JP2021162624A - ファイバの接続構造及び複数の光ファイバ心線とマルチコアファイバとの接続方法 - Google Patents

ファイバの接続構造及び複数の光ファイバ心線とマルチコアファイバとの接続方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高出力環境下でも使用することが可能なファイバの接続構造及び、複数の光ファイバ心線とマルチコアファイバとの接続方法を提供する。【解決手段】ファイバ接続構造1は、マルチコアファイバ3と、光ファイバ心線束9との接続構造である。光ファイバ心線束9は、複数の光ファイバ心線5が一体化されて構成される。ファイバ接続構造1において、マルチコアファイバ3と光ファイバ心線束9とは融着部7bで融着される。光ファイバ心線束9は、マルチコアファイバ3との接続部から所定の長さの範囲において、複数の光ファイバ心線5同士が融着部7aで融着される。ファイバ接続構造1において、複数の光ファイバ心線5同士の融着部7bから、マルチコアファイバ3との接続部までの範囲において、接着剤は使用されていない。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の光ファイバ心線と、マルチコアファイバとが接続されたファイバの接続構造及び複数の光ファイバ心線とマルチコアファイバとの接続方法に関するものである。
近年の光通信におけるトラフィックの急増により、現状で用いられているシングルコアの光ファイバにおいて伝送容量の限界が近づいている。そこで、さらに通信容量を拡大する手段として、一つのファイバに複数のコアが形成されたマルチコアファイバが提案されている。
マルチコアファイバが伝送路として用いられた場合、このマルチコアファイバの各コア部は、他のマルチコアファイバの対応するコア部や、それぞれ別の光ファイバや光素子等と接続されて伝送信号を送受する必要がある。すなわち、マルチコアファイバを、複数のシングルコアファイバと接続するファンナウトが必要となる。
このようなマルチコアファイバとシングルコアファイバとを接続する方法として、複数のシングルコアファイバをキャピラリに挿通して所定の配置とし、シングルコアファイバをキャピラリに固定してマルチコアファイバと接続する方法が提案されている(例えば特許文献1)。
特開2017−167299号公報
このようなマルチコアファイバとシングルコアファイバとの接続は、マルチコア・エルビウム添加・ファイバ増幅器(MC−EDFA:MultiCore Erbium−Doped Fiber Amplifier)にも用いられる。この場合、高出力の環境下でも使用可能なマルチコアファイバのファンナウトが必要となる。例えば、このような高出力化では、ファイバが高温となるため、高温にも耐え得るマルチコアファイバのファンナウトが望まれる。
しかし、通常、複数のシングルコアファイバをバンドル化する際には接着剤が用いられるため、熱によって接着剤が軟化し、コアピッチが変動する恐れがある。また、シングルコアファイバとマルチコアファイバとを融着によって接続したとしても、シングルコアファイバ同士を一体化する接着剤が接続部近傍に残っていると、接着剤が炭化し、接続損失の増大の要因となる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、高出力環境下でも使用することが可能なファイバの接続構造及び、複数の光ファイバ心線とマルチコアファイバとの接続方法を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、第1の発明は、複数の光ファイバ心線と、マルチコアファイバとが融着接合されたファイバの接続構造であって、前記複数の光ファイバ心線の、前記マルチコアファイバとの融着部から所定の長さの範囲において、前記複数の光ファイバ心線同士が融着されており、前記複数の光ファイバ心線の少なくとも前記所定の長さの範囲において、接着剤が使用されていないことを特徴とするファイバの接続構造である。
前記所定の長さの範囲は、前記マルチコアファイバとの接続部から1mm以上の範囲であることが望ましい。
前記複数の光ファイバ心線同士の融着部における、前記複数の光ファイバ心線の長手方向に垂直な断面において、前記複数の光ファイバ心線同士を整列させた際の互いの接触部近傍が融着されており、前記複数の光ファイバ心線同士の間には、空隙が残っていてもよい。
第1の発明によれば、複数の光ファイバ心線とマルチコアファイバとが融着されて接続されるため、両者の接続に接着剤が不要である。また、両者の接続部から所定の長さの範囲において、複数の光ファイバ心線同士が融着されおり、この範囲においても、光ファイバ心線同士を一体化するための接着剤が使用されていない。すなわち、光ファイバ心線とマルチコアファイバとの接続部近傍に接着剤が存在しない。このため、高出力化において、接着剤の存在による影響を受けることがない。
特に、マルチコアファイバとの接続部から1mm以上の範囲において、複数の光ファイバ心線同士が融着されていれば、上述の効果をより確実に得ることができる。
なお、通常、光ファイバ同士を融着接続する際には、接続対象のファイバの先端同士を突き合せて電極間に配置し、電極間にアークを発生させることで両者が融着される。この場合、融着範囲は長くても500μm(例えば、マルチコアファイバと光ファイバ心線のそれぞれ250μm程度の範囲)を超えることはない。
これに対し、マルチコアファイバとの接続部から光ファイバ心線同士が融着されている範囲の長さが、この250μmを大きく超えた1mm以上であれば、マルチコアファイバと光ファイバ心線とを光接続する際の融着部と、光ファイバ心線同士を一体化するための融着部とは区別可能である。
また、複数の光ファイバ心線同士の融着部において、光ファイバ心線同士が完全に一体化されていなければ、複数の光ファイバ心線の長手方向に垂直な断面において、複数の光ファイバ心線同士の間に空隙を残すことになる。このように、わずかに光ファイバ心線同士が融着されていれば、光ファイバ心線のコア同士のピッチを、光ファイバ心線のクラッド径と略一致させることができる。
また、このように光ファイバ心線同士の融着を、光ファイバ心線の表面の極一部のみとすることで、前述したような、マルチコアファイバと光ファイバ心線との光接続のための融着部との区別が容易である。
第2の発明は、複数の光ファイバ心線とマルチコアファイバとの接続方法であって、複数の光ファイバ心線を束ねて仮固定する工程と、前記複数の光ファイバ心線同士の一部を融着して一体化する工程と、前記複数の光ファイバ心線同士の融着部を切断する工程と、前記複数の光ファイバ心線とマルチコアファイバとを対向させて融着接続する工程と、を具備することを特徴とする複数の光ファイバ心線とマルチコアファイバとの接続方法である。
前記複数の光ファイバ心線同士が融着して一体化されている長さが、2mm以上の範囲であることが望ましい。
前記複数の光ファイバ心線の仮固定を2カ所で行い、仮固定位置の間において、前記複数の光ファイバ心線同士を融着して一体化することが望ましい。
第2の発明によれば、光ファイバ心線同士を一体化して光ファイバ心線束を形成する際に、光ファイバ心線同士を接着せずに融着させるため、マルチコアファイバとの接続部近傍における接着剤の存在をなくすことができる。このため、高出力化において、接着剤の存在による影響を受けることがないファイバの接続構造を得ることができる。
また、光ファイバ心線同士を一体化するための融着長さを2mm以上に形成することで、その後の切断作業が容易である。
また、仮固定を2カ所で行い、仮固定位置の間において複数の光ファイバ心線同士を融着して一体化することで、確実に光ファイバ心線同士を接触させた状態で融着することができる。
本発明によれば、高出力環境下でも使用することが可能なファイバの接続構造及び、複数の光ファイバ心線とマルチコアファイバとの接続方法を提供することができる。
ファイバ接続構造1を示す図。 (a)は、図1のA−A線断面図、(b)は、図1のB−B線断面図、(c)は、図1のC−C線断面図。 (a)は光ファイバ心線5を固定部材19によって束ねた状態を示す側面図、(b)は(a)のD−D線断面図、(c)は、他の固定部材19aを用いた状態を示す断面図。 (a)は光ファイバ心線5同士を融着した状態を示す図、(b)は(a)のE−E線断面図、(c)、(d)は(b)の他の実施形態を示す図。 光ファイバ心線5の切断工程を示す図。 光ファイバ心線5とマルチコアファイバ3の融着工程を示す図。
以下、ファイバ接続構造1について説明する。図1はファイバ接続構造1の側面図、図2(a)は、図1のA−A線断面図、図2(b)は図1のB−B線断面図、図2(c)は図1のC−C線断面図である。
ファイバ接続構造1は、マルチコアファイバ3と、光ファイバ心線束9との接続構造である。光ファイバ心線束9は、複数の光ファイバ心線5が一体化されて構成される。ファイバ接続構造1において、マルチコアファイバ3と光ファイバ心線束9とは融着部7bで融着される。なお、マルチコアファイバ3および光ファイバ心線5は例えば石英ガラス製である。
図2(a)に示すように、マルチコアファイバ3は、複数のコア11が所定の間隔で配置され、周囲をクラッド13で覆われたファイバである。図示した例では、4つのコア11が正方形の各頂点の位置に配置される。すなわち、隣り合うコア11同士のピッチは略同一である。
なお、コア11の配置は、図示したような多角形の各頂点位置に配置されてもよく、格子状(例えば、n段×m列)であってもよく、最密配置(例えば、中心のコアの周囲に6つのコアが配置)であってもよく、円環状(同一円周上に所定の間隔)であってもよい。すなわち、本実施形態では、コア11の個数や配置は限定されない。コアの数は例えば、4、7、8、12、19等、周知の個数をとることができる。なお、マルチコアファイバ3としては、例えば、クラッド径が80〜300μm、コアピッチが20〜50μmのものを好適に使用することができる。
光ファイバ心線束9は、同一径の4本の光ファイバ心線が接合されて構成される。図2(b)に示すように、本実施形態では、4本の光ファイバ心線5が、略正方配置される。したがって、隣り合う光ファイバ心線5のコア15は全て等間隔で配置される。また、隣り合う光ファイバ心線5のコア15のピッチは、略クラッド17の径と等しくなる。
また、光ファイバ心線束9は、マルチコアファイバ3との接続部から所定の長さの範囲において、複数の光ファイバ心線5同士が融着部7aで融着される。例えば、光ファイバ心線束9とマルチコアファイバ3との接続部から1mm以上の範囲において、融着部7aによって光ファイバ心線5同士が融着する。
なお、光ファイバ心線束9とマルチコアファイバ3との接続部とは、接続構造の軸方向に対して、融着部7bの略中央であって、マルチコアファイバ3と複数の光ファイバ心線5との略界面の位置とする。
図2(c)に示すように、光ファイバ心線5同士の融着部7aは、隣り合う光ファイバ心線5同士の接触部の極一部のみが融着する。すなわち、融着部7aにおける光ファイバ心線束9の長手方向に垂直な断面において、複数の光ファイバ心線5同士を整列させた際の互いの接触部近傍のみが融着されており、複数の光ファイバ心線5同士の間には、空隙が残った状態である。
このように、融着部7aでは、融着部7a以外に部位における光ファイバ心線5の外形を略認識可能である。このため、融着部7b以外の位置において、光ファイバ心線5同士が接触した状態(図2(b))でのコア15のピッチや配置と比較して、融着部7bにおけるコア15のピッチや配置は略同一である。なお、コア15の個数と配置は、マルチコアファイバ3のコア11の個数と配置に対応する。
このように、ファイバ接続構造1では、接着剤を使用せずに、マルチコアファイバ3と光ファイバ心線束9とが融着部7bで融着される。また、光ファイバ心線束9において、接着剤を使用せずに光ファイバ心線5同士が融着部7aで融着される。このため、それぞれの接合部に接着剤が不要である。すなわち、ファイバ接続構造1においては、複数の光ファイバ心線5同士の融着部7bから、複数の光ファイバ心線5とマルチコアファイバ3との接続部までの範囲において、接着剤は使用されていない。
このように、マルチコアファイバ3と光ファイバ心線束9との接続部近傍に接着剤が存在しないため、融着時や使用時におけるコア15の位置変動や、接着剤の炭化による損失増大を抑制することができる。
次に、複数の光ファイバ心線5とマルチコアファイバ3との接続方法について説明する。図3(a)は、光ファイバ心線5を束ねて仮固定した状態を示す側面図であり、図3(b)は、図3(a)のD−D線断面図である。
まず、複数の光ファイバ心線5(外周の樹脂被覆は剥離しておく)を束ねて、固定部材19によって仮固定する。仮固定は、複数の光ファイバ心線5の2カ所で行われる。この際、固定部材19同士の間隔を10mm以上(例えば15〜20mm程度)離した位置に配置する。なお、光ファイバ心線5同士を確実に接触させ、所定の形態で保持可能であれば、仮固定位置は1カ所でもよい。
なお、図3(b)に示すように、固定部材19は、光ファイバ心線5を束ねて、外周に巻き付けることが可能な、例えば繊維状のものが適用可能である。また、図5(c)に示すように、光ファイバ心線5を所定の形態に積層させた状態で、上下左右から押さえ付けることが可能な固定部材19aを用いることもできる。また、固定部材としては、接着剤を用いてもよい。このように、光ファイバ心線5を所定の形態に保持することができれば、固定部材の形態は問わない。
次に、光ファイバ心線5同士を固定部材19によって仮固定した状態で、仮固定位置の間において、複数の光ファイバ心線5同士を融着して一体化する。図4(a)は、光ファイバ心線5同士を融着した状態を示す側面図であり、図4(b)は、図4(a)のE−E線断面図である。なお、光ファイバ心線5同士が融着している範囲を融着部7aとする。
ここで、複数の光ファイバ心線5同士が融着して一体化されている融着部7aの長さ(図中F)は、2mm以上であることが望ましい。前述したように、一般的なアークによる融着では、融着部の長さは極めて短い。このため、このような長範囲における融着は、例えば、フィラメント型ヒータが用いられる。なお、光ファイバ心線5に対して相対的に電極を移動させながらアーク融着を行ってもよい。
また、前述したように、融着部7aにおいては、光ファイバ心線5同士は、その接触部近傍の極わずかだけが融着される。したがって、融着部7aにおけるコア15のピッチは、クラッド17の外径とほぼ一致する。
なお、図4(c)に示すように、融着部7aにおいて、光ファイバ心線5同士を完全に一体化してもよい。この場合には、融着前の接触状態と比較して、コア15は、全体が中央に寄った形態となる。すなわち、隣り合うコア15のピッチは、融着前の光ファイバ心線5のクラッド17の外径よりも小さくなる。この場合には、コア15の移動量を予め計算で求めておき、融着部7aにおいて、所望のコアピッチとなるように、融着前の光ファイバ心線5の外径及び融着条件を設定しておけばよい。
また、図4(d)に示すように、融着部7aにおいて、光ファイバ心線5同士を部分的に溶融して一体化してもよい。すなわち、図4(d)は、図4(b)と図4(c)の間の状態である。この場合も、コア15の移動量を予め計算で求めておき、融着部7aにおいて、所望のコアピッチとなるように、融着前の光ファイバ心線5の外径及び融着条件を設定しておけばよい。なお、前述したように、コア15の移動量を極力小さくした図4(b)が最も望ましい。
次に、複数の光ファイバ心線5同士の融着部7aを切断する。図5は、複数の光ファイバ心線5同士の融着部7aを、切断部21で切断した状態を示す図である。融着部7aは、例えばクリーバで切断される。なお、切断部21は、融着部7aの略中央に形成される。前述したように、融着部7aを2mm以上の長さに形成することで、切断後の融着部7aの長さを1mm以上確保することができる。
なお、切断時には、固定部材19をつけたままでも良い。また、融着部7aを形成した後、固定部材19を外してもよい。以上により、先端部に融着部7aが形成された光ファイバ心線束9が形成される。
次に、光ファイバ心線束9とマルチコアファイバ3とを対向させて融着接続する。図6は、光ファイバ心線束9とマルチコアファイバ3とを融着する状態を示す図である。なお、マルチコアファイバ3の端面と光ファイバ心線束9の端面は、予め研磨される。
光ファイバ心線束9とマルチコアファイバ3とを対向させて、電極23の間に配置する。この際、光ファイバ心線束9とマルチコアファイバ3との位置調整(コア調心)が行われる。例えば、マルチコアファイバ3の端面と光ファイバ心線束9の端面が対向して配置された状態で、少なくとも一方を回転装置付治具等で固定する。次いで、例えば、マルチコアファイバ3の各コアに、対向端面の反対側の端部より信号光を入力し、光ファイバ心線5の対向端面の反対側から出力された信号光を受信させる。
この状態で、光ファイバ心線束9(あるいはマルチコアファイバ3)の位置調整および回転調整を行い、その光信号出力が最大になった位置で治具を固定し、電極23の間にアークを発生させて、光ファイバ心線束9とマルチコアファイバ3双方のファイバを融着接続させる。なお、光ファイバ心線束9とマルチコアファイバ3との位置調整は、側方から光を照射し、透過光や外形からコアの位置を判定することで、互いのコアを調心しても良い。
以上により、マルチコアファイバ3の各コア11と光ファイバ心線5の各コア15とが光接続されたファイバ接続構造1を得ることができる。
以上、本実施形態によれば、マルチコアファイバ3と複数の光ファイバ心線5(光ファイバ心線束9)との接続部近傍において、接着剤が用いられてないため、接着剤の存在による悪影響を抑制することができる。このため、ファイバ接続構造1は、例えば200mW以上などの高出力環境下でも使用することが可能である。
また、融着部7aを所定の長さ以上に形成することで、確実に融着部7aに切断部21を形成することができる。
また、融着部7aにおいて、光ファイバ心線5同士の融着を、ごくわずかにして、光ファイバ心線5の外形が略残った状態とすることで、コア15の配置やピッチの制御が容易である。
なお、本実施形態では、キャピラリを用いなかったが、キャピラリを用いてもよい。例えば、図3(a)において、固定部材19の間にキャピラリを配置すればよい。
この場合には、まず、キャピラリの内部において、光ファイバ心線5同士を接触させる。また、少なくとも1本の光ファイバ心線5を、キャピラリの内面と接触させておく。この状態で融着部7aを形成することで、光ファイバ心線5同士の融着と共に、少なくとも一部の光ファイバ心線5とキャピラリとが、その一部(光ファイバ心線5とキャピラリ内面との接触部の極一部)で融着される。
この状態で、キャピラリごと融着部7aを切断することで、光ファイバ心線束を形成することができる。この際、キャピラリと光ファイバ心線5との接合に接着剤が用いられない。また、キャピラリの内径を複数の光ファイバ心線5の外接円よりも十分に大きくして、光ファイバ心線5の挿入性を高めることができる。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………ファイバ接続構造
3………マルチコアファイバ
5………光ファイバ心線
7a、7b………融着部
9………光ファイバ心線束
11、15………コア
13、17………クラッド
19、19a………固定部材
21………切断部
23………電極

Claims (6)

  1. 複数の光ファイバ心線と、マルチコアファイバとが融着接合されたファイバの接続構造であって、
    前記複数の光ファイバ心線の、前記マルチコアファイバとの接続部から所定の長さの範囲において、前記複数の光ファイバ心線同士が融着されており、
    前記複数の光ファイバ心線の少なくとも前記所定の長さの範囲において、接着剤が使用されていないことを特徴とするファイバの接続構造。
  2. 前記所定の長さの範囲は、前記マルチコアファイバとの接続部から1mm以上の範囲であることを特徴とする請求項1記載のファイバの接続構造。
  3. 前記複数の光ファイバ心線同士の融着部における、前記複数の光ファイバ心線の長手方向に垂直な断面において、前記複数の光ファイバ心線同士を整列させた際の互いの接触部近傍が融着されており、前記複数の光ファイバ心線同士の間には、空隙が残っていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のファイバの接続構造。
  4. 複数の光ファイバ心線とマルチコアファイバとの接続方法であって、
    複数の光ファイバ心線を束ねて仮固定する工程と、
    前記複数の光ファイバ心線同士の一部を融着して一体化する工程と、
    前記複数の光ファイバ心線同士の融着部を切断する工程と、
    前記複数の光ファイバ心線とマルチコアファイバとを対向させて融着接続する工程と、
    を具備することを特徴とする複数の光ファイバ心線とマルチコアファイバとの接続方法。
  5. 前記複数の光ファイバ心線同士が融着して一体化されている長さが、2mm以上であることを特徴とする請求項4記載の複数の光ファイバ心線とマルチコアファイバとの接続方法。
  6. 前記複数の光ファイバ心線の仮固定を2カ所で行い、仮固定位置の間において、前記複数の光ファイバ心線同士を融着して一体化することを特徴とする請求項4又は請求項5記載の複数の光ファイバ心線とマルチコアファイバとの接続方法。
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