JP2021162755A - カートリッジおよびカートリッジのリサイクル方法 - Google Patents

Abstract

【課題】ホルダを有するカートリッジのリサイクルにかかる工数を低減できる技術を提供する。
【解決手段】このカートリッジのホルダは、第１ホルダ部材５０と第２ホルダ部材６０とを有する。第１ホルダ部材５０は、電気的接触面４１１を保持する。第１ホルダ部材５０は、爪部５２，５３を有する。第２ホルダ部材６０は、爪部５２，５３が係合する角部６２，６３と、貫通孔６７，６８とを有する。爪部５２，５３の角部６２，６３に係合している部分は、第２ホルダ部材６０の外部から、貫通孔６７，６８を介してアクセス可能である。カートリッジをリサイクルする時には、貫通孔６７，６８を介して爪部５２，５３を押圧することにより、角部６２，６３に対する爪部５２，５３の係合を解除する。これにより、カートリッジに第２ホルダ部材６０を残したまま、第１ホルダ部材５０を取り外すことができる。その結果、リサイクルにかかる工数を低減できる。
【選択図】図５

Description

本開示は、カートリッジおよびカートリッジのリサイクル方法に関する。

従来、レーザプリンタ、ＬＥＤプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置が知られている。画像形成装置には、現像カートリッジが用いられる。現像カートリッジは、トナーを供給するための現像ローラを有する。従来の現像カートリッジについては、例えば、特許文献１に記載されている。特許文献１の現像カートリッジは、記憶媒体を保持するホルダを備える。

特開２０１７−１１６８２６号公報

記憶媒体を有する現像カートリッジをリサイクルする場合、記憶媒体の情報を書き換えたり、あるいは、記憶媒体自体を交換したりする。しかしながら、特許文献１の構造では、ホルダを覆うカバーが、現像カートリッジの筐体に、ねじ止めで固定されている。したがって、記憶媒体の情報を書き換えたり、あるいは、記憶媒体自体を交換したりするためには、その都度カバーを取り外す必要がある。これにより、リサイクルにかかる工数が増える。また、カバーを固定するねじの着脱を繰り返すと、ねじ孔が変形して、ねじを強固に固定できなくなる場合がある。

本開示の目的は、ホルダを有するカートリッジのリサイクルにかかる工数を低減できる技術を提供することである。

本願の第１開示は、筐体と、電気的接触面を有する記憶媒体と、前記筐体に対して移動可能なホルダであって、前記電気的接触面を保持する第１ホルダ部材であって、爪部を有する第１ホルダ部材と、前記爪部が係合する角部を有する第２ホルダ部材であって、貫通孔であって、前記角部に前記爪部が係合した状態において、前記第２ホルダ部材の外部から、前記貫通孔を介して、前記爪部の前記角部に係合している部分にアクセス可能な貫通孔を有する第２ホルダ部材と、を有するホルダと、を備えることを特徴とする。

本願の第２開示は、第１開示のカートリッジであって、前記筐体と共に移動可能なホルダカバーであって、前記筐体の外表面に位置するホルダカバーであって、前記筐体の外表面との間に、前記第２ホルダ部材を、前記筐体および前記ホルダカバーに対して移動可能に保持するホルダカバーをさらに備えることを特徴とする。

本願の第３開示は、第１開示または第２開示のカートリッジであって、前記貫通孔を介して前記爪部を、前記角部から離れる方向に押圧可能であることを特徴とする。

本願の第４開示は、第１開示から第３開示のいずれか一開示のカートリッジであって、前記第１ホルダ部材は、前記第２ホルダ部材に対して、前記電気的接触面に対して交差する第１方向に、移動可能であることを特徴とする。

本願の第５開示は、第４開示のカートリッジであって、前記ホルダは、前記第１ホルダ部材と前記第２ホルダ部材との間に位置する弾性部材であって、前記第１方向に伸縮可能であり、前記第１方向の一端が前記第１ホルダ部材に接続され、前記第１方向の他端が前記第２ホルダ部材に接続される弾性部材をさらに備えることを特徴とする。

本願の第６開示は、第５開示のカートリッジであって、前記弾性部材は、ばねであることを特徴とする。

本願の第７開示は、第６開示のカートリッジであって、前記弾性部材は、コイルばねであることを特徴とする。

本願の第８開示は、第２開示のカートリッジであって、前記爪部は、前記電気的接触面に対して交差する第１方向に延びるアーム部と、前記アーム部の先端から、前記第１方向に対して交差する第２方向に突出するフック部であって、前記角部に係合するフック部と、を有することを特徴とする。

本願の第９開示は、第８開示のカートリッジであって、前記貫通孔は、前記フック部へ向けて、前記第２ホルダ部材を前記第１方向に貫通する孔であることを特徴とする。

本願の第１０開示は、第８開示のカートリッジであって、前記貫通孔は、前記フック部へ向けて、前記第２ホルダ部材を前記第２方向に貫通する孔であることを特徴とする。

本願の第１１開示は、第１０開示のカートリッジであって、前記ホルダは、前記筐体の前記第２方向における一方側の端部に位置し、前記貫通孔は、前記第２ホルダ部材の前記第２方向における一方側から、前記フック部へ向けて、前記第２ホルダ部材を前記第２方向に貫通する孔であることを特徴とする。

本願の第１２開示は、第１０開示または第１１開示のカートリッジであって、前記第２ホルダ部材は、前記第２方向に延びる第１ボスを有し、前記貫通孔は、前記第１ボスを前記第２方向に貫通する孔であることを特徴とする。

本願の第１３開示は、第１２開示のカートリッジであって、前記ホルダカバーは、前記第１ボスが挿入されるカバー孔を有し、前記カバー孔の内部において、前記第１ボスが、前記第１方向に移動可能であることを特徴とする。

本願の第１４開示は、第１３開示のカートリッジであって、前記筐体の第３方向における一端に位置する現像ローラをさらに備え、前記筐体に対して、前記ホルダが、前記第３方向に、前記電気的接触面と共に移動可能であることを特徴とする。

本願の第１５開示は、第１４開示のカートリッジであって、前記筐体に対して前記ホルダが、前記第３方向に移動するときに、前記第１ボスは、前記カバー孔の内部において前記第３方向に移動可能であることを特徴とする。

本願の第１６開示は、第１５開示のカートリッジであって、前記カバー孔の前記第３方向の大きさは、前記第１ボスの前記第３方向の大きさよりも、大きいことを特徴とする。

本願の第１７開示は、第１５開示または第１６開示のカートリッジであって、前記筐体の前記第２方向の側部は、筐体凹部または筐体孔を有し、前記第２ホルダ部材は、前記第２方向に延び、前記ホルダに対して、前記第１ボスとは反対側に位置する第２ボスであって、前記筐体凹部または前記筐体孔の内部に挿入される第２ボスをさらに備え、前記筐体に対して前記ホルダが、前記第３方向に移動するときに、前記第２ボスは、前記筐体凹部または前記筐体孔の内部において前記第３方向に移動可能であることを特徴とする。

本願の第１８開示は、第１７開示のカートリッジであって、前記筐体凹部または前記筐体孔の前記第３方向の大きさは、前記第２ボスの前記第３方向の大きさよりも、大きいことを特徴とする。

本願の第１９開示は、第２開示のカートリッジであって、前記ホルダカバーは、前記筐体に対してねじ止めされていることを特徴とする。

本願の第２０開示は、第１開示から第１９開示のいずれか一開示のカートリッジであって、前記第１ホルダ部材は、前記記憶媒体を保持することを特徴とする。

本願の第２１開示は、第１開示から第２０開示のいずれか一開示のカートリッジであって、前記記憶媒体は、メモリであることを特徴とする。

本願の第２２開示は、第１開示から第２１開示のいずれか一開示のカートリッジであって、前記記憶媒体は、前記カートリッジの識別情報および寿命情報の少なくとも１つを記憶することを特徴とする。

本願の第２３開示は、電気的接触面を保持する第１ホルダ部材と、前記第１ホルダ部材が係合する第２ホルダ部材と、を有するホルダを備えたカートリッジのリサイクル方法であって、ａ）前記第２ホルダ部材に対する前記第１ホルダ部材の係合を解除する工程と、ｂ）前記第２ホルダ部材が前記カートリッジに保持された状態を維持しつつ、前記第２ホルダ部材から前記第１ホルダ部材を取り外す工程と、を有することを特徴とする。

本願の第１開示〜第２２開示によれば、貫通孔を介して爪部を押圧することにより、角部に対する爪部の係合を解除できる。これにより、カートリッジに第２ホルダ部材を残したまま、電気的接触面を保持する第１ホルダ部材を取り外すことができる。その結果、カートリッジのリサイクルにかかる工数を低減できる。

また、本願の第１９開示によれば、筐体からホルダカバーを取り外すことなく、第１ホルダ部材を取り外すことができる。このため、ねじの着脱によりねじ孔が変形する、という問題が生じない。

また、本願の第２３開示によれば、カートリッジに第２ホルダ部材を残したまま、電気的接触面を保持する第１ホルダ部材を取り外すことができる。その結果、カートリッジのリサイクルにかかる工数を低減できる。

現像カートリッジの斜視図である。 現像カートリッジ１の部分分解斜視図である。 メモリアセンブリの斜視図である。 メモリアセンブリの分解斜視図である。 メモリアセンブリの横断面図である。 メモリアセンブリの横断面図である。 メモリアセンブリの横断面図である。 メモリアセンブリの図５におけるＡ−Ａ線断面図である。 ドラムカートリッジに現像カートリッジを装着するときの、メモリアセンブリの様子を示した図である。

以下、本開示の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。

なお、以下の実施形態では、電気的接触面に対して交差する方向を「第１方向」と称する。また、現像ローラの回転軸が延びる方向を「第２方向」と称する。また、現像カートリッジの筐体の現像ローラが配置される一端と反対側の他端とが並ぶ方向を「第３方向」と称する。第１方向と第２方向とは、互いに交差（好ましくは直交）する。第２方向と第３方向とは、互いに交差（好ましくは直交）する。第３方向と第１方向とは、互いに交差（好ましくは直交）する。

＜１．現像カートリッジの全体構成＞
図１は、現像カートリッジ１の斜視図である。現像カートリッジ１は、電子写真方式の画像形成装置に用いられる。電子写真方式の画像形成装置は、例えば、レーザプリンタまたはＬＥＤプリンタである。現像カートリッジ１は、ドラムカートリッジに装着される。また、現像カートリッジ１が装着されたドラムカートリッジは、画像形成装置に装着される。現像カートリッジ１は、ドラムカートリッジが有する感光体ドラムに、現像剤を供給する。現像剤は、例えば、トナーである。

なお、１つのドラムカートリッジに装着される現像カートリッジ１の数は、１つであってもよく、複数であってもよい。

図１に示すように、本実施形態の現像カートリッジ１は、ケーシング１０、現像ローラ２０、ギアカバー３０、メモリアセンブリ４０、およびホルダカバー８０を有する。

ケーシング１０は、現像剤を収容可能な筐体である。ケーシング１０は、第１外表面１１と第２外表面１２とを有する。第１外表面１１と第２外表面１２とは、第２方向において互いに離れている。ギアカバー３０、メモリアセンブリ４０、およびホルダカバー８０は、第１外表面１１に位置する。ケーシング１０は、第１外表面１１と第２外表面１２との間で、第２方向に延びる。ケーシング１０の内部には、現像剤を収容するための収容室１３が設けられている。

現像ローラ２０は、第２方向に延びる回転軸を中心として回転するローラである。ケーシング１０は、開口部１４を有する。開口部１４は、収容室１３と外部とを連通する。開口部１４は、第３方向におけるケーシング１０の一端部に位置する。現像ローラ２０は、開口部１４に位置する。すなわち、現像ローラ２０は、第３方向におけるケーシング１０の一端部に位置する。

現像ローラ２０は、現像ローラ本体２１と現像ローラシャフト２２とを有する。現像ローラ本体２１は、第２方向に延びる円筒状の部材である。現像ローラ本体２１の材料には、例えば、弾性を有するゴムが用いられる。現像ローラシャフト２２は、現像ローラ本体２１を第１方向に貫通する円柱状の部材である。現像ローラシャフト２２の材料には、金属または導電性を有する樹脂が用いられる。

なお、現像ローラシャフト２２は、現像ローラ本体２１を第１方向に貫通していなくてもよい。例えば、現像ローラシャフト２２は、現像ローラ本体２１の第１方向の両端から、第１方向に延びていてもよい。

現像ローラ本体２１は、現像ローラシャフト２２に対して、相対回転不能に固定される。また、現像ローラシャフト２２の第１方向の一方の端部は、図示を省略した現像ローラギアに対して、相対回転不能に固定される。したがって、現像ローラギアが回転すると、現像ローラシャフト２２も回転し、現像ローラシャフト２２と共に現像ローラ本体２１も回転する。

現像カートリッジ１が駆動力を受けると、ケーシング１０内の収容室１３から、図示を省略した供給ローラを介して、現像ローラ２０の外周面に、現像剤が供給される。その際、供給ローラと現像ローラ２０との間において、現像剤は摩擦帯電される。また、現像ローラ２０の現像ローラシャフト２２には、バイアス電圧がかけられている。このため、現像ローラシャフト２２と現像剤との間の静電気力によって、現像ローラ本体２１の外周面に、現像剤が引き付けられる。

また、現像カートリッジ１は、図示を省略した層厚規制ブレードを有する。層厚規制ブレードは、現像ローラ本体２１の外周面に供給された現像剤を、一定の厚みにする。その後、現像ローラ本体２１の外周面の現像剤は、ドラムカートリッジの感光体ドラムへ供給される。このとき、現像剤は、感光体ドラムの外周面に形成された静電潜像に応じて、現像ローラ本体２１から感光ドラムへ移動する。これにより、感光体ドラムの外周面において、静電潜像が可視像化される。

ギアカバー３０は、第１方向におけるケーシング１０の一端に位置する。ギアカバー３０は、ケーシング１０の第１外表面１１に固定される。ギアカバー３０は、ケーシング１０と共に、現像カートリッジ１の筐体を構成する。ケーシング１０の第１外表面１１と、ギアカバー３０との間には、上述した現像ローラギアを含む複数のギアが配置される。

＜２．メモリアセンブリおよびホルダカバーについて＞
続いて、メモリアセンブリ４０およびホルダカバー８０について説明する。図２は、現像カートリッジ１の部分分解斜視図である。図３は、メモリアセンブリ４０の斜視図である。図４は、メモリアセンブリ４０の分解斜視図である。図５〜図７は、メモリアセンブリ４０の横断面図である。図８は、メモリアセンブリ４０の図５におけるＡ−Ａ線断面図である。

メモリアセンブリ４０は、ケーシング１０の第２方向における一端に位置する。より詳細には、メモリアセンブリ４０は、ギアカバー３０の外表面に位置する。図２〜図７に示すように、メモリアセンブリ４０は、メモリ４１と、メモリ４１を保持するホルダ４２とを有する。メモリ４１は、ホルダ４２の第１方向における一方側の外表面に位置する。

メモリ４１は、現像カートリッジ１に関する情報を記憶する記憶媒体である。メモリ４１は、現像カートリッジ１の識別情報および寿命情報の少なくとも１つを記憶する。識別情報は、例えば、現像カートリッジ１の製造シリアル番号および純正品であることを示す識別コードの少なくとも１つを含む。寿命情報は、例えば、現像剤の容量、現像ローラ２０の寿命、新品であるかどうかを示す情報、現像ローラ２０の累積回転数、累積印刷枚数、エラー履歴の少なくとも１つを含む。また、メモリ４１は、識別情報および寿命情報の他に、現像カートリッジ１の適合機種等を記憶していてもよい。

メモリ４１は、４つの電気的接触面４１１を有する。４つの電気的接触面４１１は、導体である金属が露出した面である。４つの電気的接触面４１１は、メモリ４１と電気的に接続されている。４つの電気的接触面４１１は、第２方向に並ぶ。ただし、メモリ４１が有する電気的接触面４１１の数は、３つ以下であってもよく、５つ以上であってもよい。

図２〜図７に示すように、ホルダ４２は、第１端部５１と、第２端部６１とを有する。第１端部５１は、ホルダ４２の第１方向における一方側の端部である。第２端部６１は、ホルダ４２の第１方向における他方側の端部である。第１端部５１と第２端部６１とは、第１方向に離れている。また、第１端部５１は、第２端部６１に対して、第１方向に移動可能である。

より詳細には、本実施形態のホルダ４２は、第１ホルダ部材５０と、第２ホルダ部材６０と、それらの間に位置するコイルばね７０とを有する。第１ホルダ部材５０は、例えば樹脂製である。第２ホルダ部材６０は、例えば樹脂製である。第１ホルダ部材５０は、第２ホルダ部材６０に対して、第１方向に移動可能である。第１ホルダ部材５０は、第１端部５１を有する。メモリ４１は、第１端部５１の外表面に保持される。第２ホルダ部材６０は、第２端部６１を有する。

コイルばね７０は、第１方向に延びる弾性部材である。コイルばね７０は、第１方向において、第１端部５１と第２端部６１との間に位置する。コイルばね７０の第１方向の一端は、第１ホルダ部材５０に接続される。コイルばね７０の第１方向の他端は、第２ホルダ部材６０に接続される。コイルばね７０は、少なくとも、第１状態と、第１状態よりも収縮した第２状態との間で、第１方向に伸縮可能である。第１状態におけるコイルばね７０の第１方向の長さは、第２状態におけるコイルばね７０の第１方向の長さよりも長い。したがって、第１状態における第１端部５１と第２端部６１との間の第１方向の距離は、第２状態における第１端部５１と第２端部６１との間の第１方向の距離よりも長い。また、少なくとも第２状態におけるコイルばね７０の第１方向の長さは、コイルばね７０の自然長よりも短い。

また、図２および図４〜図７に示すように、第１ホルダ部材５０は、第１爪部５２および第２爪部５３を有する。第１爪部５２と第２爪部５３とは、第２方向に並ぶ。

第１爪部５２は、第１アーム部５２１と、第１フック部５２２とを有する。第１アーム部５２１は、第１ホルダ部材５０の第１方向における他方側の面から、第２端部６１へ向けて、第１方向に延びる。第１フック部５２２は、第１アーム部５２１の先端から、第２方向の一方側へ突出する。

第２爪部５３は、第２アーム部５３１と、第２フック部５３２とを有する。第２アーム部５３１は、第１ホルダ部材５０の第１方向における他方側の面から、第２端部６１へ向けて、第１方向に延びる。第２フック部５３２は、第２アーム部５３１の先端から、第２方向の他方側へ突出する。

一方、図５〜図７に示すように、第２ホルダ部材６０は、第１角部６２および第２角部６３を有する。第１角部６２および第２角部６３は、第２ホルダ部材６０の内部に位置する。第１角部６２は、第１方向に延びる面と、第２方向に延びる面とが交差する部分である。第２角部６３は、第１方向に延びる面と、第２方向に延びる面とが交差する部分である。第１角部６２は、第２角部６３よりも、第２方向の一方側に位置する。

第１爪部５２の第１フック部５２２は、第１角部６２に係合する。第２爪部５３の第２フック部５３２は、第２角部６３に係合する。

コイルばね７０が第１状態の場合、図５のように、第１フック部５２２は第１角部６２に接触し、第２フック部５３２は第２角部６３に接触する。これにより、コイルばね７０の第１方向の長さが、第１状態よりも長くなることが防止される。また、第１ホルダ部材５０が、第２ホルダ部材６０から取り外されることが防止される。一方、第２状態では、図６のように、第１フック部５２２が第１角部６２から第１方向の他方側へ離れ、第２フック部５３２が第２角部６３から第１方向の他方側へ離れる。

また、第１ホルダ部材５０は、スリーブ部５４と、ガイドリブ５５とを有する。スリーブ部５４は、コイルばね７０の周囲において、第１方向に沿って、円筒状に延びる。ガイドリブ５５は、スリーブ部５４から第２方向に突出し、かつ、第１方向に延びる。また、図８に示すように、第２ホルダ部材６０は、第１方向に延びるキー溝６９を有する。ガイドリブ５５は、キー溝６９に挿入される。これにより、第２ホルダ部材６０に対して第１ホルダ部材５０が、第１方向にガイドされる。

ホルダカバー８０は、ホルダ４２の少なくとも一部を覆う部材である。ホルダカバー８０は、ギアカバー３０の外表面に固定されている。具体的には、ホルダカバー８０は、ギアカバー３０に対してねじ止めされている。したがって、ホルダカバー８０は、ケーシング１０およびギアカバー３０と共に移動可能である。第２ホルダ部材６０は、ギアカバー３０の外表面と、ホルダカバー８０との間に保持される。

なお、ホルダカバー８０がギアカバー３０に対してねじ止めされる代わりに、ホルダカバー８０がケーシング１０に直接ねじ止めされてもよい。なお、ホルダカバー８０が、ギアカバー３０に対してねじ止めされることも、ホルダカバー８０が、筐体に対してねじ止めされると称する。

後述の通り、ホルダカバー８０がねじ止めされている場合であっても、ねじがホルダカバー８０から外されることなく、ホルダ４２の第１ホルダ部材５０のみを、ホルダカバー８０から取り外すことができる。これにより、ねじの取り外しが無いため、ねじ止めによるホルダカバー８０の位置決め精度を維持した状態で、ホルダ４２の第１ホルダ部材５０のみをホルダカバー８０から取り外すことができる。さらに、ねじの取り外しが無いため、ねじの取り外しによるホルダカバー８０またはケーシング１０のねじ止め回数を減らすことができる。その結果、ホルダカバー８０またはケーシング１０を長期的に利用することができる。特に、現像カートリッジ１をリサイクルする際には、効果的となる。

第２ホルダ部材６０は、第１ボス６４、第２ボス６５、および第３ボス６６を有する。第１ボス６４は、第２ホルダ部材６０のギアカバー３０と向かい合う面とは反対側の面からホルダカバー８０へ向けて、第２方向に延びる。一方、図２に示すように、ホルダカバー８０は、カバー孔８１を有する。カバー孔８１は、ホルダカバー８０を第２方向に貫通する。第１ボス６４は、カバー孔８１に挿入される。

第２ボス６５および第３ボス６６は、第２ホルダ部材６０のギアカバー３０と向かい合う面からギアカバー３０へ向けて、第２方向に延びる。すなわち、第２ボス６５および第３ボス６６は、ホルダ４２に対して、第１ボス６４とは反対側に位置する。第２ボス６５と第３ボス６６とは、第３方向に並ぶ。一方、ギアカバー３０は、第１筐体凹部３１および第２筐体凹部３２を有する。第１筐体凹部３１および第２筐体凹部３２は、ギアカバー３０の外表面において、第２方向の他方側へ凹む。第１筐体凹部３１と第２筐体凹部３２とは、第３方向に並ぶ。第２ボス６５は、第１筐体凹部３１に挿入される。第３ボス６６は、第２筐体凹部３２に挿入される。

なお、第１ボス６４、第２ボス６５、および第３ボス６６のそれぞれの形状は、円柱状であってもよいし、角柱状であってもよい。

カバー孔８１の第３方向の大きさ（内寸）は、第１ボス６４の第３方向の大きさ（外寸）よりも大きい。したがって、カバー孔８１の内部において、第１ボス６４は、第３方向に移動可能である。また、第１筐体凹部３１の第３方向の大きさ（内寸）は、第２ボス６５の第３方向の大きさ（外寸）よりも大きい。したがって、第１筐体凹部３１の内部において、第２ボス６５は、第３方向に移動可能である。また、第２筐体凹部３２の第３方向の大きさ（内寸）は、第３ボス６６の第３方向の大きさ（外寸）よりも大きい。したがって、第２筐体凹部３２の内部において、第３ボス６６は、第３方向に移動可能である。

このため、第２ホルダ部材６０は、第１ボス６４、第２ボス６５、および第３ボス６６と共に、ケーシング１０、ギアカバー３０、およびホルダカバー８０に対して、第３方向に移動可能である。第２ホルダ部材６０が第３方向に移動すると、第２ホルダ部材６０と共に、第１ホルダ部材５０も第３方向に移動し、第１ホルダ部材５０に保持された電気的接触面４１１も、第３方向に移動する。

また、カバー孔８１の第１方向の大きさ（内寸）は、第１ボス６４の第１方向の大きさ（外寸）よりも大きい。したがって、カバー孔８１の内部において、第１ボス６４は、第１方向に移動可能である。また、第１筐体凹部３１の第１方向の大きさ（内寸）は、第２ボス６５の第１方向の大きさ（外寸）よりも大きい。したがって、第１筐体凹部３１の内部において、第２ボス６５は、第１方向に移動可能である。また、第２筐体凹部３２の第１方向の大きさ（内寸）は、第３ボス６６の第１方向の大きさ（外寸）よりも大きい。したがって、第２筐体凹部３２の内部において、第３ボス６６は、第１方向に移動可能である。

このため、第２ホルダ部材６０は、第１ボス６４、第２ボス６５、および第３ボス６６と共に、ケーシング１０、ギアカバー３０、およびホルダカバー８０に対して、第１方向に移動可能である。第２ホルダ部材６０が第１方向に移動すると、第２ホルダ部材６０と共に、第１ホルダ部材５０も第１方向に移動し、第１ホルダ部材５０に保持された電気的接触面４１１も、第１方向に移動する。

なお、ホルダカバー８０のカバー孔８１の数は、２つ以上であってもよい。また、カバー孔８１に挿入されるボスの数も、２つ以上であってもよい。また、ギアカバー３０の筐体凹部の数は、１つであってもよく、３つ以上であってもよい。また、筐体凹部に挿入されるボスの数も、１つであってもよく、３つ以上であってもよい。また、ギアカバー３０は、筐体凹部に代えて、ボスが挿入される筐体孔を有していてもよい。

また、第２ホルダ部材６０は、ギアカバー３０とホルダカバー８０との間において、第２方向に移動可能であってもよい。

図９は、ドラムカートリッジに現像カートリッジ１を装着するときの、メモリアセンブリ４０の様子を示した図である。図９に示すように、ドラムカートリッジは、第１ガイドプレート９１および第２ガイドプレート９２を有する。第１ガイドプレート９１および第２ガイドプレート９２は、第１方向に間隔をあけて、互いに向かい合って配置される。

第１ガイドプレート９１は、メモリ４１の電気的接触面４１１に接触可能な金属製の電気コネクタ９３を有する。電気コネクタ９３は、第１ガイドプレート９１の表面から、第２ガイドプレート９２へ向けて、第１方向に突出する。また、第１ガイドプレート９１は、第２ガイドプレート９２へ向けて突出するガイド突起９４を有する。ガイド突起９４は、電気コネクタ９３よりも挿入口側に位置する。

ドラムカートリッジに現像カートリッジ１が装着されるときには、第１ガイドプレート９１と第２ガイドプレート９２との間に、ホルダ４２が挿入される。このとき、第１ホルダ部材５０は、第１ガイドプレート９１に接触する。また、第２ホルダ部材６０は、第２ガイドプレート９２に接触する。そして、ケーシング１０に対してホルダ４２が移動することにより、第１ガイドプレート９１と第２ガイドプレート９２との間に、ホルダ４２が位置決めされる。

続いて、第１ホルダ部材５０がガイド突起９４に押されることにより、コイルばね７０の第１方向の長さが、第１状態から第２状態へ収縮する。これにより、第１端部５１と第２端部６１との間の第１方向の距離が、短くなる。その後、第１ホルダ部材５０がガイド突起９４を通過することにより、コイルばね７０の第１方向の長さが、再び伸長する。これにより、メモリ４１の電気的接触面４１１が、電気コネクタ９３に接触する。すなわち、メモリ４１と電気コネクタ９３とが、電気的に接続される。

上述の通り、ホルダ４２は、ケーシング１０に対して第１方向および第３方向に移動可能である。また、ホルダ４２は、第１方向に伸縮可能である。このため、ドラムカートリッジに対する現像カートリッジ１の挿入時に、ケーシング１０の姿勢に拘わらず、ガイド突起９４に沿って、電気的接触面４１１を移動させることができる。そして、電気コネクタ９３に対して電気的接触面４１１を、第１方向に接触させることができる。これにより、電気的接触面４１１の擦れを抑制できる。

また、ドラムカートリッジに現像カートリッジ１が装着された後、ドラムカートリッジは、感光体ドラムから現像ローラ２０を一時的に引き離す、いわゆる「離間動作」を行うことができる。離間動作時には、画像形成装置からの駆動力によって、ドラムカートリッジに対して現像カートリッジ１のケーシング１０が、第３方向の他方側へ移動する。

この離間動作時にも、メモリアセンブリ４０は、電気コネクタ９３と第２ガイドプレート９２との間に挟まれた状態で固定されている。このため、ケーシング１０および現像ローラ２０は第３方向に移動するが、ドラムカートリッジに対するメモリアセンブリ４０の位置は変化しない。したがって、離間動作時にも、電気的接触面４１１と電気コネクタ９３との接触状態を維持することができる。また、電気的接触面４１１と電気コネクタ９３の擦れを抑制できる。

＜３．リサイクルのための構造について＞
現像カートリッジ１をリサイクルするときには、メモリ４１の情報を書き換えるか、あるいは、メモリ４１自体を交換する。その際、ギアカバー３０からホルダカバー８０を取り外すと、作業工数が増加する。また、ホルダカバー８０は、ギアカバー３０に対してねじ止めされているので、ねじの着脱を繰り返すことにより、ギアカバー３０のねじ孔が変形する場合がある。

そこで、本実施形態の現像カートリッジ１は、ギアカバー３０とホルダカバー８０の間に第２ホルダ部材６０を残したまま、第１ホルダ部材５０を取り外すための構造を有する。以下では、その構造について説明する。

図５〜図７に示すように、第２ホルダ部材６０は、第１貫通孔６７と第２貫通孔６８とを有する。

第１貫通孔６７は、第１ボス６４を第２方向に貫通する。第１爪部５２の第１フック部５２２が第１角部６２に係合した状態において、第１フック部５２２は、第１貫通孔６７を介して、第２ホルダ部材６０の外部からアクセス可能である。すなわち、第１貫通孔６７は、第２ホルダ部材６０の第２方向における一方側から、第１フック部５２２へ向けて、第１ボス６４を第２方向に貫通する孔である。

第２貫通孔６８は、第２ホルダ部材６０の第１方向における他方側の面を、第１方向に貫通する。第２爪部５３の第２フック部５３２が第２角部６３に係合した状態において、第２フック部５３２は、第２貫通孔６８を介して、第２ホルダ部材６０の外部からアクセス可能である。すなわち、第２貫通孔６８は、第２ホルダ部材６０の第１方向における他方側から、第２フック部５３２へ向けて、第２ホルダ部材６０を第１方向に貫通する孔である。

現像カートリッジ１をリサイクルするときには、ホルダカバー８０のカバー孔８１に第１ボス６４が挿入された状態のまま、第２ホルダ部材６０の第２方向における一方側から、第１貫通孔６７へ、ドライバー等の工具を挿入する。そして、工具の先端で、第１フック部５２２を、第１角部６２から離れる方向に押圧する。これにより、第１角部６２に対する第１フック部５２２の係合を解除する。また、第２ホルダ部材６０の第１方向における他方側から、第２貫通孔６８へ、ドライバー等の工具を挿入する。そして、工具の先端で、第２フック部５３２を、第２角部６３から離れる方向に押圧する。これにより、第２角部６３に対する第２フック部５３２の係合を解除する。

第１角部６２に対する第１爪部５２の係合と、第２角部６３に対する第２爪部５３の係合とが、解除されると、次に、図７中の破線矢印Ａ１のように、第２ホルダ部材６０から、第１爪部５２および第２爪部５３を、第１方向の一方側へ引き抜く。これにより、ギアカバー３０とホルダカバー８０との間に第２ホルダ部材６０が保持された状態を維持しつつ、第２ホルダ部材６０から前記第１ホルダ部材５０を取り外す。

続いて、第１ホルダ部材５０に保持されたメモリ４１の情報を書き換えるか、あるいは、メモリ４１自体を交換する。その後、図７中の破線矢印Ａ２のように、第１ホルダ部材５０の第１爪部５２および第２爪部５３を、再び第２ホルダ部材６０へ挿入する。そして、第１爪部５２の第１フック部５２２を第１角部６２に係合させるとともに、第２爪部５３の第２フック部５３２を第２角部６３に係合させる。

以上のように、この現像カートリッジ１では、第２ホルダ部材６０が、第１ホルダ部材５０の第１爪部５２に外部からアクセス可能な第１貫通孔６７を有する。このため、第１貫通孔６７を介して第１爪部５２を押圧することにより、第１角部６２に対する第１爪部５２の係合を解除できる。また、この現像カートリッジ１では、第２ホルダ部材６０が、第１ホルダ部材５０の第２爪部５３に外部からアクセス可能な第２貫通孔６８を有する。このため、第２貫通孔６８を介して第２爪部５３を押圧することにより、第２角部６３に対する第２爪部５３の係合を解除できる。したがって、ギアカバー３０とホルダカバー８０との間に第２ホルダ部材６０を残したまま、第１ホルダ部材５０を取り外すことができる。

このようにすれば、現像カートリッジ１をリサイクルする時に、ギアカバー３０からホルダカバー８０を取り外す必要がない。このため、リサイクルにかかる工数を低減できる。また、ねじの着脱を繰り返すことにより、ギアカバー３０のねじ孔が変形する、という問題も生じない。

また、図８に示すように、スリーブ部５４は、切り欠き５４１を有する。切り欠き５４１は、スリーブ部５４の第２方向における一方側の一部分を、第２方向に貫通する。第１爪部５２の係合を解除するときには、図７のように、第１爪部５２が、第２方向の他方側へ撓む。このとき、第１爪部５２の一部が、切り欠き５４１に挿入される。このように、スリーブ部５４に切り欠き５４１を設けることにより、ホルダ４２のサイズを大型化することなく、第１爪部５２が撓むための空間を確保できる。

また、図５〜図７に示すように、ガイドリブ５５は、テーパ面５５１を有する。テーパ面５５１は、ガイドリブ５５の第１方向における他方側の端部の第２方向における他方側の角を、斜めにカットした形状を有する。第２爪部５３の係合を解除するときには、図７のように、第２爪部５３が、第２方向の一方側へ撓む。このとき、第２爪部５３の一部が、ガイドリブ５５のテーパ面５５１によりカットされた空間に、配置される。このように、ガイドリブ５５にテーパ面５５１を設けることにより、ホルダ４２のサイズを大型化することなく、第２爪部５３が撓むための空間を確保できる。

＜４．変形例＞
上記の実施形態では、ホルダの外表面に、電気的接触面を有するメモリが固定されていた。しかしながら、ホルダの外表面には、電気コネクタと接触する電気的接触面のみを固定し、メモリの電気的接触面以外の部分は、現像カートリッジの他の箇所に配置されていてもよい。

また、現像カートリッジの細部の形状については、本願の各図に示された形状と相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜に取捨選択してもよい。

１ 現像カートリッジ
１０ ケーシング
２０ 現像ローラ
３０ ギアカバー
３１ 第１筐体凹部
３２ 第２筐体凹部
４０ メモリアセンブリ
４１ メモリ
４２ ホルダ
５０ 第１ホルダ部材
５１ 第１端部
５２ 第１爪部
５３ 第２爪部
６０ 第２ホルダ部材
６１ 第２端部
６２ 第１角部
６３ 第２角部
６４ 第１ボス
６５ 第２ボス
６６ 第３ボス
６７ 第１貫通孔
６８ 第２貫通孔
７０ コイルばね
８０ ホルダカバー
８１ カバー孔
４１１ 電気的接触面
５２１ 第１アーム部
５２２ 第１フック部
５３１ 第２アーム部
５３２ 第２フック部

Claims (23)

1. 筐体と、
   電気的接触面を有する記憶媒体と、
   前記筐体に対して移動可能なホルダであって、
   前記電気的接触面を保持する第１ホルダ部材であって、爪部を有する第１ホルダ部材と、
   前記爪部が係合する角部を有する第２ホルダ部材であって、
   貫通孔であって、前記角部に前記爪部が係合した状態において、前記第２ホルダ部材の外部から、前記貫通孔を介して、前記爪部の前記角部に係合している部分にアクセス可能な貫通孔
   を有する第２ホルダ部材と、
   を有するホルダと、
   を備えることを特徴とする、カートリッジ。
2. 請求項１に記載のカートリッジであって、
   前記筐体と共に移動可能なホルダカバーであって、前記筐体の外表面に位置するホルダカバーであって、前記筐体の外表面との間に、前記第２ホルダ部材を、前記筐体および前記ホルダカバーに対して移動可能に保持するホルダカバー
   をさらに備えることを特徴とする、カートリッジ。
3. 請求項１または請求項２に記載のカートリッジであって、
   前記貫通孔を介して前記爪部を、前記角部から離れる方向に押圧可能であることを特徴とする、カートリッジ。
4. 請求項１から請求項３のいずれか一項に記載のカートリッジであって、
   前記第１ホルダ部材は、前記第２ホルダ部材に対して、前記電気的接触面に対して交差する第１方向に、移動可能であることを特徴とする、カートリッジ。
5. 請求項４に記載のカートリッジであって、
   前記ホルダは、
   前記第１ホルダ部材と前記第２ホルダ部材との間に位置する弾性部材であって、前記第１方向に伸縮可能であり、前記第１方向の一端が前記第１ホルダ部材に接続され、前記第１方向の他端が前記第２ホルダ部材に接続される弾性部材
   をさらに備えることを特徴とする、カートリッジ。
6. 請求項５に記載のカートリッジであって、
   前記弾性部材は、ばねであることを特徴とする、カートリッジ。
7. 請求項６に記載のカートリッジであって、
   前記弾性部材は、コイルばねであることを特徴とする、カートリッジ。
8. 請求項２に記載のカートリッジであって、
   前記爪部は、
   前記電気的接触面に対して交差する第１方向に延びるアーム部と、
   前記アーム部の先端から、前記第１方向に対して交差する第２方向に突出するフック部であって、前記角部に係合するフック部と、
   を有することを特徴とする、カートリッジ。
9. 請求項８に記載のカートリッジであって、
   前記貫通孔は、前記フック部へ向けて、前記第２ホルダ部材を前記第１方向に貫通する孔であることを特徴とする、カートリッジ。
10. 請求項８に記載のカートリッジであって、
    前記貫通孔は、前記フック部へ向けて、前記第２ホルダ部材を前記第２方向に貫通する孔であることを特徴とする、カートリッジ。
11. 請求項１０に記載のカートリッジであって、
    前記ホルダは、前記筐体の前記第２方向における一方側の端部に位置し、
    前記貫通孔は、前記第２ホルダ部材の前記第２方向における一方側から、前記フック部へ向けて、前記第２ホルダ部材を前記第２方向に貫通する孔であることを特徴とする、カートリッジ。
12. 請求項１０または請求項１１に記載のカートリッジであって、
    前記第２ホルダ部材は、前記第２方向に延びる第１ボスを有し、
    前記貫通孔は、前記第１ボスを前記第２方向に貫通する孔であることを特徴とする、カートリッジ。
13. 請求項１２に記載のカートリッジであって、
    前記ホルダカバーは、前記第１ボスが挿入されるカバー孔を有し、
    前記カバー孔の内部において、前記第１ボスが、前記第１方向に移動可能であることを特徴とする、カートリッジ。
14. 請求項１３に記載のカートリッジであって、
    前記筐体の第３方向における一端に位置する現像ローラ
    をさらに備え、
    前記筐体に対して、前記ホルダが、前記第３方向に、前記電気的接触面と共に移動可能であることを特徴とする、カートリッジ。
15. 請求項１４に記載のカートリッジであって、
    前記筐体に対して前記ホルダが、前記第３方向に移動するときに、前記第１ボスは、前記カバー孔の内部において前記第３方向に移動可能であることを特徴とする、カートリッジ。
16. 請求項１５に記載のカートリッジであって、
    前記カバー孔の前記第３方向の大きさは、前記第１ボスの前記第３方向の大きさよりも、大きいことを特徴とする、カートリッジ。
17. 請求項１５または請求項１６に記載のカートリッジであって、
    前記筐体の前記第２方向の側部は、筐体凹部または筐体孔を有し、
    前記第２ホルダ部材は、
    前記第２方向に延び、前記ホルダに対して、前記第１ボスとは反対側に位置する第２ボスであって、前記筐体凹部または前記筐体孔の内部に挿入される第２ボス
    をさらに備え、
    前記筐体に対して前記ホルダが、前記第３方向に移動するときに、前記第２ボスは、前記筐体凹部または前記筐体孔の内部において前記第３方向に移動可能であることを特徴とする、カートリッジ。
18. 請求項１７に記載のカートリッジであって、
    前記筐体凹部または前記筐体孔の前記第３方向の大きさは、前記第２ボスの前記第３方向の大きさよりも、大きいことを特徴とする、カートリッジ。
19. 請求項２に記載のカートリッジであって、
    前記ホルダカバーは、前記筐体に対してねじ止めされていることを特徴とする、カートリッジ。
20. 請求項１から請求項１９のいずれか一項に記載のカートリッジであって、
    前記第１ホルダ部材は、前記記憶媒体を保持することを特徴とする、カートリッジ。
21. 請求項１から請求項２０のいずれか一項に記載のカートリッジであって、
    前記記憶媒体は、メモリであることを特徴とする、カートリッジ。
22. 請求項１から請求項２１のいずれか一項に記載のカートリッジであって、
    前記記憶媒体は、前記カートリッジの識別情報および寿命情報の少なくとも１つを記憶することを特徴とする、カートリッジ。
23. 電気的接触面を保持する第１ホルダ部材と、前記第１ホルダ部材が係合する第２ホルダ部材と、を有するホルダを備えたカートリッジのリサイクル方法であって、
    ａ）前記第２ホルダ部材に対する前記第１ホルダ部材の係合を解除する工程と、
    ｂ）前記第２ホルダ部材が前記カートリッジに保持された状態を維持しつつ、前記第２ホルダ部材から前記第１ホルダ部材を取り外す工程と、
    を有することを特徴とする、カートリッジのリサイクル方法。

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