JP2021147170A - 給送装置、及び、画像形成装置 - Google Patents

給送装置、及び、画像形成装置 Download PDF

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潤 斎藤
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Abstract

【課題】装置が大型化、高コスト化することなく、比較的簡易な構成で、シートの重送を軽減する。【解決手段】載置部43に積載された複数枚のシートPの上方端面を当接位置として離間位置から移動して当接した状態で、所定の回転方向に回転して複数枚のシートPから最上方のシートP1を捌く捌きローラ52が設けられている。また、最上方のシートP1の上面を接触位置として退避位置から移動して当接した状態で、所定方向に回転して最上方のシートP1を給送方向に給送する給送ローラ53が設けられている。そして、捌きローラ52を離間位置と当接位置との間で移動させる動作と、給送ローラ53を退避位置と接触位置との間で移動させる動作と、を1つのモータ81(駆動源)を具備する移動機構80によっておこなっている。【選択図】図2

Description

この発明は、シートを給送する給送装置と、それを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機や印刷機等の画像形成装置と、に関するものである。
従来から、複写機やプリンタや印刷機等の画像形成装置に設置される給送装置において、載置部に積載された複数枚のシートを捌いて最上方のシートを分離するために捌きローラ(分離補助ローラ)を設置したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
詳しくは、捌きローラ(分離補助ローラ)は、載置部に積載された複数枚のシートの端面に当接して回転することで、複数枚のシートから最上方のシートを捌いて分離させる。そして、そのようにして捌かれた最上方のシートの上面に給送ローラ(ピックアップローラ)が当接して回転することで、最上方のシートが給送方向に給送される。
上述した従来の給送装置は、載置部に積載された複数枚のシートを捌きローラによって捌いて、最上方のシートを給送ローラで給送しているため、比較的簡単にシートの重送を軽減する効果が期待できる。
しかし、捌きローラをシートの端面に接離させる機構と、給送ローラをシートの上面に接離させる機構と、が別々に設けられていたため、装置が大型化、高コスト化してしまうとともに、一連の給送動作における制御が複雑化してしまっていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、装置が大型化、高コスト化することなく、比較的簡易な構成で、シートの重送を軽減することができる、給送装置、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明における給送装置は、載置部に積載された複数枚のシートの上方端面を当接位置として離間位置から移動して当接した状態で、所定の回転方向に回転して前記複数枚のシートから最上方のシートを捌く捌きローラと、前記最上方のシートの上面を接触位置として退避位置から移動して当接した状態で、所定方向に回転して当該シートを給送方向に給送する給送ローラと、を備え、前記捌きローラを前記離間位置と前記当接位置との間で移動させる動作と、前記給送ローラを前記退避位置と前記接触位置との間で移動させる動作と、を1つの駆動源を具備する移動機構によっておこなうものである。
本発明によれば、装置が大型化、高コスト化することなく、比較的簡易な構成で、シートの重送を軽減することができる、給送装置、及び、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 給送装置を示す概略構成図である。 給送装置における給送動作を示す図である。 給送装置において捌きローラと給送ローラとを移動する移動機構の動作を示す図である。 給送時の制御の一例を示すフローチャートである。 変形例1としての、給送装置における移動機構を示す図である。 変形例2としての、給送装置における移動機構を示す図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、画像形成装置1における全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としての複写機、2は原稿Dの画像情報を光学的に読み込む原稿読込部、3は原稿読込部2で読み込んだ画像情報に基いた露光光Lを感光体ドラム5上に照射する露光部、4は感光体ドラム5上にトナー像(画像)を形成する作像部、7は感光体ドラム5上に形成されたトナー像をシートPに転写する転写部(画像形成部)、を示す。
また、10はセットされた原稿Dを原稿読込部2に搬送する原稿搬送部(自動原稿搬送装置)、12、13は給紙カセット内に収容されたシートPが給送する給送装置、16はユーザーが手差しでセットしたシートPを給送する手差し給送装置、を示す。
また、17は転写部7に向けてシートPを搬送するレジストローラ対(タイミングローラ対)、20はシートP上に担持されたトナー像(未定着画像)を定着する定着装置、21は定着装置20に設置された定着ローラ、22は定着装置20に設置された加圧ローラ、31は装置本体1から排紙されたシートPが積載される排紙トレイ、を示す。
また、42、43は各給送装置12、13において昇降可能に構成された載置部(昇降板)、51は各給送装置12、13、16に設置された給送手段としての給送機構、を示す。
図1を参照して、画像形成装置本体1における、通常の画像形成時(印刷時)の動作について説明する。
まず、原稿Dは、原稿搬送部10の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送(給送)されて、原稿読込部2上を通過する。このとき、原稿読込部2では、上方を通過する原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
そして、原稿読込部2で読み取られた光学的な画像情報は、電気信号に変換された後に、露光部3(書込部)に送信される。そして、露光部3からは、その電気信号の画像情報に基づいたレーザ光等の露光光Lが、作像部4の感光体ドラム5上に向けて発せられる。
一方、作像部4において、感光体ドラム5は図1の時計方向に回転しており、所定の作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程)を経て、感光体ドラム5上に画像情報に対応した画像(トナー像)が形成される。
その後、感光体ドラム5上に形成された画像は、画像形成部としての転写部7で、レジストローラ対17により搬送されたシートP上に転写される。
一方、転写部7(画像形成部)に搬送されるシートPは、次のように動作する。
まず、画像形成装置本体1の複数の給送装置12、13のうち、1つの給送装置が自動又は手動で選択される(例えば、下段の給送装置13が選択されたものとする。)。そして、給送装置13に収納されたシートPの最上方の1枚が、給送機構51によって給送されて、搬送経路Kに向けて搬送される。その後、シートPは、複数の搬送ローラが配設された搬送経路Kを通過して、レジストローラ対17の位置に達する。このとき、レジストローラ対17は、回転停止した状態であって、そのニップにシートPの先端が突き当たることで、シートPの斜行(スキュー)が補正されることになる。
なお、装置本体1の側方に設置された給送装置16(手差し給送装置)が選択された場合には、ユーザーによって給送装置16の載置部(手差しトレイ)に載置されたシートP(複数枚のシートPが積載された場合には、最上方のシートP)が、給送機構51(給送手段)によって搬送経路に向けて給送されて、レジストローラ対17の位置に達することになる。
そして、レジストローラ対17の回転が開始されて、シートPが、感光体ドラム5上に形成された画像と位置合わせをするためにタイミングを合わせて、転写部7(画像形成部)に向けて搬送される。そして、転写部7で、感光体ドラム5上の画像がシートP上に転写されることになる(転写工程である。)。
そして、転写工程後のシートPは、転写部7の位置を通過した後に、搬送経路を経て定着装置20に達する。定着装置20に達したシートPは、定着ローラ21と加圧ローラ22との間に送入されて、定着ローラ21から受ける熱と双方の部材21、22から受ける圧力とによってトナー像が定着される(定着工程である)。トナー像が定着された定着工程後のシートPは、定着ローラ21と加圧ローラ22との間(定着ニップである。)から送出された後に、画像形成装置本体1から排出されて、出力画像として排紙トレイ31上に積載されることになる。
こうして、一連の画像形成プロセス(印刷動作)が完了する。
次に、図2〜図4等を用いて、本実施の形態における画像形成装置1において特徴的な、給送装置について詳述する。
なお、以下、装置本体1に内接された複数の給送装置12、13のうち、下段の給送装置13について説明するが、上段の給送装置12も設置位置が異なる点を除いて下段の給送装置13とほぼ同様の構成となっているため、その説明を省略することにする。
図1、図2等を参照して、給送装置13には、複数枚のシートPを積載可能な載置部43(昇降板)、載置部43に載置されたシートPを給送するための給送手段としての給送機構51、等が設置されている。
また、図2等を参照して、給送機構51は、捌きローラ52、給送ローラ53、搬送手段としての搬送ローラ対55、シート検知センサ58、駆動モータ71、移動機構80、搬送モータ72、等で構成されている。
載置部43は、昇降モータ73による駆動によって、回転中心軸43a(図1参照)を中心に正逆方向に回動することで、昇降するように構成されている。
なお、図2〜図4等では、簡単のため載置部43を略水平に図示するとともに、図1のものに対して左右逆転して図示している。
また、本実施の形態では、載置部43が回転中心軸43aを中心に回動して昇降するように構成したが、載置部43が略水平状態を維持したまま昇降するように構成することもできる。
また、図示は省略するが、本実施の形態における給送装置13には、載置部43上に載置されたシートPの幅方向(図2の紙面垂直方向である。)の位置を規制するサイドフェンスが設けられている。サイドフェンスは、シートPを挟むように幅方向両端部にそれぞれ設置されていて、手動移動機構によってシートPの幅方向のサイズに合わせて幅方向に移動可能に構成されている。
また、図示は省略するが、本実施の形態における給送装置13には、載置部43上に載置されたシートPの給送方向(図2の左右方向である。)の位置を規制する基準フェンスとエンドフェンスとが設けられている。基準フェンスは、シートPの給送動作を妨げることなく、載置部43に積載されたシートPの給送方向先端の位置が定めるように固定して設置されている。エンドフェンスは、シートPの給送方向後端に当接するように設置されていて、手動移動機構によってシートPの給送方向のサイズに合わせて給送方向に移動可能に構成されている。
ここで、本実施の形態において、捌きローラ52は、載置部43に積載された複数枚のシートPの上方端面(少なくとも最上方のシートP1の端面を含むシート束の上方の端面である。)を当接位置として離間位置から移動して当接した状態で、所定の回転方向(図2、図3の反時計方向である。)に回転して複数枚のシートPから最上方のシートP1を捌くローラ部材である。
詳しくは、捌きローラ52は、軸部上に、ゴム材料などからなるローラ部が形成されたものである。また、捌きローラ52は、制御部70によって制御される移動機構80(図4参照)によって、図2、図3(B)、図4(B)等に示す離間位置と、図3(A)、図4(A)等に示す当接位置と、の間を移動可能に構成されている。また、捌きローラ52は、制御部70によって制御される駆動モータ71の駆動がギア列を介して伝達されて、図2〜図4の反時計方向に回転駆動される。
そして、図3(A)に示すように、載置部43に積載されたシートPの給送方向下流側端面(特に、最上方のシートP1の給送方向下流側端面である。)に捌きローラ52が当接した状態で、捌きローラ52がシートPを押し上げる方向(当接位置において上方に向かう方向)に回転することで、シートPを捌いて最上方のシートPを上方に分離する。このとき、載置部43に載置された複数枚のシートPが、コート紙のようにシート間の密着力が強くなる種類のものであっても、捌きローラ52の摺接によって良好に捌かれ分離されることになる。
なお、捌きローラ52の離間位置(図2、図3(B)、(C)等に示す位置である。)は、一連のシートの給送動作(上述した捌き動作以外の動作であって、給送ローラ53による給送動作や、載置部43にシートPがセットされる動作なども含む。)を妨げない位置である。すなわち、捌きローラ52は、上述した捌き動作時以外は、シートPに干渉しないことになる。
給送ローラ53は、載置部43に載置された最上方のシートP1の上面を接触位置として退避位置から移動して当接した状態で、所定方向(図2の時計方向である。)に回転して当該シートを給送方向に給送するローラ部材である。
詳しくは、給送ローラ53は、軸部上に、ゴム材料などからなるローラ部が形成されたものである。また、給送ローラ53は、制御部70によって制御される移動機構80(図4参照)によって、図3(A)、図4(A)等に示す退避位置と、図2、図3(B)、図4(B)等に示す接触位置と、の間を移動可能に構成されている。また、給送ローラ53は、制御部70によって制御される駆動モータ71の駆動がギア列を介して伝達されて、図2〜図4の時計方向に回転駆動される。
そして、図3(B)に示すように、載置部43に載置された最上方のシートP1の表面(上面)に当接した状態で、給送方向に沿うように回転して、そのシートP1を搬送ローラ対55の位置に向けて破線矢印方向に搬送する。このとき、最上方のシートP1が捌きローラ52による捌き動作によって捌かれ分離されているため、給送ローラ53によって、最上方のシートP1に加えて上から2番目のシートP2などが重送されることなく、最上方のシートP1のみが給送されることになる。
なお、給送ローラ53の退避位置(図3(A)等に示す位置である。)は、一連のシートの給送動作(上述した給送動作以外の動作であって、捌きローラ52の捌き動作や、載置部43にシートPがセットされる動作なども含む。)を妨げない位置である。すなわち、給送ローラ53は、上述した給送動作時以外は、シートPに干渉しないことになる。
また、図2、図3に示すように、給送ローラ53に対して給送方向の下流側(図2、図3の左側である。)には、シート検知センサ58や、搬送手段としての搬送ローラ対55が設けられている。
シート検知センサ58は、給送ローラ53によって給送されたシートPの先端を光学的に検知する反射型フォトセンサである。
搬送ローラ対55は、シート検知センサ58によるシートPの先端の検知をトリガーにして、そのシートPを給送方向に搬送する搬送手段である。搬送ローラ対55は、駆動ローラと従動ローラとからなり、搬送モータ72による駆動ローラの回転駆動によって従動ローラが従動回転する。そして、搬送ローラ対55のニップに挟持されたシートPを、回転方向に沿う方向に搬送する。
具体的に、図3(A)〜(C)を用いて、一連の給送動作について説明する。
まず、画像形成装置1のメインスイッチがオンされていない状態や、給送動作が開始されるのを待機している状態のとき、載置部43は最下位置に位置している。この最下位置は、載置部43へのシートP(シート束)のセットが可能な位置である。具体的に、ユーザーは、給紙カセットを引出して、載置部43上にシートP(シート束)をセットすることになる。
また、画像形成装置1のメインスイッチがオンされると、給送装置13のイニシャライズ動作がおこなわれ、載置部43にシートPがセットされていない場合には、表示パネル(装置本体1の外装部に設置されている。)に、その旨が表示される。
そして、ユーザーによって印刷開始ボタンが押されると、載置部43に載置された最上方のシートP1が所定高さ位置(図3(A)に示す位置である。)になるように、昇降モータ73によって載置部43が上昇される。なお、昇降モータ73は、給送動作がおこなわれることにより、載置部43に積載されたシートPの枚数(積載高さ)が減少しても、常に最上方のシートP1が所定高さ位置に位置するように、載置部43を昇降制御している。
そして、図3(A)に示すように、まず、捌きローラ52が離間位置から白矢印方向に移動してシートPの端面に当接する(当接位置への移動である)。そして、図3(A)の反時計方向に回転する捌きローラ52によって、最上方のシートP1が捌かれ分離される。
その後、図3(B)に示すように、捌きローラ52が当接位置から離間位置に白矢印方向に移動して、ほぼ同じタイミングで、給送ローラ53が退避位置から黒矢印方向に移動してシートP1の上面に当接する(接触位置への移動である)。そして、図3(B)の時計方向に回転する給送ローラ53によって、最上方のシートP1が給送方向に搬送される。
その後、給送ローラ53によって搬送されたシートP1の先端がシート検知センサ58で検知されると、図3(C)に示すように、搬送モータ72による搬送ローラ対55の回転駆動が開始される。そして、シートP1は、搬送ローラ対55によって、さらに下流側に搬送されることになる。このとき、給送ローラ53は、再び接触位置から退避位置に移動して、次の給送動作に備えることになる。
ここで、本実施の形態では、捌きローラ52を離間位置と当接位置との間で移動させる動作と、給送ローラ53を退避位置と接触位置との間で移動させる動作と、を1つの駆動源(モータ81)を具備する移動機構80によっておこなっている。
すなわち、捌きローラ52を移動する駆動源(移動機構)と、給送ローラ53を移動する駆動源(移動機構)と、を別々に設けるのではなくて、1つの駆動源(移動機構)によって捌きローラ52の接離動作と給送ローラ53の接離動作とをおこなっている。さらに換言すると、1つの駆動源(モータ81)を有する移動機構80によって、一連の捌き動作と給送動作とがおこなわれる。
また、先に説明したように、捌きローラ52の接離動作と給送ローラ53の接離動作とは、同じタイミングでおこなわれるのではなくて、タイミングがずれておこなわれる。そのため、移動機構80は、モータ81からそれぞれのローラ52、53への駆動伝達経路が、そのようなタイミングのずれが生じるように構成されている。
詳しくは、移動機構80は、モータ81(駆動源)が駆動されると、図3(A)、図4(A)に示すように捌きローラ52を離間位置から当接位置に移動させた後に、図3(B)、図4(B)に示すように、捌きローラ52を当接位置から離間位置に移動させるとともに、給送ローラ53を退避位置から接触位置に移動させて、その後に図3(C)、図4(C)に示すように給送ローラ53を接触位置から退避位置に移動させる。
さらに具体的に、図4に示すように、移動機構80は、駆動源としてのモータ81、第1搖動部材84、第2搖動部材86、回転体としての駆動ベルト82、第1カム83、第2カム85、付勢部材としての引張スプリング87、等で構成されている。
第1搖動部材84は、捌きローラ52を回転可能に保持していて、第1支軸84aを中心に搖動可能に装置筐体に保持されている。また、第1搖動部材84には、第1搖動部材84を第1カム83に当接する方向(離間位置に向かう方向である。)に付勢する引張スプリング87が接続されている。
第2搖動部材86は、給送ローラ53を回転可能に保持していて、第2支軸86aを中心に搖動可能に装置筐体に保持されている。また、第2搖動部材86には、第2搖動部材86を退避位置に向かう方向に付勢する付勢部材(スプリングなどである。)が接続されている。
駆動ベルト82は、モータ81(駆動源)によって直接的に回転駆動される回転体として機能する。駆動ベルト82は、駆動ローラと従動ローラとによって張架・支持されていて、駆動ローラがモータ81によって回転駆動されることで図4の反時計方向に走行する。
第1カム83は、駆動ベルト82(回転体)の回転に連動して回転して、第1搖動部材84を搖動可能な部材である。第1カム83は、カム軸83aを中心に回転可能に装置筐体に保持されている。図示は省略するが、カム軸83aに設置されたギアに、駆動ベルト82の従動ローラに設置されたギアが噛合している。
第2カム85は、駆動ベルト82(回転体)の回転に連動して回転して、第2搖動部材86を搖動可能な部材である。第2カム85は、カム軸85aを中心に回転可能に装置筐体に保持されている。図示は省略するが、カム軸85aに設置されたギアに、駆動ベルト82の駆動ローラに設置されたギアが噛合している。
このように構成された移動機構80によって、モータ81の駆動によって駆動ベルト82が所定距離走行する間に、図3(A)〜(C)(図4(A)〜(C))を用いて説明した一連の捌き動作と給送動作とが連続的におこなわれることになる。
このように、本実施の形態における給送装置13は、捌きローラ52の接離動作と給送ローラ53の接離動作とを1つのモータ81を駆動源としておこなっているため、捌きローラ52の接離動作をおこなう機構と給送ローラ53の接離動作をおこなう機構とを別々に設ける場合に比べて、給送装置13が大型化、高コスト化することなく、比較的簡易な構成で、シートの重送を軽減することができる。
ここで、本実施の形態における給送装置13は、捌きローラ52と給送ローラ53とをそれぞれ回転駆動する1つの駆動モータ71(図1参照)が設けられている。すなわち、本実施の形態では、捌きローラ52を回転駆動する駆動モータと給送ローラ53を回転駆動する駆動モータとが別々に設けられているのではなく、1つの駆動モータ71によって捌きローラ52と給送ローラ53とを同時に回転駆動している。このように構成することで、駆動モータを別々に設ける場合に比べて、給送装置13を低コスト化、小型化することができる。
具体的に、このような駆動伝達機構としては、例えば、駆動モータ71のモータ軸に設置された駆動ギア、第1搖動部材84の第1支軸84aに設置されたギア、駆動ギアの駆動を第1支軸84aのギアに伝達するギア列、捌きローラ52の軸部に設置されて第1支軸84aのギアに噛合するギア、第2搖動部材86の第2支軸86aに設置されたギア、駆動ギアの駆動を第2支軸86aのギアに伝達するギア列、給送ローラ53の軸部に設置されて第2支軸86aのギアに噛合するギア、などで構成することができる。
そして、駆動モータ71は、少なくとも、捌きローラ52が図3(A)に示す当接位置に位置しているときと、給送ローラ53が図3(B)に示す接触位置に位置しているときと、には駆動されるように、制御部70によって制御している。これにより、捌きローラ52による捌き動作と、給送ローラ53による給送動作と、が良好におこなわれることになる。
図5は、給送時の制御の一例を示すフローチャートである。
図5に示すように、ユーザーが印刷ボタンを押して、印刷要求(給送動作の要求)を制御部70で受けると(ステップS1)、移動機構80のモータ81が駆動されるとともに、駆動モータ71が駆動される(ステップS2、S3)。これにより、先に図3(A)〜(C)で説明した捌きローラ52による捌き動作と給送ローラ53による給送動作とが連続的におこなわれる。
そして、給送ローラ53によって給送されたシートP1の先端が、シート検知センサ58によって検知されると、搬送モータ72がオンされて、搬送ローラ対55が回転駆動される(ステップS4、S5)。
<変形例1>
図6に示すように、変形例1における移動機構80には、第1カム88と第1搖動部材84とにカムシャフト89が接続されている。そして、第1カム88は、駆動ベルト82(回転体)の回転に連動して回転して、カムシャフト89を介して第1搖動部材84を搖動させることになる。
このように構成された移動機構80を用いた場合であっても、給送装置13が大型化、高コスト化することなく、比較的簡易な構成で、シートPの重送を軽減することができる。
<変形例2>
図7に示すように、変形例2における移動機構80には、第1カム91と第1搖動部材84とにワイヤー92が接続されている。そして、第1カム91は、駆動ベルト82(回転体)の回転に連動して回転して、ワイヤー92を介して第1搖動部材84を搖動させることになる。
このように構成された移動機構80を用いた場合であっても、給送装置13が大型化、高コスト化することなく、比較的簡易な構成で、シートPの重送を軽減することができる。
以上説明したように、本実施の形態における給送装置13は、載置部43に積載された複数枚のシートPの上方端面を当接位置として離間位置から移動して当接した状態で、所定の回転方向に回転して複数枚のシートPから最上方のシートP1を捌く捌きローラ52が設けられている。また、最上方のシートP1の上面を接触位置として退避位置から移動して当接した状態で、所定方向に回転して最上方のシートP1を給送方向に給送する給送ローラ53が設けられている。そして、捌きローラ52を離間位置と当接位置との間で移動させる動作と、給送ローラ53を退避位置と接触位置との間で移動させる動作と、を1つのモータ81(駆動源)を具備する移動機構80によっておこなっている。
これにより、給送装置13が大型化、高コスト化することなく、比較的簡易な構成で、シートPの重送を軽減することができる。
なお、本実施の形態では、モノクロの画像形成装置1に設置される給送装置13に対して本発明を適用したが、カラーの画像形成装置に設置される給送装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、電子写真方式の画像形成装置1に設置される給送装置13に対して本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されることなく、その他の方式の画像形成装置(例えば、インクジェット方式の画像形成装置や、孔版印刷機などである。)に設置される給送装置に対しても本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、画像形成装置1の内部に設置された給送装置13に対して本発明を適用したが、画像形成装置1の外部に露呈するように設置される手差し用の給送装置16に対しても本発明を適用することができるし、給送装置としての原稿搬送部10(自動原稿搬送装置)に対しても本発明を適用することができる。
そして、それらのような場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
なお、本願明細書等において、「シート」とは、用紙の他に、コート紙、ラベル紙、OHPシート、フィルムシート等のシート状の記録媒体のすべてを含むものと定義する。
1 画像形成装置(画像形成装置本体)、
13 給送装置、
43 載置部、
51 給送機構(給送手段)、
52 捌きローラ(分離補助ローラ)、
53 給送ローラ(ピックアップローラ)、
55 搬送ローラ対(搬送手段)、
58 シート検知センサ、
71 駆動モータ、
80 移動機構、
81 モータ(駆動源)、
82 駆動ベルト(回転体)、
83 第1カム、
84 第1搖動部材、
84a 第1支軸、
85 第2カム、
86 第2搖動部材、
86a 第2支軸、
P、P1、P2 シート。
特開2009−83966号公報

Claims (7)

  1. 載置部に積載された複数枚のシートの上方端面を当接位置として離間位置から移動して当接した状態で、所定の回転方向に回転して前記複数枚のシートから最上方のシートを捌く捌きローラと、
    前記最上方のシートの上面を接触位置として退避位置から移動して当接した状態で、所定方向に回転して当該シートを給送方向に給送する給送ローラと、
    を備え、
    前記捌きローラを前記離間位置と前記当接位置との間で移動させる動作と、前記給送ローラを前記退避位置と前記接触位置との間で移動させる動作と、を1つの駆動源を具備する移動機構によっておこなうことを特徴とする給送装置。
  2. 前記移動機構は、前記駆動源が駆動されると、前記捌きローラを前記離間位置から前記当接位置に移動させた後に、前記捌きローラを前記当接位置から前記離間位置に移動させるとともに、前記給送ローラを前記退避位置から前記接触位置に移動させて、その後に前記給送ローラを前記接触位置から前記退避位置に移動させることを特徴とする請求項1に記載の給送装置。
  3. 前記捌きローラと前記給送ローラとをそれぞれ回転駆動する1つの駆動モータを備え、
    前記駆動モータは、少なくとも、前記捌きローラが前記当接位置に位置しているときと、前記給送ローラが前記接触位置に位置しているときと、には駆動されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の給送装置。
  4. 前記移動機構は、
    前記駆動源と、
    前記捌きローラを回転可能に保持して、第1支軸を中心に搖動可能な第1搖動部材と、
    前記給送ローラを回転可能に保持して、第2支軸を中心に搖動可能な第2搖動部材と、
    前記駆動源によって回転駆動される回転体と、
    前記回転体の回転に連動して回転して、前記第1搖動部材を搖動可能な第1カムと、
    前記回転体の回転に連動して回転して、前記第2搖動部材を搖動可能な第2カムと、
    を具備したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の給送装置。
  5. 前記給送ローラによって給送されたシートの先端を検知するシート検知センサと、前記シート検知センサによるシートの先端の検知をトリガーにして当該シートを前記給送方向に搬送する搬送手段と、が前記給送ローラに対して前記給送方向の下流側に設けられたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の給送装置。
  6. 前記捌きローラの前記離間位置は、一連のシートの給送動作を妨げない位置であって、
    前記給送ローラの前記退避位置は、一連のシートの給送動作を妨げない位置であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の給送装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の給送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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