JP2021135911A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】手書き図形と手書き図形が含まれるコンテンツの画像とを重ねた画像をコメント情報として出力する表示装置を提供する。【解決手段】コンテンツを表示する表示部と、入力部と、制御部と、を備えた表示装置において、前記制御部は、前記入力部を介して前記表示されたコンテンツに対する手書き図形の入力を受け付け、前記手書き図形が含まれる範囲のコンテンツの画像と、前記手書き図形とを重ねた画像をコメント情報として出力する。【選択図】図4

Description

本発明は表示装置に関する。
近年、タッチやペン入力に対応するパソコンやタブレットが普及しており、手書き入力に関する技術も様々提案されている。
例えば、複数の手書きストロークがテキスト入力である場合に1以上の手書き単語ブロックを生成し、第1の所定のレイアウト基準に従って位置付け、複数の手書きストロークがスケッチである場合に、スケッチコンテンツオブジェクトを生成し、第1の所定のレイアウト基準とは異なる第2の所定のレイアウト基準に従って位置づけることによって、複数の手書きストロークを入力エリアで受信することに応答する技術が提案されている(特許文献1参照)。
また、直前に入力したイメージデータに対して、所定のコマンド(ジェスチャ)を入力することで、イメージデータを削除する技術が提案されている(特許文献2参照)。
特表2018−530042号公報 特開平6−309093号公報
文書ファイル等のコンテンツをブラッシュアップする上で、他者によるレビューは欠かせず、手書きによるコメントが入力できるアプリケーション等の利用も進んでいる。このようなアプリケーションには、コンテンツに付加されたコメントの一覧を表示する機能を備えるものもある。しかし、コメントの一覧の表示だけでは、話題になっているポイントやエリアを的確に示せず、ユーザは、手書きによるコメントが、コンテンツのどの部分に対して入力されたものであるかを把握できないという課題があった。
上述した課題を解決するために、本発明の表示装置は、手書き図形と手書き図形が含まれるコンテンツの画像とを重ねた画像をコメント情報として出力する表示装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための第1の実施態様は、コンテンツを表示する表示部(例えば、図2の表示部110)と、入力部(例えば、図2の入力部120)と、制御部(例えば、図2の制御部100)と、を備えた表示装置において、前記制御部は、前記入力部を介して前記表示されたコンテンツに対する手書き図形の入力を受け付け、前記手書き図形が含まれる範囲のコンテンツの画像と、前記手書き図形とを重ねた画像をコメント情報として出力する、ことを特徴とする表示装置である。
第2の実施態様は、コンテンツを表示する表示部(例えば、図2の表示部110)と、入力部(例えば、図2の入力部120)と、制御部(例えば、図2の制御部100)と、を備えた表示装置において、前記制御部は、前記入力部を介して前記表示されたコンテンツに対する手書き図形の入力を受け付け、入力を受け付けた前記手書き図形が矢印である場合、当該矢印が示す領域に含まれる範囲のコンテンツの画像と、当該矢印が示す領域に含まれる範囲に含まれる前記手書き図形とを重ねた画像をコメント情報として出力する、ことを特徴とする表示装置である。
本発明の表示装置によれば、手書き図形と手書き図形が含まれるコンテンツの画像とを重ねた画像をコメント情報として出力することができる。
第1実施形態におけるシステムの概要を説明するための図である。 第1実施形態における表示装置の機能構成を説明するための図である。 第1実施形態におけるコンテンツ情報、コメント情報を説明するための図である。 第1実施形態における処理を説明するための図である。 第1実施形態における動作例を説明するための図である。 第1実施形態における動作例を説明するための図である。 第2実施形態における処理を説明するための図である。 第2実施形態における動作例を説明するための図である。 第3実施形態における処理を説明するための図である。 第3実施形態における動作例を説明するための図である。
以下、本発明の表示装置を適用した場合の実施形態について説明する。なお、各実施形態は本発明を説明する都合上記載したものであり、本発明の技術的範囲が以下の実施形態に限定されるものではない。
[1.第1実施形態]
[1.1 全体構成]
図1(a)は、表示装置10の外観を示した図である。表示装置10は、例えば、タブレット型の端末装置や、ノートパソコンといった情報処理装置であってもよいし、電子ホワイトボード、電子黒板(IWB:Interactive Whiteboard)で利用されるような大型の表示装置や、テーブル型の表示装置であってもよい。表示装置10に対するユーザの操作は、例えば、タッチパネルによるタッチを検出したり、入力装置15を用いた操作を検出したりすることで入力される。
なお、本実施形態において、表示装置10は単一の装置として説明するが、複数の表示装置を含む構成や、表示装置とサーバとが連携するような構成であってもよい。
例えば、図1(b)のように、管理者であるユーザが利用する表示装置10Hと、他のユーザが使用する複数の表示装置を含むシステムの構成としてもよい。以下、システム全体の動作の概要について説明する。
(1)管理者であるユーザHが利用する表示装置10Hにおいて、ユーザHは、コンテンツを選択する(F10)。このとき、ユーザHは、コンテンツに対して自らコメントを付加してもよい。コメントは、コンテンツとは別のファイル(データ)として記憶されてもよい。
(2)ユーザAは、ユーザAが利用する表示装置10Aにおいて、表示装置10Hからコンテンツと、必要に応じてコメントを読み出す(F12)。
(3)ユーザAは、読み出されたコンテンツにコメントを付加する処理を実行する(F14)。
(4)ユーザAがコンテンツに付加したコメントは、表示装置10Hに送信される(F16)。表示装置10Hは、受信したコメントに基づいて、コンテンツに対応するコメントを更新することで、コンテンツに、ユーザAが付加したコメントが反映されることになる。
(5)同様に、ユーザB、ユーザCでも、ユーザHが選択したコンテンツにコメントを付加する処理を実行する。
このように、本システムを利用することで、各ユーザはコンテンツに対してそれぞれコメントを付加することが可能である。
また、表示装置は、サーバ装置と接続可能なシステムであってもよい。例えば、図1(c)に示すように、表示装置10が通信可能なサーバ装置20をシステムに接続する。サーバ装置20は、同一ネットワークであってもよいし、クラウドにあってもよい。図1(c)に示すように、表示装置10は、それぞれサーバ装置20と通信可能に構成されている。すなわち、図1(b)の構成において表示装置10Hに記憶されているコンテンツや、コメントに関するデータをサーバ装置20に記憶する。表示装置10H、表示装置10A、表示装置10Bは、それぞれサーバ装置20を参照することで、上述した構成と同じ動作が実現できる。
なお、以下の説明は、1台の表示装置で実現する場合について説明するが、いわゆる当業者であれば第2の構成、第3の構成にも適用できる。
[1.2 機能構成]
つづいて、図2を参照して、表示装置10の機能構成について説明する。各構成は、動作に必要なものを備えれば十分であり、必須の構成ではない。
制御部100は、表示装置10の全体を制御するための機能部である。制御部100は、記憶部150に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、1又は複数の演算装置(例えば、CPU(Central Processing Unit))により構成される。
また、制御部100は、プログラムを実行することにより、コメント処理部102、UI(User Interface)処理部104、ユーザ認証部106として動作する。
コメント処理部102は、ユーザから入力された操作に応じてコメントを入力・変更・削除といった編集処理を実行する。コメント処理部102は、ユーザにより入力されたコメントに、必要な情報を付加して記憶部150のコメント情報156に記憶する。また、他の表示装置10や、サーバ装置20にコメント情報が記憶されている場合、コメント処理部102は、通信部160を介して他の装置とコメントを送受信してもよい。
コメント処理部102は、ユーザから入力されたオブジェクトを、コメントとして処理する。ユーザによって入力されるオブジェクトには、例えば、図形、テキスト(文字)、記号が含まれる。
例えば、コメント処理部102は、ユーザからソフトウェアキーボードや、ハードウェアキーボードから入力された場合はテキストのコメントの入力を受け付ける。また、コメント処理部102は、タッチパネルにより図形が描画された場合や、操作ペンで図形が描画された場合は、当該入力された図形のコメントの入力を受け付ける。以下の説明において、タッチパネルに対するタッチ操作や操作ペンによる操作によって入力された図形を、手書き図形という。手書き図形には、例えば、文字や記号を構成する図形や、点、線、矢印、矩形等の図形が含まれる。また、コメント処理部102は、タッチボタンや操作によって、テキストによるコメントと、図形によるコメントとを切り替えて入力を受け付けてもよい。
さらに、コメント処理部102は、手書き図形を文字認識することでテキストに変換してもよいし、テキストを画像化してもよい。本実施形態では、ユーザは、テキスト入力と、手書き入力とを意識しないでコメントを付加することができる。
さらに、コメント処理部102は、ユーザが付加するコメントとして、スタンプのような画像を処理してもよい。
なお、コメント処理部102は、その他の一般的な編集処理、例えば、挿入、削除、変更、置換、移動といった操作や、文字種の変更、カーソルの移動、フォントの変更、線の色・太さの変更、線の変形といった公知の編集処理は実行可能である。
UI処理部104は、ユーザインタフェースの画面を生成し、表示部110に表示する。本実施形態においては、UI処理部104は、表示部110にコメント及びコメントの一覧を表示する処理を行う。例えば、図5(a)に示すように、表示画面W100の全体にコンテンツを表示し、領域R100にコメントを縦方向に並べて表示する。コメントは、時系列に並べてもよいし、ユーザ毎に表示してもよい。例えば、図5(a)の領域R102に、ユーザアイコンが表示されている。ユーザによりユーザアイコンが選択されると、UI処理部104は選択されたユーザに対応するコメントを、コメント情報156から読み出して表示する。UI処理部104は、コメントの一覧を、コンテンツに重畳して表示してもよいし、表示部110の表示領域を分割し、コンテンツが表示される領域とは異なる領域にコメントの一覧を表示してもよい。また、UI処理部104は、コメントの一覧の表示と非表示とを切り替えられてもよい。
ユーザ認証部106は、ユーザを認証する。具体的には、ユーザ認証部106は、ユーザ情報158を参照して、例えば、コメントを付けるユーザを認証したり、コンテンツの所有者(ユーザ)の認証をしたりする。なお、ユーザ認証部106は、外部の認証サーバを利用してもよい。認証サーバを利用した場合、ユーザ認証部106及びユーザ情報158は、認証サーバに記憶してもよい。
表示部110は、コンテンツやコメントを表示したり、表示装置10の各種状態や、操作入力の状態を表示したりする。例えば、液晶ディスプレイ(LCD:liquid crystal display)や、有機ELパネル、電気泳動方式を利用した電子ペーパ等により構成されている。
入力部120は、ユーザからの操作入力を受け付ける。例えば、静電容量式や、感圧式のタッチパネルにより構成される。入力部120は、タッチパネルと操作ペンを組み合わせてもよいし、キーボード、マウスといった入力装置であってもよい。その他にも、例えば、マイク等と組み合わせて音声入力を行う等、入力部120は、ユーザが情報を入力できればよい。
また、入力部120は、ユーザから入力の操作があった位置を検出し、入力位置として制御部100に出力する。入力位置は、例えば、タッチパネルにおいて検出された位置として、表示部110に表示されている表示画面上の座標であることが好ましい。それ以外にも、カーソルの位置(文章中の行、列の位置)や、配置されているレイアウトの情報(例えば、ボタン上や、スクロールバー上)といった位置であってもよい。
記憶部150は、表示装置10の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶されている機能部である。記憶部150は、例えば、半導体メモリであるSSD(Solid State Drive)や、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。また、記憶部150は、コンテンツ情報152と、手書き図形情報154と、コメント情報156と、ユーザ情報158とを記憶している。
コンテンツ情報152は、コンテンツと、コンテンツに関する情報とを記憶している。例えば、図3(a)に示すように、コンテンツ情報152は、以下の情報が含まれている。
・コンテンツID:コンテンツを識別するための情報。
・コンテンツ:コンテンツに関する情報。コンテンツは、例えば、文章ファイル、画像ファイル、PDF(Portable Document Format)ファイル、オフィスファイル等である。これらのコンテンツとしては、実際のデータが記憶されてもよいし、記憶されている場所(例えば、フォルダの場所、URL(uniform resource locator))が記憶されてもよい。また、コンテンツは、1又は複数のページで構成されてもよい。
・コメントIDリスト:コメントIDのリスト。当該コンテンツに付加されたコメントに対応するコメントIDが含まれている。
手書き図形情報154は、コンテンツに対して入力された手書き図形に関する情報を記憶している。コンテンツに対して入力された手書き図形とは、コンテンツが表示されている範囲に、ユーザにより指や操作ペン等により手書きで入力されることにより、コンテンツに直接入力された手書き図形をいう。手書き図形情報154は、手書き図形と、手書き図形が入力されたコンテンツのコンテンツIDとを記憶する。また、さらに手書き図形のコンテンツ上の位置を記憶してもよい。また、手書き図形は、ラスタ形式の画像で記憶してもよいし、ベクタ形式の画像で記憶してもよい。
コメント情報156は、ユーザがコンテンツに付加したコメントと、当該コンテンツに関する情報を記憶している。例えば、図3(b)に示すように、コメント情報156は、以下の情報が含まれている。
・コメントID:コメントを識別するための情報。
・コンテンツID:コメントに対応するコンテンツを識別するための情報。
・位置:コンテンツの中でコメントが付加されている位置の情報。当該コンテンツ又はコンテンツのページ内での位置であり、例えば、座標(XY座標)で示される。また、コンテンツがテキストデータ等の文章データの場合、行・列で表されてもよい。
・作成者:コメントの作成者に関する情報。
・参照先ID:当該コメントが参照するコメント(親コメント)を識別するための情報。ユーザが、コメントを階層的に付加した場合に、親となるコメントを識別するため、親となるコメントIDを記憶する。なお、親と子のコメントとなるような、関連のあるコメントをコメント群と表現する。
・コメント:実際にユーザが入力した(付加した)コメントの内容を示す情報。内容には、例えば、テキストデータ、画像データ、添付ファイルに関するデータ等が記憶される。
ユーザ情報158は、ユーザに関する情報を記憶している。例えば、ユーザを識別するための情報として、ユーザ毎のログインID、パスワード、氏名、使用端末、ユーザの生体情報、使用する入力ペンのID等を記憶してもよい。また、ユーザ情報158は、ユーザ毎にアイコンを対応づけて記憶している。
通信部160は、他の装置と通信を行う。例えば、LAN(Local Area Network)に接続して、他の装置とコメントに関する情報を送受信したり、ドキュメントを送受信したりする。通信方式は、一般的なイーサネット(登録商標)であるLANの他にも、LTE/4G/5Gといった通信を利用してもよい。
なお、上述した各構成は、必要に応じた機能を表示装置10が備えていればよい。例えば、管理者でないユーザ(一般ユーザ)が使用する表示装置10や、サーバ装置20に各データを記憶する場合であればコンテンツ情報152、コメント情報156は記憶部150に記憶する必要はない。また、必要に応じて各種情報は、クラウド上のサーバに記憶してもよい。
図2に記載された構成は、少なくとも制御部100及び記憶部150を備えていればよく、本実施形態における動作を実現できるものを備えていればよい。また、一部の機能は外部の装置で実現されてもよい。例えば、表示部110を、ディスプレイ等の外部装置として構成してもよい。すなわち、表示装置10は、表示装置と、端末装置とで構成されてもよく、制御部100、記憶部150は、端末装置に備えていればよい。
[1.3 処理の流れ]
本実施形態の主な処理の流れについて、図4のフローを参照して説明する。はじめに、制御部100は、コンテンツを表示部110に表示する(ステップS102)。例えば、制御部100は、コンテンツ情報152からコンテンツを読み出してもよいし、通信部160を介して受信してもよい。
制御部100は、タッチ入力があったか否かを判定する(ステップS104)。具体的には、制御部100は、入力部120(タッチパネル)に対するタッチダウン又はタッチアップを検出した場合や、入力部120に対する操作ペンによる入力を検出した場合に、タッチ入力があったと判定する。
タッチ入力があった場合、制御部100は、手書きコメント入力状態(モード)に遷移し、手書き図形入力処理を実行する(ステップS104;Yes→ステップS106)。手書きコメント入力状態(モード)とは、表示されているコンテンツに対して、直接手書き図形を入力することができる状態(モード)である。制御部100は、手書き図形入力処理を実行すると、タッチパネルに対する入力の軌跡に基づいて手書き図形として出力する。制御部100は、入力が終了するまで手書き図形を記憶部150に一時的に出力してもよいし、手書き図形情報154に出力してもよい。
つづいて、制御部100は、手書き図形の入力が終了したか否かを判定する(ステップS108)。ここで、手書き図形の入力が終了した場合としては、以下の場合が挙げられる。
(1)タッチアップしてから所定時間経過した場合
入力部120(例えば、タッチパネル)が、ユーザのタッチ入力について、タッチアップを検出してから所定時間経過した場合、制御部100は、手書き図形の入力が終了したと判定する。所定時間は、予め設定されていてもよいし、ユーザによって設定されてもよい。所定時間は、好ましくは100ミリ秒〜3秒程度であり、より好ましくは1秒程度である。これにより、複数の手書き図形が連続して入力されることにより、タッチダウンとタッチアップとが複数回検出される場合であっても、制御部100は、所定時間が経過する前に再度のタッチダウンを検出した場合、手書き図形の入力を継続させることができる。
(2)手書き図形入力における操作以外の操作を検出した場合
手書き図形の入力における操作は、例えば、タッチパネルをタッチしたままタッチした位置を動かしたり、操作ペンを接触させたまま動かしたりする操作(ドラッグ操作)である。ここで、通常の手書き図形の入力の操作以外の操作(例えば、ダブルタップや、長押し等)を検出したとき、制御部100は、手書き図形の入力が終了したと判定する。
(3)手書き図形の入力が終了したことを示す操作がされた場合
ユーザから手書き図形の入力が終了した操作がなされた場合に、制御部100は手書き図形の入力が終了したと判定する。例えば、制御部100は、「入力終了」といったボタンを表示部110にさせ、当該ボタンがユーザによって選択されたとき、手書き図形の入力が終了したと判定する。
制御部100は、ユーザによる手書き図形の入力が終了したと判定した場合、手書きコメント入力状態(モード)を終了し、表示部110にメニューを表示する(ステップS108;Yes→ステップS110)。具体的には、制御部100は、手書き図形の外周が接する矩形領域の左上や右下にメニューを表示したり、当該矩形領域の周囲にメニューを表示したりする。また、制御部100は、メニューを表示させたあと、所定時間経過すると、メニューに色付きの太枠を表示させたり、メニューを点滅表示させたりしてもよい。このような表示態様でメニューを表示することで、制御部100は、ユーザにメニューを認識させやすく表示することができる。
なお、表示されるメニューには、入力された手書き図形をコメントとしてコンテンツに付加(コメント化)することを示す項目が含まれる。メニューを介してコメント化するか否かを選択可能とすることで、ユーザは、表示されているコンテンツに対するタッチダウンからタッチアップまでに入力した一連の手書き図形を、表示されているコンテンツに付加するか否かを確認することができる。
つづいて、制御部100は、メニューからコメント化することが選択されると(ステップS112;Yes)、入力された手書き図形をコメントとして出力する(ステップS114)。このようにすることで、制御部100は、手書き図形入力処理を実行していた間(手書きコメント入力状態(モード)であった間)に入力された手書き図形をコメント化する対象とする手書き図形として決定し、コメントにすることができる。
なお、制御部100は、タッチダウンを検出してからタッチアップを検出して所定時間経過する前までに入力された手書き図形を全てコメント化する場合で、コメント化する対象の手書き図形を決定できなかったときは、ユーザに対して、コメント化する手書き図形を指定させてもよい。この場合、制御部100は、コメント化する手書き図形をユーザに指定させる画面(例えば、手書き図形を含む領域の範囲を指定させる画面)を表示部110に表示し、ユーザの指定に基づき、コメント化する手書き図形を決定する。
ステップS114においては、まず、制御部100は、コメント化する対象の手書き図形を決定する。そして、表示部110に表示されたコンテンツのうち、コメント化する対象の手書き図形を含む範囲を特定し、その範囲のコンテンツの画像をキャプチャすることにより取得する。このようにして取得されたコンテンツの画像は、コメント化する対象の手書き図形の背景となる。
ここで、制御部100は、例えば、手書き図形を含む範囲として、手書き図形の外周が接する領域(例えば、矩形領域や、円形領域)を特定する。なお、制御部100は、手書き図形を含む範囲として、手書き図形の外周が接する領域から周囲を所定の大きさ(例えば、10ピクセル)広げた領域を特定してもよい。
なお、制御部100は、コンテンツの画像の特徴に基づいて、キャプチャする範囲とする領域を特定することで、背景となるコンテンツの画像の特徴が把握できる範囲をキャプチャするようにしてもよい。例えば、制御部100は、コンテンツの画像の背景色を特定し、特定した背景色によりコンテンツの画像を複数の領域に分割する。さらに、制御部100は、コンテンツの画像における複数の領域のうち、コメント化する対象の手書き図形が含まれる1又は複数の領域をキャプチャする範囲とする領域として特定する。このようにすることで、制御部100は、コンテンツの画像のうち、手書き図形が含まれ、かつ、コンテンツの画像に含まれる一定の内容を含む領域のコンテンツの画像を取得できる。
なお、制御部100は、キャプチャする範囲とする領域に、コメント化する対象の手書き図形以外のオブジェクト(例えば、既に入力された手書き図形)が含まれる場合は、コンテンツの画像とオブジェクトとを重ねた画像を取得してもよい。
また、制御部100は、コメント化する対象の手書き図形の特徴に基づいて、キャプチャする範囲とする領域を特定してもよい。例えば、制御部100は、手書き図形として、矢印又は線といった、一定の方向に伸ばされた線を含む図形を認識した場合、矢印又は線が示す方向(一端方向)から、矢印又は線が示す領域(対象領域)に含まれるコンテンツの画像を含むようにキャプチャしてもよい。一端方向は、例えば、矢印であれば矢尻がある方向であり、線であれば先の終端(タッチアップを検出した位置)がある方向である。なお、対象領域を特定する方法については、後述する。
つづいて、制御部100は、取得したコンテンツの画像と、ユーザにより入力された手書き図形とを重ねた画像を記憶部150に出力する。
上述した処理により、制御部100は、ユーザによる入力がされた手書き図形とコンテンツの画像(すなわち、手書き図形の背景となる画像)とを、重畳してコメントとして出力する。
このとき、制御部100は、コメントに必要な情報を付加して、コメント情報156に出力(記憶)する。例えば、制御部100は、コメントと、コメントが付加されたコンテンツのIDや、コメントが付加された位置をコメント情報156に記憶する。ここで、制御部100は、コメントが付加された位置を、例えば、コメント化された手書き図形を含む範囲の境界線上の所定の位置(矩形領域であれば四隅のうちの何れか)とする。なお、制御部100は、コメントが付加された位置を、コンテンツをキャプチャした範囲の中心の位置としてもよいし、手書き図形の入力が開始された位置又はその周辺の位置としてもよい。なお、制御部100は、手書き図形を記憶部150に一時的に出力していた場合、当該手書き図形を手書き図形情報154に出力(記憶)してもよい。
制御部100は、コメント化ではなく、ユーザによって他の処理を実行することが選択された場合は、選択された処理を実行する(ステップS112;No→ステップS116;Yes)。
また、何れの処理も選択されなかった場合、制御部100は、再び手書き図形入力処理を実行するようにステップS106へ処理を遷移してもよい(ステップS116;No→ステップS106)。
[1.4 動作例]
本実施形態の動作例について、図5及び図6を参照して説明する。図5(a)、図5(b)、図5(c)は、表示部110に表示される表示画面の例を示した図である。図5(a)に示した表示画面W100は、全体にコンテンツが表示されており、領域R100にコメントが一覧で表示されている場合の表示画面の例である。領域R100は、画面端の上下左右の何れの位置であってもよい。また、領域R100は、画面端に位置しなくても、例えば、ウィンドウ形式でコンテンツに重畳表示されてもよい。
領域R100には、コンテンツに付加されたコメントが一覧で表示されている。例えば、コメントC100としてユーザAのコメントが、コメントC102としてユーザBのコメントが、それぞれ表示されている。
なお、コメントを一覧で表示する場合においては、親コメント/子コメントが確認できるように表示されるようにしてもよい。例えば、コメントC100の子コメントであるコメントC102は、親コメントであるコメントC100にぶら下がるように表示(入れ子となるように表示)してもよい。
また、表示画面W100には、コンテンツ上に、ユーザが入力した手書き図形として、手書き図形C104が表示されている。
手書き図形の入力が終了した後、表示部110に表示される表示画面は、表示画面W100から図5(b)に示した表示画面W110に遷移する。表示画面W110は、手書き図形C114の近傍にメニューM110が表示される。ユーザは、メニューM110の中から、手書き図形をコメント化することを示す項目(図5(b)の例では「コメントにする」)を選択することで、手書き図形をコメント化することができる。手書き図形をコメント化することが選択された場合、手書き図形と、手書き図形を含む領域のコンテンツの画像とを重ね合わせた画像がコメントとして出力される。コメントが出力された後、表示部110に表示される表示画面は、図5(c)に示した表示画面W120に遷移する。
図5(c)に示した表示画面W120では、コメントを一覧で表示する領域R120において、コメントとして、例えばコメントC120のように、手書き図形と、手書き図形を含むコンテンツの画像とを併せた画像とがコメントとして表示されている。したがって、ユーザは、領域R120を確認するだけで、入力されたコメントと、当該コメントの対象とされたコンテンツの画像とを把握することができる。
また、図6は、動作例を示す別の図である。図6(a)は、コンテンツの画像として「○○スチーマー」というテキストが表示されている部分に対して、手書き図形が入力された場合に表示部110に表示される表示画面W130の例である。図6(a)は、手書き図形として、「○○スチーマー」のテキストの下に線が入力され、さらに、矢印と「タイトル変更!!」を示す文字を構成する図形とが入力されたことを示す。また、領域E130は、入力された手書き図形の外周が接する矩形範囲を示す。
この場合、領域E130が示す範囲のコンテンツの画像がキャプチャされ、当該キャプチャされた画像と手書き図形と重ね合わせた画像が出力される。さらに、出力された画像をコメントとして含むコメント情報が出力される。これにより、コメントを一覧で表示する領域R130には、コメントC130に示すように、コンテンツの画像(「○○スチーマー」というテキスト)と、手書き図形とを重ね合わせた画像がコメントとして表示される。ユーザは、コメントC130を見るだけで、「タイトル変更!!」というコメントが「○○スチーマー」というテキストに対するものであることを把握できる。
図6(b)は、コメント化する対象の手書き図形として矢印が入力された場合に表示部110に表示される表示画面W140の例である。表示画面W140に含まれる領域E140は、コメント化する対象の手書き図形である矢印の外周が接する矩形範囲を示す。
表示画面W140には、コメント化する対象の手書き図形である矢印が入力される前に入力された手書き図形(手書きされた文字)を含む領域として、領域142及び領域148が含まれていることを示す。領域142及び領域148は、手書き図形として入力された矢印が示す方向に位置する。
この場合、表示装置10は、矢印が示す方向に位置する領域である領域142及び領域148のうち、例えば、領域E142を、対象領域として特定する。
ここで、表示装置10は、矢印によって示された画像(対象画像)を決定した上で、当該対象画像を含む領域を対象領域として特定してもよい。例えば、表示装置10は、コンテンツ画像のうち、矢印の位置の周辺に存在する画像を検索して、その検索結果から対象画像を決定してもよい。また、表示装置10は、矢印に一番近い文字または画像から、その文字または画像に隣接する他の文字または画像との間隔を測り、間隔が所定値よりも広くなったところまでを対象画像と認識してもよい。なお、表示装置10が検索する文字は、オブジェクトのテキスト(文字)であってもよいし、手書き図形によって構成される文字であってもよいし、コンテンツの画像に含まれるテキスト(文字)であってもよい。さらに、表示装置10は、対象画像に隣接する画像(かたまり)を含めたグループ画像を背景として決定してもよい。つづいて、表示装置10は、対象画像やグループ画像を含む領域(例えば、対象画像やグループ画像の外周が接する領域)を、対象領域として特定する。
なお、表示装置10は、オブジェクト間の間隔を求め、それに基づき対象領域を決定する方法を用いてもよい。また、表示装置10は、オブジェクト間の間隔だけでは対象領域を決定できない場合は、文字認識と意味認識、図形認識とを実行し、文章が通じる範囲を対象領域として決定する方法を用いてもよい。さらに、自動的に決定できなかった場合には、表示装置10は、ユーザに対象領域を指定させるために、GUI画像(例えば、対象領域を指定することが可能な画面)を表示させてもよい。
対象領域を特定する方法は、上述した方法のうち複数の方法を組み合わせてもよいし、上述した方法以外の方法であってもよい。また、対象領域を特定する方法は、予め決められていてもよいし、ユーザによって選択されてもよい。
具体的な動作例を、図6(b)を参照して説明する。まず、表示装置10は、矢印の位置の周辺に存在する文字(手書き図形のオブジェクト)を1つ検索する。これにより、例えば、領域142に含まれる文字のうち、1の文字が表示装置10により検索される。次に、表示装置10は、検索した文字に隣接する文字を検索する。ここで、領域142に含まれる文字は、互いに間隔が広くないため、適切な所定値が設定されることにより、表示装置10は、領域E142に含まれる文字を対象画像として認識することができる。一方で、表示装置10は、領域E142に含まれる文字と領域E148に含まれる文字との間隔とが所定値よりも広くなっていると判定することで、領域E142に含まれる文字までを対象画像として認識することができる。これにより、表示装置10は、矢印が示す方向に位置する領域142及び領域148のうち、領域142を対象領域として特定する。
対象領域を特定した後、つづいて、表示装置10は、コンテンツの画像をキャプチャする範囲となる領域を、以下の何れかの方法により特定する。
(a)矢印が含まれる領域と対象領域とを含む領域を特定する方法
表示装置10は、矢印が含まれる領域と矢印が指し示す方向の領域とを含む領域を特定し、コンテンツの画像をキャプチャする範囲とする。例えば、表示装置10は、矢印が含まれる領域及び矢印が指し示す方向の領域の外周が接する矩形領域を特定する。
図6(b)の例では、表示装置10は、コンテンツの画像をキャプチャする範囲として、コメント化する対象の手書き図形として、領域E140と領域E142との外周が接する矩形領域である領域E144を特定する。
(b)対象領域のみを特定する方法
表示装置10は、矢印が指し示す方向の領域のみを特定し、コンテンツの画像をキャプチャする範囲とする。
図6(b)の例では、表示装置10は、コンテンツの画像をキャプチャする範囲として、領域E142のみを特定する。
(c)矢印の他端方向も含めて特定する方法
表示装置10は、矢印が含まれる領域及び対象領域に加え、さらに、矢印が指し示す方向ではない他端方向の領域を特定する。そして、表示装置10は、矢印が含まれる領域、対象領域、矢印が指し示す方向ではない他端方向の領域の3つの領域を含む領域を、コンテンツの画像をキャプチャする範囲とする。なお、表示装置10は、対象領域を特定する方法と同じ方法により、他端方向の領域を特定すればよい。
図6(b)の例では、他端方向の領域として、表示装置10によって領域E146が特定された場合を示す。この場合、表示装置10は、コンテンツの画像をキャプチャする範囲として、矢印が含まれる領域である領域E140と、対象領域である領域E142と、他端方向の領域である領域146との外周が接する矩形領域を特定する。これにより、図6(b)のコメントC140に示すように、手書き図形の矢印と、その矢印の一端方向及び他端方向に位置する文字と、手書き図形の矢印及び文字が含まれる領域のコンテンツの画像とを重ねた画像が、コメントとして出力される。
このように、表示装置10は、コンテンツの画像やオブジェクトに基づいて対象領域を特定することで、対象領域には、ひとまとまりの画像やオブジェクトが含まれることとなる。さらに、表示装置10は、対象領域を含む範囲の画像を取得することで、ユーザにとって、矢印が示す方向の意味として通じる対象画像を取得することができ、コメントの意味をより明確にすることができる。
なお、図6(b)は、手書き図形として矢印が入力された場合について説明したが、手書き図形として線が入力された場合も、その線が示す方向のコンテンツの画像がキャプチャされてもよい。
なお、本実施形態では、手書き図形をコメントとして出力する条件(出力条件)を、タッチアップしてから所定時間経過後に表示されるメニューから、手書き図形をコメント化する項目が選択されることを条件としたが、他の条件であってもよい。例えば、メニューを表示せず、単に、タッチアップしてから所定時間が経過したことを条件としてもよい。
また、コンテンツが複数のページで構成される場合は、ページ別にコメントが付加される。この場合、手書き図形情報154及びコメント情報156には、対応するページの情報を記憶する。また、UI処理部104は、表示部110に、表示されているコンテンツのページに付加されたコメントをコンテンツに重畳して表示したり、コメントの一覧として表示したりする。
本実施形態によれば、表示装置は、ユーザから入力された手書き図形をコメントとしてコンテンツに付加する場合、手書き図形を含む領域のコンテンツの画像と手書き図形とを重ねた画像をコメントとして出力することができる。また、そのように出力された画像を含むコメント情報を出力することができる。これにより、ユーザは、手書きによるコメントが、コンテンツのどの部分に対して入力されたコメントであるかを、コメントの一覧を閲覧するだけで、容易に把握することが可能となる。
[2.第2実施形態]
[2.1 処理の流れ]
第2実施形態は、コメントに対してファイルを添付することができる実施形態である。本実施形態は、第1実施形態に加えて、制御部100は、図7に示すファイル添付処理を実行する。なお、本実施形態では、UI処理部104は、一覧で表示する個々のコメント又は一覧で表示されたコメントのうちユーザよって選択されたコメントに、ファイルを添付する操作をユーザから受け付けるための表示(例えば、クリップボタン)を含めて表示する。本実施形態では、以下、第1実施形態と異なる点のみを説明する。
はじめに、制御部100は、ファイルを添付する操作があったか否かを判定する(ステップS202)。ファイルを添付する操作とは、例えば、一覧で表示されたコメントに表示されたファイルを添付する操作を受け付けるための表示である、クリップボタンをユーザによって選択される操作である。この場合、ユーザによって選択されたクリップボタンを含むコメントが、ファイルを添付する対象のコメントとなる。なお、ファイルを添付する操作は、添付するファイルをドラッグし、ファイルを添付するコメントに対してドロップする操作(ドラッグ&ドロップ)であってもよい。
ファイルを添付する操作があった場合は、制御部100は、表示部110に、コメントに添付するファイルを選択するためのファイル選択画面を表示する制御を行う(ステップS202;Yes→ステップS204)。
制御部100は、ユーザによってファイルが選択されるまで、ファイル選択画面を表示する(ステップS206;No→ステップS204)。他方、ユーザによってファイルが選択された場合は、制御部100は、コメントに、ユーザによって選択されたファイルを添付する(ステップS206;Yes→ステップS208)。
具体的には、制御部100は、ファイルを添付する対象のコメントに対応するコメント情報156と、ステップS206においてユーザによって選択されたファイルの情報とを対応付ける。例えば、制御部100は、ファイルを添付する対象のコメントに対応するコメント情報156に、添付するファイルそのものやファイルの記憶場所(例えば、ファイルパスやURL)を記憶する。なお、コメントとファイルとを対応付けられれば、どのような方法を用いてもよく、制御部100は、ファイルを添付する対象のコメントのコメントIDと、ユーザによって選択されたファイルとを対応付けて記憶部150に記憶する方法を用いてもよい。
なお、コメントに添付されたファイルを表示する操作がユーザによってされた場合は、制御部100は、ユーザの操作に基づき、コメントに添付されたファイルを表示部110に表示する。
[2.2 動作例]
本実施形態の動作例について、図8を参照して説明する。図8(a)は、コンテンツが表示された表示画面W200の一例を示した図である。表示画面W200の右端には、コメントの一覧を表示する領域R200が確保されている。
領域R200には、コンテンツに付加されたコメントが一覧で表示されている。ここで、領域R200に一覧で表示されるコメントには、例えば、コメントC200のように、クリップボタンM200が表示される。なお、図8(a)は、クリップボタンM200が、ユーザによって選択されたコメントに表示される場合を示す図であるが、クリップボタンは、領域R200に表示される個々のコメントにそれぞれ表示されてもよい。
ユーザにより、クリップボタンM200を選択する操作がされた場合、図8(b)に示すように、ファイル選択画面R210を含む表示画面W210が表示される。ユーザは、ファイル選択画面R210から、コメントに添付するファイルを選択する。
図8(c)は、ユーザによって、コメントに添付するファイルが選択された場合の表示画面W220の一例を示した図である。表示画面W220の右端に確保されたコメントの一覧を表示する領域R220において、ファイルが添付されたコメントには、ファイルが添付されていることを示す表示がされる。例えば、ファイルが添付されたコメントC220のように、コメントにファイルが添付されていることを示す表示として、クリップ留めボタンM220を表示する。また、この場合、クリップ留めボタンM220をコメントに添付されたファイルを表示する操作を受け付けるボタンとしてもよい。
ここで、ユーザによって、クリップ留めボタンM220が選択された場合は、図8(d)に示すように、コメントに添付されたファイルが、既定のアプリケーションで開かれ、ファイルの内容が表示された表示画面W230が表示される。
本実施形態によれば、ユーザは、コメントに対して、関連するファイルを添付することが可能となる。また、添付されたファイルは、一覧として表示されたコメントに対する操作により、ファイルの内容を表示することができる。このように、ユーザは、コメントの一覧を閲覧するだけで、コンテンツに付加されたコメントと、コメントに関連するファイルを把握することができる。
[3.第3実施形態]
第3実施形態は、制御部100が、コンテンツに重畳して表示された手書き図形の表示又は非表示を切り替える制御を行う実施形態である。本実施形態は、第1実施形態及び第2実施形態に加えて、制御部100は、図9に示す表示切り替え処理を実行する。表示切り替え処理は、第1実施形態及び第2実施形態において、手書き図形を手書き図形情報154に記憶されたあとに、制御部100によって実行される。
なお、本実施形態では、ユーザ毎に、手書き図形の表示又は非表示を切り替えることとして説明する。また、制御部100は、手書き図形情報154に手書き図形を出力するときは、例えば、ユーザ毎の手書き図形情報154をそれぞれ出力する処理を実行するなどの方法により、手書き図形を入力したユーザと手書き図形とを対応付けて出力する。なお、手書き図形を入力したユーザの判定は、例えば、入力装置15を利用して判定したり、コメントの入力の操作がされた表示装置に基づいて判定したり、入力時に切り替え操作を行って判定したりすることで実現できる。
また、本実施形態では、制御部100は、コンテンツに手書き図形を重畳して表示する際、手書き図形の近傍に、当該手書き図形を入力したユーザを示す識別表示を表示する。表示される識別表示は、例えば、ユーザを示すアイコンや、ユーザ名を表示したラベルやボタン等であるが、本実施形態では、識別表示としてユーザを示すアイコンを表示することとして説明する。
[3.1 処理の流れ]
図9を参照して、表示切り替え処理について説明する。はじめに、制御部100は、コンテンツ上に手書き図形が表示されていない場合、手書き図形情報154を読み出して、読みだした手書き図形をコンテンツに重畳して表示する(ステップS302;No→ステップS304)。なお、制御部100は、手書き図形の近傍(例えば、コメントが付加された位置)に、当該手書き図形を入力したユーザを示すアイコンを併せて表示する。
つづいて、UI処理部104は、コンテンツ上に表示されたユーザを示すアイコンに対するタッチ入力がされたか否かを判定する(ステップS306)。コンテンツ上のアイコンに対するタッチ入力がされたと判定した場合は、制御部100は、選択されたアイコンによって示されたユーザによって入力された手書き図形を非表示にする(ステップS306;Yes→ステップS308)。
具体的には、制御部100は、タッチ入力がされたアイコンによって示されたユーザを特定し、当該特定したユーザによって入力された手書き図形情報を手書き図形情報154から読み出さないようにする。その上で、制御部100は、手書き図形を再表示することで、選択されたアイコンによって示されたユーザによって入力された手書き図形を、コンテンツに重畳して表示しないようにする。なお、制御部100は、コンテンツ上のアイコンを表示させたままにする。
つづいて、制御部100は、ステップS306においてユーザによって選択されたコンテンツ上のアイコンに対するタッチ入力がされたか否かを判定する(ステップS310)。コンテンツ上のアイコンを選択する操作であるタッチ入力がされたと判定した場合は、制御部100は、選択されたアイコンによって示されたユーザによって入力された手書き図形を表示する(ステップS310;Yes→ステップS312)。具体的には、制御部100は、タッチ入力されたアイコンによって示されたユーザに対応する手書き図形情報154から読み出し、読みだした手書き図形を、表示部110に表示されたコンテンツに重畳して表示するようにする。
なお、制御部100は、ステップS312の処理を実行した後、再び、手書き図形を非表示にする処理を実行するように、ステップS306へ処理を遷移してもよい。
[3.2 動作例]
本実施形態の動作例について、図10を参照して説明する。図10(a)は、コンテンツに手書き図形が重畳して表示された表示画面W300の一例を示した図である。図10(a)に示した領域R300は、ユーザCによって入力された手書き図形を含む領域である。また、ユーザCによって入力された手書き図形の近傍に、識別表示として、当該ユーザCを示すアイコンM300が表示される。例えば、図10(a)に示すように、ユーザCによって入力された手書き図形を含む領域R300の周囲に、アイコンM300が表示される。
アイコンM300を選択する操作であるタッチ入力が検出された場合、図10(b)に示すように、ユーザCによって入力された手書き図形が非表示にされた表示画面W310が表示される。なお、ユーザCを示すアイコンM310は表示される。
また、表示画面W310において、アイコンM310を選択する操作であるタッチ入力が検出された場合、ユーザCによって入力された手書き図形が表示され、再度、図10(a)の表示画面W300に示すような表示画面が表示される。このように、ユーザCを示すアイコンを選択されるたびに、ユーザCによって入力された手書き図形の表示・非表示を切り替えることができる。
本実施形態によれば、ユーザは、一般的に非表示にできない又は非表示にするために煩雑な操作を必要とする手書き図形の表示・非表示の切り替えを、識別表示を選択するという簡易な操作で行うことができる。これにより、ユーザは、手書き図形の入力を行う領域を常に確保することが可能となる。
なお、本実施形態では、ユーザ毎に手書き図形の表示・非表示の切り替えを行うこととして説明したが、コメント毎に手書き図形の表示・非表示の切り替えを行ってもよいし、また、手書き図形の表示・非表示の切り替えを全コメントに対して一斉にできてもよい。なお、コメント毎に手書き図形の表示・非表示を切り替える場合は、記憶部150には、コメント毎の手書き図形情報154が記憶されればよい。また、UI処理部104は、非表示することが選択されたコメント以外のコメントに対応する手書き図形情報154を読み出して、読み出した手書き図形情報154に記憶された手書き図形を、コンテンツに重畳して表示させればよい。
[4.変形例]
本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
また、各機能はプログラムで構成されていてもよいし、ハードウェアで構成されてもよい。そして、プログラムで実現されている場合は、記録媒体に記録されており、当該記録媒体からプログラムを読み出して実行してもよいし、ネットワークに保存され、ダウンロードして実行してもよい。
また、上述した実施形態は、説明の都合上、それぞれ別に説明している部分があるが、技術的に可能な範囲で組み合わせて実行してもよいことは勿論である。
また、実施形態において各装置で動作するプログラムは、上述した実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的に一時記憶装置(例えば、RAM)に蓄積され、その後、各種ROMやHDD、SSDの記憶装置に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
また、市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれるのは勿論である。
また、各機能を備えたアプリケーションを、スマートフォンやタブレット、画像形成装置といった各種装置にインストールし、実行することで実現してもよい。
10 表示装置
100 制御部
102 コメント処理部
104 UI処理部
106 ユーザ認証部
110 表示部
120 入力部
150 記憶部
152 コンテンツ情報
154 手書き図形情報
156 コメント情報
158 ユーザ情報
160 通信部

Claims (10)

  1. コンテンツを表示する表示部と、入力部と、制御部と、を備えた表示装置において、
    前記制御部は、
    前記入力部を介して前記表示されたコンテンツに対する手書き図形の入力を受け付け、
    前記手書き図形が含まれる範囲のコンテンツの画像と、前記手書き図形とを重ねた画像をコメント情報として出力する、
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記制御部は、
    所定の出力条件となった場合に、前記手書き図形が含まれる範囲のコンテンツの画像と、前記手書き図形とを重ねた画像をコメント情報として出力することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 入力部としてタッチパネルを備えており、
    前記出力条件として、前記手書き図形の入力後、タッチアップしてから所定時間経過後に、メニューを表示し、当該メニューの中からコメント情報として出力することが選択されることを条件とすることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記制御部は、前記コンテンツのうち、前記手書き図形の外周を含む領域の画像をキャプチャしてコンテンツの画像とすることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の表示装置。
  5. 前記制御部は、前記手書き図形が矢印である場合、前記コンテンツのうち、さらに矢印が示す領域の画像をキャプチャしてコンテンツの画像とすることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記制御部は、前記コメント情報に、ファイルを対応付けて記憶することを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の表示装置。
  7. 前記制御部は、前記手書き図形の表示又は非表示を切り替える制御を行うことを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の表示装置。
  8. 前記制御部は、
    前記手書き図形の近傍に、当該手書き図形を入力したユーザを示す識別表示を行うことを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の表示装置。
  9. 前記制御部は、前記識別表示が選択されることにより、前記手書き図形の表示又は非表示を切り替える制御を行うことを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
  10. コンテンツを表示する表示部と、入力部と、制御部と、を備えた表示装置において、
    前記制御部は、
    前記入力部を介して前記表示されたコンテンツに対する手書き図形の入力を受け付け、
    入力を受け付けた前記手書き図形が矢印である場合、当該矢印が示す領域に含まれる範囲のコンテンツの画像と、当該矢印が示す領域に含まれる範囲に含まれる前記手書き図形とを重ねた画像をコメント情報として出力する、
    ことを特徴とする表示装置。
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