JP2021153293A - 電気機械変換素子、超音波トランスデューサー、超音波探触子、超音波診断装置及び電気機械変換素子の製造方法 - Google Patents

電気機械変換素子、超音波トランスデューサー、超音波探触子、超音波診断装置及び電気機械変換素子の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2021153293A
JP2021153293A JP2021040482A JP2021040482A JP2021153293A JP 2021153293 A JP2021153293 A JP 2021153293A JP 2021040482 A JP2021040482 A JP 2021040482A JP 2021040482 A JP2021040482 A JP 2021040482A JP 2021153293 A JP2021153293 A JP 2021153293A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric body
conversion element
electrode
electromechanical conversion
ultrasonic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021040482A
Other languages
English (en)
Inventor
友一 安藤
Yuichi Ando
友一 安藤
修也 阿部
Shuya Abe
修也 阿部
治 町田
Osamu Machida
治 町田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to US17/204,296 priority Critical patent/US20210291231A1/en
Publication of JP2021153293A publication Critical patent/JP2021153293A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

【課題】高周波数、高解像度かつ適正な音圧と受信感度の確保ができる電気機械変換素子の提供。【解決手段】複数の圧電素子20を有する超音波トランスデューサーにおいて、圧電素子は、基板11と、第1の電極21と、圧電体22と、第2の電極23と、第1の電極21を挟んで圧電体22と反対側の基板11に形成された空隙部30とが、順次積層されている。順次積層される方向からみた空隙部30の幅Cwと圧電体22の幅Pwとが、条件式(1):0.65≦Pw/Cw≦0.95を満足する。【選択図】図7

Description

本発明は、電気機械変換素子、超音波トランスデューサー、超音波探触子、超音波診断装置及び電気機械変換素子の製造方法に関する。
薄膜を振動させて超音波の送受信を行うトランスデューサーは、医療用診断や産業用、車載用、マリーン向け検査・測定装置として応用がなされている。
特に医療用の超音波診断装置は、内部組織を簡易にリアルタイムで観察できるために広く使用されている。
このような超音波トランスデューサーに用いられる電気機械変換素子としては、従来はバルクと呼ばれるセラミックのチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)をダイシングして個片化したものが知られていたが、近年ではピエゾ素子を用いたPMUT(Piezoelectric Micro−Machined Ultrasonic Transducer)やCMUT(Capacitive Micro−Machined Ultrasonic Transducer)と呼ばれる半導体技術を用いたものが知られている(特許文献1、2等参照)。
特にPMUTを用いた場合には、微細加工により高解像度化や高周波数化を図ることの他、製造・構造が簡単で、比較的低電圧での動作が可能であること等から、小型・薄型、2Dアレイ化に適した技術として期待されている。
さて、このような小型化、薄型化、高周波数化を図るときには、当然のことながら超音波トランスデューサーを構成する1つ1つの振動部分である電気機械変換素子の大きさは出来るかぎり小さく高密度化することが好ましい。さらには、電気機械変換素子を構成する圧電素子も同様にできる限り小さく高密度化することが好ましい。
しかしながら、圧電素子の小型化は同時に振動時の音圧の低下や、受信感度の低下を招いてしまうことが分かっている。
そこで、高周波数、高解像度かつ適正な音圧と受信感度の確保ができる電気機械変換素子の開発が望まれていた。
このような課題を解決するため、本発明に係る電気機械変換素子では、順次積層された、基板と、第1の電極と、圧電体と、第2の電極と、前記第1電極を挟んで前記圧電体と反対側の前記基板に形成された空隙部と、を備え、前記順次積層される方向からみた前記空隙部の幅:Cwと前記圧電体の幅:Pwとの比率が、条件式(1):0.65≦Pw/Cw≦0.95を満足することを特徴とする。
本発明によれば、高周波数、高解像度かつ適正な音圧と受信感度の確保ができる。
本発明に係る超音波診断装置の一形態の構成の一例を示す図である。 本発明に係る超音波診断装置の制御部の構成を示す図である。 本発明に係る超音波診断装置の他の構成を示す図である。 図1に示した超音波探触子の構成の一例を示す図である。 図4に示した超音波トランスデューサーの一例を示す図である。 図4に示した超音波トランスデューサーの一例を示す図である。 図4に示した圧電素子の一例を示す断面図である。 図4に示した超音波トランスデューサーの製造工程の一例を示す図である。 図7に示した超音波トランスデューサーの振動時の断面図である。 図9に示した断面図の変曲点の拡大図である。 本発明に係る空隙部の周波数依存性を示す図である。 本発明に係る圧電体の形状・膜厚と出力される音圧の一例を示す図である。 本発明に係る圧電体の大きさと出力される音圧の一例を示す図である。 本発明に係る圧電体の大きさと受信感度の関係の一例を示す図である。 本発明に係る上部電極の大きさと出力される音圧の一例を示す図である。 本発明に係る上部電極の大きさと受信感度の関係の一例を示す図である。 本発明に係る上部電極の大きさと圧電素子容量の関係の一例を示す図である。 本発明に係る圧電体の膜厚と破壊耐圧の関係の一例を示す図である。 本発明に係る圧電体の膜厚と圧電素子容量の関係の一例を示す図である。 本発明に係る圧電体の構成の他の一例を示す図である。 図20に示した圧電体の構成の他の一例を示す図である。 本発明に係る圧電体の構成の他の一例を示す図である。 図22に示した圧電体における断面構成の一例を示す図である。 本発明に係る電気機械変換素子の製造方法の他の一例を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を用いて順次説明する。実施形態において、同一機能や同一構成を有するものには同一の符号を付し、重複説明は適宜省略する。図面は一部構成の理解を助けるために部分的に省略あるいは簡素化して記載する場合もある。
本発明に係る超音波診断装置10は、超音波を測定対象物9に向けて発振するとともに、測定対象物9に反射した超音波の振動を検知する超音波探触子1と、超音波探触子1からの信号を可視化して表示するための表示部61と、操作部62と、超音波探触子1の制御を行う端末たる制御部63と、を有している。
制御部63は、図2に示すように、超音波信号を発生させるためのパルス状の電気信号を発生させる超音波パルス発生部64と、超音波探触子1からの受信したエコー信号を電気信号に変換する変換部65と、エコー信号から2次元超音波画像や3次元超音波画像あるいは各種ドプラ画像を形成する超音波画像形成部66と、を有している。
なお、超音波パルス発生部64と変換部65とは例えば制御部63とは別体に設けた任意の超音波送受信機であっても良い。
表示部61は、LCD(Liquid Crystal Display)やモニタ装置であって、超音波画像形成部66が形成した画像を表示する表示手段である。
操作部62は、作業者が測定対象物9について適切な診断を行えるようにパラメータ入力等を行うための入力手段であって、押しボタンやタッチパネル等を用いて良い。
超音波探触子1は、図1に示すように、ケーブル等を介して制御部63と電気的に接続されており、超音波信号を人体あるいは物体である測定対象物9に向けて発信し、測定対象物9からエコーとして反射された超音波信号を受信する。
超音波診断装置10は、かかる超音波信号の送受信によって測定対象物9の内部を可視化して診断することができる。
あるいは、図3に示すように、端末50と、端末50とケーブルによって接続された超音波探触子1とを用いて診断するものであっても良い。
超音波探触子1は、図4に示すように、支持基板である支持部3と、支持部3の上に形成された超音波トランスデューサーであるPMUTチップ2と、フレキシブル基板4と、配線5と、コネクタ7と、音響レンズ8と、を有している。
PMUTチップ2は、フレキシブル基板4と配線5を介して接続されており、コネクタ7から回路基板を介して制御部63へと接続される。
支持部3は、PMUTチップ2を保持するためのバッキングプレートとしての機能を有している。
音響レンズ8は、PMUTチップ2から発信された超音波を測定対象物9の測定位置にフォーカスするためのシリコン樹脂製の音響レンズである。
音響レンズ8は、中心部が周縁部よりも厚い所謂ドーム形状を有しており、測定対象物9と当接し密着することで、中心部と周縁部との厚みの差により、超音波を疑似的に屈折させて集束させる機能を備えている。なお音響レンズ8は、少なくとも一つの方向について超音波を集束させる機能を有していればよく、必ずしも超音波を1点に集束させるものでなくてもよい。
音響レンズ8とPMUTチップ2とは、接着剤6によって貼り合わされている。
PMUTチップ2は、図5に示すように、シリコン基板11と、シリコン基板11上に形成された酸化膜13と、Si層14と、酸化膜15と、を有している。
酸化膜13と、Si層14と、酸化膜15と、は後述するように圧電素子20に電圧が印加されることで振動板16として動作する。
本実施形態では、振動板16の上部に中央部が周縁部よりも厚い所謂ドーム状の圧電素子20が複数配列されている。
圧電素子20の振動板16を挟んで反対側、すなわち図5における下側には、破線で示したように空隙部30が形成されている。
なお、図5以降の説明において、シリコン基板11の表面に垂直な方向をZ軸、シリコン基板11上に形成された圧電素子20の並び方向をX軸、X軸とZ軸とに垂直な方向をY軸として説明する。
PMUTチップ2は、Z軸上側から見たとき、図6に示すように、複数の圧電素子20がアレイ状に配列され、信号線29によってそれぞれの圧電素子20が電気的に接続されている。信号線29は、PMUTチップ2の端部において図3に示して既に述べたように配線5と接続されている。
信号線29は、X方向に延びており、後述する上部電極23と接続されている。
PMUTチップ2の圧電素子20が並べられた周囲には、図6に示すように基準電位となる接地線であるGNDライン28が設けられ、後述する下部電極21と接続されている。
空隙部30は、シリコン基板11に開けられた円筒状の開口であり、図7に断面図を示すように、空隙部30の+Z側の上底面が酸化膜13である。
なお、図7は、1つの圧電素子20の中心軸とX軸とを含む平面で圧電素子20と基板11とを切ったときの断面図を示しており、空隙部30のX方向の幅:Cwである。
また、本実施形態では、圧電素子20は、図7から明らかなように、振動板16の上に形成された第1電極たる下部電極21と、ドーム状の圧電体22と、圧電体22の上面に形成された第2電極たる上部電極23と、を有している。
また、圧電素子20は、上部電極23の上部に設けられた絶縁層24と、信号線29と、信号線29を保護するための保護層25と、を有している。
なお、本実施形態においては、圧電体22はドーム状の構成としたが、かかる構成に限定されるものではない。
下部電極21は、本実施形態では白金(Pt)層であるが、かかる材料に限定されるものではなく、導電性の金属材料等を用いることができる。
上部電極23もまた、白金(Pt)層であって、かかる材料に限定されるものではなく、導電性の金属材料等を用いることができる。なお、上部電極23と下部電極21とは同一材料であることが望ましいが異なる材料を用いるとしても良い。
圧電体22は、本実施形態ではチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)製の圧電体材料であって、中心部22aが周縁部22bよりも厚く形成されたドーム状である。
圧電体22は、上部電極23と下部電極21との間に駆動電圧を印加することで機械的変形を生じ、駆動電圧の周期変動によって所定の周波数の振動を生じさせることで、当接した振動板16を振動させて超音波を生じさせる。
また、かかる超音波が圧電体22を振動させると、圧電体22が分極して上部電極23と下部電極21との間に電位差が生じ、振動を電気信号として検知する検知手段としても機能する。
このようにPMUTチップ2は、本実施形態においては上部電極23と下部電極21との間の電位差すなわち電気信号によって圧電体22を周期的に伸縮させて振動を生じる電気機械変換素子としての機能を有している。本実施形態においては特に、かかる振動によって超音波領域の音波を発振する超音波トランスデューサーとしての機能を有している。
絶縁層24は、上部電極23と下部電極21との間での短絡および、信号線29と下部電極21との間の短絡を防ぐための絶縁膜である。
本発明の第1の実施形態として、かかる圧電素子20を有するPMUTチップ2の製造方法の一例を示す。
図8(a)に示すように、一般的なシリコン基板11上に、SOIのためのBOX層と言われる酸化膜として、酸化膜13を50nmから1000nm程度の厚みで形成する。
次にSOI活性層であるSi層14を0〜5μm形成し、さらに上に絶縁層として機能する酸化膜15を50nmから1000nm程度形成する。かかる構成は、基板形成ステップである。これらのSOIウェハの製造方法は一般的なものであって良いため、本説明では省略する。
次に、図8(b)に示すように、第1電極である下部電極21の形成を行う。
このとき、下部電極21と下地となる酸化膜15との間には、50〜200nm程度の二酸化チタン(TiO)層を密着層として形成しても良い。
二酸化チタン(TiO)層の製法としては例えばスパッタ法によってチタンを30〜200nm成膜した後、酸素雰囲気でRTA(Rapid Thermal Anneal)によって酸化を行う方法が挙げられる。
下部電極21は、既に述べたように白金(Pt)層であって、例えば白金(Pt)をスパッタ法によって50〜500nm成膜する。かかる構成は、第1電極形成ステップである。
下部電極21の上部には、図8(b)に示すように、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)膜を所謂CSD(Chemical Solution Deposition)法によって酢酸鉛、ジルコニウムアルコキシド化合物、チタンアルコキシド化合物を出発材料とした前駆体液をスピンコート後に乾燥、熱分解、結晶化する工程を経て成膜する。
このとき、液体吐出ヘッド100は、圧電体22の形成途中である圧電体層36aに、CSD液滴38を選択的に塗布する。
液体吐出ヘッド100は、シリコン基板11の移動あるいは液体吐出ヘッド100の移動によって、シリコン基板11上の任意の位置にCSD液滴38を塗布可能なインクジェットヘッドである。
このとき、公知の手法により、圧電体層36bを形成する部分の表面は親水性に、圧電体層36bを形成する部分の外周の表面は撥水性となるように表面処理を行う。
このような表面状態の基板に、CSD液滴38を塗布すると、液体吐出ヘッド100の微小な位置の誤差によってCSD液滴38が着弾する位置に多少のばらつきが生じてしまったときにも、親水性を備える部分のみに選択的にCSD液滴38が塗布されるとともに撥水性を備えた部分にはCSD液滴38が塗布されない状態となる。
このように所望の位置にCSD液滴38を塗布した後、部分的に塗布されたCSD液滴38について乾燥・熱分解・結晶化を行う。
1回の塗布によって形成される膜厚を増大すると、クラックが生じやすくなる懸念があるため、本実施形態においては、液体吐出ヘッド100が塗布するCSD液滴38は、結晶化された後の膜厚が100nm程度に収まるように調整している。
かかる結晶化が終了した後、再度液体吐出ヘッド100がCSD液滴38を繰り返し塗布し、所望の厚みの圧電体22が得られるまで繰り返す。かかる工程は、圧電体を形成する圧電体形成ステップである。
なお、本実施形態においては、上記の塗布工程を10〜40回繰り返すことで、1μm〜4μmの圧電体22が形成される。
このとき、CSD液滴38は、その粘度や乾燥速度等を制御可能であって、例えば粘性を高くすることで成膜後の圧電体22表面の曲率が増大する。
このように、塗布材料として用いるCSD液滴38の物性を制御することで、成膜される圧電体22の中心部の厚みや周縁部の厚みを制御することができる。
さらに、図8(c)に示すように、形成された圧電体22の+Z側の面に、厚み50〜300nmの白金の上部電極23をスパッタ法等で成膜する。かかる工程は、第2電極を形成する第2電極形成ステップである。
このとき、上部電極23は、ドーム状の圧電体22の上面側に沿うように形成され、上部電極23の径は、圧電体22の外径よりも小さいことが望ましく、特にドーム型の圧電体の場合は上部電極23の径は、圧電体22の外形よりも小さくすることで、上部電極23と下部電極21との短絡を防止できる。
上部電極23上は、フォトリソ・エッチングによって所定のパターンにパターニングされる。
次いで図8(d)に示すように、上部電極23の上に絶縁膜として絶縁層24を形成する。本実施形態では、絶縁層24は、プラズマCVD法により、モノシラン(SiH)、亜酸化窒素(NO)ガスを原料として0.4〜1.0μmの成膜を行うことで形成したシリコン酸化膜である。
かかる絶縁層24にフォトリソ・エッチングにてコンタクトホール41を開口し、Al−Cu(1μm)/Ti(50nm)の配線材料をスパッタ法によって成膜、フォトリソ・エッチングによるパターニングを経て信号線29が形成される。
さらに保護層25として、シリコン窒化膜(Si)を成膜し、配線5と接続される電極端子部分のみ開口する。
本実施形態では、保護層25は、プラズマCVD法により、モノシラン(SiH)、亜酸化窒素アンモニア(NH)ガスを原料として0.5μm〜1.5μm程度シリコン窒化膜(Si)を成膜した。
電極端子部分の開口はフォトリソ・エッチングにより行った。
図8(d)に示すように、シリコン基板11の圧電体22とは反対側、すなわちシリコン基板11の裏面側に、空隙部30を形成する。
具体的にはバックグラインドおよびポリッシュによりシリコン基板11の厚みを20μm〜200μm程度にした後、シリコン基板11の圧電素子20が形成された面(=表面、+Z側の面)をサポート基板に貼り付ける。
シリコン基板11の裏面側(−Z側の面)にフォトリソにて所望のパターンのレジストマスクを形成し、シリコン基板11のエッチングを行う。エッチング加工はシリコン深堀エッチャーを使用し、所謂ボッシュプロセス(SFプラズマによるエッチングとCプラズマによる側壁保護膜の形成とを交互に繰り返すプロセス)により容易に行うことができる。
このとき、シリコン基板11のうちレジストマスクが形成されていない部分はエッチングによって酸化膜13が露出するまで掘り下げられ、空隙部30を形成する。かかる工程は、空隙部30をシリコン基板11の圧電体22とは反対側に形成する空隙形成ステップである。
最後に、サポートウェハの剥離、ダイシング等を行ってPMUTチップ2のウェハ生成プロセスが完了する。
さて、このような製造工程を経て生成されたPMUTチップ2を超音波探触子1の超音波トランスデューサーとして用いる場合には、音圧の確保と、小型化、薄型化、高周波数化との両立が求められていた。
しかしながら、圧電素子の小型化や高周波数化は、振動部の振幅の低下から一般的には低音圧化を招いてしまうことが分かっている。
しかしながら発明者らの研究により、圧電体22の大きさと、上部電極23の大きさ、それに空隙部30の大きさを適切に制御することにより、高周波数、高解像度かつ適正な音圧と受信感度の確保が可能であることがわかってきた。
この点について更に詳しく説明する。既に示した図7の断面図において、空隙部30の圧電素子20とシリコン基板11とを切った断面を見たときの空隙部30の幅:Cwとする。
「空隙部30の幅」は例えば圧電体22を積層方向であるZ方向から見たときの空隙部30の幅であり、圧電体22の中心軸を含む断面からみたときの空隙部30の幅であって良く、X方向、Y方向、あるいはその他の方向であっても良い。なお本実施形態では、空隙部30は円筒状の空間であるから、空隙部30の幅:Cwは全周方向において等しいため、図9においては特にCavity径として記載した。
また、圧電体22は上から見たときには円形状のドーム形状であるから、圧電体22の径(PZT径)を圧電体22の幅:Pw、圧電体22の中心部22aにおける厚み:Ptc、圧電体22の周縁部22bにおける厚みを上部電極23の端部における圧電体22の厚み:Pteとする。このように、「圧電体22の幅:Pw」は圧電素子20の積層された方向からみたときの圧電体22の幅であって、図7では説明の簡単化のために断面図を用いて記載した。
図9において、超音波トランスデューサーが振動した時のイメージを示した。説明の簡略化のため、上部配線や絶縁膜は省略している。
圧電体22の上部電極23と下部電極21とに電位を高周波でかけることにより、圧電体22は水平方向に延び縮みして結果として圧電素子20と振動板16を垂直方向に振動させる。この振動が超音波として出力される。圧電素子20はシリコン基板11が固定されているので変曲点31を境に圧電素子20が振動する。
同じエネルギーで振動する場合、変曲点付近は柔らかく、軽い方が変位量が多く、結果として音圧・受信電圧が上がる。このため変曲点31付近は圧電体22のような硬く・重たい材料がない方が好ましい。図10は図9の変曲点付近の拡大図である。空隙部30の端部と圧電体22の端部との間に生じる振動方向に対して垂直な方向の距離をスペース32とすると、スペース32は図7で用いたCw、Pwを用いて(Cw−Pw)/2で表すことができる。
このスペース32は、圧電素子製造時のパターンのズレも考慮してある程度の距離が求められる。また、圧電体22の端部と上部電極23の端部との間に生じる振動方向に対して垂直な方向の距離をスペース33とすると、スペース33は(Pw−Uw)/2で表すことができる。スペース33で表された部分は、圧電体22のみで上部電極23がないので、圧電特性に効かない。そのため、スペース33は薄く・狭い方が望ましい。
図11に示すように、かかる空隙部30の幅:Cwに対応するCavity径が増大すればするほど、振動板16の共振によって生じる超音波の周波数は減少する。
具体的には周波数5MHz〜20MHzの範囲で共振を起こすためにはCavity径は30μm〜100μm程度になる。
本実施形態では、周波数10MHzとして、空隙部30の幅:Cw=60μm〜70μmの範囲内とした。
次に、圧電体22の形状について述べる。
本実施形態では圧電体22は図8(b)の説明で述べたように中心部22aが周縁部22bよりも厚いドーム形状である。
圧電体22が円柱形状であった場合には、圧電体22の曲がり易さは一様であるが、ドーム形状である場合にはエッジ部分の厚みが薄いため、周縁部22b側が比較的変位しやすく、ドーム形状の方が結果的に音圧と受信感度とが高く維持できる。
このように圧電体22の形状と音圧の相対評価を行った図を図12に示す。なお図12において縦軸の音圧の値は相対値であって、所定の音圧を1としたときの任意単位である。
また、図12は超音波トランスデューサーとしてPMUTチップ2から超音波を発したときに検知された音圧の大きさをグラフ化したものである。
図12から明らかなように、圧電体22の中心部22aにおける厚み:Ptcとしたとき、円柱形状とドーム形状とで圧電体22の厚みが同じであれば、ドーム形状の方が音圧が高く確保できるので、圧電体22はドーム形状とした方が好ましい。
また、圧電体22が円柱形状の場合にはその重みによって圧電体22の中心部22aにおける厚み:Ptcが増大するにつれて音圧が低下するが、ドーム形状であれば圧電体22の中心部22aにおける厚み:Ptcを増加させたときにも音圧の低下を抑制することができる。
図13にPZT径と送信音圧の関係、図14にPZT径と受信電圧の関係を示す。
そこで、本実施形態では、Cavity径である空隙部30の幅:Cw、圧電体22の径(PZT径)に相当する圧電体22の幅:Pwとしたとき、圧電素子20は、条件式(1)を満足する。
Figure 2021153293
かかる条件式(1)は、空隙部30の大きさに対する圧電体22の大きさを規定する式である。かかる条件式(1)の下限よりも小さくなると、空隙部30に対して圧電体22が小さくなりすぎてしまうため、振動板16が十分に振動せず、音圧の低下を招く。
他方、条件式(1)の上限よりも大きくなると、空隙部30に対して圧電体22が大きくなりすぎてしまうため、図9、図10に示すように圧電体22が重く、硬いため振動板16が十分に振動せず、音圧の低下を招く。
図14から明らかなように、受信感度についても同様の理由で圧電体22の幅と空隙部30の幅とを条件式(1)の範囲内とすることで音圧相対値0.5以上を確保することができる。また、(1)の範囲内でさらに、0.7≦Pw/Cw≦0.9とすることで、より音圧相対値を上げることができるのでさらに好ましい。
また、図7における上部電極23の幅:Uwとしたとき、圧電素子20は、条件式(2)を満足する。
Figure 2021153293
かかる条件式(2)は、圧電体22に対する上部電極23の大きさを規定する式である。図15にかかる条件式(2)と音圧相対値との関係を図示する。
図15から明らかなように、Uwは大きくなればなるほど(UwがPwに対して大きくなるほど)圧電効果が増大して音圧としては改善される。
しかしながら、上部電極と受信電圧とは図16で示すように、UwがPwに対して大きくなる程、受信電圧は小さくなる。また上部電極23の幅と圧電素子容量との関係を図17に示す。図17に示すとおり、上部電極23が大きくなると、上下電極に挟まる圧電体22の圧電素子容量が増加する。
このような圧電素子容量が大きくなると、回路上に意図しないC成分が乗るために高周波数帯における応答性の低下や電圧低下を生じてしまう。
本実施形態においては特に、PMUTチップ2には圧電素子20が複数並べられており、それぞれが上部電極23と下部電極21とを有し、下部電極21はアレイ方向において共有されている。すなわち、かかる圧電素子容量が並列の合成容量となってしまうために、信号の遅延や電圧低下による影響が大きく、圧電素子20の1つあたりの圧電素子容量を出来るかぎり小さくすることが好ましい。
従って、図15、16、17の結果と合わせて最適な値を設計することが重要である。
そこで、本実施形態では、圧電素子20が条件式(2)を満足することで、圧電素子容量を低減し、圧電体22の幅:Pwと上部電極23の幅:Uwとを条件式(2)の範囲内とすることで音圧相対値0.5以上を確保しながらも、受信電圧を確保しながら、圧電素子容量を低減して、高周波数に対する応答性の低下を抑制ことができる。
さらに、条件式(2)の範囲内で、0.7≦Uw/Pw≦0.8とすることで応答正と音圧を両立することができるので、さらに好ましい。
また、上部電極23の端部における圧電体22の厚み:Pte、圧電体22の中心部22aにおける厚み:Ptcとしたとき、圧電素子20は条件式(3)を満足する。
Figure 2021153293
一般的に、ドーム型の圧電体形状は、Y=−ax+bのような数式に近似される(例えば特許文献6等参照)。図18には、圧電体22の膜厚と破壊耐圧の関係を示す。
かかる上部電極23の端部における圧電体22の厚み:Pteは、周縁部22bの厚みのうち代表的な値であって、かかるPteが薄いと上部電極23と下部電極21との間で絶縁破壊され、Pte=0では短絡されてしまう。逆にPteが厚いと、ドーム形状ではPtcに近くなり、上部電極23の幅:Uwが小さくなるので、条件式(2)を満たさなくなる。
また図19に圧電体22の厚みと圧電素子容量との関係を示す。図19から明らかなように、圧電体22の膜厚を厚くすることで、圧電素子容量を低減することが可能である。
そこで、条件式(3)を満足することで、上部電極23と下部電極21との間の破壊耐圧を確保し、音圧や受信電圧を向上させ、圧電素子容量を最適化できる。また、本実施形態では、既に述べたように上部電極23の幅:Uwと圧電体22の幅:Pwとは条件式(2)の範囲で規制されている。そこで、本実施形態では、条件式(3)に加えて、上部電極23の端部における圧電体22の厚み:Pte≦3μmの範囲内であることがより好ましい。
さらに、Pteの範囲を(3)の範囲内で、1μm≦Pte≦2μmとすることで、絶縁破壊に対する耐久性とドーム形状による音圧の向上を両立することができるのでさらに好ましい。
本実施形態では、圧電体22の中心部22aにおける厚み:Ptcとしたとき、条件式(4)を満足する。
Figure 2021153293
かかる条件式(4)の上限よりも大きくなると、圧電体22の膜厚が大きくなりすぎてしまうために、クラックなどが生じやすくなる。
また、条件式(4)の下限よりも小さくなると、既に述べたように圧電素子容量の増大を招き、絶縁耐圧も低下するため好ましくない。
さらに、Ptcの範囲を(4)の範囲内で1.5μm≦Ptc≦3μmの範囲とすることで、クラックの抑制による耐久性とドーム形状による音圧の向上とを両立できるため、さらに好ましい。
以上、本実施形態における圧電素子20の代表的な部分のサイズの最適化について述べたが、かかるサイズは、実施形態の一例として挙げたものであって、かかる大きさに限定されるものではない。
例えば、圧電体22は本実施形態では中心を軸として軸対称なドーム形状であって、何れの位置においても条件式(1)を満足するが、図20(a)に示すように圧電体22を+Z方向側から見たときに楕円となるようなドーム形状である場合には、例えばA−A'方向断面とA方向と直交するB−B’方向断面との両方において条件式(1)を満足するように形成しても良い。また図21のように圧電体22だけでなく空隙部30も同様に楕円形状であっても構わない。
かかる圧電体22の断面図の一例を、図20(b)、図20(c)に示した。
また、本発明の第2の実施例として、圧電素子20に備えられた圧電体22’の形状をドーム形状から円柱形状に変更した場合の構成について説明する。
図22に示すように、本実施形態では、圧電体22’が中心部と周縁部とで厚みに差がない円柱状に形成されている。なお第1の実施例として述べたものと同一の構成については同一の符号を付して説明は適宜省略する。また、絶縁層24、保護層25、信号線29等の円柱形状にしたことによって大きな違いの出ない部分についても説明を省略した。
このような圧電体22’についても、圧電素子20の中心を含む平面で圧電素子20とシリコン基板11とを切った断面を見たときの空隙部30の幅:Cw、圧電体22’の幅:Pwは、それぞれ図23にその断面を示すように定義される。
具体的には円柱形状の圧電体22’を+Z方向から見たときの径が圧電体22’の幅:Pwであり、同様に空隙部30の径が空隙部30の幅:Cwである。
また、圧電体22’の+Z方向への高さが圧電体22’の厚み:Ptであり、当然の事であるが本実施例では特にPt=Pte=Ptcである。
また、上部電極23’もまた、同様に圧電体22’の上部に成膜された円柱形状の白金(Pt)電極である。
このとき圧電素子20の断面における上部電極23’の幅:Uwとしたとき、図23に示すように上部電極23’の幅:Uwが定義される。
さて、このような第2の実施例においても、PMUTチップ2は、圧電素子20の断面における上部電極の幅:Uwとしたとき、条件式(1)、条件式(2)を満足する。
かかる構成とすることで、図22、図23に示したような実施形態においても、高周波数、高解像度かつ適正な音圧と受信感度の確保ができる。
かかる構成の円柱形状の圧電体22’を形成する場合には、インクジェット方式によらず、スパッタリングやCVD、ゾルゲル液をスピンコートした上で1〜4μmの圧電体22’を成膜し、フォトリソ・エッチングを用いてパターニングすることで製造することができる。
上述の第1、第2の実施形態においては、空隙部30は図8(e)に例として示したように、圧電素子20をシリコン基板11上に形成した後で、裏面側から形成することとしたが、図24に示すように、シリコン基板11にSOIを構成する工程において予め基板表面からシリコンを1〜5μm程度エッチングする製造方法や、所謂犠牲層エッチングと呼ばれるように、空隙部30の壁面を構成する部分の一部に開口部となる穴34を開け、シリコン基板11を穴34からドライエッチングする製造方法をとることとしても良い。
また、空隙部30の形状についても、円筒形状の他、圧電素子20の形状に合わせて様々な変形例をとっても良い。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明は、上述の各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述の実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに異なる実施形態や変形例を適宜に組み合わせてもよい。
1 超音波探触子
2 超音波トランスデューサー、電気機械変換素子(PMUTチップ)
3 支持部
8 音響レンズ
9 測定対象物
10 超音波診断装置
11 基板部(シリコン基板)
20 圧電素子
21 第1電極(下部電極)
22 圧電体
22a 圧電体の中心部
22b 圧電体の周縁部
23 第2電極(上部電極)
30 空隙部
31 変曲点
32 空隙部と圧電体端部とのスペース(Cw−Pw)/2
33 圧電体と上部電極とのスペース(Pw−Uw)/2
61 表示部
62 操作部
63 制御部
Cw 空隙部の幅
Pw 圧電体の幅
Uw 上部電極の幅
Pte 周縁部における圧電体の厚み
Ptc 中心部における圧電体の厚み
特開2019−071361号公報 特許第6586705号公報 特許第5345917号公報 特許第5499479号公報 特許第5974486号公報 特許第6182968号公報

Claims (11)

  1. 順次積層された、基板と、第1の電極と、圧電体と、第2の電極と、
    前記第1電極を挟んで前記圧電体と反対側の前記基板に形成された空隙部と、
    を備え、
    前記順次積層される方向からみた前記空隙部の幅:Cwと前記圧電体の幅:Pwとが、条件式(1):0.65≦Pw/Cw≦0.95を満足することを特徴とする、電気機械変換素子。
  2. 請求項1に記載の電気機械変換素子であって、
    前記積層方向からみた前記第2電極の幅:Uwとしたとき、
    条件式(2):0.6≦Uw/Pw≦0.9
    を満足することを特徴とする電気機械変換素子。
  3. 請求項1または2に記載の電気機械変換素子であって、
    前記圧電体は、前記積層された方向について中心部が周縁部よりも厚いことを特徴とする電気機械変換素子。
  4. 請求項3に記載の電気機械変換素子であって、
    前記第2電極の端部における前記圧電体の厚み:Pteとし、
    前記圧電体の前記中心部における厚み:Ptcとしたとき、
    条件式(3):0.2≦Pte/Ptc≦1.0
    を満足することを特徴とする電気機械変換素子。
  5. 請求項3または4に記載の電気機械変換素子であって、
    前記圧電体の前記中心部における厚み:Ptcが、
    条件式(4):1μm≦Ptc≦4μm
    を満足することを特徴とする電気機械変換素子。
  6. 請求項1乃至5の何れか1つに記載の電気機械変換素子であって、
    前記圧電体および前記空隙部の前記積層方向から見た形状は、前記積層方向に平行で前記圧電体の中心を通る中心軸に対して軸対称であることを特徴とする電気変換素子。
  7. 請求項1乃至6の何れか1つに記載の電気機械変換素子であって、
    前記圧電体および前記空隙部が複数アレイ状に配置されることを特徴とする電気機械変換素子。
  8. 請求項1乃至7の何れか1つに記載の電気機械変換素子を用いる、超音波トランスデューサー。
  9. 請求項8に記載の超音波トランスデューサーと、音響レンズと、前記超音波トランスデューサーと前記音響レンズとを支持する支持部と、を有し、
    前記電気機械変換素子に電圧を印加して前記空隙部の底面を振動させることで超音波を測定対象物に向けて発振するとともに、前記測定対象物に反射した前記超音波の振動を検知することを特徴とする超音波探触子。
  10. 請求項9に記載の超音波探触子と、
    前記測定対象物の形状を表示するための表示部と、を有する超音波診断装置。
  11. 順次積層された、基板と、第1の電極と、圧電体と、第2の電極と、
    前記第1電極を挟んで前記圧電体と反対側の前記基板に形成された空隙部と、
    を備える電気機械変換素子の製造方法であって、
    前記基板に第1電極を形成する第1電極形成ステップと、
    前記第1電極の上にインクジェット方式によって前記圧電体を塗布する圧電体形成ステップと、
    前記圧電体の上面の一部に第2電極を形成する第2電極形成ステップと、
    前記基板に空隙部を形成する空隙形成ステップと、
    を有し、
    前記積層方向からみた前記空隙部の幅:Cwと前記圧電体の幅:Pwとが、条件式(1):0.65≦Pw/Cw≦0.95を満足する
    ことを特徴とする電気機械変換素子の製造方法。
JP2021040482A 2020-03-23 2021-03-12 電気機械変換素子、超音波トランスデューサー、超音波探触子、超音波診断装置及び電気機械変換素子の製造方法 Pending JP2021153293A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US17/204,296 US20210291231A1 (en) 2020-03-23 2021-03-17 Electromechanical transducer element, ultrasonic transducer, ultrasonic probe, ultrasonic diagnostic apparatus, and method for manufacturing electromechanical transducer element

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020051413 2020-03-23
JP2020051413 2020-03-23

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021153293A true JP2021153293A (ja) 2021-09-30

Family

ID=77886769

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021040482A Pending JP2021153293A (ja) 2020-03-23 2021-03-12 電気機械変換素子、超音波トランスデューサー、超音波探触子、超音波診断装置及び電気機械変換素子の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021153293A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10864553B2 (en) Piezoelectric transducers and methods of making and using the same
JP6360487B2 (ja) 複数の高調波モードを有するマイクロ機械加工超音波変換器アレイ
JP4804961B2 (ja) 超音波振動子及びそれを搭載した体腔内超音波診断装置
JP6065421B2 (ja) 超音波プローブおよび超音波検査装置
JP4624763B2 (ja) 静電容量型超音波振動子、及びその製造方法
JP5935870B2 (ja) 圧電デバイス、超音波探触子、液滴吐出装置および圧電デバイスの製造方法
JP5178791B2 (ja) 静電容量型超音波振動子
JP5153972B2 (ja) 超音波振動子および超音波診断装置
WO2008044727A1 (en) Ultrasonic transducer and ultrasonic diagnostic apparatus
JP2013123150A (ja) 圧電デバイスおよび超音波探触子
JP6763731B2 (ja) 超音波トランスデューサ、その製造方法および超音波撮像装置
Dausch et al. 5I-4 Piezoelectric micromachined ultrasound transducer (pMUT) arrays for 3D imaging probes
US20210291231A1 (en) Electromechanical transducer element, ultrasonic transducer, ultrasonic probe, ultrasonic diagnostic apparatus, and method for manufacturing electromechanical transducer element
JP2013146478A (ja) 超音波探触子および超音波診断装置
Joshi et al. Fabrication of High-Frequency 2D Flexible pMUT Array
JP2021153293A (ja) 電気機械変換素子、超音波トランスデューサー、超音波探触子、超音波診断装置及び電気機械変換素子の製造方法
JP2013098724A (ja) 圧電デバイスおよび超音波探触子並びに圧電デバイスの製造方法
JP6752727B2 (ja) 超音波トランスデューサおよび超音波撮像装置
JP5682762B2 (ja) 圧電デバイスおよび超音波探触子
US11376628B2 (en) Capacitive device and piezoelectric device
JP2007288396A (ja) 超音波用探触子
US20200130012A1 (en) Broadband ultrasound transducers and related methods
JP2005110116A (ja) 超音波トランスデューサアレイ及びその製造方法
JP2022147305A (ja) 電気機械変換素子、超音波トランスデューサ、超音波探触子、超音波診断装置
JP7312274B2 (ja) 超音波デバイス及び超音波診断装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240119