。
管理者が、店舗内管理装置40を操作して各ボタンT1、T2、T3、T4、T5をクリックすると、店舗内管理装置40は、画像D1、D3〜D6を指定する情報を含む閲覧要求を行う。管理装置60の情報処理部73は、受信した閲覧要求に応じた画像を生成する。そして、画像送信部74は、生成された画像を、店舗内管理装置40に送信する。店舗内管理装置40は、受信した画像を表示装置に表示させる。これにより、管理者は、クリックしたボタンに対応する画像を閲覧することができる。
<画像例2>
図6は、特定の1つのチャージ機11の状態情報を示す画像D3である。画像D3は、上述のとおり、ボタンT2がクリックされると表示される。
図6には、特定の1つのチャージ機11として、店舗Aに設置されている106号機のチャージ機(以下、106号機と称す。)が選択されている状態の画像D3が示されている。
画像D3は、画像D2、D30、およびボタン群T0から構成されている。
画像D2は、画像D21、D22、D23、D24、D25、D26、および、D27によって構成されている。各画像は、閲覧要求に含まれる情報に基づいて記憶部61に記憶されている情報およびチャージ機11から取得した情報の中から取捨選択された情報を用いて生成される。
画像D21は、106号機の最新の動作が行われた時刻、並びに、管理装置60が、取引情報、エラー情報、および、動作情報を取得した時刻のいずれかの時刻を含む。
画像D22、および、画像D23は、選択されたチャージ機11の号機番号つまり106、および、製造番号を含む。
画像D24は、106号機が設置されている店舗名を含む。
画像D25は、店舗Aの1階のフロアマップである。画像D25には、店舗Aの1階に設置されているチャージ機11を示すアイコンが示されている。地図上のアイコンの配置位置は、店舗Aの1階におけるチャージ機11の設置位置に対応している。チャージ機11を示すアイコンは、そのアイコンが示すチャージ機11の号機番号と共に示されている。
画像D25においては、選択されたチャージ機11のアイコンが、選択されていないチャージ機11のアイコンとは色が異なるように表される。よって、いずれのチャージ機が選択されているか容易に判別することができる。なお、画像D25において、選択されたチャージ機11のアイコンが、選択されていないチャージ機のアイコンよりも大きくなるように表されていてもよい。
また、画像D25においては、特定の状態にあるチャージ機11は、他のチャージ機11とは異なる色で表示されてもよい。例えば、図6では、113号機が他のチャージ機11とは異なる色で表示されている。これは、113号機でエラーが発生し、かつ、エラーが解決されていないということを意味している。
また、図6では、114号機が他のチャージ機11とは異なる色で表示されている。これは、114号機で、近い未来例えば一週間以内にエラーが発生することが予測されていることを意味している。エラーの予測については後述する。
画像D26は、店舗Aのフロアを選択するためのボタンである。
画像D27は、店舗を指定するための画像であり、画像D27がクリックされると、プルダウン式に地区内の店舗名が表示される。
画像D30は、画像D31、画像D32、および、画像D33から構成されている。
画像D31は、106号機が管理装置60と通信接続しているか否かを示す情報を含む。
画像D32は、画像D32が生成される日の午前0時から画像D32が生成される時刻までの106号機における取引件数、紙幣回収予定日、金種ごとの在高、在高の合計金額、および、チャージ機11内部に存在するリジェクト紙幣の有無を示す情報を含む。
画像D33は、106号機で発生し、かつ、解消されていないエラーの内容と発生日時を含む。画像D33は、チャージ機11の稼働停止を伴う重要度が高いエラーに関する情報のみを含んでいてもよい。
<画像例3>
図7は、所定の期間における特定の1つのチャージ機11の在高の推移を示す画像D4である。画像D4は、上述のとおり、ボタンT3がクリックされると表示される。
図7には、特定の1つのチャージ機11として、106号機が選択されている状態の画像D4が示されている。
画像D4は、画像D2、画像D40、および、ボタン群T0から構成されている。画像D2およびボタン群T0は既に説明しているので説明を省略する。
画像D40は、画像D41、D42、D43、D44、D45、およびD46から構成されている。
画像D41は、画像D41が生成される時刻における106号機の金種ごとの在高、および、在高の合計金額を含む。
画像D42は、期間調整バーである。管理者は、店舗内管理装置40を通じて、画像D42の左端および右端を左右に移動させる操作を行うことで、画像D46に表示される期間の開始日時および終了日時を指定できる。
画像D43およびD44は、それぞれ、画像D46に表示される期間の開始日時および終了日時として指定された各日時を含む欄である。店舗内管理装置40を操作することで、これらの欄に所望の日時を入力することで、日時を直接指定することも可能である。
画像D45は、期間指定ボタンである。管理者は、店舗内管理装置40を通じて、画像D45の中のいずれかのボタンを押す操作を行うことで、画像D46に表示される期間を指定できる。指定される期間は、画像D45が生成される時刻から遡った過去の期間である。例えば、図7に示されるように、「1ヵ月間」のボタンが押されると、画像D46に表示される期間は、画像D46が生成される時刻から遡る1ヶ月となる。なお、図7の画像D45は、画像D45が生成される時刻から遡った過去の期間を指定するボタンである「1時間」、「2時間」、「24時間」、「48時間」、「3日間」、「1週間」、および「1ヵ月間」のボタンで構成されているが、画像D42を操作するなどして指定された日における特定の時間帯を指定するボタンから構成されていてもよい。例えば、画像D45は、「0時〜6時」、「6時〜12時」、「12時〜18時」、および「18時〜24時」を指定するボタンで構成されていてもよい。
画像D46は、指定された所定の期間における106号機の金種ごとの在高の推移を示すグラフである。このグラフの縦軸および横軸は、枚数および時刻である。
なお、画像D40は、2つの異なる期間における106号機の金種ごとの在高の推移を示す2つの画像を構成要素として有していてもよい。例えば、2つの異なる期間として、期間を指定する操作が行われた日(以下、操作日と称す。)と、当該日の前日とが指定されたとすると、画像D40の構成要素に、操作日の在高の所定時間単位での推移を示すグラフである画像と、操作日の前日の在高の所定時間単位での推移を示すグラフである画像とが含まれる。この場合、画像D40において、操作日の在高の所定時間単位での推移を示すグラフである画像と、操作日の前日の在高の所定時間単位での推移を示すグラフである画像とが並んで配置される。2つの異なる期間として、例えば、期間を指定する操作が行われた週と当該週の前週とが指定されてもよく、期間を指定する操作が行われた月と当該月の前月とが指定されてもよく、期間を指定する操作が行われた年と当該年の前年とが指定されてもよい。これにより、管理者は、2つの異なる期間における106号機の金種ごとの在高の推移を比較して見ることができる。
<画像例4>
図8は、所定の期間における特定の1つのチャージ機11の取引件数および取引金額の推移を示す画像D5である。画像D5は、上述のとおり、ボタンT4がクリックされると表示される。
図8には、特定の1つのチャージ機11として、106号機が選択されている状態の画像D5が示されている。
画像D5は、画像D2、画像D50、および、ボタン群T0から構成されている。画像D2およびボタン群T0は既に説明しているので説明を省略する。
画像D50は、画像D42、D43、D44、D45、およびD51から構成されている。画像D42、D43、D44、およびD45は既に説明しているので説明を省略する。
画像D51は、指定された期間における日付別の106号機における取引件数(ここでは、チャージ件数)、および、取引額(ここでは、チャージ額)の合計金額の推移を示すグラフを含む。このグラフの左側縦軸、右側縦軸および横軸は、件数、金額、および、日時である。
なお、画像D50は、2つの異なる期間における106号機の取引件数および取引額を示すグラフである画像を構成要素として有していてもよい。例えば、2つの異なる期間として、操作日と、当該日の前日とが指定されたとすると、画像D50は、操作日の取引件数および取引額の所定時間単位での推移と操作日の前日の取引件数および取引額の所定時間単位での推移とを示すグラフである画像を構成要素として含む。この場合、画像D50において、同一のグラフ領域上に、操作日の取引件数および取引額の推移を示すグラフと、操作日の前日の取引件数および取引額の推移を示すグラフとが配置される。2つの異なる期間として、上述したように、期間を指定する操作が行われた週と当該週の前週、期間を指定する操作が行われた月と当該月の前月、期間を指定する操作が行われた年と当該年の前年、等が指定されてもよい。これにより、管理者は、2つの異なる期間における106号機の取引件数および取引額の推移を比較して見ることができる。
<画像例5>
図9は、所定の期間における特定の1つのチャージ機11のエラー内容(つまり、エラー情報)および動作内容(つまり、動作情報)を示す画像D6である。画像D6は、上述のとおり、ボタンT5がクリックされると表示される。
図9には、特定の1つのチャージ機11として、106号機が選択されている状態の画像D6が示されている。
画像D6は、画像D2、画像D60、および、ボタン群T0から構成されている。画像D2およびボタン群T0は既に説明しているので説明を省略する。
画像D60は、画像D42、D43、D44、D61、D62、D63、D64、および、D65から構成されている。画像D42、D43、およびD44は既に説明しているので説明を省略する。
画像D61は、期間指定ボタンである。管理者は、店舗内管理装置40を通じて、画像D61の中のいずれかのボタンを押す操作を行うことで、画像D63に表示される期間を指定できる。指定される期間は、画像D61が生成される時刻から遡った過去の期間である。例えば、図9に示されるように、「3日間」のボタンが押されると、画像D63に表示される期間は、画像D61が生成される時刻から遡る3日間となる。なお、画像D61は、画像D45と同様、画像D42を操作するなどして指定された日における特定の時間帯を指定するボタンから構成されていてもよい。
画像D62は、検索ワードを入力可能な欄である。管理者は、この欄に所望のワードを入力することで、画像D63に含まれる文字列の中から、所望のワードを検索することができる。
画像D63は、指定された期間内に106号機で発生したエラーを示すエラー情報とそのエラーが発生した日時との組み合わせ、および、指定された期間内に106号機が行った動作に関する動作情報とその動作が行われた日時との組み合わせのリストである。
画像D64は、フィルタ機能を起動させるボタンである。管理者が画像D64をクリックすることで、情報処理部73は、画像D63に含まれる組み合わせからエラー情報とエラーが発生した日時との組み合わせのみを抽出し、抽出された組み合わせのみのリストである画像を生成する。よって、当該生成された画像が画像D64に替えて表示される。
画像D65は、画像D63の全画面表示を指示するボタンである。管理者は、画像D65をクリックすることで、画像D63を全画面表示させることができる。また、画像D6に、エラー情報とエラーが発生した日時との組み合わせのみのリストである画像が画像D63に替えて含まれているときに、管理者は、画像D65をクリックすることで、当該画像を全画面表示させることができる。
画像D66は、スクロールバーである。管理者が、閲覧機器の入力装置を通じてスクロール操作を行うことで、画像D66のノブ(図9の画像D66の黒塗り部分)が、スクロール操作に応じて上下に移動する。また、画像D63において、スクロール操作に応じて、画像D63において、エラー情報とエラー発生時刻との組み合わせおよび動作情報と動作が行われた時刻との組み合わせが上下にスクロールされて表示される。
画像D63には、近い未来、例えば一週間以内にエラーが発生することが予測されていることを示す情報(以下、アラート情報と称す。)と日付との組み合わせが含まれていてもよい。例えば、ロール紙の残量が所定の閾値(例えば、5m)以下である場合、残量が所定の閾値以下となったことが検出された日時とロール紙の残量が少ない旨を示す情報との組み合わせが、画像D63に含まれる。
<画像例6>
図10Aは、図7に示される画像D4が表示される時刻よりも未来の所定の期間における特定の1つのチャージ機11の在高の推移の予測を示す画像D7である。画像D7は、画像D4が示された状態で、画像D42の期間調整バーの操作若しくは画像D43または画像D44への日時の入力によって指定期間として未来の期間が指定されると、表示される。
図10Aには、特定の1つのチャージ機11として、106号機が選択されている状態の画像D7が示されている。
画像D7は、画像D2、画像D70、および、ボタン群T0から構成されている。画像D2およびボタン群T0は既に説明しているので説明を省略する。
画像D70は、画像D41、D42、D43、D44、D45、およびD71から構成されている。画像D41、D42、D43、D44、およびD45は既に説明しているので説明を省略する。
画像D71は、指定された未来の所定の期間における106号機の金種ごとの在高の推移の予測を示すグラフである。このグラフの縦軸および横軸は、枚数および時刻である。画像D71を閲覧することにより、管理者は、現金の回収または補充を行うべきであるチャージ機11を容易に選択することができる。画像D71は、以下のように生成される。
情報処理部73は、所定のプログラムを実行し、106号機から情報取得部71が取得した取引情報に基づいて、取引情報を取得した時刻よりも後の時刻における、106号機の在高を予測する。例えば、情報処理部73は、取引情報を取得した時刻以前の一定の期間における106号機の在高の増加率に基づいて、取引情報を取得した時刻よりも後の時刻における106号機の在高を予測する。増加率は、正の値、および、負の値のいずれの値もとり得る。そして、情報処理部73は、店舗内管理装置40を通じて指定された未来の所定の期間と予測結果とに基づいて、在高の予測結果の推移のグラフである画像D72を生成する。
なお、管理者が、店舗内管理装置40を通じて未来の日または日時をピンポイントで指定した場合、情報処理部73は、指定された日または日時の在高の予測値を示す情報を示す画像を生成してもよい。ここで生成される画像は、予測値を示す文字情報を含むものであってもよい。
画像送信部74は、生成された画像D71を構成要素とする画像D70を店舗内管理装置40に送信し、店舗内管理装置40は、受信した画像D70を表示装置に表示させる。
管理者が、店舗内管理装置40を通じて所定の操作(例えば、所定のボタンのクリック)を行った場合、情報処理部73は、106号機に現金を補充すべき日時および金種別の補充すべき現金額を予測し、予測結果を示す画像を生成してもよい。
例えば、千円札および5千円札の準備金の基準値が200枚および50枚であり、補充が必要か否かを判断するための値である下限閾値が、それぞれ50枚および10枚であるとする。ここで、106号機の在高の予測結果が、2019年7月25日に、千円札および5千円札の枚数がそれぞれ50枚および10枚を下回ることを示す場合、情報処理部73は、補充すべき日時として「2019年7月25日」、補充すべき現金額として「千円札および5千円札がそれぞれ150枚および30枚」を示す情報を含む画像を生成する。そして、情報処理部73は、当該画像と画像D7とから構成される画像を生成してもよい。ここで、生成された画像は、画像送信部74によって店舗内管理装置40に送信される。そして、店舗内管理装置40は、受信した画像を表示装置に表示させる。
なお、例えば、店舗内管理装置40の表示装置に画像D5(図8参照)が表示されている状態で、管理者が、画像D42を操作して、未来の期間を指定する操作を行うことで、店舗内管理装置40の表示装置に、指定された未来の期間の日別の106号機での取引件数、および、取引額の合計金額の推移を示すグラフを示す画像が表示されてもよい。
この場合、情報処理部73は、106号機の取引情報に基づいて106号機での取引件数、および、取引額の合計金額を予測する。例えば、情報処理部73は、取引情報を取得した時刻以前の一定の期間における106号機の取引件数および取引額の増加率に基づいて、取引情報を取得した時刻よりも後の時刻における106号機の取引件数および取引額それぞれを予測する。増加率は、正の値、および、負の値のいずれの値もとり得る。そして、情報処理部73は、店舗内管理装置40を通じて指定された未来の期間および予測結果に基づいて、指定された未来の期間における日別の106号機での取引件数、および、取引額の合計金額の予測結果の推移を示すグラフを示す画像を生成する。
なお、取引件数、および、取引額の合計金額の予測結果についても、店舗内管理装置40を通じて未来の日または日時をピンポイントで指定された場合、指定された日または日時に基づいて、指定された日または日時の取引件数、および、取引額の合計金額の予測結果を示す情報を示す画像を生成してもよい。ここで生成される画像は、取引件数、および、取引額の合計金額の予測値を示す文字情報を示すものであってもよい。
なお、情報処理部73は、取引情報を、例えば、以下(1)、(2)および(3)に示す観点で分析し、分析結果に基づいて、在高、取引件数、および、取引額の予測を行ってもよい。
(1)特定の時間帯にチャージ機11での取引件数や取引金額が増加または減少していないか。例えば、平日19:00−20:00、および休日の12:00−19:00に取引件数や取引金額が増加する傾向にあること。
(2)特定の日に取引件数や取引金額が増加または減少していないか。例えば、店舗Aや店舗A近辺でイベントが開催された場合、イベント開催日に取引件数や取引金額が増加する傾向にあること。
(3)天候によって取引件数や取引金額が増加または減少していないか。例えば、晴れている日は、取引件数や取引金額が増加する傾向にあり、雨や雪の日は、取引件数や取引金額が減少する傾向にあること。
<画像例7>
図10Bは、図9に示される画像D6が表示される時刻よりも未来の所定の期間における特定の1つのチャージ機11で発生するエラーおよびチャージ機11で実行されると予測される動作内容を示す画像D110である。画像D110は、画像D6が示された状態で、画像D42の期間調整バーの操作若しくは画像D43または画像D44への日時の入力によって指定期間として未来の期間が指定されると、表示される。
画像D110は、画像D2、画像D111およびボタン群T0から構成されている。画像D2およびボタン群T0は既に説明しているので説明を省略する。
画像D111は、画像D42、D43、D44、D61、D62、およびD112から構成されている。画像D42、D43、D44、D61、D62、D63、D64、D65、および、D66は既に説明しているので説明を省略する。
画像D112は、指定された未来の所定の期間における106号機で発生すると予測されるエラーとエラーが発生すると予測される日時(以下、発生予測日時)との組み合わせ、および、106号機で行われると予測される動作内容とその動作が実行される予測時刻との組み合わせのリストである。画像D112の中の予測されるエラーを閲覧することにより、管理者は、保守点検を行うべきであるチャージ機11を容易に選択することができる。画像D112は、以下のように生成される。
情報処理部73は、所定のプログラムを実行し、106号機から情報取得部71が取得したエラー情報および動作情報に基づいて、それらの情報を取得した時刻よりも後の時刻における、106号機で発生するエラーを予測する。また、情報処理部73は、動作情報に基づいて、動作情報を取得した時刻よりも後の時刻における、106号機で実行される動作内容を予測する。そして、情報処理部73は、店舗内管理装置40を通じて指定された未来の所定の期間と、エラーおよび動作内容の予測結果とに基づいて、106号機で発生すると予測されるエラーとそのエラーの発生予測日時との組み合わせ、および、106号機で実行されると予測される動作内容とその動作が実行される予測日時との組み合わせのリストである画像D112を生成する。
例えば、情報処理部73は、106号機のエラー情報および動作情報を分析した結果、106号機が1ヵ月でロール紙が切れる(使い尽くされる)という傾向を有していることを認識したとする。この場合、情報処理部73は、ロール紙の交換が行われた日から1ヵ月後の日時において、ロール紙が切れると予測する。そして、指定された未来の所定の期間にロール紙が切れると予測された日時が含まれる場合、情報処理部73は、「レシートプリンタのロール紙切れ」というエラーとロール紙切れが予測された日時とを組み合わせて画像D112のリストに含ませる。
なお、情報処理部73は、過去のエラー傾向および動作情報に加えて、他の情報に基づいて、予測されたエラーの原因を特定し、予測されたエラーとそのエラーの発生予測日時とエラーの原因との組み合わせのリストである画像D112を生成してもよい。他の情報には、チャージ機11の製造番号、および、号機番号等のチャージ機11本体の情報、チャージ機11にインストールされているアプリケーションのバージョン情報、並びに、発生すると予測されたエラーと類似するエラーに関する情報が含まれる。
また、例えば、情報処理部73は、106号機の動作情報を分析した結果、毎週土曜日の10:00台に106号機で電子マネーの残高照会が多く処理されたことを認識したとする。この場合、情報処理部73は、未来の時刻においても、土曜日の10:00台において、電子マネーの残高照会の処理が106号機で通常より多く実行されると予測する。そして、指定された未来の所定の期間に「土曜日の10:00台」が含まれる場合、情報処理部73は、「電子マネーの残高照会」という動作内容とその動作が実行されると予測された日時とを組み合わせて画像D112のリストに含ませる。
管理者が、画像D64をクリックすることで、情報処理部73は、画像D112に含まれる組み合わせから予測されるエラーと発生予測日時との組み合わせのみを抽出し、抽出された組み合わせのみのリストである画像を生成する。よって、当該生成された画像が、画像D64に替えて表示される。これにより、管理者は、予測されるエラーのみを閲覧することができるので、保守点検を行うべきであるチャージ機11をより一層容易に選択することができる。
また、管理者は、画像D65をクリックすることで、画像D112および、予測されるエラーと発生予測日時との組み合わせのリストである画像を全画面表示させることができる。さらに、管理者は、閲覧機器の入力装置を通じてスクロール操作を行うことで、画像D112において、予測されるエラーと発生予測日時との組み合わせ、および、106号機で実行されると予測される動作内容とその動作が実行される予測日時との組み合わせのリストがスクロールされて表示される。
なお、画像D112には、未来のアラート情報と日付との組み合わせが含まれていてもよい。例えば、指定された未来の所定の期間に、ロール紙の残量が所定の閾値(例えば、5m)以下となることが予測される日時が含まれる場合、その予測される日時とロール紙の残量が少ない旨を示す情報との組み合わせが、画像D112に含まれる。未来のアラート情報の予測方法は、エラーの予測と同様である。また、管理者が、画像D64をクリックすることで、予測されるエラーと発生予測日時の組み合わせとともに、未来のアラート情報と日時との組み合わせが抽出されてもよい。
画像送信部74は、生成された画像D110を店舗内管理装置40に送信し、店舗内管理装置40は、受信した画像D110を表示装置に表示させる。
画像送信部74は、生成された画像D112を構成要素とする画像D110を店舗内管理装置40に送信し、店舗内管理装置40は、受信した画像D110を表示装置に表示させる。
<画像例8>
図11Aは、複数のチャージ機11を作業対象のチャージ機11として指定する操作が行われたときの画像D8を示す。画像D8は、画像D7(図10A)が示された状態で、店舗内管理装置40を通じて複数のチャージ機11を指定する操作が行われた状態を示している。作業には、チャージ機11からの現金の回収および補充、並びに、チャージ機11に対する保守点検が含まれる。なお、作業には、締め作業等、回収、補充および保守点検以外の作業が含まれていてもよい。
画像D8は、画像D7と比較して、画像D25に代えて画像D81および画像D82が表示されている点のみが異なる。
画像D81は、画像D25と同様、店舗Aの1階のフロアマップである。画像D81には、店舗Aの1階に設置されているチャージ機11を示すアイコンが示されている。地図上のアイコンの配置位置は、店舗Aの1階におけるチャージ機11の設置位置に対応している。チャージ機11を示すアイコンは、そのアイコンが示すチャージ機11の号機番号と共に示されている。
画像D82は、複数のチャージ機11を指定する際の操作を補助するリングである。例えば、店舗内管理装置40に接続されたマウスを用いて、画像D81内の任意の点をクリックした状態のままドラッグする操作を行うことで生成することができる。具体的には、最初にクリックされた点を中心として、ドラッグ操作に応じて、リングが拡大又は縮小されるように生成される。このリング内に含まれるチャージ機11を、一括して選択することができる。
画像D81においては、指定操作によって指定されたチャージ機11のアイコンが、指定されていないチャージ機11のアイコンとは色が異なるように表される。よって、いずれのチャージ機が指定されているか容易に判別することができる。
また、指定された未来の期間の日別の取引件数、および、取引額の合計金額の推移を示すグラフを示す画像(指定期間が未来になった状態の図8の画像D50)が示された状態であっても、管理者は、上述したドラッグ操作を行うことで、所望のチャージ機11を作業対象のチャージ機11として指定することができる。
同様に、チャージ機11で発生するエラーの予測結果を示す画像D110(図10B)が表示された状態であっても、管理者は、上述したドラッグ操作を行うことで、所望のチャージ機11を作業対象のチャージ機11として指定することができる。
なお、管理装置60による予測結果ではなく、過去又は現在の情報が表示されている状態においても、例えば、図6〜9に示される各画像が表示されている状態においても、所望のチャージ機11を作業対象のチャージ機11として指定することができる。
なお、指定操作は、ドラッグ操作に限らず、チャージ機11のアイコンを一つずつクリックする操作であってもよいことは勿論である。以下、チャージ機11のアイコンを一つずつクリックすることによって、作業対象のチャージ機11が指定された場合に生成される画像について説明する。
<画像例9>
図11Bは、作業対象のチャージ機11を繋ぐ経路を含む画像D9である。画像D9は、画像D8(図11A)の画像D2に代えて表示される画像であり、画像D8が表示された状態で、経路の表示を指示する操作、例えば、図11Aに示されていない「ルート表示」ボタンをクリックすることで、表示される。「ルート表示」ボタンは、例えば、画像D8中の任意の位置にマウスカーソルがある状態で右クリックすることによって表示されてもよい。
画像D9は、画像D90、D91、D93、D94、D26、およびD27から構成されている。画像D26および画像D27は既に説明しているので説明を省略する。
画像D90は、店舗Aの1階のフロアマップである。画像D90には、店舗Aの1階に設置されているチャージ機11を示すアイコンが示されている。地図上のアイコンの配置位置は、店舗Aの1階におけるチャージ機11の設置位置に対応している。チャージ機11を示すアイコンは、そのアイコンが示すチャージ機11の号機番号と、画像D93およびD94と共に示されている。
画像D90においては、管理装置60によって作業対象として選択されたチャージ機11のアイコンが、選択されていないチャージ機11のアイコンとは色が異なるように表される。図11Bの画像D90は、101号機、110号機、112号機、109号機、および104号が作業対象のチャージ機として選択されていることを示している。
画像D91は、作業対象として選択されたチャージ機11を繋ぐ経路である。画像D91は、作業対象として選択されたチャージ機11のアイコンに向けた矢印、および、当該アイコンから別の位置に向けて伸びる矢印を有する。よって、画像D91を構成要素とする画像D9の閲覧者は、作業対象として選択されたチャージ機11の巡回経路および巡回順序を容易に判別することができる。
画像D93は、到着予定時刻の情報を含む。よって、画像D93を構成要素とする画像D9の閲覧者は、到着予定時刻の前後関係に基づいて、作業対象として選択されたチャージ機11の巡回順序を容易に判別することができる。
画像D94は、選択された作業対象のチャージ機11の総数およびそれらのチャージ機11の巡回順序の情報を含む。例えば、図11Bにおいて、101号機のアイコンに対応付けられている画像D94が示す「1/5」の文字情報は、作業対象のチャージ機11が5つであり、101号機の巡回順序が1番目であることを意味する。よって、画像D94を構成要素とする画像D9の閲覧者は、作業対象として選択されたチャージ機11の巡回順序を容易に判別することができる。
このように、画像D9では、チャージ機11の巡回順序を示す情報である矢印を有する画像D91、画像D93および画像D94が、作業対象として選択されたチャージ機11のアイコンと対応付けられて示されているので、画像D91、画像D93および画像D94を構成要素とする画像D9の閲覧者は、作業対象として選択されたチャージ機11の巡回経路および巡回順序を容易に判別することができる。
なお、画像D9が、画像D91、画像D93、および、画像D94のいずれかを構成要素として含んでいれば、画像D9の閲覧者は、作業対象として選択されたチャージ機11の巡回経路および巡回順序を容易に判別することができる。
画像D9は、以下のように生成され、表示される。
店舗内管理装置40を通じたチャージ機11の指定操作が行われると、店舗内管理装置40は、指定操作により指定されたチャージ機11を特定する情報を含む閲覧要求を管理装置60に送信する。管理装置60の受付部72は、閲覧要求に含まれる情報を取得する。
情報処理部73は、受付部72が取得した情報に基づいて、指定されたチャージ機11の中から、作業対象のチャージ機11を選択する。
続いて、情報処理部73は、作業対象として選択されたチャージ機11を繋ぐ経路候補の中から、道のりが最短となる経路を選択する。情報処理部73は、選択された経路を示す画像D91を含む画像D9を生成する。
画像送信部74は、生成された画像D9を店舗内管理装置40に送信する。店舗内管理装置40は、受信した画像D9を表示装置に表示させる。
以上のように画像D9が生成される過程において、作業対象のチャージ機11は次のように決定することができる。すなわち、情報処理部73は、指定されたチャージ機11すべてを無条件に作業対象として選択することができる。また、情報処理部73は、指定されたチャージ機11の在高、取引件数、および、取引金額の合計金額の予測結果に基づいて、指定されたチャージ機11の中から所定の作業対象を選択することができる。あるいは、情報処理部73は、チャージ機11の在高、取引件数、および、取引金額の合計金額の予測結果に基づいて、指定されていないチャージ機11を作業対象のチャージ機11に含めることができる。
また、作業対象として、閲覧要求を受け付けた日の所定の時刻において回収対象となることが予測されるチャージ機11(以下、回収対象機器と称す。)のみ、または、補充対象となることが予測されるチャージ機(以下、補充対象機器と称す。)のみが選択されてもよい。所定の時刻とは、例えば店舗Aの営業終了時刻、または、予め定められた時刻である。
回収対象機器は、千円札、5千円札、および1万円札の在高の予測値の少なくとも1つが、上限閾値を超えるチャージ機11である。上限閾値とは、カセット132に収納可能な最大枚数よりも少ない枚数を示す値であり、回収作業が必要であるか否かを判断するための値である。例えば、カセット132が収納可能な最大枚数が600枚である場合、上限閾値は580枚であってもよい。
補充対象機器は、千円札、および、5千円札の在高の予測値の少なくとも1つが、下限閾値未満であるチャージ機11である。下限閾値は、上述のとおり、補充が必要か否かを判断するための値である。
作業対象として回収対象機器のみ、または、補充対象機器を選択すれば、作業員は、回収した現金と補充するための現金という2種類の現金を区別および管理しながら巡回する必要が無くなる。よって、より容易に作業を行うことができる。
<画像例10>
また、作業対象として、回収対象機器と補充対象機器とが混在している場合、先に回収対象機器を巡回し、後から補充対象機器を巡回するようにしてもよい。こうすることで、回収対象機器から回収した現金を、補充対象機器に補充する現金として用いることができ、より効率的に作業を行うことができる。この場合に表示される画像例を、以下に説明する。
図11Cは、作業対象のチャージ機11を繋ぐ別の経路を含む画像D100である。画像D100は、画像D8(図11A)の画像D81に代えて表示される画像であり、画像D9(図11B)を表示させる際に行われる操作と同様の操作によって表示される。
画像D100は、画像D101、D102、D103、D104、D26、およびD27から構成されている。画像D26および画像D27は既に説明しているので説明を省略する。
画像D101は、画像D90に対応する画像である。画像D101は、店舗Aの1階のフロアマップであり、画像D101には、店舗Aの1階に設置されているチャージ機11を示すアイコンが示されている。地図上のアイコンの配置位置は、店舗Aの1階におけるチャージ機11の設置位置に対応している。チャージ機11を示すアイコンは、そのアイコンが示すチャージ機11の号機番号と、画像D103およびD104と共に示されている。
画像D101においては、管理装置60によって作業対象として選択されたチャージ機11のアイコンが、選択されていないチャージ機11のアイコンとは色が異なるように表される。図11Cの画像D101は、101号機、110号機、113号機、および116号機が作業対象のチャージ機として選択されていることを示している。
画像D102は、作業対象として選択されたチャージ機11を繋ぐ経路である。画像D102は、作業対象として選択されたチャージ機11のアイコンに向けた矢印、および、当該アイコンから別の位置に向けて伸びる矢印を有する。
画像D103は、到着予定時刻の情報を含む。画像D104は、選択された作業対象のチャージ機11の総数およびそれらのチャージ機11の巡回順序の情報を含む。
画像D100は、以下のように生成され、表示される。画像D9と異なる点を中心に説明する。
情報処理部73は、受付部72がチャージ機11の指定操作を受け付けた日の所定の時刻に、作業対象として選択されたチャージ機11の中に回収対象機器となる機器および補充対象機器となる機器の両方が含まれる場合、回収対象機器が補充対象機器よりも巡回順序が先となる経路である画像D102を生成する。
例えば、図11Cに示されているように、作業対象として選択されたチャージ機11が、101号機、110号機、113号機、および、116号機であり、それらの機器の中で、101号機、110号機、および、113号機が回収対象機器であり、116号機が補充対象機器である場合、情報処理部73は、116号機が最後の巡回順序となる経路を生成する。そして、情報処理部73は、生成された画像D102を構成要素とする画像D100を生成する。
画像送信部74は、生成された画像D100を店舗内管理装置40に送信する。店舗内管理装置40は、受信した画像D100を表示装置に表示させる。
なお、補充対象機器の巡回順序は、必ずしも最後でなくともよい。例えば、情報処理部73は、113号機で回収されると予測される千円札および5千円札の枚数が、116号機に対して補充すべき千円札および5千円札の枚数を上回っている場合、113号機、116号機、110号機、101号機の順で巡回する経路を生成してもよい。このように経路が決定されることで、作業員は、補充のための現金をもたずに作業対象のチャージ機11に現金を回収および補充する巡回を行うことができる。
<画像例11>
図12は、作業対象のチャージ機11を繋ぐ経路を含む画像D120である。画像D120は、画像D110(図10B)の画像D2に代えて表示される画像であり、画像D110が表示された状態で、経路の表示を指示する操作、例えば、図10Bに示されていない「ルート表示」ボタンをクリックすることで、表示される。
画像D120は、画像D121、D122、D123、D124、D26、およびD27から構成されている。画像D26および画像D27は既に説明しているので説明を省略する。
画像D121は、店舗Aの1階のフロアマップであり、画像D121には、店舗Aの1階に設置されているチャージ機11を示すアイコンが示されている。地図上のアイコンの配置位置は、店舗Aの1階におけるチャージ機11の設置位置に対応している。チャージ機11を示すアイコンは、そのアイコンが示すチャージ機11の号機番号と、画像D123およびD124と共に示されている。
画像D121においては、管理装置60によって作業対象として選択されたチャージ機11のアイコンが、選択されていないチャージ機11のアイコンとは色が異なるように表される。図12の画像D121は、101号機、110号機、113号機、および116号機が作業対象のチャージ機として選択されていることを示している。
画像D122は、作業対象として選択されたチャージ機11を繋ぐ経路である。画像D122は、作業対象として選択されたチャージ機11のアイコンに向けた矢印、および、当該アイコンから別の位置に向けて伸びる矢印を有する。
画像D123は、到着予定時刻の情報を含む。画像D124は、選択された作業対象のチャージ機11の総数およびそれらのチャージ機11の巡回順序の情報を含む。
画像D120は、画像D9と同様の操作、情報処理によって生成され、表示される。画像D9と異なる点を中心に説明する。
画像D120が生成される過程において、作業対象のチャージ機11は次のように決定することができる。すなわち、情報処理部73は、指定されたチャージ機11すべてを無条件に作業対象として選択することができる。また、情報処理部73は、指定されたチャージ機11のエラーの予測結果に基づいて、指定されたチャージ機11の中から所定の作業対象を選択することができる。あるいは、情報処理部73は、チャージ機11のエラーの予測結果に基づいて、指定されていないチャージ機11を作業対象のチャージ機11として選択することができる。
情報処理部73は、作業対象として選択されたチャージ機11を繋ぐ経路候補の中から、道のりが最短となる経路を選択する。また、情報処理部73は、より早い時刻にエラーが発生することが予測されているチャージ機11を他のチャージ機11よりも先に巡回する経路を選択してもよい。
なお、画像D81(図11A)、画像D90(図11B)、画像D101(図11C)および画像D121(図12)において、画像D25と同様、選択されたチャージ機11のアイコンは、選択されていないチャージ機のアイコンよりも大きくなるように表されてもよい。
また、情報処理部73は、エラーの発生予測日時と道のりの長さの両方に基づいて経路を生成してもよい。例えば、101号機、110号機、113号機、および116号機におけるエラーの発生予測日時が、それぞれ「2019年7月19日12:00」「2019年7月19日13:00」、「2019年7月18日18:20」、および「2019年7月19日14:00」であり、管理者が、チャージ機11を指定する操作を行った日時が、「2019年7月18日18:00」であったとする。この場合、113号機は、早急に保守点検作業を行うべきチャージ機11であり、101号機、110号機、および116号機は、2019年7月18日中に保守点検作業がおこなわれればよいチャージ機11である。この場合、情報処理部73は、図12の画像D122を生成する。画像D122は、113号機を最初に巡回し、かつ、作業対象として選択されたチャージ機11を繋ぐ経路の道のりが最短となる経路である。
<画像変形例>
画像D9(図11B)、画像D100(図11C)、および画像D120(図12)等の作業対象が選択された画像においては、作業内容を示す文字情報が、作業対象として選択されたチャージ機11を示すアイコンと対応付けられて示されていてもよい。作業内容を示す文字情報の例は、「回収」、「補充」、「回収および補充」および「保守点検」である。例えば、回収対象機器および補充対象機器を示すアイコンと対応付けられて「回収」および「補充」が示される。また、所定の金種の補充が必要であり、かつ所定の金種の回収が必要であるチャージ機11を示すアイコンと対応付けられて「回収および補充」が示される。また、保守点検作業の対象として選択されたチャージ機11を示すアイコンと対応付けられて「保守点検」が示される。
なお、情報処理部73は、チャージ機11の指定操作を受け付けることなく、情報取得部71が取引情報を取得した時刻よりも後の時刻における、チャージ機11の在高、取引件数、および、取引額の予測値、並びに、エラーの予測結果およびそのエラーの発生予測日時に基づいて、作業対象のチャージ機11を選択してもよい。例えば、情報処理部73は、店舗毎のチャージ機11の定期的な保守点検の予定を示す情報に基づいて、保守点検作業の対象のチャージ機11を選択してもよい。具体的には、情報処理部73は、定期的な保守点検が2日後に行われる場合、エラーの予測結果およびエラーの発生予測日時が、定期的な保守点検日よりも前の日時であるチャージ機11のみを保守点検作業の対象として選択してもよい。
また、情報処理部73は、作業対象のチャージ機11における取引状況、つまり、過去のチャージ件数やチャージ額等に基づいて、作業対象のチャージ機11における取引状況を予測し、作業対象のチャージ機11の利用が少ないと予測される時間帯に作業が行われるように、スケジューリングしてもよい。具体的には、情報処理部73は、各作業対象のチャージ機11への到着予定時刻が、作業対象のチャージ機11の利用が少ないと予測される時間帯に含まれるように、到着予定時刻を決定する。
<チャージ機における作業>
続いて、店舗内管理装置40の表示装置に、作業対象のチャージ機11の巡回経路が表示された後に、実際に行われる作業の例について説明する。
作業対象のチャージ機11の巡回経路が表示された後、実際に巡回して作業を行う作業員を決定する必要がある。作業員の決定方法には、例えば以下(1)および(2)の方法がある。
(1)管理者が店舗内管理装置40を操作して、店舗Aの従業員の出勤表などの勤怠情報を閲覧し、作業日に出勤している作業員を選択する。選択する操作としては、例えば、前述した何れかの画像が表示されている状態で、図示されていない所定のボタンをクリックしたときに表示される欄への、選択した作業員のIDの入力であってもよい。
(2)管理者が店舗内管理装置40を操作して、管理装置60に人員決定を依頼する。依頼する捜査としては、例えば、前述した何れかの画像が表示されている状態における、図示されていない所定のボタンのクリックであってもよい。この操作が行われると、管理装置60の人員決定部75は、店舗Aの作業員の勤怠状態を示す勤怠情報に基づいて、作業員を決定する。決定された作業員の情報は、店舗内管理装置40に送信されてもよい。
作業を行う作業員が決定されると、店舗内管理装置40は、作業担当者として選択された作業員が所持するスマートフォン等の画像表示機能を有する携帯型情報処理装置に、作業対象のチャージ機11およびそれらを繋ぐ経路を含む画像を送信する。
作業員が所持する携帯型情報処理装置は、店舗内管理装置40から画像を受信すると、受信した画像を表示する。よって、作業員は、作業を行うべきチャージ機11および効率的な巡回経路を知ることができる。
作業員がチャージ機11に対して現金の回収または補充を行う際のチャージ機11の動作について説明する。説明を簡単にするために、作業員は、101号機で回収作業を行い、102号機で補充作業を行うこととして説明する。なお、101号機および102号機の準備金の基準枚数は、千円札が200枚、および5千円札が50枚であるとする。
まず、図13を用いて、回収動作時のチャージ機11の動作を説明する。図3では、カセットに参照符号として「132」が付されているが、以下の図13および図14の説明では、各カセットを区別するために、新たな参照符号を付している。また、以下の図13および図14の説明におけるカセットは、上述したカセット132と同一の構成および機能を備えている。
図13は、回収作業時のチャージ機11の紙幣の搬送手順を示す図である。図13の141、142、143は、それぞれ千円札、5千円札、および1万円札が収納されているカセットである。図13には、カセット141、142、143それぞれに、千円札が300枚、5千円札が70枚、1万円札が70枚収納されていることが示されている。
作業員は、空のカセット(つまり、収納紙幣枚数が0枚)150を1つ持参して101号機のもとに向かう。作業員がIDカードをリーダライタ103にかざし、表示操作部101を通じて回収操作を行うと、制御部110は、回収操作を検出し、回収処理を開始する。回収操作は、表示操作部101に表示されている「回収」を示すボタンをタッチする操作であってもよい。
なお、制御部110は、表示操作部101にカセットを持参しているか否かの回答を入力させる画面を表示させ、持参している旨の回答の入力を検出したときのみ、回収操作を受け付けてもよい。
制御部110は、処理部140を制御して、カセット141に収納されている千円札200枚のうちの100枚、および、カセット142に収納されている5千円札70枚のうちの20枚を、1万円札が収納されているカセット143に搬送する。つまり、制御部110は、準備金の基準枚数よりも多い分の千円札および5千円札を、準備金として用いられない紙幣が収納されているカセット143に搬送する。その結果、チャージ機11の状態がステータスST1からステータスST2に遷移する。
カセット143に搬送すべき千円札および5千円札すべてが搬送されると、制御部110は、カセット143のカセット装着部133のロックを解除する。ロックが解除されることで、カセット143は、当該カセット装着部133から取り外し可能となる。作業員は、カセット143を101号機から取り外し、持参した空のカセット150をカセット143が装着されていたカセット装着部133に装着する。これにより、作業員は、101号機から千円札、5千円札および1万円札を回収できる。作業員は取り外したカセット143を保持して、次に、巡回すべきチャージ機11に向かう。
なお、制御部110は、カセット143がカセット装着部133から取り外されてことを検出してから、所定時間(例えば、1分間)、当該カセット装着部133に代わりのカセット150が装着されない場合、音声出力部102を通じて、早期にカセットを装着するよう促すアナウンスを行ってもよい。
1万円札は、釣札となることはないので、千円札および5千円札のように準備金を残して回収されることはない。すなわち、カセット143に収納されているすべての1万円札が回収の対象となる。このため、カセット141に収納されている千円札、および、カセット142に収納されている5千円札を1万円札が収納されているカセット143に集めることで、作業員がチャージ機11から現金を回収する際に、チャージ機11から取り外すカセットを一つにすることができる。
次に、図14を用いて、補充動作時のチャージ機11の動作を説明する。図14の161、162、163は、それぞれ千円札、5千円札、および1万円札が収納されているカセットであり、図4のカセット132に対応する。図14には、カセット161、162、163それぞれに、千円札が100枚、5千円札が30枚、1万円札が70枚収納されていることが示されている。つまり、102号機は、準備金の基準枚数に対して、千円札が100枚および5千円札が20枚不足している。
作業員は、101号機で回収した紙幣が収納されたカセット143を持って102号機のもとに向かう。作業員がIDカードをリーダライタ103にかざし、表示操作部101を通じて補充操作を行うと、制御部110は、補充操作を検出し、紙幣の補充処理を開始する。補充操作は、表示操作部101に表示されている「補充」を示すボタンをタッチする操作であってもよい。
なお、制御部110は、表示操作部101にカセットを持参しているか否かの回答を入力させる画面を表示させ、持参している旨の回答の入力を検出したときのみ、補充操作を受け付けてもよい。
制御部110は、処理部140を制御して、カセット163に収納されている1万円札70枚を一時保留部134に搬送する。この結果、チャージ機11の状態が、ステータスST11からステータスST12に遷移する。
カセット163に収納されている1万円札70枚が一時保留部134に収納されると、制御部110は、カセット163のカセット装着部133のロックを解除する。なお、制御部110は、補充操作を検出したタイミングで、カセット163のカセット装着部133のロックを解除してもよい。
その後、作業員は、カセット163を102号機から取り外し、カセット143をカセット163が装着されていたカセット装着部133に装着する。カセット163がカセット装着部133に装着されると制御部110は、当該カセット装着部133をロックして、カセット143が当該カセット装着部133から取り外しできないようにする。この結果、チャージ機11の状態が、ステータスST12からステータスST13に遷移する。
次に、制御部110は、処理部140を制御して、カセット143内に収納されている紙幣をカセット161、カセット162、および、一時保留部134のいずれかに搬送する。ここで、制御部110は、紙幣を識別し、カセット143内の千円札をカセット161に搬送し、カセット143内の5千円札をカセット162に搬送し、カセット143内の1万円札を一時保留部134に搬送する。この結果、チャージ機11の状態が、ステータスST13からステータスST14に遷移する。チャージ機11がステータスST14にあるとき、チャージ機11内の千円札および5千円札の枚数が、それぞれ、200枚、および50枚である。つまり、ステータスST14において、チャージ機11の準備金の千円札および5千円札の枚数は、準備金の基準枚数を満たしている。
次に、制御部110は、処理部140を制御して、一時保留部134に収納されている1万円札をカセット143に搬送する。この結果、チャージ機11の状態が、ステータスST14からステータスST15に遷移する。一時保留部134内の1万円札がすべてカセット143に搬送されると、制御部110は、カセット143が装着されているカセット装着部133のロックを解除する。作業員は、カセット143を102号機から取り外し、空のカセット163を当該カセット装着部133に装着する。これにより、作業員は、101号機から回収した紙幣を、102号機に補充し、かつ、102号機から1万円札を回収できる。なお、制御部110は、カセット143内の千円札をカセット161に搬送し終え、かつ、カセット143内の5千円札をカセット162に搬送し終えたタイミングで、当該カセット装着部133のロックを解除してもよい。
その後、作業員は、カセット143を持って、現金を保管している入出金装置にカセット143を取り付け、回収金を入出金装置に収納する。
3以上の作業対象のチャージ機11が選択されている場合、すべてのチャージ機11において指定された作業が完了するまで、作業員は、回収または補充作業を繰り返す。全てのチャージ機11において作業が完了した後、回収金を入出金装置に収納する。
上述したように、チャージ機11は、1万円札が収納されたカセット143に千円札および5千円札を搬送する動作を行うので、作業員は、一つのカセットのみを持参して、回収作業が指定された複数のチャージ機11を巡回して各チャージ機11から現金を回収することができる。また、チャージ機11は、補充操作を検出したときに、上述したように一時保留部134を利用する搬送動作を行うので、作業員は、回収作業が指定されたチャージ機11と補充作業が指定されたチャージ機11の両方を巡回する場合であっても、作業員は、一つのカセットのみを持参して、各チャージ機11に対する作業を行うことができる。
チャージ機11の制御部110は、IDカードから読み取られた作業員ID情報とチャージ機11を特定する情報とを管理装置60に送信してもよい。管理装置60の記憶部61は、作業対象のチャージ機11とそれらを繋ぐ経路を示す画像と当該画像が送信された携帯型情報処理装置を所持する作業員ID情報とを対応付けて記憶していてもよい。
これにより、制御部110は、チャージ機11から作業員ID情報とチャージ機11を特定する情報と受信することで、作業員が画像により指定された巡回順序通りに作業をしているか否かを判定できる。制御部110は、作業員が画像により指定された巡回順序通りに作業をしていないと判定した場合、その旨を知らせる情報と現時点で作業すべきチャージ機11の情報とを、作業員ID情報とチャージ機11を特定する情報の送信元であるチャージ機11に送信してもよい。
チャージ機11の制御部110は、これらの情報を受信した場合、表示操作部101に、最適なスケジュールに沿った作業ではないので作業を行えない旨を知らせる情報と、現時点で作業すべきチャージ機11の情報(例えば、号機番号)とを含む画面を表示させてもよい。なお、制御部110は、作業を行えない旨を知らせる情報と、現時点で作業すべきチャージ機11の情報とを音声出力部102を通じてアナウンスしてもよいし、画面表示とアナウンスとを併用して作業員に通知してもよい。このように、作業員が画像により指定された巡回順序通りに作業をしていないと判定された場合、チャージ機11の制御部110は、回収操作または補充操作を受け付けない。これにより、画像によって指定された巡回順序に沿って作業員にチャージ機11に対する作業を実行させることができる。
なお、店舗Aのチャージ機11の利用状況が変化したことにより、画像によって指定された巡回順序にしたがってチャージ機11に対する作業を行っている最中に、画像で指定されていないチャージ機11で作業することが必要になることもある。この場合、チャージ機11の制御部110は、表示操作部101に示されている画面中の「強制実施」を示すボタンへのタッチ操作を検出した場合、作業員が画像により指定された巡回順序通りに作業をしていないと判定された場合であっても、回収操作または補充操作を受け付けてもよい。
上述した実施形態では、情報処理部73は、経路を地図とともに曲線として示されている画像を生成するとして説明した。しかしながら、経路を含む画像は、作業対象として選択されたチャージ機11を識別するための文字情報と、チャージ機11の巡回順序を示す文字情報とが対応付けられて示されている画像であってもよい。例えば、経路を含む画像は、「1番目:101号機」、「2番目:110号機」および「3番目:112号機」のように文字情報のみで構成されていてもよい。
以上説明したように、本実施系形態によれば、管理装置60は、作業対象のチャージ機11を選択し、選択したチャージ機11を繋ぐ経路を生成し、かつ、当該経路を示す情報を含む画像を生成する。これにより、閲覧機器は、管理装置60から経路を示す画像を取得し、取得した画像を作業員の携帯端末に送信することができる。よって、作業員は、経路が含まれる画像を閲覧することで、作業対象のチャージ機11および巡回順序を判別できる。したがって、本実施系形態の管理装置60は、チャージ機11に対する現金の回収および補充の作業効率を向上させることができる。
管理装置60が生成する画像は、作業対象として選択されたチャージ機11の位置およびそれらを繋ぐ経路を示す地図を含んでいるので、作業員は、作業対象として選択されたチャージ機11の位置およびそれらの巡回順序をより容易に判別することができる。
また、管理装置60が生成する画像は、巡回順序を示す情報を含んでいるので、作業員は、作業対象として選択されたチャージ機11の巡回順序をさらに容易に判別することができる。
管理装置60は、管理対象のチャージ機11から取引情報を取得し、各チャージ機11における在高、取引件数、および、取引額等の取引状況を予測し、予測された結果を含む画面を生成する。また、管理装置60は、管理対象のチャージ機11からエラー情報および動作情報を取得し、各チャージ機11で発生するエラーおよびそのエラーの発生予測日時を予測し、予測結果を含む画像を生成する。よって、管理者は、閲覧機器を通じて、チャージ機11における取引状況の予測結果、並びに、チャージ機11で発生するエラーおよびそのエラーの発生予測日時の予測結果を閲覧することができる。したがって、管理者は、回収、補充、および保守点検の各作業の対象のチャージ機11を容易に選択することができる。
さらに、管理装置60は、各チャージ機11における在高、取引件数、および、取引額等の取引状況について、その推移の予測をグラフとして含む画像を生成する。よって、管理者は、より容易に、回収および補充の各作業の対象のチャージ機11を選択することができる。
管理装置60は、作業対象として選択されたチャージ機11を繋ぐ道のりが最短となる経路を生成するので、作業員に対して移動距離がより短くなる作業順序を指示できる。よって、作業員は、より効率的にチャージ機11に対する作業を行うことができる。
管理装置60は、作業対象として選択されたチャージ機11の中に補充対象機器となる機器が含まれる場合、補充対象機器ではないチャージ機11が補充対象機器よりも巡回順序が先となる経路を生成する。よって、複数のチャージ機11に対する作業巡回中に、余剰金を有するチャージ機11から準備金が不足するチャージ機11に現金を補充することができる。よって、作業員は、極力、補充のための現金をもたずに、チャージ機11に現金を回収および補充する巡回を行うことができる。
管理装置60は、エラーの発生予測日時と道のりの長さの両方に基づいて経路を生成することで、作業員は、チャージ機11でエラーが発生する前に保守点検作業を行いつつ、より効率的に複数のチャージ機11の保守点検作業を行うことができる。
本発明は、現金の回収処理、および補充処理を実行する現金処理装置を複数台備える現金処理システムに好適に利用される。
1 管理システム
11 電子マネーチャージ機
101 表示操作部
102 音声出力部
103 リーダライタ
104 コードリーダ
105 人感センサ
106 カードリーダ
107 レシートプリンタ
108 記憶部
109 通信部
110 制御部
120 処理ユニット
121 紙幣受入部
122 紙幣払出部
123 出金リジェクト部
132、141、142、143、150、161、162、163 カセット
133 カセット装着部
134 一時保留部
140 処理部
40 店舗内管理装置
52 保守管理装置
53 コールセンター管理装置
60 管理装置
61 記憶部
62 通信部
70 制御部
71 情報取得部
72 受付部
73 情報処理部
74 画像送信部
75 人員決定部
D4、D5、D6、D7、D110、D8、D9、D120 画像

Claims (17)

  1. 複数の現金処理装置から、取引に関する情報である取引情報を取得する情報取得部と、
    前記取引情報に基づいて、前記複数の現金処理装置の少なくとも一部を選択し、選択された現金処理装置を繋ぐ第1の経路を生成し、かつ、前記第1の経路を示す情報を含む画像を生成する情報処理部と、
    を備える管理装置。
  2. 前記画像は、前記選択された現金処理装置の位置および前記第1の経路を示す地図を含んでいる、
    請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記画像は、前記選択された現金処理装置の設置位置と、前記選択された現金処理装置の巡回順序とを対応付けて示している、
    請求項2に記載の管理装置。
  4. 前記画像は、前記選択された現金処理装置を識別するための文字情報と、前記選択された現金処理装置の巡回順序を示す文字情報とを対応付けて示している、
    請求項1から3のいずれかに記載の管理装置。
  5. 前記情報処理部は、前記取引情報に基づいて、前記情報取得部が前記取引情報を取得した時刻よりも後の時刻における、前記複数の現金処理装置それぞれの在高、取引件数、および、取引額の少なくとも1つを予測し、予測結果に基づいて、前記複数の現金処理装置の少なくとも一部を選択する、
    請求項1から4のいずれかに記載の管理装置。
  6. 前記複数の現金処理装置の中から所望の現金処理装置を指定する操作を受け付ける受付部を更に備え、
    前記情報処理部は、前記受付部が受け付けた操作によって指定された現金処理装置の中から、前記第1の経路の生成に用いる現金処理装置を選択する、
    請求項1から5のいずれかに記載の管理装置。
  7. 前記取引情報は、前記複数の現金処理装置それぞれにおける在高、取引件数、および、取引額の少なくとも1つを含み、
    前記情報処理部は、前記複数の現金処理装置の少なくとも1つの在高、取引件数、および、取引額の少なくとも1つの、所定期間における推移を示す情報を含む画像を生成する、
    請求項1から5のいずれかに記載の管理装置。
  8. 前記推移を示す情報を含む画像を所定の表示装置に送信する画像送信部と、
    前記画像送信部が前記推移を示す情報を含む前記画像を送信した後に、前記複数の現金処理装置の中から所望の現金処理装置を指定する操作を受け付ける受付部と、を更に備え、
    前記情報処理部は、前記受付部が受け付けた操作によって指定された現金処理装置の中から、前記第1の経路の生成に用いる現金処理装置を選択する、
    請求項7に記載の管理装置。
  9. 前記情報処理部は、前記取引情報に基づいて、前記情報取得部が前記取引情報を取得した時刻よりも後の時刻における、前記複数の現金処理装置の少なくとも1つの在高、取引件数および、取引額の少なくとも1つを予測し、該予測された結果を示す情報を含む画像を生成する、
    請求項7または8に記載の管理装置。
  10. 前記予測された結果を示す情報は、前記情報取得部が前記取引情報を取得した時刻よりも後の時刻における、前記複数の現金処理装置の少なくとも1つの在高、取引件数、および、取引額の少なくとも1つの推移の予測である、
    請求項9に記載の管理装置。
  11. 前記情報処理部は、前記第1の経路として、前記選択された現金処理装置を繋ぐ道のりが最短となる経路を生成する、
    請求項1から10のいずれかに記載の管理装置。
  12. 前記情報処理部は、前記複数の現金処理装置それぞれの在高を予測し、前記選択された現金処理装置それぞれの在高の予測値が、第1の閾値未満である場合、または、前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値を超える場合、前記第1の経路として、前記選択された現金処理装置を繋ぐ道のりが最短となる経路を生成する、
    請求項1から10のいずれかに記載の管理装置。
  13. 前記選択された現金処理装置には、第1の現金処理装置および第2の現金処理装置が含まれ、
    前記情報処理部は、前記第1の現金処理装置および前記第2の現金処理装置それぞれの在高を予測し、前記第1の現金処理装置の在高の予測値が、第1の閾値未満であり、かつ、前記第2の現金処理装置の在高の予測値が、前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値を超える場合、前記第1の経路として、前記第2の現金処理装置の巡回順序が前記第1の現金処理装置の巡回順序よりも先となる経路を生成する、
    請求項1から10のいずれかに記載の管理装置。
  14. 前記情報取得部は、前記複数の現金処理装置から、エラーに関する情報であるエラー情報を取得し、
    前記情報処理部は、前記エラー情報に基づいて、前記複数の現金処理装置の少なくとも一部を選択し、選択された現金処理装置を繋ぐ第2の経路を生成し、かつ、前記第2の経路を示す情報を含む画像を生成する、
    請求項1から13のいずれかに記載の管理装置。
  15. 前記複数の現金処理装置には、電子マネーチャージ機が含まれる、
    請求項1から14のいずれかに記載の管理装置。
  16. 複数の現金処理装置から、取引に関する情報である取引情報を取得するステップと、 前記取引情報に基づいて、前記複数の現金処理装置の少なくとも一部を選択するステップと、
    前記選択された少なくとも一部の現金処理装置を繋ぐ第1の経路を生成するステップと、
    前記第1の経路を示す情報を含む画像を生成するステップと、
    を備える管理方法。
  17. 複数の現金処理装置と、
    前記複数の現金処理装置から、取引に関する情報である取引情報を取得し、前記取引情報に基づいて、前記複数の現金処理装置の少なくとも一部を選択し、選択された現金処理装置を繋ぐ第1の経路を生成し、かつ、前記第1の経路を示す情報を含む画像を生成する管理装置と、
    表示装置を備え、前記管理装置から前記画像を取得し、取得した前記画像を前記表示装置に表示させる閲覧機器と、
    を備える管理システム。
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