JP2021132001A - コネクタ及びコネクタユニット - Google Patents

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Masato KAMEMURA
誠人 亀村
知一 柏田
Tomokazu Kashiwada
知一 柏田
良太 酒井
Ryota Sakai
良太 酒井
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Abstract

【課題】ハウジングの強度を高めることができるコネクタ及びコネクタユニットを提供する。【解決手段】ハウジング50は、接続端部35の一部を収容する第1収容部501と、接続端部35の一部と第1収容部501とを収容する第2収容部502とを有する。第1収容部501は、第2方向Yの一方側に開口し、第2収容部502は、第1方向Zに沿う軸線周りにおいて接続端部35を覆うとともに第2方向Yの一方側に開口する外側壁54と、第1方向Zにおける接続端部35の先端側を覆う外頂壁55とを有する。【選択図】図3

Description

本開示は、コネクタ及びコネクタユニットに関する。
従来、長尺板状をなす端子と、当該端子を収容するハウジングとを備えるコネクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。同文献1に記載のハウジングは、端子の長手方向に沿って延在し、端子のうち相手コネクタの端子が接続される接続端部を取り囲む断面U字状の保護カラーと、端子の長手方向に沿って延在し、端子及び保護カラーを取り囲む断面U字状の側壁とを有している。保護カラー及び側壁は、端子の長手方向の先端側において開口するとともに、端子の長手方向及び板厚方向の双方に直交する幅方向の一方側において開口している。
特表2016−522550号公報
特許文献1に記載のコネクタにおいては、端子の長手方向の先端側及び幅方向の一方側においてハウジングが開口している。そのため、ハウジングの強度を高める上では改善の余地がある。
本開示の目的は、ハウジングの強度を高めることができるコネクタ及びコネクタユニットを提供することにある。
本開示のコネクタは、接続端部を有する第1端子と、前記第1端子を覆うハウジングと、を備え、前記接続端部の一部は、前記ハウジングの一の壁から第1方向に突出し、前記ハウジングは、前記一の壁より前記第1方向側において、前記接続端部の一部を収容する第1収容部と、前記一の壁より前記第1方向側において、前記接続端部の一部と前記第1収容部とを収容する第2収容部と、を有し、前記第1収容部は、前記第1方向に交差する第2方向の一方側に開口し、前記第2収容部は、前記第1方向に沿う軸線周りにおいて前記接続端部を覆うとともに前記第2方向の前記一方側に開口する側壁と、前記第1方向における前記接続端部の先端側を覆う頂壁と、を有する。
また、本開示のコネクタユニットは、上記コネクタである第1コネクタと、前記第1コネクタと電気的な接続に用いられる第2コネクタと、を備え、前記接続端部は、平板状であり、前記接続端部の板厚方向は、前記第1方向と前記第2方向との双方に交差し、前記第2コネクタは、前記板厚方向において前記接続端部に接続する第2端子を有する。
本開示によれば、ハウジングの強度を高めることができる。
図1は、一実施形態における第1コネクタ及び第2コネクタの斜視図である。 図2は、同実施形態の第1コネクタと第2コネクタとを分解して示す分解斜視図である。 図3は、同実施形態の第1コネクタの斜視図である。 図4は、同実施形態の第1端子の斜視図である。 図5は、同実施形態の第1コネクタの断面図である。 図6は、同実施形態の第2コネクタの分解斜視図である。 図7は、同実施形態の第2コネクタの分解斜視図である。 図8は、同実施形態の第1コネクタ及び第2コネクタの断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
[1]本開示のコネクタは、接続端部を有する第1端子と、前記第1端子を覆うハウジングと、を備え、前記接続端部の一部は、前記ハウジングの一の壁から第1方向に突出し、前記ハウジングは、前記一の壁より前記第1方向側において、前記接続端部の一部を収容する第1収容部と、前記一の壁より前記第1方向側において、前記接続端部の一部と前記第1収容部とを収容する第2収容部と、を有し、前記第1収容部は、前記第1方向に交差する第2方向の一方側に開口し、前記第2収容部は、前記第1方向に沿う軸線周りにおいて前記接続端部を覆うとともに前記第2方向の前記一方側に開口する側壁と、前記第1方向における前記接続端部の先端側を覆う頂壁と、を有する。
同構成によれば、第1収容部及び第2収容部は第2方向の一方側に開口しているため、接続端部がこれら開口から露出する。これにより、各開口を通じて、第1端子の接続端部に対して別の端子を接続することができる。
ここで、第2方向の一方側に開口する側壁によって接続端部の周囲が覆われるとともに、頂壁によって接続端部の第1方向における先端側が覆われる。このため、上記頂壁を有していないハウジングに比べて、ハウジングの強度を高めることができる。
[2]前記側壁及び頂壁をそれぞれ外側壁及び外頂壁とするとき、前記第1収容部は、前記外側壁の内側において前記接続端部を覆う内側壁と、前記外頂壁の内側において前記接続端部を覆う内頂壁と、を有していることが好ましい。
同構成によれば、第1収容部は、外側壁の内側において接続端部を覆う内側壁と、外頂壁の内側において接続端部を覆う内頂壁とを有している。このため、上記内頂壁を有していないハウジングに比べて、ハウジングの強度を高めることができる。
[3]前記第1端子は、前記接続端部を有する端子本体と、前記接続端部のうち前記第2方向の前記一方側を覆う絶縁部材と、を備えており、前記一の壁は、前記頂壁に対向する対向壁であり、前記対向壁は、前記第1方向に沿って前記第1端子が挿通される挿通孔を有し、前記絶縁部材は、前記対向壁に係止されることで前記第1方向における前記第1端子の位置決めをする位置決め部を有していることが好ましい。
ハウジングの側壁の開口を通じて端子の接続端部が露出する構成においては、作業者の手指が接続端部に接触するおそれがある。
この点、上記構成によれば、端子の接続端部のうち第2方向の一方側、すなわち第1収容部及び第2収容部の開口側の部分が絶縁部材によって覆われている。このため、作業者の手指が接続端部に誤って接触することを抑制できる。
また、上記構成によれば、絶縁部材を備える端子が、ハウジングの対向壁に形成された挿通孔に挿通される。そして、絶縁部材の位置決め部が対向壁に係止されることで、第1方向において端子が位置決めされる。このため、端子をハウジングに収容する際の作業性を向上させることができる。
[4]コネクタユニットは、上記[1]から上記[3]のいずれか1つに記載のコネクタである第1コネクタと、前記第1コネクタと電気的な接続に用いられる第2コネクタと、を備え、前記接続端部は、平板状であり、前記接続端部の板厚方向は、前記第1方向と前記第2方向との双方に交差し、前記第2コネクタは、前記板厚方向において前記接続端部に接続する第2端子を有する。
同構成によれば、平板状をなす接続端部と、第2端子とが接続端部の板厚方向において接触している。このため、コネクタのハウジングの開口を通じて第2方向に沿って第2コネクタを嵌合することで、端子と第2端子とを電気的に接続することができる。したがって、コネクタと第2コネクタとの接続作業が容易となる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のコネクタ及びコネクタの接続構造の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。本明細書における「直交」は厳密に直交の場合のみでなく、本実施形態における作用効果を奏する範囲内で概ね直交の場合も含まれる。
<コネクタユニットの構成>
図1及び図2に示すように、コネクタユニットは、第1コネクタ10と第2コネクタ60とを備えている。第1コネクタ10は、機器のケース120に対して、ケース120から一部が突出した状態で取り付けられるものである。第1コネクタ10には、上記一部の突出方向に直交する方向から第2コネクタ60が電気的に接続されている。第1コネクタ10と、第2コネクタ60とは図示しない連結部材により互いに連結されている。なお、各図における上下方向は、必ずしも第1コネクタ10及び第2コネクタ60の使用時の姿勢を表すものではない。
<第1コネクタ10の全体構成>
図3に示すように、第1コネクタ10は、板状をなす複数の第1端子20と、これら第1端子20を収容する樹脂製のハウジング50とを備えている。本実施形態では、2つの第1端子20がハウジング50内に並んで収容されている。
<第1端子20の構成>
図4に示すように、各第1端子20は、基部31、及び基部31から延在する平板状の接続端部35を有する金属製の端子本体30と、接続端部35に取り付けられる絶縁部材40とを備えている。端子本体30は、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、及びアルミニウム合金などの金属板材をプレス加工することにより形成されている。絶縁部材40は、例えば、絶縁性を有する樹脂材料により形成されている。
以降において、第1方向Zは、接続端部35の長手方向である。第2方向Yは、接続端部35の幅方向であって、第1方向Zに直交する方向である。第3方向Xは、接続端部35の板厚方向であって、第1方向Zと第2方向Yとの双方に直交する方向である。以下において、「沿って延びる」と記載する場合には、基準となる方向と延びる方向との成す角度が10度以下であることが好ましい。この場合に、基準となる方向と延びる方向との成す角度は、5度以下であることがより好ましく、1度以下であることがさらに好ましく、0度つまり平行であることが最も好ましい。また、以下において、「交差する」と記載する場合には、基準となる方向に対して角度が80度以上になるように交わることが好ましい。この場合に、基準となる方向に対して成す角度は、85度以上であることがより好ましく、89度以上であることがさらに好ましく、90度つまり垂直であることが最も好ましい。
基部31は、第3方向Xに沿って直線状に延在する第1直線部32と、第1直線部32から屈曲して第1方向Zに沿って直線状に延在する第2直線部33と、第2直線部33から第3方向Xに沿って直線状に延在する第3直線部34とを有している。第3直線部34は、第3方向Xにおける第1直線部32側に延在している。第1直線部32には、第1方向Zに貫通する貫通孔32aが設けられている。
接続端部35の第2方向Yにおける両側面には、係止凹部36が設けられている。
絶縁部材40は、接続端部35における基部31側の部分を包囲する包囲部41を有している。また、絶縁部材40は、包囲部41から第1方向Zに沿って接続端部35の先端側に向かって延在するとともに接続端部35の第2方向Yにおける両側面を覆う一対の延在部42と、各延在部42の先端同士を連結するとともに接続端部35の先端面を覆う連結部43とを有している。
包囲部41における第3方向Xの両側の部分には、当該包囲部41の周方向において包囲部41を分断する分断部44がそれぞれ設けられている。したがって、各分断部44においては、包囲部41のうち第2方向Yに沿って延びる部分の端縁同士が互いに対向している。
包囲部41の第3方向Xの両側には、上記端縁の各々から第3方向Xに沿って突出した位置決め部45が設けられている。
各延在部42の内面には、接続端部35の各係止凹部36に係止される係止凸部46が形成されている。
図5に示すように、連結部43には、接続端部35の先端が収容される凹部43aが形成されている。
<ハウジング50の構成>
図1及び図3に示すように、ハウジング50は、各第1端子20が収容されるとともにケース120から第1方向Zに沿って突出した本体部51と、本体部51の全周にわたって外周側に向かって突出したフランジ52とを有している。
フランジ52には、円筒状の複数のカラー53が設けられている。図示しないボルトが各カラー53に挿通されるとともにケース120にねじ込まれることにより、第1コネクタ10がケース120に対して固定されている。
図3に示すように、ハウジング50は、2つの第1収容部501と、第2収容部502とを有している。第1収容部501は、接続端部35の一部を収容する。第2収容部502は、接続端部35の一部と2つの第1収容部501とを収容する。
第2収容部502は、第1方向Zに沿う軸線周りにおいて各第1端子20の接続端部35を覆うとともに第2方向Yの一方側に開口する外側壁54と、第1方向Zにおける各接続端部35の先端側を覆う外頂壁55と、外頂壁55に対向する対向壁56とを有している。
外側壁54は、第1方向Zに沿った方向に延びる壁である。各第1端子20の接続端部35の一部は、対向壁56から外頂壁55に向かって第1方向Zに突出している。つまり、接続端部35が対向壁56から突出する方向は、接続端部35の長手方向である第1方向Zと一致している。また、外側壁54は、接続端部35が対向壁56から突出する方向である第1方向Zに沿って延びている。
外頂壁55と対向壁56は、第1方向Zに交差する方向に延びる壁である。外頂壁55は、第1方向Z側、より具体的には第1方向Zのうち接続端部35の突出方向側から第1収容部501と接続端部35の一部を覆っている。
第2収容部502は、接続端部35の一部と第1収容部501を内包する内部空間を外側壁54と外頂壁55と対向壁56とによって形成することにより、接続端部35の一部および第1収容部501を収容する。つまり、第2収容部502は、対向壁56より第1方向Z側、より具体的には接続端部35の突出方向側において、接続端部35の一部および第1収容部501を収容する。第2収容部502によって形成される内部空間は、本実施形態において、略直方体である。なお、接続端部35の突出方向は、第1方向Zのうち対向壁56から接続端部35の先端に向かう方向である。
外側壁54は、第1方向Zに直交する断面形状が略U字状をなしており、接続端部35の第3方向Xの両側と、第2方向Yの他方側とを覆っている。
外頂壁55は、外側壁54の第1方向Zにおける先端縁に連なって設けられている。外頂壁55は、本実施形態において、第2方向Yと第3方向Xとに沿って延び、第1方向Zに垂直に延びる。つまり、外頂壁55の延びる方向は、接続端部35が対向壁56から突出する方向に垂直である。
第2収容部502は、第2方向Yに開口している。具体的には、第2収容部502は、外側壁54のうち第2方向Yに交差する方向に延びる壁と対向する位置に開口部を有する。第2収容部502の開口部は、本実施形態において、第2収容部502が第2方向Yの一方側に壁を有さないことによって形成されている。第2収容部502の開口方向は、第2方向Y、つまり接続端部35の板厚方向である第3方向Xに垂直な方向である。さらに、第2収容部502の開口方向は、接続端部35の長手方向である第1方向Zに垂直である。なお、第2収容部502は、第2方向Yの一部に壁、例えば第2収容部502の開口部の外縁となる壁を有していてもよい。
また、ハウジング50は、第1収容部501として、外側壁54の内側において各接続端部35を個別に覆う2つの内側壁57と、外頂壁55の内側において第1方向Zにおける各接続端部35の先端側を個別に覆う2つの内頂壁58とを有している。
内側壁57は、第1方向Zに沿った方向に延びる壁を有する。内頂壁58は、第1方向Zに交差した方向に延びる壁である。また、内頂壁58は、対向壁56に対向している。2つの第1収容部501のそれぞれは、接続端部35の一部を内包する内部空間を内側壁57と内頂壁58と対向壁56とによって形成することにより、接続端部35の一部を収容する。つまり、第1収容部501は、対向壁56より第1方向Z側、より具体的には第1方向Zのうち接続端部35の突出方向側において、接続端部35の一部を収容する。第1収容部501によって形成される内部空間は、本実施形態において、略直方体である。
各内側壁57は、第1方向Zに直交する断面形状が略U字状をなしており、各接続端部35の第3方向Xの両側と、第2方向Yの他方側とを覆っている。内側壁57は、本実施形態において、第1方向Zに沿って延びている。つまり、内側壁57は、外側壁54と同様に、接続端部35が対向壁56から突出する方向である第1方向Zに沿って延びている。
内頂壁58は、内側壁57の第1方向Zにおける先端縁に連なって設けられている。内頂壁58は、本実施形態において、第2方向Yと第3方向Xとに沿って延び、第1方向Zに垂直に延びる。つまり、内頂壁58の延びる方向は、接続端部35が対向壁56から突出する方向に垂直である。
第1収容部501は、第2方向Y側、具体的には内側壁57のうち第2方向Yに交差する方向に延びる壁と対向する位置に開口部を有する。第1収容部501の開口部は、本実施形態において、第1収容部501が第2方向Yの一方側に壁を有さないことによって形成されている。第1収容部501の開口方向は、第2方向Y、つまり接続端部35の板厚方向に垂直な方向である。さらに、第1収容部501の開口方向は、接続端部35の長手方向に垂直である。なお、第1収容部501は、第2方向Yの一部に壁、例えば第1収容部501の開口部の外縁となる壁を有していてもよい。
以上のことから、外側壁54と各内側壁57とは、いずれも第2方向Yの一方側に開口している。つまり、第1収容部501の開口方向と第2収容部502の開口方向との2つの方向が一致している。これらの開口を通じて、各第1端子20の接続端部35が外部に露出している。本実施形態において、第1収容部501の開口は、第2方向Y側から見た場合に、第2収容部502の開口に内包される位置に設けられている。なお、2つの方向が一致しているとは、完全に一致している場合だけでなく、概ね一致している場合を含む。例えば、2つの方向が一致しているとは、2つの方向の成す角度が10度未満であることであり、好ましくは5度未満であり、より好ましくは2度未満である。
図5に示すように、対向壁56には、各第1端子20が挿通される2つの挿通孔56aが設けられている。各挿通孔56aの軸線方向は、第1方向Zと一致している。
また、対向壁56の内部には、各第1端子20の絶縁部材40に設けられた位置決め部45が第1方向Zにおいて係止される段差部59が設けられている。各段差部59は、挿通孔56aに連なって設けられている。各位置決め部45が各段差部59に係止されることによって、各第1端子20の第1方向Zにおける先端側への移動が規制される。これにより、各第1端子20が第1方向Zにおいて位置決めされる。
本実施形態において、各挿通孔56aの開口方向は、第1方向Zに沿った方向、つまり接続端部35が対向壁56から突出する方向である。また、各挿通孔56aと対向する外頂壁55および内頂壁58は、挿通孔56aの開口方向に交差する方向に延びている。
<第2コネクタ60の全体構成>
図2、図6及び図7に示すように、第2コネクタ60は、並列する2本の電線70の先端にそれぞれ接続された金属製の2つの第2端子71を備えている。また、第2コネクタ60は、各第2端子71を収容する四角筒状をなす2つのインナーハウジング80と、各インナーハウジング80を一括して収容するアウターハウジング90とを備えている。インナーハウジング80とアウターハウジング90とは、共に樹脂材料により形成されている。なお、図6及び図7では、一方の第2端子71、及び当該第2端子71を収容するインナーハウジング80の図示を省略している。なお、以下において、第2コネクタ60の各構成を説明する際には、第2コネクタ60が第1コネクタ10と電気的に接続されている状態における方向として第1方向Zと第2方向Yと第3方向Xとが用いられる。
第2コネクタ60は、第2方向Yに沿った方向を装着方向として第1コネクタ10に装着される。具体的には、第1収容部501と第2収容部502に設けられた開口を介して第2コネクタ60の一部が第2方向Yに沿って第1コネクタ10の内側に挿入されることによって、第2コネクタ60は第1コネクタ10に装着される。
各インナーハウジング80と、アウターハウジング90との間には、金属板により四角筒状に形成された図示しないシールドシェルが介在している。
<第2端子71の構成>
図6及び図7に示すように、第2端子71の先端は、板状をなしている。第2端子71は、上記先端の板厚方向が第3方向Xと一致する姿勢にてインナーハウジング80内に収容されている。第2端子71は、第3方向Xにおけるアウターハウジング90の中央側に向かって膨出する膨出部72を有している。膨出部72は、第2端子71の第1方向Zの全体にわたって設けられている。第2端子71のうち膨出部72よりも基端側の部分には、第3方向Xに貫通するとともに断面四角形状をなす係合孔71aが形成されている。
<インナーハウジング80及びアウターハウジング90の構成>
図6に示すように、インナーハウジング80の第3方向Xにおけるアウターハウジング90の中央側における側面には、断面四角形状をなす係合孔80aが形成されている。
図7に示すようにインナーハウジング80は、第1壁801と、第2壁802と、第1壁801に設けられた第1スリット81と、第2壁802に設けられた第2スリット82とを有する。第1スリット81および第2スリット82は、インナーハウジング80の内側へと接続端部35を内部に入れることが可能な開口を有する。第1壁801は、第1方向Zに交差する壁のうち、装着時に第1コネクタ10の対向壁56側に位置する壁である。第2壁802は、第2方向Yに交差する壁であり、第2コネクタ60の装着方向におけるインナーハウジング80の先端側の壁である。
以下において、各構成の位置関係を説明する際には、第1方向Zと第2方向Yと第3方向Xとに加えて、前方Dfと後方Dbと上方Duと下方Ddと左方Dlと右方Drとを用いる。
前方Dfは、第2コネクタ60を第1コネクタ10に装着する際において、第2コネクタ60が進行する装着方向である。第2コネクタ60を第1コネクタ10に装着する際において、前方Dfは、第2方向Yのうち、第1収容部501の開口を介して第1コネクタ10の外側から内側に向かう方向と一致する方向である。後方Dbは、前方Dfの逆方向である。つまり、第2コネクタ60を第1コネクタ10に装着する際において、後方Dbは、第2方向Yのうち、第1収容部501の開口を介して第1コネクタ10の内側から外側に向かう方向と一致する。
上方Duは、前方Dfに交差する方向であって、スリット81の開口方向のうち、インナーハウジング80の外側から内側に向かう方向である。第2コネクタ60を第1コネクタ10に装着する際において、上方Duは、第1方向Zのうち、第1コネクタ10において対向壁56から接続端部35の先端に向かう方向に一致する。下方Ddは、前方Dfに交差する方向であって、上方Duと反対の方向である。第2コネクタ60を第1コネクタ10に装着する際において、下方Ddは、第1方向Zのうち、第1コネクタ10において接続端部35の先端から対向壁56に向かう方向に一致する。
右方Drは、上方Duおよび前方Dfに垂直に交差する方向のうち、上方Duが鉛直方向と一致する状態で前方Df側から第2コネクタ60を見た場合における、右に向かう方向である。左方Dlは、上方Duおよび前方Dfに垂直に交差する方向のうち、右方Drと反対の方向である。第2コネクタ60を第1コネクタ10に装着する際において、右方Drおよび左方Dlは、第3方向Xに沿って延びる方向である。
なお、向きの区別が必要ない場合には、上下方向Du,Ddと左右方向Dl,Drと前後方向Df,Dbが用いられる場合がある。上下方向Du,Ddは、上方Duおよび下方Ddに平行な方向である。左右方向Dl,Drは、左方Dlおよび右方Drに平行な方向である。前後方向Df,Dbは、前方Dfおよび後方Dbに平行な方向である。なお、2本の電線70は、インナーハウジング80およびアウターハウジング90の後方Dbに引き出されている。
図7に示すように、第1スリット81は、インナーハウジング80の下方Dd側の壁である第1壁801において、前方Df側の端から後方Dbに向かって第2方向Yに沿って延びる開口を有する。第1スリット81の延びる方向は、装着方向と一致している。第1スリット81は、前後方向Df,Dbに沿って延びる開口を介して、インナーハウジング80の外側と内側とを繋いでいる。このため、第1スリット81の開口は、第2コネクタ60の装着方向および第2方向Yに沿って延びている。
図7に示すように、第2スリット82は、インナーハウジング80の前方Df側の壁である第2壁802において、下方Dd側の端から上方Duに向かって上下方向Du,Ddに沿って延びる開口を有する。第2スリット82の延びる方向は、第1コネクタ10における接続端部35の突出する方向である第1方向Zと一致している。第2スリット82は、上下方向Du,Ddに沿って延びる開口を介して、インナーハウジング80の外側と内側とを繋いでいる。第2スリット82は、左右方向Dl,Drにおいて、第1スリット81と一致した位置に設けられている。また、第2スリット82は、第1スリット81が設けられた下方Dd側の壁まで設けられ、第1スリット81と連結されている。つまり、第1スリット81と第2スリット82とが連続的に設けられている。これにより、インナーハウジング80は、前方Df側の壁と下方Dd側の壁とに亘って設けられたL字形状の開口を有する。これにより、インナーハウジング80は、第1コネクタ10への装着時に、第1スリット81および第2スリット82を介して、接続端部35の一部を内側に導入できる。左右方向Dl,Drにおける第1スリット81および第2スリット82の開口幅は、接続端部35の板厚よりも大きい。本実施形態において、第1スリット81の左右方向Dl,Drにおける開口幅と第2スリット82の左右方向Dl,Drにおける開口幅は、概ね同一である。
アウターハウジング90の先端側における下部、すなわち、前後方向Df,Dbにおける第1コネクタ10側における下方Ddには、前後方向Df,Dbに沿って延在する一対の第3スリット91が左右方向Dl,Drに並んで形成されている。各第3スリット91は、左右方向Dl,Drにおいて各インナーハウジング80の第1スリット81に対応する位置に形成されている。第3スリット91は、アウターハウジング90の上下方向Du,Ddに交差する方向に延びる壁のうち下方Dd側の第3壁901に、前方Df側の端から後方Dbに向かって前後方向Df,Dbに沿って延びる開口を有する。第3スリット91の延びる方向は、第1スリット81の延びる方向と同様に、装着方向と一致している。
図7に示すように、アウターハウジング90には、前方Dfに延びる開口方向を有する開口が形成されている。アウターハウジング90に形成された開口は、第1コネクタ10の開口の開口方向と平行に延びる開口方向を有する。本実施形態において、アウターハウジング90の開口は、前方Dfに壁を設けないことによって、形成されている。アウターハウジング90に設けられた開口により、第2コネクタ60は、第1コネクタ10の第1収容部501をアウターハウジング90の内側に導入させることができる。なお、アウターハウジング90は、前方Df側において、壁、例えばアウターハウジング90の開口の外縁となる壁を有していてもよい。
第1スリット81と第3スリット91とは、下方Ddから見た場合に、重なるように設けられている。各スリット81,82,91は、第2コネクタ60を第1コネクタ10に対して接続する際に、各インナーハウジング80及びアウターハウジング90と、各端子本体30とが互いに干渉することを抑制できる。
<リテーナ100の構成>
図6及び図7に示すように、インナーハウジング80には、リテーナ100が取り付けられている。リテーナ100は、インナーハウジング80の上記側面を覆う本体部101と、本体部101からインナーハウジング80に向かって突出する突起102とを有している。突起102は、インナーハウジング80の係合孔80aと、インナーハウジング80に収容された第2端子71の係合孔71aとの双方に挿通されている。これにより、インナーハウジング80及び第2端子71と、リテーナ100とが係合されるため、第2端子71がインナーハウジング80に対して固定される。
<板ばね110の構成>
図6及び図7に示すように、インナーハウジング80の内部には、金属製の板ばね110が収容されている。板ばね110は、例えば、鉄、鉄合金、銅、及び銅合金などから構成される。板ばね110は、例えば、SUS(Steel Use Stainless)から構成される。板ばね110は、板状の基端部113と、基端部113の一端から片持ち状に延びる第1弾性片111と、基端部113の他端から片持ち状に延びる第2弾性片112とを有する。板ばね110は、弾性変形により、第1弾性片111と第2弾性片112との左右方向Dl,Drにおける距離を変化させることができる。基端部113は、前後方向Df,Dbと左右方向Dl,Drとに延在している。第1弾性片111は、左右方向Dl,Drにおける基端部113の一端から、下方Ddに向かって延びている。第2弾性片112は、左右方向Dl,Drにおける基端部113の他端から、下方Ddに向かって延びている。第2弾性片112は、第3方向Xにおいて、第1弾性片111と対向している。板ばね110は、第1端子20の一部と第2端子71の一部とを収容可能な収容空間を有している。板ばね110は、前後方向Df,Dbに直交する断面形状がU字状をなしている。
板ばね110は、第1開口114と、第2開口115とを有する。第1開口114は、前方Dfつまり第2スリット82と反対側に設けられている。第2開口115は、前方Df側つまり第2スリット82側に設けられている。第1開口114と第2開口115は、第1コネクタ10の開口方向と平行に延びる開口方向を有する。つまり、第1開口114および第2開口115の開口方向は、装着方向に一致している。第1開口114と第2開口115は、基端部113から、下方Ddに向かって延びる開口である。第1開口114と第2開口115との延びる方向は、第2スリット82の延びる方向と一致している。つまり、第1開口114と第2開口115との延びる方向は、第1コネクタ10における接続端部35の突出する方向と一致している。板ばね110は、第1開口114と第2開口115を介して、板ばね110の外側と内側とを繋いでいる。板ばね110は、第2開口115により、第2端子71を板ばね110の内側の収容空間に導入させることができる。
板ばね110は、下方Dd側に開口する第3開口116を有する。第3開口116の開口方向は、接続端部35の突出する方向と一致している。板ばね110は、下方Dd側つまり第1スリット81側に第3開口116を有している。第3開口116は、第1弾性片111の先端の前方Df側端部から後方Db側端部へ向かって延びる開口である。すなわち、第3開口116は、第2弾性片112の先端の前方Df側端部から後方Db側端部へ向かって延びる開口でもある。第3開口116の延びる方向は、第1スリット81の延びる方向と一致している。つまり、第3開口116の延びる方向は、第1コネクタ10の開口方向と平行である。板ばね110は、第3開口116を介して、板ばね110の外側と内側とを繋いでいる。
左右方向Dl,Drにおける、第1開口114と第2開口115と第3開口116との位置は、第1スリット81と第2スリット82と第3スリット91の位置と一致する。つまり、前後方向Df,Dbに沿って、第1開口114と第2開口115と第2スリット82とは、一直線上に並ぶように設けられている。また、第3開口116と第1スリット81とは、下方Dd側から見た場合に、重なるように設けられている。第3開口116と各スリット81、91とは、第2コネクタ60を第1コネクタ10に対して接続する際に、板ばね110と各インナーハウジング80とアウターハウジング90と各端子本体30とが、互いに干渉することを抑制できる。
第2開口115と第2スリット82とは、前方Dfから見た場合、重なるように設けられている。第2開口115の上方Du側端部は、第2スリット82の上方Du側端部よりも上方Du側に配されている。すなわち、板ばね110の基端部113は、第2スリット82の上方Du側端部よりも上方Du側に配されている。左右方向Dl,Drにおいて、第2開口115の幅は、第2スリット82の幅よりも広い。すなわち、左右方向Dl,Drにおいて、第1弾性片111の前方Df側端部と第2弾性片112の前方Df側端部との間の間隔は、第2スリット82の幅よりも広い。第2開口115と第2スリット82とは、第2コネクタ60を第1コネクタ10に対して接続する際に、板ばね110とインナーハウジング80と各端子本体30とが、互いに干渉することを抑制できる。
板ばね110は、インナーハウジング80の内部におけるリテーナ100の突起102よりも前方Df側に配置されている。板ばね110は、第2端子71のうち膨出部72が設けられている部分を左右方向Dl,Dr(第3方向X)において挟み込むように配置されている。
図8に示すように、第1コネクタ10と第2コネクタ60とが電気的に接続された状態において、端子本体30と第2端子71とが板ばね110によって左右方向Dl,Drにおいて挟持されている。より詳しくは、左右方向Dl,Dr(第3方向X)において、第1弾性片111は第2端子71を端子本体30に向かって押圧しており、第2弾性片112は端子本体30を第2端子71に向かって押圧している。これにより、端子本体30の接続端部35と第2端子71の膨出部72とが左右方向Dl,Dr(第3方向X)において接触する。これにより、第1端子20と第2端子71とが電気的に接続されている。なお、図8では、アウターハウジング90の図示を省略している。
本実施形態の作用及び効果について説明する。
(1)ハウジング50は、接続端部35の一部を収容する第1収容部501と、接続端部35の一部と第1収容部501とを収容する第2収容部502とを有する。第1収容部501は、第2方向Yの一方側に開口し、第2収容部502は、第1方向Zに沿う軸線周りにおいて接続端部35を覆うとともに第2方向Yの一方側に開口する外側壁54と、第1方向Zにおける接続端部35の先端側を覆う外頂壁55とを有する。
こうした構成によれば、第1収容部501及び第2収容部502は第2方向Yの一方側に開口しているため、接続端部35がこれら開口から露出する。これにより、各開口を通じて、第1端子20の接続端部35に第2端子71を接続することができる。
ここで、第2方向Yの一方側に開口する外側壁54によって接続端部35の周囲が覆われるとともに、外頂壁55によって接続端部35の第1方向Zにおける先端側が覆われる。このため、外頂壁55を有していないハウジングに比べて、ハウジング50の強度を高めることができる。
(2)第1収容部501は、外側壁54の内側において接続端部35を覆う内側壁57と、外頂壁55の内側において接続端部35を覆う内頂壁58とを有している。
こうした構成によれば、第1収容部501は、外側壁54の内側において接続端部35を覆う内側壁57と、外頂壁55の内側において接続端部35を覆う内頂壁58とを有している。このため、内頂壁58を有していないハウジングに比べて、ハウジング50の強度を高めることができる。
(3)第1端子20は、接続端部35を有する端子本体30と、接続端部35のうち第2方向Yの両側面を覆う絶縁部材40とを備えている。絶縁部材40は、対向壁56の段差部59に係止されることで第1方向Zにおける第1端子20の位置決めをする位置決め部45を有している。
ハウジング50の外側壁54の開口を通じて第1端子20の接続端部35が露出する構成においては、第1コネクタ10の組み付け作業時などに作業者の手指が接続端部35に接触するおそれがある。
この点、上記構成によれば、第1端子20の接続端部35のうち第2方向Yの一方側、すなわち外側壁54の開口側の部分が絶縁部材40によって覆われている。このため、作業者の手指が接続端部35に誤って接触することを抑制できる。
また、上記構成によれば、絶縁部材40を備える第1端子20が、ハウジング50の対向壁56に形成された挿通孔56aに挿通される。そして、絶縁部材40の位置決め部45が対向壁56の段差部59に係止されることで、第1方向Zにおいて第1端子20が位置決めされる。このため、第1端子20をハウジング50に収容する際の作業性を向上させることができる。
(4)コネクタユニットは、第1コネクタ10と第2コネクタ60とを備えている。接続端部35は、平板状である。第2端子71は、第3方向Xにおいて接続端部35に接触している。
こうした構成によれば、平板状をなす接続端部35と、第2端子71とが接続端部35の板厚方向において接触している。このため、第1コネクタ10のハウジング50の開口を通じて第2方向Yに沿って第2コネクタ60を嵌合することで、第1端子20と第2端子71とを電気的に接続することができる。したがって、第1コネクタ10と第2コネクタ60との接続作業が容易となる。
<変更例>
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・接続端部35は、平板状をなすものに限定されず、他に例えば、円柱状をなすものであってもよい。この場合であっても、絶縁部材40は、接続端部35のうち第2方向Yの一方側を覆うものであればよい。
・絶縁部材40の位置決め部45は省略することもできる。
・絶縁部材40は、接続端部35のうち少なくとも第2方向Yの一方側を覆っていればよく、第2方向Yの他方側の延在部42や連結部43を省略することもできる。
・絶縁部材40は省略することもできる。
・内側壁57及び内頂壁58は省略することもできる。
・外側壁54及び内側壁57における開口の形成位置は、第1方向Zに直交する方向であれば、第1端子20の形状や、第1コネクタ10に対する第2コネクタ60の嵌合方向に応じて適宜変更できる。
・第1コネクタ10は、1つの第1端子20を有するものであってもよいし、3つ以上の第1端子20を有するものであってもよい。この場合、第2コネクタ60の第2端子71の数は、上記第1端子20の数に応じて適宜変更すればよい。
・上記実施形態において、第1収容部501は、平面的に延びる壁を有し、略直方体の内部空間を形成する。しかし、第1収容部501は、これに限定されず、他の形状を有していてもよい。例えば、第1収容部501は、曲面的に延びる壁や凹凸を有する壁を有していてもよい。また、第1収容部501は、略直方体以外の内部空間、例えばドーム状や円筒形状等の種々の形状の内部空間を形成してもよい。
・上記実施形態において、第2収容部502は、平面的に延びる壁を有し、略直方体の内部空間を形成する。しかし、第2収容部502は、これに限定されず、他の形状を有していてもよい。例えば、第2収容部502は、曲面的に延びる壁や凹凸を有する壁を有していてもよい。また、第2収容部502は、略直方体以外の内部空間、例えばドーム状や円筒形状等の種々の形状の内部空間を形成してもよい。
・上記実施形態において、インナーハウジング80は、第1スリット81と第2スリット82とを有している。しかし、インナーハウジング80は、これに限定されず、他の構造を有していてもよい。例えば、インナーハウジング80は、第1スリット81に代えて、第1スリット81と同様の開口方向を有する開口を有していてもよい。また、インナーハウジング80は、第2スリット82に代えて、第2スリット82と同様の開口方向を有する開口を有していてもよい。
・上記実施形態において、アウターハウジング90は、第3スリット91を有している。しかし、アウターハウジング90は、これに限定されず、他の構造を有していてもよい。例えば、アウターハウジング90は、第3スリット91に代えて、第3スリット91と同様の開口方向を有する開口を有していてもよい。
上記実施形態及び変更例から把握できる技術的思想について記載する。
(付記1)
複数の端子と、
前記端子と同数設けられ、前記複数の端子のそれぞれを収容する複数のインナーハウジングと、
前記複数のインナーハウジングを一括して収容するアウターハウジングと、を備え、
前記インナーハウジングは、
前記コネクタの装着方向に交差する一方向である下方に開口する第1開口部と、
第1開口部に連続して設けられ、前記装着方向に開口する第2開口部と、を有し、
前記アウターハウジングは、前記下方に開口する第3開口部と、前記第3開口部と連続して設けられ、前記装着方向に開口する第4開口部と、を有し、
前記第1開口部と前記第3開口部とは、前記下方から見た場合に重なる位置に設けられ、
前記第2開口部と前記第4開口部とは、前記装着方向から見た場合に重なる位置に設けられている、
コネクタ。
例えば、装着方向に交差する一方向に沿って延びる端子を有する相手コネクタに対してコネクタを装着する場合、装着方向にのみ開口するハウジングを有するコネクタや、装着方向に交差する一方向にのみ開口するハウジングを有するコネクタにおいては、これらハウジングに相手コネクタの端子が干渉する。
このコネクタによれば、相手コネクタの端子が装着方向に交差する一方向に沿って延びる場合において、インナーハウジングおよびアウターハウジングの内部に相手コネクタを装着する際に、接続対象である相手コネクタの端子がインナーハウジングおよびアウターハウジングに干渉することを抑制できる。
なお、(付記1)に記載のコネクタは、第2コネクタ60に相当する。また(付記1)に記載の端子は、第2端子71に相当する。
(付記2)
前記インナーハウジングは、
前記下方側に位置する第1壁と、
前記装着方向における先端側に位置する第2壁と、
前記第1開口部として前記第1壁に設けられた第1スリットと、
第2開口部として前記第2壁に設けられた第2スリットと、を有し、
前記第1スリットは、前記装着方向における前記第1壁の先端から前記装着方向に沿って延び、
前記第2スリットは、前記第1スリットから前記一方向に沿って延びる、
付記1に記載のコネクタ。
このコネクタによれば、第1壁と第2壁を有さない場合と比べて、インナーハウジングの強度が向上する。また、第1壁と第2壁を有さない場合と比べて、インナーハウジングの内部への異物混入のリスクを低減できる。また、第1スリットと第2スリットが相手側の端子を内部に導くガイドとして機能する。
(付記3)
前記アウターハウジングは、前記一方向に交差する第3壁と、前記第3開口として前記第3壁に設けられた第3スリットと、を有し、
前記第3スリットは、前記第3壁において前記第1開口部と同数設けられ、前記装着方向における前記第3壁の先端から前記装着方向に沿って延びる、
付記2に記載のコネクタ。
このコネクタによれば、第3壁を有さない場合と比べて、アウターハウジングの強度が向上する。また、第3壁を有さない場合と比べて、アウターハウジングの内部への異物混入のリスクを低減できる。また、第3スリットが相手側の端子を内部に導くガイドとして機能する。
(付記4)
前記インナーハウジングの内部において、前記装着方向及び前記一方向に交差する左右方向から前記端子を挟むように配置されたU字形状の板ばねを備え、
前記板ばねは、前記装着方向と前記下方とに開口するように配置されている、
付記1から付記3のいずれか1つに記載のコネクタ。
このコネクタによれば、相手コネクタの端子が装着方向に交差する一方向に沿って延びる場合において、インナーハウジングおよびアウターハウジングの内部に相手コネクタを装着する際に、接続対象である相手コネクタの端子が板ばねに干渉することを抑制できる。
Db 後方
Dd 下方
Df 前方
Dl 左方
Dr 右方
Du 上方
X 第3方向
Y 第2方向
Z 第1方向
10 第1コネクタ
20 第1端子
30 端子本体
31 基部
32 第1直線部
32a 貫通孔
33 第2直線部
34 第3直線部
35 接続端部
36 係止凹部
40 絶縁部材
41 包囲部
42 延在部
43 連結部
43a 凹部
44 分断部
45 位置決め部
46 係止凸部
50 ハウジング
51 本体部
52 フランジ
53 カラー
54 外側壁
55 外頂壁
56 対向壁
56a 挿通孔
57 内側壁
58 内頂壁
59 段差部
60 第2コネクタ
70 電線
71 第2端子
71a 係合孔
72 膨出部
80 インナーハウジング
80a 係合孔
81 第1スリット
82 第2スリット
90 アウターハウジング
91 第3スリット
100 リテーナ
101 本体部
102 突起
110 板ばね
111 第1弾性片
112 第2弾性片
113 基端部
114 第1開口
115 第2開口
116 第3開口
120 ケース
501 第1収容部
502 第2収容部
801 第1壁
802 第2壁
901 第3壁

Claims (4)

  1. 接続端部を有する第1端子と、
    前記第1端子を覆うハウジングと、を備え、
    前記接続端部の一部は、前記ハウジングの一の壁から第1方向に突出し、
    前記ハウジングは、
    前記一の壁より前記第1方向側において、前記接続端部の一部を収容する第1収容部と、
    前記一の壁より前記第1方向側において、前記接続端部の一部と前記第1収容部とを収容する第2収容部と、を有し、
    前記第1収容部は、前記第1方向に交差する第2方向の一方側に開口し、
    前記第2収容部は、前記第1方向に沿う軸線周りにおいて前記接続端部を覆うとともに前記第2方向の前記一方側に開口する側壁と、前記第1方向における前記接続端部の先端側を覆う頂壁と、を有する、
    コネクタ。
  2. 前記側壁及び頂壁をそれぞれ外側壁及び外頂壁とするとき、
    前記第1収容部は、前記外側壁の内側において前記接続端部を覆う内側壁と、前記外頂壁の内側において前記接続端部を覆う内頂壁と、を有している、
    請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記第1端子は、前記接続端部を有する端子本体と、前記接続端部のうち前記第2方向の前記一方側を覆う絶縁部材と、を備えており、
    前記一の壁は、前記頂壁に対向する対向壁であり、
    前記対向壁は、前記第1方向に沿って前記第1端子が挿通される挿通孔を有し、
    前記絶縁部材は、前記対向壁に係止されることで前記第1方向における前記第1端子の位置決めをする位置決め部を有している、
    請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコネクタである第1コネクタと、
    前記第1コネクタと電気的な接続に用いられる第2コネクタと、を備え、
    前記接続端部は、平板状であり、
    前記接続端部の板厚方向は、前記第1方向と前記第2方向との双方に交差し、
    前記第2コネクタは、前記板厚方向において前記接続端部に接続する第2端子を有する、
    コネクタユニット。
JP2020027842A 2020-02-21 2020-02-21 コネクタ及びコネクタユニット Pending JP2021132001A (ja)

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