JP2021149418A - 通勤管理システム、端末装置、サーバ装置、通勤管理方法、およびプログラム - Google Patents

通勤管理システム、端末装置、サーバ装置、通勤管理方法、およびプログラム Download PDF

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宏恭 別所
浩司 大坪
Koji Otsubo
浩司 大坪
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Shinji Yamamoto
信嗣 山本
康男 服部
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康男 服部
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Abstract

【課題】ユーザーの通勤を管理できる通勤管理システム、端末装置、通勤管理方法、およびプログラムを提供すること。【解決手段】端末装置は、出勤予定時刻を受け付ける受付部と、出勤予定時刻を受け付けた時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定する判定部と、所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であると判定した場合に、出勤予定時刻を示す情報とユーザーIDとを含む出勤予定時刻通知を作成する作成部と、出勤予定時刻通知を、サーバ装置へ送信する送信部とを備える。サーバ装置は、端末装置が送信した出勤予定時刻通知を受信する受信部と、出勤予定時刻通知に含まれる出勤予定時刻を示す前記情報とユーザーIDとに基づいて、ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理する管理部とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、通勤管理システム、端末装置、サーバ装置、通勤管理方法、およびプログラムに関する。
従業員は、パーソナルコンピュータ、PDAなどの端末装置を携帯し、業務のスケジュール管理などに使用している。例えば、営業担当者は、顧客開拓などのために、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Data Assistance)などの端末装置を携帯して、顧客を訪問したり、顧客に電話をしたりして、営業活動を行う。営業担当者は、顧客を訪問する際に、訪問先を確認するために、携帯している端末装置に、マップ(地図)を表示し、表示したマップに、訪問先の場所を示す情報であるマーカー情報を表示する。
従業員のスケジュール管理に関して、出勤要請を受けた要員が勤務に向かったか否かを自動的に確認する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術は、所定の勤務が予定された勤務予定要員が保持する、第1の位置情報取得手段を有する第1の携帯端末と、勤務予定要員の所定の勤務を管理するサーバ装置と、を備える。上記サーバ装置は、第1の携帯端末に出勤要請を送信し、その出勤要請の送信後に第1の携帯端末の第1の位置情報取得手段が検出した第1の携帯端末の位置情報を取得し、取得した第1の携帯端末の位置情報により勤務予定要員が所定の勤務に向かっているか否かを判定する。
特開2014−92839号公報
前述した技術では、サーバ装置は、第1の携帯端末に出勤要請を送信した後に、第1の携帯端末の位置情報により勤務予定要員が所定の勤務に向かっているか否かを判定する。このため、勤務予定要員へ出勤要請を送信するタイミングによっては、勤務予定要員が所定の勤務に向かっているか否かを判定することが無駄になるおそれがある。
勤務予定要員へ出勤要請を送信するタイミングが早すぎた場合には、勤務予定要員が、家を出るまで、ある範囲内にとどまることになる。このため、第1の端末装置の位置情報により勤務予定要員が勤務に向かっているか否かを判定した結果、向かっていないと誤判定されるおそれがある。
勤務予定要員へ出勤要請を送信するタイミングが遅すぎた場合には、勤務予定要員が出勤要請を受信したタイミングでは、出勤に間に合わないおそれがある。
以上は、勤務予定要員毎に、出勤要請を送信するタイミングを設定することで改善されるが、勤務予定要員毎に出勤要請を送信することは面倒である。
本発明は前記の点に鑑みてなされたものであり、ユーザーの通勤を管理できる通勤管理システム、端末装置、サーバ装置、通勤管理方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
(1)本発明の一態様は、一又は複数の端末装置と、一又は複数の前記端末装置と通信を行うサーバ装置とを備える通勤管理システムであって、一又は複数の前記端末装置の各々は、出勤予定時刻を受け付ける受付部と、前記出勤予定時刻を受け付けた時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定する判定部と、前記判定部が、前記所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であると判定した場合に、前記出勤予定時刻を示す情報と、ユーザーIDとを含む出勤予定時刻通知を作成する作成部と、前記出勤予定時刻通知を、前記サーバ装置へ送信する送信部とを備え、前記サーバ装置は、一又は複数の前記端末装置の各々が送信した前記出勤予定時刻通知を受信する受信部と、前記受信部が受信した前記出勤予定時刻通知に含まれる前記出勤予定時刻を示す前記情報と、前記ユーザーIDとに基づいて、前記ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理する管理部とを備える、通勤管理システムである。
(2)本発明の一態様は、一又は複数の端末装置と、一又は複数の前記端末装置と通信を行うサーバ装置とを備える通勤管理システムであって、一又は複数の前記端末装置の各々は、出勤予定時刻を受け付ける受付部と、前記出勤予定時刻を示す情報と、前記出勤予定時刻を受け付けた時刻を示す情報と、ユーザーIDとを含む出勤予定時刻通知を作成する作成部と、前記出勤予定時刻通知を、前記サーバ装置へ送信する送信部とを備え、前記サーバ装置は、一又は複数の前記端末装置の各々が送信した前記出勤予定時刻通知を受信する受信部と、前記受信部が受信した前記出勤予定時刻通知に含まれる前記出勤予定時刻を示す前記情報と、前記出勤予定時刻を受け付けた時刻を示す前記情報とに基づいて、前記出勤予定時刻を受け付けた前記時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定する判定部と、前記判定部が、前記所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であると判定した場合に、前記出勤予定時刻を示す前記情報と、前記ユーザーIDとに基づいて、前記ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理する管理部とを備える、通勤管理システムである。
(3)本発明の一態様は、上記(2)に記載の通勤管理システムにおいて、前記受付部は、出勤予定時刻を示す情報を取得した時刻から前記出勤時刻までの時間が、通勤予定時間閾値以下である場合に、取得した前記出勤予定時刻を受け付ける。
(4)本発明の一態様は、上記(1)から上記(3)のいずれか一項に記載の通勤管理システムにおいて、一又は複数の前記端末装置の各々は、位置情報を取得する測位部を備え、前記作成部は、前記測位部が取得した前記位置情報と、前記ユーザーIDとを含む位置情報通知を作成し、前記送信部は、前記位置情報通知を、前記サーバ装置へ送信し、前記受信部は、一又は複数の前記端末装置の各々が送信した前記位置情報通知を受信し、前記管理部は、前記受信部が受信した前記位置情報通知に含まれる前記位置情報と、前記ユーザーIDとに基づいて、前記ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理する。
(5)本発明の一態様は、上記(4)に記載の通勤管理システムにおいて、前記管理部は、前記位置情報の遷移に基づいて、前記ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理する。
(6)本発明の一態様は、上記(4)又は上記(5)に記載の通勤管理システムにおいて、前記管理部は、前記ユーザーIDに該当するユーザーの出勤予定先を示す情報と、前記位置情報とに基づいて、前記ユーザーの通勤を管理する。
(7)本発明の一態様は、上記(1)から上記(6)のいずれか一項に記載の通勤管理システムにおいて、前記管理部は、前記出勤予定時刻を示す前記情報と、現在の時刻とに基づいて、前記ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理する。
(8)本発明の一態様は、上記(1)から上記(7)のいずれか一項に記載の通勤管理システムにおいて、前記出勤予定時刻が、出勤時刻以前でない場合に、ユーザーが出勤時刻に間に合わないことを通知する出力部を備える。
(9)本発明の一態様は、上記(4)に記載の通勤管理システムにおいて、前記管理部は、前記位置情報と、前記位置情報を受信した時刻とに基づいて、前記ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理する。
(10)本発明の一態様は、上記(9)に記載の通勤管理システムにおいて、出勤予定先までの距離を導出するとともに、前記位置情報を受信した時刻から前記出勤時刻までの時間である所要予定時間を導出し、導出した前記距離と前記所要予定時間とに基づいて、前記ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理する。
(11)本発明の一態様は、出勤予定時刻を受け付ける受付部と、前記出勤予定時刻を受け付けた時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定する判定部と、前記判定部が、前記所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であると判定した場合に、前記出勤予定時刻を示す情報と、ユーザーIDとを含む出勤予定時刻通知を作成する作成部と、前記出勤予定時刻通知を、サーバ装置へ送信する送信部とを備える、端末装置である。
(12)本発明の一態様は、一又は複数の端末装置の各々が送信した出勤予定時刻通知を受信する受信部と、前記受信部が受信した前記出勤予定時刻通知に含まれる出勤予定時刻を示す情報と、前記出勤予定時刻を受け付けた時刻を示す情報とに基づいて、前記出勤予定時刻を受け付けた前記時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定する判定部と、前記判定部が、前記所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であると判定した場合に、前記出勤予定時刻を示す前記情報と、前記出勤予定時刻通知に含まれるユーザーIDとに基づいて、前記ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理する管理部とを備える、サーバ装置である。
(13)本発明の一態様は、一又は複数の端末装置と、一又は複数の前記端末装置と通信を行うサーバ装置とを備える通勤管理システムによって実行される通勤管理方法であって、一又は複数の前記端末装置の各々が、出勤予定時刻を受け付けるステップと、一又は複数の前記端末装置の各々が、前記出勤予定時刻を受け付けた時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定するステップと、一又は複数の前記端末装置の各々が、前記所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であると判定した場合に、前記出勤予定時刻を示す情報と、ユーザーIDとを含む出勤予定時刻通知を作成するステップと、一又は複数の前記端末装置の各々が、前記出勤予定時刻通知を、前記サーバ装置へ送信するステップと、前記サーバ装置が、一又は複数の前記端末装置の各々が送信した前記出勤予定時刻通知を受信するステップと、前記サーバ装置が、受信した前記出勤予定時刻通知に含まれる前記出勤予定時刻を示す前記情報と、前記ユーザーIDとに基づいて、前記ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理するステップとを有する、通勤管理方法である。
(14)本発明の一態様は、一又は複数の端末装置と、一又は複数の前記端末装置と通信を行うサーバ装置とを備える通勤管理システムによって実行される通勤管理方法であって、一又は複数の前記端末装置の各々が、出勤予定時刻を受け付けるステップと、一又は複数の前記端末装置の各々が、前記出勤予定時刻を示す情報と、前記出勤予定時刻を受け付けた時刻を示す情報と、ユーザーIDとを含む出勤予定時刻通知を作成するステップと、一又は複数の前記端末装置の各々が、前記出勤予定時刻通知を、前記サーバ装置へ送信するステップと、前記サーバ装置が、一又は複数の前記端末装置の各々が送信した前記出勤予定時刻通知を受信するステップと、前記サーバ装置が、受信した前記出勤予定時刻通知に含まれる前記出勤予定時刻を示す前記情報と、前記出勤予定時刻を受け付けた時刻を示す前記情報とに基づいて、前記出勤予定時刻を受け付けた前記時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定するステップと、前記サーバ装置が、前記所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であると判定した場合に、前記出勤予定時刻を示す前記情報と、前記ユーザーIDとに基づいて、前記ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理するステップとを有する、通勤管理方法である。
(15)本発明の一態様は、コンピュータに、出勤予定時刻を受け付けるステップと、前記出勤予定時刻を受け付けた時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定するステップと、前記所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であると判定した場合に、前記出勤予定時刻を示す情報と、ユーザーIDとを含む出勤予定時刻通知を作成するステップと、前記出勤予定時刻通知を、サーバ装置へ送信するステップとを実行させる、プログラムである。
(16)本発明の一態様は、コンピュータに、出勤予定時刻を示す情報を取得した時刻から出勤時刻までの時間が、通勤予定時間閾値以下である場合に、取得した前記出勤予定時刻を受け付けるステップと、前記出勤予定時刻を示す情報と、前記出勤予定時刻を受け付けた時刻を示す情報と、ユーザーIDとを含む出勤予定時刻通知を作成するステップと、前記出勤予定時刻通知を、サーバ装置へ送信するステップとを実行させる、プログラムである。
(17)本発明の一態様は、上記(15)又は上記(16)に記載のプログラムにおいて、コンピュータに、位置情報を取得するステップと、取得する前記ステップで取得した前記位置情報と、前記ユーザーIDとを含む位置情報通知を作成するステップと、前記位置情報通知を、前記サーバ装置へ送信するステップとを更に実行させる。
(18)本発明の一態様は、コンピュータに、一又は複数の端末装置の各々が送信した出勤予定時刻通知を受信するステップと、受信した前記出勤予定時刻通知に含まれる出勤予定時刻を示す情報と、前記出勤予定時刻を受け付けた時刻を示す前記情報とに基づいて、前記出勤予定時刻を受け付けた前記時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定するステップと、前記所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であると判定した場合に、前記出勤予定時刻を示す前記情報と、前記出勤予定時刻通知に含まれるユーザーIDとに基づいて、前記ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理するステップとを実行させる、プログラムである。
(19)本発明の一態様は、上記(18)に記載のプログラムにおいて、コンピュータに、前記出勤予定時刻を示す前記情報と、現在の時刻とに基づいて、前記ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理するステップをさらに実行させる。
(20)本発明の一態様は、上記(18)に記載のプログラムにおいて、コンピュータに、一又は複数の前記端末装置の各々が送信した位置情報通知を受信するステップと、前記位置情報通知に含まれる位置情報と、前記ユーザーIDと、前記位置情報通知を受信した時刻とに基づいて、前記ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理するステップとを更に実行させる。
本発明の実施形態によれば、ユーザーの通勤を管理できる通勤管理システム、端末装置、サーバ装置、通勤管理方法、およびプログラムを提供することができる。
実施形態に係る通勤管理システムの一例を示す図である。 実施形態に係る通勤管理システムを構成する端末装置、通勤管理サーバの一例を示す図である。 通勤管理テーブルの一例を示す図である。 実施形態に係る通勤管理システムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。 実施形態の変形例1に係る通勤管理システムを構成する端末装置、通勤管理サーバの一例を示す図である。 実施形態の変形例1に係る通勤管理システムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。 実施形態の変形例2に係る通勤管理システムを構成する端末装置、通勤管理サーバの一例を示す図である。 通勤管理テーブルの一例を示す図である。 実施形態の変形例2に係る通勤管理システムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。 実施形態の変形例3に係る通勤管理システムを構成する端末装置、通勤管理サーバの一例を示す図である。 実施形態の変形例4に係る通勤管理システムを構成する端末装置、通勤管理サーバの一例を示す図である。 実施形態の変形例4に係る通勤管理システムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。 実施形態の変形例5に係る通勤管理システムを構成する端末装置、通勤管理サーバの一例を示す図である。 実施形態の変形例6に係る通勤管理システムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。
次に、本実施形態に係る通勤管理システム、端末装置、サーバ装置、通勤管理方法、およびプログラムを、図面を参照しつつ説明する。以下で説明する実施形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施形態は、以下の実施形態に限られない。
なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
また、本願でいう「XXに基づいて」とは、「少なくともXXに基づく」ことを意味し、XXに加えて別の要素に基づく場合も含む。また、「XXに基づいて」とは、XXを直接に用いる場合に限定されず、XXに対して演算や加工が行われたものに基づく場合も含む。「XX」は、任意の要素(例えば、任意の情報)である。
(実施形態)
(通勤管理システム)
図1は、実施形態に係る通勤管理システムの一例を示す図である。通勤管理システム1は、端末装置100−1、端末装置100−2、・・・、端末装置100−N(Nは、N>0の整数)と、通勤管理サーバ300とを備える。端末装置100−1、端末装置100−2、・・・、端末装置100−Nは、基地局装置200を経由して、ネットワーク50を介して、通勤管理サーバ300と接続される。ネットワーク50は、無線または有線による通信網である。このネットワーク50には、インターネットやイントラネットなどが含まれる。具体的には、ネットワーク50は、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)などによって構成される情報通信ネットワークである。このWANには、例えば、携帯電話網、PHS(Personal Handy-phone System)網、PSTN(Public Switched Telephone Network;公衆交換電話網)、専用通信回線網、およびVPN(Virtual Private Network)などが含まれる。
端末装置100−1、端末装置100−2、・・・、端末装置100−Nの各々は、営業担当者などの従業員(以下「ユーザー」という)が、携帯している携帯機器であり、例えば、携帯機器は、パーソナルコンピュータ、携帯電話、タブレット、スマートフォン、PHS(Personal Handy-phone System)またはPDA(Personal Digital Assistant)などが含まれる。以下、端末装置100−1、端末装置100−2、・・・、端末装置100−Nのうち、任意の端末装置を、端末装置100と記載する。
端末装置100は、複数のユーザーがそれぞれ携帯する。ここでは、N人のユーザーが存在する場合に、それぞれのユーザーが端末装置100を一台携帯する場合を一例にして説明する。この場合には、第1ユーザーは端末装置100−1を携帯し、第2ユーザーは端末装置100−2を携帯し、・・・、第Nユーザーは端末装置100−Nを携帯する。ユーザーには、企業における従業員などが含まれる。従業員には、得意先回りの営業部員などが含まれる。
端末装置100には、通勤管理アプリがインストールされている。端末装置100のユーザーは、通勤管理アプリを起動する操作を行う。端末装置100は、通勤管理アプリを起動し、通勤管理画面を表示する。通勤管理画面には、通勤管理開始ボタンが表示される。ユーザーは、通勤管理を開始するときに、通勤管理開始ボタンを押す。通勤管理開始ボタンが、ユーザーによって押されることによって、端末装置100は、ユーザーの通勤管理を開始する。
また、通勤管理画面には、取消ボタンが表示される。ユーザーは、通勤管理の取り消しを行うときに、取消ボタンを押す。取消ボタンが、ユーザーによって押されることによって、端末装置100は、ユーザーの通勤管理を取り消す。ここで、通勤とは、家から会社などの出勤先(出勤予定先)へ移動することである。例えば、通勤とは、いわゆる営業部員であれば家から営業先の企業などを訪れることであり、事務機器の修繕を行うメンテナンス要員であれば家からメンテナンス契約先の企業などを訪れることをいう。
端末装置100を携帯するユーザーが、端末装置100に対して、出勤先へ到着する予定の時刻を入力する操作を行う。この操作によって、端末装置100は、出勤先へ到着する予定の時刻を示す情報である出勤予定時刻を受け付ける。端末装置100は、出勤予定時刻を受け付けた時刻情報を取得し、取得した出勤予定時刻を受け付けた時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間を導出する。ここで、端末装置100は、出勤時刻を示す情報を記憶している。例えば、端末装置100は、出勤先を示す情報を、スケジューラーから取得してもよい。
端末装置100は、導出した所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定する。ここで、通勤予定時間閾値は、ユーザーが起きてから家を出るまでに要する時間である準備時間と、家から出勤先へ通勤するのに要する時間である移動時間とを合わせた(合計した)時間より長い時間に、予め設定される。端末装置100は、導出した所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下である場合に、通勤管理サーバ300へ、出勤予定時刻を通知するために、出勤予定時刻を示す情報と、ユーザーIDとを含み、通勤管理サーバ300を宛先とする出勤予定時刻通知を作成する。端末装置100は、作成した出勤予定時刻通知を、通勤管理サーバ300へ送信する。
通勤管理サーバ300は、端末装置100が送信した出勤予定時刻通知を受信し、受信した出勤予定時刻通知に含まれるユーザーIDと、出勤予定時刻を示す情報とを取得する。通勤管理サーバ300は、取得したユーザーIDと、出勤予定時刻を示す情報とを関連付けて、通勤管理テーブルに記憶する。ここで、通勤管理テーブルは、一又は複数のユーザーの各々の通勤状況を管理するためのテーブル形式の情報である。通勤管理サーバ300は、通勤管理テーブルに基づいて、ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理する。
(通勤管理システムの構成)
図2は、実施形態に係る通勤管理システムを構成する端末装置、通勤管理サーバの一例を示す図である。以下、端末装置100、通勤管理サーバ300について順次説明する。
(端末装置)
端末装置100は、通信部110と、記憶部120と、情報処理部130と、操作部140と、出力部160と、前記各構成要素を図2に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバスなどのバスライン170とを備える。
通信部110は、通信モジュールによって実現される。通信部110は、ネットワーク50を経由して、通勤管理サーバ300などの他の装置と通信を行う。具体的には、通信部110は、通勤管理サーバ300へ、情報処理部130が出力した出勤予定時刻通知を送信する。また、通信部110は、通勤管理サーバ300が送信した出勤予定時刻応答を受信し、受信した出勤予定時刻応答を、情報処理部130へ出力する。また、通信部110は、通勤管理サーバ300が送信した出勤要求を受信し、受信した出勤要求を、情報処理部130へ出力する。
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、またはこれらのうち複数が組み合わされたハイブリッド型記憶装置などにより実現される。記憶部120には、情報処理部130により実行されるプログラム122と、通勤管理アプリ124とが記憶される。
プログラム122は、例えばオペレーティングシステムであり、ユーザーやアプリケーションプログラムとハードウェアの中間に位置し、ユーザーやアプリケーションプログラムに対して標準的なインターフェースを提供すると同時に、ハードウェアなどの各リソースに対して効率的な管理を行う。
通勤管理アプリ124は、操作部140に対してユーザーが通勤管理アプリ124を起動する操作を行った場合に、端末装置100に、通勤管理アプリ124を起動させ、通勤管理画面を表示させるモジュールを含む。
通勤管理アプリ124は、操作部140に対してユーザーが、出勤先へ到着する予定の時刻を入力する操作を行った場合に、端末装置100に、出勤予定時刻を受け付けさせるモジュールを含む。通勤管理アプリ124は、端末装置100に、出勤予定時刻を受け付けた時刻情報を取得させるモジュールを含む。
通勤管理アプリ124は、端末装置100に、出勤予定時刻を受け付けた時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間を導出させ、導出させた所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定させるモジュールを含む。通勤管理アプリ124は、端末装置100に、所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下である場合に、出勤予定時刻を示す情報と、ユーザーIDとを含み、通勤管理サーバ300を宛先とする出勤予定時刻通知を作成させ、作成させた出勤予定時刻通知を、通勤管理サーバ300へ送信させるモジュールを含む。
通勤管理アプリ124は、端末装置100に、出勤予定時刻通知に対して、通勤管理サーバ300が送信した出勤予定時刻応答を受信させるモジュールを含む。通勤管理アプリ124は、端末装置100に、通勤管理サーバ300が送信した出勤要求を受信させ、受信させた出勤要求に含まれる出勤を要求することを示す情報を取得させ、取得させた出勤を要求することを示す情報に基づいて、ユーザーに出勤することを通知させるモジュールを含む。
情報処理部130の全部または一部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサが記憶部120に格納されたプログラム122と、通勤管理アプリ124とを実行することにより実現される機能部(以下、ソフトウェア機能部と称する)である。なお、情報処理部130の全部または一部は、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはFPGA(Field-Programmable Gate Array)などのハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウェア機能部とハードウェアとの組み合わせによって実現されてもよい。情報処理部130は、例えば、受付部131と、判定部132と、作成部133と、出力制御部134として機能する。
情報処理部130は、通勤管理アプリ124を起動する。通勤管理アプリ124が起動すると、出力部160には、通勤管理画面が表示される。ユーザーは、通勤管理画面に表示された通勤管理開始ボタンを押す。ユーザーが、通勤管理開始ボタンを押すことによって、受付部131と、判定部132と、作成部133と、出力制御部134とが機能することによって、ユーザーの通勤管理が開始される。
受付部131は、操作部140に対して、出勤先へ到着する予定の時刻を入力する操作が行われた場合に、操作部140が出力した出勤先へ到着する予定の時刻を示す情報である出勤予定時刻を示す情報を受け付ける。受付部131は、出勤予定時刻を示す情報を受け付けた時刻情報を取得する。受付部131は、受け付けた出勤予定時刻を示す情報と、その出勤予定時刻を受け付けた時刻情報とを、判定部132へ出力する。
また、受付部131は、通信部110が出力した出勤予定時刻応答を受け付ける。受付部131は、受け付けた出勤予定時刻応答を、出力制御部134へ出力する。また、受付部131は、通信部110が出力した出勤要求を受け付ける。受付部131は、受け付けた出勤要求を、出力制御部134へ出力する。
判定部132は、受付部131が出力した出勤予定時刻を示す情報と、その出勤予定時刻を受け付けた時刻情報とを取得する。判定部132は、出勤予定時刻を受け付けた時刻情報に基づいて、出勤予定時刻を受け付けた時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間を導出する。判定部132は、導出した所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定する。判定部132は、判定結果を、作成部133へ出力する。
作成部133は、判定部132が出力した判定結果を取得する。作成部133は、判定結果が、所要予定時間が通勤予定時間閾値以下である場合に、出勤予定時刻を示す情報と、ユーザーIDとを含み、通勤管理サーバ300を宛先とする出勤予定時刻通知を作成する。作成部133は、作成した出勤予定時刻通知を、通信部110へ出力する。
作成部133は、判定結果が、所要予定時間が、通勤予定時間閾値より大きい場合に、出勤予定時刻通知を作成できないことを示す情報を作成する。作成部133は、作成した出勤予定時刻通知を作成できないことを示す情報を、出力制御部134へ出力する。
出力制御部134は、受付部131が出力した出勤予定時刻応答を取得する。出力制御部134は、取得した出勤予定時刻応答に含まれる出勤予定時刻応答が通勤管理サーバ300で受信されたことを示す情報を取得する。出力制御部134は、取得した出勤予定時刻応答が通勤管理サーバ300で受信されたことを示す情報を、出力部160へ出力する。
出力制御部134は、受付部131が出力した出勤要求を取得する。出力制御部134は、取得した出勤要求に含まれる出勤を要求することを示す情報を取得する。出力制御部134は、取得した出勤を要求することを示す情報を、出力部160へ出力する。出力制御部134は、作成部133が出力した出勤予定時刻通知を作成できないことを示す情報を取得する。出力制御部134は、取得した出勤予定時刻通知を作成できないことを示す情報を、出力部160へ出力する。
操作部140は、例えば、タッチパネルなどによって構成され、出力部160に表示される画面に対するタッチ操作を検出し、タッチ操作の検出結果を、情報処理部130へ出力する。タッチ操作には、通勤管理アプリを起動する操作や、通勤管理開始ボタンを押す操作や、通勤管理画面で、出勤先へ到着する予定の時刻を入力する操作や、取消ボタンを押す操作などが含まれる。
出力部160は、タッチパネル、スピーカなどの出力装置によって構成される。出力部160は、出力制御部134が出力した出勤予定時刻応答が通勤管理サーバ300で受信されたことを示す情報を取得する。出力部160は、取得した出勤予定時刻応答が通勤管理サーバ300で受信されたことを示す情報を、画像と音声とのいずれか一方又は両方によって出力する。これにより、出勤予定時刻通知が、通勤管理サーバ300で受け付けられたことを、ユーザーに知らせることができる。
出力部160は、出力制御部134が出力した出勤を要求することを示す情報を取得する。出力部160は、取得した出勤を要求することを示す情報を、画像と音声とのいずれか一方又は両方によって出力する。これにより、ユーザーに出勤を促すことができる。出力部160は、出力制御部134が出力した出勤予定時刻通知を作成できないことを示す情報を取得する。出力部160は、取得した出勤予定時刻通知を作成できないことを示す情報を、画像と音声とのいずれか一方又は両方によって出力する。これにより、ユーザーに、出勤予定時刻の再入力が必要であることを知らせることができる。例えば、ユーザーは、入力した出勤予定時刻よりも遅い出勤予定時刻を入力できる。
(通勤管理サーバ)
通勤管理サーバ300は、通信部310と、記憶部320と、情報処理部330と、前記各構成要素を図2に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバスなどのバスライン370とを備える。
通信部310は、通信モジュールによって実現される。通信部310は、ネットワーク50を経由して、端末装置100などの他の装置と通信を行う。通信部310は、端末装置100が送信した出勤予定時刻通知を受信し、受信した出勤予定時刻通知を、情報処理部330へ出力する。また、通信部310は、情報処理部330が出力した出勤予定時刻応答を、端末装置100へ送信する。通信部310は、情報処理部330が出力した出勤要求を、端末装置100へ送信する。
記憶部320は、例えば、RAM、ROM、HDD、フラッシュメモリ、またはこれらのうち複数が組み合わされたハイブリッド型記憶装置などにより実現される。記憶部320には、情報処理部330により実行されるプログラム322と、通勤管理アプリ324とが記憶される。また、記憶部320には、通勤管理テーブル326が記憶される。
プログラム322は、例えばオペレーティングシステムであり、ユーザーやアプリケーションプログラムとハードウェアの中間に位置し、ユーザーやアプリケーションプログラムに対して標準的なインターフェースを提供すると同時に、ハードウェアなどの各リソースに対して効率的な管理を行う。
通勤管理アプリ324は、通勤管理サーバ300に、端末装置100が送信した出勤予定時刻通知を受信させるモジュールを含む。通勤管理アプリ324は、通勤管理サーバ300に、受信させた出勤予定時刻通知に含まれるユーザーIDと、出勤予定時刻を示す情報とを、通勤管理テーブル326に記憶させるモジュールを含む。通勤管理アプリ324は、通勤管理サーバ300に、通勤管理テーブル326に記憶された情報に基づいて、ユーザーIDに該当するユーザーの出勤を管理するモジュールを含む。
図3は、通勤管理テーブルの一例を示す図である。
通勤管理テーブル326は、一又は複数のユーザーの各々について、ユーザーIDと、連絡先と、出勤要求時刻と、出勤予定時刻と、出勤確定時刻とを関連付けた情報である通勤管理情報を一又は複数含んで構成されるテーブル形式の情報である。
ユーザーIDは、ユーザーの識別情報である。連絡先は、ユーザーの連絡先である。連絡先の一例は、電話番号、電子メールアドレスである。以下、連絡先として、電子メールアドレスを適用した場合について説明を続ける。出勤要求時刻は、出勤予約を事前に行うタイムリミットであり、出勤要求時刻までに出勤予約が行われない場合に出勤要求が送信される。出勤予定時刻は、ユーザーが出勤する予定の時刻である。出勤確定時刻は、ユーザーが実際に出勤した時刻である。ユーザーIDと、連絡先と、出勤要求時刻と、出勤予定時刻と、出勤確定時刻とのうち、ユーザーIDと、連絡先と、出勤要求時刻とは予め設定されていてもよい。図3に示される例では、通勤管理テーブル326には、ユーザーIDが「0001」と、「0002」と、「0003」と、「0004」との各々である4つの通勤管理情報が含まれることが示されている。具体的には、ユーザーID「0001」については、連絡先「***−****−****」と、出勤要求時刻「**:**」と、出勤予定時刻「__:__」と、出勤確定時刻「__:__」とが関連付けられている。図2に戻り説明を続ける。
情報処理部330の全部または一部は、例えば、CPUなどのプロセッサが記憶部320に格納されたプログラム322と、通勤管理アプリ324とを実行することにより実現されるソフトウェア機能部である。なお、情報処理部330の全部または一部は、LSI、ASIC、またはFPGAなどのハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウェア機能部とハードウェアとの組み合わせによって実現されてもよい。情報処理部330は、例えば、受付部331と、管理部335と、作成部333として機能する。
受付部331は、通信部310が出力した出勤予定時刻通知を受け付ける。受付部331は、受け付けた出勤予定時刻通知を、管理部335へ出力する。
管理部335は、受付部331が出力した出勤予定時刻通知を取得する。管理部335は、取得した出勤予定時刻通知に含まれるユーザーIDと、出勤予定時刻を示す情報とを取得する。管理部335は、記憶部320に記憶されている通勤管理テーブル326において、取得したユーザーIDを含む通勤管理情報に、取得した出勤予定時刻を示す情報を登録する。管理部335は、出勤予定時刻応答を作成する指示を、作成部333へ出力する。
管理部335は、記憶部320に記憶されている通勤管理テーブル326に含まれる通勤管理情報に基づいて、ユーザーの出勤を管理する。具体的には、管理部335は、通勤管理テーブル326において、出勤予定時刻通知に含まれるユーザーIDを含む通勤管理情報に、取得した出勤予定時刻を示す情報を登録した後に、そのユーザーIDに該当するユーザーが出勤した場合には、そのユーザーが出勤した時刻を、出勤確定時刻に登録する。これによって、管理部335は、そのユーザーの通勤管理を終了する。管理部335は、出勤要求時刻となっても、出勤予定時刻が登録されていない場合には、該当するユーザーIDを含む出勤要求を作成することを示す情報を、作成部333へ出力する。
作成部333は、管理部335が出力した出勤予定時刻応答を作成する指示を取得した場合に、出勤予定時刻通知を受信したことを示す情報を含み、出勤予定時刻通知を送信した端末装置100を宛先とする出勤予定時刻応答を作成する。作成部333は、作成した出勤予定時刻応答を、通信部310へ出力する。
作成部333は、管理部335が出力した出勤要求を作成することを示す情報を取得した場合に、取得した出勤要求を作成することを示す情報に含まれるユーザーIDを取得する。作成部333は、通勤管理テーブル326から、ユーザーIDに関連付けて記憶されている連絡先を示す情報を取得する。作成部333は、出勤を要求することを示す情報を含み、取得した連絡先を宛先とする出勤要求を作成する。作成部333は、作成した出勤要求を送信する。
(実施形態に係る通勤管理システムの動作の一例)
図4は、実施形態に係る通勤管理システムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。
(ステップS1)
端末装置100において、ユーザーによって、操作部140に対して、出勤予定時刻を入力する操作が行われる。操作部140は、出勤予定時刻を入力する操作を検出し、検出した出勤予定時刻を入力する操作に基づいて、出勤予定時刻を示す情報を作成する。操作部140は、作成した出勤予定時刻を示す情報を、受付部131に出力する。受付部131は、操作部140が出力した出勤予定時刻を示す情報を受け付ける。
(ステップS2)
端末装置100において、受付部131は、出勤予定時刻を受け付けた時刻情報を取得する。
(ステップS3)
端末装置100において、受付部131は、受け付けた出勤予定時刻を示す情報と、その出勤予定時刻を受け付けた時刻情報とを、判定部132へ出力する。判定部132は、受付部131が出力した出勤予定時刻を示す情報と、その出勤予定時刻を受け付けた時刻情報とを取得する。判定部132は、出勤予定時刻を受け付けた時刻情報に基づいて、出勤予定時刻を受け付けた時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間を導出する。
(ステップS4)
端末装置100において、判定部132は、導出した所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定する。
(ステップS5)
端末装置100において、判定部132は、判定結果を、作成部133へ出力する。作成部133は、判定結果が、所要予定時間が、通勤予定時間閾値より長い場合に、出勤予定時刻通知を作成できないことを示す情報を作成する。作成部133は、出勤予定時刻通知を作成できないことを示す情報を、出力制御部134へ出力する。
出力制御部134は、作成部133が出力した出勤予定時刻通知を作成できないことを示す情報を取得する。出力制御部134は、取得した出勤予定時刻通知を作成できないことを示す情報を、出力部160に出力する。出力部160は、出力制御部134が出力した出勤予定時刻通知を作成できないことを示す情報を取得する。出力部160は、取得した出勤予定時刻通知を作成できないことを示す情報を、画像と音声とのいずれか一方又は両方によって出力する。
(ステップS6)
端末装置100において、判定部132は、判定結果を、作成部133へ出力する。作成部133は、判定部132が出力した判定結果を取得する。作成部133は、判定結果が、所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下である場合に、出勤予定時刻を示す情報と、ユーザーIDとを含み、通勤管理サーバ300を宛先とする出勤予定時刻通知を作成する。
(ステップS7)
端末装置100において、作成部133は、作成した出勤予定時刻通知を、通信部110へ出力する。通信部110は、作成部133が出力した出勤予定時刻通知を取得する。通信部110は、取得した出勤予定時刻通知を、通勤管理サーバ300へ、送信する。
(ステップS8)
通勤管理サーバ300において、通信部310は、端末装置100が送信した出勤予定時刻通知を受信する。通信部310は、受信した出勤予定時刻通知を、受付部331へ出力する。受付部331は、通信部310が出力した出勤予定時刻通知を受け付ける。受付部331は、受け付けた出勤予定時刻通知を、管理部335へ出力する。管理部335は、受付部331が出力した出勤予定時刻通知を取得する。管理部335は、取得した出勤予定時刻通知に含まれるユーザーIDと、出勤予定時刻を示す情報とを取得する。
(ステップS9)
通勤管理サーバ300において、管理部335は、記憶部320に記憶されている通勤管理テーブル326において、取得したユーザーIDを含む通勤管理情報に、取得した出勤予定時刻を示す情報を登録する。
(ステップS10)
通勤管理サーバ300において、管理部335は、出勤予定時刻応答を作成する指示を、作成部333へ出力する。作成部333は、管理部335が出力した出勤予定時刻応答を作成する指示を取得し、取得した指示に基づいて、出勤予定時刻通知を受信したことを示す情報を含み、出勤予定時刻通知を送信した端末装置100を宛先とする出勤予定時刻応答を作成する。
(ステップS11)
通勤管理サーバ300において、作成部333は、作成した出勤予定時刻応答を、通信部310へ出力する。通信部310は、作成部333が出力した出勤予定時刻応答を取得する。通信部310は、取得した出勤予定時刻応答を、端末装置100へ送信する。
(ステップS12)
端末装置100において、通信部110は、通勤管理サーバ300が送信した出勤予定時刻応答を受信する。通信部110は、受信した出勤予定時刻応答を、受付部131へ出力する。受付部131は、受け付けた出勤予定時刻応答を、出力制御部134へ出力する。
出力制御部134は、受付部131が出力した出勤予定時刻応答を取得する。出力制御部134は、取得した出勤予定時刻応答に含まれる出勤予定時刻応答が通勤管理サーバ300で受信されたことを示す情報を取得する。出力制御部134は、取得した出勤予定時刻応答が通勤管理サーバ300で受信されたことを示す情報を、出力部160へ出力する。出力部160は、出力制御部134が出力した出勤予定時刻応答が通勤管理サーバ300で受信されたことを示す情報を取得する。出力部160は、取得した出勤予定時刻応答が通勤管理サーバ300で受信されたことを示す情報を、画像と音声とのいずれか一方又は両方によって出力する。
(ステップS13)
通勤管理サーバ300において、管理部335は、記憶部320に記憶されている通勤管理テーブル326に含まれる通勤管理情報に基づいて、ユーザーの出勤を管理する。
前述した実施形態においては、通勤管理サーバ300が、出勤要求時刻となっても、出勤予定時刻が登録されていない場合に、該当するユーザーIDを含む出勤要求を作成する場合について説明したが、この例に限られない。例えば、通勤管理サーバ300は、出勤要求時刻となっても、出勤予定時刻が登録されていない場合に、該当するユーザーへ、電話をかけるようにしてもよいし、チャットなどのリアルタイムコミュニケーションによって、そのユーザーへ連絡するようにしてもよい。
前述した実施形態においては、端末装置100は、出勤時刻までの時間が、通勤予定時間閾値より長い時間前に、ユーザーが操作を行って、出勤先へ到着する予定の時刻を入力しても、出勤予定時刻通知は作成されない場合について説明したが、この例に限られない。例えば、端末装置100は、出勤予定時刻として、出勤予定時刻を入力する操作を行う時刻から通勤予定時間閾値経過した時刻までの時刻は受け付けるが、操作を行う時刻から通勤予定時間閾値経過した時刻より先の時刻は受け付けないようにしてもよい。つまり、端末装置100において、受付部131は、操作部140から出勤予定時刻を示す情報を取得した時刻から出勤時刻までの時間が、通勤予定時間閾値以下である場合に、取得した出勤予定時刻を受け付けるようにしてもよい。この場合、ユーザーは、端末装置100に対して、通勤予定時間閾値経過した時刻までの時刻を出勤予定時刻として設定できるが、通勤予定時間閾値経過した時刻より先の時刻を出勤予定時刻として設定できない。
前述した実施形態において、端末装置100は、導出した所要予定時間が、通勤予定時間閾値より長い場合に、通勤管理サーバ300へ、間に合わないことを通知するために、間に合わないことを示す情報と、ユーザーIDとを含み、通勤管理サーバ300を宛先とする出勤不可能通知を作成してもよい。この場合、通勤管理サーバ300は、端末装置100が送信した出勤不可能通知を受信し、受信した出勤不可能通知に含まれる間に合わないことを示す情報に基づいて、そのユーザーに加え、同僚や上司などの他のユーザーにも通知してもよい。また、端末装置100は、導出した所要予定時間が、通勤予定時間閾値より長い場合に、通勤管理サーバ300を経由せず、間に合わないことを示す情報を、そのユーザーに加え、同僚や上司などの他のユーザーにも通知してもよい。このように構成することによって、間に合わないと判定されたユーザーに対して、チームとして対応できる状況を作ることができる。
前述した実施形態において、管理部335は、出勤予定時刻を示す情報と、現在の時刻とに基づいて、ユーザーIDに該当するユーザーの出勤を管理してもよい。例えば、管理部335は、現在の時刻から出勤予定時刻までの時間が時間閾値未満となった場合に、通勤管理システム1の管理者へ通知するようにしてもよい。
前述した実施形態において、判定部132は、出勤予定時刻が、出勤時刻以前であるか否かを判定するようにしてもよい。出力部160は、判定部132が、出勤予定時刻が、出勤時刻以前でないと判定した場合に、ユーザーが出勤時刻に間に合わないことを通知するようにしてもよい。このように構成することによって、端末装置100から出勤予定時刻通知が送信される前に、ユーザーに、出勤時刻に間に合わないことを通知できるため、ユーザーに、出勤時刻に間に合わないことに対する対応を促すことができる。
また、作成部133は、判定部132が、出勤予定時刻が、出勤時刻以前でないと判定した場合に、ユーザーが出勤時刻に間に合わないことを示す情報と、ユーザーIDとを含み、通勤管理サーバ300を宛先とする出勤不可能通知を作成してもよい。この場合、通勤管理サーバ300は、端末装置100が送信した出勤不可能通知を受信し、受信した出勤不可能通知に含まれる間に合わないことを示す情報に基づいて、同僚や上司などの他のユーザーにも通知してもよい。また、作成部133は、判定部132が、出勤予定時刻が、出勤時刻以前でないと判定した場合に、ユーザーが間に合わないことを示す情報と、ユーザーIDとを含み、同僚、上司などの他のユーザーの端末装置を宛先とする出勤不可能通知を作成してもよい。この場合、同僚、上司などの他のユーザーの端末装置は、端末装置100が送信した出勤不可能通知を受信し、受信した出勤不可能通知に含まれる間に合わないことを示す情報に基づいて、同僚や上司などの他のユーザーの端末装置にも通知してもよい。このように構成することによって、間に合わないと判定されたユーザーに対して、チームとして対応できる状況を作ることができる。
実施形態に係る通勤管理システム1によれば、通勤管理システム1は、一又は複数の端末装置100と、一又は複数の端末装置と通信を行う通勤管理サーバ300とを備える。一又は複数の端末装置100の各々は、出勤予定時刻を受け付ける受付部131と、出勤予定時刻を受け付けた時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定する判定部132と、判定部132が、所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であると判定した場合に、出勤予定時刻を示す情報と、ユーザーIDとを含む出勤予定時刻通知を作成する作成部133と、出勤予定時刻通知を、通勤管理サーバ300へ送信する通信部110とを備える。通勤管理サーバ300は、一又は複数の端末装置100の各々が送信した出勤予定時刻通知を受信する通信部310と、通信部310が受信した出勤予定時刻通知に含まれる出勤予定時刻を示す情報と、ユーザーIDとに基づいて、ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理する管理部335とを備える。
端末装置100は、出勤予定時刻を受け付けた時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であると判定した場合に、出勤予定時刻を示す情報と、ユーザーIDとを含む出勤予定時刻通知を作成する。つまり、端末装置100は、出勤時刻までの時間が、通勤予定時間閾値より長い時間前に、ユーザーが操作を行って、出勤先へ到着する予定の時刻を入力しても、出勤予定時刻通知は作成されない。また、通勤管理サーバ300へ、出勤要求時刻となっても、出勤予定時刻通知を送信していないユーザーは、朝寝坊していたり、業務日であることを忘れていたりしていると想定される。このように構成することによって、ユーザーが勤務先に向かうために起床した後に、出勤先へ到着する予定の時刻を入力する操作を行ったと想定される場合に、出勤予定時刻通知を送信できるため、通勤管理サーバ300に、出勤予定時刻通知が受信されたことによって、勤務先は、ユーザーが起きているか否か、例えば、ユーザーが、出勤に際して、出勤の予定を認識し、準備しているか否かを判定できる。
(実施形態の変形例1)
(通勤管理システム)
実施形態の変形例1に係る通勤管理システムの一例は、図1を適用できる。ただし、端末装置100−1から端末装置100−Nの代わりに、端末装置100a−1から端末装置100a−Nを備える。また、通勤管理サーバ300の代わりに、通勤管理サーバ300aを備える。
実施形態の変形例1に係る通勤管理システム1aでは、所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定する処理を、通勤管理サーバ300aが行う点で、前述した実施形態と異なる。
端末装置100aを携帯するユーザーが、端末装置100aに対して、出勤先へ到着する予定の時刻を入力する操作を行う。この操作によって、端末装置100aは、出勤先へ到着する予定の時刻を示す情報である出勤予定時刻を受け付ける。端末装置100aは、出勤予定時刻を受け付けた時刻情報を取得する。端末装置100aは、通勤管理サーバ300aへ、出勤予定時刻を通知するために、出勤予定時刻を示す情報と、出勤予定時刻を受け付けた時刻情報と、ユーザーIDとを含み、通勤管理サーバ300aを宛先とする出勤予定時刻通知を作成する。端末装置100aは、作成した出勤予定時刻通知を、通勤管理サーバ300aへ送信する。
通勤管理サーバ300aは、端末装置100aが送信した出勤予定時刻通知を受信し、受信した出勤予定時刻通知に含まれるユーザーIDと、出勤予定時刻を示す情報と、出勤予定時刻を受け付けた時刻情報とを取得する。通勤管理サーバ300aは、出勤予定時刻を受け付けた時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間を導出する。ここで、通勤管理サーバ300aは、出勤時刻を示す情報を記憶している。
通勤管理サーバ300aは、導出した所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定する。通勤管理サーバ300aは、導出した所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下である場合に、取得したユーザーIDと、出勤予定時刻を示す情報とを関連付けて、通勤管理テーブルに記憶する。通勤管理サーバ300aは、通勤管理テーブルに基づいて、ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理する。
(通勤管理システムの構成)
図5は、実施形態の変形例1に係る通勤管理システムを構成する端末装置、通勤管理サーバの一例を示す図である。以下、端末装置100a、通勤管理サーバ300aについて順次説明する。
(端末装置)
端末装置100aは、通信部110と、記憶部120と、情報処理部130aと、操作部140と、出力部160と、前記各構成要素を図5に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバスなどのバスライン170とを備える。
記憶部120には、情報処理部130aにより実行されるプログラム122と、通勤管理アプリ124aとが記憶される。
通勤管理アプリ124aは、操作部140に対してユーザーが通勤管理アプリ124aを起動する操作を行った場合に、端末装置100aに、通勤管理アプリ124aを起動させ、通勤管理画面を表示させるモジュールを含む。通勤管理アプリ124aは、操作部140に対してユーザーが、出勤先へ到着する予定の時刻を入力する操作を行った場合に、端末装置100aに、出勤予定時刻を受け付けさせるモジュールを含む。通勤管理アプリ124aは、端末装置100aに、出勤予定時刻を受け付けた時刻情報を取得させるモジュールを含む。
通勤管理アプリ124aは、端末装置100aに、出勤予定時刻を示す情報と、出勤予定時刻を受け付けた時刻情報と、ユーザーIDとを含み、通勤管理サーバ300aを宛先とする出勤予定時刻通知を作成させ、作成させた出勤予定時刻通知を、通勤管理サーバ300aへ送信させるモジュールを含む。通勤管理アプリ124aは、端末装置100aに、出勤予定時刻通知に対して、通勤管理サーバ300aが送信した出勤予定時刻応答を受信させるモジュールを含む。通勤管理アプリ124aは、端末装置100aに、通勤管理サーバ300aが送信した出勤要求を受信させ、受信させた出勤要求に含まれる出勤を要求することを示す情報を取得させ、取得させた出勤を要求することを示す情報に基づいて、ユーザーに出勤することを通知させるモジュールを含む。
情報処理部130aの全部または一部は、例えば、CPUなどのプロセッサが記憶部120に格納されたプログラム122と、通勤管理アプリ124aとを実行することにより実現される機能部(以下、ソフトウェア機能部と称する)である。なお、情報処理部130aの全部または一部は、LSI、ASIC、またはFPGAなどのハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウェア機能部とハードウェアとの組み合わせによって実現されてもよい。情報処理部130aは、例えば、受付部131と、作成部133aと、出力制御部134として機能する。
情報処理部130aは、通勤管理アプリ124aを起動する。通勤管理アプリ124aが起動すると、出力部160には、通勤管理画面が表示される。ユーザーは、通勤管理画面に表示された通勤管理開始ボタンを押す。ユーザーが、通勤管理開始ボタンを押すことによって、受付部131aと、作成部133aと、出力制御部134とが機能することによって、ユーザーの通勤管理が開始される。
受付部131aは、操作部140に対して、出勤先へ到着する予定の時刻を入力する操作が行われた場合に、操作部140が出力した出勤先へ到着する予定の時刻を示す情報である出勤予定時刻を示す情報を受け付ける。受付部131aは、出勤予定時刻を示す情報を受け付けた時刻情報を取得する。受付部131aは、受け付けた出勤予定時刻を示す情報と、その出勤予定時刻を受け付けた時刻情報とを、作成部133aへ出力する。
受付部131aは、通信部110が出力した出勤予定時刻応答を受け付ける。受付部131aは、受け付けた出勤予定時刻応答を、出力制御部134へ出力する。受付部131aは、通信部110が出力した出勤要求を受け付ける。受付部131aは、受け付けた出勤要求を、出力制御部134へ出力する。
作成部133aは、受付部131aが出力した出勤予定時刻を示す情報と、その出勤予定時刻を受け付けた時刻情報とを取得する。作成部133aは、出勤予定時刻を示す情報とその出勤予定時刻を受け付けた時刻情報とユーザーIDとを含み、通勤管理サーバ300aを宛先とする出勤予定時刻通知を作成する。作成部133aは、作成した出勤予定時刻通知を、通信部110へ出力する。
(通勤管理サーバ)
通勤管理サーバ300aは、通信部310と、記憶部320と、情報処理部330aと、前記各構成要素を図5に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバスなどのバスライン370とを備える。
記憶部320には、情報処理部330aにより実行されるプログラム322と、通勤管理アプリ324aとが記憶される。また、記憶部320には、通勤管理テーブル326が記憶される。
通勤管理アプリ324aは、通勤管理アプリ324が有するモジュールに加えて、以下のモジュールを有する。通勤管理アプリ324aは、通勤管理サーバ300aに、出勤予定時刻通知に含まれるユーザーIDと、出勤予定時刻を示す情報と、出勤予定時刻を受け付けた時刻情報とを取得させるモジュールを含む。通勤管理アプリ324aは、通勤管理サーバ300aに、出勤予定時刻を受け付けた時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間を導出させ、導出させた所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定させるモジュールを含む。通勤管理アプリ324aは、通勤管理サーバ300aに、導出させた所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下である場合に、ユーザーIDと、出勤予定時刻を示す情報とを関連付けて、通勤管理テーブル326に記憶させるモジュールを含む。
情報処理部330aの全部または一部は、例えば、CPUなどのプロセッサが記憶部320に格納されたプログラム322と、通勤管理アプリ324aとを実行することにより実現されるソフトウェア機能部である。なお、情報処理部330aの全部または一部は、LSI、ASIC、またはFPGAなどのハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウェア機能部とハードウェアとの組み合わせによって実現されてもよい。情報処理部330aは、例えば、受付部331aと、判定部332と、管理部335と、作成部333aとして機能する。
受付部331aは、通信部310が出力した出勤予定時刻通知を受け付ける。受付部331aは、受け付けた出勤予定時刻通知を、判定部332へ出力する。
判定部332は、受付部131aが出力した出勤予定時刻通知を取得する。判定部332は、取得した出勤予定時刻通知に含まれる出勤予定時刻を示す情報と、その出勤予定時刻を受け付けた時刻情報と、ユーザーIDとを取得する。判定部332は、取得した出勤予定時刻を受け付けた時刻情報に基づいて、出勤予定時刻を受け付けた時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間を導出する。判定部332は、導出した所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定する。判定部332は、判定結果が、所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下である場合には、管理部335へ、出勤予定時刻通知を出力する。判定部332は、判定結果が、所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下でない場合には、作成部333aへ、出勤予定時刻を受け付けることができないことを示す情報と、ユーザーIDとを出力する。
管理部335は、前述した管理部335の機能に加えて、判定部332が出力した出勤予定時刻通知を取得する機能を有する。
作成部333aは、作成部333を適用できる。ただし、作成部333aは、判定部332が出力した出勤予定時刻を受け付けることができないことを示す情報と、ユーザーIDとを取得した場合に、ユーザーIDに関連付けられている連絡先を示す情報を、通勤管理テーブル326から取得する。作成部333aは、出勤予定時刻を受け付けることができないことを示す情報を含み、連絡先を宛先とする出勤予定時刻応答を作成する。作成部333aは、作成した出勤予定時刻応答を、通信部310へ出力する。
(実施形態の変形例1に係る通勤管理システムの動作の一例)
図6は、実施形態の変形例1に係る通勤管理システムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。ステップS21からステップS22は、図4のステップS1からステップS2を適用できるため、ここでの説明は省略する。
(ステップS23)
端末装置100aにおいて、受付部131は、受け付けた出勤予定時刻を示す情報と、取得した出勤予定時刻を受け付けた時刻情報とを、作成部133aへ出力する。作成部133aは、受付部131が出力した出勤予定時刻を示す情報と、出勤予定時刻を受け付けた時刻情報とを取得する。作成部133aは、取得した出勤予定時刻を示す情報と、出勤予定時刻を受け付けた時刻情報と、ユーザーIDとを含み、通勤管理サーバ300aを宛先とする出勤予定時刻通知を作成する。
(ステップS24)
端末装置100aにおいて、作成部133aは、作成した出勤予定時刻通知を、通信部110へ出力する。通信部110は、作成部133aが出力した出勤予定時刻通知を取得する。通信部110は、取得した出勤予定時刻通知を、通勤管理サーバ300aへ、送信する。
(ステップS25)
通勤管理サーバ300aにおいて、通信部310は、端末装置100aが送信した出勤予定時刻通知を受信する。通信部310は、受信した出勤予定時刻通知を、受付部331aへ出力する。受付部331aは、通信部310が出力した出勤予定時刻通知を受け付ける。受付部331aは、受け付けた出勤予定時刻通知を、判定部332へ出力する。判定部332は、受付部331aが出力した出勤予定時刻通知を取得する。判定部332は、取得した出勤予定時刻通知に含まれるユーザーIDと、出勤予定時刻を示す情報と、出勤予定時刻を受け付けた時刻情報とを取得する。
(ステップS26)
通勤管理サーバ300aにおいて、判定部332は、出勤予定時刻を受け付けた時刻情報に基づいて、出勤予定時刻を受け付けた時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間を導出する。
(ステップS27)
通勤管理サーバ300aにおいて、判定部332は、導出した所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定する。判定部332は、導出した所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下でないと判定した場合に、作成部333aへ、出勤予定時刻を受け付けることができないことを示す情報と、ユーザーIDとを出力する。
(ステップS28)
通勤管理サーバ300aにおいて、判定部332は、判定結果が、所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下である場合には、管理部335へ、出勤予定時刻通知を出力する。管理部335は、判定部332が出力した出勤予定時刻通知を取得する。管理部335は、取得した出勤予定時刻通知に含まれるユーザーIDと、出勤予定時刻を示す情報とを取得する。管理部335は、記憶部320に記憶されている通勤管理テーブル326において、取得したユーザーIDを含む通勤管理情報に、取得した出勤予定時刻を示す情報を登録する。管理部335は、出勤予定時刻応答を作成する指示を、作成部333aへ出力する。
(ステップS29)
通勤管理サーバ300aにおいて、作成部333aは、管理部335が出力した出勤予定時刻応答を作成する指示を取得し、取得した指示に基づいて、出勤予定時刻通知を受信したことを示す情報を含み、出勤予定時刻通知を送信した端末装置100aを宛先とする出勤予定時刻応答を作成する。作成部333aは、判定部332が出力した出勤予定時刻を受け付けることができないことを示す情報と、ユーザーIDとを取得した場合に、ユーザーIDに関連付けられている連絡先を示す情報を、通勤管理テーブル326から取得する。作成部333aは、出勤予定時刻を受け付けることができないことを示す情報を含み、連絡先を宛先とする出勤予定時刻応答を作成する。
(ステップS30)
通勤管理サーバ300aにおいて、作成部333aは、作成した出勤予定時刻応答を、通信部310へ出力する。通信部310は、作成部333aが出力した出勤予定時刻応答を取得する。通信部310は、取得した出勤予定時刻応答を、端末装置100aへ送信する。
(ステップS31)
端末装置100aにおいて、通信部110は、通勤管理サーバ300aが送信した出勤予定時刻応答を受信する。通信部110は、受信した出勤予定時刻応答を、受付部131aへ出力する。受付部131aは、受け付けた出勤予定時刻応答を、出力制御部134へ出力する。出力制御部134は、受付部131aが出力した出勤予定時刻応答を取得する。出力制御部134は、取得した出勤予定時刻応答に含まれる出勤予定時刻応答が通勤管理サーバ300aで受信されたことを示す情報又は出勤予定時刻を受け付けることができないことを示す情報を取得する。出力制御部134は、取得した出勤予定時刻応答が通勤管理サーバ300aで受信されたことを示す情報又は出勤予定時刻を受け付けることができないことを示す情報を、出力部160へ出力する。
出力部160は、出力制御部134が出力した出勤予定時刻応答が通勤管理サーバ300aで受信されたことを示す情報又は出勤予定時刻を受け付けることができないことを示す情報を取得する。出力部160は、取得した出勤予定時刻応答が通勤管理サーバ300aで受信されたことを示す情報又は出勤予定時刻を受け付けることができないことを示す情報を、画像と音声とのいずれか一方又は両方によって出力する。
(ステップS32)
通勤管理サーバ300aにおいて、管理部335は、記憶部320に記憶されている通勤管理テーブル326に含まれる通勤管理情報に基づいて、ユーザーの出勤を管理する。
実施形態の変形例1に係る通勤管理システム1aによれば、通勤管理システム1aは、一又は複数の端末装置100aと、一又は複数の端末装置100aと通信を行う通勤管理サーバ300aとを備える。一又は複数の端末装置100aの各々は、出勤予定時刻を受け付ける受付部131aと、出勤予定時刻を示す情報と、出勤予定時刻を受け付けた時刻を示す情報と、ユーザーIDとを含む出勤予定時刻通知を作成する作成部133aと、出勤予定時刻通知を、通勤管理サーバ300aへ送信する通信部110とを備える。通勤管理サーバ300aは、一又は複数の端末装置100aの各々が送信した出勤予定時刻通知を受信する通信部310と、通信部310が受信した出勤予定時刻通知に含まれる出勤予定時刻を示す情報と、出勤予定時刻を受け付けた時刻を示す情報とに基づいて、出勤予定時刻を受け付けた時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定する判定部332と、判定部332が、所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であると判定した場合に、出勤予定時刻を示す情報と、ユーザーIDとに基づいて、ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理する管理部335とを備える。
このように構成することによって、実施形態に係る通勤管理システム1と比較して、端末装置100aで、出勤予定時刻を受け付けた時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定する処理を省略できるため、端末装置100aの処理負荷を低減できる。
(実施形態の変形例2)
(通勤管理システム)
実施形態の変形例2に係る通勤管理システムの一例は、図1を適用できる。ただし、端末装置100−1から端末装置100−Nの代わりに、端末装置100b−1から端末装置100b−Nを備える。また、通勤管理サーバ300の代わりに、通勤管理サーバ300bを備える。実施形態の変形例2に係る通勤管理システム1bでは、通勤管理サーバ300aは、出勤先と、端末装置100bの位置情報とに基づいて、ユーザーの出勤を管理する点で、実施形態と異なる。
端末装置100bを携帯するユーザーが、端末装置100bに対して、出勤先へ到着する予定の時刻を入力する操作を行う。この操作によって、端末装置100bは、出勤先へ到着する予定の時刻を示す情報である出勤予定時刻を受け付ける。端末装置100bは、出勤予定時刻を受け付けた時刻情報を取得し、取得した時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間を導出する。端末装置100bは、導出した所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定する。端末装置100bは、導出した所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下である場合に、通勤管理サーバ300bへ、出勤予定時刻を通知するために、出勤予定時刻を示す情報と、ユーザーIDとを含み、通勤管理サーバ300bを宛先とする出勤予定時刻通知を作成する。端末装置100bは、作成した出勤予定時刻通知を、通勤管理サーバ300bへ送信する。
通勤管理サーバ300bは、端末装置100bが送信した出勤予定時刻通知を受信し、受信した出勤予定時刻通知に含まれるユーザーIDと出勤予定時刻を示す情報とを取得する。通勤管理サーバ300bは、取得したユーザーIDと、出勤予定時刻を示す情報とを関連付けて、通勤管理テーブルに記憶する。
端末装置100bは、位置を測定し、位置の測定結果と、ユーザーIDとを含み、通勤管理サーバ300bを宛先とする位置情報通知を定期的に作成する。端末装置100bは、作成した位置情報通知を、通勤管理サーバ300bへ定期的に送信する。
通勤管理サーバ300bは、端末装置100bが送信した位置情報通知を受信する。通勤管理サーバ300bは、受信した位置情報通知に含まれる位置の測位結果と、ユーザーIDとを取得する。通勤管理サーバ300bは、取得したユーザーIDに関連付けて記憶されている出勤先を示す情報を、通勤管理テーブルから取得する。通勤管理サーバ300bは、取得した位置の測位結果と、出勤先を示す情報とに基づいて、ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理する。
(通勤管理システムの構成)
図7は、実施形態の変形例2に係る通勤管理システムを構成する端末装置、通勤管理サーバの一例を示す図である。以下、端末装置100b、通勤管理サーバ300bについて順次説明する。
(端末装置)
端末装置100bは、通信部110と、記憶部120と、情報処理部130bと、操作部140と、測位部150と、出力部160と、前記各構成要素を図7に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバスなどのバスライン170とを備える。
通信部110は、前述した実施形態の通信部110の機能に加えて、通勤管理サーバ300bへ、情報処理部130bが出力した位置情報通知を送信する。
記憶部120には、情報処理部130bにより実行されるプログラム122と、通勤管理アプリ124bとが記憶される。
通勤管理アプリ124bは、通勤管理アプリ124が有するモジュールに加えて、以下のモジュールを含む。通勤管理アプリ124bは、端末装置100bに、測位部150に、測位させ、測位させることによって得られる位置の測位結果と、ユーザーIDとを含み、通勤管理サーバ300bを宛先とする位置情報通知を作成させるモジュールを含む。通勤管理アプリ124bは、端末装置100bに、作成させた位置情報通知を、通勤管理サーバ300bに送信させるモジュールを含む。
情報処理部130bの全部または一部は、例えば、CPUなどのプロセッサが記憶部120に格納されたプログラム122と、通勤管理アプリ124bとを実行することにより実現される機能部(以下、ソフトウェア機能部と称する)である。なお、情報処理部130bの全部または一部は、LSI、ASIC、またはFPGAなどのハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウェア機能部とハードウェアとの組み合わせによって実現されてもよい。情報処理部130bは、例えば、受付部131bと、判定部132と、作成部133bと、出力制御部134bとして機能する。
情報処理部130bは、情報処理部130を適用できる。
受付部131bは、受付部131を適用できる。ただし、受付部131bは、測位部150が出力した位置の測位結果を取得し、取得した位置の測位結果を、作成部133bへ出力する。
作成部133bは、作成部133を適用できる。ただし、作成部133bは、受付部131bが出力した位置の測位結果を取得した場合に、取得した位置の測位結果と、ユーザーIDとを含み、通勤管理サーバ300bを宛先とする位置情報通知を作成する。作成部133bは、作成した位置情報通知を、通信部110へ出力する。
出力制御部134bは、出力制御部134を適用できる。ただし、出力制御部134bは、受付部131が出力した出勤予定時刻応答を取得した場合に、測位部150に、位置情報を取得する指示を出力する。
測位部150は、全球測位衛星システム(GNSS(Global Navigation Satellite System))などの衛星測位システムによって構成され、端末装置100bの位置を測位する。全球測位衛星システムには、全地球測位システム(GPS(Global Positioning System))、GLONASS、Galileo、準天頂衛星(QZSS)などが含まれる。測位部150は、出力制御部134bによる制御によって、位置の測位結果を、受付部131bへ出力する。
(通勤管理サーバ)
通勤管理サーバ300bは、通信部310と、記憶部320と、情報処理部330bと、前記各構成要素を図7に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバスなどのバスライン370とを備える。
通信部310は、前述した通信部310の機能に加えて、端末装置100bが送信した位置情報通知を受信し、受信した位置情報通知を、情報処理部330bへ出力する。
記憶部320には、情報処理部330bにより実行されるプログラム322と、通勤管理アプリ324bとが記憶される。また、記憶部320には、通勤管理テーブル326bが記憶される。
通勤管理アプリ324bは、通勤管理アプリ324が有するモジュールに加え、以下のモジュールを含む。通勤管理アプリ324bは、通勤管理サーバ300bに、端末装置100bが送信した位置情報通知を受信させ、受信させた位置情報通知に含まれるユーザーIDに関連付けて記憶されている出勤先を示す情報を取得させるモジュールを含む。通勤管理アプリ324bは、通勤管理サーバ300bに、取得させた出勤先を示す情報と、位置の測位結果とに基づいて、端末装置100bの位置と出勤先の位置との間の距離を導出させるモジュールを含む。通勤管理アプリ324bは、通勤管理サーバ300bに、導出させた距離に基づいて、ユーザーIDに該当するユーザーの出勤を管理するモジュールを含む。
図8は、通勤管理テーブルの一例を示す図である。
通勤管理テーブル326bは、一又は複数のユーザーの各々について、ユーザーIDと、連絡先と、出勤要求時刻と、出勤予定時刻と、出勤確定時刻と、位置情報と、出勤先とを関連付けた情報である通勤管理情報を一又は複数含んで構成されるテーブル形式の情報である。ユーザーIDと、連絡先と、出勤要求時刻と、出勤予定時刻と、出勤確定時刻とについては、前述したので、その説明を省略する。位置情報は、端末装置100bの位置の測位結果であり、端末装置100bが送信する位置情報通知から取得される。出勤先(出勤予定先)は、端末装置100bのユーザーが仕事のために向かっている場所である。出勤先は、例えば、スケジューラーから取得される。また、出勤先は、ユーザーが、端末装置100bへ入力し、アップロードしたものであってもよい。位置情報と、出勤先との一例は、経度と緯度とによって表される。
図8に示される例では、通勤管理テーブル326bには、ユーザーIDが「0001」と、「0002」と、「0003」と、「0004」との各々である4つの通勤管理情報が含まれることが示されている。具体的には、ユーザーID「0001」と、連絡先「***−****−****」と、出勤要求時刻「**:**」と、出勤予定時刻「__:__」と、出勤確定時刻「__:__」と、位置情報「xxx,xxx」と、出勤先「yyy,yyy」とが関連付けられている。図7に戻り説明を続ける。
情報処理部330bの全部または一部は、例えば、CPUなどのプロセッサが記憶部320に格納されたプログラム322と、通勤管理アプリ324bとを実行することにより実現されるソフトウェア機能部である。なお、情報処理部330bの全部または一部は、LSI、ASIC、またはFPGAなどのハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウェア機能部とハードウェアとの組み合わせによって実現されてもよい。情報処理部330bは、例えば、受付部331bと、管理部335bと、作成部333bとして機能する。
受付部331bは、受付部331を適用できる。ただし、受付部331bは、通信部310が出力した位置情報通知を受け付ける。受付部331bは、受け付けた位置情報通知を、管理部335bへ出力する。
管理部335bは、管理部335を適用できる。ただし、管理部335bは、受付部331bが出力した位置情報通知を取得する。管理部335bは、取得した位置情報通知に含まれるユーザーIDと、位置の測位結果とを取得する。管理部335bは、記憶部320に記憶されている通勤管理テーブル326bにおいて、取得したユーザーIDを含む通勤管理情報の位置情報に、取得した位置の測位結果を登録する。管理部335bは、ユーザーIDに関連付けて記憶されている出勤先を示す情報を取得する。管理部335bは、取得した出勤先を示す情報と、位置の測位結果とに基づいて、端末装置100bの位置と出勤先の位置との間の距離を導出する。管理部335bは、導出した距離に基づいて、ユーザーの出勤を管理する。
具体的には、管理部335bは、導出した距離を、ユーザーIDと関連付けて、記憶部320に記憶している。管理部335bは、前回までに導出した距離と、今回導出した距離とを比較することによって、ユーザーが出勤先へ近づいているか否かを判定する。管理部335bは、前回までに導出した距離より今回導出した距離の方が短い場合には、ユーザーが近付いていると判定する。管理部335bは、ユーザーが近付いている場合には、そのユーザーの出勤の管理を維持する。管理部335bは、前回までに導出した距離より今回導出した距離の方が長い場合には、ユーザーが遠ざかっていると判定する。管理部335bは、前回導出した距離より今回導出した距離の方が長いと判定した回数が、回数閾値以上である場合に、遠ざかっていると判定してもよい。管理部335bは、ユーザーが遠ざかっている場合には、ユーザーか遠ざかっていることを示す情報と、該当するユーザーIDとを含む注意喚起要求を作成する指示を、作成部333bへ出力する。
作成部333bは、作成部333を適用できる。ただし、作成部333bは、管理部335bが出力した注意喚起要求を作成する指示を取得した場合に、取得した注意喚起要求を作成する指示に含まれるユーザーが遠ざかっていることを示す情報と、位置情報通知を送信した端末装置100bのユーザーIDとを含み、予め設定される通知先を宛先とする注意喚起要求を作成する。作成部333bは、作成した注意喚起要求を、通信部310へ出力する。ここで、通知先の一例は、ユーザーの出勤先である。
(実施形態の変形例2に係る通勤管理システムの動作の一例)
図9は、実施形態の変形例2に係る通勤管理システムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。図9は、図4を参照して説明した実施形態に係る通勤管理システムの動作の一例において、ステップS13より後の動作が示される。
(ステップS41)
端末装置100bにおいて、測位部150は、端末装置100bの位置を測位する。
(ステップS42)
端末装置100bにおいて、測位部150は、位置の測位結果を、受付部131bへ出力する。受付部131bは、測位部150が出力した位置の測位結果を取得し、取得した位置の測位結果を、作成部133bへ出力する。作成部133bは、受付部131bが出力した位置の測位結果を取得する。作成部133bは、取得した位置の測位結果と、ユーザーIDとを含み、通勤管理サーバ300bを宛先とする位置情報通知を作成する。
(ステップS43)
端末装置100bにおいて、作成部133bは、作成した位置情報通知を、通信部110へ出力する。通信部110は、通勤管理サーバ300bへ、作成部133bが出力した位置情報通知を送信する。
(ステップS44)
通勤管理サーバ300bにおいて、通信部310は、端末装置100bが送信した位置情報通知を受信し、受信した位置情報通知を、情報処理部330bへ出力する。受付部331bは、通信部310が出力した位置情報通知を受け付ける。受付部331bは、受け付けた位置情報通知を、管理部335bへ出力する。管理部335bは、受付部331bが出力した位置情報通知を取得する。管理部335bは、取得した位置情報通知に含まれるユーザーIDと、位置の測位結果とを取得する。
(ステップS45)
通勤管理サーバ300bにおいて、管理部335bは、記憶部320に記憶されている通勤管理テーブル326bにおいて、取得したユーザーIDを含む通勤管理情報の位置情報に、取得した位置の測位結果を登録する。
(ステップS46)
通勤管理サーバ300bにおいて、管理部335bは、管理部335bは、ユーザーIDに関連付けて記憶されている出勤先を示す情報を取得する。管理部335bは、取得した出勤先を示す情報と、位置の測位結果とに基づいて、端末装置100bの位置と出勤先の位置との間の距離を導出する。
(ステップS47)
通勤管理サーバ300bにおいて、管理部335bは、前回までに導出した距離と、今回導出した距離とを比較することによって、ユーザーが出勤先へ近づいているか否かを判定する。ユーザーが出勤先へ近づいていると判定した場合には、ステップS41へ移行する。
(ステップS48)
通勤管理サーバ300bにおいて、管理部335bは、ユーザーが出勤先へ近づいていないと判定した場合には、ユーザーか遠ざかっていることを示す情報と、該当するユーザーIDとを含む注意喚起要求を作成する指示を、作成部333bへ出力する。作成部333bは、管理部335bが出力した注意喚起要求を作成する指示を取得し、取得した注意喚起要求に含まれるユーザーが遠ざかっていることを示す情報と、位置情報通知を送信した端末装置100bのユーザーIDとを含み、予め設定される通知先を宛先とする注意喚起要求を作成する。
(ステップS49)
通勤管理サーバ300bにおいて、作成部333bは、作成した注意喚起要求を、通信部310へ出力する。通信部310は、作成部333bが出力した注意喚起要求を取得し、取得した注意喚起要求を、予め設定される通知先へ送信する。その後、ステップS41へ移行する。
前述した実施形態では、通勤管理サーバ300bは、端末装置100bの位置と出勤先の位置との間の距離に基づいて、ユーザーが出勤先に近づいているか、遠ざかっているかを判定することによって、ユーザーの出勤を管理する場合について説明したが、この例に限られない。例えば、通勤管理サーバ300bは、端末装置100bの位置の遷移に基づいて、端末装置100bの移動速度を導出し、導出した移動速度に基づいて、ユーザーが、出勤時間に、間に合わない可能性があるか否かを判定してもよい。通勤管理サーバ300bは、間に合わない可能性があると判定した場合に、予め設定される通知先へ通知してもよい。このように構成することによって、通知先へ、ユーザーが、出勤時間に、間に合わない可能性があることを通知できるため、通知を受けた者に、そのユーザーへの連絡、業務の調整、仮に出勤先が派遣先である場合には、その派遣先への連絡などの対応を取らせることができる。
また、例えば、通勤管理サーバ300bは、端末装置100bの位置に基づいて、端末装置100bの位置が変化しているか否かを判定し、判定結果に基づいて、ユーザーが、出勤先へ向かっているか否かを判定してもよい。例えば、通勤管理サーバ300bは、端末装置100bの位置が変化している場合に、ユーザーが、出勤先へ向かっていると判定する。
実施形態の変形例2に係る通勤管理システム1bによれば、通勤管理システム1bは、実施形態に係る通勤管理システム1において、一又は複数の端末装置100bの各々は、位置情報を取得する測位部150を備える。作成部133bは、測位部150が取得した位置情報と、ユーザーIDとを含む位置情報通知を作成し、通信部110は、位置情報通知を、通勤管理サーバ300bへ送信する。通勤管理サーバ300bにおいて、通信部310は、一又は複数の端末装置100bの各々が送信した位置情報通知を受信し、管理部335bは、受信した位置情報通知に含まれる位置情報と、ユーザーIDとに基づいて、ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理する。
このように構成することによって、実施形態に係る通勤管理システムの効果に加えて、ユーザーの位置情報に基づいて、通勤を管理できるため、出勤予定時刻通知を送信した端末装置100bを有するユーザーが、勤務先へ向かっているか否かを把握できる。
(実施形態の変形例3)
(通勤管理システム)
実施形態の変形例3に係る通勤管理システムの一例は、図1を適用できる。ただし、端末装置100−1から端末装置100−Nの代わりに、端末装置100c−1から端末装置100c−Nを備える。また、通勤管理サーバ300の代わりに、通勤管理サーバ300cを備える。
実施形態の変形例3に係る通勤管理システム1cでは、所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定する処理を、通勤管理サーバ300cが行う点で、実施形態と異なる。さらに、実施形態の変形例3に係る通勤管理システム1cでは、通勤管理サーバ300cは、出勤先と、端末装置100cの位置情報とに基づいて、ユーザーの出勤を管理する点で、実施形態と異なる。つまり、実施形態の変形例3に係る通勤管理システム1cは、実施形態の変形例1に係る通勤管理システム1aと、実施形態の変形例2に係る通勤管理システム1bとを組み合わせたものである。
端末装置100cを携帯するユーザーが、端末装置100cに対して、出勤先へ到着する予定の時刻を入力する操作を行う。この操作によって、端末装置100cは、出勤先へ到着する予定の時刻を示す情報である出勤予定時刻を受け付ける。端末装置100cは、出勤予定時刻を受け付けた時刻情報を取得する。端末装置100cは、通勤管理サーバ300cへ、出勤予定時刻を通知するために、出勤予定時刻を示す情報と、出勤予定時刻を受け付けた時刻情報と、ユーザーIDとを含み、通勤管理サーバ300cを宛先とする出勤予定時刻通知を作成する。端末装置100cは、作成した出勤予定時刻通知を、通勤管理サーバ300cへ送信する。
通勤管理サーバ300cは、端末装置100cが送信した出勤予定時刻通知を受信し、受信した出勤予定時刻通知に含まれるユーザーIDと出勤予定時刻を示す情報と出勤予定時刻を受け付けた時刻情報とを取得する。通勤管理サーバ300cは、出勤予定時刻を受け付けた時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間を導出する。ここで、通勤管理サーバ300cは、出勤時刻を示す情報を記憶している。通勤管理サーバ300cは、導出した所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定する。通勤管理サーバ300cは、導出した所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下である場合に、取得したユーザーIDと、出勤予定時刻を示す情報とを関連付けて、通勤管理テーブルに記憶する。
端末装置100cは、位置を測定し、位置の測定結果と、ユーザーIDとを含み、通勤管理サーバ300cを宛先とする位置情報通知を定期的に作成する。端末装置100cは、作成した位置情報通知を、通勤管理サーバ300cへ定期的に送信する。
通勤管理サーバ300cは、端末装置100cが送信した出勤予定時刻通知を受信し、受信した出勤予定時刻通知に含まれるユーザーIDと、出勤予定時刻を示す情報と、出勤予定時刻を受け付けた時刻情報とを取得する。通勤管理サーバ300cは、出勤予定時刻を受け付けた時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間を導出する。ここで、通勤管理サーバ300cは、出勤時刻を示す情報を記憶している。通勤管理サーバ300cは、導出した所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定する。通勤管理サーバ300cは、導出した所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下である場合に、取得したユーザーIDと、出勤予定時刻を示す情報とを関連付けて、通勤管理テーブルに記憶する。
通勤管理サーバ300cは、端末装置100cが送信した位置情報通知を受信する。通勤管理サーバ300cは、受信した位置情報通知に含まれる位置の測位結果と、ユーザーIDとを取得する。通勤管理サーバ300cは、取得したユーザーIDに関連付けて記憶されている出勤先を示す情報を、通勤管理テーブルから取得する。通勤管理サーバ300cは、取得した位置の測位結果と、出勤先を示す情報とに基づいて、ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理する。
(通勤管理システムの構成)
図10は、実施形態の変形例3に係る通勤管理システムを構成する端末装置、通勤管理サーバの一例を示す図である。以下、端末装置100c、通勤管理サーバ300cについて順次説明する。
(端末装置)
端末装置100cは、通信部110と、記憶部120と、情報処理部130cと、操作部140と、測位部150と、出力部160と、前記各構成要素を図10に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバスなどのバスライン170とを備える。
通信部110は、実施形態で説明した通信部110の機能に加えて、通勤管理サーバ300cへ、情報処理部130cが出力した位置情報通知を送信する。
記憶部120には、情報処理部130cにより実行されるプログラム122と、通勤管理アプリ124cとが記憶される。
通勤管理アプリ124cは、通勤管理アプリ124aが有するモジュールに加えて、以下のモジュールを含む。通勤管理アプリ124cは、端末装置100cに、測位部150に、測位させ、測位させることによって得られる位置の測位結果と、ユーザーIDとを含み、通勤管理サーバ300cを宛先とする位置情報通知を作成させるモジュールを含む。通勤管理アプリ124cは、端末装置100cに、作成させた位置情報通知を、通勤管理サーバ300cに送信させるモジュールを含む。
情報処理部130cの全部または一部は、例えば、CPUなどのプロセッサが記憶部120に格納されたプログラム122と、通勤管理アプリ124cとを実行することにより実現される機能部(以下、ソフトウェア機能部と称する)である。なお、情報処理部130cの全部または一部は、LSI、ASIC、またはFPGAなどのハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウェア機能部とハードウェアとの組み合わせによって実現されてもよい。情報処理部130cは、例えば、受付部131cと、作成部133cと、出力制御部134bとして機能する。
受付部131cは、受付部131aを適用できる。ただし、受付部131cは、測位部150が出力した位置の測位結果を取得し、取得した位置の測位結果を、作成部133cへ出力する。
作成部133cは、作成部133aを適用できる。ただし、作成部133cは、受付部131cが出力した位置の測位結果を取得した場合に、取得した位置の測位結果と、ユーザーIDとを含み、通勤管理サーバ300cを宛先とする位置情報通知を作成する。作成部133cは、作成した位置情報通知を、通信部110へ出力する。
(通勤管理サーバ)
通勤管理サーバ300cは、通信部310と、記憶部320と、情報処理部330cと、前記各構成要素を図10に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバスなどのバスライン370とを備える。
記憶部320には、情報処理部330cにより実行されるプログラム322と、通勤管理アプリ324cとが記憶される。また、記憶部320には、通勤管理テーブル326bが記憶される。
通勤管理アプリ324cは、通勤管理アプリ324aが有するモジュールに加え、以下のモジュールを含む。通勤管理アプリ324cは、通勤管理サーバ300cに、端末装置100cが送信した位置情報通知を受信させ、受信させた位置情報通知に含まれるユーザーIDに関連付けて記憶されている出勤先を示す情報を取得させるモジュールを含む。通勤管理アプリ324cは、通勤管理サーバ300cに、取得させた出勤先を示す情報と、位置の測位結果とに基づいて、端末装置100cの位置と出勤先の位置との間の距離を導出させるモジュールを含む。通勤管理アプリ324cは、通勤管理サーバ300cに、導出させた距離に基づいて、ユーザーIDに該当するユーザーの出勤を管理するモジュールを含む。
情報処理部330cの全部または一部は、例えば、CPUなどのプロセッサが記憶部320に格納されたプログラム322と、通勤管理アプリ324cとを実行することにより実現されるソフトウェア機能部である。なお、情報処理部330cの全部または一部は、LSI、ASIC、またはFPGAなどのハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウェア機能部とハードウェアとの組み合わせによって実現されてもよい。情報処理部330cは、例えば、受付部331cと、判定部332と、管理部335cと、作成部333cとして機能する。
受付部331cは、受付部331aを適応できる。ただし、受付部331cは、通信部310が出力した位置情報通知を受け付ける。受付部331cは、受け付けた位置情報通知を、判定部332へ出力する。
管理部335cは、管理部335を適用できる。ただし、管理部335cは、判定部332が出力した位置情報通知を取得する。管理部335cは、取得した位置情報通知に含まれるユーザーIDと、位置の測位結果とを取得する。管理部335cは、記憶部320に記憶されている通勤管理テーブル326bにおいて、取得したユーザーIDを含む通勤管理情報の位置情報に、取得した位置の測位結果を登録する。管理部335cは、ユーザーIDに関連付けて記憶されている出勤先を示す情報を取得する。管理部335cは、取得した出勤先を示す情報と、位置の測位結果とに基づいて、端末装置100cの位置と出勤先の位置との間の距離を導出する。管理部335bは、導出した距離に基づいて、ユーザーの出勤を管理する。
具体的には、管理部335cは、導出した距離を、ユーザーIDと関連付けて、記憶部320に記憶している。管理部335bは、前回までに導出した距離と、今回導出した距離とを比較することによって、ユーザーが出勤先へ近づいているか否かを判定する。管理部335cは、前回までに導出した距離より今回導出した距離の方が短い場合には、ユーザーが近付いていると判定する。管理部335cは、ユーザーが近付いている場合には、そのユーザーの出勤の管理を維持する。管理部335cは、前回までに導出した距離より今回導出した距離の方が長い場合には、ユーザーが遠ざかっていると判定する。管理部335cは、前回導出した距離より今回導出した距離の方が長いと判定した回数が、回数閾値以上である場合に、遠ざかっていると判定してもよい。管理部335cは、ユーザーが遠ざかっている場合には、ユーザーか遠ざかっていることを示す情報と、該当するユーザーIDとを含む注意喚起要求を作成する指示を、作成部333cへ出力する。
作成部333cは、作成部333aを適用できる。ただし、作成部333cは、管理部335cが出力した注意喚起要求を作成する指示を取得した場合に、取得した注意喚起要求を作成する指示に含まれるユーザーが遠ざかっていることを示す情報と、位置情報通知を送信した端末装置100bのユーザーIDとを含み、予め設定される通知先を宛先とする注意喚起要求を作成する。作成部333bは、作成した注意喚起要求を、通信部310へ出力する。
実施形態の変形例3に係る通勤管理システムの動作の一例は、図6と、図9とを適用できる。
実施形態の変形例3に係る通勤管理システム1cによれば、通勤管理システム1cは、実施形態に係る通勤管理システム1と比較して、端末装置100cで、出勤予定時刻を受け付けた時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定する処理を省略できるため、端末装置100cの処理負荷を低減できる。さらに、ユーザーの位置情報に基づいて、通勤を管理できるため、出勤予定時刻通知を送信した端末装置100cを有するユーザーが、勤務先へ向かっているか否か確認できる。
(実施形態の変形例4)
(通勤管理システム)
実施形態の変形例4に係る通勤管理システムの一例は、図1を適用できる。ただし、端末装置100−1から端末装置100−Nの代わりに、端末装置100d−1から端末装置100d−Nを備える。また、通勤管理サーバ300の代わりに、通勤管理サーバ300dを備える。
実施形態の変形例4に係る通勤管理システム1dでは、通勤管理サーバ300dは、出勤先の位置情報と、端末装置100dの位置情報と、位置情報を取得した時刻情報と、出勤時刻情報とに基づいて、ユーザーの出勤を管理する点で、前述した実施形態と異なる。
端末装置100dを携帯するユーザーが、端末装置100dに対して、出勤先へ到着する予定の時刻を入力する操作を行う。この操作によって、端末装置100dは、出勤予定時刻を受け付ける。端末装置100dは、出勤予定時刻を受け付けた時刻情報を取得し、取得した時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間を導出する。端末装置100dは、導出した所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定する。ここで、通勤予定時間閾値は、出勤時刻に間に合うようにするために、出勤先に向かうのに最低限確保しなければならない時間である。通勤予定時間閾値は、端末装置100dが、出勤予定時刻を受け付けた場所(位置)に応じて変動する。例えば、端末装置100dが、出勤予定時刻を受け付けた場所(位置)が近くなるほど、通勤予定時間閾値は短くなり、出勤予定時刻を受け付けた場所(位置)が遠くなるほど、通勤予定時間閾値は長くなる。端末装置100dは、導出した所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下である場合に、通勤管理サーバ300dへ、出勤予定時刻を通知するために、出勤予定時刻を示す情報と、ユーザーIDとを含み、通勤管理サーバ300dを宛先とする出勤予定時刻通知を作成する。端末装置100dは、作成した出勤予定時刻通知を、通勤管理サーバ300dへ送信する。
通勤管理サーバ300dは、端末装置100dが送信した出勤予定時刻通知を受信し、受信した出勤予定時刻通知に含まれるユーザーIDと出勤予定時刻を示す情報とを取得する。通勤管理サーバ300dは、取得したユーザーIDと、出勤予定時刻を示す情報とを関連付けて、通勤管理テーブルに記憶する。
端末装置100dは、位置を測定し、位置の測定結果と、ユーザーIDとを含み、通勤管理サーバ300dを宛先とする位置情報通知を定期的に作成する。端末装置100dは、作成した位置情報通知を、通勤管理サーバ300dへ定期的に送信する。
通勤管理サーバ300dは、端末装置100dが送信した位置情報通知を受信し、位置情報通知を取得した時刻情報を取得する。通勤管理サーバ300dは、取得した位置情報通知に含まれる位置の測位結果と、ユーザーIDとを取得する。通勤管理サーバ300dは、取得した位置の測位結果と、位置情報通知を取得した時刻情報とに基づいて、ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理する。
具体的には、通勤管理サーバ300dは、取得したユーザーIDに関連付けて記憶されている出勤先を示す情報と、出勤予定時刻を示す情報とを、通勤管理テーブルから取得する。通勤管理サーバ300dは、位置の測位結果に基づいて、現時点の位置から出勤予定先の位置までの距離を導出するとともに、位置情報通知を受信した時刻情報と、出勤予定時刻を示す情報とに基づいて、位置情報を取得した時刻から出勤時刻までの時間を導出する。通勤管理サーバ300dは、現時点の位置から出勤予定先までの距離と、位置情報を受信した時刻から出勤時刻までの時間とに基づいて、ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理する。
(通勤管理システムの構成)
図11は、実施形態の変形例4に係る通勤管理システムを構成する端末装置、通勤管理サーバの一例を示す図である。以下、端末装置100d、通勤管理サーバ300dについて順次説明する。
(端末装置)
端末装置100dは、通信部110と、記憶部120と、情報処理部130dと、操作部140と、測位部150と、出力部160と、前記各構成要素を図11に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバスなどのバスライン170とを備える。
通信部110は、実施形態で説明した通信部110の機能に加えて、通勤管理サーバ300cへ、情報処理部130dが出力した位置情報通知を送信する。
記憶部120には、情報処理部130dにより実行されるプログラム122と、通勤管理アプリ124dとが記憶される。
通勤管理アプリ124dは、通勤管理アプリ124aが有するモジュールに加えて、以下のモジュールを含む。通勤管理アプリ124dは、端末装置100dに、測位部150に、測位させ、測位させることによって得られる位置の測位結果と、ユーザーIDとを含み、通勤管理サーバ300dを宛先とする位置情報通知を作成させるモジュールを含む。通勤管理アプリ124dは、端末装置100dに、作成させた位置情報通知を、通勤管理サーバ300dに送信させるモジュールを含む。
情報処理部130dの全部または一部は、例えば、CPUなどのプロセッサが記憶部120に格納されたプログラム122と、通勤管理アプリ124dとを実行することにより実現される機能部(以下、ソフトウェア機能部と称する)である。なお、情報処理部130dの全部または一部は、LSI、ASIC、またはFPGAなどのハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウェア機能部とハードウェアとの組み合わせによって実現されてもよい。情報処理部130dは、例えば、受付部131dと、判定部132と、作成部133dと、出力制御部134dとして機能する。
受付部131dは、受付部131aを適用できる。ただし、受付部131dは、測位部150が出力した位置の測位結果を取得し、取得した位置の測位結果を、作成部133dへ出力する。
作成部133dは、作成部133aを適用できる。ただし、作成部133dは、受付部131dが出力した位置の測位結果を取得した場合に、取得した位置の測位結果と、ユーザーIDとを含み、通勤管理サーバ300dを宛先とする位置情報通知を作成する。作成部133dは、作成した位置情報通知を、通信部110へ出力する。
(通勤管理サーバ)
通勤管理サーバ300dは、通信部310と、記憶部320と、情報処理部330dと、前記各構成要素を図11に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバスなどのバスライン370とを備える。
記憶部320には、情報処理部330dにより実行されるプログラム322と、通勤管理アプリ324dとが記憶される。また、記憶部320には、通勤管理テーブル326bが記憶される。
通勤管理アプリ324dは、通勤管理アプリ324aが有するモジュールに加え、以下のモジュールを含む。通勤管理アプリ324dは、通勤管理サーバ300dに、端末装置100dが送信した位置情報通知を受信させ、位置情報通知を受信させた時刻情報を取得させるモジュールを含む。通勤管理アプリ324dは、通勤管理サーバ300dに、受信させた位置情報通知に含まれるユーザーIDに関連付けて記憶されている出勤先を示す情報と、出勤予定時刻を示す情報とを、通勤管理テーブル326bから取得させるモジュールを含む。通勤管理アプリ324dは、通勤管理サーバ300dに、位置の測位結果に基づいて、出勤予定先までの距離を導出させるとともに、位置情報通知を受信させた時刻情報と、出勤予定時刻を示す情報とに基づいて、位置情報を受信した時刻から出勤時刻までの時間を導出させるモジュールを含む。通勤管理アプリ324dは、通勤管理サーバ300dに、出勤予定先までの距離と、位置情報を受信した時刻から出勤時刻までの時間とに基づいて、ユーザーIDに該当するユーザーの出勤を管理させるモジュールを含む。
情報処理部330dの全部または一部は、例えば、CPUなどのプロセッサが記憶部320に格納されたプログラム322と、通勤管理アプリ324dとを実行することにより実現されるソフトウェア機能部である。なお、情報処理部330dの全部または一部は、LSI、ASIC、またはFPGAなどのハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウェア機能部とハードウェアとの組み合わせによって実現されてもよい。情報処理部330dは、例えば、受付部331dと、管理部335dと、作成部33dとして機能する。
受付部331dは、受付部331を適用できる。ただし、受付部331cは、通信部310が出力した位置情報通知を受け付け、受け付けた時刻情報を取得する。受付部331dは、受け付けた位置情報通知と、取得した時刻情報とを、管理部335dへ出力する。
管理部335dは、管理部335を適用できる。ただし、管理部335dは、受付部331dが出力した位置情報通知と、位置通知情報を取得した時刻情報とを取得する。管理部335dは、取得した位置情報通知に含まれるユーザーIDと、位置の測位結果とを取得する。管理部335dは、記憶部320に記憶されている通勤管理テーブル326bにおいて、取得したユーザーIDを含む通勤管理情報の位置情報に、取得した位置の測位結果を登録する。管理部335dは、ユーザーIDに関連付けて記憶されている出勤先を示す情報と、出勤予定時刻を示す情報とを、通勤管理テーブル326bから取得する。
管理部335dは、取得した出勤先を示す情報と、位置の測位結果とに基づいて、端末装置100dの位置から出勤先の位置までの距離を導出する。管理部335dは、位置通知情報を取得した時刻情報と、出勤予定時刻を示す情報とに基づいて、位置情報を取得した時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間を導出する。管理部335dは、端末装置100dの位置から出勤先の位置までの距離と、位置情報を取得した時刻から出勤時刻までの時間とに基づいて、ユーザーの出勤を管理する。
具体的には、管理部335dは、端末装置100dの位置から出勤先の位置までの距離と、位置情報を取得した時刻から出勤時刻までの時間とに基づいて、端末装置100dの位置から出勤先の位置までの距離を、位置情報を取得した時刻から出勤時刻までの時間で除算することによって、出勤時刻までに、出勤先へ到着するのに要求される速度である到着要求速度を導出する。管理部335dは、導出した到着要求速度が、到着要求速度閾値以下であるか否かを判定する。管理部335dは、到着要求速度が到着要求速度閾値以下である場合には、出勤時刻までに、ユーザーが出勤先へ到着する可能性が高いと判定し、到着要求速度が到着要求速度閾値より高い場合には、出勤時刻までに、ユーザーが出勤先へ到着する可能性が低いと判定する。管理部335dは、出勤時刻までに、ユーザーが出勤先へ到着する可能性が高いと判定した場合には、そのユーザーの出勤の管理を維持する。管理部335dは、出勤時刻までに、ユーザーが出勤先へ到着する可能性が低いと判定した場合には、出勤時刻までに、ユーザーが出勤先へ到着する可能性が低いことを示す情報と、該当するユーザーIDとを含む注意喚起要求を作成する指示を、作成部333dへ出力する。
作成部333dは、作成部333aを適用できる。ただし、作成部333dは、管理部335dが出力した注意喚起要求を作成する指示を取得した場合に、取得した注意喚起要求を作成する指示に含まれる出勤時刻までに、ユーザーが出勤先へ到着する可能性が低いことを示す情報と、位置情報通知を送信した端末装置100dのユーザーIDとを含み、予め設定される通知先を宛先とする注意喚起要求を作成する。作成部333dは、作成した注意喚起要求を、通信部310へ出力する。
(実施形態の変形例4に係る通勤管理システムの動作の一例)
図12は、実施形態の変形例4に係る通勤管理システムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。図12は、図4を参照して説明した実施形態に係る通勤管理システムの動作の一例において、ステップS13より後の動作が示される。
ステップS51からステップS54は、図9のステップS41からステップS44を適用できる。
(ステップS55)
通勤管理サーバ300dにおいて、受付部331cは、通信部310が出力した位置情報通知を受け付け、受け付けた時刻情報を取得する。
(ステップS56)
通勤管理サーバ300dにおいて、管理部335dは、受付部331dが出力した位置情報通知を取得し、位置通知情報を取得した時刻情報を取得する。管理部335dは、取得した位置情報通知に含まれるユーザーIDと、位置の測位結果とを取得する。管理部335dは、ユーザーIDに関連付けて記憶されている出勤先を示す情報と、出勤予定時刻を示す情報とを、通勤管理テーブル326bから取得する。管理部335dは、取得した出勤先を示す情報と、位置の測位結果とに基づいて、端末装置100dの位置から出勤先の位置までの距離を導出する。
(ステップS57)
通勤管理サーバ300dにおいて、管理部335dは、位置通知情報を取得した時刻情報と、出勤予定時刻を示す情報とに基づいて、位置情報を取得した時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間を導出する。
(ステップS58)
通勤管理サーバ300dにおいて、管理部335dは、端末装置100dの位置から出勤先の位置までの距離と、位置情報を取得した時刻から出勤時刻までの所要予定とに基づいて、端末装置100dの位置から出勤先の位置までの距離を、位置情報を取得した時刻から出勤時刻までの時間で除算することによって、出勤時刻までに、出勤先へ到着するのに要求される速度である到着要求速度を導出する。
(ステップS59)
通勤管理サーバ300dにおいて、管理部335dは、導出した到着要求速度が、到着要求速度閾値以下であるか否かを判定する。管理部335dは、到着要求速度が到着要求速度閾値以下である場合には、出勤時刻までに、ユーザーが出勤先へ到着する可能性が高いと判定し、到着要求速度が到着要求速度閾値より高い場合には、出勤時刻までに、ユーザーが出勤先へ到着する可能性が低いと判定する。出勤時刻までに、ユーザーが出勤先へ到着する可能性が高い、つまり、間に合うと判定した場合には、ステップS51へ移行する。
(ステップS60)
通勤管理サーバ300dにおいて、管理部335dは、出勤時刻までに、ユーザーが出勤先へ到着する可能性が低い、つまり、間に合わないと判定した場合には、出勤時刻までに、ユーザーが出勤先へ到着する可能性が低いことを示す情報と、該当するユーザーIDとを含む注意喚起要求を作成する指示を、作成部333dへ出力する。作成部333dは、管理部335dが出力した注意喚起要求を作成する指示を取得し、取得した注意喚起要求に含まれる出勤時刻までに、ユーザーが出勤先へ到着する可能性が低いことを示す情報と、位置情報通知を送信した端末装置100dのユーザーIDとを含み、予め設定される通知先を宛先とする注意喚起要求を作成する。
(ステップS61)
通勤管理サーバ300dにおいて、作成部333dは、作成した注意喚起要求を、通信部310へ出力する。通信部310は、作成部333dが出力した注意喚起要求を取得し、取得した注意喚起要求を、予め設定される通知先へ送信する。その後、ステップS51へ移行する。
前述した実施形態の変形例4では、通勤管理サーバ300dは、到着要求速度が、到着要求速度閾値以下であるか否かを判定し、到着要求速度が到着要求速度閾値以下である場合には、出勤時刻までに、ユーザーが出勤先へ到着する可能性が高いと判定し、到着要求速度が到着要求速度閾値より高い場合には、出勤時刻までに、ユーザーが出勤先へ到着する可能性が低いと判定する場合について説明したが、この例に限られない。例えば、複数の到着要求速度閾値を設定して、出勤時刻までに、ユーザーが出勤先へ到着する可能性がどの程度高いか、出勤時刻までに、ユーザーが出勤先へ到着する可能性がどの程度低いかを判定してもよい。
前述した実施形態の変形例4では、端末装置100dは、導出した所要予定時間が、通勤予定時間閾値より長い場合に、出勤予定時刻通知を、通勤管理サーバ300dへ送信しない場合について説明したが、この例に限られない。例えば、端末装置100dは、導出した所要予定時間が、通勤予定時間閾値より長い場合に、通勤管理サーバ300dへ、間に合わないことを通知するために、間に合わないことを示す情報と、ユーザーIDとを含み、通勤管理サーバ300dを宛先とする出勤不可能通知を作成するようにしてもよい。端末装置100dは、作成した出勤不可能通知を、通勤管理サーバ300dへ送信するようにしてもよい。
この場合、通勤管理サーバ300dは、端末装置100dが送信した出勤不可能通知を受信し、受信した出勤不可能通知に含まれる間に合わないことを示す情報に基づいて、そのユーザーに加え、同僚や上司などの他のユーザーにも通知してもよい。また、端末装置100dは、導出した所要予定時間が、通勤予定時間閾値より長い場合に、通勤管理サーバ300を経由せず、間に合わないことを示す情報を、そのユーザーに加え、同僚や上司などの他のユーザーにも通知してもよい。このように構成することによって、間に合わないと判定されたユーザーに対して、チームとして対応できる状況を作ることができる。
また、作成部133は、判定部132が、出勤予定時刻が、出勤時刻以前でないと判定した場合に、ユーザーが出勤時刻に間に合わないことを示す情報と、ユーザーIDとを含み、通勤管理サーバ300を宛先とする出勤不可能通知を作成してもよい。この場合、通勤管理サーバ300は、端末装置100が送信した出勤不可能通知を受信し、受信した出勤不可能通知に含まれる間に合わないことを示す情報に基づいて、同僚や上司などの他のユーザーにも通知してもよい。また、作成部133は、判定部132が、出勤予定時刻が、出勤時刻以前でないと判定した場合に、ユーザーが間に合わないことを示す情報と、ユーザーIDとを含み、同僚、上司などの他のユーザーの端末装置を宛先とする出勤不可能通知を作成してもよい。この場合、同僚、上司などの他のユーザーの端末装置は、端末装置100が送信した出勤不可能通知を受信し、受信した出勤不可能通知に含まれる間に合わないことを示す情報に基づいて、同僚や上司などの他のユーザーの端末装置にも通知してもよい。このように構成することによって、間に合わないと判定されたユーザーに対して、チームとして対応できる状況を作ることができる。
実施形態の変形例4に係る通勤管理システム1dによれば、通勤管理システム1dは、実施形態に係る通勤管理システム1において、一又は複数の端末装置100dの各々は、位置情報を取得する測位部150を備える。作成部133dは、測位部150が取得した位置情報と、ユーザーIDとを含む位置情報通知を作成し、通信部110は、位置情報通知を、通勤管理サーバ300dへ送信する。通勤管理サーバ300dにおいて、通信部310は、一又は複数の端末装置100dの各々が送信した位置情報通知を受信し、管理部335dは、受信した位置情報通知に含まれる位置情報と、位置情報を受信した時刻とに基づいて、ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理する。
管理部335dは、位置情報に基づいて、出勤予定先までの距離を導出するとともに、位置情報を受信した時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間を導出し、導出した距離と所要予定時間とに基づいて、ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理する。
このように構成することによって、実施形態に係る通勤管理システムの効果に加えて、ユーザーの位置情報と、位置情報を受信した時刻とに基づいて、通勤を管理できるため、出勤予定時刻通知を送信した端末装置100dを有するユーザーが、出勤時刻までに、ユーザーが出勤先へ到着する可能性が高いか否かを判定できる。
(実施形態の変形例5)
(通勤管理システム)
実施形態の変形例5に係る通勤管理システムの一例は、図1を適用できる。ただし、端末装置100−1から端末装置100−Nの代わりに、端末装置100e−1から端末装置100e−Nを備える。また、通勤管理サーバ300の代わりに、通勤管理サーバ300eを備える。
実施形態の変形例5に係る通勤管理システム1eでは、通勤管理サーバ300eは、出勤先の位置情報と、端末装置100eの位置情報と、位置情報を取得した時刻情報と、出勤時刻情報とに基づいて、ユーザーの出勤を管理する点で、前述した実施形態と異なる。
端末装置100eを携帯するユーザーが、端末装置100eに対して、出勤先へ到着する予定の時刻を入力する操作を行う。この操作によって、端末装置100eは、出勤予定時刻を受け付ける。端末装置100eは、受け付けた出勤予定時刻情報と、ユーザーIDとを含み、通勤管理サーバ300eを宛先とする出勤予定時刻通知を作成する。端末装置100eは、作成した出勤予定時刻通知を、通勤管理サーバ300eへ送信する。
通勤管理サーバ300eは、端末装置100eが送信した出勤予定時刻通知を受信し、受信した出勤予定時刻通知に含まれるユーザーIDと出勤予定時刻情報とを取得する。通勤管理サーバ300eは、取得したユーザーIDと、出勤予定時刻情報とを関連付けて、通勤管理テーブルに記憶する。
端末装置100eは、位置を測定し、位置の測定結果と、ユーザーIDとを含み、通勤管理サーバ300eを宛先とする位置情報通知を定期的に作成する。端末装置100eは、作成した位置情報通知を、通勤管理サーバ300eへ定期的に送信する。
通勤管理サーバ300eは、端末装置100eが送信した位置情報通知を受信し、位置情報通知を取得した時刻情報を取得する。通勤管理サーバ300eは、取得した位置情報通知に含まれる位置の測位結果と、ユーザーIDとを取得する。通勤管理サーバ300eは、取得した位置の測位結果と、位置情報通知を取得した時刻情報とに基づいて、ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理する。
具体的には、通勤管理サーバ300eは、取得したユーザーIDに関連付けて記憶されている出勤先を示す情報と、出勤予定時刻を示す情報とを、通勤管理テーブルから取得する。通勤管理サーバ300eは、位置の測位結果に基づいて、現時点の位置から出勤予定先の位置までの距離を導出するとともに、位置情報通知を受信した時刻情報と、出勤予定時刻を示す情報とに基づいて、位置情報を取得した時刻から出勤時刻までの時間を導出する。通勤管理サーバ300eは、現時点の位置から出勤予定先までの距離と、位置情報を受信した時刻から出勤時刻までの時間とに基づいて、ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理する。
(通勤管理システムの構成)
図13は、実施形態の変形例5に係る通勤管理システムを構成する端末装置、通勤管理サーバの一例を示す図である。以下、端末装置100e、通勤管理サーバ300eについて順次説明する。
(端末装置)
端末装置100eは、通信部110と、記憶部120と、情報処理部130eと、操作部140と、測位部150と、出力部160と、前記各構成要素を図13に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバスなどのバスライン170とを備える。
通信部110は、実施形態で説明した通信部110の機能に加えて、通勤管理サーバ300eへ、情報処理部130eが出力した位置情報通知を送信する。
記憶部120には、情報処理部130eにより実行されるプログラム122と、通勤管理アプリ124eとが記憶される。
通勤管理アプリ124eは、通勤管理アプリ124aが有するモジュールに加えて、以下のモジュールを含む。
通勤管理アプリ124eは、端末装置100eに、出勤予定時刻を示す情報と、ユーザーIDとを含み、通勤管理サーバ300eを宛先とする出勤予定時刻通知を作成させ、作成させた出勤予定時刻通知を、通勤管理サーバ300eへ送信させるモジュールを含む。
通勤管理アプリ124eは、端末装置100eに、測位部150に、測位させ、測位させることによって得られる位置の測位結果と、ユーザーIDとを含み、通勤管理サーバ300eを宛先とする位置情報通知を作成させるモジュールを含む。通勤管理アプリ124eは、端末装置100eに、作成させた位置情報通知を、通勤管理サーバ300eに送信させるモジュールを含む。
情報処理部130eの全部または一部は、例えば、CPUなどのプロセッサが記憶部120に格納されたプログラム122と、通勤管理アプリ124eとを実行することにより実現される機能部(以下、ソフトウェア機能部と称する)である。なお、情報処理部130eの全部または一部は、LSI、ASIC、またはFPGAなどのハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウェア機能部とハードウェアとの組み合わせによって実現されてもよい。情報処理部130eは、例えば、受付部131eと、作成部133eと、出力制御部134eとして機能する。
受付部131eは、受付部131aを適用できる。ただし、受付部131eは、測位部150が出力した位置の測位結果を取得し、取得した位置の測位結果を、作成部133eへ出力する。
作成部133eは、作成部133aを適用できる。ただし、作成部133eは、出勤予定時刻を示す情報と、ユーザーIDとを含み、通勤管理サーバ300eを宛先とする出勤予定時刻通知を作成する。作成部133eは、作成した出勤予定時刻通知を、通信部110へ出力する。作成部133eは、受付部131eが出力した位置の測位結果を取得した場合に、取得した位置の測位結果と、ユーザーIDとを含み、通勤管理サーバ300eを宛先とする位置情報通知を作成する。作成部133eは、作成した位置情報通知を、通信部110へ出力する。
(通勤管理サーバ)
通勤管理サーバ300eは、通信部310と、記憶部320と、情報処理部330eと、前記各構成要素を図13に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバスなどのバスライン370とを備える。
記憶部320には、情報処理部330eにより実行されるプログラム322と、通勤管理アプリ324eとが記憶される。また、記憶部320には、通勤管理テーブル326bが記憶される。
通勤管理アプリ324eは、通勤管理アプリ324aが有するモジュールに加え、以下のモジュールを含む。
通勤管理アプリ324eは、通勤管理サーバ300eに、端末装置100eが送信した位置情報通知を受信させ、位置情報通知を受信させた時刻情報を取得させるモジュールを含む。通勤管理アプリ324eは、通勤管理サーバ300eに、受信させた位置情報通知に含まれるユーザーIDに関連付けて記憶されている出勤先を示す情報と、出勤予定時刻を示す情報とを、通勤管理テーブル326bから取得させるモジュールを含む。通勤管理アプリ324eは、通勤管理サーバ300eに、位置の測位結果に基づいて、出勤予定先までの距離を導出させるとともに、位置情報通知を受信させた時刻情報と、出勤予定時刻を示す情報とに基づいて、位置情報を受信した時刻から出勤時刻までの時間を導出させるモジュールを含む。通勤管理アプリ324eは、通勤管理サーバ300eに、出勤予定先までの距離と、位置情報を受信した時刻から出勤時刻までの時間とに基づいて、ユーザーIDに該当するユーザーの出勤を管理させるモジュールを含む。
情報処理部330eの全部または一部は、例えば、CPUなどのプロセッサが記憶部320に格納されたプログラム322と、通勤管理アプリ324eとを実行することにより実現されるソフトウェア機能部である。なお、情報処理部330eの全部または一部は、LSI、ASIC、またはFPGAなどのハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウェア機能部とハードウェアとの組み合わせによって実現されてもよい。情報処理部330eは、例えば、受付部331eと、管理部335eと、作成部333eとして機能する。
受付部331eは、受付部331を適用できる。ただし、受付部331eは、通信部310が出力した位置情報通知を受け付け、受け付けた時刻情報を取得する。受付部331eは、受け付けた位置情報通知と、取得した時刻情報とを、管理部335eへ出力する。
管理部335eは、管理部335を適用できる。ただし、管理部335eは、受付部331eが出力した位置情報通知と、位置通知情報を取得した時刻情報とを取得する。管理部335eは、取得した位置情報通知に含まれるユーザーIDと、位置の測位結果とを取得する。管理部335eは、記憶部320に記憶されている通勤管理テーブル326bにおいて、取得したユーザーIDを含む通勤管理情報の位置情報に、取得した位置の測位結果を登録する。管理部335eは、ユーザーIDに関連付けて記憶されている出勤先を示す情報と、出勤予定時刻を示す情報とを、通勤管理テーブル326bから取得する。
管理部335eは、取得した出勤先を示す情報と、位置の測位結果とに基づいて、端末装置100eの位置から出勤先の位置までの距離を導出する。管理部335eは、位置通知情報を取得した時刻情報と、出勤予定時刻を示す情報とに基づいて、位置情報を取得した時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間を導出する。管理部335eは、端末装置100eの位置から出勤先の位置までの距離と、位置情報を取得した時刻から出勤時刻までの時間とに基づいて、ユーザーの出勤を管理する。
具体的には、管理部335eは、端末装置100eの位置から出勤先の位置までの距離と、位置情報を取得した時刻から出勤時刻までの時間とに基づいて、端末装置100eの位置から出勤先の位置までの距離を、位置情報を取得した時刻から出勤時刻までの時間で除算することによって、出勤時刻までに、出勤先へ到着するのに要求される速度である到着要求速度を導出する。管理部335eは、導出した到着要求速度が、到着要求速度閾値以下であるか否かを判定する。管理部335eは、到着要求速度が到着要求速度閾値以下である場合には、出勤時刻までに、ユーザーが出勤先へ到着する可能性が高いと判定し、到着要求速度が到着要求速度閾値より高い場合には、出勤時刻までに、ユーザーが出勤先へ到着する可能性が低いと判定する。管理部335eは、出勤時刻までに、ユーザーが出勤先へ到着する可能性が高いと判定した場合には、そのユーザーの出勤の管理を維持する。管理部335eは、出勤時刻までに、ユーザーが出勤先へ到着する可能性が低いと判定した場合には、出勤時刻までに、ユーザーが出勤先へ到着する可能性が低いことを示す情報と、該当するユーザーIDとを含む注意喚起要求を作成する指示を、作成部333eへ出力する。
作成部333eは、作成部333aを適用できる。ただし、作成部333eは、管理部335eが出力した注意喚起要求を作成する指示を取得した場合に、取得した注意喚起要求を作成する指示に含まれる出勤時刻までに、ユーザーが出勤先へ到着する可能性が低いことを示す情報と、位置情報通知を送信した端末装置100eのユーザーIDとを含み、予め設定される通知先を宛先とする注意喚起要求を作成する。作成部333eは、作成した注意喚起要求を、通信部310へ出力する。予め設定される通知先の一例は、ユーザー本人と、同僚と、上司とである。
(実施形態の変形例5に係る通勤管理システムの動作の一例)
図14は、実施形態の変形例5に係る通勤管理システムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。
(ステップS71)
端末装置100eにおいて、ユーザーによって、操作部140に対して、出勤予定時刻を入力する操作が行われる。操作部140は、出勤予定時刻を入力する操作を検出し、検出した出勤予定時刻を入力する操作に基づいて、出勤予定時刻を示す情報を作成する。操作部140は、作成した出勤予定時刻を示す情報を、受付部131eに出力する。受付部131eは、操作部140が出力した出勤予定時刻を示す情報を受け付ける。
(ステップS72)
端末装置100eにおいて、作成部133eは、受付部131eが受け付けた出勤予定時刻を示す情報と、ユーザーIDとを含み、通勤管理サーバ300を宛先とする出勤予定時刻通知を作成する。
ステップS73からS79は、図4を参照して説明したステップS7からS13を適用できる。
ステップS79より後の処理は、図12を適用できる。
実施形態の変形例5に係る通勤管理システム1eによれば、通勤管理システム1eは、実施形態に係る通勤管理システム1において、一又は複数の端末装置100eの各々は、出勤予定時刻を受け付ける受付部131eと、受付部131eが受け付けた出勤予定時刻を示す情報と、ユーザーIDとを含む出勤予定時刻通知を作成する作成部133eと、出勤予定時刻通知を、通勤管理サーバ300eへ送信する通信部110と、位置情報を取得する測位部150とを備える。作成部133eは、測位部150が取得した位置情報と、ユーザーIDとを含む位置情報通知を作成し、通信部110は、位置情報通知を、通勤管理サーバ300eへ送信する。通勤管理サーバ300eにおいて、通信部310は、一又は複数の端末装置100eの各々が送信した位置情報通知を受信し、管理部335eは、受信した位置情報通知に含まれる位置情報と、位置情報を受信した時刻とに基づいて、ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理する。
管理部335eは、位置情報に基づいて、出勤予定先までの距離を導出するとともに、位置情報を受信した時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間を導出し、導出した距離と所要予定時間とに基づいて、ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理する。
このように構成することによって、実施形態に係る通勤管理システムの効果に加えて、ユーザーの位置情報と、位置情報を受信した時刻とに基づいて、通勤を管理できるため、出勤予定時刻通知を送信した端末装置100eを有するユーザーが、出勤時刻までに、ユーザーが出勤先へ到着する可能性が高いか否かを判定できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組合わせを行うことができる。これら実施形態及びその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれると同時に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
なお、前述した実施形態における通勤管理システムに含まれる各装置の一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。ここでいう「コンピュータシステム」とは、通勤管理システムに含まれる各装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器などのハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROMなどの可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスクなどの記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネットなどのネットワークや電話回線などの通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また前述したプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。また、前述した実施形態における通勤管理システムに含まれる各装置の各機能ブロックの一部、または全部を、LSIなどの集積回路として実現してもよい。通勤管理システムに含まれる各装置の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
1、1a、1b、1c、1d…通勤管理システム、50…ネットワーク、100、100−1、・・・、100−N、100a、100a−1、・・・、100a−N、100b、100b−1、・・・、100b−N、100c、100c−1、・・・、100c−N、100d−1、・・・、100d−N…端末装置、110…通信部、120…記憶部、122…プログラム、124、124a、124b、124c…通勤管理アプリ、130、130a、130b、130c、130d…情報処理部、131、131a、131b、131c、131d…受付部、132…判定部、133、133a、133b、133c、133d…作成部、134、134b、134d…出力制御部、140…操作部、150…測位部、160…出力部、170…バスライン、200…基地局装置、300、300a、300b、300c、300d…通勤管理サーバ、310…通信部、320…記憶部、322…プログラム、324、324a、324b、324c、324d…通勤管理アプリ、326、326a、326b…通勤管理テーブル、330、330a、330b、330c、330d…情報処理部、331、331a、331b、331c、331d…受付部、332…判定部、333、333a、333b、333c、333d…作成部、335、335b、335c、335d…管理部、370…バスライン

Claims (20)

  1. 一又は複数の端末装置と、一又は複数の前記端末装置と通信を行うサーバ装置とを備える通勤管理システムであって、
    一又は複数の前記端末装置の各々は、
    出勤予定時刻を受け付ける受付部と、
    前記出勤予定時刻を受け付けた時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が、前記所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であると判定した場合に、前記出勤予定時刻を示す情報と、ユーザーIDとを含む出勤予定時刻通知を作成する作成部と、
    前記出勤予定時刻通知を、前記サーバ装置へ送信する送信部と
    を備え、
    前記サーバ装置は、
    一又は複数の前記端末装置の各々が送信した前記出勤予定時刻通知を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記出勤予定時刻通知に含まれる前記出勤予定時刻を示す前記情報と、前記ユーザーIDとに基づいて、前記ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理する管理部と
    を備える、通勤管理システム。
  2. 一又は複数の端末装置と、一又は複数の前記端末装置と通信を行うサーバ装置とを備える通勤管理システムであって、
    一又は複数の前記端末装置の各々は、
    出勤予定時刻を受け付ける受付部と、
    前記出勤予定時刻を示す情報と、前記出勤予定時刻を受け付けた時刻を示す情報と、ユーザーIDとを含む出勤予定時刻通知を作成する作成部と、
    前記出勤予定時刻通知を、前記サーバ装置へ送信する送信部と
    を備え、
    前記サーバ装置は、
    一又は複数の前記端末装置の各々が送信した前記出勤予定時刻通知を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記出勤予定時刻通知に含まれる前記出勤予定時刻を示す前記情報と、前記出勤予定時刻を受け付けた時刻を示す前記情報とに基づいて、前記出勤予定時刻を受け付けた前記時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が、前記所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であると判定した場合に、前記出勤予定時刻を示す前記情報と、前記ユーザーIDとに基づいて、前記ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理する管理部と
    を備える、通勤管理システム。
  3. 前記受付部は、出勤予定時刻を示す情報を取得した時刻から前記出勤時刻までの時間が、通勤予定時間閾値以下である場合に、取得した前記出勤予定時刻を受け付ける、請求項2に記載の通勤管理システム。
  4. 一又は複数の前記端末装置の各々は、
    位置情報を取得する測位部
    を備え、
    前記作成部は、前記測位部が取得した前記位置情報と、前記ユーザーIDとを含む位置情報通知を作成し、
    前記送信部は、前記位置情報通知を、前記サーバ装置へ送信し、
    前記受信部は、一又は複数の前記端末装置の各々が送信した前記位置情報通知を受信し、
    前記管理部は、前記受信部が受信した前記位置情報通知に含まれる前記位置情報と、前記ユーザーIDとに基づいて、前記ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の通勤管理システム。
  5. 前記管理部は、前記位置情報の遷移に基づいて、前記ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理する、請求項4に記載の通勤管理システム。
  6. 前記管理部は、前記ユーザーIDに該当するユーザーの出勤予定先を示す情報と、前記位置情報とに基づいて、前記ユーザーの通勤を管理する、請求項4又は請求項5に記載の通勤管理システム。
  7. 前記管理部は、前記出勤予定時刻を示す前記情報と、現在の時刻とに基づいて、前記ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理する、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の通勤管理システム。
  8. 前記出勤予定時刻が、出勤時刻以前でない場合に、ユーザーが出勤時刻に間に合わないことを通知する出力部
    を備える、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の通勤管理システム。
  9. 前記管理部は、前記位置情報と、前記位置情報を受信した時刻とに基づいて、前記ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理する、請求項4に記載の通勤管理システム。
  10. 前記管理部は、前記位置情報に基づいて、出勤予定先までの距離を導出するとともに、前記位置情報を受信した時刻から前記出勤時刻までの時間である所要予定時間を導出し、導出した前記距離と前記所要予定時間とに基づいて、前記ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理する、請求項9に記載の通勤管理システム。
  11. 出勤予定時刻を受け付ける受付部と、
    前記出勤予定時刻を受け付けた時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が、前記所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であると判定した場合に、前記出勤予定時刻を示す情報と、ユーザーIDとを含む出勤予定時刻通知を作成する作成部と、
    前記出勤予定時刻通知を、サーバ装置へ送信する送信部と
    を備える、端末装置。
  12. 一又は複数の端末装置の各々が送信した出勤予定時刻通知を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記出勤予定時刻通知に含まれる出勤予定時刻を示す情報と、前記出勤予定時刻を受け付けた時刻を示す情報とに基づいて、前記出勤予定時刻を受け付けた前記時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が、前記所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であると判定した場合に、前記出勤予定時刻を示す前記情報と、前記出勤予定時刻通知に含まれるユーザーIDとに基づいて、前記ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理する管理部と
    を備える、サーバ装置。
  13. 一又は複数の端末装置と、一又は複数の前記端末装置と通信を行うサーバ装置とを備える通勤管理システムによって実行される通勤管理方法であって、
    一又は複数の前記端末装置の各々が、出勤予定時刻を受け付けるステップと、
    一又は複数の前記端末装置の各々が、前記出勤予定時刻を受け付けた時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定するステップと、
    一又は複数の前記端末装置の各々が、前記所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であると判定した場合に、前記出勤予定時刻を示す情報と、ユーザーIDとを含む出勤予定時刻通知を作成するステップと、
    一又は複数の前記端末装置の各々が、前記出勤予定時刻通知を、前記サーバ装置へ送信するステップと、
    前記サーバ装置が、一又は複数の前記端末装置の各々が送信した前記出勤予定時刻通知を受信するステップと、
    前記サーバ装置が、受信した前記出勤予定時刻通知に含まれる前記出勤予定時刻を示す前記情報と、前記ユーザーIDとに基づいて、前記ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理するステップと
    を有する、通勤管理方法。
  14. 一又は複数の端末装置と、一又は複数の前記端末装置と通信を行うサーバ装置とを備える通勤管理システムによって実行される通勤管理方法であって、
    一又は複数の前記端末装置の各々が、出勤予定時刻を受け付けるステップと、
    一又は複数の前記端末装置の各々が、前記出勤予定時刻を示す情報と、前記出勤予定時刻を受け付けた時刻を示す情報と、ユーザーIDとを含む出勤予定時刻通知を作成するステップと、
    一又は複数の前記端末装置の各々が、前記出勤予定時刻通知を、前記サーバ装置へ送信するステップと、
    前記サーバ装置が、一又は複数の前記端末装置の各々が送信した前記出勤予定時刻通知を受信するステップと、
    前記サーバ装置が、受信した前記出勤予定時刻通知に含まれる前記出勤予定時刻を示す前記情報と、前記出勤予定時刻を受け付けた時刻を示す前記情報とに基づいて、前記出勤予定時刻を受け付けた前記時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定するステップと、
    前記サーバ装置が、前記所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であると判定した場合に、前記出勤予定時刻を示す前記情報と、前記ユーザーIDとに基づいて、前記ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理するステップと
    を有する、通勤管理方法。
  15. コンピュータに、
    出勤予定時刻を受け付けるステップと、
    前記出勤予定時刻を受け付けた時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定するステップと、
    前記所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であると判定した場合に、前記出勤予定時刻を示す情報と、ユーザーIDとを含む出勤予定時刻通知を作成するステップと、
    前記出勤予定時刻通知を、サーバ装置へ送信するステップと
    を実行させる、プログラム。
  16. コンピュータに、
    出勤予定時刻を示す情報を取得した時刻から出勤時刻までの時間が、通勤予定時間閾値以下である場合に、取得した前記出勤予定時刻を受け付けるステップと、
    前記出勤予定時刻を示す情報と、前記出勤予定時刻を受け付けた時刻を示す情報と、ユーザーIDとを含む出勤予定時刻通知を作成するステップと、
    前記出勤予定時刻通知を、サーバ装置へ送信するステップと
    を実行させる、プログラム。
  17. コンピュータに、
    位置情報を取得するステップと、
    取得する前記ステップで取得した前記位置情報と、前記ユーザーIDとを含む位置情報通知を作成するステップと、
    前記位置情報通知を、前記サーバ装置へ送信するステップと
    を更に実行させる、請求項15又は請求項16に記載のプログラム。
  18. コンピュータに、
    一又は複数の端末装置の各々が送信した出勤予定時刻通知を受信するステップと、
    受信した前記出勤予定時刻通知に含まれる出勤予定時刻を示す情報と、前記出勤予定時刻を受け付けた時刻を示す前記情報とに基づいて、前記出勤予定時刻を受け付けた前記時刻から出勤時刻までの時間である所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であるか否かを判定するステップと、
    前記所要予定時間が、通勤予定時間閾値以下であると判定した場合に、前記出勤予定時刻を示す前記情報と、前記出勤予定時刻通知に含まれるユーザーIDとに基づいて、前記ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理するステップと
    を実行させる、プログラム。
  19. コンピュータに、
    前記出勤予定時刻を示す前記情報と、現在の時刻とに基づいて、前記ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理するステップ
    をさらに実行させる、請求項18に記載のプログラム。
  20. コンピュータに、
    一又は複数の前記端末装置の各々が送信した位置情報通知を受信するステップと、
    前記位置情報通知に含まれる位置情報と、前記ユーザーIDと、前記位置情報通知を受信した時刻とに基づいて、前記ユーザーIDに該当するユーザーの通勤を管理するステップと
    を更に実行させる、請求項18に記載のプログラム。
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